JPH0845743A - インダクタ - Google Patents
インダクタInfo
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- JPH0845743A JPH0845743A JP19755894A JP19755894A JPH0845743A JP H0845743 A JPH0845743 A JP H0845743A JP 19755894 A JP19755894 A JP 19755894A JP 19755894 A JP19755894 A JP 19755894A JP H0845743 A JPH0845743 A JP H0845743A
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 薄型で且つ小型で、昇圧回路などに適する高
インダクタンスのインダクタを得る。 【構成】 主コア11と、連結コア12、13は鉄系材
料の積層体により形成されており、プレス工程により打
ち抜き成形することも可能である。主コア11と連結コ
ア12,13は上下に重ねられて面当接され、主コア1
1から連結コア12,13を経る磁路が形成される。主
コア11と連結コア12,13との面当接部にはポリイ
ミドフィルムなどのギャップ材14,15が介装されて
磁気飽和を避けるためのギャップgが形成されている。
主コア11と連結コア12,13は面当接し、シートま
たはフィルム状のギャップ材14,15にてギャップ間
隔が形成されるため、ギャップ距離の設定と調整が容易
である。また高インダクタンスに設定することが可能で
ある。
インダクタンスのインダクタを得る。 【構成】 主コア11と、連結コア12、13は鉄系材
料の積層体により形成されており、プレス工程により打
ち抜き成形することも可能である。主コア11と連結コ
ア12,13は上下に重ねられて面当接され、主コア1
1から連結コア12,13を経る磁路が形成される。主
コア11と連結コア12,13との面当接部にはポリイ
ミドフィルムなどのギャップ材14,15が介装されて
磁気飽和を避けるためのギャップgが形成されている。
主コア11と連結コア12,13は面当接し、シートま
たはフィルム状のギャップ材14,15にてギャップ間
隔が形成されるため、ギャップ距離の設定と調整が容易
である。また高インダクタンスに設定することが可能で
ある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、昇圧回路などに適する
小型で高インダクタンスのインダクタに関する。
小型で高インダクタンスのインダクタに関する。
【0002】
【従来の技術】図10(A)は従来の各種回路に使用さ
れているインダクタを示す斜視図、図10(B)はその
縦断面図である。このインダクタは、フェライトにより
形成されたドラム型のコア1に巻線2が設けられてい
る。コア1は下部と上部にフランジ部1a,1bを有し
ており、このコア1は、筒状のポット3内に収められて
いる。ポット3はコア1と同様にフェライトにより形成
されている。このインダクタでは、巻線2に電流が与え
られたときに、コア1内からポット3内を巡る磁路が形
成される。また、この種のインダクタでは、コア1の下
側のフランジ1aの周囲とポット3の開口部(下端)の
内周面との間に非磁性領域のギャップgが形成されてい
る。このギャップgを設けることにより、前記磁路での
磁気飽和を避け、飽和化磁界を大きくしている。
れているインダクタを示す斜視図、図10(B)はその
縦断面図である。このインダクタは、フェライトにより
形成されたドラム型のコア1に巻線2が設けられてい
る。コア1は下部と上部にフランジ部1a,1bを有し
ており、このコア1は、筒状のポット3内に収められて
いる。ポット3はコア1と同様にフェライトにより形成
されている。このインダクタでは、巻線2に電流が与え
られたときに、コア1内からポット3内を巡る磁路が形
成される。また、この種のインダクタでは、コア1の下
側のフランジ1aの周囲とポット3の開口部(下端)の
内周面との間に非磁性領域のギャップgが形成されてい
る。このギャップgを設けることにより、前記磁路での
磁気飽和を避け、飽和化磁界を大きくしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、図10に示す
従来のインダクタでは、以下の問題点がある。 (1)背の高い構造で、薄型化が困難であるため、薄型
製品の回路に使用しづらい。 (2)コア1およびポット2の形状が複雑であり、これ
らの部材がフェライトにより形成されているために、加
工性が悪く価格の高いものとなる。 (3)磁気飽和がギャップgの間隔に影響されるため
に、製造時にギャップgの間隔を調整する必要がある
が、ギャップgがコア1のフランジ1aの周囲に円筒状
に形成されたものであるため、このギャップgの間隔の
設定および調整が困難である。
従来のインダクタでは、以下の問題点がある。 (1)背の高い構造で、薄型化が困難であるため、薄型
製品の回路に使用しづらい。 (2)コア1およびポット2の形状が複雑であり、これ
らの部材がフェライトにより形成されているために、加
工性が悪く価格の高いものとなる。 (3)磁気飽和がギャップgの間隔に影響されるため
に、製造時にギャップgの間隔を調整する必要がある
が、ギャップgがコア1のフランジ1aの周囲に円筒状
に形成されたものであるため、このギャップgの間隔の
設定および調整が困難である。
【0004】本発明は上記従来の課題を解決するもので
あり、薄型で、加工性が良く、ギャップの調整が容易
で、高いインダクタンスを得ることができるインダクタ
を提供することを目的としている。
あり、薄型で、加工性が良く、ギャップの調整が容易
で、高いインダクタンスを得ることができるインダクタ
を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、巻線が設けら
れた主コアと、主コアの端部間に渡設された連結コアと
を有し、主コアの両端部と連結コアとが重ね合わされて
面当接していることを特徴とするものである。
れた主コアと、主コアの端部間に渡設された連結コアと
を有し、主コアの両端部と連結コアとが重ね合わされて
面当接していることを特徴とするものである。
【0006】上記連結コアは主コアの一方の面にのみ重
なるように設けることが可能であるが、主コアを挟んで
一対設けることが好ましい。
なるように設けることが可能であるが、主コアを挟んで
一対設けることが好ましい。
【0007】上記主コアの平面形状は、例えばL字状ま
たはコの字状である。
たはコの字状である。
【0008】また、主コアと連結コアは鉄系材料の積層
体で形成することが好ましく、この場合に、主コアと連
結コアの表面層どうしが面当接する構造となる。
体で形成することが好ましく、この場合に、主コアと連
結コアの表面層どうしが面当接する構造となる。
【0009】上記において、主コアと連結コアとの間に
非磁性体のギャップ材が介装される構造とすることが好
ましい。このギャップ材は例えばポリイミドなどの樹脂
フィルムまたは樹脂シートである。
非磁性体のギャップ材が介装される構造とすることが好
ましい。このギャップ材は例えばポリイミドなどの樹脂
フィルムまたは樹脂シートである。
【0010】また、主コアの両側に一対の連結コアが設
けられる場合に、巻線の両端部を規制する鍔部に延長部
が一体に設けられ、主コアの無い部分にて、両連結コア
の間に前記延長部が介装されて連結コア間の間隔が保た
れる構造とすることが可能である。
けられる場合に、巻線の両端部を規制する鍔部に延長部
が一体に設けられ、主コアの無い部分にて、両連結コア
の間に前記延長部が介装されて連結コア間の間隔が保た
れる構造とすることが可能である。
【0011】
【作用】上記手段では、主コアが例えば断面が矩形状で
平面的に広がる形状、例えばL字状またはコの字状であ
り、この主コアに巻線が設けられている。そして主コア
の両端部間に連結コアが渡設され、この連結コアは主コ
アの端部に重ねられて面当接され、この面当接部分が磁
気飽和を避けるためのギャップとなる。主コアが平面的
に展開する構造であるために、全体を薄く構成できる。
また、主コアと連結コア、または少なくとも主コアが鉄
系材料の積層体の場合には、前記L字状またはコの字状
の平面形状をプレス加工にて打ち抜き成形することも可
能であり、量産性に優れ低コストで製造できるようにな
る。
平面的に広がる形状、例えばL字状またはコの字状であ
り、この主コアに巻線が設けられている。そして主コア
の両端部間に連結コアが渡設され、この連結コアは主コ
アの端部に重ねられて面当接され、この面当接部分が磁
気飽和を避けるためのギャップとなる。主コアが平面的
に展開する構造であるために、全体を薄く構成できる。
また、主コアと連結コア、または少なくとも主コアが鉄
系材料の積層体の場合には、前記L字状またはコの字状
の平面形状をプレス加工にて打ち抜き成形することも可
能であり、量産性に優れ低コストで製造できるようにな
る。
【0012】主コアの両端部には連結コアが重ねられ、
例えば鉄系材料の積層体の表面層どうしが重ねられて面
当接されたものとなり、この面当接部分にギャップが形
成され、主コアと連結コアを経る磁路の磁気飽和を避け
るようにしている。主コアと連結コアが重ねられて面当
接されているため、主コアと連結コアとの当接状態が安
定し、よってギャップの形成が容易であり、また主コア
と連結コアとの当接面積の調整、および主コアと連結コ
アの間のギャップの間隔の調整が容易である。特に、主
コアと連結コアとの面当接部に、非磁性材料のフィルム
またはシートによるギャップ材を介装すると、このフィ
ルムまたはシートの厚さにより、ギャップの間隔を自由
に設定できる。すなわち主コアと連結コアとを面当接さ
せ、この面当接部に、フィルム状またはシート状のギャ
ップ材を介装することにより、ギャップの設定を非常に
簡単にでき、または個々の製品ごとにギャップの寸法を
統一でき、製品間でのギャップの寸法のばらつきをなく
し、磁気特性を統一できる。
例えば鉄系材料の積層体の表面層どうしが重ねられて面
当接されたものとなり、この面当接部分にギャップが形
成され、主コアと連結コアを経る磁路の磁気飽和を避け
るようにしている。主コアと連結コアが重ねられて面当
接されているため、主コアと連結コアとの当接状態が安
定し、よってギャップの形成が容易であり、また主コア
と連結コアとの当接面積の調整、および主コアと連結コ
アの間のギャップの間隔の調整が容易である。特に、主
コアと連結コアとの面当接部に、非磁性材料のフィルム
またはシートによるギャップ材を介装すると、このフィ
ルムまたはシートの厚さにより、ギャップの間隔を自由
に設定できる。すなわち主コアと連結コアとを面当接さ
せ、この面当接部に、フィルム状またはシート状のギャ
ップ材を介装することにより、ギャップの設定を非常に
簡単にでき、または個々の製品ごとにギャップの寸法を
統一でき、製品間でのギャップの寸法のばらつきをなく
し、磁気特性を統一できる。
【0013】また連結コアを一対設けて、主コアとそれ
ぞれの連結コアとの間にギャップを形成すると、ギャッ
プ調整による磁気特性の設定が容易であり、例えば一方
のギャップの間隔を固定し、他方のギャップを調整する
ことにより、インダクタの磁気特性を調整しやすくな
る。
ぞれの連結コアとの間にギャップを形成すると、ギャッ
プ調整による磁気特性の設定が容易であり、例えば一方
のギャップの間隔を固定し、他方のギャップを調整する
ことにより、インダクタの磁気特性を調整しやすくな
る。
【0014】さらに、一対の連結コアを使用した場合
に、主コアに設けられた巻線の端部を規制する鍔部の延
長部を、連結コア間に介装することにより、連結コアど
うしの間隔を一定に保つことが可能で、連結コアの支持
が安定する。
に、主コアに設けられた巻線の端部を規制する鍔部の延
長部を、連結コア間に介装することにより、連結コアど
うしの間隔を一定に保つことが可能で、連結コアの支持
が安定する。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の第1実施例のインダクタを示す斜
視図、図2はその分解斜視図である。主コア11の断面
は、厚さがt1で幅寸法がw1の矩形状である。また主
コア11の平面形状はL字状である。L字形状の長辺の
寸法をA、短辺の寸法をBで示す。主コア11は鉄系材
料がt1方向へ積層された積層体である。鉄系材料を積
層体とすることにより、うず電流損などによる磁気特性
の劣化を防止している。鉄系材料の一層の厚さは12〜
25μm程度である。鉄系材料としてはパーマロイ(F
e−Ni系合金)、Fe−Si−B系のアモルファス材
料、またはFe−M−B系の微結晶合金(ただしMは、
Zr、Nbなどの金属)で平均結晶粒径が20nm以下
のものが好ましく使用される。
する。図1は本発明の第1実施例のインダクタを示す斜
視図、図2はその分解斜視図である。主コア11の断面
は、厚さがt1で幅寸法がw1の矩形状である。また主
コア11の平面形状はL字状である。L字形状の長辺の
寸法をA、短辺の寸法をBで示す。主コア11は鉄系材
料がt1方向へ積層された積層体である。鉄系材料を積
層体とすることにより、うず電流損などによる磁気特性
の劣化を防止している。鉄系材料の一層の厚さは12〜
25μm程度である。鉄系材料としてはパーマロイ(F
e−Ni系合金)、Fe−Si−B系のアモルファス材
料、またはFe−M−B系の微結晶合金(ただしMは、
Zr、Nbなどの金属)で平均結晶粒径が20nm以下
のものが好ましく使用される。
【0016】主コア11の厚さt1は例えば0.5m
m、幅寸法w1は例えば0.5mm、長辺の寸法Aは例
えば6〜4mm、短辺の寸法Bは例えば4〜2mm程度
である。このように主コア11は、平面的にL字状に延
びる形状であり、また厚さt1が0.5mm程度である
ため、板材からプレス加工で打ち抜き成形することが可
能であり、低コストにて量産が可能である。主コア11
の下側には下部連結コア12が設けられ、上側には上部
連結コア13が設けられている。各連結コア12と13
は、主コア11と同じ鉄系材料の積層体であり、例えば
一層の厚さが12〜25μm程度の、パーマロイ(Fe
−Ni系合金)、Fe−Si−B系のアモルファス材
料、またはFe−M−B系の微結晶合金(ただしMは、
Zr、Nbなどの金属)で平均結晶粒径が20nm以下
のものが好ましく使用される。各連結コア12と13
は、例えば厚さt2が0.25mmで幅寸法w1が例え
ば0.5mmの矩形断面形状のものであり、主コア11
と同様にプレス加工にて打ち抜き成形することが可能で
ある。
m、幅寸法w1は例えば0.5mm、長辺の寸法Aは例
えば6〜4mm、短辺の寸法Bは例えば4〜2mm程度
である。このように主コア11は、平面的にL字状に延
びる形状であり、また厚さt1が0.5mm程度である
ため、板材からプレス加工で打ち抜き成形することが可
能であり、低コストにて量産が可能である。主コア11
の下側には下部連結コア12が設けられ、上側には上部
連結コア13が設けられている。各連結コア12と13
は、主コア11と同じ鉄系材料の積層体であり、例えば
一層の厚さが12〜25μm程度の、パーマロイ(Fe
−Ni系合金)、Fe−Si−B系のアモルファス材
料、またはFe−M−B系の微結晶合金(ただしMは、
Zr、Nbなどの金属)で平均結晶粒径が20nm以下
のものが好ましく使用される。各連結コア12と13
は、例えば厚さt2が0.25mmで幅寸法w1が例え
ば0.5mmの矩形断面形状のものであり、主コア11
と同様にプレス加工にて打ち抜き成形することが可能で
ある。
【0017】連結コア12と13は、平面状に延びた形
状であり、主コア11と同じL形状である。L形状の長
辺の寸法Aは例えば6〜4mm、短辺の寸法Bは例えば
4〜2mm程度である。連結コア12と13は、主コア
11の両端部間を連結するものである。主コア11の両
端部の下面(イ)すなわち主コア11の積層体の下面側
の表層部分は平面であり、下側の連結コア12の両端部
の上面(ロ)すなわち連結コア12の積層体の上面側の
表層部分も平面であり、下面(イ)に上面(ロ)が重ね
られて互いに面当接した状態となっている。同様に主コ
ア11の両端部の上面(ハ)も平面形状で、上側の連結
コア13の両端部の下面(ニ)も平面であり、この下面
(ニ)が上面(ハ)に重ねられて面当接した状態となっ
ている。
状であり、主コア11と同じL形状である。L形状の長
辺の寸法Aは例えば6〜4mm、短辺の寸法Bは例えば
4〜2mm程度である。連結コア12と13は、主コア
11の両端部間を連結するものである。主コア11の両
端部の下面(イ)すなわち主コア11の積層体の下面側
の表層部分は平面であり、下側の連結コア12の両端部
の上面(ロ)すなわち連結コア12の積層体の上面側の
表層部分も平面であり、下面(イ)に上面(ロ)が重ね
られて互いに面当接した状態となっている。同様に主コ
ア11の両端部の上面(ハ)も平面形状で、上側の連結
コア13の両端部の下面(ニ)も平面であり、この下面
(ニ)が上面(ハ)に重ねられて面当接した状態となっ
ている。
【0018】主コア11の両端部の下面(イ)と、連結
コア12の両端部の上面(ロ)との面当接により、ま
た、主コア11の両端部の上面(ハ)と、連結コア13
の両端部の下面(ニ)との面当接により、主コア11と
各連結コア12,13との間にギャップgが形成され
る。このギャップgの間隔(ギャップ長)を設定するた
めに、主コア11と連結コア12との間にギャップ材1
4が必要に応じて介装され、主コア11と連結コア13
との間にギャップ材15が必要に応じて介装される。ギ
ャップ材14と15は、非磁性材料のシートまたはフィ
ルムであり、実施例では、ギャップ材14,15として
ポリイミドフィルムが使用されている。ギャップ材14
と15は、異なる厚さのものから選択されて使用され、
その厚さは例えば12.5μm、25μm、50μmな
どである。そして、主コア11のL字状の長辺部分11
aに巻線16が施されている。巻線は、被覆銅線や、軟
鉄などの被覆導線であり、例えば直径が50μmの軟鉄
の被覆導線が500ターン巻かれたものが使用される。
コア12の両端部の上面(ロ)との面当接により、ま
た、主コア11の両端部の上面(ハ)と、連結コア13
の両端部の下面(ニ)との面当接により、主コア11と
各連結コア12,13との間にギャップgが形成され
る。このギャップgの間隔(ギャップ長)を設定するた
めに、主コア11と連結コア12との間にギャップ材1
4が必要に応じて介装され、主コア11と連結コア13
との間にギャップ材15が必要に応じて介装される。ギ
ャップ材14と15は、非磁性材料のシートまたはフィ
ルムであり、実施例では、ギャップ材14,15として
ポリイミドフィルムが使用されている。ギャップ材14
と15は、異なる厚さのものから選択されて使用され、
その厚さは例えば12.5μm、25μm、50μmな
どである。そして、主コア11のL字状の長辺部分11
aに巻線16が施されている。巻線は、被覆銅線や、軟
鉄などの被覆導線であり、例えば直径が50μmの軟鉄
の被覆導線が500ターン巻かれたものが使用される。
【0019】図1に示すインダクタは、全体の厚さ寸法
Tがほぼ1mm程度の薄型のものであり、また平面形状
の寸法は最大でA×Bが6×4mm程度の小型のもので
ある。よって薄型で小型の製品、例えば腕時計のエレク
トロルミネッセンス駆動用の昇圧チョッパ回路などに適
している。巻線16に通電されたときに発生する磁束の
経路(磁路)は、主コア11から上下の連結コア12,
13を経て主コア11に戻る経路となるが、主コア11
と上下各連結コア12,13との面当接部にギャップg
が形成されることにより、前記磁路での磁気飽和が避け
られ、飽和化磁界を大きくしている。
Tがほぼ1mm程度の薄型のものであり、また平面形状
の寸法は最大でA×Bが6×4mm程度の小型のもので
ある。よって薄型で小型の製品、例えば腕時計のエレク
トロルミネッセンス駆動用の昇圧チョッパ回路などに適
している。巻線16に通電されたときに発生する磁束の
経路(磁路)は、主コア11から上下の連結コア12,
13を経て主コア11に戻る経路となるが、主コア11
と上下各連結コア12,13との面当接部にギャップg
が形成されることにより、前記磁路での磁気飽和が避け
られ、飽和化磁界を大きくしている。
【0020】主コア11および連結コア12,13を、
パーマロイなどの透磁率の高い材料により形成し、また
ギャップgを適正に設けて磁気飽和を避けることによ
り、高いインダクタンスを得ることができ、例えば、A
=6mm、B=4mm、巻線16の巻き数が500ター
ンの場合に、インダクタンスを10mH程度に高めるこ
とが可能である。前述のように、このインダクタは、例
えばエレクトロルミネッセンスを駆動するための昇圧チ
ョッパ回路などに設けられる。エレクトロルミネッセン
スの駆動回路では、100V程度の交流電圧が必要とさ
れるが、上記実施例のインダクタでは100V程度の交
流起電力を誘導することが可能である。この起電力によ
る発生電圧は、連結コアを主コア11の一方にのみ設け
たときと、主コア11の両側に連結コア12,13を設
けたときとで相違し、またそれぞれの場合において、ギ
ャップgの間隔(ギャップ長)をギャップ材14または
15の厚さにより調整することにより相違してくる。
パーマロイなどの透磁率の高い材料により形成し、また
ギャップgを適正に設けて磁気飽和を避けることによ
り、高いインダクタンスを得ることができ、例えば、A
=6mm、B=4mm、巻線16の巻き数が500ター
ンの場合に、インダクタンスを10mH程度に高めるこ
とが可能である。前述のように、このインダクタは、例
えばエレクトロルミネッセンスを駆動するための昇圧チ
ョッパ回路などに設けられる。エレクトロルミネッセン
スの駆動回路では、100V程度の交流電圧が必要とさ
れるが、上記実施例のインダクタでは100V程度の交
流起電力を誘導することが可能である。この起電力によ
る発生電圧は、連結コアを主コア11の一方にのみ設け
たときと、主コア11の両側に連結コア12,13を設
けたときとで相違し、またそれぞれの場合において、ギ
ャップgの間隔(ギャップ長)をギャップ材14または
15の厚さにより調整することにより相違してくる。
【0021】以下の表1と表2は、図1に示すインダク
タにより誘導可能な発生電圧を調べた結果を示してい
る。インダクタの主コア11と連結コア12,13は厚
さ12μmのパーマロイの積層体により形成し、寸法は
t1=0.5mm、t2=0.25mm、w1=0.5
mm、A=6mm、B=4mmとした。巻線16は、直
径が50μmの軟鉄の被覆導線を使用し巻き数を500
ターンとした。表1と表2に示した値は、巻線16に対
し全て同じ条件の交流電流を与え、誘導された電圧の最
大値を測定したものである。まず、連結コア12と13
を設けず、主コア11の両端部が連結されていない状態
で得られた発生電圧を表1の最上欄に示す。このときの
発生電圧は87.2〜88.8Vである。表1の第2欄
から最下欄は、連結コアを1個だけ設けた場合の発生電
圧を示している。ギャップ長「0」は、主コア11と1
個の連結コア12との間にギャップ材14を介装しない
場合を示し、ギャップ長の「12.5」「25」「5
0」は、それぞれ厚さが12.5μm、25μm、50
μmのギャップ材14を介装させた場合を示している。
発生電圧が最大となるのは、ギャップ材を介装しない場
合で、その最大値は96.8Vである。
タにより誘導可能な発生電圧を調べた結果を示してい
る。インダクタの主コア11と連結コア12,13は厚
さ12μmのパーマロイの積層体により形成し、寸法は
t1=0.5mm、t2=0.25mm、w1=0.5
mm、A=6mm、B=4mmとした。巻線16は、直
径が50μmの軟鉄の被覆導線を使用し巻き数を500
ターンとした。表1と表2に示した値は、巻線16に対
し全て同じ条件の交流電流を与え、誘導された電圧の最
大値を測定したものである。まず、連結コア12と13
を設けず、主コア11の両端部が連結されていない状態
で得られた発生電圧を表1の最上欄に示す。このときの
発生電圧は87.2〜88.8Vである。表1の第2欄
から最下欄は、連結コアを1個だけ設けた場合の発生電
圧を示している。ギャップ長「0」は、主コア11と1
個の連結コア12との間にギャップ材14を介装しない
場合を示し、ギャップ長の「12.5」「25」「5
0」は、それぞれ厚さが12.5μm、25μm、50
μmのギャップ材14を介装させた場合を示している。
発生電圧が最大となるのは、ギャップ材を介装しない場
合で、その最大値は96.8Vである。
【0022】
【表1】
【0023】次に表2は、主コア11の上下両側に連結
コア12と13を設けた場合に誘導される電圧を示して
いる。測定は、一方の連結コア12と主コア11との間
にギャップ材14を介装しない場合(ギャップ長(1)
が「0」)、一方の連結コア12と主コア11との間に
厚さ12.5μmのギャップ材14を介在させた場合
(ギャップ長(1)が「12.5」)、一方の連結コア
12と主コア11との間に厚さ25μmのギャップ材1
4を介装した場合(ギャップ長(1)が「25」)のそ
れぞれにおいて行った。このそれぞれの場合において、
他方の連結コア13と主コア11との間にギャップ材1
5を介装させないとき(ギャップ長(2)が「0」)、
厚さ12.5μmのギャップ材15を介在させたとき
(ギャップ長(2)が「12.5」)、厚さ25μmの
ギャップ材15を介在させたとき(ギャップ長(2)が
「25」)、および厚さ50μmのギャップ材15を介
在させたとき(ギャップ長(2)が「50」)のそれぞ
れにおいて誘導された電圧の最大値を測定した。
コア12と13を設けた場合に誘導される電圧を示して
いる。測定は、一方の連結コア12と主コア11との間
にギャップ材14を介装しない場合(ギャップ長(1)
が「0」)、一方の連結コア12と主コア11との間に
厚さ12.5μmのギャップ材14を介在させた場合
(ギャップ長(1)が「12.5」)、一方の連結コア
12と主コア11との間に厚さ25μmのギャップ材1
4を介装した場合(ギャップ長(1)が「25」)のそ
れぞれにおいて行った。このそれぞれの場合において、
他方の連結コア13と主コア11との間にギャップ材1
5を介装させないとき(ギャップ長(2)が「0」)、
厚さ12.5μmのギャップ材15を介在させたとき
(ギャップ長(2)が「12.5」)、厚さ25μmの
ギャップ材15を介在させたとき(ギャップ長(2)が
「25」)、および厚さ50μmのギャップ材15を介
在させたとき(ギャップ長(2)が「50」)のそれぞ
れにおいて誘導された電圧の最大値を測定した。
【0024】
【表2】
【0025】表1と表2とを対比させると、まず、表1
から主コア11に連結コアを全く設けない場合よりも、
1個の連結コアを設けた場合の方が発生電圧が高いのが
解る。また表2から、主コア11の両側に一対の連結コ
ア12と13を設けることにより、発生電圧がさらに高
くなることが解る。
から主コア11に連結コアを全く設けない場合よりも、
1個の連結コアを設けた場合の方が発生電圧が高いのが
解る。また表2から、主コア11の両側に一対の連結コ
ア12と13を設けることにより、発生電圧がさらに高
くなることが解る。
【0026】表1において、一方の連結コアのみを設け
た場合には、ギャップgの間隔によって発生電圧が変動
することが解り、ギャップ材を設けないときに発生電圧
が最も高くなる。表2においても、主コア11の両側に
連結コア12と13を設けた場合に、主コア11の両側
のギャップgの間隔が変わることにより発生電圧が変動
することが解る。また表2では、一方のギャップにギャ
ップ材を介装しない場合(最左欄)と、一方のギャップ
に厚さ12.5μmのギャップ材を介在させたとき(中
欄)に、発生電圧が高くなり、100Vを越えているこ
とが解る。また表2の最左欄および中欄では、一方のギ
ャップの間隔を0や12.5μmに固定し、他方のギャ
ップ材の厚さを変えることにより、発生電圧の調整(イ
ンダクタンスの調整)をある程度広い範囲で行うことが
できることが示されている。なお、表1と表2におい
て、ギャップ長が「0」と記載されているのは、主コア
と連結コアとの面当接部のギャップが完全に無くなるこ
とを意味しているのではなく、ギャップ材を介装せず、
主コアと連結コアとの表面の粗さに起因した最小限のギ
ャップ間隔(ギャップ長)となることを意味している。
た場合には、ギャップgの間隔によって発生電圧が変動
することが解り、ギャップ材を設けないときに発生電圧
が最も高くなる。表2においても、主コア11の両側に
連結コア12と13を設けた場合に、主コア11の両側
のギャップgの間隔が変わることにより発生電圧が変動
することが解る。また表2では、一方のギャップにギャ
ップ材を介装しない場合(最左欄)と、一方のギャップ
に厚さ12.5μmのギャップ材を介在させたとき(中
欄)に、発生電圧が高くなり、100Vを越えているこ
とが解る。また表2の最左欄および中欄では、一方のギ
ャップの間隔を0や12.5μmに固定し、他方のギャ
ップ材の厚さを変えることにより、発生電圧の調整(イ
ンダクタンスの調整)をある程度広い範囲で行うことが
できることが示されている。なお、表1と表2におい
て、ギャップ長が「0」と記載されているのは、主コア
と連結コアとの面当接部のギャップが完全に無くなるこ
とを意味しているのではなく、ギャップ材を介装せず、
主コアと連結コアとの表面の粗さに起因した最小限のギ
ャップ間隔(ギャップ長)となることを意味している。
【0027】以上から、主コア11の両端部を連結する
1個以上の連結コアを設けることにより高いインダクタ
ンスが得られ、自己誘導による発生電圧が高くなること
が解り、さらに主コア11の両側に連結コア12と13
を設けることにより、さらに高いインダクタンスが得ら
れて発生電圧を高くできることが解る。しかも、主コア
11の両側に連結コア12と13を設けた場合には、一
方の連結コアと主コア11との間のギャップの間隔を固
定しておき、他方の連結コアと主コア11との間のギャ
ップ材の厚さを変えることにより、インダクタンスおよ
び自己誘導による発生電圧をある程度広い範囲で調整す
ることが可能になる。一方の連結コアと主コア11との
ギャップの間隔を固定する場合、主コア11と連結コア
の間にギャップ材を介装させず、または12.5μm程
度のギャップ材を介装することが好ましい。
1個以上の連結コアを設けることにより高いインダクタ
ンスが得られ、自己誘導による発生電圧が高くなること
が解り、さらに主コア11の両側に連結コア12と13
を設けることにより、さらに高いインダクタンスが得ら
れて発生電圧を高くできることが解る。しかも、主コア
11の両側に連結コア12と13を設けた場合には、一
方の連結コアと主コア11との間のギャップの間隔を固
定しておき、他方の連結コアと主コア11との間のギャ
ップ材の厚さを変えることにより、インダクタンスおよ
び自己誘導による発生電圧をある程度広い範囲で調整す
ることが可能になる。一方の連結コアと主コア11との
ギャップの間隔を固定する場合、主コア11と連結コア
の間にギャップ材を介装させず、または12.5μm程
度のギャップ材を介装することが好ましい。
【0028】図3は本発明のインダクタの第2実施例を
示す斜視図、図4はこのインダクタに用いられる主コア
を示す斜視図である。図3に示すインダクタは、図1に
示したのと同じ構造であり、主コア11、連結コア1
2,13、ギャップ材14,15および巻線16を有す
るものであり、これらの各部品の材質や寸法などは、図
1と図2に示した実施例と同じである。ただしこの第2
実施例では、図4に示すように、主コア11の長辺部分
11aに一対の鍔部材17,18が間隔を開けて嵌着さ
れている。両鍔部材17,18には、それぞれ主コア1
1の断面と一致する矩形穴17a,18aが形成され、
またこの矩形穴17a,18aと連続する切欠き17
b,18bが形成されている。鍔部材17,18はやや
弾性を有する非磁性材料により形成されており、切欠き
17b,18bの部分を長辺部分11aに対して通過さ
せることにより、両鍔部材17と18を主コア11に嵌
着させることが可能である。
示す斜視図、図4はこのインダクタに用いられる主コア
を示す斜視図である。図3に示すインダクタは、図1に
示したのと同じ構造であり、主コア11、連結コア1
2,13、ギャップ材14,15および巻線16を有す
るものであり、これらの各部品の材質や寸法などは、図
1と図2に示した実施例と同じである。ただしこの第2
実施例では、図4に示すように、主コア11の長辺部分
11aに一対の鍔部材17,18が間隔を開けて嵌着さ
れている。両鍔部材17,18には、それぞれ主コア1
1の断面と一致する矩形穴17a,18aが形成され、
またこの矩形穴17a,18aと連続する切欠き17
b,18bが形成されている。鍔部材17,18はやや
弾性を有する非磁性材料により形成されており、切欠き
17b,18bの部分を長辺部分11aに対して通過さ
せることにより、両鍔部材17と18を主コア11に嵌
着させることが可能である。
【0029】鍔部材17と18は、巻線16が形成され
る前の工程で、主コア11に嵌着される。その後に鍔部
材17と18の間に線材が巻かれて巻線16が形成され
る。一方の鍔部材17が設けられることにより、主コア
11の角部(ホ)にて巻き付け中の線材が損傷しまたは
切断されるのが防止される。また他方の鍔部材18を設
けることにより、巻線16の巻き崩れを防止できる。ま
た、鍔部材17と18は、主コア11の長辺部分11a
に嵌着することにより取付けできるので、組立作業も簡
単である。
る前の工程で、主コア11に嵌着される。その後に鍔部
材17と18の間に線材が巻かれて巻線16が形成され
る。一方の鍔部材17が設けられることにより、主コア
11の角部(ホ)にて巻き付け中の線材が損傷しまたは
切断されるのが防止される。また他方の鍔部材18を設
けることにより、巻線16の巻き崩れを防止できる。ま
た、鍔部材17と18は、主コア11の長辺部分11a
に嵌着することにより取付けできるので、組立作業も簡
単である。
【0030】図5は本発明の第3実施例のインダクタの
斜視図、図6はその分解斜視図である。この実施例のイ
ンダクタを構成する主コア11、連結コア12,13、
ギャップ材14,15は、図1と図2および図3と図4
にそれぞれ示した実施例と同じ材質により同じ形状に形
成されたものである。第3実施例では、ボビン21が設
けられている。このボビン21は非磁性材料により形成
されているものであり、胴部21aに巻線16が形成さ
れている。胴部21aの中心には、主コア11の断面と
同じ形状の矩形穴21bが穿設されており、この矩形穴
21b内に主コア11の長辺部分11aが挿入され、こ
れにより巻線16が主コア11に設けられる。
斜視図、図6はその分解斜視図である。この実施例のイ
ンダクタを構成する主コア11、連結コア12,13、
ギャップ材14,15は、図1と図2および図3と図4
にそれぞれ示した実施例と同じ材質により同じ形状に形
成されたものである。第3実施例では、ボビン21が設
けられている。このボビン21は非磁性材料により形成
されているものであり、胴部21aに巻線16が形成さ
れている。胴部21aの中心には、主コア11の断面と
同じ形状の矩形穴21bが穿設されており、この矩形穴
21b内に主コア11の長辺部分11aが挿入され、こ
れにより巻線16が主コア11に設けられる。
【0031】ボビン21の両側部分には鍔部21cと2
1dが形成されており、巻線16はこの鍔部21cと2
1dの間に巻かれる。鍔部21cと21dには延長部2
1eと21fが一体に形成されている。図5に示すよう
に、インダクタが組立てられた状態では、延長部21e
と21fが、上下の連結コア12と13の間(ギャップ
材14,15が設けられる場合には、両ギャップ材14
と15の間)に介在し、延長部21eと21fとによ
り、上下の連結コア12と13の中間部(主コアの無い
部分)が支持されている。
1dが形成されており、巻線16はこの鍔部21cと2
1dの間に巻かれる。鍔部21cと21dには延長部2
1eと21fが一体に形成されている。図5に示すよう
に、インダクタが組立てられた状態では、延長部21e
と21fが、上下の連結コア12と13の間(ギャップ
材14,15が設けられる場合には、両ギャップ材14
と15の間)に介在し、延長部21eと21fとによ
り、上下の連結コア12と13の中間部(主コアの無い
部分)が支持されている。
【0032】主コア11が平面L字状で、各連結コア1
2と13が平面L字状の場合には、主コア11の両端部
にのみ接合される連結コア12,13の支持状態が不安
定であるが、図5に示すように、連結コア12と13の
中央部分の主コアの無い部分が延長部21e,21fに
より支えられることにより、連結コア12と13の支持
状態が安定する。またこの安定のための延長部21e,
21fがボビン21と一体に形成されることにより、部
品数が極端に増加することがない。なお、図3と図4に
示す実施例において、鍔部材17と18と一体に延長部
を設け、この延長部により、連結コア12と13の中央
部を支持する構造としてもよい。また、連結コア12,
13と主コア31が強固に接着されている場合は、ボビ
ン21に延長部21e,21fを設けなくても良い。
2と13が平面L字状の場合には、主コア11の両端部
にのみ接合される連結コア12,13の支持状態が不安
定であるが、図5に示すように、連結コア12と13の
中央部分の主コアの無い部分が延長部21e,21fに
より支えられることにより、連結コア12と13の支持
状態が安定する。またこの安定のための延長部21e,
21fがボビン21と一体に形成されることにより、部
品数が極端に増加することがない。なお、図3と図4に
示す実施例において、鍔部材17と18と一体に延長部
を設け、この延長部により、連結コア12と13の中央
部を支持する構造としてもよい。また、連結コア12,
13と主コア31が強固に接着されている場合は、ボビ
ン21に延長部21e,21fを設けなくても良い。
【0033】図7は本発明のインダクタの第4実施例を
示す斜視図、図8はその分解斜視図である。このインダ
クタでは、主コア31の平面形状がコの字またはUの字
形状となっている。この主コア31は、図1と図2に示
した実施例の主コア11と同じ鉄系材料の積層体により
形成され、厚さ寸法t1と幅寸法w1は図1と図2に示
すものと同じであり、例えばそれぞれ0.5mmであ
る。主コア31は、図2に示す主コア11に対し(へ)
で示す部分が延長された形状である。また主コア31の
長辺の寸法Aと短辺の寸法Bは図1と図2に示した主コ
アの各寸法に相当している。
示す斜視図、図8はその分解斜視図である。このインダ
クタでは、主コア31の平面形状がコの字またはUの字
形状となっている。この主コア31は、図1と図2に示
した実施例の主コア11と同じ鉄系材料の積層体により
形成され、厚さ寸法t1と幅寸法w1は図1と図2に示
すものと同じであり、例えばそれぞれ0.5mmであ
る。主コア31は、図2に示す主コア11に対し(へ)
で示す部分が延長された形状である。また主コア31の
長辺の寸法Aと短辺の寸法Bは図1と図2に示した主コ
アの各寸法に相当している。
【0034】図7と図8の実施例での連結コア12,1
3は、図1と図2に示したものと同じであり、厚さt2
が例えば0.25mm、幅寸法w1が例えば0.5mm
で、平面形状がL字形状である。またギャップ材14と
15は、厚さ12.5μm、25μmまたは50μmな
どのポリイミドフィルムなどにより形成されている。図
7に示すように組立てられたインダクタでは、連結コア
12と13の短辺側端部の(ト)の部分が、主コア31
の長辺側の端部の(チ)の部分に重ねられるが、連結コ
ア12と13の長辺部分は、主コア31の(へ)の部分
の上下面に重ねられる。そしてこの(へ)の重ね部分が
全面的にギャップgとなり、ギャップ材14および/ま
たは15が介装される場合には、(へ)の部分全面に設
けられる。
3は、図1と図2に示したものと同じであり、厚さt2
が例えば0.25mm、幅寸法w1が例えば0.5mm
で、平面形状がL字形状である。またギャップ材14と
15は、厚さ12.5μm、25μmまたは50μmな
どのポリイミドフィルムなどにより形成されている。図
7に示すように組立てられたインダクタでは、連結コア
12と13の短辺側端部の(ト)の部分が、主コア31
の長辺側の端部の(チ)の部分に重ねられるが、連結コ
ア12と13の長辺部分は、主コア31の(へ)の部分
の上下面に重ねられる。そしてこの(へ)の重ね部分が
全面的にギャップgとなり、ギャップ材14および/ま
たは15が介装される場合には、(へ)の部分全面に設
けられる。
【0035】この実施例では、図7に示すように、連結
コア12と13の長辺部分が主コア31の(へ)の部分
に重ねられているため、連結コア12と13の支持が安
定する。また、(へ)の部分にて、主コア31と連結コ
ア12,13とが広い面積で面接合されてギャップgが
形成されている。したがって、ギャップ材により所定の
ギャップ間隔(ギャップ長)が形成された場合に、例え
ば主コア31と連結コア12または13とが平面にて位
置ずれを生じたとしても、対向面積が広いために平面的
な位置ずれに起因するインダクタンスなどの誤差が小さ
くなる。したがって、組立作業が若干ラフになっても、
インダクタの特性の均一化を図ることができる。なお、
図7と図8の実施例において、連結コア12と13のい
ずれか一方のみ設けたものであってもよい。
コア12と13の長辺部分が主コア31の(へ)の部分
に重ねられているため、連結コア12と13の支持が安
定する。また、(へ)の部分にて、主コア31と連結コ
ア12,13とが広い面積で面接合されてギャップgが
形成されている。したがって、ギャップ材により所定の
ギャップ間隔(ギャップ長)が形成された場合に、例え
ば主コア31と連結コア12または13とが平面にて位
置ずれを生じたとしても、対向面積が広いために平面的
な位置ずれに起因するインダクタンスなどの誤差が小さ
くなる。したがって、組立作業が若干ラフになっても、
インダクタの特性の均一化を図ることができる。なお、
図7と図8の実施例において、連結コア12と13のい
ずれか一方のみ設けたものであってもよい。
【0036】図9は本発明の第5実施例のインダクタを
示す斜視図である。このインダクタでは、鉄系材料の積
層体などにより主コア32がコの字状に形成され、その
連結部32aに巻線16が設けられている。そして、主
コア32の両開放端の上下に、I形状の連結コア33と
34が面接合され、必要に応じて、主コア32と各連結
コア33,34の間にポリイミドフィルムなどの所定厚
さのギャップ材35と36が介装されたものである。
示す斜視図である。このインダクタでは、鉄系材料の積
層体などにより主コア32がコの字状に形成され、その
連結部32aに巻線16が設けられている。そして、主
コア32の両開放端の上下に、I形状の連結コア33と
34が面接合され、必要に応じて、主コア32と各連結
コア33,34の間にポリイミドフィルムなどの所定厚
さのギャップ材35と36が介装されたものである。
【0037】図9に示す実施例では、連結コア33と3
4を小寸法にでき、全体の小型化が可能である。ただ
し、巻線16が主コア32の連結部32aに設けられて
いるために、巻線が設けられたボビンを主コアに簡単に
挿通させて取付けることはできない。巻線が巻かれたボ
ビンを簡単に取付けることができるためには、図6に示
すように主コアをL字状とすることが好ましい。また、
上記各実施例では、主コアにひとつの巻線16が設けら
れた自己誘導型のものとなっているが、巻線として1次
側と2次側の双方を設けて、相互誘導型のインダクタを
構成してもよい。
4を小寸法にでき、全体の小型化が可能である。ただ
し、巻線16が主コア32の連結部32aに設けられて
いるために、巻線が設けられたボビンを主コアに簡単に
挿通させて取付けることはできない。巻線が巻かれたボ
ビンを簡単に取付けることができるためには、図6に示
すように主コアをL字状とすることが好ましい。また、
上記各実施例では、主コアにひとつの巻線16が設けら
れた自己誘導型のものとなっているが、巻線として1次
側と2次側の双方を設けて、相互誘導型のインダクタを
構成してもよい。
【0038】
【発明の効果】以上のように本発明のインダクタでは、
L字状やコの字状の主コアに連結コアが面当接して重ね
られた構造であるため、薄型で且つ小型でしかも高いイ
ンダクタンスを得ることができる。
L字状やコの字状の主コアに連結コアが面当接して重ね
られた構造であるため、薄型で且つ小型でしかも高いイ
ンダクタンスを得ることができる。
【0039】主コアと連結コアを鉄系材料の積層体によ
り構成することにより、プレス加工などによる打ち抜き
成形が可能であり、低コストにて量産性の高いものにで
きる。
り構成することにより、プレス加工などによる打ち抜き
成形が可能であり、低コストにて量産性の高いものにで
きる。
【0040】主コアと連結コアが面当接してギャップが
形成されているために、ギャップの面積と間隔の設定と
調整が容易であり、例えばシートまたはフィルム状のギ
ャップ材を使用することにより、主コアと連結コアとの
間のギャップ間隔を高精度に設定できるようになる。
形成されているために、ギャップの面積と間隔の設定と
調整が容易であり、例えばシートまたはフィルム状のギ
ャップ材を使用することにより、主コアと連結コアとの
間のギャップ間隔を高精度に設定できるようになる。
【0041】さらに、巻線の両端を規制する鍔部から延
長部を設け、この延長部にて両連結コア間を支持する構
造とすれば、連結コアの間隔を高精度に保ち且つ連結コ
アの支持を安定させることができる。
長部を設け、この延長部にて両連結コア間を支持する構
造とすれば、連結コアの間隔を高精度に保ち且つ連結コ
アの支持を安定させることができる。
【図1】本発明のインダクタの第1実施例を示す斜視
図、
図、
【図2】図1に示すインダクタの分解斜視図、
【図3】本発明の第2実施例のインダクタを示す斜視
図、
図、
【図4】図3に示すインダクタの主コアと鍔部材を示す
斜視図、
斜視図、
【図5】本発明のインダクタの第3実施例を示す斜視
図、
図、
【図6】図5に示すインダクタの分解斜視図、
【図7】本発明のインダクタの第4実施例を示す斜視
図、
図、
【図8】図7に示すインダクタの分解斜視図、
【図9】本発明のインダクタの第5実施例を示す斜視
図、
図、
【図10】(A)は従来のインダクタの斜視図、(B)
は従来のインダクタの縦断面図、
は従来のインダクタの縦断面図、
11,31,32 主コア 12,13,33,34 連結コア 14,15,35,36 ギャップ材 16 巻線 17,18 鍔部材 21 ボビン 21c,21d 鍔部 21e,21f 延長部
Claims (6)
- 【請求項1】 巻線が設けられた主コアと、主コアの端
部間に渡設された連結コアとを有し、主コアの両端部と
連結コアとが重ね合わされて面当接していることを特徴
とするインダクタ。 - 【請求項2】 連結コアは、主コアを挟んで一対設けら
れている請求項1記載のインダクタ。 - 【請求項3】 主コアは平面形状がL字状またはコの字
状である請求項1または2記載のインダクタ。 - 【請求項4】 主コアと連結コアは、鉄系材料の積層体
であり、主コアと連結コアの表面層どうしが面当接して
いる請求項1ないし3のいずれかに記載のインダクタ。 - 【請求項5】 主コアと連結コアとの間に非磁性体のギ
ャップ材が介装されている請求項1ないし4のいずれか
に記載のインダクタ。 - 【請求項6】 巻線の両端部を規制する鍔部に延長部が
一体に設けられ、主コアの無い部分にて、両連結コアの
間に前記延長部が介装されて連結コア間の間隔が保たれ
ている請求項2記載のインダクタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19755894A JPH0845743A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | インダクタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19755894A JPH0845743A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | インダクタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0845743A true JPH0845743A (ja) | 1996-02-16 |
Family
ID=16376499
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19755894A Pending JPH0845743A (ja) | 1994-07-28 | 1994-07-28 | インダクタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0845743A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007080993A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Sumida Corporation | インダクタおよびその製造方法 |
| JP2021150610A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 東芝産業機器システム株式会社 | 変流器、変流器用の鉄心 |
-
1994
- 1994-07-28 JP JP19755894A patent/JPH0845743A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007080993A (ja) * | 2005-09-13 | 2007-03-29 | Sumida Corporation | インダクタおよびその製造方法 |
| JP2021150610A (ja) * | 2020-03-23 | 2021-09-27 | 東芝産業機器システム株式会社 | 変流器、変流器用の鉄心 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010522 |