JPH0847442A - パイプ等のグリップ機構およびそれを用いたパイプ連結装置 - Google Patents
パイプ等のグリップ機構およびそれを用いたパイプ連結装置Info
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- JPH0847442A JPH0847442A JP12906095A JP12906095A JPH0847442A JP H0847442 A JPH0847442 A JP H0847442A JP 12906095 A JP12906095 A JP 12906095A JP 12906095 A JP12906095 A JP 12906095A JP H0847442 A JPH0847442 A JP H0847442A
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Landscapes
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- Holders For Apparel And Elements Relating To Apparel (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 長期間ロック状態を続けてもロック解除が簡
単で、しかもロックおよびロック解除がワンタッチでで
きるグリップ機構を提供する。 【構成】 基部2に一体に設けられた合成樹脂製の薄肉
の筒状の支持部3と、その支持部の外周に嵌着される締
め具4とからなる。前記支持部3は取りつけようとする
パイプPの外径と同一の内径を有し、かつ開口端5から
縦方向に延びる縦スリット6と、その縦スリット6の端
部から円周方向に延びる横スリット7とが形成されてい
る。さらにL字状スリット6、7で区切られた変形部8
の外面にはテーパー面10が形成されている。前記締め
具4には、変形部8を半径方向内向きに変形させるため
の縦突条12が設けられている。
単で、しかもロックおよびロック解除がワンタッチでで
きるグリップ機構を提供する。 【構成】 基部2に一体に設けられた合成樹脂製の薄肉
の筒状の支持部3と、その支持部の外周に嵌着される締
め具4とからなる。前記支持部3は取りつけようとする
パイプPの外径と同一の内径を有し、かつ開口端5から
縦方向に延びる縦スリット6と、その縦スリット6の端
部から円周方向に延びる横スリット7とが形成されてい
る。さらにL字状スリット6、7で区切られた変形部8
の外面にはテーパー面10が形成されている。前記締め
具4には、変形部8を半径方向内向きに変形させるため
の縦突条12が設けられている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はパイプ等のグリップ機
構、グリップ装置、パイプ等の連結装置、伸縮二重パイ
プ構造およびそれらを用いた組み立て式パイプ家具に関
する。
構、グリップ装置、パイプ等の連結装置、伸縮二重パイ
プ構造およびそれらを用いた組み立て式パイプ家具に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、ハンガー掛け等の組立家具におい
ては、梱包容積を小さくするため、および組立作業を容
易にするため、パイプと他の部材とをグリップ機構を備
えたジョイントで着脱自在に連結したり、そのグリップ
機構を両端に有するジョイントで2本のパイプを伸縮自
在に結合した伸縮二重パイプを採用することが行われて
いる。そのようなジョイントでは、図15に示すよう
に、相手部材101に合成樹脂製の短管102を設け、
その短管102の開口部側に十文字状にスリット103
を形成して4つ割りにすると共に、短管102の基部に
雄ネジ104を形成し、さらに短管101の先端側を、
先端に向かって細くなるテーパ面を有する薄肉のコレッ
ト105としている。そして短管102内にパイプ10
6を挿入した状態で、前記雄ネジ104と螺合する雌ね
じ107およびコレット105の表面と嵌合するテーパ
面108を備えた締めつけナット109を短管102上
に締めつけて、コレット内面を縮径させ、パイプ106
を相手部材101に結合するようにしている。また図1
6に示すジョイント110は両端に内径が異なる一対の
短管102a、102b(図15と同じもの)を設け、
それぞれ対応する2個の締めつけナット109a、10
9bによって2本のパイプ106a、106bを任意の
伸縮状態で連結するものである。
ては、梱包容積を小さくするため、および組立作業を容
易にするため、パイプと他の部材とをグリップ機構を備
えたジョイントで着脱自在に連結したり、そのグリップ
機構を両端に有するジョイントで2本のパイプを伸縮自
在に結合した伸縮二重パイプを採用することが行われて
いる。そのようなジョイントでは、図15に示すよう
に、相手部材101に合成樹脂製の短管102を設け、
その短管102の開口部側に十文字状にスリット103
を形成して4つ割りにすると共に、短管102の基部に
雄ネジ104を形成し、さらに短管101の先端側を、
先端に向かって細くなるテーパ面を有する薄肉のコレッ
ト105としている。そして短管102内にパイプ10
6を挿入した状態で、前記雄ネジ104と螺合する雌ね
じ107およびコレット105の表面と嵌合するテーパ
面108を備えた締めつけナット109を短管102上
に締めつけて、コレット内面を縮径させ、パイプ106
を相手部材101に結合するようにしている。また図1
6に示すジョイント110は両端に内径が異なる一対の
短管102a、102b(図15と同じもの)を設け、
それぞれ対応する2個の締めつけナット109a、10
9bによって2本のパイプ106a、106bを任意の
伸縮状態で連結するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記コレットを採用し
たパイプのグリップ機構は、ナットの回転と共に強い把
持力をうることができる反面、一旦連結したジョイント
のグリップをロック解除するとき、たとえば出荷の時に
2本のパイプを縮めた状態でロックしたものを消費者が
組立のためにパイプを伸長させるべくロック解除すると
き、あるいは一旦組み立てた家具を分解したりあるいは
高さ調節などをするためにロック解除するときに、コレ
ットなどに経時変化が生じており、そのため固く締まっ
たナット109を緩めることができない場合がある。こ
のような問題に対処するべく、たとえばナット109の
軸方向の移動を妨げるストッパを短管102に設けてナ
ットの締め込み力を制限することも考えられるが、そう
すると製品の仕上がり精度のバラツキにより、固くロッ
クすることができない場合がある。また前記従来のグリ
ップ機構は、ナットを何回も回転させなければしっかり
した把持力をうることができないので、組み立て分解作
業がやっかいである。
たパイプのグリップ機構は、ナットの回転と共に強い把
持力をうることができる反面、一旦連結したジョイント
のグリップをロック解除するとき、たとえば出荷の時に
2本のパイプを縮めた状態でロックしたものを消費者が
組立のためにパイプを伸長させるべくロック解除すると
き、あるいは一旦組み立てた家具を分解したりあるいは
高さ調節などをするためにロック解除するときに、コレ
ットなどに経時変化が生じており、そのため固く締まっ
たナット109を緩めることができない場合がある。こ
のような問題に対処するべく、たとえばナット109の
軸方向の移動を妨げるストッパを短管102に設けてナ
ットの締め込み力を制限することも考えられるが、そう
すると製品の仕上がり精度のバラツキにより、固くロッ
クすることができない場合がある。また前記従来のグリ
ップ機構は、ナットを何回も回転させなければしっかり
した把持力をうることができないので、組み立て分解作
業がやっかいである。
【0004】本発明は前記従来のグリップ機構の問題を
解消し、適切なグリップないしロック作用を維持しなが
ら、組立後に長期間経過しても簡単にロック解除するこ
とができ、さらに組み立て分解作業が簡単で取り扱いが
容易なグリップ機構、グリップ装置、パイプ等の連結装
置、伸縮二重パイプ構造および組み立て式のパイプ家具
を提供することを技術課題とするものである。
解消し、適切なグリップないしロック作用を維持しなが
ら、組立後に長期間経過しても簡単にロック解除するこ
とができ、さらに組み立て分解作業が簡単で取り扱いが
容易なグリップ機構、グリップ装置、パイプ等の連結装
置、伸縮二重パイプ構造および組み立て式のパイプ家具
を提供することを技術課題とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のパイプ等のグリ
ップ機構は、取り付けようとするパイプ等を収容する内
径を備えると共に、その基端が相手部材に固定される弾
力性を有する円筒状の支持部と、その支持部の外周に嵌
合する短管状の締め具とからなり、前記支持部に、自由
端から軸心と平行方向に基部近辺まで延びる縦スリット
と、その縦スリットの基端側の端部から連続して円周方
向に延びる横スリットとが形成されており、前記締め具
の内面に、支持部のうち、縦スリットと横スリットとで
区画される矩形状の変形部を半径方向内側に押しつける
ための突起が形成されていることを特徴としている。前
記縦スリットおよび横スリットの組は1組でもよいが、
2組または3組など、複数組設けてもよい。
ップ機構は、取り付けようとするパイプ等を収容する内
径を備えると共に、その基端が相手部材に固定される弾
力性を有する円筒状の支持部と、その支持部の外周に嵌
合する短管状の締め具とからなり、前記支持部に、自由
端から軸心と平行方向に基部近辺まで延びる縦スリット
と、その縦スリットの基端側の端部から連続して円周方
向に延びる横スリットとが形成されており、前記締め具
の内面に、支持部のうち、縦スリットと横スリットとで
区画される矩形状の変形部を半径方向内側に押しつける
ための突起が形成されていることを特徴としている。前
記縦スリットおよび横スリットの組は1組でもよいが、
2組または3組など、複数組設けてもよい。
【0006】前記締め具内面の突起は、支持部の縦スリ
ットと嵌合すると共に、変形部の縁部に乗り上げうる突
条とすることができる。前記変形部の外面または突起の
内面のうちいずれか一方または両方に、締め具を変形部
の根元側に回転させるに従って変形部を内向きに押すテ
ーパ面が形成されているものが好ましい。さらに前記締
め具の内面に、横スリット内を遊動する突起が設けられ
ているものが好ましい。また、強いグリップ作用が必要
な場合は、前記締め具と支持部との間に、柔軟で弾力性
を有し、摩擦係数が高いシートを介在させるのが一層好
ましい。
ットと嵌合すると共に、変形部の縁部に乗り上げうる突
条とすることができる。前記変形部の外面または突起の
内面のうちいずれか一方または両方に、締め具を変形部
の根元側に回転させるに従って変形部を内向きに押すテ
ーパ面が形成されているものが好ましい。さらに前記締
め具の内面に、横スリット内を遊動する突起が設けられ
ているものが好ましい。また、強いグリップ作用が必要
な場合は、前記締め具と支持部との間に、柔軟で弾力性
を有し、摩擦係数が高いシートを介在させるのが一層好
ましい。
【0007】本発明のパイプ等のグリップ装置は、取り
付けようとするパイプ等を収容する内径を備えたリング
状ないしパイプ状の基材と、その基材と同心状に、基材
の一端に一体に設けられる支持部を備えた前記グリップ
機構とから構成されている。さらに本発明のパイプ等の
連結装置の第1の態様は、2セットの前述のグリップ装
置を有し、それらの基材の自由端同士が一体に連結され
ると共に、第1のグリップ装置における横スリットと、
第2のグリップ装置における横スリットとが、互いに逆
方向を向いていることを特徴としている。その場合、前
記第1のグリップ装置を所定の内径および外径のパイプ
を保持するように構成し、第2のグリップ装置をそのパ
イプ内に摺動自在に収容される小径のパイプ等を保持す
るように構成し、前記基材の内孔同士を段部を介して互
いに連通させてもよい。
付けようとするパイプ等を収容する内径を備えたリング
状ないしパイプ状の基材と、その基材と同心状に、基材
の一端に一体に設けられる支持部を備えた前記グリップ
機構とから構成されている。さらに本発明のパイプ等の
連結装置の第1の態様は、2セットの前述のグリップ装
置を有し、それらの基材の自由端同士が一体に連結され
ると共に、第1のグリップ装置における横スリットと、
第2のグリップ装置における横スリットとが、互いに逆
方向を向いていることを特徴としている。その場合、前
記第1のグリップ装置を所定の内径および外径のパイプ
を保持するように構成し、第2のグリップ装置をそのパ
イプ内に摺動自在に収容される小径のパイプ等を保持す
るように構成し、前記基材の内孔同士を段部を介して互
いに連通させてもよい。
【0008】本発明の連結装置の第2の態様は、前述の
グリップ装置と、そのグリップ装置の支持部の先端側に
その支持部が直列状に一体に設けられる前述のグリップ
機構とからなり、前記グリップ装置が所定の外径のパイ
プを保持し、かつ、グリップ機構がそのパイプ内に摺動
自在に収容される小径のパイプ等を保持するように構成
されている。このものにおいては、前記グリップ装置に
おける横スリットとグリップ機構における横スリットと
を互いに同じ方向に向け、かつグリップ装置の締め具と
グリップ機構における締め具とを一体に連結するのが好
ましい。基材、支持部および締め具は、いずれも合成樹
脂製の部材とすることができる。
グリップ装置と、そのグリップ装置の支持部の先端側に
その支持部が直列状に一体に設けられる前述のグリップ
機構とからなり、前記グリップ装置が所定の外径のパイ
プを保持し、かつ、グリップ機構がそのパイプ内に摺動
自在に収容される小径のパイプ等を保持するように構成
されている。このものにおいては、前記グリップ装置に
おける横スリットとグリップ機構における横スリットと
を互いに同じ方向に向け、かつグリップ装置の締め具と
グリップ機構における締め具とを一体に連結するのが好
ましい。基材、支持部および締め具は、いずれも合成樹
脂製の部材とすることができる。
【0009】本発明の伸縮二重パイプ構造の第1の態様
は、第1パイプと、その第1パイプ内に摺動自在に収容
される第2パイプと、その第2パイプを保持するための
前述のグリップ装置とからなり、そのグリップ装置のリ
ング状ないしパイプ状の基材が第1パイプの開口端に同
心状に固定されていることを特徴としている。また第2
の態様の伸縮二重パイプ構造は、第1パイプと、その第
1パイプ内に摺動自在に収容される第2パイプと、第1
および第2パイプ同士を伸縮自在に連結保持するための
前記の連結装置とからなり、その連結装置が第1のグリ
ップ装置ないしグリップ装置によって第1パイプの開口
端に同心状に固定されていることを特徴としている。本
発明の組み立て式のパイプ家具は、前記いずれかの伸縮
二重パイプ構造を互いに平行に支持される一対の支柱と
して採用したもの、あるいは前述のパイプ等のグリップ
機構を、構造部品と構造材としてのパイプとの結合のた
めに採用していることを特徴としている。
は、第1パイプと、その第1パイプ内に摺動自在に収容
される第2パイプと、その第2パイプを保持するための
前述のグリップ装置とからなり、そのグリップ装置のリ
ング状ないしパイプ状の基材が第1パイプの開口端に同
心状に固定されていることを特徴としている。また第2
の態様の伸縮二重パイプ構造は、第1パイプと、その第
1パイプ内に摺動自在に収容される第2パイプと、第1
および第2パイプ同士を伸縮自在に連結保持するための
前記の連結装置とからなり、その連結装置が第1のグリ
ップ装置ないしグリップ装置によって第1パイプの開口
端に同心状に固定されていることを特徴としている。本
発明の組み立て式のパイプ家具は、前記いずれかの伸縮
二重パイプ構造を互いに平行に支持される一対の支柱と
して採用したもの、あるいは前述のパイプ等のグリップ
機構を、構造部品と構造材としてのパイプとの結合のた
めに採用していることを特徴としている。
【0010】
【作用】本発明のグリップ機構においては、支持部のう
ちの変形部、すなわちL字状に配列される縦スリットと
横スリットとによって他の部分から分離され、中心軸に
平行な部分で他の部分と連結されている円筒面状の矩形
部分は、中心軸まわりにいわば巻き込むような撓み変形
が可能である。そして締め具を取りつけない状態、ある
いはその突起が縦スリットに嵌合したり、変形部と強く
噛み合わない先端側に配置した状態では、変形部は突起
による強い内向きの力を受けないので、支持部内に挿入
したパイプ等を締めつけない。そして締め具を変形部の
側にいくらか回転させると、突起が変形部と強く噛み合
う。そのため変形部はその円筒状の形状を維持しながら
内向きに巻き込むように変形させられ、いくらか縮径し
ようとする。したがって変形部は全体がパイプ等の表面
と当接し、しっかりとパイプをグリップする。このとき
支持部はパイプ等により内部側から外向きに支えられ、
締め具は支持部を介してパイプ等の反対側から引っ張ら
れているので、突起はいわば変形部の上面に楔状に入り
込み、強い把持力をもたらす。しかしながら変形部その
ものには、局部的な大きい撓み変形が生じない。
ちの変形部、すなわちL字状に配列される縦スリットと
横スリットとによって他の部分から分離され、中心軸に
平行な部分で他の部分と連結されている円筒面状の矩形
部分は、中心軸まわりにいわば巻き込むような撓み変形
が可能である。そして締め具を取りつけない状態、ある
いはその突起が縦スリットに嵌合したり、変形部と強く
噛み合わない先端側に配置した状態では、変形部は突起
による強い内向きの力を受けないので、支持部内に挿入
したパイプ等を締めつけない。そして締め具を変形部の
側にいくらか回転させると、突起が変形部と強く噛み合
う。そのため変形部はその円筒状の形状を維持しながら
内向きに巻き込むように変形させられ、いくらか縮径し
ようとする。したがって変形部は全体がパイプ等の表面
と当接し、しっかりとパイプをグリップする。このとき
支持部はパイプ等により内部側から外向きに支えられ、
締め具は支持部を介してパイプ等の反対側から引っ張ら
れているので、突起はいわば変形部の上面に楔状に入り
込み、強い把持力をもたらす。しかしながら変形部その
ものには、局部的な大きい撓み変形が生じない。
【0011】他方、グリップを解除する場合は、締め具
を前記と逆方向にいくらか回転させる。そうすると突起
と変形部との強い係合が解除され、グリップ作用が解除
される。そして前述のように変形部そのものには大きい
撓み変形やねじり変形がないので、長期間ロックしてい
ても経時変形を生じない。そのため簡単にロック解除す
ることができる。またねじを利用していないので、締め
具の回転はわずかでよく、ロック操作およびロック解除
操作はきわめて簡単である。
を前記と逆方向にいくらか回転させる。そうすると突起
と変形部との強い係合が解除され、グリップ作用が解除
される。そして前述のように変形部そのものには大きい
撓み変形やねじり変形がないので、長期間ロックしてい
ても経時変形を生じない。そのため簡単にロック解除す
ることができる。またねじを利用していないので、締め
具の回転はわずかでよく、ロック操作およびロック解除
操作はきわめて簡単である。
【0012】そのようなグリップ機構において、縦スリ
ットと横スリットの組を複数組設けておくと、パイプな
どを締めつける作用が円周面に比較的均等に働く。また
前記突起を縦スリット内に嵌合する突条とするときは、
その突条を支持部の縦スリットの中に落とし込んだ状態
では変形部とまったく係合せず、グリップ作用を生じな
い。そして締め具を回転させると突条が変形部の縁部に
乗り上げて、変形部の自由端を内向きに押しつけ、直ち
にグリップ作用を奏する。締め具を逆に回転させると、
突条が縦スリット内に落ち込み、直ちにグリップ作用が
解除される。変形部の外面または突起の内面のうちいず
れか一方または両方にテーパ面を設ける場合は、締め具
の回転と共に締めつけ作用が大きくなるので、グリップ
力を強めたり弱めたりする操作が簡単である。前記縦ス
リットの縁部の外面または突条の内面のうちいずれか一
方または両方にテーパ面を形成するときは、突条の縁部
への乗り上げが容易になるので、ロック操作およびロッ
ク解除操作が一層簡単になる。また前記締め具の内面
に、横スリット内を遊動する突起を設けるときは、締め
具が支持部から簡単に脱落しないので、取扱が容易にな
る。
ットと横スリットの組を複数組設けておくと、パイプな
どを締めつける作用が円周面に比較的均等に働く。また
前記突起を縦スリット内に嵌合する突条とするときは、
その突条を支持部の縦スリットの中に落とし込んだ状態
では変形部とまったく係合せず、グリップ作用を生じな
い。そして締め具を回転させると突条が変形部の縁部に
乗り上げて、変形部の自由端を内向きに押しつけ、直ち
にグリップ作用を奏する。締め具を逆に回転させると、
突条が縦スリット内に落ち込み、直ちにグリップ作用が
解除される。変形部の外面または突起の内面のうちいず
れか一方または両方にテーパ面を設ける場合は、締め具
の回転と共に締めつけ作用が大きくなるので、グリップ
力を強めたり弱めたりする操作が簡単である。前記縦ス
リットの縁部の外面または突条の内面のうちいずれか一
方または両方にテーパ面を形成するときは、突条の縁部
への乗り上げが容易になるので、ロック操作およびロッ
ク解除操作が一層簡単になる。また前記締め具の内面
に、横スリット内を遊動する突起を設けるときは、締め
具が支持部から簡単に脱落しないので、取扱が容易にな
る。
【0013】本発明のグリップ装置、連結装置、伸縮二
重パイプ構造および組み立て家具では、基材に挿入され
たパイプ等を支持部および締め具がしっかりと支持する
ので、基材による支持作用と支持部の保持作用とが相俟
って、確実にパイプ等を保持することができる。
重パイプ構造および組み立て家具では、基材に挿入され
たパイプ等を支持部および締め具がしっかりと支持する
ので、基材による支持作用と支持部の保持作用とが相俟
って、確実にパイプ等を保持することができる。
【0014】
【実施例】つぎに図面を参照しながら本発明のグリップ
機構、グリップ装置、連結装置、伸縮二重パイプ構造お
よび組み立て家具を説明する。図1は本発明のグリップ
機構の一実施例を示す組立前の斜視図、図2は図1のグ
リップ機構の一部切り欠き側面図、図3は図2のグリッ
プ機構の組み立てた状態におけるIII-III 線断面図、図
4は図3のグリップ機構の要部拡大断面図、図5は図3
のグリップ機構のロック状態を示す要部拡大断面図、図
6は本発明の連結装置の一実施例を示す斜視図、図7は
本発明に関わる伸縮二重パイプ構造の一実施例を示す断
面図、図8は本発明の連結装置の他の実施例を示す斜視
図、図9は本発明の連結装置およびそれを用いた伸縮二
重パイプ構造の実施例を示す要部断面側面図、図10お
よび図11はそれぞれ本発明の組立式パイプ家具の実施
例を示す斜視図、図12は本発明の連結装置のさらに他
の実施例を示す斜視図、図13は図12の装置の縦断面
図、図14は本発明のグリップ機構のさらに他の実施例
を示す斜視図である。
機構、グリップ装置、連結装置、伸縮二重パイプ構造お
よび組み立て家具を説明する。図1は本発明のグリップ
機構の一実施例を示す組立前の斜視図、図2は図1のグ
リップ機構の一部切り欠き側面図、図3は図2のグリッ
プ機構の組み立てた状態におけるIII-III 線断面図、図
4は図3のグリップ機構の要部拡大断面図、図5は図3
のグリップ機構のロック状態を示す要部拡大断面図、図
6は本発明の連結装置の一実施例を示す斜視図、図7は
本発明に関わる伸縮二重パイプ構造の一実施例を示す断
面図、図8は本発明の連結装置の他の実施例を示す斜視
図、図9は本発明の連結装置およびそれを用いた伸縮二
重パイプ構造の実施例を示す要部断面側面図、図10お
よび図11はそれぞれ本発明の組立式パイプ家具の実施
例を示す斜視図、図12は本発明の連結装置のさらに他
の実施例を示す斜視図、図13は図12の装置の縦断面
図、図14は本発明のグリップ機構のさらに他の実施例
を示す斜視図である。
【0015】図1は本発明のグリップ機構を、組み立て
式のハンガー掛け(図10および図11参照)のベース
Bと、そのベースBに直角に固定されるパイプPとの結
合機構として適用した例を示している。図1のグリップ
機構1において、符号2はベースBから横向きに突出す
る円筒状の基部であり、その基部2にはパイプPの外形
と同じ内径を有する薄肉円筒状の支持部3が同心状に一
体に設けられている。ベースB、基部2および支持部3
は、通常はポリアセタール、ポリカーボネート、ポリア
ミド樹脂等の強度が高く耐久性が高い合成樹脂から一体
に成型する。ただし基部2あるいは支持部3を別個に成
型し、接着剤等により一体に接合してもよい。またポリ
塩化ビニル、ポリエチレンなどの汎用樹脂を採用しても
よい。図1の符号4は支持部3の外周に嵌合される締め
具であり、前記と同様の合成樹脂等により成型されう
る。
式のハンガー掛け(図10および図11参照)のベース
Bと、そのベースBに直角に固定されるパイプPとの結
合機構として適用した例を示している。図1のグリップ
機構1において、符号2はベースBから横向きに突出す
る円筒状の基部であり、その基部2にはパイプPの外形
と同じ内径を有する薄肉円筒状の支持部3が同心状に一
体に設けられている。ベースB、基部2および支持部3
は、通常はポリアセタール、ポリカーボネート、ポリア
ミド樹脂等の強度が高く耐久性が高い合成樹脂から一体
に成型する。ただし基部2あるいは支持部3を別個に成
型し、接着剤等により一体に接合してもよい。またポリ
塩化ビニル、ポリエチレンなどの汎用樹脂を採用しても
よい。図1の符号4は支持部3の外周に嵌合される締め
具であり、前記と同様の合成樹脂等により成型されう
る。
【0016】支持部3には、その開口端(自由端)5か
ら基部2側に向かって軸心と平行に延びる縦スリット6
と、その縦スリット6の基部側の端部から円周方向に延
びる横スリット7とが形成されている。そのためそれら
のスリット6、7で他の部分から分離される円筒状に湾
曲した矩形部分8は、軸心と平行な領域9で他の部分と
連続しているだけであり、その領域9を中心として、軸
心廻りに曲げ撓みが可能である。以下、その矩形部分8
を変形部という。変形部8の自由端縁、すなわち縦スリ
ット6の両側縁のうち、横スリット7が設けられている
側の側縁の表面は、先端に向かって薄くなるようなテー
パ面10とされている(図4参照)。
ら基部2側に向かって軸心と平行に延びる縦スリット6
と、その縦スリット6の基部側の端部から円周方向に延
びる横スリット7とが形成されている。そのためそれら
のスリット6、7で他の部分から分離される円筒状に湾
曲した矩形部分8は、軸心と平行な領域9で他の部分と
連続しているだけであり、その領域9を中心として、軸
心廻りに曲げ撓みが可能である。以下、その矩形部分8
を変形部という。変形部8の自由端縁、すなわち縦スリ
ット6の両側縁のうち、横スリット7が設けられている
側の側縁の表面は、先端に向かって薄くなるようなテー
パ面10とされている(図4参照)。
【0017】締め具4は支持部3の外周に摺接する内面
11を備えたパイプ状の部材であり、その内面11に前
記縦スリット6内に入ることができる縦突条12と、横
スリット7内に緩く嵌合する円弧状の横突条13とが形
成されている。また縦突条12にも前記テーパ面10に
乗り上げ易くするテーパ面14を形成してもよい(図4
参照)。横突条13の長さは横突条が横スリット7に沿
っていくらか移動できる程度に短くされている。なお図
1の符号15、16は縦突条12を縦スリット6に合わ
せるための合わせマークである。
11を備えたパイプ状の部材であり、その内面11に前
記縦スリット6内に入ることができる縦突条12と、横
スリット7内に緩く嵌合する円弧状の横突条13とが形
成されている。また縦突条12にも前記テーパ面10に
乗り上げ易くするテーパ面14を形成してもよい(図4
参照)。横突条13の長さは横突条が横スリット7に沿
っていくらか移動できる程度に短くされている。なお図
1の符号15、16は縦突条12を縦スリット6に合わ
せるための合わせマークである。
【0018】上記のごとく構成されるグリップ機構1
は、支持部3に対し、合わせマーク15、16を目印に
しながら縦突条12を縦スリット6内に挿入するように
して締め具4を装着させることにより組み立てることが
できる(図2の想像線S参照)。なお横突条13は装着
するときに変形部8の端面と干渉するが、変形部8が内
側に撓み変形するので、簡単に装着することができる。
そして一旦装着すると横突条13が横スリット7に係合
し、締め具4の支持部3からの脱落を防止する。なお本
実施例では、基部2の外径を締め具4と同じ程度にし、
支持部3の外周との間に段部17を設けているので、締
め具4はその段部17に当接するまで挿入いていけばよ
い。
は、支持部3に対し、合わせマーク15、16を目印に
しながら縦突条12を縦スリット6内に挿入するように
して締め具4を装着させることにより組み立てることが
できる(図2の想像線S参照)。なお横突条13は装着
するときに変形部8の端面と干渉するが、変形部8が内
側に撓み変形するので、簡単に装着することができる。
そして一旦装着すると横突条13が横スリット7に係合
し、締め具4の支持部3からの脱落を防止する。なお本
実施例では、基部2の外径を締め具4と同じ程度にし、
支持部3の外周との間に段部17を設けているので、締
め具4はその段部17に当接するまで挿入いていけばよ
い。
【0019】そしてそのように組み立てられたグリップ
構造1に対して、図1のパイプPを装着するには、まず
合わせマーク15、16を合わせた状態のままで、図3
に示すようにパイプPを支持部3に挿入する。その状態
では、図4に示すように、縦突条12が縦スリット6に
嵌合しているので、変形部8は他の部分と同じように拡
がって、内向きに変形していない。そのためパイプPは
容易に挿入することができる。なお図3では理解しやす
いように変形部8のみハッチングしない。ついでパイプ
Pを挿入した後、締め具4を図3の矢印T方向にいくら
か回転させる。そうすると図5に示すように、縦突条1
2はテーパ面10の上に乗り上げ、変形部8の先端側を
内向きに押圧する。そのためパイプP、支持部3および
締め具4の間のギャップがなくなり、変形部8はその内
面全体でパイプPの表面としっかり密接する。そして各
部品の弾性変形の反力で充分大きい摩擦力が生じ、パイ
プPを挿入した位置にロックすることになる。
構造1に対して、図1のパイプPを装着するには、まず
合わせマーク15、16を合わせた状態のままで、図3
に示すようにパイプPを支持部3に挿入する。その状態
では、図4に示すように、縦突条12が縦スリット6に
嵌合しているので、変形部8は他の部分と同じように拡
がって、内向きに変形していない。そのためパイプPは
容易に挿入することができる。なお図3では理解しやす
いように変形部8のみハッチングしない。ついでパイプ
Pを挿入した後、締め具4を図3の矢印T方向にいくら
か回転させる。そうすると図5に示すように、縦突条1
2はテーパ面10の上に乗り上げ、変形部8の先端側を
内向きに押圧する。そのためパイプP、支持部3および
締め具4の間のギャップがなくなり、変形部8はその内
面全体でパイプPの表面としっかり密接する。そして各
部品の弾性変形の反力で充分大きい摩擦力が生じ、パイ
プPを挿入した位置にロックすることになる。
【0020】なお締め具4を締めつけ方向に回転させる
とき、縦突条12が湾曲している変形部8の先端をその
根元側(領域9側)に向かって押すことになるが、変形
部8はパイプPの表面と締め具4の内面との間に挟まれ
ているので、座屈が生じることはない。さらに根元側に
押された変形部8はその方向に圧縮変形されているの
で、その反力がロック作用を妨げず、むしろテーパ面1
0を縦突条12とパイプPの表面との間に押し込むよう
に、すなわちロック作用を確実にするように働く。上記
の説明では縦突条6はテーパ面10の上に止まるとして
いるが、各部材間のギャップの大きさによっては、テー
パ面10を越えて円筒面の上まで達することもある。ギ
ャップがかなり大きい場合は変形部8が図5の想像線K
で示すように内向きに撓むが、その撓み曲線は先端側が
深く入り込み、根元部に行くほど撓み量が少ない傾斜面
状になる。そのため変形部8の外周面はいわば緩やかな
傾斜面ないしテーパ面を構成し、締め具4の回転角度θ
が大きいほど強くロックする。なおあらかじめ変形部8
の大部分を上記のテーパ面としていてもよい。また支持
部3に締め具4を装着する前に、変形部8の表面にシリ
コーンオイルなどの潤滑剤を塗布しておくと、締め具4
を回転させるときの摩擦抵抗が少なくなり、部分的な凹
凸で引っかかることがなくなるので、一層しっかりとグ
リップさせることができ、しかも後に外すときもスムー
ズに回転させることができる。
とき、縦突条12が湾曲している変形部8の先端をその
根元側(領域9側)に向かって押すことになるが、変形
部8はパイプPの表面と締め具4の内面との間に挟まれ
ているので、座屈が生じることはない。さらに根元側に
押された変形部8はその方向に圧縮変形されているの
で、その反力がロック作用を妨げず、むしろテーパ面1
0を縦突条12とパイプPの表面との間に押し込むよう
に、すなわちロック作用を確実にするように働く。上記
の説明では縦突条6はテーパ面10の上に止まるとして
いるが、各部材間のギャップの大きさによっては、テー
パ面10を越えて円筒面の上まで達することもある。ギ
ャップがかなり大きい場合は変形部8が図5の想像線K
で示すように内向きに撓むが、その撓み曲線は先端側が
深く入り込み、根元部に行くほど撓み量が少ない傾斜面
状になる。そのため変形部8の外周面はいわば緩やかな
傾斜面ないしテーパ面を構成し、締め具4の回転角度θ
が大きいほど強くロックする。なおあらかじめ変形部8
の大部分を上記のテーパ面としていてもよい。また支持
部3に締め具4を装着する前に、変形部8の表面にシリ
コーンオイルなどの潤滑剤を塗布しておくと、締め具4
を回転させるときの摩擦抵抗が少なくなり、部分的な凹
凸で引っかかることがなくなるので、一層しっかりとグ
リップさせることができ、しかも後に外すときもスムー
ズに回転させることができる。
【0021】つぎにロックを解除する場合は、締め具4
を図3の矢印R方向に回転させる。そうすると縦突条1
2がテーパ面10上を滑り、縦スリット6内に落ち込
む。したがって変形部8のパイプPの締め付け力がなく
なり、ロックが解除される。その状態ではパイプPを自
由に軸方向にずらせることができ、さらに抜き取ること
も簡単にできる。前述のように、ロック作用の力の大き
さはそれぞれの部品の弾性変形の反力によるので、支持
部3および締め具4の厚さや剛性は所望のロック力に応
じて適切な範囲に選択すればよい。しかしいずれにして
も変形部8は円筒形状を維持しながら、いわば軸心廻り
に曲がって巻き込むように変形するだけであるので、長
期間ロック状態を維持してもクリープ限界の範囲にあ
り、経時変形(塑性変形)によりロック解除ができない
といった事態は避けられる。
を図3の矢印R方向に回転させる。そうすると縦突条1
2がテーパ面10上を滑り、縦スリット6内に落ち込
む。したがって変形部8のパイプPの締め付け力がなく
なり、ロックが解除される。その状態ではパイプPを自
由に軸方向にずらせることができ、さらに抜き取ること
も簡単にできる。前述のように、ロック作用の力の大き
さはそれぞれの部品の弾性変形の反力によるので、支持
部3および締め具4の厚さや剛性は所望のロック力に応
じて適切な範囲に選択すればよい。しかしいずれにして
も変形部8は円筒形状を維持しながら、いわば軸心廻り
に曲がって巻き込むように変形するだけであるので、長
期間ロック状態を維持してもクリープ限界の範囲にあ
り、経時変形(塑性変形)によりロック解除ができない
といった事態は避けられる。
【0022】つぎに図6および図7を参照しながら本発
明のパイプ等の連結装置および伸縮二重パイプ構造の実
施例を説明する。図6の連結装置20は、一端に大径パ
イプP1用の第1支持部21を備え、他端に小径パイプ
P2用の第2支持部22を備えた筒状の本体23と、そ
れぞれの支持部21、22に被せられる第1および第2
締め具24、25とからなる独立した装置である。本体
23は図7に示すように、リング状ないしパイプ状の基
材26と、その両端に同心状に一体に設けられた第1お
よび第2支持部21、22とからなる。基材26の第1
支持部21側には、第1支持部21の内面と連続する内
孔27が形成されており、第2支持部22側には、第2
支持部22の内面と連続する内孔28が形成されてい
る。そしてそれらの内孔27、28同士は連通してお
り、両者の間には軸心と直角の段部29が形成されてい
る。
明のパイプ等の連結装置および伸縮二重パイプ構造の実
施例を説明する。図6の連結装置20は、一端に大径パ
イプP1用の第1支持部21を備え、他端に小径パイプ
P2用の第2支持部22を備えた筒状の本体23と、そ
れぞれの支持部21、22に被せられる第1および第2
締め具24、25とからなる独立した装置である。本体
23は図7に示すように、リング状ないしパイプ状の基
材26と、その両端に同心状に一体に設けられた第1お
よび第2支持部21、22とからなる。基材26の第1
支持部21側には、第1支持部21の内面と連続する内
孔27が形成されており、第2支持部22側には、第2
支持部22の内面と連続する内孔28が形成されてい
る。そしてそれらの内孔27、28同士は連通してお
り、両者の間には軸心と直角の段部29が形成されてい
る。
【0023】第1支持部21、第2支持部22および第
1締め具24、第2締め具25の構成および作用は、前
述のグリップ機構(図1の1)と実質的に同じである。
ただし支持部21、22の横スリット7a、7bおよび
それと対応する横突条12a、12bについては、支持
部同士を逆向きにしてそれらの後端同士を連結した構成
にしているので、逆方向に延びていることになる。した
がってこの連結装置20は、基材26の両端に大径パイ
プ用の第1グリップ機構G1と、小径パイプP2用の第
2グリップ機構G2とを結合したものということができ
る。なおこの連結装置20は、後述するパイプ等のグリ
ップ装置(図9参照)を2個、互いに基材の後端同士で
一体に連結したものと見ることもできる。すなわち図7
の段部29の位置で上下に分ければ、下方が大径パイプ
P1用の第1グリップ装置であり、上方が小径パイプP
2用の第2グリップ装置である。
1締め具24、第2締め具25の構成および作用は、前
述のグリップ機構(図1の1)と実質的に同じである。
ただし支持部21、22の横スリット7a、7bおよび
それと対応する横突条12a、12bについては、支持
部同士を逆向きにしてそれらの後端同士を連結した構成
にしているので、逆方向に延びていることになる。した
がってこの連結装置20は、基材26の両端に大径パイ
プ用の第1グリップ機構G1と、小径パイプP2用の第
2グリップ機構G2とを結合したものということができ
る。なおこの連結装置20は、後述するパイプ等のグリ
ップ装置(図9参照)を2個、互いに基材の後端同士で
一体に連結したものと見ることもできる。すなわち図7
の段部29の位置で上下に分ければ、下方が大径パイプ
P1用の第1グリップ装置であり、上方が小径パイプP
2用の第2グリップ装置である。
【0024】このように構成されるパイプ等の連結装置
20は、2本のパイプ同士を連結するため、とくに太い
第1パイプP1に細い第2パイプP2を摺動自在に挿入
した状態で連結するのに用いられる。すなわち図6およ
び図7の連結装置20において、本体23の第1支持部
21に第1締め具24を装着し、第1支持部21に第1
パイプP1を端部が前記段部29に当接するまで挿入す
る。そして第1締め具24をいくらか回転させてロック
する。ついで第2支持部22に第2パイプP2を貫通さ
せ、そのまま第1パイプP1内まで挿入し、その状態で
第2締め具25でロックする。なお第1支持部21の横
スリット7aと第2支持部22の横スリット7bとは互
いに逆方向を向いているので、第2締め具25を回転さ
せるときに第1締め具24が緩むことはない。
20は、2本のパイプ同士を連結するため、とくに太い
第1パイプP1に細い第2パイプP2を摺動自在に挿入
した状態で連結するのに用いられる。すなわち図6およ
び図7の連結装置20において、本体23の第1支持部
21に第1締め具24を装着し、第1支持部21に第1
パイプP1を端部が前記段部29に当接するまで挿入す
る。そして第1締め具24をいくらか回転させてロック
する。ついで第2支持部22に第2パイプP2を貫通さ
せ、そのまま第1パイプP1内まで挿入し、その状態で
第2締め具25でロックする。なお第1支持部21の横
スリット7aと第2支持部22の横スリット7bとは互
いに逆方向を向いているので、第2締め具25を回転さ
せるときに第1締め具24が緩むことはない。
【0025】このようにすることにより2本のパイプP
1、P2を入れ子状態でしっかりと連結することができ
る(図7参照)。そしてこのものは、第2締め具25を
緩めて第2パイプP2だけをロック解除することによ
り、第1パイプP1に対する第2パイプP2の挿入長さ
Lを自由に調節することができる。このようにして得ら
れた構造が伸縮二重パイプ構造である。このものは前述
のグリップ機構1の作用効果をすべて備えており、とく
に第2締め具25によるロック操作、ロック解除操作が
簡単で、長期間ロックした後も簡単にロック解除するこ
とができる利点がある。
1、P2を入れ子状態でしっかりと連結することができ
る(図7参照)。そしてこのものは、第2締め具25を
緩めて第2パイプP2だけをロック解除することによ
り、第1パイプP1に対する第2パイプP2の挿入長さ
Lを自由に調節することができる。このようにして得ら
れた構造が伸縮二重パイプ構造である。このものは前述
のグリップ機構1の作用効果をすべて備えており、とく
に第2締め具25によるロック操作、ロック解除操作が
簡単で、長期間ロックした後も簡単にロック解除するこ
とができる利点がある。
【0026】図8は本発明のパイプ等の連結装置の他の
実施例を示している。前述の図6および図7の連結装置
では基材26の両側にグリップ機構G1、G2を設けて
いるが、本実施例の連結装置30では大小2セットのグ
リップ機構を基材31の片側に直列状にその順で設けた
ものである。なおこのものは図9のグリップ装置の先端
側に小径パイプ用の第2グリップ機構を連結したものと
見ることもできる。
実施例を示している。前述の図6および図7の連結装置
では基材26の両側にグリップ機構G1、G2を設けて
いるが、本実施例の連結装置30では大小2セットのグ
リップ機構を基材31の片側に直列状にその順で設けた
ものである。なおこのものは図9のグリップ装置の先端
側に小径パイプ用の第2グリップ機構を連結したものと
見ることもできる。
【0027】図8の装置30は筒状の本体32と、その
本体32の外周に被せられる締め具33とから構成され
る。本体32はリング状ないしパイプ状の基材31と、
その一端に連結される大径パイプ用の第1支持部34
と、その先端に連結される小径パイプ用の第2支持部3
5とから一体に構成されている。そして縦スリット36
は共通のものであるが、横スリットとしては、大径パイ
プ用の第1および第2横スリット37、38、小径パイ
プ用の第3横スリット39の、全部で3本の横スリット
がすべて同じ向きになるように形成されている。なお中
間の第2横スリット38は第1支持部34における変形
部8aの撓みを確保するためのものである。本体32の
内側では、大径パイプを嵌合するための第1内孔40
と、小径パイプ用の第2内孔41とが形成されており、
それらは大径パイプの端が当接する段部42の位置で互
いに連通している。
本体32の外周に被せられる締め具33とから構成され
る。本体32はリング状ないしパイプ状の基材31と、
その一端に連結される大径パイプ用の第1支持部34
と、その先端に連結される小径パイプ用の第2支持部3
5とから一体に構成されている。そして縦スリット36
は共通のものであるが、横スリットとしては、大径パイ
プ用の第1および第2横スリット37、38、小径パイ
プ用の第3横スリット39の、全部で3本の横スリット
がすべて同じ向きになるように形成されている。なお中
間の第2横スリット38は第1支持部34における変形
部8aの撓みを確保するためのものである。本体32の
内側では、大径パイプを嵌合するための第1内孔40
と、小径パイプ用の第2内孔41とが形成されており、
それらは大径パイプの端が当接する段部42の位置で互
いに連通している。
【0028】他方、締め具33は大径パイプ用の第1締
め具33aと小径パイプ用の第2締め具33bとを一体
に連結した構成にしており、それぞれ前記支持部34、
35の変形部8a、8bに対応する縦突条12a、12
bを一列に配列して設けている。なお横突条13は1本
でよい。このものは図7の連結装置と同じように、互い
に入れ子にされた2本のパイプを伸縮自在に連結するこ
とができ、そのように連結することにより本発明の伸縮
二重パイプ構造をうることができる。
め具33aと小径パイプ用の第2締め具33bとを一体
に連結した構成にしており、それぞれ前記支持部34、
35の変形部8a、8bに対応する縦突条12a、12
bを一列に配列して設けている。なお横突条13は1本
でよい。このものは図7の連結装置と同じように、互い
に入れ子にされた2本のパイプを伸縮自在に連結するこ
とができ、そのように連結することにより本発明の伸縮
二重パイプ構造をうることができる。
【0029】図9は本発明のグリップ装置の一実施例を
示している。このグリップ装置44は、リング状ないし
パイプ状の基材45およびその基材の一端に同心状に一
体に設けた支持部3からなる本体46と、支持部3に装
着される締め具4とからなる。支持部3と締め具4とは
前記グリップ機構(図1の符号1)を構成している。こ
のものはたとえば縦方向に配置されるパイプP等の外周
に、帽子掛けや小物入れ等の比較的軽量の部品を高さ調
節自在に取りつけるために用いられる。その場合、帽子
掛けのフック47等は、基材45から横方向に突出させ
た状態で設ける。そのフック47等は別個に成型して後
に固定してもよく、本体46と一体に成型してもよい。
なお2本の平行に配置されたパイプに一対のグリップ装
置を取り付け、それらの本体46同士を横杆で連結する
ようにしてもよい。また基材46の内面に大径パイプP
2用の内孔48を形成し、図7の場合と同じような伸縮
二重パイプ構造を構成するようにしてもよい。その場合
は本体を大径パイプP2に接着剤やねじ等の固定手段で
固定する。
示している。このグリップ装置44は、リング状ないし
パイプ状の基材45およびその基材の一端に同心状に一
体に設けた支持部3からなる本体46と、支持部3に装
着される締め具4とからなる。支持部3と締め具4とは
前記グリップ機構(図1の符号1)を構成している。こ
のものはたとえば縦方向に配置されるパイプP等の外周
に、帽子掛けや小物入れ等の比較的軽量の部品を高さ調
節自在に取りつけるために用いられる。その場合、帽子
掛けのフック47等は、基材45から横方向に突出させ
た状態で設ける。そのフック47等は別個に成型して後
に固定してもよく、本体46と一体に成型してもよい。
なお2本の平行に配置されたパイプに一対のグリップ装
置を取り付け、それらの本体46同士を横杆で連結する
ようにしてもよい。また基材46の内面に大径パイプP
2用の内孔48を形成し、図7の場合と同じような伸縮
二重パイプ構造を構成するようにしてもよい。その場合
は本体を大径パイプP2に接着剤やねじ等の固定手段で
固定する。
【0030】図10は本発明の伸縮二重パイプ構造を採
用した組み立て式のハンガー掛けの実施例を示してい
る。このハンガー掛け50は、4組の伸縮二重パイプ構
造51、52、53、54を、2個のコーナー部材55
と2本のベースBで四角形状に組み合わせたものであ
る。それぞれの伸縮二重パイプ構造における2本のパイ
プP1、P2同士の連結には、たとえば図6〜7の連結
装置20が採用されている。そして横方向に延びる伸縮
二重パイプ構造51、54とコーナー部材55およびベ
ースBとの連結には、本発明のグリップ機構1(図1参
照)を採用している。なお縦方向の伸縮二重パイプ構造
52、53とコーナー部材55ないしベース部Bの上下
方向の連結部55a、55bにも同じグリップ機構を採
用することもできるが、上下方向は単にずれないように
固定するだけでよいので、パイプの端部を強圧固定する
だけで充分である。
用した組み立て式のハンガー掛けの実施例を示してい
る。このハンガー掛け50は、4組の伸縮二重パイプ構
造51、52、53、54を、2個のコーナー部材55
と2本のベースBで四角形状に組み合わせたものであ
る。それぞれの伸縮二重パイプ構造における2本のパイ
プP1、P2同士の連結には、たとえば図6〜7の連結
装置20が採用されている。そして横方向に延びる伸縮
二重パイプ構造51、54とコーナー部材55およびベ
ースBとの連結には、本発明のグリップ機構1(図1参
照)を採用している。なお縦方向の伸縮二重パイプ構造
52、53とコーナー部材55ないしベース部Bの上下
方向の連結部55a、55bにも同じグリップ機構を採
用することもできるが、上下方向は単にずれないように
固定するだけでよいので、パイプの端部を強圧固定する
だけで充分である。
【0031】図11は図10のハンガー掛け50を前後
に2個並べ、左右一対のベースBおよび左右一対の横杆
56で連結した大型のハンガー掛け57を示している。
それらの横杆56は、2個の連結装置(たとえば図6の
20)の基材同士を連結するものである。上記のハンガ
ー掛け50、57に洋服等を掛けると、縦方向の伸縮二
重パイプ構造52、53には軸方向の力と共に曲げ力が
加わる。そのためパイプ同士の連結部におけるグリップ
機構にはパイプ同士をずらせようとする力と共に、いわ
ゆる「せり」が生じ、パイプをしっかりと把持する。そ
のため相当の重量が下向きに加わっても、細いパイプが
太いパイプ内に入り込むことはない。またそれらのハン
ガー掛けは、2本のパイプをあらかじめ組み合わせた伸
縮二重パイプ構造を多用しているので、梱包、組立等の
取扱が楽である。
に2個並べ、左右一対のベースBおよび左右一対の横杆
56で連結した大型のハンガー掛け57を示している。
それらの横杆56は、2個の連結装置(たとえば図6の
20)の基材同士を連結するものである。上記のハンガ
ー掛け50、57に洋服等を掛けると、縦方向の伸縮二
重パイプ構造52、53には軸方向の力と共に曲げ力が
加わる。そのためパイプ同士の連結部におけるグリップ
機構にはパイプ同士をずらせようとする力と共に、いわ
ゆる「せり」が生じ、パイプをしっかりと把持する。そ
のため相当の重量が下向きに加わっても、細いパイプが
太いパイプ内に入り込むことはない。またそれらのハン
ガー掛けは、2本のパイプをあらかじめ組み合わせた伸
縮二重パイプ構造を多用しているので、梱包、組立等の
取扱が楽である。
【0032】図12および図13に示すパイプ等の連結
装置60は、本体23の各支持部21、22にそれぞれ
形成される縦スリット6および横スリット7の組が2組
ずつ、回転対称の状態で形成され、かつ小径パイプP2
用の第2支持部22と第2締め具25との間にゴムなど
の弾性シート61を円筒状に巻いたものを介在させてい
る点を除けば、図6および図7のものと実質的に同一の
構成を備えている。このものは縦スリット6および横ス
リット7が2組あるので、それらによって形成される変
形部8もパイプP2を両側から挟むように配置される。
そのためそれぞれの変形部8の変形量は少なくて済み、
小径パイプP2と大径パイプP1の中心同士が合い易い
利点がある。なお横スリット6が同じ円周に2か所に並
ぶので、それぞれの横スリット6の長さは1本の場合よ
り短くする。またこの連結装置60では、小径パイプP
2用の締め具25の内径をシート61の厚さに応じて大
きくしておく。さらに締め具25の端部には、シート6
1の端部を覆う段部62を設けるのが好ましい。
装置60は、本体23の各支持部21、22にそれぞれ
形成される縦スリット6および横スリット7の組が2組
ずつ、回転対称の状態で形成され、かつ小径パイプP2
用の第2支持部22と第2締め具25との間にゴムなど
の弾性シート61を円筒状に巻いたものを介在させてい
る点を除けば、図6および図7のものと実質的に同一の
構成を備えている。このものは縦スリット6および横ス
リット7が2組あるので、それらによって形成される変
形部8もパイプP2を両側から挟むように配置される。
そのためそれぞれの変形部8の変形量は少なくて済み、
小径パイプP2と大径パイプP1の中心同士が合い易い
利点がある。なお横スリット6が同じ円周に2か所に並
ぶので、それぞれの横スリット6の長さは1本の場合よ
り短くする。またこの連結装置60では、小径パイプP
2用の締め具25の内径をシート61の厚さに応じて大
きくしておく。さらに締め具25の端部には、シート6
1の端部を覆う段部62を設けるのが好ましい。
【0033】弾性シート61は、天然ゴムのほか、NB
Rなどのブタジエン系合成ゴム、他の種類の合成ゴム、
あるいはウレタン樹脂などの合成樹脂などからなる厚さ
1〜2mm程度のものが好ましい。またこのシートは、適
度な柔軟性および弾力性を有するものであればよく、パ
イプとの摩擦係数が高いものが好ましい。このようなシ
ート61を介在させることにより、パイプP1、P2の
外径および偏心の精度誤差ならびに連結装置自体の成型
精度の誤差を吸収することができ、パイプP2をしっか
りとグリップすることができる。そのためたとえば図1
0のハンガー掛け50における、伸縮二重パイプ構造5
2、53の小径パイプP2を把持するグリップ機構な
ど、軸心方向の高荷重を支持する場合に適する。ちなみ
に実際のものでは約50kgf 程度の荷重を受けてもずれ
なかった。
Rなどのブタジエン系合成ゴム、他の種類の合成ゴム、
あるいはウレタン樹脂などの合成樹脂などからなる厚さ
1〜2mm程度のものが好ましい。またこのシートは、適
度な柔軟性および弾力性を有するものであればよく、パ
イプとの摩擦係数が高いものが好ましい。このようなシ
ート61を介在させることにより、パイプP1、P2の
外径および偏心の精度誤差ならびに連結装置自体の成型
精度の誤差を吸収することができ、パイプP2をしっか
りとグリップすることができる。そのためたとえば図1
0のハンガー掛け50における、伸縮二重パイプ構造5
2、53の小径パイプP2を把持するグリップ機構な
ど、軸心方向の高荷重を支持する場合に適する。ちなみ
に実際のものでは約50kgf 程度の荷重を受けてもずれ
なかった。
【0034】図14は2セットのグリップ機構を備えた
コーナ部材70を示しており、たとえば図10のハンガ
ー掛け50における上部のコーナ部材55に用いること
ができる。本実施例では各支持部3、3に3組の縦スリ
ット6と横スリット7の組が形成されており、また本体
71の自由端には、バッグなどを引っかけるためのフッ
ク72を設けている。このものも締め具4で各支持部3
の3枚の変形部8を均一に締めつけることができる。な
おこのものに対しても図12のシート61を介在させる
ことができる。
コーナ部材70を示しており、たとえば図10のハンガ
ー掛け50における上部のコーナ部材55に用いること
ができる。本実施例では各支持部3、3に3組の縦スリ
ット6と横スリット7の組が形成されており、また本体
71の自由端には、バッグなどを引っかけるためのフッ
ク72を設けている。このものも締め具4で各支持部3
の3枚の変形部8を均一に締めつけることができる。な
おこのものに対しても図12のシート61を介在させる
ことができる。
【0035】以上の実施例ではいずれも締め具4の内面
に長手方向に延びる1本または2〜3本の縦突条12を
設けているが、縦突条12に代えて縦スリット6に嵌合
する突起を設けてもよい。そのような突起は1個でもよ
いが、縦スリット6に入るように縦に並んだ2個ないし
数個の突起としてもよい。さらに図14の想像線で示す
ように、縦突条12の内面73をテーパ状にし、そのテ
ーパ面を締め具4の内面にそのまま延長させるようにし
た突起としてもよい。その場合は変形部8の外面の大部
分を縦スリット6側に向かって薄くなっていく、上記の
テーパ面(内面73)と同じ傾斜のテーパ面とし、締め
具4を回転させるにしたがってテーパ面同士が深く係合
していくようにするのが好ましい。
に長手方向に延びる1本または2〜3本の縦突条12を
設けているが、縦突条12に代えて縦スリット6に嵌合
する突起を設けてもよい。そのような突起は1個でもよ
いが、縦スリット6に入るように縦に並んだ2個ないし
数個の突起としてもよい。さらに図14の想像線で示す
ように、縦突条12の内面73をテーパ状にし、そのテ
ーパ面を締め具4の内面にそのまま延長させるようにし
た突起としてもよい。その場合は変形部8の外面の大部
分を縦スリット6側に向かって薄くなっていく、上記の
テーパ面(内面73)と同じ傾斜のテーパ面とし、締め
具4を回転させるにしたがってテーパ面同士が深く係合
していくようにするのが好ましい。
【0036】
【発明の効果】本発明のグリップ機構は、パイプ等を締
めつける手段として、支持部に設けた変形部を利用し、
締め具の突条で変形部の先端を押しつけるようにしてい
るので、パイプ等をしっかりと把持することができ、し
かも長期間の使用の後でも、グリップを簡単に解除する
ことができる。本発明のグリップ装置、連結装置、伸縮
二重パイプ構造、および組み立て家具は、前記グリップ
機構の効果を有し、そのためパイプ等をしっかりと簡単
に固定することができ、しかも分解や高さ調節等も簡単
である。
めつける手段として、支持部に設けた変形部を利用し、
締め具の突条で変形部の先端を押しつけるようにしてい
るので、パイプ等をしっかりと把持することができ、し
かも長期間の使用の後でも、グリップを簡単に解除する
ことができる。本発明のグリップ装置、連結装置、伸縮
二重パイプ構造、および組み立て家具は、前記グリップ
機構の効果を有し、そのためパイプ等をしっかりと簡単
に固定することができ、しかも分解や高さ調節等も簡単
である。
【図1】本発明のグリップ機構の一実施例を示す組立前
の斜視図である。
の斜視図である。
【図2】図1のグリップ機構の一部切り欠き側面図であ
る。
る。
【図3】図2のグリップ機構の組み立てた状態における
III-III 線断面図である。
III-III 線断面図である。
【図4】図3のグリップ機構の要部拡大断面図である。
【図5】図3のグリップ機構のロック状態を示す要部拡
大断面図である。
大断面図である。
【図6】本発明の連結装置の一実施例を示す斜視図であ
る。
る。
【図7】本発明に関わる伸縮二重パイプ構造の一実施例
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図8】本発明の連結装置の他の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図9】本発明のグリップ装置の一実施例を、それを用
いた伸縮二重パイプ構造の実施例と共に示す要部断面側
面図である。
いた伸縮二重パイプ構造の実施例と共に示す要部断面側
面図である。
【図10】本発明の組み立て式パイプ家具の実施例を示
す斜視図である。
す斜視図である。
【図11】本発明の組み立て式パイプ家具の他の実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図12】本発明の連結装置のさらに他の実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図13】図12の連結装置の縦断面図である。
【図14】本発明のグリップ機構のさらに他の実施例を
示す斜視図である。
示す斜視図である。
【図15】従来のグリップ機構の一例を示す組み立て前
の斜視図である。
の斜視図である。
【図16】従来の伸縮二重パイプ構造の一例を示す断面
図である。
図である。
【符号の説明】 1 グリップ機構 3 支持部 4 締め具 6 縦スリット 7 横スリット 8 変形部 10 テーパ面 12 縦突条 13 横突条 P パイプ 20 連結装置 21 第1支持部 22 第2支持部 23 本体 24 第1締め具 25 第2締め具 30 連結装置 32 本体 33 締め具 44 グリップ装置 45 本体 50 ハンガー掛け 57 ハンガー掛け
Claims (15)
- 【請求項1】 取り付けようとするパイプ等を収容する
内径を備えると共に、その基端が相手部材に固定される
弾力性を有する円筒状の支持部と、その支持部の外周に
嵌合する短管状の締め具とからなり、前記支持部に、自
由端から軸心と平行方向に基部近辺まで延びる縦スリッ
トと、その縦スリットの基端側の端部から連続して円周
方向に延びる横スリットとが形成されており、前記締め
具の内面に、支持部のうち、縦スリットと横スリットと
で区画される矩形状の変形部を半径方向内側に押しつけ
るための突起が形成されているパイプなどのグリップ機
構。 - 【請求項2】 前記縦スリットおよび横スリットの組
が、複数組設けられている請求項1記載の機構。 - 【請求項3】 前記締め具内面の突起が、支持部の縦ス
リットと嵌合すると共に、変形部の縁部に乗り上げうる
突条である請求項1または2記載の機構。 - 【請求項4】 前記変形部の外面または突起の内面のう
ちいずれか一方または両方に、締め具を変形部の根元側
に回転させるに従って変形部を内向きに押すテーパ面が
形成されている請求項1、2または3記載の機構。 - 【請求項5】 前記締め具の内面に、横スリット内を遊
動する円弧状の突条が設けられている請求項1、2、3
または4記載の機構。 - 【請求項6】 前記締め具と支持部の間に、柔軟で弾力
性を有し、摩擦係数が高いシートが介在されている請求
項1、2、3、4または5記載の機構。 - 【請求項7】 取り付けようとするパイプ等を収容する
内径を備えたリング状ないしパイプ状の基材と、その基
材と同心状に、基材の一端に一体に設けられる支持部を
備えた請求項1、2、3、4、5または6記載のグリッ
プ機構とからなるパイプ等のグリップ装置。 - 【請求項8】 それぞれ請求項7の構成を有する2セッ
トのグリップ装置を有し、それらの基材の自由端同士が
一体に連結されると共に、第1のグリップ装置における
横スリットと、第2のグリップ装置における横スリット
とが、互いに逆方向を向いているパイプ等の連結装置。 - 【請求項9】 前記第1のグリップ装置が所定の内径お
よび外径のパイプを保持するように構成されており、第
2のグリップ装置がそのパイプ内に摺動自在に収容され
る小径のパイプ等を保持するように構成されており、前
記基材の内孔同士が段部を介して互いに連通している請
求項8記載の連結装置。 - 【請求項10】 請求項7記載のグリップ装置と、その
グリップ装置の支持部の先端側にその支持部が直列状に
一体に設けられる請求項1、2、3、4、5または6記
載のグリップ機構とからなり、前記グリップ装置が所定
の外径のパイプを保持し、かつ、前記グリップ機構がそ
のパイプ内に摺動自在に収容される小径のパイプ等を保
持するように構成されているパイプ等の連結装置。 - 【請求項11】 前記グリップ装置における横スリット
とグリップ機構における横スリットとが互いに同じ方向
を向いており、かつグリップ装置の締め具とグリップ機
構における締め具とが一体に連結されている請求項10
記載の連結装置。 - 【請求項12】 第1パイプと、その第1パイプ内に摺
動自在に収容される第2パイプと、その第2パイプを保
持するための請求項7記載のパイプ等のグリップ装置と
からなり、そのグリップ装置のリング状ないしパイプ状
の基材が第1パイプの開口端に同心状に固定されている
伸縮二重パイプ構造。 - 【請求項13】 第1パイプと、その第1パイプ内に摺
動自在に収容される第2パイプと、第1パイプと第2パ
イプとを伸縮自在に連結保持するための請求項8、9、
10または11記載のパイプ等の連結装置とからなり、
その連結装置が第1のグリップ装置ないしグリップ装置
によって第1パイプの開口端に同心状に固定されている
伸縮二重パイプ構造。 - 【請求項14】 請求項12または13記載の伸縮二重
パイプ構造を、互いに平行に支持される2本の支柱とし
て採用している組み立て式パイプ家具。 - 【請求項15】 請求項1、2、3、4、5または6記
載のパイプ等のグリップ機構を、構造部品と、構造材と
してのパイプとの結合のために採用している組み立て式
パイプ家具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12906095A JPH0847442A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-28 | パイプ等のグリップ機構およびそれを用いたパイプ連結装置 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6-113721 | 1994-04-28 | ||
| JP11372194 | 1994-04-28 | ||
| JP12906095A JPH0847442A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-28 | パイプ等のグリップ機構およびそれを用いたパイプ連結装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847442A true JPH0847442A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=26452663
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12906095A Pending JPH0847442A (ja) | 1994-04-28 | 1995-04-28 | パイプ等のグリップ機構およびそれを用いたパイプ連結装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0847442A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006102269A (ja) * | 2004-10-06 | 2006-04-20 | Roiyaru:Kk | 棚等の支持装置 |
| US7685675B2 (en) | 2001-11-21 | 2010-03-30 | Lg Electronics Inc. | Handle mounting device for use in refrigerator |
| JP4906148B1 (ja) * | 2011-08-30 | 2012-03-28 | 株式会社玉俊工業所 | 伸縮パイプの長さ調節具、これを用いた伸縮パイプおよびこれを用いたハンガーラック |
| JP2015078048A (ja) * | 2013-10-18 | 2015-04-23 | 株式会社エスティヒッツ | パイプ連結具、組立分解式の袋保持用スタンドおよび落葉収集器具 |
| KR20180105923A (ko) * | 2017-03-16 | 2018-10-01 | 장준영 | 재킷 임시 걸이부를 구비한 옷걸이 |
| JP2024041154A (ja) * | 2022-09-14 | 2024-03-27 | 株式会社山崎歯車製作所 | アウトリガー付きボルト緊解装置 |
| JP2024520876A (ja) * | 2021-06-02 | 2024-05-24 | アド・ワン・リビング・カンパニー・リミテッド | 組立式洗濯物干し台およびその連結部材 |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS567990U (ja) * | 1979-06-27 | 1981-01-23 | ||
| JPS593006B2 (ja) * | 1981-12-29 | 1984-01-21 | 日本電気株式会社 | 温度補償用磁器誘電材料 |
| JPS6018312B2 (ja) * | 1977-04-14 | 1985-05-09 | 釜屋化学工業株式会社 | 加飾方法 |
| JPH0584255B2 (ja) * | 1988-08-29 | 1993-12-01 | Ohi Seisakusho Co Ltd |
-
1995
- 1995-04-28 JP JP12906095A patent/JPH0847442A/ja active Pending
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6018312B2 (ja) * | 1977-04-14 | 1985-05-09 | 釜屋化学工業株式会社 | 加飾方法 |
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Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2024520876A (ja) * | 2021-06-02 | 2024-05-24 | アド・ワン・リビング・カンパニー・リミテッド | 組立式洗濯物干し台およびその連結部材 |
| JP2024041154A (ja) * | 2022-09-14 | 2024-03-27 | 株式会社山崎歯車製作所 | アウトリガー付きボルト緊解装置 |
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