JPH0847538A - スライディングカテーテル - Google Patents
スライディングカテーテルInfo
- Publication number
- JPH0847538A JPH0847538A JP6185720A JP18572094A JPH0847538A JP H0847538 A JPH0847538 A JP H0847538A JP 6185720 A JP6185720 A JP 6185720A JP 18572094 A JP18572094 A JP 18572094A JP H0847538 A JPH0847538 A JP H0847538A
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- JP
- Japan
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- tube
- catheter
- slide
- distal end
- catheter tube
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 少なくともスライド管の先端位置を正確に知
ることができるスライディングカテーテルを提供するこ
と。 【構成】 体腔内に挿入されるカテーテル管4と、この
カテーテル管4の内部に軸方向移動自在に装着されるス
ライド管6と、このスライド管6の先端部に第1開口端
部8aが接合され、カテーテル管4の先端部に第2開口
端部8bが接合される筒状のバルーン膜8とを有するス
ライディングカテーテル。スライド管6の少なくとも先
端部付近にX線不透過性物質のマーカー箔22が付設さ
れている。カテーテル管4の先端部にも、マーカー箔2
0が付設してあることが好ましい。
ることができるスライディングカテーテルを提供するこ
と。 【構成】 体腔内に挿入されるカテーテル管4と、この
カテーテル管4の内部に軸方向移動自在に装着されるス
ライド管6と、このスライド管6の先端部に第1開口端
部8aが接合され、カテーテル管4の先端部に第2開口
端部8bが接合される筒状のバルーン膜8とを有するス
ライディングカテーテル。スライド管6の少なくとも先
端部付近にX線不透過性物質のマーカー箔22が付設さ
れている。カテーテル管4の先端部にも、マーカー箔2
0が付設してあることが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、血管などの体腔内に挿
入し、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇
行した狭窄部または体腔内分岐部などでも、低摩擦力
で、しかも体腔内壁を傷つけることなく容易に通過させ
ることができるスライディングカテーテルの改良に関す
る。
入し、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇
行した狭窄部または体腔内分岐部などでも、低摩擦力
で、しかも体腔内壁を傷つけることなく容易に通過させ
ることができるスライディングカテーテルの改良に関す
る。
【0002】
【従来の技術】血管、消化管、卵管、尿管などの体腔内
の特定部位に、薬液あるいは輸液を供給したり、あるい
は体液の圧力を測定したりする目的で、スライディング
カテーテルが開発されている。
の特定部位に、薬液あるいは輸液を供給したり、あるい
は体液の圧力を測定したりする目的で、スライディング
カテーテルが開発されている。
【0003】スライディングカテーテルは、体腔内に挿
入されるカテーテル管と、このカテーテル管の内部に軸
方向移動自在に装着されるスライド管と、このスライド
管の先端部に第1開口端部が接合され、前記カテーテル
管の先端部に第2開口端部が接合される筒状のバルーン
膜とを有する。
入されるカテーテル管と、このカテーテル管の内部に軸
方向移動自在に装着されるスライド管と、このスライド
管の先端部に第1開口端部が接合され、前記カテーテル
管の先端部に第2開口端部が接合される筒状のバルーン
膜とを有する。
【0004】スライド管とカテーテル管との間の隙間に
圧力流体を封入した状態で、スライド管の基端部を操作
し、スライド管を軸方向に前進させることで、筒状のバ
ルーン膜がカテーテル管の先端部からめくり上げられな
がら突出する。この筒状のバルーン膜は適度な可撓性を
有し、その表面がめくり上げられながら突出すること
で、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行
した狭窄部などでも、低摩擦力で狭窄部を傷つけること
なく容易に通過することができる。
圧力流体を封入した状態で、スライド管の基端部を操作
し、スライド管を軸方向に前進させることで、筒状のバ
ルーン膜がカテーテル管の先端部からめくり上げられな
がら突出する。この筒状のバルーン膜は適度な可撓性を
有し、その表面がめくり上げられながら突出すること
で、きわめて狭い狭窄部、偏心した狭窄部あるいは蛇行
した狭窄部などでも、低摩擦力で狭窄部を傷つけること
なく容易に通過することができる。
【0005】筒状のバルーン膜が狭窄部を通過した後、
さらにスライド管を前進させれば、スライド管も、狭窄
部を通過することができる。したがって、このスライド
管を通して、薬液あるいは輸液を、狭窄部の背後の特定
部位に導入することができる。また、同様な理由から、
その特定部位の圧力などを検出することもできる。さら
に特定部位から検査用のサンプリングを行うこともでき
る。
さらにスライド管を前進させれば、スライド管も、狭窄
部を通過することができる。したがって、このスライド
管を通して、薬液あるいは輸液を、狭窄部の背後の特定
部位に導入することができる。また、同様な理由から、
その特定部位の圧力などを検出することもできる。さら
に特定部位から検査用のサンプリングを行うこともでき
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来のスライディング
カテーテルでは、スライド管とカテーテル管との間の隙
間に、X線不透過物質を含んだ圧力流体を封入し、X線
透視下で体腔内へのスライディングカテーテルの挿入位
置を確認している。しかしながら、この方法では、カテ
ーテル管およびスライド管の先端位置をそれぞれ正確に
知ることはできない。そこで、カテーテル管およびスラ
イド管を、X線不透過物質を含ませた合成樹脂材で構成
することも考えられるが、その場合には、鮮明な造影性
はなく、特に、カテーテル管とスライド管が重なり合っ
た部分は区別がつかず、さらにスライド管の先端部分の
位置を正確に知ることは困難である。
カテーテルでは、スライド管とカテーテル管との間の隙
間に、X線不透過物質を含んだ圧力流体を封入し、X線
透視下で体腔内へのスライディングカテーテルの挿入位
置を確認している。しかしながら、この方法では、カテ
ーテル管およびスライド管の先端位置をそれぞれ正確に
知ることはできない。そこで、カテーテル管およびスラ
イド管を、X線不透過物質を含ませた合成樹脂材で構成
することも考えられるが、その場合には、鮮明な造影性
はなく、特に、カテーテル管とスライド管が重なり合っ
た部分は区別がつかず、さらにスライド管の先端部分の
位置を正確に知ることは困難である。
【0007】スライド管の先端部分の位置を正確に知る
ことは、スライド管が軸方向移動可能な範囲、すなわ
ち、反転して繰り出されるバルーン膜の遠位端とスライ
ド管の遠位端とが一致し、スライド管をそれ以上繰り出
すとバルーン膜が破けるおそれが生じるという限界を知
るという観点から非常に重要である。
ことは、スライド管が軸方向移動可能な範囲、すなわ
ち、反転して繰り出されるバルーン膜の遠位端とスライ
ド管の遠位端とが一致し、スライド管をそれ以上繰り出
すとバルーン膜が破けるおそれが生じるという限界を知
るという観点から非常に重要である。
【0008】本発明は、このような実状に鑑みてなさ
れ、少なくともスライド管の先端位置を正確に知ること
ができるスライディングカテーテルを提供することを目
的とする。
れ、少なくともスライド管の先端位置を正確に知ること
ができるスライディングカテーテルを提供することを目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段および作用】本発明者ら
は、少なくともスライド管の遠位端部、好ましくはスラ
イド管の遠位端部及びカテーテル管の遠位端部にX線不
透過性物質を付設することで、体腔内でのカテーテル管
およびスライド管のそれぞれの位置又はカテーテル管と
スライド管の相互の位置関係を容易に確認できるスライ
ディングカテーテルを得ることに成功した。
は、少なくともスライド管の遠位端部、好ましくはスラ
イド管の遠位端部及びカテーテル管の遠位端部にX線不
透過性物質を付設することで、体腔内でのカテーテル管
およびスライド管のそれぞれの位置又はカテーテル管と
スライド管の相互の位置関係を容易に確認できるスライ
ディングカテーテルを得ることに成功した。
【0010】かくして本発明によれば、体腔内に挿入さ
れるカテーテル管と、このカテーテル管の内部に軸方向
移動自在に装着されるスライド体と、このスライド体の
遠位端に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の
遠位端に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜と
を有し、前記カテーテル管と前記筒状のバルーン膜及び
前記スライド体とで形成される内腔部に圧力流体が封入
され且つ少なくとも前記スライド体の遠位端部にX線不
透過性物質を付設してなることを特徴とする、スライド
体を軸方向に移動することにより、前記筒状バルーン膜
が前記カテーテル管の遠位端の内部から反転しながら繰
り出されるスライディングカテーテルが提供される。
れるカテーテル管と、このカテーテル管の内部に軸方向
移動自在に装着されるスライド体と、このスライド体の
遠位端に第1開口端部が接合され、前記カテーテル管の
遠位端に第2開口端部が接合される筒状のバルーン膜と
を有し、前記カテーテル管と前記筒状のバルーン膜及び
前記スライド体とで形成される内腔部に圧力流体が封入
され且つ少なくとも前記スライド体の遠位端部にX線不
透過性物質を付設してなることを特徴とする、スライド
体を軸方向に移動することにより、前記筒状バルーン膜
が前記カテーテル管の遠位端の内部から反転しながら繰
り出されるスライディングカテーテルが提供される。
【0011】本発明のスライディングカテーテルは、少
なくともスライド体の遠位端部にX線不透過性物質を付
設してなるものである。本発明に用いるX線不透過性物
質は、X線透視像が鮮明に現れるものであり、具体的に
は、ニッケル(Ni)−チタン(Ti)合金、ステンレ
ス鋼304、ステンレス鋼316、プラチナ−イリジウ
ム合金等を例示することができる。
なくともスライド体の遠位端部にX線不透過性物質を付
設してなるものである。本発明に用いるX線不透過性物
質は、X線透視像が鮮明に現れるものであり、具体的に
は、ニッケル(Ni)−チタン(Ti)合金、ステンレ
ス鋼304、ステンレス鋼316、プラチナ−イリジウ
ム合金等を例示することができる。
【0012】X線不透過物質の付設は、金属箔を貼り付
けるかもしくは巻き付けるかして、分散液を塗布して、
X線透過性物質をスライド体もしくはカテーテル管の原
材料に混合してスライド体もしくはカテーテル管を形成
するなどして行う。X線透過性物質の軸方向付設幅は、
通常、1mm以上、好ましくは1〜10mm、さらに好
ましくは2〜5mmである。周方向付設幅は、通常1m
m以上、好ましくは2mm以上である。軸方向付設幅又
は周方向付設幅が短いとX線透視像が明確に確認できな
い。軸方向付設幅が長いとスライド体とカテーテル管と
にX線透過性物質を付設したときに両者の重なり部分が
多くなるので、位置関係を確認できなくなる。
けるかもしくは巻き付けるかして、分散液を塗布して、
X線透過性物質をスライド体もしくはカテーテル管の原
材料に混合してスライド体もしくはカテーテル管を形成
するなどして行う。X線透過性物質の軸方向付設幅は、
通常、1mm以上、好ましくは1〜10mm、さらに好
ましくは2〜5mmである。周方向付設幅は、通常1m
m以上、好ましくは2mm以上である。軸方向付設幅又
は周方向付設幅が短いとX線透視像が明確に確認できな
い。軸方向付設幅が長いとスライド体とカテーテル管と
にX線透過性物質を付設したときに両者の重なり部分が
多くなるので、位置関係を確認できなくなる。
【0013】X線透過性物質は少なくともスライド体の
遠位端部に付設する。遠位端部とは、バルーン膜が接合
された部分及びバルーン膜が接合された部分から軸方向
に、通常35mmの距離の範囲内をいう。スライド体と
カテーテル管との位置関係をさらに確実に知ることがで
きるようにするためには、スライド体の遠位端部とカテ
ーテル管の遠位端部とにX線不透過性物質を付設するの
が好ましい。
遠位端部に付設する。遠位端部とは、バルーン膜が接合
された部分及びバルーン膜が接合された部分から軸方向
に、通常35mmの距離の範囲内をいう。スライド体と
カテーテル管との位置関係をさらに確実に知ることがで
きるようにするためには、スライド体の遠位端部とカテ
ーテル管の遠位端部とにX線不透過性物質を付設するの
が好ましい。
【0014】また、スライド体の遠位端部以外の部分も
しくはカテーテル管の遠位端部以外の部分に、X線透過
性物質を付設することもでき、特に、スライド体もしく
はカテーテル管の軸方向に所定間隔で複数付設すると、
カテーテル管とスライド体との位置関係をさらに正確に
把握できるので好ましい。
しくはカテーテル管の遠位端部以外の部分に、X線透過
性物質を付設することもでき、特に、スライド体もしく
はカテーテル管の軸方向に所定間隔で複数付設すると、
カテーテル管とスライド体との位置関係をさらに正確に
把握できるので好ましい。
【0015】本発明のスライディングカテーテルの好適
な態様を以下に示す。 (1)体腔内に挿入されるカテーテル管と、このカテー
テル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド体
と、このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合さ
れ、前記カテーテル管の遠位端に第2開口端部が接合さ
れる筒状のバルーン膜とを有し、前記カテーテル管と前
記筒状のバルーン膜及び前記スライド体とで形成される
内腔部に圧力流体が封入され且つ少なくとも前記スライ
ド体の遠位端部にX線不透過性物質を付設してなること
を特徴とする、スライド体を軸方向に移動することによ
り、前記筒状バルーン膜が前記カテーテル管の遠位端部
内部から反転しながら繰り出されるスライディングカテ
ーテル。
な態様を以下に示す。 (1)体腔内に挿入されるカテーテル管と、このカテー
テル管の内部に軸方向移動自在に装着されるスライド体
と、このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合さ
れ、前記カテーテル管の遠位端に第2開口端部が接合さ
れる筒状のバルーン膜とを有し、前記カテーテル管と前
記筒状のバルーン膜及び前記スライド体とで形成される
内腔部に圧力流体が封入され且つ少なくとも前記スライ
ド体の遠位端部にX線不透過性物質を付設してなること
を特徴とする、スライド体を軸方向に移動することによ
り、前記筒状バルーン膜が前記カテーテル管の遠位端部
内部から反転しながら繰り出されるスライディングカテ
ーテル。
【0016】(2)さらにカテーテル管の遠位端部にX
線不透過性物質を付設してなることを特徴とする前記
(1)のスライディングカテーテル。 (3)X線不透過性物質をスライド体又はカテーテル管
の軸方向等間隔に付設してなる前記(1)又は(2)の
スライディングカテーテル。
線不透過性物質を付設してなることを特徴とする前記
(1)のスライディングカテーテル。 (3)X線不透過性物質をスライド体又はカテーテル管
の軸方向等間隔に付設してなる前記(1)又は(2)の
スライディングカテーテル。
【0017】(4)スライド体が中空管からなることを
特徴とする前記(1)、(2)又は(3)のスライディ
ングカテーテル。 (5)スライド体がポリウレタン、ポリエチレン、ポリ
アミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンから構成される
ものであることを特徴とする前記(1)、(2)、
(3)又は(4)のスライディングカテーテル。
特徴とする前記(1)、(2)又は(3)のスライディ
ングカテーテル。 (5)スライド体がポリウレタン、ポリエチレン、ポリ
アミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンから構成される
ものであることを特徴とする前記(1)、(2)、
(3)又は(4)のスライディングカテーテル。
【0018】(6)カテーテル管がポリウレタン、ポリ
エチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーン
から構成されるものであることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)のスライデ
ィングカテーテル。
エチレン、ポリアミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーン
から構成されるものであることを特徴とする前記
(1)、(2)、(3)、(4)又は(5)のスライデ
ィングカテーテル。
【0019】
【実施例】以下、本発明に係るスライディングカテーテ
ルを、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例に係るスライディングカテーテル
の概略断面図、図2は同実施例のスライディングカテー
テルの一部破断斜視図、図3,4は図1に示すスライデ
ィングカテーテルの使用例を示す要部概略断面図、図5
は本発明の他の実施例に係るスライディングカテーテル
に用いるスライド管の要部斜視図である。
ルを、図面に示す実施例に基づき、詳細に説明する。図
1は本発明の一実施例に係るスライディングカテーテル
の概略断面図、図2は同実施例のスライディングカテー
テルの一部破断斜視図、図3,4は図1に示すスライデ
ィングカテーテルの使用例を示す要部概略断面図、図5
は本発明の他の実施例に係るスライディングカテーテル
に用いるスライド管の要部斜視図である。
【0020】図1,2に示すように、スライディングカ
テーテル2は、血管などの体腔内に挿入されるカテーテ
ル管4を有する。このカテーテル管4は中空管で構成さ
れ、その内部には、スライド体としてのスライド管6
が、軸方向移動自在に装着してある。
テーテル2は、血管などの体腔内に挿入されるカテーテ
ル管4を有する。このカテーテル管4は中空管で構成さ
れ、その内部には、スライド体としてのスライド管6
が、軸方向移動自在に装着してある。
【0021】このスライド管6の遠位端部外周には、筒
状のバルーン膜8の第1開口端8aが接着または熱融着
してある。また、カテーテル管4の遠位端部外周には、
バルーン膜8の第2開口端8bが接着または熱融着して
ある。スライド管6の内部は、中空であり、第1ルーメ
ン15が形成してある。
状のバルーン膜8の第1開口端8aが接着または熱融着
してある。また、カテーテル管4の遠位端部外周には、
バルーン膜8の第2開口端8bが接着または熱融着して
ある。スライド管6の内部は、中空であり、第1ルーメ
ン15が形成してある。
【0022】なお、スライド管6とカテーテル管4との
間の隙間には、第2ルーメン17が形成してある。この
第2ルーメン17は、バルーン膜8の内部に連通してい
る。カテーテル管4は、ある程度の可撓性を有する材質
で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミ
ドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、フッ素樹脂、シリコーン、天然ゴムなどで構成さ
れ、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリア
ミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンで構成される。こ
のカテーテル管4の内表面には、ハイドローマー被覆層
などの摩擦低減層が被覆してあることが好ましい。カテ
ーテル管4の内部で、低摩擦力でスライド管6が軸方向
にスライド移動できるようにするためである。このよう
な観点からは、スライド管6の外表面にも、低摩擦層を
形成することが好ましい。
間の隙間には、第2ルーメン17が形成してある。この
第2ルーメン17は、バルーン膜8の内部に連通してい
る。カテーテル管4は、ある程度の可撓性を有する材質
で構成されることが好ましく、たとえばポリエチレン、
ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレ
ン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合
体、ポリ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸
ビニル共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミ
ドエラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマ
ー、フッ素樹脂、シリコーン、天然ゴムなどで構成さ
れ、好ましくは、ポリウレタン、ポリエチレン、ポリア
ミド、ポリ塩化ビニル又はシリコーンで構成される。こ
のカテーテル管4の内表面には、ハイドローマー被覆層
などの摩擦低減層が被覆してあることが好ましい。カテ
ーテル管4の内部で、低摩擦力でスライド管6が軸方向
にスライド移動できるようにするためである。このよう
な観点からは、スライド管6の外表面にも、低摩擦層を
形成することが好ましい。
【0023】スライド管6は、カテーテル管4と同様
に、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが
好ましく、たとえばポリエチレン、フッ素樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラ
ストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリ
コーン、天然ゴムなどの樹脂又はステンレス、Ni−T
i合金などの金属で構成され、好ましくは、ポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリアミド、シリコーン又はポリ塩
化ビニルで構成される。また、前記樹脂に、心材として
網状の金属(ステンレス、Ni−Ti合金など)を埋め
込んだもので構成されたものであってもよい。
に、ある程度の可撓性を有する材質で構成されることが
好ましく、たとえばポリエチレン、フッ素樹脂、ポリエ
チレンテレフタレート、ポリプロピレン、エチレン−プ
ロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リ塩化ビニル(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル
共重合体、ポリウレタン、ポリアミド、ポリアミドエラ
ストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、シリ
コーン、天然ゴムなどの樹脂又はステンレス、Ni−T
i合金などの金属で構成され、好ましくは、ポリウレタ
ン、ポリエチレン、ポリアミド、シリコーン又はポリ塩
化ビニルで構成される。また、前記樹脂に、心材として
網状の金属(ステンレス、Ni−Ti合金など)を埋め
込んだもので構成されたものであってもよい。
【0024】なお、スライド管6が金属で構成されてい
るものはX線不透過性物質を別個に取り付ける必要がな
い。バルーン膜8は、カテーテル管4およびスライド管
6よりもさらに柔軟性を有する材質で構成されることが
好ましく、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル
(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リウレタン、ポリイソプレン、ポリアミド、ポリアミド
エラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、
シリコーンゴム、天然ゴムなど、好ましくは、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
ウレタン、シリコーンゴムなどで構成される。
るものはX線不透過性物質を別個に取り付ける必要がな
い。バルーン膜8は、カテーテル管4およびスライド管
6よりもさらに柔軟性を有する材質で構成されることが
好ましく、たとえばポリエチレン、ポリエチレンテレフ
タレート、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重
合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポリ塩化ビニル
(PVC)、架橋型エチレン−酢酸ビニル共重合体、ポ
リウレタン、ポリイソプレン、ポリアミド、ポリアミド
エラストマー、ポリイミド、ポリイミドエラストマー、
シリコーンゴム、天然ゴムなど、好ましくは、ポリエチ
レン、ポリエチレンテレフタレート、ポリアミド、ポリ
ウレタン、シリコーンゴムなどで構成される。
【0025】カテーテル管4およびスライド管6の外
径、肉厚、軸方向長さなどの寸法は、このスライディン
グカテーテル2の使用目的に応じて種々に改変される
が、一般に、次の寸法であることが好ましい。カテーテ
ル管4の外径は、好ましくは0.3〜15mm、さらに好
ましくは1〜5mmであり、その肉厚は、好ましくは50
〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μ
m、その軸方向長さは、好ましくは10〜3000mm、
さらに好ましくは50〜1000mmである。スライド管
6の外径は、好ましくは0.1〜10mm、さらに好まし
くは0.5〜4mmであり、その肉厚は、好ましくは50
〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μ
m、その軸方向長さは、カテーテル管4よりも長く、好
ましくは20〜6000mm、さらに好ましくは100〜
2000mmである。
径、肉厚、軸方向長さなどの寸法は、このスライディン
グカテーテル2の使用目的に応じて種々に改変される
が、一般に、次の寸法であることが好ましい。カテーテ
ル管4の外径は、好ましくは0.3〜15mm、さらに好
ましくは1〜5mmであり、その肉厚は、好ましくは50
〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μ
m、その軸方向長さは、好ましくは10〜3000mm、
さらに好ましくは50〜1000mmである。スライド管
6の外径は、好ましくは0.1〜10mm、さらに好まし
くは0.5〜4mmであり、その肉厚は、好ましくは50
〜1000μm、さらに好ましくは100〜500μ
m、その軸方向長さは、カテーテル管4よりも長く、好
ましくは20〜6000mm、さらに好ましくは100〜
2000mmである。
【0026】バルーン膜8の両端開口部8a,8bは、
それぞれスライド管6の遠位端とカテーテル管4の遠位
端とに接合される。したがって、バルーン膜8の外径
は、必ずしも軸方向に一定である必要はなく、その第1
開口端8aがスライド管6の遠位端に接続され、その第
2開口端8bがカテーテル管4の遠位端に接続されるよ
うに都合の良い外径を有する。バルーン膜8の膜厚は、
特に限定されないが、好ましくは10〜1000μm、
さらに好ましくは50〜500μmである。また、バル
ーン膜8の軸方向長さは、スライディングカテーテルの
使用目的に応じて種々に変えることができるが、好まし
くは50〜1000mm、さらに好ましくは100〜50
0mmである。
それぞれスライド管6の遠位端とカテーテル管4の遠位
端とに接合される。したがって、バルーン膜8の外径
は、必ずしも軸方向に一定である必要はなく、その第1
開口端8aがスライド管6の遠位端に接続され、その第
2開口端8bがカテーテル管4の遠位端に接続されるよ
うに都合の良い外径を有する。バルーン膜8の膜厚は、
特に限定されないが、好ましくは10〜1000μm、
さらに好ましくは50〜500μmである。また、バル
ーン膜8の軸方向長さは、スライディングカテーテルの
使用目的に応じて種々に変えることができるが、好まし
くは50〜1000mm、さらに好ましくは100〜50
0mmである。
【0027】図1に示すように、カテーテル管4の基端
部には、分岐部10が設けられ、カテーテル管4内の第
2ルーメン17と連通する分岐管12が装着してある。
図1に示す実施例では、分岐管12が直接カテーテル管
4の基端部外周に装着してあるが、カテーテル管4の基
端に分岐用ハブを接続し、この分岐用ハブに対して分岐
管12を接続することもできる。分岐管及び分岐ハブ
は、患者の体外側に位置するので、カテーテル管4に比
較して剛性の高い材質で構成することができる。
部には、分岐部10が設けられ、カテーテル管4内の第
2ルーメン17と連通する分岐管12が装着してある。
図1に示す実施例では、分岐管12が直接カテーテル管
4の基端部外周に装着してあるが、カテーテル管4の基
端に分岐用ハブを接続し、この分岐用ハブに対して分岐
管12を接続することもできる。分岐管及び分岐ハブ
は、患者の体外側に位置するので、カテーテル管4に比
較して剛性の高い材質で構成することができる。
【0028】分岐管12からは、カテーテル管4の第2
ルーメン17を通して、バルーン膜8の内部に液体が導
入される。封入される液体としては、特に限定されない
が、たとえばX線不透過性物質と生理食塩水との50/
50混合液などが用いられる。X線不透過性物質を含ま
せるのは、スライディングカテーテル2の使用時に、放
射線を用いてバルーン膜8およびカテーテル管4の位置
を造影するためである。なお、X線不透過性物質の混合
液を封入する場合は、スライド体に付設するX線不透過
性物質のX線透過像が不鮮明にならないように、封入す
るX線不透過性物質の混合液濃度を薄くする。X線不透
過性物質の濃度は、通常、60重量%以下である。封入
時の圧力としては、特に限定されないが、ゲージ圧で好
ましくは0.5〜2気圧程度である。
ルーメン17を通して、バルーン膜8の内部に液体が導
入される。封入される液体としては、特に限定されない
が、たとえばX線不透過性物質と生理食塩水との50/
50混合液などが用いられる。X線不透過性物質を含ま
せるのは、スライディングカテーテル2の使用時に、放
射線を用いてバルーン膜8およびカテーテル管4の位置
を造影するためである。なお、X線不透過性物質の混合
液を封入する場合は、スライド体に付設するX線不透過
性物質のX線透過像が不鮮明にならないように、封入す
るX線不透過性物質の混合液濃度を薄くする。X線不透
過性物質の濃度は、通常、60重量%以下である。封入
時の圧力としては、特に限定されないが、ゲージ圧で好
ましくは0.5〜2気圧程度である。
【0029】カテーテル管4の最基端部には、フランジ
状のカテーテル用ハブ14が装着してある。このカテー
テル用ハブ14は、カテーテル管4の最基端部外周に、
接着又は融着してあり、カテーテル管4よりも剛性の高
い材質で構成することができる。このハブ14は、具体
的には、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、スチレン
−ブタジエン共重合体、シリコーン樹脂、ABS樹脂、
好ましくはポリ塩化ビニル、ポリカーボネート又はAB
S樹脂で構成される。このハブ14の外径は、カテーテ
ル管4の外径に対して100〜1000%大きいことが
好ましい。
状のカテーテル用ハブ14が装着してある。このカテー
テル用ハブ14は、カテーテル管4の最基端部外周に、
接着又は融着してあり、カテーテル管4よりも剛性の高
い材質で構成することができる。このハブ14は、具体
的には、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、スチレン
−ブタジエン共重合体、シリコーン樹脂、ABS樹脂、
好ましくはポリ塩化ビニル、ポリカーボネート又はAB
S樹脂で構成される。このハブ14の外径は、カテーテ
ル管4の外径に対して100〜1000%大きいことが
好ましい。
【0030】なお、このハブ14は、前記分岐ハブと一
体に形成することもできる。カテーテル用ハブ14が装
着されたカテーテル管4の内側には、密封用パッキン1
6が装着してある。密封用パッキン16は、バルーン膜
8の内部と、カテーテル管4の内部の第2ルーメン17
とを密封する。しかも、スライド管6を、カテーテル管
4の内部で軸方向にスライド移動自在とするために、密
封用パッキン16は、スライド管6の外周との摺動性に
優れた材質であることが好ましい。このような観点か
ら、密封用パッキンは、好ましくはシリコーン、ポリイ
ソプレン、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリウレタン、
ポリ塩化ビニル、さらに好ましくはシリコーン又は天然
ゴムで構成される。
体に形成することもできる。カテーテル用ハブ14が装
着されたカテーテル管4の内側には、密封用パッキン1
6が装着してある。密封用パッキン16は、バルーン膜
8の内部と、カテーテル管4の内部の第2ルーメン17
とを密封する。しかも、スライド管6を、カテーテル管
4の内部で軸方向にスライド移動自在とするために、密
封用パッキン16は、スライド管6の外周との摺動性に
優れた材質であることが好ましい。このような観点か
ら、密封用パッキンは、好ましくはシリコーン、ポリイ
ソプレン、天然ゴム、ポリブタジエン、ポリウレタン、
ポリ塩化ビニル、さらに好ましくはシリコーン又は天然
ゴムで構成される。
【0031】スライド管6の最基端部にも、フランジ状
のスライド用ハブ18が装着してある。スライド用ハブ
18は、スライド管6の最基端部外周に、接着または融
着してある。スライド用ハブ18は、カテーテル用ハブ
と同様な材質で構成される。スライド管6の内部に形成
された第1ルーメン15は、その遠位端に装着されたバ
ルーン膜8によっても遠位端開口部が閉塞されず、その
基端部に装着されたハブ18によっても基端開口部が閉
塞されない。
のスライド用ハブ18が装着してある。スライド用ハブ
18は、スライド管6の最基端部外周に、接着または融
着してある。スライド用ハブ18は、カテーテル用ハブ
と同様な材質で構成される。スライド管6の内部に形成
された第1ルーメン15は、その遠位端に装着されたバ
ルーン膜8によっても遠位端開口部が閉塞されず、その
基端部に装着されたハブ18によっても基端開口部が閉
塞されない。
【0032】本実施例では、図1,2に示すように、カ
テーテル管4およびスライド管6のそれぞれの遠位端部
外周に、マーク箔20,22が付設してある。マーク箔
20,22は、X線不透過性物質の金属箔で構成され
る。マーク箔20,22をカテーテル管4およびスライ
ド管6の外周に付設するための手段としては、接着、熱
融着または析出法を採用することができる。
テーテル管4およびスライド管6のそれぞれの遠位端部
外周に、マーク箔20,22が付設してある。マーク箔
20,22は、X線不透過性物質の金属箔で構成され
る。マーク箔20,22をカテーテル管4およびスライ
ド管6の外周に付設するための手段としては、接着、熱
融着または析出法を採用することができる。
【0033】マーク箔20,22を構成するX線不透過
性物質としては、たとえば、ニッケル(Ni)−チタン
(Ti)合金、ステンレス鋼304、ステンレス鋼31
6、プラチナ−イリジウム合金等を例示することができ
る。各マーク箔20,22の軸方向付設幅b1 ,b2
は、それぞれ、好ましくは1.0mm〜10.0mm、
さらに好ましくは2.0mm〜5.0mmである。これ
ら付設幅b1 ,b2 は、同一幅でも良いが、異なる幅で
も良い。異なる幅にすることで、X線透視下において、
カテーテル管4またはスライド管6の区別がつき易い。
各マーク箔20,22の厚さは、特に限定されないが、
好ましくは10〜200μm、さらに好ましくは10〜
50μmである。この厚さが余りに薄いと、X線透視下
での造影性が悪くなり、厚すぎると、カテーテル管4の
挿入性またはスライド管6のスライド移動性に悪影響を
与える傾向にある。
性物質としては、たとえば、ニッケル(Ni)−チタン
(Ti)合金、ステンレス鋼304、ステンレス鋼31
6、プラチナ−イリジウム合金等を例示することができ
る。各マーク箔20,22の軸方向付設幅b1 ,b2
は、それぞれ、好ましくは1.0mm〜10.0mm、
さらに好ましくは2.0mm〜5.0mmである。これ
ら付設幅b1 ,b2 は、同一幅でも良いが、異なる幅で
も良い。異なる幅にすることで、X線透視下において、
カテーテル管4またはスライド管6の区別がつき易い。
各マーク箔20,22の厚さは、特に限定されないが、
好ましくは10〜200μm、さらに好ましくは10〜
50μmである。この厚さが余りに薄いと、X線透視下
での造影性が悪くなり、厚すぎると、カテーテル管4の
挿入性またはスライド管6のスライド移動性に悪影響を
与える傾向にある。
【0034】カテーテル管又はスライド管のマーク箔付
設部分の外径の増大を抑制するために、カテーテル管4
およびスライド管6の付設部分に、マーク箔の厚さと同
程度の深さの溝を形成することが好ましい。次に、本実
施例に係るスライディングカテーテル2の使用例につい
て説明する。
設部分の外径の増大を抑制するために、カテーテル管4
およびスライド管6の付設部分に、マーク箔の厚さと同
程度の深さの溝を形成することが好ましい。次に、本実
施例に係るスライディングカテーテル2の使用例につい
て説明する。
【0035】まず、図3に示すように、図1に示すカテ
ーテル管4の遠位端からスライド管6の遠位端が最大限
に引っ込んだ状態で、スライディングカテーテル2を、
その先端部から、血管、卵管、消化管、尿管あるいはそ
の他の体腔30(図3,4参照)内に挿入する。スライ
ディングカテーテル2を、たとえば動脈血管などの体腔
内に挿入するには、セルジンガー法などを採用すれば良
い。
ーテル管4の遠位端からスライド管6の遠位端が最大限
に引っ込んだ状態で、スライディングカテーテル2を、
その先端部から、血管、卵管、消化管、尿管あるいはそ
の他の体腔30(図3,4参照)内に挿入する。スライ
ディングカテーテル2を、たとえば動脈血管などの体腔
内に挿入するには、セルジンガー法などを採用すれば良
い。
【0036】スライディングカテーテル2を体腔内に挿
入した後、カテーテル管4の遠位端部を、目的とする部
分まで挿入する過程は、X線透視下にて行われる。本実
施例では、カテーテル管4の遠位端部外周に、X線不透
過物質で構成されるマーカー箔20が付設してあるの
で、このカテーテル管4の遠位端部位置を正確に把握し
ながら作業を行うことができる。そのため、カテーテル
管4の挿入移動による体腔内壁の損傷を有効に防止する
ことができる。
入した後、カテーテル管4の遠位端部を、目的とする部
分まで挿入する過程は、X線透視下にて行われる。本実
施例では、カテーテル管4の遠位端部外周に、X線不透
過物質で構成されるマーカー箔20が付設してあるの
で、このカテーテル管4の遠位端部位置を正確に把握し
ながら作業を行うことができる。そのため、カテーテル
管4の挿入移動による体腔内壁の損傷を有効に防止する
ことができる。
【0037】図3に示すように、カテーテル管4の遠位
端が、体腔内狭窄部32あるいは体腔内分岐部の手前に
きた場合に、図1に示すスライド管6の基端部に装着さ
れたハブ18を操作し、スライド管6をカテーテル管4
内で前進させる。その結果、図4に示すように、カテー
テル管4の遠位端から、バルーン膜8が、その表裏面が
めくり上げられるように突出する。
端が、体腔内狭窄部32あるいは体腔内分岐部の手前に
きた場合に、図1に示すスライド管6の基端部に装着さ
れたハブ18を操作し、スライド管6をカテーテル管4
内で前進させる。その結果、図4に示すように、カテー
テル管4の遠位端から、バルーン膜8が、その表裏面が
めくり上げられるように突出する。
【0038】このようにバルーン膜8が突出するのは、
バルーン膜8の内部に流体が加圧封入してあると共に、
スライド管6が前進移動するからである。封入流体の圧
力は、スライド管6の前進移動に応じて上昇し、その圧
力により、バルーン膜8が、カテーテル管4の遠位端部
から突出する。バルーン膜8の突出量は、スライド管6
の前進移動量の約1/2である。
バルーン膜8の内部に流体が加圧封入してあると共に、
スライド管6が前進移動するからである。封入流体の圧
力は、スライド管6の前進移動に応じて上昇し、その圧
力により、バルーン膜8が、カテーテル管4の遠位端部
から突出する。バルーン膜8の突出量は、スライド管6
の前進移動量の約1/2である。
【0039】バルーン膜8の送り出しは、X線透視下に
て行われる。本実施例では、カテーテル管4およびスラ
イド管6の遠位端部に、それぞれマーカー箔20,22
が付設してあるので、バルーン膜8の送り出し時に、カ
テーテル管4の遠位端とスライド管6の遠位端との相対
位置関係を把握することができる。そのため、これらの
相対位置関係が良く分からない状態でバルーン膜8を送
り出す場合に比較し、反転して繰り出されるバルーン膜
の遠位端とスライド管遠位端とが一致し、スライド管を
それ以上繰り出すとバルーン膜が破けるおそれが生じる
限界を知ることができる点で操作性が向上する。
て行われる。本実施例では、カテーテル管4およびスラ
イド管6の遠位端部に、それぞれマーカー箔20,22
が付設してあるので、バルーン膜8の送り出し時に、カ
テーテル管4の遠位端とスライド管6の遠位端との相対
位置関係を把握することができる。そのため、これらの
相対位置関係が良く分からない状態でバルーン膜8を送
り出す場合に比較し、反転して繰り出されるバルーン膜
の遠位端とスライド管遠位端とが一致し、スライド管を
それ以上繰り出すとバルーン膜が破けるおそれが生じる
限界を知ることができる点で操作性が向上する。
【0040】バルーン膜8は、可撓性を有すると共に、
その表裏面がめくり上げられながら突出するので、体腔
との摩擦がほとんどなく、きわめて狭い狭窄部32、偏
心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部または体腔内分岐
部などでも、体腔30の内壁を傷つけることなく容易に
通過させることができる。
その表裏面がめくり上げられながら突出するので、体腔
との摩擦がほとんどなく、きわめて狭い狭窄部32、偏
心した狭窄部あるいは蛇行した狭窄部または体腔内分岐
部などでも、体腔30の内壁を傷つけることなく容易に
通過させることができる。
【0041】その後、さらにスライド管6を前進させれ
ば、バルーン膜8は、その表裏面が完全に逆転し、その
内側を通して、スライド管6の遠位端がカテーテル管4
の遠位端から突出し、スライド管6の遠位端は、狭窄部
32あるいは分岐部を完全に通過する。
ば、バルーン膜8は、その表裏面が完全に逆転し、その
内側を通して、スライド管6の遠位端がカテーテル管4
の遠位端から突出し、スライド管6の遠位端は、狭窄部
32あるいは分岐部を完全に通過する。
【0042】その後、このスライド管6の第1ルーメン
15を通して、薬液や輸液を送り込めば、体腔内狭窄部
32または分岐部の背後の特定部位に対して良好に、こ
れらを送り込むことができる。また、その特定部位から
の体液のサンプリング、体液の圧力測定などが可能であ
る。
15を通して、薬液や輸液を送り込めば、体腔内狭窄部
32または分岐部の背後の特定部位に対して良好に、こ
れらを送り込むことができる。また、その特定部位から
の体液のサンプリング、体液の圧力測定などが可能であ
る。
【0043】また、スライド管6の前進移動を途中で止
め、第1ルーメンを通して減圧吸引して、体腔内異物を
突き出したバルーン膜遠位端部に吸い付け、その後スラ
イド管6を後退移動して、いったん突出させたバルーン
膜8をカテーテル管4の遠位端部内に後退移動させるこ
とで、バルーン膜8の内側に体腔内異物(たとえば結
石)を取り込むこともできる。
め、第1ルーメンを通して減圧吸引して、体腔内異物を
突き出したバルーン膜遠位端部に吸い付け、その後スラ
イド管6を後退移動して、いったん突出させたバルーン
膜8をカテーテル管4の遠位端部内に後退移動させるこ
とで、バルーン膜8の内側に体腔内異物(たとえば結
石)を取り込むこともできる。
【0044】さらには、本実施例に係るスライディング
カテーテル2は、内視鏡と組み合わせて用いることもで
きる。内視鏡は、スライディングカテーテル2のスライ
ド管6に形成された第1ルーメン15を通して送り込む
ことができる。また、PTCA(経皮的冠動脈形成術)
用バルーンカテーテルが挿入し難い狭窄部に、まず本実
施例に係るスライディングカテーテル2を通すことで、
その狭窄部にガイドワイヤを通し、その後スライディン
グカテーテル2を抜取り、PTCAバルーンカテーテル
を挿入し、PTCA治療を行うこともできる。
カテーテル2は、内視鏡と組み合わせて用いることもで
きる。内視鏡は、スライディングカテーテル2のスライ
ド管6に形成された第1ルーメン15を通して送り込む
ことができる。また、PTCA(経皮的冠動脈形成術)
用バルーンカテーテルが挿入し難い狭窄部に、まず本実
施例に係るスライディングカテーテル2を通すことで、
その狭窄部にガイドワイヤを通し、その後スライディン
グカテーテル2を抜取り、PTCAバルーンカテーテル
を挿入し、PTCA治療を行うこともできる。
【0045】なお、本発明は、上述した実施例に限定さ
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、図5に示すように、X線不透過
物質で構成されるマーク箔22a,22b,22c,2
2dは、スライド管6の遠位端部一箇所に限らず、スラ
イド管6の遠位端から軸方向所定間隔t1 〜t4 で複数
付設することもできる。軸方向所定間隔t1 〜t4 は、
特に限定されないが、それぞれ、好ましくは、1〜10
mmである。この軸方向所定間隔t1 〜t4 は、すべて同
じ間隔である必要はなく、異なる間隔でも良い。
れるものではなく、本発明の範囲内で種々に改変するこ
とができる。たとえば、図5に示すように、X線不透過
物質で構成されるマーク箔22a,22b,22c,2
2dは、スライド管6の遠位端部一箇所に限らず、スラ
イド管6の遠位端から軸方向所定間隔t1 〜t4 で複数
付設することもできる。軸方向所定間隔t1 〜t4 は、
特に限定されないが、それぞれ、好ましくは、1〜10
mmである。この軸方向所定間隔t1 〜t4 は、すべて同
じ間隔である必要はなく、異なる間隔でも良い。
【0046】また、マーク箔20,22の取付位置は、
カテーテル管4又はスライド管6の内周側でも良い。ま
た、上記実施例では、マーク箔20,22を、それぞれ
カテーテル管4およびスライド管6の遠位端部外周に、
全周にわたって連続的に形成したが、周方向に断続的に
形成しても良い。
カテーテル管4又はスライド管6の内周側でも良い。ま
た、上記実施例では、マーク箔20,22を、それぞれ
カテーテル管4およびスライド管6の遠位端部外周に、
全周にわたって連続的に形成したが、周方向に断続的に
形成しても良い。
【0047】また、マーク箔20をカテーテル管の遠位
端に付設することなく、マーク箔22のみをスライド管
6の遠位端部にのみ形成することもできる。さらに、X
線不透過物質の金属箔で構成されるマーク箔以外のX線
不透過物質の付設方法として、スライド管の製造時に金
属粉などのX線不透過性物質を、スライド管の遠位端部
にのみ部分的に含有させても良い。
端に付設することなく、マーク箔22のみをスライド管
6の遠位端部にのみ形成することもできる。さらに、X
線不透過物質の金属箔で構成されるマーク箔以外のX線
不透過物質の付設方法として、スライド管の製造時に金
属粉などのX線不透過性物質を、スライド管の遠位端部
にのみ部分的に含有させても良い。
【0048】また、X線不透過物質で構成される短チュ
ーブを、カテーテル管またはスライド管の遠位端に接着
または融着することで、X線不透過物質を付設すること
もできる。さらにまた、上述した実施例ではスライド体
として、中空のスライド管を用いたが、スライディング
カテーテルの使用目的によっては、スライド体として中
実の可撓性棒材を用い、棒材の遠位端にセンサなどを取
り付けても良い。またスライド体としての棒材を光ファ
イバーとすることもできる。
ーブを、カテーテル管またはスライド管の遠位端に接着
または融着することで、X線不透過物質を付設すること
もできる。さらにまた、上述した実施例ではスライド体
として、中空のスライド管を用いたが、スライディング
カテーテルの使用目的によっては、スライド体として中
実の可撓性棒材を用い、棒材の遠位端にセンサなどを取
り付けても良い。またスライド体としての棒材を光ファ
イバーとすることもできる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、スライディングカテーテルの使用時において、少な
くともスライド管の遠位端位置を正確に知ることがで
き、バルーン膜の送り出しにより狭窄部または分岐部を
通過させるときの作業性が大幅に向上する。また、スラ
イド管の遠位端部を、狭窄部または分岐部の背後の特定
部位に正確に位置させることができ、その特定部位への
薬液や輸液の送り込み作業性、あるいは、その特定部位
からの体液のサンプリング、体液の圧力測定などの作業
性が向上する。
ば、スライディングカテーテルの使用時において、少な
くともスライド管の遠位端位置を正確に知ることがで
き、バルーン膜の送り出しにより狭窄部または分岐部を
通過させるときの作業性が大幅に向上する。また、スラ
イド管の遠位端部を、狭窄部または分岐部の背後の特定
部位に正確に位置させることができ、その特定部位への
薬液や輸液の送り込み作業性、あるいは、その特定部位
からの体液のサンプリング、体液の圧力測定などの作業
性が向上する。
【図1】図1は本発明の一実施例に係るスライディング
カテーテルの概略断面図である。
カテーテルの概略断面図である。
【図2】図2は同実施例のスライディングカテーテルの
一部破断斜視図である。
一部破断斜視図である。
【図3】図3は図1に示すスライディングカテーテルの
使用例を示す要部概略断面図である。
使用例を示す要部概略断面図である。
【図4】図4は図1に示すスライディングカテーテルの
使用例を示す要部概略断面図である。
使用例を示す要部概略断面図である。
【図5】図5は本発明の他の実施例に係るスライディン
グカテーテルに用いるスライド管の要部斜視図である。
グカテーテルに用いるスライド管の要部斜視図である。
2… スライディングカテーテル 4… カテーテル管 6… スライド管 8… バルーン膜 8a… 第1開口端 8b… 第2開口端 10… 分岐部 12… 分岐管 14… カテーテル用ハブ 15… 第1ルーメン 16… 密封用パッキン 17… 第2ルーメン 18… スライド用ハブ 20,22,20a,20b,20c,20d…マーカ
ー箔(X線不透過物質)
ー箔(X線不透過物質)
Claims (1)
- 【請求項1】 体腔内に挿入されるカテーテル管と、 このカテーテル管の内部に軸方向移動自在に装着される
スライド体と、 このスライド体の遠位端に第1開口端部が接合され、前
記カテーテル管の遠位端に第2開口端部が接合される筒
状のバルーン膜とを有し、 前記カテーテル管と前記筒状のバルーン膜および前記ス
ライド体とで形成される内腔部に圧力流体が封入され且
つ少なくとも前記スライド体の遠位端部にX線不透過性
物質を付設してなることを特徴とする、 スライド体を軸方向に移動することにより、前記筒状バ
ルーン膜が前記カテーテル管の遠位端内部から反転しな
がら繰り出されるスライディングカテーテル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6185720A JPH0847538A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スライディングカテーテル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6185720A JPH0847538A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スライディングカテーテル |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0847538A true JPH0847538A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16175682
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6185720A Pending JPH0847538A (ja) | 1994-08-08 | 1994-08-08 | スライディングカテーテル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0847538A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| JP2010029318A (ja) * | 2008-07-25 | 2010-02-12 | Kaneka Corp | バルーンカテーテル |
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| WO2021063489A1 (en) | 2019-10-01 | 2021-04-08 | Clearstream Technologies Limited | Introducer sheath and a method of introducing said introducer sheath |
-
1994
- 1994-08-08 JP JP6185720A patent/JPH0847538A/ja active Pending
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