JPH0847721A - 板状形材の製造方法及びその装置 - Google Patents

板状形材の製造方法及びその装置

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JPH0847721A JP20419394A JP20419394A JPH0847721A JP H0847721 A JPH0847721 A JP H0847721A JP 20419394 A JP20419394 A JP 20419394A JP 20419394 A JP20419394 A JP 20419394A JP H0847721 A JPH0847721 A JP H0847721A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 板状形材の湾曲を容易に平坦状に矯正できる
製造方法及び製造装置を提供する。 【構成】 一方の面に湾曲する板状形材10を平面状に
加工すべく板状形材10を、この形材10の湾曲面を全
体的に反対方向に押圧する一対の矯正手段14間を通過
させるように構成する。矯正手段14を、連続する凹状
面を有する凹状矯正ロール12と、連続する凸状面を有
する凸状矯正ロール13とで構成する。これにより、板
状形材10の湾曲面を平坦状に容易に矯正することがで
きる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は板状形材の製造方法及
びその装置に関するもので、更に詳細には、断面形状が
例えば櫛歯状のように被対称の板状押出し形材に生じる
湾曲変形を平坦状に矯正するようにした板状形材の製造
方法及びその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば半導体デバイスの製造に使用され
る強制空冷用のヒートシンクは、図6に示すように、対
峙して配置される伝熱性を有する板体2の対向する面に
適宜間隔をおいて複数の溝条3を形成し、対向する溝条
3内にフィン4を嵌合すると共に、溝条3の突壁部7を
かしめ結合した構造となっている。
【0003】このように構成されるヒートシンクにおい
て、板体2とフィン4との固定を確実にし、熱交換効率
の向上を図るために、発明者等はヒートシンク及びその
製造方法を開発した(特願平5−127735号)。こ
のヒートシンクは、図6ないし図8に示すように、アル
ミニウム合金製の押出形材にて形成される板体2に設け
られた溝条3間に、かしめ部5と、このかしめ部5と共
にフィン4を挾持する固定壁部6とを交互に形成して、
溝条3内にフィン4を嵌合した後、押圧治具をもって溝
条3の突壁部7をフィン側に圧潰してフィン4をかしめ
るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ヒ
ートシンクに使用される板体2は断面が略櫛歯状をな
し、表裏面の断面形状が被対称であるため、ダイスを用
いて押出し成形する際、ダイスを通過するメタルの流速
や流量、摩擦抵抗あるいは温度に差が生じるため、図9
に示すように、板体2が溝条3を有する面側に湾曲する
現象が生じる。この湾曲は、例えば板体2の幅が400
mm、板体2の厚みが14mm、溝条3の深さが3mm
のものにおいては、撓みが約3mmも生じる。そのた
め、溝条3間の寸法及び溝条3間の平行度が不揃いとな
り、隣接するフィン4同士が接触したり、かしめ部が不
十分となるという問題があった。また、上記ヒートシン
クの板体2以外の表裏面の形状が被対称の板状形材にお
いても同様な問題があった。
【0005】この発明は上記事情に鑑みなされたもの
で、板状形材の湾曲を容易に平坦状に矯正できるように
した板状形材の製造方法及びその装置を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
にこの発明の板状形材の製造方法は、一方の面に湾曲す
る板状形材を平面状に加工する板状形材の製造方法を前
提とし、上記板状形材を、この形材の湾曲面を全体的に
反対方向に押圧する一対の矯正手段間を通過させること
により、湾曲面を平坦状に矯正することを特徴とするも
のである(請求項1)。
【0007】また、この発明の第1の板状形材の製造装
置は、上記請求項1記載の板状形材の製造方法に使用さ
れる一対の矯正手段を、連続する凹状面を有する凹状矯
正ロールと、連続する凸状面を有する凸状矯正ロールと
で構成してなることを特徴とするものである(請求項
2)。
【0008】また、この発明の第2の板状形材の製造装
置は、上記請求項1記載の板状形材の製造方法に使用さ
れる一対の矯正手段を、中央部が小径となり、両端部側
が漸次大径となる複数のロールからなる第1の矯正ロー
ル体と、中央部が大径となり、両端部側が漸次小径とな
る複数のロールからなる第2の矯正ロール体とで構成し
てなることを特徴とするものである(請求項3)。
【0009】上記第2の板状形材の製造装置において、
上記第1及び第2の矯正ロール体を板状形材の湾曲変形
に対応させて複数組用意しても差し支えないが、好まし
くは第1及び第2の矯正ロール体を、それぞれ回転軸
と、この回転軸に対して着脱可能に装着されるロールと
で構成する方がよい(請求項4)。
【0010】
【作用】この発明によれば、一方の面に湾曲する板状形
材を、この形材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧する
一対の矯正手段間を通過させることにより、湾曲面を平
坦状に矯正することができる(請求項1)。
【0011】上記一対の矯正手段を、連続する凹状面を
有する凹状矯正ロールと、連続する凸状面を有する凸状
矯正ロールとで構成するか、あるいは、中央部が小径と
なり、両端部側が漸次大径となる複数のロールからなる
第1の矯正ロール体と、中央部が大径となり、両端部側
が漸次小径となる複数のロールからなる第2の矯正ロー
ル体とで構成することにより、形材の湾曲面を全体的に
反対方向に押圧することができ、形材の湾曲面を平坦状
に矯正することができる(請求項2,3)。
【0012】また、上記第1及び第2の矯正ロール体
を、それぞれ回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に
装着されるロールとで構成することにより、板状形材の
湾曲変形の度合いに応じて寸法の異なるロールを交換し
て、矯正することができる。
【0013】
【実施例】以下、この発明の実施例を添付図面に基づい
て詳細に説明する。ここでは、板状形材がヒートシンク
に使用される溝条を有する板状形材の場合について説明
する。
【0014】◎第一実施例 図1はこの発明に係る板状形材の製造装置の第一実施例
の要部概略斜視図、図2は図1の要部断面図である。
【0015】この発明の板状形材の製造装置は、押出し
成形された板状形材10(以下に形材という)の搬送路
11中の上下方向に対峙する連続する凹状面12aを有
する凹状矯正ロール12と、連続する凸状面13aを有
する凸状矯正ロール13とで構成される矯正手段14を
具備してなる。
【0016】この場合、凹状矯正ロール12と凸状矯正
ロール13は例えば硬質鋳鉄等にて形成されており、そ
れぞれ回転軸15,16に例えばキー17をもって一体
に回転し得るように取付けられている。また、これら凹
状矯正ロール12の凹状面12aと凸状矯正ロール13
の凸状面13aとは、互いに相似形に形成されて両面1
2a,13a間が所定の間隔に維持されている。
【0017】上記凹状矯正ロール12と凸状矯正ロール
13の回転軸15,16には、例えば互いに噛合する従
動ギア18,19が装着されて、凹状矯正ロール12と
凸状矯正ロール13が反対方向に回転し得るように構成
されている。また、凸状矯正ロール13の回転軸16の
従動ギア19は駆動モータ20の駆動軸20aに装着さ
れた駆動ギア21と噛合されている。このように構成す
ることにより、駆動モータ20の駆動によって駆動ギア
21が回転すると、凸状矯正ロール側の従動ギア19が
回転すると共に、凹状矯正ロール側の従動ギア18が回
転して、凹状矯正ロール12と凸状矯正ロール13がそ
れぞれ形材10の搬送方向に回転する。これにより、形
材10の湾曲面は全体的に反対方向に押圧されて矯正さ
れる。
【0018】上記のように構成される凹状矯正ロール1
2と凸状矯正ロール13を互いに反対方向に回転した状
態において、図示しない押出し成形機から押出し成形さ
れた形材10の溝条3側の湾曲面を上面側にしてロール
コンベア22によって搬送し、凹状矯正ロール12と凸
状矯正ロール13間に挿入すると、図3に示すように、
矯正ロール12,13間に挿入される前は両側辺が上方
に向って湾曲していた形材10(図3(a)の状態)が
矯正ロール12,13によって湾曲面が全体的に反対方
向に押圧されて(図3(b)の状態)、取り出される。
取り出された形材10は形材自体のスプリングバックに
よって幾分元の形状に戻るので、このスプリングバック
を考慮することで、形材10を平坦状に矯正加工するこ
とができる(図3(c)参照)。
【0019】◎第二実施例 図4はこの発明に係る板状形材の製造装置の第二実施例
の要部正面図である。
【0020】第二実施例は形材10の湾曲の度合いに応
じて矯正手段14の一部を交換可能にした場合である。
すなわち、矯正手段14を、中央部に最小径のロール2
3aを配置し、その外側にロール23aよりやや直径の
大きなロール23bを、また、その外側にロール23b
よりやや直径の大きなロール23cを配置して、中央部
から両端部側が漸次大径となる複数(ここでは5個の場
合を示す)のロールからなる第1の矯正ロール体24
と、逆に中央部に最大径のロール23dを配置し、その
外側にロール23dよりやや直径の小さなロール23e
を、また、その外側にロール23eよりやや直径の小さ
なロール23fを配置して、中央部から両端部側が漸次
小径となる複数(ここでは5個の場合を示す)のロール
からなる第2の矯正ロール体25とで構成した場合であ
る。
【0021】この場合、第1の矯正ロール体24のロー
ル23a〜23cと第2の矯正ロール体25のロール2
3d〜23fとの間は等間隔になるように設定されてい
る。また、各ロール23a〜23fは回転軸26に対し
て着脱可能に装着されるように構成されている。例え
ば、図5に示すように、回転軸26を例えば断面十字状
のスプライン軸にて形成し、ロール例えば23a,23
bに十字状の嵌合孔27を設けて、ロール23a,23
bを回転軸26に摺動嵌合させるように構成する。な
お、ロール23a,23b間の間隔はカラーにて形成さ
れるスペーサ28によって保持されている。
【0022】なお、第二実施例において、その他の部分
は上記第一実施例と同じであるので、説明は省略する。
【0023】上記のように矯正手段14を、中央部が小
径となり、両端部側が漸次大径となる複数のロール23
a〜23cからなる第1の矯正ロール体24と、中央部
が大径となり、両端部側が漸次小径となる複数のロール
23d〜23fからなる第2の矯正ロール体25とで構
成することにより、上記第一実施例と同様に、形材10
の湾曲面を全体的に反対方向に押圧して平坦状に矯正す
ることができる。また、形材10の湾曲の度合いに応じ
て第1の矯正ロール体24のロールと第2の矯正ロール
体25のロールを適宜交換することで、寸法や湾曲の異
なる形材10の矯正に対応させることができる。
【0024】なお、上記実施例では、板状形材がヒート
シンクに使用される溝条を有する板体の場合について説
明したが、板状形材は必ずしも溝条を有するものに限定
されるものではなく、表裏面が被対称で一方の面に向っ
て湾曲する板状形材であれば同様に製造することができ
る。
【0025】
【発明の効果】以上に説明したようにこの発明によれ
ば、以下のような効果が得られる。
【0026】1)一方の面に湾曲する板状形材を、この
形材の湾曲面を全体的に反対方向に押圧する一対の矯正
手段間を通過させるので、板状形材の湾曲面を平坦状に
容易に矯正することができる。
【0027】2)強制手段を第1及び第2の矯正ロール
体にて形成した場合、これら矯正ロール体を、それぞれ
回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に装着されるロ
ールとで構成することにより、板状形材の湾曲変形の度
合いに応じて寸法の異なるロールを交換して、矯正する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板状形材の製造装置の第一実施
例の要部概略斜視図である。
【図2】図1の要部断面図である。
【図3】形材の矯正前、矯正時及び矯正後の状態を示す
説明図である。
【図4】板状形材の製造装置の第二実施例の要部断面図
である。
【図5】第二実施例の要部分解斜視図である。
【図6】ヒートシンクの正面図である。
【図7】ヒートシンクの板体とフィンとの取付状態を示
す拡大断面図である。
【図8】ヒートシンクの板体のかしめ部を示す拡大断面
図である。
【図9】板状形材の湾曲状態を示す側面図である。
【符号の説明】
10 板状形材 12 凹状矯正ロール 12a 凹状面 13 凸状矯正ロール 13a 凸状面 14 矯正手段 23a〜23f ロール 24 第1の矯正ロール 25 第2の矯正ロール 26 回転軸 27 嵌合孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に湾曲する板状形材を平面状に
    加工する板状形材の製造方法において、 上記板状形材を、この形材の湾曲面を全体的に反対方向
    に押圧する一対の矯正手段間を通過させることにより、
    湾曲面を平坦状に矯正することを特徴とする板状形材の
    製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の板状形材の製造方法に使
    用される一対の矯正手段を、連続する凹状面を有する凹
    状矯正ロールと、連続する凸状面を有する凸状矯正ロー
    ルとで構成してなることを特徴とする板状形材の製造装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の板状形材の製造方法に使
    用される一対の矯正手段を、中央部が小径となり、両端
    部側が漸次大径となる複数のロールからなる第1の矯正
    ロール体と、中央部が大径となり、両端部側が漸次小径
    となる複数のロールからなる第2の矯正ロール体とで構
    成してなることを特徴とする板状形材の製造装置。
  4. 【請求項4】 第1及び第2の矯正ロール体を、それぞ
    れ回転軸と、この回転軸に対して着脱可能に装着される
    ロールとで構成してなることを特徴とする請求項3記載
    の板状形材の製造装置。
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