JPH084859B2 - トランスファープレスのオーバーロード防止装置 - Google Patents
トランスファープレスのオーバーロード防止装置Info
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- JPH084859B2 JPH084859B2 JP4280675A JP28067592A JPH084859B2 JP H084859 B2 JPH084859 B2 JP H084859B2 JP 4280675 A JP4280675 A JP 4280675A JP 28067592 A JP28067592 A JP 28067592A JP H084859 B2 JPH084859 B2 JP H084859B2
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Landscapes
- Control Of Presses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高速に連続自動運転する
トランスファープレスにおいて、トランスファーが停止
した非常時において、カム機構へかかるオーバーロード
のために各部所の破損する危険性を取り除く技術に係
る。
トランスファープレスにおいて、トランスファーが停止
した非常時において、カム機構へかかるオーバーロード
のために各部所の破損する危険性を取り除く技術に係
る。
【0002】
【従来の技術】トランスファープレスのトランスファー
フィーダーは両側から水平にプレスの中心へ向けて延び
た一対のフィードバーによって材料を把持し、三次元の
運動によって材料を所望の金型位置へ搬送して連続的に
プレス成形を受けた後、成形品を開放する作動を繰り返
してきわめて高能率に成形を量産するシステムである。
フィードバーの駆動には油圧シリンダーや歯車伝達もあ
るが、カムとリンク機構とを組み合わせて駆動源の回転
運動を所望の直線運動に変換する構成が多く採用されて
いる。すなわち、1ケの回転軸に1枚のカムを固着した
ものを3セット具えそれぞれ単一の運動を分担する構成
から、1ケの回転軸に2枚1組のカム3セットを位相を
変えて固定し、所望の動きに変換するように揺動アーム
と組み合わせたものまで、種々の機械的な構成が実施さ
れている。
フィーダーは両側から水平にプレスの中心へ向けて延び
た一対のフィードバーによって材料を把持し、三次元の
運動によって材料を所望の金型位置へ搬送して連続的に
プレス成形を受けた後、成形品を開放する作動を繰り返
してきわめて高能率に成形を量産するシステムである。
フィードバーの駆動には油圧シリンダーや歯車伝達もあ
るが、カムとリンク機構とを組み合わせて駆動源の回転
運動を所望の直線運動に変換する構成が多く採用されて
いる。すなわち、1ケの回転軸に1枚のカムを固着した
ものを3セット具えそれぞれ単一の運動を分担する構成
から、1ケの回転軸に2枚1組のカム3セットを位相を
変えて固定し、所望の動きに変換するように揺動アーム
と組み合わせたものまで、種々の機械的な構成が実施さ
れている。
【0003】回転軸の回転を受けて回転するカムの外周
曲面の変化を受けてこれを直線的な運動に変換するため
には、一般的にカム外周の転送面上を転動しつつ圧接し
て位相の変化を受けるローラを一端に具えた揺動アーム
を、回動自在に取り付けるのが通常の機構である。たと
えば図3に示すようにカム12aの外周面上を転動する
ローラ21aを一端に具えた揺動アーム2aの他端が、
リンク101を介してフィードバー接続部67aに固定
している。先端が揺動アーム2aの上を圧接するエアシ
リンダ4aを取り付け、このピストン側室42aへ図示
しない圧気源から圧縮空気を供給し、ピストンロッド4
1aの先端で常に揺動アームをカム側へ付勢して両者が
圧接するように図っているのである。
曲面の変化を受けてこれを直線的な運動に変換するため
には、一般的にカム外周の転送面上を転動しつつ圧接し
て位相の変化を受けるローラを一端に具えた揺動アーム
を、回動自在に取り付けるのが通常の機構である。たと
えば図3に示すようにカム12aの外周面上を転動する
ローラ21aを一端に具えた揺動アーム2aの他端が、
リンク101を介してフィードバー接続部67aに固定
している。先端が揺動アーム2aの上を圧接するエアシ
リンダ4aを取り付け、このピストン側室42aへ図示
しない圧気源から圧縮空気を供給し、ピストンロッド4
1aの先端で常に揺動アームをカム側へ付勢して両者が
圧接するように図っているのである。
【0004】トランスファーフィーダの三次元的な直線
運動を駆動するカムの回転とフィードバーの動きが、同
調して正常に運動しているときには特に問題はないが、
プレスの成形作業は種々の要素が複雑に絡んでいるの
で、必ずしも常に正常な運動を続けることは保証でき
ず、フィードバーが何かの原因によって動きを阻まれ停
止することがある。このとき駆動源からの駆動力を受け
ているカムは瞬時に回転を停止することができないか
ら、このままでは一方が停止し他方が回転を続けるため
両者を繋ぐ部材、たとえば揺動アームやリンク、ピンの
何処かに無理な力が加わって破損することが避けられな
い。
運動を駆動するカムの回転とフィードバーの動きが、同
調して正常に運動しているときには特に問題はないが、
プレスの成形作業は種々の要素が複雑に絡んでいるの
で、必ずしも常に正常な運動を続けることは保証でき
ず、フィードバーが何かの原因によって動きを阻まれ停
止することがある。このとき駆動源からの駆動力を受け
ているカムは瞬時に回転を停止することができないか
ら、このままでは一方が停止し他方が回転を続けるため
両者を繋ぐ部材、たとえば揺動アームやリンク、ピンの
何処かに無理な力が加わって破損することが避けられな
い。
【0005】このトラブルを防止するために、従来から
もいくつかの提案が示されている。たとえば図3の場合
には、揺動アーム2aとリンク101を回動自在に連結
しているピン102を、ブレーカーピンとしてあらかじ
め設定しておき、フィードバーが停止したときには優先
的にここで切断して装置全体の破損を防止するものであ
る。
もいくつかの提案が示されている。たとえば図3の場合
には、揺動アーム2aとリンク101を回動自在に連結
しているピン102を、ブレーカーピンとしてあらかじ
め設定しておき、フィードバーが停止したときには優先
的にここで切断して装置全体の破損を防止するものであ
る。
【0006】図4に示す実開平4−432号公報(同旨
の実開平4−431号公報もある)もフィードバー停止
の非常時におけるオーバーロード防止装置の一例であ
り、回転軸1bによって回転するリフト系のカム12b
の外周面へ転動自在に圧接するローラ21bを一端に具
えた揺動アーム2bの他端は、係合ピン103、垂直軸
104を介してフィードバー6bを昇降する基本的な構
成を採る。揺動アームを支持する支点軸22bは、フィ
ードバーボックス内に固定立設されたオーバーロード用
シリンダ装置4bに昇降可能に支持されているから、フ
ィードバー6bの運動に何か異常が発生して停止した
ら、シリンダ内の作動油に過大な圧力が加わりシリンダ
外で連通するリリーフ弁(図示せず)が開いて作動油を
一旦逃して支点軸22bを下げ、カム外周面との圧接を
解いて破損を未然に防止するものである。その他、フィ
ードバー側に何かの原因で異状な過負荷が発生したとき
に、直ちに駆動側からの駆動力の伝達を断ち切って装置
の破損や故障を未然に防ぐ提案は多数見出すことがで
き、たとえば、実公平2−30106号公報ではプレス
の回転軸と連動する駆動軸とトランスファー伝導軸の間
に、介装したトルクリミッタと係脱自在に第二のトルク
リミッタを設け、このトルクリミッタは独立した駆動モ
ータと連結している。従来のトルクリミッタは過負荷の
ために噛み合いが外れたときには、手動で噛み合わせを
復帰していたのを、第二のトルクリミッタを駆動して機
械的に復帰できると謳っている。実開昭57−1562
41号では、トランスファー駆動軸1が駆動軸側と被駆
動軸側との間にトルク緩衝装置が介装されて過負荷が掛
かると、作動時に掛かる衝撃トルクを緩衝する構成であ
る。トルク緩衝装置は、駆動軸に連結する差動歯車機構
よりなり、装置全体を包むケースが油圧シリンダーの付
勢力によって定位置に維持されるが、過負荷においては
回転してこれを吸収する構成としている。さらに実公昭
62−13704号公報ではプレス側駆動軸とフィーダ
側駆動軸との間に連結部分を介在させ、カムとリンクを
組合わせた伝達機構を介してフィーダを作動するが、こ
の連結部分には、フィーダ側駆動軸に過負荷が掛かれば
噛み合いが外れるクラッチを主体とするオーバーロード
防止機構が内蔵されている 。
の実開平4−431号公報もある)もフィードバー停止
の非常時におけるオーバーロード防止装置の一例であ
り、回転軸1bによって回転するリフト系のカム12b
の外周面へ転動自在に圧接するローラ21bを一端に具
えた揺動アーム2bの他端は、係合ピン103、垂直軸
104を介してフィードバー6bを昇降する基本的な構
成を採る。揺動アームを支持する支点軸22bは、フィ
ードバーボックス内に固定立設されたオーバーロード用
シリンダ装置4bに昇降可能に支持されているから、フ
ィードバー6bの運動に何か異常が発生して停止した
ら、シリンダ内の作動油に過大な圧力が加わりシリンダ
外で連通するリリーフ弁(図示せず)が開いて作動油を
一旦逃して支点軸22bを下げ、カム外周面との圧接を
解いて破損を未然に防止するものである。その他、フィ
ードバー側に何かの原因で異状な過負荷が発生したとき
に、直ちに駆動側からの駆動力の伝達を断ち切って装置
の破損や故障を未然に防ぐ提案は多数見出すことがで
き、たとえば、実公平2−30106号公報ではプレス
の回転軸と連動する駆動軸とトランスファー伝導軸の間
に、介装したトルクリミッタと係脱自在に第二のトルク
リミッタを設け、このトルクリミッタは独立した駆動モ
ータと連結している。従来のトルクリミッタは過負荷の
ために噛み合いが外れたときには、手動で噛み合わせを
復帰していたのを、第二のトルクリミッタを駆動して機
械的に復帰できると謳っている。実開昭57−1562
41号では、トランスファー駆動軸1が駆動軸側と被駆
動軸側との間にトルク緩衝装置が介装されて過負荷が掛
かると、作動時に掛かる衝撃トルクを緩衝する構成であ
る。トルク緩衝装置は、駆動軸に連結する差動歯車機構
よりなり、装置全体を包むケースが油圧シリンダーの付
勢力によって定位置に維持されるが、過負荷においては
回転してこれを吸収する構成としている。さらに実公昭
62−13704号公報ではプレス側駆動軸とフィーダ
側駆動軸との間に連結部分を介在させ、カムとリンクを
組合わせた伝達機構を介してフィーダを作動するが、こ
の連結部分には、フィーダ側駆動軸に過負荷が掛かれば
噛み合いが外れるクラッチを主体とするオーバーロード
防止機構が内蔵されている 。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】トランスファーバーの
オーバーロード防止装置のうち、図3に示す構成では、
1回トラブルが発生する度に複雑に構成されたカム駆動
装置内へ手を差し入れてピンを取り替えなければなら
ず、フィードバーの停止事故が金型やダイホルダーとの
取り合せが悪くて停止が頻発すればまことに煩瑣に堪え
ないし、労働安全上もきわめて好ましくないという課題
がある。また、図4に示す従来技術は、単なる付勢のた
めに流体圧シリンダを適用するならばともかく、フィー
ドバーの運動の基点を決定する重要なポイントである揺
動アームの支点の位置を、流体圧シリンダを介し直接外
部の負荷に応じて変動することとなり、作動軌跡の精度
上、決して好ましいとは言い難く課題を残す。また、実
公平2−30106号公報、実開昭57−156241
号公報、実公昭62−13704号公報に係る従来技術
は、すべてそれぞれの構成においてトランスファーの作
動中に異状な過負荷が発生したとき、装置の破損を防止
するために駆動力の伝達を断ち切るオーバーロード防止
部(トルクリミッタ)が、すべて駆動軸と伝導軸との連
結点に設けられている点で共通する。フィードバーは言
うまでもなくクランプ、リフト、フィードの三次元運動
であり、その何れの運動においても過負荷の発生する可
能性は否定できない。したがって各次元毎のオーバーロ
ードに対応しなければならないが、その発生が単一的に
生じる保証はないから、結局、すべての従来技術のよう
にオーバーロード防止装置を直接伝導軸自体に取り付け
る方式であれば、保全を完壁に徹底する意図から言え
ば、各単次元毎の駆動トルクの総計を越える設定としな
ければ万全とは言えないことになる。または、過負荷の
発生が相互に重ならないと仮定して防止装置を設計した
としても、各次元の中で最高値を示すトルクを下回るト
ルク設定は、目的を達成する上では無意味であるという
謗りから免れないから、構造体の強度上の要請はきわめ
て高く、設計、製造におけるコスト負担は無視できない
程度まで影響を与えるという課題が残る。
オーバーロード防止装置のうち、図3に示す構成では、
1回トラブルが発生する度に複雑に構成されたカム駆動
装置内へ手を差し入れてピンを取り替えなければなら
ず、フィードバーの停止事故が金型やダイホルダーとの
取り合せが悪くて停止が頻発すればまことに煩瑣に堪え
ないし、労働安全上もきわめて好ましくないという課題
がある。また、図4に示す従来技術は、単なる付勢のた
めに流体圧シリンダを適用するならばともかく、フィー
ドバーの運動の基点を決定する重要なポイントである揺
動アームの支点の位置を、流体圧シリンダを介し直接外
部の負荷に応じて変動することとなり、作動軌跡の精度
上、決して好ましいとは言い難く課題を残す。また、実
公平2−30106号公報、実開昭57−156241
号公報、実公昭62−13704号公報に係る従来技術
は、すべてそれぞれの構成においてトランスファーの作
動中に異状な過負荷が発生したとき、装置の破損を防止
するために駆動力の伝達を断ち切るオーバーロード防止
部(トルクリミッタ)が、すべて駆動軸と伝導軸との連
結点に設けられている点で共通する。フィードバーは言
うまでもなくクランプ、リフト、フィードの三次元運動
であり、その何れの運動においても過負荷の発生する可
能性は否定できない。したがって各次元毎のオーバーロ
ードに対応しなければならないが、その発生が単一的に
生じる保証はないから、結局、すべての従来技術のよう
にオーバーロード防止装置を直接伝導軸自体に取り付け
る方式であれば、保全を完壁に徹底する意図から言え
ば、各単次元毎の駆動トルクの総計を越える設定としな
ければ万全とは言えないことになる。または、過負荷の
発生が相互に重ならないと仮定して防止装置を設計した
としても、各次元の中で最高値を示すトルクを下回るト
ルク設定は、目的を達成する上では無意味であるという
謗りから免れないから、構造体の強度上の要請はきわめ
て高く、設計、製造におけるコスト負担は無視できない
程度まで影響を与えるという課題が残る。
【0008】これとは別にトランスファープレス全体に
課せられた課題として、プレス作業の高速運転化があ
る。すなわち、1枚のカムに1本の揺動アームのローラ
を転動させてカムの回転運動を直線運動に変換しフィー
ドバーへ伝えるには、回転速度上の限界があり、限界を
越えた高速回転ではローラがカム外周の転送面から離れ
て躍動を始め、正確に外周曲面の変動に追随することが
できなくなるのである。トランスファープレスについて
も、作業能率の向上を求めて機械の運転が高速化し、カ
ムからローラへの作動の伝達時の騒音、振動の原因とし
てローラのカム転動面上の躍動が注目されるようになっ
た。
課せられた課題として、プレス作業の高速運転化があ
る。すなわち、1枚のカムに1本の揺動アームのローラ
を転動させてカムの回転運動を直線運動に変換しフィー
ドバーへ伝えるには、回転速度上の限界があり、限界を
越えた高速回転ではローラがカム外周の転送面から離れ
て躍動を始め、正確に外周曲面の変動に追随することが
できなくなるのである。トランスファープレスについて
も、作業能率の向上を求めて機械の運転が高速化し、カ
ムからローラへの作動の伝達時の騒音、振動の原因とし
てローラのカム転動面上の躍動が注目されるようになっ
た。
【0009】この課題に対しては、たとえば図5に示す
特開昭63−41304号公報のように、フィードバー
6cを前進または後退するためにリンク101と連結し
た2本のアドバンス揺動アーム2c、3cを共通の支点
軸22cで軸支し、この両揺動アームの一端にローラ2
1c、31cを具え、この両ローラが回転軸1cによっ
て回転する2ケのカム11c、12cの外周面上を転動
する。この場合、カムの位相の変動を正確に伝えるため
には両ローラがカムの外周面上へ常に圧接しつつ転動す
る必要があり、押圧する付勢力を発揮するために皿ばね
105を取り付けている。すなわち、この皿ばね105
が図3の従来技術におけるエアシリンダ4aの役割を果
すもので、高速回転するカムの外周の転送面から遠心力
と慣性のために、ローラが離れカムの位相の変動が正確
にローラへ伝わらなくなるのを防ぐのである。
特開昭63−41304号公報のように、フィードバー
6cを前進または後退するためにリンク101と連結し
た2本のアドバンス揺動アーム2c、3cを共通の支点
軸22cで軸支し、この両揺動アームの一端にローラ2
1c、31cを具え、この両ローラが回転軸1cによっ
て回転する2ケのカム11c、12cの外周面上を転動
する。この場合、カムの位相の変動を正確に伝えるため
には両ローラがカムの外周面上へ常に圧接しつつ転動す
る必要があり、押圧する付勢力を発揮するために皿ばね
105を取り付けている。すなわち、この皿ばね105
が図3の従来技術におけるエアシリンダ4aの役割を果
すもので、高速回転するカムの外周の転送面から遠心力
と慣性のために、ローラが離れカムの位相の変動が正確
にローラへ伝わらなくなるのを防ぐのである。
【0010】しかし、この従来技術はトランスファープ
レスの高速運転という要請に適切に応えたとしても、別
の大きな課題であるフィードバーの停止による過負荷の
処理に関しては全く対応できず、器材の破損などの危険
性に対する防備が考慮されていないと言わざるを得な
い。このことはトランスファープレスのように大型で駆
動力の大きい重機械における作動変換の機構としては、
きわめて懸念される不安定要素である。
レスの高速運転という要請に適切に応えたとしても、別
の大きな課題であるフィードバーの停止による過負荷の
処理に関しては全く対応できず、器材の破損などの危険
性に対する防備が考慮されていないと言わざるを得な
い。このことはトランスファープレスのように大型で駆
動力の大きい重機械における作動変換の機構としては、
きわめて懸念される不安定要素である。
【0011】本発明は以上に述べた二つの課題を同時に
解決するために、いわゆる確動カムと呼ばれる2枚のカ
ムと2本の揺動アームで構成する高速運転用のカム機構
でありながら、フィードバーの異常停止が突発したとき
直ちに対応し、異常原因の解除とともに直ちにもとの設
定条件へ容易に復帰できるトランスファープレスのオー
バーロード装置の提供を目的とする。
解決するために、いわゆる確動カムと呼ばれる2枚のカ
ムと2本の揺動アームで構成する高速運転用のカム機構
でありながら、フィードバーの異常停止が突発したとき
直ちに対応し、異常原因の解除とともに直ちにもとの設
定条件へ容易に復帰できるトランスファープレスのオー
バーロード装置の提供を目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトランスフ
ァープレスのオーバーロード防止装置は、駆動源の回転
運動をフィードバーの直線運動に変換するカム機構が、
材料の把持と前後、左右、上下の三次元運動の各単一運
動毎にそれぞれ同一の回転軸1へ位相をずらして取り付
けられた従カム11と主カム12の2枚のカムと、それ
ぞれのカムに接触して揺動する従揺動アーム2と主揺動
アーム3の2本の揺動アームからなり、2本の該揺動ア
ームは同一の支点軸22を中心として開閉するハサミ様
体を形成し、従揺動アーム2および主揺動アーム3の一
端にはそれぞれカムの転走面と接触するローラ21およ
び31を回転自在に軸支し、前記支点軸22を隔てた他
方には両揺動アーム間へ伸縮自在に流体圧シリンダ4を
介装し、該流体圧シリンダ4の流体駆動制御装置5から
カム回転の駆動制御装置へ情報伝達経路が形成されてい
ることによって前記の課題を解決した。
ァープレスのオーバーロード防止装置は、駆動源の回転
運動をフィードバーの直線運動に変換するカム機構が、
材料の把持と前後、左右、上下の三次元運動の各単一運
動毎にそれぞれ同一の回転軸1へ位相をずらして取り付
けられた従カム11と主カム12の2枚のカムと、それ
ぞれのカムに接触して揺動する従揺動アーム2と主揺動
アーム3の2本の揺動アームからなり、2本の該揺動ア
ームは同一の支点軸22を中心として開閉するハサミ様
体を形成し、従揺動アーム2および主揺動アーム3の一
端にはそれぞれカムの転走面と接触するローラ21およ
び31を回転自在に軸支し、前記支点軸22を隔てた他
方には両揺動アーム間へ伸縮自在に流体圧シリンダ4を
介装し、該流体圧シリンダ4の流体駆動制御装置5から
カム回転の駆動制御装置へ情報伝達経路が形成されてい
ることによって前記の課題を解決した。
【0013】
【作用】本発明のトランスファー装置のカム機構におい
ては、各単一運動ごとに共通するカム軸に固定するカム
が相互に位相を変えて組み合わせた2枚づつであり、こ
のカムの外周転送面に圧接して転動するローラを具えた
揺動アームもそれぞれ2本づつ共通する支点軸22へ回
動自在に取り付けられハサミ様体を形成している。2本
の揺動アームの間には、ローラと支点軸とを隔てた逆方
向に流体圧シリンダが挾在しているから、揺動アームの
1本は該ローラと支点軸を隔てた逆方向の端部へ流体圧
シリンダのロッド先端から付勢を受け、挺子の原理でロ
ーラ面がカムを押圧している。また、この流体圧シリン
ダの本体は、もう1本の揺動アームのローラと逆方向に
固定されている。すなわち2ケの揺動アームは共通する
支点軸で軸支され、それぞれの一端においてカムの外周
面を挟むように流体圧シリンダからの圧力によって付勢
され押圧しつつカムの運動をフィードバー6の接続部6
7に伝達する。両揺動アームの相対的な位置関係は定常
的には、流体圧シリンダの圧力に拘束されて一定状態を
保ち、両者は恰も1ケの揺動アームのように一体となっ
て揺動運動を繰り返し、この揺動運動がフィードバー接
続部67の直線運動へ変換されてフィードバー6へ伝え
られる。この間、両揺動アームに介在する流体圧シリン
ダのピストンは正常な作動時では殆ど動くことがなく、
両揺動アーム外周面上にある微妙な加工誤差を吸収する
ような微作動を行なう程度に過ぎない。
ては、各単一運動ごとに共通するカム軸に固定するカム
が相互に位相を変えて組み合わせた2枚づつであり、こ
のカムの外周転送面に圧接して転動するローラを具えた
揺動アームもそれぞれ2本づつ共通する支点軸22へ回
動自在に取り付けられハサミ様体を形成している。2本
の揺動アームの間には、ローラと支点軸とを隔てた逆方
向に流体圧シリンダが挾在しているから、揺動アームの
1本は該ローラと支点軸を隔てた逆方向の端部へ流体圧
シリンダのロッド先端から付勢を受け、挺子の原理でロ
ーラ面がカムを押圧している。また、この流体圧シリン
ダの本体は、もう1本の揺動アームのローラと逆方向に
固定されている。すなわち2ケの揺動アームは共通する
支点軸で軸支され、それぞれの一端においてカムの外周
面を挟むように流体圧シリンダからの圧力によって付勢
され押圧しつつカムの運動をフィードバー6の接続部6
7に伝達する。両揺動アームの相対的な位置関係は定常
的には、流体圧シリンダの圧力に拘束されて一定状態を
保ち、両者は恰も1ケの揺動アームのように一体となっ
て揺動運動を繰り返し、この揺動運動がフィードバー接
続部67の直線運動へ変換されてフィードバー6へ伝え
られる。この間、両揺動アームに介在する流体圧シリン
ダのピストンは正常な作動時では殆ど動くことがなく、
両揺動アーム外周面上にある微妙な加工誤差を吸収する
ような微作動を行なう程度に過ぎない。
【0014】フィードバー6が何かのトラブルによって
その動きを阻止されたとき、カムの回転軸は直ちに回転
を停止できないからフィードバー接続部67をさらに動
かそうとするが、カムと揺動アームは2枚づつを組み合
せたダブルカム機構であり、2本の揺動アームでカムを
挟んでいるから、2本の揺動アームの固定した位置関係
が崩れて流体圧シリンダ内のピストンで仕切られた何れ
かの室内の流体圧に変化が生じ、この異変は直ちに流体
駆動制御装置5に検知されてカム駆動源の停止を命令す
ると同時に、カムを挾圧している2本の揺動アームの拘
束を解く。トラブルの原因が取り除かれると、流体駆動
装置を作動させて直ちに現状復帰しトランスファープレ
スを再運転させることができる。
その動きを阻止されたとき、カムの回転軸は直ちに回転
を停止できないからフィードバー接続部67をさらに動
かそうとするが、カムと揺動アームは2枚づつを組み合
せたダブルカム機構であり、2本の揺動アームでカムを
挟んでいるから、2本の揺動アームの固定した位置関係
が崩れて流体圧シリンダ内のピストンで仕切られた何れ
かの室内の流体圧に変化が生じ、この異変は直ちに流体
駆動制御装置5に検知されてカム駆動源の停止を命令す
ると同時に、カムを挾圧している2本の揺動アームの拘
束を解く。トラブルの原因が取り除かれると、流体駆動
装置を作動させて直ちに現状復帰しトランスファープレ
スを再運転させることができる。
【0015】
【実施例】図1は本発明実施例のオーバーロード装置の
要部を示し、前後、左右、上下の三次元運動のうちの任
意の単一運動毎(たとえば上下運動)だけを取り出した
要部である。図2(A)(B)は揺動アームの回動から
フィードバー接続部の直線運動への変換を例示した縦断
正面図と平面図である。その他のトランスファー自体の
全体図は省略しているが、本発明はカムと揺動アームを
組み合わせた作動原理に基ずく限り、どのようなトラン
スファー装置にも適用可能である。図1においてカムは
図示しない駆動源の駆動を受ける回転軸1と、回転軸へ
組み合わせて固定した2枚の従カム11、主カム12か
らなる。従揺動アーム2の先端で軸支するローラ21が
従カム11の小径から大径に沿うとき、主揺動アーム3
の先端で軸支するローラ31は主カム12の大径から小
径に沿い、従揺動アーム2のローラ21が従カム11の
大径から小径に沿うとき主揺動アーム3のローラ31は
主カム12の小径から大径に沿うように主カム12と従
カム11の位相をずらしているから、主揺動アーム3と
従揺動アーム2とが協動するのである。装置が正常に運
転している間は、流体圧シリンダ4の各室の圧力変動は
なく、両揺動アームの両ローラが両カムの転送面に密着
してカムの回転を完全に追随して直線運動に変換する。
要部を示し、前後、左右、上下の三次元運動のうちの任
意の単一運動毎(たとえば上下運動)だけを取り出した
要部である。図2(A)(B)は揺動アームの回動から
フィードバー接続部の直線運動への変換を例示した縦断
正面図と平面図である。その他のトランスファー自体の
全体図は省略しているが、本発明はカムと揺動アームを
組み合わせた作動原理に基ずく限り、どのようなトラン
スファー装置にも適用可能である。図1においてカムは
図示しない駆動源の駆動を受ける回転軸1と、回転軸へ
組み合わせて固定した2枚の従カム11、主カム12か
らなる。従揺動アーム2の先端で軸支するローラ21が
従カム11の小径から大径に沿うとき、主揺動アーム3
の先端で軸支するローラ31は主カム12の大径から小
径に沿い、従揺動アーム2のローラ21が従カム11の
大径から小径に沿うとき主揺動アーム3のローラ31は
主カム12の小径から大径に沿うように主カム12と従
カム11の位相をずらしているから、主揺動アーム3と
従揺動アーム2とが協動するのである。装置が正常に運
転している間は、流体圧シリンダ4の各室の圧力変動は
なく、両揺動アームの両ローラが両カムの転送面に密着
してカムの回転を完全に追随して直線運動に変換する。
【0016】この実施例における流体駆動制御装置5
は、図のように圧力検知器51、過負荷弁52、ポンプ
53、作動検知器54、ノンリークバルブ55などの部
材と、これらを連繋する配管によって組み立てられてい
る。いま、従揺動アーム2のローラ21が従カム11の
小径から大径に沿っているときに、フィードバー6が何
かのトラブルによって停止したとすると、従揺動アーム
2のローラ21は従カム11から押圧力を受けるが、主
揺動アーム3は主カム12から押圧力を受けることなく
フィードバー6と共にほとんど動かないから従揺動アー
ム2が支点軸22の回りに回転して流体圧シリンダ4の
ロッド41を圧縮方向に押圧する。すなわち、従揺動ア
ーム2へ支点軸22を中心とした屈折力が働くから、シ
リンダ側室内の圧力が増大し過負荷弁52が作動してシ
リンダ側室の圧力を排除して、従揺動アーム2に加わる
屈折力も消滅する。過負荷弁52が作動すると、過負荷
弁52の作動検知器54から異常信号が発信されてカム
の回転が緊急停止する。
は、図のように圧力検知器51、過負荷弁52、ポンプ
53、作動検知器54、ノンリークバルブ55などの部
材と、これらを連繋する配管によって組み立てられてい
る。いま、従揺動アーム2のローラ21が従カム11の
小径から大径に沿っているときに、フィードバー6が何
かのトラブルによって停止したとすると、従揺動アーム
2のローラ21は従カム11から押圧力を受けるが、主
揺動アーム3は主カム12から押圧力を受けることなく
フィードバー6と共にほとんど動かないから従揺動アー
ム2が支点軸22の回りに回転して流体圧シリンダ4の
ロッド41を圧縮方向に押圧する。すなわち、従揺動ア
ーム2へ支点軸22を中心とした屈折力が働くから、シ
リンダ側室内の圧力が増大し過負荷弁52が作動してシ
リンダ側室の圧力を排除して、従揺動アーム2に加わる
屈折力も消滅する。過負荷弁52が作動すると、過負荷
弁52の作動検知器54から異常信号が発信されてカム
の回転が緊急停止する。
【0017】主揺動アーム3のローラ31が主カム12
の小径から大径に沿っているときに、フィードバー6に
何かのトラブルが生じて停止すると、従揺動アーム2の
ローラ21が従カム11の大径から小径に沿いながら主
揺動アーム3はほとんど動かないから、流体圧シリンダ
4のロッド41が伸張し、ローラを介してカムを挾むよ
うに押圧していた流体圧力が開放されて減少する。この
ために圧力検知器51が作動して異常信号を発信しカム
回転が緊急停止する。この場合には、従揺動アーム2を
屈折させる力が働かないから、流体圧力を開放する過負
荷弁を設ける必要はないのである。
の小径から大径に沿っているときに、フィードバー6に
何かのトラブルが生じて停止すると、従揺動アーム2の
ローラ21が従カム11の大径から小径に沿いながら主
揺動アーム3はほとんど動かないから、流体圧シリンダ
4のロッド41が伸張し、ローラを介してカムを挾むよ
うに押圧していた流体圧力が開放されて減少する。この
ために圧力検知器51が作動して異常信号を発信しカム
回転が緊急停止する。この場合には、従揺動アーム2を
屈折させる力が働かないから、流体圧力を開放する過負
荷弁を設ける必要はないのである。
【0018】また、流体圧シリンダ4の圧力を流体駆動
制御装置5によって0にすると、両揺動アーム2、3を
自由に回動できるからローラ21、31や流体圧シリン
ダ4を交換したり補修するなどのメンテナンス上に優れ
た利点がある。
制御装置5によって0にすると、両揺動アーム2、3を
自由に回動できるからローラ21、31や流体圧シリン
ダ4を交換したり補修するなどのメンテナンス上に優れ
た利点がある。
【0019】本発明の実施例においてはカムの回転運動
をフィードバーの直線運動に変換する機構について、特
別の構成を適用している。すなわち、主揺動アーム3は
ローラ31と支点軸22を隔てた反対側の端部に連結輪
61を形成し、該連結輪61の内側へ円板62を回転自
在に嵌入し、円板の中心から偏心した位置に設けた円孔
へ回転自在に嵌入したピン63は両端面を挾む箱体60
の側面に設けた孔へ嵌合し、該箱体60の直線方向へ延
出する脚部64がガイド65に穿孔した案内孔66へ摺
動自在に嵌入し、箱体の反対側がフィードバー6の接続
部67と固定しているのが特徴である。
をフィードバーの直線運動に変換する機構について、特
別の構成を適用している。すなわち、主揺動アーム3は
ローラ31と支点軸22を隔てた反対側の端部に連結輪
61を形成し、該連結輪61の内側へ円板62を回転自
在に嵌入し、円板の中心から偏心した位置に設けた円孔
へ回転自在に嵌入したピン63は両端面を挾む箱体60
の側面に設けた孔へ嵌合し、該箱体60の直線方向へ延
出する脚部64がガイド65に穿孔した案内孔66へ摺
動自在に嵌入し、箱体の反対側がフィードバー6の接続
部67と固定しているのが特徴である。
【0020】図2(A)(B)に示すように主揺動アー
ム3は支点軸22を中心として距離Rの位置でフィード
バーの接続部67と接続し、フィードバー6にストロー
クSの垂直運動を与える。連結輪61の中心Qは半径R
の円弧に沿って運動するから、垂直線に対しては円弧の
高さFだけのずれが生じる。中心Qが点P1にあるとき
に中心Qから距離Eだけ偏心したピン63の中心とP1
とはθ1の角度を形成しているが、中心Qが点P2へ移
動したときにはピン63の中心と点P2との形成する角
度はθ2となりピン63が連結輪内で中心Qの回りを回
動する。したがってE>Fの条件さえ満たされれば揺動
アーム3の端部を構成する連結輪61が揺動すれば、フ
ィードバー6に接続する箱体60はガイド65に案内さ
れて直線往復運動に変換する作用を発揮するのである。
ム3は支点軸22を中心として距離Rの位置でフィード
バーの接続部67と接続し、フィードバー6にストロー
クSの垂直運動を与える。連結輪61の中心Qは半径R
の円弧に沿って運動するから、垂直線に対しては円弧の
高さFだけのずれが生じる。中心Qが点P1にあるとき
に中心Qから距離Eだけ偏心したピン63の中心とP1
とはθ1の角度を形成しているが、中心Qが点P2へ移
動したときにはピン63の中心と点P2との形成する角
度はθ2となりピン63が連結輪内で中心Qの回りを回
動する。したがってE>Fの条件さえ満たされれば揺動
アーム3の端部を構成する連結輪61が揺動すれば、フ
ィードバー6に接続する箱体60はガイド65に案内さ
れて直線往復運動に変換する作用を発揮するのである。
【0021】図4、図5にも示したように、従来のトラ
ンスファープレスにおいては、揺動アーム先端の円弧運
動を直線に修正するために、主としてリンク機構を適用
しているが、がたつきの生じる要素を余分に加える結果
となるので製品の精度を維持する上で問題があり、また
従来多用されてきた平面同士間の摺動によるときは機械
仕上げの点で難があってやはり製品の精度維持の上で難
点となりやすい。その点、本実施例のような全面円周面
上の回転摺動によって運動を伝達する方式は、加工の容
易さ、精度の確保とその持続に有利である。
ンスファープレスにおいては、揺動アーム先端の円弧運
動を直線に修正するために、主としてリンク機構を適用
しているが、がたつきの生じる要素を余分に加える結果
となるので製品の精度を維持する上で問題があり、また
従来多用されてきた平面同士間の摺動によるときは機械
仕上げの点で難があってやはり製品の精度維持の上で難
点となりやすい。その点、本実施例のような全面円周面
上の回転摺動によって運動を伝達する方式は、加工の容
易さ、精度の確保とその持続に有利である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上に述べたように2枚のカム
に2本の揺動アームを接触し、高速運転時においても必
ずカムの回転運動を追随して正確な直線運動に変換して
フィードバーへ伝達する。この機能に加え、フィードバ
ー側に何らかのトラブルの生じたとき、直ちに異常に対
応してカム駆動源へ緊急遮断信号を発すると同時に、カ
ムを挾圧していた2本の揺動アームの相互の拘束を開放
するから、作動を伝える全ての部材の何れに対しても無
理な負荷が集中せず、機構が破損される懸念がない。し
かもこの異常時におけるカム停止が2本の揺動アーム間
の圧力バランスによってのみ作動し、基本的な位置であ
る支点軸の位置変動を要件とするものではないから、カ
ム、揺動アーム間の運動の伝達に精度低下に関する不安
定な要素がなく、製品精度の維持の上で従来技術のどの
方式よりも優れている。また、異常発生の検知とともに
停止信号を駆動装置に発し、その原因を除去すれば作動
再開の命令を得て容易に元通りの運転に戻るから、作業
員による手仕事が軽減し、作業能率の向上、安全作業の
確立にもよい結果をもたらす。
に2本の揺動アームを接触し、高速運転時においても必
ずカムの回転運動を追随して正確な直線運動に変換して
フィードバーへ伝達する。この機能に加え、フィードバ
ー側に何らかのトラブルの生じたとき、直ちに異常に対
応してカム駆動源へ緊急遮断信号を発すると同時に、カ
ムを挾圧していた2本の揺動アームの相互の拘束を開放
するから、作動を伝える全ての部材の何れに対しても無
理な負荷が集中せず、機構が破損される懸念がない。し
かもこの異常時におけるカム停止が2本の揺動アーム間
の圧力バランスによってのみ作動し、基本的な位置であ
る支点軸の位置変動を要件とするものではないから、カ
ム、揺動アーム間の運動の伝達に精度低下に関する不安
定な要素がなく、製品精度の維持の上で従来技術のどの
方式よりも優れている。また、異常発生の検知とともに
停止信号を駆動装置に発し、その原因を除去すれば作動
再開の命令を得て容易に元通りの運転に戻るから、作業
員による手仕事が軽減し、作業能率の向上、安全作業の
確立にもよい結果をもたらす。
【0023】その他、流体圧シリンダが2ケのカム外周
面の微細な加工誤差を吸収しフィードバー接続部67へ
の微振動を消滅したこと、流体圧シリンダの流体圧を0
とすることによって各カム、揺動アームを自由に動か
し、手入れや取り替えなどが簡単に実施できること、運
動の変換にリンク機構や平面摺動を採らず円周面同士の
回転摺動としたから、振動やがたつきのない円滑な伝達
となり、メンテナンスと製品精度の上で従来の同種装置
を凌駕する。
面の微細な加工誤差を吸収しフィードバー接続部67へ
の微振動を消滅したこと、流体圧シリンダの流体圧を0
とすることによって各カム、揺動アームを自由に動か
し、手入れや取り替えなどが簡単に実施できること、運
動の変換にリンク機構や平面摺動を採らず円周面同士の
回転摺動としたから、振動やがたつきのない円滑な伝達
となり、メンテナンスと製品精度の上で従来の同種装置
を凌駕する。
【図1】本発明の実施例を示す正面図である。
【図2】同じ実施例の一部詳細を示す縦断正面図(A)
と平面図(B)である。
と平面図(B)である。
【図3】従来技術を示す正面図である。
【図4】別の従来技術を示す正面図である。
【図5】さらに別の従来技術を示す正面図である。
1 回転軸 2 従揺動アーム 3 主揺動アーム 4 流体圧シリンダ 5 流体駆動制御装置 6 フィードバー 11 従カム 12 主カム 21 従ローラ 22 支点軸 31 主ローラ 41 ロッド(流体圧シリンダ) 60 箱体 61 連結輪 62 円板 63 ピン 64 脚部 65 ガイド 66 案内孔 67 フィードバー接続部
Claims (1)
- 【請求項1】 材料の把持と前後、左右、上下の三次元
運動と開放とを組み合わせたトランスファープレスにお
いて、駆動源の回転運動をフィードバーの直線運動に変
換するカム機構が、前記三次元運動の各単一運動毎にそ
れぞれ同一の回転軸1へ位相をずらして取り付けられた
従カム11と主カム12の2枚のカムと、それぞれのカ
ムに接触して揺動する従揺動アーム2と主揺動アーム3
の2本の揺動アームからなり、2本の該揺動アームは同
一の支点軸22を中心として開閉するハサミ様体を形成
し、従揺動アーム2および主揺動アーム3の一端にはそ
れぞれカムの転走面と接触するローラ21および31を
回転自在に軸支し、前記支点軸22を隔てた他方には両
揺動アーム間へ伸縮自在に流体圧シリンダ4を介装し、
該流体圧シリンダ4の流体駆動制御装置5からカム回転
の駆動制御装置へ情報伝達経路が形成されていることを
特徴とするトランスファープレスのオーバーロード防止
装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4280675A JPH084859B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | トランスファープレスのオーバーロード防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4280675A JPH084859B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | トランスファープレスのオーバーロード防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06106272A JPH06106272A (ja) | 1994-04-19 |
| JPH084859B2 true JPH084859B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=17628368
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4280675A Expired - Lifetime JPH084859B2 (ja) | 1992-09-24 | 1992-09-24 | トランスファープレスのオーバーロード防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084859B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN109264309A (zh) * | 2018-09-06 | 2019-01-25 | 赵永忠 | 一种多工位同步联动机构 |
| CN114438283B (zh) * | 2022-02-17 | 2023-01-06 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种副枪移动控制系统及其控制方法 |
| CN118849494A (zh) * | 2024-09-26 | 2024-10-29 | 扬州电力机具厂有限公司 | 一种旋转式冲压机 |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS57156241U (ja) * | 1981-03-30 | 1982-10-01 | ||
| JPH0617604Y2 (ja) * | 1985-07-10 | 1994-05-11 | 三菱自動車工業株式会社 | 車輪軸の車体荷重調整作動保持装置 |
| JPH0350048Y2 (ja) * | 1986-07-11 | 1991-10-25 | ||
| JPH0230106U (ja) * | 1988-08-10 | 1990-02-26 |
-
1992
- 1992-09-24 JP JP4280675A patent/JPH084859B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06106272A (ja) | 1994-04-19 |
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