JPH0848602A - 制電性防虫シート - Google Patents

制電性防虫シート

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JPH0848602A
JPH0848602A JP18558594A JP18558594A JPH0848602A JP H0848602 A JPH0848602 A JP H0848602A JP 18558594 A JP18558594 A JP 18558594A JP 18558594 A JP18558594 A JP 18558594A JP H0848602 A JPH0848602 A JP H0848602A
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JP
Japan
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insect
antistatic
sheet
insect repellent
repellent
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JP18558594A
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Kohei Yamada
耕平 山田
Yoshiko Yamada
嘉子 山田
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Daiwa KK
Shoei Bussan KK
Yachiyo Shoji KK
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Daiwa KK
Shoei Bussan KK
Yachiyo Shoji KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 優れた除電効果と防虫効果とを兼備して、静
電気による障害とダニの発生、繁殖による障害とを一挙
に解決できるようすると共に、優れた抗菌性を有して、
微生物の繁殖によるシートの変色、悪臭の発生を防止
し、かつ微生物の繁殖によって制電シートにおける除電
効果が阻害されるのを防止する制電性防虫シートを提供
すること。 【構成】 基布12にパイル糸13が打ち込まれている
制電性防虫シート11であって、前記基布12及びパイ
ル糸13に導電性繊維16が含まれているとともに、防
虫木の抽出液が微孔を有するカプセル内に封入されたマ
イクロカプセル17を含む防虫樹脂層18が前記基布1
2裏面に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、室内に敷設されるカー
ペット、コンピュータのオペレーション用チェアマッ
ト、部屋の出入り口に敷設される床面用マット、玄関マ
ット、エレベータ内やエレベータホールの開閉扉前に敷
設される床面用マット、あるいは自動車や電車、飛行機
などの室内に敷設されるマット、カーペット、壁材など
に適用される制電性防虫シートに関する。詳細には優れ
た除電効果と防虫効果とを兼備して、静電気による障害
と微生物やダニの発生、繁殖による障害とを一挙に総合
的に解決できるようにした制電性防虫シートに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
制電シートとしては、本出願人が先に出願した特開平2
−267893号公報に記載されたものがある。このシ
ート1は、図8に示すように、導電性短繊維を加えて抄
紙して成り、その紙表面から前記導電性短繊維の一部が
突出している放電紙2を備えており、この放電紙2によ
って人体に帯電した静電気が速やかに吸収され且つ空中
放電されるようになっていた。
【0003】ところが、上記制電シートを、室内に敷設
されるカーペット、コンピュータのオペレーション用チ
ェアマット、部屋の出入り口に敷設される床面用マッ
ト、玄関マット、エレベータ内やエレベータホールの開
閉扉前に敷設される床面用マット、あるいは自動車や電
車、飛行機などの室内に敷設されるマット、カーペット
t、壁材などとして用いたとき、適度な温度と湿気に保
たれた場所では、ダニが発生し易く、このため、人体に
不快感を与えたり、アレルギーなど特殊な病気を媒介し
たりするなどの問題があった。
【0004】このような事情から、ダニの発生に対して
は、 殺ダニ剤をシート上に噴霧または塗布したり、シ
ート内部に注入したりする試みはなされていた。しかし
ながら、いずれもその効果は一時的であり、経時ととも
に、あるいはクリーニングによってその効果は消失して
しまい、長期に渡って効果を保持できないという不具合
があった。
【0005】また、温度と湿気に保たれた場所では、ダ
ニの発生とともに微生物も繁殖し易く、当該シートが変
色したり、悪臭が発生したりして、不衛生な状態になり
がちであった。又、微生物の繁殖により制電シート本来
の静電気の除去効果も阻害されるという不具合もあっ
た。
【0006】このような事情から、静電気を除去する制
電シートに抗菌性を持たせるという試みもなされてい
る。シートに抗菌性を付与する手段としては、実開昭6
0−171440号に示されているように、抗菌性アク
リル系合成繊維やハロゲン化ビスフェノール類の抗菌剤
を含む繊維をシートの構成繊維とする方法がある。又、
特開昭60−234633号に示されているように、抗
菌防カビ剤を含有する樹脂をシートに打ち込まれるパイ
ル糸の構成繊維表面に塗着する方法もある。
【0007】ところが、このような抗菌性を付与する手
段を静電気を除去する制電シートに適用した場合、シー
トに抗菌性を持たせることはできるものの、樹脂でシー
ト表面を覆ったり、抗菌性繊維でシートを構成したりす
るため、シートの静電気を除去する除電効果が低下若し
くは消失するという問題があった。また、樹脂でシート
表面を覆う場合のように、1つの抗菌性制電シートを得
るのに、抗菌性を付与する加工と除電効果を持たせる加
工とを別々に行わなければならず、この結果、当該抗菌
性制電シートは大変に高価なものとなっていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みなされた
ものであり、優れた除電効果と防虫効果とを兼備して、
静電気による障害とダニの発生、繁殖による障害とを一
挙に解決できるようすると共に、優れた抗菌性を有し
て、微生物の繁殖によるシートの変色、悪臭の発生を防
止し、かつ微生物の繁殖によって制電シートにおける除
電効果が阻害されるのを防止する制電性防虫シートを提
供することを目的とするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段及び作用】上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明は、基布にパイル糸が打
ち込まれている制電性防虫シートであって、前記基布及
びパイル糸に導電性繊維が含まれているとともに、防虫
木の抽出液が微孔を有するカプセル内に封入されたマイ
クロカプセルを含む防虫樹脂層が前記基布裏面に設けら
れていることを特徴とする制電性防虫シートをその要旨
とした。
【0010】請求項2記載の発明は、抽出液が月桃より
抽出された液であることを特徴とする制電性防虫シート
をその要旨とした。
【0011】請求項3記載の発明は、防虫樹脂層裏面に
通気性バッキング層が設けられていることを特徴とする
制電性防虫シートをその要旨とした。
【0012】以下、本発明の制電性防虫シートを更に詳
しく説明する。図1に示すように、本発明の制電性防虫
シート11は基布12にパイル糸13が打ち込まれたも
のである。基布はポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊
維、ポリエステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維な
どの繊維を構成繊維とする不織布、紙、織物あるいは編
物である。尚、基布の構成繊維としては、ポリエチレン
繊維、ポリプロピレン繊維などのポリオレフィン繊維が
安価であり、しかも焼却時や火災時に人体や環境に有害
なガスを発生しない点で好ましい。この基布の構成繊維
中には導電性繊維が含まれており、これにより、導電性
が付与され、当該制電性防虫シートに制電性がもたらさ
れることになり、当該シートにアースコードを接続する
ことで、人体からシートへ、シートから床、地面あるい
は車体などの被接地物へと、容易に静電気の除去経路が
形成されることになる。
【0013】導電性繊維が含まれる形態としては、構成
繊維とともに導電性繊維が混紡されて、基布中に導電性
繊維が散在するようにしたもの、基布表面にポリエチレ
ン樹脂などからなるバインダーを塗布し、このバインダ
ー上に導電性繊維を空気流とともに塗布して、導電性繊
維を基布表面にバインダーを介して付着させたもの、あ
るいは基布中に導電性繊維が散在させるとともに、基布
表面に導電性繊維をバインダーを介して付着させたもの
などを挙げることができる。
【0014】導電性繊維には、ステンレススチールファ
イバー、アルミニウムファイバーなどの金属繊維、ポリ
エチレン、ポリプロピレンなどの合成繊維表面に銅、ニ
ッケル、アルミニウムなどの金属をメッキした繊維、金
属粉や導電性化合物粉を混合した繊維、カーボン繊維、
あるいは上記繊維を混用した繊維などを使用することが
でき、これらの導電性繊維が単独でまたは複数種混合し
た状態で基布に含まれているのである。
【0015】基布の目付としては、パイル糸の打ち込む
時に容易に破損しない程度の強度と伸度とを備えたもの
がよく、100〜200g/m2 のものが望ましい。
又、基布における導電性繊維の含有量は特に限定されず
任意であるが、これらの含有量が余りに多くなると基布
の強度が低下し、しかも高価となるので、導電性繊維の
配合量の決定は用途や使用形態などを考慮して適宜決定
するとよい。
【0016】また、基布には前記導電性繊維とともに天
然防虫繊維を含ませて防虫効果をもたせることもでき
る。天然防虫繊維とは、月桃(別名サンニン)、糸芭
蕉、黄蘗、檜、杉、菊、桐、松などの防虫木より得られ
る植物繊維である。これら天然防虫繊維は優れた防虫効
果、抗菌効果を有しており、ダニ、しらみ、蚤、蟻など
の害虫、あるいは微生物が、これらの繊維と接触するこ
とにより、あるいはこれらの繊維より飛散した防虫成分
と触れることにより、その駆除がなされるようになって
いる。これら天然防虫繊維の中でも月桃や糸芭蕉は、同
じく防虫木として知られる檜、杉などが、一旦伐採した
ならば元の環境に戻るまでに何十年という長い年月を要
し、しかも簡単に移植できないのに比べて、株で移植で
き、容易に繁殖する性質を持つことから、その使用が地
球環境の破壊につながるという恐れが少ないので好まし
い。尚、天然防虫繊維には強い刺激臭があり、また種類
によっては直接接触することにより人体に有害なものも
あるので、基布12表面に樹脂コーティング15を施し
て、直接触れたりできないようにするとよい。
【0017】また、天然防虫繊維には殺虫剤を含ませる
こともできる。この場合、天然防虫繊維は同繊維に含ま
れる殺虫剤が天然防虫繊維ととともに強力な殺虫機能を
呈することになり、より効果的な害虫の除去がなされる
ようになる。殺虫剤としては、害虫、特にダニに忌避効
果あるいは殺虫効果を有し、水に溶け難く、空気との接
触により容易に失効しないものが望ましい。例えばリン
系、ピレスロイド系など従来より多用されている殺虫剤
(殺ダニ剤)、特開昭61−122205号公報に示さ
れたヨウ素化ホルマールを主成分とする殺虫剤(殺ダニ
剤)、特開昭61−91103号公報に示された安息香
酸ベンジルと脂肪族系炭化水素を主鎖として有する化合
物を含有する殺虫剤(殺ダニ剤)、特開昭61−143
309号公報に示された殺虫剤その他サリチル酸ベンジ
ル、安息香酸フェニル、サリチル酸フェニル、フタル酸
ジメチル、フタル酸エチル、フタル酸オクチル、フタル
酸ジオクチル、フタル酸ジアリルなどのフタル酸塩類よ
りなる殺虫剤(殺ダニ剤)が好ましい。これらの殺虫剤
を天然防虫繊維に含ませる場合、殺虫剤を分散媒に分散
させ、この分散液に前記繊維状又は粉末状の天然防虫材
を漬けて、繊維または粉末表面に殺虫剤を付着させて含
ませるのである。
【0018】この基布12に打ち込まれているパイル糸
13は、ポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維、ポリ
エステル繊維、アクリル繊維、ナイロン繊維などの繊維
を所定の太さに紡績して作られたものであり、これが前
記基布12の裏面側まで貫通して略U字状となるように
打ち込まれている。尚、パイル糸の構成繊維としては、
基布と同じくポリエチレン繊維、ポリプロピレン繊維な
どのポリオレフィン繊維が安価であり、しかも焼却時や
火災時に人体や環境に有害なガスを発生しない点で好ま
しい。また、このパイル糸13にも導電性繊維16が含
まれており、人体に帯電した静電気は、このパイル糸1
3の導電性繊維16を通じて基布12に含まれる導電性
繊維(図示しない)に吸収されることになる。また、パ
イル糸13にも基布12と同様に天然防虫繊維を含ませ
て防虫効果をもたせることもできる。さらにより効果的
な害虫の除去を目的として天然防虫繊維に殺虫剤を含ま
せることもできる。尚、天然防虫繊維には強い刺激臭が
あり、また種類によっては直接接触することにより人体
に有害なものもあるので、パイル糸13に天然防虫繊維
を含ませる場合には、天然防虫繊維がパイル糸13内部
に存在するようにしたり、含有量を少なくするなどの考
慮をする必要がある。
【0019】上記基布12の裏面に本発明の特徴である
防虫樹脂層18が設けられている。図1に示すように、
防虫樹脂層18は、前記パイル糸13が打ち込まれた基
布12の裏側にパイル糸13の抜け止めとして配される
樹脂層であり、同防虫樹脂層18にはマイクロカプセル
17が含まれている。マイクロカプセル17は、図3に
示すように、尿素ホルマリン樹脂などの高分子材料を素
材とする粒径が5〜15μmの微小容器であり、カプセ
ル17を構成する殻壁には微孔19が形成されている。
そして、このカプセル17の殻壁の微孔19を通して内
部に封入された月桃(別名サンニン)、糸芭蕉、黄蘗、
檜、杉、菊、桐、松などの防虫木の葉、茎、根、樹皮か
らの抽出液20が経時とともに少しずつ浸出するように
なっている。
【0020】図1及び図2に示す防虫樹脂層18は、樹
脂フィルムの表面に前記マイクロカプセル17をバイン
ダーを介して接着した態様を示すものであり、防虫樹脂
層18表面のマイクロカプセル17からの防虫成分がパ
イル糸13側あるいは裏面側へと拡散するようになって
いる。尚、図に示す樹脂フィルムは微孔21を有してお
り、マイクロカプセル17からの防虫成分は、この微孔
21を通じて裏面側へと拡散するようになっている。
尚、防虫樹脂層18の両面にマイクロカプセル17をバ
インダー接着するならば、必ずしも微孔を有するフィル
ムを用いる必要はなく、無孔のフィルムでもよい。
【0021】図4に示すものは、図1及び図2と同じく
ガス透過性を有する微多孔膜を防虫樹脂層18として用
いたものであり、同微多孔膜をマイクロカプセルをバイ
ンダー液とともに分散させた分散液中に浸漬させ、これ
を乾燥することで、マイクロカプセル17を微多孔膜の
微孔21内にバインダーにより固定したカプセル内在型
の防虫樹脂層18である。そして、カプセル17からの
防虫成分が防虫樹脂層18の微孔21を通じてパイル糸
13側あるいは当該シート11の裏面側へと拡散するよ
うになっている。尚、この場合に用いる微多孔膜はマイ
クロカプセル17を微孔21内にバインダーにより固定
することから、微孔21の径は、前記図1及び図2の微
多孔膜の微孔に比べて大きい。尚、カプセル内在型の防
虫樹脂層18としては、樹脂フィルムの圧延工程時に−
20℃〜−30℃に冷凍したマイクロカプセルを投入し
て内部に含ませることにより作製されたものも用いるこ
とができる。
【0022】尚、防虫樹脂層18としては、予め成形さ
れたフィルム表面または内部にマイクロカプセルを含ま
せるものの他に、図5及び図6に示すように、基布12
裏面にパイル糸13の抜け止めとして施されるコーティ
ング剤中にカプセル17を混合した態様を採ることもで
きる。
【0023】また、図2、図4及び図6に示すように、
当該シート11に断熱性やクッション性、ズレ防止など
の機能を付与するため、防虫樹脂層18の裏面にバッキ
ング層14を設けることもできる。このバッキング層1
4は、断熱性、クッション性、ズレ防止性といった機能
の他、防虫樹脂層18からの防虫成分がシートの下面側
へ拡散できるよう通気性を備えたものである。具体的に
は発泡樹脂層、布地、不織布、編物、紙などを挙げるこ
とができる。図2、4、6に示すものは、バッキング層
14として防虫樹脂層18の裏面に通気孔23を有する
発泡樹脂層を設けたものである。尚、防虫樹脂層18の
裏面にバッキング層14を設けた場合、防虫樹脂層18
のマイクロカプセルからの防虫成分が直接接触すると有
害なものでも、その前面が覆われることになるので、取
り扱い時などに直接手を触れるのを防ぐことができる点
で好ましい。
【0024】以上の如く構成された制電性防虫シート1
1にあっては、人体に帯電した静電気が、パイル糸13
を通して基布12へと導かれ、さらにアースコード等を
通じて地面や車体、床面などに接地されるようになって
いる。また、この制電性防虫シート11にあっては、基
布12裏面に設けた防虫樹脂層18に含まれるマイクロ
カプセル17内より浸出した抽出液20の防虫作用によ
り、当該シート11に害虫を寄せ付けず、しかもシート
11に付着した害虫を完全に死滅させることができるよ
うになっている。又、防虫樹脂層18の抽出液20はマ
イクロカプセル17の微孔19を通じて少しずつ浸出す
るので、その防虫効果が一時に喪失することがなく、長
期に渡り防虫効果が保持されるようになっている。
【0025】また、本発明の制電性防虫シートであっ
て、導電性繊維として、銅、アルミニウムなどの金属を
メッキした繊維や、銅、アルミニウムなどの金属粉を混
合した繊維などを含むものにあっては、これらの金属が
導電性と共に抗菌性を備えていることから、シートに付
着した微生物の繁殖を押え、シートの変色、悪臭の発生
を防止し、かつ微生物の繁殖によってシートにおける制
電性が阻害されるのを防止するといった作用効果を有す
る。
【0026】
【実施例】
実施例1 ポリプロピレン繊維にカーボン繊維と月桃より得られた
天然防虫繊維とを加えて混繊し絡合処理により繊維相互
を結合して基布を作製した。図1及び図3に示すよう
に、この基布12の表面にポリエチレン樹脂よりなるコ
ーティング層15を設けた。一方、ポリプロピレン繊維
を複数本束ねた糸であって、糸表面に銅メッキしてなる
導電性繊維16を巻き付けたパイル13を作製し、前記
基布12に所定のボリュームとなるように打ち込んだ。
【0027】次いで、月桃の葉、茎より抽出された抽出
液20が微孔19を有する殻壁よりなるカプセル中に封
入されたマイクロカプセル17を微孔21を有するポリ
エチレンフィルム18表面にポリエチレン系バインダー
を介して接着し、この樹脂フィルム18を基布12の裏
面に、マイクロカプセル17を接着した側が基布12側
となるように接着した。
【0028】この後、基布12の裏側に、発泡ポリウレ
タン樹脂よりなる通気性を有するバッキング層14を形
成した。得られた制電性防虫シートを0.50m×0.74m=
0.37m2の大きさに裁断し、試験用サンプルとした。
尚、シートの周縁は銅メッキした導電性繊維を含むかが
り糸でオーバーロックした。
【0029】上記実施例の制電性防虫シートを使用した
場合の人体の帯電圧を測定する。測定装置:図7に示す
ように、アルミ床30上に絶縁材31を敷き、更にこの
上にポリアミド製カーペット32を敷き、このカーペッ
ト32上に椅子33と制電性防虫シート11とを置く。
尚、制電性防虫シート11周縁にはアースコード(図示
しない)を接続して床面にアースできるようにした。
【0030】人34が椅子33に座り足をシート11に
乗せる。10回背、尻を椅子33に擦りつける。この時
の人体に帯電している静電気を、導線35、絶縁棒36
に取り付けたアルミ板37を介して電位測定器38へと
導き、この電位測定器38によって人体の帯電圧を測定
するのである。測定時の温度は20℃、湿度は20%で
あった。
【0031】上記装置により人体の帯電圧を測定した結
果、防虫マットは放電現象に起因する人体への電撃ショ
ックを完全に解消することができる3.0kvを下回る
帯電圧を実現することができた。
【0032】また、上記実験で用いた制電性防虫シート
を温度35℃、湿度30%の条件下に1カ月間放置した
ところ、いずれのシートにもカビの発生、悪臭の発生は
なかった。又、上記実験で用いたものと同じ構造の制電
性防虫シートを密閉容器内に入れ、これにチリダニを入
れて24時間放置したところ、いずれのシートもダニの
死亡率は100%であった。
【0033】
【発明の効果】上記構成を備えたことにより、請求項1
記載の制電性防虫シートにあっては、基布裏面に設けた
防虫樹脂層に含まれるマイクロカプセル内より浸出する
抽出液の防虫作用により、当該シートにダニ、しらみ、
蚤、蟻など害虫を寄せ付けず、しかもシートに付着した
ダニ、しらみ、蚤、蟻などを完全に死滅させることがで
きる。又、防虫樹脂層の抽出液はマイクロカプセルの微
孔を通じて少しずつ浸出するので、その防虫効果が一時
に喪失することがなく、長期に渡り防虫効果が保持され
る。また、この制電性防虫シートにあっては、基布及び
パイルに導電性繊維が含まれていることから、優れた除
電効果を有している。
【0034】特に基布及びパイル糸に含まれる導電性繊
維として、銅、アルミニウムなどの金属をメッキした繊
維や、銅、アルミニウムなどの金属粉を混合した繊維な
どを用いた場合、これらの金属が導電性と共に抗菌性を
備えていることから、前記マイクロカプセルからの抽出
液の防虫作用とともに、シートに付着した微生物の繁殖
を押え、シートの変色、悪臭の発生を防止し、かつ微生
物の繁殖によってシートにおける制電性が阻害されるの
を防止するといった作用効果を有する。
【0035】請求項2記載の制電性防虫シートにあって
は、抽出液が、月桃より抽出された液であるので、優れ
た防虫効果、防菌効果、防かび効果を有する。しかも月
桃は、同じく防虫木として知られる檜、杉などが、一旦
伐採したならば元の環境に戻るまでに何十年という長い
年月を要し、しかも簡単に移植できないのに比べて、株
で移植でき、容易に繁殖する性質を持つことから、その
使用が地球環境の破壊につながるという恐れもない。
【0036】請求項3記載の制電性防虫シートにあって
は、防虫樹脂層裏面に通気性バッキング層が設けられて
おり、当該シートに断熱性、クッション性、ズレ防止性
などの機能を付与することができ、しかも防虫樹脂層か
らの防虫成分が直接接触すると有害なものでも、その前
面が覆われることになるので、取り扱い時などに直接手
を触れるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の制電性防虫シートの要部を示した拡大
断面図。
【図2】本発明の制電性防虫シートの別の態様の要部を
示した拡大断面図。
【図3】マイクロカプセルを示した拡大断面図。
【図4】防虫樹脂層の別の態様を示した斜視図。
【図5】本発明の制電性防虫シートの別の態様の要部を
示した拡大断面図。
【図6】本発明の制電性防虫シートのさらに別の態様の
要部を示した拡大断面図。
【図7】本発明の制電性防虫シートを用いて人体の帯電
圧を測定する測定装置を示した模式図。
【図8】従来の制電性シートを示した拡大断面図。
【符号の説明】
12・・・基布 13・・・パイル糸 14・・・バッキング層 16・・・導電性繊維 17・・・マイクロカプセル 18・・・防虫樹脂層 19・・・微孔 20・・・抽出液
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B32B 27/18 F 8413−4F // A47G 27/02 C B 102 (72)発明者 山田 嘉子 岐阜県羽島郡笠松町友楽町51番地 有限会 社祥永物産内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基布にパイル糸が打ち込まれている制電
    性防虫シートであって、前記基布及びパイル糸に導電性
    繊維が含まれているとともに、防虫木の抽出液が微孔を
    有するカプセル内に封入されたマイクロカプセルを含む
    防虫樹脂層が前記基布裏面に設けられていることを特徴
    とする制電性防虫シート。
  2. 【請求項2】 抽出液が月桃より抽出された液であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の制電性防虫シート。
  3. 【請求項3】 防虫樹脂層裏面に通気性バッキング層が
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の制電性
    防虫シート。
JP18558594A 1994-08-08 1994-08-08 制電性防虫シート Pending JPH0848602A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18558594A JPH0848602A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 制電性防虫シート

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JP18558594A JPH0848602A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 制電性防虫シート

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JP18558594A Pending JPH0848602A (ja) 1994-08-08 1994-08-08 制電性防虫シート

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10338609A (ja) * 1997-06-05 1998-12-22 Shigeko Yamagishi 防虫芳香剤
JP2002029904A (ja) * 2000-06-30 2002-01-29 Samsung General Chem Co Ltd 防虫フィルムの製造方法
JP2005343981A (ja) * 2004-06-02 2005-12-15 Maruzen Pharmaceut Co Ltd ダニアレルゲン不活性化剤
JP2016214575A (ja) * 2015-05-20 2016-12-22 住江織物株式会社 カ−ペット

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