JPH0848822A - 改良された光安定性および有害生物防除剤耐性を有するポリオレフィンまたはオレフィンコポリマーフィルム - Google Patents

改良された光安定性および有害生物防除剤耐性を有するポリオレフィンまたはオレフィンコポリマーフィルム

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JPH0848822A
JPH0848822A JP7183528A JP18352895A JPH0848822A JP H0848822 A JPH0848822 A JP H0848822A JP 7183528 A JP7183528 A JP 7183528A JP 18352895 A JP18352895 A JP 18352895A JP H0848822 A JPH0848822 A JP H0848822A
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zinc
carbon atoms
calcium
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JP7183528A
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Michela Dr Bonora
ボノラ ミケラ
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Ciba Geigy AG
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08JWORKING-UP; GENERAL PROCESSES OF COMPOUNDING; AFTER-TREATMENT NOT COVERED BY SUBCLASSES C08B, C08C, C08F, C08G or C08H
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    • C08J5/18Manufacture of films or sheets
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    • A01GHORTICULTURE; CULTIVATION OF VEGETABLES, FLOWERS, RICE, FRUIT, VINES, HOPS OR SEAWEED; FORESTRY; WATERING
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Abstract

(57)【要約】 【目的】農業用のポリオレフィン(コポリマー)フィル
ムの光安定性および有害生物防除剤耐性の改良。 【構成】立体障害性アミン(特にポリアルキルピペリジ
ン類)と、Zn、Al、CaおよびMgの酸化物、およ
びZn、AlおよびCaの水酸化物からの金属酸化物ま
たは水酸化物(特にZnO)とからなる安定剤組成物
(場合によりカルボン酸塩やヒドロタルサイト等をさら
に含有し得る)を含むポリオレフィンまたはそのコポリ
マーから得られる、有害生物防除剤〔ピレスロイド,チ
オ尿素,ジチオカルバメート,(イソ)チオシアネート
等〕と接触する場に使用されるフィルム。該フィルムを
用いた温室。安定剤組成物でのフィルムの安定化方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、有害生物防除剤と接触
する安定化されたポリオレフィンまたはポリオレフィン
コポリマーフィルム、農業用途のためにポリオレフィン
またはポリオレフィンコポリマーフィルムを安定化する
方法、そのようにして安定化されたポリオレフィンまた
はポリオレフィンコポリマーフィルムの相当する使用方
法、および立体障害性アミンと亜鉛、アルミニウム、カ
ルシウムおよびマグネシウムの酸化物、および亜鉛、ア
ルミニウムおよびカルシウムの水酸化物から選択される
金属酸化物または水酸化物とからなる安定剤組成物の新
規使用方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ポリオレフィンのための光安定剤として
の立体障害性アミンの使用方法は公知である。改良され
た光安定性を得るために、立体障害性アミンと金属カル
ボキシレート、例えばステアリン酸カルシウムおよび/
または金属酸化物、例えば酸化亜鉛との組合せは提案さ
れている(US−A−5134181,US−A−49
29652,US−A−5037870,US−A−5
180762)。
【0003】農業に適用するためのポリオレフィンまた
はポリオレフィンコポリマーフィルムの良好な安定化の
達成は、上記の適用においてフィルムと接触するように
なる有害生物防除剤の有害作用により妨害される。有害
生物防除剤の適用によるこれらの否定的な影響を克服す
るために、特別な安定剤組成物が提案されている;例え
ばN−ヒドロキシカルビルオキシ置換立体障害性アミン
とステアリン酸カルシウムとの組合せ(US−A−50
96950)、または慣用の立体障害性アミンとヒドロ
タルサイトおよび場合によりUV吸収剤との組合せ(E
P−A−500073,Chem. Abstr. 109:151118q, E
P−A−429731)。立体障害性アミンとヒドロタ
ルサイトとの組合せによる塩素含有有害生物防除剤に対
するポリエチレンフィルムの安定化は、立体障害性アミ
ンと水酸化マグネシウムとの組合せに比べ、より良好で
あることが報告されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】有害生物防除剤に対す
るポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマーの安
定性を改良するための要望は依然として存在する。そこ
で、本発明は改良された光安定性および有害生物防除剤
耐性を有するポリオレフィンまたはオレフィンコポリマ
ーフィルムおよびその使用方法の提供を課題としてなさ
れたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】驚くべきことに、ポリオ
レフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムの光
安定性および有害生物防除剤耐性は、立体障害性アミン
と、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシウ
ムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウ
ムの水酸化物から選択される金属酸化物または水酸化物
との組合せにより著しく改良されることが今見出され
た。従って、本発明の主題は、有害生物防除剤と接触
し、そして光崩壊に対して安定化されたポリオレフィン
またはポリオレフィンコポリマーフィルムであって、前
記ポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマーは立
体障害性アミンと、亜鉛、アルミニウム、カルシウムお
よびマグネシウムの酸化物、および亜鉛、アルミニウム
およびカルシウムの水酸化物から選択される金属酸化物
または水酸化物とを含有することを特徴とする前記ポリ
オレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムで
ある。従って、本発明はまた、立体障害性アミンと、亜
鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシウムの酸
化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウムの水
酸化物から選択される金属酸化物または水酸化物とで安
定化されたポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリ
マーフィルムおよび有害生物防除剤からなる組成物に関
するものである。
【0006】好ましくは、本発明のポリオレフィンまた
はポリオレフィンコポリマーフィルムは農業用途、特に
温室用途に使用される。
【0007】より迅速な光崩壊に寄与し得る有害生物防
除剤はハロゲン原子および/または硫黄原子を含有する
ものである。ハロゲン原子含有有害生物防除剤は通常フ
ッ素原子、塩素原子または臭素原子、特に塩素原子を含
有する化合物を意味する。ポリオレフィンまたはポリオ
レフィンコポリマーフィルムの光安定性への有害作用が
本発明により最も有効に防止される化合物群はペルメト
リンおよびフェンバレレート型のピレスロイド、チオ尿
素、ジチオカルバメート、チオ−およびイソチオシアネ
ートおよび上記化合物を生成する化合物、特に塩素原子
を含有するペルメトリン型の化合物およびジチオカルバ
メート、例えば二塩化ビニリデンおよびアルキルジチオ
カルバミン酸の金属塩を包含する。
【0008】上記ポリオレフィンまたはポリオレフィン
コポリマーは通常、農業用フィルムのためのポリマーで
ある。本発明のフィルムのためのポリオレフィンまたは
ポリオレフィンコポリマーは主に下記の物質である: 1.モノオレフィンおよびジオレフィンのポリマー、例
えばポリプロピレン、ポリイソブチレン、ポリブテン−
1、ポリ−4−メチルペンテン−1、ポリイソプレンま
たはポリブタジエン、並びにシクロオレフィン例えばシ
クロペンテンまたはノルボルネンのポリマー、ポリエチ
レン(非架橋でも架橋されていてもよい)、例えば高密
度ポリエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(L
DPE)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分
岐低密度ポリエチレン(BLDPE)。
【0009】ポリオレフィン、すなわち前項に例示した
モノオレフィンのポリマー、好ましくはポリエチレンお
よびポリプロピレンは異なる方法、特に以下の方法によ
り製造され得る: a)ラジカル重合(通常、高温高圧下)。 b)周期表のIVb、Vb、VIbまたはVIII族の
金属1種以上を通常含有する触媒を用いる接触重合。こ
れらの金属は通常1以上の配位子、典型的にはπ(パ
イ)−またはσ(シグマ)−配位されていてよい酸化
物、ハロゲン化物、アルコレート、エステル、エーテ
ル、アミン、アルキル、アルケニルおよび/またはアリ
ールを有する。これらの金属錯体は遊離体であっても、
または基体(substrate) 、典型的には活性化塩化マグネ
シウム、塩化チタン(III)、アルミナまたは酸化ケ
イ素に固定されていてもよい。これらの触媒は重合化媒
体に可溶性であっても、不溶性であってもよい。触媒は
重合においてそれ自体で使用され得、またその他の活性
化剤、典型的には金属アルキル、金属水素化物、金属ア
ルキルハロゲン化物、金属アルキル酸化物または金属ア
ルキルオキサンが使用され得る(上記金属は周期表のI
a、IIaおよび/またはIIIa族の元素である)。
活性化剤はその他のエステル、エーテル、アミンまたは
シリルエーテル基で慣用方法により変性されてもよい。
上記触媒系は通常フィリップス、スタンダード・オイル
・インディアナ、チーグラー(−ナッタ)、TNZ(デ
ュポン)、メタロセンまたは単一部位触媒(single sit
e catalyst, SSC)と命名されている。
【0010】2.前項1.に記載したポリマーの混合
物、例えばポリプロピレンとポリイソブチレンとの混合
物、ポリプロピレンとポリエチレンとの混合物(例えば
PP/HDPE,PP/LDPE)および異なる種類の
ポリエチレンの混合物(例えばLDPE/HDPE)。
【0011】3.モノオレフィンとジオレフィン相互ま
たは他のビニルモノマーとのコポリマー、例えばエチレ
ン/プロピレンコポリマー、線状低密度ポリエチレン
(LLDPE)およびこれと低密度ポリエチレン(LD
PE)との混合物、プロピレン/ブテン−1コポリマ
ー、プロピレン/イソブチレンコポリマー、エチレン/
ブテン−1コポリマー、エチレン/ヘキセンコポリマ
ー、エチレン/メチルペンテンコポリマー、エチレン/
ヘプテンコポリマー、エチレン/オクテンコポリマー、
プロピレン/ブタジエンコポリマー、イソブチレン/イ
ソプレンコポリマー、エチレン/アルキルアクリレート
コポリマー、エチレン/アルキルメタクリレートコポリ
マー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーおよびそれらの
一酸化炭素とのコポリマーまたはエチレン/アクリル酸
コポリマーおよびそれらの塩類(アイオノマー)、並び
にエチレンとプロピレンとジエン例えばヘキサジエン、
ジシクロペンタジエンまたはエチリデンノルボルネンと
のターポリマー;および上記コポリマー相互の、および
項1.に記載のポリマーとの混合物、例えばポリプロピ
レン/エチレンプロピレンコポリマー、LDPE/エチ
レン−酢酸ビニルコポリマー(EVA)、LDPE/エ
チレン−アクリル酸コポリマー(EAA)、LLDPE
/EVA、LLDPE/EAAおよび交互またはランダ
ムポリアルキレン/一酸化炭素コポリマー、およびそれ
らとその他のポリマー例えばポリアミドとの混合物。
【0012】モノオレフィンのポリマー、特にα−モノ
オレフィン、例えばポリプロピレン、ポリイソブチレ
ン、ポリブテ−1−エン、ポリ−4−メチルペンテ−1
−エン、並びにシクロオレフィンのポリマー、ポリエチ
レン(場合により架橋されてもよい)、例えば高密度ポ
リエチレン(HDPE)、低密度ポリエチレン(LDP
E)、線状低密度ポリエチレン(LLDPE)、分岐状
低密度ポリエチレン(BLDPE)および上記モノマー
と酢酸ビニルとのコポリマーが主に興味深い。ポリエチ
レン、エチレン/プロピレンコポリマー、エチレン/酢
酸ビニルコポリマーおよびポリプロピレン;特に、しば
しばLDPEであるポリエチレンが好ましい。
【0013】本発明に係るポリオレフィンまたはポリオ
レフィンコポリマーフィルムにおける金属酸化物または
水酸化物は主に亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよび
マグネシウムの酸化物、または亜鉛、アルミニウムおよ
びカルシウムの水酸化物、特に酸化亜鉛(ZnO)、水
酸化亜鉛(Zn〔OH〕2 )、オルトまたはメタ水酸化
アルミニウム(Al〔OH〕3 )、α−またはγ−酸化
アルミニウム(Al23 )、または酸化マグネシウム
(MgO)、例えばZnO、Zn(OH)2 またはMg
Oである。亜鉛の酸化物または水酸化物が好ましく、酸
化亜鉛が最も好ましい。
【0014】一般に、本発明に従って安定化されたポリ
オレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムは
ポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマーの重量
に対して立体障害性アミンを0.01ないし5重量%そ
して金属酸化物または水酸化物を0.005ないし3重
量%含有する。両方の安定剤成分の有利な範囲はポリオ
レフィンまたはポリオレフィンコポリマーの重量に対し
て、立体障害性アミンが0.025ないし2重量%、特
に0.05ないし1重量%、そして金属酸化物または水
酸化物が0.005ないし1重量%、特に0.025な
いし0.5重量%である。
【0015】多くの場合において、本発明のポリオレフ
ィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムは、炭素
原子数1ないし30のカルボン酸、特に炭素原子数8な
いし22のカルボン酸の塩を含有し、炭素原子数8ない
し18のカルボン酸の塩が最も重要である。
【0016】ポリオレフィンまたはポリオレフィンコポ
リマーが炭素原子数1ないし30のカルボン酸のアルカ
リ土類金属塩、亜鉛塩およびアルミニウム塩、ヒドロタ
ルサイト(マナセアイト,ハイドロタルク石,hydrotal
cite)およびUV吸収剤から選択されるその他の成分を
1種またはそれ以上含有するポリオレフィンまたはポリ
オレフィンコポリマーフィルムが好ましい。
【0017】炭素原子数1ないし30のカルボン酸の塩
を含有するポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリ
マーフィルムが主として興味深い。場合により添加され
るべき金属カルボキシレートは主にAl、Ba、Ca、
Mg、SrまたはZnの塩である。特に、炭素原子数1
2ないし18のカルボン酸のアルミニウム、カルシウ
ム、マグネシウムまたは亜鉛の塩が好ましい。最も好ま
しくはカルシウム塩、例えばステアリン酸カルシウムで
ある。
【0018】金属カルボキシレートはポリオレフィンま
たはポリオレフィンコポリマーの0.05ないし2重量
%、特に0.1ないし1重量%の量で有利に使用され
る。
【0019】場合に応じ添加されるべきUV吸収剤は、
2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾー
ル、2−ヒドロキシベンゾフェノン、オキサミドおよび
/または2−(2−ヒドロキシフェニル)−1,3,5
−トリアジンからしばしば選択される。2−(2’−ヒ
ドロキシフェニル) ベンゾトリアゾールUV吸収剤が好
ましく、該化合物の例は以下のとおりである:2−
(2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2−(3’,5’−ジ第三ブチル−2’−
ヒドロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(5’
−第三ブチル−2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾトリ
アゾール、2−(2’−ヒドロキシ−5’−(1,1,
3,3−テトラメチルブチル)フェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(3’,5’−ジ第三ブチル−2’−ヒド
ロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2
−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−メチ
ルフェニル)−5−クロロベンゾトリアゾール、2−
(3’−第二ブチル−5’−第三ブチル−2’−ヒドロ
キシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(2’−ヒド
ロキシ−4’−オクチルオキシフェニル)ベンゾトリア
ゾール、2−(3’,5’−ジ第三アミル−2’−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’,
5’−ビス(α,α−ジメチルベンジル)−2’−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール;2−(3’−第
三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチルオ
キシカルボニルエチル)フェニル)−5−クロロベンゾ
トリアゾール、2−(3’−第三ブチル−5’−〔2−
(2−エチルヘキシルオキシ)カルボニルエチル〕−
2’−ヒドロキシフェニル)−5−クロロベンゾトリア
ゾール、2−(3’−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−
5’−(2−メトキシカルボニルエチル)フェニル)−
5−クロロベンゾトリアゾール、2−(3’−第三ブチ
ル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−メトキシカルボニ
ルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’
−第三ブチル−2’−ヒドロキシ−5’−(2−オクチ
ルオキシカルボニルエチル)フェニル)ベンゾトリアゾ
ール、2−(3’−第三ブチル−5’−〔2−(2−エ
チルヘキシルオキシ)カルボニルエチル〕−2’−ヒド
ロキシフェニル)ベンゾトリアゾール、2−(3’−ド
デシル−2’−ヒドロキシ−5’−メチルフェニル)ベ
ンゾトリアゾールおよび2−(3’−第三ブチル−2’
−ヒドロキシ−5’−(2−イソオクチルオキシカルボ
ニルエチル)フェニルベンゾトリアゾールの混合物、
2,2’−メチレン−ビス〔4−(1,1,3,3−テ
トラメチルブチル)−6−ベンゾトリアゾール−2−イ
ルフェノール〕;2−〔3’−第三ブチル−5’−(2
−メトキシカルボニルエチル)−2’−ヒドロキシフェ
ニル〕−2H−ベンゾトリアゾールとポリエチレングリ
コール300とのエステル交換体;〔R−CH2 CH2
−COO(CH2 3 −〕2 −(式中、R=3’−第三
ブチル−4’−ヒドロキシ−5’−2H−ベンゾトリア
ゾール−2−イルフェニル)。
【0020】UV吸収剤はポリオレフィンまたはポリオ
レフィンコポリマーの0.01ないし5重量%、特に
0.05ないし2重量%の量で有利には使用される。
【0021】本発明に係るポリオレフィンまたはポリオ
レフィンコポリマーフィルムは有利にはその他の成分と
してヒドロタルサイトを含有してもよい。
【0022】そのようなヒドロタルサイトは次式I:
【化2】 (式中、M2+はMg,Ca,Sr,Ba,Zn,Pb,
Snおよび/またはNiを表し、M3+はAl,Bまたは
Biを表し、An は原子価nのアニオンを表し、nは1
ないし4の数を表し、xは0ないし0.5の数を表し、
pは0ないし2の数を表し、そしてAは次式:
【化3】 のアニオンを表す)で表される化合物を包含する。
【0023】上記式I中、M2+がCa2+、Mg2+または
Mg2+とZn2+との混合物を表し、An-がCO3 2- 、B
3 3- またはPO3 3- を表し、xが0ないし0.5の数
を表し、そしてpが0ないし2を数を表すヒドロタルサ
イトが好ましい。
【0024】有利に添加され得るその他のヒドロタルサ
イトは次式Ia:
【化4】 (式中、M2+はMgまたはZn、好ましくはMgを表
し、An-はアニオン、例えばCO3 2-
【化5】 OH- およびS2-からなる群から選択されるアニオンを
表し、nはアニオンの原子価を表し、pは正の数、好ま
しくは0ないし5、例えば0.5ないし5の範囲の数を
表し、そしてxおよびzは正の数を表し、xは好ましく
は2ないし6、そしてzは2未満の数を表す)で表され
る化合物である。
【0025】次式Ib−Ih:
【化6】 で表されるヒドロタルサイトが最も好ましい。
【0026】ヒドロタルサイトはポリオレフィンまたは
ポリオレフィンコポリマーの0.01ないし5重量%、
特に0.2ないし3重量%の量で有利に使用される。
【0027】立体障害性アミンは個々の化合物であって
も、また化合物の混合物であってもよい。化合物の混合
物の場合、与えられた量は各々の場合において使用され
る立体障害性アミンの全量に相当する。
【0028】本明細書において立体障害性アミンは特に
次式II:
【化7】 (式中、Gは水素原子またはメチル基を表し、式II中
の1個以下の自由原子価は水素原子で飽和され、そして
2個または3個全ての自由原子価は炭素原子または異原
子への結合を形成する)で表される3価の基を1または
それ以上含有する化合物を意味すると理解されるべきで
ある。
【0029】そのような化合物の例は米国特許第408
6204号、同第4108829号、同第426343
4号、同第4233412号、同第4288593号、
同第4315859号、同第4321374号、同第4
331586号、同第4413093号、同第4435
555号、同第4477615号、同第4335242
号、同第4376836号、同第4433145号、同
第4459395号、同第4477615号、同第45
33688号、同第4540728号、同第45475
48号および同第4740544号、および刊行物EP
−A−22080、EP−A−29522、EP−A−
24338、EP−A−42554、EP−A−444
99、EP−A−70386、EP−A−72009、
EP−A−75849、EP−A−82244、EP−
A−94048、EP−A−107615、EP−A−
402889、EP−A−357223およびDE−A
−3530666に見出され得、これら文献の開示は本
明細書の一部と見なされる。
【0030】多くの場合において、立体障害性アミンは
環状立体障害性アミン、特に次式III:
【化8】 (式中、Gは水素原子またはメチル基を表し、そしてG
1 およびG2 は水素原子、メチル基または一緒になって
置換基=Oを表し;好ましくは式IIIで表されるポリ
アルキルピペリジン基は4位において1または2個の極
性置換基または極性スピロ環系により置換されるてい
る)で表される基を少なくとも1個有するポリアルキル
ピペリジン誘導体群からの化合物である。
【0031】上記式III中、Gが水素原子を表し、そ
してG1 およびG2 が水素原子または一緒になって置換
基=Oを表す基を少なくとも1個有する環状立体障害性
アミンが重要である。
【0032】特に有利には、2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジンの誘導体が本発明に従って使用される。
【0033】重要であるのは、特に、下の(a)ないし
(h)に記載した上記式IIIで表される基を少なくと
も1個有するポリアルキルピペリジン群の使用である: (a)次式IV:
【化9】 〔式中、nは1ないし4の数を表し、GおよびG1 は互
いに独立して水素原子またはメチル基を表し、G11は水
素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原
子数3ないし8のアルケニル基、炭素原子数3ないし8
のアルキニル基、炭素原子数7ないし12のアルアルキ
ル基、炭素原子数1ないし8のアルカノイル基、炭素原
子数3ないし5のアルケノイル基、グリシジル基または
次式:−CH2 CH(OH)−Z(式中、Zは水素原
子、メチル基またはフェニル基を表す)で表される基を
表し、G11は好ましくはH、炭素原子数1ないし4のア
ルキル基、アリル基、ベンジル基、アセチル基またはア
クリロイル基を表し、そしてnが1の場合、G12は水素
原子、1もしくはそれ以上の酸素原子により中断されて
もよい炭素原子数1ないし18のアルキル基、シアノエ
チル基、ベンジル基、グリシジル基、脂肪族、環状脂肪
族、芳香脂肪族、不飽和もしくは芳香族カルボン酸、カ
ルバミン酸またはリン含有酸の1価の基、または1価の
シリル基、好ましくは炭素原子数2ないし18の脂肪族
カルボン酸、炭素原子数7ないし15の環状脂肪族カル
ボン酸、炭素原子数3ないし5のα,β−不飽和カルボ
ン酸もしくは炭素原子数7ないし15の芳香族カルボン
酸の基を表し、上記カルボン酸は脂肪族、環状脂肪族も
しくは芳香族部分において次式:−COOZ12(式中、
12はH、炭素原子数1ないし20のアルキル基、炭素
原子数3ないし12のアルケニル基、炭素原子数5ない
し7のシクロアルキル基、フェニル基またはベンジル基
を表す)で表される基1ないし3個により置換されてい
てもよく、nが2の場合、G12は炭素原子数2ないし1
2のアルキレン基、炭素原子数4ないし12のアルケニ
レン基、キシリレン基、脂肪族、環状脂肪族、芳香脂肪
族もしくは芳香族ジカルボン酸、ジカルバミン酸または
リン含有酸の2価の基、または2価のシリル基、好まし
くは炭素原子数2ないし36の脂肪族ジカルボン酸、炭
素原子数8ないし14の環状脂肪族もしくは芳香族ジカ
ルボン酸、または炭素原子数8ないし14の脂肪族、環
状脂肪族もしくは芳香族ジカルバミン酸の基を表し、上
記ジカルボン酸は脂肪族、環状脂肪族もしくは芳香族部
分において次式:−COOZ12で表される基1または2
個により置換されていてもよく、nが3の場合、G12
脂肪族、環状脂肪族もしくは芳香族部分において次式:
−COOZ12で表される基により置換されていてもよい
脂肪族、環状脂肪族もしくは芳香族トリカルボン酸、芳
香族トリカルバミン酸、またはリン含有酸の3価の基、
または3価のシリル基を表し、そしてnが4の場合、G
12は脂肪族、環状脂肪族または芳香族テトラカルボン酸
の4価の基を表す〕で表される化合物。
【0034】上記カルボン酸基は各々の場合において次
式:(−CO)n Rで表される基を包含し、nの意味は
上に与えられており、そしてRの意味は上記の定義から
明らかである。
【0035】存在するあらゆる炭素原子数1ないし12
のアルキル基は例えばメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル基、n
−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキシル
基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル基ま
たはn−ドデシル基である。
【0036】炭素原子数1ないし18のアルキル基とし
てのG11またはG12の例は上に挙げた基、そしてさらに
例えばn−トリデシル基、n−テトラデシル基、n−ヘ
キサデシル基またはn−オクタデシル基であってよい。
炭素原子数3ないし8のアルケニル基としてのG11の例
は1−プロペニル基、アリル基、メタリル基、2−ブテ
ニル基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基、2−オ
クテニル基、4−第三ブチル−2−ブテニル基であって
よい。炭素原子数3ないし8のアルキニル基としてのG
11は好ましくはプロパルギル基である。炭素原子数7な
いし12のアルアルキル基としてのG11は特にフェネチ
ル基であり、そして特にベンジル基である。炭素原子数
1ないし8のアルカノイル基としてのG11の例はホルミ
ル基、プロピオニル基、ブチリル基、オクタノイル基で
あるが、好ましくはアセチル基であり、そして炭素原子
数3ないし5のアルケノイル基としてのG11の例は特に
アクリロイル基である。
【0037】カルボン酸の1価の基としてのG12は例え
ば酢酸、カプロン酸、ステアリン酸、アクリル酸、メタ
クリル酸、安息香酸またはβ−(3,5−ジ第三ブチル
−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸の基である。
1価のシリル基としてのG12は例えば次式:−(Cj
2j)−Si(Z’)2Z”(式中、jは2ないし5の範
囲の整数を表し、そしてZ’およびZ”は互いに独立し
て炭素原子数1ないし4のアルキル基または炭素原子数
1ないし4のアルコキシ基を表す)で表される基であ
る。ジカルボン酸の2価の基としてのG12は例えばマロ
ン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、スベリン
酸、セバシン酸、マレイン酸、イタコン酸、フタル酸、
ジブチルマロン酸、ジベンジルマロン酸、ブチル(3,
5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシベンジル)マロン酸
またはビシクロヘプテンジカルボン酸の基である。トリ
カルボン酸の3価の基としてのG12は例えばトリメリッ
ト酸、クエン酸またはニトリロトリ酢酸の基である。テ
トラカルボン酸の4価の基としてのG12は例えばブタン
−1,2,3,4−テトラカルボン酸またはピロメリッ
ト酸の4価の基である。ジカルバミン酸の2価の基とし
てのG12は例えばヘキサメチレンジカルバミン酸または
2,4−トルイレンジカルバミン酸の基である。
【0038】上記式IV中、Gが水素原子を表し、G11
が水素原子またはメチル基を表し、nが2を表し、そし
てG12が炭素原子数4ないし12の脂肪族ジカルボン酸
のジアシル基を表す化合物が好ましい。
【0039】この群のポリアルキルピペリジン化合物の
例は以下の化合物である: 1)4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、 2)1−アリル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−テ
トラメチルピペリジン、 3)1−ベンジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,6−
テトラメチルピペリジン、 4)1−(4−第三ブチル−2−ブテニル)−4−ヒド
ロキシ−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、 5)4−ステアロイルオキシ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、 6)1−エチル−4−サリチロイルオキシ−2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン、 7)4−メタクリロイルオキシ−1,2,2,6,6−
ペンタメチルピペリジン、 8)1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン−4
−イル−β−(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒドロキシ
フェニル)プロピオネート、 9)ジ(1−ベンジル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)マレエート、 10)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)スクシネート、 11)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)グルタレート、 12)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)アジペート、 13)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)セバケート、 14)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)セバケート、 15)ジ(1,2,3,6−テトラメチル−2,6−ジ
エチルピペリジン−4−イル)セバケート、 16)ジ(1−アリル−2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)フタレート、 18)1−アセチル−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン−4−イルアセテート、 19)トリメリット酸トリ(2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン−4−イル)エステル、 20)1−アクリロイル−4−ベンジルオキシ−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、 21)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)ジエチルマロネート、 22)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)ジブチルマロネート、 23)ジ(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジ
ン−4−イル)ブチル(3,5−ジ第三ブチル−4−ヒ
ドロキシベンジル)マロネート、 26)ヘキサン−1’,6’−ビス(4−カルバモイル
オキシ−1−n−ブチル−2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン)、 27)トルエン−2’,4’−ビス(4−カルバモイル
オキシ−1−n−プロピル−2,2,6,6−テトラメ
チルピペリジン)、 28)ジメチル−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−オキシ)シラン、 29)フェニル−トリス(2,2,6,6−テトラメチ
ルピペリジン−4−オキシ)シラン、 30)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−4−イル)ホスフィット、 31)トリス(1−プロピル−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン−4−イル)ホスフェート、 32)ビス(1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリ
ジン−4−イル)フェニルホスホネート、 33)4−ヒドロキシ−1,2,2,6,6−ペンタメ
チルピペリジン、 34)4−ヒドロキシ−N−ヒドロキシエチル−2,
2,6,6−テトラメチルピペリジン、 35)4−ヒドロキシ−N−(2−ヒドロキシプロピ
ル)−2,2,6,6−テトラメチルピペリジン、 36)1−グリシジル−4−ヒドロキシ−2,2,6,
6−テトラメチルピペリジン。
【0040】(b)次式V:
【化10】 〔式中、nは1または2を表し、G、G1 およびG11
(a)において定義したものと同じ意味を表し、G13
水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、炭素
原子数2ないし5のヒドロキシアルキル基、炭素原子数
5ないし7のシクロアルキル基、炭素原子数7または8
のアルアルキル基、炭素原子数2ないし18のアルカノ
イル基、炭素原子数3ないし5のアルケノイル基、ベン
ゾイル基または次式:
【化11】 で表される基を表し、そしてnが1の場合、G14は水素
原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基、炭素原子
数3ないし8のアルケニル基、炭素原子数5ないし7の
シクロアルキル基、ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基もしくはカルバミド基により置換された
炭素原子数1ないし4のアルキル基を表すか、またはグ
リシジル基、次式:−CH2 −CH(OH)−Zまたは
−CONH−Z(式中、Zは水素原子、メチル基または
フェニル基を表す)で表される基を表し、nが2の場
合、G14は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭
素原子数6ないし12のアリーレン基、キシリレン基、
次式:−CH2 −CH(OH)−CH2 −または−CH
2 −CH(OH)−CH2 −O−D−O−(式中、Dは
炭素原子数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6
ないし15のアリーレン基、炭素原子数6ないし12の
シクロアルキレン基)で表される基を表し、また、G13
がアルカノイル基、アルケノイル基またはベンゾイル基
を表さないという条件で、G14はまた、1−オキソ−炭
素原子数2ないし12のアルキレン基、脂肪族、環状脂
肪族もしくは芳香族ジカルボン酸またはジカルバミン酸
の2価の基または−CO−基を表し得、また、nが1の
場合、G13およびG14は一緒になって脂肪族、環状脂肪
族または芳香族の1,2−または1,3−ジカルボン酸
の2価の基であってよい〕で表される化合物。
【0041】アリール基は芳香族炭化水素残基、例えば
フェニル基またはナフチル基を意味する。アルアルキル
基は芳香族炭化水素残基、例えば炭素原子数6ないし1
0の炭化水素残基により置換されたアルキル基を意味す
る。アルアルキル基の例はベンジル基およびα−メチル
ベンジル基を包含する。
【0042】存在するあらゆる炭素原子数1ないし12
のアルキルまたは炭素原子数1ないし18のアルキル置
換基は既に(a)において定義されたものである。存在
するあらゆる炭素原子数5ないし7のシクロアルキル置
換基は特にシクロヘキシル基である。炭素原子数7また
は8のアルアルキル基としてのG13は特にフェニルエチ
ル基、とりわけベンジル基である。炭素原子数2ないし
5のヒドロキシアルキル基としてのG13は特に2−ヒド
ロキシエチル基または2−ヒドロキシプロピル基であ
る。炭素原子数2ないし18のアルカノイル基としてG
13の例はプロピオニル基、ブチリル基、オクタノイル
基、ドデカノイル基、ヘキサデカノイル基、オクタデカ
ノイル基であるが、好ましくはアセチル基であり、そし
て炭素原子数3ないし5のアルケノイル基は特にアクリ
ロイル基である。
【0043】炭素原子数2ないし8のアルケニル基とし
てのG14の例はアリル基、メタリル基、2−ブテニル
基、2−ペンテニル基、2−ヘキセニル基または2−オ
クテニル基である。ヒドロキシ基、シアノ基、アルコキ
シカルボニル基またはカルバミド基により置換された炭
素原子数1ないし4のアルキル基としてのG14の例は2
−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル基、2
−シアノエチル基、メトキシカルボニルメチル基、2−
エトキシカルボニルエチル基、2−アミノカルボニルプ
ロピル基または2−(ジメチルアミノカルボニル)エチ
ル基であってよい。存在するあらゆる炭素原子数2ない
し12のアルキレン置換基は、例えばエチレン基、プロ
ピレン基、2,2−ジメチルプロピレン基、テトラメチ
レン基、ヘキサメチレン基、オクタメチレン基、デカメ
チレン基またはドデカメチレン基である。存在するあら
ゆる炭素原子数6ないし15のアリーレン基は、例えば
o−、m−もしくはp−フェニレン基、1,4−ナフチ
レン基または4,4’−ジフェニレン基である。炭素原
子数6ないし12のシクロアルキレン基は特にシクロヘ
キシレン基である。
【0044】上記式V中、nが1または2を表し、Gが
水素原子を表し、G11が水素原子またはメチル基を表
し、G13が水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキ
ル基または次式:
【化12】 で表される基を表し、そしてnが1の場合、G14が水素
原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基を表し、そ
してnが2の場合、G14が炭素原子数2ないし8のアル
キレン基または1−オキソ−炭素原子数2ないし8のア
ルキレン基を表す化合物が好ましい。
【0045】この群のポリアルキルピペリジン化合物の
例は以下のものである: 37)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)ヘキサメチレン−1,6−ジア
ミン、 38)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)ヘキサメチレン−1,6−ジア
セトアミド、 39)ビス(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン
−4−イル)アミン、 40)4−ベンゾイルアミノ−2,2,6,6−テトラ
メチルピペリジン、 41)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)−N,N’−ジブチルアジパミ
ド、 42)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)−N,N’−ジシクロヘキシル
−2−ヒドロキシプロピレン−1,3−ジアミン、 43)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)−p−キシレンジアミン、 44)N,N’−ビス(2,2,6,6−テトラメチル
ピペリジン−4−イル)スクシンジアミド、 45)ジ(2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−
4−イル)−N−(2,2,6,6−テトラメチルピペ
リジン−4−イル)−β−アミノジプロピオネート、 46)次式:
【化13】 で表される化合物、 47)4−〔ビス(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕−
1,2,2,6,6−ペンタメチルピペリジン、 48)4−(3−メチル−4−ヒドロキシ−5−第三ブ
チルベンズアミド)−2,2,6,6−テトラメチルピ
ペリジン、 49)4−メチルアクリルアミド−1,2,2,6,6
−ペンタメチルピペリジン。
【0046】(c)次式VI:
【化14】 (式中、nは1または2を表し、G、G1 およびG11
(a)において定義したものと同じ意味を表し、そして
nが1の場合、G15は炭素原子数2ないし8のアルキレ
ン基もしくは−ヒドロキシアルキレン基または炭素原子
数4ないし22のアシルオキシアルキレン基を表し、そ
してnが2の場合、G15は次式:(−CH2 2 C(C
2 −)2 で表される基を表す)で表される化合物。炭
素原子数2ないし8のアルキレン基または−ヒドロキシ
アルキレン基としてのG15の例はエチレン基、1−メチ
ルエチレン基、プロピレン基、2−エチルプロピレン基
または2−エチル−2−ヒドロキシメチルプロピレン基
である。炭素原子数4ないし22のアシルオキシアルキ
レン基としてのG15の例は2−エチル−2−アセトキシ
メチルプロピレン基である。
【0047】この群のポリアルキルピペリジン化合物の
例は以下のものである: 50)9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−
1,5−ジオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、 51)9−アザ−8,8,10,10−テトラメチル−
3−エチル−1,5−ジオキサスピロ〔5.5〕ウンデ
カン、 52)8−アザ−2,7,7,8,9,9−ヘキサメチ
ル−1,4−ジオキサスピロ〔5.5〕デカン、 53)9−アザ−3−ヒドロキシメチル−3−エチル−
8,8,9,10,10−ペンタメチル−1,5−ジオ
キサスピロ〔5.5〕ウンデカン、 54)9−アザ−3−エチル−3−アセトキシメチル−
9−アセチル−8,8,10,10−テトラメチル−
1,5−ジオキサスピロ〔5.5〕ウンデカン、 55)2,2,6,6−テトラメチルピペリジン−4−
スピロ−2’−(1’,3’−ジオキサン)−5’−ス
ピロ−5”−(1”,3”−ジオキサン)−2”−スピ
ロ−4”’−(2”’,2”’,6”’,6”’−テト
ラメチルピペリジン)。
【0048】(d)次式VIIA,VIIBおよびVI
ICで表される化合物(式VIICで表される化合物が
好ましい):
【化15】 〔式中、nは1または2を表し、G、G1 およびG11
(a)において定義したものと同じ意味を表し、G16
水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル基、アリ
ル基、ベンジル基、グリシジル基または炭素原子数2な
いし6のアルコキシアルキル基を表し、そしてnが1の
場合、G17は水素原子、炭素原子数1ないし12のアル
キル基、炭素原子数3ないし5のアルケニル基、炭素原
子数7ないし9のアルアルキル基、炭素原子数5ないし
7のシクロアルキル基、炭素原子数2ないし4のヒドロ
キシアルキル基、炭素原子数2ないし6のアルコキシア
ルキル基、炭素原子数6ないし10のアリール基、グリ
シジル基または次式:−(CH2 p −COO−Qまた
は−(CH2 p −O−CO−Q(式中、pは1または
2を表し、そしてQは炭素原子数1ないし4のアルキル
基またはフェニル基を表す)で表される基を表し、nが
2の場合、G17は炭素原子数2ないし12のアルキレン
基、炭素原子数4ないし12のアルケニレン基、炭素原
子数6ないし12のアリーレン基、次式:−CH2 −C
H(OH)−CH2 −O−D−O−CH2 −CH(O
H)−CH2−{式中、Dは炭素原子数2ないし10の
アルキレン基、炭素原子数6ないし15のアリーレン
基、炭素原子数6ないし12のシクロアルキレン基また
は次式:−CH2 CH(OZ’)CH2 −(OCH2
CH(OZ’)CH2 2 −(式中、Z’は水素原子、
炭素原子数1ないし18のアルキル基、アリル基、ベン
ジル基、炭素原子数2ないし12のアルカノイル基また
はベンゾイル基を表す)で表される基を表す}で表され
る基を表し、T1 およびT2 は互いに独立して水素原
子、炭素原子数1ないし18のアルキル基または炭素原
子数6ないし10のアリール基または炭素原子数7ない
し9のアルアルキル基を表すが、それらの各々は非置換
であっても、ハロゲン原子または炭素原子数1ないし4
のアルキル基により置換されていてもよく、また、T1
およびT2 はそれらを結合しているC原子と一緒になっ
て炭素原子数5ないし14のシクロアルカン環を形成す
る〕。
【0049】存在するあらゆる炭素原子数1ないし12
のアルキル置換基は、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル
基またはn−ドデシル基である。存在するあらゆる炭素
原子数1ないし18のアルキル置換基は、例えば上記の
基、さらに、例えばn−トリデシル基、n−テトラデシ
ル基、n−ヘキサデシル基またはn−オクタデシル基で
あってよい。存在するあらゆる炭素原子数2ないし6の
アルコキシアルキル置換基は、例えばメトキシメチル
基、エトキシメチル基、プロポキシメチル基、第三ブト
キシメチル基、エトキシエチル基、エトキシプロピル
基、n−ブトキシエチル基、第三ブトキシエチル基、イ
ソプロポキシエチル基またはプロポキシプロピル基であ
る。
【0050】炭素原子数3ないし5のアルケニル基とし
てのG17の例は1−プロペニル基、アリル基、メタリル
基、2−ブテニル基または2−ペンテニル基である。炭
素原子数7ないし9のアルアルキル基としてのG17、T
1 およびT2 は特にフェネチル基またはとりわけベンジ
ル基である。C原子と一緒なってT1 およびT2 により
形成されるシクロアルカン環は例えばシクロペンタン、
シクロヘキサン、シクロオクタンまたはシクロドデカン
環であってよい。炭素原子数2ないし4のヒドロキシア
ルキル基としてのG17の例は2−ヒドロキシエチル基、
2−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル基ま
たは4−ヒドロキシブチル基である。炭素原子数6ない
し10のアリール基としてのG17、T1 およびT2 は特
にフェニル基、α−またはβ−ナフチル基であるが、そ
れらの各々は非置換であっても、ハロゲン原子または炭
素原子数1ないし4のアルキル基により置換されていて
もよい。
【0051】炭素原子数2ないし12のアルキレン基と
してのG17の例はエチレン基、プロピレン基、2,2−
ジメチルプロピレン基、テトラメチレン基、ヘキサメチ
レン基、オクタメチレン基、デカメチレン基またはドデ
カメチレン基である。炭素原子数4ないし12のアルケ
ニレン基としてのG17は特に2−ブテニレン基、2−ペ
ンテニレン基または3−ヘキセニレン基である。炭素原
子数6ないし12のアリーレン基としてのG17の例はo
−、m−もしくはp−フェニレン基、1,4−ナフチレ
ン基または4,4’−ジフェニレン基である。炭素原子
数2ないし12のアルカノイル基としてのZ’の例はプ
ロピオニル基、ブチリル基、オクタノイル基、ドデカノ
イル基であり、好ましくはアセチル基である。炭素原子
数2ないし10のアルキレン基、炭素原子数6ないし1
5のアリーレン基または炭素原子数6ないし12のシク
ロアルキレン基としてのDは(b)において定義された
ものと同じである。
【0052】この群のポリアルキルピペリジン化合物の
例は以下のものである: 56)3−ベンジル−1,3,8−トリアザ−7,7,
9,9−テトラメチルスピロ〔4.5〕デカン−2,4
−ジオン、 57)3−n−オクチル−1,3,8−トリアザ−7,
7,9,9−テトラメチルスピロ〔4.5〕デカン−
2,4−ジオン、 58)3−アリル−1,3,8−トリアザ−1,7,
7,9,9−ペンタメチルスピロ〔4.5〕デカン−
2,4−ジオン、 59)3−グリシジル−1,3,8−トリアザ−7,
7,8,9,9−ペンタメチルスピロ〔4.5〕デカン
−2,4−ジオン、 60)1,3,7,7,8,9,9−ヘプタメチル−
1,3,8−トリアザスピロ〔4.5〕デカン−2,4
−ジオン、 61)2−イソプロピル−7,7,9,9−テトラメチ
ル−1−オキソ−3,8−ジアザ−4−オキサスピロ
〔4.5〕デカン、 62)2,2−ジブチル−7,7,9,9−テトラメチ
ル−1−オキソ−3,8−ジアザ−4−オキサスピロ
〔4.5〕デカン、 63)2,2,4,4−テトラメチル−7−オキサ−
3,20−ジアザ−21−オキソジスピロ〔5.1.1
1.2〕ヘンエイコサン、 64)2−ブチル−7,7,9,9−テトラメチル−1
−オキサ−4,8−ジアザ−3−オキソスピロ〔4.
5〕デカン。
【0053】そして好ましくは以下の化合物: 65)8−アセチル−3−ドデシル−1,3,8−トリ
アザ−7,7,9,9−テトラメチルスピロ〔4.5〕
デカン−2,4−ジオン、または以下の式で表される化
合物である:
【化16】
【0054】(e)次式VIIIで表される化合物(そ
の一部が好ましい):
【化17】 〔式中、nは1または2を表し、そしてG18は次式:
【化18】 で表される基を表し、GおよびG11は(a)で定義され
たものと同じ意味を表し、そしてG1 およびG2 は水素
原子、メチル基または一緒になって置換基=Oを表し、
Eは−O−または−NG13−を表し、Aは炭素原子数2
ないし6のアルキレン基または−(CH2 3 −O−を
表し、xは0または1を表し、G13は水素原子、炭素原
子数1ないし12のアルキル基、炭素原子数2ないし5
のヒドロキシアルキル基または炭素原子数5ないし7の
シクロアルキル基を表し、G19はG18と同一であるか、
または次式:−NG2122,−OG23,−NHCH2
23または−N(CH2 OG232 で表される基の一つ
を表し、nが1の場合、G20はG18またはG19と同一で
あり、そしてnが2の場合、次式:−E−B−E−(式
中、Bは炭素原子数2ないし8のアルキレン基または1
もしくは2個の−N(G21)−基により中断された炭素
原子数2ないし8のアルキレン基を表す)で表される基
を表し、G21は炭素原子数1ないし12のアルキル基、
シクロヘキシル基、ベンジル基または炭素原子数1ない
し4のヒドロキシアルキル基または次式:
【化19】 で表される基を表し、G22は炭素原子数1ないし12の
アルキル基、シクロヘキシル基、ベンジル基または炭素
原子数1ないし4のヒドロキシアルキル基を表し、そし
てG23は水素原子、炭素原子数1ないし12のアルキル
基またはフェニル基を表すか、またはG21およびG22
一緒になって炭素原子数4または5のアルキレン基また
は−オキサアルキレン基、例えば次式:
【化20】 で表される基を表すか、または次式:
【化21】 で表される基を表すか、またはG21は次式:
【化22】 で表される基を表す〕。
【0055】存在するあらゆる炭素原子数1ないし12
のアルキル置換基は、例えばメチル基、エチル基、n−
プロピル基、n−ブチル基、第二ブチル基、第三ブチル
基、n−ヘキシル基、n−オクチル基、2−エチルヘキ
シル基、n−ノニル基、n−デシル基、n−ウンデシル
基またはn−ドデシル基である。存在するあらゆる炭素
原子数1ないし4のヒドロキシアルキル置換基は、例え
ば2−ヒドロキシエチル基、2−ヒドロキシプロピル
基、3−ヒドロキシプロピル基、2−ヒドロキシブチル
基または4−ヒドロキシブチル基である。炭素原子数2
ないし6のアルキレン基としてのAの例はエチレン基、
プロピレン基、2,2−ジメチルプロピレン基、テトラ
メチレン基またはヘキサメチレン基である。炭素原子数
4または5のアルキレン基またはオキサアルキレン基と
しての一緒になったG21およびG22の例は、テトラメチ
レン基、ペンタメチレン基または3−オキサペンタメチ
レン基である。
【0056】この群のポリアルキルピペリジン化合物の
例は下記式で表される化合物である:
【化23】
【化24】
【化25】
【化26】
【0057】(f)反復構造単位が式IIIの2,2,
6,6−テトラメチルピペリジン基を含有するオリゴマ
ーまたはポリマー化合物、特にホリエステル、ポリエー
テル、ポリアミド、ポリアミン、ポリウレタン、ポリ尿
素、ポリアミノトリアジン、ポリ(メタ)アクリレー
ト、ポリ(メタ)アクリルアミドおよび上記の基を含有
するそれらのコポリマー。
【0058】この群の2,2,6,6−ポリアルキルピ
ペリジン光安定剤の例は下記式で表され、式中、mは2
ないし約200の数である化合物である:
【化27】
【化28】
【化29】
【化30】 を表すか、または分岐鎖:
【化31】 を表し、m’およびm”は各々0−200の範囲の整数
であり、m’+m”はmである。
【0059】ポリマー光安定剤のその他の例は以下の化
合物である:
【化32】 で表される化合物とエピクロロヒドリンとの反応生成
物;ブタン−1,2,3,4−テトラカルボン酸と次
式:
【化33】 で表される2官能価のアルコールとから得られるポリエ
ステルであって、テトラカルボン酸に由来するそのカル
ボキシル側鎖は2,2,6,6−テトラメチル−4−ヒ
ドロキシピペリジンでエステル化されているもの;次
式:
【化34】 (式中、Rのおよそ3分の1は−C2 5 であり、その
他は次式:
【化35】 で表される基であり、そしてmは2ないし200の範囲
の数である)で表される化合物;または反復構造単位が
次式:
【化36】 で表される基を2単位と、次式:
【化37】 で表される基を各1単位とからなるコポリマー。
【0060】(g)次式IX:
【化38】 (式中、G、G1 およびG11は(a)で定義したものと
同じ意味を表す)で表される化合物。
【0061】上記式IX中、Gが水素原子またはメチル
基を表し、そしてG11が水素原子またはメチル基を表す
化合物が好ましい。そのような化合物の例は以下のもの
である: 96)2,2,6,6−テトラメチル−4−ピペリドン
(トリアセトンアミン) 97)1,2,2,6,6−ペンタメチル−4−ピペリ
ドン 98)2,3,6−トリメチル−2,6−ジエチル−4
−ピペリドン。
【0062】(h)次式X:
【化39】 (式中、G11は(a)で定義したものと同じ意味を表
し、そしてG25は直接結合、メチレン基または好ましく
はカルボニル基を表す)で表される化合物であって、D
E−A−3530666に開示されているようなもの。
【0063】本発明に係る組成物への使用のために特に
好ましいアミンは以下の(1)−(5)群および(i)
−(o)群である: (1)上記式IV中、nが1ないし4の整数を表し、G
およびG1 が水素原子を表し、そして、G11が水素原子
または炭素原子数1ないし18のアルキル基を表し、そ
してnが1の場合、G12が次式:−(Cj 2j)−Si
(Z’)2 Z”(式中、jは2ないし5の範囲の整数を
表し、そしてZ’およびZ”は互いに独立して炭素原子
数1ないし4のアルキル基または炭素原子数1ないし4
のアルコキシ基を表す)で表される基を表し、そしてn
が2の場合、G12が次式:−COOZ12(式中、Z12
炭素原子数1ないし20のアルキル基を表す)で表され
る基により置換されていてもよい炭素原子数2ないし1
2の脂肪族ジカルボン酸の基を表し、nが3の場合、G
12が炭素原子数9ないし15の芳香族トリカルボン酸の
基を表し、nが4の場合、G12が炭素原子数8ないし1
2の脂肪族テトラカルボン酸の基を表す化合物。
【0064】特に技術的に興味深いこの(1)群からの
アミンは次式:
【化40】 で表される化合物、および1,2,2,6,6−ペンタ
メチル−4−ヒドロキシ−ピペリジンとC1327−OH
の各々を2単位含有するブタン−1,2,3,4−テト
ラカルボン酸のエステル(アミンF)である。
【0065】(2)上記式V中、nが2を表し、Gおよ
びG1 が水素原子を表し、G11が水素原子またはメチル
基を表し、そしてG13が水素原子または炭素原子数1な
いし8のアルキル基を表し、そしてG14が炭素原子数2
ないし8のアルキレン基または1−オキソ−炭素原子数
2ないし8のアルキレン基を表す化合物であり;特に技
術的に興味深いこの群からのアミンは次式:
【化41】 で表される化合物である。
【0066】(3)上記式VIIC中、nが1を表し、
G、G1 およびG17が水素原子を表し、G11が水素原子
またはメチル基を表し、そしてそれらを結合するC原子
と一緒なってT1 およびT2 が炭素原子数5ないし14
のシクロアルカン環を形成する化合物であり;特に技術
的に興味深いこの群からのアミンは次式:
【化42】 で表される化合物である。
【0067】(4)上記式VIII中、nが1または2
を表し、G18およびG19が次式:
【化43】 で表される基を表し、G11が水素原子またはメチル基を
表し、G1 およびG2 が水素原子または一緒になって置
換基=Oを表し、Eが−O−または−NG13−を表し、
Aが炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表し、そし
てxが0または1を表し、G13が水素原子、炭素原子数
1ないし12のアルキル基またはシクロヘキシル基を表
し、nが1の場合、G20がG18と同一であり、そしてn
が2の場合、次式:−E−B−E−(式中、Bは炭素原
子数2ないし8のアルキレン基または1もしくは2個の
−N(G21)−基により中断された炭素原子数2ないし
8のアルキレン基を表す)で表される基を表し、G21
炭素原子数1ないし12のアルキル基、シクロヘキシル
基、ベンジル基または炭素原子数1ないし4のヒドロキ
シアルキル基または次式:
【化44】 で表される基を表すか、またはG21が次式:
【化45】 で表される基を表す化合物であり;特に技術的に興味深
いこの群からのアミンは上記の化合物(76)〔=アミ
ンJ〕およびEP−A−107615に開示されている
ような次式:
【化46】 で表される化合物(アミンK)である。 (5)上記式X中、G11が水素原子またはメチル基を表
す化合物。
【0068】以下の反応から得られるような2ないし1
0個の反復単位を有するオリゴマー化合物: (i)次式:
【化47】 (式中、G24は炭素原子数2ないし5のヒドロキシアル
キル基を表す)で表される化合物と炭素原子数2ないし
12の脂肪族ジカルボン酸または適当な反応性誘導体、
例えばジエステル、二塩化物または無水物とから得られ
る上記オリゴマー; (j)ジアルコールおよびブタン−1,2,3,4−テ
トラカルボン酸と2,2,6,6−テトラメチル−4−
ヒドロキシピペリジンとから得られる線状オリゴマーポ
リエステル; (k)次式:
【化48】 で表される化合物と次式:
【化49】 (式中、Aは炭素原子数2ないし6のアルキル基を表
し、T3 は炭素原子数1ないし18のアルキル基または
シクロヘキシル基を表し、T4 は水素原子または炭素原
子数1ないし18のアルキル基を表すか、またはT3
よびT4 は一緒になって炭素原子数4ないし6のアルキ
レン基または炭素原子数3ないし5のオキサアルキレン
基を表す)で表される化合物とから得られる上記オリゴ
マー; (l)H2 N−A−NH−A−NH2 と次式:
【化50】 で表される化合物および次式:Br−A−Br(式中、
Aは炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表す)で表
される化合物とから得られる上記オリゴマー; (m)次式:
【化51】 で表される化合物とエピクロロヒドリンとから得られる
上記オリゴマー; (n)次式:
【化52】 で表される化合物と次式:
【化53】 および
【化54】 で表される化合物とから得られる上記オリゴマー;およ
び (o)次式:
【化55】 (式中、Rのおよそ3分の1は−C2 5 であり、その
他は次式:
【化56】 で表される基であり、そしてmは2ないし10の範囲の
数である)で表される化合物である上記オリゴマー。
【0069】オリゴマーアミンはしばしば、鎖長が互い
に異なる化合物の混合物である。立体障害性アミンの好
ましい群はトリアジン環を含有する化合物である。立体
障害性アミンのこれらの群の中で、技術的に非常に興味
深いアミンは下記式で表されるものである(式中のmは
再び2ないし10の範囲の数である):US−A−41
08829およびUS−A−4263434に開示され
ているような次式:
【化57】 (式中、Rは次式:
【化58】 で表される基を表す)で表される化合物(アミンJ);
EP−A−107615に開示されているような次式:
【化59】 で表される基を表す)で表される化合物(アミンK);
DE−A−3530666に開示されているような次
式:
【化60】 で表される化合物(アミンL);次式:
【化61】 で表される化合物(アミンM);US−A−42334
12に開示されているような次式:
【化62】 で表される化合物(アミンN);US−A−40862
04に開示されているような次式:
【化63】 で表される化合物(アミンP);US−A−43315
86に開示されているような次式:
【化64】 で表される化合物(アミンQ);EP−A−35722
3に開示されているような次式:
【化65】 で表される化合物(アミンR); 次式:H2 N−(CH2 2 −NH−(CH2 2 −N
2 で表される化合物と次式:
【化66】 で表される化合物および次式:Br−(CH2 2 −B
rで表される化合物との反応生成物(上記化合物〔9
5〕;アミンU);およびEP−A−402889に開
示されているような次式:
【化67】 で表される化合物とエピクロロヒドリンとの反応生成物
であって、次式:
【化68】 で表される反復構造単位を有する化合物(アミンW)。
【0070】本発明に係る組成物に対して、特に、その
分子量または平均分子量が300ないし10000の範
囲、特に1000ないし10000の範囲にある上記立
体障害性アミンの添加が好ましい。それらの中で、分子
量または平均分子量が1500ないし10000、例え
ば2000ないし7500である上記立体障害性アミン
が再び特記され得る。
【0071】上記の本発明に係る安定剤組成物の全ての
成分は公知化合物であり、それらの多くは市販のものが
利用可能である。
【0072】ポリオレフィンまたはポリオレフィンコポ
リマー中への安定剤の混入は、本発明に係る安定剤およ
び所望するならばその他の添加剤を当業界で慣用の方法
により添加することにより行われ得る。混入は成形前ま
たは成形中に、例えば粉末成分を混合するか、またはポ
リマーの溶融液もしくは溶液に安定剤を添加するか、ま
たは溶解もしくは分散させた安定剤をポリマーに適用
し、必要ならば次に溶媒を蒸発させることにより行われ
得る。本発明に係る安定剤をポリマー中に混入するため
のその他の可能性は、相当するモノマーの重合前もしく
は重合中、または架橋前の添加からなる。
【0073】本発明に係る安定剤またはそれらの混合物
はまた、安定化されるべきポリオレフィンまたはポリオ
レフィンコポリマーに、上記安定剤を例えば2.5ない
し25重量%の濃度で含有するマスターバッチの形態で
添加され得る。
【0074】本発明に係る安定剤は以下の可能な方法に
より混入されるのが有利である: −エマルジョンまたは分散液として(例えばラテックス
またはエマルジョンポリマーに対して) −追加の成分またはポリマー混合物の混合の間の乾燥混
合物として −加工装置(例えば押出機、カレンダー等)への直接添
加により −溶液または溶融液として。
【0075】得られる安定化されたポリオレフィンまた
はポリオレフィンコポリマー組成物は慣用の方法により
フィルムに変換され得る。
【0076】それ故に、本発明はまた、立体障害性アミ
ンと、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシ
ウムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシ
ウムの水酸化物から選択される金属酸化物または水酸化
物とをポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマー
に混合することからなる、改良された光安定性および有
害生物防除剤耐性を有する、農業用途、特に温室用途の
ためのポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマー
フィルムを安定化する方法に関する。本発明のその他の
主題は、改良された光安定性および有害生物防除剤耐性
を有し、そして立体障害性アミンと、亜鉛、アルミニウ
ム、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物、および亜
鉛、アルミニウムおよびカルシウムの水酸化物から選択
される金属酸化物または水酸化物とで安定化されたポリ
オレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムに
より覆われていることを特徴とする温室、および立体障
害性アミンと、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよび
マグネシウムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよ
びカルシウムの水酸化物から選択される金属酸化物また
は水酸化物とをポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
ポリマー温室用フィルムに混合することからなる、有害
生物防除剤および光、酸素および/または熱の有害作用
に対して前記温室用フィルムを安定化する方法である。
【0077】本発明の別の主題は、立体障害性アミン
と、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシウ
ムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウ
ムの水酸化物から選択される金属酸化物または水酸化物
とで安定化されたポリオレフィンまたはポリオレフィン
コポリマーフィルムを、有害生物防除剤を伴う農業用
途、特に温室用途に使用する方法、および有害生物防除
剤と接触するポリオレフィンまたはポリオレフィンコポ
リマーフィルムを光崩壊および有害生物防除剤による損
傷から安定化するために、亜鉛、アルミニウム、カルシ
ウムおよびマグネシウムの酸化物、および亜鉛、アルミ
ニウムおよびカルシウムの水酸化物から選択される金属
酸化物または水酸化物と組み合わせて立体障害性アミン
を使用する方法である。
【0078】以下の実施例は本発明の態様をさらに説明
する。特記しない限り、部は全て重量部である。 実施例1:温室への適用 表1に示す化合物を密度0.921g/cm3 およびメ
ルトフローインデックス(190℃/2.16kg)
0.25により特徴づけられるLDPE(低密度ポリエ
チレン)ペレット〔登録商標リブレン(Riblene) EF2
100V,イタリー国ミラノのエニケム(ENICHEM) 製
造〕とのマスターバッチを介してスローミキサー内で混
合する。上記マスターバッチは粉末化LDPEと立体障
害性アミン化合物A10重量%および化合物B(=金属
酸化物または水酸化物)、化合物C(=カルボン酸の
塩)および化合物D(ヒドロタルサイト)の相当濃度と
を押出することにより前もって調製した。混合物を20
0℃でインフレーション法に供し、そして厚さ150ミ
クロンのフィルムを得る。
【0079】フィルムは裏打ちせずに、ポンテッキオ・
マルコニ(イタリー国ボローニャ)にある温室の南面の
屋根に暴露される。以下の有害生物防除剤が温室に適用
される:登録商標バパム(VAPAM) 〔イタリー国トレビグ
リオ/BGにあるバスリニ社(BASLINI SpA) 製造〕=次
式:CH3 −NH−CS−SNaで表されるメタム−ナ
トリウム382g/リットルの水溶液;登録商標セスメ
トリン(SESMETRIN) 〔イタリー国イソラ/VIにあるビ
メックス社(BIMEX SpA) 製造〕=次式:
【化69】 で表されるペルメトリンの23.75%(%w/w)水
溶液。
【0080】温室は水10リットル中にバパム4リット
ルの溶液で6ヵ月毎に処理され、そしてセスメトリン
(水5リットル中5g)で毎月処理される。暴露の間、
力量計(引張試験機)により一定速度で残留伸び(新し
いポリエチレンフィルムの初期伸びの%)を測定するこ
とにより、性能は定期的に評価される。表1において、
137キロラングレー(Klys;面積あたりのエネル
ギー)に相当する暴露16ヵ月後の残留伸び、および暴
露22ヵ月後(=198Klys)の残留伸びが報告さ
れている。全ての濃度はポリマーの重量を基準としてい
る。
【0081】
【表1】 16ヵ月および22ヵ月暴露後の残留伸び(単位:初期伸びの%) ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 下記時間後の残留伸び A B* ***** 16カ月 22カ月 ──────────────────────────────── アミンP(0.4) なし なし なし 84% 16% アミンP(0.4) (0.2) (0.2) なし 100% 69% アミンJ(0.4) なし なし なし 64% 8% アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) なし 88% 59% アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) (0.5) 92% 65% ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである*** =化合物Dは次式:Mg4.5 Al2 (OH)13・CO3 のヒドロタルサイト である
【0082】金属酸化物および所望によりその他の成分
を含有する本発明に従って安定化されたフィルムの優秀
性が明白である。
【0083】実施例2:有害生物防除剤の適用なしでの
比較 比較のために、実施例1のようにして製造した別のフィ
ルムを、有害生物防除剤を適用せずに、トタン板および
松材の支持体上に暴露する。フィルム表面は南に向けて
45°傾斜して固定される。残留伸びが実施例1に記載
したように追跡される。表2は、310キロラングレー
(Klys;面積あたりのエネルギー)に相当する暴露
34ヵ月後の残留伸びを示す。全ての濃度はポリマーの
重量を基準としている。
【0084】
【表2】 34ヵ月暴露後の残留伸び(単位:初期伸びの%) ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 34ヵ月後の残留伸び A B* ** 松材 トタン板 ──────────────────────────────── アミンJ(0.4) なし なし 37% 42% アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) 51% 83% ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである
【0085】実施例1の表1に示したデータと比較する
と、実施例1における有害生物防除剤処理の強力な作用
がわかる。
【0086】実施例3 密度0.921g/cm3 およびメルトフローインデッ
クス(190℃/2.16kg)0.6により特徴づけ
られる粉末にしたLDPE〔登録商標リブレン(RIBLEN
E) FF29;イタリー国ミラノのエニケム製造)を表
3および4に示す化合物とターボミキサー内で混合する
ことにより安定化されたLDPEフィルムが製造され
る。有害生物防除剤の適用および暴露は実施例1に記載
したように行われる。暴露の間、力量計(引張試験機)
により一定速度で残留伸び(新しいポリエチレンフィル
ムの初期伸びの%)を測定することにより、そして、I
R−FT分光計〔IRフーリエ変換分光計,パーキンエ
ルマルー(Perkin Elmer)製造〕でのカルボニル増加を測
定することにより、性能は定期的に評価される。110
キロラングレーに相当する暴露14ヵ月後の結果が下の
表3および4に示されている。
【0087】
【表3】 14ヵ月暴露後の残留伸び(単位:初期伸びの%) ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 14ヵ月後の残留伸び A B* ** ──────────────────────────────── アミンW(0.4) なし なし 25% アミンW(0.4) (0.2) (0.2) 47% ──────────────────────────────── アミンW(0.8) なし なし 30% アミンW(0.8) (0.2) (0.2) 93% ──────────────────────────────── アミンN(0.6) なし なし 13% アミンN(0.6) (0.2) (0.2) 39% ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである
【0088】
【表4】 14ヵ月暴露後のカルボニル増加 ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 14ヵ月後の A B* ***** カルボニル増加 ──────────────────────────────── アミンP(0.4) なし なし なし 0.46 アミンP(0.4) (0.2) (0.2) なし 0.08 アミンJ(0.4) なし なし なし 0.44 アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) なし 0.08 アミンJ(0.4) (0.2) なし なし 0.25 アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) (0.5) 0.06 ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである*** =化合物Dは次式:Mg4.5 Al2 (OH)13・CO3 のヒドロタルサイト である
【0089】これらの結果から、酸化亜鉛がヒンダード
アミンに加えて追加の安定剤として使用される場合、ポ
リマーフィルムの寿命が著しく改良されることが明らか
である。金属カルボキシレートまたはヒドロタルサイト
化合物を添加することによりさらに改良を図ることがで
きる。
【0090】実施例4 使用されるマスターバッチがヒンダードアミン(化合物
A)5重量%および化合物BまたはC(金属酸化物)お
よびD(カルボン酸の塩)の相当濃度を含有する以外は
実施例1に記載したように、密度0.921g/cm3
およびメルトフローインデックス(190℃/2.16
kg)0.6により特徴づけられる粉末にしたLDPE
〔登録商標リブレン(RIBLENE) FF29;イタリー国ミ
ラノのエニケム製造)から、表5に示す化合物で安定化
されたLDPEフィルムが製造される。有害生物防除剤
の適用および暴露は実施例1に記載したように行われ
る。暴露の間、力量計(引張試験機)により一定速度で
残留伸び(新しいポリエチレンフィルムの初期伸びの
%)を測定することにより、性能は定期的に評価され
る。結果は下の表5に示されている。
【0091】
【表5】 一定期間暴露後の残留伸び(単位:初期伸びの%) ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 暴露後の残留伸び A B* ***** ──────────────────────────────── アミンP(0.4) なし なし なし アミンP(0.4) (0.2) なし なし アミンP(0.4) なし (0.2) なし アミンP(0.4) なし (0.2) (0.2) ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物CはMgOである*** =化合物Dはステアリン酸カルシウムである
【0092】実施例5 密度0.921g/cm3 およびメルトフローインデッ
クス(190℃/2.16kg)0.6により特徴づけ
られる粉末にしたLDPE〔登録商標リブレン(RIBLEN
E) FF29;イタリー国ミラノのエニケム製造)を表
6および7に示す化合物とターボミキサー内で混合する
ことにより安定化されたLDPEフィルムが製造され
る。有害生物防除剤の適用および暴露は実施例1に記載
したように行われる。暴露の間、力量計(引張試験機)
により一定速度で残留伸び(新しいポリエチレンフィル
ムの初期伸びの%)を測定することにより、そして、I
R−FT分光計〔IRフーリエ変換分光計,パーキンエ
ルマルー(Perkin Elmer)製造〕でのカルボニル増加を測
定することにより、性能は定期的に評価される。暴露後
(あるキロラングレーに相当)の結果が下の表6および
7に示されている。
【0093】
【表6】 一定期間暴露後の残留伸び(単位:初期伸びの%) ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 暴露後の残留伸び A B* ***** ──────────────────────────────── アミンM(0.4) なし なし なし アミンM(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンQ(0.4) なし なし なし アミンQ(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンP(0.4) なし なし なし アミンP(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンJ(0.4) なし なし なし アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) なし アミンJ(0.4) (0.2) なし なし アミンJ(0.4) (0.4) なし なし アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) (0.5) ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである*** =化合物Dは次式:Mg4.5 Al2 (OH)13・CO3 のヒドロタルサイト である
【0094】
【表7】 一定期間暴露後のカルボニル増加 ──────────────────────────────── 化合物(濃度) 暴露後の A B* ***** カルボニル増加 ──────────────────────────────── アミンW(0.4) なし なし なし アミンW(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンW(0.8) なし なし なし アミンW(0.8) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンN(0.6) なし なし なし アミンN(0.6) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンM(0.4) なし なし なし アミンM(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンQ(0.4) なし なし なし アミンQ(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンP(0.4) なし なし なし アミンP(0.4) (0.2) (0.2) なし ──────────────────────────────── アミンJ(0.4) なし なし なし アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) なし アミンJ(0.4) (0.2) なし なし アミンJ(0.4) (0.4) なし なし アミンJ(0.4) (0.2) (0.2) (0.5) ────────────────────────────────* =化合物BはZnOである** =化合物Cはステアリン酸カルシウムである*** =化合物Dは次式:Mg4.5 Al2 (OH)13・CO3 のヒドロタルサイト である
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A01G 9/14 S

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 改良された光安定性および有害生物防除
    剤耐性を有する、有害生物防除剤と接触し、そして光崩
    壊に対して安定化されたポリオレフィンまたはポリオレ
    フィンコポリマーフィルムであって、前記ポリオレフィ
    ンまたはポリオレフィンコポリマーは立体障害性アミン
    と、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシウ
    ムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウ
    ムの水酸化物から選択される金属酸化物または水酸化物
    とを含有することを特徴とする前記ポリオレフィンまた
    はポリオレフィンコポリマーフィルム。
  2. 【請求項2】 有害生物防除剤がハロゲン原子および/
    または硫黄原子を含有する請求項1記載のポリオレフィ
    ンまたはポリオレフィンコポリマーフィルム。
  3. 【請求項3】 ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーがポリエチレン、エチレン/プロピレンコポリ
    マー、エチレン/酢酸ビニルコポリマーまたはポリプロ
    ピレンである請求項1記載のポリオレフィンまたはポリ
    オレフィンコポリマーフィルム。
  4. 【請求項4】 立体障害性アミンが次式III: 【化1】 (式中、Gは水素原子またはメチル基を表し、そしてG
    1 およびG2 は水素原子、メチル基または一緒になって
    =Oを表す)で表される基を少なくとも1個有する環状
    立体障害性アミンである請求項1記載のポリオレフィン
    またはポリオレフィンコポリマーフィルム。
  5. 【請求項5】 金属酸化物または水酸化物が酸化亜鉛、
    水酸化亜鉛および酸化マグネシウムから選択される請求
    項1記載のポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリ
    マーフィルム。
  6. 【請求項6】 ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーが、該ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーの重量に対して、金属酸化物または水酸化物を
    0.005ないし3重量%、そして立体障害性アミンを
    0.01ないし5重量%含有する請求項1記載のポリオ
    レフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルム。
  7. 【請求項7】 ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーが、炭素原子数1ないし30のカルボン酸のア
    ルカリ土類金属塩、亜鉛塩およびアルミニウム塩、ヒド
    ロタルサイトおよびUV吸収剤から選択されるその他の
    成分を1種またはそれ以上含有する請求項1記載のポリ
    オレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルム。
  8. 【請求項8】 ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーが2−(2’−ヒドロキシフェニル)ベンゾト
    リアゾールUV吸収剤を含有する請求項7記載のポリオ
    レフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルム。
  9. 【請求項9】 ポリオレフィンまたはポリオレフィンコ
    ポリマーが炭素原子数12ないし18のカルボン酸とア
    ルミニウム、カルシウム、マグネシウムまたは亜鉛との
    塩を含有する請求項7記載のポリオレフィンまたはポリ
    オレフィンコポリマーフィルム。
  10. 【請求項10】 ポリオレフィンまたはポリオレフィン
    コポリマーがその他の成分としてヒドロタルサイトを含
    有する請求項7記載のポリオレフィンまたはポリオレフ
    ィンコポリマーフィルム。
  11. 【請求項11】 改良された光安定性および有害生物防
    除剤耐性を有し、そして立体障害性アミンと、亜鉛、ア
    ルミニウム、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物、
    および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウムの水酸化物
    から選択される金属酸化物または水酸化物とで安定化さ
    れたポリオレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフ
    ィルムにより覆われていることを特徴とする温室。
  12. 【請求項12】 立体障害性アミンと、亜鉛、アルミニ
    ウム、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物、および
    亜鉛、アルミニウムおよびカルシウムの水酸化物から選
    択される金属酸化物または水酸化物とをポリオレフィン
    またはポリオレフィンコポリマー温室用フィルムに混合
    することからなる、有害生物防除剤および光、酸素およ
    び/または熱の有害作用に対して前記温室用フィルムを
    安定化する方法。
  13. 【請求項13】 立体障害性アミンと、亜鉛、アルミニ
    ウム、カルシウムおよびマグネシウムの酸化物、および
    亜鉛、アルミニウムおよびカルシウムの水酸化物から選
    択される金属酸化物または水酸化物とで安定化されたポ
    リオレフィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルム
    を、有害生物防除剤を伴う農業用途に使用する方法。
  14. 【請求項14】 有害生物防除剤と接触するポリオレフ
    ィンまたはポリオレフィンコポリマーフィルムを光崩壊
    および有害生物防除剤による損傷から安定化するため
    に、亜鉛、アルミニウム、カルシウムおよびマグネシウ
    ムの酸化物、および亜鉛、アルミニウムおよびカルシウ
    ムの水酸化物から選択される金属酸化物または水酸化物
    と組み合わせて立体障害性アミンを使用する方法。
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