JPH084945Y2 - サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 - Google Patents
サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置Info
- Publication number
- JPH084945Y2 JPH084945Y2 JP9513291U JP9513291U JPH084945Y2 JP H084945 Y2 JPH084945 Y2 JP H084945Y2 JP 9513291 U JP9513291 U JP 9513291U JP 9513291 U JP9513291 U JP 9513291U JP H084945 Y2 JPH084945 Y2 JP H084945Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- feed cam
- worm wheel
- side member
- cam
- driven
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Ceased
Links
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、穴かがり等に適用され
るサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止
装置に関する。
るサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】まず、前述したサイクルミシンにおける
送りカムのオーバーラン防止装置の従来のものを図6な
いし図8により説明する。
送りカムのオーバーラン防止装置の従来のものを図6な
いし図8により説明する。
【0003】この種のサイクルミシンにおける送りカム
のオーバーラン防止装置1は、図示しないフレームに支
持され、一端に駆動プーリ3が固着されている入力軸2
を有しており、図示しない駆動源である電動モータ等の
回転駆動力をVベルトやタイミングベルトにより、前記
入力軸2の駆動プーリ3に伝達するようになっている。
そして、駆動プーリ3を図6中矢印A方向に回転させる
ことにより、入力軸2を同方向に回転させ、この入力軸
2の適宜な位置に固着された減速装置の入力側であるウ
ォーム4を前記回転方向Aに回転させるように構成され
ており、前記減速装置の入力側であるウォーム4の回転
力は、減速装置の出力側であるウォームホイール5に伝
達され、図6中矢印B方向へウォームホイール5を回転
させるようになっている。
のオーバーラン防止装置1は、図示しないフレームに支
持され、一端に駆動プーリ3が固着されている入力軸2
を有しており、図示しない駆動源である電動モータ等の
回転駆動力をVベルトやタイミングベルトにより、前記
入力軸2の駆動プーリ3に伝達するようになっている。
そして、駆動プーリ3を図6中矢印A方向に回転させる
ことにより、入力軸2を同方向に回転させ、この入力軸
2の適宜な位置に固着された減速装置の入力側であるウ
ォーム4を前記回転方向Aに回転させるように構成され
ており、前記減速装置の入力側であるウォーム4の回転
力は、減速装置の出力側であるウォームホイール5に伝
達され、図6中矢印B方向へウォームホイール5を回転
させるようになっている。
【0004】前記ウォームホイール5は、図示しない軸
受に支持されている水平軸6aに回転自在に止め輪等の
適宜な位置固定手段により水平軸6aとの位置を規定し
て遊嵌されており、また、前記水平軸6aには、止めね
じ7によりクラッチカラー8が固着されている。そし
て、前記ウォームホイール5の回転力は、このウォーム
ホイール5の適宜な位置に設けた係合孔9に一端を係合
させたほぼ円筒形の一方向クラッチばね10を介して前
記クラッチカラー8へ伝達されるようになっている。
受に支持されている水平軸6aに回転自在に止め輪等の
適宜な位置固定手段により水平軸6aとの位置を規定し
て遊嵌されており、また、前記水平軸6aには、止めね
じ7によりクラッチカラー8が固着されている。そし
て、前記ウォームホイール5の回転力は、このウォーム
ホイール5の適宜な位置に設けた係合孔9に一端を係合
させたほぼ円筒形の一方向クラッチばね10を介して前
記クラッチカラー8へ伝達されるようになっている。
【0005】また、一方向クラッチばね10を適用する
のは、メンテナンス時等にミシンの駆動力を停止させた
状態で強制的に作動できる用にするためである。
のは、メンテナンス時等にミシンの駆動力を停止させた
状態で強制的に作動できる用にするためである。
【0006】前記一方向クラッチばね10は、前記クラ
ッチカラー8の外周に所望の締め代を有して嵌着されて
おり、前記ウォームホイール5が図6中矢印B方向へ回
転すると内径が縮径する方向に巻回されている。そし
て、前記ウォームホイール5が回転すると、一方向クラ
ッチばね10はウォームホイール5に係合された一端か
ら順に縮径して、前記クラッチカラー8との摺動抵抗が
増加し、回転駆動力を前記クラッチカラー8へ伝達する
ことができる。
ッチカラー8の外周に所望の締め代を有して嵌着されて
おり、前記ウォームホイール5が図6中矢印B方向へ回
転すると内径が縮径する方向に巻回されている。そし
て、前記ウォームホイール5が回転すると、一方向クラ
ッチばね10はウォームホイール5に係合された一端か
ら順に縮径して、前記クラッチカラー8との摺動抵抗が
増加し、回転駆動力を前記クラッチカラー8へ伝達する
ことができる。
【0007】前記水平軸6aの一方の端部には連結カラ
ー11を介して平歯車12aが前記ウォームホイール5
の回転方向と同一方向である図6中矢印C方向へ回転す
るように配設されている。この平歯車12aは、図示し
ない軸受により前記水平軸6aと平行に配置された水平
軸6bの一方の端部に固着された平歯車12bと噛合さ
れており、この平歯車12aの回転駆動により平歯車1
2bを図6中矢印D方向へ回転するようになっている。
ー11を介して平歯車12aが前記ウォームホイール5
の回転方向と同一方向である図6中矢印C方向へ回転す
るように配設されている。この平歯車12aは、図示し
ない軸受により前記水平軸6aと平行に配置された水平
軸6bの一方の端部に固着された平歯車12bと噛合さ
れており、この平歯車12aの回転駆動により平歯車1
2bを図6中矢印D方向へ回転するようになっている。
【0008】さらに、前記水平軸6bの他方の端部には
ねじ歯車13aが固着されており、このねじ歯車13a
は、図示しない軸受により鉛直方向に配置された駆動軸
14の一方の端部である図6中上方に固着されているね
じ歯車13bと噛合され、このねじ歯車13aの回転駆
動により駆動軸14を図6中矢印E方向に回転させるよ
うになっている。また、前記駆動軸14の他方の端部で
ある下端には送りカム15の外周に設けた歯部16と噛
合される平歯車からなる駆動歯車17が固着されてい
る。そして、前記駆動歯車17により送りカム15は図
6中矢印F方向に回転されることになる。
ねじ歯車13aが固着されており、このねじ歯車13a
は、図示しない軸受により鉛直方向に配置された駆動軸
14の一方の端部である図6中上方に固着されているね
じ歯車13bと噛合され、このねじ歯車13aの回転駆
動により駆動軸14を図6中矢印E方向に回転させるよ
うになっている。また、前記駆動軸14の他方の端部で
ある下端には送りカム15の外周に設けた歯部16と噛
合される平歯車からなる駆動歯車17が固着されてい
る。そして、前記駆動歯車17により送りカム15は図
6中矢印F方向に回転されることになる。
【0009】前記送りカム15は、ほぼ円盤状に形成さ
れており、軸心部に設けた貫通孔18が図示しないフレ
ームの適宜な位置に設けた支軸に回転自在に軸支される
ようにして配設されている。また、この送りカム15の
軸方向の一方の面である図中上面には平面カム19等が
形成されるとともに、送りカム15の他方の面である図
中下面には穴かがり用の溝カム等の種々のカム20が形
成されており、図示しない送り機構等を往復運動させる
ようになっている。
れており、軸心部に設けた貫通孔18が図示しないフレ
ームの適宜な位置に設けた支軸に回転自在に軸支される
ようにして配設されている。また、この送りカム15の
軸方向の一方の面である図中上面には平面カム19等が
形成されるとともに、送りカム15の他方の面である図
中下面には穴かがり用の溝カム等の種々のカム20が形
成されており、図示しない送り機構等を往復運動させる
ようになっている。
【0010】前記平面カム19は、図8に示すように、
前記送りカム15の上面に環状に突設された平面に軸方
向の所望の段差を設け、この段差を傾斜面21により連
結させて構成されている。また、前記平面カム19の上
方には、水平方向の支持ピン22cにより回動自在に支
持されているベルクランク状の針振り制御腕22が配設
されており、この針振り制御腕22のほぼ水平方向に延
出された水平アーム22aの先端には円筒ローラ23が
回転自在に配設されている。そして、この円筒ローラ2
3が前記平面カム19に当接されている。
前記送りカム15の上面に環状に突設された平面に軸方
向の所望の段差を設け、この段差を傾斜面21により連
結させて構成されている。また、前記平面カム19の上
方には、水平方向の支持ピン22cにより回動自在に支
持されているベルクランク状の針振り制御腕22が配設
されており、この針振り制御腕22のほぼ水平方向に延
出された水平アーム22aの先端には円筒ローラ23が
回転自在に配設されている。そして、この円筒ローラ2
3が前記平面カム19に当接されている。
【0011】さらに、前記針振り制御腕22のほぼ鉛直
方向に延出された鉛直アーム22bの先端部には、この
針振り制御腕22を、図8において時計方向に回動する
ように付勢する引張りばね24の一端が係止され、前記
円筒ローラ23を前記平面カム19に所望の押圧力でも
って当接するようになっている。
方向に延出された鉛直アーム22bの先端部には、この
針振り制御腕22を、図8において時計方向に回動する
ように付勢する引張りばね24の一端が係止され、前記
円筒ローラ23を前記平面カム19に所望の押圧力でも
って当接するようになっている。
【0012】ところで、図8に示すように、停止指示に
よりミシンを停止させた場合に、各部の同期タイミング
をはかるうえで、前記円筒ローラ23は送りカム15の
平面カム19が図8に示す傾斜面21に常に当接する位
置で停止する。したがって、円筒ローラ23は平面カム
19の傾斜面21に圧接した状態で停止するので、送り
カム15を図6の矢印Fで示す方向に回転させる力とな
る。このとき駆動プーリ3の回転が停止していても、送
りカム15から逆伝達される回転力が一方向クラッチば
ね10を拡径する方向に作用して、ウォームホイール5
と係合された一端は固定状態にあり、他端がクラッチカ
ラー8により図6に示す矢印C方向の回転を与えられる
一方向クラッチばね10とクラッチカラー8との摺動抵
抗が減少してスリップをおこし、クラッチカラー8が回
転して、逆伝達される前記回転力を防止することができ
ないので、送りカム15がオーバーランをして図6の矢
印Fで示す方向に回転することになり、この結果、ミシ
ンの駆動力を停止させても送り動作等が行われることと
なる。
よりミシンを停止させた場合に、各部の同期タイミング
をはかるうえで、前記円筒ローラ23は送りカム15の
平面カム19が図8に示す傾斜面21に常に当接する位
置で停止する。したがって、円筒ローラ23は平面カム
19の傾斜面21に圧接した状態で停止するので、送り
カム15を図6の矢印Fで示す方向に回転させる力とな
る。このとき駆動プーリ3の回転が停止していても、送
りカム15から逆伝達される回転力が一方向クラッチば
ね10を拡径する方向に作用して、ウォームホイール5
と係合された一端は固定状態にあり、他端がクラッチカ
ラー8により図6に示す矢印C方向の回転を与えられる
一方向クラッチばね10とクラッチカラー8との摺動抵
抗が減少してスリップをおこし、クラッチカラー8が回
転して、逆伝達される前記回転力を防止することができ
ないので、送りカム15がオーバーランをして図6の矢
印Fで示す方向に回転することになり、この結果、ミシ
ンの駆動力を停止させても送り動作等が行われることと
なる。
【0013】そこで、従来は図6および図8に示すよう
に、送りカム15の外周面の円周方向に断面ほぼ半円形
の溝25を形成し、この溝25内に、ブレーキばね26
により送りカム15のオーバーラン時に適宜な摩擦抵抗
を発生させるブレーキバンド27を、所望の押圧力で常
時当接させるように配設して、送りカム15のオーバー
ランの防止を行っている。
に、送りカム15の外周面の円周方向に断面ほぼ半円形
の溝25を形成し、この溝25内に、ブレーキばね26
により送りカム15のオーバーラン時に適宜な摩擦抵抗
を発生させるブレーキバンド27を、所望の押圧力で常
時当接させるように配設して、送りカム15のオーバー
ランの防止を行っている。
【0014】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
た従来のサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラ
ン防止装置1においては、送りカム15のオーバーラン
の防止のために、送りカム15にブレーキバンド27を
常時当接させなければならず、このため、送りカム15
の回転トルクが増加してしまい、容量の大きな駆動モー
タを適用せざるを得ず、各歯車列に加わる伝達トルクが
増加して各歯車の寿命が短くなるという問題点があっ
た。
た従来のサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラ
ン防止装置1においては、送りカム15のオーバーラン
の防止のために、送りカム15にブレーキバンド27を
常時当接させなければならず、このため、送りカム15
の回転トルクが増加してしまい、容量の大きな駆動モー
タを適用せざるを得ず、各歯車列に加わる伝達トルクが
増加して各歯車の寿命が短くなるという問題点があっ
た。
【0015】また、ブレーキバンド27と送りカム15
の溝25とが常時接触状態にあり、ブレーキバンド27
と送りカム15に形成した溝25との摩擦抵抗が、使用
時間とともに低下するという経時変化が避けられないと
いう問題点があった。
の溝25とが常時接触状態にあり、ブレーキバンド27
と送りカム15に形成した溝25との摩擦抵抗が、使用
時間とともに低下するという経時変化が避けられないと
いう問題点があった。
【0016】本考案は、前述した従来のものにおける問
題点を克服し、ブレーキバンドを適用することなく、簡
単な構造により信頼性の高い送りカムのオーバーランを
防止するサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラ
ン防止装置を提供することを目的とする。
題点を克服し、ブレーキバンドを適用することなく、簡
単な構造により信頼性の高い送りカムのオーバーランを
防止するサイクルミシンにおける送りカムのオーバーラ
ン防止装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】前述した目的を達成する
ため本考案のサイクルミシンにおける送りカムのオーバ
ーラン防止装置は、一方向に回転駆動する駆動源の回転
駆動力を減速するウォームとウォームホイールとからな
る減速装置と、前記減速装置の出力側であるウォームホ
イールの回転駆動力を従動側の送りカムに対して伝達す
る一方向クラッチとを備え、前記一方向クラッチを、原
動側部材と従動側部材とにより構成し、前記原動側部材
の一方の端部をウォームホイールと離間する方向に付勢
されたばね部材を介し遠近自在としてウォームホイール
と係合させるとともに、他方の端部と従動側部材の一端
とを前記減速装置による回転出力を送りカムに伝達させ
る方向に形成された歯部により噛合せしめ、前記従動部
材を出力軸へ固着させて形成したことを特徴としてい
る。
ため本考案のサイクルミシンにおける送りカムのオーバ
ーラン防止装置は、一方向に回転駆動する駆動源の回転
駆動力を減速するウォームとウォームホイールとからな
る減速装置と、前記減速装置の出力側であるウォームホ
イールの回転駆動力を従動側の送りカムに対して伝達す
る一方向クラッチとを備え、前記一方向クラッチを、原
動側部材と従動側部材とにより構成し、前記原動側部材
の一方の端部をウォームホイールと離間する方向に付勢
されたばね部材を介し遠近自在としてウォームホイール
と係合させるとともに、他方の端部と従動側部材の一端
とを前記減速装置による回転出力を送りカムに伝達させ
る方向に形成された歯部により噛合せしめ、前記従動部
材を出力軸へ固着させて形成したことを特徴としてい
る。
【0018】
【作用】前述した構成からなる本考案のサイクルミシン
における送りカムのオーバーラン防止装置によれば、駆
動源からの回転駆動力の伝達時には、一方向クラッチの
原動側部材と従動側部材とに形成された歯部がばね部材
により噛合して、減速装置たるウォームギヤによる回転
出力を送りカムに伝達させることができる。そして、駆
動源からの回転駆動力が停止した後に送りカムがオーバ
ーランしようとすると、一方向クラッチの従動側部材へ
逆伝達される回転駆動力により原動側部材を回転させよ
うとするが、一端を固定状態のウォームホイールに係止
されている一方向クラッチの原動側部材は従動側部材か
ら離間する方向に動作するとともに、原動側部材と従動
側部材との噛合部に摺動抵抗が発生して送りカムがオー
バーランしようとして発生する前記逆伝達される回転駆
動力を停止させることができる。
における送りカムのオーバーラン防止装置によれば、駆
動源からの回転駆動力の伝達時には、一方向クラッチの
原動側部材と従動側部材とに形成された歯部がばね部材
により噛合して、減速装置たるウォームギヤによる回転
出力を送りカムに伝達させることができる。そして、駆
動源からの回転駆動力が停止した後に送りカムがオーバ
ーランしようとすると、一方向クラッチの従動側部材へ
逆伝達される回転駆動力により原動側部材を回転させよ
うとするが、一端を固定状態のウォームホイールに係止
されている一方向クラッチの原動側部材は従動側部材か
ら離間する方向に動作するとともに、原動側部材と従動
側部材との噛合部に摺動抵抗が発生して送りカムがオー
バーランしようとして発生する前記逆伝達される回転駆
動力を停止させることができる。
【0019】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図1から図5によ
り説明する。なお、前述した従来のものと同一ないしは
相当する構成については、図面中に同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
り説明する。なお、前述した従来のものと同一ないしは
相当する構成については、図面中に同一の符号を付し
て、その説明は省略する。
【0020】図1ないし図5に示すように、本実施例に
おいては、図示しない駆動源である電動モータ等の回転
駆動力を、ウォーム4およびウォームホイール5からな
る減速装置により減速し、水平軸6a部分に設けた一方
向クラッチ28を介して、送りカムに伝達するように形
成されており、従来の送りカム15に設けた溝25とこ
の溝25に当接させるブレーキばね26により付勢され
たブレーキバンド27とが削除されている。
おいては、図示しない駆動源である電動モータ等の回転
駆動力を、ウォーム4およびウォームホイール5からな
る減速装置により減速し、水平軸6a部分に設けた一方
向クラッチ28を介して、送りカムに伝達するように形
成されており、従来の送りカム15に設けた溝25とこ
の溝25に当接させるブレーキばね26により付勢され
たブレーキバンド27とが削除されている。
【0021】この一方向クラッチ28は、原動側部材2
9と従動側部材30とに2分割されており、互いの対向
面に形成した歯部32a,32bをばね部材である圧縮
ばね35により軸方向に噛合させて一体化して形成され
ている。
9と従動側部材30とに2分割されており、互いの対向
面に形成した歯部32a,32bをばね部材である圧縮
ばね35により軸方向に噛合させて一体化して形成され
ている。
【0022】さらに、この一方向クラッチ28について
説明すると、一方の従動側部材30は水平軸6aに止め
ねじ7をもって固着されており、他方の原動側部材29
は従動側部材30とウォームホイール5との間に距離L
だけ軸方向移動自在に、かつ、回転自在にして水平軸6
aに遊嵌されている。この原動側部材29のウォームホ
イール5の一端に設けたボス部33と対向する端面に
は、適宜な数、本実施例では直径位置に対向する2箇所
に係合凸部37が突設されている。そして、各係合凸部
37はウォームホイール5のボス部33に設けられた各
係合凹部36に軸方向にのみ摺動自在にして係合されて
いる。これにより、ウォームホイール5からの駆動力を
原動側部材29へ伝達するように形成されている。
説明すると、一方の従動側部材30は水平軸6aに止め
ねじ7をもって固着されており、他方の原動側部材29
は従動側部材30とウォームホイール5との間に距離L
だけ軸方向移動自在に、かつ、回転自在にして水平軸6
aに遊嵌されている。この原動側部材29のウォームホ
イール5の一端に設けたボス部33と対向する端面に
は、適宜な数、本実施例では直径位置に対向する2箇所
に係合凸部37が突設されている。そして、各係合凸部
37はウォームホイール5のボス部33に設けられた各
係合凹部36に軸方向にのみ摺動自在にして係合されて
いる。これにより、ウォームホイール5からの駆動力を
原動側部材29へ伝達するように形成されている。
【0023】前記圧縮ばね35は、ウォームホイール5
のボス部33の内周面と水平軸6aの外周面との間に形
成された環状の装着空間34内に装着されており、圧縮
ばね35の端は、原動側部材29のウォームホイール5
と対向する端面に弾接され、他端は前記装着空間34の
低面41の近傍に配設されたCリング42に弾接させら
れている。そして、この圧縮ばね35により、原動側部
材29にはウォームホイール5から図2の矢印Gの離間
方向に移動させられる付勢力が常時付与されている。
のボス部33の内周面と水平軸6aの外周面との間に形
成された環状の装着空間34内に装着されており、圧縮
ばね35の端は、原動側部材29のウォームホイール5
と対向する端面に弾接され、他端は前記装着空間34の
低面41の近傍に配設されたCリング42に弾接させら
れている。そして、この圧縮ばね35により、原動側部
材29にはウォームホイール5から図2の矢印Gの離間
方向に移動させられる付勢力が常時付与されている。
【0024】なお、前記係合凹部36と係合凸部37と
はそれぞれ係止できるもので有ればよく、特に、本実施
例の限定されるものではない。そして、前記装着空間3
4と係合凹部36とを形成する位置はウォームホイール
5の一端に設けたボス部33の内周面あるいは端面では
なく、ウォームホイール5の端面に形成してもよく、特
に、本実施例の限定されるものではない。
はそれぞれ係止できるもので有ればよく、特に、本実施
例の限定されるものではない。そして、前記装着空間3
4と係合凹部36とを形成する位置はウォームホイール
5の一端に設けたボス部33の内周面あるいは端面では
なく、ウォームホイール5の端面に形成してもよく、特
に、本実施例の限定されるものではない。
【0025】前記原動側部材29と従動側部材30との
対向部分に形成されている歯部32a,32bの形状
は、原動側部材29の駆動力を従動側部材30に対して
一方向に伝達するように形成されていればよく、特に、
本実施例の限定されるものではない。
対向部分に形成されている歯部32a,32bの形状
は、原動側部材29の駆動力を従動側部材30に対して
一方向に伝達するように形成されていればよく、特に、
本実施例の限定されるものではない。
【0026】また、図1、図3および図4に示すよう
に、本実施例に適用される送りカム39の外周面40に
は、従来例と異なり駆動歯車17と噛合される歯部16
のみが形成されている。その他は、前述した従来例と同
様に形成されている。
に、本実施例に適用される送りカム39の外周面40に
は、従来例と異なり駆動歯車17と噛合される歯部16
のみが形成されている。その他は、前述した従来例と同
様に形成されている。
【0027】なお、前述した圧縮ばねの35代わりにベ
ベルスプリング等を適用してもよい、この場合には、前
記ボス部33の内周面設けた装着空間34を形成する必
要がない。さらに、ウォームホイール5と原動側部材2
9との連結方法は、前記係合凹部36と係合凸部37と
による係合でなく、両者の隣接する対向面に爪を形成し
た噛み合いクラッチとしてもよく、本実施例に限定され
るものではない。
ベルスプリング等を適用してもよい、この場合には、前
記ボス部33の内周面設けた装着空間34を形成する必
要がない。さらに、ウォームホイール5と原動側部材2
9との連結方法は、前記係合凹部36と係合凸部37と
による係合でなく、両者の隣接する対向面に爪を形成し
た噛み合いクラッチとしてもよく、本実施例に限定され
るものではない。
【0028】つぎに、前述した構成からなる本実施例の
作用について説明する。
作用について説明する。
【0029】ミシンを駆動させて、駆動力を伝達させる
場合は、図示しない駆動源である電動モータ等の回転駆
動力をVベルトやタイミングベルトにより、入力軸2の
駆動プーリ3に伝達する。そして、駆動プーリ3を図1
中矢印A方向に回転させることにより、入力軸2を同方
向に回転させ、この入力軸2の適宜な位置に固着された
減速装置の入力側であるウォーム4を前記回転方向Aに
回転させる。そして、前記減速装置の入力側であるウォ
ーム4の回転力は、減速装置の出力側であるウォームホ
イール5に伝達され、図1中矢印B方向へウォームホイ
ール5を回転させるようになっている。さらに、前記ウ
ォームホイール5に伝達された駆動力は、図2に示すよ
うに、係合凹部36と係合凸部37との係合により一方
向クラッチ28の原動側部材29に伝達される。そし
て、原動側部材29と従動側部材30との歯部32a,
32bが圧縮ばね35により常時噛合されており、原動
側部材29へ伝達された図2中矢印B方向への駆動力の
み従動側部材30へ伝達される。以後の駆動力伝達は前
述した従来例と同様に動作する。
場合は、図示しない駆動源である電動モータ等の回転駆
動力をVベルトやタイミングベルトにより、入力軸2の
駆動プーリ3に伝達する。そして、駆動プーリ3を図1
中矢印A方向に回転させることにより、入力軸2を同方
向に回転させ、この入力軸2の適宜な位置に固着された
減速装置の入力側であるウォーム4を前記回転方向Aに
回転させる。そして、前記減速装置の入力側であるウォ
ーム4の回転力は、減速装置の出力側であるウォームホ
イール5に伝達され、図1中矢印B方向へウォームホイ
ール5を回転させるようになっている。さらに、前記ウ
ォームホイール5に伝達された駆動力は、図2に示すよ
うに、係合凹部36と係合凸部37との係合により一方
向クラッチ28の原動側部材29に伝達される。そし
て、原動側部材29と従動側部材30との歯部32a,
32bが圧縮ばね35により常時噛合されており、原動
側部材29へ伝達された図2中矢印B方向への駆動力の
み従動側部材30へ伝達される。以後の駆動力伝達は前
述した従来例と同様に動作する。
【0030】図3および図4に示すように、停止指示に
よりミシンを停止させると、前記円筒ローラ23が平面
カム19の傾斜面21に当接した位置で停止する。この
とき円筒ローラ23が平面カム19の傾斜面21を押し
付けているので、従来例と同様に送りカム39を図1の
図中矢印Fで示す方向にオーバーランさせる力となる。
このオーバーランさせる力は、送りカム39から駆動源
側へ逆伝達され、一方向クラッチ28の従動側部材30
に伝達される。そして、一方向クラッチ28において、
逆伝達された図3に矢印Gで示す方向の回転力が従動側
部材30に作用する。このとき、ウォームホイール5と
係合された原動側部材29は固定状態にある。
よりミシンを停止させると、前記円筒ローラ23が平面
カム19の傾斜面21に当接した位置で停止する。この
とき円筒ローラ23が平面カム19の傾斜面21を押し
付けているので、従来例と同様に送りカム39を図1の
図中矢印Fで示す方向にオーバーランさせる力となる。
このオーバーランさせる力は、送りカム39から駆動源
側へ逆伝達され、一方向クラッチ28の従動側部材30
に伝達される。そして、一方向クラッチ28において、
逆伝達された図3に矢印Gで示す方向の回転力が従動側
部材30に作用する。このとき、ウォームホイール5と
係合された原動側部材29は固定状態にある。
【0031】前記従動側部材30を図3に矢印Hで示す
方向に回転させようとする回転力は、原動側部材29を
も同方向に回転させようとするが、原動側部材29は圧
縮ばね35を収縮させながら図3に矢印Iで示す軸方向
に従動側部材30から離間しようとして、原動側部材2
9の鋸状の歯部32aの斜面43aと従動側部材30の
鋸状の歯部32bの斜面43bとの間に摺動抵抗による
負荷トルクが発生するする。この負荷トルクにより送り
カム39から逆伝達される回転力を停止させることがで
きる。
方向に回転させようとする回転力は、原動側部材29を
も同方向に回転させようとするが、原動側部材29は圧
縮ばね35を収縮させながら図3に矢印Iで示す軸方向
に従動側部材30から離間しようとして、原動側部材2
9の鋸状の歯部32aの斜面43aと従動側部材30の
鋸状の歯部32bの斜面43bとの間に摺動抵抗による
負荷トルクが発生するする。この負荷トルクにより送り
カム39から逆伝達される回転力を停止させることがで
きる。
【0032】したがって、送りカム39に形成された平
面カム19の傾斜面21で、針振り制御腕22に配置さ
れた円筒ローラ23が停止しても、送りカム39をその
停止位置で保持させることができる。そして、前記負荷
トルクにより送りカム39のオーバーランを防止させて
いるので、従来より容量の小さい駆動モータを適用し
て、確実に送りカム39のオーバーランを防止でき、経
時変化が少なく、信頼性の高いサイクルミシンにおける
送りカムのオーバーラン防止装置となる。
面カム19の傾斜面21で、針振り制御腕22に配置さ
れた円筒ローラ23が停止しても、送りカム39をその
停止位置で保持させることができる。そして、前記負荷
トルクにより送りカム39のオーバーランを防止させて
いるので、従来より容量の小さい駆動モータを適用し
て、確実に送りカム39のオーバーランを防止でき、経
時変化が少なく、信頼性の高いサイクルミシンにおける
送りカムのオーバーラン防止装置となる。
【0033】なお、本考案は、前記実施例に限定される
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
ものではなく、必要に応じて変更することができる。
【0034】
【考案の効果】以上説明したように本考案のサイクルミ
シンにおける送りカムのオーバーラン防止装置によれ
ば、一方向クラッチを軸方向に可動とされた原動側部材
と従動側部材とに2分割し、両者の対向面に一方向に駆
動力を伝達する歯部を設け、原動側部材を付勢力により
従動側部材へ当接させて、両者の歯部を噛合させること
により、送りカムに形成された平面カムの傾斜部で、針
振り制御腕に配置された円筒ローラが停止しても、送り
カムをその停止位置で保持させることができ、簡単な構
造で、送りカムのオーバーランを確実に防止できるとと
もに、駆動モータの容量を小さくでき、さらに、耐久性
の向上と長期間に亘る高い信頼性を維持でき、また、経
済性に極めて優れた効果を奏することができる。
シンにおける送りカムのオーバーラン防止装置によれ
ば、一方向クラッチを軸方向に可動とされた原動側部材
と従動側部材とに2分割し、両者の対向面に一方向に駆
動力を伝達する歯部を設け、原動側部材を付勢力により
従動側部材へ当接させて、両者の歯部を噛合させること
により、送りカムに形成された平面カムの傾斜部で、針
振り制御腕に配置された円筒ローラが停止しても、送り
カムをその停止位置で保持させることができ、簡単な構
造で、送りカムのオーバーランを確実に防止できるとと
もに、駆動モータの容量を小さくでき、さらに、耐久性
の向上と長期間に亘る高い信頼性を維持でき、また、経
済性に極めて優れた効果を奏することができる。
【図1】本考案のサイクルミシンにおける送りカムのオ
ーバーラン防止装置の一実施例の全体を示す要部の分解
斜視図
ーバーラン防止装置の一実施例の全体を示す要部の分解
斜視図
【図2】一方向クラッチ部分を示す要部の正面図
【図3】送りカムのオーバーランの発生状態を説明する
図
図
【図4】送りカムの平面カムを説明する展開図
【図5】本考案のサイクルミシンにおける送りカムのオ
ーバーラン防止装置の作用を説明する要部の説明図
ーバーラン防止装置の作用を説明する要部の説明図
【図6】従来のサイクルミシンにおける送りカムのオー
バーラン防止装置の全体を示す要部の分解斜視図
バーラン防止装置の全体を示す要部の分解斜視図
【図7】図6の要部の正面図
【図8】送りカムの停止状態を説明する要部の正面図
2 入力軸 4 ウォーム 5 ウォームホイール 6a,6b 水平軸 8 クラッチカラー 9 係合孔 10 一方向クラッチばね 12a,12b 平歯車 14 駆動軸 19 平面カム 21 傾斜面 23 円筒ローラ 28 一方向クラッチ 29 原動側部材 30 従動側部材 32a,32b 歯部 35 圧縮ばね 36 係合凹部 37 係合凸部 39 送りカム 43 斜面
Claims (1)
- 【請求項1】 一方向に回転駆動する駆動源の回転駆動
力を減速するウォームとウォームホイールとからなる減
速装置と、前記減速装置の出力側であるウォームホイー
ルの回転駆動力を従動側の送りカムに対して伝達する一
方向クラッチとを備え、前記一方向クラッチを、原動側
部材と従動側部材とにより構成し、前記原動側部材の一
方の端部をウォームホイールと離間する方向に付勢され
たばね部材を介し遠近自在としてウォームホイールと係
合させるとともに、他方の端部と従動側部材の一端とを
前記減速装置による回転出力を送りカムに伝達させる方
向に形成された歯部により噛合せしめ、前記従動部材を
出力軸へ固着させて形成したことを特徴とするサイクル
ミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9513291U JPH084945Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9513291U JPH084945Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0544068U JPH0544068U (ja) | 1993-06-15 |
| JPH084945Y2 true JPH084945Y2 (ja) | 1996-02-14 |
Family
ID=14129299
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9513291U Ceased JPH084945Y2 (ja) | 1991-11-20 | 1991-11-20 | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084945Y2 (ja) |
-
1991
- 1991-11-20 JP JP9513291U patent/JPH084945Y2/ja not_active Ceased
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0544068U (ja) | 1993-06-15 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH04129677A (ja) | 電動スクリュードライバにおけるクラッチ装置 | |
| JP3071523B2 (ja) | スクリュードライバーにおける回り止め装置 | |
| JPH0641811Y2 (ja) | スクリュドライバ | |
| JPH0261654B2 (ja) | ||
| JPS6334081A (ja) | スクリユ−・ジヨイント締付け用動力工具 | |
| CN1145606A (zh) | 拉带器带鼓和带预拉器旋转驱动装置之间的联结器 | |
| JPS61286678A (ja) | バルブのスピンドル駆動機構 | |
| WO2015008487A1 (ja) | フリータイプ双方向クラッチ | |
| US4898364A (en) | Two-speed winch | |
| JPH0544068U (ja) | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 | |
| JPH0815510B2 (ja) | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 | |
| JPS6235119A (ja) | トルク調整方法 | |
| JP2002195310A (ja) | 楔ローラー型双方向回転クラッチ及びその応用装置 | |
| JPS6342197Y2 (ja) | ||
| JP2843931B2 (ja) | 直線駆動装置 | |
| US4183473A (en) | Mechanism for coupling a drive to a shaft | |
| JPS6223173B2 (ja) | ||
| JP2780948B2 (ja) | 揺動歯車装置およびこれを用いたカメラフィルム巻上機構 | |
| JPH0580476U (ja) | サイクルミシンにおける送りカムのオーバーラン防止装置 | |
| JPH0320590Y2 (ja) | ||
| JP3939573B2 (ja) | モータアクチュエータ | |
| JPS5936231Y2 (ja) | ミシンの伝動装置 | |
| JPH07113383B2 (ja) | オーバランニングクラッチの製造方法 | |
| JPS61268869A (ja) | 遊星歯車減速機構付スタ−タ | |
| SU1178990A1 (ru) | Механизм дл преобразовани непрерывного вращательного движени во вращательное с остановками |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A045 | Written measure of dismissal of application |
Effective date: 20060822 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A045 |