JPH0849595A - 内燃機関のシリンダヘッド装置 - Google Patents

内燃機関のシリンダヘッド装置

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JPH0849595A
JPH0849595A JP7143580A JP14358095A JPH0849595A JP H0849595 A JPH0849595 A JP H0849595A JP 7143580 A JP7143580 A JP 7143580A JP 14358095 A JP14358095 A JP 14358095A JP H0849595 A JPH0849595 A JP H0849595A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 特に基礎ケーシングの高強度の材料構造を得
ると共に、シリンダヘッド装置全体に高い総合剛性を与
え、しかも製造および組付けを容易に行う。 【構成】 カップ形タペットケーシングが一体的に形成
されており、支承台下半部22が基礎ケーシング2に組
込まれており、支承台上半部37が少なくとも部分的に
シリンダヘッドカバー4に形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関のシリンダヘ
ッド装置であって、ガス交換通路と、シリンダブロック
に載置された基礎ケーシングとが設けられており、該基
礎ケーシングがバルブガイドを有しており、基礎ケーシ
ングに載置されたカップ形タペットケーシングが設けら
れており、2部分から成る支承台に支承されたカムシャ
フトに被さるシリンダヘッドカバーが設けられており、
カップ形タペットケーシングが、シリンダヘッドカバー
と基礎ケーシングとによって形成された室内部に配置さ
れている形式のものに関する。
【0002】
【従来の技術】ドイツ連邦共和国特許第4116942
号明細書には上位概念に記載のようなシリンダヘッド装
置が開示されている。この公知のシリンダヘッド装置の
場合、基礎ケーシングがシリンダブロックに載置され
て、このシリンダブロックにねじ締結されている。この
基礎ケーシングは、高く引き上げられた外壁を有してお
り、これらの外壁には、フード状のカバーが載置されて
いる。シリンダヘッドカバーと、基礎ケーシングの高く
引き上げられた外壁とによって形成された内室内には、
カップ形タペットケーシングが、外壁に対して所定の間
隔を置いて配置されている。このカップ形タペットケー
シングは基礎ケーシングにねじ締結されている。このカ
ップ形タペットケーシングは、複数部分から形成されて
おり、基礎エレメント内にバルブカップのガイドと、カ
ムシャフトの支承のための支承台下半部とを有してい
る。このような支承台下半部には、別個の支承台上半部
が載置されており、下側部分とねじ締結されている。
【0003】「Volvo Service Manuel No.TP317 14/2,
第11頁」に基づき、エンジンタイプB6304に対して、シリ
ンダブロックに載置された基礎ケーシングがカップ形タ
ペットガイドとカムシャフト支承部の下側部分と一体的
に形成されているようなシリンダヘッドが公知である。
このような基礎ケーシングには、支承部上側部分を支持
するシリンダヘッドカバーが載置されている。
【0004】特に燃焼室側で高強度の最適な材料構造を
達成するためには、例えば上位概念に記載のような従来
技術によって可能なように、この材料構造を十分にアン
ダカットのない鋳造法によって得ることが望ましい。し
かしながら、基礎ケーシングにねじ締結された、従来技
術によるカップ形タペットケーシングの構成は、ねじ締
結部が多数であることにより大きな組付け手間を必要と
する。さらに、カップ形タペットケーシングにおいてカ
ムシャフトを支承することに基づき、製造・組付け手間
が極めて大きい。それというのは、これらの支承孔が製
造時に、カップ形タペットケーシングと基礎ケーシング
との固定的な関係を必要とするからである。
【0005】従って、修理時もしくは交換時にも、カッ
プ形タペットケーシングと基礎ケーシングとの固定的な
対応関係が必要とされる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従って本発明の課題
は、冒頭で述べたようなシリンダヘッド装置を改良し
て、特に基礎ケーシングの高強度の材料構造が得られる
と共に、シリンダヘッド装置全体が高い総合剛性を有
し、しかも製造および組付けが容易に行われるようなシ
リンダヘッド装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に本発明の構成では、カップ形タペットケーシングが一
体的に形成されており、支承台下半部が基礎ケーシング
に組込まれており、支承台上半部が少なくとも部分的に
シリンダヘッドカバーに形成されているようにした。
【0008】本発明の別の有利な構成は請求項2以下に
記載されている。
【0009】
【発明の効果】このようなシリンダヘッド装置におい
て、基礎ケーシングとシリンダヘッドカバーとの間にカ
ムシャフトが支承され、カップ形タペットケーシングが
一体的に形成されてバルブカップのガイドのために役立
つようになっていると、組付けられた状態で高い総合剛
性を有する、製造・組付けが容易に行われるような構成
エレメントが得られる。3つの個々のエレメント、つま
り基礎ケーシングとカップ形タペットガイドとシリンダ
ヘッドカバーとの組立てに必要となるねじ締結部の数は
僅かにすぎない。これにより、上方に位置するカムシャ
フトとカップ形タペットとを備えたシリンダヘッドのた
めに比較的小さな全高と特に小さな全幅とを有するよう
な、シリンダヘッド装置の極めてコンパクトな構成が同
時に得られる。シリンダヘッド装置がこのように構成さ
れていると、シリンダヘッドカバーとカップ形タペット
ケーシングとを例えば加圧鋳造構成部分として製造する
ことができる。シリンダヘッド装置の基礎ケーシング
は、重力鋳造で製造することができるので有利である。
水ガイドのために必要となる通路(水冷式のシリンダヘ
ッドの場合)は、鋳物砂または類似の鋳造技術もしくは
成形技術により製造すればよい。これと共に、シリンダ
ヘッド装置のこのような3部構成により、外方に向かっ
てシールすべき分割面は唯1つしかないので、オイル流
出は比較的簡単な手段によって阻止することができる。
【0010】支承台がそれぞれ隣接する外壁に結合され
ていると、すなわち、支承台上半部がシリンダヘッドカ
バーのそれぞれ隣接する外壁に結合され、支承台下半部
が基礎ケーシングのそれぞれ隣接する外壁に結合されて
いると、組付けられた状態におけるシリンダヘッド装置
の総合剛性を高めることができるので有利である。
【0011】シリンダヘッドカバーと基礎ケーシングと
の結合部が1分割面内に位置し、かつこのような分割平
面が支承台各半部の分割平面と合致していると、シリン
ダヘッド装置の製造が簡単になる。
【0012】シリンダヘッドカバーと基礎ケーシングと
のねじ締結を少なくともシリンダ孔の領域で、支承台各
半部のねじ締結部により行うと、シリンダヘッド装置の
組付けを著しく簡単にすることができる。これにより、
ねじ締結個所が著しく減じられる。これと共に、シリン
ダヘッド装置の全幅も減じられる。それというのは外側
領域には、このような結合のために必要となるねじ締結
部がもはや必要でないからである。
【0013】シリンダ当たり、方形配置を成してシリン
ダ孔を取り囲む4つのシリンダねじが設けられている
と、シリンダヘッド装置とシリンダブロックとの有利な
高強度のねじ締結部が得られる。例えば水平対向型エン
ジンの場合のように、各シリンダ相互間の構造スペース
が十分である場合、互いに隣接するシリンダ孔の2つの
シリンダねじ相互間に支承台が配置されていると有利で
ある。
【0014】シリンダヘッド装置の端面で各カムシャフ
トの支承が個別支承台によって行われると、カムシャフ
トの支承部の製造および組付けが著しく簡単になる。こ
れらの個別支承台によって、カムシャフトの組付け時に
バルブばね作用に抗して押さえつけが行われる。これら
の個別支承台によってカムシャフトの軸線方向ガイドが
行われると、カムシャフト支承部の構成および製造にと
って特に有利である。
【0015】個別支承台が、カムシャフトの駆動に必要
なチェーンボックスの領域に配置されると有利である。
こうするとカムシャフト支承部の穿孔は、シリンダヘッ
ド装置の互いに対向する端面から行うことができるの
で、端面に設けられたこのような開口が、カムシャフト
組付け時に同時に、カムシャフトの押さえつけのための
工具のための係合部としても役立つことができる。
【0016】カップ形タペットケーシングと基礎ケーシ
ングとの結合は、製造技術的に有利な形式でオイル供給
のための通路を鋳造することができるような分割平面に
おいて行われると有利である。これにより、オイル供給
のために必要な穿孔手間が著しく減じられる。このよう
に鋳造されたオイル通路を介すると、バルブカップとカ
ムシャフトとを潤滑するのに必要となる孔は僅かにすぎ
ない。
【0017】点火プラグまたは噴射装置の収容のため
の、燃焼室に開口する室が、カップ形タペットケーシン
グとシリンダヘッドカバーとの間に挿入されたスリーブ
によって延長されかつシールされると、シリンダヘッド
装置の製造もシールも改善することができる。このよう
なスリーブは、簡単かつ組付け易い形式で、カップ形タ
ペットケーシングに設けられた環状の突起に挿入しシー
ルすることができる。
【0018】
【実施例】以下に本発明の実施例を図面につき詳しく説
明する。
【0019】内燃機関が、シリンダブロック1に載置さ
れたシリンダヘッド装置を有している。このシリンダヘ
ッド装置のケーシングは3つのケーシング構成エレメン
ト、つまり基礎ケーシング2とカップ形タペットケーシ
ング3とシリンダヘッドカバー4とから構成されてい
る。この実施例では、内燃機関は、シリンダ当たりそれ
ぞれ4つのバルブと上方に位置する2つのカムシャフト
とを備えた6シリンダ式の水平対向型エンジンの一方の
シリンダ列の形で示されている。従って、このような内
燃機関はそれぞれのシリンダ列に付き3つのシリンダ孔
5を有している。このことは図1に示した選択的な図に
おいて、左側、真ん中、および右側のシリンダもしくは
対応するシリンダ孔5として示されている。それぞれの
シリンダ孔5は、バルブガイド6内で案内された図示し
ていない4つの皿ばね(2つのインテークバルブおよび
2つのエキゾーストバルブ)と、対応するガス交換通路
7とを介して制御される。ガス交換通路7とバルブガイ
ド6とは、基礎ケーシング2の基礎ブロック8内に組込
まれている。この基礎ブロック8には、端面側でチェー
ンボックス9が接続されている。このようなチェーンボ
ックスは、制御伝動装置のための駆動手段(詳細には図
示せず)を収容するために役立つ。基礎ケーシング2の
基礎ブロック8を起点にして外壁10〜12が延びてい
る。これらの外壁は、内側の支持面13に対して、分割
平面T−Tにまで引き上げられている。チェーンボック
ス9は、外壁14によって取り囲まれている。これらの
外壁14もやはり分割平面T−Tにまで達して、基礎ブ
ロック8の外壁10,12に接続されている。
【0020】基礎ケーシング2の基礎ブロック8には、
3つの室15が形成されている。これらの室はそれぞれ
の支持面13を起点にして延びて、3つのシリンダ孔5
のうちの1つに開口している。これらの3つの室15の
軸線は中央長手方向平面M内に位置しており、それぞれ
1つの点火プラグ16の収容のために役立つ。しかしな
がらこれらの軸線は、特に自己点火式エンジンの場合、
噴射装置またはグロープラグの収容のために役立つこと
もできる。それぞれの室15は鋳造された環状の凹部1
7によって取り囲まれている。この凹部はシリンダヘッ
ドのオイルガイドの一部である。左側のシリンダの領域
に設けられた環状の凹部17は、やはり鋳造された長手
方向溝18に接続されている。この長手方向溝は、シリ
ンダヘッド装置のオイル供給部に接続されている(詳細
には図示せず)。このような長手方向溝18は、中央長
手方向平面Mに対してほぼ平行に延びている。真ん中お
よび右側のシリンダの領域に設けられた環状の凹部は、
鋳造された別の長手方向溝19によって互いに接続され
ている。この長手方向溝は、やはりシリンダヘッド装置
のオイル供給部に接続されており、中央長手方向平面M
に対してほぼ平行に延びている。環状の凹部17と長手
方向溝18,19とはそれぞれシールウェブ20によっ
て取り囲まれている。このシールウェブのシール面は支
持面13の一部である。環状の凹部17は、バルブガイ
ド6の貫通開口によって支持面13に形成された、中央
長手方向平面Mに対して平行な短辺を有する方形内部に
それぞれ位置している。バルブガイド6はそれぞれこの
中央長手方向平面に対して傾斜しており、2列を成して
配置されている。
【0021】シリンダブロック1と基礎ケーシング2と
のねじ締結は2列で行われる。すなわち、これらのねじ
締結部は、中央長手方向平面Mに対して平行に延びる平
面E1もしくは平面E2内に位置している。基礎ケーシ
ング2とシリンダブロック1とのねじ締結部21と、詳
細には説明しない別のねじ締結部とは、判り易くするた
めに孔によってのみしか示していない。シリンダ孔5当
たりそれぞれ4つのねじ締結部21が設けられている。
これらのねじ締結部の結合線は、バルブガイド6を取り
囲む方形を成している。各シリンダに付き4つのねじ締
結部21により形成された方形は中央長手方向平面Mに
対して平行な短辺を有している。
【0022】さらに基礎ケーシング2の基礎ブロック8
には、各カムシャフトもしくは各バルブ列に付き4つの
支承台下半部22が配置されている。両バルブ列のそれ
ぞれの支承台下半部は対を成して互いに向き合ってい
る。第1の支承台下半部対(22)はチェーンボックス
9の領域に配置されている。第2の支承台下半部対(2
2)は、互いに向き合う外壁11もしくは端壁の領域に
位置している。さらに別の支承台下半部対は、左側およ
び真ん中の両シリンダ相互間もしくは真ん中および右側
の両シリンダ相互間に位置している。これらの両支承台
下半部対(22)は、隣接する両シリンダ孔5の互いに
隣合うねじ締結部21相互間にそれぞれ配置されてい
る。各支承台下半部22には、以下に詳しく説明する支
承台上半部とのねじ締結のための2つの孔23が設けら
れている。これらの孔23は、挿入しようとするカムシ
ャフトがこれらの孔相互間に位置するように配置されて
いる。こうして、4列もしくは4平面のねじ締結部もし
くは孔23が形成される。このような孔平面は、図1に
示した基礎ケーシング2の方向においては、上から下に
向かって符号B1〜B4で示されている。孔平面B1
は、ねじ締結部21の平面E1の上方に位置しており、
孔平面B2はこのような平面E1の下方に位置してい
る。両孔平面B1,B2は中央長手方向平面Mの上方に
位置している。下列の支承台下半部の孔平面は、符号B
3,B4で示されている。孔平面B3はねじ締結部21
の平面E2の上方に位置しており、孔平面B4はこの平
面E2の下方に位置している。
【0023】各平面E1もしくは平面E2に位置する、
各シリンダ孔5のねじ締結部21相互間には、それぞれ
別のねじ締結部24が位置している。このねじ締結部2
4を介して、カップ形タペットケーシング3と基礎ケー
シング2とが互いに結合される。カップ形タペットケー
シング2のねじ締結部24は、中央長手方向平面Mに対
して平行な2つの平面T1;T2内に位置している。上
側の平面T1は、外壁10に向いた孔平面B1とねじ締
結部21の平面E1との間に位置している。下側の平面
T2は、ねじ締結部21の下側の平面E2と、支承台下
半部22の前記外壁12に向いた孔平面B4との間に位
置している。カップ形タペットケーシング3のための第
3列のねじ締結部25が中央長手方向平面M内に位置し
ている。鋳造されたオイル通路の一層良好なシールのた
めに、付加的なねじ締結部26が、シールウェブ20の
領域に設けられている。
【0024】基礎ケーシング2の支持面13には、カッ
プ形タペットケーシング3の底面27が載置されて、孔
もしくはねじ締結部24〜26が対応して続くようにな
っている。カップ形タペットケーシング3は各シリンダ
孔5に付き4つのカップ形タペットガイド28を有して
いる。これらのカップ形タペットガイドは、バルブガイ
ドの各軸線と整合合致する。各シリンダに付き4つのカ
ップ形タペットガイド28が互いに結合されている。4
つのカップ形タペットガイド28のこのような各グルー
プはウェブ29を介して、カップ形タペットガイド28
の隣接するグループに結合されているので、カップ形タ
ペットケーシング全体が一体的に形成されている。各シ
リンダに付き4つのカップ形タペットガイドによって仕
切られた室内部には、孔30が設けられている。この孔
は室15と整合合致する。このような各孔はカップ形タ
ペットケーシング3の上側で環状の突起31によって取
り囲まれている。カップ形タペットケーシング3の底面
27には、各孔30に付きこのような孔を取り囲む1つ
の環状溝32が形成されている。この環状溝は、支持面
13に設けられた環状の凹部17と共にオイル通路を形
成する。左側のシリンダ孔の領域に設けられた環状溝3
2は、長手方向溝33に接続されている。この長手方向
溝は長手方向ウェブ34に配置されており、基礎ケーシ
ング2に設けられた長手方向溝18と一緒にオイル通路
を形成する。真ん中および右側のシリンダ孔の領域に設
けられた環状溝32は、やはり長手方向溝35を介して
互いに接続されている。この長手方向溝は、基礎ケーシ
ング2に設けられた対応する長手方向溝19と協働し、
長手方向ウェブ36に鋳造されている。カップ形タペッ
トガイドのオイル供給は傾斜孔46を介して行われる。
これらの傾斜孔は環状溝32に開口している。
【0025】シリンダヘッド装置はシリンダヘッドカバ
ー4によって閉鎖されている。このシリンダヘッドカバ
ーは、分割平面T−Tの領域において基礎ケーシング2
の外壁10〜12,14に載置されており、カップ形タ
ペットケーシング3に被さっている。シリンダヘッドカ
バーは3対の支承台上半部37を有している。これらの
支承台上半部は、左側および真ん中のシリンダ相互間
と、真ん中および右側のシリンダ相互間と、右側の端壁
もしくは外壁11の領域とに配置された支承台下半部2
2と協働する。このような支承台上半部37は、それぞ
れシリンダヘッドカバー4の外壁を起点として延びる
か、もしくはこの外壁に一体的に結合されている。基礎
ケーシング2とシリンダヘッドカバー4とのねじ締結
は、基礎ブロック8の領域において、支承台半部のねじ
締結部として形成された孔23によって行われる。チェ
ーンボックス9の領域にのみ、付加的なねじ締結部38
が外壁14の領域に設けられている。シリンダヘッドカ
バー4には、3つの孔39が配置されている。これらの
孔は、それぞれ前記室15のうちの1つと整合合致す
る。これらの孔39には、スリーブ40が挿入されてい
る。これらのスリーブはカップ形タペットケーシング3
の環状の突起31内にまで突入しており、この場所およ
び孔39の領域で、それぞれシールリング41;42に
よってシールされている。これらのスリーブ40は室1
5を延長する。すなわち、基礎ケーシング2とシリンダ
ヘッドカバー4とによって形成された内室に対して、孔
30をシールする訳である。
【0026】カムシャフト43の支承は、チェーンボッ
クス9の領域において、両支承台下半部22によって行
われる。これらの両支承台下半部には、それぞれ別個の
個別支承台上半部44が載置されている。このような別
個の個別支承台上半部44は、対応する支承台下半部2
2よりも軸線方向で見て広幅であり、カムシャフトの軸
線方向ガイドのために役立っている。これにより、各カ
ムシャフトに付き、軸線方向ガイドのための別個の個別
支承台上半部は1個しか加工する必要がない。これらの
別個の個別支承台上半部によって、組付けと同時にチェ
ーンボックス側にカムシャフトが、バルブばね(図示せ
ず)の作用に抗して押えつけられる。基礎ケーシングの
対向して位置する端面つまり外壁11、もしくはシリン
ダヘッドカバーの対応端面には、組付け孔45が加工成
形されている。これらの組付け孔は、支承孔を加工する
ために役立つとともに、組付け時にカムシャフトを押え
つけるためにも役立つ。すなわち、組付けのために必要
な空隙を提供する訳である。
【図面の簡単な説明】
【図1】シリンダヘッド装置の開いた基礎ケーシングの
平面図である。
【図2】カップ形タペットケーシングの平面図である。
【図3】シリンダヘッド装置を、シリンダの燃焼室中央
を図1のIII−III線に沿って断面した状態で示し
た横断面図である。
【図4】図1のIV−IV線に沿った、支承台の領域を
示す別の横断面図である。
【図5】図1のV−V線に沿った、シリンダのバルブガ
イドの領域を示す別の横断面図である。
【図6】図1のVI−VI線に沿った、基礎ケーシング
の一部を断面した縦断面図である。
【符号の説明】
1 シリンダブロック、 2 基礎ケーシング、 3
カップ形タペットケーシング、 4 シリンダヘッドカ
バー、 5 シリンダ孔、 6 バルブガイド、 7
ガス交換通路、 8 基礎ブロック、 9 チェーンボ
ックス、 10〜12 外壁、 13 支持面、 14
外壁、 15 室、 16 点火プラグ、 17 凹
部、 18,19 長手方向溝、 20 シールウェ
ブ、 21ねじ締結部、 22 支承台下半部、 23
孔、 24〜26 ねじ締結部、 27 底面、 2
8 カップ形タペットガイド、 29 ウェブ、 30
孔、 31 突起、 32 環状溝、 33 長手方向
溝、 34 長手方向ウェブ、 35 長手方向溝、
36 長手方向ウェブ、 37 支承台半部、38 ね
じ締結部、 39 孔、 40 スリーブ、 41,4
2 シールリング、 43 カムシャフト、 44 個
別支承台上半部、 45 組付け孔、46 傾斜孔、
M 中央長手方向平面、 T−T 分割平面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F01M 1/06 K 9/10 E K F02F 7/00 K (72)発明者 ローラント ハウフ ドイツ連邦共和国 レオンベルク−ヘーフ ィンゲン ヴァインベルクシュトラーセ 53 (72)発明者 クラウス グレーガー ドイツ連邦共和国 ヘミンゲン ザールシ ュトラーセ 26

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のシリンダヘッド装置であっ
    て、 (イ)ガス交換通路(7)と、シリンダブロック(1)
    に載置された基礎ケーシング(2)とが設けられてお
    り、該基礎ケーシングがバルブガイド(6)を有してお
    り、 (ロ)基礎ケーシング(2)に載置されたカップ形タペ
    ットケーシング(3)が設けられており、 (ハ)2部分から成る支承台(22,37,44)に支
    承されたカムシャフト(43)に被さるシリンダヘッド
    カバー(4)が設けられており、 (ニ)カップ形タペットケーシング(3)が、シリンダ
    ヘッドカバー(4)と基礎ケーシング(2)とによって
    形成された室内部に配置されている形式のものにおい
    て、 (ホ)カップ形タペットケーシング(3)が一体的に形
    成されており、 (ヘ)支承台下半部(22)が基礎ケーシング(2)に
    組込まれており、 (ト)支承台上半部(37)が少なくとも部分的にシリ
    ンダヘッドカバー(4)に形成されていることを特徴と
    する、内燃機関のシリンダヘッド装置。
  2. 【請求項2】 支承台上半部(37)がシリンダヘッド
    カバー(4)の外壁に結合されており、支承台下半部
    (22)が基礎ケーシング(2)の外壁(10,12)
    に一体的に結合されている、請求項1記載のシリンダヘ
    ッド装置。
  3. 【請求項3】 基礎ケーシング(2)とシリンダヘッドカ
    バー(4)との結合面が、支承台下半部(22)と支承
    台上半部(37)との分割面を有する1平面(T−T)
    内に位置している、請求項1または2記載のシリンダヘ
    ッド装置。
  4. 【請求項4】 基礎ケーシング(2)とシリンダヘッド
    カバー(4)とのねじ締結が、少なくともシリンダ孔
    (5)を有する基礎ブロック(8)の領域で、支承台下
    半部(22)および支承台上半部(37)のねじ締結部
    (23)によって行われるようになっている、請求項1
    から3までのいずれか1項記載のシリンダヘッド装置。
  5. 【請求項5】 基礎ケーシング(2)とシリンダブロッ
    ク(1)とのねじ締結が、各シリンダに付き4つのシリ
    ンダねじ(21)によって行われるようになっており、
    該シリンダねじが、方形配置を成してそれぞれのシリン
    ダ孔(5)を取り囲んでいる、請求項1から4までのい
    ずれか1項記載のシリンダヘッド装置。
  6. 【請求項6】 相並ぶシリンダ孔(5)の隣合ったシリ
    ンダねじ(21)相互間に、支承台(22,37)が配
    置されている、請求項5記載のシリンダヘッド装置。
  7. 【請求項7】 シリンダヘッド装置の端面に、チェーン
    ボックス(9)が配置されており、該チェーンボックス
    の領域で、各カムシャフト(43)がそれぞれ個別支承
    台(22,44)によって支承されている、請求項1か
    ら6までのいずれか1項記載のシリンダヘッド装置。
  8. 【請求項8】 個別支承台の下側に、基礎ケーシングに
    組込まれた支承台下半部(22)が形成されており、該
    支承台下半部に、別個の支承台上側部分(44)が載置
    されている、請求項7記載のシリンダヘッド装置。
  9. 【請求項9】 カムシャフト(43)の軸線方向の支承
    が個別支承台(22,44)によって行われるようにな
    っている、請求項7または8記載のシリンダヘッド装
    置。
  10. 【請求項10】 シリンダヘッド装置の前記チェーンボ
    ックス(9)とは反対側の端面(11)に、カムシャフ
    ト(43)と整合合致する孔(45)が形成されてい
    る、請求項7から9までのいずれか1項記載のシリンダ
    ヘッド装置。
  11. 【請求項11】 基礎ケーシング(2)とカップ形タペ
    ットケーシング(3)相互間の分割平面内で、基礎ケー
    シングおよびカップ形タペットケーシングに鋳造された
    オイル通路(17,18,19,31,33,35)が
    延びている、請求項1から10までのいずれか1項記載
    のシリンダヘッド装置。
  12. 【請求項12】 鋳造されたオイル通路を介して、カッ
    プ形タペットガイド(28)への潤滑オイル供給が行わ
    れるようになっている、請求項11記載のシリンダヘッ
    ド装置。
  13. 【請求項13】 カムシャフト(43)への潤滑オイル
    供給が、分割平面(T−T)において鋳造されたオイル
    通路と、支承台(22,37)に通じる穿孔されたオイ
    ル通路とを介して行われるようになっている、請求項1
    1または12記載のシリンダヘッド装置。
  14. 【請求項14】 バルブガイド(6)とカップ形タペッ
    トガイド(28)とが、シリンダ孔(5)に開口する室
    (15)を取り囲んでおり、該室が、スリーブ(40)
    によって延長させられてシールされており、該スリーブ
    が、カップ形タペットケーシング(3)とシリンダヘッ
    ドカバー(4)との間に挿入されている、請求項1から
    13までのいずれか1項記載のシリンダヘッド装置。
  15. 【請求項15】 カップ形タペットケーシング(3)
    が、室(15)を取り囲む環状の突起(31)を有して
    おり、該突起にスリーブ(40)が嵌め込まれており、
    シールリング(41)によって固持されてシールされて
    いる、請求項14記載のシリンダヘッド装置。
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