JPH08500045A - 使い捨て内視鏡シース - Google Patents
使い捨て内視鏡シースInfo
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Abstract
(57)【要約】
使い捨て内視鏡シース(10)は、スリーブ部材(12)よりも長い様々な異なった長さの内視鏡(34)を収容できる簡便なスリーブ部材(12)を含む。スリーブ部材(12)は、内視鏡収容スペース(130)と連通状態にない灌注路(140、142)を含んでもよい。発明の他の実施例において、灌注流体はスリーブ部材(12)の内視鏡収容スペース(28)を通過する。本発明のすべての実施例において、スリーブ部材(12)から放出される灌注流体は、手術に起因する汚物を内視鏡(34)の視野端(94)から洗い落すことができる。スリーブ部材(12)は通常簡便であり、灌注機能を使用していないときにシース(10)からの灌注流体の排出を停止するための連続的な吸い出しを要しない。シース(10)の視野端(88)からの洗浄溶液の残留分を除去するためには、簡潔な逆吸引を使用することができる。
Description
【発明の詳細な説明】使い捨て内視鏡シース 発明の背景
本発明は、内視鏡のための使い捨てシースに関するものであり、特に、手術に
起因する汚物を内視鏡の視野端から効率的に洗い落す簡便な使い捨てシースに関
する。
手術に起因する汚物とは、手術中に内視鏡の視野を妨げる血液又は組織等の体
内物質を指すものとする。
内視鏡によって、手術が行われている間に手術の部位を離れた場所から見るこ
とができる。手術中、手術の部位からの血液、組織、その他の体内物質が内視鏡
の視野端にはねて内視鏡の視野を妨げる場合がある。
場合によっては、視野端の洗浄のために内視鏡を手術部位から取り出すことが
必要になる場合もあり、これは通常、手術工程を中断させ、手術工程を長引かせ
ることになり望ましくない。
手術中に内視鏡を取り出し洗浄することは不便なため、外科医の中には、内視
鏡の視野を妨げる手術に起因する汚物を、手術部位において洗い流す措置を有す
るシースを用いた内視鏡の使用を好む者もある。
米国特許第4,991,565号及び第4,974,580号に示されているような既知の内視鏡
シースは、通常特定の内視鏡用にあつらえたものである。シースはしばしば、内
視鏡の視野端から手術に起因する汚物を洗い流すか又は吸い出すための空気管、
水管及び吸引管を含むことがある。内視鏡シースにおける灌注、吸水及び空気管
は、内視鏡の断面の寸法を著しく増大させる場合があり、従って内視鏡を伴った
シースを使用するためには比較的大きな切開が必要となる。
多くの内視鏡は長さが異なっているため、異なった長さの内視鏡それぞれに互
換的に適合するよう、これに対応するシースの長さの多様性が通常必要となる。
異なった長さの内視鏡シースは、選択される内視鏡との適切な適合性を確実なも
のとするために製造者及びユーザーによって在庫として保管されている。
従って、多岐にわたる異なった長さの内視鏡に適応可能であり、断面寸法を小
さくすることができ、かつ内視鏡の視野から汚物を洗い流すことが可能な内視鏡
シースを提供することが望ましい。発明の目的及び概要
様々な発明の目的の中でも、注目されるのは、新規な内視鏡シース、内視鏡の
視野瑞から汚物を洗い流すための新規な断面寸法の小さい使い捨て内視鏡シース
、異なった長さの内視鏡バレル又はシャフトとともに使用するよう適応できる新
規な使い捨て内視鏡シース、内視鏡と接触することなく灌注流体によって手術に
起因する汚物を内視鏡の視野端から洗い流すことが可能となる新規な使い捨て内
視鏡シース、及び内視鏡バレルをシース内の所定の位置に配置する新規な使い捨
て内視鏡シースを提供することである。
本発明のその他の目的及び特徴は、一部明瞭であり、また一部以下に指摘され
る。
本発明により、内視鏡用の使い捨てシースは、内視鏡の本体部分を受けるスリ
ーブ・ハウジング又はカラーを含む。また、シースは、内視鏡シャフトを受ける
ようスリーブ・ハウジングに連結されるスリーブ部材を含む。
スリーブ・ハウジングから延びるスリーブ部材は、内視鏡シャフトの末端がス
リーブ部材の先端カバーの底に達することを確実にするため、あえて内視鏡シャ
フトよりも短い所定の長さをもっている。
本発明の一実施例において、スリーブ部材は、灌注スぺースが内視鏡シャフ卜
とスリーブ部材との間に形成されるよう内視鏡シャフトをスライド可能に収容す
るような寸法の内径を有する。スリーブの先端カバーにある一つ又は複数の排出
ポートは、灌注スペースと連通する。従って、灌注スペースに向けられる灌注溶
液は、排水ポートを通り、先端カバーを横切って流れ、汚物を内視鏡の視野端か
ら洗い流すことができる。
本発明の他の実施例において、内視鏡の視野端を覆うスリーブ部材は、内視鏡
シャフトから独立した一つ又は複数の灌注路を含む。灌注流体は、スリーブ部材
の先端エンドキャップ又はカバーの開口部においてスリーブ部材を出て、スリー
ブ部材の先端及び内視鏡シャフトの視野端から汚物を洗い落す。この方法におい
て、汚物洗浄動作は、灌注流体が内視鏡シャフトに接触することなく達成される
。
内視鏡シャフトの末端は、スリーブ部材の先端の底に達するため、内視鏡シャ
フトはスリーブ内の所定の位置に容易に配置することができる。この構成のもと
で、一つの長さのスリーブ部材を、スリーブ部材よりも長い多くの異なった長さ
の内視鏡シャフトに使用することができる。
所望される場合には、本発明のあらゆる実施例のスリーブ部材に、スリーブ部
材の長手軸に対して約3゜ないし70゜の角度に傾斜した末端を設けることがで
きる。
従って、本発明は、以下に記載する構成及び方法を備え、本発明の範囲は特許
請求の範囲に示す。図面の説明
添付の図面において、
第1図は、本発明の一つの実施例が組み込まれており、スリーブ・ハウジング
及びスリーブ部材を含む使い捨て内視鏡シースの、内視鏡を収容する前の簡略化
した概略斜視図を示す。
第2図は、シース内の内視鏡を示したその断面図である。
第3図は、使い捨て内視鏡シースの一部を形成するスリーブ部材の部分断面図
である。
第4図は、第3図のスリーブ部材の端面図である。
第5ないし13図は、使い捨てシースのその他の実施例を示したものである。
対応する符号は複数の図面を通じて対応する部分を示している。発明の詳細な説明
本発明の一つの実施例が組み込まれた使い捨てシースは、通常第1図において
符号10で示される。
シース10は、伸長スリーブ部材12を含み、これは、スリーブ・ハウジング
16の端部分14と連結しており、スリーブ・ハウジングはアクリロニトリル−
ブタジエン−スチレン等のプラスチックから形成されることが望ましい。スリー
ブ・ハウジング16は、カラー部分18と、これから延びる本体部分20とを含
み、シース10の取扱いを容易にする。
カラー部分18の溝24は、本体部分20の穴26と連通し、穴26は、スリ
ーブ部材12の中空内部28(第1図)と連通している。第2図に示すように、
溝24は、内視鏡34のハウジング32を受けるよう形成されている。内視鏡3
4のシャフト36は、穴26及びスリーブ部材12の中空内部28に挿入可能な
ものである。溝24は、内視鏡ハウジング32の形状と相補するものであればい
かなる形状のものであってもよい。
図示されていないが、内視鏡シャフト36は、光線透過部材及びレンズを含み
、レンズは、シャフト36の先端部分38に設けられている。
カラー部分18は、さらにシャフト36の回転を防ぐために内視鏡ハウジング
の光ポート46をしっかりと支持する口44を形成すべく、上方に延在するヨー
ク部材42を含む。
カラー部分18と連結する灌注継ぎ手50が灌注管52を支持している。管5
2は、カー部分18内の流体経路を通って本体部分20内の穴26と連通してい
る。カラー部分18内には、Oリング58が、穴26から溝24への流体の逆
流を防ぐために内視鏡シャフト36を取り囲むように形成されている。グリッブ
補助要素60(第1図)が、その取扱いを容易にするために本体部分20におい
て形成されている。
スリーブ部材12は、通常管状の剛性の構造物であり、壁の厚みが約0.00
1ないし0.012インチの薄肉金属又はプラスチックから形成されることが望
ましい。スリーブ部材12の完全に開口した基端64が、漏水防止はめ合いを形
成するよう本体部分20の端14において穴26内に接着、その他の方法で固定
される。
本体部分20は、主にシース10の取扱いを容易にするためのものであって、
所望される場合には、材料の節約のために省略可能であることに留意されたい。
従って、スリーブ部材12は、カラー部分18に直接接続することができ、結果
として第5図のシース100に示すような省略形の穴とすることもできる。
第3図及び第4図を参照すると、カップ状のエンドキャップ62がスリーブ部
材12の先端部分66に設けられている。エンドキャップ62は、ポリカーボネ
イト又はポリ塩化ビニル等のプラスチックから形成されることが望ましく、環状
壁68及び基部70を含む。環状壁68は漏水を防止するような形で、適切な既
知の方法でスリーブ部材12の内面と接続している。所望される場合には、環状
壁68は、先端部分66においてスリーブ部材12の外面に固定できるような寸
法に形成することができる。基部70は、0.001ないし0.007インチの厚
みであることが望ましいが、内視鏡からの障害物のない視野を可能にするといわ
れる種類の透明の光学グレード・プラスチックから形成される。
均等な間隔に断続的に配列された3つの一連の湾曲排出スロット76、78及
び80が基部70の環状壁68に近接して環状に配設され、約80゜ないし10
0°の角度範囲を有する。
基部70における排出スロットの数は3個が望ましいが、1個ないし10個等
、これより少ない又は多い数であってもよい。スロットの寸法及び配置は、内視
鏡を通じた視野が妨げられないように予め定められる。
使い捨てシース10の使用において、内視鏡シャフト36の先端部分38は、
スリーブ・ハウジング16の溝24(第2図)と整合し、本体部分20の穴26
を経てスリーブ部材12の中空内部に挿入される。
穴26、スリーブ12及びエンドキャップ62の内径は、内視鏡シャフト36
の外形よりも約0.002ないし0.012インチの範囲の所定の値で大きい。場
合によっては、成形に必要な延伸により間隙を約0.023インチまで増大する
ことができる。従って、実質的に環状の灌注路又はスペース86は、以下に基づ
いて内視鏡シャフト36の周辺に設置される。(1)穴26(第2図)とシャフ
ト36の間の直径の差、(2)スリーブ内部28とシャフト36の間の直径の差、
及び(3)エンドキャップ6
2とシャフト36の間の直径の差。従って、灌注路86は、カラー18(第2図
)内の流体経路54からエンドキャップ62の基部70に向けて延在し、基部7
0に形成された湾曲排出スロット76、78及び80と連通状態にある。
食塩等の灌注流体が適切な既知の方法によって灌注管52を通って流体経路5
4へ向けて、スリーブ部材12の排出スロット76、78及び80と連通するよ
うに環状灌注路86に送り出され又は送り込まれる。従って、灌注流体は、開口
基端64(第1図)においてスリーブ部材12の灌注路86に侵入できる。
灌注流体は排出スロット76、78及び80を通って排出されるので、流体の
大部分は基部70の外部端面88を横切って通過する。よって、外部端面88を
横切って通過する灌注流体は、手術に起因する汚物を、端面88と内視鏡シャフ
ト36の視野端94から洗い落し、エンドキャップ62の基部70を通じた内視
鏡シャフトの先端38からの視野が妨げられることがない。
第2図及び第3図を参照すると、内視鏡シャフト36の長さは、ハウジング3
2におけるシャフトの基端92から先端部分38におけるシャフト36の反対側
の先端94まで測定された長さである。また、先端94を、内視鏡の視野端又は
チップともいう。
使い捨てシース10は、スリーブ・ハウジング16の穴26内及びスリーブ部
材12の中空内部28内に内視鏡シャフト36を収容するよう所定の寸法の収容
長さを有する。内視鏡シャフト36のためのシース10の収容長さは、カラー部
分の溝24の基部96(第2図)からスリーブ部材のエンドキャップ62の内部
端面74(第3図)まで測定された長さである。
シース10は、内視鏡シャフト36がシース10の収容長さよりも長いときに
は内視鏡32に適合して作用する。従って、内視鏡シャフト36をシース10に
完全に挿入することによって、内視鏡シャフト36の先端94が、第2図及び第
3図に示すようにエンドキャップ62の内部端面74に達することとなる。スリ
ーブ部材12は、内視鏡シャフトとスリーブ部材の間の底の係合を確実なものと
するよう所定の長さに容易に形成することができる。
内視鏡シャフト36の先端94と内面74の間の係合は、従って、シャフトが
シース10のシャフトの収容長さよりも長いものであれば、異なった長さの内視
鏡シャフトについて確実なものとなる。この構成のもとで、シース10は、シー
ス10の収容長さを超える異なった長さの内視鏡シャフトとともに機能するよう
設計されている。
灌注流体のための排出口であるスロット76、78及び80は、スリーブ部材
12の外部端面88から液滴を吸引によって除去することを容易なものとする。
例えば、場合によっては、洗浄サイクルが完了したときに、灌注流体の滴がスリ
ーブ部材12の外部瑞面88に残る場合がある。外部端面88を通しで視野を得
るので、濯注流体の残滴は、内視鏡を通じた視野を妨げる場合がある。従って、
濯注管52におけるわずかな吸引パルスによって、陣害となっている濯注流体の
液滴を外部端面88からスロット76、78及び80を通って濯注路86に戻す
ことができる。
所望される場合には、濯注流体の残留時間の削減を補助するためにスリーブ1
2の端面88に、曇り防止加工をすることができる。
濯注路86の寸法、スリーブ部材12の壁の厚み及びエンド・キャッブ62の
壁の厚みは、内視鏡シャフト36用として邪魔にならない簡便な内視鏡シースを
提供するように選択される。また、濯注路86の寸法を特定の寸法範囲、特にス
リーブ部材12の長さに沿って約0.001ないし0.003インチの間隙に限定
することにより、濯注路86を通過する濯注溶液は、濯注管52での潅注流体の
送り出し又は送り込みが停止したときに、静止したままとなる傾向を有する。従
って、濯注流体は、送り出し活動が停止したときに排出スロット76、78及び
80から制御不能な形で滴下されることはない。
本発明によると、濯注路86の好適な寸法は、手術部位又はスリーブ部材12
の末端88からの手術に起因する汚物を吸引によって除去できるようにすること
を意図したものではない。手術に起因する汚物の吸引による除去には、通常閉塞
を生ずることなく汚物を受けるために十分な大きさの通路の寸法が必要となる。
従って、手術に起因する汚物の吸引による除去及び濯注の両方に使用される通路
の寸法は、通常、濯注流体の送り出しが停止したときに濯注流体が通路から滴下
できるに十分な大きさとなる。従って、濯注及び手術に起因する汚物の吸引によ
る除去の両方に使用される通路は、シースの断面寸法を著しく増大させ、送り出
しが停止したときに濯注流体の不本意な滴下を防止しない場合がある。この様な
滴下は、内部而の残滴の形成によって生じる可能性があり、最終的には滝となっ
て流れる。
濯注ポンプ活動が停止したときのシースからの濯注流体の流れ又は不本意な滴
下の制御を助けるために、穴26及び/又はスリーブ部材12の内面の一部又は
全部に選択的に親水性やその他の適切なコーティングを施し濯注流体の保持率を
高めることができる。代替となるものとして、流体保持のために、シース10の
内面に流体保持表面構造を設けることができる。
例えば、図示していないが、スリーブ部材12の先瑞66の内面の選択された
部分には、濯注ポンブ活動が停止したときに濯注路86における残留溶液の捕獲
を助けることができる、すりきず、ピット、突起又はエッチング処理された表面
もしくは粗い表面を含ませてもよい。
内視鏡を使用した手術工程が完了したとき、シース10全体を破棄することが
できる。
内視鏡用の使い捨てシース10のもう一つの実施例は、通常第5図及び第6図
において符号100で示されている。
シース100は、付随するアダプタ部104を伴ったカラー部分102を含む
。また、シース100は、軸112に沿って伸長し、漏水防止継ぎ手を形成する
よう圧入、熱溶接又は適切な接着剤による接着によってアダプタ部分104と連
結する基端114を有するスリーブ部材110も含む。
カラー部分102は、内視鏡126の内視鏡ハウジング122及び内視鏡シャ
フト124を受けるための溝118及び穴120を含む。スリーブ部材110は
通常断面円形であり、内視鏡シャフト124を受けるよう穴120と整合する中
央内視鏡収容スペース130を有する。
カラー部分102は、2個の付随するフィーダー部分136及び138を有す
る環状流体ダクト134を連結する引き込み流体経路130を伴って形成される
。フィーダー部分136及び138は、スリーブ部材灌注路140及び142と
、その入口において整合する。
寸法及び形状においてフィーダー部分136及び138と類似の灌注路140
及び142が、スリーブ部材110の環状末端壁144内に形成されている。灌
注路140及び142は、対向して設けられ、フィーダー部分136及び138
の角度範囲と対応するよう約100゜ないし160゜の角度範囲を有する。さら
に、灌注路140及び142は、穴120及び内視鏡収容スペース130から隔
離される。
透明なオブティカル・グレード品質のプラスチックエンドカバー150が、適
切なバイオコンパチブル接着剤による接着又は熱溶接によってスリーブ部材11
0の先端152に連結されている。エンドカバー150は、灌注路140及び1
42と整合し、その寸法に対応した排出口154及び156を備えて形成されて
いる。
スリーブ部材110は2個の灌注路140及び142を含むが、1個ないし1
0個等のこれより少ない又は多い数の灌注路も使用可能であることに留意された
い。
シース100の使用において、内視鏡シャフト124は、シース10について
説明した方法と類似の方法でカラー部分102の穴120及びスリーブ部材11
0の内視鏡収容スペース130に挿入される。
穴120の内径は、直径が内視鏡シャフト124よりも0.001ないし0.
008インチ大きいものである。シース100、さらに特定するとスリーブ部材
110の内視鏡収容長さは、内視鏡シャフト124の先端158がエンドカバー
150の内
面160に達することができるような寸法のものとする。スリーブ部材の断面直
径に沿った灌注路140及び142の幅は、約0.002ないし0.006イン
チである。
灌注流体は、引き込み流体経路130、環状ダクト134及び灌注路140及
び142と連通するフィーダー部分136及び138を通って灌注路140及び
142に送り出され又は送り込まれる。灌注流体は、エンドカバー150内の排
出口154及び156においてスリーブ部材から排出される。排出口154及び
156から排出された灌注流体は、エンドカバー150の外部端面162の上に
流れ、端面162から、内視鏡シャフト124の視野端158から手術に起因す
る汚物を洗い落し、効率のよい洗浄動作を提供する。
灌注路140及び142は、内視鏡収容スペース130及び内視鏡シャフト1
24から隔離されるので、灌注流体と内視鏡シャフト124の接触はない。さら
に、内視鏡シャフト124は、スリーブ部材110によって手術環境から完全に
遮蔽される。この配列のもとで、内視鏡シャフト124は手術環境によって汚染
されず、また必要であれば洗浄を要せず再使用でき、シース100は都合よく廃
棄できる。
灌注路140及び142を通過する灌注流体の流量率は、引き込み流体経路1
30を通る流体の流れを制御するコントロール・セッティング(図示されていな
い)を操作することによって、手術上の要求に基づいて調整することができる。
灌注流体の流れは、所望により、連続パルス・アクション、連続流又は選択的反
復ポンプ・アクションのいずれであってもよい。
内視鏡用の使い捨てシースの更なる実施例は、通常第7図及び第8図において
符号170で示されている。シース170は、シース100のカラー部分102
と同一のカラー部分(図示されていない)と連結しているスリーブ部材172を
含む。
シース170のシース100との主な相違点は、シース100のようなディス
ク型エンドカバー150ではなく、カップ型エンドキャップ174を使用した点
である。
カップ型エンドキャップ174は、接着又は熱溶接等の適切な既知の方法によ
ってスリーブ部材172の先端部分176と連結している。
カップ型エンドキャップ174は、エンドカバー150の排出口154及び1
56と同一の排出口178及び180を含む。排出口178及び180は、スリ
ーブ部材灌注路140及び142と整合し、その寸法に対応している。
シース170は、カップ型エンドキャップ174の外部端面182において洗
浄活動を提供し、これは、シース100について記載したものと同様の方法で作
用する。シース100の場合と同様に、シース170における内視鏡シャフト1
24は、灌注路140及び142から隔離され、かつ手術環境から遮蔽される。
シース170の内視鏡収容スペース130と灌注路140及び142の間には
連通がないため、内視鏡126は、所望される場合には洗浄なしで再使用するこ
とができ、またシース170は使用後に都合よく廃棄できる。
シース170における灌注路の数は2個であるが、この通路は1個ないし10
個等これよりも少ない又は多い数も使用できる。
例えば、第9図において符号190で示されたシースの更なる実施例は、灌注
排出口192、194、196及び198に寸法及び形状ともに対応する4個の
等間隔に離間した灌注路(図示されていない)を含む。シース190の構成は、
シース100の構造的な原則に基づくものであり、シース190の作用は、その
他の点ではシース100のものと同様である。
内視鏡収容スペースが灌注スペースと連通状態にない、使い捨てシースのいま
一つの実施例は、通常第10図において符号200で示されている。シース20
0は、簡略化のため端面図のみで示されているが、全般的な構成においてシース
170と一致している。
従って、シース200は、シース100の構造上の原則に基づいたものである
対応するスリーブ部材(図示されていない)の内視鏡収容スペースのために光学
的に透明な視野部分204を有するカップ型エンドキャップ202を含む。また
、エンドキャップ202は、対応するスリーブ部材(図示されていない)におけ
る一つの灌注路の形状及び寸法に対応する一つの灌注排出口206を含む。
シース200のカラー部材は、図示されていないが、灌注排出口206のもの
と寸法的に同様の一つのフィーダー経路を有する。フィーダー経路は、侵入して
きた灌注流体をスリーブ部材灌注路に供給し、灌注排出口206において放出さ
せ、よってエンドキャップ202の視野部分204から汚物を洗い流す。
シース200は、シース170と同様の作用を有する。
灌注路と内視鏡スペースの間の連通のない使い捨てシースの更なる実施例は、
通常第11図において符号220によって示されている。シース220は、断面
において円形ではなく梨型のカップ型エンドキャップ222を含む。スリーブ部
材(図示されていない)の外周もこれに対応して梨型となっており、エンドキャ
ップ222の視野部分224に対応する内視鏡収容スペース(図示されていない
)を有する。また、スリーブ部材(図示されていない)は、エンドキャップ22
2の一つの灌注排出ボート228と寸法及び形状ともに対応する一つの灌注路を
含む。シース220は、シース100の構造上の原則に基づくスリーブ部材に関
して補足的な形状のカラー部分を有し、シース170及び200において前述し
たと同様の方法で作用する。
内視鏡用の使い捨てシースのもう一つの実施例は、通常第12図及び第13図
において符号250で示されている。
シース250は、スリーブ部材252及びカラー部分を含む。カラー部分は、
簡略化のために図示されていないが、全般的な構造概念においてシース100に
準じたものである。
スリーブ部材252は、3個の等間隔に離間した灌注路260、262及び2
64を有する環状壁258に取り囲まれている。内視鏡収容スペース256と灌
注路260、262及び264の間には連通はない。灌注路260、262及び
264はそれぞれ約0.004ないし0.012インチの直径を有しており、図
示される灌注路の数は3個であるが、2個ないし10個等これより少ない又は多
い数であってもよい。
カップ型先端エンドキャップ268は、エンドキャップ268の筒状壁270
を内視鏡収容スペースの内壁面272に接着することによって内視鏡収容スペー
ス256内に固着される。エンドキャップ268の光学的に透明な基部276に
おける外部端面274は、スリーブ部材252の先端278と同一面であっても
よく、又はこれよりもわずかに後退させてもよい。シース100について明記し
たような、(1)内視鏡シャフト124とエンドキャップ270の間、及び(2
)内視鏡シャフト124と内視鏡収容スペース256の間の適切な間隔が、シー
ス250のために設けられている。
シース250の使用において、灌注流体は、シース100について前述したと
同様の方法で灌注路260、262及び264に送り込まれ又は送り出される。
灌注流体は、スリーブ部材252の先端278において灌注路260、262及
び264から排出され、エンドキャップ268の外部端フェイス274の上に流
れ、これによって端フェイス274から、かつ内視鏡シャフト124の視野端1
58から手術に起因する汚物を洗い落し、よって効率のよい洗浄動作を提供する
。
シース100及び170について記載したものと同様に、例えば、内視鏡シャ
フト124は、手術環境から完全に遮蔽されており、従って洗浄を要せず再使用
でき、またシース250は使用後に都合よく廃棄できる。
エンドキャップ及びエンドカバーを含む開示された実施例のいずれにおいても
スリーブ部材の端部分がスリーブ部材の長手軸に対して約0゜ないし70゜の角
度で傾斜し得ることに留意されたい。また、ディスク型のエンドキャップをカッ
プ型のエンドキャップに、また逆にカップ型のエンドキャップをディスク型のエ
ンドキャップに置き換えることができることに留意されたい。
前記説明から明らかな本発明の好適な点には、断面寸法の小さい構造を有する
使い捨てシースが含まれる。従って、手術部位における内視鏡シースの設置によ
って、スリーブに包まれた内視鏡を収容するために手術による切開の著しい拡大
を要しない。シースのスリーブ部材は、使い捨て可能であり、シースによって手
術環境からの完全な遮蔽が提供されれば内視鏡の再使用が可能となる。使い捨て
シースの更なる好適な点は、灌注流体と内視鏡との接触を要することなく内視鏡
の視野端から汚物を洗い流す効率的な洗浄動作である。さらに別の好適な点は、
スリーブ部材を内視鏡の異なった長さにあつらえる必要なく、スリーブ部材より
も長い異なった様々な長さの内視鏡を収容できることである。使い捨て内視鏡シ
ースは、経済的に生産でき、また内視鏡シャフトの設置及び取り外しが容易なた
め時間及び費用の節約となる。
前記を鑑みて、本発明の様々な目的が達成され、かつその他の好適な結果が得
られることが理解されるであろう。
本発明の範囲から逸脱することなく前記構成において様々な変更を加えること
ができ、前記記述に含まれる又は添付の図面に示すすべての事項が説明的なもの
と解釈されるべきものであり、限定的であると理解されるべきでないことが意図
されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 a) 内視鏡からの視野が得られる視野端を備えた内視鏡シャフトを収容す る寸法を有する内視鏡収容スペースを形成する伸長壁を有するスリーブを備え、 b) 前記スリーブは、エンドカバーを有するとともに、内視鏡シャフトが 内視鏡収容スペース内にあるときにエンドカバーが内視鏡シャフトの視野端と係 合することを可能にする所定の長さを有し、前記スリーブのエンドカバーは、エ ンドカバーを通して内視鏡シャフトの視野端からの明瞭な視野を提供する光学的 に透明な部分を有し、前記光学的に透明な部分は外面を有し、 c) 前記スリーブは、自立しており、膨張不能であり、拡張不能であり、 かつ内視鏡シャフトが内視鏡収容スペース内にあるときに内視鏡収容スペース内 の伸長壁と内視鏡シャフトとの間に灌注スペースを含み、灌注溶液の流れが停止 したときに灌注スペースを通過する濯中溶液が制御不能な形で灌注排出口から滴 下しないことを確実にするよう前記スリーブの寸法が決定されており、 d) スリーブのエンドカバーは、灌注スペースと連通状態にある少なくと も一つの灌注排出口を有し、よって灌注スペースに向けられた灌注溶液が灌注排 出口からエンドカバーの外面に流れ、よって手術に起因する汚物をエンドカバー の外面と内視鏡シャフトの視野端から洗い落し、内視鏡シャフトの視野端からの 明瞭な視野を提供する、 内視鏡用の使い捨てシース。 2 スリーブが通常断面円形である請求項1記載の使い捨てシース。 3 スリーブが断面円形でない請求項1記載の使い捨てシース。 4 前記エンドカバーが複数の濯注排出口を有する請求項1記載の使い捨てシー ス。 5 前記濯注排出口は、等間隔に離間し、かつ環状に配設されている請求項4記 載の使い捨てシース。 6 前記エンドカバーがディスク型である請求項1記載の使い捨てシース。 7 前記エンドカバーがカップ型である請求項1記載の使い捨てシース。 8 前記スリーブが内面を有し、かつ前記カップ型のエンドカバーがスリーブの 内面に固定された環状壁を有する請求項7記載の使い捨てシース。 9 前記スリーブが外面を有し、かつ前記カップ型のエンドカバーがスリーブの 外面に固定された環状壁を有する請求項7記載の使い捨てシース。 10 前記スリーブは、内視鏡シャフトとスリーブの伸長壁の間に、約0.001 ないし0.003インチの灌注間隙を設ける寸法に形成されている請求項1記載 の使い捨てシース。 11 a)内視鏡からの視野が得られる視野端を備えた内視鏡シャフトを収容する 寸法で形成された内視鏡収容スペースを確定する伸長壁を有するスリーブを備え 、 b)前記スリーブは、内視鏡収容スペースを包囲するエンドカバーを有する とともに、内視鏡シャフトが内視鏡収容スペース内にあるときにエンドカバーが 内視鏡シャフトの視野端と係合することを可能とする所定の長さを有し、前記ス リーブのエンドカバーが、エンドカバーを通して内視鏡シャフトの視野瑞からの 明瞭な視野を提供する光学的に透明な部分を有し、前記光学的に透明な部分が外 面を有し、 c)前記伸長壁は、内視鏡収容スペースと連通状態にない少なくとも一つの 灌注路を備えて形成され、前記灌注路は、約0.002ないし0.006インチの 灌注間隙を設ける寸法に形成され、かつ引き込み部分と光学的に透明な部分に近 接する灌注排出口を有し、よって灌注溶液の流れが停止したときに灌注路を通る 灌注溶液が制御不能な形で漕注排出口から滴下せず、かつ灌注路の引き込み部分 に向けられた涌注溶液が灌注排出口から出て光学的に透明な部分の外面に向けて 流れ、よって手術に起因する汚物を光学的に透明な部分と内視鏡シャフトの視野 端から洗い落す流し、内視鏡シャフトの視野端からの明瞭な視野を提供すること ができる、 内視鏡のための使い捨てシース。 12 前記エンドカバーがディスク型である請求項11記載の使い捨てシース。 13 前記エンドカバーが少なくとも一つの灌注排出口を有する請求項12記載の 使い捨てシース。 14 前記エンドカバーが複数の灌注排出口を有する請求項13記載の使い捨てシ ース。 15 前記灌注排出口は、等間隔に離間しかつ環状に配設されている請求項14記 載の使い捨てシース。 16 前記エンドカバーがカップ型である請求項11記載の使い捨てシース。 17 前記エンドカバーが少なくとも一つの灌注排出口を有する請求項16記載の使 い捨てシース。 18 前記エンドカバーが複数の灌注排出口を有する請求項17記載の使い捨てシー ス。 19 前記灌注排出口は、等間隔で離間しかつ環状に配設されている請求項17記載 の使い捨てシース。 20 スリーブが通常断面円形である請求項11記載の使い捨てシース。
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