JPH085001A - 伝熱管群支持装置 - Google Patents

伝熱管群支持装置

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JPH085001A
JPH085001A JP14154094A JP14154094A JPH085001A JP H085001 A JPH085001 A JP H085001A JP 14154094 A JP14154094 A JP 14154094A JP 14154094 A JP14154094 A JP 14154094A JP H085001 A JPH085001 A JP H085001A
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transfer tube
pipe
tube group
duct
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Abstract

(57)【要約】 【目的】排熱回収ボイラが大型化されても伝熱管群を排
ガスの流れの直角方向に複数個配設することができ、各
伝熱管群の鉛直方向の伸縮差を吸収することができ、地
震等による水平力を支持するのに好適な構造の伝熱管群
支持装置を提供する。 【構成】自立型(または吊下げ型)の伝熱管群を複数個
配設した伝熱管群の支持構造であって、上部管寄せ部
(または下部管寄せ部)にはラグを接合し、複数個の上
部管寄せ部(または下部管寄せ部)を一体に支持可能な
構造の管寄せ一体支持部材に、管寄せ部のラグを、各伝
熱管群の鉛直方向における伸縮差を吸収し得る構造に取
付け、さらに管寄せ一体支持部材にブラケットを接合
し、ダクトの上部ケーシング(または下部ケーシング)
にポストを固定し、ブラケットとポストを、管寄せ部の
鉛直方向の伸縮量を吸収し得る構造に係合支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は排熱回収ボイラ等におけ
る伝熱管群の支持装置に係り、特に地震等の外力による
振動時の水平方向に作用する力を吸収するのに好適な構
造の伝熱管群支持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】高効率発電の複合発電プラントは、先
ず、ガスタービンにより発電を行うと共に、ガスタービ
ンから排出された排ガス中の熱を排熱回収ボイラにおい
て回収し、かつ排熱回収ボイラで発生した蒸気により蒸
気タービンを駆動させて発電を行うものである。この複
合発電プラントは、発電効率の面に加えて、ガスタービ
ンの特性である負荷応答性が高く、急激な電力需要の増
加においても十分に対応し得るという利点がある。図5
に、タービン排ガスの熱を回収する従来の排熱回収ボイ
ラの構造を示す。図において、ガスタービンの排ガスG
は、過熱器1、高圧蒸発器2を経て、脱硝装置3に至
り、排ガス中の窒素酸化物(NOx)を除去する。続い
て、排ガスは高圧蒸発器4、高圧節炭器7、低圧蒸発器
8、低圧節炭器11を経て系外に排出される。この間に
発生した高圧主蒸気S1および低圧主蒸気S2は、図示し
ていないが蒸気タービンの動力源、所内熱源として利用
される。なお、高圧ドラム5、低圧ドラム9、高圧降水
管6、低圧降水管10等が配設されている。そして、排
熱回収ボイラの機器は、高圧ドラム5、低圧ドラム9を
除き、ガスタービンの排ガスGを通過させるガス流路、
いわゆる高温ダクト内に配設されている。図6は、図5
のA−A断面拡大図である。これは、排熱回収ボイラの
高温ダクト本体を構成するケーシング12であり、ケー
シング12の内側には保温材13を内張りしている。こ
のダクト本体に、炉内圧が作用しケーシング12が大き
く変形しないようにするために、ケーシング12の周囲
は支持部材14によって補強されている。このダクト本
体には、上部管寄せ15、下部管寄せ17、伝熱管16
により構成された伝熱管群が内蔵されている。この伝熱
管群は、下部管寄せ17に取付けられた、管寄せ支持サ
ポート18a〜18eによって自立しており、伝熱管群
の自重は、管寄せ支持部材19に伝達される。高温ガス
に直接触れて温度が高くなる上部、下部管寄せ15、1
7、伝熱管16は自在に熱膨張するのに対し、保温材1
3で内張りされているケーシング12や、支持部材14
は大気に触れほとんど常温となっている。したがって、
伝熱管群は、排ガスGの流れに対し直角方向にはC点を
基準に左右に伸縮し、鉛直方向にはF点を基準に上方へ
伸縮することができる構造となっている。図7は、図6
のE部拡大図である。排ガスの流れ方向の水平力は、ケ
ーシング12の側面に設けられている水平力支持部材2
0に取付けられたボックス30に、上部管寄せ15の端
部に取付けられたラグ29を差し込み、ラグ29が、ボ
ックス30のガス流れ方向の前流側と後流側の面に、交
互に衝突を繰り返すことにより、上記水平力は水平力支
持部材20に伝達され支持される構造となっている。し
かしながら、高効率の複合発電プラントは、電力供給の
調整用に使用されることが多いため、ダクト内を通過す
る排ガス温度は常に一定ではない。このため、鉛直方向
に伝熱管群が膨張する上部管寄せ15の排ガス流れ方向
の水平力を支持する水平力支持部材20において、鉛直
方向の伸縮量を吸収させると同時に、排ガスの流れに対
する直角方向の伸縮量も同時に吸収させることになるた
め、プラントの起動、停止時等の排ガス温度の変化が大
きい時には、水平力支持部材20の内面に設けられてい
る保温材13は、圧縮と膨張を繰り返すことになり、水
平力支持部材20の上部管寄せ15の端部のラグ29
と、ダクトのケーシング側面の水平力支持部材20に取
付けられたボックス30との間に隙間ができ、高温の排
ガスが隙間部に侵入して局部的にケーシング12の表面
温度が高くなり、プラントの熱効率が低下するという問
題があった。また、個々の上部管寄せ15に排ガス流れ
方向の水平力支持部材20を設けるため、ダクトのケー
シング12に取合い点が多く必要となり、伝熱管群の支
持構造が複雑となる問題があり、さらに、高い発電効率
とするためプラントの大容量化がはかられ、排熱回収ボ
イラも大型化する必要が生じるが、そのため伝熱管群の
配置を排ガス流れの直角方向において2分割ないし3分
割配置とする場合に、上記した従来の伝熱管群の支持構
造では上記取合い点が多くなり、従来の支持構造を適用
することは極めて難しいという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したごとく、従来
の排ガスダクトのケーシングの側面に設ける伝熱管群の
支持構造は、排熱回収ボイラの大容量化により、伝熱管
パネルを排ガス流の直角方向に2分割ないしは3分割し
て配置する必要が生じ、従来のダクトの側面に設けた水
平力支持部材では排ガスの流れ方向の水平力を支持する
ことができず、また、伝熱管群の各管寄せごとに、ダク
トのケーシング側から支持する構造としているため、ケ
ーシング側に取合り点を多く設ける必要があり、この場
合、ケーシング取合り点の内面保温構造は、管寄せの鉛
直方向および排ガス流の直角方向の熱移動量を吸収する
構造であるため、必要とする保温材を十分に充填するこ
とができず、管寄せ側の熱膨張等の移動によって隙間が
生じ、保温材の内部へ高温の排ガスが侵入し局部的にケ
ーシングの表面温度が上昇し、ケーシング内面の保温効
果を損ない熱効率が低下するという問題があった。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消し、排熱回収ボイラが大型になっても複数の
伝熱管パネル(伝熱管群)を排ガス流に対し直角方向に
2分割ないしは3分割して配設することができ、かつ排
ガスダクトのケーシングの表面からの熱損失が少なく、
特に各伝熱管群の鉛直方向の伸縮量を吸収することがで
き、地震等の外力による振動時に発生する水平力を吸収
するのに好適な構造の排熱回収ボイラ等の伝熱管群支持
装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明の廃熱回収ボイラ等における伝熱管
群(伝熱管パネル)の支持装置は、特許請求の範囲に記
載のように構成するものである。すなわち、請求項1に
記載のように、排ガスが流れるダクトまたは煙道内に、
上下に管寄せ部を有する伝熱管群を鉛直方向に配設した
伝熱管群支持装置において、伝熱管の鉛直方向の伸び基
準点が下部にあって、上記伝熱管群の下部管寄せ部を上
記ダクト内の底部に設けられた支持台上に固定し、上部
管寄せ部をダクトの上部ケーシングに設けた支持部で保
持する自立型の伝熱管群を複数個配設し、該伝熱管群の
上部管寄せ部にはラグを設け、上記複数個の伝熱管群の
上部管寄せ部を一体に支持する構造の管寄せ一体支持部
材に、上記管寄せ部のラグを、各伝熱管群の鉛直方向に
おける相対的な伸び差を吸収し、かつ排ガスの流れ方向
の水平力を支持する構造に取付け、さらに上記管寄せ一
体支持部材にブラケットを接合して、上記ダクトの上部
ケーシングに設けた支持部材にポストを固定し、上記ブ
ラケットと上記ポストを、上記管寄せ部の鉛直方向の伸
縮量を吸収し得るように係合支持する構造とするもので
ある。また、請求項2に記載のように、排ガスが流れる
ダクトまたは煙道内に、上下に管寄せ部を有する伝熱管
群を鉛直方向に配設した伝熱管群支持装置において、伝
熱管の鉛直方向の伸び基準点が上部にあって、上記伝熱
管群の上部管寄せ部を、上記ダクトの上部ケーシングに
設けた支持部から吊り部材により懸垂支持する吊り下げ
型の伝熱管群を複数個配設し、該伝熱管群の下部管寄せ
部にはラグを設け、上記複数個の伝熱管群の下部管寄せ
部を一体に支持する構造とした管寄せ一体支持部材に、
上記管寄せ部のラグを、各伝熱管群の鉛直方向における
相対的な伸び差を吸収し、かつ排ガスの流れ方向の水平
力を支持する構造に取付け、さらに上記管寄せ一体支持
部材にブラケットを接合し、上記ダクトの底部ケーシン
グに設けた支持部材にポストを固定し、上記ブラケット
と上記ポストを、上記管寄せ部の鉛直方向の伸縮量を吸
収し得るように係合支持する構造とするものである。上
記請求項1または請求項2に記載の伝熱管群支持装置お
いて、請求項3にきさいのように、管寄せ部のラグを、
各伝熱管群の鉛直方向における相対的な伸び差を吸収
し、かつ排ガスの流れ方向の水平力を支持する構造は、
上部または下部管寄せ部に接合したラグと、管寄せ一体
支持部材をピンによって連結し、上記ラグのピン穴の形
状を、排ガス流れの前部および後部に位置する管寄せ部
のラグに設けるピン穴は丸穴とし、その中間部に位置す
る管寄せ部のラグに設けるピン穴は、鉛直方向に長い楕
円形状の穴もしくは長穴とし、各管寄せ部の鉛直方向に
おける相対的な伸び差を吸収し得る構造とすることが好
ましい。また、上記の請求項1または請求項2におい
て、請求項4に記載のように、ダクトの上部ケーシング
に設けた支持部材に固定するポスト、もしくはダクトの
底部ケーシングに設けた支持部材に固定するポストは、
ダクトのケーシングの内面に設けられている保温材を通
過してダクト内に配設され、該ポストと、管寄せ一体支
持部材に接合されたブラケットにより挾み込むようにし
て鉛直方向に摺動可能に取付け、上記管寄せ部の鉛直方
向の伸縮量を吸収し得るように係合支持する構造とする
ものである。
【0006】
【作用】本発明の伝熱管群支持装置において、請求項1
に記載のように、排ガスが流れるダクトまたは煙道内
に、上下に管寄せ部を有する伝熱管群を鉛直方向に配設
し、伝熱管の鉛直方向の伸び基準点が下部にあって、上
記伝熱管群の下部管寄せ部を上記ダクト内の底部に設け
られた支持台上に固定し、上部管寄せ部をダクトの上部
ケーシングに設けた支持部で保持する自立型の伝熱管群
を複数個配設した伝熱管群の支持装置において、該伝熱
管群の上部管寄せ部にはラグを接合して設け、上記複数
個の伝熱管群の上部管寄せ部を一体に支持可能な構造の
管寄せ一体支持部材に、上記管寄せ部のラグを、各伝熱
管群の鉛直方向における相対的な伸び差を吸収し、かつ
排ガスの流れ方向の水平力を支持する構造に取付け、さ
らに上記管寄せ一体支持部材にブラケットを接合して、
上記ダクトの上部ケーシングに設けた支持部材にポスト
を固定し、上記ブラケットと上記ポストを、上記管寄せ
部の鉛直方向の伸縮量を吸収し得るように係合支持する
構造とするものである。このように、各伝熱管群の管寄
せ部を、管寄せ一体支持部材によって、排ガスの流れに
対し直角方向に複数の伝熱管群を一括して支持すること
ができるようになり、排熱回収ボイラが大型となっても
伝熱管パネル(伝熱管群)を排ガス流に対し直角方向に
2分割ないしは3分割の配置を行うことができる。ま
た、排ガスのダクトの上部ケーシングの支持部材に設け
るポストの数も少なくなり、ケーシング内面の保温材を
損なうことがなく、したがってダクト表面からの熱損失
も従来にくらべて一段と少なくすることができ、排熱回
収ボイラの熱効率が向上する。さらに、管寄せ一体支持
部材に、管寄せ部のラグを、伝熱管の熱膨張、収縮によ
る寸法変化を吸収し得る構造に取付けるので、複数の伝
熱管群の鉛直方向の相対的な伸び差を吸収することがで
きると同時に、排ガス流れ方向の水平力を支持すること
ができ、地震等の外力による振動時における水平力を吸
収するのに好適な構造の排熱回収ボイラ等の伝熱管群の
支持装置が得られる。また、管寄せ側の鉛直方向の移動
量は、ケーシング側に設けたポストと、管寄せ側のブラ
ケットの係合部(嵌合部または嵌挿部など)で吸収する
ことができ、信頼性の高い伝熱管群支持構造が得られ
る。また、ポスト部のみにケーシング内面の保温層を取
付ければよいことになり、ダクト内面の保温効果を損な
うことがほとんどない。また、請求項2に記載のよう
に、伝熱管の鉛直方向の伸び基準点が上部にあって、上
記伝熱管群の上部管寄せ部を、上記ダクトの上部ケーシ
ングに設けた支持部から吊り部材により懸垂支持する吊
り下げ型の伝熱管群を複数個配設した伝熱管群支持装置
においても、伝熱管群の下部管寄せ部にラグを接合して
設け、上記複数個の伝熱管群の下部管寄せ部を一体に支
持可能な構造とした管寄せ一体支持部材に、上記管寄せ
部のラグを、各伝熱管群の鉛直方向における相対的な伸
び差を吸収し、かつ排ガスの流れ方向の水平力を支持す
る構造に取付け、さらに上記管寄せ一体支持部材にブラ
ケットを接合し、上記ダクトの底部ケーシングに設けた
支持部材にポストを固定し、上記ブラケットと上記ポス
トを、上記管寄せ部の鉛直方向の伸縮量を吸収し得る構
造に係合支持支持する構造とすることにより、上記請求
項1に記載の伝熱管群支持構造と同様の作用ならびに効
果が得られる。なお、上記請求項1または請求項2に記
載の伝熱管群支持装置おいて、請求項3に記載のよう
に、例えば上部または下部管寄せ部に接合したラグと、
管寄せ一体支持部材とをピンによって連結する上記ラグ
のピン穴の形状を、排ガス流れの前部および後部に位置
する管寄せ部のラグに設けるピン穴は丸穴とし、その中
間部、あるいは中央部に位置する管寄せ部のラグに設け
るピン穴は、鉛直方向に長い楕円形状の穴もしくは長穴
とし、各管寄せ部の鉛直方向における相対的な伸び差を
吸収し得る構造とすることが好ましい。このような構造
とすることにより、各伝熱管パネル(伝熱管群)の鉛直
方向の相対的な伸び差を、上記楕円形状の穴もしくは長
穴で吸収し、かつ排ガスの流れ方向の地震等の外力によ
り発生する水平力を支持するのに好適な構造の伝熱管群
支持装置が得られる。また、上記請求項1または請求項
2に記載の伝熱管群支持装置において、請求項4に記載
のように、ダクトの上部ケーシングに設けた支持部材に
固定するポスト、もしくはダクトの底部ケーシングに設
けた支持部材に固定するポストは、ダクトのケーシング
の内面に設けられている保温材の充填層を通過してダク
ト内に配設され、該ポストを、管寄せ一体支持部材に接
合されたブラケットにより挾み込むようにして鉛直方向
に摺動可能に係合する構造とすることが好ましい。この
ような構造とすることにより、管寄せ側の鉛直方向の伸
縮量をケーシング側に設けたポストと、管寄せ側に設け
たブラケットとの取合い部で効果的に吸収することがで
き、また、保温材の取付け部は、ケーシング側のポスト
部のみとなるので、排ガスダクトの保温性を損なうこと
なく信頼性の高い伝熱管群支持構造が得られる。
【0007】
【実施例】以下に本発明の実施例を挙げ、図面を用いて
さらに詳細に説明する。 〈実施例1〉図1は、鉛直方向の伸び基準点Fが下部に
あって、下部管寄せ部を支持し自立型の伝熱管群を上部
管寄せ部で保持する伝熱管支持装置の構成を示す模式図
である。なお、図2は図1のB−B矢視図で、排ガス流
に対し直角方向の伸び基準点Cは図1の下部に示す。本
実施例における伝熱管群の支持装置は、まず、上部管寄
せ15の上部に、排ガス流れ方向に、ラグ23を取付け
る。このラグ23を挾み込む構造に、管寄せ一体型支持
部材25と、ピン24で接合する。排ガス流れ方向の最
前流と最後流の上部管寄せ用ラグ23aのピン穴は丸穴
とし、管寄せ一体型支持部材25の自重を支持するが、
伝熱管群の中央部の上部管寄せ15用のラグ23bのピ
ン穴は、各上部管寄せ15には鉛直方向に相対的伸び差
があることから、鉛直方向に長い長丸穴(長円形ないし
は溝状に長い穴)として相対的な伸び差を吸収する。次
に、ケーシング12の上部外面に取付けた支持梁21か
ら、保温材13を貫通してケーシング12の内部にポス
ト22を取付け、排ガス流れ方向にポスト22を挾み込
むように、管寄せ一体型支持部材25に接合したブラケ
ット26により保持する。排ガス流れ方向に、1個以上
複数のの管寄せからなる自立型伝熱管群の上部管寄せ1
5を、地震等の外力による振動時の排ガス流れ方向の水
平力を支持する構造として、上部管寄せ15に取付けた
ラグ23を、管寄せ一体型支持部材25と、ピン24で
連結することにより、ダクトのケーシング12の内部で
伝熱管群を一体型の構造とする。なお、排ガス流れ方向
において、前後に配設された各上部管寄せ15間の鉛直
方向の相対的な伸び差が吸収できるように、管寄せ一体
型支持部材25のピン24の取合い穴を鉛直方向に長い
丸穴あるいは長穴とすることにより、上記伸び差を吸収
し、かつ排ガス流れ方向の水平力を支持するものであ
る。 一方、ケーシング12の外側に設置した支持梁2
1からケーシング12の保温材13を貫通して、ケーシ
ング12の内側に突出したポスト22を取付け、管寄せ
一体型支持部材25に接合したブラケット26により、
ポスト22を排ガスの流れ方向の前後に挾み込むように
取付け、各伝熱管群を一体型として排ガス流れ方向の水
平力を、ケーシング12側に設けられたポスト22に伝
達し支持梁21によりサポートする。また、上部管寄せ
15の鉛直、上方向の伸び量は、管寄せ一体型支持部材
25側に設けられているブラケット26と、ケーシング
側に設けられているポスト22との取合い部で吸収する
構造とするものである。
【0008】〈実施例2〉図3に、本実施例で例示する
伝熱管群の支持装置を示す。本実施例においては上部管
寄せ15を吊り下げて保持する吊下げ型の伝熱管群の支
持構造を示し、上記の実施例1の場合を上下逆にした構
造である。なお、図4は、図3のD−D矢視図である。
本実施例に示す伝熱管群支持装置の組立て手順は、ま
ず、下部管寄せ17の下側に、排ガス流れ方向にラグ2
3を取付ける。このラグ23を挾み込むように、管寄せ
一体型支持部材25を配し、ピン24で接合する。そし
て、排ガス流れ方向の最前流と最後流の下部管寄せに設
けるラグ23aのピン穴は丸穴とし、上記管寄せ一体型
支持部材25の自重を支持するが、中央部の伝熱管群の
下部管寄せに設けるラグ23bのピン穴は、各下部管寄
せには鉛直方向の相対的伸び差があることから、鉛直方
向に長い長穴(長円形の穴または溝状に長い穴)として
相対的な伸び差を吸収する。次に、ケーシング12の外
面に取付けた支持梁21からケーシング12の内部にポ
スト22を取付け、排ガス流れ方向にポスト22を挾み
込むように、下部の管寄せ一体型支持部材25に設けた
ブラケット26により取付け支持し、各伝熱管群の管寄
せ部の鉛直方向の伸縮量を吸収し得る構造に取付ける。
【0009】
【発明の効果】以上詳細に説明したごとく、本発明の伝
熱管群支持装置によれば、請求項1に記載のように、自
立型の伝熱管群支持構造において、伝熱管群の上部管寄
せ部にラグを接合し、該管寄せ部のラグを管寄せ一体支
持部材に、伝熱管の熱膨張、収縮による寸法変化を吸収
し得る構造に取付け、さらに管寄せ一体支持部材にブラ
ケットを接合して、排ガスダクトの上部ケーシングにポ
ストを固定し、上記ブラケットと上記ポストを、管寄せ
部の鉛直方向の伸縮量を吸収し得るように係合支持する
構造としているため、各伝熱管群は管寄せ一体支持部材
により一括して支持することができ、排熱回収ボイラが
大型となっても伝熱管群を2分割あるいは3分割して配
設することが可能となる。また、排ガスダクトの上部ケ
ーシングに設ける伝熱管群支持用のポストの数も少なく
なり、ケーシング内面の保温材を損なうことがなく、ダ
クト表面からの熱損失も従来技術に比べて少なくなり熱
効率が向上する。さらに、管寄せ一体支持部材と管寄せ
部のラグとの接続を、伝熱管の熱膨張、収縮による寸法
変化を吸収し得る構造とし、複数の伝熱管群の鉛直方向
の相対的な伸び差を吸収することができると同時に、排
ガス流れ方向の水平力を支持することができ、地震等の
外力による水平力を吸収するのに好適な構造の伝熱管群
支持装置が得られる。また、管寄せ側の鉛直方向の移動
量は、ケーシング側に設けたポストと、管寄せ側のブラ
ケットの係合部で吸収することができ、信頼性の高い伝
熱管群支持構造が得られる。さらに、ポスト部のみにケ
ーシング内面の保温材を取付ければよいことになり、ダ
クト内面の保温効果を損なうことはほとんどない。ま
た、請求項2に記載のように、ダクトの上部ケーシング
に設けた支持部から懸垂支持する吊下げ型の伝熱管群を
複数個配設した伝熱管群支持装置においても、請求項1
と同様の構造としており、同様の効果が得られる。さら
に、請求項3に記載のように、排ガス流れの前部および
後部に位置する管寄せ部のラグに設けるピン穴は丸穴と
し、その中間部、あるいは中央部に位置する管寄せ部の
ラグに設けるピン穴は、鉛直方向に長い楕円形状の穴も
しくは長穴としているので、各管寄せ部の鉛直方向の相
対的な伸び差を吸収することができ、かつ排ガスの流れ
方向の地震等の外力による水平力を支持するのに好適な
構造となる。また、請求項4に記載のように、ポストを
ダクトのケーシングの内面に保温材を貫通してダクト内
に配設し、このポストと、管寄せ一体支持部材に設けた
ブラケットとを、鉛直方向に摺動可能に係合する構造と
しているので、管寄せ側の鉛直方向の伸縮量を効果的に
吸収することができる。また、ポスト部のみに保温材を
設ければよく、ダクトの保温性を損なうことなく信頼性
の高い伝熱管群支持装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1で例示した排熱回収ボイラに
おける自立型の伝熱管群支持構造を示す断面図。
【図2】図1に示すB−B矢視図。
【図3】本発明の実施例2で例示した排熱回収ボイラに
おける吊下げ型の伝熱管群支持構造を示す断面図。
【図4】図3に示すD−D矢視図。
【図5】従来の排熱回収ボイラの構成を示す模式図。
【図6】図5に示すA−A矢視図。
【図7】図6に示すE部拡大図。
【符号の説明】
1…過熱器 2…高圧蒸発器 3…脱硝装置 4…高圧蒸発器 5…高圧ドラム 6…高圧降水管 7…高圧節炭器 8…低圧蒸発器 9…低圧ドラム 10…低圧降水管 11…低圧節炭器 12…ケーシング 13…保温材 14…支持部材 15…上部管寄せ 16…伝熱管 17…下部管寄せ 18a、18b、18c、18d、18e…管寄せ支持
サポート 19…管寄せ支持部材 20…水平力支持部材 21…支持梁 22…ポスト 23…ラグ 23a…ラグ(丸穴付) 23b…ラグ(長丸穴付) 24…ピン 25…管寄せ一体型支持部材 26…ブラケット 27…支持部材 28…吊り部材 29…ラグ 30…ボックス 31…保温カバー C…排ガス流に対し直角方向の伸び基準点 F…鉛直方向の伸び基準点 G…排ガス S1…高圧主蒸気 S2…低圧主蒸気

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】排ガスが流れるダクトまたは煙道内に、上
    下に管寄せ部を有する伝熱管群を鉛直方向に配設した伝
    熱管群支持装置において、伝熱管の鉛直方向の伸び基準
    点が下部にあって、上記伝熱管群の下部管寄せ部を上記
    ダクト内の底部に設けられた支持台上に固定し、上部管
    寄せ部をダクトの上部ケーシングに設けた支持部で保持
    する自立型の伝熱管群を複数個配設し、該伝熱管群の上
    部管寄せ部にはラグを設け、上記複数個の伝熱管群の上
    部管寄せ部を一体に支持する構造とした管寄せ一体支持
    部材に、上記管寄せ部のラグを、各伝熱管群の鉛直方向
    における相対的な伸び差を吸収し、かつ排ガスの流れ方
    向の水平力を支持する構造に取付け、さらに上記管寄せ
    一体支持部材にブラケットを接合して、上記ダクトの上
    部ケーシングに設けた支持部材にポストを固定し、上記
    ブラケットと上記ポストを、上記管寄せ部の鉛直方向の
    伸縮量を吸収する構造に係合支持したことを特徴とする
    伝熱管群支持装置。
  2. 【請求項2】排ガスが流れるダクトまたは煙道内に、上
    下に管寄せ部を有する伝熱管群を鉛直方向に配設した伝
    熱管群支持装置において、伝熱管の鉛直方向の伸び基準
    点が上部にあって、上記伝熱管群の上部管寄せ部を、上
    記ダクトの上部ケーシングに設けた支持部から吊り部材
    により懸垂支持する吊り下げ型の伝熱管群を複数個配設
    し、該伝熱管群の下部管寄せ部にはラグを設け、上記複
    数個の伝熱管群の下部管寄せ部を一体に支持する構造と
    した管寄せ一体支持部材に、上記管寄せ部のラグを、各
    伝熱管の鉛直方向における相対的な伸び差を吸収し、か
    つ排ガスの流れ方向の水平力を支持する構造に取付け、
    さらに上記管寄せ一体支持部材にブラケットを接合し
    て、上記ダクトの底部ケーシングに設けた支持部材にポ
    ストを固定し、上記ブラケットと上記ポストを、上記管
    寄せ部の鉛直方向の伸縮量を吸収し得る構造に係合支持
    したことを特徴とする伝熱管群支持装置。
  3. 【請求項3】請求項1または請求項2において、管寄せ
    部のラグを、各伝熱管群の鉛直方向における相対的な伸
    び差を吸収し、かつ排ガスの流れ方向の水平力を支持す
    る構造は、上部または下部管寄せ部に接合したラグと、
    管寄せ一体支持部材をピンによって連結し、上記ラグの
    ピン穴の形状を、排ガス流れの前部および後部に位置す
    る管寄せ部のラグに設けるピン穴は丸穴とし、その中間
    部に位置する管寄せ部のラグに設けるピン穴は、鉛直方
    向に長い楕円形状の穴もしくは長穴としたことを特徴と
    する伝熱管群支持装置。
  4. 【請求項4】請求項1または請求項2において、ダクト
    の上部ケーシングに設けた支持部材に固定するポスト、
    もしくはダクトの底部ケーシングに設けた支持部材に固
    定するポストは、ダクトのケーシングの内面に設けられ
    ている保温材を通過してダクト内に配設され、該ポスト
    と、管寄せ一体支持部材に接合されたブラケットを摺動
    可能に係合支持し、各管寄せ部の鉛直方向の伸縮量を吸
    収し得る構造としたことを特徴とする伝熱管群支持装
    置。
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