JPH08501577A - 水分散性ポリエステル樹脂及びその製造方法 - Google Patents

水分散性ポリエステル樹脂及びその製造方法

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Abstract

(57)【要約】 モノカルボン酸スルホモノマーから製造された改良された安定性を有するスルホネート基を含有する水散逸性又は分散性ポリエステルが開示される。このポリエステルは一工程法又は二工程法で製造することができるが、好ましい二工程法には、モノカルボン酸スルホモノマーが少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する単官能性反応剤と予備反応されてジオール付加物が形成されている反応剤を重合させることが含まれる。

Description

【発明の詳細な説明】水分散性ポリエステル樹脂及びその製造方法 技術分野 本発明は新規な水分散性ポリエステル、その製造方法及びそれから製造した被 覆に関する。背景技術 工業用被覆の揮発性有機化合物(VOC)の量を制限する規則が、塗料のような 新しい水性システムを発明することに向けられた研究及び開発プロジェクトを促 進してきた。二つの最も重要な市販被覆システム、即ちポリエステル及びアクリ ル樹脂に関して、現在最新のものを特徴付けることは比較的容易なことである。 即ち、炭素主鎖を有するポリマー系(アクリル樹脂)はその炭素−酸素エステル 主鎖を有するポリエステルよりも加水分解に対して一層安定である。しかしなが ら、水性アクリル系からは得られない優れた硬度/可撓性比のその固有の望まし い性質のために、かなりの研究が水性ポリエステルの安定性を改良することに向 けて続けられている。 米国特許第4,340,519号には、スルホン酸金属基含有芳香族酸及び(全ポリオ ール含有量基準で)10モル%以下のトリメチロールプロパン、トリメチロールエ タン、グリセリン及びペンタエリスリトールから選択された多価ポリオールと共 重合させたある種の結晶性及び非結晶性ポリエステルの組成物が開示されている 。また、米国特許第4,525,524号には、ある種のスルホン酸金属及び任意的な全 ジオール成分基準で3%以下の分枝剤を含むポリエステルからなる液体系が開示 されている。 米国特許第3,563,942号には、水に分散させることができる線状溶媒可溶性コ ポリエステル組成物が開示されている。水分散性は少量(1〜2モル%)のスル ホン化芳香族化合物の金属塩をコポリエステルに添加することによって得られる 。 米国特許第4,483,963号、同第4,622,381号及び同第4,818,569号並びに日本特 許第62045731号、同第62021816号及び同第61289116号には、スルホベンゾイル基 で末端閉鎖した高分子量線状ポリマーが開示されている。 多くの特許には、ポリマー上の残留又は未反応のカルボン酸基をアンモニア又 は種々の有機アミンで中和することによって水散逸性(water-dissipatable)ポ リエステルを得る方法が開示されている。米国特許第3,666,698号では被覆性能 を変性するためにこの方法及びフェニルインダンジカルボン酸が用いられている 。米国特許第3,699,066号には、中和のためのある種のヒドロキシ官能性アミン の利点が示されている。米国特許第3,549,577号では、中和剤としてアミノ樹脂 架橋剤を用い、次いでアルカリ性水減少系を製造するためにpHを調節している。 これらの特許並びに米国特許第3,494,882号、米国特許第3,434,987号、英国特許 第1,117,126号及び米国特許第3,345,313号では、カルボン酸官能基が過剰の塩基 で完全に中和され、アルカリ性被覆ビヒクルを生成せしめている。 上記特許の何れにもpHが4より大きいスルホモノマーを含有するポリエステル の水性分散液は開示されていない。 米国特許第4,910,292号、同第4,973,656号及び同第4,990,593号には、改良さ れた水性ポリエステル樹脂及び特に5−(ソジオスルホ)−イソフタル酸(5− SSIPA又はSIP)を含有する被覆が開示されている。この樹脂はネオペンチルグリ コール(NPG)、トリメチロールプロパン(TMP)、イソフタル酸(IPA)及び5 −SSIPAを第 一段階で反応させ、次いで第二段階でIPA及びアジピン酸(AD)添加することに よって製造される。この樹脂から製造された透明な被覆は、光沢、硬度、可撓性 及び耐溶媒性の良好な性質を示す。更に、この被覆はイオン性スルホン酸塩基が 存在するにも拘わらず耐水性である。しかしながら、他のポリエステル樹脂と同 様に、これらの樹脂の水性分散液は適当な貯蔵安定性を持っておらず、時間が経 過すると相分離を起こす。更に、これらの分散液から製造した顔料入りエナメル は適当な貯蔵安定性を持っておらず、比較的短い期間で相分離を起こす。 それ故、水分散性ポリエステル樹脂の分散液及びこれから製造した顔料入りエ ナメルの全体安定性を改良することができることが非常に望ましいであろう。 この問題点の一つの解決は、ジカルボン酸スルホモノマーの末端閉鎖を開示し ている係属中の米国特許第5,218,042号に開示されている。発明の開示 本発明は、 (a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官能性ジカルボン酸; (b)1〜20モル%の、芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属 スルホネート基又は窒素含有非金属スルホネート基を含む少なくとも1種のモノ カルボン酸スルホモノマー; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRH基を有するジアミンとの混合 物から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(このグリコールは2個の− C(R12−OH基を含み、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基で あり、反応剤中のR1は 水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10のアリール基である) (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2−OH基を有するヒドロキシカルボ ン酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び 1個の−NRH基を有するアミノアルコール又はこれらの二官能性反応剤の混合物 から選択された二官能性反応剤(但し、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6の アルキル基である);並びに (e)40モル%以下の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤(この多官能性反 応剤の少なくとも一部には少なくとも3個のヒドロキシル基が含まれ、ここに記 載した全てのモル%は、200モル%に等しい全ての酸、ヒドロキシル及びアミノ 基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーはEQ(酸)で除したEQ(塩基)の値 が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸)のヒドロキシ基及びアミ ノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率で両者を含む) の反応生成物の単位又は部分(moiety)から作られたポリエステルを含んでなる 水分散性組成物に関する。 好ましいアルキル基はメチル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブ チル、sec−ブチル及びイソブチルであり、好ましいアリールはフェニル及びナ フチルである。 本発明はまた、重縮合条件下で上記の反応剤(a)、(b)、(c)、(d) 及び(e)を反応させることからなるポリエステルの製造方法に関する。 本発明はまた、本質的に上記(b)と上記(e)の少なくとも一部との生成物 であるジオール組成物に関する。この組成物は、 (A)芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属スルホネート基又 は窒素含有非金属スルホネート基を含有するモノカルボン酸スルホモノマー、及 び (B)少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性反応剤 の反応生成物の単位から作られたエステル付加物からなる。 本発明はまた、 (b)が1〜20モル%の、少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能 性反応剤と芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属スルホネート基 又は窒素含有非金属スルホネート基を含むモノカルボン酸スルホモノマーとのジ オール付加物である少なくとも1種のジオールであり、そして (e)が0〜40モル%の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物か ら選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤である以外は、 上記の反応生成物の単位(a)、(b)、(c)、(d)及び(e)から作られ たポリエステルからなる水分散性組成物に関する。 本発明はまた、 (I)反応剤(A)及び(B)を触媒量の触媒の存在下で、反応剤(A)の実 質的に全ての酸官能基がエステル化され、中間反応生成物が形成されるような条 件下で反応させ、 (II)得られた中間反応生成物を上記反応剤(a)、(c)、(d)及び(e )と重縮合条件下で反応させる ことからなるポリエステルの二工程製造方法に関する。 本発明はまた、このポリエステル物質を含有する被覆組成物及び被覆物品にも 関しており、以下に記載する。発明の詳細な説明 本発明者は意外にも改良されたポリエステル及びこのポリエステルの製造方法 を見出した。このポリエステルは単官能性スルホモノマーを含む反応剤から製造 され、スルホモノマーに結合したポリエステル鎖の末端に未反応のカルボン酸基 を有していない。即ちこのポリエステルはもはや酸性ではなく、得られた水性ポ リエステル分散液は実質的に改良された安定性を有している。更に、本発明者は この分散液から製造した顔料入り被覆が実質的に改良された安定性を有している ことを見出した。 本発明の組成物及び方法は、5−SSIPA樹脂のようなスルホモノマーを含有す る水分散性樹脂が室温でコールドフローするので特に有用である。それ故、液中 に実質的な量のポリエステルを含有する予備分散液中にこの樹脂を貯蔵すること が非常に望ましい。しかしながら、ジカルボン酸スルホモノマーから製造した樹 脂を含有する予備分散液は一般的に不安定であり、時間の経過と共に分離する。 この安定性は、樹脂を少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性反応 剤と3−ソジオスルホ安息香酸(3−SSBA)のようなモノカルボン酸スルホモノ マーとから製造するとき、本発明により実質的に増加させることができることが 見出された。 本発明による組成物は、pH4〜7、好ましくはpH5〜6の分散液又は予備分散 液を形成するのが好ましく、本質的に反応剤(b)のスルホモノマー残基に結合 している遊離のカルボキシル末端基を有していない。 本発明の水分散性組成物に使用する安定化ポリエステルに到達するための好ま しい方法は、上記(b)上記(e)の少なくとも一部と予備反応させ、次いで残 りの反応剤を反応させる二工程法である。この方法には、 (I)(A)芳香該又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属スルホネー ト基又は窒素含有非金属スルホネート基を含むモノカルボン酸スルホモノマー及 び(B)少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性反応剤を、反応剤 (A)の実質的に全ての酸官能基がエステル化され、中間反応生成物が形成され るような条件下で触媒量の触媒の存在下で反応させる工程、 (II)触媒量の触媒の存在下で、工程(I)により形成した中間反応生成物を 、 (a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官能性ジカルボン酸; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRH基を有するジアミンとの混合 物から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(このグリコールは2個の− C(R12−OH基を含み、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基で あり、反応剤中のR1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10 のアリール基である); (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2OH基を有するヒドロキシカルボン 酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び1 個の−NRH基を有するアミノアルコール又はこれらの二官能性反応剤の混合物か ら選択された二官能性反応剤(但し、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のア ルキル基である);並びに (e)0〜40モル%の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤、 と水分散性ポリエステルが形成されるようにして反応させる工程、(但し、上記 のすべてのモル%は、200モル%に等しい全ての酸、 ヒドロキシ及びアミノ基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーはEQ(酸)で 除したEQ(塩基)の値が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸)の ヒドロキシ基及びアミノ基含有反応剤(100モル%酸)のヒドロキシ基及びアミ ノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率で両者を含む)を含む。 本発明の二工程法の各工程は好ましくは150℃〜240℃の、更に好ましくは170 ℃〜220℃の温度で行われる。この方法の各工程は好ましくは130℃〜150℃のよ り低い温度で開始され、次いで170℃〜220℃の温度に上昇される。 重合の前にジオール付加物がその場(in situ)で製造されるこの二工程法の 最初の工程は、好ましくは170℃〜220℃の温度で行われる。少なくとも3個のヒ ドロキシル基を含有する多官能性反応剤は好ましくは、モノカルボン酸スルホモ ノマーが完全に反応するようにモル過剰で更に好ましくは大モル過剰で添加され る。 本明細書で使用するとき用語「多官能性」又は「分枝誘導性」なる語は、トリ オール又はトリカルボン酸のような3個又はそれ以上の反応性ヒドロキシル及び /又はカルボキシル置換基を有する化合物を指し、用語「グリコール」は2個の ヒドロキシル置換基を有する化合物を指し、用語「水散逸性ポリエステル」、「 水散逸性ポリマー」、「ポリエステル物質」又は「ポリエステル」は上記のポリ エステル又はポリエステルアミドを指す。 本明細書に用語「水散逸性」又は「水分散性」を用いるときはいつでも、ポリ マーへの水又は水溶液の活性を指すものとする。この用語は特に、溶液がポリエ ステル物質をその中に及び/又はその全体に溶解及び/又は分散させる状態を含 むことを意図している。 用語「EQ(塩基)」は(b)、(c)、(d)及び(e)からのヒドロキシル 及びアミノ官能基の全て(100モル%塩基)の合計当量 数を意味する。この合計はこのグループ分け内の各反応剤のモル数にその官能度 、即ち酸(又はエステル)基との縮合重合に使用される反応剤のモル当たりのヒ ドロキシルプラスアミノ基の合計数を掛けることによって得られる。そして用語 「EQ(酸)」は(a)、(b)、(d)及び(e)からの酸官能基の全て(100 モル%酸)の合計当量数を意味する。この合計はこのグループ分け内の各反応剤 のモル数にその官能度、即ちヒドロキシル及びアミノ基との縮合重合に使用され る酸基(又はその等価エステル及びアミド形成誘導体)の合計数を掛けることに よって得られる。 本発明のポリエステル方法に於ける反応剤(b)は、一工程法に於いては単官 能性モノマーであり、二工程法に於いては単官能性モノマーのジオール付加物で ある。この単官能性モノマーには芳香核に結合している−SO3M(但し、Mは水素 又は金属イオンである)が含まれている。この単官能性モノマー成分は−SO3M基 を含有するモノカルボン酸である。スルホン酸塩基の金属イオンはNa+、Li+、K+ 、Mg++、Ca++、Cu++、Fe++又はFe+++であってよく、一価のカチオンが好ましい 。 −SO3M基は芳香核に結合しており、芳香核の例にはベンゼン、ナフタレン、ア ントラセン、ジフェニル、オキシジフェニル、スルホニルジフェニル及びメチレ ンジフェニルが含まれる。 反応剤(b)中に任意に存在している非金属スルホネート基の非金属部分は、 10-3〜10-10の、好ましくは、10-5〜10-8の25℃での水中のイオン化定数を有す る脂肪族、脂環式又は芳香族塩基化合物であってよい窒素含有塩基から誘導され る窒素ベースのカチオンである。特に好ましい窒素含有塩基は、アンモニア、ジ メチルエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、ピリジ ン、モルホリン及びピペリジンである。このような窒素含有塩基及 びそれから誘導されるカチオンは米国特許第4,304,901号に記載されている。 適当なモノカルボン酸スルホモノマーの例には、式: (式中、MはNa+、K+又はNH4 +であり、XはO、S、CH2又はSO2である)のもの が含まれる。最も好ましいモノカルボン酸スルホモノマーは3−ソジオスルホ安 息香酸(3−SSBA)である。 反応剤(b)は1〜20モル%の量で存在することが好ましく、更に好ましい量 は2〜12モル%であり、最も好ましい量は3.5〜4.5モル%である。 ポリエステルのジカルボン酸性分(反応剤(a))は脂肪族ジカルボン酸、脂 環式ジカルボン酸、芳香族ジカルボン酸又はこれらの酸の2種又はそれ以上の混 合物からなる。このようなジカルボン酸の例には、シュウ酸、マロン酸、ジメチ ルマロン酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、トリメチルアジピン酸、ピメ リン酸、2,2−ジメチルグルタル酸、アゼライン酸、セバシン酸、フマル酸、 マレイン酸、イタコン酸、1,3−シクロペンタンジカルボン酸、1,2−シク ロヘキサンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、1,4−シク ロヘキサンジカルボン酸、フタル酸、テレフタル酸、イソフタル酸、2,5−ノ ルボルナンジカルボン酸、 1,4−ナフタル酸、ジフェン酸、4,4′−オキシジ安息香酸、ジグリコール 酸、チオジプロピオン酸、4,4′−スルホニルジ安息香酸及び2,5−ナフタ レンジカルボン酸並びにこれらのエステルが含まれる。 好ましい二官能性ジカルボン酸(反応剤(a))には、イソフタル酸、テレフ タル酸、フタル酸無水物(酸)、アジピン酸、テトラクロロフタル酸無水物、ピ バリン酸、デデカンジオン酸、セバシン酸、アゼライン酸、1,4−シクロヘキ サンジカルボン酸、1,3−シクロヘキサンジカルボン酸、マレイン酸無水物、 フマル酸、コハク酸無水物(酸)、2,6−ナフタレンジカルボン酸、グルタル 酸及びこれらのエステルが含まれる。 反応剤(c)はグリコール又はグリコール類の混合物であることが好ましい。 このグリコール成分は脂肪族、脂環式及びアラルキルグリコールからなっていて よい。これらのグリコールの例には、エチレングリコール、プロピレングリコー ル、1,3−プロパンジオール、2,4−ジメチル−2−エチルヘキサン−1, 3−ジオール、2,2−ジメチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2 −ブチル−1,3−プロパンジオール、2−エチル−2−イソブチル−1,3− プロパンジオール、1,3−ブタンジオール、1,4−ブタンジオール、1,5 −ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、2,2,4−トリメチル−1 ,6−ヘキサンジオール、チオジエタノール、1,2−シクロヘキサンジメタノ ール、1,3−シクロヘキサンジメタノール、1,4−シクロヘキサンジメタノ ール、2,2,4,4−テトラメチル−1,3−シクロブタンジオール、p−キ シレンジオールが含まれる。他の適当なグリコールの例は、ジエチレングリコー ル、トリエチレングリコール、テトラエチレングリコール並びにペンタエチレン 、ヘキサエチレン、ヘプタエ チレン、オクタエチレン、ノナエチレン及びデカエチレングリコール並びにこれ らの混合物を含むポリ(エチレングリコール)である。本発明のポリエステルで 使用される好ましいポリ(エチレングリコール)はジエチレングリコール又はト リエチレングリコール又はこれらの混合物である。上記のグリコールの2種又は それ以上からコポリマーを製造することができる。好ましいグリコールには、エ チレングリコール、ジエチレングリコール、2,2−ジメチル−1,3−プロパ ンジオール、2−エチル−2−ブチル−1,3−プロパンジオール、2,2,4 −トリメチル−1,3−ペンタンジオール、1,4−シクロヘキサンジメタノー ル、1,3−シクロヘキサンジメタノール、ヒドロキシピバリルヒドロキシピバ レート、ジプロピレングリコール、1,6−ヘキサンジオール、1,10−デカン ジオール、1,3−ブタンジオール、水素化ビスフェノールA、1,4−ブタン ジオール等が含まれる。 アミノアルコールである有利な二官能性成分には、成分(d)に関するような 芳香族、脂肪族、複素環式及びその他の種類が含まれる。具体例としては、5− アミノペンタノール−1、4−アミノメチルシクロヘキサンメタノール、5−ア ミノ−2−エチルペンタノール−1、2−(4−β−ヒドロキシエトキシフェニ ル)−1−アミノエタン、3−アミノ−2,2−ジメチルプロパノール、ヒドロ キシエチルアミン等があげられる。一般的にこれらのアミノアルコールには2〜 20個の炭素原子、1個の−NRH基及び1個の−C(R)2−OH基が含まれている。 アミノカルボン酸である有利な二官能性モノマー成分には、成分(d)に関す るような芳香族、脂肪族、複素環式及びその他の種類が含まれ、そしてラクタム が含まれる。具体例には、6−アミノカプロン酸、カプロラクタムとして知られ ているそのラクタム、ω− アミノウンデカン酸、3−アミノ−2−ジメチルプロピオン酸、4−(β−アミ ノエチル)安息香酸、2−(β−アミノプロポキシ)安息香酸、4−アミノメチ ルシクロヘキサンカルボン酸、2−(β−アミンプロポキシ)シクロヘキサンカ ルボン酸等が含まれる。一般的にこれらの化合物には2〜20個の炭素原子が含ま れている。 ジアミンである二官能性モノマー成分(d)の有利な例には、エチレンジアミ ン、ヘキサメチレンジアミン、2,2,4−トリメチルヘキサメチレンジアミン 、4−オキサヘプタン−1,7−ジアミン、4,7−ジオキサデカン−1,10− ジアミン、1,4−シクロヘキサンビスメチルアミン、1,3−シクロヘプタメ チレンジアミン、ドデカメチレンジアミン等が含まれる。 最初の工程でポリヒドロキシル化合物が反応されるので、二工程法に於ける反 応剤(e)はポリヒドロキシル化合物である必要はない。二工程法に於いて反応 剤(e)はまた任意である。しかしながら、これを用いるとき、これには好まし くは3〜6個のヒドロキシル及び/又はカルボキシル基が含まれ、トリメチロー ルプロパン(TMP)、トリメチロールエタン(TME)、グリセリン、ペンタエリト リトール、エリトリトール、トレイトール、ジペンタエリトリトール、ソルビト ール、トリメリト酸無水物、ピロメリト酸二無水物又はジメチロールプロピオン 酸が最も好ましい。 反応剤(e)は40モル%以下の少量で存在することが好ましく、更に好ましい 量は1〜20モル%であり、最も好ましい量は10〜20モル%である。 本発明の更に好ましい態様に於いて、水分散性ポリエステルは、20〜100モル %の3−SSBAの酸成分(単位)並びに少なくとも60モル%のネオペンチルグリコ ール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、2−エチル−2−ブチル−1,3 −プロパンジオール又はこ れらの混合物のポリオール成分(単位)からなる(本明細書で使用するとき用語 「単位(moiety)」は、縮合反応又は重縮合反応の間にポリマー鎖の中に又は上 に実際に入る反応剤酸又はポリオールの残留部分を指す)。 このポリエステルの重量平均分子量は好ましくは5,000〜25,000であり、更に 好ましいものは10,000〜20,000である。 このポリエステルの数平均分子量は好ましくは1,000〜5,000であり、更に好ま しいものは1,500〜3,500である。 このポリエステルの酸価は20より小さいことが好ましくは、更に好ましいもの は10より小さい。 このポリエステルの水分散液は好ましくは安定である。最低4ヵ月間20〜30℃ で棚貯蔵した後、ポリマー凝集物又は水性ポリエステル調合物(15〜80重量%ポ リエステル固体)の相分離が存在しないこととして定義される。本発明により製 造されたポリエステルの分散液は一般的に6ヵ月間以上安定であった。 触媒は好ましくは有機金属化合物等に錫又はチタン含有化合物である。この例 にはジブチル錫オキシド、シュウ酸第一錫、ブチル錫酸及びチタンテトライソプ ロポキシドが含まれる。触媒量は好ましくは反応剤の合計重量基準で0.1%であ る。 特定のポリエステルはそのままで単離することができる。しかしながら、ポリ エステルの分散液又は溶液を製造することが典型的な材料取り扱い目的のために 望ましい。この分散液又は溶液は、0〜90重量%の水及び10〜100重量%のアル コール、ケトン、エステル及びエーテルのような適当な酸素含有有機溶媒からな る液体10〜50重量%からなっている。有機溶媒はC1〜C10のアルコール、例え ば、エタノール、n−プロパノール、イソプロパノール及びイソブタノールのよ うな低分子量アルコールが好ましい。このような分散 液は被覆組成物として使用することができるか又は被覆組成物を製造するための 予備分散液として使用することができる。このような分散液のpHは、好ましくは 4〜7であり、更に好ましいpHは5〜6である。 本発明の被覆組成物は、 (A)全組成物の重量基準で15〜45%のポリエステル物質、 (B)全被覆組成物の重量基準で30〜80%の水、 (C)全被覆組成物の重量基準で0〜30%の適当な酸素含有有機溶媒、及び (D)ポリエステルの重量基準で0〜40%の架橋剤 からなる。 塗料組成物の(A)の好ましい量は20〜40%であり、更に好ましい量は25〜35 %である。 塗料組成物の(B)の好ましい量は60〜75%であり、更に好ましい量は67〜72 %である。(C)の好ましい量は3〜10%であり、更に好ましい量は4〜6%で ある(D)の好ましい量は5〜40%であり、更に好ましい量は20〜40%であり、 最も好ましい量は25〜35%である。 先行技術で認められているように、全ての所定の被覆適用に望まれる正確な成 分及び成分の性質は変化し得るものであり、それで所定の応用及び所望の性質に ついての任意の成分及び成分の比率を決定するために日常の実験が必要であろう 。 好ましい架橋剤にはヘキサメトキシメチルメラミン、ヘキサブトキシメチルメ ラミン、テトラメトキシメチル尿素又はテトラプロポキシメチル尿素のような置 換メラミン及び尿素樹脂又は残基が含まれる。 この被覆組成物には任意にポリエステルの重量基準で70重量%以 下の1種又はそれ以上の追加の塗料添加剤が含まれている。 塗料添加剤の好ましい量は1〜30%である。このような被覆添加剤の例には、 シリコーン、炭化フッ素又はセルロース系誘導体のような流れ調整剤;ジエチレ ングリコールモノブチルエーテル、トリメチルペンタンジオールモノイソブチレ ート又はエチレングリコールモノオクチルエーテルのような凝集溶剤;p−トル エンスルホン酸、トリクロロ酢酸又はトリフルオロメタンスルホン酸のような強 酸;二酸化チタン、バライト、クレー又は炭素カルシウムのような顔料;フタロ シアニンブルー、モリブデートオレンジ又はカーボンブラックのような着色剤; 錫化合物(例えば、トリブチル錫オキシド)、第四級アンモニウム化合物又はヨ ウ素化合物のような殺生物剤;カルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピ ルメチルセルロース、エチルヒドロキシエチルセルロース、グア−ゴムのような 増粘剤:並びにBYK-Chemie USAから入手できるDisperbyk、Disperbyk-181、Disp erbyk-101、BYK-P104Sのような界面活性剤及びDow Corning 14添加剤を含むDow Corningシリコーンのようなシリコーンである湿潤及び分散添加剤が含まれる。 本発明の被覆組成物には塩基性アミン添加剤が含まれないか又は実質的に存在 しないことが好ましい。塩基性アミン添加剤は水酸化アンモニウム、N,N′− ジメチルエタノールアミン及びトリエチルアミンのような第一級、第二級及び第 三級アミンである添加剤を意味する。塩基性アミン添加剤には、湿潤及び分散添 加剤のアンモニウム塩のようなアンモニウム塩は含まれない。 この被覆組成物は本明細書に記載した方法により及び/又は例えば、米国特許 第4,698,391号、同第4,737,551号及び同第3,345,313号に開示されているような 当該技術分野で公知の方法により製造するこができる。 この被覆組成物は、当該技術分野で公知の方法を用いて、例えば、米国特許第 4,698,391号、同第4,737,551号及び同第3,345,313号に開示されているような当 該技術分野で公知の方法により製造することができる。 この被覆組成物は、当該技術分野で公知の方法を用いて、例えば、湿潤被覆を スプレー適用し、150℃の強制空気オーブン中で30分間ベーキングして0.5〜2ミ ル(0.0125〜0.05mm)の乾燥フィムルにすることによって基体に被覆し架橋する ことができる。 この基体は、紙;ポリエステル、ポリエチレン又はポリプロピレンのようなフ ィルム;アルミニウム又はスチールのような金属;ガラス;ウレタンエラストマ ー下塗(塗装)基体等のようなどのような普通の基体であってよい。 この被覆組成物は好ましくは透明若しくは顔料入りエナメルのような塗料、ラ ッカー、インキ又はワニスである。 この被覆組成物を基体に塗布し硬化(即ち、架橋)した後、このような硬化塗 膜は、良好な鉛筆硬度、良好な光沢、良好な可撓性、良好な耐汚染性、良好な耐 湿性、良好な耐衝撃性及び良好な耐MEKダブル摩擦溶媒性のような多くの望まし い性質を有している。 下記の例は本発明を示すがその限定として解釈すべきではない。実施例 例1.(一工程法による樹脂の製造) 機械式攪拌機、スチーム部分凝縮器、ディーンースターク(Dean-Stark)トラ ップ及び水凝縮器を取り付けた三ツ口丸底フラスコに、以下の反応剤を入れた: NPG203g(1.95モル)、TMP45g(0.34モル)、IPA200g、AD123g(0.84モル) 、3−SSBA17g(0.076モル)及びFascat4100(0.5g、Atochemからのブチル錫 酸触媒)。この混合物を150℃まで加熱し、窒素雰囲気下で攪拌した。次いで温 度を 220℃まで徐々に上昇させ、留出物(水)をディーンスタークラップに捕集した 。10時間攪拌した後反応が完結し、5の酸価及び1800の数平均分子量を有する樹 脂が得られた。先ず得られた樹脂をイソプロパノール(100g)に80℃で溶解し 、次いで蒸留水(100g)中に分散されることによって分散液を製造した。例2.(樹脂の二工程製造) 機械式攪拌機、スチーム部分凝縮器、ディーン−スタークトラップ及び水凝縮 器を取り付けた三ツ口丸底フラスコに下記の反応剤を入れた:TMP26.8g(0.20 モル)、3−SSBA10.62g(0.047モル)及び触媒Fascat4100(0.1g)。この混 合物を150℃まで加熱し、N2雰囲気下で攪拌した。次いで温度を220℃まで徐々 に上昇させ、留出物(水)をディーンスタークトラップに捕集した。1時間後に 酸価はゼロに近いと測定され、混合物を150℃にまで冷却した。次いで第二工程 の反応剤、NPG129.0g(1.24モル)、IPA116.8g(0.70モル)及びAD71.8g(0. 49モル)を添加した。温度を220℃まで徐々に上昇させ、反応を更に3.5時間続け て、3の酸価及び2600の数平均分子量を有する樹脂を得た。先ず得られた樹脂を イソプロパノール(63g)に80℃で溶解し、次いで蒸留水(63g)中に分散させ ることによって予備分散液を製造した。 透明エナメル及びTiO2顔料入りエナメルを、例3及び4に記載したよにして製 造した。例3.(透明エナメルの製造) ブレンダー(ワリング)で蒸留水(30mL)中に例2からの樹脂予備分散液(28 g)を分散させ、次いで架橋剤、ヘキサメトキシメチルメラミン(Cymel 303、8 .6g)及び流れ調整剤(i−PrOH中の3Mからの20%Fluorad FC−430、0.3g) を添加し混合することによって、透明エナメルを製造した。例4.(顔料入りエナメルの製造) 先ず、ブレンダー(ワリング)で蒸留水(25mL)中に例2からの樹脂予備分散 液(28g)を分散させることによって白色エナメルを製造した。TiO2顔料(Du P ont R−902、R960又はR931)のスラリーを、蒸留水(15mL)中にTio2(20g)及 びDisperbyk-181(Byk−Chemie米国からのポリマー界面活性剤)(0.5g)を混 合することによって別々に製造した。次いでこのスラリーを上記の樹脂予備分散 液に添加し、次いで架橋剤(American CyanideからのCymel 303、8.6g)及び流 れ調整剤(i−Pr0H中の20%Fluorad FC−430、0.3g)を添加した。この混合物 を5分間攪拌して白色エナメルを得た。 種々のエナメルを冷間圧延鋼試験パネルに適用し、175℃で20分間硬化させる ことによって被覆を製造した。このフィルムの厚さは1.0〜1.5ミルであった。こ の塗膜を下記の標準方法を用いることによって試験した。 1.フィルム厚さ(Fisher Deltascope MP2−ASTM B499) 2.光沢(ASTM D523) 3.硬度(ASTM D3363) 4.耐衝撃性(ASTM D2794) 5.耐溶剤性(ASTM D1308) この塗膜性質を表Iに示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官熊性ジカルボン酸; (b)1〜20モル%の、芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属 スルホネート基又は窒素含有非金属スルホネート基を含む少なくとも1種のモノ カルボン酸スルホモノマー; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRHを有するジアミンとの混合物 から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(該グリコールは2個の−C( R12−OH基を含み、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基であり 、反応剤中のR1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10のア リール基である); (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2−OH基を有するヒドロキシカルボ ン酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び 1個の−NRH基を有するアミノアルコール又はこれらの二官能性反応剤の混合物 から選択された二官能性反応剤(但し、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6の アルキル基である);並びに (e)40モル%以下の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含む多官能性反応剤であって、その少なく とも一部に少なくとも3個のヒドロキシル基を含む多官能性反応剤 (上に記載した全てのモル%は、200モル%に等しい全ての酸、ヒドロキシル及 びアミノ基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーはEQ(酸)で除したEQ(塩 基)の値が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸)のヒドロキシ基 及びアミノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率で両者を含む) の反応生成物の単位から作られたポリエステルを含んでなる水分散性組成物。 2.(e)が1〜40モル%の、少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多 官能性反応剤である請求の範囲第1項記載の組成物。 3.下記の反応剤: (a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官能性ジカルボン酸; (b)1〜20モル%の、芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属 スルホネート基又は窒素含有非金属スルホネート基を含有する少なくとも1種の モノカルボン酸スルホモノマー; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRH基を有するジアミンとの混合 物から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(該グリコールは2個の−C (R12−OH基を含み、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基であ り、反応剤中のR1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10の アリール基である); (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2−OH基を有するヒドロキシカルボ ン酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び 1個の−NRH基を有するアミノアルコール又はこれらの二官能性反応剤の混合物 から選択された二官能性反応剤(反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキ ル基である);並びに (e)40モル%以下の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤(この多官能性反 応剤の少なくとも一部には少なくとも3個のヒドロキシル基が含まれる); (上に記載した全てのモル%は、200モル%に等しい全ての酸、ヒ ドロキシル及びアミノ基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーにはEQ(酸) で除したEQ(塩基)の値が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸) のヒドロキシ基及びアミノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率が含ま れる) を、重縮合条件下で反応させることからなるポリエステルの製造方法 4.(A)芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属スルホネート 基又は窒素含有非金属スルホネート基を含有するモノカルボン酸スルホモノマー 、及び (B)少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性反応剤の反応生成 物の単位から作られたエステル付加物からなる組成物。 5.(a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官能性ジカルボン酸; (b)1〜20モル%の、少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性 反応剤と芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の金属スルホネート基又 は窒素含有非金属スルホネート基を含有するモノカルボン酸スルホモノマーとの ジオール付加物である少なくとも1種のジオール; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRH基を有するジアミンとの混合 物から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(該グリコールは2個の−C (R12−OH基を含み、かつ、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル 基であり、反応剤中のR1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6 〜10のアリール基である); (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2−OH基を有するヒドロキシカルボ ン酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び 1個の−NRH基を有するアミノアルコ ール又はこれらの二官能性反応剤の混合物から選択された二官能性反応剤(反応 剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基である):並びに (e)0〜40モル%の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤、 (上に記載した全てのモル%は、200モル%に等しい全ての酸、ヒドロキシル及 びアミノ基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーはEQ(酸)で除したEQ(塩 基)の値が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸)のヒドロキシ基 及びアミノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率で両者を含む) の反応生成物の単位から作られたポリエステルを含む水分散性組成物。 6.反応剤(b)が下記: (式中、MはNa+、K+又はNH4 +であり、Xは、O、S、CH2又はSO2である)のモ ノカルボン酸スルホモノマーから製造されたジオール付加物から選択される請求 の範囲第5項記載の組成物。 7.該モノカルボン酸スルホモノマーが3−ソジオスルホ安息香酸である請求 の範囲第6項記載の組成物。 8.反応剤(c)がネオペンチルグリコール、シクロヘキサンジメタノール、 2−ブチル−2−エチル−1,3−プロパンジオール、ヒドロキシピバリルヒド ロキシピバレート、2,2,4−トリメチル−1,3−ペンタンジオール及び2 −メチル−1,3−プロパンジオールの残基から選択される請求の範囲第5項記 載の組成物。 9.反応剤(c)がネオペンチルグリコールである請求の範囲第8項記載の組 成物。 10.反応剤(e)がトリメチロールプロパン、トリメチロールエタン、グリセ リン、2,2−ビス(ヒドロキシメチル)−1,−プロパンジオール、1,2, 3,4−テトラヒドロキシブタン、1,2,3,4,5−ペンタヒドロキシペン タン及び1,2,3,4,5,6−ヘキサヒドロキシヘキサンの残基から選択さ れる請求の範囲第5項記載の組成物。 11.反応剤(e)がトリメチロールプロパンである請求の範囲第10項記載の組 成物。 12.反応剤(a)がイソフタル酸及びアジピン酸である請求の範囲第5項記載 の組成物。 13.反応剤(a)からの単位が20〜100モル%の芳香族ジカルボン酸及び10〜8 0モル%の脂肪族ジカルボン酸であり、反応剤(b)からの単位が1〜20モル% の濃度で存在し、反応剤(c)からの単位が少なくとも60モル%の濃度で存在し 、そして反応剤(e)からの単位が1〜40モル%の濃度で存在する請求の範囲第 5項記載の組成物。 14.反応剤(a)からの単位が40〜70モル%の芳香族ジカルボン酸及び10〜60 モル%の脂肪族ジカルボン酸であり、反応剤(b)からの単位が2〜12モル%の 濃度で存在し、反応剤(c)からの単位が少なくとも70モル%の濃度で存在し、 そして反応剤(e)からの 単位が10〜20モル%の濃度で存在する請求の範囲第13項記載の組成物。 15.反応剤(a)からの単位が55〜60モル%の芳香族ジカルボン酸及び35〜45 モル%の脂肪族ジカルボン酸であり、反応剤(b)からの単位が3.5〜4.5モル% の濃度で存在し、反応剤(c)からの単位が少なくとも80モル%の濃度で存在し 、そして反応剤(e)からの単位が14〜18モル%の濃度で存在する請求の範囲第 14項記載の組成物。 16.(A)全被覆組成物の重量基準で15〜45%の請求の範囲第5項記載のポリ エステル、 (B)全被覆組成物の重量基準で30〜80%の水、 (C)全被覆組成物の重量基準で0〜30%の適当な有機溶媒、及び (D)ポリエステルの重量基準で0〜40%の架橋剤 からなる被覆組成物。 17.成分(A)の量が20〜40%であり、成分(B)の量が60〜75%であり、成 分(C)の量が3〜10%でありそして成分(D)の量が20〜35%である請求の範 囲第16項記載の被覆組成物。 18.該被覆組成物に少なくとも1種の顔料が含有される請求の範囲第17項記載 の被覆組成物。 19.該被覆組成物に更に少なくとも1種の顔料分散添加剤が含有される請求の 範囲第18項記載の被覆組成物。 20.該顔料分散添加剤が、BYK-Chemie USAから入手できるDisperbyk-181、Dis perbyk、Disperbyk-101、BYK-P104S及びDow-Corning 14添加剤から選択される請 求の範囲第19項記載の被覆組成物。 21.請求の範囲第5項記載の硬化エナメル組成物で被覆された形 成又は成形物品。 22.基体上に被覆された請求の範囲第16項記載の被覆組成物からなる被覆物品 。 23.該基体が紙、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、アルミニウ ム、スチール、ガラス又はウレタンエラストマーである請求の範囲第22項記載の 被覆物品。 24.(I)触媒量の触媒の存在下で、少なくとも3個のヒドロキシル基を含有 する多官能性反応剤及び(b)芳香核又は脂環式核に結合した少なくとも1個の 金属スルホネート基又は窒素含有非金属スルホネート基を含有するモノカルボン 酸スルホモノマーを、該モノカルボン酸スルホモノマーの実質的に全ての酸官能 基がエステル化され、中間反応生成物が形成されるような条件下で反応させ、 (II)得られた中間反応生成物を、下記の反応剤; (a)スルホモノマーではない少なくとも1種の二官能性ジカルボン酸; (c)グリコール又はグリコールと2個の−NRH基を有するジアミンとの混合 物から選択された少なくとも1種の二官能性反応剤(該グリコールは2個の−C (R12−OH基を含み、反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキル基であ り、反応剤中のR1は水素原子、炭素数1〜5のアルキル基又は炭素数6〜10の アリール基である) (d)0〜40モル%の、1個の−C(R)2−OH基を有するヒドロキシカルボ ン酸、1個の−NRH基を有するアミノカルボン酸、1個の−C(R)2−OH基及び 1個の−NRH基を有するアミノアルコール又はこれらの二官能性反応剤の混合物 から選択された二官能性反応剤(反応剤中のRは水素又は炭素数1〜6のアルキ ル基である);並びに (e)0〜40モル%の、ヒドロキシル、カルボキシル及びこれらの混合物から 選択された少なくとも3個の官能基を含有する多官能性反応剤、 (但し、全ての記載したモル%は、200モル%に等しい全ての酸、ヒドロキシル 及びアミノ基含有反応剤の合計量基準であり、ポリマーはEQ(酸)で除したEQ( 塩基)の値が0.5〜2であるような酸基含有反応剤(100モル%酸)のヒドロキシ 基及びアミノ基含有反応剤(100モル%塩基)に対する比率で両者を含む) と反応させる ことからなるポリエステルの製造方法。 25.該少なくとも3個のヒドロキシル基を含有する多官能性反応剤が該モノカ ルボン酸スルホンモノマーに対してモル過剰で存在する請求の範囲第24項記載の 方法。
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