JPH0850491A - 能動的消音装置 - Google Patents
能動的消音装置Info
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- JPH0850491A JPH0850491A JP6184449A JP18444994A JPH0850491A JP H0850491 A JPH0850491 A JP H0850491A JP 6184449 A JP6184449 A JP 6184449A JP 18444994 A JP18444994 A JP 18444994A JP H0850491 A JPH0850491 A JP H0850491A
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- noise
- noise signal
- signal
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- Measurement Of Mechanical Vibrations Or Ultrasonic Waves (AREA)
- Fittings On The Vehicle Exterior For Carrying Loads, And Devices For Holding Or Mounting Articles (AREA)
- Soundproofing, Sound Blocking, And Sound Damping (AREA)
- Circuit For Audible Band Transducer (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 アンチノイズ信号を生成する場合においてフ
ーリエ変換の回数を減らして演算量を減らす。 【構成】 一次騒音検出用マイク9からの一次騒音信号
を低減目的の周波数成分に分離する複数のバンドパスフ
ィルタ22と、A/D変換部24のデジタル残留騒音信
号をフーリエ変換するとともに、残留騒音信号の各周波
数成分において振幅値と位相値を抽出するフーリエ変換
処理部25と、マルチプレクサA/D変換部23からの
周波成分毎の一次騒音信号と、フーリエ変換により周波
数分解された残留騒音信号とに基づいてアンチノイズ信
号を生成するアンチノイズ信号生成部26と有してい
る。アンチノイズ信号生成部26は、一次騒音信号をフ
ーリエ変換することなく時間領域でアンチノイズ信号を
生成するので、フーリエ変換の回数はフーリエ変換処理
部25が行う残留騒音信号の1回だけですみ、演算量を
減らすことができる。
ーリエ変換の回数を減らして演算量を減らす。 【構成】 一次騒音検出用マイク9からの一次騒音信号
を低減目的の周波数成分に分離する複数のバンドパスフ
ィルタ22と、A/D変換部24のデジタル残留騒音信
号をフーリエ変換するとともに、残留騒音信号の各周波
数成分において振幅値と位相値を抽出するフーリエ変換
処理部25と、マルチプレクサA/D変換部23からの
周波成分毎の一次騒音信号と、フーリエ変換により周波
数分解された残留騒音信号とに基づいてアンチノイズ信
号を生成するアンチノイズ信号生成部26と有してい
る。アンチノイズ信号生成部26は、一次騒音信号をフ
ーリエ変換することなく時間領域でアンチノイズ信号を
生成するので、フーリエ変換の回数はフーリエ変換処理
部25が行う残留騒音信号の1回だけですみ、演算量を
減らすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は能動的消音装置に関し、
より詳しくは騒音源からの騒音を消音する能動的消音装
置に関する。
より詳しくは騒音源からの騒音を消音する能動的消音装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンなどの騒音源からの騒音を消音
する方法としては、消音材を騒音源回りに配設する方法
が従来から知られている。近年、消音材で消音しにくい
低周波域(100Hz付近〜500Hz付近)の騒音を
消音する方法として、能動的消音装置が実用化されてい
る。この能動的消音装置の一例として、特公平3−25
679号、特表平1−501344号、特表平3−50
1317号、特表平2−503219号、特開平3−2
04354号に開示されているような装置、方法があ
る。
する方法としては、消音材を騒音源回りに配設する方法
が従来から知られている。近年、消音材で消音しにくい
低周波域(100Hz付近〜500Hz付近)の騒音を
消音する方法として、能動的消音装置が実用化されてい
る。この能動的消音装置の一例として、特公平3−25
679号、特表平1−501344号、特表平3−50
1317号、特表平2−503219号、特開平3−2
04354号に開示されているような装置、方法があ
る。
【0003】これらのうち、特開平3−204354号
に開示されている装置は、自動車の車室内のこもり音を
低減する装置であり、エンジンの回転信号と車室内に設
けられた残留音検出マイクからの信号とに基づいて、騒
音と逆位相であるアンチノイズ信号を生成して、車室内
部の所定位置に設けられたスピーカから相殺音を発生さ
せ、車室内のこもり音を消音するようにしている。この
能動的消音装置においては、エンジンの回転信号と残留
騒音信号とを高速フーリエ変換により周波数領域に変換
して、周波数領域での適応アルゴリズム(例えば、LM
Sアルゴリズム)を用いて残留騒音が少なくなるように
デジタルフィルタのフィルタ係数を変える演算処理を行
った後、逆高速フーリエ変換により時間領域に戻してア
ンチノイズ信号を生成するようにしている。
に開示されている装置は、自動車の車室内のこもり音を
低減する装置であり、エンジンの回転信号と車室内に設
けられた残留音検出マイクからの信号とに基づいて、騒
音と逆位相であるアンチノイズ信号を生成して、車室内
部の所定位置に設けられたスピーカから相殺音を発生さ
せ、車室内のこもり音を消音するようにしている。この
能動的消音装置においては、エンジンの回転信号と残留
騒音信号とを高速フーリエ変換により周波数領域に変換
して、周波数領域での適応アルゴリズム(例えば、LM
Sアルゴリズム)を用いて残留騒音が少なくなるように
デジタルフィルタのフィルタ係数を変える演算処理を行
った後、逆高速フーリエ変換により時間領域に戻してア
ンチノイズ信号を生成するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記構
成の能動的消音装置によれば、エンジン回転信号と残留
音信号をともにフーリエ変換する必要があるとともに、
周波数領域を時間領域に戻す逆フーリエ変換も必要であ
るから、合計3回のフーリエ変換処理を行うことにな
る。このため、装置構成が複雑になるとともに、非常に
多量の演算を短時間で行う必要があるため、高速、高機
能の専用信号処理プロセッサが必須となり、装置が高価
になる問題がある。
成の能動的消音装置によれば、エンジン回転信号と残留
音信号をともにフーリエ変換する必要があるとともに、
周波数領域を時間領域に戻す逆フーリエ変換も必要であ
るから、合計3回のフーリエ変換処理を行うことにな
る。このため、装置構成が複雑になるとともに、非常に
多量の演算を短時間で行う必要があるため、高速、高機
能の専用信号処理プロセッサが必須となり、装置が高価
になる問題がある。
【0005】
【発明の目的】本発明は上記の問題点に鑑みてなされた
ものであり、演算回数を減らせるとともに、汎用プロセ
ッサにより処理できる能動的消音装置を提供することを
目的としている。
ものであり、演算回数を減らせるとともに、汎用プロセ
ッサにより処理できる能動的消音装置を提供することを
目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの、請求項1の能動的消音装置は、騒音に関する基準
信号を検出する基準信号検出手段と、騒音に対する相殺
音をアンチノイズ信号に基づいて発生する相殺音発生手
段と、騒音と相殺音の干渉によって残った残留騒音を検
出する残留騒音検出手段と、基準信号を騒音低減の対象
とする周波数成分毎に分離するフィルタ手段と、残留騒
音検出手段により検出された残留騒音信号をフーリエ変
換するとともにフーリエ変換により分解された周波数成
分毎において残留騒音の振幅値と位相値を抽出する残留
騒音振幅位相抽出手段と、フィルタ手段により分離され
た各周波数成分の振幅値、位相値と抽出された振幅値、
位相値とに基づいて各周波数成分毎に振幅増減処理およ
び位相進遅処理を行ってアンチノイズ信号を生成するア
ンチノイズ信号生成手段とを含むことを特徴とする。
めの、請求項1の能動的消音装置は、騒音に関する基準
信号を検出する基準信号検出手段と、騒音に対する相殺
音をアンチノイズ信号に基づいて発生する相殺音発生手
段と、騒音と相殺音の干渉によって残った残留騒音を検
出する残留騒音検出手段と、基準信号を騒音低減の対象
とする周波数成分毎に分離するフィルタ手段と、残留騒
音検出手段により検出された残留騒音信号をフーリエ変
換するとともにフーリエ変換により分解された周波数成
分毎において残留騒音の振幅値と位相値を抽出する残留
騒音振幅位相抽出手段と、フィルタ手段により分離され
た各周波数成分の振幅値、位相値と抽出された振幅値、
位相値とに基づいて各周波数成分毎に振幅増減処理およ
び位相進遅処理を行ってアンチノイズ信号を生成するア
ンチノイズ信号生成手段とを含むことを特徴とする。
【0007】なお、騒音に関する基準信号を得る方法と
しては、騒音源の一次騒音を集音マイクなどにより検出
してそれを基準信号とする方法や、エンジンの回転信号
など、騒音に相関のある信号に基づいて基準信号を生成
する方法が例示できる。
しては、騒音源の一次騒音を集音マイクなどにより検出
してそれを基準信号とする方法や、エンジンの回転信号
など、騒音に相関のある信号に基づいて基準信号を生成
する方法が例示できる。
【0008】請求項2の能動的消音装置は、フーリエ変
換により得られた各周波数成分の実数データと虚数デー
タの符号を判別する符号判別手段と、残留騒音信号の虚
数データと実数データに基づいて、所定関数で与えられ
る残留騒音信号の位相値を記憶したルックアップテーブ
ルとを含んでいる。
換により得られた各周波数成分の実数データと虚数デー
タの符号を判別する符号判別手段と、残留騒音信号の虚
数データと実数データに基づいて、所定関数で与えられ
る残留騒音信号の位相値を記憶したルックアップテーブ
ルとを含んでいる。
【0009】
【作用】請求項1の能動的消音装置であれば、フィルタ
手段が基準信号を騒音低減の対象とする周波数成分毎に
分離し、残留騒音振幅位相抽出手段が残留騒音検出手段
により検出された残留騒音信号をフーリエ変換するとと
もにフーリエ変換により分解された周波数成分毎におい
て残留騒音の振幅値と位相値を抽出する。そして、アン
チノイズ信号生成手段がフィルタ手段により分離された
各周波数成分の振幅値、位相値と抽出された振幅値、位
相値とに基づいて各周波数成分毎に振幅増減処理および
位相進遅処理を行ってアンチノイズ信号を生成する。
手段が基準信号を騒音低減の対象とする周波数成分毎に
分離し、残留騒音振幅位相抽出手段が残留騒音検出手段
により検出された残留騒音信号をフーリエ変換するとと
もにフーリエ変換により分解された周波数成分毎におい
て残留騒音の振幅値と位相値を抽出する。そして、アン
チノイズ信号生成手段がフィルタ手段により分離された
各周波数成分の振幅値、位相値と抽出された振幅値、位
相値とに基づいて各周波数成分毎に振幅増減処理および
位相進遅処理を行ってアンチノイズ信号を生成する。
【0010】この作用において、基準信号のフーリエ変
換、逆フーリエ変換は行われず、残留騒音信号だけがフ
ーリエ変換される。したがって、フーリエ変換の処理が
1回だけで済むので演算回数を減らすことができるとと
もに、従来の構成のように短時間で多くの演算を処理す
る必要がないので、汎用のプロセッサでも十分処理でき
る。
換、逆フーリエ変換は行われず、残留騒音信号だけがフ
ーリエ変換される。したがって、フーリエ変換の処理が
1回だけで済むので演算回数を減らすことができるとと
もに、従来の構成のように短時間で多くの演算を処理す
る必要がないので、汎用のプロセッサでも十分処理でき
る。
【0011】請求項2の能動的消音装置であれば、符号
判別手段による符号判別により、フーリエ変換された複
素平面における該当領域を特定し、その領域においてル
ックアップテーブルを参照することによって残留騒音信
号の位相値を求める。このように符号判別手段とルック
アップテーブルを使用することによって、演算によって
直接、位相を計算するよりもはるかに高速に処理するこ
とができる。
判別手段による符号判別により、フーリエ変換された複
素平面における該当領域を特定し、その領域においてル
ックアップテーブルを参照することによって残留騒音信
号の位相値を求める。このように符号判別手段とルック
アップテーブルを使用することによって、演算によって
直接、位相を計算するよりもはるかに高速に処理するこ
とができる。
【0012】
【実施例】以下、実施例を示す添付図面によって詳細に
説明する。図1は本発明の能動的消音装置の一実施例と
しての車室用消音装置を示す概略斜視図である。この車
室用消音装置は建設機械や農業機械の車室のこもり音を
消音するために使用される。図2は車室用消音装置のブ
ロック図である。図1において、建設機械2の車体2a
の後方には内燃機関としての4気筒ディーゼルエンジン
4が搭載されており、エンジン4前方の車室3には作業
者が座る座席5が設けられている。
説明する。図1は本発明の能動的消音装置の一実施例と
しての車室用消音装置を示す概略斜視図である。この車
室用消音装置は建設機械や農業機械の車室のこもり音を
消音するために使用される。図2は車室用消音装置のブ
ロック図である。図1において、建設機械2の車体2a
の後方には内燃機関としての4気筒ディーゼルエンジン
4が搭載されており、エンジン4前方の車室3には作業
者が座る座席5が設けられている。
【0013】車室用消音装置1は、エンジン4からの一
次騒音を検出する一次騒音検出用マイク9と、エンジン
4の回転信号を検出するエンジン回転信号検出部10
と、アクティブノイズコントローラ(以下、ANCコン
トローラと称する)11と、車室3の座席5の下側所定
位置に設けられた相殺音発生用スピーカ12と、車室天
井の所定位置に設けられた残留騒音検出用マイク13と
を有している。
次騒音を検出する一次騒音検出用マイク9と、エンジン
4の回転信号を検出するエンジン回転信号検出部10
と、アクティブノイズコントローラ(以下、ANCコン
トローラと称する)11と、車室3の座席5の下側所定
位置に設けられた相殺音発生用スピーカ12と、車室天
井の所定位置に設けられた残留騒音検出用マイク13と
を有している。
【0014】一次騒音検出用マイク9はエンジン4から
車室3に伝わる騒音をエンジン4の近くで検出するもの
である。ANCコントローラ11は、図2に示すように
エンジン回転信号に基づいてサンプリングパルスを発生
するサンプリングパルス発生部21と、一次騒音検出用
マイク9からの一次騒音信号を低減目的の周波数成分に
分離する複数のバンドパスフィルタ22と、分離された
周波数成分をデジタル信号に変換するマルチプレクサA
/D変換部23と、残留騒音検出マイク13からの残留
騒音信号をA/D変換するA/D変換部24と、A/D
変換部24のデジタル残留騒音信号を高速フーリエ変換
するとともに後述する抽出処理を行うフーリエ変換処理
部25と、マルチプレクサA/D変換部23からの周波
成分毎の一次騒音信号と、フーリエ変換により周波数分
解された残留騒音信号とに基づいてアンチノイズ信号を
生成するアンチノイズ信号生成部26と、生成されたア
ンチノイズ信号をアナログ信号に変換するD/A変換部
27とを有している。
車室3に伝わる騒音をエンジン4の近くで検出するもの
である。ANCコントローラ11は、図2に示すように
エンジン回転信号に基づいてサンプリングパルスを発生
するサンプリングパルス発生部21と、一次騒音検出用
マイク9からの一次騒音信号を低減目的の周波数成分に
分離する複数のバンドパスフィルタ22と、分離された
周波数成分をデジタル信号に変換するマルチプレクサA
/D変換部23と、残留騒音検出マイク13からの残留
騒音信号をA/D変換するA/D変換部24と、A/D
変換部24のデジタル残留騒音信号を高速フーリエ変換
するとともに後述する抽出処理を行うフーリエ変換処理
部25と、マルチプレクサA/D変換部23からの周波
成分毎の一次騒音信号と、フーリエ変換により周波数分
解された残留騒音信号とに基づいてアンチノイズ信号を
生成するアンチノイズ信号生成部26と、生成されたア
ンチノイズ信号をアナログ信号に変換するD/A変換部
27とを有している。
【0015】図3はフーリエ変換処理部25とアンチノ
イズ信号生成部26の詳細を示すブロック図である。フ
ーリエ変換処理部25はフーリエ変換部31と振幅・位
相抽出部32とを有している。アンチノイズ信号生成部
26は振幅増減量Δa、位相進遅量Δpを算出する比較
・差算出部35と、各周波数成分毎に増減処理、進遅処
理を行う増減・進遅処理部36と、加算部37とを有し
ている。
イズ信号生成部26の詳細を示すブロック図である。フ
ーリエ変換処理部25はフーリエ変換部31と振幅・位
相抽出部32とを有している。アンチノイズ信号生成部
26は振幅増減量Δa、位相進遅量Δpを算出する比較
・差算出部35と、各周波数成分毎に増減処理、進遅処
理を行う増減・進遅処理部36と、加算部37とを有し
ている。
【0016】上記構成の車室用消音装置の主要部の作用
について、図4に示すフローチャートに従って説明す
る。まず、ステップSP1において一次騒音信号をバン
ドパスフィルタ22(BPF1〜BPFn)により騒音
低減目的の周波数成分毎に分離し、ステップSP2にお
いてこれらの一次騒音信号と残留騒音検出用マイク13
からの残留騒音信号をサンプリングパルス発生部21か
らのサンプリングパルスにより、各A/D変換部23,
24がそれぞれA/D変換を行い、ステップSP3にお
いてフーリエ変換部31が残留騒音信号をフーリエ変換
して周波数分解し、ステップSP4において振幅・位相
抽出部32が各周波数成分毎に振幅A,位相P(図3に
おいてf1(A1,P1),…,fn(An,Pn)で示す)
を抽出する。
について、図4に示すフローチャートに従って説明す
る。まず、ステップSP1において一次騒音信号をバン
ドパスフィルタ22(BPF1〜BPFn)により騒音
低減目的の周波数成分毎に分離し、ステップSP2にお
いてこれらの一次騒音信号と残留騒音検出用マイク13
からの残留騒音信号をサンプリングパルス発生部21か
らのサンプリングパルスにより、各A/D変換部23,
24がそれぞれA/D変換を行い、ステップSP3にお
いてフーリエ変換部31が残留騒音信号をフーリエ変換
して周波数分解し、ステップSP4において振幅・位相
抽出部32が各周波数成分毎に振幅A,位相P(図3に
おいてf1(A1,P1),…,fn(An,Pn)で示す)
を抽出する。
【0017】そしてステップSP5において、比較・差
算出部35がバンドパスフィルタ22によって分離され
た一次騒音信号の各周波数成分の振幅aと位相p(f1
(a1,p1),…,fn(an,pn)で示される)と抽
出された振幅A,位相Pとを比較して、残留騒音が最も
小さくなるような振幅増減量Δa、位相進遅量Δpを算
出し、ステップSP7において増減・進遅処理部36が
振幅増減量Δa、位相進遅量Δpに基づいて分離された
各周波数成分において振幅増減処理、位相進遅処理を行
い、ステップSP8において加算部37が各周波数成分
を合成してデジタルアンチノイズ信号を生成し、ステッ
プSP9においてD/A変換部37がデジタルアンチノ
イズ信号をアナログ信号に変換して一連の処理を終了す
る。
算出部35がバンドパスフィルタ22によって分離され
た一次騒音信号の各周波数成分の振幅aと位相p(f1
(a1,p1),…,fn(an,pn)で示される)と抽
出された振幅A,位相Pとを比較して、残留騒音が最も
小さくなるような振幅増減量Δa、位相進遅量Δpを算
出し、ステップSP7において増減・進遅処理部36が
振幅増減量Δa、位相進遅量Δpに基づいて分離された
各周波数成分において振幅増減処理、位相進遅処理を行
い、ステップSP8において加算部37が各周波数成分
を合成してデジタルアンチノイズ信号を生成し、ステッ
プSP9においてD/A変換部37がデジタルアンチノ
イズ信号をアナログ信号に変換して一連の処理を終了す
る。
【0018】この主要部の作用について、図5を参照し
つつさらに説明する。残留騒音信号はフーリエ変換部3
1において周波数分解され、振幅Aと位相Pの情報が抽
出される。ここで、sinBとsinCの波(但し、B
=ωt,C=(ωt+θ))の重ね合わせを考えると、
つつさらに説明する。残留騒音信号はフーリエ変換部3
1において周波数分解され、振幅Aと位相Pの情報が抽
出される。ここで、sinBとsinCの波(但し、B
=ωt,C=(ωt+θ))の重ね合わせを考えると、
【0019】
【数1】
【0020】となり、騒音とその周波数に相当するアン
チノイズ波の重ね合わせは、数1から振幅A=2cos
(−θ/2)と位相P=θ/2で形成される波となって
いる。一方、その周波数に注目した時に、図5に示すよ
うにフーリエ変換によりQ点(r1,i1)に変換され、
そのr1,i1により、振幅AはA=(r1 2+i1 2)1/2
により算出でき、位相PはP=tan-1(i1/r1)に
より算出できる。これらA,Pの情報を使用して、バン
ドパスフィルタ22によって得られた各周波数成分の振
幅aと位相pをそれぞれ増減,進遅させてアンチノイズ
信号として出力する。
チノイズ波の重ね合わせは、数1から振幅A=2cos
(−θ/2)と位相P=θ/2で形成される波となって
いる。一方、その周波数に注目した時に、図5に示すよ
うにフーリエ変換によりQ点(r1,i1)に変換され、
そのr1,i1により、振幅AはA=(r1 2+i1 2)1/2
により算出でき、位相PはP=tan-1(i1/r1)に
より算出できる。これらA,Pの情報を使用して、バン
ドパスフィルタ22によって得られた各周波数成分の振
幅aと位相pをそれぞれ増減,進遅させてアンチノイズ
信号として出力する。
【0021】この実施例の車室用消音装置によれば、フ
ーリエ変換は残留騒音信号において1回だけ行えば良
く、基準信号のフーリエ変換は不要とすることができ
る。したがって、構成を簡単化できるとともに演算量を
少なくすることができ、汎用のプロセッサで処理できる
利点がある。
ーリエ変換は残留騒音信号において1回だけ行えば良
く、基準信号のフーリエ変換は不要とすることができ
る。したがって、構成を簡単化できるとともに演算量を
少なくすることができ、汎用のプロセッサで処理できる
利点がある。
【0022】
【実施例2】次に、本発明の第2実施例について説明す
る。図6は第2実施例の車室用消音装置の要部構成を示
すブロック図であり、前記図3に対応するものである。
この実施例が前記第1実施例と異なる点は、フーリエ変
換処理部25が符号判別部41を有し、アンチノイズ信
号生成部27がルックアップテーブル42を有している
点のみである。
る。図6は第2実施例の車室用消音装置の要部構成を示
すブロック図であり、前記図3に対応するものである。
この実施例が前記第1実施例と異なる点は、フーリエ変
換処理部25が符号判別部41を有し、アンチノイズ信
号生成部27がルックアップテーブル42を有している
点のみである。
【0023】図5に示したようにフーリエ変換によりQ
点に変換された残留騒音信号の位相PはP=tan
-1(i1/r1)により得られる。ここで、図7に示すよ
うにクロック信号からの位相シフト量の範囲(0゜〜3
60゜)に応じて、実数データr1の符号と虚数データ
i1の符号が変化する。したがって、少なくとも、ta
n-1φの90゜〜180゜範囲と180゜〜270゜範
囲の値をルックアップテーブルの形で保持しておき、実
数データr1の符号と虚数データi1の符号を判別して領
域I〜IVを特定するとともに、(i1/r1)を引数と
してルックアップテーブル42を参照することにより位
相を求めることができる。
点に変換された残留騒音信号の位相PはP=tan
-1(i1/r1)により得られる。ここで、図7に示すよ
うにクロック信号からの位相シフト量の範囲(0゜〜3
60゜)に応じて、実数データr1の符号と虚数データ
i1の符号が変化する。したがって、少なくとも、ta
n-1φの90゜〜180゜範囲と180゜〜270゜範
囲の値をルックアップテーブルの形で保持しておき、実
数データr1の符号と虚数データi1の符号を判別して領
域I〜IVを特定するとともに、(i1/r1)を引数と
してルックアップテーブル42を参照することにより位
相を求めることができる。
【0024】このように構成することにより、演算によ
り位相を算出するよりもはるかに処理が簡単化され、第
1実施例の効果とあいまってさらに低速、安価の汎用プ
ロセッサで能動的消音装置を構成できるようになる。
り位相を算出するよりもはるかに処理が簡単化され、第
1実施例の効果とあいまってさらに低速、安価の汎用プ
ロセッサで能動的消音装置を構成できるようになる。
【0025】
【実施例3】次に、本発明の第3実施例について説明す
る。図8は第3実施例の車室用消音装置の構成を示すブ
ロック図である。この実施例が前記第1実施例と異なる
点は、一次騒音信号検出用マイクを省略し、エンジン回
転信号に基づいて騒音基準信号を生成する基準信号生成
部51を設け、基準信号生成部51の出力をバンドパス
フィルタ22に入力するようにした点のみである。
る。図8は第3実施例の車室用消音装置の構成を示すブ
ロック図である。この実施例が前記第1実施例と異なる
点は、一次騒音信号検出用マイクを省略し、エンジン回
転信号に基づいて騒音基準信号を生成する基準信号生成
部51を設け、基準信号生成部51の出力をバンドパス
フィルタ22に入力するようにした点のみである。
【0026】エンジンのように周期性のある騒音源から
の騒音においては、騒音の原因が特定できるので、その
周期性に相関のある騒音源自体の信号(例えば駆動信
号)から基準信号を生成することができる。この場合、
周期的な騒音はランダムな騒音に比べて制御しやすいこ
とから、信号処理プロセッサもランダムな騒音を制御す
る場合に比べて、低速のものでも十分に対応することが
できる。この実施例によれば、装置構成を簡単化できる
とともに、さらに低速の信号処理プロセッサが適用でき
る利点がある。
の騒音においては、騒音の原因が特定できるので、その
周期性に相関のある騒音源自体の信号(例えば駆動信
号)から基準信号を生成することができる。この場合、
周期的な騒音はランダムな騒音に比べて制御しやすいこ
とから、信号処理プロセッサもランダムな騒音を制御す
る場合に比べて、低速のものでも十分に対応することが
できる。この実施例によれば、装置構成を簡単化できる
とともに、さらに低速の信号処理プロセッサが適用でき
る利点がある。
【0027】この発明は上記実施例に限定されるもので
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種
々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよう
な実施例を説明する。 (1)前記実施例では、騒音の発生において周波数的に
周期性のある騒音源がエンジンである場合を示したが、
そのような周期性のある騒音源としてはエンジンの他、
モータ、コンプレッサーなどが例示できる。
はなく、この発明の要旨を変更しない範囲内において種
々の設計変更を施すことが可能である。以下、そのよう
な実施例を説明する。 (1)前記実施例では、騒音の発生において周波数的に
周期性のある騒音源がエンジンである場合を示したが、
そのような周期性のある騒音源としてはエンジンの他、
モータ、コンプレッサーなどが例示できる。
【0028】(2)前記第3実施例では、騒音源の騒音
と相関のある基準信号として、エンジン回転信号を採用
したが、その他にも実質的に騒音に相関があり、かつ回
転位相基準が特定できる基準信号であれば、特に限定さ
れない。 (3)前記実施例では、車室を例に取り説明したが、消
音ケース内にエンジンと発電機を収容したエンジン発電
機、エンジン排気管などにも本発明を適用することがで
きる。
と相関のある基準信号として、エンジン回転信号を採用
したが、その他にも実質的に騒音に相関があり、かつ回
転位相基準が特定できる基準信号であれば、特に限定さ
れない。 (3)前記実施例では、車室を例に取り説明したが、消
音ケース内にエンジンと発電機を収容したエンジン発電
機、エンジン排気管などにも本発明を適用することがで
きる。
【0029】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、残留騒音信号だけをフーリエ変換すればよいので、
フーリエ変換の処理を1回だけで済むことなり演算回数
を減らすことができるとともに、従来の構成のように短
時間で多くの演算を処理する必要がないので、汎用のプ
ロセッサでも十分対処でき、能動的消音装置のコストを
低減することができるという特有の効果を奏する。
ば、残留騒音信号だけをフーリエ変換すればよいので、
フーリエ変換の処理を1回だけで済むことなり演算回数
を減らすことができるとともに、従来の構成のように短
時間で多くの演算を処理する必要がないので、汎用のプ
ロセッサでも十分対処でき、能動的消音装置のコストを
低減することができるという特有の効果を奏する。
【0030】請求項2の発明は、請求項1の発明の効果
に加え、演算処理量をさらに減らすことができ、追従性
を向上できるとともに、比較的低速の汎用プロセッサで
も十分に適用できるという特有の効果を奏する。
に加え、演算処理量をさらに減らすことができ、追従性
を向上できるとともに、比較的低速の汎用プロセッサで
も十分に適用できるという特有の効果を奏する。
【図1】本発明の一実施例としての車室用消音装置を建
設用作業車の車室のこもり音を消音するために適用した
場合を示す概略斜視図である。
設用作業車の車室のこもり音を消音するために適用した
場合を示す概略斜視図である。
【図2】本発明の一実施例を示す車室用消音装置のブロ
ック図である。
ック図である。
【図3】車室用消音装置の主要部の構成を示すブロック
図である。
図である。
【図4】車室用消音装置の作用を示すフローチャートで
ある。
ある。
【図5】複素平面上においてフーリエ変換した波を示す
図である。
図である。
【図6】本発明の第2実施例を示すブロック図である。
【図7】第2実施例の作用を説明するための図である。
【図8】本発明の第3実施例を示すブロック図である。
9…一次騒音検出用マイク、 10…エンジン回転信号
検出部、12…相殺音発生用スピーカ、 13…残留
騒音検出用マイク、22…複数のバンドパスフィルタ、
25…フーリエ変換処理部、26…アンチノイズ信
号生成部、 41…符号判別部、42…ルックアッ
プテーブル、 51…基準信号生成部。
検出部、12…相殺音発生用スピーカ、 13…残留
騒音検出用マイク、22…複数のバンドパスフィルタ、
25…フーリエ変換処理部、26…アンチノイズ信
号生成部、 41…符号判別部、42…ルックアッ
プテーブル、 51…基準信号生成部。
Claims (2)
- 【請求項1】 騒音に関する基準信号を検出する基準信
号検出手段(9)(10)(51)と、騒音に対する相
殺音をアンチノイズ信号に基づいて発生する相殺音発生
手段(12)と、騒音と相殺音の干渉によって残った残
留騒音を検出する残留騒音検出手段(13)と、基準信
号を騒音低減の対象とする周波数成分毎に分離するフィ
ルタ手段(22)と、残留騒音検出手段(13)により
検出された残留騒音信号をフーリエ変換するとともにフ
ーリエ変換により分解された周波数成分毎において残留
騒音の振幅値と位相値を抽出する残留騒音振幅位相抽出
手段(25)と、フィルタ手段(22)により分離され
た各周波数成分の振幅値、位相値と抽出された振幅値、
位相値とに基づいて各周波数成分毎に振幅増減処理およ
び位相進遅処理を行ってアンチノイズ信号を生成するア
ンチノイズ信号生成手段(26)とを含むことを特徴と
する能動的消音装置。 - 【請求項2】 フーリエ変換により得られた各周波数成
分の実数データと虚数データの符号を判別する符号判別
手段(41)と、残留騒音信号の虚数データと実数デー
タに基づいて、所定関数で与えられる残留騒音信号の位
相値を記憶したルックアップテーブル(42)とを含ん
でいる請求項1に記載の能動的消音装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6184449A JPH0850491A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 能動的消音装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6184449A JPH0850491A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 能動的消音装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850491A true JPH0850491A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16153350
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6184449A Pending JPH0850491A (ja) | 1994-08-05 | 1994-08-05 | 能動的消音装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0850491A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021396A1 (en) * | 1997-10-20 | 1999-04-29 | Sony Corporation | Howling eliminator |
| CN106448649A (zh) * | 2016-09-26 | 2017-02-22 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种多电子降噪装置集中控制方法、装置及其系统 |
| CN111583898A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 舒伟伟 | 一种空间环境多方位选择性降噪系统及方法 |
| CN116447174A (zh) * | 2023-05-30 | 2023-07-18 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种实现服务器主动降噪的装置、方法及服务器 |
| CN119893348A (zh) * | 2025-01-14 | 2025-04-25 | 东莞市京宏电子科技有限公司 | 一种麦克风柔性降噪方法及系统 |
-
1994
- 1994-08-05 JP JP6184449A patent/JPH0850491A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999021396A1 (en) * | 1997-10-20 | 1999-04-29 | Sony Corporation | Howling eliminator |
| US6125187A (en) * | 1997-10-20 | 2000-09-26 | Sony Corporation | Howling eliminating apparatus |
| CN106448649A (zh) * | 2016-09-26 | 2017-02-22 | 郑州云海信息技术有限公司 | 一种多电子降噪装置集中控制方法、装置及其系统 |
| CN111583898A (zh) * | 2020-05-26 | 2020-08-25 | 舒伟伟 | 一种空间环境多方位选择性降噪系统及方法 |
| CN116447174A (zh) * | 2023-05-30 | 2023-07-18 | 苏州浪潮智能科技有限公司 | 一种实现服务器主动降噪的装置、方法及服务器 |
| CN119893348A (zh) * | 2025-01-14 | 2025-04-25 | 东莞市京宏电子科技有限公司 | 一种麦克风柔性降噪方法及系统 |
| CN119893348B (zh) * | 2025-01-14 | 2025-09-09 | 东莞市京宏电子科技有限公司 | 一种麦克风柔性降噪方法及系统 |
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