JPH08505771A - 増殖分化因子−3 - Google Patents
増殖分化因子−3Info
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- JPH08505771A JPH08505771A JP6516374A JP51637494A JPH08505771A JP H08505771 A JPH08505771 A JP H08505771A JP 6516374 A JP6516374 A JP 6516374A JP 51637494 A JP51637494 A JP 51637494A JP H08505771 A JPH08505771 A JP H08505771A
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Abstract
(57)【要約】
増殖分化因子−3(GDF−3)をそのポリヌクレオチド配列およびアミノ酸配列とともに開示する。GDF−3ポリペプチドまたはポリヌクレオチド配列を使用する診断および治療方法も開示する。
Description
【発明の詳細な説明】
増殖分化因子−3発明の背景
1.発明の分野
本発明は、一般的には増殖因子に関するものであり、特定的には形質転換増殖
因子−β(transforming growth factor−β:TGF−β)スーパーファミリー
の新メンバーである増殖分化因子−3(growth differentiation factor-3:G
DF−3)に係わるものである。
2.関連技術分野の説明
形質転換増殖因子−β(TGF−β)スーパーファミリーは、胚発生中の広範
な分化過程に影響を及ぼす、構造的に関連したタンパク質の一群を包含する。こ
のファミリーには、正常な雄性発達に必要とされるミュラー管阻害物質(MIS
)(Behringerら,Nature,345:167,1990);背−腹軸の形成および成虫原基の
形態形成に必要とされるショウジョウバエのデカペンタプレジック(DPP)遺
伝子産物(Padgettら,Nature,325:81-84,1987);卵の植物極に局在するツメ
ガエルVg−1遺伝子産物(Weeksら,Cell,51:861-867,1987);ツメガエル
胚における中胚葉および前方構造の形成を誘導し得る(Thomsenら,Cell,63:485
,1990)アクチビン類(Masonら,Biochem.Biophys.Res.Commun.,135:957-96
4,1986);および新たな軟骨および骨
の形成を誘導し得る(Sampathら,J.Biol.Chem.,265:13198,1990)骨形態形
成タンパク質(BMP、オステオゲニン、OP−1)が含まれる。TGF−βは
、脂質生成、筋発生、軟骨形成、造血および上皮細胞分化を含めて、さまざまな
分化過程に影響を与えることができる(再検討のため、Massague,Cell,49:437
,1987を参照のこと)。
TGF−βファミリーのタンパク質は、最初に大きな前駆体タンパク質として
合成され、その後前駆体タンパク質はC末端側の約110〜140個のアミノ酸
から成る塩基性残基のクラスターで加水分解切断を受ける。これらのタンパク質
のC末端領域はどれも構造的に関連しており、その相同度に基づいて、それぞれ
のファミリーメンバーを別個のサブグループに分類することができる。特定のサ
ブグループ内の相同性は70〜90%アミノ酸配列同一性の範囲であるが、サブ
グループ間の相同性は著しく低く、一般的にはせいぜい20〜50%の範囲であ
る。いずれの場合も、活性種はC末端フラグメントのジスルフィド架橋二量体で
あると考えられる。これまでに研究された大半のファミリーメンバーでは、ホモ
二量体種が生物学的に活性であるとされているが、インヒビン(Lingら,Nature
,321:779,1986)やTGF−β(Cheifetzら,Cell,48:409,1987)のような
他のファミリーメンバーについてはヘテロ二量体も検出されており、これらはそ
れぞれのホモ二量体とは異なる生物学的性質をもつようである。
発現パターンが組織特異的である新規因子の同定は、その組織の発達および機
能のより一層の理解をもたらすだろう。発明の概要
本発明は、細胞増殖分化因子GDF−3、該因子をコードするポリヌクレオチ
ド配列、および該因子と免疫反応性である抗体を提供する。この因子は種々の細
胞増殖性疾患(特に、造血および脂肪組織に関係するもの)、ならびに免疫系の
機能に関連した疾患に関係があるようである。
従って、1つの実施態様において、本発明は、GDF−3と関係がある骨髄、
脾臓、胸腺または脂肪起源の細胞増殖性疾患または免疫疾患を検出する方法を提
供する。他の実施態様において、本発明は、GDF−3活性を抑制または増強す
ることにより、GDF−3の異常な発現レベルと関係がある細胞増殖性疾患また
は免疫疾患を治療する方法を提供する。図面の簡単な説明
図1は、成体組織におけるGDF−3 mRNAの発現を示す。
図2は、GDF−3のヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示す。共通
のN−グリコシル化シグナルを無地のボックスで示す。推定上の四塩基プロセシ
ング部位を点刻ボックスで示す。推定上の開始ATGの上流にある同じ読み枠の
終止コドンおよび共通のポリアデニレーションシグナルには下線が引いてある。
ポリA尾部は示してない。数字は5’末端からのヌクレオチド位置を示す。
図3は、GDF−3のC末端配列とTGF−βファミリーの他のメンバーとの
並列化を示す。保存されたシステイン残基には陰影が付けてある。ダッシュ(−
)は並列化を最大とするために導
入されたギャップを表す。
図4は、TGF−βスーパーファミリーの各メンバー間のアミノ酸相同を示す
。数字は最初の保存システインからC末端までで計算された各対間のアミノ酸同
一性のパーセントを表す。ボックスは特定のサブグループ内の密接に関連したメ
ンバー間の相同性を表す。
図5は、ヒトGDF−3の部分ヌクレオチド配列および推定アミノ酸配列を示
す。
図6は、Bam HI(B)、Eco RI(E)、またはHind III(H)で消化し、マウス
またはヒトGDF−3を用いて釣り上げたマウスおよびヒトゲノムDNAのサザ
ン分析を示す。発明の詳細な説明
本発明は、増殖分化因子GDF−3ならびにGDF−3をコードするポリヌク
レオチド配列を提供する。GDF−3は主に骨髄、脾臓、胸腺および脂肪組織に
おいて発現され、動物では多様な調節的役割を果している。1つの実施態様にお
いて、本発明は、GDF−3発現と関係がある骨髄、脾臓、胸腺または脂肪組織
の細胞増殖性疾患または免疫疾患を検出する方法を提供する。他の実施態様にお
いて、本発明は、GDF−3活性を抑制または増強する薬剤を使用することによ
り、GDF−3の異常な発現と関係がある細胞増殖性疾患または免疫疾患を治療
する方法を提供する。
TGF−βスーパーファミリーは多くの細胞型の増殖、分化、その他の機能を
制御する多機能性ポリペプチドから成っている。かかるペプチドの多くは他のペ
プチド増殖因子に対してポジティ
ブおよびネガティブの両方の調節作用を有する。本発明のGDF−3タンパク質
とTGF−βファミリーのメンバー間の構造的相同性は、GDF−3が増殖およ
び分化因子のファミリーの新メンバーであることを示す。他の多くのメンバーの
すでに知られた活性に基づくと、GDF−3もまた診断薬や治療薬として有用で
あるような生物学的活性を有することが期待できる。
例えば、TGF−βは、BおよびT細胞の増殖ならびに機能に及ぼす強力な抑
制作用を含めて、広範な免疫調節活性を有することが分かっている(再検討のた
め、Palladinoら,Ann.N.Y.Acad.Sci.,593:181,1990を参照のこと)。GD
F−3も同様の活性を示すかもしれず、それゆえ、抗炎症剤としてまたはリンパ
球の異常な増殖に関係した疾患の治療薬として有用である可能性がある。加えて
、TGF−βとアクチビンは両方とも、造血においてある役割を担っていると考
えられている。特に、TGF−βは初期の造血前駆細胞の増殖の阻害因子である
ことが判明している(再検討のため、Moore,Blood,78:1,1991を参照のこと)
。これに関連して、GDF−3は化学療法の間に造血幹細胞を保護するのに有用
であるかもしれない。さらに、アクチビンは骨髄と脾臓で発現され(Shiozakiら
,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,89:1553,1992)、赤血球細胞の分化を誘導し得
ることが分かっている(Murataら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,85:2434,198
8)。GDF−3も同様の活性を有して、地中海貧血や鎌状赤血球貧血のような
疾患の治療に有用であるかもしれない。また、TGF−βはin vitroで脂肪細胞
分化の強力な阻害因子であることが分かっている(IgnotzおよびMassague,Proc
.Natl.Acad.Sci.USA,
82:8530,1985)。これに関連して、GDF−3は肥満の治療または脂肪細胞の
異常な増殖に関連した疾患の治療に有用であるかもしれない。
GDF−3はまた増殖促進因子としても機能することができ、それゆえにin v
itroでの種々の細胞集団の生存に有用である可能性がある。特に、GDF−3が
造血幹細胞の増殖を促進させる上で何らかの役割を果たすのであれば、GDF−
3は化学療法、骨髄移植またはあるタイプの貧血の治療に応用できるかもしれな
い。GDF−3を用いてin vitroで幹細胞および前駆細胞集団を速やかに増やし
、移植に必要とされる組織の量を大幅に減らすことができる。さらに、GDF−
3は移植に先立って幹細胞集団を維持するのに有用であるかもしれない。また、
TGF−βファミリーの他の多くのメンバーは組織修復の重要な媒介物質ともな
る。TGF−βはコラーゲンの形成に対して著しい影響を及ぼすことが知られて
おり、新生マウスでは顕著な脈管形成応答を生じさせる(Robertsら,Proc.Nat
l.Acad.Sci.USA,83:4167,1986)。GDF−3も同様の活性を示して、例え
ば外傷や火傷による組織傷害の修復に有用であるかもしれない。
本明細書中で用いる「実質的に純粋な」という用語は、他のタンパク質、脂質
、炭水化物または自然界でGDF−3と結合している他の物質を実質的に含まな
いGDF−3を指す。当業者はタンパク質精製の標準的な技法を用いてGDF−
3を純化することが可能である。実質的に純粋なポリペプチドは非還元ポリアク
リルアミドゲル上で単一の主要バンドをもたらすだろう。GDF−3ポリペプチ
ドの純度はまた、アミノ末端のアミノ酸配列解析に
よって決定することができる。GDF−3ポリペプチドは、GDF−3の活性が
残っているという条件で、該ポリペプチドのフラグメントを含むものである。G
DF−3の生物学的活性を有する比較的小さいペプチドも本発明に含まれる。
本発明はGDF−3タンパク質をコードするポリヌクレオチドを提供する。こ
れらのポリヌクレオチドとして、GDF−3をコードするDNA、cDNAおよ
びRNA配列が含まれる。GDF−3の全部または一部をコードするポリヌクレ
オチドはすべて、それらがGDF−3活性を有するポリペプチドをコードするの
であれば、本発明に含まれることが理解されよう。こうしたポリヌクレオチドと
して、天然に存在するもの、合成されたもの、そして故意に操作されたものが挙
げられる。例えば、GDF−3ポリヌクレオチドを部位特異的突然変異誘発にか
けることができる。GDF−3のポリヌクレオチド配列はアンチセンス配列も含
むものである。本発明のポリヌクレオチドは遺伝暗号の結果としての縮重配列を
含む。20種類の天然アミノ酸が存在し、その大部分は1種類より多いコドンに
よって規定されている。かくして、すべての縮重ヌクレオチド配列は、該ヌクレ
オチド配列によってコードされるGDF−3ポリペプチドのアミノ酸配列が機能
的に変化しない限り、本発明に含まれるものである。
特に、本明細書中では、鎖長が1280塩基対で、ヌクレオチド122のメチ
オニンコドンから始まるオープンリーディングフレームを含むGDF−3のcD
NA配列が開示される。コードされるポリペプチドは366個のアミノ酸から成
り、ヌクレオチド配列解析で測定して約41.5kDの分子量を有する。推定上
の
開始メチオニンの上流には、ヌクレオチド77で始まる同じ読み枠の終止コドン
がある。GDF−3配列は、N末端の近傍に、分泌のためのシグナル配列を暗示
する疎水性アミノ酸のコアを含んでいる。GDF−3はアスパラギン残基113
および308に2つの可能なN−グリコシル化部位と、アミノ酸249−252
に推定上の四塩基タンパク質分解プロセシング部位(RKRR)を含む。この部
位での開裂は、114個のアミノ酸から成りかつヌクレオチド配列解析で測定し
て非グリコシル化分子量が約13.0kDであると想定されるGDF−3の成熟
フラグメントを生成するだろう。当業者は標準的な技法を使ってグリコシル基を
修飾したり、GDF−3タンパク質からグリコシル基を部分的にまたは完全に除
いたりできるだろう。それゆえ、本発明の機能性タンパク質またはそのフラグメ
ントとして、GDF−3のグリコシル化種、部分的グリコシル化種および非グリ
コシル化種が含まれる。
推定上のタンパク質分解プロセシング部位のあとのGDF−3のC末端領域は
、TGF−βスーパーファミリーの既知メンバーに対して著しい相同を示す。G
DF−3配列は他のファミリーメンバーに高度に保存されている残基のほとんど
を含んでいる(図3参照)。しかし、GDF−3配列はそのC末端領域にシステ
イン残基の異なるパターンを有する。特に、GDF−3は他のファミリーメンバ
ーのすべてに保存されている7個のシステイン残基のうちの1個を欠いている。
すなわち、アミノ酸位置330に、他のすべてのファミリーメンバーはシステイ
ン残基を含んでいるのに、GDF−3配列はバリン残基を含んでいる。さらに、
GDF−3は262位に追加のシステイン残基(想定される開裂部位
から10番目のアミノ酸)を含んでいる。
既知の哺乳動物TGF−βファミリーのメンバーのうち、GDF−3はVgr
−1およびBMP−2に対して最大の相同性を示す(53%の配列同一性)。G
DF−3はツメガエルVg−1に対してより高い相同性を示す(57%の配列同
一性)が、Vg−1のマウス相同体ではなさそうである(例えば、Vgr−1と
BMP−2は、GDF−3がVg−1に相同であるのと同程度にVg−1に相同
である)。しかし、GDF−3は推定上の四塩基プロセシング部位の上流のプロ
領域においてGDF−1とVg−1の両方に相同性を示し(それぞれ28%およ
び29%)、配列相関度はTGF−β1とTGF−β2間でプロ領域に見られる
もの(33%;de Martinら,EMBO J.,6:3673,1987)に匹敵する。GDF−3
はまた、その配列が種を越えて分岐している程度にGDF−1に類似している。
GDF−1の場合と同様に、マウスとヒト間のGDF−3の配列相同は80〜8
5%の範囲のアミノ酸同一であるにすぎないようだ。
組換えGDF−3の一次アミノ酸配列のマイナーな修飾は、本明細書に記載の
GDF−3ポリペプチドと比べて実質的に同等の活性を有するタンパク質をもた
らすかもしれない。かかる修飾は部位特異的突然変異誘発によるもののように故
意であっても、自然に起こるものであってもよい。これらの修飾によって得られ
るポリペプチドのすべては、GDF−3の生物学的活性が依然として存在するの
であれば、本発明に包含される。さらに、1個以上のアミノ酸を欠失させること
も、その生物学的活性を著しく変えることなく分子構造の修飾を可能とする。こ
れはより広い有用性
を有するより小さな活性分子の開発へと導く。例えば、GDF−3の生物学的活
性にとっては必要でないアミノまたはカルボキシ末端のアミノ酸の除去が可能で
ある。
本発明のGDF−3ポリペプチドをコードするヌクレオチド配列は、開示した
配列およびその保存的変更を含むものである。ここで用いる「保存的変更」とい
う用語は、アミノ酸残基を他の生物学的に類似した残基で置き換えることを意味
する。保存的変更の例として、ある疎水性アミノ酸(イソロイシン、バリン、ロ
イシン、メチオニンなど)を別の疎水性アミノ酸と置き換えること、または、あ
る極性アミノ酸を別の極性アミノ酸と置き換えることが含まれ、例えば、リシン
とアルギニンとの置換、アスパラギン酸とグルタミン酸との置換、アスパラギン
とグルタミンとの置換などを挙げることができる。また、「保存的変更」という
用語は、置換ポリペプチドに対して誘起された抗体が非置換ポリペプチドと免疫
反応性であるという条件で、非置換の親アミノ酸の代わりに置換アミノ酸を使用
することも包含する。
本発明のDNA配列はいくつかの方法によって得ることができる。例えば、D
NAは当技術分野で公知のハイブリダイゼーション技法を使って単離し得る。こ
れらには、1)相同ヌクレオチド配列を検出するためのプローブとゲノムまたは
cDNAライブラリーとのハイブリダイゼーション、2)対象のDNA配列にア
ニールし得るプライマーを用いるゲノムDNAまたはcDNAに対するポリメラ
ーゼ連鎖反応(PCR)、および3)構造的特徴を共有するクローン化DNAフ
ラグメントを検出するための発現ライブラリーの抗体スクリーニングが含まれる
が、これらに限らな
い。
好ましくは、本発明のGDF−3ポリヌクレオチドは哺乳動物に由来するもの
であり、マウス、ラットまたはヒト由来のものが最も好ましい。核酸ハイブリダ
イゼーションによるスクリーニング法は、適当なプローブが利用可能であれば、
どの動物からでも任意の遺伝子配列を単離することを可能にする。対象のタンパ
ク質をコードする配列の一部に対応するオリゴヌクレオチドプローブは化学的に
合成可能である。そのためには、短いオリゴペプチドの範囲のアミノ酸配列が既
知でなければならない。タンパク質をコードするDNA配列はアミノ酸配列から
推定することができるが、遺伝暗号の縮重を考慮に入れる必要がある。配列が縮
重をもつときは混合付加反応を行うことが可能である。これは変性二本鎖DNA
の不均質混合物を含む。こうしたスクリーニングでは、一本鎖DNAかまたは変
性二本鎖DNAに対してハイブリダイゼーションを実施することが好ましい。ハ
イブリダイゼーションは、対象のポリペプチドに関係するmRNA配列が極めて
少ない量で存在する供給源から誘導されたcDNAクローンの検出に特に有用で
ある。言い換えれば、非特異的結合を回避するようなストリンジェントハイブリ
ダイゼーション条件を用いることにより、例えば、標的DNAとその完全な相補
体である混合物中の単一プローブとのハイブリダイゼーションにより、特定のc
DNAクローンのオートラジオグラフ可視化を可能にすることができる(Wallac
eら,Nucl.Acid Res.,9:879,1981)。
また、GDF−3をコードする特定のDNA配列は、1)ゲノムDNAからの
二本鎖DNA配列の単離、2)対象のポリペプチ
ドに必要なコドンを提供するためのDNA配列の化学的製造、および3)真核供
与細胞から単離されたmRNAの逆転写による二本鎖DNA配列のin vitro合成
、により得ることができる。後者の場合は、一般にcDNAと呼ばれるmRNA
の二本鎖DNA相補体が最終的に形成される。
組換え法で用いる特定のDNA配列を得るための上記の3方法のうち、ゲノム
DNA単離物の単離が最も一般的でない方法である。イントロンの存在ゆえに哺
乳動物ポリペプチドの微生物発現を得ることが望ましい場合は特にそうである。
目的とするポリペプチド産物のアミノ酸残基の全配列が既知であるときは、D
NA配列の合成がしばしば好適な方法となる。目的とするポリペプチドのアミノ
酸残基の全配列が不明であるときは、DNA配列の直接合成が不可能で、cDN
A配列の合成が好適な方法となる。対象のcDNA配列を得るための標準的な方
法として、高レベルの遺伝子発現を有する供与細胞中に豊富にあるmRNAの逆
転写により誘導されるプラスミド‐またはファージ‐担持cDNAライブラリー
の作製がある。ポリメラーゼ連鎖反応の技法とともに用いると、稀な発現産物で
さえもクローニングすることができる。ポリペプチドのアミノ酸配列のかなりの
部分が知られている場合には、標的cDNA中に存在すると想定される配列を複
写した一本鎖または二本鎖の標識DNAまたはRNAプローブを作製し、該プロ
ーブを、一本鎖形態に変性させたクローン化コピー数のcDNAに対して実施さ
れるDNA/DNAハイブリダイゼーション法において用いることができる(Ja
yら,Nucl.Acid Res.,11:2325,1983)。
ラムダgt11のようなcDNA発現ライブラリーは、GDF−3に特異的な
抗体を用いて、少なくとも1つのエピトープを有するGDF−3ペプチドについ
て間接的にスクリーニングし得る。こうした抗体はポリクローナルであってもモ
ノクローナルであってもよく、GDF−3 cDNAの存在を示す発現産物の検
出に用いられる。
GDF−3をコードするDNA配列は適当な宿主細胞へのDNA導入によりin
vitroで発現させることができる。「宿主細胞」とは、ベクターを増幅しかつそ
のDNAを発現し得る細胞のことである。また、この用語は被験宿主細胞のあら
ゆる子孫をも含むものである。すべての子孫は、複製中に突然変異を起こすこと
があるから、その親細胞と同一でなくてもよいことが理解されよう。しかし、「
宿主細胞」という用語を用いるときは、こうした子孫も含むものとする。安定し
たDNA導入(外来DNAが宿主内に連続的に維持されることを意味する)の手
法は当技術分野で公知である。
本発明では、GDF−3ポリヌクレオチド配列が組換え発現ベクターに挿入さ
れる。「組換え発現ベクター」という用語は、GDF−3遺伝子配列の挿入また
は組込みによって操作された、当技術分野で公知のプラスミド、ウイルスまたは
他の運搬体を指す。かかる発現ベクターは宿主内に挿入した遺伝子配列の効率の
よい転写を促進するプロモーター配列を含む。発現ベクターは複製起点、プロモ
ーター、さらに形質転換細胞の表現型選択を可能にする特殊な遺伝子を含むのが
常である。本発明で使用するのに適したベクターとしては、バクテリア発現用の
T7をベースとした発
現ベクター(Rosenbergら,Gene,56:125,1987)、哺乳動物細胞発現用のpM
SXND発現ベクター(LeeおよびNathans,J.Biol.Chem.,263:3521,1988)
、および昆虫細胞発現用のバキュロウイルス由来のベクターを挙げることができ
るが、これらに限らない。DNAセグメントはプロモーター(例:T7、メタロ
チオネインI、ポリヘドリンプロモーター)のような調節要素に機能的に連結さ
れた状態でベクター中に存在する。
GDF−3をコードするポリヌクレオチド配列は原核生物または真核生物のい
ずれで発現させてもよい。宿主としては、微生物、酵母、昆虫および哺乳動物が
含まれる。原核生物内で真核生物配列またはウイルス配列を有するDNA配列を
発現させる方法は当技術分野で公知である。宿主内で発現・複製しうる生物学的
に機能的なウイルスおよびプラスミドDNAベクターは当技術分野で知られてい
る。本発明のDNA配列を組み込む際には、こうしたベクターが用いられる。
組換えDNAによる宿主細胞の形質転換は、当業者によく知られているような
慣用の技法を使って行われる。宿主が大腸菌のような原核生物である場合は、指
数増殖期の後に回収した細胞からDNA取込み能を有するコンピテント細胞を調
製し、その後当技術分野で公知の手法を用いてCaCl2法で処理する。また、
MgCl2やRbClを用いてもよい。所望により、宿主細胞のプロトプラスト
を形成させた後で形質転換を行うこともできる。
宿主が真核生物である場合は、リン酸カルシウム共沈、マイクロインジェクシ
ョンのような慣用の機械的方法、エレクトロポレーション、リポソーム内に保持
されたプラスミドの挿入、または
ウイルスベクターといったDNAトランスフェクション法が用いられる。真核細
胞はまた、本発明のGDF−3をコードするDNA配列および選択可能な表現型
をコードする第2の外来DNA分子(例えば、単純ヘルペスチミジンキナーゼ遺
伝子)を用いて同時形質転換することもできる。別の方法は、シミアンウイルス
40(SV40)やウシパピローマウイルスのような真核生物ウイルスベクター
を使って真核細胞を一時的に感染させるか形質転換することにより、タンパク質
を発現させる方法である(例えば、Eukaryotic Viral Vectors,Cold Spring Ha
rbor Laboratory,Gluzman編集,1982を参照のこと)。
本発明により提供される、微生物内で発現させたポリペプチドまたはそのフラ
グメントの単離・精製は、分離用クロマトグラフィーおよびモノクローナルまた
はポリクローナル抗体を用いる免疫学的分離を含めて、慣用の手段により行うこ
とができる。
本発明は、GDF−3ポリペプチドと免疫反応性の抗体またはその機能性フラ
グメントを含むものである。様々なエピトープ特異性を有するモノクローナル抗
体のプールから本質的に成る抗体、ならびに明確に異なるモノクローナル抗体調
製物が提供される。モノクローナル抗体は当業者によく知られた方法を用いてタ
ンパク質の抗原含有フラグメントから作られる(Kohlerら,Nature,256:495,19
75)。本発明で用いる「抗体」という用語は、完全な抗体分子のほかに、GDF
−3上のエピトープ決定基と結合し得るFabおよびF(ab')2のような抗体フラ
グメントを包含する。
「細胞増殖性疾患」という用語は、しばしば周囲の組織と形態学的にも遺伝子
型的にも相違するように見える悪性ならびに非悪
性の細胞集団を表す。アンチセンス分子からなるGDF−3ポリヌクレオチドは
、さまざまな器官系の悪性疾患、特に、例えば骨髄、脾臓、胸腺または脂肪組織
の細胞の悪性疾患を治療するのに有用である。本質的に、GDF−3発現の変化
が原因的に関係している疾患はどれも、GDF−3抑制剤による治療に感受性で
あると考えられる。骨髄由来細胞と関連した、こうした疾患の1つが例えば白血
病である。「免疫疾患」という用語は、免疫系の細胞、例えばリンパ球を巻き込
んだ疾患を意味する。かかる免疫疾患としては例えば炎症過程と関連した疾患が
含まれる。免疫疾患は免疫学的細胞増殖性疾患に限らない。
本発明は、骨髄、脾臓、胸腺又は脂肪組織の細胞増殖性又は免疫学的障害を検
出する方法であって、抗GDF−3抗体をGDF−3関連障害を有する疑いがあ
る細胞と接触させ、その抗体への結合を検出することを含む方法を提供する。G
DF−3と反応性のこの抗体は、GDF−3への結合を検出できるようにする化
合物で標識される。本発明の目的のために、GDF−3ポリペプチドに特異的な
抗体を用いて生物学的流体及び組織中のGDF−3のレベルを検出することがで
きる。検出可能な量の抗原を含有するあらゆる検体を用いることができる。この
発明の好ましいサンプルは、骨髄起源の組織、特に造血幹細胞又は始原細胞を含
有する組織である。疑いのある細胞中のGDF−3のレベルを正常細胞中のレベ
ルと比較して、被験体がGDF−3関連細胞増殖性又は免疫学的障害を有するか
どうかを確認することができる。好ましくは、被験体はヒトである。
本発明の抗体は、in vitro又はin vivo免疫診断又は免疫療法を施すのが望ま
しいあらゆる被験体に用いることができる。本発明の抗体は、例えば、イムノア
ッセイに用いるのに適しており、その際それらを液相で用いても固相キャリヤー
に結合させてもよい。加えて、これらイムノアッセイにおける抗体を検出できる
ように種々の方法で標識することができる。本発明の抗体を用いることができる
タイプのイムノアッセイの例は、直接又は間接フォーマットのいずれかの競合及
び非競合イムノアッセイである。かかるイムノアッセイの例は、ラジオイムノア
ッセイ(RIA)及びサンドイッチ(免疫測定)アッセイである。本発明の抗体
を用いる抗原の検出は、生理学的サンプルでの免疫組織化学的アッ
セイを含む、フォワード、リバース、又は同時モードのいずれで行われるイムノ
アッセイを用いても行うことができる。当業者は、過度な実験を重ねることなく
他のイムノアッセイフォーマットを認知するか、又は容易に認識できるであろう
。
本発明の抗体は、多くの異なるキャリヤーに結合できるので、本発明のポリペ
プチドを含む抗原の存在を検出するのに用いることができる。周知のキャリヤー
の例には、ガラス、ポリスチレン、ポリプロピレン、ポリエチレン、デキストラ
ン、ナイロン、アミラーゼ、天然及び変性セルロース、ポリアクリルアミド、ア
ガロース及び磁鉄鉱が含まれる。このキャリヤーの性質は、本発明の目的のため
には可溶性であっても不溶性であってもよい。当業者は、抗体を結合させるのに
適する他のキャリヤーを認知するか、又は日常的な実験を用いてそうしたものを
探知できるであろう。
当業者にとって既知の多くの異なる標識及び標識方法がある。本発明に用いる
ことができるタイプの標識の例には、酵素、放射性同位元素、蛍光性化合物、コ
ロイド状金属、化学発光性化合物、リン光性化合物、及び生物発光化合物が含ま
れる。当業者は、抗体に結合するのに適する他の標識を認知するか、又は日常的
な実験を用いてそうしたものを探知できるであろう。
より大きな感度をもたらすこともできるもう1つの技術は、これら抗体を低分
子量ハプテンにカップリングさせることからなる。次いで、第2反応によってこ
れらハプテンを特異的に検出することができる。例えば、特異的抗ハプテン抗体
と反応するビオチン(アビジンと反応する)、ジニトロフェニル、ピリドキサー
ル、及びフルオレセインのようなハプテンを用いるのが普通である。
抗原のin vivo検出に本発明のモノクローナル抗体を用いるに際して、検出で
きるように標識された抗体を診断に有効な用量投与する。「診断に有効」という
用語は、検出できるように標識されたモノクローナル抗体の量が、本発明のポリ
ペプチド(このポリペプチドに対してモノクローナル抗体は特異的である)を含
む抗原を有する部位の検出が可能になるのに十分な量で投与されることを意味し
ている。
検出できるように標識されたモノクローナル抗体の投与濃度は、該ポリペプチ
ドを有する細胞への結合がバックグラウンドに比較して検出可能になるのに十分
な濃度であるべきである。更に、最良の標的対バックグラウンド信号比を得るた
めに、検出できるように標識されたモノクローナル抗体が循環系から急速に浄化
されることが望ましい。
一般に、検出できるように標識されたモノクローナル抗体のin vivo診断のた
めの用量は、個体の年齢、性別、及び疾患の程度の如き要因に依存して変動する
であろう。かかる用量は、例えば、注射が多数回行われるかどうか、抗原負担、
及び当業者に知られている他の要因に依存して変動してもよい。
in vivo診断的画像化については、利用可能な検出装置のタイプが、所定の放
射性同位元素を選択するにあたっての主因となる。選ばれる放射性同位元素は、
所与のタイプの装置で検出可能なタイプの崩壊を起こさければならない。in viv
o診断用の放射性同位元素を選択するに際して重要なもう1つ要因は、宿主に対
して有害な放射線を最小限に抑えることである。理想的には、in vivo画像化に
用いられる放射性同位元素は粒子放射を欠くが、
慣用的なガンマカメラにより簡単に検出できる140〜250keVの範囲の多
数の光量子を生成するであろう。
in vivo診断については、介在官能基を用いることにより放射性同位元素を直
接又は間接にイムノグロブリンに結合させてもよい。金属イオンとして存在する
放射性同位元素をイムノグロブリンに結合させるのにしばしば用いられる介在官
能基は、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)及びエチレンジアミン四酢酸
(EDTA)及び類似の分子の如き二官能性キレート剤である。本発明のモノク
ローナル抗体に結合できる金属イオンの典型的な例は、111In、97Ru、67G
a、68Ga、72As、89Zr、及び201Tlである。
本発明のモノクローナル抗体は、磁気共鳴画像化(MRI)又は電子スピン共
鳴(ESR)におけるように、in vivo診断の目的のために常磁性同位元素で標
識することもできる。一般に、診断画像を可視化するあらゆる慣用方法を用いる
ことができる。通常、ガンマ及び陽電子放射性ラジオアイソトープが、MRI用
のカメラ画像化及び常磁性同位元素として用いられる。かかる技術に特に有用で
ある元素には、157Gd、55Mn、162Dy、52Cr、及び55Feが含まれる。
本発明のモノクローナル抗体は、in vitro及びin vivoで用いて被験体のGD
F−3関連疾患の改善の経過を追跡することができる。かくして、例えば、本発
明のポリペプチドを含む抗原を発現する細胞の数の増加若しくは減少、又は種々
の体液中に存在するかかる抗原の濃度の変化を測定することにより、GDF−3
関連疾患の改善を狙った特定の療法が効果的であるかどうかを
確認することが可能になろう。「改善」という用語は、治療を受けている被験体
のGDF−3関連疾患の好ましくない作用が少なくなることを表す。
本発明は、正常細胞における発現に比較して変異した方法で発現され得るヌク
レオチド配列を同定するものであり、従ってこの配列に向けられる適切な治療又
は診断法を設計するのが可能となる。かくして、細胞増殖性又は免疫学的障害が
GDF−3の発現と関連している場合には、翻訳レベルでGDF−3発現を妨害
する核酸配列を用いることができる。このアプローチは、例えば、アンチセンス
核酸及びリボザイムを用いて特定のGDF−3mRNAの翻訳を遮断するもので
あって、それはアンチセンス核酸でそのmRNAをマスクするか又はリボザイム
でそれを開裂させるかのいずれかによりなされる。
アンチセンス核酸は、特定のmRNA分子の少なくとも一部に相補的であるD
NA又はRNA分子である(Weintraub,Scientific American,262:40,1990)
。細胞内でアンチセンス核酸は対応するmRNAにハイブリダイズして二本鎖分
子を形成する。細胞は二本鎖であるmRNAを翻訳しないであろうから、アンチ
センス核酸はこのmRNAの翻訳を妨害することになる。約15ヌクレオチドの
アンチセンスオリゴマーが好ましい。というのは、それらは、より大きな分子よ
りも簡単に合成できかつ標的GDF−3産生細胞内に導入したときにあまり問題
を起こしそうにないからである。遺伝子のin vitro翻訳を阻害するためにアンチ
センス法を用いることは、当該技術分野で周知である(Marcus-Sakura,Anal.B
iochem.,172:289,1988)。
リボザイムは、DNA制限エンドヌクレアーゼと類似のやり方で他の一本鎖R
NAを特異的に開裂する能力を有するRNA分子である。これらRNAをコード
するヌクレオチド配列の修飾により、RNA分子内の特定のヌクレオチド配列を
認識してそれを開裂する分子を工学的に作ることが可能である(Chen,J.Amer.
Med.Assn.,260:3030,1988)。このアプローチの主要な利点は、それらが配列
特異性であるので、特定の配列を有するmRNAだけを不活性にする点である。
2つの基本的なタイプのリボザイム、即ち、テトラヒメナ型(Hasselhoff,Na
ture,334:585,1988)及び“ハンマーヘッド”型がある。テトラヒメナ型リボ
ザイムは長さが4塩基の配列を認識し、“ハンマーヘッド”型リボザイムは長さ
が11〜18塩基の塩基配列を認識する。認識配列が長ければ長いほど、その配
列が標的mRNA種内に独占的に存在する可能性が大きくなる。従って、特定の
mRNA種を不活性化するには、ハンマーヘッド型リボザイムがテトラヒメナ型
リボザイムよりも好ましく、しかも18塩基の認識配列がそれより短い認識配列
よりも好ましい。
本発明は、GDF−3タンパク質により媒介される細胞増殖性又は免疫学的障
害を治療するための遺伝子治療も提供する。かかる療法は、GDF−3アンチセ
ンスポリヌクレオチドをこの増殖性障害を有する細胞内に導入することによりそ
の治療効果を奏することになる。アンチセンスGDF−3ポリヌクレオチドの運
搬(デリバリー)は、キメラウイルスの如き組換え発現ベクター又はコロイド分
散系を用いて行うことができる。アンチセンス配列の治療的デリバリーに特に好
ましいのは、標的設定(ターゲティ
ング)されたリポソームを用いることである。
ここに教示した遺伝子治療に用いることができる種々のウイルスベクターには
、アデノウイルス、ヘルペスウイルス、ワクシニア又は、好ましくは、レトロウ
イルスの如きRNAウイルスが含まれる。好ましくは、レトロウイルスベクター
は、マウス又は鳥類のレトロウイルスの誘導体である。単一の異種遺伝子を挿入
することができるレトロウイルスの例には、モロニーマウス白血病ウイルス(M
oMuLV)、ハーベイ(Harvey)マウス肉腫ウイルス(HaMuSV)、マウ
ス乳癌ウイルス(MuMTV)、及びラウス肉腫ウイルス(RSV)が含まれる
が、これらに限定されない。多くの更なるレトロウイルスベクターが複数の遺伝
子を組み込むことができる。導入細胞が同定されて世代形成できるように、これ
ら全てのベクターは、選択マーカー用の遺伝子を移入するか又は取り込むことが
できる。興味の対象であるGDF−3配列を、例えば、特定の標的細胞上のレセ
プターのリガンドをコードする別の遺伝子と一緒にウイルスベクターに挿入する
ことにより、そのベクターはその時点で標的特異性となる。レトロウイルスベク
ターを、例えば、糖、糖脂質又はタンパク質をコードするポリヌクレオチドを挿
入することによって標的特異性にしてもよい。好ましい標的設定(ターゲティン
グ)は、抗体を用いることにより行われる。当業者は、過度な実験を重ねること
なく、GDF−3アンチセンスポリヌクレオチドを含有するレトロウイルスベク
ターの標的特異性デリバリーを可能にするためにレトロウイルスゲノム内に挿入
できる特定のポリヌクレオチド配列を認知するか、又は容易に探知できるであろ
う。
組換えレトロウイルスは欠損ウイルスであるので、感染性ベクター粒子を生成
させるためにはそれらは助けを必要とする。この助けは、例えば、レトロウイル
スの全ての構造遺伝子をそのLTR内の調節配列の制御下でコードするプラスミ
ドを含有するヘルパー細胞系を用いることにより提供することができる。これら
プラスミドには、そのパッケージング機構がキャプシデーション(包膜)のため
にRNA転写産物を認識するのを可能にするヌクレオチド配列が存在しない。こ
のパッケージングシグナルの欠失を有するヘルパー細胞系には、例えば、Ψ2、
PA317及びPA12が含まれるが、これらに限定されない。これら細胞系は
、ゲノムがパッケージされていないので、空のビリオンを産生する。パッケージ
ングシグナルは完全であるが構造遺伝子が興味の対象である他の遺伝子により置
換されている細胞内にレトロウイルスベクターを導入した場合には、そのベクタ
ーはパッケージされてベクタービリオンを産生することができる。
また、NIH 3T3又は他の組織培養細胞は、レトロウイルス構造遺伝子g
ag、pol及びenvをコードするプラスミドで慣用的なリン酸カルシウムト
ランスフェクションにより直接トランスフェクトすることができる。次いで、こ
れら細胞を対象の遺伝子を含有するベクタープラスミドでトランスフェクトする
。得られる細胞は、培地中にそのレトロウイルスベクターを放出する。
GDF−3アンチセンスポリヌクレオチドのもう1つの標的デリバリーシステ
ムは、コロイド分散系である。コロイド分散系には、巨大分子複合体、ナノカプ
セル、微小球、ビーズ、及び、水
中油エマルジョン、ミセル、混合ミセル及びリポソームを含む脂質に基づく系が
含まれる。この発明の好ましいコロイド系はリポソームである。リポソームは、
in vitro及びin vivoでの運搬体として有用である人工膜小胞である。サイズが
0.2〜4.0μmの大きな単ラメラ小胞(large unilamellar vesicle,LU
V)が巨大分子を含有する相当なパーセンテージの水性緩衝液を封入できること
が分かった。RNA、DNA及び無傷ビリオンをその水性内部に封入して、生物
活性形態で細胞へ運搬することができる(Fraleyら,Trends Biochem.Sci.,6:
77,1981)。哺乳動物細胞に加えて、リポソームは、植物、酵母、及び細菌細胞
へのポリヌクレオチドの運搬に用いられてきた。リポソームが効率のよい遺伝子
導入運搬体であるためには、次の特徴が示されるべきである:(1)対象となる
遺伝子を高い効率で封入するがそれらの生物活性を弱めないこと;(2)非標的
細胞に比較して標的細胞に優先的かつ強固に結合すること;(3)標的細胞の細
胞質へ該小胞の水性内容物を高い効率で運搬すること;及び(4)遺伝子情報を
正確かつ効率的に発現すること(Manninoら,Biotechniques,6:682,1988)。
リポソームの組成は、通常、リン脂質、特に高い相転移温度のリン脂質とステ
ロイド、特にコレステロールとを組み合わせたものである。他のリン脂質又は他
の脂質を用いることもできる。リポソームの物理的特性は、pH、イオン強度、
及び二価カチオンの存在に依存する。
リポソーム生成に有用な脂質の例には、ホスファチジルグリセロール、ホスフ
ァチジルコリン、ホスファチジルセリン、ホスフ
ァチジルエタノールアミン、スフィンゴ脂質、セレブロシド及びガングリオシド
の如きホスファチジル化合物が含まれる。特に有用なのは、脂質部分が14〜1
8個炭素原子、特に16〜18個炭素原子を含有し飽和であるジアシルホスファ
チジルグリセロールである。実例となるリン脂質には、卵ホスファチジルコリン
、ジパルミトイルホスファチジルコリン及びジステアロイルホスファチジルコリ
ンが含まれる。
リポソームの標的設定(ターゲティング)は、解剖学的及び機械学的要因に基
づいて分類される。解剖学的分類は、選択性、例えば、器官特異性、細胞特異性
及びオルガネラ特異性のレベルに基づく。機械学的標的設定は、それが受動的で
あるか能動的であるかに基づいて区別することができる。受動的標的設定は、洞
様毛細血管を含む器官内の細網内皮系(reticulo-endothelialsystem,RES)
の細胞に分布するリポソームの自然的傾向を利用するものである。一方、能動的
標的設定は、リポソームをモノクローナル抗体、糖、糖脂質又はタンパク質の如
き特異的リガンドにカップリングさせることにより又はリポソームの組成若しく
はサイズを変えることによりリポソームを改変して、天然に存在する局在部位以
外の器官及び細胞型に標的設定することを包含する。
標的デリバリーシステムの表面をいろいろな方法で修飾することができる。リ
ポソーム標的デリバリーシステムの場合には、脂質基をリポソームの脂質二重層
内に取り込ませて、標的指向性リガンドをリポソーム二重層との安定な結合状態
で維持するようにできる。脂質鎖を標的指向性リガンドに結合するために種々の
連
結基を用いることができる。
骨髄、脾臓、胸腺及び脂肪組織内でのGDF−3の発現のために、これら組織
に関連する本発明のポリペプチド、ポリヌクレオチド及び抗体を用いる種々の応
用がある。GDF−3は造血の調節にある役割を果たすであろうから、種々の移
植操作に有用であろう。組織移植についての応用に加えて、細胞増殖性及び免疫
学的障害の治療への応用が含まれる。
以下の実施例は、本発明を説明するものであって限定を意図するものではない
。それらは用いられるかも知れない実例を代表しているが、当業者にとって既知
の他の手法を代わりに用いてもよい。
実施例1
新規なTGF-βファミリーメンバーの同定と単離
TGF-βスーパーファミリーの新しいメンバーを同定するため、公知のファミリ
ーメンバーにおける2つの保存領域に対応する縮重オリゴヌクレオチドを設計し
た。1つの領域は2つのトリプトファン残基の間にわたる、MISを除いて全ての
ファミリーメンバーに保存されているものであり、もう1つの領域はC-末端に近
い不変システイン残基の間にわたるものである。これらのプライマーをマウスゲ
ノムDNA上でのポリメラーゼ連鎖反応に使用し、その後プライマーの5’末端に
置かれた制限部位を利用してPCR生成物をサブクローン化し、これらのサブクロ
ーン化された挿入物を含む大腸菌の個々のコロニーを採集し、そしてランダムな
配列決定とハイブリダイゼーション分析を組み合わせて使用して、前記スーパー
ファミリーの公知のメンバーを除外した。
GDF-3は、プライマーである
により得られたPCR生成物の混合物から同定された。
これらのプライマーを使用したPCRは、2μgのマウスゲノムDNAを使用して、
94℃で1分間、42℃で2分間、72℃で3.5分間、40サイクル行った。
約280 bpのPCR生成物をゲル精製し、EcoRIにより消化し、再
度ゲル精製し、Bluescriptベクター(Stratagene,San Diego,CA)中にサブク
ローン化した。個々のサブクローンを含む細菌コロニーを96ウェルマイクロタイ
タープレートに採集し、ニトロセルロース上に細胞をプレーティングすることに
より複数のレプリカを調製した。複写したフィルターを、ファミリーの公知のメ
ンバーを示すプローブとハイブリダイズさせ、ハイブリダイズしないコロニーか
ら配列分析のためのDNAを調製した。
SJL120及びSJL121のプライマーは、それぞれアミノ酸配列EVGWH(R/S)WV(I/M)A
P及びYEDMVVDECGCをコードしており、その組合せは、分析した80のサブクローン
中、1種の先に同定されていた配列GDF-1及び2つの新規な配列を与え、この2
つの新規な配列のうちの1つをGDF-3と指称することとした。
ハイブリダイゼーションを5×SSPE、10%硫酸デキストラン、50%ホルムアミド
、1%SDS、200μg/mlサケDNA並びにウシ血清アルブミン、フィコール及びポリビ
ニルピロリドンのそれぞれ0.1%中で行った以外は、RNA単離及びノーザン分析は
以前に記載されたようにして行った(Lee,S.J.,Mol.Endocrinol.,4:1034,19
90)。Stratageneにより与えられた指示書に従い、骨髄からポリA選択したRNA
2.5μgから、オリゴdTプライマーを用いてcDNAライブラリーをλZAPIIベクター
中に調製した。スクリーニングの前にライブラリーを1回増幅した。フィルター
を前に記載されたようにハイブリダイズさせた(Lee,S.J.,Proc.Natl.Acad.
Sci.USA.,88:4250-4254,1991)。ジデオキシチェーンターミネーション法(S
angerら,Proc.Natl.Acad.Sci.,USA,74:5463-5467,1977)及びS1ヌクレア
ーゼ/エキソヌクレアーゼIIIの組
合せによる方法(Henikoff,S.,Gene,28:351-359,1984)及び合成オリゴヌク
レオチドプライマーを使用することにより、両鎖のDNA配列決定を行った。
実施例2
GDF-3の発現パターン及び配列
GDF-3の発現パターンを調べるため、種々の成体組織から調製したRNA試料をノ
ーザン分析によりスクリーニングした。各組織から調製した、2回ポリA選択し
たRNAの5μgをホルムアルデヒドゲル上で電気泳動にかけ、ブロットし、GDF-3
で釣り上げた。図1に示すように、GDF-3プローブは、胸腺、脾臓、骨髄及び脂
肪組織中に発現された1.3kb mRNAを検出した。
1.8×106組換えファージからなる骨髄cDNAライブラリーをλZAP II中に構築し
、GDF-3 PCR生成物から得たプローブを使用してスクリーニングした。ハイブリ
ダイズする最も長いクローンの全ヌクレオチド配列を図2に示す。共通のN-グリ
コシレーションシグナルを無地のボックスにより示す。推定の4塩基プロセシン
グ部位を点で描いたボックスにより示す。推定の開始ATGの上流の読み枠内終結
コドン及び共通のポリアデニレーションシグナルに下線を付した。ポリA尾部は
示していない。数字は5’末端からみたヌクレオチドの位置を示す。この1280 bp
配列は、ヌクレオチド122のメチオニンコドンから始まり、41.5kDの分子量を有
する366アミノ酸長のタンパク質をコードし得る長いオープンリーディングフレ
ームを含んでいる。推定上の開始メチオニンの上流はヌクレオチド77から始まる
読み枠内終結コドンである。予測
されるGDF-3アミノ酸配列は疎水性N-末端領域を含み、これは分泌のためのシグ
ナル配列を示唆するものであり、またアスパラギン残基113及び308における2つ
の可能性のあるN-結合グリコシル化部位並びにアミノ酸249-252における推定の
4塩基タンパク質分解プロセシング部位(RKRR)を含む。この部位におけるGDF-
3前駆体の開裂により、非グリコシル化分子量が13.0kDと予測される114アミノ酸
長の成熟GDF-3タンパク質が生成されるであろう。
推定のタンパク質分解プロセシング部位に続くGDF-3のC-末端領域は、TGF-β
スーパーファミリーの公知のメンバーに対して有意な相同性を示す(図3)。図
3は、GDF-3のC-末端配列と、ヒトGDF-1(Lee,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,8
8:4250-4254,1991)、ツメガエルVg-1(Weeksら,Cell,51:861-867,1987)、
ヒトVgr-1(Celesteら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,87:9843-9847,1990)、
ヒトOP-1(Ozkaynakら,EMBO J.,2:2085-2093,1990)、ヒトBMP-5(Celesteら
,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,87:9843-9847,1990)、ショウジョウバエ60A(
Whartonら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,88:9214-9218,1991)、ヒトBMP-2及
び4(Wozneyら,Science,242:1528-1534,1988)、ショウジョウバエDPP(Padg
ettら,Nature,325:81-84,1987)、ヒトBMP-3(Wozneyら,Science,242:1528
-1534,1988)、ヒトMIS(Cateら,Cell,45:685-698,1986),ヒトインヒビン
α、βA、及びβB(Masonら,Biochem,Biophys.Res.Commun.,135:957-964
,1986)、ヒトTGF-β1(Derynckら,Nature,316:701-705,1985)、ヒトTGF-
β2(deMartinら,EMBOJ.,6:3673-3677,1987)、ヒ
トTGF-β3(ten Dijke ら,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,85:4715-4719,1988
)、ニワトリTGF-β4(Jakowlewら,Mol.Endocrinol.,2:1186-1195,1988)、
並びにツメガエルTGF-β5(Kondaiahら,J.Biol.Chem.,265:1089-1093,1990
)の対応する領域との並列化を示すものである。保存システイン残基には影を付
した。ダッシュは並列化を最大とするために入れたギャップである。
図4は、TGF-βスーパーファミリー中の異なるメンバーの間のアミノ酸相同性
を示す。数字は、第1の保存システインからC-末端まで計算した各対のアミノ酸
の同一性のパーセントを表す。ボックスは、特定のサブグループ内の高度に関連
したメンバーにおける相同性を示す。
GDF-3は、その他のファミリー全メンバーに保存されている7つのシステイン
の4番目のシステイン残基を欠いている。このシステイン残基は、TGF-β2の場
合、成熟二量体において分子間ジスルフィド結合の形成に関与する唯一のシステ
インとして知られている(Daopinら,Science,257:369,1992;Schlunegger an
dGrutter,Nature,358:430,1992)。従って、GDF-3は二量体を形成しないかも
しれず、あるいは共有結合されていない二量体を形成し、ここではサブユニット
間の相互作用が強力であり制御の主役となっているかもしれない。GDF-3配列は
、第1の保存システインの4アミノ酸上流に別のシステイン残基を含んでいる。
別のシステイン残基を含むファミリーのメンバーとしてはTGF-β類及びインヒビ
ンβ類しか知られておらず、これらはそれぞれ2つの別のシステイン残基を含ん
でいる。TGF-β2の場合、これらの別のシステイン残基は分子間ジスルフィド結
合を形成するものと
して知られている(Daopin、上出)。GDF-3は単一の別のシステイン残基を含ん
でいるので、GDF-3は対を形成しないシステインを含む唯一のファミリーのメン
バーであるようである。あるいは、GDF-3はホモ二量体あるいは他のファミリー
のメンバーとのヘテロ二量体としてジスルフィド結合二量体を形成し、この別の
システインが分子間のジスルフィド結合の形成に関与するとも考えられる。実際
、GDF-3の全体の構造がTGF-β2のものと同様であるとすると、この余分なシステ
インの「手」の「親指」における位置(Daopin、前掲)はそのような役割に合致
する。
実施例3
ヒト-GDF-3の単離
実施例1に記載したのと同じプライマー対(プライマーSJL 120及び121)を使
用して、ヒトゲノムDNAによりPCR生成物を得たが、これはGDF-3に対して有意な
相同性を示した(約82%のアミノ酸同一性、図5)。マウス及びヒトゲノムDNAの
サザン分析は、0.9M 塩化ナトリウム、50 mMリン酸ナトリウム(pH 7.0)、10m
M EDTA、10%硫酸デキストラン、50%ホルムアミド、1%SDS、200μg/mlサケ精巣DN
A並びにウシ血清アルブミン、フィコール及びポリビニルピロリドンのそれぞれ0
.1%中で、37℃で行った。図6に示したように、プローブがマウスGDF-3配列に由
来する場合も、あるいは高度に関連するヒト配列に由来する場合も、ハイブリダ
イゼーションバンドの同じパターンが得られた。従って、データは図5に示した
ヒト配列がヒトGDF-3であることを示している。
本発明を現時点で好ましい態様を引用して説明したが、本発明の概念を逸脱す
ることなく種々の改変を行うことができることが理解されるべきである。従って
、本発明は以下の請求の範囲によってのみ限定されるものである。
配列の要約
配列番号1は、GDF-3のためのPCRプライマー、SJL 120のヌクレオチド配列で
ある。
配列番号2は、GDF-3のためのPCRプライマー、SJL 121のヌクレオチド配列で
ある。
配列番号3は、プライマーSJL 120によりコードされたアミノ酸配列である。
配列番号4は、プライマーSJL 121によりコードされたアミノ酸配列である。
配列番号5は、マウスGDF-3についてのヌクレオチド配列及び推定アミノ酸配
列である。
配列番号6は、マウスGDF-3についての推定アミノ酸配列である。
配列番号7は、GDF-3のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号8は、GDF-9のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号9は、GDF-1のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号10は、Vg-1のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号11は、Vgr-1のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号12は、OP-1のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号13は、BMP-5のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号14は、60AのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号15は、BMP-2のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号16は、BMP-4のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号17は、DPPのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号18は、BMP-3のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号19は、MISのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号20は、インヒビン−αのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号21は、インヒビン−βAのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号22は、インヒビン−βBのC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号23は、TGF-β1のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号24は、TGF-β2のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号25は、TGF-β3のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号26は、TGF-β4のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号27は、TGF-β5のC-末端領域のアミノ酸配列である。
配列番号28は、ヒトGDF-3のヌクレオチド配列である。
配列番号29は、ヒトGDF-3の推定アミノ酸配列である。
配列表
配列番号:1
配列の長さ:41塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:DNA(genomic)
直接の起源
クローン:SJL120
配列の特徴
特徴を表す記号:CDS
存在位置:1..41
他の情報:Rが存在する場合、R=アデニンまたはグアニン;
N=イノシン;Y=チミンまたはシトシン;M=アデニンまたは
シトシン
配列
配列番号:2
配列の長さ:42塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:DNA(genomic)
直接の起源
クローン:SJL121
配列の特徴
特徴を表す記号:CDS
存在位置:1..42
他の情報:Rが存在する場合、R=グアニンまたはアデニン;
Nが存在する場合、N=イノシン;Yが存在する場合、Y=チミン
またはシトシン
配列
配列番号:3
配列の長さ:11アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
直接の起源
クローン:SJL120
配列の特徴
特徴を表す記号:peptide
存在位置:1..12
他の情報:Argが存在する場合、Arg=ArgまたはSer;
Ileが存在する場合、Ile=IleまたはMet
配列
配列番号:4
配列の長さ:11アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:ペプチド
直接の起源
クローン:SJL121
配列の特徴
特徴を表す記号:peptide
存在位置:1..11
配列
配列番号:5
配列の長さ:1280塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:DNA(genomic)
直接の起源
クローン:GDF-3
配列の特徴
特徴を表す記号:CDS
存在位置:122..1219
配列
配列番号:6
配列の長さ:366アミノ酸
配列の型:アミノ酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
配列
配列番号:7
配列の長さ:117アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:GDF-3
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..117
配列
配列番号:8
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:GDF-9
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:9
配列の長さ:122アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:GDF-1
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..122
配列
配列番号:10
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:Vg-1
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:11
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:Vgr-1
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:12
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:OP-1
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:13
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:BMP-5
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:14
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:60A
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:15
配列の長さ:117アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:BMP-2
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..117
配列
配列番号:16
配列の長さ:117アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:BMP-4
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..117
配列
配列番号:17
配列の長さ:118アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:DPP
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..118
配列
配列番号:18
配列の長さ:119アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:BMP-3
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..119
配列
配列番号:19
配列の長さ:115アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:MIS
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..115
配列
配列番号:20
配列の長さ:121アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:Inhibin α
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..121
配列
配列番号:21
配列の長さ:121アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:Inhibin βA
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..121
配列
配列番号:22
配列の長さ:120アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:Inhibin βB
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..120
配列
配列番号:23
配列の長さ:114アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:TGF-β1
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..114
配列
配列番号:24
配列の長さ:114アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:TGF-β2
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..114
配列
配列番号:25
配列の長さ:114アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:TGF-β3
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..114
配列
配列番号:26
配列の長さ:116アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:TGF-β4
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..116
配列
配列番号:27
配列の長さ:114アミノ酸
配列の型:アミノ酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
直接の起源
クローン:TGF-β5
配列の特徴
特徴を表す記号:protein
存在位置:1..114
配列
配列番号:28
配列の長さ:201塩基対
配列の型:核酸
鎖の数:一本鎖
トポロジー:直鎖状
配列の種類:DNA(genomic)
直接の起源
クローン:GDF-3
配列の特徴
特徴を表す記号:CDS
存在位置:1..201
配列
配列番号:29
配列の長さ:67アミノ酸
配列の型:アミノ酸
トポロジー:直鎖状
配列の種類:タンパク質
配列
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
A61K 39/395 E 9284−4C
T 9284−4C
48/00 8314−4C
C07H 21/04 8615−4C
C07K 14/52 8318−4H
16/24
C12P 21/08 9358−4B
G01N 33/53 D 8310−2J
33/577 B 8310−2J
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.実質的に純粋な増殖分化因子−3(GDF−3)およびその機能性フラグメ ント。 2.請求項1のGDF−3ポリペプチドをコードする、単離されたポリヌクレオ チド配列。 3.前記のポリヌクレオチドが哺乳動物細胞から単離されるものである、請求項 2に記載のポリヌクレオチド配列。 4.哺乳動物細胞がマウス、ラットおよびヒト細胞よりなる群から選ばれる、請 求項3に記載のポリヌクレオチド配列。 5.請求項2のポリヌクレオチドを含む発現ベクター。 6.前記のベクターがプラスミドである、請求項5に記載のベクター。 7.前記のベクターがウイルスである、請求項5に記載のベクター。 8.請求項5のベクターで安定に形質転換された宿主細胞。 9.前記の細胞が原核細胞である、請求項8に記載の宿主細胞。 10.前記の細胞が真核細胞である、請求項8に記載の宿主細胞。 11.請求項1のポリペプチドと反応性の抗体またはそのフラグメント。 12.前記の抗体がポリクローナルである、請求項11に記載の抗体。 13.前記の抗体がモノクローナルである、請求項11に記載の抗体。 14.請求項11の抗体を、GDF−3関連疾患の疑いがある患者の標本と接触させ 、該抗体の結合を検出することからなる、細胞増殖性疾患の検出方法。 15.前記の細胞が造血細胞である、請求項14に記載の方法。 16.細胞増殖性疾患が白血病である、請求項14に記載の方法。 17.検出をin vivoで行う、請求項14に記載の方法。 18.抗体が検出可能なように標識されている、請求項17に記載の方法。 19.検出可能な標識が放射性同位体、蛍光化合物、生物発光化合物および化学発 光化合物よりなる群から選ばれる、請求項18に記載の方法。 20.検出をin vitroで行う、請求項14に記載の方法。 21.抗体が検出可能なように標識されている、請求項20に記載の方法。 22.標識が放射性同位体、蛍光化合物、生物発光化合物、化学発光化合物および 酵素よりなる群から選ばれる、請求項21に記載の方法。 23.GDF−3の発現に関連した細胞増殖性疾患の治療方法であって、該細胞と GDF−3活性を抑制する薬剤とを接触させることからなる方法。 24.前記の薬剤が抗GDF−3抗体である、請求項23に記載の方法。 25.前記の薬剤がGDF−3アンチセンス配列である、請求項23に記載の方法。 26.前記の細胞が造血細胞である、請求項23に記載の方法。 27.細胞増殖性疾患が白血病である、請求項23に記載の方法。 28.GDF−3活性を抑制する薬剤が運び屋を使って細胞に導入される、請求項 23に記載の方法。 29.前記の運び屋がコロイド分散系である、請求項28に記載の方法。 30.コロイド分散系がリポソームである、請求項29に記載の方法。 31.リポソームが本質的にターゲット特異的である、請求項30に記載の方法。 32.リポソームが解剖学的にターゲティング(標的設定)される、請求項31に記 載の方法。 33.リポソームが機械学的にターゲティングされる、請求項32に記載の方法。 34.機械学的ターゲティングが受動的である、請求項33に記載の方法。 35.機械学的ターゲティングが能動的である、請求項33に記載の方法。 36.リポソームが糖、糖脂質およびタンパク質よりなる群から選ばれる成分と結 合することにより能動的にターゲティングされる、請求項35に記載の方法。 37.タンパク質成分が抗体である、請求項36に記載の方法。 38.前記の運び屋がウイルスである、請求項37に記載の方法。 39.前記のウイルスがRNAウイルスである、請求項38に記載の方法。 40.RNAウイルスがレトロウイルスである、請求項39に記載の方法。 41.レトロウイルスが本質的にターゲット特異的である、請求項40に記載の方法 。 42.ターゲット特異性のための成分がレトロウイルスゲノムに挿入されたポリヌ クレオチドによりコードされる、請求項41に記載の方法。 43.ターゲット特異性のための成分が糖、糖脂質およびタンパク質 よりなる群から選ばれる、請求項42に記載の方法。 44.前記のタンパク質が抗体である、請求項43に記載の方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
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| US08/003,140 | 1993-01-12 | ||
| PCT/US1994/000666 WO1994015965A1 (en) | 1993-01-12 | 1994-01-12 | Growth differentiation factor-3 |
Publications (1)
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|---|---|
| JPH08505771A true JPH08505771A (ja) | 1996-06-25 |
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Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
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| WO (1) | WO1994015965A1 (ja) |
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