JPH08506295A - 自己操向鉄道ボギー - Google Patents
自己操向鉄道ボギーInfo
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- JPH08506295A JPH08506295A JP6517441A JP51744194A JPH08506295A JP H08506295 A JPH08506295 A JP H08506295A JP 6517441 A JP6517441 A JP 6517441A JP 51744194 A JP51744194 A JP 51744194A JP H08506295 A JPH08506295 A JP H08506295A
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Abstract
(57)【要約】
2個の対向するレールを有する鉄道軌道上を走行する自己操向鉄道ボギーである。このボギーは各端部に1個宛の1対の車軸組(4、7)を有し、各車軸組はその両側に1対の車輪(2、3、及び5、6)を有し、各車輪(2、3、5、6)は車軸上で独立して回転可能である。一方の車軸組が他方の車軸組に対し、また軌道の中心線に対し変位する際、他方の車軸組の両方の車輪に対し一方の車軸組の一方の車輪が上昇し、他方の車輪が下降して一方の車軸組が他方の車軸組に対し傾動するように少なくとも一方の車軸組の両方の車輪の周縁の輪郭を構成し、上記傾動によって一方の車軸組、又は両方の車軸組を操向させる。
Description
【発明の詳細な説明】
自己操向鉄道ボギー
技術分野
本発明は車体、又は機関車を支持するため鉄道、路面鉄道等に広く使用されて
いる鉄道ボギーに関するものである。
背景
1830年頃スチーブンソンによって導入され、鉄道軌道上に車体を案内する
のに通常使用されている原理は、各端部に剛固に取り付けた車輪を有する車軸を
それぞれ具えた2個の車輪組を採用し、車軸の中心からテーパになった円錐走行
面を車輪に設けることである。この構成は通常、コニシチィの原理と言われてい
る。
このテーパの角度は勾配約1:20であり、車輪とレールとの間の接触区域上
に十分に負荷を分散させるため、レールのヘッドの表面を同様の角度に傾けるの
が通常の慣例である。車輪は車軸に剛固に取り付けられており、(自動車におけ
る慣例のように独立して自由に回転しない)から、軌道の中心線から車軸が変位
すれば、外側の車輪は一層大きな直径で転動し、内側の車輪は一層小さな直径で
転動し、車軸を軌道の中心に向け引き戻すように操向させる。軌道のカーブの部
分では、各車輪の組は曲率の程度に関し適切な量だけ軌道の中心から外側にずれ
た位置をとり、車軸の軸線が収斂するように車軸を操向させることが必要である
。所定の半径についてのこの操向角は車軸と車軸との距離によって増大し、長い
車体では実行不可能となり、車体の各端部に、車軸間隔が狭いボギーを使用せざ
るを得ないことになる。車輪のテーパは、過度に側方に変位することなく、ボギ
ーが所定の軌道半径を通過できる十分な大きさであると同時に、速度が高くなる
と激しくなる傾向があるボギーの反復偏揺れ振動を引き起こす程は大きくないこ
とが必要である。このような振動はコニシチィの原理の車輪組に本来的なもので
ある。
最近の10年間に、列車の速度を著しく増大させるようになったため、車輪の
走行面を特殊な輪郭にし、輪郭の公差を非常に厳密な値にするようになっている
が、高速になると、輪郭、及びその公差が急速に劣化する。車輪の輪郭、及び場
合によりレールのヘッドの輪郭をも定期的に修復させるための研削技術が開発さ
れている。車輪の輪郭の円錐角を小さくすると、このようなボギーが振動する傾
向は減少するが、このようなボギーを具える列車は曲率半径が数百メートル以下
のカーブの軌道を走ることができなくなる。しかし、新たな鉄道を建設する時、
特に郊外の事情では、急激に曲がるカーブや、急勾配を含む軌道を必要とするこ
とが多い。
コニシチィの原理を利用する通常のボギーの使用から生ずる欠点をまとめれば
次のとおりである。
1.動的な安定性が許容ぎりぎりなのでボギーの振動を発生し、そのため乗客
にとっての快適性が欠如する。この問題は高速になるにつれて悪化する。
2.急激に曲がるカーブにおける性能が悪いため、軌道と車輪とが早く摩耗し
、騒音を発生し、脱線の危険がある。
3.円錐形の車輪踏面を使用する場合、避けられないことであるが接触区域内
に生ずる滑り帯域の存在に起因し、レール上の車輪の付着力が減少する。
4.この滑りの存在のため、例えば円筒車輪を使用する場合よりも列車の転動
抵抗が著しく大きくなる。
5.非常に急なカーブに対する能力が制約を受けるから、都市地帯では、土地
の改築やトンネル敷設のために、新たな鉄道建設費用が一層高価になる。
コニシチィの原理による車輪組が好結果を得られない問題を解消するため、多
くの試みがなされ、設計者は解決策として4個の独立した車輪を有するボギーに
着目している。例えば、アーサー・セイファート(Arthur Seifert)の英国特許
第1496190号の発明の名称「鉄道車輌用軌道」には鉄道ボギー用の1対の独立し
て回転する車輪を、5度と45度との間の角度に下方に傾いた回転車軸に取り付
けることを開示している。この構成はほぼ平坦なレールヘッドを有する通常の軌
道上で作動するよう意図しており、車輪走行面は車輪のボードに頂点がある急な
円錐形から成る。この構成は車輪のフランジの摩耗が少なく、フランジの摩擦が
小さく、車軸の軸受に加わる車輪負荷の分布が向上している。しかし、この構成
は車輪とレールとの間の主負荷を担持する負荷接触区域の摩擦抗力と摩耗とが増
大するのを避けることができない欠点がある。このセイファートの英国特許の構
成では車輪の操向は不可能である。
本発明の目的は、従来技術の上述の欠点、即ち動的安定性が不十分であること
、急なカーブにおける性能の低下、これによる軌道と車輪との摩耗の増大、及び
車輪と軌道との間の滑りにより急勾配を昇る能力の欠如、及び転動抵抗の増大を
解消し、又は最少にするにある。
上述の目的を達成するため、本発明操向可能な鉄道ボギーは独立して回転し得
る車輪を具え、ボギーが走る軌道の曲率、又は偏向をボギーが感知し、前部車軸
組と後部車軸組との間に相対捩じりが発生するように、しかも車輪をそのそれぞ
れのレールに対して配列するようボギーの車輪を操向させるようボギー、及び軌
道の形態を定める。
本発明操向可能な鉄道ボギーは一層急な曲率、一層急勾配の軌道でも使用する
ことができ、このことは主本線鉄道のみでなく、私的高速度交通システムや軽便
鉄道システムにおいても特に重要である。
独立して回転可能な車輪を採用する本発明鉄道ボギーを説明するにあたり、各
対の対向する車輪とその関連する車軸とを車軸組と称し、「仮想車軸」とは1対
の車輪の車軸の軸線がこれ等1対の車輪の中心平面に交差する2個の点を結ぶ線
によって画成され、上記1対の車輪間に存在する直線を言う。ここに中心平面と
は、車輪と直線軌道上のレールとの間の接触点を含み車軸に垂直な平面と定義さ
れる。
カーブでは、前部車軸線は常に軌道の中心の外側に最初走行し、後部車軸線は
軌道の中心の内側に、即ち軌道の曲率中心に向け走行する。従って、車軸の傾き
によって一方の車軸は水平平面に対し他方の車軸と反対方向に傾く。
本発明の着想はこの相対傾動を使用し、軌道に対するボギーの定常状態の偏揺
れが達成されるまで、旋回中の一方の車軸、又は両方の車軸を旋回の中心に収斂
させるよう操向する。更に、車軸組の間の中心点のボギーの縦軸線は、この点に
おけるカーブへの接線に対し常に或る角度をなす。
同様に、軌道の直線部にある場合でも、カーブの部分にある場合でも、軌道の
偏り、又は外乱力に起因し、ボギーが瞬間的に振れた時、前部仮想車軸線と後部
仮想車軸線との間の瞬間的な傾き、又は傾きの変化により、ボギーを軌道に対す
る真のコースに復帰させる。従って、本発明によれば、軌道の横揺れの僅かな一
時的な動揺を無視して、軌道の方向の真の原点として、仮想車軸線のこの相対傾
動を使用する。この場合、上記一時的な動揺は瞬間的な操向入力を生ぜしめるに
過ぎず、ボギーがそのホイールベースに等しい軌道に沿う長さを移動する際、こ
のような瞬間的な操向入力は打ち消されるものである。操向中、意図したコース
、即ち意図した方向にボギーが主に応動するよう、車輪の操向に減衰手段を設け
ることにより、このような選択が一層有利になる。
本発明自己操向鉄道ボギーは、2個の対向するレールを有する鉄道の軌道上を
走行する自己操向鉄道ボギーにおいて、それぞれ両側に1対の車輪を有する1対
の車軸組をボギーの各端部に設け、独立して車軸上に回転可能に各車輪を構成し
、一方の車軸組が他方の車軸組に対し、また前記軌道の中心線に対し変位する際
、前記他方の車軸組の車輪に対し前記一方の車軸組の一方の車輪が上昇し他方の
車輪が下降して前記一方の車軸組が前記他方の車軸組に対し傾動するよう少なく
とも前記一方の車軸組の車輪の周縁の輪郭を構成し、更に一方の車軸組、又は両
方の車軸組を操向するよう前記傾動に応動する手段を具えることを特徴とする。
好適には、各車輪の車軸の軸線を軌道の中心に向け下方に傾けると共に、軌道
に接触する各車輪の周縁の輪郭も軌道の中心に向け下方に傾けて構成し、他方の
車軸組に対する一方の車軸組の傾動に応動する上記手段をリンクによって車軸に
連結すると共に、車軸組の各車輪がその下のそれぞれのレールの中心線に配列さ
れる傾向を生ずるように各車軸組を操向するよう上記手段を構成配置する。
次に簡単に説明する添付図面を参照し、本発明の性質と、改良に至るまでに考
慮した点と、例としての多数の実施例とを説明する。
図面の簡単な説明
第1図は本発明の第1実施例のボギーの平面図である。
第2図は第1図のボギーのA−A線に沿う一部断面の端面図である。
第3図は第1図のボギーの側面図である。
第4図は第1図のボギーのB−B線に沿う断面図である。
第5図は本発明の第1実施例と第2実施例とに適用できる車軸組の線図的全面
図である。
第5a図は第5図の丸で囲んだ部分の部分拡大断面図である。
第5b図は第5a図のC−C線に沿う断面図である。
第6図は本発明の第1実施例のボギーの旋回中の線図的平面図である。
第7図は第6図の前部車軸組と後部車軸組との重ねた線図である。
第8図は本発明の第2実施例の平面図である。
第9図は第8図のD−D線に沿う一部を断面とする図である。
第10図は第8図に示すボギーの側面図である。
第11図は本発明の第2実施例によるボギーの線図的図面である。
第12図は第8図のE−E線に沿う操向移送箱の断面図である。
第13図は第12図のF−F線に沿う断面平面図である。
第14図は第13図のG−G線に沿う断面図である。
第15図は軌道のカーブの方向の(カーブの接線の方向に見た)枢着車軸組の
線図である。
第16図は本発明ボギーの線図的(上から見た)平面図である。
第17図は本発明ボギーの線図的(側面)図である。
第18図は枢着線に沿う枢着車軸組の線図である。
第19図は直進位置にあるボギーの線図(側面図)である。
第20図はVの方向に沿う枢着車軸組の線図(前面図)である。
第21図は第15図の線図的拡大詳細図である。
発明を実施するための形態
第1図〜第4図は主本線鉄道に適用する本発明の第1実施例により製造したボ
ギーを示す。このボギーはいずれの方向にも作動するように設定することができ
るが、図示の状態では矢印1、即ち右に作動している。車輪2、3により第1車
軸組立体4の一部を形成し、車輪5、6により第2車軸組立体7の一部を形成し
ている。
第1、第2の車軸組立体4、7を9、8において縦ビーム10に枢着し、車体
13(一部を図示する)の下側に縦ビーム10自体の中心点11を枢着する。こ
の中心点11にゴム緩衝ブッシュを設け、ボギーと車体13との間に側方力と縦
方向力とを伝えると共に、両者間が自由に垂直に移動できるようにする。
このボギーを1の方向に作動させている間、後に説明するように第2車軸組立
体7の枢着点8をロックし、第2車軸組立体7と縦ビーム10とを1個の一体の
部材として作用させる。
車軸組立体4(第2図参照)が具える車輪2、3を短軸14、15に支承する
。短軸14、15をクロスビーム47の両端にボルト締めして外方に突出させ、
ばね16、17、18、19、及び衝撃緩衝装置220、221のための取付け
体にする。これ等ばね及び衝撃緩衝装置は車体13の下側に取り付けられており
、カーブでこのボギーが回転できるようにしている。短軸14、15の軸線48
、49はボギーの中心に向け下方に傾斜している。ブレーキディスク22(第2
図に断面を示す)とブレーキ装置23、24とを車輪2、3に設ける。
第1枢着組立体25(第4図参照)を枢着軸9に設置する。この枢着組立体2
5は縦ビーム10に取り付けたブラケット26と、支承部27と、クロスビーム
47に担持した枢着ピン28とから成る。枢着ピン28を或る小さな角度29だ
け垂直線に対し傾けて示す。図示しない他の実施例では、この角度を大きくする
。支承部27に弾性材料を組み込ませ、枢着ピン28上で若干軸線方向に移動で
きるが半径方向には十分剛固になるようこの支承部27を配置する。
車軸組立体4にブレース30を担持し、このブレース30にエスケープ部材3
1を設ける。橋絡部材32に設けた衝合部によって縦ビーム10に対する車軸組
立体4の最大回転角度を限定する役割と、掛金33を作動させた時、枢着軸9の
周りに車軸組立体4が回転するのを防止する役割とをエスケープ部材31が果た
す。第1図に示すように、エスケープ部材31に設けた切欠34から掛金33を
外すと、通常約2度のような或る小さい角度だけ枢着軸9の周りに車軸組立体4
を回動させることができる。縦ビーム10に担持したピン44、43の周りに掛
金33、35を回動できるようにし、これ等掛金33、35の外端をリンク45
によって連結する。縦ビーム10に枢着した空気シリンダ46をピン190によ
って掛金33に連結し、ボギーの移動方向に応じて掛金33、35を交互に掛合
、離脱させる。図示しない他の実施例では、これ等掛金を作動させる他の手段を
使用することができる。
第2車軸組立体7は全ての態様において第1車軸組立体4に類似するが、相違
するのは、図示のように掛金35がエスケープ部材36に掛合していると、図示
のように掛金33がエスケープ部材31から離脱していることである。ボギーの
進行方向が逆であると、即ち矢印1と反対方向であると、掛金33が掛合し、掛
金35が離脱している。
ボギーの作動のここでの説明では、第1図に示す方向に作動している時、第1
車軸組立体4を前部車軸組立体と称し、第2車軸組立体4を後部車軸組立体と称
する。
車輪5、6への独立した曲がり歯傘歯車駆動装置37、38を設け、車体13
の下側に取り付けた電動機(図示せず)に連結した駆動軸41、42から、撓み
継手によって曲がり歯傘歯車駆動装置37、38を駆動する。車輪を別個に回転
駆動するこの方法は良く知られている。
このボギーの操向方法を第5、6、及び7図に付き説明する。
第5図にレール50、51上を移動する第1車軸組立体を示し、短軸14、1
5の軸線48、49の傾斜に見合うように水平線に対し等しい角度55で傾斜支
持体53、54によって枕木52上にレール50、51を支持している。レール
50、51のヘッドの中心と、車輪3、2の中心平面とを通り垂直線に対し等し
い角度55に引いた線58、59は、車体13、車軸組立体4、及びレール50
、51の中心線平面上で、点60で交差する。便宜上、車軸組立体4について仮
想車軸線69を参照することができ、この仮想車軸線69は、それぞれ線58、
59に合致する車輪3、2の中心平面と、短軸の軸線48、49との交点を結ぶ
線である。第2車軸組立体7の場合のこれに相当する仮想車軸線は仮想車軸線7
0である。
重心の縦軸線の中心、即ち重心61を有する車体、及びボギーがその重心に作
用する水平力57を受けたとしても、例えば、旋回中の遠心力、又は軌道が偏っ
ていることに起因する横慣性反力をを受けたとしても、点60と61とが合致し
ていれば、車体、及びボギーにはローリングの傾向は加わらない。このような力
は、車輪と、レールとの間の接触点に作用する垂直力62、63を単に増大させ
、又は減少させるのみである。コニシチィの原理を使用した従来のボギーでの同
じような状態においては、このような側方の力は、横転動摩擦力によって支えら
れ、車輪のフランジ64、65がレール50、51の側部に接触することに相当
する接触によって多くの場合支えられている。しかし、車輪の軸線を傾斜させる
幾何学的形状による多くの利益を得るために、交差点60をできるだけ重心61
の方に低くする必要はない。
その他の利点は車輪とレールとの間の接触の性質に関する。車輪がほぼ円筒形
であり、レールのヘッドがほぼ平坦であると、その接触帯域は大きく、本質的に
長方形である。転動中には摺動接触の要素はない。摺動接触が必然的に生ずるの
は、従来のコニシチィの原理による車輪組で生ずるように円錐形の車輪が直線上
での転動を拘束された時であり、摺動接触を除去すれば車輪とレールとの間の把
持力が実質的に増大する。水平線に対し角度を設ければ法線力が増大し、更に把
持力が増大する。常時存在する摺動成分を無くすれば車体の転動抵抗を実質的に
減少させることができる。
更に、フランジの接触が起きている場合には、レールと車輪とが標準の幾何学
的形状である時に比較し、車輪が持ち上がる傾向、即ち脱線する傾向が少ない。
第5a図、及び第5b図に一部示すように、車輪3のフランジ64の面182が
接触帯域で殆ど垂直であり、面182が円錐形であり、短軸の軸線48の直ぐ下
にある垂直面XX内に接触が生じ、レールが標準の幾何学的形状である場合に存
在するフランジの接触の剪断成分を避けることができる。その代わりに、フラン
ジの接触が起きると、接触力の接線方向成分は車輪の転動半径より一層大きな半
径に作用する。この因子は、枢着ビーム前車軸の欠点として見られているもの、
即ちレール上の障害物によって車軸が限界(例えば2度)まで偏向する傾向に打
ち勝つのに重要である。このようにして、フランジの接触は必要な復帰力を発生
し、この場合、車軸を軌道の方向に再配列する。この復帰力は従来の車輪組の場
合でも存在するがその程度は小さく、同一の状態で遥に効果が少ない。これは、
車輪間の連結が剛固なためで、一方、独立車輪の場合には復帰力が非常に有効で
ある。
第6図は中心線66と旋回中心67とを有する軌道のカーブを通過する時のボ
ギーの平面図である。最初に述べたように、ボギーを方向1に移動させる時、縦
ビーム10に対する中心位置に掛金35(第1図参照)によって後部車軸組立体
7を保持するから、ここでは後部車軸組立体7を単一部材として示す。一方、前
部車軸組立体4は傾斜枢着軸9によって生ずる操向力の作用を受けて自由に回転
する。
このような旋回が開始されると、第6図に示すボギーの安定した方向が達成さ
れるまで、前輪2、3は直線を進行し続ける傾向があり、従って車軸組立体4は
外方に動き、後部車軸組立体7は軌道中心線66の内方に動く。必要なら、レー
ル50、51の間隔をカーブの位置で僅かに増大し、ボギーが方向を転じられる
ようにする。
第7図においては、第6図に示す軌道のそれぞれの部分に沿って見た後輪5、
6に対し相対的に前輪2、3を中心線56に関し重複して示す。
仮想車軸線69、70の中点を71、72として示すが、これ等中点71、7
2は軌道中心線56のそれぞれ外側と内側とにある。
カーブに入ると、捩じり角73がボギーの前部車軸組立体と後部車軸組立体と
の間に生ずるが、この捩じり角は後部車軸組立体7に対して角度74(第6図参
照)にわたる前部車軸組立体4の回転によって生ずる。
本明細書に後に説明するように、枢着軸9の垂直線に対する必要な傾斜角29
を計算するが、この傾斜角29によって捩じり角73が操向角と称する回転74
を発生し、しかも仮想車軸線69、70の軸線は平面図で見て旋回中心67に収
斂するように傾斜角が計算される。
本発明の第1実施例も例えば軽便鉄道システムにおけるように小形の自動化車
輌のボギーに適切であり、この場合、非常に急なカーブにも適用できること、及
び同時にカーブで鋼製レールに鋼製車輪のフランジが接触することに関連する騒
音を避けることが重要である。
一般に、このような小形の車輌は一方向のみに作動することが要求される。車
輌が軽量であるから、各ボギーは前部車軸組立体である1対の負荷支持車輪のみ
を必要としており、これは車体の下側に取り付けた電動機から自在継手を通じて
駆動される差動装置を組み込むことができる。また電動機に制動装置を取り付け
、これにより対向する車輪に加わる駆動トルク、又は制動トルクにおける差によ
って生ずるいかなる回転作用をも防止する。
垂直に弾発する枢着軸を介して、車体の下側に前部車軸組立体を直接枢着する
。前部車軸組立体に傾斜軸に枢着したフレームによって、軌道に掛合する2個の
小形の傾斜車輪を担持し、第1実施例で説明したのと同様に前輪に操向信号を提
供する。
第8図〜第14図に示した本発明の第2実施例では、このシステムは第1実施
例につき説明したものとほぼ同様に作動し、主本線鉄道に主に適しているが、全
く相違する機構を使用している。
この第2実施例は、最初の実施例の場合よりも非反発性が一層低い質量に備え
ており、機構は一層複雑であるが、恐らく高速列車に一層良く適合されている。
この実施例では、前後の車軸ビームに対をなして取り付けることをせず、全ての
4個の車輪を独立して操向させる。第1実施例の場合におけるように、このボギ
ーを両方向に作動させることができるが、第8図に示す場合は、矢印1の方向に
右に作用させている。第9図に車輪282について断面で示すように、車輪28
1、282、283、284を短軸に支承し、これ等車輪はそれぞれの短軸の対
応する軸線と、それぞれ符号285、286、287、288で示した車輪支承
部とを有する。全ての車輪、及び車軸は(右、左の相違を除いて)同一であり、
車輪282とそれに関連する短軸89とに関する次の説明は全部の4個の車輪の
代表である。
第9図に示す前部車軸の構成配置について考えると、軸線285、286は第
2図、及び第5図の軸線49、48に相当する。
第9図に示す直進位置において、レール91、92の中心線を通る車輪282
、281の平面93、94は第5図の線58、59に相当しており、これ等平面
93、94はそれぞれの軸線286、285と点93a、94aで交差している
。これ等点93a、94aを結ぶ線95aは第5図の仮想車軸線69に対応する
「仮想車軸線」となる。
前部短軸89を外方に延長して垂直枢着ピン96に交差させる。この構成は通
常、キングピンステアリングと称し、自動車を操向するために使用するものであ
る。
垂直枢着ピン96の軸線を下方に延長し、車輪82に接触するレール91のヘ
ッドの接触区域の中心で、このヘッドに交差させるのが好適である。
このようにして、自動車のプラクチスにおいて良く知られている幾何学的形状
により、車輪を操向するのに必要な力を絶対最小値に減少させる。言い換えれば
阻止作用によって車輪に伝導することができる力を絶対最小値に減少させる。
枢着ピン96を弾性ブッシュ97、98内に側部フレーム部材99に支承し、
この側部フレーム部材99を100、101に示すように延長し、弾性ブッシュ
97、98のためのハウジングを提供する。枢着ピン96に拡大テーパヘッドを
設け、これにより弾性ブッシュ97を介して、垂直力と側方力とをフレーム部材
の延長部100に伝える。
キャリパ式ディスクブレーキ106のための取付け部を短軸89に設ける。こ
のキャリパ式ディスクブレーキ106は第1図に示すブレーキに類似するが、相
違するのはブレーキ106を短軸89に枢着するのに対し、第1図ではブレーキ
を車軸組立体4に枢着している。
操向アーム104aのための内側付属装置102、外側付属装置103を短軸
89に設ける。この操向アーム104aによって枢着ピン96の軸線96aの周
りに車輪282を操向させる。操向アーム104aによってタイロッドボール継
手107を担持し、車輪281に関連する操向アーム105aに同様に取り付け
たタイロッド108aのための連結部をタイロッドボール継手107によって提
供する。枢着ピン96の軸線96aとボール継手107の軸線とに通る線180
は、それぞれ車輪284、283に関連する枢着ピンの軸線96b、96cを結
ぶ線上でボギーの中心線と交差する。これ等はアッカーマンの幾何学形状と称す
る広く使用されている自動車操向幾何学形状にすべて類似する。このように構成
することによって、カーブにおいて、第1図におけるようなビーム車軸操向構成
において正に生ずるのと同一点で、確実に全ての車輪の軸線が交差する。
衝撃緩衝装置110を設け、車輪281、282、283、284の望ましく
ない回動運動を減衰させることができる。
操向アーム104aに延長部材111aを設け、この延長部材を操向移送箱1
12内に入れる。これに対応して車輪284に関連する操向アーム104bに対
応する延長部材111bを設ける。従って、次に説明するように、操向移送箱1
12によって、タイロッド108a、 108b、及びその延長アーム111a
、111bを通じて全ての4個の車輪を制御する。
本発明の第1実施例の正面図である第2図を第2実施例の対応する図面である
第9図に比較すれば、短軸の軸線48、49は短軸285、286に正確に対応
し、車輪2、3は車輪281、281に対応し、仮想車軸69は仮想車軸95a
に対応していることは明らかである。
従って、2個のボギーのホイールベース、及びその他の状態が同一であれば、
第2実施例の場合に、所定のカーブでは、前部仮想車軸線と後部仮想車軸線との
相対傾斜角、いわゆる捩じり角73は同一である。
第1実施例においては、この相対傾斜角を使用し、枢着点9の傾斜により前部
車軸組立体4を操向させている。
第2実施例において、仮想車軸線の同一の相対傾斜を使用してボギーを操向す
る方法を第11図に示し、この場合ボギーの前部から見て、仮想車軸線95aが
縦軸線109の周りに反時計方向に回転し、これに反し仮想車軸線95bが反時
計方向に回転することは明らかであり、これは第1実施例について説明したよう
にボギーの旋回に起因し、レール91、92の傾斜ヘッド上で、車輪281、2
84が上昇し、車輪282、283が下降する結果である。従って、右側から見
る時、側部フレーム部材99が側部フレーム部材113に対し時計方向に回転す
る。
側部フレーム部材113に一体にクロスフレーム部材114を形成し、このク
ロスフレーム部材をボギーを横切って延在し、このクロスフレーム部材にボルト
締め延長部114aを設け、第12図に示すように延長部114aを側部フレー
ム部材99に貫通し、この側部フレーム部材99に支承する。
操向移送箱112を側部フレーム部材99に取り付け、柱115をクロスフレ
ーム部材114に合体し、角度116に示すように、柱115とクロスフレーム
部材114との間に相対回転が生ずるようにする。角度116の大きさは、軌道
幅をボギーのホイールベースで割った値を仮想車軸線95a、95bの相対回転
角(第1実施例の第7図の角度73に等しい)に掛けた値に等しい。
第1実施例の第1図、第4図に示す枢着軸11の類似物である枢着軸11aを
クロスフレーム部材114に設け、車体13aの下側に取り付けた柱12a(第
9図参照)にボギーからの側方力、縦方向力を伝えるのに枢着点11aが役立つ
ようにする。第12図、第13図、第14図に操向移送箱を示し、角度116(
第11図参照)と操向前車輪281、282とによって示すように、軌道のカー
ブの中心に収斂する適切な角度で、側部フレーム部材99の相対回転に応動する
ことがこの操向移送箱の機能である。第14図において、シールされた開口を通
じて操向移送箱112内に延長部材111a,111bを延長し、これ等開口に
衝合部181(4箇所)を設け、極端な負荷状態でも、操向アームの移動を約1
と1/2度まで限定する。
操向延長部材111a、111bに端部が開いた溝孔117a、117bを設
ける。この溝孔は頂部と底部とに僅かにテーパになった面を有し、この面はベル
クランクレバー119の僅かに円錐形の一体ピン118a、118bに緩みなく
掛合し、また代わりの位置において操向移送箱112に固着した同じく僅かに円
錐形のピン120a、120bにも掛合させる。
第1実施例のビーム車軸の構成のように、第14図に示すように、ボギーは右
に動いており、前部操向アーム104aは作動可能であり、一方、操向アーム1
04bはロックされている。
延長部材111a,111bの必要な上下動を揺動レバー183によって行う
。即ち、空気シリンダ(図示せず)によって揺動レバー183を作動させて、ば
ね負荷プランジャ121a、121bの作用に抗して上昇ピン184a、184
bを作動させ、それぞれの延長部材を上昇させる。
ベルクランク119をピン122に枢着し、このベルクランク119を延長し
て球状ボール継手123を収容し、レバー延長部185の円筒下端をこの継手1
23内で摺動させる。クロスヘッド126内のピン125に支承した過負荷釈放
レバー124にレバー延長部185を取り付ける。
操向移送箱112の円筒垂直円筒部の中心にクロスヘッド126を密嵌し、螺
旋ばね127によって、クロスヘッド126を強制的に下方に押圧し、従って過
負荷釈放レバー124とその戻り止め歯128とを強制的に戻り止め切欠129
に掛合させる。この戻り止め切欠129は柱115に取り付けたピン130の突
出端に設けられている。
ここで、ピン125とクロス部材114の軸線186との間の距離132を選
択するのに関連して、ピン125、130間の距離131を選択し、その結果、
第11図の角度116で示す側部99、113の回転角の僅かな相違を通常10
倍に拡大し、レバー185を角度回転させる。この構成の目的は、一般に±1度
を越えることがない角度116の僅かな相違を重大な損失なく拡大することであ
り、この目的のため、全ての支承部を緩みの無い状態に嵌着する。
この機構が軌道上の車輪の旋回のために発生する高負荷を受けるか、側部フレ
ーム部材に加わる側方力のために発生する高負荷を受けると、このような緩みの
無い嵌着は劣化する。
操向アームに生ずる高負荷の場合には、このような負荷は衝合部181によっ
て分離される。側部フレーム部材の回転中に生ずる過剰負荷に関しては、操向移
送箱112上の衝合部134に接触する柱115上に設けた衝合部133によっ
てこのような負荷は分離される。
車輪を操向するために必要な力は上述のように発生する力のほんの数分の1に
過ぎなく、従って操向移送箱の機構に生ずる摩耗は多くない。この機構を潤滑す
る手段と、塵埃の進入を防止する手段とを設ける。ばね187、188をそれぞ
れの側部フレーム部材99、113上の座上に設ける。
第1実施例では若干の車輪のための駆動装置を図示し、第2実施例ではそのよ
うな駆動装置を図示しなかったが、両方の実施例について、いずれかの車輪のた
めの駆動装置を設けても設けなくともよい。
第1実施例、及び第2実施例では、車輪を操向する機械的手段によって前部車
軸と後部車軸との間の傾きを伝達し、採用したが、図示しない他の実施例では、
電気的手段、電子機械的手段、液圧手段、空気圧手段のような他の手段を使用す
ることができる。
ボギーの設計に本発明を適用するため、構造上の種々のパラメータを計算する
必要がある。これに加えて、必要な計算を行うガイドを線図的図面である第15
図〜第21図を参照して以下説明する。
第16図は平均半径Rのカーブを回るボギーの平面図である。車輪は狭いディ
スクとして示されており、この車輪は車輪とリムとの軸線中心に位置し、車輪の
中心77、78、79、80を有する。レールの直線部を走行する時は、これ等
ディスクは或る距離、即ち距離85のように示した(Tとしても示した)軌道の
レールヘッドに接触する。レールのカーブの部分を走行する時は、この距離は一
層大きな距離86になる。これは、第16図に示したボギーの角度をなす配置に
起因する。実際上、レールヘッドの中心は第15図〜第21図、及び次の式から
決定することができ、軌道の直線部における最小値85と、最少軌道半径によっ
て決定される最大値86との間で変化する。
中心点77と80とを結ぶ線、及び中心点78と79とを結ぶ線は「仮想車軸
線」として表され、点81、82は車軸の中心点である。この図面の前部車軸と
後部車軸とはレールのカーブの中心84に角度γで収斂する。
レール上を転動する鋼製車輪は車輪の平面内に正確に転動する瞬間方向を有す
ることは良く知られている。従って、第16図の点77、80、84、及び点7
8、79、84は直線上にある。これを計算する目的で、後部車軸は水平であり
、前部車軸は水平線に対しθだけ傾いているものと仮定する。実際上は、後部車
軸は前部車軸に対し反対方向に傾いているが傾斜角θの全体の相対角は同一であ
る。図面では角度θを著しく誇張して示す。
第15図は、第16図の78、84を結ぶ線に垂直な矢印Yの方向に見た図で
ある。この図面では、78、79を結ぶ仮想車軸線は水平線に対し角度θだけ傾
いて見えており、78、79間の距離は仮想車軸線の真の長さAである。両方の
前輪と、傾斜したレールのヘッドの頂面とが第15図に示されている。これ等レ
ールのヘッドの頂面は水平面に対しλだけ傾いている。第21図に一層詳細に示
すように、点tから点78までの鎖線、及びその延長線、及び点tから点79ま
での鎖線、及びその延長線は、θが変化する際の車輪の中心の軌跡である。軌道
の中心からの点82の移動量はQで示されている。操向角が大きい場合でも、8
2の垂直位置は本質的に変化しない。H、及びIは垂直平面、及び水平平面内の
車軸の投影長さである。
第17図は第16図に示すボギーの側面図である。後部仮想車軸線77、80
と前部仮想車軸線78、79とをそれぞれの中心点で互いに接近するよう延長し
、これ等延長線を垂直線に対し角度αだけ傾斜する軸線の周りにZにおいて蝶着
する。
第18図は第17図をxの方向に見た図である。この図面では、寸法Eは先行
アーム82、83の真の長さを表しており、78、79は仮想車軸線の真の長さ
A(第16図に示すように)を表している。
第19図は直線上を操向する時のボギーの側面図である。寸法C、Dは枢着線
の位置を示しており、αはその傾斜角である。寸法Nは点87における枢着線の
レールレベルとの交差点を示している。
第20図は第17図をVの方向に見た図である。寸法Hは第17図、及び第2
0図と共通な前部「仮想車軸線」(点78、79)の両端間の垂直方向のずれを
示している。
第21図は第15図の拡大図であり、前部「仮想車軸線」の仮想中立位置から
の変位を示している。この「仮想車軸線」は距離Qだけ側方に移動(点82aの
点82へのずれ)し、次に角度θだけ回転するものと仮定している。「仮想車軸
線」の両端(点78、79)はレール表面に平行な直線に沿って移動するものと
仮定する。この仮定は角度θが通常非常に小さいので正しいものと考えられる。
「仮想車軸線」の両端78、79の側方のずれはそれぞれQR、QLで示してい
る。車輪の半径Rwは車輪のレールとの接触点20aと「仮想車軸線」79aの
端部との間の距離として示される。
枢着線の設計方法
次の寸法が与えられているか、又は与えられた寸法から次の寸法を計算するこ
とができる。
点81、及び82b間の距離であるホイールベース(B)(第19図参照)
レール上反角(λ)(第15図、及び第21図参照)
車輪半径(Rw)(第21図参照)
車輪とレールとの接触中心間距離(T)、距離85(第15図、及び16図参
照)
軌道の中心(2本のレールの中心)の曲率半径(R)、点81、84間の距離
(第16図参照)
計算すべき寸法は次のとおりである。
枢着線の傾斜角(α)(第17図参照)
先行アーム長さE(第18図参照)
後部車軸線から前方の点83までの距離(C)と、後部車軸線から下方の点8
3までの距離(D)とによって定まる枢着線位置、又は代わりに点87における
この枢着線とレールラインとの交点によって定まる枢着線位置(前輪とレールと
の接触点20bからの距離N)(第19図参照)
前部車軸オフセット距離(Q)(第16図、第21図参照)
枢着線の回転角(β)(第18図参照)
計算方法
操向ゲイン(G)の確定
レールからボギーに与えられる捩じりによって生ずる操向量の捩じりに対する
比をゲイン(G)で表す。これは次のように定義される。
ゲイン(G)=操向角(γ)/捩じり角(θ)
用途に応じ、Gを1と8との間の値にすることができる。ゲインの適切な設計
値は特定の用途について選択すべきである。
操向角(γ)の計算
近似値γ=2 arc sin(B/2R) これを正確であると仮定し
γ=2 arc sin(B/2R)・・・・1式
捩じり角(θ)の計算
ゲインの定義から θ=γ/G・・・・2式
「仮想車軸線」の長さ(A)の計算(第21図参照)
A=T−2Rw sinλ・・・・3式
オフセット距離Qの計算(第21図参照)
三角関数の法則を使用し b/sin(λ−θ)=A/sin (180−2λ)
b=A sin(λ−θ)/sin(180−2λ)
b=A sin(λ−θ)/sin2λ・・・・4a式
三角関数の法則を使用し a/Sinλ=A/sin(180−2λ)
a=A sinλ/sin(180-2λ)=A sinλ/sin2λ・・・・4b式
三角関数の法則を使用し c/sin(λ+θ)=A/sin(180−2λ)
c=A sin(λ+θ)/sin(180−2λ)
c=A sin(λ+θ)/sin2λ・・・・4c式
左側車輪のオフセット
QL=(a−b)cos λ
QL=A cosλ(sinλ−sin(λ−θ))/sin2λ・・・・4d式
右側車輪のオフセット
QR=(c−a)cosλ
QR=A cosλ(sin(λ+θ)−sinλ)/sin2λ・・・・4e式
中心のオフセット
Q=1/2(QL+QR)
Q=A cosλ(sin(λ+θ)−sin(λ−θ))/2sin2λ
Q=A cos2 λsinθ/sin2λ・・・・5式
注意:通常はθの値は小さく、Q、QL、QRの値間の変化は0.52を越え
ない。
iの計算(第16図参照)
三角形84、81、88から
R=(R+Q+i/cosγ)cosγ
i=R−(R+Q)cosγ・・・・6式
枢着線の傾斜角αの計算(第17図参照)
H=A sinθ・・・・7a式
I=A cosθ・・・・7b式
J=I sinγ・・・・7c式
α=arc tan(H/J)=arc tan(tanθ/tanγ)・・・8式
注意:近似値の解でよい場合は、arc tan(1/G)をαの実際上の近似値として
使用することができる。
枢着線の回転角βの計算(第18図参照)
M=H/sinα=A sinθ/sinα・・・・9式
β=arc sin(M/A)=arc sin(sinθ/sinα)・・・・10式
先行アームEの計算(第18図参照)
E=i/sinβ・・・・11式
枢着線の位置D、及びCの計算(第19図参照)
D=E sinα・・・・12式
C=B−(E cosα)・・・・13式
枢着線とレールレベルとの交差線Nの計算(第19図参照)
N=B−C−(Rw cosλ−D)tanα・・・・14式
N=E cosα−(Rw cosλ−E sinα)tanα・・・・15式
上述の本発明の実施例は、種々の態様において広く構成された本発明の好適な
実施例の例として記載したものである。
ここに説明した特定の実施例に示された本発明にその発明の範囲を逸脱するこ
となく種々の変更を加え得ることは当業者には明らかである。従って、ここに記
載した実施例は、例示に過ぎず、全ての態様において本発明を限定するものでな
い。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LU,LV
,MG,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,
RO,RU,SD,SE,SK,UA,US,UZ,V
N
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2個の対向するレールを有する鉄道の軌道上を走行する自己操向鉄道ボギー において、それぞれ両側に1対の車輪を有する1対の車軸組をボギーの各端部に 設け、独立して車軸上に回転可能に各車輪を構成し、一方の車軸組が他方の車軸 組に対し、また前記軌道の中心線に対し変位する際、前記他方の車軸組の車輪に 対し前記一方の車軸組の一方の車輪が上昇し他方の車輪が下降して前記一方の車 軸組が前記他方の車軸組に対し傾動するよう少なくとも前記一方の車軸組の車輪 の周縁の輪郭を構成し、更に一方の車軸組、又は両方の車軸組を操向するよう前 記傾動に応動する手段を具えることを特徴とする自己操向鉄道ボギー。 2.各車輪の車軸の軸線を前記軌道の中心に向け下方に傾けると共に、前記軌道 に接触する各車輪の周縁の輪郭も前記軌道の中心に向け下方に傾けて構成し、前 記他方の車軸組に対する前記一方の車軸組の前記傾動に応動する前記手段をリン クによって前記車軸に連結すると共に、前記車軸組の各車輪がその下のそれぞれ のレールの中心線に配列される傾向を生ずるように各前記車軸組を操向するよう 前記手段を構成配置した請求の範囲1に記載の自己操向鉄道ボギー。 3.前記輪郭が円筒形である請求の範囲2に記載の自己操向鉄道ボギー。 4.前記車輪と前記レールとの間の接触面を通りこの接触面に垂直な線が前記ボ ギー、及びその上に支持する車体の重心の高さに近い高さで交差するよう構成し た請求の範囲1に記載の自己操向鉄道ボギー。 5.前記車輪と前記レールとの間の接触面を通りこの接触面に垂直な線が前記ボ ギー、及びその上に支持する車体の重心の高さよりも実質的に一層高い高さで交 差するよう構成した請求の範囲1に記載の自己操向鉄道ボギー。 6.前記車軸組の中心平面に位置し前記軌道の中心線の方向に垂直線に対し傾い た軸線の周りに前記車軸組の少なくとも一方を回動するよう構成した請求の範囲 1に記載の自己操向鉄道ボギー。 7.前記車軸組の中心平面に位置し垂直線に対し傾いた軸線の周りに両方の前記 車軸組を回動するよう構成し、前記車軸組のいずれかをその軸線の周りに回転し ないよう固着する手段を設けた請求の範囲6に記載の自己操向鉄道ボギー。 8.それぞれの前記車軸組の両端に配置した各対の車輪の操向軸線の周りに各車 軸を枢着し、前記ボギーの同一側の各対の車軸の前記枢着線を縦方向に延在する 側部フレーム部材によって相互に連結し、前記ボギーを横切る共通軸線の周りに 前記側部フレーム部材を互いに相対的に回転可能に構成し、前記ボギーの対角線 状に対向する2個の車輪の相対上昇と他の対角線状に対向する2個の車輪の対応 する下降とによって前記側部フレーム部材の相対的回転が生ずるよう構成し、前 記回転に応動する操向移送箱を設け、少なくとも1対の前記車軸を操向するよう 配置したリンク手段に前記操向移送箱を連結した請求の範囲1に記載の自己操向 鉄道ボギー。
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