JPH08506313A - 無鉛の透明ガラス様ガラス組成物および物品 - Google Patents

無鉛の透明ガラス様ガラス組成物および物品

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JPH08506313A JP6517675A JP51767594A JPH08506313A JP H08506313 A JPH08506313 A JP H08506313A JP 6517675 A JP6517675 A JP 6517675A JP 51767594 A JP51767594 A JP 51767594A JP H08506313 A JPH08506313 A JP H08506313A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、(a)98重量%までの低アルミナのホウケイ酸アルカリ、(b)2〜20重量%のジルコニウム、スズおよびチタンからなる群から選ばれる1種の元素からなる主添加物、および(c)10重量%未満のビスマス、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタン、モリブデン、セリウムから選ばれる少なくとも1種の元素および/またはフッ化物含有無機化合物、[ここで、(a)、(b)および(c)の量は、(a)、(b)および(c)の酸化物形態の全体量に基づいて算出する]の組合せからなる無鉛の耐久性ある透明ガラス様ガラス組成物、その製造方法、ならびに該組成物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 無鉛の透明ガラス様ガラス組成物および物品 本発明は、無鉛の透明ガラス様ガラス組成物および物品、さらに具体的には、 無鉛の、単一添加の介在酸化物、ホウケイ酸アルカリを基本とするガラス様ガラ ス組成物に関する。これら組成物を用いて、卓上食器、容器、窓、建築、電球、 放射吸収、保護、添加、剥離、および廃棄物封じ込めの分野、ガラスクリスタル 、ガラス繊維、および歯の陶材を含む応用のための透明な耐久性ある装飾/機能 ガラス物品およびガラス材料を得ることができる。 鉛は毒性物質として長く認識されており、肝臓、腎臓、ならびに、神経、生殖 、心血管、免疫および胃腸系への損傷などの悪健康作用が数カ月あるいは数年に わたる鉛への暴露によって起こることがある。幼児および子供が、鉛暴露に対し て最も感受性が高い。いくつかの最近の研究により、鉛は、身体作用を生じるレ べル以下のレベルで該物質に暴露された子供において、行動上および挙動関連の 欠損を引き起こすことが示されている。他の最近の研究により、胎児が母体血液 中の低レベルの鉛に対して感受性であり、胎児発育障害および低出生体重を導く ことが示されている。 健康に対する危険は、鉛を含有するガラス物品および組成物を購入した一般公 衆の健康に悪影響を与えるこれら産物からの鉛遊離量に基づいて認識される。酸 およびアルカリによる化学的攻撃ならびに廃棄処理の両側面に対する耐性が、酸 性食品および飲料を保存するためにこのようなガラス容器を使用し、そしてこれ らガラス物品を清浄にするためにアルカリ清浄剤/酸性あか落し剤と共に皿洗浄 機を使用する現在の社会において、最も重要になっている。 分類の目的で、シリカを基本とするガラスの大部分を5つのカテゴリーに分け ることができる。 ソーダ石灰ガラス(アルカリ−アルカリ土ケイ酸塩ガラス) これは最も古いガラス種であり、平ガラス(例えば、窓ガラス)および容器ガ ラ スを含み、次の一般配合を有する: SiO2 − 65〜75 アルカリ土酸化物(CaO、MgO) − 13〜16 アルカリ酸化物(Na2O、K2O) − 12〜17 粗原料(即ち、シリカ砂、ソーダ灰および石灰石)の結合によって、溶融と形 状化が容易であり、かつ良好な化学的耐久性を有するガラスが得られる。この群 は、自動形成法に特に適している。極めて少量(全バッチの1重量%未満である ことが多い)のアルミナおよび酸化ホウ素および他の化学物質を、安定剤として 作用させるため、および一部の場合に耐久性を増大させるために添加する。また 、基本組成の変異体は、かなりの量のバリア(baria)(アルカリ土酸化物)を 含有することができる。より広い基準では、一部のクリスタルガラス(飲用ガラ ス)もこのカテゴリー中に包含することができる。 鉛ガラス(アルカリ鉛ケイ酸塩ガラス) 鉛を基本とするガラスはジョージ・レーベンスクロフト(George Ravenscroft )によって1674年に英国において開発され、導入された。酸化鉛を石灰石の 代わりに用い、カリをソーダ灰の代わりに用いている。このようなガラスはクリ スタルガラスにおける応用(装飾、容器および卓上食器の領域)が見い出されて いるが、これは高い屈折率と温度低下に伴う粘度増加の速度が遅いことによるも のであり、これが鉛クリスタルをハンドメイド製造に特に適したものにしている 。高い電気抵抗(カリ含量により増大させる)は、これらガラスを電気工学(ラ ンプ軸、ブラウン管への応用)において重要なものにしている。また、酸化鉛は X-線を吸収し、従って、このようなガラスは放射シールドおよびブラウン管の 構成成分において応用が見い出されている。一般配合は次の通りである: SiO2 − 45〜58重量% PbO − 10〜65重量% アルカリ酸化物 − 12〜18重量% ここでも、少量(1重量%未満であることが多い)のアルミナおよび酸化ホウ 素を、化学的耐久性を改善するために添加する。また、酸化ニッケルおよび酸化 コ バルトを少量(<1重量%)で添加してガラスを脱色する。 アルカリ土アルミナケイ酸塩ガラス 特徴として、これらガラスは酸化アルカリを含まず、高いアルミナ含量を有し ている。典型的な性質には、極めて高い転移および軟化温度が含まれる。主な応 用は、高温の温度計、表層抵抗器、燃焼管およびハロゲンランプ用ガラスに対し てである。一般配合は次の通りである: SiO2 − 52〜60重量% Al23 − 17〜25重量% アルカリ土酸化物 − 13〜17重量% ホウケイ酸塩ガラス これらガラスは、熱い鉄道信号灯を壊す冷雨の問題を克服するために、20世 紀の初期に開発されたものである。シリカと共に酸化ホウ素を基本的に導入した この群は、導入した酸化ホウ素の量およびアルカリ土酸化物の存在/不存在に依 存して、種々の亜群に展開されている。 (i)非アルカリ土ホウケイ酸塩ガラス 高い化学的耐久性、低い熱膨張(3.3x10-6-1)(大規模な技術的応用 のための市販ガラスの全ての中で最も低い)は、このガラスを、化学プラント、 パイプライン、実験器具、および料理/オーブン器具への応用のための万能ガラ スにしている。一般配合は次の通りである: SiO2 − >80重量% B23 − 12〜13重量% アルミナ − 0〜3重量% アルカリ酸化物 − 2〜4重量% (ii)アルカリ土含有ホウケイ酸塩ガラス アルカリ土酸化物の存在は熱膨張を4〜5x10-6-1まで増加させ、そして ガラスをわずかに軟化させて、より容易に形成されるが化学的耐久性の高いガラ スを与える。応用としては、製薬工業のためのアンプルおよびバイアルが含まれ る。一般配合は次の通りである: SiO2 − 75重量% B23 − 8〜12重量% アルカリ酸化物 − 0〜4重量% アルカリ土酸化物、アルミナ − <5重量% (iii)高ホウ酸塩ホウケイ酸塩ガラス >15重量%の酸化ホウ素含量を有するガラスは、比較的低い軟化点と低い熱 膨張を有する。これらは、タングステン−モリブデンの膨張範囲において金属に 融合させることができ、シーリングガラスとして作用する。これらの高い電気的 絶縁は最も重要である。一般配合は次の通りである: SiO2 − 65〜70重量% B23 − 15〜25重量% アルカリ酸化物、アルミナ − 5〜10重量% >15重量%のB23を含有するこのようなガラスは、低い化学耐性を有する ことが一般に認められている[スコット(Schott)、「工業ガラス:物理的およ び化学的性質」、1990年を参照]。 別の最近開発されたカテゴリーのガラス(それ自体で存在価値がある)は、「 ガラス−セラミックス」である。このような物質は、通常、その組成物中にジル コニウム、チタンおよびフッ素を含有する。これらは核形成部位(この部位から 、制御された溶融、冷却および焼きなましの熱サイクル中に結晶相が現れ、成長 する)として作用することが知られている。このような物質は、その半結晶性の 性質のゆえに本発明の範囲外にある。 このように、ガラス組成物中に不透明化剤として添加されたときに、少ない割 合のZr、TiおよびSnが可溶性であることは一般的な認識であると理解され るべきである。この事実は、US-A-4 870 034によって補強される。 この文献は、ホウケイ酸塩ガラス組成物に添加した>0.5重量%のジルコニア は結晶化、従って不透明を引き起こすと記述している。 即ち、スズ、ジルコニウムおよびチタンは、シリカを基本とするガラス様の系 に主添加物として添加したときには、不透明化剤としてガラス分野の当業者に認 識されている。 本発明は、ビスマス、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタン、モリブデ ン、セシウムからなる元素および/または無機フッ化物からなる意図的な主添加 物に基づくものではなく、かつそれらをその組成的変異体において含有するもの ではないことに注意すべきである。しかし、これは、少なくとも1種の元素およ び/または無機フッ化物または他の元素が少量添加物(c)として本組成物に添 加されること、即ち、該少なくとも1種の元素からなる該少量添加物、低アルミ ナのホウケイ酸アルカリ(a)および主添加物(b)の合計量に基づいて10重 量%の量で添加されることを排除するものではない(透明性が保持されるならば )。 このように、卓上食器、容器、窓、建築、電球、放射吸収、保護、添加、剥離 、および廃棄物封じ込めの分野、ガラスクリスタル、ガラス繊維、および歯の陶 材を含む応用のための透明な耐久性ある装飾/機能ガラス物品およびガラス材料 を得るために使用し得る無鉛のガラス様ガラス組成物に対する大きな必要性が存 在していることが明らかである。 商業的に許容し得る系は、次の要因を満足することが必要であろう: (i)コスト; (ii)利用可能性; (iii)加工パラメーター、即ち、低い溶融温度、迅速な均質化および動力学 の利用に対する効果; (iv)最終特性、即ち、透明度、高い屈折率および良好な化学的耐性に対する 効果。 本発明は、これら要因の全てを満足させるものである。 即ち、本発明は、 (a)98重量%までの低アルミナのホウケイ酸アルカリ、 (b)2〜20重量%のジルコニウム、スズおよびチタンからなる群から選ば れる1種の元素からなる主添加物、および (c)10重量%未満のビスマス、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタ ン、モリブデン、セリウムから選ばれる少なくとも1種の元素および/またはフ ッ化 物含有無機化合物、 [上記において、(a)、(b)および(c)の量は、(a)、(b)および(c)の 酸化物形態の全体量に基づいて算出する] の組合せからなる無鉛の耐久性ある透明ガラス様ガラス組成物に関する。 本発明の目的に対しては、「元素」なる語句の使用は、元素形態または適当な 化合物形態にある物質を包含するものと解する。この後者は酸化物形成化合物で あり、該語句「元素」はこのように解されるべきである。 本発明は、新規カテゴリーの透明ガラス様ガラス、即ち、「進歩した介在酸化 物ガラス様ガラス」に関する。ガラス様ガラス構造において介在酸化物の役割を 果し得るいくつかの元素が存在する。しかし、健康と安全、性質の最適化、利用 可能性およびコストの要因の点で、Zr、SnおよびTiが、低アルミナのホウ ケイ酸アルカリと混合したときに本発明の基礎を形成する最も望ましい介在酸化 物である。 「ガラス様ガラス」なる用語は、長範囲の結晶次数を持たない、即ち無定形と みなされる無機物質を意味するものと解する。 「透明」なる用語は、屈折によることを除いて散乱することなく有用な光を透 過させ得ることを意味するものと解する。これは、無色のガラスおよび着色/染 色したガラスを包含する。 本発明によれば、低アルミナのホウケイ酸アルカリならびにジルコニウム、ス ズおよびチタンからなる群から選ばれる2〜20重量%(酸化物形態に基づいて 算出)の主単一添加物を組合せて含有する、無鉛の透明ガラス様ガラス組成物が 提供される。 低アルミナのホウケイ酸アルカリは、少量のアルミナ(介在酸化物)、即ち0 .5〜6.0重量%、好ましくは0.5〜4重量%のアルミナおよび0.5〜6.0 重量%、好ましくは0.5〜4重量%のカルシア(calcia)(アルカリ土)を含 有しているであろう(酸化物形態に基づいて算出)。ストロンチアおよび/また はバリアが、少量のアルカリ土添加物の役割において、部分的にまたは全体的に カルシアの代わりに置換されていてもよい。ここに示した量は、低アルミナのホ ウケイ酸 塩の全体量に基づいて算出する。 本組成物はZr、SnまたはTiからの1種の元素を含有しており、該元素は 適当な元素または化合物形態で該組成物中に導入されている。該元素を溶融/フ リット化によって該組成物中に導入することにより、その溶解を最適化し、さら に冷却、その後の加工および使用時に失透または再結晶が起こらないようにする のが好ましい。 この透明なガラス様ガラス物品またはガラス組成物を製造するための方法は、 低アルミナのホウケイ酸アルカリ組成物(a)、ジルコニウム、スズおよびチタ ンからなる群から選ばれる1種の元素(b)、および所望によりビスマス、バリ ウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタン、モリブデン、セリウムおよび/または フッ化物含有無機化合物から選ばれる少なくとも1種の元素(c)、からなる酸 化物形成原料を一緒に混合し、1150〜1250℃の温度で1〜4時間溶融し 、続いてフリット化し、そして得られた小片を所望により粉砕することを包含す ることを特徴とする。 これは、単純にガラス溶融物から直接的に物品を形成させることからなる方法 から本発明方法を区別するものである。このような方法は、必然的に、高い溶融 温度での長い時間(通常は10〜24時間)、およびガラス溶融物に対して精錬 剤(例えば、Sb25またはAS25)を使用して捕捉されたガスを除くことを 包含する。しかし、本発明において用いるフリット化工程は、比較的低い溶融温 度(例えば、1150〜1250℃)を使用すること、短い溶融時間(通常は1 〜4時間)により粗原料を迅速に均質化すること、それに続いてフリット化する こと、および所望により続いて粉砕することを可能にする。フリット化に続く粉 砕作業は、長い溶融時間または精錬剤の使用を必要とすることなく、捕捉された ガスを除くように作用する。 本発明において使用する「フリット化」なる用語は、フリット(ガラス破片ま たは小片)が生成するようにガラス溶融物を冷却(急冷)することを意味するも のと解する。 本発明において使用する「粉砕」なる用語は、ガラス小片を粉末に粉砕する工 程、例えばボールミル処理を導入することと解する。しかし、この工程は本発明 を限定するものとは解さない。 この作業は、有用な特性が選択した元素(ジルコニウム、スズまたはチタン) によって最終加工された透明ガラス様ガラス物品に付与される結果、またはガラ ス組成物が最適化される結果を与える。 低アルミナのホウケイ酸アルカリは、任意の元素または適当な化合物形態によ って配合物中に導入されたシリカ、酸化ホウ素、酸化アルミニウム、酸化カルシ ウム、酸化ナトリウムおよび/または酸化カリウムおよび酸化リチウムからなる のが好ましいであろう。 上に示したように、酸化カルシウムは部分的にまたは全体的に酸化ストロンチ ウムおよび/または酸化バリウムによって置換することができる。 上記の元素Zr、SnまたはTiは、任意の元素または適当な化合物形態によ って配合物中に導入することができる。大部分においては、利用可能性、コスト 効果および既知の純度のゆえに酸化物およびケイ酸塩が使用される。しかし、こ れは他の形態にある上記化合物の添加を排除するものではない。ガラス工業にお いて最も多く使用される化合物形態には、例えば、鉱物化合物、酸化物、水酸化 物、ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩および硝酸塩が含まれる。元素形態は、粉末形態 にある元素の危険な性質のゆえに通常は使用されない。しかし、これはこのよう な形態での使用を排除するものではない。 上記元素の1種からなる主単一添加物の導入を基本とし、本願において概説し た方法を用いて、透明な低アルミナのホウケイ酸アルカリに基づくガラス様ガラ ス組成物を配合することは、これまで正しく評価されていなかった。 即ち、主添加物を構成する上記元素からの選択を変えることによって、応用時 の必要条件に依存して所望の性質を「設計」することができる。例えば、スズは 比較的低温でのガラスの流動性または流れ性を高め、さらに酸に対する耐性を改 善する。ジルコニウムの添加は、アルカリ化学耐性および摩滅耐性の両方の点で 光沢と耐久性を高める。チタンは光沢と流動性を高めることに加えて、さらに酸 耐性を改善する。3種の元素の全てが、高い屈折率を付与するように作用し、着 色ガラスの場合には色の保護/安定化を高める。 低アルミナのホウケイ酸アルカリが40〜69重量%(低アルミナのホウケイ 酸塩の全体量に基づく)のシリカを含有し、従ってシリカ性、ケイ酸塩またはシ リカを基本とすると記述されるのは、本発明の特徴である。 さらに、酸化ホウ素の量は10〜30重量%に設定されており、一方、アルミ ナの量は0.5〜6.0重量%に設定されている。 少量のAl23(0.5〜6.0重量%)は、本発明に基づく透明ガラスの光沢 の維持に有用である。アルミナ添加物は不透明化を高めるために文献において推 奨されることが多く、確かに>6.0重量%のアルミナ添加物を用いたときには このことは事実である。 低アルミナのホウケイ酸アルカリの全体量に基づいてそれぞれの量を算出した ときに、上記のカルシアまたはSrOおよび/またはBaOが0.5〜6.0重量 %の量に維持されており、一方、酸化ナトリウムおよび/または酸化カリウムの 量が10〜30重量%に設定されており、酸化リチウムの量が0.1〜2.0重 量%に設定されていることが本発明の特徴である。 具体的に挙げた応用分野の全範囲に適用し得るこの低アルミナのホウケイ酸ア ルカリの配合物は、以下の表1に示したように表すことができる。表1および表 2において低アルミナのホウケイ酸アルカリに対して挙げた個々の量は、低アル ミナのホウケイ酸アルカリの全体量に基づいていることに注意すべきである。 ガラスクリスタルの分野に適用し得る本発明のさらに具体的な例は、以下の表 2に示したように配合することができる。 上記の表1および表2に示した組成物において、SrOおよび/またはBaO を部分的にまたは全体的にCaOの代わりに示された量で用いてもよいことに注 意すべきである。 さらに、本組成物は、上記の少量添加物(c)、低アルミナのホウケイ酸アル カリ(a)および単一の主添加物(b)の合計量に基づいて、10重量%未満の該 少量添加物の少なくとも1種の元素を含有し得ることに注意すべきである。 本発明の好ましい態様は、上記した元素から選ばれる単一の主添加物の範囲が 8〜20重量%であり、さらに酸化ホウ素の量が15〜25重量%であるもので ある。 従って、酸化物形態に基づいて算出して、上記元素からなる単一の主添加物( 2〜20重量%)とともに、少量(即ち、<6.0重量%、好ましくは4重量% )のアルミナを含み、これまでに言及されていたような他の列挙した主添加物( 即ち、酸化ビスマス、酸化バリウム、酸化亜鉛、酸化ランタンなど)を含まない 、任意の低アルミナのホウケイ酸アルカリに基づく組成物が、本発明の範囲内に あることは認識されるであろう。即ち、このようなガラス組成物は、最終的なシ リカを基本とする組成物に大きな上記した利益を付与する、可溶形態にある上記 元素から選ばれる単一の主添加物を含有する低アルミナのホウケイ酸アルカリと 記載されるであろう。本発明はこのような組成物と表現されるが、これは、上記 元素から選ばれる単一の主添加物が、ある種の性質の利益が優先される本組成物 の他の元素(例えば、ビスマス、バリウム、亜鉛、ストロンチウムおよびランタ ン)との比較の上で、もはや所望による/少量の添加物と記載することが現実的 ではないためである。 表2に示した最大の好ましい値(25重量%)の酸化ホウ素添加物のレベルは 比較的高いことが明らかである。これらの比較的高い添加物レベルにおいては、 組成物の商業的価値が無くなる程にまで、化学的、摩滅およびひび割れ耐性なら びに着色安定化特性が低下するとガラス分野の当業者は考えるであろう。 これは、酸化ホウ素「異常」と広く呼ばれている。この最大値は、10〜15 重量%の範囲内であると広く引用されている。 しかし、本発明においては、低アルミナのホウケイ酸塩中に含まれる比較的多 量の酸化アルカリ(Na2Oおよび/またはK2O)と組合せた、元素Zr、Sn またはTiからなる群から選ばれる介在酸化物の組合せが、化学的耐久性を保持 しながら酸化ホウ素レベルを15〜25重量%まで高めるように作用することが 強調される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 ヴィルツ、ロルフ・アルフレート イギリス国 ジェラルズ・クロス・エスエ ル9・7キューユー、バルストロード・ウ ェイ、クロスフォード・ハウス(番地の表 示なし) (72)発明者 エヴァンス、フィリップ・アンソニー イギリス国 ウエスト・ヨークシャー・エ ルエス7・3エヌイー、リーズ、チャペ ル・アラートン、メスレイ・ドライヴ 12 番 (72)発明者 ハリソン、ポール イギリス国 ウエスト・ヨークシャー・エ ルエス6・3ディーエフ、リーズ、ヘディ ングレイ、ロチェスター・テラス 11番 (72)発明者 ヴィルツ、ロルフ・アルフレート イギリス国 ジェラルズ・クロス・エスエ ル9・7キューユー、バルストロード・ウ ェイ、クロスフォード・ハウス(番地の表 示なし)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.(a)98重量%までの低アルミナのホウケイ酸アルカリ、 (b)2〜20重量%のジルコニウム、スズおよびチタンからなる群から選ば れる1種の元素からなる主添加物、および (c)10重量%未満のビスマス、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタ ン、モリブデン、セリウムから選ばれる少なくとも1種の元素および/またはフ ッ化物含有無機化合物、 [ここで、(a)、(b)および(c)の量は、(a)、(b)および(c)の酸化物 形態の全体量に基づいて算出する] の組合せからなる無鉛の耐久性ある透明ガラス様ガラス組成物。 2.92重量%までの(a)と8〜20重量%の(b)を含有することを特徴と する請求項1に記載の組成物。 3.低アルミナのホウケイ酸アルカリ(a)が、低アルミナのホウケイ酸アル カリの全体量に基づいて、 40〜69重量%のシリカ(SiO2)、 10〜30重量%の酸化ホウ素(B23)、 0.5〜6.0重量%の酸化アルミニウム(Al23)、 0.5〜6.0重量%の酸化カルシウム(CaO)、 10〜30重量%の酸化ナトリウム(Na2O)および/または 酸化カリウム(K2O)、 0.1〜2.0重量%の酸化リチウム(Li2O)、 からなることを特徴とする請求項1に記載の組成物。 4.低アルミナのホウケイ酸アルカリが、低アルミナのホウケイ酸アルカリの 全体量に基づいて、 45〜60重量%のシリカ、 15〜25重量%の酸化ホウ素、 0.5〜4.0重量%の酸化アルミニウム、 0.5〜4.0重量%の酸化カルシウム、 10〜20重量%の酸化ナトリウムおよび/または酸化カリウム、 0.5〜1.0重量%の酸化リチウム、 からなることを特徴とする請求項2に記載の組成物。 5.酸化カルシウムが、部分的または全体的に酸化ストロンチウムおよび/ま たは酸化バリウムによって置換されている請求項3または4に記載の組成物。 6.元素が、該元素の水酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩、硫酸塩または硝酸塩など の酸化物形成原料として導入されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれ かに記載の組成物。 7.全体的または部分的に、請求項1〜6のいずれかに記載の無鉛の耐久性あ る透明ガラス様ガラス組成物からなるガラス様ガラス物品。 8.組成物がモノリシック形態または粉末形態にあることを特徴とする、全体 的または部分的に、請求項1〜6のいずれかに記載の無鉛の耐久性ある透明ガラ ス様ガラス組成物からなるガラス様ガラス生産物。 9.低アルミナのホウケイ酸アルカリ組成物(a)、ジルコニウム、スズおよ びチタンからなる群から選ばれる1種の元素(b)、および所望によりビスマス 、バリウム、ストロンチウム、亜鉛、ランタン、モリブデン、セリウムおよび/ またはフッ化物含有無機化合物から選ばれる少なくとも1種の元素(c)、から なる酸化物形成原料を一緒に混合し、1150〜1250℃の温度で1〜4時間 溶融し、続いてフリット化し、そして得られた小片を所望により粉砕することを 包含することを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載のガラス様ガラス組 成物の製造方法。 10.卓上食器、容器、窓、建築、電球、放射吸収、保護、添加、剥離、および 廃棄物封じ込めの分野、ガラスクリスタル、ガラス繊維、および歯の陶材を含む 応用のための透明な耐久性ある装飾/機能ガラス物品およびガラス材料を得るた めの、請求項1〜6のいずれかに記載の組成物の使用。
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