JPH0850808A - 導電性微粒子の製造方法 - Google Patents

導電性微粒子の製造方法

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JPH0850808A
JPH0850808A JP18461794A JP18461794A JPH0850808A JP H0850808 A JPH0850808 A JP H0850808A JP 18461794 A JP18461794 A JP 18461794A JP 18461794 A JP18461794 A JP 18461794A JP H0850808 A JPH0850808 A JP H0850808A
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conductive
particles
fine
conductive fine
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JP18461794A
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English (en)
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Kazuhiko Kamiyoshi
和彦 神吉
Yoshiaki Kodera
嘉秋 小寺
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Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/321Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors electrically connecting electric components or wires to printed circuits by conductive adhesives

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  • Polymerisation Methods In General (AREA)
  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 導電性微粒子の導電性部分である層が割れた
り、有機単量体を重合して得られる粒子からその層が剥
離したりすることがない、導電性微粒子の製造方法を提
供すること;および簡略化し、大幅なコストダウンを達
成する導電性微粒子の製造方法を提供すること。 【構成】 有機単量体を水系媒体中に粒子状に懸濁させ
た後、懸濁重合を行うことを包含する導電性微粒子の製
造方法。この方法は、酸素含有量が0.5〜5重量%の
範囲内である金属微粉を水系媒体中に共存させることを
特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、エレクトロニ
クス分野における微細電極接合に用いられる導電性微粒
子の製造方法に関し、詳しくは、異方性導電膜、異方性
導電インキ等に用いられる導電性微粒子;縦方向導電材
料用導電性微粒子および導電性ペースト用導電性微粒
子;ならびに横方向導電材料用導電性微粒子の製造方法
に関する。本発明はまた、静電防止用の塗料、フィル
ム、シートなどの成型物に用いられる導電性フィラーと
して有用な導電性微粒子の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より用いられている導電性微粒子と
しては、ニッケル、金、銀、銅、ハンダ等の金属微粒
子;カーボン粒子、錫コートカーボン粒子、カーボン繊
維等のカーボン含有材料;樹脂基材粒子の表面にニッケ
ル、ニッケル−金、金、銀、銅等を無電解メッキにより
金属薄膜形成させた導電メッキ微粒子;等が挙げられ
る。これらの材料は、通常、バインダーやマトリックス
樹脂に混ぜ合わせることにより、エレクトロニクス分野
における微細電極接合等に用いられる。
【0003】上記金属微粒子を用いた導電性微粒子は、
比重が大きく、例えばバインダーに混ぜ合わせて用いら
れる際に、沈降または分離し易く、そして形状が不定形
で且つ粒子径分布が広いために使用される用途が限定さ
れる。
【0004】上記カーボン含有材料を用いた導電性微粒
子では、含有するカーボンの導電率が10-1〜10-2Ω
-1cm-1であり、これは金属の導電率104〜105Ω-1
cm -1に比べて低く、また、カーボン粒子・繊維は多孔
性であるため、バインダーやマトリックス樹脂と混ぜ合
わせて形成されるシート等の成型物の強度が不十分とな
る。
【0005】上記導電メッキ微粒子の製造方法について
は、例えば、特開平4−147513号公報には重合体
微粒子にメッキすることにより導電性微粒子を製造する
方法について記載されている。
【0006】しかし、上記方法により得られる導電メッ
キ微粒子は、樹脂基材粒子と導電メッキ層との熱膨張係
数、圧縮変形性等の差が大きいために導電メッキ層が樹
脂基材粒子から剥離し易いという問題点を有していた。
さらに、従来の無電解メッキ法では製造工程が複雑であ
り、且つ特殊なメッキ試薬を用いるために安価で製造す
ることができなかった。
【0007】特開平4−285604号公報にはまた、
ポリマー微粒子に金属微粒子を固定化することにより金
属担持微粒子を製造する方法が記載されている。
【0008】しかし、上記方法により得られる金属担持
微粒子においては、ポリマー微粒子と金属微粒子との密
着性が悪いため、微粒子表面は金属担持微粒子で十分に
被覆されず、導電性能が不十分であった。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記問題を解
決するものであり、その目的は、導電性微粒子の導電性
部分である層が割れたり、有機単量体を重合して得られ
る粒子からその層が剥離したりすることがない導電性微
粒子の製造方法を提供することにある。本発明の目的は
また、簡略化し、大幅なコストダウンを達成する導電性
微粒子の製造方法を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の導電性微粒子の
製造方法は、有機単量体を水系媒体中に粒子状に懸濁さ
せた後、懸濁重合を行うことを包含し、酸素含有量が
0.5〜5重量%の範囲内である金属微粉を水系媒体中
に共存させることを特徴とし、そのことにより上記目的
が達成される。
【0011】以下に、本発明を詳細に説明する。
【0012】本発明で用いられる有機単量体としては、
線状重合体を形成し得る有機単量体および架橋重合体を
形成し得る有機単量体が挙げられる。
【0013】上記線状重合体を形成し得る有機単量体と
しては、アクリル酸メチル、アクリル酸エチル、アクリ
ル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、メタクリ
ル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタクリル酸ブチ
ル、メタクリル酸2−エチルヘキシル、スチレン、α−
メチルスチレン、エチルスチレン、アクリロニトリル、
塩化ビニル、酢酸ビニル等が挙げられる。
【0014】上記架橋重合体を形成し得る有機単量体と
しては、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリ
レート、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレ
ート、テトラメチロールメタンジ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタンモノ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールメタントリ(メタ)アクリレート、
トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレート、トリ
メチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、エチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、2,2’−ビス(4−アクリロ
キシジエトキシフェニル)プロパン、ネオペンチルグリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,6ヘキサングリコ
ールジ(メタ)アクリレート等の分子中に2個以上のア
クリレート基またはメタクリレート基を有する化合物、
ジビニルベンゼン、トリビニルベンゼン、ジアリールフ
タレート、ジアリールイソフタレート、ジアリールマレ
ート、ジアリールアジペート、ジアリールグリコレー
ト、ジエチレングリコールビスアリールカーボネート、
トリアリールイソシアヌレート、ヘキサトリエン、ジビ
ニルエーテル、ジビニルスルホン、アルキレンビスアク
リルアミド、アルキレンビスメタクリルアミド等が挙げ
られる。
【0015】上記有機単量体は単独で用いてもよく、二
種以上混合して用いてもよい。上記有機単量体はまた、
これらの有機単量体に可溶な重合体、例えばポリブタジ
エン、ポリイソプレン、ポリエチレン、ポリスチレン、
ポリクロロプレン等を混ぜ合わせて使用してもよい。
【0016】上記有機単量体の中で特に好適なものは以
下のとおりである:テトラメチロールメタンテトラ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタントリ(メ
タ)アクリレート、テトラメチロールメタンジ(メタ)
アクリレート、テトラメチロールメタンモノ(メタ)ア
クリレート、トリメチロールメタントリ(メタ)アクリ
レート、トリメチロールエタントリ(メタ)アクリレー
ト、およびトリメチロールプロパントリ(メタ)アクリ
レート。
【0017】本発明においては、通常、ラジカル重合開
始剤を有機単量体に混合し、溶解して、有機単量体組成
物として用いられる。該ラジカル重合開始剤としては、
以下のものが挙げられる:ラウロイルパーオキサイド、
ベンゾイルパーオキサイド、アセチルパーオキサイド、
ジクミルパーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイ
ド、t−ブチルパーオキシベンゾエート、t−ブチルパ
ーオキシアセテート、t−ブチルパーオキシイソブチレ
ート、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビスイソバレ
ロニトリル等。
【0018】上記ラジカル重合開始剤は、通常上記有機
単量体100重量部に対して0.5〜15重量部の割合
で添加され得る。ラジカル重合開始剤の添加割合が、少
なくなると上記有機単量体から得られる重合体粒子の重
合率が著しく低下することがあり、多くなっても有機単
量体から得られる重合体粒子の重合率は一定値以上上が
らないためである。
【0019】本発明においては、上記有機単量体を水系
媒体中に粒子状に懸濁させた後、懸濁重合が行われる
が、この懸濁重合反応が完結するまでの間、水系媒体中
に有機単量体粒子を安定に存在させるために懸濁安定剤
の添加は必ずしも必要ではないが、下記の懸濁安定剤は
水系媒体中に溶解させて用いてもよい。
【0020】この懸濁安定剤としては以下のものが挙げ
られる:ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸、ポリ
メタクリル酸、ゼラチン、メチルセルロース、ポリメタ
クリルアミド、ポリエチレングリコール、ポリエチレン
オキサイドモノステアレート、ソルビタンテトラオレエ
ート、グリセリンモノオレエート、パラトルエンスルホ
ン酸、リン酸マグネシウムコロイド等。
【0021】上記のうち、特に好適なものはリン酸マグ
ネシウムコロイドであり、パラトルエンスルホン酸と組
み合わせて用いると更に好適である。
【0022】本発明に用いられる金属微粉としては、下
記で挙げられる金属酸化物の微粉が包含される:金、
銀、アルミニウム、ニッケル、ニッケル・金合金、ニッ
ケル・リン合金、リン青銅、白金、銅、黄銅、インジウ
ム、鉛、ハンダ、クロム、スズ、鉄等の酸化物。
【0023】上記のうち、好適なものは、ニッケル、ニ
ッケル・金合金、アルミニウム、および銅の酸化物の微
粉である。
【0024】これらの金属微粉の酸素含有量が0.5〜
5重量%の範囲内にあるものが用いられる。金属微粉の
酸素含有量が0.5重量%を下回る場合には、有機単量
体を重合して得られる粒子と金属微粉との密着性が悪
く、粒子表面が金属微粉で十分に被覆されず、得られる
導電性微粒子の導電性能が不十分となり、5重量%を上
回る場合には、得られる導電性微粒子の導電性能が不十
分である。
【0025】上記金属微粉の平均粒径は、0.01μm
〜10μmが好ましく、0.05μm〜1μmが特に好
ましい。上記金属微粉の平均粒径が、0.01μmを下
回る場合には、形成される導電薄膜層の厚みが極めて小
さいために充分な導電性能が得られないおそれがあり、
10μmを上回る場合には、粒子表面が金属微粉で均一
に被膜されず充分な導電性能が得られないおそれがあ
る。
【0026】上記金属微粉はあらかじめシランカップリ
ング剤により処理されて用いることにより、基材となる
上記有機単量体を重合して得られる粒子との密着をより
高めることができるが、必ずしもこの処理は必須条件で
はない。この目的に使用されるシランカップリング剤と
しては、ビニルトリエトキシシラン、γ−アミノプロピ
ルトリエトキシシラン、N−(β−アミノエチル)−γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキ
シプロピルトリメトキシシラン等が挙げられる。例え
ば、これらのシランカップリング剤のエタノール溶液に
上記金属微粉を浸漬した後、乾燥することにより、表面
処理された金属微粉を得ることができる。以下に本発明
の製造方法における各プロセスについて詳細に述べる。
【0027】(a)有機単量体の懸濁粒子の生成プロセ
ス 有機単量体と水系媒体とを混ぜ合わせた状態で攪拌羽根
により攪拌することにより、有機単量体の懸濁粒子を生
成させることができる。この際攪拌速度や水系媒体の粘
度を変えることにより懸濁粒子の粒子径分布をコントロ
ールすることができる。
【0028】あるいは、有機単量体と水系媒体との混合
液を多孔性膜、シート、カラム等を通過させることによ
り懸濁粒子を生成させることもできる。この場合には多
孔質体の孔径の調整を行ったり、水系媒体の粘度を変え
たりすることにより、得られる懸濁粒子のサイズ、粒子
径分布をコントロールすることができる。
【0029】通常、水系媒体は、有機単量体100重量
部に対して、200重量部〜1000重量部の割合で加
えられる。水系媒体の添加量が、有機単量体100重量
部に対して、200重量部を下回る場合には、懸濁粒子
が相互に合着し易くなるおそれがあり、1000重量部
を上回る場合には、次工程である金属微粉による被覆プ
ロセスにおいて金属微粉による被膜が均一に行えなくな
るおそれがある。
【0030】(b)金属微粉による被覆プロセス 上記方法により、有機単量体の懸濁粒子をあらかじめ生
成させ、この懸濁液を攪拌しながら金属微粉を添加す
る。金属微粉は微粉のまま加えてもよいが、懸濁粒子生
成に用いたものと同じ水系媒体に金属微粉を分散させた
後、この分散液を懸濁液に滴下させる方法も有効であ
る。
【0031】有機単量体の懸濁液を加熱することによっ
て、ラジカル重合開始剤を分解させ重合反応を行わせ
る。懸濁液を加熱する前に金属微粉を添加してもよい
が、加熱しながら添加してもよい。
【0032】懸濁重合反応が完結するまでに金属微粉を
添加することが望ましい。
【0033】金属微粉の添加量は有機単量体100重量
部に対して、1〜200重量部の範囲が好ましく、15
〜75重量部が特に好ましい。金属微粉の添加量が有機
単量体100重量部に対して、1重量部を下回る場合に
は、導電性能が低下するおそれがあり、200重量部を
上回る場合には、被覆に関与しない金属微粉が多く発生
するおそれがある。
【0034】金属微粉は有機単量体からなる懸濁粒子の
表面を取り囲むように吸着されて行く。懸濁粒子表面に
金属微粉が吸着された状態で有機単量体は重合されるた
め金属微粉が樹脂微粒子表面に固定され、表面が金属微
粉で被覆された粒子が生成される。
【0035】金属微粉の懸濁粒子表面への吸着をより一
層促進させる手段として、懸濁液の水系媒体中に、カル
ボキシル基、リン酸基等のイオン性基を有する水溶性モ
ノマーを添加することは効果的である。このような水溶
性モノマーとしては、リン酸アクリレート、リン酸メタ
クリレート、アクリル酸、メタクリル酸等が挙げられ
る。
【0036】上記水溶性モノマーの添加量は、有機単量
体100重量部に対して0.01〜10重量部の範囲が
好ましい。
【0037】(c)導電性微粒子を得るための後処理プ
ロセス 懸濁粒子の重合反応を完結させると同時に、表面に金属
微粉が稠密に被覆された導電性微粒子が得られる。この
粒子を分離して取り出すために、濾過、遠心分離等の手
段が用いられる。例えば、濾過の場合には、フィルター
上で水等で洗浄した後、加熱あるいは減圧等により乾燥
が行われ、粉末状の導電性微粒子を得ることができる。
【0038】(d)金置換反応処理による後処理プロセ
ス 金属微粉として、ニッケル微粉を用いた場合、上記
(a)〜(c)のプロセスにより得られた導電性微粒子
の導電性を向上させるためには、このニッケル被覆微粒
子の表面を金置換反応により金メッキすることが有効で
ある。
【0039】上記金メッキは、金シアン酸カリウム、ク
エン酸アンモニウム等を含有する水溶液からなる金置換
浴に上記ニッケル微粉が被覆された粒子を投入し、加温
することにより、 Ni+2Au+ → 2Au↓+Ni2+ の反応が起こり達成され得る。
【0040】上記(a)〜(c)および必要に応じて
(d)のプロセスにより得られる本発明の導電性微粒子
は、例えば、異方性導電膜、異方性導電インキ等に用い
られる導電性微粒子;縦方向導電材料用導電性微粒子、
および導電性ペースト用導電性微粒子;横方向導電材料
用導電性微粒子として有用である。本発明の導電性微粒
子はまた、静電防止用の塗料、フィルム、シート等の成
型物のフィラーとして有用である。
【0041】
【作用】本発明においては、有機単量体を水系媒体中に
懸濁する際、液の攪拌条件、および多孔質フィルターへ
の通過等の微粒子化手段の採用により、得られる懸濁粒
子の形状および粒子径を任意にコントロールすることが
できる。
【0042】本発明においてはまた、金属微粉を用いる
ことにより、有機単量体が重合されて基材粒子となる際
にこの金属微粉が基材粒子表面に均一に被覆され、且つ
基材粒子に強固に接着されている。この金属微粉は酸化
されており、その酸素含有量が0.5〜5重量%の範囲
内に限定されているために良好な導電性を保持してお
り、このことにより、得られる導電性微粒子は良好な導
電性能を発現する。
【0043】さらに、本発明においては、基材となる有
機単量体粒子表面に金属微粉が被覆された状態で重合反
応を完結するため、圧縮変形を受けても潰れることがな
い良好な強度を発現する導電性微粒子が得られる。
【0044】
【実施例】
(実施例1) (1)導電性微粒子の作製 表1に示される構成の水系媒体に、表1に示される有機
単量体組成物を加え、矢羽根を有する攪拌機により、有
機単量体組成物が平均粒径10μmの粒子状となるまで
攪拌した。この懸濁液に酸素含有率が1.0重量%で、
平均粒径が0.2μmであるニッケル微粉を添加し、攪
拌しながら液を昇温させ、85℃で8時間加熱し、重合
反応を完結させた。このようにして得られた導電性微粒
子を水洗した後、乾燥した。
【0045】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた導電性微粒子を走査型電子顕微鏡に
より観察した結果、ニッケル微粉により樹脂微粒子表面
が一様に被覆されていることが認められた。
【0046】(3)導電性能の評価 エポキシ接着材SE−4500(吉川化工(株)製)1
00重量部に対して(1)項で得られた導電性微粒子8
重量部を混合しペースト状に調製した。異方性導電テス
ト基板として34μm厚の銅板を50μm厚のポリイミ
ドフィルムに貼り合わせてエッチング処理により電極部
が330μmピッチになるように作製した基板を得た。
この異方性導電テスト基板2枚を対向させオーバーラッ
プ部が2mmになるように配置し、上記導電性微粒子を
分散したペーストで接着した。接着条件はプレス圧10
kg/cm2で140℃、加熱時間1時間であった。
【0047】このように接着した電極間の抵抗値を測定
した結果、平均抵抗値は0.5Ωであり良好な導電性を
示した。
【0048】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を微小圧縮試験機PC
T−200型(島津製作所製)により圧縮試験した結
果、圧縮歪み(ΔD/D0×100;ΔDは圧縮変位、
0は圧縮前の粒子径)40%で粒子破壊を生じたが、
粒子破壊に至るまでに金属層が割れたり、剥離したりす
ることはなかった。
【0049】(実施例2) (1)導電性微粒子の作製 懸濁液の組成を表1に示されるように変更し、金属微粉
として酸素含有率が1.0重量%で平均粒径が0.2μ
mであるニッケル微粉を用いたこと以外は、実施例1と
同様にして導電性微粒子を作製した。
【0050】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた導電性微粒子を走査型電子顕微鏡に
より観察した結果、ニッケル微粉により樹脂微粒子の表
面が一様に被覆されていることが認められた。 (3)導電性能の評価 (1)項で得られた導電性微粒子を、実施例1と同様の
方法および条件で導電性能の評価を行ったところ、平均
抵抗値は2.3Ωであり、良好な導電性を示した。
【0051】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を実施例1と同じ方法
により圧縮試験した結果、圧縮歪み40%で粒子破壊を
生じたが、粒子破壊に至るまでの間に金属層が割れた
り、剥離したりすることはなかった。
【0052】(実施例3) (1)導電性微粒子の作製 懸濁液の組成を表1に示されるように変更し、金属微粉
として酸素含有率が3.0重量%で平均粒径が0.3μ
mであるニッケル微粉を用いたこと以外は、実施例1と
同様にして導電性微粒子を作製した。
【0053】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた導電性微粒子を走査型電子顕微鏡に
より観察した結果、ニッケル微粉により樹脂微粒子の表
面が一様に被覆されていることが認められた。 (3)導電性能の評価 (1)項で得られた導電性微粒子を、実施例1と同様の
方法および条件で導電性能の評価を行ったところ、平均
抵抗値は1.5Ωであり、良好な導電性を示した。
【0054】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を実施例1と同じ方法
により圧縮試験した結果、圧縮歪み40%で粒子破壊を
生じたが、粒子破壊に至るまでの間に金属層が割れた
り、剥離したりすることはなかった。
【0055】(実施例4) (1)導電性微粒子の作製 懸濁液の組成を表1に示されるように変更し、金属微粉
として酸素含有率が3.0重量%で平均粒径が0.3μ
mであるニッケル微粉を用いたこと以外は、実施例1と
同様にして導電性微粒子を作製した。
【0056】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた導電性微粒子を走査型電子顕微鏡に
より観察した結果、ニッケル微粉により樹脂微粒子の表
面が一様に被覆されていることが認められた。 (3)導電性能の評価 (1)項で得られた導電性微粒子を、実施例1と同様の
方法および条件で導電性能の評価を行ったところ、平均
抵抗値は0.8Ωであり、良好な導電性を示した。
【0057】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を実施例1と同じ方法
により圧縮試験した結果、圧縮歪み40%で粒子破壊を
生じたが、粒子破壊に至るまでの間に金属層が割れた
り、剥離したりすることはなかった。
【0058】(比較例1) (1)導電性微粒子の作製 表1に示されるように、金属微粉として酸素含有率が
0.3重量%で平均粒径が0.2μmであるニッケル微
粉を用いたこと以外は、実施例1と同様にして導電性微
粒子を作製した。
【0059】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた導電性微粒子を、走査型電子顕微鏡
により観察した結果、樹脂微粒子の表面にニッケル微粉
が不均一な状態で被覆されていることが認められた。
【0060】(3)導電性能の評価 (1)項で得られた導電性微粒子を、実施例1と同様の
方法および条件で導電性能の評価を行ったが、抵抗値は
5kΩであり、導電性は不良であった。
【0061】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を実施例1と同じ方法
により圧縮試験した結果、圧縮歪み30%で金属層が剥
離した。
【0062】(比較例2) (1)導電性微粒子の作製 懸濁液の組成を表1に示されるように変更し、金属微粉
として酸素含有率が7重量%で平均粒径が0.3μmで
あるニッケル微粉を用いたこと以外は、実施例1と同様
にして導電性微粒子を作製した。
【0063】(2)表面状態の観察 (1)項で得られた微粒子を走査型電子顕微鏡により観
察した結果、樹脂微粒子の表面にニッケル微粉は均一な
状態で被覆されていることが認められた。
【0064】(3)導電性能の評価 (1)項で得られた微粒子を、実施例1と同様の方法お
よび条件で導電性能の評価を行ったが、抵抗値は3kΩ
であり導電性は不良であった。
【0065】(4)耐圧縮性 (1)項で得られた導電性微粒子を実施例1と同じ方法
により圧縮試験した結果、圧縮歪み40%で粒子破壊を
生じたが、粒子破壊に至るまでの間に金属層が割れた
り、剥離したりすることはなかった。
【0066】以下の表1に上記実施例1〜4ならびに比
較例1および2で用いた構成成分の種類、添加量および
評価結果を示す。
【0067】
【表1】
【0068】
【発明の効果】本発明の製造方法により得られる導電性
微粒子は、基材粒子である有機単量体粒子の表面に金属
微粉が固着されて形成されるために、比重が小さく且つ
形状および粒子径がコントロールされた微粒子として得
られ、軽重量導電材として好適である。
【0069】本発明の製造方法においては有機単量体粒
子の生成と導電金属層の形成が同一プロセスで行うこと
ができ、従来の無電解メッキに見られた複雑な工程を必
要とせず、大幅なコストダウンが可能である。
【0070】本発明の製造方法により得られる導電性微
粒子においては、導電金属層が金属微粉が稠密に被覆さ
れた構造として形成されているために、得られる導電性
微粒子が圧縮荷重を受けて変形する際に、導電性金属層
が基材粒子の変形に追随し易く、従来の無電解メッキで
得られた粒子に見られたような導電層の割れ、基材から
の剥がれといった欠点が解消されている。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 有機単量体を水系媒体中に粒子状に懸濁
    させた後、懸濁重合を行うことを包含する導電性微粒子
    の製造方法であって、 酸素含有量が0.5〜5重量%の範囲内である金属微粉
    を水系媒体中に共存させることを特徴とする導電性微粒
    子の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1335389A4 (en) * 2000-10-23 2006-08-02 Sekisui Chemical Co Ltd COATED PARTICLE
EP1780731A1 (en) * 2005-10-31 2007-05-02 Korea Electronics Technology Institute Method for fabricating conductive particle and anisotropic conductive film using the same

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EP1335389A4 (en) * 2000-10-23 2006-08-02 Sekisui Chemical Co Ltd COATED PARTICLE
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