【発明の詳細な説明】
ガストリンまたはCCK拮抗剤として有用な1,5‐ベンゾジアゼピン類
本発明は新規1,5‐ベンゾジアゼピン誘導体、それらの製造方法、それらを
含有した医薬組成物、および医学上のそれらの使用に関する。
コレシストキニン(CCK)およびガストリンは胃腸組織と中枢神経系に存在
する構造的に関連したペプチドである。コレシストキニンには、その最初に単離
された形をとるアミノ酸33個の神経ペプチドCCK‐33、そのカルボキシ末
端オクタペプチド、CCK‐8(これも天然神経ペプチド)、並びに39および
12アミノ酸形がある。ガストリンは34、17および14アミノ酸形で生じ、
最小活性配列はC末端テトラペプチドTrp‐Met‐Asp‐Phe‐NH2
(CCK‐4)であって、これはCCKおよびガストリン双方で有する共通構造
要素である。
CCKおよびガストリンは神経および末梢系における胃腸ホルモンおよび神経
伝達物質であり、体中の様々な部位に位置する特定レセプターと結合することに
よりそれら各々の生物学的役割を果たす。
コレシストキニンレセプターにはCCK‐AおよびCCK‐Bと称される少く
とも2つのサブタイプがあり、双方とも末梢および中枢神経系でみられる。CC
Kおよびガストリンレセプター拮抗剤は、動物、更に具体的にはヒトの胃腸およ
び中枢神経系のCCK関連および/またはガストリン関連障害を予防および治療
するために開示されている。
US特許第4,988,692号明細書はコレシストキニン拮抗剤として3‐
アシルアミノ‐1‐アルキル-5‐フェニル‐1,5‐ベンゾジアゼピン誘導体
の群について記載している。更にその明細書では、その化合物がCCK‐Bレセ
プターよりもCCK‐Aレセブターに対して有意に大きな親和性を有することを
示している。
我々は、ガストリンおよび/またはCCKの有効で特異的な拮抗剤、特にCC
K‐Bレセプターにおけるガストリンおよび/またはCCKの拮抗剤である、1
,5‐ベンゾジアゼピン化合物の新規群を発見した。
このように、本発明は下記一般式(I)の化合物並びにその薬学上許容される
塩および溶媒和物を提供する。
〔上記式中
R1はC3-7シクロアルキル、C7-11架橋シクロアルキルまたはC1-6アルキル
基を表し(これらのアルキル基はヒドロキシ、C1-4アルコキシ、フェニル、C1 -6
アルコキシカルボニル、C3-7シクロアルキルまたはC7-11架橋シクロアルキ
ル基で置換されていてもよい)、
R2は置換または非置換フェニル基を表し(置換基は1または2つのハロ、C1 -4
アルキル、ニトロ、シアノ、トリフルオロメチル、トリフルオロメトキシ、C1-4
アルキルチオまたは(CH2)nR4であり、ここでR4はヒドロキシ、C1-4ア
ルコキシ、CO2R5、NR5R6、SO2NR5COR7、CONR5SO2R7である
か、あるいはR4はテトラゾール、カルボキサミドテトラゾールまたは3‐トリ
フルオロメチル‐1,2,4‐トリアゾール基を表し、これらの基は窒素原子の
1つにおいてC1-4アルキル基により置換されていてもよ
い)、
R3はC3-7シクロアルキル、C7-11架橋シクロアルキルまたはC1-6アルキル
を表し(これらのアルキル基はフェニル、C3-7シクロアルキルまたはC7-11架
橋シクロアルキル基で置換されていてもよい)、
R5は水素またはC1-4アルキル基を表し、
R6は独立して水素、C1-4アルキル基または基SO2CF3を表し、
R7はC1-4アルキルを表し、
R8は水素またはハロゲン原子を表し、
mは0、1または2であり、
Xは酸素またはNHを表し、
nは0または1である〕
基R1およびR3が異なる式(I)の化合物は少くとも1つの不斉炭素原子(即
ち、ジアゼピン環の3位を占める炭素原子)を有し、本発明にはすべてのこのよ
うな立体異性体とラセミ体を含めたそれらの混合物を含むことは明らかであろう
。
式(I)の化合物において、置換基または置換基の一部として用いられるとき
の“アルキル”は、その基が直鎖でもまたは分岐鎖でもよいことを意味する。こ
のため、C1-6アルキルにはメチル、エチル、n‐プロピル、イソプロピル、n
‐ブチル、イソブチル、tert‐ブチル、n‐ペンチル、イソペンチル、ネオペン
チル、n‐ヘキシル、イソヘキシル、1,3‐ジメチルブチル、3,3‐ジメチ
ルブチル、2,3‐ジメチルブチルがある。
基R1およびR3において、基または基の一部としてのC3-7シクロアルキルと
いう用語はシクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルま
たはシクロヘプチルのような単環式アルキル基に関する。基または基の一部とし
てのC7-11架橋シクロアルキルという用語はアダマンチル、ノルボルナニルま
たはノルボルネニルのような基に関する。
式(I)の化合物の定義におけるハロゲンはフルオロ、クロロ、ブロモまたは
ヨード置換基を表す。
R2が単一の置換基で置換されたフェニル基であるとき、これはオルト、パラ
、または更に好ましくはメタ位にある。
R8がハロゲンであるとき、これは好ましくは塩素またはフッ素である。
mが1または2であるとき、ハロゲン原子、例えば塩素またはフッ素は好まし
くは7および/または8位にある。
R1がヒドロキシル基で置換されたアルキル基を表すとき、これは好ましくは
ヒドロキシで置換されたC2-6アルキル基である。このような基の例には2‐ヒ
ドロキシエチル、3‐ヒドロキシプロピル、2‐ヒドロキシプロピル、2‐ヒド
ロキシ‐3‐メチルブチルおよび2‐ヒドロキシ‐3,3‐ジメチルブチルがあ
る。
R1および/またはR3がC3-7シクロアルキル基で置換されたアルキル基を表
すとき、これは例えばシクロペンチルのようなC3-7シクロアルキル基で置換さ
れたエチルまたは1‐メチルエチルのようなC2-3アルキル基である。
R1および/またはR3が架橋C7-11シクロアルキル基であるとき、これは例え
ば1‐アダマンチルまたは2‐アダマンチル基のようなアダマンチル基、あるい
は2‐ノルボルナニル基である。
R1および/またはR3が架橋C7-11シクロアルキル基で置換されたアルキル基
であるとき、これは好ましくはエチル基、または更に特に架橋C7-11シクロアル
キル基で置換されたメチル基である。適切な架橋シクロアルキル基の例には1‐
アダマンチルまたは2‐アダマンチルのようなアダマンチル、2‐ノルボルナニ
ルまたは5‐ノルボルネニルがある。
R1がフェニルで置換されたアルキルであるとき、これは例えばベンジルまた
はフェネチルである。
R1がアルコキシカルボニルで置換されたアルキルであるとき、これは例えば
メトキシカルボニル、エトキシカルボニルまたはt‐ブトキシカルボニルのよう
なアルコキシカルボニルで置換されたメチル、エチルのようなC1-3アルキルで
ある。
R4がテトラゾール基を表すとき、適切な例には以下のものがある。
R4がカルボキサミドテトラゾール基を表すとき、適切な例には以下のものが
ある。
R4が3‐トリフルオロメチル‐1,2,4‐トリアゾール基を表すとき、適
切な例には以下のものがある。
基R6は前記の意味を有する。R6が水素原子を表すとき、各ヘテロ環式基に
ついて様々な異性体はそのヘテロ環式基の互変異性体であり、すべての互変異性
体が含まれることは明らかであるが、式では単一の互変異性体を示している。
適切なR1基の例にはアダマンチル、ノルボルナニル、フェネチル、C1-6アル
キル、例えばメチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、3‐メチルブチル、3
,3‐ジメチルブチル、C2-6ヒドロキシアルキル、例えば2‐ヒドロキシエチ
ル、3‐ヒドロキシプロピル、2‐ヒドロキシプロピル、2‐ヒドロキシ‐3‐
メチルブチルまたは2‐ヒドロキシ‐3,3‐ジメチルブチル、C5-7シクロア
ルキル、例えばシクロヘキシル、架橋C7-10シクロアルキル基で置換されたC1- 2
アルキル、例えば2‐ノルボルナニルメチル、5‐ノルボルネニルメチル、2
‐アダマンチルメチル、2‐アダマンチルエチル、2‐(1‐アダマンチル)エ
チル、1‐アダマンチルメチル、アルコキシカルボニルアルキル、例えばエトキ
シカルボニルエチル、2‐メトキシエチルまたは2‐シクロペンチルエチル、ま
たはシクロヘキシルメチルがある。
適切なR3基の例にはC1-6アルキル、例えばメチル、3‐メチルブチル、3,
3‐ジメチルブチル、C5-7シクロアルキル、例えばシクロヘキシル、C7-10架
橋シクロアルキル、例えばアダマンチルまたはノルボルナニル、またはC5-7シ
クロアルキル、C7-10架橋シクロアルキルで置換されたC1-2アルキル、例えば
1‐アダマンチルメチルまたはシクロヘキシルメチルがある。
適切なR2基の例には臭素、塩素、フッ素、メチル、メトキシ、メチルチオ、
トリフルオロメチル、シアノ、ジメチルアミノ、CO2R5(R5は水素またはエ
チルである)、NHSO2CF3、SO2NHCOCH3、CONHNSO2CH3、
で場合により置換されたフェニルがある。
式(I)の化合物の好ましい種類は、基R1およびR3が異なる意味を有する場
合である。
式(I)の化合物の別の好ましい種類は、Xが基NHである場合である。
特に好ましいR1基にはメチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、3‐メチ
ルブチル、3,3‐ジメチルブチル、2‐ヒドロキシエチル、3‐ヒドロキシプ
ロピル、メトキシエチル、エトキシカルボニルエチル、シクロヘキシルまたは1
‐アダマンチルメチルがある。
特に好ましいR3基には1‐アダマンチル、1‐アダマンチルメチル、シクロ
ヘキシルメチルまたは3‐メチルブチルがある。更に好ましくは、R3は1‐ア
ダマンチルまたは1‐アダマンチルメチルを表す。
特に好ましいR2基にはフェニル、あるいはメチル、メトキシ、ジメチルアミ
ノ、フルオロ、CO2H、CO2C2H5または5‐1H‐テトラゾリルで置換され
たフェニルがある。
式(I)の化合物の好ましい種類は、R1がメチル、3‐メチルブチル、C2-3
ヒドロキシアルキル、例えば2‐ヒドロキシエチルまたは3‐ヒドロキシプロピ
ル、2‐エトキシカルボニルエチル、2‐メトキシエチル、あるいはシクロヘキ
シルを表し、R3が1‐アダマンチルまたは1‐アダマンチルメチルを表す場合
である。
化合物の別の好ましい種類は、R2がメチル、メトキシ、ジメチルアミノ、フ
ルオロまたはカルボキシで場合により置換されたフェニルである場合である。
R8が水素を表す式(I)の化合物も、化合物の別の好ましいクラスを更に表
す。
式(I)の化合物の特に好ましい種類は、R1がメチル、3‐メチルブチル、
2‐ヒドロキシエチル、3‐ヒドロキシプロピル、2‐エトキシカルボニルエチ
ル、2‐メトキシエチルまたはシクロヘキシルを表し、R3が1‐アダマンチル
メチルを表す場合である。この種類の中で特に好ましい化合物には、R2がメチ
ルで場合により置換されたフェニルを表し、R8が水素を表し、XがNHを表す
場合である。
化合物の別の特に好ましい種類は、R1がメチルであり、R3が1‐アダマンチ
ルである場合である。この種類の中で特に好ましい化合物には、R8が水素を表
し、XがNHを表し、R2がメチル、フルオロまたはカルボキシで場合により置
換されたフェニルを表す場合がある。
特に好ましい化合物は:
N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒドロキ
シエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
‐3‐イル〕‐N’‐フェニル尿素;
N‐〔1‐(1‐アダマンチル)メチル‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2メトキ
シエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾジアゼピン‐3‐イ
ル〕‐N′‐フェニル尿素;
N‐〔1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチ
ルブチ‐1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジ
アゼピン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素;
N‐〔1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(シクロヘ
キシル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐
3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素;
N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチルブ
チ‐1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼ
ピン‐3‐イル〕‐N′‐〔3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フェニル尿素;
N‐(1‐アダマンチルメチル)‐3‐〔3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フ
ェニルオキシカルボニル〕アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチルブチ‐
1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
;
N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒドロキ
シプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピ
ン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素;
N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐エトキシ
カルボニルエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジ
アゼピン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素;
およびそれらのエナンチオマーである。
別の特に好ましい化合物には:
1‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐2,3
,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3‐イル
)‐3‐m‐トリル尿素;
1‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐2,3
,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3‐イル
)‐3‐(4‐フルオロフェニル)尿素;
3‐〔3‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐
2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3
‐イル)ウレイド〕安息香酸;
および更に特にそれらのエナンチオマーがある。
式(I)の化合物の薬学上許容される塩には、例えば薬学上許容される無機ま
たは有機酸から形成される慣用的な塩と、四級アンモニウム酸付加塩がある。適
切な酸の例には塩酸、臭化水素酸、硫酸、リン酸、硝酸、過塩素酸、フマル酸、
酢酸、プロピオン酸、コハク酸、グリコール酸、ギ酸、乳酸、マレイン酸、酒石
酸、クエン酸、パモ酸、マロン酸、ヒドロキシマレイン酸、フェニル酢酸、グル
タミン酸、安息香酸、サリチル酸、フマル酸、トルエンスルホン酸、メタンスル
ホン酸、ナフタレン‐2‐スルホン酸、ベンゼンスルホン酸等がある。シュウ酸
のような他の酸はそれ自体薬学上許容されないが、本発明による化合物とそれら
の薬学上許容される塩を得る上で中間体として有用な塩の製造に有用かもしれな
い。
R5が水素を表す式(I)の化合物は、適切なカチオンと薬学上許容される塩
を形成することがある。適切な薬学上許容されるカチオンにはアルカリ金属(例
えば、ナトリウムまたはカリウム)およびアルカリ土類金属(例えば、カルシウ
ムまたはマグネシウム)カチオンがある。
本発明による化合物に関する以下の言及には、式(I)の化合物並びにそれら
の薬学上許容される塩および溶媒和物の双方を含む。
本発明による化合物はガストリンおよび/またはCCKの有効で特異的な拮抗
剤である。本発明による化合物は、例えばモルモット摘出回腸縦筋‐筋層間神経
叢(longitudinal muscle-myenterlc plexus)においてCCK‐A拮抗剤の存在
下でCCK‐4の収縮作用を阻害する化合物の能力により証明されるように、特
にCCK‐BレセプターにおけるCCKの拮抗剤であることが示された。
本発明による化合物は、j.J.Reeves and R.Stables,Br.J.Pharmac.,1985,86,p
.677-684に記載された操作を用いて、ラット摘出胃粘膜からのペンタガストリン
刺激酸分泌を阻害するそれらの能力により証明されるように、ガストリンの拮抗
剤であることも示された。
本発明による化合物は、モルモット摘出回腸縦筋‐筋層間神経叢においてCC
K‐8の収縮活性を阻害するそれらの能力により証明されるように、ガストリン
および/またはCCK‐Bレセプターにおけるそれらの活性と比較して、CCK
‐Aレセプターで有意に弱い活性を有することもわかった。
モルモット摘出回腸縦筋‐筋層間神経叢の調製および用法は、K-H Buchheit e
t al,Nauyn-Schmeideberg's Arch.Pharmacol.(1985),329,p.36-41およびV.L.Luc
aites et al(1991),J.Pharmacol.Exp.Ther.,256,695-703に記載されている。
CCK‐AレセプターよりもCCK‐Bレセプターに対して大きな本発明によ
る化合物の親和性は、G.Dal Forno et al.,J.Pharmacol.Exp.&Ther.,261,1056-
1063,1992に記載されたCCKレセプター結合アッセイを用いて確立されている
。
したがって、本発明による化合物は、ガストリンまたはCCKの作用の改善が
治療上有益である哺乳動物、特にヒト、における障害の治療および/または予防
に有用である。このため、本発明による化合物はCCKおよび/またはガストリ
ンが関与する中枢神経系障害の治療に有用である。例えば、不安障害(恐慌性障
害、広場恐怖症、社会恐怖症、単純恐怖症、強迫障害、心的外傷後ストレス障害
および全般性不安障害)、遅発性ジスキネジア、うつ病、パーキンソン病または
精神病が挙げられる。本発明による化合物は、胃腸障害、特に胃酸度を低下させ
ることに利点がある障害、の治療にも有用である。このような障害には消化性潰
瘍、逆流性食道炎およびゾリンジャー・エリソン症候群がある。それらは過敏性
腸症候群、過剰膵液分泌、急性膵炎、運動障害、洞G細胞過形成、底部粘膜過形
成または胃腸新生物のような胃腸障害の治療にも有用である。それらは乱用およ
び禁断薬物または物質による依存症、ジル・ド・ラ・ツレット症候群または食欲
調節系の機能不全の治療、並びに下部食道、胃、腸および結腸のある腫瘍の治療
にも有用である。本発明による化合物は、鎮痛を直接誘導するか、あるいはオピ
エートまたは非オピエート媒介鎮痛を高め、しかも麻酔または痛覚の喪失を誘導
する上でも有用である。
したがって、本発明は治療、特にヒト医学、で有用な式(I)の化合物あるい
はその薬学上許容される塩または溶媒和物を提供する。
もう1つの面によれば、本発明はガストリンおよび/またはCCKの作用の改
善が治療上有効である症状の治療用薬剤の製造に関する、式(I)の化合物ある
いはその薬学上許容される塩または溶媒和物の使用を提供する。
本発明の別の面によれば、我々は式(I)の化合物あるいはその薬学上許容さ
れる塩または溶媒和物の有効量を患者に投与することからなる、特にガストリン
および/またはCCKの作用の改善が治療上有効である症状の治療における、ヒ
トを含めた哺乳動物の治療方法を提供する。
ここで治療への言及が確定疾患または症状の治療だけでなく予防にも及ぶこと
は、当業者に明らかであろう。
治療で使用上要求される本発明による化合物の量は治療される症状の性質と患
者の年齢および症状に応じて変り、最終的には担当医または獣医の裁量に委ねら
れることも更に明らかであろう。しかしながら、一般的に、成人治療に用いられ
る用量は典型的には0.01〜2000mg/日、例えば0.01〜500mg/日
の範囲である。
望ましい用量は、好ましくは単一用量でまたは適当な間隔で投与される分割用
量として、例えば1日2、3、4回またはそれ以上のサブ用量として供与される
。
本発明による化合物は動物でCCKの機能と拮抗するため、それらは動物で食
物摂取量を増加させるために約1〜10mg/kgの1日用量で飼料添加物として用
いてもよい。
治療用の場合、本発明による化合物はそのままで投与することも可能であるが
、医薬処方物として活性成分を提供することが好ましい。
このため、本発明は式(I)の化合物またはその薬学上許容される塩を1種以
上の薬学上許容されるキャリア、場合により他の治療および/または予防用成分
と一緒に含んだ医薬処方物を更に提供する。キャリアは処方物の他の成分と適合
してその受容者に有害でないという意味で“許容”されねばならない。
本発明の組成物には、特に経口、経口腔(buccal)、非経口、埋込みまたは直
腸投与用に処方された形をとるものがある。経口投与が好ましい。
経口投与用の錠剤およびカプセルは、結合剤、例えばシロップ、アラビアガム
、ゼラチン、ソルビトール、トラガカントガム、ヒドロキシプロピルセルロース
、デンプンの粘滑物またはポリビニルピロリドン;フィラー、例えばラクトース
、糖、微結晶セルロース、メイズデンプン、リン酸カルシウムまたはソルビトー
ル;滑沢剤、例えば水素付加植物油、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸
、タルク、ポリエチレングリコールまたはシリカ;崩壊剤、例えばポテトデンプ
ンまたはデンプングリコール酸ナトリウム;湿潤剤、例えばラウリル硫酸ナトリ
ウムのような慣用的な賦形剤を含有していてもよい。錠剤は当業界で周知の方法
に従いコートしてもよい。経口液体製剤は、例えば水性もしくは油性懸濁液、溶
液、エマルジョン、シロップまたはエリキシルの形でもよく、あるいは使用前に
水または他の適切なビヒクルで調製される乾燥製品として供してもよい。このよ
うな液体製剤は懸濁剤、例えばソルビトールシロップ、メチルセルロース、グル
コース/糖シロップ、ゼラチン、ヒドロキシエチルセルロース、カルボキシメチ
ルセルロース、ステアリン酸アルミニウムゲルまたは水素付加食用脂;乳化剤、
例えばレシチン、モノオレイン酸ソルビタンまたはアラビアガム;非水性ビヒク
ル(食用油も含む)、例えばアーモンド油、分別ココナツ油、油性エステル、プ
ロピレングリコールまたはエチルアルコール;保存剤、例えばp‐ヒドロキシ安
息香酸メチルもしくはプロピルまたはソルビン酸のような慣用的な添加剤も含有
してよい。組成物は、例えばカカオ脂または他のグリセリドのような慣用的な坐
薬基剤を含有した、坐剤として処方してもよい。
経口腔投与用の場合、組成物は常法で処方される錠剤またはトローチの形をと
ってよい。
本発明による組成物は、注射または持続注入による非経口投与用に処方しても
よい。注射用処方は前充填シリンジ、バイアルおよびアンプルまたは多数回投与
容器内で単位投与形として供され、保存剤が添加される。組成物は油性または水
性ビヒクル中で懸濁液、溶液またはエマルジョンのような形をとってもよく、懸
濁、安定および/または分散剤のような処方剤を含有してもよい。あるいは、活
性成分は使用前に適切なビヒクル、例えば無菌の発熱物質を含まない水で調製さ
れる、凍結乾燥により得られる粉末形であってもよい。
本発明による組成物はデポ(depot)製剤として処方してもよい。このような
長時間作用処方物は埋込み(例えば、皮下または筋肉内)または筋肉内注射によ
り投与される。このため、例えば、本発明による化合物は、適切なポリマーもし
くは疎水性物質(例えば、許容される油中でエマルジョンとして)またはイオン
交換樹脂と共に、あるいは難溶性誘導体、例えば難溶性塩、として処方される。
本発明による組成物は0.1〜99%の活性成分、好ましくは錠剤およびカプ
セルの場合30〜95%、液体製剤の場合3〜50%を含有する。
一般式(I)の化合物は、R1、R3、R8およびmが式(I)で定義された下
記アミン(II):
をイソシアネートR2NCOまたは化合物R2XCOCl(R2およびXは前記の
意味を有する)と反応させることにより製造される。
反応は、好ましくは、ハロ炭化水素(例えば、ジクロロメタン)、エーテル(
例えば、テトラヒドロフラン)、ニトリル(例えば、アセトニトリル)またはそ
れらの混合液のような適切な溶媒の存在下0〜80℃範囲の温度で行う。
式(II)の化合物は下記式(III)の化合物の還元により製造される。
還元は亜鉛および酢酸を用いて0〜50℃範囲内の温度で行われる。あるいは、
還元はメタノールのような溶媒中でギ酸アンモニウムおよびパラジウム炭を用い
て行ってもよい。
式(III)の化合物は、エーテル、例えばテトラヒドロフランまたは酢酸エチ
ルのような適切な溶媒中で、下記オルトフェニレンジアミン(IV)と二酸クロリ
ド(V)との反応により製造される。
式(IV)の化合物は既知化合物であるか、または類似方法により製造してもよ
い。例えば、式(IV)の化合物は下記アミン(VI)のアルキル化により製造され
る。
アミン(VI)は、場合によりN,N‐ジメチルホルムアミドのような溶媒中ヨウ
化ナトリウムの存在下で、化合物R1Y(Yは塩素または臭素である)と反応さ
せてもよい。
R1が場合により置換されたアルキル基である式(IV)の化合物は、適切なア
ルデヒドまたはケトンとの反応と、同時にまたはその後に反応生成物の還元によ
り、化合物(VI)から製造してもよい。
R1またはR3が場合により置換されたアルキル基である式(I)の化合物は、
式(I)の場合に相当するが、R1またはR3が水素を表す化合物のアルキル化に
より製造される。アルキル化方法は、適切な塩基の存在下、非プロトン溶媒中で
、適切な化合物R1YまたはR3Y(Yは脱離基、例えば臭素である)を用いて行
われる。例えば、反応はN,N‐ジメチルホルムアミドのような溶媒中で塩基と
して水素化ナトリウムを用いて行われる。あるいは、反応はケトン、例えばアセ
トン、のような溶媒中、炭酸アルカリ金属、例えば炭酸ナトリウムまたはカリウ
ム、の存在下で行ってもよい。
式(I)の化合物は本発明による他の化合物に変換してもよい。
R2がカルボキシル基で置換されたフェニル基である式(I)の化合物は、R2
がアルコキシカルボニル基で置換されたフェニル基である式(I)の対応化合物
の加水分解により製造される。
R1がC2-6ヒドロキシアルキル基を表す式(I)の化合物は、R1がアルコキ
シカルボニルC1-5アルキル基を表す対応化合物の還元により製造される。
上記方法において、中間体(II)、(III)、(V)および(VI)の基R1およ
びR3は式(I)で定義されたような基でも、またはそれに変換しうる基でもよ
い。
式(I)の化合物は、少くとも1つの不斉炭素原子、即ち置換尿素基が結合さ
れたジアゼピン環の炭素原子を含んでいる。式(I)の化合物の特定エナンチオ
マーは、キラルHPLCのような慣用的操作を用いるラセミ化合物の分割により
得られる。あるいは、必要なエナンチオマーは、アミン(II)から式(I)の化
合物を製造するために前記されたいずれかの方法を用いて、式(II)の対応エナ
ンチオマーアミンにより製造してもよい。
アミン(II)のエナンチオマーは、R‐カンファースルホン酸のような適切な
光学活性酸との塩形成のような慣用的操作を用いて、ラセミアミン(II)から製
造される。あるいは、ラセミアミンは適切なエナンチオマーベンジル基を導入す
るためにアミノ基において、例えば(S)‐(+)‐2‐(4‐トルエンスルホ
ニルオキシ)フェニル酢酸メチルエステルとの反応でアルキル化してもよい。次
いで得られたジアステレオマーの混合物は慣用的手段、例えばクロマトグラフィ
ーにより分離され、その後アミノ保護基が適切な溶媒、例えばメタノール中、で
例えば水酸化パラジウム炭素および水素を用いる触媒水素化分解、例えばパラジ
ウムにより除去される。
下記例は非制限的なものであり、本発明を説明している。製造および例におい
て、他で指摘されないかぎり:融点(m.p.)はBuchl m.p.装置で調べたが、未補
正である。すべての温度は℃に関する。赤外線スペクトルはFT‐IR装置にお
いてクロロホルム‐d1溶液中で測定した。プロトン磁気共鳴(1H‐NMR)ス
ペクトルはクロロホルム‐d1中の溶液として300MHzで記録した。化学シ
フトは内部標準としてMe4Siから低磁場側(d)にppmで報告され、シン
グレット(s)、ダブレット(d)、ダブレットのダブレット(dd)またはマ
ルチプレット(m)として示されている。カラムクロマトグラフィーはシリカゲ
ル(Merck AG Darmstadt,Germany)で行った。溶液は無水硫酸ナトリウムで乾燥
させた。“ペトロール”とはb.p.40‐60℃の石油エーテルに関する。ジクロ
ロメタンは水素化カルシウムで再蒸留し、テトラヒドロフランはナトリウムで再
蒸留し、エチルエーテルはナトリウムで再蒸留し、酢酸エチルは活性化モレキュ
ラーシーブで乾燥させた。下記略号が明細書で用いられている。EA=酢酸エチ
ル、CH=シクロヘキサン、P=石油エーテル40‐60℃、THF=テトラ
ヒドロフラン、DCM=ジクロロメタン、EE=エチルエーテル、DMF=N,
N‐ジメチルホルムアミド。T.l.c.はシリカプレートでの薄層クロマトグラフィ
ーに関する。中間体1 N‐(1‐アダマンチルメチル)‐1,2‐フェニレンジアミン
1,2‐フェニレンジアミン(5g)をメタノール(100ml)中1‐アダマ
ンタンカルボキサルデヒド(7.6g)の溶液に加えた。溶液を23°で2時間
攪拌し、その後水素化ホウ素ナトリウム(3.5g)を少しずつ加えた。得られ
た混合液を23°で2時間攪拌し、その後酢酸エチル(400ml)で希釈し、濾
過した。有機層を塩水(300ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して残渣を
得、これをエチルエーテルに溶解し、まだ存在している無機塩を濾去した。濾液
を真空下で濃縮し、フラッシュクロマトグラフィーにより精製して、ベージュ色
固体物として標題化合物(1.2g)を得た。m.p.86‐7°.T.l.c.CH‐E
A(7:3)Rf0.6中間体2 N‐(1‐アダマンチルメチル)‐N′‐(3‐メチルブチ‐1‐イル)‐1, 2‐フェニレンジアミン
ブロモ3‐メチルブタン(0.43ml)を窒素雰囲気下でDMF(50ml)中
中間体1(1.0g)およびヨウ化ナトリウム(0.58g)の溶液に加えた。
得られた溶液を130°に5時間加熱した。溶液を室温まで冷却し、水(100
ml)で希釈し、ジエチルエーテル(2×100ml)で抽出した。合わせた有機抽
出液を塩水(150ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して油状物を得、これ
をフラッシュクロマトグラフィー(CH‐EA95:5で溶出)により精製して
、ベージュ色固体物として標題化合物(0.7g)を得た。m.p.64‐5°.T.
l.c.CH‐EA(9:1)Rf0.82中間体3 1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチルブチ‐ 1‐イル)‐3‐フェニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ 1,5‐ベンゾジアゼピン
中間体2(0.7g)および2‐フェニルヒドラゾノマロニルジクロリド(0
.63g)を各々テトラヒドロフラン(20ml)に溶解し、窒素雰囲気下でテト
ラヒドロフラン(10ml)を含むフラスコに入れた。完全に添加後、溶液を50
°で1時間加熱した。溶液を真空下で濃縮して油状物を得、これをフラッシュク
ロマトグラフィー(CH‐EA9:1で溶出)により精製して、黄色固体物とし
て標題化合物(0.66g)を得た。m.p.104‐5°.T.l.c.CH‐EA(7
:3)Rf0.68中間体4 1‐(1‐アダマンチルメチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ メチルブチ‐1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベン ゾジアゼピン
亜鉛末(0.59g)を氷酢酸(3ml)中中間体3(0.63g)の溶液に加
えた。混合液を23°で4時間攪拌し、その後亜鉛からデカントした。溶液を1
0%水酸化ナトリウム溶液でpH=9まで塩基性化し、酢酸エチル(2×50ml
)で抽出した。合わせた有機抽出液を塩水(50ml)で洗浄し、乾燥し、真空下
で濃縮して残渣を得、これをジエチルエーテルで摩砕して、白色固体物として標
題化合物(0.36g)を得た。m.p.218‐9°.T.l.c.EA‐MeOH(9
5:5)Rf0.32.IR:3352および3400(NH2),1686お
よび1659(C=O),1597(C=C)cm-1;1H‐NMR:7.44‐
7.37(m),7.36‐7.26(m),4.42(d),4.01(s)
,3.93(m),3.25(d),2.12(m),1.84(m),1.8
‐1.
2(m),0.95(d)中間体5 2‐ニトロ‐N‐シクロヘキシルアニリン
シクロヘキシルアミン(8.1ml)を窒素雰囲気下0°で1‐フルオロ‐2‐
ニトロベンゼン(4)(3.7mg)に滴下した。得られた橙色固体物に乾燥トル
エン(10ml)を加え、混合液を23°で30分間攪拌し、その後ジクロロメタ
ン/メタノール1/1(100ml)で希釈し、有機層を塩水(50ml)、10%
水酸化ナトリウム溶液(50ml)および塩水(50ml)で洗浄し、乾燥し、真空
下で濃縮して、橙色固体物として標題化合物(7.45g)を得た。m.p.105
‐7°.T.l.c.CH‐EA(7:3)Rf0.78中間体6 2‐アミノ‐N‐シクロヘキシルアニリン
炭酸カリウム(29.9g)およびヒドロ亜硫酸ナトリウム(26.3g)を
エタノール/水1/1(400ml)中中間体5(7.33g)の懸濁液に攪拌下
で少しずつ加えた。2時間後に、更に炭酸カリウム(30.8g)およびヒドロ
亜硫酸ナトリウム(28.2g)を追加し、得られた懸濁液を23°で20時間
攪拌し、その後濃塩酸でpH=3.5まで酸性化し、真空下で濃縮した。水酸化
ナトリウムの10%溶液をpH=10まで加え、溶液をジクロロメタン(2×1
50ml)で抽出した。合わせた有機抽出液を塩水(150ml)で洗浄し、乾燥し
、真空下で濃縮して、粗製化合物(5.27g)を得、これをフラッシュクロマ
トグラフィー(CH‐EA90:10で溶出)により精製して、赤褐色油状物と
して標題化合物(2.81g)を得た。T.l.c.CH‐EA(1:1)Rf0.6
5.IR:3389‐3373(NH+NH2),1601(C=C)cm-1 中間体7 N‐(1‐アダマンチルメチル)‐N′‐(シクロヘキシル)‐1,2‐フェニ レンジアミン
メタノール(100ml)中中間体6(2.69g)の溶液にメタノール(50
ml)中1‐アダマンタンカルボキサルデヒド(2.34g)を加えた。溶液を2
3°で30分間攪拌し、その後水素化ホウ素ナトリウム(4.80g)を少しず
つ加えた。得られた混合液を23°で2時間攪拌し、その後酢酸エチル(200
ml)で希釈し、有機層を10%炭酸カリウム溶液(2×100ml)、塩水(2×
100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して残渣を得、これをフラッシュク
ロマトグラフィー(CH‐EA24/1で溶出)により精製して、紫色油状物と
して標題化合物(1.79g)を得た。T.l.c.CH‐EA(19:1)Rf0.
65中間体8 1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(シクロヘキシル) ‐3‐フェニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベ ンゾジアゼピン
中間体7(1.72g)および2‐フェニルヒドラゾノマロニルジクロリド(
1.50g)を各々THF(25ml)に溶解し、窒素雰囲気下でTHF(10ml
)を含むフラスコに入れた。完全に添加後、溶液を20°で2時間攪拌し、その
後70°で2時間加熱し、それを酢酸エチル(100ml)で希釈し、有機層を1
0%炭酸水素ナトリウム溶液(100ml)、塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し
、真空下で濃縮して残渣(2.6g)を得、これをフラッシュクロマトグラフィ
ー(CH‐EA8/2で溶出)により精製して、黄色泡状物として標題化合物(
2.29g)を得た。T.l.c.CH‐EA(8:2)Rf0.51中間体9 1‐(1‐アダマンチルメチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(シク ロヘキシル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピ ン
亜鉛末(2.93g)を氷酢酸(70ml)中中間体8(2.19g)の溶液に
少しずつ加えた。混合液を23°で2時間攪拌し、その後更に亜鉛(1g)を追
加し、攪拌を20時間続けた。亜鉛をセライトのパッドで濾去し、濾液を蒸発さ
せ、残渣を酢酸エチル(200ml)に溶解し、10%水酸化ナトリウム溶液およ
び塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して残渣(1.93g)を
得、これをフラッシュクロマトグラフィー(EA/MeOH95/5で溶出)に
より精製して、標題化合物(1.28g)を得た。T.l.c.EA‐MeOH(9:
1)Rf0.56中間体10 N‐アダマンタン‐1‐イル‐2‐ニトロフェニルアミン
2‐クロロニトロベンゼン(10g)、炭酸カリウム(17.5g)、ヨウ化
銅(I)(609mg)および1‐アダマンタンアミン(19.2g)の混合液を
窒素下180°で6時間加熱した。混合液を室温まで冷却し、シリカに吸着させ
た。これを溶出液としてヘキサン‐EA(9:1)でクロマトグラフィーに付し
て、29%2‐クロロニトロベンゼンを含有した橙/褐色結晶固体物として標題
化合物(10.86g)を得た。T.l.c.ヘキサン‐EA(99:1)Rf0.2
3中間体11 N‐アダマンタン‐1‐イルベンゼン‐1,2‐ジアミン
中間体10の場合のように製造されたN‐アダマンタン‐1‐イル‐2‐ニト
ロフェニルアミン(6g)の酢酸エチル(120ml)溶液を5%白金炭素(60
0mg)により23°、1atm圧で2時間水素付加させた。触媒をハイフローで濾
去し、濾液を蒸発させて、褐色固体物を得た。これをシリカに吸着させ、溶出液
としてヘキサン‐EA(20:3)でクロマトグラフィーに付して、クリーム色
結晶として標題化合物(3.45g)を得た。m.p.69‐71°中間体12 N‐アダマンタン‐1‐イル‐N′‐メチルベンゼン‐1,2‐ジアミン
ヨウ化メチル(0.564ml)を窒素下23°で乾燥DMF(8ml)中中間体
11(2g)および炭酸カリウム(1.75g)の混合液に加えた。4.5時間
後に混合液を水(100ml)に注ぎ、EA(2×100ml)で抽出した。合わせ
た抽出液を水および飽和塩水で洗浄し、その後乾燥および蒸発させた。残渣を溶
出液としてヘキサン‐EA(8:1〜6:1〜4:1)でクロマトグラフィーに
付して、標題化合物とN‐アダマンタン‐1‐イル‐N‐メチルベンゼン‐1,
2‐ジアミンの70:30混合物(904mg)を黄色固体物として得た。m.p.6
8‐76°分解中間体13 1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐3‐(フェニルヒドラゾノ)‐1, 5‐ジヒドロベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐2,4‐ジオン
精製せずに用いる中間体12(878mg)と2‐(フェニルヒドラゾノ)プロ
パンジオイルジクロリド(841mg)の各乾燥THF(30ml)溶液を窒素下‐
5°で乾燥THF(30ml)に25分間かけて同時に滴下した。24時間後に溶
液を蒸発乾固させ、残渣を1N Na2CO3溶液(150ml)とEA(2×10
0ml)に分配した。合わせた有機相を飽和塩水で洗浄し、乾燥および蒸発させた
。残渣を溶出液としてヘキサン‐EA(2:1)でEt3N不活化シリカのクロ
マトグラフィーに付し、クランキーな(crunchy)黄色泡状物として標題化合物
(551mg)を得た。T.l.c.Et3N不活化SiO2(ヘキサン‐EA1:1)R
f0.28.IR(CHCl3溶液)2912,1651,1520,1377
,1189,820cm-1 中間体14 1‐アダマンタン‐1‐イル‐3‐アミノ‐5‐メチル‐1,5‐ジヒドロ‐ベ ンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐2,4‐ジオン
氷酢酸(6ml)中中間体13(530mg)の溶液を冷水浴中の氷酢酸(4ml)
中亜鉛末(568mg)の懸濁液に滴下した。3時間後に混合液をハイフローで濾
過し、濾液を蒸発させた。残渣を固体炭酸ナトリウムで慎重に塩基性化された水
(20ml)とEA(2×40ml)に分配した。合わせた有機抽出液を飽和塩水で
洗浄し、乾燥および蒸発させた。残渣を溶出液としてDCM中2〜4%MeOH
でクロマトグラフィーに付し、黄色固体物として標題化合物(338mg)を得た
。m.p.194°.T.l.c.(95:5DCM‐MeOH)Rf0.15中間体15 N‐メチル‐2‐ニトロアニリン
塩酸メチルアミン(2.7g)および水酸化ナトリウムの10%水溶液(30
ml)をTHF(20ml)中1‐フルオロ‐2‐ニトロベンゼン(2.82g)の
溶液に加えた。混合液を23°で24時間保った。次いで反応混合液を真空下で
濃縮し、10%水性水酸化ナトリウム(30ml)に溶解し、EA(3×30ml)
で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(50ml)、塩水(5
0ml)で洗浄し、乾燥させた。溶媒の蒸発により橙色油状物として標題化合物(
2.894g)を得た。T.l.c.EA/CH(1:4)Rf0.57中間体16 N‐メチル-2‐アミノアニリン
10%パラジウム炭(3.92g)をメタノール(50ml)中中間体15(2
.8g)の溶液に加えた。混合液を大気圧下で9時間水素付加し、その後セライ
トパッドで濾過し、真空下で蒸発させ、褐色油状物として標題化合物(1.76
5g)を得た。T.l.c.EA/CH(1:2)Rf0.31中間体17 アダマンタン‐1‐カルボン酸(2‐メチルアミノフェニル)アミド
EA(50ml)中中間体16(1.76g)の溶液およびEA(50ml)中塩
化アダマンチルカルボニル(2.60g)の溶液をEA(150ml)中トリエチ
ルアミン(2ml)の溶液に同時に(1時間かけて)滴下した。添加が終了したら
すぐに混合液を減圧下で蒸発させ、DCM(200ml)で希釈し、10%水性水
酸化ナトリウム(200ml)、飽和塩化アンモニウム溶液(200ml)および塩
水(200ml)で洗浄した。有機層を乾燥し、真空下で濃縮して灰白色固体物(
3.62g)を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(CH/EA7:1、
5:1および3:1で溶出)により精製して、淡褐色固体物として標題化合物(
2.944g)を得た。T.l.c.CH/EA(4:1)Rf0.39中間体18 N‐アダマンタン‐1‐メチル‐N′‐メチルベンゼン‐1,2‐ジアミン
0°で冷却された乾燥トルエン(60ml)中中間体17(2.96g)の溶液
に、ボラン硫化メチル錯体(2.71ml)を窒素雰囲気下で滴下した。混合液を
23°に加温し、その後2.5時間還流した。溶液の冷却後、炭酸カリウムの飽
和水溶液(100ml)を慎重に加えた。次いで混合液をEA(200ml)で希釈
し、飽和水性炭酸カリウム(100ml)、塩水(200ml)で洗浄し、乾燥させ
た。真空下で濃縮後に得られた残渣をメタノール(60ml)に溶解し、その後固
体炭酸ナトリウム(11.02g)を加え、懸濁液を17時間還流し、室温で3
日間保った。混合液を蒸発させ、EA(200ml)で希釈し、5%水性アンモニ
ア(200ml)および塩水(200ml)で洗浄した。有機層を硫酸ナトリウムで
乾燥し、真空下で濃縮して油状物を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(
CH/EA19:1で溶出)により精製して、褐色ロウ状物として標題化合物(
0.698g)を得た。T.l.c.CH/EA(19:1)Rf0.37中間体19 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐メチル‐3‐フェ ニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼ ピン
EA(50ml)中中間体18(0.690g)の溶液をEA(50ml)中フェ
ニルヒドラゾノマロニルジクロリド(0.753g)の溶液に滴下した。混合液
を23°で45分間攪拌し、その後50°で1時間保った。混合液を10%水性
水酸化ナトリウム(100ml)、塩水(100ml)で洗浄し、乾燥させた。減圧
下で濃縮後に、標題化合物(1.104g)を黄色泡状物として得た。T.l.c.C
H/EA(1:4)Rf0.35中間体20 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐メチ ル‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
乾燥メタノール(80ml)中中間体19(1.1g)の溶液に10%パラジウ
ム炭(1.06g)およびギ酸アンモニウム(1.577g)を加えた。混合液
を10分間還流し、その後セライトパッドで濾過し、真空下で蒸発させ、ジエチ
ルエーテル(200ml)に溶解し、10%水性塩酸(200ml)で抽出した。水
層を固体炭酸水素ナトリウムで中和し、その後EA(250ml)で抽出し、塩水
(200ml)で洗浄し、乾燥させた。真空下の濃縮と、残渣のフラッシュクロマ
トグラフィー(DCM/MeOH9:1で溶出)による精製で、褐色泡状物とし
て標題化合物(0.718g)を得た。T.l.c.DCM/MeOH(9:1)Rf
0.5.IR:3370‐3117(NH),1693,1666(C=O)cm-1 中間体21 (S)‐(+)‐2‐(4‐トルエンスルホニルオキシ)フェニル酢酸メチルエ ステル
(S)‐(+)‐メチルマンデレート(2.0g)およびトリエチルアミン(
1.67ml)を乾燥ジクロロメタン(50ml)に溶解した。混合液を0°に冷却
し、その後乾燥DCM(100ml)中4‐トルエンスルホニルクロリド(9.1
51g)の溶液を−5〜5°の温度に維持しながら攪拌下でゆっくり滴下した。
溶液をこの温度で7.5時間保った。その後、混合液を10%水性塩酸(100
ml)および塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮した。粗製物質を
フラッシュクロマトグラフィー(CH/EA5:1、その後2:1で溶出)によ
り精製して、白色ロウ状物として標題化合物(2.302g)を得た。T.l.c.C
H/EA(2:1)Rf0.54.HPLC:(+)/(−)=99/1 e.e.
=98%.m,p.57‐58°中間体22 〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐メチル‐2,3 ,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐3‐イル〕アミノ フェニル酢酸メチルエステル(ジアステレオマー1)
ジイソプロピルエチルアミン(0.315ml)を乾燥THF(20ml)中中間
体20(0.640g)および中間体21(1.441g)の溶液に加えた。混
合液を7.5時間還流し、その後それを減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(60
ml)で希釈し、飽和水性塩化アンモニウム溶液(35ml)、塩水(35ml)で洗
浄し、乾燥させた。真空下で濃縮後に粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー
(EA/CH1:3、その後1:2および2:3で溶出)により何回か精製して
、白色泡状物として標題化合物(0.105g)を得た。T.l.c.(EA/CH2
:3)Rf0.36.d.e.=100%(NMRによる).m.p.105‐110°
.〔α〕D=−127.5°中間体23 (−)‐1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐ 5‐メチル‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
炭担持20%水酸化パラジウム(II)(0.130g)をメタノール(10ml
)中中間体22(0.093g)の溶液に加えた。混合液を大気圧下で2時間水
素付加した。次いで混合液をセライトパッドで濾過し、減圧下で蒸発させた。粗
製物質をフラッシュクロマトグラフィー(DCM/MeOH19:1で溶出)に
より精製して、無色油状物として標題化合物(0.058g)を得た。T.l.c.(
DCM/MeOH9:1)Rf0.70.1H‐NMR:7.4‐7.25(m
),4.43(d),4.08(s),3.50(s),3.19(d),1.
825(bs),1.52(m),1.21(m)中間体24 N‐(1‐アダマンタン‐1‐メチル)‐N′‐(2‐ヒドロキシエチル)‐1 ,2‐ベンゼンジアミン
2‐クロロエタノール(8.36ml)および粉末水酸化カリウム(7.0g)
をDMSO(100ml)中中間体1(8.0g)の溶液に加えた。混合液を14
0°で6時間加熱し、その後それを水(200ml)で希釈し、ジエチルエーテル
(2×150ml)で抽出した。合わせた有機層を飽和塩化アンモニウム溶液(2
00ml)、塩水(200ml)で洗浄し、乾燥させた。溶媒の蒸発により粗製物質
を得、これをフラッシュクロマトグラフィー(EA/CH1:9で溶出)により
精製して、灰白色固体物として標題化合物(4.6g)を得た。T.l.c.EA/C
H(7:10)Rf0.58.m.p.90‐95°.IR:3337(NH+OH
),1601(C=C)cm-1 中間体25 N‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐N′‐〔2‐(ジメチル‐tert‐ブチルシ リルオキシ)エチル〕‐1,2‐ベンゼンジアミン
tert‐ブチルジメチルシリルクロリド(2.8g)およびイミダゾール(2.
5g)を乾燥DMF(100ml)中中間体24(4.6g)の溶液に加えた。混
合液を23°で15時間攪拌し、その後それをジエチルエーテル(300ml)で
希釈し、飽和塩化アンモニウム溶液(200ml)、塩水(300ml)で洗浄し、
乾燥させた。減圧下の蒸発により白色固体物として標題化合物(6.15g)を
得た。T.l.c.EA/CH(4:11)Rf0.9.m.p.90−95°.1H‐N
MR:6.84‐6.70(m),6.7‐6.62(m),3.9(t),3
.8‐3.3(bs),3.17(t),2.75(s),2.00(m),1
.8‐1.4(m),0.91(s),0.09(s)中間体26 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒドロキシ エチル)‐3‐フェニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1 ,5‐ベンゾジアゼピン
EA(150ml)中中間体25(6.15g)の溶液をEA(100ml)中フ
ェニルヒドラゾノマロニルジクロリド(4.4g)の溶液に滴下した。混合液を
3時間還流し、その後それを減圧下で濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフ
ィー(EA/CH1:9で溶出)により精製した。標題化合物(4.0g)を黄
色泡状物として得た。T.l.c.EA/CH(7:10)Rf0.4.IR:343
7(NH),1641(C=N)cm-1 中間体27 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2 ‐ヒドロキシエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾ ジアゼピン
10%パラジウム炭(1.06g)およびギ酸アンモニウム(2.53g)を
乾燥メタノール(80ml)中中間体26(1.9g)の溶液に加えた。混合液を
1時間還流し、その後セライトパッドで濾過し、真空下で蒸発させ、ジエチルエ
ーテル(100ml)に溶解し、10%水性HCl(100ml)で抽出した。水層
を固体炭酸水素ナトリウムで中和し、その後DCM(200ml)で抽出し、塩水
(100ml)で洗浄し、乾燥させた。真空下の濃縮で、白色固体物として標題化
合物(1.21g)を得た。T.l.c.EA/MeOH(4:1)Rf0.38.m.
p.221‐223°.IR:3144‐3180(NH+OH),1691,1
659(C=O)cm-1 中間体28 〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒドロキ シエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン ‐3‐イル〕アミノフェニル酢酸メチルエステル(ジアステレオマー1)
ジイソプロピルエチルアミン(0.366ml)を乾燥THF(50ml)中中間
体27(0.805g)および中間体21(1.34g)の懸濁液に加えた。混
合液を8.5時間還流し、その後それを減圧下で濃縮し、ジクロロメタン(60
ml)で希釈し、飽和水性塩化アンモニウム溶液(50ml)、塩水(50ml)で洗
浄し、乾燥させた。真空下で濃縮後に粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー
(EA/CH1:1、その後3:1で溶出)により何回か精製して、白色泡状物
として標題化合物(0.213g)を得た。T.l.c.(EA/CH3:2)Rf
0.40.d.e.=100%(HPLCによる).m.p.100−107°.〔α〕D
=−125°中間体29 (‐)‐1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐ 5‐(2‐ヒドロキシエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5 ‐ベンゾジアゼピン
炭担持20%水酸化パラジウム(II)(0.260g)をメタノール(15ml
)中中間体28(0.195g)の溶液に加えた。混合液を大気圧下で2時間水
素付加した。次いで混合液をセライトパッドで濾過し、減圧下で蒸発させた。粗
製物質をフラッシュクロマトグラフィー(EA/MeOH3:1で溶出)により
精製して、白色泡状物として標題化合物(0.125g)を得た。T.l.c.(EA
/MeOH4:1)Rf0.38.〔α〕D=−44.6°.m.p.152‐15
7°中間体30 1‐(3‐メチル‐1‐ブチル)アミノ‐2‐ニトロベンゼン
THF(20ml)中1‐アミノ‐3‐メチルブタン(1.5g)の溶液を窒素
雰囲気下23°でTHF(20ml)中2‐フルオロニトロベンゼン(2.4g)
の溶液中に入れた。混合液を23°で3時間攪拌し、その後還流下で1.5時間
加熱した。混合液を23°に冷却し、その後真空下で濃縮して粗製化合物を得、
これをフラッシュクロマトグラフィー(CH‐EA9:1で溶出)により精製し
て、黄色油状物として標題化合物(2.12g)を得た。T.l.c.CH‐EA(4
:1)Rf0.79中間体31 N‐(3‐メチルブチ‐1‐イル)‐1,2‐ベンゼンジアミン
水(50ml)中炭酸カリウム(9.1g)およびヒドロ亜硫酸ナトリウム(8
.0g)の溶液をエタノール(30ml)および水(70ml)中中間体30(2.
12g)の混合液に加えた。混合液を23°で1時間攪拌し、その後濃塩酸でp
H=3まで酸性化した。次いで混合液を10%水酸化ナトリウム溶液でpH=1
0まで塩基性化し、酢酸エチル(2×100ml)で抽出した。合わせた抽出液を
塩水(150ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して、褐色油状物として標題
化合物(1.8g)を得た。T.l.c.CH‐EA(4:1)Rf0.36中間体32 N‐(2,2‐ジメチルエトキシカルボニル)‐N′‐(3‐メチル‐1‐ブチ ル)‐1,2‐ベンゼンジアミン
炭酸水素ジ‐t‐ブチル(2.44g)および炭酸水素ナトリウム(1.42
g)をTHF(50ml)および水(40ml)中中間体31(3.0g)の溶液に
加え、混合液を30°で1.5時間攪拌し、真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチ
ル(150ml)で希釈し、水(50ml)および塩水(50ml)で洗浄した。有機
層を乾燥し、真空下で濃縮して油状物を得、これをフラッシュクロマトグラフィ
ー(CH/EA9:1で溶出)により精製して、ロウ状物として標題化合物(3
.1g)を得た。T.l.c.CH‐EA(9:1)Rf0.37中間体33 2‐ベンジルオキシカルボニルアミノプロパン二酸ジエチルエステル
ジオキサン(60ml)および水(36ml)中2‐アミノマロン酸ジエチルエス
エル(10.0g)の溶液に炭酸水素カリウム(10.4g)を加えた。発泡の
終了後、ベンジルクロロホルメート(7.4ml)を加えた。混合液を23°で1
.5時間攪拌し、その後それを減圧下で濃縮し、ジエチルエーテル(400ml)
に溶解し、5%HCl(50ml)および塩水(50ml)で洗浄した。有機層を硫
酸ナトリウムで乾燥し、真空下で濃縮して、無色油状物として標題化合物(13
.6g)を得た。T.l.c.EA/CH(1:4)Rf0.25中間体34 2‐ベンジルオキシカルボニルアミノプロパン二酸モノエチルエステル
エタノール(100ml)中中間体33(13.56g)の溶液に水酸化カリウ
ム(2.46g)および水(20ml)を加えた。混合液を23°で4時間攪拌し
、その後減圧下で濃縮し、それを無水エタノール(40ml)から共蒸発させた。
残渣をジエチルエーテル(80ml)で摩砕して、白色固体物を得た。濾過後に固
体
物をジエチルエーテル(300ml)に懸濁し、10%HCl(100ml)で洗浄
した。有機相を塩水(60ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。蒸発に
より、白色固体物として標題化合物(9.4g)を得た。m.p.65‐70°中間体35 N‐(2,2‐ジメチルエトキシカルボニル)‐N′‐〔2‐(1‐ベンジルオ キシカルボニルアミノ‐1‐エトキシカルボニル)‐2‐オキソエチル〕‐N′ ‐(3‐メチル‐1‐ブチル)‐1,2‐フェニレンジアミン
EA(40ml)中中間体34(0.90g)の溶液にN,N′‐ジシクロヘキ
シルカルボジイミド(0.76g)および1‐ヒドロキシベンゾトリアゾール水
和物(0.55g)を加えた。添加終了後、混合液を20°で1時間攪拌し、そ
の後EA(20ml)中中間体32(0.88g)の溶液を加え、攪拌を2時間続
けた。次いで反応混合液を還流下で4時間加熱し、20°で20時間おき、濾過
し、水(50ml)および塩水(50ml)で洗浄した。有機層を乾燥し、真空下で
濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH/EA9:1で溶出)によ
り精製して、油状物として標題化合物(0.64g)を得た。T.l.c.CH‐EA
(4:1)Rf0.33中間体36 1‐(3‐メチル‐1‐ブチル)‐3‐ベンジルオキシカルボニルアミノ‐2, 4‐ジオキソ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピ
ン
濃塩酸(5ml)をエタノール(15ml)中中間体35(0.64g)の懸濁液
に加えた。混合液を23°で2時間攪拌し、EAで希釈し、水洗し、乾燥し、真
空下で濃縮して油状物(0.49g)を得、これをフラッシュクロマトグラフィ
ー(EA‐CH1:1で溶出)により精製して、白色泡状物として標題化合物(
0.23g)を得た。T,l.c.EA‐CH(1:1)Rf0.59.IR:34
31,3256(NH),1734,1717(C=O)cm-1 中間体37 3‐ベンジルオキシカルボニルアミノ‐5‐ブチル‐2,4‐ジオキソ‐1‐( 3‐メチル‐1‐ブチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベ ンゾジアゼピン
水素化ナトリウムの油中80%懸濁液(0.016g)を乾燥DMF(5ml)
中中間体36(0.198g)の溶液に加えた。15分間後に混合液を臭化ブチ
ル(0.135ml)と反応させた。溶液を23°で1時間攪拌し、その後水(3
0ml)で希釈し、ジエチルエーテル(3×30ml)で抽出した。合わせた有機層
を塩水(30ml)で洗浄し、乾燥させた。真空下の濃縮により無色油状物として
標題化合物(0.226g)を得た。T.l.c.EA‐CH(1:2)Rf0.47中間体38 3‐アミノ‐5‐ブチル‐2,4‐ジオキソ‐1‐(3‐メチル‐1‐ブチル) ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
10%Pd/C(0.106g)をメタノール(16ml)中中間体37(0.
220g)の溶液に加え、混合液を1atmで45分間水素付加した。触媒をセラ
イトで濾過し、濾液を真空下で濃縮して、黄色油状物として標題化合物(0.1
81g)を得た。T.l.c.EA-MeOH(4:1)Rf0.53中間体39 N‐(2‐メトキシ)エチル‐2‐ニトロアニリン
炭酸カリウム(4.15g)および2‐メトキシエチルアミン(1.3ml)を
乾燥THF(20ml)中1‐フルオロ‐2‐ニトロベンゼン(1.56ml)の溶
液に加えた。混合液を23°で24時間攪拌し、その後それを酢酸エチルで希釈
し、飽和塩化アンモニウム溶液(100ml)、10%水酸化ナトリウム溶液(1
00ml)および塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮させた。残渣
をフラッシュクロマトグラフィー(CH‐EA3:1で溶出)により精製して、
橙色油状物として標題化合物(2.55g)を得た。T.l.c.CH‐EA(2:1
)Rf0.51中間体40 N‐(2‐メトキシ)エチル‐1,2‐ベンゼンジアミン
水(130ml)中炭酸カリウム(12.5g)およびヒドロ亜硫酸ナトリウム
(15.6g)の溶液をエタノール(150ml)中中間体39(2.37g)の
溶液に滴下した。混合液を23°で24時間攪拌し、その後濃塩酸でpH=3ま
で酸性化した。混合液を半分の容量に濃縮し、その後10%水酸化ナトリウム溶
液でpH=10まで塩基性化した。残渣を酢酸エチル(2×100ml)で抽出し
、合わせた抽出液を塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して、暗
褐色油状物として標題化合物(1.08g)を得た。T.l.c.CH‐EA(8:2
)Rf0.31中間体41 N‐(1‐アダマンチル)メチル‐N′‐(2‐メトキシエチル)‐1,2‐ベ ンゼンジアミン
氷酢酸(0.38ml)をメタノール(55ml)中中間体40(1.08g)お
よび1‐アダマンタンカルボキサルデヒド(1.01g)の溶液に加え、その後
水素化シアノホウ素ナトリウム(0.76g)を少しずつ加えた。混合液を23
°で5時間攪拌し、その後真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチル(200ml)に
溶解し、5%炭酸水素ナトリウム溶液(150ml)、飽和炭酸水素ナトリウム溶
液(150ml)および塩水(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮し、残
渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH‐EA6:4で溶出)により精製して
、暗色油状物として標題化合物(2.06g)を得た。T.l.c.CH‐EA(1:
1)Rf0.91中間体42 1‐(1‐アダマンチル)メチル‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐メトキシエチ ル)‐3‐フェニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5 ‐ベンゾジアゼピン
乾燥THF(60ml)中2‐フェニルヒドラゾノマロニルジクロリド(1.6
6g)の溶液をTHF(60ml)中中間体41の溶液に滴下した。添加終了後に
混合液を窒素雰囲気下で4時間還流した。溶液を酢酸エチルで希釈し、飽和炭酸
水素ナトリウム溶液(3×150ml)および塩水(2×150ml)で洗浄し、乾
燥し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(CH‐EA8
:2で溶出)により精製して、黄色泡状物として標題化合物(2.78g)を得
た。T.l.c.CH‐EA(8:2)Rf0.37.IR:3441(NH),16
63(C=O)cm-1 中間体43 1‐(1‐アダマンチル)メチル‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ メトキシエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン
ギ酸アンモニウム(3.20g)および10%パラジウム炭(1.23g)を
乾燥メタノール(80ml)中中間体42(2.42g)の溶液に加えた。混合液
を窒素雰囲気下で1時間還流し、その後23°に冷却し、セライトで濾過した。
濾液を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(100ml)に溶解し、10%塩酸溶
液(100ml)および塩水(100ml)で抽出した。水層を固体炭酸水素ナトリ
ウムで中和し、その後塩化メチレン(4×100ml)で抽出した。有機層を塩水
(100ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して残渣を得、これをフラッシュ
クロマトグラフィー(DCM‐/MeOH94:4で溶出)により精製して、白
色泡状物として標題化合物(1.04g)を得た。T.l.c.EA‐MeOH(95
:
5)Rf0.34.IR:3373および3317(NH),1697および1
666(C=O)cm-1 中間体44 N‐(1‐アダマンタン‐1‐メチル)‐N′‐(3‐ヒドロキシプロピル)‐ 1,2‐ベンゼンジアミン
2‐ブロモプロパノール(0.7ml)および粉末水酸化カリウム(0.312
g)をDMF(10ml)中中間体1(1.0g)の溶液に加えた。混合液を14
0°で1時間30分加熱し、その後それを水(100ml)で希釈し、ジエチルエ
ーテル(2×70ml)で抽出した。合わせた有機層を塩水(100ml)で洗浄し
、乾燥させた。溶媒の蒸発により粗製物質を得、これをフラッシュクロマトグラ
フィー(EA/CH1:3〜1:1で溶出)により精製して、赤褐色油状物とし
て標題化合物(0.430g)を得た。T.l.c.EA/CH(1:1)Rf0.6
0中間体45 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒドロキシ プロピル)‐3‐フェニルヒドラゾノ‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ 1,5‐ベンゾジアゼピン
EA(10ml)中中間体44(0.430g)の溶液およびEA(10ml)中
フェニルヒドラゾノマロニルジクロリド(0.365g)の溶液を酢酸エチル(
10ml)含有フラスコ中に入れた。混合液を23°で40分間、その後50°で
30分間攪拌し、その後それを23°に冷却し、水(20ml)、10%水酸化ナ
トリウム溶液(2×20ml)および塩水(20ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で
濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィー(EA:CH1:1〜1:0で
溶出)により精製して、黄色泡状物として標題化合物(0.270g)を得た。
T.l.c.EA:CH(1:1)Rf0.39中間体46 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3 ‐ヒドロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベン ゾジアゼピン
10%パラジウム炭(0.850g)およびギ酸アンモニウム(1.20g)
を乾燥メタノール(70ml)中中間体45(0.930g)の溶液に加えた。混
合液を40分間還流し、その後セライトパッドで濾過し、真空下で蒸発させた。
残渣をジクロロメタン(100ml)に溶解し、水(35ml)、2%水酸化ナトリ
ウム溶液(35ml)および塩水(35ml)で洗浄し、乾燥し、真空下で濃縮して
、白色ロウ状物として標題化合物(0.665g)を得た。T.l.c.EA:MeO
H(9:1)Rf0.15.IR:3194(NH+OH),1688,168
0(c=O)cm-1 中間体47 N‐〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒド ロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐2‐D‐(3‐tert‐ブトキシカルボニル)‐3‐フェニ ルプロピオンアミド
N,N′‐ジシクロヘキシルカルボジイミド(0.179g)および1‐ヒド
ロキシベンゾトリアゾール(0.117g)を酢酸エチル(20ml)中N‐(te
rt‐ブトキシカルボニル)‐D‐フェニルアラニン(0.207g)の溶液に加
えた。溶液を23°で1時間攪拌し、その後酢酸エチル(10ml)中中間体46
(0.300g)の溶液を加えた。得られた溶液を23°で2時間30分攪拌し
、その後それを酢酸エチル(50ml)で希釈し、水(20ml)および塩水(20
ml)で洗浄し、濾過し、真空下で濃縮した。残渣をフラッシュクロマトグラフィ
ーにより溶出液としてEA‐CH(1:1〜純粋EA)の勾配を用いて精製し、
白色
泡状物として標題化合物(0.230g)を得た。T.l.c.EA‐CH(3:1)
Rf0.5中間体48 N‐〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒド ロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐2‐D‐アミノ‐3‐フェニルプロピオンアミド(ジアス テレオマー1およびジアステレオマー2)
中間体47(0.730g)をトリフルオロ酢酸(15ml)およびジクロロメ
タン(15ml)の混合液に溶解し、23°で30分間攪拌した。反応混合液を真
空下で濃縮し、ジエチルエーテルで摩砕して、標題化合物のトリフルオロ酢酸塩
を得た。この塩を酢酸エチル(70ml)に懸濁し、5%アンモニア溶液(70ml
)で抽出した。有機層を塩水で洗浄し、濾過し、真空下で濃縮して、白色泡状物
(0.540g)を得た。2つのジアステレオマーの分離をフラッシュクロマト
グラフィーによりEA‐MeOH(97:3〜9:1)の勾配で溶出させて行い
、白色泡状物として標題化合物のジアステレオマー1(0.233g)およびジ
アステレオマー2(0.188g)を得た。T.l.c.EA‐MeOH(9:1)R
f0.45および0.33.IR:3381および3182(NH+NH2),
1699および1680(C=O)cm-1
ジアステレオマー1:1H‐NMR:8.53(d),8.52‐7.2(m)
,5.09(d),4.42(d),4.25(m),3.84(m),3.7
6(m),3.68(dd),3.30(dd),3.25(d),2.64(
dd),2.8‐2.65(m),2.25‐2.02(m),1.84(bs
),1.65‐1.4(m),1.25(m)中間体49 N‐〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒド ロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐3‐フェニル‐2‐D‐(3‐フェニルチオウレイド)プ ロピオンアミド
フェニルイソチオシアネート(0.054ml)をジクロロメタン(10ml)中
中間体48のジアステレオマー1(0.233g)の溶液に加えた。溶液を23
°で3時間および50°で30分間攪拌した。溶媒を真空下で濃縮し、残渣をフ
ラッシュクロマトグラフィーにより溶出液としてEA‐CH(1:1〜3:1)
を用いて精製し、白色泡状物として標題化合物(0.185g)を得た。T.l.c.
EA‐CH(3:1)Rf0.48中間体50 1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐3‐アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3 ‐ヒドロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベン ゾジアゼピン
中間体49(0.170g)をトリフルオロ酢酸(5ml)に溶解し、混合液を
42°で40時間攪拌した。溶液を真空下で濃縮し、残渣をフラッシュクロマト
グラフィーにより精製して、回収された出発物質(0.120g)のみを得た。
この物質を濃塩酸およびエタノールの1:1混合液(6ml)に再溶解し、80°
で20時間攪拌した。溶液を真空下で濃縮し、残渣を酢酸エチル(20ml)で希
釈し、5%アンモニア溶液(20ml)および塩水で洗浄した。有機相を乾燥し、
真空下で濃縮し、残渣をフラッシュクロマトグラフィーにより溶出液としてEA
‐MeOH(9:1)を用いて精製し、標題化合物(0.020g)を得たが、
これは更に特徴付けないで、しかも更に精製せずに例14で用いた。T.l.c.EA
‐MeOH(9:1)Rf0.15例1 N‐〔1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチル ブチ‐1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.022ml)を窒素雰囲気下で乾燥ジクロロメタ
ン(10ml)中中間体4(0.07g)の溶液に加えた。混合液を23°で1時
間攪拌し、その後真空下で濃縮して残渣を得、これをアセトニトリルで摩砕して
、白色固体物として標題化合物(0.066g)を得た。m.p.156‐7°.T.
l.c.CH‐EA(1:1)Rf0.53.IR:3325(NH),1701,
1688および1645(C=O),1553(C=C)cm-1 例2 N‐〔1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチル ブチ‐1‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐N′‐〔3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フェニル〕尿素
3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フェニルイソシアネート(0.033g)を
窒素雰囲気下で乾燥ジクロロメタン(5ml)中中間体4(0.07g)の溶液に
加えた。混合液を23°で1時間攪拌し、その後真空下で濃縮して残渣を得、こ
れをアセトニトリルで摩砕して、白色固体物として標題化合物(0.045g)
を得た。m.p.226‐7°.T.l.c.CH‐EA(1:1)Rf0.53.IR:
3400および3306(NH),1700および1699(C=O),162
8および1587(C=C)cm-1;1H‐NMR:7.43‐7.27(m),
7.15(t),6.78(t),6.60(m),6.46(m),6.37
(m),6.19(d),5.07(d),4.38(d),3.90(m),
3.23(d),2.92(s),1.82(m),1.80‐1.1(m),
0.93(d)例3 N‐〔1‐(1‐アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(シクロヘキ シル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐3 ‐イル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.06ml)を窒素雰囲気下で乾燥ジクロロメタン
(5ml)およびアセトニトリル(5ml)中中間体9(0.192g)の溶液に加
えた。混合液を23°で1時間攪拌し、その後得られた白色沈殿物を濾過し、真
空下で乾燥して、白色固体物として標題化合物(0.182g)を得た。m.p.2
18‐9°.T.l.c.CH‐EA(8/2)Rf0.14.IR:3306(NH
),1697,1664および1637(C=O),1601,1560(C=
C)cm-1 例4 1‐(1‐アダマンチルメチル)‐3‐〔3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フェ ニルオキシカルボニル〕アミノ‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐メチルブチ‐1 ‐イル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン
ピリジン(0.027ml)および3‐(N,N‐ジメチルアミノ)フェニルク
ロロホルメート(0.068g)を窒素雰囲気下で乾燥ジクロロメタン(10ml
)中中間体4(0.07g)の溶液に加えた。混合液を23°で30分間攪拌し
、その後5%塩酸、5%炭酸水素ナトリウム(20ml)および塩水(20ml)で
洗浄した。有機層を乾燥し、真空下で濃縮して固体物を得、これをジエチルエー
テルで摩砕して、ベージュ色固体物として標題化合物(0.045g)を得た。
m.p.172‐3°.T.l.c.CH−EA(1:1)Rf0.69.IR:3447
および3315(NH),1734,1695および1674(C=O),16
16(C=C)cm-1 例5 1‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐2,3, 4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3‐イル) ‐3‐m‐トリル尿素
m‐トリルイソシアネート(33mg)を窒素下23°で乾燥MeCN(1ml)
中中間体14(76mg)の懸濁液に加えた。50分間後に濃厚スラリーをジエチ
ルエーテルに懸濁し、固体物を濾去し、真空下50°で乾燥して、白色固体物と
して標題化合物(78mg)を得た。m.p.245‐7°
T.l.c.(95:5DCM−MeOH)Rf0.43
IR(KBrディスク)3318,2907,1701,1671,1558,
1497,1388,1229,763cm-1
標題化合物はキラルHPLCによりその2つのエナンチオマーに分離した。
カラム:Chiralcel OJ;25cm×20mm id
溶出液:ヘプタン‐EtOH(90:10)
流速:20ml/min
検出:uv@254nm
異性体1(14mg)は白色固体物として得た。m.p.212‐3°
T.l.c.(95:5DCM−MeOH)Rf0.43
H.p.l.c.99%ee
M.s.MH+obs=473amu
異性体2(17mg)は白色固体物として得た。m.p.213‐5°
T.l.c.(95:5DCM−Me0H)Rf0.43
H.p.l.c.>99%ee
M.s.MH+obs=473amu例6 1‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐2,3, 4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3‐イル) ‐3‐(4‐フルオロフェニル)尿素
4‐フルオロフェニルイソシアネート(36mg)を窒素下23°で乾燥アセト
ニトリル(1ml)中中間体14(79mg)の懸濁液に加えた。50分間後に濃厚
スラリーをDEに懸濁し、固体物を濾去し、真空下50°で乾燥して、白色固体
物として標題化合物(73mg)を得た。m.p.239‐41°
T.l.c.(95:5DCM−MeOH)Rf0.43
IR(KBrディスク)3334,2908,1700,1557,1510,
1391,1214cm-1 例7 3‐〔3‐(1‐アダマンタン‐1‐イル‐5‐メチル‐2,4‐ジオキソ‐2 ,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾ〔b〕〔1,4〕ジアゼピン‐3‐ イル)ウレイド〕安息香酸
乾燥THF(2ml)中3‐アミノ安息香酸ベンジルエステルの溶液を窒素下で
0°に冷却し、Et3N(73mg)、その後トリホスゲン(69mg)で処理した
。淡黄褐色スラリーを更にEt3N(73mg)で処理し、その後0°で30分間
攪拌した。乾燥THF(2ml)中中間体14(179mg)の溶液を加え、攪拌を
23°で3.5時間続け、その後混合液をリン酸緩衝液(pH6.5、30ml)
に注ぎ、DCM(2×30ml)で抽出した。合わせた乾燥抽出液を蒸発させ、残
渣を溶出液としてDCM中1%MeOHでクロマトグラフィーに付し、ベージュ
色泡状物(210mg)m.p.126‐8°を得た。この泡状物の一部(193mg)
をテトラヒドロフラン(15ml)に溶解し、触媒として10%パラジウム炭素(
35mg)の存在下において23°、1atm圧で水素付加した。40分間後に混合
液をガラスミクロ繊維フィルター(1.6μm)で濾過し、濾液を蒸発させ、白
色固体物として標題化合物(147mg)を得た。m.p.198°分解
T.l.c.(90:10DCM‐MeOH)Rf0.43
IR(KBrディスク)3377,2908,1695,1556,1497,
1393,1228,761cm-1 例8 (−)‐N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐メチル‐ 2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐3‐イル〕 ‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.032ml)を乾燥アセトニトリル(1ml)中中
間体23(0.050g)の溶液に加えた。混合液を23°で5分間放置し、そ
の後それを減圧下で蒸発させた。得られた粗製物質をフラッシュクロマトグラフ
ィー(EA/CH1:2で溶出)により精製して、白色固体物として標題化合物
(0.49g)を得た。T.l.c.(EA/CH2:3)Rf0.39.HPLC:
e.e.=92%.〔α〕D=−75.1°.m.p.173‐178°.1H‐NMR
:7.44‐7.24(m),7.05(t),6.98(bs),6.17(
d),5.14(d),4.40(d),3.50(s),3.18(d),1
.82(m),1.60‐1.14(m).IR(ヌジョール):3300‐3
200(NH),1703,1659(C=O),1599(C=C)cm-1 例9 N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒドロキシ エチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐ 3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.013ml)を乾燥DCM(3ml)中中間体27
(0.030g)の溶液に加えた。真空下の蒸発後に得られた固体物をフラッシ
ュクロマトグラフィー(EA‐CH1:2、その後2:1で溶出)により精製し
た。標題化合物(0.039g)を白色固体物として得た。m.p.177‐180
°.T.l.c.EA/CH(2:1)Rf0.58.IR:3352(NH+OH)
,1695,1653(C=O)cm-1.1H‐NMR:7.802(dd),7
.
32(dd),7.38‐7.20(m),7.135(bs),7.014(
tt),6.435(d),5.12(d),4.393(d),4.3‐4.
18(m),3.907(bd),3.781(m),3.56(bs),3.
415(d),1.824(s),1.523(m),1.231(m).例10 N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒドロキシ エチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐ 3‐イル〕‐N′‐(3‐メチルフェニル)尿素
3‐トリルイソシアネート(0.037ml)を乾燥DCM(12ml)中中間体
27(0.100g)の溶液に加えた。真空下の蒸発後に得られた固体物をフラ
ッシュクロマトグラフィー(EA‐CH2:1で溶出)により精製した。標題化
合物(0.125g)を淡橙色固体物として得た。m.p.155‐160°.T.l.
c.EA/CH(1:1)Rf0.39.IR:3300,3150(NH+OH
),1713,1688(C=O),1612,1597(C=C)cm-1.1H
‐NMR:7.78(d),7.40‐7.06(m),6.86(d),6.
80(bs),6.28(d),5.11(d),4.40(d),4.23(
m),3.91(m),3.80(m),3.39(bs),3.22(d),
2.20(s),1.82(m),1.6‐1.2(m).例11 (−)‐N‐〔1‐(アダマンチルメチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐ヒ ドロキシエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.051ml)を乾燥DCM(5ml)中中間体29
(0.120g)の溶液に加えた。混合液を23°で5分間放置し、その後それ
を減圧下で蒸発させた。得られた粗製物質をフラッシュクロマトグラフィー(E
A/CH1:2、その後2:1で溶出)により精製して、白色固体物として標題
化合物(0.133g)を得た。T.l.c.(EA/CH2:1)Rf0.58.H
PLC:e.e.=93.2%.〔α〕D=−50.2°.m.p.165‐170°例12 N‐〔5‐ブチル‐2,4‐ジオキソ‐1‐(3‐メチルブチ‐1‐イル)‐2 ,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジアゼピン‐3‐イル〕‐ N′‐(4‐メトキシフェニル)尿素
4‐メトキシフェニルイソシアネート(0.070ml)を乾燥DCM(5ml)
中中間体38(0.085g)の溶液に加えた。反応混合液を23°で5分間攪
拌し、その後混合液をカラムの上に直接いれ、フラッシュクロマトグラフィー(
EA/CH1:2、その後1:1で溶出)により精製して、白色固体物として標
題化合物(0.054g)を得た。m.p.245‐248°.T.l.c.EA/CH(
1:1)Rf0.40.IR:1697,1664(C=O)cm-1 例13 N‐〔1‐(1‐アダマンチル)メチル‐2,4‐ジオキソ‐5‐(2‐メトキ シエチル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐ベンゾジアゼピン‐3‐イ ル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.015ml)をアセトニトリル(10ml)中中間
体43(0.054g)の溶液に加えた。混合液を23°で30分間攪拌し、そ
の後濾過した。固体物をアセトニトリルで洗浄し、乾燥させて、白色固体物とし
て標題化合物(0.0485g)を得た。m.p.222‐4°.T.l.c.CH‐EA
(7:3)Rf0.39.IR:3325および3288(NH),1647(
C=O),1595(C=C)cm-1
例13の化合物(0.107g)をプレパラティブキラルHPLCによりPirk
le D-DNBPG C5カラム(25cm×2cm id)を用いて流速20ml/min、254nm
(UV検出器)においてDCM‐IPA93:7v/vで溶出させてそのエナンチ
オマーに分離し、エナンチオマー1(0.036g)を得た。HPLC:保持時
間4.00min.エナンチオマー過剰率99.8%.IR(CDCl3):1691
‐1664(C=O)cm-1
エナンチオマー2(0.41g)HPLC:保持時間5.50min.エナンチオ
マー過剰率95.6%.IR(CDCl3):1695‐1686(C=O)cm- 1 例14 N‐〔1‐(アダマンタン‐1‐メチル)‐2,4‐ジオキソ‐5‐(3‐ヒド ロキシプロピル)‐2,3,4,5‐テトラヒドロ‐1H‐1,5‐ベンゾジア ゼピン‐3‐イル〕‐N′‐フェニル尿素
フェニルイソシアネート(0.005ml)をアセトニトリル(3ml)中中間体
50(0.020g)の溶液に加えた。得られた固体物を濾過し、ジエチルエー
テルおよびアセトニトリルで洗浄し、アセトニトリルで摩砕し、乾燥させて、白
色固体物として標題化合物(0.024g)を得た。そのエナンチオマー純度は
キラルHPLCにより調べたところ、98%であることがわかった。m.p.186
‐8°.T.l.c.EA:MeOH(8:2)Rf0.33.IR:3500‐33
10(NH+OH),1695,1641(C=O),1601(C=C)cm-1 調剤例 カプセルまたは錠剤
活性成分をポリエチレングリコールと一緒に適切な溶媒(例えば、エタノール
)に分散する。溶媒を除去する。こうして得られた粉末を他の賦形剤と混和する
。混和物はゼラチンカプセルに充填するために用いるか、または適切なパンチを
用いて圧縮することができる。錠剤は慣用的技術およびコーティングを用いてコ
ートしてもよい。
活性成分をポビドンと一緒に適切な溶媒(例えば、エタノール)に分散する。
溶液をラクトース上にスプレーし、溶媒を除去する。得られた粉末を他の賦形剤
と混和する。混和物はゼラチンカプセルに充填するために用いるか、または適切
なパンチを用いて圧縮する。錠剤は慣用的技術およびコーティングを用いてコー
トすることができる。経口液体
注射処方
ガラス(アンプル)中にゴム栓(バイアル、シリンジ)およびプラスチック/
金属オーバーシール(バイアルのみ)を付して充填する。不活性ガス雰囲気(例
えば、窒素)を容器の間隙に導入してもよい。CCK‐レセプター結合
CCK‐Aレセプター(膵臓アッセイ)およびCCK‐Bレセプター(モルモ
ット皮質アッセイ)に対する本発明による化合物の結合親和性は、G Dal Fornoe
t al,J.Pharmacol.Exp & Ther.261,1056-1063の操作を用いて調べた。本発明に
よる代表的化合物で調べたpKi値は下記のとおりであった。
本発明による化合物は治療上有用な用量で本質的に無毒性である。
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(51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI
C07D 403/12 243 7602−4C C07D 403/12 243
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY,
CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G
B,GE,HU,JP,KG,KP,KR,KZ,LK
,LU,LV,MD,MG,MN,MW,NL,NO,
NZ,PL,PT,RO,RU,SD,SE,SI,S
K,TJ,TT,UA,US,UZ,VN
(72)発明者 ウルシーニ,アントネルラ
イタリー国ヴエローナ、ヴイア、アレッサ
ンドロ、フレミング、2、グラクソ、ソシ
エタ、ペル、アツイオーニ内