JPH08509449A - 濃縮液を収容し、小分けし、希釈するための自蔵式パッケージ - Google Patents
濃縮液を収容し、小分けし、希釈するための自蔵式パッケージInfo
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- JPH08509449A JPH08509449A JP6524281A JP52428194A JPH08509449A JP H08509449 A JPH08509449 A JP H08509449A JP 6524281 A JP6524281 A JP 6524281A JP 52428194 A JP52428194 A JP 52428194A JP H08509449 A JPH08509449 A JP H08509449A
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Abstract
(57)【要約】
パッケージは、濃縮液を収容するための、好ましくは弾性変形可能な、排出孔を有する容器(1)と、この容器(1)の排出孔に密封をなして固定された第1端及び容器の排出孔よりも断面が小さい排出孔(16)を有する第2端を備えた注ぎ口(11)と、垂直方向軸線を有する蓋(20)とを備えている。好ましい実施例では、蓋(20)には、雌ねじ(26)が更に設けられており、この雌ねじは、蓋を容器(1)の排出孔の周りに取り外し自在に固定するため、容器(1)に設けられた相補的な雄ねじ(4)と螺合する。蓋(20)は、容器(1)から所定量の濃縮液を受け入れるための濃縮液リザーバ(25)、及び濃縮液リザーバを濃縮液で満たした後、所定量の水のような希釈液を受け入れるための主本体部分(30)を更に有する。蓋(20)の主本体部分(30)の断面は、その垂直方向軸線に対して垂直方向で計測したとき、濃縮液リザーバ(25)の断面よりも大きく、濃縮液リザーバ(25)を充填したとき、容易に視認できる。濃縮液リザーバ(25)の中央には、蓋(20)を容器に完全に取り付けたとき、注ぎ口(11)の排出孔(16)に貫入して液密シールを形成する密封ポスト(24)が配置されている。
Description
【発明の詳細な説明】
濃縮液を収容し、小分けし、希釈するための自蔵式パッケージ
技術分野
本発明は、所定量の水又は他の液体で使用の度毎に希釈される濃縮液を収容す
るようになった容器とともに使用するための小分け蓋を使用する自蔵式パッケー
ジに関する。
発明の背景
濃縮口内洗浄剤のような特定の種類の濃縮液を容器から小分けする場合には、
有効成分、香料成分、及び他の成分を希釈毎に正確な量及び濃度で得ることがで
きるということが非常に重要である。例えば、幾つかの抗菌性口内洗浄配合剤は
、歯垢や歯肉炎を治療で積極的に防ぐため、適正に希釈する必要がある。適正に
希釈するためには、容器、代表的にはボトル、からの濃縮口内洗浄剤及び水栓又
は他の供給源からの希釈水の両方を正確に計量できる必要がある。
歯垢や歯肉炎の防止といった治療効果を与えるようになった濃縮口内洗浄剤に
ついて、患者が要求に従うこと、即ち適正な摂取、投与量、及び濃度を使用する
こと、が口内洗浄剤の効力にとって重要である。
口内洗浄剤、特に使用の度毎に希釈しなければならない濃縮口内洗浄剤は、使
用が煩わしいため、患者は要求に従わないことがしばしばあるということは周知
である。更に、濃縮口内洗浄剤の前進品質及び効力は、使用者によるパッケージ
の使用の前後、使用者の口からの細菌及び唾液による汚染、及びパッケージを取
り囲む空気からの細菌及び異物による汚染が実質的にない状態に保たれる必要が
ある。
更に、抗菌性口内洗浄配合剤によっては、原理的に、水を加えた場合に効果を
発揮するものがあり、有機物と水との安定した溶液が水性相内の微小な液滴の分
散系にその形態を変える。これは、使用の直前に行われることになっている。ボ
トル内の濃縮口内洗浄剤に水が使用前に不時に混入すると、容器内に残っている
、棚で安定しており且つ均質な濃縮口内洗浄剤が、次の使用サイクル前に不安定
で効力がなく使用者に魅力がない混合物に変化してしまう。
ドイツで最も広く使用されている従来技術の一つの濃縮口内洗浄剤小分けシス
テムは、液体排出箇所に縮径孔を備えた又は備えていないボトルを有し、使用時
に希釈容器として役立つ蓋を使用しない。この設計では、使用者が別のカップ又
はグラスを使用するようになっており、経験によって或いは外部計量装置を使用
することによって、パッケージに記載された注意書に従って濃縮口内洗浄剤及び
希釈水の正確な量を得るようになっている。こうした方法は、消費者にとって明
瞭でない方法であり、多くの場合、希釈した口内洗浄剤の推奨された投与量/濃
度を得ることができない。更に、これは、旅行をする場合には、消費者が彼自身
のカップ又はグラスを持っていく必要があり、更にこうした道具が容易には入手
できないため、不便である。
米国で実施されている第2の方法は、ボトルに取り付けられたフリップアップ
キャップを使用し、スナップ取り付け計量カップがボトルのフリップアップキャ
ップに取り付けられている。計量カップには、濃縮液線及び水線が付けてある。
この特定の従来技術の設計には、三つの大きな欠点即ち、1)カップの垂直方向
軸線に沿った断面が比較的大きい(これは、カップをフリップアップキャップ上
に装着するために必要である)ため、濃縮液充填線がカップの底部に非常に近く
、従ってこれを視覚的に確認するのが非常に難しく、そのため、濃縮液を正確に
計量するのが非常に困難であるということ、2)消費者は計量カップをなくしや
すく、なくした場合には、濃縮液の正しい投与量又はキャップの適正な容積を正
確に計量する方法がなくなってしまうということ、3)計量カップを取り外した
後
にフリップアップキャップを開放しなければならず、これは、片手で計量カップ
を持ち且つボトルを別の手で持っている場合に困難な余分な工程であるというこ
と、がある。上述の欠点の他に、フリップアップキャップは、濃縮液小分けプロ
セスを始めるために消費者がその指をフリップアップキャップの製品排出孔に又
はその近くに置くことを更に必要とする。これは、勿論、不衛生である。
日本製の濃縮口内洗浄剤で使用されている別の従来技術のパッケージの設計は
、計量カップの底部に濃縮口内洗浄剤を計量するためのV字形形状の溜めが設け
られており、希釈水線がカップの形状の屈曲によって印されているという点でド
イツで使用されている従来技術のパッケージと異なる。計量カップの形状は、隅
部に丸味を付けたほぼ矩形形状であり、希釈液をカップに加えたときに濃縮液と
希釈液とを瞬間的に混合するためには理想的なものではない。更に重要なことに
は、日本製のパッケージで用いられているこの設計は、外計量カップを取り外し
、次いで、濃縮口内洗浄剤の小分けを行う前に密封キャップを捩じって外さなけ
ればならない。かくして、使用者は、三つの別々の構成要素、即ち、計量カップ
、密封キャップ、及び容器を二つの手で取り扱うか或いは濃縮液を容器から小分
けする前に1つの構成要素を下に置かなければならない。これは、不便である。
特に濃縮口内洗浄剤について使用された、市場における上述の従来技術の方法
の他に、容器から液体を小分けし且つ計量する他の方法を開示する多くの従来技
術の特許がある。しかしながら、これらの従来技術の特許の大部分は、正確に、
しかし連続した使用サイクル間での製品の一体性/安定性を維持する問題と関連
して容易に且つ迅速に希釈されるべき口内洗浄剤のような濃縮液を小分けする特
定の必要に向けられていない。
これに関し、1983年11月22日にスワートアウトに賦与された米国特許
第4,416,381号には、一体の計量カップ及びボトルの蓋を形成するボト
ルキャップが開示されている。カップには、ボトルから種々の量の液体を計量す
るための目盛が付いている。しかしながら、この蓋は、単に計量を行うためのも
のであって希釈を行うためのものではないため、計量カップ内で希釈されるべき
濃縮液を正確に計量するための小断面の濃縮液リザーバが設けられておらず、少
量の濃縮液を計量する場合に非常に重要な、流れ制御を行うため断面が制限され
た注ぎ口を持つパッケージでもない。その上、スワートアウトが開示したパッケ
ージの実施例の多くは、蓋の計量カップ部分をパッケージの使用の前後に周囲大
気に露呈し、これによって、パッケージの使用の前後に蓋の計量カップ部分が使
用者によって汚染されてしまう。
更に、1951年2月27日にワーンに賦与された米国特許第2,543,4
27号には、蓋キャップ/計量カップ兼用体が開示されている。スワートアウト
の特許と同様に、ワーンの計量カップは希釈の目的で使用されない。更に、スワ
ートアウトが開示した実施例の多くと同様に、ワーンは、蓋を使用してボトルを
密封する場合に計量カップを直立した露呈位置に置く。かくして、蓋の計量カッ
プ部分は、パッケージの使用前ばかりでなく使用者がパッケージを使用した後の
使用サイクル間にも周囲大気及び環境からの汚染に曝される。これは、濃縮口内
洗浄剤のような医師の監督を必要とする製品にとって、非常に望ましからぬこと
である。
発明の目的
本発明の主な目的は、少なくとも2:1の比で水で希釈しなければならない口
内洗浄剤のような高度に濃縮した液体を正確に迅速に及び容易に投与できるよう
にする自蔵式パッケージを提供することである。
本発明の別の目的は、液体と接触する蓋の表面を、パッケージの使用前及び連
続した使用サイクル間に周囲大気から保護することによって、パッケージの内容
物を保護することである。
本発明の更に別の目的は、蓋を各小分けサイクル後に容器に再び取り付けるこ
とができると同時に、小分け後、希釈後、及び使用サイクル後に計量カップに残
っている残留物で大きなパッケージの内容物が実質的に汚染されないようにする
蓋を提供することである。
発明の開示
以上の目的は、本発明によれば、濃縮液用容器で蓋−注ぎ口組み合わせを使用
したパッケージを提供することによって達成される。本発明の蓋部分は、密封蓋
として及び計量/希釈カップ即ち計量カップとしての両方で役立ち、口内洗浄剤
のような濃縮液を迅速に且つ正確に計量でき、濃縮液に加えられるべき希釈液を
迅速に且つ正確に計量できる。使用者が希釈されるべき濃縮液の適正な量を更に
良く計量できるようにするため、濃縮液は、好ましくは、着色されている。更に
、本発明の蓋は、濃縮液及び希釈液の両方を視覚によって容易に計量できるよう
にするため、好ましくは半透明若しくは透明である。
この蓋は、計量カップの主本体部分の端部に配置された濃縮液リザーバを有す
る。濃縮液リザーバは、小分けされるべき比較的少量の濃縮液を正確に且つ容易
に視覚によって計量できるようにするため、計量カップの主本体部分よりも断面
が小さい。
本発明の好ましい実施例の濃縮液リザーバは、円錐体の壁のような先細り形状
の壁によって構成されているが、好ましくは底部に丸みが付けてあるシンブル(
thinble)形状である。濃縮液リザーバと主計量カップ部分との間の移行点には
、好ましくは肩部が形成されており、この肩部は、蓋を上方から覗き込んだ場合
でも濃縮液の正確な量を容易に視認するための充填線表示器として役立つ。蓋が
成形プラスチックのような半透明若しくは透明な材料でできている場合には、蓋
を側方から見たときに濃縮液リザーバ及び移行肩部を明瞭に視認できるため、農
縮液の正確な量を蓋の外側から容易に視認できる。
濃縮液リザーバの底部には、好ましくは、本発明のパッケージの注ぎ口部分の
排出孔と噛み合う密封ポストが設けられている。濃縮液リザーバの形状は、密封
ポストと相まって、希釈液を加えたときに濃縮液と希釈液との混合を促進する。
使用者が直接視認できる希釈液用の充填線は、好ましくは、蓋の最上部分に設け
られている。この充填線は、代表的には、エンボス、凹所をなした溝、又は蓋の
直径又は他の断面の変化により形成された屈曲部からなる。
本発明の注ぎ口部分は、通常は、代表的には弾性変形可能なボトルである容器
の頂部に嵌まっており、容器の排出孔の大きさを効果的に縮小する。更に、注ぎ
口部分は、代表的には、容器の排出孔を通ってボトルの首部内に延びるスカート
部分を有し、このスカートは、ボトルの排出孔に対して密封関係をなして嵌合す
る座を有する。
好ましい実施例では、注ぎ口は、円錐形形状部分を更に有し、この円錐形形状
部分は、ボトルの排出孔から上方に延び、ボトルの排出孔よりもかなり小さい排
出孔で終端する。特に好ましい実施例では、パッケージを逆様にして液体を小分
けするときに液体が排出孔から噴出する傾向を小さくするため、注ぎ口の排出孔
からボトルに向かって下方に延びる短いチューブが設けられている。注ぎ口の排
出孔がボトルの排出孔よりもかなり小さいため、ボトルからの濃縮液の流れが制
限され、かくして、使用者は流れを更に正確に制御できる。注ぎ口の排出孔は、
蓋を容器に完全に取り付けることによって蓋の濃縮液リザーバの内側に配置され
た密封ポストと接触したとき、特にこの密封ポストが貫入したとき、液密シール
を形成する。
蓋及び注ぎ口の両方を本発明の容器に完全に取り付けたとき、蓋は注ぎ口部分
を完全に包囲しており、これによって、注ぎ口及び蓋の内面が実質的に周囲大気
及び環境によって汚染されないようにする。
注ぎ口の排出孔と本発明の蓋の密封ポスト部分との間の密封装置は、更に、小
分け後、希釈後、及び使用サイクル後に蓋内に残っている内容物による、容器に
残っている濃縮液の汚染の機会を実質的になくす。これは、通常は、使用サイク
ル後に容器内に残っている未使用の濃縮液の一体性及び有効性を持続する上で非
常に重要である。
本発明の一つの好ましい実施例では、濃縮液リザーバの丸味の付いた底部が蓋
の底部を形成し、意図的に、典型的な流し台の上面のような平らな表面の上に置
くには不便なように蓋を構成している。これにより、連続した使用サイクル間で
蓋をボトルから取り外したままにできず、これによって、ボトル内の濃縮液を連
続した使用サイクル間で更に保護する。
充填した蓋を平らな表面上に置くことができるのが所望である本発明の二つの
変形例では、蓋にベース部分が設けられており、これによって、蓋を倒すことな
く平らな表面上に置くことができる。これらの実施例のうちの一方では、濃縮液
リザーバから半径方向外方に延びる支持リブを使用する。第2実施例では、同心
に位置決めされたリング支持体が蓋の主本体部分から濃縮液リザーバの周りに下
方に延びる。
図面の簡単な説明
本明細書は、本発明を構成するものと考えられる要旨を特定的に指摘し且つ明
瞭に特許請求する請求の範囲で終わるけれども、本発明は、以下の詳細な説明を
添付図面を参照して読むことによって更によく理解されるであろう。
第1図は、本発明による蓋及び注ぎ口挿入体を持つ容器の最も上側の部分の部
分分解断面図であり、
第2図は、本発明の蓋の変形例の断面図であり、
第3図は、本発明の蓋の別の変形例の断面図であり、
第4図は、第3図の蓋の実施例の斜視図であり、
第5図は、蓋を上から見たときに使用者が適正な充填レベルを容易に判断でき
るようにするために蓋に設けることができる随意の構造を示す、本発明の蓋の実
施例を上方から見た平面図であり、
第6図は、濃縮液リザーバの変形例の形体を示す、本発明の変形例の蓋の実施
例の断面図であり、
第7図は、第6図の蓋の実施例の平面図である。
実施例
第1図には、本発明の例示のパッケージの実施例100の一部が部分分解断面
図で示してある。パッケージ100は、容器1の首部3の排出孔即ち口2に密封
をなして固定された注ぎ口11を有する。容器1は、好ましくは、弾性変形可能
なボトルからなる。容器1は、所望であれば、首部3の外側に雄ねじ4を有する
。蓋20には、好ましくは、この蓋を容器に取り付けたときに容器100の雄ね
じ4と螺合する、雄ねじ4と相補的な雌ねじ26が設けられている。蓋20は、
主本体部分30、及び密封ポスト24が中央に配置された濃縮液リザーバ25を
更に有する。密封ポスト24は、注ぎ口11に設けられた排出孔16と接触した
とき、及び好ましくは排出孔に貫入したとき、液密シールを構成する。蓋20を
容器1に完全に取り付けたとき、注ぎ口のフランジ12が蓋20の濃縮液リザー
バ肩部27と出会う箇所にも液密シールが形成される。
注ぎ口11に設けられた密封フランジ12は、容器1のリム5を少なくとも部
分的に覆う。注ぎ口11は、排出孔2を通って容器1の首部3内に下方に延びる
スカート15を更に有する。このスカートは、好ましくは、スカート15の外側
縁部と容器の首部3の内側面との間に液密周囲シールを形成する。
注ぎ口11の排出孔16の直径は、好ましくは、容器1の排出孔2よりもかな
り小さく、これによって、小分け中、容器からの濃縮液(図示せず)の流れを制
限する。これによって、使用者は、流れをよく制御できる。容器1は、好ましく
は弾性変形可能であるため、濃縮液小分けサイクル中、代表的には、容器を手で
変形させ、注ぎ口11の排出孔16を通して濃縮液(図示せず)を絞り出す。第
1図の実施例では、注ぎ口11の最上端から容器1に向かって下方に延びる、排
出孔16と同じ内径を持つチューブ14が内部に位置決めされている。これは、
容器1を逆様にし及び/又は絞って小分けを開始するときに濃縮液が排出孔16
の外に制御されていない態様で注ぎ出されることがないようにするのに役立つ。
蓋20は、容器1を使用していない場合には密封蓋として役立ち、取り外して
逆様にした場合には、容器1から小分けされた濃縮液及びこれに加えなければな
らない希釈液の両方を迅速に且つ正確に計量できる計量−希釈カップとして役立
つ。
第1図に示す好ましい実施例では、濃縮液リザーバ21は、先細り形状の側部
22及び丸味のある底部23を持つシンブル状に形成されている。この形状は、
中央に配置された密封ポスト24と相まって、給水栓等から希釈液を加えたとき
に濃縮液と希釈液との混合を促す。濃縮液リザーバ肩部27は、蓋20の大径の
主本体部分30から小径の濃縮液リザーバ21まで延びている。肩部27は、濃
縮液の充填線としても役立つ。これは、蓋の中を上から覗き込んだときに容易に
視認できるためである。蓋20が半透明又は透明なプラスチックで作られている
場合には、特に濃縮液が着色されているとき、濃縮液リザーバ21の充填時にこ
れを蓋の側方から容易に視認できる。
第1図に示す好ましい実施例では、希釈液についての充填線28は、蓋の直径
が段をなして増大したところで示されており、このため、どの角度から見ても容
易に視認できる。
本明細書中上文中に指摘したように、蓋20は、好ましくは、容器1の首部3
に設けられた雄ねじ4と噛み合うように設計された雌ねじ26を有する。蓋20
を容器1にねじ込むと、好ましくは二つの箇所に液密シールが形成される。第1
液密シールは、密封ポスト24が注ぎ口11の排出孔16と接触したところ、好
ましくは、密封ポストがこの孔に貫入したところに形成される。密封ポスト24
が排出孔16に貫入する場合、液密シールを形成するのに必要な貫入の度合いに
対して比較的鈍感である。ポスト24の大きさは、好ましくは、その先端の最大
寸法が、排出孔16の最小寸法よりも僅かに小さい。このため、蓋20を容器に
取り付けるとき、最初の挿入が容易になる。しかしながら、中央ポスト24の最
小寸法は、好ましくは、蓋20を容器1に完全に取り付けた時点で、排出孔16
の最大寸法よりも僅かに大きい。このため、孔16はポスト24によって液密を
なして塞がれる。所望であれば、最も外側の先端からベースに向かう方向で直径
が僅かに増大するように、ポスト24に僅かな先細り形状を付けることができる
。注ぎ口11及びポスト24は、好ましくは、両方ともポリマーでつくられてい
るため、少なくとも或る程度弾性であり、排出孔16は、通常は、必要に応じて
拡張し、濃縮液リザーバ肩部27が密封フランジ12と出会うことによって第2
液密シールを形成するまで、蓋20を容器1に一杯にねじ込むことができる。
蓋20を容器1に完全に取り付けたとき、蓋の最も上側のリップ29が容器の
変曲点6とほとんど接触した状態になる。これによって、周囲大気及び環境から
の異物の侵入によって濃縮液リザーバ21の最内面を汚染することなく、蓋20
の主本体部分30内の残留物を空気で乾燥させることができる。
濃縮液リザーバ21の内容積25及び蓋20の主本体部分30の内容積40は
、容器1内に収容された濃縮液の所望の希釈比に基づいて予め決定される。第1
図に概略に示す種類の例示の実施例では、濃縮液リザーバの容積25は約3mlで
あり、これに対し、蓋20の肩部27と肩部28との間の主本体部分30の容積
40は約15mlである。これによって、濃縮液1に対して希釈液(代表的には水
)5の希釈比が得られる。
上述の例示の実施例では、雄ねじ4の最も外側の部分を横切って計測した容器
1の直径は、約28mmである。濃縮液リザーバ21を含む蓋20の全高は約57
mmであり、蓋の外径は、肩部27のところで計測した約32mmから蓋の最も上側
のリップ29で計測した約40mmまで外方に向けてテーパ形状が付与されている
。濃縮液リザーバ21の高さは約22mmであり、リザーバの頂部のところで計測
した、即ち肩部27のところで計測したその直径は約19mmである。密封ポスト
24の直径は、そのベースのところで約2.5mm乃至3mmであり、その頂部のと
ころでの約2mmの頂部までテーパしており、全高は約6mmである。注ぎ口11は
、直径約2mmの排出孔16を有し、注ぎ口の先端は、容器1のリム5の上方約2
1mmである。蓋20を容器1に完全に取り付けたとき、密封ポスト24は注ぎ口
11の排出孔16に4mm乃至6mm程度貫入する。チューブ14の全長は約18mm
である。
以上の例示の実施例では、蓋20は、透明化したポリプロピレンから射出成形
され、注ぎ口11は、食品等級の緑色顔料で着色した高密度ポリエチレンから射
出成形され、容器1は、ポリエチレンテレフタレートを延伸吹込成形した弾性変
形可能なボトルの形態であり、このボトルの内容積は約175mlである。
上述の例示の実施例は、濃縮口内洗浄剤を小分けし、これを水道水で5:1の
比で希釈し、結果的に得られた希釈液で蓋から直接うがいするのに使用した場合
に効果的に機能する。蓋を容器に再び載せても、容器内に残る濃縮液の明らかな
汚染を生じない。
第2図には、本発明のパッケージで使用するのに適した蓋の変形例50が示し
てある。蓋の実施例50は、複数の支持リブ52が濃縮液リザーバ21から半径
方向外方に延びており、これによって、流し台の上面のような平らな表面上に、
中身をこぼすことなく蓋50を置くことができるしっかりとした安定した脚部を
形成することを除くと、第1図に示す蓋の実施例20とほぼ同じである。図示の
蓋の実施例50では、好ましくは四個のリブ52が互いに直角に取り付けられて
いる。勿論、これよりも少数の3個のリブ52でも安定的に支持することができ
、四個以上のリブ52用いてもこうした結果を得ることができるということがわ
か
る。
第2図に示す蓋の実施例50では、支持リブ52がないところで見たとき、特
に蓋の実施例50が半透明又は透明な材料から形成されている場合、濃縮液リザ
ーバ21内の濃縮液の液面高さを最も簡単に視認できる。
第3図には別の蓋の実施例60が示してある。蓋の実施例60は、濃縮液リザ
ーバ21の側部を取り囲む同心の円筒形支持リング61が蓋60の主本体部分3
0から下方に延びていることを除くと、第1図に示す蓋の実施例20とほぼ同じ
である。同心の支持リング61もまた、蓋60を平らな表面の上に転倒すること
なく置くことができるようにするしっかりとした安定した脚部を形成する。この
実施例の蓋には、支持リング61の周り又は蓋60の底部63に亘って、又はこ
の両方にラベルを貼付できる。
透明化したポリプロピレンのような透明材料から射出成形した場合には、濃縮
液リザーバ21内の濃縮液の液面高さを同心の円筒形支持リング61を通して容
易に視認できる。
第4図で最もよくわかるように、第3図に断面で示す蓋の実施例60の同心の
円筒形支持リング61には、尻尾が蓋60の底部に近くにあり且つ尖端が所望の
濃縮液充填液面高さで終端する矢印200のような外側表示が一つ又はそれ以上
設けられている。
第5図には、本発明の蓋の実施例のうちの任意のものについて使用できる随意
の構造が示してある。第5図は、蓋を上方から覗き込んだ図である。第5図に示
す蓋80は、第1図、第2図、又は第3図に示す蓋とほぼ同じ種類の蓋である。
本明細書中に開示した蓋の実施例のうちの任意のものについて使用できる第5
図に示す随意の構造は、成形又は他の方法で濃縮液リザーバ肩部27の最上面上
に配置された一連の四つの交差した十字線87からなる。十字線87の高さは、
好ましくは、約0.8mm(1/32インチ)乃至1.6mm(1/16インチ)で
あり、幅が約0.8mm(1/32インチ)乃至1.6mm(1/16インチ)であ
る。これらの十字線87は、小分け作業を上方から見たときに、正確な量の着色
濃縮液が濃縮液リザーバ21にいつ小分けされたのかを決定する上での助けとな
る。十字線87が容器1から小分けされた濃縮液で隠れたとき、濃縮液リザーバ
が適切に充填され、小分け作業を停止しなければならないということを使用者に
知らせる。言葉による指令を形成する設計のような他の視覚的設計を濃縮液リザ
ーバ肩部27に配置することによって同じ効果を得ることもできるということは
勿論である。
第6図に示す本発明の変形例では、濃縮液リザーバ121は全体に半球形形状
であるが、濃縮液リザーバ121の内容積125を小さくするように四つの円筒
形の窪み135が濃縮液リザーバ121の側部に設けられている。濃縮液リザー
バ121の内容積125を小さくすることによって、所与の量の濃縮液について
計量された濃縮液の垂直方向高さにおける変化を大きくする。肩部127は、円
筒形の窪み135が存在しているため、相補的注ぎ口11(図示せず)のフラン
ジ12上で蓋90を支持するための支持面を構成する。
本発明の特定の実施例を図示し且つ説明したが、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく種々の変形及び変更を行うことができるということは当業者には
明らかであろう。例えば、蓋の断面は必ずしも円筒形でなくてもよい。更に、蓋
の容器への固定は、必ずしも相補的ねじ山によらなくてもよい。添付の請求の範
囲は本発明の範疇のこうした変形の全てを包含しようとするものである。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M
C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG
,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,
TD,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,
CN,CZ,GB,GE,HU,JP,KG,KP,K
R,KZ,LK,LV,MD,MG,MN,MW,NO
,NZ,PL,RO,RU,SD,SI,SK,TJ,
TT,UA,UZ,VN
【要約の続き】
排出孔(16)に貫入して液密シールを形成する密封ポ
スト(24)が配置されている。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1. 濃縮液を収容し、小分けし、内部に収容された濃縮液を所定の濃度レベ ルにまで希釈するための自蔵式パッケージにおいて、 (a)排出孔及びこの排出孔の周りに蓋を取り外し自在に固定するための固定 手段を有する、前記濃縮液を収容するための容器と、 (b)前記容器の前記排出孔に密封をなして固定された第1端及び前記容器の 排出孔よりも断面が小さい排出孔となっている第2端を有する注ぎ口と、 (c)垂直方向軸線、及び前記蓋を前記容器の前記排出孔の周りに取り外し自 在に固定するために前記容器の前記固定手段と相補的な固定手段を有する蓋であ って、前記容器から前記濃縮液を所定量だけ受け入れるための濃縮液リザーバ、 及び前記濃縮液リザーバを前記濃縮液で満たした後、所定量の希釈液を受け入れ るための主本体部分を更に有し、前記蓋の前記主本体部分の断面は、その垂直方 向軸線に対して垂直方向に計測したとき、前記濃縮液リザーバの断面よりも大き く、前記濃縮液リザーバは、前記蓋を前記容器に完全に取り付けたときに前記注 ぎ口の前記排出孔とシールを形成するための手段を更に有する、蓋とからなるパ ッケージ。 2. 濃縮液を収容し、小分けし、内部に収容された濃縮液を所定の濃度レベ ルにまで希釈するための自蔵式パッケージにおいて、 (a)排出孔及びこの排出孔の周りに蓋を取り外し自在に固定するための固定 手段を含む、前記濃縮液を収容するための弾性変形可能な容器と、 (b)前記容器の前記排出孔に密封をなして固定された第1端及び前記容器の 排出孔よりも断面が小さい排出孔となっている第2端を有する注ぎ口と、 (c)垂直方向軸線、及び前記蓋を前記容器の前記排出孔の周りに取り外し自 在に固定するために前記容器の前記固定手段と相補的な固定手段を有する蓋であ って、 前記容器から前記濃縮液を所定量だけ受け入れるための濃縮液リザーバ、及び前 記濃縮液リザーバを前記濃縮液で満たした後、所定量の希釈液を受け入れるため の主本体部分を更に有し、前記蓋の前記主本体部分の断面は、その垂直方向軸線 に対して垂直方向に計測したとき、前記濃縮液リザーバの断面よりも大きく、前 記濃縮液リザーバは、前記蓋を前記容器に完全に取り付けたときに前記注ぎ口の 前記排出孔とシールを形成するための手段を更に有し、前記注ぎ口の前記排出孔 と前記蓋との間に前記シールを形成するための前記手段は、中央に配置されたポ ストを有し、このポストは、前記蓋を前記容器に完全に取り付けたときに前記注 ぎ口の前記排出孔に貫入する、蓋とからなるパッケージ。 3. 所望の所定量の濃縮液を前記濃縮液リザーバに加えたときにこれを使用 者に知らせるため、前記濃縮液リザーバの最上端と一致した視覚的表示手段を更 に有する、請求項1又は2に記載のパッケージ。 4. 所望の所定量の希釈液を前記濃縮液リザーバに加えたときにこれを使用 者に知らせるため、前記蓋の前記主本体部分に設けられた視覚的表示手段を更に 有する、請求項3に記載のパッケージ。 5. 前記注ぎ口及び前記蓋は、少なくとも或る程度弾性のポリマー材料でで きており、前記密封ポストにはその最も外側の先端から前記蓋との接合点までテ ーパ形状が付与されており、前記注ぎ口の前記排出孔と前記蓋との間の前記シー ルは、前記ポストを前記注ぎ口の前記排出孔の内側に着座させることによって形 成される、請求項1又は2に記載のパッケージ。 6. 前記蓋は、前記濃縮液及び前記希釈液の液面高さを前記蓋の側部を通し て視認できるように、半透明材料でできている、請求項1又は2に記載のパッケ ージ。 7. 前記蓋部材は、透明材料でできている、請求項6に記載のパッケージ。 8. 前記蓋は、前記濃縮液リザーバの頂部と実質的に一致する場所に配置さ れた視覚的表示手段を更に有し、前記視覚的表示手段は、所望の所定量の濃縮液 を前記蓋に小分けすると直ぐに前記濃縮液の下に隠れる、請求項1又は2に記載 のパッケージ。 9. 前記蓋及び前記容器に設けられた前記相補的固定手段は、互いに噛み合 うねじ山からなる、請求項1又は2に記載のパッケージ。 10. 前記注ぎ口の断面積は、前記注ぎ口の排出孔から前記容器の前記排出 孔の方向で計測したとき、増大する、請求項1又は2に記載のパッケージ。
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Publications (1)
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