JPH08511003A - コントラスト剤として使用するためのトリシクロポリアザマクロシクロホスホン酸、それらの錯体および誘導体 - Google Patents

コントラスト剤として使用するためのトリシクロポリアザマクロシクロホスホン酸、それらの錯体および誘導体

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Abstract

(57)【要約】 Gd、MnまたはFeイオンと一緒に不活性な錯体を形成し得るトリ−およびテトラ−シクロポリアザマクロシクロホスホン酸化合物およびそれらの誘導体を開示する。この錯体の全電荷を変化させることでインビボ生局在化を変えることができる。この錯体は診断用コントラスト剤として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】 コントラスト剤として使用するためのトリシクロポリアザマクロシクロホス ホン酸、それらの錯体および誘導体 本発明は、磁気共鳴画像形成(Magnetic resonance im aging)(MRI)におけるコントラスト剤として使用するためのトリシク ロポリアザマクロシクロホスホン酸、それらの錯体および誘導体であるリガンド に関する。本発明のより良好な理解を得る目的で、MRIに関する簡単な背景を 以下のセクションに示す。 MRIは、動物の体、好適には人の体内軟組織の充分に解像された断面画像を 作り出す非侵入性診断技術である。この技術は、かけられた磁場内で整列する磁 気モーメントを有する特定の原子核(例えば水プロトン)が示す特性[数学方程 式で定義される如き;G.M.Barrow、Physical Chemis try、第3版、McGraw−Hill、NY(1973)参照]を基礎にし ている。整列後、この磁場による整列からプロトンを外す外部無線周波数(RF )パルスをかけることによってその平衡状態を乱すことができる。RFパルスを 停止すると、その核は平衡状態に戻り、そしてこれが起こるに必要な時間が緩和 時間(relaxation time)として知られている。この緩和時間は スピン−格子(T1)およびスピン−スピン(T2)緩和として知られる2つの パラメーターから成り、そしてこれが、分子の編成度合に関する情報およびプロ トンとそれを取り巻く環境との相互作用に関する情報を与える緩和測定値である 。 生きている組織の水分含有量は大きく、そして組織の種類間で含有量および環 境が変化することから、プロトンの密度および緩和時間を反映 した生物有機体の診断画像が得られる。検査する組織内に存在しているプロトン の緩和時間(T1およびT2)の差が大きければ大きいほど、その得られる画像 のコントラストが大きくなる[例えばJ.Magnetic Resonanc e 33、83−106(1979)]。 並列した水プロトンのT1およびT2緩和率は対称電子基底状態を有する常磁 性キレート物の影響を顕著に受ける可能性があり、そしてこれに関する上記キレ ート物の有効度は、部分的に、磁気モーメントを生み出す不対電子の数に相関す ることが知られている[例えば、Magnetic Resonance An nual、231−266、Raven Press、NY(1985)]。ま た、この種類の常磁性キレート物を生きている動物に投与した時にこれが種々の 組織のT1およびT2に対して示す効果は、磁気共鳴(MR)画像で直接観察可 能であり、ここでは、このキレート物が局在する領域内で増大するコントラスト を観察することができることも示されている。従って、毒性のない安定な常磁性 キレート物を動物に投与してMRIで得られる診断情報を高めることが提案され た[例えば、Frontiers of Biol.Energetics 1 、752−759(1978):J.Nucl.Med.25、506−513 (1984);Proc.of NMR Imaging Symp.(198 0年10月26−27);F.A.Cotton他、Adv.Inorg.Ch em.634−639(1966)]。この様式で用いられる常磁性金属キレー ト物はコントラスト増強剤またはコントラスト剤と呼ばれる。 MRIコントラスト剤の設計を行う時に考慮に入れることができる常磁性金属 イオン類は数多く存在している。しかしながら、実際上最も有 用な常磁性金属イオン類は、ガドリニウム(Gd+3)、鉄(Fe+3)、マンガン (Mn+2)および(Mn+3)およびクロム(Cr+3)である、と言うのは、これ らのイオン類は大きな磁気モーメントを有することで水プロトンに対して最も大 きな影響を及ぼすからである。非錯体形態(例えばGdCl3)の場合、この金 属イオンは動物に対して毒性を示すことから簡単な塩形態では用いられない。従 って、有機キレート剤(またリガンドとも呼ぶ)の基本的な役割は、常磁性金属 が動物に対して示す毒性をなくす一方、取り巻く水プロトンがT1およびT2緩 和率に対して示す望ましい影響を保持することにある。 MRI分野における技術は極めて広範なことから、徹底的に示すことを意図し ない以下の要約は単にこの分野の再吟味そして恐らくは構造的に類似していると 思われる他の化合物に関する再吟味として示すものである。米国特許第4,89 9,755号には、Fe+3−エチレン−ビス(2−ヒドロキシフェニルグリシン )錯体およびそれの誘導体を用いて動物の肝臓または胆汁管におけるプロトンN MR緩和時間を交互にする(alternating)方法が開示されており、 これは、他の多様な化合物の中でピリジンマクロシクロメチレンカルボン酸が使 用可能であることを提案している。米国特許第4,880,008号(米国特許 第4,899,755号のCIP)にはラット肝臓組織の追加的画像形成データ が開示されているが、追加的錯体は全く示されていない。米国特許第4,980 ,148号には、非環状化合物であるMRI用ガドリニウム錯体が開示されてい る。C.J.Broan他[J.Chem.Soc.Chem.Commun. 、1739−1741(1990)]は、二官能マクロ環状ホスフィン酸化合物 を数種記述している。C.J. Broan他[J.Chem.Soc.Chem.Commun.、1738− 1739(1990)]はトリアザビシクロ化合物である化合物を記述している 。I.K.Adzamli他[J.Med.Chem.32、139−144( 1989)]は、NMR画像形成用ガドリニウム錯体の非環状ホスホネート誘導 体を記述している。 米国で現在入手可能な市販コントラスト剤は、ガドリニウムとジエチレントリ アミンペンタ酢酸の錯体[DTPA−Gd+3、Schring製Magnevi st(商標)]およびDO3A誘導体[1,4,7−トリス(カルボキシメチル )−10−(2−ヒドロキシプロピル)−1,4,7,10−テトラアザシクロ ドデカナト]ガドリニウム[Squibb製Prohance(商標)]のみで ある。Magnevist(商標)およびProhance(商標)は非特異的 /かん流剤であると考えられている、と言うのは、これらは自由に細胞外流体内 に分布した後、腎系を通して有効に除去されるからである。Magnevist (商標)は脳病変の診断で極めて価値有ることが確かめられている、と言うのは 、血液/脳関門の破壊を伴ってこのコントラスト剤がその影響を受けた領域の中 にかん流し得るからである。Guerbetは、Magnevist(商標)に 加えて、マクロ環状かん流剤[1,4,7,10−テトラキス(カルボキシメチ ル)−1,4,7,10−テトラアザシクロドデカナト]ガドリニウム(Dot arem(商標)を市販しており、ヨーロッパで現在入手可能なのはこれのみで ある。Prohance(商標)の方がMagnevist(商標)よりも副作 用が少ないことが分かっている。他に可能性のある多数のコントラスト剤が種々 の開発段階にある。 本発明は新規なリガンドに向けたものであり、これらは、式 [式中、 Yは、 のいずれかであり、 であり、 ここで、 Rは、OH、C1−C5アルキルまたは−O−(C1−C5アルキル)であるが、但 し両方のT部分が同じであるか或は1つのTが (ここで、 R1は、OHまたはOCH3であり、 R2は、NO2、NH2、イソチオシアナト、セミカルバジド、チオセミカルバジ ド、マレイミド、ブロモアセトアミドまたはカルボキシルである) であることを条件とする] で表されるトリ−およびテトラ−シクロポリアザマクロ環状化合物およびそれら の誘導体またはそれらの薬学的に許容される塩類である。 上の式(I)に関して、 全てのTが−CH2−P(O)ROH[ここで、RはOHである]に等しい式 (I)で表されるリガンドまたはそれらの薬学的に許容される塩類を本明細書で は(A)に関してはBP2Pと呼びそして(B)に関してはTP3Pと呼び、 全てのTが−CH2−COOHに等しい式(I)で表されるリガンドまたはそ れらの薬学的に許容される塩類を本明細書では(A)に関してはBP2Aと呼び そして(B)に関してはTP3Aと呼び、 全てのTが−CH2−P(O)ROH[ここで、Rは−O−(C1−C5アルキ ル)である]に等しい式(I)で表されるリガンドまたはそれらの薬学的に許容 される塩類を本明細書では(A)に関してはBP2(O−Alk)Pと呼びそし て(B)に関してはTP3(O−Alk)Pと呼び、そして 全てのTが−CH2−P(O)ROH[ここで、RはC1−C5アルキ ルである]に等しい式(I)で表されるリガンドまたはそれらの薬学的に許容さ れる塩類を本明細書では(A)に関してはBP2(Alk)Pと呼びそして(B )に関してはTP3(Alk)Pと呼ぶ。 インビボ生局在化および画像コントラストに有利な影響を与える特定の全電荷 を得るように本発明の錯体を設計することができる。例えば、金属イオンが+3 である場合、下記を得ることができる: −3の全電荷[式(I)がTP3Pの場合]、これは石灰化(calcifi c)組織用コントラスト剤として有用である; −1の全電荷[式(I)がBP2Pの場合]、これは石灰化組織用コントラス ト剤として有用である; 0の全電荷[式(I)がTP3A、TP3(O−Alk)PまたはTP3(A lk)Pの場合]、これは一般的なかん流コントラスト剤として有用である;そ して +1の全電荷[式(I)がBP2A、BP2(O−Alk)PまたはBP2( Alk)Pの場合]、これは石灰化組織用コントラスト剤として有用である。 この錯体は動物に投与するに適した薬学的に許容される形態に調合可能である 。 1つのT項が−CH2−COOHまたは−CH2−PO2HR以外である場合、 この化合物は二官能リガンド/錯体であり、これはR2を通して生物活性分子に 連結し得る。 命名の目的で、式(I)で表される化合物に下記の如く番号を付ける: 本発明の1つの面は、常磁性キレート剤を合成的に修飾してコントラスト剤を 部位特異的に所望組織に搬送することができるようにしたコントラスト剤を開発 することに関する。この利点は、非特異的かん流で現れるコントラスト(これは 細胞外薬剤を用いて明確にすることが可能であるか或は可能でない)とは対照的 に、組織親和力を基にしてその興味の持たれる領域のコントラストを強める点で ある。式(I)で表されるリガンドが示す特異性は、この錯体の全電荷および親 油性を調整することによって調節可能である。この錯体が有する電荷の範囲全体 は上に示したように−3から+1である。例えば、PO32基を2または3個有 する錯体(BP2PおよびTP3P)の場合、その全電荷は高い負電荷であり、 骨吸収が期待される一方、この錯体の全電荷が0である場合(従 って中性、TP3A、TP3(O−Alk)PおよびTP3(Alk)P)、こ の錯体は血液脳関門を横切る能力を有し、正常な脳吸収を可能にし得る。予想外 に、全電荷が+1の錯体[BP2A、BP2(O−Alk)PおよびBP2(A lk)P]の場合、この錯体は骨吸収を示す。 理論で範囲を限定することを望むものでないが、本発明の帯電錯体(例えば、 恐らくは骨用では−3、肝臓用では−1、または心臓用では+1)を製造する場 合、そのキレートイオン電荷の変化が生局在化に影響を与え得ると考えている。 また、所望標的組織に特異性を示す、天然に存在しているか或は合成した分子 に、このキレート物をイオン結合または共有結合させることでも(例えばR2を 通して)、組織特異性を実現化することができる。このようなアプローチの1つ の可能な用途はキレート接合モノクローナル抗体を用いることによる用途であり 、この抗体が該常磁性キレート物を病気組織に輸送することでこれをMRIで可 視化することが可能になる。加うるに、巨大分子に常磁性キレート物を結合させ ることで更にコントラスト剤の効率を高めることができ、その結果として、未結 合キレート物に対するコントラストが改良される。Laufferによる最近の 研究(米国特許第4,880,008号および4,899,755号)により、 親油性を変化させる結果として組織に特異的な薬剤を得ることができそして親油 性を高めると血液蛋白質との非共有相互作用が助長される結果として緩和度が高 まることが示された。 式(I)および本発明で用いる言葉を更に下記の如く定義する。 「C1−C5アルキル」は直鎖および分枝鎖両方のアルキル基を含む。 「動物」は温血哺乳動物、好適には人を含む。 「錯体」は、本発明の化合物の錯体、例えば金属イオンと一緒に錯形成してい る式(I)などを表し、ここでは、少なくとも1個の金属原子がキレート化合物 を形成しているか或は金属封鎖されている(sequestered)。 「生物活性材料」はデキストランまたはペプチドを指すか、或はレセプタに特 異的な親和性を示す分子、好適には抗体または抗体フラグメントを指す。 「抗体」は、何らかのポリクローナル、モノクローナル、キメラ抗体またはヘ テロ抗体、好適にはモノクローナル抗体を指し、「抗体フラグメント」には、F abフラグメントおよびF(ab’)2フラグメント、並びに所望のエピトープ またはエピトープ類に特異性を示す抗体の一部いずれもが含まれる。用語「放射 性金属キレート/抗体接合体」または「接合体」を用いる時の「抗体」は、抗体 全体および/または抗体フラグメントを包含することを意味し、これは、それら の半合成もしくは遺伝工学処理した変異体を包含する。可能な抗体は1116− NS−19−9(抗結腸直腸癌)、1116−NS−3d(抗CEA)、703 D4(抗ヒト肺癌)、704A1(抗ヒト肺癌)、CC49、CC83およびB 72.3である。ハイブリドーマ細胞系1116−NS−19−9、1116− NS−3d、703D4、704A1、CC49、CC83およびB72.3は それぞれATCC HB 8059、ATCC CRL 8019、ATCC HB 8301、ATCC HB 8302、ATCC HB 9459、AT CC HB 9453およびATCC HB 8108の取得番号でAmeri can Type Culture Collectionに寄託されている。 本明細書に記述する二官能キレート剤[式(I)で表される]を用いて金属イ オンをキレートまたは封鎖することで金属イオンキレート物(本明細書では「錯 体」とも呼ぶ)を生じさせることができる。この錯体には官能化部分[式(I) ではR2で表される]が存在していることから、これは生物活性材料、例えばデ キストラン、またはレセプタに特異的親和性を示す分子などに共有結合し得る、 好適には抗体または抗体フラグメントに共有結合し得る。従って、本明細書に記 述する錯体は、抗体または抗体フラグメントに共有結合し得るか或はレセプタに 特異的親和性を示し、これらを本明細書では「接合体」と呼ぶ。 本明細書で用いる如き「薬学的に許容される塩類」は、動物、好適には哺乳動 物の診断で用いるに有用であるに充分なほど無毒である式(I)で表される化合 物の塩または塩混合物いずれかを意味する。従って、これらの塩類は本発明に従 って有用である。有機および無機両方の給源から標準的な反応で生じる塩類の代 表的なものには、例えば硫酸、塩酸、燐酸、酢酸、こはく酸、クエン酸、乳酸、 マレイン酸、フマル酸、パルミチン酸、コール酸、パルモイックアシッド(pa lmoic)、ムチン酸、グルタミン酸、グルコン酸、d−樟脳酸、グルタル酸 、グリコール酸、フタル酸、酒石酸、蟻酸、ラウリン酸、ステアリン酸、サリチ ル酸、メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ソルビン酸、ピクリン酸、安息 香酸、桂皮酸および他の適切な酸類の塩類が含まれる。また、有機および無機両 方の給源、例えばアンモニウムまたは1−デオキシ−1−(メチルアミノ)−D −グルシトール、アルカリ金属イオン、アルカリ上類金属イオンおよび他の同様 なイオン類から標準的な反応で生じる塩 類も包含される。特に好適なものは、塩がカリウム、ナトリウムまたはアンモニ ウムである式(I)で表される化合物の塩類である。また上記塩類の混合物も包 含される。 種々の方法を用いて式(I)で表される化合物の製造を行う。このような方法 に対する典型的な一般的合成アプローチを以下に示す反応図式で示す。 図式1では、Yが(A)または(B)でありそして全てのT部分が−CH2− COOHである式(I)で表される化合物を製造する。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1を上で Yに関して定義したのと同様に定義し、そして Xは塩素または臭素原子であり、そして窒素原子が−CH2−COOHで置換さ れている場合の(A)および(B)におけるY2を上でYに関して定義したのと 同様に定義する。 この水系塩基はアルカリ金属の水酸化物、例えば水酸化ナトリウムまたは水酸 化カリウムである。この反応のpHを約8−10に維持する。温度を約60−9 0℃の範囲にし、そして圧力は重要でないことから周囲圧力を用いる。 図式2では、Yが(A)または(B)でありそして全てのT部分が [ここで、RはOHである] である式(I)で表される化合物を製造する。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1を上で Yに関して定義したのと同様に定義し、そして窒素原子が−CH2−PO32で 置換されている場合の(A)および(B)におけるY3を上でYに関して定義し たのと同様に定義する。 公知の水系酸条件、例えば3から12Mの塩酸などを用いて、図式2の加水分 解を行う。この反応のpHを3以下に維持する。温度を還流温度にする。圧力は 重要でないことから周囲圧力を用いる。また、この反応を1段階で行う場合、亜 燐酸、塩酸および過剰量のホルムアルデヒドを用いる。この反応のpHを2以下 にする。温度を還流温度にする。圧力は重要でないことから周囲圧力を用いる。 図式3では、Yが(A)または(B)でありそして全てのT部分が [ここで、Rは−O−(C1−C5アルキル)である] である式(I)で表される化合物を製造する。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1を上で Yに関して定義したのと同様に定義し、そして窒素原子が−CH2−PO2HRで 置換されている場合の(A)および(B)におけるY4を上でYに関して定義し たのと同様に定義し、そして Rは−O−(C1−C5アルキル)である。 公知の水系塩基条件下、例えば過剰量のアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化 ナトリウムもしくはカリウムなどを用いて、図式3の加水分解を行う。この反応 のpHを9以上にする。温度を還流温度にする。圧力は重要でないことから周囲 圧力を用いる。 図式4では、Yが(A)または(B)でありそして全てのT部分が [ここで、RはC1−C5アルキルである] である式(I)で表される化合物を製造する。 図式4では、Rがメチルである式(I)で表される化合物の製造を示す。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1 を上でYに関して定義したのと同様に定義し、そして窒素原子が−CH2−PO (OH)CH3で置換されている場合の(A)および(B)におけるY5を上でY に関して定義したのと同様に定義する。 公知の水系塩基条件下、例えば過剰量のアルカリ金属水酸化物、例えば水酸化 ナトリウムもしくはカリウムなどを用いて、図式4の加水分解を行う。この反応 のpHを9以上にする。温度を還流温度にする。圧力は重要でないことから周囲 圧力を用いる。 図式5では、Yが(A)または(B)でありそして全てのT部分が [ここで、RはC1−C5アルキルである] である式(I)で表される化合物を製造する。 図式5では、Rがエチルである式(I)で表される化合物の製造を示す。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1を上で Yに関して定義したのと同様に定義し、そして窒素原子が−CH2−PO(OH )C25で置換されている場合の(A)および(B)におけるY6を上でYに関 して定義したのと同様に定義する。 塩酸を用いた酸性条件下で図式5の反応を行う。この反応のpHを3以下にす る。温度を還流温度にする。圧力は重要でないことから周囲圧力を用いる。 図式6では、1つのTが二官能部分でありそしてもう1つのTが上の式(I) で定義した通りである時の式(I)で表される化合物の製造を示す。 ここで、 窒素原子が水素で置換されている場合の(A)および(B)におけるY1を上で Yに関して定義したのと同様に定義し、そして窒素原子が−CH2−CO2Hで置 換されている場合の(A)および(B)におけるY7を上でYに関して定義した のと同様に定義する。 上に示した図式において、一般的な方法の説明は、所望反応段階の達成で使用 可能な特定段階の説明である。上記方法段階の一般的な説明は下記の通りである 。 図式1−6に概略を示した2:2および3:3マクロ環状前駆体を製造するに 一般的な合成方法論はPappalerdo他、J.Org. Chem.53、3521−3529(1988)に記述されている。塩基性の 水系条件下で適当な第二アミンマクロ環状出発材料を用いてクロロ−もしくはブ ロモ−酢酸を用いた通常のアルキル化を行う手順により、図式1に記述するカル ボキシレート誘導体の製造を行う。 最初にトリアルキルホスファイトとパラホルムアルデヒドを用いて該アミンの アルキル化を行うことで可溶有機パーエステルを生じさせることを通して、図式 2に概略を示したホスホン酸誘導体を調製することができる。次に、このエステ ルの加水分解を酸性の還流条件下で行うことで所望のアミノホスホン酸を生じさ せる。また、ホルムアルデヒドおよび塩酸と組み合わせて亜燐酸を用いることで このホスホン酸を酸性条件下で調製することができる。 図式3に示す如く、最初にジアルキルホスホネートエステルを生じさせた後、 塩基性条件下で加水分解を行うことにより、ホスホネートの半エステルを調製す る。塩基を用いた加水分解で排他的に半エステルへの変換が生じる。 図式4は、パラホルムアルデヒドおよび求核剤としてジエトキシメチルホスフ ィンを用いてメチルホスフィネート誘導体を合成する方法論を説明している。テ トラヒドロフラン(THF)、ジメチルホルムアミド(DMF)、ジオキサン、 アセトニトリルまたはアルコール系媒体などの如き溶媒中で縮合を実施すること ができる。次に、その結果として生じるホスフィネートエステルの加水分解を酸 性条件下(例えば6NのHClを用い80−100℃)または塩基性条件下(過 剰量で塩基を用い40−100℃)で行うことによって相当するメチルホスホン 酸が得られる。また、図式5に概略を示したように、A.D.Sherry他が 考案した、エチルホスホン酸をインサイチューで生じさせる方法(Inorg. Chem.、1991年提起)を用いることでも、高い親油性を示すホスフィネ ート誘導体を得ることができる。 図式6は式(I)で表される二官能化合物の製造を説明しており、これを次に 生物活性材料に結合させることができる。 本発明の錯体生成で使用する金属イオンはGd+3、Mn+2、Fe+3であり、こ れらは例えばAldrich Chemical Companyから商業的に 入手可能である。存在させるアニオンはハロゲン化物、好適には塩化物であるか 、或は塩を存在させない(金属酸化物)。 本発明の「常磁性核種」は、スピン角運動量および/または軌道角運動量を示 す金属イオンを意味する。この2種類の運動量を一緒にすることで、不対電子を 有する原子に大きく依存しそして上記原子の環境に低い度合で依存する様式で観 察される常磁性モーメントが得られる。本発明の実施で有用であることを確認し た常磁性核種はガドリニウム(Gd+3)、鉄(Fe+3)およびマンガン(Mn+2 )であり、Gd+3が好適である。 本技術分野でよく知られている方法を用いてこの錯体の製造を行う。従って、 例えば「Chelating Agents and Metal Chela tes」、Dwyer & Mellor、Academic Press(1 964)の7章を参照のこと。また、「Synthetic Producti on and Utilization of Amino Acids」(K ameko他編集)、John Wiley & Sons(1974)の中の アミノ酸製造方法も参照のこと。錯体製造の例は、pHが5から7の水系条件下 でビシク ロポリアザマクロシクロホスホン酸と金属イオンとを反応させることを伴う。こ の生じる錯体は化学的結合によるものであり、それによって安定な常磁性核種組 成物がもたらされ、これは例えばこのリガンドから常磁性核種が脱会合すること に関して安定である。 リガンド:金属のモル比が少なくとも約1:1、好適には1:1から3:1、 より好適には1:1から1.5:1になるように本発明の錯体を投与する。リガ ンドを大過剰で用いると、錯形成していないリガンドが動物に対して毒性を示す か或は心停止または血清石灰減少痙攣をもたらし得ることから望ましくない。 従って、生理学的に許容される担体、賦形剤またはベヒクルと一緒に本発明を 利用する。このような調合物を調製する方法はよく知られている。この調合物は 懸濁液、注射可能溶液または他の適切な調合形態であってもよい。生理学的に許 容される懸濁用媒体をアジュバントの有り無しで使用することができる。 診断ではこの調合物を「有効量」で用いる。この用量は動物の病気および物理 的パラメーター、例えば体重などに応じて変化することになるであろう。また、 本発明の調合物を用いたインビボ診断もまた考えられる。 本発明のキラント(chelants)数種に関する他の使用には、体からの 望ましくない金属(即ち鉄)の除去、種々の目的でポリマー支持体への結合(例 えば診断剤として)、および選択的抽出による金属イオンの除去などが含まれ得 る。少なくとも2個のR項においてTがP(O)R1OHに等しい式(I)で表 されるリガンドは、スケール抑制剤として、金属イオンを制御する目的で使用可 能である。本リガンドのいく つかは、化学量論的量よりも少ない量で使用可能である。米国特許第2,609 ,390号、3,331,773号、3,336,221号および3,434, 969号に記述されている化合物に類似した使用が認識される。 本発明を純粋に例示することを意図する以下の実施例を考慮することで本発明 が更に明らかになるであろう。 以下の実施例で用いるいくつかの用語を下記の如く定義する。 LC=液体クロマトグラフィー、手で充填したQ−Sepharose(商標) アニオン交換カラム(23x2cm)を取り付けたDionex 2010シス テムを用いて精製を低圧で実施した。 DMF=ジメチルホルムアルデヒド。 AcOH=酢酸。 g=グラム。 mg=ミリグラム。 kg=キログラム。 mL=ミリリットル。 μL=ミクロリットル。pH安定性の一般的手順 2mLの3x10-4M GdCl3担体溶液に、0.1NのHClに入ってい る3x10-4Mの159GdCl3を2μL加えることで、159GdCl3(または15 3 SmCl3)のストック溶液を調製した。次に、適切なリガンド溶液を脱イオン 水中で調製した。次に、該リガンド(100−500μLの脱イオン水に溶解さ せた)を2mLの上記159GdCl3ストック溶液と一緒にした後、完全混合して 酸性溶液(pH=2)を生 じさせることによって、リガンド/金属が1:1の錯体を調製した。次に、0. 1NのNaOHを用いて上記溶液のpHを7.0に上昇させた。次に、この錯体 溶液のサンプルをSephadex(商標)G−50カラムに通して4:1の食 塩水(85%のNaCl/NH4OH)で溶離させ、3mLの画分を2つ集める ことによって、錯体としての金属パーセントを測定した。次に、この一緒にした 溶離液内の放射線量を、樹脂上に残存している放射線量(錯形成していない金属 がその樹脂上に保持される)と比較した。1MのNaOHまたは1MのHClを 用いて上記錯体溶液一定分量のpHを調整し、そして上に記述したイオン交換方 法を用いて、錯体として存在する金属のパーセントを測定することにより、pH 安定性プロファイルを作成する。実験比較により、本発明のリガンドが示す錯形 成および生分布に関してSmの結果も同じであることを確認した。リガンドの合成 一般的材料および方法 全ての試薬を商業的供給業者から入手してさらなる精製を行うことなく受け取 ったまま用いた。特に明記しない限り、多核4プローブ(1H、13C、31Pおよ び19F)を取り付けたBruker AC−250 MHz分光測定装置を用い 297°KでNMRスペクトルを記録した。溶媒抑制パルスシーケンス(sol vent suppression pulse sequence)(「PR ESAT」、ホモ核前飽和(homo−nuclear presaturat ion))を用いD2O中で1Hスペクトルを記録した。1Hスペクトルではδ7 .26の所にある残存クロロホルム(CDCl3中)またはδ3.55の所にあ る外部 ジオキサン(D2O中)を基準にする。記録される13Cおよび31Pスペクトルは 不対プロトンである(幅広い帯)。DEPT(分極移動による歪みなし増強(D istortionless Enhancement by Polariz ation Transfer)実験で13C{1H}化学シフトの帰属を補助し た。13C{1H}スペクトルではδ77.00の所にあるCDCl3の中心ピーク (CDCl3中)およびδ66.66の所にある外部ジオキサン(D2O中)を基 準にする。31P{1H}スペクトルではδ0.00の所にある外部85%H3PO4 を基準にした。毛細管溶融方法を用いて融点を測定し、補正を行わなかった。 手で充填したQ−Sepharose(商標)(アニオン交換)またはSP−S epharose(商標)(カチオン交換)ガラスカラムおよび溶離液監視用の オンラインUV検出器(263nm)を取り付けた標準的ガラスカラムを用いた 半調製用イオン交換クロマトグラフィー分離を低圧(<600psi)で実施し た。Hewlett Packard 5890Aガスクロマトグラフィー59 70 Mass Selective Detectorを用いてGC/MSス ペクトル測定を実施した。出発材料 実施例A N,N’−ジトシル−2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノファンの製 造 無水DMF(1.3リットル)中にトシルアミド・ナトリウム塩(TsNHN a)(13.52g、70ミリモル)を含む溶液をN2雰囲気中において80℃ で撹拌し、DMF(200ml)中に2,6−ビス−(クロロメチル)ピリジン (12.32g、70ミリモル)を含む溶液を滴下する(1.5時間)。1時間 後、固体のTsNHNa(13.52g、70ミリモル)を一遍で加え、この混 合物をさらに16時間80℃で撹拌する。次に反応混合物を室温に冷却し、デカ ンテーションを行う。真空中で溶媒を除去し、得られた残渣をアセトンと一緒に し、濾過してワックス状の固体にし、これをアセトン(300ml)で48時間 連続的に抽出(ソックスレー)する。加熱フラスコの底部に残った沈澱として生 成物を分離する。乾燥すると生成物は白色粉末として分離される(5.24g、 27%)。融点246〜248℃。さらに同定を行って下記結果を得た。1 HNMR(DMSO−d6): δ2.42(s,6H)、4.38(s,8H)、6.99(d,4H)、7. 40〜7.49(m,6H)、7.88(d,4H)。13 C{1H}NMR(DMSO−d6): δ20.91、55.55、122.12、126.92、129.88、13 5.99、137.03、143.30、154.71。 この生成物は下記式で表される。 実施例B 2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノファンの製造 上記実施例AでつくられたN,N’−ジトシル−2,11−ジアザ[3.3] (2,6)ピジノファン(5.24g、9.5ミリモル)を90%H2SO4(4 8ml)に溶解し、撹拌しながら2時間110℃に加熱する。この溶液を室温に 冷却した後、氷浴中で冷しながら脱イオン水(50ml)で徐々に希釈する。得 られた溶液を氷浴で冷却した25%NaOH溶液(200ml)に注ぐ。得られ た白色の固体をCHCl3(3×100ml)で抽出し、無水MgSO4上で乾燥 し、濾過し、真空中で濃縮して乾燥し、標記生成物をワックス状の白色固体とし て得た(1.69g、74%)。 さらに同定を行い次の結果を得た。1 HNMR(CDCl3): δ3.91(s,8H)、6.47(d,4H)、7.06(t,2H)。13 C{1H}NMR(CDCl3): δ55.89、119.73、135.71、159.36。 ガスクロマトグラフ/質量スペクトル: m/z M+ 240。 この生成物は下記式で表される。 実施例C N,N’,N”−トリトシル−2,11,20−トリアザ[3.3.3](2, 6)ピジノファンの製造 実施例AでつくられるN,N’−ジトシル−2,11−ジアザ[3.3](2 ,6)ピジノファンの製造に用いられる反応の副成物として分離される(ソック スレー抽出後抽出器の中筒に残った部分)。融点260〜262℃。同定を行い 次の結果を得た。1 HNMR(DMSO−d6): δ2.31(s,9H)、4.08(s,12H)、7.01(d,4H)、7 .30(d,6H)、7.52(t,3H)、7.67(d,6H).13 C{1H}NMR(DMSO−d6): δ20.92、54.03、120.55、127.13、129.8 3、135.12、136.83、143.45、155.47。 この生成物は下記式で表される。 実施例D 2,11,20−トリアザ[3.3.3](2,6)ピジノファンの製造 実施例CでつくられたN,N’,N”−トリトシル−2,11,20−トリアザ [3.3.3](2,6)ピジノファン(0.5g)0.61ミリモル)を90 %H2SO4(6ml)に溶解し、2時間110℃に加熱する。この溶液を室温に 冷却し、氷浴中で冷しながら脱イオン水(6ml)で徐々に希釈する。得られた 溶液を氷浴で冷却した25%NaOH溶液(22ml)に注ぐ。得られた白色の 固体をCHCl3(2×30ml)で抽出し、無水MgSO4上で乾燥し、濾過し 、真空中で濃縮して乾燥し、標記生成物をワックス状の白色固体として得た(0 .167g、76%)。さらに同定を行い次の結果を得た。1 HNMR(CDCl3): δ3.03(s,3H)、3.93(s,12H)、7.08(d,6H)、7 .54(t,3H)。13 C{1H}NMR(CDCl3): δ54.58、120.72、136.50、158.64。 ガスクロマトグラフ/質量スペクトル: m/z M+ 360。 この生成物は下記式で表される。 実施例E N,N’−ビス(メチレンジメチルフォスフォネート)−2,11−ジアザ[3 .3](2,6)ピジノファンの製造 実施例Bでつくられた生成物、2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノ ファン(276.4mg、1.15ミリモル)をパラフォルムアルデヒド(13 8mg、4.60ミリモル、過剰)および燐酸トリメチ ル(0.814ml、855mg、4.60ミリモル、過剰)と一緒にする。こ の混合物を10分間ゆっくりと撹拌して十分に混合したスラリにした後、85℃ に加熱し、この温度に1時間保つ。真空中で過剰の試薬と副成物を除去(110 ℃/0.01mmHgで1時間)した後、暗褐色の残渣をCHCl3(20ml )に溶解し、脱イオン水(5×15ml)で洗滌する。無水MgSO4上で有機 相を乾燥し、濾過し、真空中で溶媒を除去して生成物を黄色のワックス状の固体 として得た(363mg、65%)。さらに同定を行い次の結果を得た。1 HNMR(CDCl3) δ3.39(d,4H)、3.88(d,12H)、4.08(s,8H)、6 .84(d,4H)、7.13(t,2H)。13 C{1H}NMR(CDCl3): δ52.75(d)、54.88(d)、65.21(d)、122.71、1 35.69、157.14。31 PNMR(CDCl3) δ27.22。 この生成物は下記式で表される。 実施例F N,N’−ビス(メチレンジエチルフォスフォネート)−2,11−ジアザ[3 .3](2,6)ピジノファンの製造 実施例Bでつくられた生成物、2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノ ファン(0.47g)1.96ミリモル)をパラフォルムアルデヒド(235m g、7.84ミリモル、過剰)および燐酸トリエチル(1.34ml、1.30 g、7.84ミリモル、過剰)と一緒にする。この混合物を10分間ゆっくりと 撹拌して十分に混合したスラリを得た後、90℃に1時間加熱する。真空中で過 剰の試薬と副成物を除去(125℃/0.01mmHgで1時間)した後、得ら れた暗褐色の残渣をCHCl3(20ml)に溶解し、脱イオン水(5×15m l)で洗滌する。無水MgSO4上で有機相を乾燥し、濾過し、真空中で溶媒を 除去して生成物を黄色のワックス状の固体として得た(957mg、91%)。 さらに同定を行い次の結果を得た。1 HNMR(CDCl3) δ1.24(t,12H)、3.20(d,4H)、3.94(s,8H)、4 .07(q,8H)、6.71(d,4H)、6.98(t,2H)。13 C{1H}NMR(CDCl3) δ16.48、55.36(d)、61.75(d)、65.14(d)、12 2.52、135.41、157.04。31 PNMR(CDCl3): δ24.60。 この生成物は下記式で表される。 最終生成物 リガンド:図式1に示すトリ−およびジメチレンカルボン酸の製造。 実施例1 N,N’−ジ酢酸−2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノファン(BP 2A)の製造 実施例Bでつくられた生成物、2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノ ファン(82.4mg、0.58ミリモル)の水溶液(1ml)を撹拌し、これ にブロモ酢酸(275mg、1.98ミリモル、過剰)を加え、pHを11より 高く保つのにそれ以上必要としなくなるまで濃NaOHを少量ずつ加えることに より上記反応混合物のpHを10より高い値に保つ(〜30分)。次いでこの反 応混合物を2時間加熱(60℃)した後、室温に冷却し、反応混合物のpHを7 に調節する。この溶液を陽イオン交換剤[SP−セファロース(Sepharo se)(R)] のカラム(1.5×50cm)を用いてクロマトグラフにかけ、最初は脱イオン 水で、次に1MのHClを用いて溶出させる。生成物を含む酸性部分を蒸発乾涸 させ、次いで新しい脱イオン水(3×2ml)と一緒に蒸発させて過剰のHCl を除去する。上記で得られる濃厚水溶液を凍結乾燥させて最終生成物を白色固体 として分離した。同定の結果は下記の通り。1 HNMR(D2O) δ4.17(s,4H)、4.43(s,8H)、7.15(d,4H)、7. 66(t,2H)。13 C{1H}NMR(D2O): δ61.44、61.70、127.46、146.84、154.37、17 5.62。 実施例2 N,N’,N”−トリ酢酸−2,11,20−ジアザ[3.3.3](2,6) ピジノファン(TP3A)の製造 実施例Dでつくられた生成物、2,11,20−ジアザ[3.3.3](2, 6)ピジノファン(54.5mg、0.15ミリモル)の水溶液(1ml)を撹 拌し、これにブロモ酢酸(100mg、0.72ミリモル、過剰)を加え、pH を11より高く保つのにそれ以上必要としなくなるまで濃NaOHを少量ずつ加 えることにより上記反応混合物のpHを10より高い値に保つ(〜30分)。次 いでこの反応混合物を2時間加熱(60℃)した後、室温に冷却し、反応混合物 のpHを7に調節する。この溶液を陽イオン交換剤(SP−セファロース(R)) のカラム(1 .5×50cm)を用いてクロマトグラフにかけ、最初は脱イオン水で、次に1 MのHClを用いて溶出させる。生成物を含む酸性部分を蒸発乾凅させ、次いで 新しい脱イオン水(3×2ml)と一緒に蒸発させて過剰のHClを除去する。 上記で得られる濃厚水溶液を凍結乾燥させて最終生成物を白色固体として分離し た。同定は下記の通り。1 HNMR(D2O) δ4.12(s,6H)、4.68(s,12H)、7.41(d,6H)、7 .81(t,3H)。13 C{1H}NMR(D2O): δ52.32、60.53、128.57、143.42、152.42、17 1.17。 リガンド:図式2に示したジメチレンフォスフォン酸の製造 実施例3 N,N’−ビス−(メチレンフォスフォン酸)−2,11−ジアザ[3.3]( 2,6)ピジノファン(BP2P)の製造 実施例EでつくられたN,N’−ビス(メチレンジメチルフォスフォネート) −2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノファン(255mg、0.53 ミリモル)の濃塩酸溶液(37%、4ml)を2.5時間加熱還流させる。冷却 後溶液を蒸発乾凅させ、新しい脱イオン水(3×2ml)と一緒に蒸発させて過 剰のHClを除去する。最終生成物は上記濃厚水溶液を凍結乾燥させ、吸湿性の 褐色の固体として分離される。 同定の結果は次の通り。1 HNMR(D2O) δ3.55(d,4H)、4.46(幅広いs,8H)、6.90(d,4H) 、7.37(t,2H)。13 C{1H}NMR(D2O) δ57.80(d)、63.74(d)、127.02、144.18、152 .96。31 P{1H}NMR(D2O) δ11.7。 リガンド:図式3に示したジメチレンフォスフォン酸半エステルの製造 実施例4 N,N’−ビス−(メチレンフォスフォン酸エチルエステル)−2,11−ジア ザ[3.3](2,6)ピジノファン(BP2EP)の製造 実施例FでつくられたN,N’−ビス(メチレンジエチルフォスフォネート) −2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジノファン(957mg、1.77 ミリモル)を0.1MのKOH(7.2ml)と一緒にし、16時間60℃に加 熱する。次いでこの溶液を冷却し、凍結乾燥して残渣を得、これをCHCl3/ C25OH(95/5)に溶解し、濾過する。溶媒を蒸発させ、真空中で濃縮し 、生成物を淡黄色の粉末(657mg、66%)として分離した。同定結果は次 の通り。1 HNMR(D2O): δ1.10(t,6H)、2.97(d,4H)、3.81(q,4H)、3. 84(s,8H)、6.73(d,4H)、7.09(t,2H)。13 C{1H}NMR(D2O): δ18.98、58.76(d)、63.69(d)、66.53(d)、12 6.35、140.09、159.37。31 P{1H}NMR(D2O): δ20.65。 錯体:生体分布の研究のための金属/リガンド錯体の製造 一般的方法 金属/リガンド錯体は種々の方法でつくった。これらの方法には溶液中で金属 とリガンドとを混合し、pHを所望の値に調節する方法がある。錯化は塩および /または緩衝剤、並びに水を含む溶液中で行った。多くの場合溶液を加熱すると 、錯化を周囲温度中で行った場合に比べ、錯体の収率が高くなることが見出ださ れた。 例えばリガンドを脱イオン水(pH=約2)に溶解することによりリガンドの 溶液をつくる。次いでリガンド溶液をトレーサーの153SmCl3を含むSmCl3 ・H2O(0.01NのHCl中3×10-4M)水溶液と一緒にする。十分混合 した後、錯体溶液の試料をセファデックス(Sephadex)(R)カラムを通 し、4:1の塩水(0.85%NaCl/NH4OH)で溶出させ、2×3ml の部分を集めることにより錯体としての金属の割合を決定する。一緒にした溶出 液中の放射能の量を決定したが、通常約95%以上であった。 上記方法を用い、サマリウムと次のリガンドとの錯体をつくった。 N,N’−ジ酢酸−2,11−ジアザ[3.3](2,6)ピジニファン(B P2A)、リガンド:金属の比4:1、99%。 N,N’,N”−トリ酢酸−2,11,20−ジアザ[3.3/3] (2,6)ピジニファン(TP3A)、リガンド:金属の比3:1、98.6% 。 N,N’−ビス−(メチレンフォスフォン酸)−2,11−ジアザ[3.3] (2,6)ピジニファン(BP2P)、リガンド:金属の比3:1、95%。 N,N’,N”−ビス−(メチレンフォスフォン酸メチルエステル)−2,11 −ジアザ[3.3](2,6)ピジニファン(BP2EP)、リガンド:金属の 比4:1、98%。 しかし同様な方法で対応するガドリニウム錯体を製造することもできる。 例えば、リーガンドの溶液をリーガンドを非イオン化水(pH=約2)に溶解 させることにより調製した。リーガンド/金属錯体を次にリーガンド溶液とトレ ーサーとして153SmCl3を含んでいる水溶性SmCl32O(0.01N H Cl中に3x10-4M)と混合することにより調製した。完全に混合したのち、 錯体溶液の試料を4:1塩類(0.85%NaCl/NH3OH)により溶出す る、Sephdex(商標登録)カラムを通過させ、そして2X3mLの留分を 集めることにより、錯体である金属の割合を測定した。結合した溶出分の放射能 を樹脂に残ったものと比較した。これらの条件下で、溶出液により錯体は除去さ れ、錯体となっていない金属は、樹脂上に残った。この方法により錯体の生成は 、通常約95%またはそれ以上であると測定された。 以上の手順を用い、サマリウムとN,N’−2酢酸−2,11−ジアザ[3, 3](2,6)ピジノファン(BP2A)との錯体(リーガンド:金属の割合4 :1,99%); サマリウムとN,N’,N”−3酢酸−2,11,20−ジアザ[3,3,3] (2,6)ピジノファン(TP3A)との錯体(リーガンド:金属の割合3:1 ,98.6%); サマリウムとN,N’−ビス(メチレンホスホン酸)−2,11−ジアザ[3, 3](2,6)ピジノファン(BP2P)との錯体(リーガンド:金属の割合3 :1,95%);及び、 サマリウムとN,N’−ビス(メチレンホスホン酸エチルエステル)−2,11 −ジアザ[3,3](2,6)ピジノファン(BP2EP)との錯体(リーガン ド:金属の割合4:1,98%)が調製された。しかしながら、同様の方法で、 対応するガドリニウム錯体も製造することが できる。 バイオデストリビューション(生体内分布)一般方法 スプラグダウレイラット(Sprague Dawley rats)を5日 間順応させ、次にしっぽの血管から100μlの錯体溶液を注入した。ラットは 、注入時には、150ないし250gの間であった。30分後、ラットは、頸部 を脱きゅうさせることにより殺し、解剖された。各組織の放射能量がマルチチャ ンネル分析器と結合したNalシンチレーションカウンターによりカウントする ことにより測定された。カウントは、各組織または器官中の放射能量の割合を測 定するために100μl中のカウントと比較された。 血液中の放射能量は、血液は全体重の6.5%であると仮定することにより評 価した。骨の中の放射能量の割合は、大腿骨中の放射能の割合を25倍すること により評価した。筋肉の放射能量は、筋肉は全体重の43%であると仮定するこ とにより評価した。 生体内分布に加え式(I)の化合物のキレートは、骨局部化効率が評価された 。なぜなら、ホスホネートはよくヒドロキシアパタイトと結合することが知られ ているからである。これらのテスト結果を下記に示す。実施例1 153Sm[N,N’−2酢酸−2,11−ジアザ[3,3](2,6)ピジノ ファン](153Sm−BP2A)錯体を評価した結果を下記表Iに示す。表され ている数字は、最低でも2匹のラットの注入後2時間けいかしたところのデータ の平均値である。 実施例2 153Sm[N,N’,N”−3酢酸−2,11,20−ジアザ[3, 3,3](2,6)ピジノファン](153Sm−TP3A)錯体を評価した結果 を下記表IIに示す。表されている数字は、1ラットの注入後2時間けいかしたと ころのデータである。 実施例3 153Sm[N,N’−ビス(メチレンホスホン酸エチルエステル)−2,11 −ジアザ[3,3](2,6)ピジノファン](153Sm−BP2P)錯体を評 価した結果を下記表IIIに示す。表されている数字は、3ラットの注入後2時間 けいかしたところのデータである。 実施例4 153Sm[N,N’−ビス(メチレンホスホン酸エチルエステル)−2,11 −ジアザ[3,3](2,6)ピジノファン](153Sm−BP2EP)錯体を 評価した結果を下記表IVに示す。表されている数字は、3ラットの注入後2時間 けいかしたところのデータである。 本発明の他の具体例は、ここに開示された本明細書または実施例を考慮するこ とにより当業者には明らかであろう。本明細書及び実施例は、好適と考えられる もののみを企図しており、本発明の真の範囲及び精神は、以下の特許請求の範囲 に示される。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,BY, CA,CH,CN,CZ,DE,DK,ES,FI,G B,HU,JP,KR,KZ,LK,LU,LV,MG ,MN,MW,NL,NO,NZ,PL,PT,RO, RU,SD,SE,SI,SK,UA,UZ,VA

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 式 [式中、 Yは、 のどちらかであり、 Tは、−CH2−COOH又は (ここで、 RはOH、C1〜C5−アルキル又は−O−(C1〜C5−アルキル)である) であり、 ただし、両方のT部分が同一であるか、又は一つのTが (ここで、 R1は、OH又はOCH3であり、 R2は、NO2、NH2、イソチオシアナト、セミカルバジド、チオセミカルバ ジド、マレイミド、ブロモアセトアミド又はカルボキシルである) であるという条件がある] のトリ−及びテトラ−シクロポリアザ大環状化合物、又はそれらの製薬上受け入 れることができる塩。 2. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、RはOHである]に等し い、請求の範囲第1項に記載の化合物。 3. −CH2−P(O)ROH[式中、RはOHである]に等しい二つのTを 有する式(IA)のものであり、そしてN,N’−ビス(メチレンホスホン酸) −2,11−ジアザ[3,3](2,6)ピジノファンと名付けられる化合物、 又はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、請求の範囲第2項に記載 の化合物。 4. すべてのTが−CH2−COOHに等しい、請求の範囲第1項に記載の化 合物。 5. −CH2−COOHに等しい二つのTを有する式(IA)のものであり、 そしてN,N’−二酢酸−2,11−ジアザ[3,3](2,6)ピジノファン と名付けられる化合物、又はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、 請求の範囲第4項に記載の化合物。 6. −CH2−COOHに等しい三つのTを有する式(IB)のものであり、 そしてN,N’,N”−三酢酸−2,11,20−ジアザ[3,3,3](2, 6)ピジノファンと名付けられる化合物、又はそれらの製薬上受け入れることが できる塩である、請求の範囲第4項に記載の化合物。 7. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、Rは−O−(C1〜C5− アルキル)である]に等しい、請求の範囲第1項に記載の化合物。 8. −CH2−P(O)ROH[式中、Rは−O−(C1〜C5−アルキル)で ある]に等しい二つのTを有する式(IA)のものである化合物、又はそれらの 製薬上受け入れることができる塩である、請求の範囲第7項に記載の化合物。 9. Rがエトキシであり、そしてN.N’−ビス(メチレンホスホン酸エチル エステル)−2,11−ジアザ[3,3](2,6)と名付けられる化合物、又 はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、請求の範囲第8項に記載の 化合物。 10. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、RはC1〜C5−アルキ ルである]に等しい、請求の範囲第1項に記載の化合物。 11. 一つのTが [式中、R1及びR2は請求の範囲第1項中におけるように定義される]であり、 そしてその他のすべてのT項が−CH2−COOHである、請求の範囲第1項に 記載の化合物。 12. Gd+3、Mn+2又はFe+3から選ばれた金属イオンによってキレート化 された、式 [式中、 Yは、 のどちらかであり、 Tは、−CH2−COOH又は (ここで、 RはOH、C1〜C5−アルキル又は−O−(C1〜C5−アルキル)である) であり、 ただし、両方のT部分が同一であるか、又は一つのTが (ここで、 R1は、OH又はOCH3であり、 R2は、NO2、NH2、イソチオシアナト、セミカルバジド、チオセミカルバ ジド、マレイミド、ブロモアセトアミド又はカルボキシルである) であるという条件がある] のトリ−及びテトラ−シクロポリアザ大環状化合物、又はそれらの製薬 上受け入れることができる塩を含んで成る錯体。 13. 金属がGd+3である、請求の範囲第12項に記載の錯体。 14. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、RはOHである]に等 しく、そして金属がGd+3である、請求の範囲第12項に記載の錯体。 15. 化合物又は塩が、−CH2−P(O)ROH[式中、RはOHである] に等しい二つのTを有する式(IA)のものであり、そしてN,N’−ビス(メ チレンホスホン酸)−2,11−ジアザ[3,3](2,6)ピジノファンと名 付けられる化合物、又はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、請求 の範囲第14項に記載の錯体。 16. すべてのTが−CH2−COOHに等しく、そして金属がGd+3である 、請求の範囲第12項に記載の錯体。 17. 化合物又は塩が、−CH2−COOHに等しい二つのTを有する式(I A)のものであり、そしてN,N’−二酢酸−2,11−ジアザ[3,3](2 ,6)ピジノファンと名付けられる化合物、又はそれらの製薬上受け入れること ができる塩である、請求の範囲第16項に記載の錯体。 18. 化合物又は塩が、−CH2−COOHに等しい三つのTを有する式(I B)のものであり、そしてN,N’,N”−三酢酸−2,11,20−ジアザ[ 3,3,3](2,6)ピジノファンと名付けられる化合物、又はそれらの製薬 上受け入れることができる塩である、請求の範囲第16項に記載の錯体。 19. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、Rは−O−(C1〜C5 −アルキル)である]に等しく、そして金属がGd+3である、 請求の範囲第12項に記載の錯体。 20. 化合物又は塩が、−CH2−P(O)ROH[式中、Rは−O−(C1〜 C5−アルキル)である]に等しい二つのTを有する式(IA)のものである化 合物、又はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、請求の範囲第19 項に記載の錯体。 21. 化合物又は塩が、Rがエトキシであり、そしてN,N’−ビス(メチレ ンホスホン酸エチルエステル)−2,11−ジアザ[3,3](2,6)と名付 けられる化合物、又はそれらの製薬上受け入れることができる塩である、請求の 範囲第20項に記載の錯体。 22. すべてのTが−CH2−P(O)ROH[式中、RはC1〜C5−アルキ ルである]に等しく、そして金属がGd+3である、請求の範囲第12項に記載の 錯体。 23. Gd+3、Mn+2又はFe+3から選ばれた金属イオンによってキレート化 [式中、 Yは、 のどちらかであり、 一つのTは、-CH2−COOH又は (ここで、 RはOH、C1〜C5−アルキル又は−O−(C1〜C5−アルキル)である) であり、 そしてもう一つのTは、 (ここで、 R1は、OH又はOCH3であり、 R2は、NO2、NH2、イソチオシアナト、セミカルバジド、チオセミカルバ ジド、マレイミド、ブロモアセトアミド又はカルボキシルであ る) である] の化合物、又はそれらの製薬上受け入れることができる塩を含んで成る配合体。 24. 請求の範囲第12〜22項のいずれか一項に記載の錯体と製薬上受け入 れることができるキャリアーとを含んで成る製薬調合物。 25. 請求の範囲第23項に記載の調合物の効果的な量を動物に投与すること を含んで成る、前記動物における疾患の状態の診断のための方法。 26. 式 [式中、 Yは、 のどちらかであり、 Tは、−CH2−COOH又は (ここで、 RはOH、C1〜C5−アルキル又は−O−(C1〜C5−アルキル)である) であり、 ただし、両方のT部分が同一であるという条件がある] のトリ−及びテトラ−シクロポリアザ大環状化合物、又はそれらの製薬上受け入 れることができる塩を製造するための方法であって、以下のもの: (A)式 [式中、Y1は、(A)の時には式(I)中のYのように定義され、そして(B )の時には窒索原子は水素によって置換される] の化合物を、水性アルカリ金属水酸化物の存在下で約8〜10のpHで約60〜 90℃の温度でX−CH2−COOH[式中、Xは塩素又は臭索原子である]と 反応させて、(A)が−CH2−COOHと等しい二つのTを有するところのそ して(B)が−CH2−COOHと等しい三つのTを有するところの、上の式( I)の化合物を生成させる方法、又は (B)式 [式中、Y1は、(A)の時には式(I)中のYのように定義され、そして(B )の時には窒索原子は水素によって置換される] の化合物を、塩酸及び過剰のホルムアルデヒド中で、約2未満のpHで、還流温 度で、亜リン酸と反応させて、(A)が−CH2−PO32と等しい二つのTを 有するところのそして(B)が−CH2−PO32と等しい三つのTを有すると ころの、上の式(I)の化合物を生成させる方法、又は (C)式 [式中、Y1は、(A)の時には式(I)中のYのように定義され、そして(B )の時には窒索原子は水素によって置換される] の化合物を、ホルムアルデヒド中でP(OR)3[式中、RはC1−C4−アルキ ルである]と反応させ、引き続いて3〜12Mの塩酸を使用して、約3未満のp Hで還流温度で加水分解して、(A)が−CH2−PO32と等しい二つのTを 有するところのそして(B)が−CH2−PO32と等しい三つのTを有すると ころの、上の式(I)の化合物を生成させる方法、又は (D)式 [式中、Y1は、(A)の時には式(I)中のYのように定義され、そして(B )の時には窒素原子は水素によって置換される] の化合物を、ホルムアルデヒド中でP(OR)3[式中、RはC1〜C4 −アルキルである]と反応させ、引き続いて過剰のアルカリ金属水酸化物を使用 して、約12を越えるpHで還流温度で加水分解して、(A)が−CH2−PO2 HR[式中、Rは−O−(C1〜C5−アルキル)である]と等しい二つのTを有 するところのそして(B)が−CH2−PO2HR[式中、Rは−O−(C1〜C5 −アルキル)である]と等しい三つのTを有するところの、上の式(I)の化合 物を生成させる方法、又は (E)式 [式中、Y1は、(A)の時には式(I)中のYのように定義され、そして(B )の時には窒素原子は水素によって置換される] の化合物を、ホルムアルデヒド及びテトラヒドロフラン中でH3C−P(OEt )2と反応させ、引き続いて過剰のアルカリ金属水酸化物を使用して、約12を 越えるpHで還流温度で加水分解するか、又はホルムアルデヒド及び塩酸中で、 約3未満のpHで還流温度で、HP(O)OH−C25と反応させて、(A)が −CH2−PO(OH)R[式中、RはC1〜C5−アルキルである]と等しい二 つのTを有するところのそして(B)が−CH2−PO(OH)R[式中、Rは C1〜C5−アルキルである]と等しい三つのTを有するところの、上の式(I) の化合物 を生成させる方法 のいずれか一つから成る方法。
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