JPH10508036A - 窒素含有大環状化合物 - Google Patents
窒素含有大環状化合物Info
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- JPH10508036A JPH10508036A JP8529626A JP52962696A JPH10508036A JP H10508036 A JPH10508036 A JP H10508036A JP 8529626 A JP8529626 A JP 8529626A JP 52962696 A JP52962696 A JP 52962696A JP H10508036 A JPH10508036 A JP H10508036A
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Abstract
(57)【要約】
新規大環状化合物は、少なくとも1つの環系により遮断される大環状構造を含むように構築される。それぞれの遮断環系は、2つの橋頭原子を含む。橋頭原子は1個またはそれ以上の環系を互いに連結する1個またはそれ以上の架橋に結合しており、このことにより大環状構造を形成する。それぞれの架橋には、化学官能基で誘導化された2個またはそれ以上の窒素含有部分が存在する。環系は、環原子としてまたは環に結合したペンダント基上に別の窒素含有部分を含むことができる。これらもまた化学官能基で誘導化することができる。化学官能基は全体として大環状化合物にある種のコンホメーション性のおよび他の特性を与える。本発明のある態様に従えば、そのような大環状化合物のライブラリは、化学官能基および窒素含有部分の順列および組み合わせを利用して複雑性を構築してライブラリとすることにより調製される。
Description
【発明の詳細な説明】
窒素含有大環状化合物関連出願のクロスリファレンス
本出願は、1995年6月5日に出願された米国特許出願08/461,72
8の一部継続出願であり、該出願は、1995年3月27日に出願された米国特
許出願08/410,703の一部継続出願である。これらの特許出願は本出願
の譲受人に譲渡されており、これを本明細書の一部としてここに引用する。発明の分野
本発明は、大環状(marocyclic)化合物およびそれらの化合物のラ
イブラリに関する。本発明の大環状化合物は、反応体化合物の活性形態との反応
により誘導化された複数の窒素含有(nitrogeous)部位を有する。反
応体化合物は、大環状窒素含有置換基に共有結合する際に、大環状化合物に多様
性を導入する。反応体化合物は、窒素含有種と反応しうる基とは別に、他の反応
体化合物と比較してそれを多様化させる少なくとも1つの特性をそれぞれの個々
の化合物に与えるさらなる官能基をその上に有するような化合物であるように選
択される。したがって、入ってくる、化学官能部分を有する反応体化合物は、大
環状化合物に多様性を付与し、その残基は大環状化合物との結合に際してペンダ
ント化学官能基と称することができる。
大環状化合物の数個の窒素含有部位における化学官能基の付加により、独特の
特性の組を有する大環状化合物が得られる。これらの特性には、総合的な全体的
形状、コンホメーション的な空間、電子密度、双極モーメント、および化合物が
酵素ポケットおよび他の結合部位と相互作用する能力および他の同様の特性が含
まれる。大環状化合物のコンビナトリアル化されたライブラリは、窒素含有部位
において数個の化学官能基の種々の順列および組み合わせを有するように合成さ
れる。このような合成は、窒素含有部位のそれぞれにおいて、コンビナトリアル
混合物が得られるように、反応体化合物のうちのいくつかをそれぞれの窒素含有
部位に与えることにより行われる。ライブラリをデコンボリュートして独特の大
環状化合物を得る。本発明の好ましい大環状化合物はシクロファン様構造を有す
る。
本発明の大環状化合物上の化学官能基は、酵素等の蛋白質、核酸、脂質および
他の生物学的標的に対する化合物の結合を提供する。好ましい態様においては、
本発明の化合物は、ウイルス、マイコバクテリウム、細菌(グラム陰性およびグ
ラム陽性)、原生動物および寄生生物等の病原体の阻害剤として、PDGF(血
小板由来成長因子)、LTB4(ロイコトリエンB4)、IL−6および補体C5A
等のリガンド−レセプター相互作用の阻害剤として、p50(NFκB蛋白質
)およびfos/jun等の転写因子を含む蛋白質/蛋白質相互作用の阻害剤と
して、ホスホリパーゼA2等の酵素の阻害剤として、およびICAM誘導(IL
1−β、TNFおよびLPS等の誘導剤を用いて)等の細胞に基づく相互作用の
阻害のために働く。他の好ましい態様においては、本発明の化合物は、上述の系
のそれぞれについての試験における診断薬等の診断薬として、およびアッセイに
おける試薬として、およびプローブとして用いられる。さらに好ましい態様にお
いては、本発明の化合物は、金属キレーターおよび造影剤担体として用いられる
。さらに好ましい態様においては、本発明の化合物は、除草剤および殺虫剤とし
て用いられる。発明の背景
薬剤発見の伝統的なプロセスは、複雑な発酵培地および植物抽出物を所望の生
物活性についてスクリーニングするか、または多くの新規化合物を化学的に合成
して、潜在的薬剤として評価することを含む。生物学的源からの混合物をスクリ
ーニングすることの利点は、多数の化合物を同時にスクリーニングしうることで
あり、場合によっては、他の方法では予測しえなかったであろう活性を有する新
規かつ複雑な天然産物の発見につながる。欠点は、多くの異なる試料をスクリー
ニングしなければならず、しばしば痕跡量でのみ存在する活性成分を同定するた
めには多くの精製を実施しなければならないことである。一方、実験室の合成は
明白な生成物を与えるが、それぞれの新規な構造の製造は非常に多くの資源を必
要とする。一般に、酵素の高次構造に基づいて活性化合物を新規に設計すること
は成功していない。
したがって、コンビナトリアルライブラリがそれ自体有用であること、および
そのようなライブラリおよびそれを含む化合物が商業的に非常に重要であること
が現在広く理解されている。実際、化学の一部門が開発されてきており、コンビ
ナトリアルライブラリの多くの商業的観点が利用されている。
それぞれの古典的方法の利点を最大化するために、コンビナトリアルデコンボ
リューションのための新規な戦略がいくつかのグループにより別々に開発されて
いる。選択の技術は、ペプチド(Geysen,H.M.,Rodda,S.J
.,Mason,T.J.,Tribbick,G.and Schoofs,
P.G.,J.Immun.Meth.1987,102,259−274;H
oughten,R.A.,Pinilla,C.,Blondelle,S.
E.,Appel,J.R.,Dooley,C.T.and Cuervo,
J.H.,Nature,1991,354,84−86;Owens,R.A
.,Gesellchen,P.D.,Houchins,B.J.& DiM
archi,R.D.,Biochem.Biophys.Res.Commu
n.,1991,181,402−408;Doyle,M.V.,PCT W
O94/28424;Brennan,T.M.,PCT WO94/2771
9);核酸(Wyatt,J.R.,et al.,Proc.Natl.Ac
ad.Sci.USA,1994,91,1356−1360);Ecker,
D.J.,Vickers,T.A.,Hanecak,R.,Driver,
V.and Anderson,K.,Nucleic Acids Res.
,1993,21,1853−1856);非ペプチドおよび小分子(Simo
n,R.J.,et al.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA
,1992,89,9367−9371;Zuckermann,R.N.,e
t al.,J.Amer.Chem.Soc.,1992,114,1064
6−10647;Bartlett,Santi,Simon,PCT WO9
1/19735;Ohlmeyer,M.H.,et al.,Proc.Na
tl.Acad.Sci.USA,1993,90,10922−10926;
DeWitt,S.H.,Kiely,J.S.,Stankovic,C.J
.,Schroeder,M.C.Reynolds Cody,D.M.an
d Pavia,M.R.,Proc.Natl.Acad.Sci.USA,
1993,90,69
09−6913;Cody et al.,米国特許 5,324,483;H
oughten et al.,PCT WO94/26775;Ellman
,米国特許5,288,514;Still et al.,PCT WO94
/08051;Kauffman et al.,PCT WO94/2431
4;Carell,T.,Wintner,D.A.,Bashir−Hash
emi,A.and Rebek,J.,Angew.Chem.Int.Ed
.Engel.,1994,33,2059−2061;Carell,T.,
Wintner,D.A.and Rebek,J.,Angew.Chem.
Int.Ed.Engel.,1994,33,2061−2064;Lebl
,et al.,PCTWO94/28028)のライブラリで用いられてきた
。我々は、窒素をカップリングしたある種の化学を開発し、これを用いて我々が
”オリゴヌクレオシド”と称する一群の化合物を製造した。我々は、公開された
PCT出願WO92/20822(PCT US92/04294)およびWO
94/22454(PCT US94/03313)を含む先の特許出願におい
てこれらの化合物を記載した。これらの化学には、アミン結合、ヒドロキシルア
ミン結合、ヒドラジノ結合および他の窒素系結合が含まれる。
上述の参考文献を検討すると、これらの技術の最も進歩したものは、ペプチド
および核酸の選択のためのものであることが明らかになる。いくつかのグループ
がベンゾジアゼピン等の複素環の選択について研究している。Rebekらをの
ぞき、他の種類の分子のコンビナトリアル発見にはあまり注意が払われてこなか
った。非線形(非ペプチド、非核酸)高分子についてのコンビナトリアル発見ア
プローチは報告されていない。
今日までに報告された技術の大部分は、単純さが増大していくオリゴマーのサ
ブセットの繰り返し合成およびスクリーニングを含むものである。用いられてき
たモノマーまたはサブモノマーには、アミノ酸、アミノ酸様分子、すなわちカル
バメート前駆体、およびヌクレオチドが含まれ、これらはいずれも二官能性であ
る。これらの技術を用いて、ライブラリは、細胞に基づくアッセイまたは生成さ
れた蛋白質標的の結合および/または阻害において、活性についてアッセイされ
てきた。
SURF(商標)(ランダム化されたフラグメントの合成非ランダム化)と称
される技術は、一つの固定された位置に既知の残基を含み、他のすべての位置に
残基の等モル混合物を含むオリゴマーのサブセットの合成を含む。3つのモノマ
ー(A,B,C)を含む4残基長さのオリゴマーのライブラリについては、3つ
のサブセット(NNAN,NNBN,NNCN,ここでNは3つのモノマーのそ
れぞれが等しく取り込まれることを表す)が合成される。次に、それぞれのサブ
セットを機能的アッセイにおいてスクリーニングし、最良のサブセットを同定す
る(例えばNNAN)。それぞれが前のラウンドからの固定された残基および第
2の固定残基を含むライブラリの第2のセット(例えばANAN,BNAN,C
NAN)を合成し、スクリーニングする。スクリーニングおよび合成の連続する
ラウンドにより、機能的アッセイにおいて活性を有するユニークな配列を同定す
ることができる。SURF(商標)技術は、Ecker,D.J.,Vicke
rs,T.A.,Hanecak,R.,Driver,V.& Anders
on,K.,Nucleic Acids Res.,1993,21,185
3−1856に記載されている。SURF(商標)法は、さらにPCT特許出願
WO93/04204において記載されており、このすべての開示を本願明細書
の一部としてここに引用する。
今日までに最も利用されてきたコンビナトリアル化学アプローチは、モノマー
ユニットおよび定義された連結化学を用いる固体支持体からのオリゴマー化を利
用するもの、すなわち固体支持体モノマーアプローチである。このアプローチは
、前述の引用文献により例示されるように、アミドまたはカルバメート結合によ
り連結されたペプチド、ペプトイド、カルバメートおよびビニル含有ペプチド、
またはリン酸結合により連結された核酸のライブラリの合成において用いられて
きた。オリゴマーの混合物(プールまたはライブラリ)は、カップリング工程中
での活性化モノマーの混合物の付加から、または、個々のモノマーを支持体の一
部とカップリング(ビーズ分割)させ、次に支持体を再混合した後、次のカップ
リングのために分割することにより得られる。このモノマー性アプローチにおい
ては、それぞれのモノマー性ユニットはつなげられた(tethered)文字
、すなわち、標的との相互作用のための官能基を有するであろう。化学的に活性
化
された中間体の段階においてつなげられた文字の挿入を可能にするさらなるカッ
プリング化学は、サブモノマーアプローチと称される。
オリゴマー性プールの多様性は、それぞれのモノマーの固有の物理的特性、そ
れぞれのカップリングで混合される異なるモノマーの数、カップリング化学から
生ずる化学結合の物理的特性(主鎖)、カップリングの数(オリゴマーの長さ)
、および主鎖とモノマー化学との相互作用により表される。これらの相互作用は
一緒になって、それぞれの個々の分子についてのユニークなコンホメーションを
提供する。
蛋白質および酵素、核酸、脂質および他の標的等の標的の幾何学と適合する、
固定され予め系統だてられた幾何学を有する分子についての要求が当該技術分野
に存在する。そのような分子の主鎖は、剛性でありかつある程度の柔軟性を有す
るべきであり、そのような分子は、溶液中でまたは固体支持体上での自動化され
た合成において容易に構築されるべきである。
非対称N−置換ポリアザ大環状化合物は、Gu,K.,et al.,Tet
rahedron Lett.,1989,30,1323−1326に開示さ
れている。
ジアザ[7]−、[8]−、[9]−、[10]−(2,6)ピリジノファン
の合成は、Krakowiak,K.,Polish Journal of C
hemistry,1986,60,277−281に開示されている。発明の目的
本発明の目的は、診断、研究および治療用途のための大環状化合物を提供する
ことである。
本発明の別の目的は、化学官能基を巨大環中に導入して基本巨大環に”多様性
”を与えるための複数の窒素含有部位を有する大環状化合物を提供することであ
る。
本発明のさらに別の目的は、多様化された大環状化合物のライブラリを製造す
る方法を提供することである。
本発明のさらに別の目的は、コンビナトリアル化された大環状化合物のライブ
ラリを提供することである。
これらのおよび他の目的は、本明細書および添付の特許請求の範囲を検討する
ことにより、当業者には明らかとなるであろう。発明の概要
本発明は、2つの橋頭原子(bridgehead)を有する少なくとも1つ
の芳香族性、脂環式または複素環式環系で遮断された環状構造を有する新規シク
ロファン様化合物および大環状化合物を提供し、該橋頭原子は化学官能基を有す
る少なくとも1つの架橋と連結され、少なくとも2つの窒素含有部分を含む。
ある態様においては、それぞれの化学官能基は、独立して、次の構造のもので
ある:
−T−L;
[式中、Tは単結合、メチレン基または次の構造を有する基である:
−{[CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−}q−
式中、
R6は、=O、=S、=NR3であり;
R5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、NR3、SO2
、またはC6−C14アリールであり;
それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を
有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ
ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または6から約14個の
炭素原子を有するアリールであり;
mおよびnは、独立して、0から5であり;
pは0または1であり;
qは1から約10であり;そして
Lは、H、C2−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは
置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環
式アルキル、または置換C4−C7炭素環式アルキル、アルケニルまたはアルキニ
ル炭素環式、または置換アルケニルまたはアルキニル炭素環式、またはC6−C1 4
アリールまたは置換アリールであり、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ
、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオア
ルコキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;
2から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエー
テル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハ
ロゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキ
シル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2)
;グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(N
R1R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2)
;ニトリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ(
OCF3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル;
O−アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジ
ド(N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スル
ホキシド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド(
S−S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;また
は水素結合しうる基から選択される]。
本発明のある好ましい態様においては、次の構造の化合物が提供される:
式中、
xxは0−4であり;
R4はQとAを連結させる単結合であり;または次の式を有する基であり:
式中、
それぞれのZは、独立して、H、ヒドロキシル、アミノ、チオール、アシル、保
護ヒドロキシル、保護アミノ、保護チオール、保護アシル、またはN−(T−L
)2
であり;
それぞれのrは、独立して、0から約8であり;
それぞれのJは、独立して、N、O、S、または複素環式環系であり;
それぞれのtは、独立して、0または1であり;
Lは、H、C1−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは
置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環
式アルキル、アルケニルまたはアルキニルまたは置換炭素環式、またはC6−C1 4
アリールまたは置換アリールであり、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ
、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオアル
コキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;2
から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエーテ
ル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハロ
ゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキシ
ル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2);
グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(NR1
R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2);
ニトリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ(O
CF3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル;O
−アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジド
(N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スルホ
キシド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド(S
−S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;または
水素結合しうる基から選択され;
Tは、単結合、メチレン基または次の構造を有する基であり:
−([CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−}q−
それぞれのR6は、独立して、=O、=S、=NR3であり;
それぞれのR5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、
NR3、またはC6−C14アリールであり;
それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を
有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ
ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または6から約14個の
炭素原子を有するアリールであり;
それぞれのmおよびnは、独立して、0から5であり;
それぞれのpは、独立して、0または1であり;
qは1から約10であり;
それぞれのQは、芳香族性、脂環式、または複素環式環系であり;
それぞれのAは次の構造を有する基であり:
−M−(X)d−(CH2)e−[−(X)d−(CH2)ee−]z−(X)a−G−
式中、
それぞれのXは、独立して、−N(TL)−、−N(TL)−O−、−N(TL
)−SO2−、−N(TL)−SO−、−N(TL)S−、−N(TL)−C(
O)−、−(TL)NH−C(O)−、−N(TL)−C(O)−O−、−N(
TL)−(CO)−NR−、または−N(TL)−(CH2)x−O−であり;
MおよびGは、独立して、−(CH2)e−、−N(TL)−(CH2)e−、−O
−(CH2)e−、−S−(CH2)e−、=N−、−N(R)−、O、S、−C(
O)−であり;
それぞれのeは、独立して、1から約5であり;
それぞれのeeは、独立して、1から約5であり;
それぞれのdは、独立して、0から約2であり;
zは1から約9であり;
aは0から約2であり;
ただし、−T−Lにより表される基Qのそれぞれの化学官能基の3個以下は、p
−トルエンスルホニルまたはHであり、化学官能基の少なくとも2個は異なる。
コンビナトリアル合成戦略は、非常に多数の化合物を含むライブラリの生成お
よびスクリーニング、および所望の特性を有する個々の分子の同定の可能性を提
供する。本発明のある態様においては、シクロファン様化合物は種々の化学官能
基を有するそのような化合物のライブラリの一部を含むように提供される。さら
に、シクロファン様化合物は、少なくとも3つの異なる化学官能基をその上に有
するように提供される。
本発明のいくつかの態様に従えば、同一の大環状構造、少なくとも2つの異な
る種類の複数の窒素含有部分および窒素含有部分に共有結合した複数の化学官能
基を有する複数の大環状分子を含む化合物のライブラリが提供される。
本発明の1つの態様に従えば、同一の大環状構造、複数の窒素含有部分および
窒素含有部分に共有結合した複数の化学官能基を有する複数の大環状分子を含む
化合物のライブラリが提供される。
本発明の方法は、高分子のライブラリを生成するのに有用である。これらの方
法は、それぞれの環系について1つの架橋がその少なくとも1つの橋頭原子に連
結されている少なくとも1つの環系、および高分子中に位置する複数の窒素含有
部分を有する高分子を選択することを含む。これらの方法は、さらに、窒素含有
部分に化学官能基を導入するための、複数の化学官能基反応体の選択および反応
を含む。図面の簡単な説明
本発明の多くの目的および利点は、添付の図面を参照することにより、当業者
によりよく理解されるであろう。
図1は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキームである。
図2は、本発明にしたがう化合物のライブラリを製造するための、合成の第1
ラウンドの過程を示す。
図3は、本発明にしたがう化合物のライブラリを製造するための、合成の第2
ラウンドの過程を示す。
図4は、本発明にしたがう化合物のライブラリを製造するための、合成の第3
ラウンドの過程を示す。
図5は、本発明にしたがう化合物のライブラリを製造するための、合成の第4
ラウンドの過程を示す。
図6は、本発明に従うある態様を示す。
図7は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキームである。
図8は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキームである。
図9は、本発明にしたがうある種の架橋の合成のための合成スキームである。
図10は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキーム、およ
びこの大環状化合物を用いるライブラリの製造の方法である。
図11は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキーム、およ
びこの大環状化合物を用いるライブラリの製造の方法である。
図12は、本発明にしたがう化合物のライブラリを製造するための、合成の第
1ラウンドの過程を示す。
図13は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキームである
。
図14は、本発明にしたがう大環状化合物の合成のための合成スキームである
。
図15は、本発明の2つの大環状化合物を用いるE.coli PLA2アッ
セイの結果を図示する。発明の詳細な説明
種々の天然の、多環、大環状構造は、有用な特性を有することが知られている
。これらの多くは、抗生物質のバンコマイシンファミリーおよびアンホテリシン
ファミリー等の非常に複雑な化合物である。バンコマイシンはまた、環状ペプチ
ドとして分類することもできる。他の環状ペプチドには、毒キノコAmanit
aphalloidesから得られるファロイジン(phalloidin)が
含まれる。2以上の環を有する別の抗生物質大環状化合物には、リファマイシン
、リファマイシンS、アンサトリエニン、ナフトマイシンAおよび他のものが含
まれる。また、グロエオスポロン(gloeosporon)等の多環大環状化
合物は静菌特性を有することが知られている。ボウバルディン、デオキシボウバ
ルディンおよび紅藻Phacelocaspus labillardieri
からのある種の大環状化合物およびブリオスタチン8等の他の多環大環状化合物
は抗腫瘍活性を有することが示されている。ある種のアルカロイド、例えばルナ
リンもまた多環大環状化合物である。ジベンゾアザクラウン等のアザクラウン大
環状化合物を含む多くのクラウン大環状化合物は多環構造を含む。
”シクロファン”または”ファン”との用語は、多環大環状化合物の命名に有
用である。シクロファンは、一般に芳香族性核(ベンゼンまたはアレン)および
脂肪族架橋を含むと考えられる。架橋は、環中の2つの橋頭原子の間にのびる。
”
ファン”との用語はまた、大環状環中に含まれる2以上の環系を有する多環大環
状化合物の記述に有用でありうる。この例においては、大環状化合物は、多数の
環または環系および環を連結する架橋を有し、シクロファン様化合物または大環
状化合物を形成する。このような多環化合物においては、少なくとも1つの架橋
が2つの異なる環系の橋頭原子を連結するであろう。シクロファン様化合物の命
名においては、総称的見出し”シクロファン”は”ファン”との名称により置き
換えられ、これはすべての架橋された芳香族性(縮合したまたは複素芳香族性、
例えばナフタレンおよびピリジンを含む)を表す。したがって、シクロファンに
おいては、接頭辞”シクロ”はベンゼン環を表す。”ファン”の第1の下位区分
は、シクロファン、ヘテロファンおよびヘテラファンである。ヘテロファンは芳
香族性環中に複素原子を含み、ヘテラファンは、架橋中に複素原子を含む。ファ
ンにおける架橋の長さ(2つの芳香族性点、すなわち橋頭原子の間の原子の数)
は、接尾辞として働く語”ファン”を有する名称の前の角かっこ内の長さが減少
する順番に置かれる。架橋の位置は、オルト、メタ、パラにより、または角かっ
この後ろに置かれたかっこ内の数字により表すことができる。芳香族性および複
素環式環に加え、脂環式環もまた”ファン”に含まれうる。そのようなファンは
、脂肪族ファン(aliphanes)、例えばヘキサノファン、アダマンタノ
ファン、クバノファンまたはステロイドファンと名付けられる。
シクロファン化学は、Cyclophane Chemistry,Synt
hesis,Structures and Reactions,Fritz
Vogtle,John Wiley & Sons,New York,N
Y,1993に記載されている。大環状化学は、Macrocyclic Ch
emistry,Aspects of Organic and Inorg
anic Supramolecular Chemistry,B.Diet
rich、P.Viout and J.M.Lehm,VCH,New Yo
rk,NY,1993に記載されている。アザクラウン化学は、Aza−Cro
wn Macrocycles,J.S.Bradshaw,K.E.Krak
owiak and R.M.Izatt,John Wiley & Son
s,New York,NY,1993に記載されている。これらの巻のそれぞ
れの内容
を本明細書の一部としてここに引用する。
本発明の化合物は、その中に”化学官能基”で誘導化された窒素含有部分を含
む大環状化合物である。大環状化合物のそれぞれは、複数のそのような窒素含有
部分(または窒素含有部位)を含む。それぞれの窒素含有部分は、種々の化学官
能基の1つで誘導化することができる。化学官能基および窒素含有部位の種々の
順列および組み合わせを有するそのような化合物のライブラリを製造し、標準的
抗生物質アッセイ等の標準的生物学的アッセイにおいて用いることができる。
本明細書において用いられる場合、”化学官能”基とは、親分子に結合したと
き、その分子に特別かつユニークな特性を付与する基を表す。これは、親分子を
その基の結合の前と何らかの様式で異なるものとすることにより、親分子の多様
性に寄与する。いくつかの化学官能基を特定の分子に結合させることができる。
一緒に考慮したとき、それらの特性の合計は親分子に広い多様性特性を付与する
であろう。特定の親分子上の化学官能基の組み合わせのそれぞれの組は、基のそ
れぞれの特定の組み合わせを有する親分子が他の基の組み合わせのいずれかを有
する親分子と異なるように親分子を改変させるであろう。親分子の上の基のすべ
ての組み合わせを考慮すると、化合物のライブラリは、基の可能な組み合わせの
すべてを含むように形成されるであろう。
本発明の大環状化合物は、1つまたはそれ以上の別の環により遮断された少な
くとも1つの環構造を含む。本発明の好ましい大環状化合物は、1個または2個
の芳香族性、複素環式、または脂環系を含み、さらに化学官能基で置換すること
ができる複数の窒素含有部位を含む、10原子より大きい環構造を有する。好ま
しくは、すべてまたは実質的にすべての窒素含有部位が化学官能基で置換される
。本発明のより好ましい大環状化合物は、1個または2個の複素環式環、および
化学官能基で置換することができる複数の窒素含有部位を含む。好ましくは、す
べてまたは実質的にすべての窒素含有部位が化学官能基で置換される。複素環式
環は、好ましくは化学官能基で置換されている窒素含有部位を含むペンダント基
を有することができる。
本発明の大環状化合物は、予め決定された位置および化学官能基の選択の両方
で合成するか、またはコンビナトリアル選択により選択されることができる。本
発明の文脈においては、”コンビナトリアル”とは、任意の、でたらめなまたは
無差別のという意味ではない。本発明の文脈においては、”コンビナトリアル”
とは、特定の化学官能基の組および大環状分子中の窒素含有部分の部位の特定の
位置を用いて形成しうる大環状分子の集団の全体中において、可能な種のそれぞ
れのサブ集団があることを意味すると解釈される。すなわち、a)化学官能基の
選択、およびb)化学官能基の配置、の異なる組み合わせのそれぞれを表す。
”コンビナトリアル”は”ランダム”とは区別される。この区別を説明するた
めには、すべてのまたはほとんどすべての可能な組み合わせが全体の分子集団に
存在する場合、これは分子のコンビナトリアル集団である。しかし、その全体集
団からただ1つのまたは少数の分子が選択される場合には、選択される分子(単
数または複数)は、それが気まぐれでまたは随意に全体集団から取り出されれば
ランダムに選択されるであろう。集団の全体を考慮するとき、すべての種が存在
し、これはランダム集団ではない。集団の全体を使い尽くすまで系統的選択を行
えば、種のすべてが最終的に選択されるが、しかし、選択の順番はランダムであ
ろう。すなわち、ある好ましい態様においては、予め順番づけられた(pre−
ordered)選択および/または化学官能基の位置が存在するであろう。別
の好ましい態様においては、すべての可能な組み合わせおよび化学官能基の順序
づけ(ordering)のコンビナトリアル化された集団が存在する。さらに
別の好ましい態様においては、配列は固定とコンビナトリアルとの間で調節され
る。これは、例えばある種のデコンボリューション戦略において特に有用である
。
”デコンボリューション”とは、集団を全体として取り上げ、その集団を通し
て系統的に作業して、集団の特定のメンバー、選択されたメンバー、またはすべ
てのメンバーの同一性を確立することを意味すると解釈される。化合物のコンビ
ナトリアルライブラリのデコンボリューションにおいては、特定の性質を有する
、例えば特定の機能的アッセイにおいて活性な種である、個々の化合物または個
々の化合物の群が同定されるまで、系統的選択が実施される。
本発明の大環状化合物は、反応体化合物と反応させて窒素含有部位に化学官能
基を導入または付加することによる窒素含有部分の修飾により製造される。反応
体化合物は、窒素含有部分の窒素原子と反応しうる官能化された部位をその上に
有し、ならびに反応体化合物およびこれが共有結合する任意の分子に多様性を付
与する別の官能基をその上に有する化合物である。反応体化合物と大環状化合物
との間の反応は、反応体化合物を巨大環上の窒素含有部位の窒素原子に連結させ
る。窒素含有部分は、窒素原子をその部分の不可欠な一部として含む種々の部分
の1つでありうる。化学官能基は窒素含有部分の窒素原子に共有結合して、その
特定の窒素原子に官能化の点または多様性の点を導入する。あるいは、特定の窒
素含有部分は官能基の代わりに”無(null)”を含んでいてもよく、すなわ
ち官能基が存在しなくてもよい。これは、窒素原子に共有結合した水素原子を有
することにより、または窒素原子と隣接する原子との間に、例えばオキシムまた
はイミンとして二重結合を有することにより達成される。窒素含有部分のあるも
のは、それに化学官能基を付加するためのプラットホームとして働くのとは反対
に、所定の構造を架橋に付与するのにより優れている。この群に含まれるものは
、カルバメート、尿素、スルホンアミド、スルフィンアミドおよびスルファンア
ミドである。化学官能基の配置のための位置ではなく構造的目的のためにこれら
の窒素含有種の存在が望まれる場合、これらは”無”状態としておくことができ
る。
1つの態様においては、本発明の大環状化合物は、環系および環系中に位置す
る”橋頭原子”間を連結する架橋を含む。そのような化合物は、シクロファンで
あるかまたはシクロファン様構造である。環系は芳香族性環系、複素環式環系、
脂環式環系、または芳香族脂肪族(araaliphatic)(すなわち、混
合芳香族性−脂環式、例えばベンジル)環系等の混合環系でありうる。架橋は窒
素含有部分の少なくとも2つをその中に含み、好ましくは、そのような部位の3
つを含む。
本発明の別の態様においては、大環状化合物は2つまたはそれ以上の環系およ
び環系中に存在する”橋頭原子”間を連結する2つまたはそれ以上の架橋を含む
。これらの大環状化合物においては、架橋は環系を連結して連続的環状化合物を
形成する。そのような化合物はシクロファン様構造である。環系は、芳香族性環
系、複素環式環系、脂環式環系、または芳香族脂肪族等の環系混合環系でありう
る。それぞれの架橋は、好ましくは窒素含有部分の少なくとも2つ、より好まし
くはそのような部分の3つをその中に含む。
本発明のある好ましい態様においては、架橋は非対称である。これは、窒素含
有部分の間の架橋中に存在する炭素原子または複素原子の数を変更することによ
り、または架橋中の窒素含有部分に結合する官能基を変化させることにより、ま
たはこれらのパラメーターの両方を変化させることにより行うことができる。す
なわち、本発明のある好ましい大環状化合物においては、架橋中の窒素含有部分
の少なくとも2つは互いに異なり、例えば、アミンおよびヒドロキシルアミン窒
素含有部分の両方を含む架橋である。窒素含有部分の少なくともいくつかの窒素
原子は架橋主鎖中に含まれ、すなわち、窒素含有部分の少なくともいくつかのも
のの窒素原子は架橋の一部を形成する。すなわち、架橋中の窒素含有種としてア
ミンが選択される場合には、これは化学官能基の付加の前には第2アミンまたは
イミンとして存在する。化学官能基がこれに共有結合する際、これは次に第3ア
ミンとして存在し、架橋一方の側への単結合、架橋の他方の側への単結合、およ
び化学官能基への単結合を有する。
別の窒素含有部分は、環系中に存在することができ、または架橋とは独立した
ペンダント基上で環系に結合していてもよい。環系からぶら下がった窒素含有部
分は、好ましくは、ペンダント基の環系への結合から離れて位置する。すなわち
、ペンダント延長剤またはつなぎ基としてアルカン基を使用することにより、窒
素含有部分はそのようなアルカンの一方の末端にまたはその近くに位置し、その
アルカンはその他方の末端において環系に共有結合するであろう。窒素含有部分
の環への結合に有用な他のペンダント延長剤基としては、アルキル基と組み合わ
せた複素原子(例えば、実施例98および99に示されるように)および複素環
式環(例えば、実施例120−129に示されるように)が含まれる。
環系中に存在する窒素含有部分には、複素環式環の環のメンバーである窒素原
子が含まれる。本発明のある好ましい態様においては、芳香族性窒素複素環(例
えば、ピリジン、アクリジンまたはピリミジン)中の、または非芳香族性窒素複
素環(例えばピペリジン)中の環窒素の1つまたはそれ以上を化学官能基で誘導
化することができ、一方、他の好ましい態様においては、複素環の環窒素には化
学官能基が含まれない。
ある好ましい態様においては、本発明の化合物には、2から約10個のそのよ
うな窒素含有部分があるであろう。本発明のさらに他の好ましい化合物には、2
から6個のそのような窒素含有部分があるであろう。より好ましい範囲は2から
4個のそのような窒素含有部分である。さらにより好ましい範囲は3から4個の
窒素含有部分である。
好ましい窒素含有部分は、いずれの向きでもよい、アミン[−N(X)H−)
、ヒドロキシルアミン[−O−N(X)−]、ヒドラジン[−NH−N(X)−
]、アミド[−C(O)−N(X)−]、ヒドラジド[−C(O)−NH−N(
X)−]、カルバメート[−O−C(O)−N(X)−]、尿素[−NH−C(
O)−N(X)−]、スルホンアミド[−SO2−N(X)−]、スルフィンア
ミド[−SO−N(X)−]およびスルファンアミド[−S−N(X)−]部分
であり、ここで構造の(X)基は、窒素含有部分に共有結合した化学官能基を表
す。
本発明の大環状化合物のための炭素環の例には、ベンゼン、シクロペンタン、
シクロヘキサン、シクロヘプタン、シクロオクタン、シクロノナン、シクロデカ
ン、トランスシクロオクタン、シクロオクチン、シクロヘプタ−1,3−ジエン
、[10]アヌレン(シクロデカペンタエン)、および[9]アヌレン(シクロ
ノナ−1,3,5,7−テトラエン)が含まれるが、これらに限定されない。
単環式窒素複素環の例には、シアヌル酸、アジリジン、アゼチン、1,3−ジ
アゼチジン、シクロペンタアザン、ピロール、ピラゾール、イミダゾール、1,
2,3−トリアゾール、1,2,4−トリアゾール、1,2,3−トリアジン、
1,2,4−トリアジン、シアヌル酸、ピリジン、ピリダジン、ピペリジン、ピ
ロリジン、ピリミジン、ピラジン、ピペラジン、ピリダジン、s−トリアジン、
アゼピン、1,2,4−トリアゼピン、およびアゾシンが含まれるが、これらに
限定されない。酸素複素環の例には、フラン、1,4−ピラン、1,2−ジオキ
サン、1,3−ジオキサン、オキセピン、1,3,5,7−テトラオキソカンお
よび1,4,8,11−テトラオキサシクロテトラデカンが含まれるが、これら
に限定されない。イオウ複素環の例には、チオフェン、チエピン、1,4−チア
ゼピンが含まれるが、これらに限定されない。混合複素環の例には、1,2,3
−オキサチオール、イソオキサゾール、オキサゾール、チアゾール、イソチアゾ
ール、1,2,3−オキサジアゾール、1,2,4−オキサジアゾール、1,2
,
5−オキサジアゾール、1,3,4−オキサジアゾール、1,2,3,4−オキ
サトリアゾール、1,2,3,5−オキサトリアゾール、1,2,4−オキサジ
ン、1,3,2−オキサジン、1,3,6−オキサジン、1,2,6−オキサジ
ン、1,4−オキサジン、o−イソオキサジン、p−イソオキサジン、1,2,
5−オキサチアジン、1,2,6−オキサジン、1,4,2−オキサジアジン、
1,3,5,2−オキサジアジン、1,4−チアゼピンおよびモルホリンが含ま
れるが、これらに限定されない。
本発明の目的のためには、環系は、一緒に結合して拡張されたまたは縮合した
環を形成する2つまたはそれ以上の単環を含むものとして定義される。そのよう
な環系は、拡張された芳香族系、脂環式系、芳香族脂環式系、二環系およびさら
にスピロ系を含む。例としては、芳香族性、脂環式および混合芳香族性−脂環式
(芳香族脂環式)多環系、スピロ系、二環系、非芳香族性多環系、例えばアダマ
ンタン、デカリン、ステロイド、および、セスキテルペン、ジテルペン、トリテ
ルペンおよびテトラテルペン等のテルペン、および多環複素環系が挙げられる。
炭素環系の例には、ナフタレン、テトラヒドロナフタレン(テトラリン)、アン
トラセン、フェナントレン、フルオレン、ピレン、コロネン、アズレン、クルオ
レン、ベンゾナフテン、ベンゾ[8]アヌレン、ペンタレン、ヘプタレン、オク
タレン、インデン、イソインデン、ビフェニル、ビフェニレンおよびトリフェニ
レンの縮合環;スピロペンタン、スピロ[2.4]ヘプタン、スピロ[4.5]
デカン、スピロ[3.4]オクタン、ジスピロ[5.1.7.2]ヘプタデカン
スピロ系;ボルネン、ノルボルネン、カンファー、ビシクロ[2.2.1]ヘプ
タン、ビシクロ[3.2.1]オクタン、7−メチルビシクロ(2.2.1]ヘ
プタンおよびトランスおよびシス−ビシクロ[4.4.0]デカン(トランスお
よびシス−デカリン)の二環系;カロテン、デルタ−3−カレン、アルファーピ
ネン、カンファー、アスカリドール、アズレン、カジネン、ベーターセリネン、
アンブレイン、ベーターアミリンおよびルペオールのテルペン;コレステロール
、ラノステロール、コプロステロール、スチグマステロール、エルゴステロール
、カルシフェロール、コール酸、デオキシコール酸、エストロン、エストラジオ
ール、エストラトリオール、プロゲステロン、スチルベストロール、テストステ
ロ
ン、アンドロステロン、デオキシコルチコステロン、コルチゾンおよび17−ヒ
ドロキシコルチコステロンのステロイドが含まれるが、これらに限定されない。
多環複素環式系の例には、カルバゾール、アクリジン、キサンテン、プリン、
1,4−ベンゾイソオキサジン、1,2−ベンゾイソオキサジン、3,1,4−
ベンゾオキサジン、2,3,1−ベンゾオキサジン、1,4,2−ベンゾオキサ
ジン、1,3,2−ベンゾオキサジン、ピリド[4,3−b]ピリジン、ピリド
[3,2−b]ピリジン、ピリド[3,4−b]ピリジン、ナフチリジン、キナ
ゾリン、シンノリン、イソキノリン、キノリン、1,2−ベンゾイラン、アント
ラニル、ベンゾオキサゾール、インドオキサジン、インドラジン、ピラノ[3,
4−b]ピロール、1,5−ピリンジン、2−イソベンゾール、インドレニン、
インドール、イソチオナフタレン、チオナフタレン、イソベンゾフラン、ベンゾ
フラン、および2,2’−ビピリジンが含まれるが、これらに限定されない。
好ましい環および環系には、アジリジン、アゼチン、ピリジン、1,3,5−
トリアジン、a−トリアジン(またはas−トリアジン)、シアヌル酸、ピロー
ル、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、イミダゾール、ピリミジン、プリ
ン、ピペリジン、ピラゾール、ピロリジン、ピペラジン、ピラジン、ピリダジン
、モルホリン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール
、フラン、ピラン、チオフェン、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、シクロ
ヘキサン、シクロペンタンおよびアダマンタンが含まれる。
本発明の大環状化合物の架橋部分中において、窒素含有部分は、”スペーサー
”部分により連結されている。すなわち、それぞれの架橋は、隣接する窒素含有
部分の間を連結するスペーサー部分を含むものとみなすことができる。スペーサ
ー部分と窒素含有部分とは一緒になって共有結合して、架橋の主鎖を形成する。
スペーサー部分は、本質的に実際に二官能性であり、窒素含有部分と交互して、
そこから突き出している複数の多様性基を有する架橋を形成する。好ましいスペ
ーサー基には、[CH2]x(ここでxは1−5である)が含まれる。他の好まし
いスペーサーには、1つまたはそれ以上の酸素またはイオウ原子で遮断されてエ
ーテルおよびチオエーテルスペーサーを形成するそのようなメチレン鎖が含まれ
る。さらに別のスペーサーには、二官能性でありしたがって架橋の主鎖の残りの
部分
中に挿入しこれと連結しうる脂環式および芳香族性環が含まれる。
架橋中の窒素含有部分の窒素原子は、スペーサー基により一緒に連結されてい
ることに加え、本発明の化合物に”多様性”特性を付与する化学官能基の連結の
ための主要な部位として働く。これらの化学官能基を種々に変更することにより
、本発明の化合物に多様性が取り込まれる。これらが環系上のペンダント基の末
端に位置する場合、またはこれらがその上に”無(null)”基を有する場合
をのぞき、窒素含有部分の窒素原子は実際には三価である、すなわち、これらは
架橋中の少なくとも2つの原子(いずれかの側のもの)、および分子に多様性を
もたらす1つの化学官能基に連結されている。
本発明の化合物の窒素含有部分に結合した化学官能基は、大環状化合物に特定
の相互作用特性を付与する種々の構造のものでありうる。これらの化学官能基は
少なくとも以下のタイプの相互作用を行うことができる:水素結合ドナーおよび
アクセプター、イオン性、極性、疎水性、芳香族性、電子ドナーおよびアクセプ
ター、パイ結合スタッキングまたは金属結合。そのような相互作用の結果、本発
明の大環状化合物は、全体的な形状、コンホメーション空間、電子密度、双極モ
ーメント、および化合物が酵素ポケットおよび他の結合部位と相互作用する能力
、および他の同様の特性をもたらすユニークな特性を有する。理論に拘束される
ことを望むものではないが、大環状化合物プラットホーム上に化学官能基を配置
することは、標的分子とのよりよい結合特性のために分子を”幾何学的に束縛”
する。
化学官能基はまた、官能基または”文字”として表される。そのような用語の
使用は、本発明の化合物上の異なる官能基がちょうどアルファベットの文字のよ
うにある配列で位置する(予め決定された、またはランダムな選択により)とい
う事実を反映し、したがって用語”文字”を用いる。これらの文字は、”反応性
”であってもよく、または”非反応性”であってもよい。”反応性”とは、これ
らがある様式(これは予め定義されていてもよいが、その必要はない)で標的分
子と相互作用するであろうことを意味する。”非反応性”とは、これらが本来標
的分子と相互作用するように設計されていないことを意味し、実際にはこれらは
標的分子と相互作用するかもしれないが、非反応性部分の本来の目的は、分子に
他
の特性、例えば取り込み、分布、代謝または同定をもたらす特性(これらに限定
されない)を付与することである。
本発明にしたがう化学官能基の第1の好ましい群としては、H、C2−C10ア
ルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは置換アルケニル、C2−
C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環式アルキル、アルケニル
またはアルキニルまたは置換炭素環式、またはC6−C14アリールまたは置換ア
リールが挙げられ、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ、アルコキシ、アル
コール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオアルコキシ、ハロゲン、
アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;2から10個の炭素原
子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエーテル;窒素、イオウま
たは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハロゲン;ヒドロキシル
(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキシル(COOH);ア
ミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR2R3);グアニジン(NHC
(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(NR1R2)(CH2)2C
(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2);ニトリル(CN);
トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ(OCF3);O−アル
キル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル;O−アラルキル;S−
アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジド(N3);ヒドラジ
ノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スルホキシド(SO);ス
ルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド(S−S);シリル;ヌ
クレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;または水素結合しうる基か
ら選択される。
本発明の文脈において、複素環式環系とは、少なくとも1つの複素原子、例え
ばN、O、またはSを含む環状化合物を意味する。本発明の複素環式化合物は、
飽和、不飽和または部分的不飽和でありうる。
官能基として用いるのに適当な複素環(例えば窒素複素環)としては、イミダ
ゾール、ピロール、ピラゾール、インドール、1H−インダゾール、α−カルボ
リン、カルバゾール、フェノチアジン、フェノキサジン、テトラゾール、トリア
ゾール、ピロリジン、ピペリジン、ピペラジンおよびモルホリン基が挙げられる
が、これらに限定されない、窒素複素環のより好ましい群には、イミダゾール、
ピロール、およびカルバゾール基が含まれる。イミダゾール基が特に好ましい。
官能基として用いるのに適当なプリンおよびピリミジンとしては、アデニン、
グアニン、シトシン、ウリジン、およびチミン、ならびに他の合成および天然の
核酸塩基、例えばキサンチン、ヒポキサンチン、2−アミノアデニン、アデニン
およびグアニンの6−メチルおよび他のアルキル誘導体、アデニンおよびグアニ
ンの2−プロピルおよび他のアルキル誘導体、5−ハロウラシルおよびシトシン
、6−アゾウラシル、シトシンおよびチミン、5−ウラシル(シュードウラシル
)、4−チオウラシル、8−ハロ、アミノ、チオール、チオアルキル、ヒドロキ
シルおよび他の8−置換アデニンおよびグアニン、5−トリフルオロメチルおよ
び他の5−置換ウラシルおよびシトシン、7−メチルグアニンが挙げられる。さ
らに別のプリンおよびピリミジンには、米国特許3,687,808に開示され
るもの、Concise Encyclopedia Of Polymer
Science And Engineering、pages 858−85
9,Kroschwitz,J.I.,ed.John Wiley & So
ns,1990に開示されるもの、およびEnglisch et al.,A
ngewandte Chemie,International Editi
on1991,30,613に開示されるものが含まれる。
本明細書の文脈においては、アルキル(一般にC1−C20)、アルケニル(一
般にC2−C20)、およびアルキニル(一般にC2−C20)基には、置換および非
置換の直鎖、分枝鎖、および脂環式炭化水素、例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、オクチル、ノニル、デシル、ウン
デシル、ドデシル、トリデシル、テトラデシル、ペンタデシル、ヘキサデシル、
ヘプタデシル、オクタデシル、ノナデシル、エイコシルおよび他の高級炭素アル
キル基が含まれるが、これらに限定されない。さらなる例には、2−メチルプロ
ピル、2−メチル−4−エチルブチル、2,4−ジエチルブチル、3−プロピル
ブチル、2,8−ジブチルデシル、6,6−ジメチルオクチル、6−プロピル−
6−ブチルオクチル、2−メチルブチル、2−メチルペンチル、3−メチルペン
チル、2−エチルヘキシルおよび他の分枝鎖基、アリル、クロチル、プロパルギ
ル、2−ペンテニルおよびパイ結合を含む他の非飽和墓、シクロヘキサン、シク
ロペンタン、アダマンタン、ならびに他の脂環式基、3−ペンテン−2−オン、
3−メチル−2−ブタノール、2−シアノオクチル、3−メトキシ−4−ヘプタ
ナル、3−ニトロブチル、4−イソプロポキシドデシル、4−アジド−2−ニト
ロデシル、5−メルカプトノニル、4−アミノ−1−ペンテニル、ならびに他の
置換された基が含まれる。
さらに、本発明の文脈においては、直鎖化合物とは開放鎖化合物、例えば脂肪
族化合物(例えばアルキル、アルケニル、またはアルキニル化合物);低級アル
キル、アルケニル、またはアルキニル(本願明細書で用いられる場合、約1から
約6個の炭素原子を有するヒドロカルビル化合物を含む)を意味するがこれらに
限定されない。本明細書で用いられる場合、分枝鎖化合物は、直鎖の炭素原子に
結合したさらなる直鎖または分枝鎖を有する直鎖化合物、例えばアルキル、アル
ケニル、アルキニル化合物を表す。本明細書で用いられる場合、環状化合物とは
、閉塞鎖化合物、すなわち炭素原子の環、例えば脂環式または芳香族性化合物を
表す。直鎖、分枝鎖または環状化合物は、アルコキシまたは複素環式化合物にお
いてみられるように、内部で遮断されていてもよい。本発明の文脈においては、
内部で遮断されるとは、炭素鎖がO、N、またはS等の複素原子で遮断されてい
てもよいことを表す。しかし、所望の場合には、炭素鎖は複素原子を有しなくて
もよい。
さらに、本明細書の文脈においては、アリール基(一般にC2−C2O)には置
換および非置換芳香族性ヒドロカルビル基が含まれるがこれらに限定されない。
アラルキル基(一般にC7−C2O)にはアリールおよびアルキル官能基の両方を
有する基、例えば、ベンジルおよびキシリル基が含まれるがこれらに限定されな
い。好ましいアリールおよびアラルキルには、フェニル、ベンジル、キシリル、
ナフチル、トリル、ピレニル、アントラニル、アズリル、フェネチル、シンナミ
ル、ベンズヒドリル、およびメシチルが含まれるが、これらに限定されない。こ
れらは置換されていても非置換でもよい。置換されている場合、置換基は、置換
アリールまたはアラルキル化合物の窒素含有部分へのまたは窒素含有部分に連結
するつなぎ基(tether)への結合点に対してメタであることが特に好まし
い。これはそのようなメタ置換が、芳香族性部分を窒素含有部分またはつなぎ基
に結合するのに用いられる反応性官能基から置換基の電子的効果を離すからであ
る。
上述したように、脂肪族性および芳香族性基は置換でも非置換でもよい。本発
明の文脈においては、置換または非置換とは、化合物が、例えば化合物中の1つ
またはそれ以上の水素原子の代わりに種々の置換基の任意のものを有しうること
、または置換基を有していなくてもよいことを意味する。置換のための典型的な
置換基としては、ヒドロキシル、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル
、ニトロ、チオール、チオアルコキシ、ハロゲン、またはアルキル、アリール、
アルケニル、またはアルキニル基が挙げられるが、これらに限定されない。
本発明にしたがう金属配位基としては、、カルボニル部分、ヒドロキシル部分
、アミン部分、酸部分および他のより複雑な部分、例えばヒドロキサミン酸、カ
テコールアミド、アセチルアセトン、2,2’−ビピリジン、1,10−フェナ
ントロリン、二酢酸、ピリジン−2−カルボキサミド、イソアルキルジアミン、
チオカルバメート、オキサレート、グリシル、ヒスチジルおよびテルピリジルが
挙げられるが、これらに限定されない。他の金属配位基も知られている(Mel
lor,D.P.,Chemistry of Chelation and
Chelating Agents,International Encyc
lopedia of Pharmacology and Therapeu
tics,Section 70,The Chelation of Hea
vy Metals,Levine,W.G.Ed.,Pergamon Pr
ess,Elmford,N.Y.,1979)。
化学官能基として用いられる非反応性官能基、例えば薬力学的特性を増強する
基には、取り込みを改良し、酵素的または化学的分解に対する耐性を増強する基
が含まれる。非反応性官能基はまた、薬物動態学的特性を増強しうる。本発明の
文脈においては、そのような基は、取り込み、分布、代謝または排泄を増強する
。非反応性官能基としては、上述したような、結合のための窒素含有部位のいず
れかに結合した、アルキル鎖、ポリアミン、エチレングリコール、ステロイド、
ポリアミド、アミノアルキル鎖、両親媒性部分、およびコンジュゲート基が挙げ
ら
れるが、これらに限定されない。
本発明のコンジュゲート基としては、インターカレーター、レポーター分子、
ポリアミン、ポリアミド、ポリエチレングリコール等のポリエーテル、および薬
力学的特性または薬物動態学的特性を増強することが当該技術分野において知ら
れている他の部分が挙げられる。典型的なコンジュゲート基には、PEG基、コ
レステロール、リン脂質、ビオチン、フェナントロリン、フェナジン、フェナン
トリジン、アントラキノン、アクリジン、フルオレセイン、ローダミン、クマリ
ン、および染料が含まれる。
多数の化学官能基をブロックされた形態で本発明の化合物に導入し、次に脱ブ
ロックして最終的な所望の化合物を形成することができる。一般に、ブロック基
は、分子の化学官能基を特定の反応条件に対して不活性にし、後に分子の残りの
部分に実質的に傷害を与えることなく分子中のそのような官能基から除去される
(Green and Wuts,Protective Groups in
Organic Synthesis,2d edition,John W
iley & Sons,New York,1991)。例えば、アミノ基は
、フタルイミド基として、9−フルオレニルメトキシカルボニル(FMOC)基
として、およびトリフェニルメチルスルフェニル、t−BOCまたはベンジル基
でブロックすることができる。カルボキシル基は、アセチル基として保護するこ
とができる。代表的なヒドロキシル保護基は、Beaucage et al.
,Tetrahedron 1992,48,2223により記載されている。
好ましいヒドロキシル保護基は、酸不安定性のもの、例えばトリチル、モノメト
キシトリチル、ジメトキシトリチル、トリメトキシトリチル、9−フェニルキサ
ンチン−9−イル(Pixyl)および9−(p−メトキシフェニル)キサンチ
ン−9−イル(MOX)である。化学官能基はまた、前駆体形態中にこれらを含
めることにより”ブロック”することができる。すなわち、アジド基は容易にア
ミンに転換することができるため、アジド基はアミンの”ブロックされた”形態
であると考えて使用することができる。
窒素含有部分は、ブロックされた形態で本発明の大環状化合物中に取り込ませ
、所定の大環状化合物中の特定の部位への化学官能基の操作を容易にすることが
で
きる(図1−5)。ブロックおよびそれに続く選択的脱ブロックおよび大環状化
合物中の官能化の位置は、ライブラリをデコンボリューションして活性化合物の
構造を明らかにするために有用である。
本発明にしたがう固体支持体には、制御孔ガラス(CPG)、オキサリル−制
御孔ガラス(Alul et al.,Nucleic Acid Resea
rch 1991,19,1527)、アミノポリエチレングリコール誘導化支
持体であるTentaGel支持体(Wright et al.,Tetra
hedron Letters 1993,34,3373)またはポリスチレ
ン/ジビニルベンゼンのコポリマーであるPorosが含まれる。
本発明のさらなる利点は、多様性基の配列における可変性に加えて、またはそ
の代わりに、スペーサーユニットの非対称配列を有する大環状化合物を合成する
能力である。とくに断らないかぎり、スペーサーユニットも大環状構造中で様々
であってもよい。これは、最終的にスペーサーユニットとして取り込まれる異な
る化合物を用いることにより容易に達成することができる。
本発明の化合物を合成する1つの好ましい方法は、溶液相合成を介するもので
ある。本発明の化合物を合成する別の好ましい方法は、固相合成を介するもので
ある。
化学官能基、すなわち個々の分子に個々の特性を与える基を、窒素含有部分の
窒素原子を介してそのそれぞれのモノマーユニットに結合させる。すなわち、こ
れらの化学官能基は、得られる大環状化合物に多様な特性もしくは多様性を与え
る。そのような多様な特性には、水素結合ドナーおよびアクセプター、イオン性
部分、極性部分、疎水性部分、芳香族性中心、電子ドナーおよびアクセプター、
パイ結合スタッキングおよび金属結合が含まれる。個々の繰り返しユニットの特
性は、一緒になって、これらが見いだされる大環状化合物の独特性をもたらす。
すなわち、そのような大環状化合物のライブラリは、無数の特性、すなわち多様
性を有するであろう。全体的に、任意の1つの大環状化合物の上の化学官能基の
特性は、その大環状化合物の独特性の原因となり、その大環状化合物に蛋白質、
脂質、または核酸との相互作用のための、または標的分子との細胞性もしくは酵
素的相互作用のためのある種の特性を与える。大環状化合物はまた除草または殺
虫特性を有していてもよい。
上述したように、本発明の大環状化合物は、予め選択された配列またはコンビ
ナトリアル化法により決定される配列のいずれかを有するように製造することが
できる。1つの有用なコンビナトリアル法は、以下の実施例のあるものにおいて
記載される”フィックスラスト(fix last)”法である。別の有用なコ
ンビナトリアル法は、上述したSURF(商標)法であり、これは米国特許出願
749,000(1991年8月23日出願)およびPCT出願US92/07
121(1992年8月21日出願)(いずれも本出願と共通の譲受人に譲渡さ
れている)に開示され特許請求されている。これらの出願の全開示を本明細書の
一部としてここに引用する。
SURF(商標)法の例は、以下の表Iに示される、2’−O−メチルオリゴヌ
クレオチドライブラリ(Ecker et.al.、ibid.)である。表I
は、RNΛヘアピンへの結合のための2’−O−メチルオリゴヌクレオチドの選
択を記述する。KD、すなわち結合定数は、ゲルシフトにより決定された。”X
”は、変更される位置を示すために用いられ、下線は、SURF(商標)法の連
続する繰り返しの間に固定された位置を示すために用いられる。
このSURF(商標)法は、天然に生ずるヌクレオチドモノマーユニットをホス
ホジエステルまたはホスホロチオエートとして用いるもの以外のライブラリにつ
いてはこれまで用いられなかった。他のコンビナトリアル法は、これまでアミノ
酸をモノマーユニットとして用いるライブラリについてのみ用いられてきた。
本発明の1つの利点は、多様性のための多数の部位を有する大環状プラットホ
ームの単純な設計により、合理的な薬剤設計と数千の化合物についてのスクリー
ニングメカニズムとを組み合わせることが可能となることである。これは、SU
RF(商標)法または本明細書に記載される”フィックスラスト”法等のコンビ
ナトリアル技術において、本発明の化合物を用いることにより行われる。
本発明の大環状化合物は、診断、治療および研究試薬およびキットとして用い
ることができる。これらは、適当な薬学的に許容しうる希釈剤または担体を含ま
せることにより、医薬組成物中で用いることができる。好ましい態様においては
、本発明の化合物は、ホスホリパーゼA2等の酵素の阻害剤として;ウイルス、
マイコバクテリウム、細菌(グラム陰性およびグラム陽性)、原生動物および寄
生生物等の病原体の阻害剤として;PDGF(結晶板由来成長因子)、LTB4
(ロイコトリエンB4)、IL−6および補体C5A等のリガンド−レセプター相
互作用の阻害剤として;p50(NFκB蛋白質)およびfos/jun等の転
写因子を含む蛋白質/蛋白質相互作用の阻害剤として;ICAM誘導(IL1−
β、TNFおよびLPS等の誘導剤を用いる)等の細胞に基づく相互作用の阻害
のために;および除草剤および殺虫剤として働く。他の好ましい態様においては
、本発明の化合物は、上述の生物学的物質のそれぞれについての診断試薬として
、およびアッセイにおける試薬としておよびプローブとして用いられる。他の好
ましい態様においては、本発明の化合物は、重金属のキレートのためにおよびイ
メージング剤として用いられる。
本発明の化合物は、一般に、予め選択された二官能性シントンを、化合物を形
成するのに有効な条件下でカップリングさせることにより製造される。ある態様
においては、本発明の化合物は、分子間還元カップリングにより製造することが
できる。他の態様においては、本発明の化合物は、分子間ラジカル付加反応によ
り製造することができる。別の態様においては、化合物は求核置換により製造す
ることができる。これらの態様のそれぞれにおいて、得られる結合中の窒素原子
はさらに官能化することができる。例えば、窒素含有部分の窒素原子を構造RL
−T−Lを有する基と反応させて、このことによりRL脱離基を置き換えて−N
−T−L共有結合(ここでT−Lは化学官能基またはつなげられた化学官能基を
表す)を形成することができる。
アミノ窒素含有化合物は、直接入手可能でない場合には、対応するヒドロキシ
ル−末端化合物を、Hata et al.(J.Chem.Soc.Perk
in 1 1980,306)の方法にしたがって、Ph3P、CBR4およびL
iN3で処理して末端アジドを生成することにより合成することができる。アジ
ド基を水素化トリブチル錫で還元すると、所望のアミノ官能基が得られる。
ヒドロキシルアミノ窒素含有基は、対応するヒドロキシル化合物を、ミツノブ
反応条件下でN−ヒドロキシフタルイミド、トリフェニルホスフィンおよびジエ
チルアゾジカルボキシレートで処理して、O−フタルイミド誘導体を得ることに
より製造することができる。遊離ヒドロキシルアミノ化合物は、O−フタルイミ
ド誘導体のヒドラジン分解により定量的収量で生成することができる。
ヒドラジノ窒素含有化合物は、ヒドロキシル−末端化合物をピリジン中で塩化
トシルで処理して、O−トシレート誘導体を得ることにより製造することができ
る。ベンジルカルバジドをO−トシレートで処理すると、ベンジルカルバジド誘
導体が得られ、これを水素化して還元的カップリングのための遊離ヒドラジノ部
分を得る。
上述のように合成したヒドラジノ窒素含有化合物(ヒドラジン)は、これをカ
ルボン酸エステルと、またはピリジンまたはDIEA等の塩基の存在下で酸ハロ
ゲン化物と反応させることにより、さらにヒドラジドに変換することができる。
アミノ窒素含有化合物(アミン)は、さらに官能化して、アミド、ヒドラジド
、カルバメート、尿素、スルホンアミド、スルフィンアミドおよびスルファンア
ミドを形成することができる。アミド窒素含有化合物は、ピリジン等の塩基の存
在下でアミンを酸塩化物等の酸ハロゲン化物で処理することにより製造すること
ができる。あるいは、アミドはまた、カルボン酸エステルに対するアミンの作用
により製造することができる。
カルバメートもアミンから合成することができる。この方法は、BU4NH+H
SO4−等の相転移触媒の存在下でアミンをアルキルハロゲン化物および炭酸カ
リウムと反応させることを含む。カルバメートはまた、アミンを適当なアルキル
またはアリールクロロホルメートで処理することにより、またはピリジン等の触
媒の存在下でアミンを一酸化炭素、酸素およびアルコールと反応させることによ
り、得ることができる。
さらに、アミンは、セレンまたはイオウ、またはPd(OAc)2−I2−K2
CO3(第2アミンについてのみ)の存在下でアミンを一酸化炭素と反応させる
ことにより尿素に変換することができる。また、アミンをイソシアネートに付加
して尿素を形成することもできる。対称的置換尿素は、アミンをホスゲンまたは
エチルカーボネートと反応させることにより得ることができる。
スルホンアミドは、塩基の存在下でアミンを塩化スルホニルと反応させること
によりアミンから製造することができる。スルフィンアミドは、塩基の存在下で
アミンを塩化スルフィニルと反応させることにより製造することができる。この
ようにして形成されたスルホンアミドまたはスルフィンアミドは、LiAlH4
、亜鉛および酢酸またはトリフェニルホスフィンおよびヨードにより、さらに還
元してスルファンアミドとすることができる。
アミン、ヒドロキシルアミン、ヒドラジン、アミド、カルバメート、尿素、ス
ルホンアミド、スルフィンアミドおよびスルファンアミド等の窒素含有化合物の
窒素原子は、窒素含有化合物を水酸化ナトリウムまたは水素化ナトリウム等の塩
基で処理し、次に、得られるナトリウム塩を以下の実施例において用いられる例
示的ハロゲン化物(臭化ベンジル、臭化3−メチルベンジル、臭化3−メトキシ
ベンジルまたは臭化3−ニトロベンジル)等のハロゲン化物と反応させることに
より、アルキル化することができる。この目的のためには、広範な種類のハロゲ
ン化物を用いることができる。
上述の窒素含有化合物はまた、これらを水酸化ナトリウムまたは水素化ナトリ
ウム等の塩基で処理し、次に得られた窒素含有化合物のナトリウム塩を酸ハロゲ
ン化物と反応させることにより、窒素原子においてアシル化することができる。
酸ハロゲン化物の例には、塩化ベンゾイル、塩化3−メチルベンゾイル、塩化3
−メトキシベンゾイルまたは塩化3−ニトロベンゾイルが含まれるが、これらに
限定されない。
さらに、窒素含有化合物は、窒素含有化合物をアルデヒドまたはケトンとを反
応させて、シッフ塩基を形成することにより、窒素原子において官能化すること
ができる。次に、シッフ塩基を、NaCNBH3、エタノール中の金属ナトリウ
ム、または有機金属化合物、例えばアリルボランおよびアリル錫等の還元剤の存
在下で還元する。
本発明の例示的化合物の合成の一般的合成スキームが図1に示される。この図
に例示されるものは、”ヘテラ−ヘテロファン”(複素環式環ならびに架橋中に
複素原子を有するファン)の合成である。この化合物は架橋中に3つの窒素含有
部分を有し、第4の窒素含有部分が複素環式環にぶら下がっている。図1に図示
されるように、”ファン”大環状化合物の環化合物としてトリアジンが選択され
た。ファンの架橋は2つの窒素含有アミン部分および1つの窒素含有ヒドロキシ
ルアミン部分を含む。さらなる窒素含有アミン部分がトリアジン環上のペンダン
ト基に含まれている。
混合された窒素含有部分を架橋中に有することとは別に、架橋はまた、異なる
長さのスペーサーの使用により非対称である。図1において窒素含有部分は1か
ら4まで番号付けされている。位置1と3との間にプロピルオキシ鎖があり、位
置2と3の間にエチル鎖があり、および位置1と環の一方の橋頭原子との間およ
び位置2と環の他方の橋頭原子との間にメチル鎖がある。
実施例32−55、および98においては、種々の環構造の製造が示される。
これらの環は、これらを実施例56、90、97、99、104、109、また
は118に記載されるものと同一の様式で環化することにより、本発明の大環状
化合物中に含ませることができる。図1の化合物6(a、b、またはc)をこれ
らの環化の間に巨大環の架橋部分として用いることができる。すなわち、図1の
化合物10、図6の化合物26−30、図7の化合物33、34、37、および
38、図8の化合物45および46、図10の化合物55、図11の化合物62
および63、図13の化合物74および75、および化合物79および80に例
示されるような大環状構造を有する化合物が得られるであろう。本発明の大環状
化合物の架橋部分を形成するための別の中間体は、実施例31、89、96、お
よび100−103に記載される。これらの架橋中間体、および同様の構造の他
の架橋中間体を環系と結合させて、本発明の大環状化合物を形成することができ
る。これらの大環状化合物は、実施例57−77、106、112、および11
4に記載されるように、その窒素含有種の窒素原子においてさらに官能化される
。
2つの環系および2つの架橋を有する大環状化合物の合成は、実施例90、9
7、および99に記載される。これらの大環状化合物は、1つの架橋および1つ
の環系のみを含む大環状化合物と類似の様式で官能化される。
本発明の大環状化合物のライブラリの合成および繰り返しデコンボリューショ
ンは、図2−5、実施例57−72に図示される。大環状化合物は、その窒素含
有部位のコンビナトリアル化のために、実施例57−72に記載される方法にし
たがって処理される。例においては、大環状化合物はコンビナトリアル化される
ことができる4つの窒素含有部位を有する。これらの4つの部位のコンビナトリ
アル化においては、化学官能性反応体種の莫大な選択の任意の数を窒素含有部位
と反応させてその上に化学官能基を配置する。
全体的な多様性は、部位の数およびその部位との共有結合のためにそれぞれの
部位に提示される反応体種の数の両方の関数である。限定された多様性を有する
ライブラリを得るためには、実施例106に例示されるように、わずかの部位ま
たは化学官能基を用いればよい。高程度の多様性を達成するためには、部位の数
および化学官能基の数の一方または他方またはその両方を拡張する。ライブラリ
の複雑性は、化学官能基の数をこれらの化学官能基が位置することができる部位
の数で累乗することにより表される。すなわち、例えば、5つの化学官能基を3
つのユニークな部位で用いると、125(53)個の化合物のライブラリが得ら
れ、20個の化学官能基を4つの部位で用いると、160,000(204)個
の化合物のライブラリが得られ、8個の化学官能基を6つの部位で用いると、2
62,144(86)個の化合物のライブラリが得られる。通常は、ペプチド等
の直線状オリゴマー性化合物の大きなライブラリを得るためには、例えば10−
mer程度のペプチドの長さは多数の部位を提供する。すなわち、20種程度の
通常のアミノ酸をそのようなペプチドライブラリの作成に用いると、非常に複雑
なライブラリ(1013の桁の化合物)が得られるであろう。
本発明の高分子の構築およびアッセイにおいては、酵素バインダーまたは他の
同様の生物学的特性を有する高分子が望まれる場合、通常は、酵素ポケットまた
は他の生物学的標的中に適合させるために、高分子の空間サイズ(三次元の全体
的フットプリント)が予め選択された大きさを越えないように、より少ない数の
部位を有する高分子が選択されるであろう。分子の取り込みを考慮し、分子の分
子量が予め選択された分子量範囲、例えば分子量500、1000または150
0を越えるべきではないことが決定された場合にも、少数の部位が選択されるで
あろう。これらの例においては、コンビナトリアル化されうる部位の数は比較的
小さく維持される(10未満、好ましくは6未満、さらにより好ましくは2から
4)。非常に複雑な(大きい)ライブラリを構築するためには、より多くの化学
官能基を用いて、ライブラリが多数の個々の種を含むようライブラリを拡張する
。化学官能基として通常は20アミノ酸のみが選択可能であるペプチドとは異な
り、本発明の高分子の多様化においては、化学官能基に関する限り拘束されない
。任意の数の化学官能基を選択することができる。
高分子の大きさが最優先の考慮事項ではない標的、例えば工業的廃棄流におい
て用いられる金属イオンスカベンジャーについては、多数の部位を有する高分子
を選択し、化学官能基の数を減少させることができる。すなわち、金属配位基と
して知られている化学官能基のみが選択されるであろう。拡張された多様性は、
本発明の化合物の高分子架橋および環上の任意のペンダント基が十分な数の部位
を含むように選択して、高度の多様性を確実にすることにより達成される。すな
わち、これらの例においては、分子中に含まれる窒素含有部分の数は、高い範囲
、例えば4から10、好ましくは6から10で選択される。
化学官能基は、鎖長、すなわち短いか長いかに基づいて、環を用いるか直線状
基を用いるかに基づいて、芳香族性基を用いるか脂肪族基を用いるかに基づいて
、官能化された基を用いるか非官能化基を用いるかに基づいて選択し、利用可能
な広範な化学官能基のわずかのみに言及することができる。実際、単一の主鎖、
例えば、単純なアルキル基上で、単に官能部分、例えば、酸、アルコール、アル
デヒド、アミド、アミン、アミジン、アゾ、アゾキシ、二重結合、エーテル、エ
チレンオキシド、グアニジン、ハロゲン化物、ハロアルキル、ヒドラジン、ヒド
ロキシルアミン、ケトン、メルカプタン、ニトレート、ニトリル、ニトロ、ニト
ロソ、第4窒素、スルフィド、スルホン、スルホキシド、三重結合、尿素等を変
更することにより、多様な機能を有する莫大な配列が得られる。これを主鎖の広
範なプラットフォーム上のこのような種々の官能性部分の配置、例えば、一連の
アルキル化合物、一連のアリール化合物、一連の脂環式化合物等を含むように拡
張すると、莫大な配列の化学官能基の可能性が明らかである。他の化学官能基に
は、アルキル、アルケニル、アルキニル、脂環式および置換アルキル、アルケニ
ル、アルキニル、脂環式;アリールおよび置換アリール;アラルキル、置換アラ
ルキル、複素環、アミノ酸のα位に見いだされるような部分、ピリミジンおよび
プリン等の核酸塩基;および金属キレート基が含まれる。
本発明の化学官能墓は、次の構造により表すことができる:
−T−L
式中、
Tは、単結合、メチレン基または次の構造を有する基であり:
−[CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−}q−
式中、
R6は=O、=S、=NR3であり;
R5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、NR3、C6
−C14アリールであり;
それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を
有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ
ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または7から約14個の
炭素原子を有するアリールであり;
mおよびnは、独立して、0から5であり;
pは0または1であり;
qは1から約10であり;そして
Lは、H;C2−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは
置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環
式アルキル、アルケニルまたはアルキニルまたは置換炭素環式、またはC6−C1 4
アリールまたは置換アリールであり、ここで、置換基は、ヒドロキシル、アミ
ノ、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオア
ルコキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;
2から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエー
テル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハ
ロゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキ
シル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2)
;グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(N
R1R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2)、ニトロ(NO2)
;ニトリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ(
O
CF3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル;O
−アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジド
(N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ;(ONH2);スル
ホキシド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド(
S−S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;また
は水素結合しうる基から選択される。
化学官能基を窒素含有部分上に導入するためには、さらなる官能基をその上に
有する種々の化学官能基反応体化合物、すなわち化学官能基の反応性形態を用い
る。これらのさらなる官能基としては、OHC−(アルデヒド)、OR1、C−
(ケトン)、ハロゲン、HO2C−、およびハロゲン−CO−(酸ハロゲン化物
)が含まれうるが、これらに限定されない。これらの化学官能基反応体化合物の
”多様性末端”は、上述したように、その上に他の官能基を有する。
図2−5に示されるものは、4つの窒素含有部位と4つの化学官能基とを組み
合わせて256(44)個の化合物の総合的複雑度を達成した高分子のコンビナ
トリアル化である。”フィックスラスト”デコンボリューション法を用いる。
図2において図示されるものは、この”フィックスラスト”コンビナトリアル
法の第1のラウンド、すなわちラウンド1である。4つの化学官能基を用いる。
これらはL1からL4と表示される。すべての基が任意の1つの部位(集団の異な
る分子上の)に存在するとき、化学官能基は”L1-4”と表示される。単一の化
学官能基が特定の部位に位置するとき、これは、例えば、L1と表示される。別
々の分子のプール(現実には、同一の分子種の大きな集団のプール)が同定され
ているとき、個々のプールはL1,2,3,4と表示される。図2に図示される方法に
おいては、この方法の間に、部位1、2および3がコンビナトリアル化される。
すなわち、4つの化学官能基のうちの任意の1つが任意の特定の個々の分子(ま
たはその分子種の集団)上に存在することができる。。化学官能基1を部位1に
、化学官能基1を部位2に、化学官能基1を部位3に有する分子の集団、化学官
能基2を部位1に、化学官能基1を部位2に、および化学官能基1を部位3に有
する集団;化学官能基3を部位1に、化学官能基1を部位2に、および多様性基
1を部位3に有する集団;等、化学官能基4を部位1に、化学官能基4を部位2
に、
および化学官能基3を部位3に有する集団;および化学官能基4を部位1に、化
学官能基4を部位2に、および化学官能基4を部位3に有する集団に至るまでの
集団がある。すなわち、上の文の”等”部分は、与えられる両端の間にある他の
組み合わせのすべてを表す。
この方法の最後の工程として部位1、2および3をコンビナトリアル化した後
、ライブラリ中の分子の全体を4つの群またはプールに分割し、それぞれのプー
ルを単一の既知の化学官能基の反応体形態と反応させて、その化学官能基を部位
4に共有結合させる。すなわち、部位4における化学官能基の同一性は既知であ
る。それぞれのプールは、64種類の異なる分子種を含み、合計256個の分子
種について4つのそのようなプールがライブラリ中に存在するであろう。
図2に図示されるように、この方法はその最後の工程として、化学官能基を窒
素含有部分の部位4のペンダント環部位で”固定(fixing)”することを
含む。特に断らない限り、図示される大環状化合物の4つの窒素含有部分の3つ
を、多様性官能基をその上に有する適当な反応体種と反応させる。第4の窒素含
有部位の反応の前に、反応混合物を化学官能基がある数と同一の数のプール、す
なわちこの例においては4つのプールに分割し、4つの異なるプールとして維持
する。それぞれのプールを単一の既知の反応体で処理する。すなわち、それぞれ
のプールにおいて分子の部位4で窒素原子に結合している化学官能基の同一性は
既知である。次に本発明の化合物の個々のプールを、所望の活性についてスクリ
ーニングする。
化合物の4つの部位のコンビナトリアル化におけるラウンド1の間、部位3お
よび4においてブロック基を用いる。部位3で用いられるブロック基は、入って
くる反応体分子との反応に対して部位を単に”マスク”する”除去可能な”ブロ
ック基である。部位4で用いられるブロック基は”前駆体タイプ”のブロック基
、すなわち、化学反応により修飾して異なる官能基、例えば所望の窒素含有部分
を形成しうる官能基である。
部位1、2および3のコンビナトリアル化および部位4の固定の後、プールを
アッセイする。特定の機能アッセイにおいて活性を示す任意のプールについて、
別の部位を順番に固定し、アッセイする。すなわち、図3に示されるように、第
2のラウンドについては、次に固定すべき部位として部位3を選択することがで
きる。これは、図2においてラウンド1について記述したものと同一の方法にし
たがって部位1および2をコンビナトリアル化することにより行う。これを行う
より簡単な方法は、ラウンド1の中間体ライブラリのアリコートを後に第2のラ
ウンドにおいて用いるために横に置いておく。この方法はまた、後のラウンドに
おいて用いることもできる。すなわち前のラウンドからの化合物の中間体混合物
のアリコートを横に置いておく。次に、部位4を”脱ブロック”し、ラウンド1
のプールをアッセイすることにより同定された、その反応性形態にある所望の化
学官能基と反応させる。このことにより部位4がラウンド1から確認された選択
された化学官能基で固定される。ブロック基を部位3から除去し、反応混合物全
体をプールに分割し、それぞれのプールを既知の化学官能基反応体で処理する。
プールを所望の活性について再びアッセイし、ここで最も活性の高いプールにつ
いてさらなるデコンボリューションを行うことができる。
図4に示されるラウンド3においては、部位1における最も活性の高い化学官
能基が固定される。再び”フィックスラスト”法を用いる。部位1をブロックす
る。部位2はコンビナトリアル化する。部位3は脱ブロックし、第2ラウンドか
ら選択された化学官能基で固定する。部位4は脱ブロックし、第1ラウンドスク
リーニングから選択された化学官能基で固定する。部位1を脱ブロックし、反応
混合物を4つのプールに分割する。それぞれの別々のプールを化学官能基の1つ
で固定し、それぞれのプールを所望の活性について別々にアッセイする。最も活
性の高いプールを選択する。
ここで、デコンボリューションの第4ラウンドにより部位2を固定する。これ
は、部位1をラウンド3において選択された化学官能基で固定し、次に部位2を
ブロックすることにより行う。部位3を脱ブロックし、ラウンド2から選択され
た化学官能基で固定する。部位4を脱保護し、ラウンド1から選択された化学官
能基で固定する。ここで、部位2を脱ブロックし、反応混合物をプールに分割し
、それぞれのプールを異なる化学官能基反応体と反応させる。得られるプールを
別々にアッセイして、最終的な所望の分子をこの最終アッセイにおいて確認する
。ライブラリ中の可能性のある256個の化合物のうち、ラウンド1、2、3お
よ
び4のそれぞれの終わりに実施された機能アッセイにおいて最も高い所望の活性
を示す1つが選択される。
1つの位置の分割および固定の繰り返しプロセスを含む、コンビナトリアルラ
イブラリのデコンボリューションの先に記載した方法に加え、当業者に用いられ
る多くの他の方法が存在する。そのような方法の1つは、選択されたプールから
選択された文字を除去し、活性プールについて続行して最も活性の高い化合物を
引き出す減法技術を用いる(例えば、Carell、T.、上掲を参照されたい
)。当該技術分野で知られる他の方法には、標識(化学的または放射性同位体的
に)、酵素結合アッセイ、および選択アッセイが含まれる。先に言及した他の方
法は、1度に1つの文字を固定するものである。さらに別の方法は、保護基を使
用して、選択された部位を他の部位が官能化されるまで官能化に利用可能でない
ようにすることを含む。これらの方法の多くを組み合わせて、合成の要件に合致
するように条件をカスタム化することができる。
例示の目的のために、以下の実施例においては、コンビナトリアル化の間、6
個の芳香族性化学官能基もしくは文字を用いる。特に、実施例57−72におい
てはライブラリの製造のためにベンジル、m−メチルベンジル、m−ニトロベン
ジルおよびm−メトキシベンジル部分が用いられ、および実施例106のライブ
ラリの製造のためにm−アニソールおよびm−トルオイル部分が用いられる。こ
れが例示目的のためのみであり、本発明は、本発明の任意の特定の大環状化合物
をコンビナトリアル化する間、この数の化学官能基のみに、またはこれらの特定
の化学官能基のみに限定されることを意図するものではないことが認識されるで
あろう。図示される化学官能基のための前駆体化合物、ならびに多数の他のこの
ような化学官能基のための前駆体化合物は、いくつかの商業的源から商業的に入
手可能である。他の化学官能基、例えばアルキル、アルケニル、アルキニル、ア
ミノ酸側鎖、核酸塩基および同様のものは、同様の様式で用いられる。
以下の例示においては、基本的化学は種々のタイプの窒素含有部分、例えば第
1アミン、第2オキシアミン、第2アミンを使用し、これらのそれぞれは、必要
な場合には適当な保護基で保護される。例示の目的のためには、これらの窒素原
子を保護するために選択される保護基は、アジド(前駆体タイプ保護基)、te
rt−ブトキシカルボニル、スルフェニルトリフェニルおよびフタロイルである
。tert−ブトキシカルボニル(t−Boc)およびスルフェニルトリフェニ
ル[S(Ph)3]部分は、差異(differential)酸性条件下で除
去することができ、フタロイル部分は典型的にはヒドラジン(塩基性条件)で、
またはある種の酸性条件下で除去することができる。
実施例1
N−t−Boc−2−アミノ−1−ブロモエタン
2−ブロモエチルアミンヒドロブロミド(14.3g,70ミリモル)を、C
H3CN(250mL)とトリエチルアミン(11ml,77ミリモル)中に溶か
し、ジ−t−ブチルジカルボネート(15.2ml,66.5ミリモル)を加え
た。その反応混合物を、アルゴン雰囲気下、室温で12時間撹拌した。飽和Na
HCO3(200ml,水溶液)を加え、15分間連続して撹拌した。その混合物
を分液漏斗中に注ぎ、エーテルで数回抽出した。組み合わせたエーテル抽出物を
硫酸ナトリウムで乾燥させた。その乾燥させたエーテル層を濾過し、減圧下で濃
縮すると、表題化合物が15.28g(97.4%)得られた。TLC(Rf:
0.7;10%MeOH/CH2Cl2)。1H NMR(CDCl3)δ 1.5(
s,9H,t−ブチルCH3)、3.5(m,4H,CH2)、5.1(s,1H
,NH)。13C NMR(CDCl3)δ 28.3(CH3)、32.7(CH2
)、42.3(CH2)、79.7(C(CH3)3)、155.5(CO)。
実施例2
N−t−Boc−(2−アジド)−1−アミノエタン
N−t−Boc−2−アミノ−1−ブロモエタン(15.28g,68.2ミリ
モル)をDMF(200mL)中に懸濁させ、アジ化ナトリウム(5.0g,7
5ミリモル)を加えた。その反応混合物を、アルゴン雰囲気下、約80℃で12
時間撹拌した後、冷却し、エーテル(400ml)で希釈した。それを、飽和塩
化ナトリウムで5回洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させた。その乾燥エーテル層
を濾過し、減圧下で濃縮すると、表題化合物が9.8g(77.1%)得られた
。TLC(Rf:0.4;20%EtOAc/ヘキサン)。1H NMR(CDC
l3)δ1.4(s,9H,t−ブチルCH3)、3.2(t,2H,CH2)、
3.
3(m,2H,CH2)、4.9(s,1H,NH)。13CNMR(CDCl3)
δ 28.2(CH3)、40(CH2)、51.1(CH2)、79.7(C(CH3)3
)、155.7(CO)。
実施例3
N−t−Boc−ジアミノエタン 1(図1)
THF(200mL)中N−t−Boc−(2−アジド)−1−アミノエタン(
9.8g,52.6ミリモル)に対して、水(0.8mL)及びトリフェニルホ
スフィン(15g,58ミリモル)を加えた。その反応混合物を、アルゴン雰囲
気下、約80℃で12時間撹拌した後、蒸発させると、白色固体残留物が得られ
た。NaH2PO4(200mL,0.5M,水溶液)を加え、その混合物を約1
5分間撹拌した。それをEtOAcで洗浄し、水性層を分離し、3N水酸化ナト
リウムで塩基性にした。得られた混合物をエーテルで抽出し、組み合わせたエー
テル抽出物を、硫酸ナトリウムで乾燥させた。その乾燥エーテル層を濾過し、減
圧下で濃縮すると、表題化合物が8.1g(96.5%)得られた。TLC(R
f:0.2;20% MeOH/CH2Cl2)。1H NMR(CDCl3)δ 1
.3(s,2H,NH2)、1.4(s,9H,t−ブチルCH3)、2.8(t
,2H,CH2)、3.2(m,2H,CH2)、4.8(s,1H,NH)。13C
NMR(CDCl3)δ 28.4(CH3)、41.9(CH2)、43.5(
CH2)、79.2(C(CH3)3)、156.2(CO)。
表題化合物は、Saariら、J.Med.Chem.,1990,33 97〜101 によっても調製され
た。
実施例4
1−(メタンスルホニル)−3−クロロプロパノール 2(図1)
10℃において、CH3CN(3500mL)中3−クロロ−1−プロパノー
ル(283g,2.99ミリモル)とトリエチルアミン(629ml,4.5ミ
リモル)との溶液に対して、メタンスルホニルクロリド(518g,4.52モ
ル)を滴下して加えた。得られた反応混合物を室温で一晩撹拌し、濾過し、その
濾液を減圧下で濃縮すると、油状物が得られた。その油状物をCH2Cl2中に溶
かし、シリカゲルを用いて濾過することによって精製した。適当な画分を組み合
わせ、
減圧下で濃縮すると、表題化合物が335g(65%)得られた。TLC(Rf
:0.3;20% EtOAc/ヘキサン)。1H NMR(CDCl3)δ 2.
1(m,2H,CH2)、2.96(s,3H,CH3)、3.59(t,2H,
CH2)、4.28(t,2H,CH2)。13C NMR(CDCl3)δ 31.5
(CH2)、37.0(CH3)、40.2(CH2)、66.3(CH2)。
実施例5
1−(p−トルエンスルホニル)−3−クロロ−1−プロパノール
3−クロロ−1−プロパノール(5.02ml,60ミリモル)に対して、C
H3CN(200mL)、p−トルエンスルホニルクロリド(17g,90ミリ
モル)及びピリジン(7.3ml,90ミリモル)を加えた。その反応混合物を
、アルゴン雰囲気下、室温で12時間撹拌した。飽和NaHCO3(200mL
、水溶液)を加え、15分間撹拌し続けた。次に、その混合物を分液漏斗中に注
ぎ、CH2Cl2で数回抽出した。そのCH2Cl2抽出物を組み合わせ、硫酸ナト
リウムで乾燥させた。CH2Cl2層を濾過し、減圧下で濃縮すると、表題化合物
が12.35g(83.8%)得られた。TLC(Rf:0.5;20% Et
OAc/ヘキサン)。1H NMR(CDCl3)δ 2.1(m,2H,CH2)
、2.5(s,3H,CH3)、3.6(t,2H,CH2)、4.2(t,2H
,CH2)、7.6(d&d,4H,Ar)。13C NMR(CDCl3)δ 21
.4(CH3)、31.5(CH2)、40.2(CH2)、66.7(CH2)、
127.8(Ar)、129.8(Ar)、132.5(Ar)、132.5(A
r)、144.9(Ar)。
実施例6
1−O−フタルイミド−3−ブロモ−1−プロパノール
乾燥DMF(150mL)中N−ヒドロキシフタルイミド(16.3g,10
0ミリモル)と1,3−ジブロモプロパン(20.19g,100ミリモル)と
の混合物を、20〜75℃で1〜10時間撹拌した。濾過した後、その混合物を
減圧下で乾燥するまで蒸発させた。その残留物を、シリカゲル上でフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーにかけて精製すると、表題化合物が得られた。
実施例7
N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−3−クロロプロパン3(図1)
方法1
N−t−Boc−ジアミノエタン(6.75g,42.13ミリモル)及び1−
(メタンスルホニル)−3−クロロプロパノール(30.59g,177ミリモ
ル)を、THF(80ml)中において、アルゴン雰囲気下、室温で撹拌した。
炭酸ナトリウム(21g,198ミリモル)を加え、その反応混合物を室温で1
2時間撹拌しながら平衡させた。0.5M NaH2PO4(100mL、水溶液
)を加え、その水性層を分離し、トルエンで抽出し、次にその水性層を水酸化ナ
トリウムで塩基性にし、エーテルで抽出した。組み合わせたエーテル抽出物を硫
酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥させたエーテル層を濾過し、蒸発させると、油
状残留物が得られた。その残留物を、溶離剤としてMeOH/CH2Cl2を用い
て、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。そ
の純粋な画分を共にプールし、乾燥するまで蒸発させると、表題化合物0.45
g(49.5%)が得られた。TLC(Rf:0.5;20% MeOH/CH2
Cl2)。1H NMR(CDCl3)δ 1.4(s,9H,t−ブチルCH3)、
1.9(m,2H,CH2)、2.7(q,4H,CH2)、3.2(m,2H,
CH2)、3.6(t,2H,CH2)、4.9(s,1H,NH)。13C NMR
(CDCl3)δ 28.4(CH3)、32.7(CH2)、40.3(CH2)
、42.9(CH2)、46.4(CH2)、49.1(CH2)、79.3(C(
CH3)3)、156.2(CO)。
方法2
乾燥THF(2000mL)中N−t−Boc−ジアミノエタン(94g,0.
59モル)と炭酸ナトリウム無水物(100g,0.94モル)と1−(メタン
−スルホニル)−3−クロロプロパノール(278g,1.6ミリモル)との混
合物を、激しく撹拌しながら、18時間、45℃で加熱した。その反応混合物を
濾過し、その母液を減圧下で濃縮した。ガム(gum)を、エーテルと水とに分配
し、エーテルで抽出した(2 x 500ml)。組み合わせたエーテル抽出物を
3%HCl溶液(2 x 500ml)で抽出し、その水性層を直ちにNa2CO3
で塩基性にした(pH8.5)。その水性層を、エーテル(2 x 500ml)
で抽出し、
乾燥させ(硫酸マグネシウム)、濾過し、そして減圧下で濃縮すると、粗生成物
74g(純度47%)が得られた。その粗生成物を、溶離剤としてCH2Cl2/
MeOH8:2を用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィー
にかけて精製すると、表題化合物が得られた。1H NMR(CDCl3)δ 1.
4(s,9H,t−ブチル)、1.9(m,2H,CH2)、2.7(q,4H
,CH2)、3.2(m,2H,CH2)、3.6(t,2H,CH2)、4.9
(x,1H,NH)。
実施例8
N−[N−t−Boc−(2−アミノエチル)]−O−フタルイミド−3−アミノ
−1−プロパノール5(図1)
乾燥DMF中N−t−Boc−ジアミノエタン(100ミリモル)と1−O−フ
タルイミド−3−ブロモ−1−プロパノール(100ミリモル)との混合物およ
びトリエチルアミン(110ミリモル)を、20℃〜75℃で1〜25時間撹拌
した。濾過後に、その混合物を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。その残留物を
水と酢酸エチルとに分配した。有機層を分離し、乾燥させ(硫酸マグネシウム)
、減圧下で乾燥するまで濃縮した。その残留物を、シリカゲル上でフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーにかけて精製すると、表題化合物が得られた。
実施例9
N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−N−トリチルスルフェニル−3−
アミノ−1−クロロプロパン
N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−3−クロロプロバン(420m
g、1.7ミリモル)、トリフェニルメタンスルフェニルクロリド、すなわちト
リチルスルフェニルクロリド(0.42g,1.36ミリモル)及びピリジン(
0.7ml,8.5ミリモル)を、アルゴン雰囲気下で12時間、CH2Cl2(
30ml)中で撹拌した。0.5M NaH2PO4(20mL、水溶液)を加え、
その水性層を、CH2Cl2で数回抽出した。抽出したCH2Cl2抽出物を組み合
わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させた。乾燥CH2Cl2層を濾過し、次に蒸発させ
ると、油状残留物が得られた。その残留物を、溶離剤としてEtOAc/ヘキサ
ンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製
した。
その純粋な画分をプールし、減圧下で蒸発させると、表題化合物150mg(1
7.3%)が得られた。TLC(Rf:0.5;20% EtOAc/ヘキサン
)。1H NMR(CDCl3)δ 1.4(s,9H,t−ブチルCH3)、1.
9(m,2H,CH2)、2.9(m,4H,CH2)、3.2(m,2H,CH2)
、3.4(t,2H,CH2)、4.6(s,1H,NH)。13C NMR(CD
Cl3)δ 28.4(CH3)、29.7(CH2)、37.9(CH2)、42
.2(CH2)、53.4(CH2)、56.5(CH2)、79.3(C(CH3)3
)、127.2(Ar)、127.9(Ar)、130.1(Ar)、143.0(
Ar)、156.2(CO)。
実施例10
N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−N−トリチルスルフェニル−3−
アミノ−1−O−フタルイミドプロパノール5b(図1)
炭酸ナトリウム(7.5ミリモル)及びN−ヒドロキシフタルイミド(0.7
5ミリモル)を、DMF(5ml)中N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)
]−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−クロロプロパン(1.7ミリ
モル)に対して加えた。その反応混合物を、アルゴン雰囲気下、80℃で6時間
及び室温で更に12時間撹拌した。濾過した後、H2O(約20ml)を加え、水
性層をエーテルで数回抽出した。組み合わせたエーテル抽出物を硫酸ナトリウム
で乾燥させ、濾過した。濾液を蒸発させると、表題化合物が得られた。
実施例11
N−(2−アミノエチル)−O−フタルイミド−3−アミノ−1−プロパノール
8a(図1)
N−[N−t−Boc−(2−アミノエチル)]−O−フタルイミド−3−アミ
ノ−1−プロパノールと、50%水性トリフルオロ酢酸/メチレンクロリド(1
:1)との混合物を20℃〜50℃において1〜24時間加熱し、次に飽和炭酸
水素ナトリウムで処理した。その混合物を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。得
られた残留物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて
精製すると、表題化合物が得られた。
実施例12
N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−O−アミノ−3−アミノ−1−プ
ロパノール7a(図1)
DMF(5ml)中N−[N−t−Boc(2−アミノエチル)]−O−フタル
イミド−3−アミノ−1−プロパノール(420mg,1.7ミリモル)に対し
て、炭酸ナトリウム(80mg,7.5ミリモル)及びN−ヒドロキシフタルイ
ミド(0.12g,0.75ミリモル)を加えた。その反応混合物を、アルゴン
雰囲気下、80℃で6時間及び室温で更に12時間撹拌した。濾過した後、H2
O(約20ml)を加え、水性層をエーテルで数回抽出した。組み合わせたエー
テル抽出物を硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。濾液を蒸発させると、表題
化合物が得られた。TLC(Rf:0.4;20% MeOH/ヘキサン)。1H
NMR(CDCl3)δ 0.9(m,1H,NH)、1.4(s,9H,t−
ブチルCH3)、1.8(s,2H,NH2)、2.1(m,2H,CH2)、2
.5(t,2H,CH2)、3.1(m,2H,CH2)、3.2(t,4H,C
H2)、4.9(s,1H,NH)。13C NMR(CDCl3)δ 28.4(C
H3)、29.7(CH2)、38.4(CH2)、55.2(CH2)、58.8
(CH2)、75.9(CH2)、79.3(C(CH3)3)、156.2(CO)。
実施例13
N−[N−t−Boc−(2−アミノエチル)]−N−トシル−3−クロロプロパ
ン4d(図1)
CH2Cl2(〜1000ml)中粗N1−t−Boc−N2−(3−クロロ)プ
ロピルジアミノエタン(71.8g〜47%,〜0.13モル)とトリエチルア
ミン(50ml,0.36ミリモル)とトシルクロリド(24g,0.237モ
ル)との溶液を、室温で16時間撹拌した。その溶液を、冷HCl(3%,2
x 300ml)、飽和炭酸水素ナトリウム(1 x 100ml)、飽和塩化ナト
リウム(1 x 100ml)で洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、
減圧下で濃縮すると、固体が得られた。その固体を、シリカゲル上でフラッシュ
カラムクロマトグラフィーにかけて精製すると、表題化合物(融点95〜96℃
)が55.9g(99%)得られた。1H NMR(CDCl3)δ 1.42(s
,9H,t−ブチル)、2.0(m,2H,CH2)、2.41(s,3H,C
H3)、3.
22(m,6H,CH2)、3.55(m,2H,CH2)、4.91(bs,1
H,NH)、7.30(d,2H,ArH)、7.66(d,2H,ArH)。
実施例14
N−[N−t−Boc−(2−アミノエチル)]−N−トシル−O−フタルイミド
−3−アミノ−1−プロパノール5d(図1)
DMF(1000ml)中N−[N−t−Boc−(2−アミノエチル)]−N
−トシル−3−クロロプロパン(2.7g,0.69モル)と沃化ナトリウム(
13.5g,0.09モル)と炭酸ナトリウム(10.8g,0.10モル)と
N−ヒドロキシフタルイミド(16.5g,0.1モル)との懸濁液を、80℃
で24時間激しく撹拌した。その反応混合物を減圧下で濃縮し、その残留物をC
H2Cl2中に溶かし、H2O(3 x 200ml))で完全に洗浄した。有機層を
硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、固体が得られた。
MeOHから再結晶させると、表題化合物20.0g(56%)(融点111〜
112℃)が得られた。1H NMR(CDCl3)δ 1.41(s,9H,t−
ブチル)、2.0(m,2H,CH2)、2.41(s,3H,Ar−CH3)、
3.20(m,6H,CH2)、4.25(t,2H,CH2)、5.07(bs
,1H,NH)、7.29(d,2H,ArH)、7.67(m,6H,ArH
)。
実施例15
N−トリフルオロアセチル−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプロパノ
ール
3−アミノ−1−プロパノール(Aldrich,1g,13.31ミリモル)をC
H2Cl2(40ml)中に溶かし、エチルトリフルオロアセテートの1当量(1
.58ml,13.31ミリモル)を、室温で加えた。その反応は、TLCによ
れば2時間で完了した。その反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をピ
リジン(3 x 25ml)と共に同時蒸発(coevaporate)させた。明澄な油状物
をピリジン(50ml)中に再溶解し、トリエチルアミンの1当量(1.87ml
,13.31ミリモル)を加えた。ジメトキシトリチルクロリド(4.51g,
13.31ミリモル)を、4回に分けて等量を加えた。反応は、TLCによれば
20時間で完了した。その反応混合物をCH2Cl2と水とに分配した。CH2C
l2層を分
離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留
物を、溶離剤として、1%トリエチルアミンと共にヘキサン中5%〜10%Et
OAcの勾配を用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーに
かけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が5
.29g(84%)得られた。1H NMR(DMSO)δ 1.79(m,2H
,CH2)、3.01(t,2H,CH2)、3.32(t,2H,CH2)、3
.75(s,6H,2 x OCH3)、6.88(d,4H,DMT)、7.2
3〜7.40(m,9H,DMT)、9.36(bs,1H,NH)。19F N
MR(DMSO)δ−75.72(s,CF3)、(トリフルオロ酢酸を基準と
した19Fピーク)
実施例16
N−アセチルメチル−N−トリフルオロアセチル−3−アミノ−1−O−ジメト
キシトリチルプロパノール
N−(トリフルオロアセチル)−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプ
ロパノール(40g,84.50ミリモル)をDMF(600ml)中に溶かし
、氷浴中で0℃まで冷却した。NaH(60%分散液、4g、1.2当量、10
1.40ミリモル)を4回に分けて等量を加え、その反応混合物を、メチルブロ
モアセテート(10.31ml,92.95ミリモル)を滴下して加える前に、
0℃で2時間撹拌した。その反応を一晩室温でゆっくり温めた。反応は、TLC
によれば20時間で完了した。その反応混合物を減圧下で約100mlまで濃縮
した。次に、その反応混合物をH2OとCH2Cl2(100ml,1:1)とに分
配した。CH2Cl2層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得ら
れた残留物を、溶離剤として、1%トリエチルアミンと共に、ヘキサン中5%〜
10% EtOAcの勾配を用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマト
グラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表
題化合物が35.90g(83%)得られた。1H NMR(CDCl3)δ 1.
89(m,2H,CH2)、3.12(dd,2H,CH2)、3.61(dd,
2H,CH2)、3.70(x,6H,2xOCH3)、3.76(d,3H,C
H3)、4.08(s,2H,CH2)、6.82−7.43(m,13H,DM
T)。19F N
MR(CDCl3)δ−75.57s、(CF3)、−75.15(s,CF3)
、(トリフルオロ酢酸を基準としたピーク)。13C NMR(CDCl3)スペク
トルは構造と一致していた。
実施例17
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプロ
パノール
N−アセチルメチル−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプロパノール
(4.40g,8.62ミリモル)を、最少量のCH2Cl2(75ml)中に溶
かし、そこにMeOH(200ml)を加えた。更にNaBH4(1.30g,3
4.48ミリモル)を、4回に分けて等量を加えた。その反応混合物を室温で1
8時間撹拌した。その反応は、TLCによれば18時間後に完了した。その反応
混合物を、減圧下で濃縮すると、H2OとEtOAc(100ml,1.1)とに
分配された白色ワックス状固体が残った。H2O層をEtOAc(3 x 50ml
)で抽出し、そのEtOAc抽出物を捕集し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾
過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、1%トリエチルアミンと共に、C
H2Cl2中5%〜10%MeOHの勾配を用いて、シリカゲル上でフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃
縮すると、表題化合物が1.42g(42%)得られた。
実施例18
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−
O−ジメトキシトリチルプロパノール
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプ
ロパノール(5g,11.86ミリモル)をピリジン(100ml)中に溶かし
、反応フラスコをアルゴンでフラッシュし、氷浴中で0℃まで冷却した。トリメ
チルシリルクロリド(3.86g,35.58ミリモル)を滴下して加え、その
反応混合物を1時間撹拌した。トリフェニルメタンスルフェニルクロリド(0.
42g,1.36ミリモル)をCH2Cl2中に溶かし、滴下漏斗を介して、冷却
した反応混合物に対して加えた。その反応混合物を室温まで温め、18時間撹拌
した。その反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をH2OとEtOAc
(1
00ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、EtOAc(3 x 50m
l)で抽出した。その濾液を減圧下で濃縮し、残留物を、溶離剤として1%トリ
エチルアミンと共にEtOAc及びヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシ
ュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下
で濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例19
N−[2−(O−p−トルエンスルホニル)ヒドロキシエチル]−N−トリチル
スルフェニル−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプロパノール
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1
−O−ジメトキシトリチルプロパノール(5.0g,7.49ミリモル)をピリ
ジン(100ml)中に溶かし、CH2Cl2(25ml)中に溶かしたp−トルエ
ンスルホニルクロリド(2.54g,7.49ミリモル)を滴下漏斗を介して加
えた。その反応混合物に対して、H2OとCH2Cl2(100ml,1:1)を加
えた。H2O層を分離し、CH2Cl2(3 x 50ml)で抽出した。CH2Cl2
抽出物をプールし、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。
得られた残留物を、溶離剤として1%トリエチルアミンと共にEtOAc及びヘ
キサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて
精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた
。
実施例20
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O−
ジメトキシトリチルプロパノール
N−[2−(O−p−トルエンスルホニル)ヒドロキシエチル]−N−トリチ
ルスルフェニル−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプロパノール(5.
0g,6.1ミリモル)を、DMF(100ml)中に溶解し、0℃まで冷却し
た。NaN3(0.44g,6.76ミリモル)を加え、その反応混合物を油浴
中で40℃まで加熱した。TLCによって示された反応の完了時に、その反応混
合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物を、EtOAcとH2O(100ml,1
:1)とに分配した。H2O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出し
た。次にEtOAc抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃
縮した。
得られた残留物を、溶離剤として1%トリエチルアミンと共にEtOAc及びヘ
キサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて
精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた
。
実施例21
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−プロ
パノール
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O
−ジメトキシトリチルプロパノール(5.0g,6.93ミリモル)を、最少量
の冷80%氷酢酸中に溶かした。その反応混合物を、反応が完了するまでTLC
でモニターした。その反応混合物をH2OとEtOAc(100ml,1:1)と
に分配した。水性層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。Et
OAc抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得ら
れた残留物を、溶離剤としてEtOAc/CH2Cl2を用いて、シリカゲル上で
フラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし
、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例22
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O−
フタルイミドプロパノール
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−プ
ロパノール(5.0g,11.8ミリモル)及びN−ヒドロキシフタルイミド(
2.90g,17.8ミリモル)を、蒸留したTHF中に溶かし、その反応フラ
スコをアルゴンでフラッシュした。その反応を0℃まで冷却し、ジイソプロピル
アゾジカルボキシレートを滴下して加えた(次の添加の前に、ジイソプロピルア
ゾジカルボキシレートによってつくり出されたオレンジ色が消失するようにゆっ
くりと加える)。その反応混合物を、一晩室温で温めてから、減圧下で濃縮し、
得られた残留物を、EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2
O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。捕集したEtOAc
画分を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。粗物質を、溶
離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムク
ロマト
グラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表
題化合物が得られた。
実施例23
N−(2−アミノエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O−
フタルイミドプロパノール8b(図1)
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O
−フタルイミドプロパノール(5.0g,8.8ミリモル)をTHF(100ml
)中に溶かし、触媒量のH2Oを加える。トリフェニルホスフィン(2.54g,
9.7ミリモル)を室温で加え、その反応混合物を5時間撹拌した後、EtOA
cとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、EtOAc
(3x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ
、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をCH2Cl2(100ml)中に
溶かし、0℃まで冷却した。その反応混合物に対して、メチルヒドラジン(0.
44g,9.7ミリモル)を加え、撹拌し、減圧下で濃縮した。得られた残留物
を、EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、
EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物をプールし、硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、溶離剤
としてMeOH/CH2Cl2を用いて、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィ
ーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物
が得られた。
実施例24
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1−プロパノール
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1−O−ジメトキシトリチルプ
ロパノール(5g,11.86ミリモル)を80%AcOH(100ml)中に
溶かした。その反応物を、TLCによって示される反応の完了まで撹拌してから
、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、溶離剤としてMeOH/CH2Cl2を
用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した
。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例25
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−
プロパノール
N−(2−ヒドロキシエチル)−3−アミノ−1−プロパノール(5.0g,
41.9ミリモル)を、ピリジン(20ml)と共に数回同時蒸発させ、次にピ
リジン(100ml)中に溶かした。反応フラスコをアルゴンでフラッシュし、
トリメチルシリルクロリド(2.47g,209.5ミリモル)を滴下して加え
た。その反応混合物を1時間撹拌した。トリフェニルメタンスルフェニルクロリ
ド(14.32g,46.09ミリモル)をCH2Cl2中に溶かし、滴下漏斗を介
して、冷却した反応混合物に対して加えた。その反応混合物を室温まで温め、1
8時間撹拌した。次に、その反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物を、
H2OとEtOAc(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、E
tOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物をプールし、硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、濾過した。その濾液を、減圧下で濃縮し、得られた残留
物を、溶離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュ
カラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で
濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例26
N−(2−p−トルエンスルホニルエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−
アミノ−1−O−p−トルエンスルホニルプロパノール
N−(2−ヒドロキシエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1
−プロパノール(5.0g,12.64ミリモル)を、ピリジン(100ml)
中に溶かし、0℃まで冷却した。p−トルエンスルホニルクロリド(2.65g
,13.9ミリモル)をCH2Cl2(50ml)中に溶かし、滴下漏斗を介して
、0℃で上記の反応混合物に対して加えた。TLCによって、完了するまで、反
応をモニターした。反応混合物を減圧下で濃縮し、得られた残留物をEtOAc
中に溶かし、H2O(3 x 50ml)及びブライン(2 x 50ml)で洗浄し
た。EtOAcを硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。そ
の残留物を、溶離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でカラ
ムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮
すると、
表題化合物が得られた。
実施例27
N−(2−O−p−トルエンスルホニルエチル)−N−トリチルスルフェニル−
3−アミノ−1−O−フタルイミドプロパノール、N−(2−O−フタルイミド
エチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−p−トルエンスルホニ
ルプロパノール
N−(2−O−p−トルエンスルホニルエチル)−N−トリチルスルフェニル
−3−アミノ−1−p−トルエンスルホニルプロパノール(5.0g,7.12
ミリモル)、トリフェニルホスフィン(2.05g,7.83ミリモル)及びN
−ヒドロキシフタルイミド(1.74g,10.68ミリモル)を、アルゴン雰
囲気下で、乾燥THF中に溶かした。その反応混合物を0℃まで冷却し、ジイソ
プロピルアゾジカルボキシレート(1.89g,8.54ミリモル)を滴下して
加えた(次に加える前に、ジイソプロピルアゾジカルボキシレートによってつく
り出されたオレンジ色が消失するようにゆっくりと加える)。その反応混合物を
、室温まで温め、18時間撹拌してから、減圧下で濃縮し、得られた残留物を、
EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、E
tOAc(3 x 50ml)で抽出した。そのEtOAc画分を硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、溶離剤としてE
tOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフ
ィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合
物の双方が得られた。
実施例28
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O
−フタルイミドプロパノール
N−(2−O−p−トルエンスルホニルエチル)−N−トリチルスルフェニル
−3−アミノ−1−O−フタルイミドプロパノール(5.0g,72.2ミリモ
ル)を、乾燥DMF(100ml)中に溶かした。その反応混合物に対して、N
aN3(0.56g,8.66ミリモル)を加えてから、40℃まで温め、反応
の完了をTLCでモニターした。その反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をE
t
OAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を分離し、EtO
Ac(3 x 50ml)で抽出した。捕集したEtOAc画分を硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、溶離剤としてE
tOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフ
ィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合
物が得られた。
実施例29
N1−[(t−Boc)−O−アミノ−3−プロパノール−1−イル]ジアミノエ
タン
N−(2−アジドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−O
−フタルイミドプロパノール(5g,9.03ミリモル)をTHF(100ml
)中に溶かし、その反応混合物に対して触媒量のH2Oを加えた。トリフェニル
ホスフィン(2.6g,9.93ミリモル)を室温で加え、その反応混合物を撹
拌した。TLCによって、その反応をモニターした。その反応混合物を減圧下で
濃縮し、残留物を、EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2
O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物を
硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物をC
H2Cl2(100ml)中に溶かし、0℃まで冷却した。メチルヒドラジン(0
.42g,9.03ミリモル)を加え、TLCによって示された反応の完了後に
、その反応混合物を減圧下で濃縮し、残留物をEtOAcとH2O(100ml,
1:1)とに分配した。H2O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出
した。EtOAc抽出物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減
圧下で濃縮した。得られた残留物を、溶離剤としてMeOH/CH2Cl2を用い
て、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適
当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例30
N−(2−O−フタルイミドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ
−1−アジドプロパン
N−(2−O−フタルイミドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミ
ノ−1−p−トルエンスルホニルプロパノール(5.0g,9.51ミリモル)
を乾燥DMF(100ml)中に溶かした。その反応混合物に対してNaN3(0
.74g,11.41ミリモル)を加えた。次にその反応混合物を40℃まで温
めた。TLCによって反応の進行をモニターした。減圧下で反応混合物を濃縮し
、残留物をEtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O層を
分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物を硫酸マ
グネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。得られた残留物
を、溶離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフラッシュカ
ラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃
縮すると、表題化合物が得られた。
実施例31
N−(2−O−アミノエチル)−N−トリチルスルフェニル−1,3−ジアミノ
プロパン
N−(2−O−フタルイミドエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミ
ノ−1−アジドプロパン(5.0g,9.03ミリモル)をTHF(100ml
)中に溶かし、その反応混合物に対して触媒量のH2Oを加えた。トリフェニル
ホスフィン(2.61g,9.93ミリモル)を室温で加え、その反応混合物を
撹拌した。TLCによって、反応の進行をモニターした。その反応混合物を減圧
下で濃縮し、残留物を、EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。
H2O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物
を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を
CH2Cl2(100ml)中に溶かし、0℃まで冷却した。その反応混合物に対
してメチルヒドラジン(0.46g,9.93ミリモル)を加え、TLCによっ
て示される反応の完了まで、反応混合物を撹拌した。次に、反応混合物を減圧下
で濃縮し、残留物をEtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2
O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出物を
硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得られた残留物を、
溶離剤としてMeOH/CH2Cl2を用いて、シリカゲル上でカラムクロマトグ
ラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題
化合物が
得られた。
実施例32
3−アジド−1−プロパノール
3−クロロ−1−プロパノール(10ml,120ミリモル)及びアジ化ナト
リウム(8.6g,132ミリモル)を、約60℃まで加熱し、約16時間、D
MF(400ml)中で撹拌した。その反応混合物を、室温まで冷却し、エチル
エーテル(〜800ml)を加えた。その混合物を約15分間撹拌し、水(〜1
L)を加えた。そのエチルエーテル層を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥させてか
ら、濾過し、濾液を減圧下で蒸発させると、表題化合物8.7g(71.4%)
が得られた。TLC(Rf:0.3;20% EtOAc/ヘキサン、I2)。1
H NMR(CDCl3)δ 1.8(s,2H,CH3)、2.1(m,2H,C
H2)、3.5(t,2H,CH2)、3.8(t,2H,CH2)。
実施例33
2−(3−アジドプロポキシ)−4,6−ジアリルオキシ−s−トリアジン
約−78℃において、THF(200ml)中3−アジド−1−プロパノール(8
.7g,85.7ミリモル)に対して、水素化ナトリウム(5.6g,128.
6ミリモル)を加えた。その反応混合物を、約−78℃で約30分間撹拌し、次
に室温で平衡させてから、更に3時間撹拌した。その反応混合物を約−78℃ま
で再冷却し、THF(200ml)中2,4,6−トリアリルオキシ−1,3,
5−トリアジン(21.4g,85.7ミリモル)溶液に対して加えた。室温で
反応混合物を約16時間撹拌し、次に蒸発させると、褐色の残留物が得られた。
その残留物を、溶離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でフ
ラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。純粋な画分を一緒にプー
ルし、蒸発させて乾燥させると、表題化合物が8.5g(36%)得られた。T
LC(Rf:0.5;20%EtOAc/ヘキサン、I2)。1H NMR(CD
Cl3)δ 2.1(m,2H,CH2)、3.5(t,2H,CH2)、4.5(
t,2H,CH2)、4.9(m,4H,CH2)、4.3(m,4H,CH2)
、6.0(m,2H,CH)。
実施例34
2−(3−アジドプロポキシ)−4,6−ジオキシアセトアルデヒド−s−トリ
アジン
2−(3−アジドプロポキシ)−4,6−ジアリルオキシ−s−トリアジン(
1.16g,4.0ミリモル)、THF(100ml)及び四酸化オスミウム(
20.4ml,3.2ミリモル、4%、水溶液)に対して、過沃素酸ナトリウム
(8.6g,40ミリモル)を加えた。その反応混合物を室温で一晩撹拌し、水
約20mlを加えた。次に、その水溶液をEtOAcで数回抽出した。塩化ナト
リウムを水性層に加え、得られた混合物をEtOAcで抽出した。EtOAc抽
出物を組み合わせ、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。得
られた残留物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて
精製すると、表題化合物が得られた。
実施例35
2,4,6−トリス(ジブロモメチル)−s−トリアジン
HCL(気体)を、ジブロモアセトニトリル(17.3ml,0.2モル)と
臭化アルミニウム(10.7g,0.4ミリモル)との中に、5時間泡立たせた
。その反応混合物を3日間0℃に保った。次に、その反応混合物を15分間50
℃に加熱し、室温まで冷却し、無水エタノールで処理した。得られた固体を濾過
し、エタノールで洗浄した。次に、その固体をCHCl3で洗浄し、組み合わせ
たCHCl3層を減圧下で濃縮して固体を得た。その固体をエタノールから結晶
化させると、表題化合物(融点130〜131℃)44g(37%)が得られた
。13C NMR(CDCl3)δ 37.45、176,57。
実施例36
2−アミノ−4,6−ビス(ジブロモメチル)−s−トリアジン
室温で、エタノール(500ml)中2,4,6−トリス(ジブロモエチル)
−トリアジン(15g,23.3ミリモル)溶液に対して、濃水酸化アンモニウ
ム(250ml)を加えた。その反応混合物を15分間撹拌し、H2O(3000
ml)を加えた。次に、その反応混合物を濾過し、得られた固体を再結晶させる
と、表題化合物(融点171℃〜173℃)3.5g(32%)が得られた。1
H NMR(DMSO)δ 6.86(s,2H,CH)、8.44(s,2H,
NH2)。
実施例37
2,4−ビス(ジブロモメチル)−6−メチル−s−トリアジン
室温で、アセトン(10ml)中トリス(ジブロモメチル)トリアジン(1.
5g,2.5ミリモル)溶液を、氷酢酸(5ml)とアセトン(50ml)中沃化
ナトリウム(15g,0.1ミリモル)の撹拌混合物に対して加えた。得られた
反応混合物を、室温で6分間撹拌し、氷水(100ml)中重亜硫酸ナトリウム
(NaHSO3、2g)溶液の中に注いだ。その混合物をジエチルエーテルで4
回抽出し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。溶媒を蒸発させ、残留物をシ
リカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィー(15cm x 3cm)にかけて
精製した。ヘキサン:クロロホルム(1:1、v/v)で溶離すると、白色固体と
して表題化合物が0.46g(42%)得られた。TLC(Rf:0.51;ヘ
キサン:クロロホルム;1:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ
2.80(s,3H)、6.49(s,2H)。
実施例38
6−メチル−2,4−ビス(ジモルホリノメチル)−s−トリアジン
2−メチル−4,6−ビス−(ジブロモメチル)−s−トリアジン(0.4g
,0.91ミリモル)とモルホリン(8ml)との混合物を室温で2日間撹拌し
、次に70〜80℃まで加熱し、更に2時間撹拌した。生じた沈殿を濾過し、そ
の濾液を減圧下で蒸発させて、過剰なモルホリンを除去した。固体残留物を酢酸
エチルから再結晶させると、大きな立方晶系の無色結晶として表題化合物0.4
0g(95%)が得られた。
1H NMR(CDCl3)δ2.40〜2.54(m,8H)、2.56〜2
.68(m,8H)、2.74(s,3H)、3.65〜3.76(m,16H
)、3.92(s,2H)。
実施例39
ジエチルピロール−3,4−ジカルボキシレート
イソシアン化トシルメチル(9.8g,50ミリモル)、フマル酸ジエチル(
8.2ml,50ミリモル)及び乾燥THF(1000ml)を、滴下して、カリ
ウムt−ブトキシド(11.2g,100ミリモル)とTHF(150ml)と
の撹拌
懸濁液に対して加えた。その混合物を2時間撹拌し、飽和塩化ナトリウム(50
0ml)を加え、その混合物をTHF(2 x 250ml)で抽出した。有機層を
硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮すると、固体が得られた。そ
の固体をMeOHから再結晶させると、表題化合物4.6g(44%)(融点1
48〜149℃)が得られた。1H NMR(DMSO)δ 1.22(t,3H
,CH3)、4.18(q,2H,CH2)、7.39(s,2H,ArH)、1
1.8(bs,1H,NH)。
実施例40
1−N−プロピルフタルイミド−1H−ピロール−3,4−ジカルボキシレート
ジエチルエステル
THF(1600ml)中ジエチルピロール−3,4−ジカルボキシレート(
39g,0.185モル)溶液を、NaH(60%、7.6g、0.19モル)
で処理した。その反応混合物を加熱し、1時間還流した。次に、その反応を30
℃まで冷却し、N−(3−ブロモプロピル)フタルイミド(52g,0.19モ
ル)を加えた。その反応混合物を加熱し、1時間還流してから、冷却し、濾過し
、減圧下で濃縮した。生じたガムをEtOAcとH2Oとに分配し、EtOAc
(2 x 300ml)で抽出した。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過
し、減圧下で濃縮した。得られた固体をEtOAcから再結晶させると、表題化
合物(融点100〜101℃)が68g(92%)得られた。1H NMR(DM
SO)δ 1.24(t,3H,CH)、2.06(m,2H,CH3)、3.5
7(t,2H,CH2)、4.14(m,4H,CH2)、7.49(s,2H,
ArH)、7.86(m,4H,ArH)。
実施例41
1−N−プロピルフタルイミド−3,4−ジホルミルピロール
1−N−プロピルフタルイミド−1H−ピロール−3,4−ジカルボキシレー
トジエチルエステルを、Trofimenko,S,.J.Org.Chem.,1964,29,3046 で説明され
ている手順により、乾燥ベンゼン中ジイソブチルアルミニウム水素化物で処理す
ると、表題化合物が得られた。
実施例42
1−プロピルフタルイミド−4,5−ジシアノイミダゾール
温度を40℃未満に保ちながら、DMF(500ml)中4,5−ジシアノイ
ミダゾール(24.8g,0.2ミリモル)溶液を、NaH(60%、8.0g
、0.2モル)で処理した。次にその反応混合物を35℃で1時間撹拌した。N
−(3−ブロモプロピル)−フタルイミド(53.6g,0.2モル)を加え、
その反応混合物を、40℃で48時間撹拌し、次に減圧下で濃縮すると、ガムが
得られ、それをEtOAcから結晶化させると、表題化合物33g(54%)(
融点134〜135℃)が得られた。1H NMR(DMSO)δ 2.21(m
,2H,CH2)、3.61(m,2H,CH2)、4.30(m,2H,CH2
)、7.88(m,4H,ArH)、8.36(s,1H,ArH)。
実施例43
1−プロピルフタルイミド−4,5−ジホルミルイミダゾール
1−プロピルフタルイミド−4,5−ジシアノイミダゾールを、Trofimenko,S,
.J.Org.Chem.,1964,29,3046 で説明されている手順により、乾燥ベンゼン中ジイ
ソブチルアルミニウム水素化物で処理すると、表題化合物が得られた。 実
施例44
ジエチル−4−ブロモ−2,6−ピリジンジカルボキシレート
ケリダミン酸(chelidamic acid)(2.29g,11.38ミリモル)に対
して、五臭化燐(14.7g,34.14ミリモル)を加え、その混合物を撹拌
した。その反応混合物を90℃まで加熱し、3時間撹拌し、次に冷却して、CH
Cl3(350ml)を加え、その混合物を濾過した。その濾液に対して、純粋エ
タノール(350ml)を加え、その混合物を2時間撹拌した。その反応混合物
の体積は、約35mlまで減少した。一晩静置して結晶化させることによって、
表題化合物を精製し、更にその得られた結晶を、シリカゲル上でフラッシュカラ
ムクロマトグラフィーにかけて精製すると、収率72%(融点95〜96℃)で
表題化合物が得られた。1H NMR(CDCl3)δ 1.49(t,6H,2 x
CH3)、4.44(q,4H,2 x CH2)、8.39(s,2H,2 x A
r)。13C NMR(CDCl3)δ 14.19(CH3)、62.68(CH2)
、131.02(Ar)、134.87(第四−Ar)、149.54(第四−A
r)、
163.51(CO)。
実施例45
ジエチル−4−(3−アジドプロポキシ)−2,6−ピリジンジカルボキシレー
ト
方法A
3−アジド−1−プロパノール(0.266ml,3.64ミリモル)をDM
F(5ml)中に溶かし、0℃まで冷却した。NaH(146mg,3.64ミリ
モル)を加え、その混合物を15分間撹拌した。ジエチル−4−ブロモ−2,6
−ピリジンジカルボキシレートをDMF(5ml)中に溶かし、その反応混合物
に対して滴下して加えた。その反応は、TLCによると1時間で完了した。反応
混合物を、CH2Cl2とH2Oとに分配し、その水を分離し、CH2Cl2で抽出
した。CH2Cl2層を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮すると、
油状物が得られた。その油状物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグ
ラフィーにかけて精製すると、収率40%で表題化合物が得られた。1H NMR
(CDCl3)δ 1.44(t,6H,2 x CH3)、2.11(m,2H,
CH2)、3.54(m,2H,CH2)、4.23(t,2H,CH2)、4.
45(q,4H,2 x CH2)、7.78(2,2H,2 x Ar)。
方法B
水素化ナトリウム(2.8g,鉱油中60%)を、THF(120ml)中3
−アジド−1−プロパノール(5.6g,55ミリモル)撹拌溶液に対して加え
、20分間撹拌し続けた。室温で、THF(120ml)中ジエチル4−ブロモ
ピリジン−2,6−ジカルボキシレート(15g,49ミリモル)を、上記撹拌
混合物に対して加えた。得られた反応混合物を室温で1.5時間撹拌し、氷水(
800ml)中に注いだ。その溶液を酢酸エチルで抽出し、組み合わせた有機抽
出物をブラインで洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥させ、濾過した。その溶媒を減
圧下で蒸発させ、残留物を、シリカゲル上でカラムクロマトグラフィー(15cm
x 5cm)にかけて精製した。ヘキサン:酢酸エチル(5:1及び2:1、v/v
)を用いた溶離によって、淡黄色油状物として表題化合物が11.3g(72%
)得られた。TLC:Rf0.42;ヘキサン:酢酸エチル;1:1、v/v;シ
リカゲル。1
H NMR(CDCl3)δ 1.44(t,6H,J=7.0Hz)、2.02
〜2.18(m,2H)、3.54(t,2H,J=6.0Hz)、4.22(
t,2H,J=6.0Hz)、4.46(q,4H,J=7.0Hz)、7.7
7(s,2H)。
実施例46
4−(3−アジドプロポキシ)−2,6−ジヒドロキシメチルピリジン
ジクロロメタン(10ml)と純粋エタノール(15ml)中ジエチル−4−(
3−アジドプロポキシ)−2,6−ピリジンジカルボキシレート(4.2ミリモ
ル)撹拌溶液に対して、25℃で、NaBH4(4.2ミリモル)を分けて加え
た。粉末塩化カルシウム(4.2ミリモル)を少量ずつ注意深く加え、それぞれ
の更なる添加の前に、水素の放出を止めた。その反応混合物を2時間撹拌し、次
に水(100ml)を加え、反応混合物を酢酸エチルで数回抽出した。酢酸エチ
ル層を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減圧下で濃縮した。得られた
残留物をシリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製する
と、表題化合物が得られた。1H NMR(DMSO)δ 2.00(m,2H,
CH2)、3.52(t,2H,CH2)、4.13(t,2H,CH2)、4.
45(d,4H,2 x CH2)、5.36(t,2H,2 x OH)、6.8
7(s,2H,2 x AR)。
実施例47
4−(アジドプロポキシ)−2,6−ジホルミル−ピリジン
DMSO(1.21ml,17.1ミリモル)を、CH2Cl2(約25ml)で
希釈し、約−78℃まで冷却した。塩化オキサリル(0.745ml,8.45
ミリモル)を滴下して加え、その反応混合物を15分間撹拌した。CH2Cl2中
に溶かした4−(3−アジドプロポキシ)−2,6−ジヒドロキシメチルピリジ
ン(1g,4.27ミリモル)を、冷却した反応混合物に対して、ゆっくり加え
た。0.5時間後、トリエチルアミン(2.77ml,19.70ミリモル)を
滴下して反応混合物に加えた。ドライアイス/アセトン浴を取り除き、反応混合
物を約40分間室温で温めた。それを、CH2Cl2と水とに分配し、CH2Cl2
で数回抽出した。CH2Cl2層を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、減
圧下で
濃縮した。生じた残留物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィ
ーにかけて精製して、表題化合物を得た。1H NMR(DMSO)δ 2.02
(m,2H,CH2)、3.52(t,2H,CH2)、4.31(t,2H,C
H2)、7.64(s,2H,2 x Ar)、10.01(s,2H,CHO)。13
C NMR(DMSO)δ 27.61(CH2)、47.40(CH2)、66
.22(CH2)、111.58(Ar)、154.40(第四、Ar)、166
.50(第四、Ar)、192.44(CHO)。
実施例48
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウ
ンデカン)[11](2,6)ピリジノファン
N−(2−アミノエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−(
−O−アミノ)−プロパン、4−(アジドプロポキシ)−ピリジン−2,6−ジ
アルデヒド及び塩化マグネシウムを等モル量(0.025モル)、乾燥MeOH
中に溶かした。その反応混合物を、室温で1時間及び還流温度で2.5時間撹拌
た。次にその反応混合物を0℃まで冷却し、NaBH3CN(50当量)を加え
、0℃で1.5時間、次に室温で16時間撹拌した。その反応混合物を減圧下で
濃縮し、残った残留物をEtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した
。H2O層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。EtOAc抽出
物を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。得ら
れた残留物を、溶離剤としてMeOH/CH2Cl2を用いて、シリカゲル上でフ
ラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製した。適当な画分をプールし、
減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた。
実施例49
ビス−1,3−(2−ヒドロキシエチル)−5−(2−p−トルエンスルフェニ
ルエチル)シアヌール酸
トリス−1,3,5−(2−ヒドロキシエチル)−シアヌール酸(10g,3
8.3ミリモル)を乾燥ピリジン(700ml)中に溶かした。その反応混合物
を氷浴中で冷却し、CH2Cl2(25ml)中に溶かしたp−トルエンスルフェ
ニルクロリド(4.83g,23.0ミリモル)を滴下して加え、18時間撹拌
した。
溶媒を約30mlの体積まで減少させ、CH2Cl2とH2Oとに分配した。CH2
Cl2層を捕集し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、濃縮すると、黄色油
状物が得られた。その油状物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラ
フィーにかけて精製すると、収率60%で表題化合物が得られた。1H NMR(
DMSO)δ 2.40(s,3H,トシル−CH3)、3.49(t,4H,2
x CH2)、3.72(t,4H,2 x CH2)、4.00(t,2H,CH2
)、4.24(t,2H,CH2)、4.79(bs,2H,2 x OH)、7
.41(d,2H,トシル−Ar)、7.70(d,2H,トシル−Ar)。13C
NMR(DMSO)δ 21.14(CH3)、40.91(CH2)、44.2
9(CH2)、57.44(CH2)、66.89(CH2)、127.47(ト
シル−Ar)、130.14(トシル−Ar)、132.09(トシル−Ar)、
145.11(トシル−Ar)、148.66(CO)。
実施例50
ビス−1,3−(2−ヒドロキシエチル)−5−(2−アジドエチル)シアヌー
ル酸
ビス−1,3−(2−ヒドロキシエチル)−5−(2−p−トルエンスルフェ
ニルエチル)シアヌール酸(4.63g,11.15ミリモル)をDMF(15
0ml)中に溶かした。アジ化ナトリウム(1.09g,16.72ミリモル)
を一度に加え、その反応混合物を一晩撹拌した。溶媒を除去し、残留物をCH2
Cl2とH2Oとに分配し、その水をCH2Cl2で10回抽出し、そのCH2Cl2
抽出物を組み合わせ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮すると黄色油状物が得
られた。その油状物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーに
かけて精製すると、表題化合物が収率91%で得られた。1H NMR(DMSO
)δ 3.54(m,6H,3 x CH2)、3.86(t,4H,2 x CH2
)、3.99(t,2H,CH2)、4.80(t,2H,2 x OH)。13C
NMR(CDCl3)δ 41.45(CH2)、45.08(CH2)、48.3
6(CH2)、49.87(CH2)、149.20(CO)。
実施例51
1,3−(アセトアルデヒド)−5−(2−アジドエチル)シアヌール酸
乾燥DMSO(0.390ml,5.49ミリモル)及び乾燥CH2Cl2(2
0ml)を−78℃まで冷却し、それに対して塩化オキサリル(0.240ml,
2.75ミリモル)を10分間撹拌しながらゆっくり加えた。ビス−1,3−(
2−ヒドロキシエチル)−5−(2−アジドエチル)シアヌール酸(0.263
mg,1.37ミリモル)を乾燥CH2Cl2中に溶かし、その反応混合物に対し
て加えた。トリエチルアミン(0.881ml,6.32ミリモル)を滴下して
加える前に、反応混合物を、約−78℃で0.5時間撹拌し、次に室温まで温め
てから、水とCH2Cl2とに分配した。CH2Cl2層を分離し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させ、濾過し、減圧下で濃縮した。生じた油状物をシリカゲル上でカラ
ムクロマトグラフィーにかけて精製すると、表題化合物が収率75%で得られた
。1H NMR(DMSO)δ 3.55(t,2H,CH2)、4.00(t,2
H,CH2)、4.74(s,4H,2 x CH2)、9.58(s,1H,CH
O)。
実施例52
2,4,6−トリエトキシカルボニル−1,3,5−トリアジン
溶液が白色固体となるまで、塩化水素ガスを純粋なエチルシアノホルメート(
0.997ml,10.1ミリモル)中に泡立たせた。その固体をCH2Cl2とH2
Oとに分配した。CH2Cl2層を、捕集し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃
縮すると、白色固体が得られた。熱純粋エタノールから生成物を結晶化させると
、表題化合物(融点169〜170℃)が得られた。1H NMR(CDCl3)
δ 1.42(t,9H,3 x CH3)、4.50(q,6H,3 x CH2)
。13C NMR(DMSO)δ 14.06(CH3)、64.02(CH2)、1
61.27(CO)、166.86(トリアジンAr)。
実施例53
2,4,6−トリヒドロキシメチル−s−トリアジン
2,4,6−トリエトキシカルボニル−s−トリアジン(1g,3.36ミリ
モル)をジクロロメタン(15ml)と純粋エタノール(25ml)中に溶かし、
水素化硼素ナトリウム(127mg,3.36ミリモル)を加える前に、0℃ま
で冷却した。15分後、塩化カルシウム(373mg,2.97ミリモル)を加
え、その反応混合物を室温まで温めた。次にその反応混合物を乾燥させると黄色
固体が得られ、それを、エタノールでソックスレー抽出した。エタノールを蒸発
させると、白色固体が得られた。その生成物を、メタノール及び水から結晶化さ
せるか、又はシリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製
すると、表題化合物が得られた。
実施例54
4−(p−トルエンスルホニルメチル)−2,6−ジヒドロキシメチル−s−ト
リアジン
2,4,6−トリヒドロキシメチル−s−トリアジン(1当量)を、過剰量の
ピリジン中に溶かした。CH2Cl2中p−トルエンスルホニルクロリド(0.6
当量)を加え、反応混合物を一晩撹拌した。溶媒の体積を減少させて、スラリー
とし、それに、水及びジクロロメタンを加え、得られた混合物をCH2Cl2で抽
出した。組み合わせたCH2Cl2層を硫酸マグネシウムで乾燥させて濃縮すると
、油状物が得られた。その油状物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマト
グラフィーにかけて精製すると、表題化合物が得られた。
実施例55
4−(アジドメチル)−2,6−ジアルデヒド−s−トリアジン
(4−(アジドメチル)−2,6−ジヒドロキシメチル−s−トリアジン経由)
(9)
4−(p−トルエンスルホニルメチル)−2,6−ジヒドロキシメチル−s−
トリアジンをDMF中に溶かし、アジ化ナトリウム(1.1当量)を加えた。そ
の反応混合物を50℃で4時間加熱した。DMFを減圧下で除去し、残留物をC
H2Cl2とH2Oとに分配した。CH2Cl2層を分離し、水層をCH2Cl2で数
回抽出した。CH2Cl2層を組み合わせて、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮
した。得られた残留物を、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィー
にかけて精製すると、4−(アジドメチル)−2,6−ジヒドロキシメチル−s
−トリアジンが得られた。
CH2Cl2でDMSOを希釈し、約−78℃まで冷却した。塩化オキサリルを
ゆっくり加え、0.5時間撹拌した。その反応混合物に対してCH2Cl2中に溶
かした4−(アジドメチル)−2,6−ジヒドロキシメチル−s−トリアジンを
ゆっくり加えた。1時間後、トリエチルアミンを滴下して加え、その反応混合物
を室温まで温めた。その反応混合物を、水及びCH2Cl2で希釈してから、CH2
Cl2層を分離し、水層をCH2Cl2で数回抽出した。CH2Cl2層を組み合わ
せ、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濃縮した。得られた油状物を、シリカゲル上
でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて精製すると、表題化合物が得ら
れた。
実施例56
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウ
ンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン1
0b(図1)
N−(2−アミノエチル)−N−トリチルスルフェニル−3−アミノ−1−(
−O−アミノ)−プロパノール、4−(アジドメチル)−2,6−ジアルデヒド
−s−トリアジン(9)及びNiCl2の等量モル(0.025モル)を、乾燥
MeOH中に溶かした。その反応混合物を、室温で1時間及び還流温度で5時間
撹拌し、次に0℃まで冷却し、NaBH3CN(10当量)を加え、0℃で1.
5時間、そして室温で16時間撹拌した。その反応混合物を減圧下で濃縮し、残
った残留物を、EtOAcとH2O(100ml,1:1)とに分配した。H2O
層を分離し、EtOAc(3 x 50ml)で抽出した。そのEtOAc抽出物
を硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で濃縮した。得られ
た残留物を、溶離剤としてMeOH/30%水酸化アンモニウム(100:1,
v/v)を用いて、シリカゲル上でフラッシュカラムクロマトグラフィーにかけて
精製した。適当な画分をプールし、減圧下で濃縮すると、表題化合物が得られた
。
実施例57〜61
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10b(R=SC(Ph)3)と、四つの文字(ベンズアルデヒド、Aldrich-B133-
4[L1];m−トルアルデヒド、Aldrich-T3,550-5[L2];m−アニスアルデ
ヒド、Aldrich-12,965-8[L3];及び3−ニトロベンズアルデヒド、Aldrich-N1,0
84-5[L4])とからの第一ラウンドライブラリ(ポリアザトリアジノファン1
4a,
b,c,d)の合成。(図2)
実施例57
工程A
方法1
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10b(200ミリモル)を四つの等量部分に分け、それぞれを、別々に、ベン
ズアルデヒド(L1)、m−トルアルデヒド(L2)、m−アニスアルデヒド(L3
)、又は3−ニトロベンズアルデヒド(L4)と反応させた。反応物は、例えば
ジクロロメタン、ジクロロエタン、酢酸エチル、トルエン又はメタノールのよう
な様々な有機溶媒中に溶かすことができる。1.5〜3当量のアルデヒドを、触
媒として加えられる1〜3%氷酢酸と共に用いた。反応を5〜24時間進行させ
、次にNaCNBH3(2〜3当量)で直接処理した。還元反応混合物を室温で
1〜10時間撹拌し、濾過し、中性に調整し、減圧下で乾燥するまで蒸発させる
べきである。その残留物を、酢酸エチルと水性炭酸水素ナトリウムとに分配した
。有機層を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で
乾燥するまで蒸発させた。必要な場合は、個々の残留物を、カラムクロマトグラ
フィーで精製することができる。純粋なシクロファン様化合物11a,b,c,
dの各サンプルを、実施例69で用いるために保存した(第四ラウンド)。等モ
ル量の四種類のシクロファン様化合物のそれぞれを混合すると、四種類の選択さ
れた芳香族アルデヒドでコンビナトリアル化された1位を有するシクロファン様
化合物11が提供された(還元アルキル化によってベンジル基が提供される)。
方法2
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10b(200ミリモル)を、1ポットで、ベンズアルデヒド(L1)、m−ト
ルアルデヒド(L2)、m−アニスアルデヒド(L3)、及び3−ニトロベンズア
ルデヒド(L4)と連続して反応させた。反応物を、例えばジクロロメタン、ジ
クロロエタン、酢酸エチル、トルエン、又はメタノールのような様々な有機溶媒
中に溶かすことができる。L150ミリモル、L250ミリモル、L350ミリモ
ル、及びL4100ミリモルを、触媒として含ませた1〜3%氷酢酸と共に、1
0bの溶液に対して連続して加えた。反応を5〜24時間進行させ、次に1ポッ
トをNaCNBH3(2〜3当量)で直接処理した。還元反応を室温で1〜10
時間撹拌し、濾過し、中性に調整し、そして減圧下で乾燥するまで蒸発させた。
残留物を、酢酸エチルと水性炭酸水素ナトリウムとに分配した。有機層を分離し
、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で乾燥するまで蒸発
させた。必要な場合は、残留物を、カラムクロマトグラフィーで精製することが
できる。文字を1ポット連続添加するこの形態によって、四種類の選択された芳
香族アルデヒドでコンビナトリアル化された1位を有するシクロファン様化合物
11が提供された(還元アルキル化によってベンジル基が提供される)。
方法3
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10b(200ミリモル)を、1ポットで、ベンズアルデヒド(L1)、m−ト
ルアルデヒド(L2)、m−アニスアルデヒド(L3)、又は3−ニトロベンズア
ルデヒド(L4)の一つの溶液と反応させた。その反応物を、例えばジクロロメ
タン、ジクロロエタン、酢酸エチル、トルエン、又はメタノールのような様々な
有機溶媒中に溶かすことができる。L150ミリモル、L250ミリモル、L35
0ミリモル、及びL450ミリモルを、触媒として含ませた1〜3%氷酢酸と共
に、10bの溶液に対して同時に加えた。反応を5〜24時間進行させ、次にN
aCNBH3(2〜3当量)で直接処理した。還元反応を室温で1〜10時間撹
拌し、濾過し、中性に調整し、そして減圧下で乾燥するまで蒸発させた。残留物
を、酢酸エチルと水性炭酸水素ナトリウムとに分配した。有機層を分離し、硫酸
マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で乾燥するまで蒸発させた
。必要な場合は、残留物を、カラムクロマトグラフィーで精製することができる
。上記文字を同時に添加することによって、四種類の選択された芳香族アルデヒ
ドでコンビナトリアル化された1位を有するシクロファン様化合物11が提
供された(還元アルキル化によってベンジル基が提供される)。
実施例58
工程B(図2)
方法1,2,又は3を用いて実施例57、工程Aを繰り返し、シクロファン様
化合物11に対して施用した。それによって、ベンジル基でコンビナトリアル化
された1位及び2位を有するシクロファン様化合物が得られた。この物質の一部
を、実施例69(第四ラウンド)で用いるために確保した。
実施例59
工程C(図2)
酢酸エチル中シクロファン様化合物12(200ミリモル)を、5〜12時間
、0.1N HClで処理し、中性に調整し、乾燥するまで蒸発させると、脱保
護されたシクロファン様化合物13を含む残留物が得られた。この物質は、カラ
ムクロマトグラフィーで精製することができる。この物質の一部を、実施例62
(第二ラウンド)で用いるために確保した。残っている残留物について、方法1
,2,又は3を用いることによって、実施例57、工程Aの手順を繰り返して、
シクロファン様化合物12をシクロファン様化合物13へと転化させた。シクロ
ファン様化合物13は、ベンジル基でコンビナトリアル化された1位、2位、及
び3位を有している。
実施例60
工程D(図2)
シクロファン様化合物13(200ミリモル)を、THF(800ml)、H2
O(3.0ml)及びトリフェニルホスフィン(232ミリモル)中で撹拌した
。その反応混合物を、アルゴン雰囲気下で、12〜24時間、50〜80℃で撹
拌した。その反応混合物を蒸発させ、得られた残留物を、0.5M NaH2PO4
溶液800ml中に溶かし、その混合物をEtOAcで抽出した。水性層を、中
性になるまで3N水酸化ナトリウムで処理し、次にエーテルで抽出した。硫酸ナ
トリウムで乾燥させたエーテル層を蒸発させると、シクロファン様化合物13の
アミノエトキシ誘導体が得られた。この物質を、方法1(13を四つの等量部分
に分ける)を用いて実施例57で説明したように反応させると、シクロファン
様化合物14が四つの等量部分a,b,c及びdとして得られた。これらの物質
(ライブラリ)は、様々なスクリーニング手順で用いられる。
実施例61
工程E
方法4(図2)
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10b(200ミリモル)を、酢酸エチル中に溶かし、次に0.1N HClで
5〜12時間処理し、中性に調整し、減圧下で乾燥するまで蒸発させた。生成し
た脱保護されたシクロファン様化合物10bを、酢酸エチル中に溶かし、次に、
1〜3%氷酢酸を含む、ベンズアルデヒド(L1)、m−トルアルデヒド(L2)、
m−アニスアルデヒド(L3)、及び3−ニトロベンズアルデヒド(L4)の各1
50ミリモルの酢酸エチル混合物で一度に処理した。反応を5〜24時間進行さ
せ、次にNaCNBH3(2〜3当量)で直接処理した。還元反応を室温で1〜
10時間撹拌し、濾過し、中性に調整し、そして減圧下で乾燥するまで蒸発させ
た。その残留物を、酢酸エチルと水性炭酸水素ナトリウムとに分配した。有機層
を分離し、硫酸マグネシウムで乾燥させ、濾過し、その濾液を減圧下で乾燥する
まで蒸発させた。必要な場合は、その残留物を、カラムクロマトグラフィーで精
製しても良い。この手順によって、シクロファン様化合物13が提供された。上
記した実施例60、工程Dの手順によって得られた化合物を処理することによっ
て、四つの別々のベンジル基で固定された4位と、四つのベンジル基でコンビナ
トリアル化された1位、2位、及び3位とを有するシクロファン様化合物14の
第一ラウンドライブラリが得られた。
実施例62〜63
1,3,5−トリアジン基(R=SC(Ph)3)を有するシクロファン様化合
物12と、四つの文字(ベンズアルデヒド、Aldrich-B133-4[L1];m−トル
アルデヒド、Aldrich-T3,550-5[L2];m−アニスアルデヒド、Aldrich-12,96
5-8[L3];及び3−ニトロベンズアルデヒド、Aldrich-N1,084-5[L4])と
からの第二ラウンドライブラリの合成(シクロファン様化合物16a,b,c,
d)。
4位は、ラウンド1のスクリーニングから決定された活性文字L1を有すると仮
定される。3位は最後に固定される。(図3)
実施例62
工程A(図3)
THF(800ml)、H2O(3.0ml)及びトリフェニルホスフィン(2
32ミリモル)中シクロファン様化合物12(200ミリモル、第一ラウンドか
ら)を、アルゴン雰囲気下50〜80℃で12〜24時間撹拌した。その反応混
合物を蒸発させ、その残留物を、0.5M NaH2PO4(800ml,水溶液)
中に溶かした。その混合物をEtOAcで抽出し、水性層を中性になるまで3N
水酸化ナトリウムで処理し、次にエーテルで抽出した。硫酸ナトリウムで乾燥さ
せたエーテル層を濾過し、蒸発させると、シクロファン様化合物12のアミノエ
トキシ誘導体が得られる。この物質をベンジルアルデヒドで処理し、次に実施例
60、工程Dで説明したように還元すると、シクロファン様化合物15(L1=
ベンジル)が得られた。ベンジル基は、ラウンド1で見出されたように、4位に
おいて活性な文字であると仮定される。
実施例63
工程B(図3)
シクロファン様化合物15を、実施例59で説明したようにして脱保護し、実
施例57、工程A(13を四つの等量部分に分ける)で説明したようにして更に
反応させると、四つの等量部分a,b,c及びdでのシクロファン様化合物16
が得られた。これらの物質(ライブラリ)は、様々なスクリーニング手順で用い
た。
実施例64〜68
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
10(R=t−BOC)と、四つの文字(ベンズアルデヒド、Aldrich-B133-4[
L1];m−トルアルデヒド、Aldrich-T3,550-5[L2];m−アニスアルデヒド
、Aldrich-12,965-8[L3];及び3−ニトロベンズアルデヒド、Aldrich-N1,084-5
[L4])とからの第三ラウンドライブラリ(シクロファン様化合物21a,b
,
c,d)の合成。3位及び4位は、ラウンド1及び2のスクリーニングから決定
された活性文字L1、すなわちベンジルを有すると仮定される。1位は最後に固
定される。(図4)
実施例64
工程A(図4)
CH2Cl2/ピリジン中シクロファン様化合物10c(R=t−BOC,20
0ミリモル)を、トリフェニルメタンスルフェニルクロリド(1.1当量)で、
アルゴン雰囲気下12〜24時間処理した。0.5M NaH2PO4(水溶液)
を加えて、反応混合物を中和させた。その水性層をCH2Cl2で数回抽出した。
硫酸ナトリウムで乾燥させたCH2Cl2層を蒸発させると、油状物が得られた。
その油状物は、溶離剤としてEtOAc/ヘキサンを用いて、シリカゲル上でカ
ラムクロマトグラフィーにかけて精製した。この手順によって、シクロファン様
化合物17が得られた。
実施例65
工程B(図4)
シクロファン様化合物17を、実施例57、工程A、方法1,2又は3で説明
したようにして処理すると、シクロファン様化合物18が得られた。
実施例66
工程C(図4)
シクロファン様化合物18を、室温で5〜10時間、CH2Cl2中50%トリ
フルオロ酢酸で処理した。その溶液を中和し、CH2Cl2で抽出した。乾燥させ
た有機層を減圧下で乾燥するまで蒸発させた。生じた残留物をCH2Cl2中に溶
かし、実施例57、方法1,2又は3の手順によって、ベンジルアルデヒド、次
にNaCNBH3で処理した。それによって、3位にベンジル文字が提供された
。実施例67 工程D(図4)
シクロファン様化合物19を実施例60工程Dに記載したように処理する。こ
の場合、ベンジルアルデヒド/NaCNBH3から誘導されるベンジル残基のみ
が4位に置かれている。これは第1ラウンドライブラリで推定された活性な文字
である。この方法はシクロファン様化合物20を提供する。実施例68 工程E(図4)
シクロファン様化合物20を0.1%HClで5から24時間室温で処理する
。溶液を中和し、酢酸エチルで抽出する。乾燥後減圧下で蒸発させ、残渣を実施
例57、方法1、2または3に記載したように処理する。この場合、適当なベン
ジルアルデヒド/NaCNBH3から誘導されるベンジル残基21a、b、cお
よびdが1位に置かれている。これらの物質(ライブラリ)は種々のスクリーニ
ング法で利用される。実施例69−72
(7−(N−トリチルスルフェニル)−2,7,10−トリアザ−3−オキサ
ウンデカン)[11](2,6−)−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファ
ン10b(R=t−BOC)および4つの文字(ベンズアルデヒド、Aldri
ch−N1,084−5[L1];m−トルアルデヒド、Aldrich−T3
,550−5[L2];m−アニスアルデヒド、Aldrich−12,965
−8[L3];および3−ニトロベンズアルデヒド、Aldrich−N1,0
84−5[L4])からの第4ラウンドライブラリ(ポリアザシクロファン25
a、b、cおよびd)の合成。1、3および4位は活性な文字、L1(ベンジル
、1、ラウンド2およびラウンド3のスクリーニングから決定された)を持って
いると考えられる。2位は最後に固定されるであろう。(図5)実施例69 工程A(図5)
シクファン様化合物11a、b、cまたはd(実施例57から得られ、どの文
字が最高の活性を持っていたかに依存する)を安息香酸無水物で処理し、シクロ
ファン様化合物22が提供される。実施例70 工程B(図5)
シクロファン様化合物22を実施例59に記載したように処理する。この場合
、
ラウンド2のスクリーニングから活性な文字であると推定されたベンジル残基の
みが3位に置かれている。これにより1および3位がベンジル残基で固定された
シクロファン様化合物23が提供される。実施例71 工程C(図5)
シクロファン様化合物23を実施例60に記載したように処理する。この場合
、ラウンド1のスクリーニングから活性な文字であると推定されたベンジル残基
のみが4位に置かれている。これにより1、3および4位がベンジル残基で固定
されたシクロファン様化合物24が提供される。実施例72 工程D(図5)
シクロファン様化合物24をメタノール中のNaOMeで脱保護する。中和後
、溶液を蒸発乾固させ、残渣を実施例57、方法1に記載したように処理すると
シクロファン様化合物25a、b、cおよびdが提供される。この物質(ライブ
ラリ)は種々のスクリーニング過程で利用される。実施例73 種々の選択されたアルデヒドを用いるシクロファンおよびアルデヒドからのライ ブラリの合成
実施例57−72の方法を用い、Aldrich Chemical Com
pany,Inc.,Milwaukee,WIから入手可能な以下のアルデヒ
ドの1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上で誘導体化される窒素含有大環状化
合物からライブラリが製造される。Aldrichカタログ番号は欄の左側に与
えられており、化合物名は欄の右側に与えられている:
芳香族アルデヒド
10793−5 フェニルアセトアルデヒド
D20425 ジフェニルアセトアルデヒド
24582−8 ヒドロシンナムアルデヒド
24136−9 フェニルプロピルアルデヒド
28902−7 (+/−)−3−フェニルブチルアルデヒド
28899−3 アルファ−アミルシンナムアルデヒド
16116−0 アルファ−ブロモシンナムアルデヒド
26813−5 4−スチルベンカルボキサアルデヒド
B133−4 ベンズアルデヒド
11755−2 o−トルアルデヒド
25069−4 アルファ.アルファ.アルファ−トリフルオロ−o−ト
ルアルデヒド
F480−7 2−フルオロベンズアルデヒド
12497−4 2−クロロベンズアルデヒド
B5700−1 2−ブロモベンズアルデヒド
10962−2 o−アニスアルデヒド
15372−9 2-エトキシベンズアルデヒド
N1080−2 2−ニトロベンズアルデヒド
T3550−5 m−トルアルデヒド
19687−8 アルファ.アルファ.アルファ−トリフルオロ−m−ト
ルアルデヒド
F500−5 3−フルオロベンズアルデヒド
C2340−3 3−クロロベンズアルデヒド
B5720−6 3−クロロベンズアルデヒド
12965−8 m−アニスアルデヒド
34648−9 3−(トリフロオロメトキシ)−ベンズアルデヒド
34199−1 3−(1,1,2,2−テトラフルオロエトキシ)−ベ
ンズアルデヒド
H1980−8 3−ヒドロキシベンズアルデヒド
N1084−5 3−ニトロベンズアルデヒド
11528−2 イソフタルアルデヒド
T3560−2 p−トルアルデヒド
23363−3 4−エチルベンズアルデヒド
13517−8 4−イソプロピルベンズアルデヒド
22494−4 アルファ.アルファ.アルファ−トリフルオロ−p−ト
ルアルデヒド
12837−6 4−フルオロベンズアルデヒド
11221−6 4−クロロベンズアルデヒド
B5740−0 4−ブロモベンズアルデヒド
A8810−7 p−アニスアルデヒド
17360−6 4−エトキシベンズアルデヒド
33363−8 4−プロポキシベンズアルデヒド
23808−2 4−ブトキシベンズアルデヒド
37060−6 4−(トリフロオロメトキシ)−ベンズアルデヒド
27486−0 テレフタルアルデヒド−モノ−(ジエチルアセタール)
14408−8 4−ヒドロキシベンズアルデヒド
22277−1 4−(メチルチオ)ベンズアルデヒド
10976−2 4−(ジメチルアミノ)ベンズアルデヒド
D8625−6 4−(ジメチルアミノ)ベンズアルデヒド
33851−6 4−(ジブチルアミノ)ベンズアルデヒド
29355−5 4−(3−ジメチルアミノプロポキシ)ベンズアルデヒ
ド
13017−6 4−ニトロベンズアルデヒド
T220−7 テレフタルジカルボキサアルデヒド
34252−1 3−フルオロ−2−メチルベンズアルデヒド
34649−7 2−フルオロ−3−(トリフルオロメチル)−ベンズア
ルデヒド
26514−4 2,3−ジフルオロベンズアルデヒド
26515−2 2,6−ジフルオロベンズアルデヒド
14124−0 2−クロロ−6−フルオロベンズアルデヒド
D5650−0 2,6−ジクロロベンズアルデヒド
25483−5 2,3−ジクロロベンズアルデヒド
D13020−6 2,3−ジメトキシベンズアルデヒド
29250−8 2,6−ジメトキシベンズアルデヒド
31980−5 3−フルオロサリチルアルデヒド
12080−4 o−バニリン
18983−9 2,3−ジヒドロキシベンズアルデヒド
10604−6 2−クロロ−6−ニトロベンズアルデヒド
16382−1 3−メトキシ−2−ニトロベンズアルデヒド
11750−1 2,6−ジニトロベンズアルデヒド
15104−1 2,4−ジメチルベンズアルデヒド
15106−8 2,5−ジメチルベンズアルデヒド
37682−5 2−クロロ−5−(トリフルオロメチル)ベンズアルデ
ヒド
26516−0 3,4−ジフルオロベンズアルデヒド
26517−9 2,4−ジフルオロベンズアルデヒド
26518−7 2,5−ジフルオロベンズアルデヒド
30600−2 3−クロロ−4−フルオロベンズアルデヒド
34807−4 2−クロロ−4−フルオロベンズアルデヒド
33954−7 3−ブロモ−3−フルオロベンズアルデヒド
D5660−8 3,4−ジクロロベンズアルデヒド
14675−7 2,4−ジクロロベンズアルデヒド
15212−9 3−メチル−p−アニスアルデヒド
15558−6 3−フルオロ−p−アニスアルデヒド
15429−6 5−ブロモ−o−アニスアルデヒド
D13040−0 2,4−ジメトキスベンズアルデヒド
D13060−5 2,5−ジメトキスベンズアルデヒド
14375−8 3,4−ジメトキスベンズアルデヒド
25275−1 3−エトキシ−4−メトキシベンズアルデヒド
P4910−4 ピペロナール
26459−8 1,4−ベンゾジオキサン−6−カルボキサアルデヒド
31691−1 4−ヒドロキシ−3−メチルベンズアルデヒド
34606−3 2−クロロ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド
25975−6 5−クロロサリチルアルデヒド
13728−6 5−ブロモサリチルアルデヒド
14686−2 2−ヒドロキシ−5−メトキシベンズアルデヒド
16069−5 2−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド
14368−5 3−ヒドロキシ−4−メトキシベンズアルデヒド
VllO−4 バニリン
12809−0 3−エトキシ−4−ヒドロキシベンズアルデヒド
34215−7 5−(トリフルオロメトキシ)サリチルアルデヒド
D10840−5 3,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド
D10820−0 2,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド
16863−7 2,4−ジヒドロキシベンズアルデヒド
22568−1 4−(ジエチルアミノ)サリチルアルデヒド
C5880−0 5−クロロ−2−ニトロベンズアルデヒド
13903−3 2−クロロ−5−ニトロベンズアルデヒド
C5870−3 4−クロロ−3−ニトロベンズアルデヒド
14432−0 4−ヒドロキシ−3−ニトロベンズアルデヒド
15616−7 3−ヒドロキシ−4−ニトロベンズアルデヒド
27535−2 2−ヒドロキシ−5−ニトロベンズアルデヒド
H4810−7 5−ヒドロキシ−2−ニトロベンズアルデヒド
D19360−7 2,4−ニトロベンズアルデヒド
29013−0 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンズアルデヒド
29017−3 3,5−ジフルオロベンズアルデヒド
13940−8 3,5−ジクロロベンズアルデヒド
36811−3 3,5−ジヒドロキシベンズアルデヒド
12269−2 3,5−ジメトキシベンズアルデヒド
36810−5 3,5−ジベンジルオキシベンズアルデヒド
M680−8 メシトアルデヒド
29233−8 2,3,5−トリクロロベンズアルデヒド
13061−3 5−ブロモベラトルムアルデヒド
13871−1 2,4,6−トリメトキシベンズアルデヒド
T6840−3 3,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド
14039−2 3,5−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド
35768−5 2,6−ジメチル−4−ヒドロキシベンズアルデヒド
14040−6 3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシベンズ
アルデヒド 半水和物
26181−5 3,5−ジクロロサリチルアルデヒド
12213−0 3,5−ジブロモサリチルアルデヒド
28344−4 3,5−ジヨードサリチルアルデヒド
13060−5 5−ブロモバニリン
12948−8 5−ヨードバニリン
13879−7 4,6−ジメトキシサリチルアルデヒド
25871−7 5−ニトロバニリン
S760−2 3,5−ジニトロサリチルアルデヒド
25959−4 2,5−ジメチル−p−アニスアルデヒド
T6540−4 5−ブロモ−2,4−ジメトキシベンズアルデヒド
N2800−0 4−ニトロバニリン
27680−4 3,5−ジニトロサリチルアルデヒド
15205−6 2,5−ジメチル−p−アニスアルデヒド
29251−6 5−ブロモ−2,4−ジメトキシベンズアルデヒド
15557−8 6−ブロモベラトルムアルデヒド
13215−2 2,4,5−トリメトキシベンズアルデヒド
27960−9 6−ニトロベラトルムアルデヒド
13765−0 6−ニトロピペロナール
27679−0 2,5−ジクロロテレフタルアルデヒド
33066−3 2,3,4−トリフルオロベンズアルデヒド
29231−1 2,3,6−トリフルオロベンズアルデヒド
15201−3 2,3−ジメチル−p−アニスアルデヒド
29627−9 2,4−ジメトキシ−3−メチルベンズアルデヒド
15209−9 2,3,4−トリメトキシベンズアルデヒド
26084−3 2,3,4−トリヒドロキシベンズアルデヒド
32893−6 テトラフルオロベンズアルデヒド
10374−8 ペンタフルオロベンズアルデヒド
B3468−0 4−ビフェニルカルボキサアルデヒド
19175−2 3−フェノキシベンズアルデヒド
B2700−5 3−ベンジルオキシベンズアルデヒド
19540−5 3−(4−メチルフェノキシ)ベンズアルデヒド
19592−8 3−(4−tert−ブチルフェノキシ)ベンズアルデ
ヒド
19539−l 3−[3−(トリフルオロメチル)フェノキシ]ベンズ
アルデヒド
19530−8 3−(4−クロロフェノキシ)ベンズアルデヒド
19590−1 3−(3,4−ジクロロフェノキシ)ベンズアルデヒド
19774−2 3−(3,5−ジクロロフェノキシ)ベンズアルデヒド
19589−8 3−(4−メトキシフェノキシ)ベンズアルデヒド
21126−5 4−フェノキシベンズアルデヒド
12371−4 4−ベンジルオキシベンズアルデヒド
16361−9 4−ベンジルオキシ−3−メトキシベンズアルデヒド
16395−3 3−ベンジルオキシ−4−メトキシベンズアルデヒド
34603−9 3−メトキシ−4−(4−ニトロベンジルオキシ)ベン
ズアルデヒド
D3600−3 3,4−ジベンジルオキシベンズアルデヒド
N10−9 1−ナフトアルデヒド
N20−6 2−ナフトアルデヒド
15134−3 2−メトキシ−1−ナフトアルデヒド
10324−1 4−メトキシ−1−ナフトアルデヒド
H4535−3 2−ヒドロキシ−1−ナフトアルデヒド
27208−6 4−ジメチルアミノ−1−ナフトアルデヒド
38201−9 2,3−ナフタレンジカルボキサアルデヒド
15014−2 2−フルオレンカルボキサアルデヒド
27868−8 9−アントラアルデヒド
M2965−7 10−メチルアントラセン−9−カルボキサアルデヒド
15211−0 10−クロロ−9−アントラアルデヒド
P1160−3 フェナントレン−9−カルボキサアルデヒド
14403−7 1−ピレンカルボキサアルデヒド
脂肪族アルデヒド
25254−9 ホルムアルデヒド
11007−8 アセトアルデヒド
P5145−1 プロピオンアルデヒド
24078−8 イソブチルアルデヒド
T7150−1 トリメチルアセトアルデヒド
B10328−4 ブチルアルデヒド
M3347−6 2−メチルブチルアルデヒド
11009−4 2−エチルブチルアルデヒド
14645−5 イソ吉草酸アルデヒド
35990−4 3,3−ジメチルブチルアルデヒド
11013−2 吉草酸アルデヒド
25856−3 2−メチル吉草酸アルデヒド
D19050−0 2,4−ジメチル吉草酸アルデヒド
11560−6 ヘキサナール
E2910−9 2−エチルヘキサナール
30355−0 3,5,5−トリメチルヘキサナール
H212−0 ヘプトアルデヒド
0560−8 オクチルアルデヒド
N3080−3 ノニルアルデヒド
12577−6 デシルアルデヒド
U220−2 ウンデシルアルデヒド
M8675−8 2−メチルウンデカナール
D22200−3 ドデシルアルデヒド
26923−9 トリデカナール
T1000−6 テトラデシルアルデヒド
11022−1 アクロレイン
13303−5 メタクロレイン
25614−5 2−エチルアクロレイン
25613−7 2−ブチルアクロレイン
13298−5 クロトンアルデヒド
19261−9 トランス−2−メチル−2−ブテナール
29468−3 2−エチル−トランス−2−ブテナール
30407−7 3−メチル−2−ブテナール
26925−5 トランス−2−ペンテナール
29466−7 2−メチル−2−ペンテナール
29097−1 2,2−ジメチル−4−ペンテナール
13265−9 トランス−2−ヘキセナール
25176−3 トランス−2−ヘプテナール
30796−3 2,6−ジメチル−5−ヘプテナール
26995−6 トランス−2−オクテナール
34364−1 (R)−(+)−シトロネラール
37375−3 (S)−(−)−シトロネラール
25565−3 トランス−2−ノネナール
37562−4 シス−4−デセナール
36733−8 トランス−4−デセナール
13227−6 ウンデシレンアルデヒド
24911−4 シス−9−ヘキサデセナール
27221−3 シクロプロパンカルボキサアルデヒド
10846−4 シクロヘキサンカルボキサアルデヒド
10933−9 シクロオクタンカルボキサアルデヒド
30441−7 3−シクロヘキシルプロピオンアルデヒド
T1220−3 テトラヒドロベンズアルデヒド
21829−4 (S)−(−)−ペリリルアルデヒド
26467−9 2,6,6−トリメチル−1−シクロヘキセン−1−ア
セトアルデヒド
10937−1 5−ノルボルネン−2−カルボキサアルデヒド
21824−3 (IR)−(−)−ペリリルアルデヒド
37531−4 グリオキサール−1,1,−ジメチルアセタール
21877−4 7−メトキシ−3,7−ジメチルオクタナール
23254−8 3−エトキシメタクロレイン
27525−5 2,5−ジメトキシ−3−テトラヒドロフランカルボキ
サアルデヒド
26918−2 2,2−ジメチル−3−ヒドロキシプロピオンアルデヒ
ド
G480−2 DL−グリセルアルデヒド
G478−0 D−グリセルアルデヒド
21665−8 L−グリセルアルデヒド
34140−1 3−(メチルチオ)プロピオンアルデヒド
30583−9 3−(ジメチルアミノ)アクロレイン
36549−9 3−(ジメチルアミノ)−2−メチル−2−プロペナー
ル
17733−4 ピルビンアルデヒド
27706−1 (s)−(−)−2−(メトキシメチル)−1−ピロリ
ジンカルボキサアルデヒド
29211−7 2−メトキシ−1−ピロリジンカルボキサアルデヒド
29210−9 2−メトキシ−1−ピペリジンカルボキサアルデヒド実施例74 例示的文字として、ベンジルブロミド Aldrich−B133−4[L1] ; 3−メチルベンジルブロミド Aldrich−T3,550−5[L2];3 −メトキシベンジルブロミド Aldrich−12,965−8[L3];お よび3−ニトロベンジルブロミド Aldrich−N1,084−5[L4] を用いるシクロファンおよびアリールブロミドからのライブラリの合成。 ベンジルアルデヒドの代わりにベンジルハロゲン化物を用いるライブラリサブセ ットの製造
ライブラリサブセット14a−d、16a−d、21a−d、および25a−
dは前記の合成およびデコンボリューションに用いられたベンジルアルデヒドに
対応するベンジルハロゲン化物[ベンジルブロミド(L1)、3−メチルベンジ
ルブロミド(L2)、3−メトキシベンジルブロミド(L3)および3−ニトロ
ベンジルブロミド(L4)]を利用することにより製造される。この実施例にお
いて、直接的アルキル化はコンビナトリアル化された位置を直接的に提供する(
還元工程は使用されない)。
コンビナトリアル化は前記のように達成されるが、ただしアリールブロミドと
のアルキル化反応が、記載されたシッフ塩基の還元的アルキル化の代わりに使用
される。アルキル化法は還元的アルキル化により合成されるライブラリに匹敵す
るライブラリを提供する。ベンジルハロゲン化物は種々の商業的化学薬品供給元
から容易に入手可能である。
実施例75
種々の選択されたハロゲン化物を用いるシクロファンおよびハロゲン化物からの
ライブラリの合成
実施例74の方法を用い、Aldrich Chemical Compan
y,Inc.,Milwaukee,WIから入手可能な以下のハロゲン化物の
1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上で誘導体化される窒素含有大環状化合物
からライブラリが製造される。Aldrichカタログ番号は欄の左側に与えら
れており、化合物名は欄の右側に与えられている:
13925−4 アルファ,2,4−トリクロロトルエン
19349−6 2−ヨードベンジルクロリド
25917−9 アルファ−3,4−トリクロロトルエン
10733−6 2−ニトロベンジルクロリド
10030−7 アルファ−ブロモ−2,6−ジクロロトルエン
T5630−8 アルファ−2,6−トリクロロトルエン
14011−2 4−ニトロベンジルクロリド
19164−7 3,5−ジニトロベンジルクロリド
13672−7 3−クロロベンジルブロミド
19166−7 3−ニトロベンジルクロリド
30726−2 2,4−ジニトロベンジルクロリド
25225−5 2−クロロベンジルブロミド
C5490−2 2−クロロメチル−4−ニトロフェノール
42369−6 3,5−ジニトロベンジルクロリド
F760−1 2−フルオロベンジルクロリド
11196−1 4−クロロベンジルクロリド
21811−1 2−クロロ−6−フルオロベンジルクロリド
F780−6 3−フルオロベンジルクロリド
11522−3 3−クロロベンジルクロリド
19625−8 4−クロロ−2−ニトロベンジルクロリド
F800−4 4−フルオロベンジルクロリド
11588−6 3−クロロベンジルクロリド
27250−7 2−クロロ−2’,4’−ジフルオロアセトフェノン
19425−5 2−クロロベンジルクロリド
24118−0 2−クロロベンジルクロリド
15907−7 アルファ−4−ジクロロアニソール
13359−0 ベンジルクロリド
S62774−7 2−(クロロメチル)ベンゾニトリル
S77343−3 N−(2−クロロエチリデン)−2,4−ジニトロアニ
リン
16770−3 アルファ’−クロロ−アルファ、アルファ、アルファ−
トリフルオロ−m−キシレン
25070−8 アルファ’−クロロ−アルファ、アルファ、アルファ−
トリフルオロ−o−キシレン
36581−5 アルファ’−クロロ−アルファ、アルファ、アルファ−
トリフルオロ−p−キシレン
19875−7 4−ブロモフェニル 2−クロロエチルエーテル
30511−1 2−クロロフェニル 2−ブロモエチルエーテル
S67805−8 2−(2−ブロモエトキシ)−5−クロロ−1−ニトロ
ベンゼン
S60515−8 2−ブロモエチル−4−クロロフェニルエーテル
S45235−1 1−(2−クロロエチル)−4−フルオロベンゼン
19177−9 5−メチル-2−ニトロベンジルクロリド
19232−5 5−メチル−3−ニトロベンジルクロリド
19536−7 2−メチル−3−ニトロベンジルクロリド
C7330−3 アルファ−クロロ−o−キシレン
S43061−7 ベータ−クロロフェネトール
S92214−5 3−メチル−4−ニトロベンジルクロリド
C7335−4 アルファ−クロロ−m−キシレン
C7340−0 アルファ−クロロ−p−キシレン
20938−4 3−メトキシベンジルクロリド
41760−2 2−クロロエチルフェニルスルフィド
27024−5 4−メトキシベンジルクロリド
26340−0 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルクロリド
S61404−1 2−クロロエチル−4−クロロフェニルスルフィド
C4040−5 (2−クロロエチル)ベンゼン
S44579−7 4’−ブロモ−3−クロロプロピオフェノン
S65169−9 2−クロロエチル−4−ニトロベンゾエート
13515−1 3−クロロ−4’−フルオロプロピオフェノン
33561−4 3−クロロプロピオフェノン
S88196−1 ベンジル−2−クロロアセテート
S83340−1 3−クロロプロピル−2,4−ジクロロフェニルエーテ
ル
S53571−0 3−クロロプロピル−4−フルオロフェニルエーテル
12640−3 2,5−ジメチルベンジルクロリド
C6810−5 1−クロロ−3−フェニルプロパン
S80872−5 2,5−ジメトキシベンジルクロリド
D15060−6 3,4−ジメチルベンジルクロリド
S56939−9 3−クロロプロピル−4−ニトロフェニルエーテル
S79921−1 3−クロロブロピル−フェニルスルフィド
S79298−5 3−クロロプロピル−フェニルエーテル
S83280−4 2−クロロエチル−p−トリルスルフィド
S63793−9 4−クロロベンジル−2−クロロエチルスルフィド
33026−4 3,5−ジメトキシベンジルクロリド
S37787−2 N−(2−クロロエチル)ベンジルアミン HCl
36344−8 4−クロロブチロフィノン
S55923−7 7−クロロ−p−シメン
S66335−2 2,4,5−トリメチルベンジルクロリド
S56937−2 1−(2−(2−クロロエトキシ)−エトキシ)−4−
ニトロベンゼン
P1530−7 4−フェノキシブチルクロリド
S40755−0 4,6−ビス(クロロメチル)−m−キシレン
13698−0 アルファ−2−クロロイソデュレン
24650−6 1−クロロ−2−メチル−2−フェニルプロパン
S34433−8 4−クロロ−4’−メチルブチロフェノン
S95372−5 4−ブロモフェニル−3−クロロ−2,2−ジメチルプ
ロピオネート
39086−0 4−クロロブチルベンゾエート
S79927−0 3−クロロ−1−メチルプロピルフェニルスルフィド
S34430−3 4−クロロ−4’−メトキシブチロフェノン
S79928−9 3−クロロブロピル−m−トルイルスルフィド
S42717−9 N−(2−クロロエチル)−N−メチルベンジルアミン
塩酸塩
S52026−8 4−tert−ブチル−1−クロロメチル−2−ニトロ
ベンゼン
D6560−7 2,4−ビス(クロロメチル)−1,3,5−トリメチ
ルベンゼン
19153−1 4−(tert−ブチル)ベンジルクロリド
S62686−4 2,3,5,6−テトラメチルベンジルクロリド
S87624−0 (+)−1−クロロ−3−メチル−2−フェニルブタン
S35320−5 4−(2−メチルフェノキシ)ブチルクロリド
S37684−1 N−(2−クロロエチル)−N−エチルベンジルアミン
HCl
S36329−4 3−メトキシ−3−(4−トリル)−プロピルクロリド
S42735−7 N−(3−クロロプロピル)−N−メチルベンジルアミ
ン HCl
S34414−1 4−クロロ−3’,4’−ジメチルブチロフェノン
S36370−7 4−(3−メチルフェノキシ)ブチルクロリド
S66008−6 N−(2−クロロエチル)−N−エチル−m−トルイジ
ン
S34420−6 4−クロロ−4’−エチルブチロフェノン
S36371−5 4−(4−メチルフェノキシ)ブチルクロリド
S34409−5 4−クロロ−2’,4’−ジメトキシブチロフェノン
S79934−3 5−クロロペンチルフェニルスルフィド
S52555−3 5−クロロ−2−(o−トリル)−バレロニトリル
S52133−7 アルファ−クロロ−4−(tert−ペンチル)−トル
エン
S87628−3 (+)−1−クロロ−3,3−ジメチル−2−フェニル
ブタン
S35168−7 3−イソプロポキシ−3−フェニルプロピルクロリド
10086−2 3,6−ビス(クロロメチル)デュレン
S37754−6 1−クロロ−3−メジチルオキシ−2−プロパノール
S66289−5 アルファ,アルファ−3−ジクロロヘキサメチルベンゼ
ン
S86989−9 1,2−ビス(クロロメチル)−3,4,5,6−テト
ラメチルベンゼン
S86009−3 1,4−ビス(クロロメチル)−2,5−ジエトキシベ
ンゼン
S52500−6 2−クロロメチル−4−ニトロフェニルヘプチルエーテ
ル
S54873−1 2−(2−クロロエチル)−2−フェニルペンタンニト
リル
S36287−5 3−イソプロポキシ−3−(p−トルイル)プロピルク
ロリド
B9140−4 4’−tert−ブチル−4−クロロブチロフェノン
C8,121−7 シンナミルブロミド
18,706−2 3−ブロモベンジルブロミド
15,791−0 メチルブロモアセテート
24,248−9 ブロモアセトニトリル
30,127−2 ブロモアセトアミド
36,242−5 2−クロロ−N−メトキシ−N−メチルアセトアミド
17568 3−ブロモメチルベンゾノトリル(Fluka)実施例76 例示的文字として、ベンゾイルクロリド Aldrich−[L1];3−メチ ルベンゾイルクロリド Aldrich−T3,550−5[L2];3−メト キシベンゾイルクロリド Aldrich−12,965−8[L3];および 3−ニトロベンゾイルクロリド Aldrich−N1,084−5[L4]を 用いるシクロファンおよびアリール酸ハロゲン化物からのライブラリの合成
ライブラリサブセット14a−d、16a−d、21a−dおよび25a−d
の製造は前記ベンジルアルデヒドまたはベンジルハロゲン化物の代わりに安息香
酸および安息香酸誘導体を用いることにより達成される。
一級アミンおよび二級および一級オキシアミンのアシル化に安息香酸ハロゲン
化物残基を利用し、続いて生じたアミド結合を還元してポリアミン/オキシアミ
ンの各々の選択された部位でコンビナトリアル化されたベンジル残基を与えるこ
とによりライブラリサブセット14a−d、16a−d、21a−dおよび25
a−dが製造される。前記の合成に用いられたベンジルブロミドおよびベンズア
ルデヒドに対応する安息香酸クロリド(L1)、3−メチル安息香酸クロリド(
L2)、3−メトキシ安息香酸クロリド(L3)および3−ニトロ安息香酸クロ
リド(L4)がこの方法では用いられた。
前記のようにコンビナトリアル化が続けられるが、ただし、安息香酸クロリド
によるアシル化反応がシッフ塩基還元的アルキル化の代わりに用いられる。アシ
ル化法は還元的アルキル化または直接的アルキル化により合成されたライブラリ
に相当するライブラリを提供する。安息香酸ハロゲン化物は種々の商業的化学薬
品供給元から容易に入手可能である。実施例77 種々の選択された酸ハロゲン化物を用いるシクロファンおよびアリール酸ハロゲ ン化物からのライブラリの合成
実施例76の方法を用い、Aldrich Chemical Compan
y,Inc.,Milwaukee,WIから入手可能な以下のハロゲン化物の
1つ、2つ、3つ、4つまたはそれ以上で誘導体化される窒素含有大環状化合物
からライブラリが製造される。Aldrichカタログ番号は欄の左側に与えら
れており、化合物名は欄の右側に与えられている:
10663−1 p−トルオイルクロリド
30253−8 3−シアノベンゾイルクロリド
13096−6 (+/−)−2−クロロ−2−フェニルアセチルクロリ
ド
26366−4 3−(クロロメチル)ベンゾイルクロリド
27078−4 4−(クロロメチル)ベンゾイルクロリド
24947−5 4−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド
19394−1 4−クロロフェノキシアセチルクロリド
24948−3 2−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド
19394−1 4−クロロフェノキシアセチルクロリド
24948−3 2−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド
10663−1 p−トルオイルクロリド
25027−9 3−(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリド
S67828−7 2−(2,4,5−トリクロロフェノキシ)アセチルク
ロリド
12201−7 o−トルオイルクロリド
40248−6 4−(トリフルオロメトキシ)ベンゾイルクロリド
37502−0 3−(ジクロロメチル)ベンゾイルクロリド
12225−4 m−トルオイルクロリド
12482−6 4−シアノベンゾイルクロリド
P1675−3 フェニルアセチルクロリド
S88415−4 2−(フェニルチオ)プロピオニルクロリド
15862−3 フェノキシアセチルクロリド
36475−4 トランス−4−ニトロシンナモイルクロリド
28882−9 4−エトキシベンゾイルクロリド
23024−3 m−アニソイルクロリド
S67595−4 2,3−ジブロモ−3−フェニルプロピオニルクロリド
30101−9 ベンジルオキシアセチルクロリド
25470−3 o−アニソイルクロリド
C8110−1 シンナモイルクロリド
31693−8 3−メトキシフェニルアセチルクロリド
A8847−6 p−アニソイルクロリド
16519−0 アセチルサリチルオキシクロリド
36569−6 4−メトキシフェニルアセチルクロリド
24944−0 ヒドロシンナモイルクロリド
26528−4 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリ
ド
28350−94 エチルベンゾイルクロリド
S40503−5 2−フェノキシプロピオニルクロリド
33304−2 2,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンゾイルクロリ
ド
S62043−2 p−トリルアセチルクロリド
16171−3 3,5−ジメトキシベンゾイルクロリド
42339−4 (R)−(−)−A−メトキシ−A−(トリフルオロメ
チル)−フェニルアセチルクロリド
26480−6 2,5−ジメトキシフェニルアセチルクロリド
25804−0 3,4−ジメトキシベンゾイルクロリド
T6980−9 3,4,5−トリメトキシベンゾイルクロリド
26242−0 2,6−ジメトキシベンゾイルクロリド
13430−9 トランス−2−フェニル−1−シクロプロパンカルボニ
ルクロリド
S62264−8 5−(ジメチルスルファモイル)−2−メトキシベンゾ
イルクロリド
37383−4 2,4−ジメトキシベンゾイルクロリド
A1740−4 o−アセチルマンデル酸クロリド
24945−9 4−フェニル−1,2,3,4−テトラクロロ−1,3
−ブタジエン−1−カルボニルクロリド
36848−2 トランス−3−(トリフルオロメチル)シンナモイルク
ロリド
15712−0 4−tert−ブチルベンゾイルクロリド
S42860−4 2−フェニルブチリルクロリド
22203−8 4−ブチルベンゾイルクロリド
23747−7 3,4−ジメトキシフェニルアセチルクロリド
22204−6 4−ブトキシベンゾイルクロリド
S65659−3 2−(4−クロロベンゾイル)ベンゾイルクロリド
22214−3 4−ペンチルベンゾイルクロリド
C3928−8 2−クロロ−2,2−ジフェニルアセチルクロリド
S43639−9 4(4−ニトロフェニルアゾ)ベンゾイルクロリド
33158−9 ジフェニルアセチルクロリド
S80926−8 4−(フェニルアゾ)ベンゾイルクロリド
S61661−3 2−ジフェニルアセチルクロリド
16114−4 4−ビフェニルカルボニルクロリド
22209−7 4−ヘキシルベンゾイルクロリド
22205−4 4−ヘプチルオキシベンゾイルクロリド
22211−9 4−ヘキシルオキシベンゾイルクロリド
22206−2 4−ヘプチルオキシベンゾイルクロリド実施例78 1,2,5,8−テトラアザ−9−オキサ−1−メチル−5−(トシル)ウンデ カノ−[2,4]−6−アジドエトキシ−s−トリアジノファンの製造 工程1 1,3,5−トリアジン−2−アジドエトキシ−4−アミノオキシ−6−(1− メチルヒドラジン)
塩化シアヌルのアセトニトリル冷溶液を下記の溶液で順に従って続けて処理す
る:1当量のアジドエタノール;1当量の水素化ナトリウムのアセトニトリル溶
液;1当量のN−ヒドロキシフタールイミド/1当量の水素化ナトリウム;およ
び3.5当量のメチルヒドラジン。連続的な反応の各々においては反応試薬の添
加に先だって冷却され、続いて放置して室温まで温め、次の反応試薬を添加する
前に室温で5−24時間撹拌する。メチルヒドラジンとの反応は最終的な塩素置
換およびフタロイル保護基の除去を行うために3−24時間還流する。反応混合
物は冷却し、濾過し、減圧下で蒸発乾固させる。シリカゲルフラッシュカラムク
ロマトグラフィーにより精製すると表記化合物が得られるであろう。工程2 ジスクシンイミジル N−(t−boc)イミノジアセテート
T.J.MaMurryら、Bioconjugate Chem.,199
2,3,108−117、により記載されている合成に従って製造された。イミ
ノ−二酸のジスクシンイミジル誘導体はこの一般法に記載されているように製造
できる。工程3 1,2,5,8−テトラアザ−9−オキサ−1−メチル−5−(p−メチルスル ホニル)ウンデカノ−[2,4]−6−アジドエトキシ−s−トリアジノファン
1,3,5−トリアジン−2−アジドエトキシ−4−アミノオキシ−6−(1
−メチルヒドラジン)(1当量)のDMF溶液をジスクシンイミジル N−(t
−boc)イミノジアセテートのDMF溶液およびトリエチルアミン(2当量)
と高希釈条件下、20−100℃で5時間以上24時間まで反応させる。溶液は
減圧下蒸発乾固させる。残渣はHCl/MeOHに溶解し、蒸発乾固させる前に
5から24時間室温に保つ。残渣はピリジン/p−トルエンスルホニルクロリド
で処理する。室温から80℃で5から24時間加熱した後、溶液を蒸発乾固させ
る。残渣は乾燥THFに溶解し、BH3・THFにて0℃で1時間、次に45℃
から室温で24から48時間処理する。溶液はMeOHで処理し、続いて蒸発乾
固させる。この過程を繰り返す。最終残渣はEtOHに溶解し、溶液を0℃にて
HClガスで飽和させる。この溶液は5から24時間還流させ、蒸発乾固させる
。残渣はエーテルと摩砕し、H2Oに溶解させて飽和NaHCO3で処理する。混
合物は酢酸エチルで数回抽出する。酢酸エチル溶液はHCl/MeOHで処理し
、蒸発乾固させると表記化合物が塩酸塩として得られる。実施例79 2,5,9−トリアザ−1,10−ジオキサ−5−(トシル)デカノ−[2,6 ]−4−アジドエトキシ−1,3,5−トリアジノファン 26(図6)の製造
表記化合物は実施例78の一般法により製造される。使用されるヘテロ環は2
−アジドエトキシ−4,6−ジ−(0−フタルイミド)−s−トリアジンである
。それをスクシンイミジル−N−トシル−(N−ヒドロキシスクシンイミジルア
セテート)−β−アラニンと反応させると表記化合物が得られる。もし架橋中に
ア
ミド型窒素含有残基を含むように望むなら中間体ジアミド化合物が使用できる。
もしくは、二つのヒドロキシアミン残基を含む架橋へ実施例78により還元でき
る。実施例80 1,2,5,9,10−ペンタアザ−1,10−ジメチル−5−(トシル)デカ ノ−[2,6]−4−アジドエトキシ−1,3,5−トリアジノファン 27( 図6)の製造
表記化合物は実施例74の一般法により製造される。使用されるヘテロ環は2
−アジドエトキシ−4,6−ジ−(N−メチルヒドラジノ)−s−トリアジンで
ある。それをスクシンイミジル−N−トシル−(N−ヒドロキシスクシンイミジ
ルアセテート)−β−アラニンと反応させると表記化合物が得られる。
もし架橋中にヒドラジド型窒素含有残基を含むように望むなら中間体ジヒドラ
ジド化合物が使用できる。もしくは、二つのヒドラジン残基を含む架橋へ実施例
74により還元できる。実施例81 4,9,12−トリアザ−1,5,15−トリオキサ−9−(トシル)ペンタデ カノ−[2,6]−4−アジドエトキシ−1,3,5−トリアジノファン 28 (図6)の製造
表記化合物は実施例78の一般法により製造される。使用されるヘテロ環は4
−アミノプロポキシ−2−アジドエトキシ−6−ヒドロキシルアミノエトキシ−
s−トリアジンである。それをスクシンイミジル−N−トシル−(N−ヒドロキ
シスクシンイミジルアセテート)−β−アラニンと反応させると表記化合物が得
られる。もし架橋中にアミドおよびN−ヒドロキシルアミド型窒素含有残基を含
むように望むなら中間体アミド−N−(ヒドロキシルアミド)化合物が使用でき
る。もしくは、アミンおよびヒドロキシアミン残基を含む架橋へ実施例78によ
り還元できる。実施例82 4,7,11−トリアザ−10−オキサ−1,14−ジチア−7−(トシル)テ トラデカノ−[2,6]−4−アジドエトキシ−s−トリアジノファン 29( 図 6)の製造
表記化合物は実施例78の一般法により製造される。使用されるヘテロ環は4
−アミノプロパンチアル−2−アジドエトキシ−6−ヒドロキシルアミノエタン
チアル−s−トリアジンである。それをスクシンイミジル−N−トシル−(N−
ヒドロキシスクシンイミジルアセテート)−β−アラニンと反応させると表記化
合物が得られる。もし架橋中にアミドおよびN−ヒドロキシルアミド型窒素含有
残基を含むように望むなら中間体アミド−N−(ヒドロキシルアミド)化合物が
使用できる。もしくは、アミンおよびヒドロキシアミン残基を含む架橋へ実施例
78により還元できる。実施例83 4,7,11−トリアザ−1,10,14−トリオキサ−7−(トシル)テトラ デカノ−[2,6]−4−アジドエトキシ−1,3,5−トリアジノファン 3 0(図6)の製造
表記化合物は実施例78の一般法により製造される。使用されるヘテロ環は2
−アジドエトキシ−4,6−ジアミノエトキシ−s−トリアジンである。それを
スクシンイミジル−N−トシル−(N−ヒドロキシスクシンイミジルアセテート
)−β−アラニンと反応させると表記化合物が得られる。もし架橋中にアミド型
窒素含有残基を含むように望むなら中間体ジアミド化合物が使用できる。もしく
は、アミン残基を含む架橋へ実施例78により還元できる。実施例84 N1−(t−Boc)−N2−トシル−ジアミノエタン
N−(t−Boc)−ジアミノエタン(153g,0.95mol)およびト
リエチルアミン(202mL)のCH2Cl2(1400mL)溶液に室温でp−
トルエンスルホニルクロリド(190g,1.0mol)を加えた。反応液は1
6時間撹拌し、水と分配させ分離させた。有機相を乾燥させ(MgSO4)、濾
過して濃縮した。得られた残渣をヘキサンと摩砕すると、36g(84%)の表
記化合物が白色固形物として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ 1.41(s,9H,(CH3)3);2.40
(s,3H,CH3);3.03(m,2H,CH2);:3.21(m,2H,
C
H2);5.2(brs,1H,NH);7.29(d,2H,Ar);7.3
4(d,2H,Ar)。実施例85 N1−(t−Boc)−N2[(3−クロロプロピル)トシル]ジアミノエタン
N1−(t−Boc)−N2−トシル−ジアミノエタン(297g,0.94
mol)、1−(メタンスルホニル)−3−クロロプロパノール(188g,1
.09mol)およびCs2CO3(344g,1.06mol)のアセトン(9
L)溶液を16時間加熱還流した。反応混合物を濃縮し、CH2Cl2とH2O間
に分配させた後分離し、乾燥させ(MgSO4)、濾過して濃縮した。得られた
白色固形物をエーテル:ヘキサン(1/1,v/v)と摩砕すると、327g(
89%)の表記化合物が得られた。mp95−96℃。1H NMR(CDCl3
)δ 1.42(s,9H,t−ブチル);2.0(m,2H,CH2);2.
41(s,3H,CH3),3.22(m,6H,CH2);3.55(m,2H
,CH2);4.91(bs,1H,NH);7.30(d,2H,ArH);
7.66(d,2H,ArH)。実施例86 N1−(t−Boc)−N2−[(3−フタルイミドオキシプロピル)トシル] ジアミノエタン
N1−(t−Boc)−N2−[(3−クロロプロピル)トシル]ジアミノエ
タン(27g,0.69mol)、ヨウ化ナトリウム(13.5g,0.09m
ol)、炭酸ナトリウム(10.8g,0.10mol)およびN−ヒドロキシ
フタルイミド(97%,16.5g,0.1mol)のDMF(1000mL)
懸濁液を80℃で24時間激しく撹拌した。反応液を濃縮してCH2Cl3および
H2O間に分配し、H2Oで十分に洗浄した(3x200ml)。有機相を分離し
て乾燥させ(MgSO4)、濾過して濃縮した。得られた固形物をメタノールか
ら再結晶すると20.0g(56%)の表記化合物が固形物として得られた。m
p111−112℃。1H NMR(CDCl3)δ 1.41(s,9H,t−
ブチル);2.0(m,2H,CH2);2.41(s,3H,Ar−CH3);
3.20(m,6H,CH2);4.25(t,2H,CH2);5.07(bs
,1H,NH);7.29(d,2H,ArH);7.67(m,6H,ArH
)。実施例87 N1−(t−Boc)−N2−[(3−0−アミノプロパノール−1−イル)ト シル]ジアミノエタン
N1−(t−Boc)−N2−[(3−フタルイミドオキシプロピル)トシル
]ジアミノエタン(49g,95mmol)およびヒドラジン(30mL,0.
94mol)のメタノール(1500mL)溶液を35℃で3時間撹拌した。固
形物を濾去し、母液にトルエンを加えて母液を濃縮した。得られた油状物のシリ
カゲルでのクロマトグラフィーを行うと(EtOAc)、27g(73%)の表
記化合物が得られた。
1H NMR(CDCl3)δ 1.39(s,9H,(CH3)3);1.78
(m,2H,CH2);2.32(s,3H,CH3);3.06−3.23(m
,6H,CH2);3.59(m,2H,CH2);5.21(bs,1H,NH
);5.34(s,2H,NH2);7.20(d,2H,Ar);7.66(
d,2H,Ar)。実施例88 N2−[(3−O−アミノプロパノール−1−イル)トシル]ジアミノエタン・ HCl
N1−(t−Boc)−N2−[(3−O−アミノプロパノール−1−イル)
トシル]ジアミノエタン(11.5g,30mmol)の酢酸エチル(50mL
)溶液をHCl(気体)(88g)を溶解させた酢酸エチル(1000mL)溶
液に加えた。1時間後、生成物を濾過し、エーテルで洗浄した。乾燥すると9.
8g(92%)の表記化合物が単離された。1H NMR(DMSO)δ 1.
84(m,2H,CH2);2.42(s,3H,CH3);2.95(m,2H
,CH2);3.17(m,2H,CH2),3.29(m,2H,CH2);4
.07(m,2H,CH2);7.47(d,2H,Ar);7.73(d,2
H,Ar);8.24(bs,2H,NH2);11.1(bs,2H,ONH2
)。実施例89 N1−[((トシル)−O−アミノプロバノール−3−イル)]ジアミノエタン 32(図7)の製造
N1−[((トシル)−O−アミノプロパノール−3−イル)]ジアミノエタ
ン・2HCl(9.0g,22.7mmol)の塩酸塩を水酸化ナトリウム(5
g,0.125mol)の水溶液(150mL)で1時間処理した。反応液を食
塩水(100mL)で希釈し、酢酸エチルで抽出した。合併した有機抽出液は乾
燥(Na2SO4)して濾過した。溶媒は減圧下で蒸発させ、残渣を高真空下で乾
燥させた。表記化合物6.5g(99%)が無色の油状物として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ 1.75−1.92(m,2H),2.41(
s,3H),2.85(t,2H,J=6.2Hz),3.09−3.24(m
,4H),3.65(t,2H,J=6.0Hz),7.29(d,2H,J=
8.4Hz),7.68(d,2H,J=9.0Hz)。実施例90 1,11,18,28−テトラカルボキシ−2,10,19,27−テトラアザ −7,22−ビス−(トシル)アザ−3,26−ジオキサー[11.11]ピリ ジノファン 33、および1,11,18,28−テトラカルポキシ−2,10 ,19,27−テトラアザ−7,24−ビス−(トシル)アザ−3,20−ジオ キサ−[11.11]ピリジノファン 34(図7)の製造
N1−[((トシル)−O−アミノプロパノール−3−イル)]ジアミノエタ
ン 32(1.44g,5.0mmol)およびプロトンスポンジ(3.5g,
16.0mmol)のベンゼン(125mL)溶液および2,6−ピリジンジカ
ルボニルジクロリド(Aldrich)(1.02g,5.0mmol)のアセ
トニトリル(20mL)およびベンゼン(105mL)溶液をベンゼン(350
mL)を含んでいるフラスコに撹拌しながら5時間かけて室温で同時に加えた。
反応混合物は室温で40時間撹拌した。溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルカラ
ム(15cmx5cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
ヘキサン:酢酸エチル(1:2,v/v)、酢酸エチルおよび続いて酢酸エチル
:メタノール(2:1,v/v)で溶出すると1.0g(48%)の表記化合物
の
異性体混合物を白色あわ状物として得た。
TLC:Rf 0.26;酢酸エチル:メタノール;4:1,v/v;シリカ
ゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.90−2.10(m,4H),2.3
7(s,6H),3.36(t,4H,J=6.8Hz),3.42−3.55
(m,4H),3.57−3.70(m,4H),3.95−4.12(m,4
H),7.22(d,4H,J=8.2Hz),7.71(d,4H,J=8.
2Hz),7.95−8.10(m,2H),8.24−8.48(m,4H)
,8.68(bs,2H,D2O中では消失),10.96(s,2H,D2O中
では消失)。13C NMR(CDCl3)δ 21.32,27.20,38.
95,45.68,45.88,47.43,72.98,124.64,12
5.26,127.25,130.01,135.32,139.11,144
.15,147/88,148.39,160.95,164.05。マススペ
クトル(FAB),m/z837(M+1)+。マススペクトル(HRFAB)
,m/z969.164(M+Cs)+(C38H44N8S2O10Csとして969
.167)。実施例91 N−ベンジル−3−アミノ−1−プロパノール
ベンズアルデヒド(10g,94.23mmol)およびトリメチルオルトホ
ルメート(15.5mL,141mmol)のMeOH(300mL)溶液に、
3−アミノ−1−プロパノール(7.21mL,94.23mmol)を室温で
滴加した。反応液は室温で5時間撹拌し、続いて氷浴で0℃に冷却した。水素化
ホウ素ナトリウム(3.56g,94.23mmol)を2回に分けて加え、発
泡が収まった後、溶媒を蒸発させた。得られた残渣は酢酸エチル(75mL)お
よび水(75mL)に分配した。水層は酢酸エチル(75mL)で2回抽出した
。酢酸エチル抽出液を合わせ、食塩水(50mL)で2回洗浄してMgSO4で
乾燥し、濾過して濃縮した。乾燥すると14.42g(93%)の表記化合物が
得られ、それはさらに精製することなく合成の次の工程に使用できる。実施例92 N−フタルイミドエチル(ベンジル)−3−アミノ−1−プロパノール
N−ベンジル−3−アミノ−1−プロパノール(6g,36.67mmol)
をDMF(300mL)に溶解した。この溶液にK2CO3(1.52g,11.
03mmol)およびKI(0.915mg,0.551mmol)を加え、反
応混合物は65℃で10時間加熱した。反応の完了は酢酸エチル:ジクロロメタ
ン(2:3,v/v)を用いるTLCにより示された。溶媒容量を真空下での蒸
発により減少させ、得られた残渣は酢酸エチル(100mL)および水(100
mL)間に分配させた。水層は50mLの酢酸エチルで3回抽出された。酢酸エ
チル層を合わせ、食塩水(50mL)で2回洗浄し、MgSO4で乾燥後、濾過
して濃縮した。表記化合物は酢酸エチル:ヘキサン(2:5,v/v)を溶出液
として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した。
適切な分画を集めて濃縮すると7.0g(56%)の表記化合物が得られた。実施例93 N−フタルイミドエチル−3−アミノ−1−プロパノール
N−フタルイミドエチル(ベンジル)−3−アミノ−1−プロパノール(4.
62g,11.95mmol)、Pd/C 10%(1g)およびMeOH:酢
酸(95:5,v/v)(100mL)を250mLのパール水素化フラスコへ
加えた。フラスコは3回H2で入れ換えて充満させた後、振とうしながら55p
siのH2圧にする。混合物は30分で20psiのH2を吸収した。振とうを停
止し、圧力を再び55psiまで上昇させた。3時間後、圧力は45psiであ
り、もう一度55psiまで圧力を増加させた。TLC(ジクロロメタン:Me
OH(9:1,v/v))により示されるが、反応は4時間で完了した。反応混
合物をセライトの層を通して濾過し、溶媒を真空下で蒸発させると黄色がかった
油状物が残った。油状物はジクロロメタン:MeOH(9:1,v/v)を溶出
液として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーにより精製した
。適切な分画を集めて真空下で濃縮すると2.51g(68%)の表記化合物が
得られた。実施例94 N−[フタルイミドエチル−(t−Boc)]−3−アミノ−1−プロパノール
N−フタルイミドエチル−3−アミノ−1−プロパノール(2.51g,8.
14mmol)およびトリエチルアミンをジクロロメタン(40mL)に加えた
。ジ−tert−ブチル−ジカーボネート(3.55g,16.28mmol)
は一度に加えた。酢酸エチル:ヘキサン(1:1,v/v)を用いるTLCによ
り示されるように、反応は4時間で完了した。反応混合物は水で3回および食塩
水で1回洗浄し、MgSO4で乾燥後、濾過して濃縮した。残渣はヘキサン:酢
酸エチル(8:2から1:1,v/v)を用いるシリカゲルフラッシュカラムク
ロマトグラフィーにより精製した。適切な分画を集めて濃縮すると2.31g(
81%)の表記化合物が得られた。実施例95 N−[フタルイミドエチル−(t−Boc)]−3−アミノ−1−(O−フタル イミド)−プロパノール
N−[フタルイミドエチル−(t−Boc)]−3−アミノ−1−プロパノー
ル(1.16g,3.33mmol)、トリフェニルホスフィン(957mg,
3.66mmol)およびN−ヒドロキシフタルイミド(597mg,3.66
mmol)を蒸留したTHF(30mL)に溶解した。溶液は氷浴で0℃に冷却
し、ジエチルアゾジカルポキシレート(DEAD,0.629mL,4.00m
mol)を滴加した。DEADを5滴加え、オレンジ色が消えたら次の5滴を加
え、2時間以上かけてこの過程をすべてのDEAD添加されるまで繰り返した。
反応混合物は一夜放置して室温まで温めた。反応の終末点は酢酸エチル:ヘキサ
ン(1:1,v/v)を用いるTLCにより検出した。真空下で溶媒を除去し、
乾燥ジエチルエーテルを加えた。表記化合物は溶液から沈澱し、乾燥すると1.
23g(75%)が得られた。実施例96 N−[(t−Boc)−(O−アミノ)プロパノール−3−イル]ジアミノエタ ン 35(図7)
N−[フタルイミドエチル−(t−Boc)]−3−アミノ−1−(O−フタ
ルイミド)−プロパノール(10.35g,20.97mmol)をエタノール
(無水、300mL)に懸濁した。この溶液にヒドラジン(5当量,105mm
ol,3.3mL)を一度に加えた。反応混合物は6時間撹拌し、生じた白色沈
澱は濾過して除いた。濾液を真空下で濃縮すると黄色がかった緑色の油状物を伴
う白色固形物が得られた。この残渣にエチルエーテル(150mL)を加え、白
色固形物を濾過し、濾液を濃縮すると黄色がかった緑色の油状物を伴う白色固形
物が得られた。目的とする化合物はジクロロメタン:MeOH(9:1,v/v
)続いてジクロロメタン:NH4OH:MeOH(85:10:5,v/v)を
溶出液として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトグラフィーによりこの
混合物から精製された。所望の分画を集めて濃縮、乾燥させると3.1g(63
%)の表記化合物が得られた。実施例97 1,11−ジカルボキシ−2,10−ジアザ−7−(t−Boc)アザ−3−オ キサ−[2.6]ピリジノファン 36;1,11,18,28−テトラカルボ キシ−2,10,19,27−テトラアザ−7,22−ビス−(t−Boc)ア ザ−3,26−ジオキサ−[11.11]ピリジノファン 37;および1,1 1,18,28−テトラカルボキシ−2,10,19,27−テトラアザ−7, 24−ビス−(t−Boc)アザ−3,20−ジオキサー[11.11]ピリジ ノファン 38(図7)の製造
2,6−ピリジンジカルボニルジクロリド(Aldrich)(0.61g,
3.0mmol)によるN1−[((t−Boc)−O−アミノ−3−プロパノ
ール−1−イル)]ジアミノエタン 35(0.70g,3.0mmol)の環
化は実施例90の方法に従って実施された。後処理後、残渣はシリカゲルカラム
(15cmx2cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。酢
酸エチル続いて酢酸エチル:メタノール(50:1および20:1、v/v)で
溶出すると0.37g(34%)の[1+1]環化生成物36、および0.18
g(16%)の[2+2]環化生成物37および38の異性体混合物が白色あわ
状物として得られた。
生成物36:TLC:Rf 0.52;酢酸エチル:メタノール;10:1,
v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.48(s,9H),1
.55−1.75(m,2H),3.24−3.42(m,4H),3.75−
3.90(m,2H),4.28−4.41(m,2H),7.95−8.08
(m,2H),8.24(bs,1H),8.34(dd,1H,J=1.9,
7.0Hz),8.62(bs,1H)。質量スペクトル(電子衝撃),m/z
364(M)+。質量スペクトル(CI),m/z365(M+1)+。質量スペ
クトル(HRFAB);m/z364.175(M)+(C17H24N4O5として
4364.174)。
37および38:1H NMR(CDCl3)δ 1.31(s,18H),1
.75−2.02(m,4H),3.30−3.80(m,12H),3.95
−4.20(m,4H),8.00(t,2H,J=8.2Hz),8.15−
8.38(m,4H);質量スペクトル(FAB),m/z729(M+1)+
。実施例98 4−(3−アジドプロポキシ)−ピリジン−2,6−二カルボン酸 43(図8 )
前記のように製造されたジエチル−4−(3−アジドプロポキシ)−2,6−
ピリジン二カルボン酸エステル(11.0g,34mmol)を水酸化ナトリウ
ム(4.0g,0.1mol)の水溶液(120mL)を用い90−100℃で
40分間処理した。反応混合物を10℃まで冷却し、濃塩酸でpH1−2まで酸
性化した。生じた白色沈澱を溶解するために混合物を加熱した。冷後、6.8g
(75%)の表記化合物が白色結晶として得られた。
1H NMR(CDCl3)δ 1.97−2.15(m,2H),3.54(
t,2H,J=6.0Hz),4.30(t,2H,J=6.0Hz),7.7
3(s,2H)。実施例99 16,33−(ビス)アジドプロポキシ−1−,11,18,28−テトラカル ボキシ−2,10,19,27−テトラアザ−7,22−ビス−(トシル)アザ −3,26−ジオキサ−[11.11]ピリジノファン 45、および16,3 3−(ビス)アジドプロポキシ−1,11,18,28−テトラカルポキシ−2 ,10,19,27−テトラアザ−7,24−ビス−(トシル)アザ-3,20 −ジオキサ−[11.11]ピリジノファン 46(図8)の製造
4−(3−アジドプロポキシ)−ピリジン−2,6−二カルボン酸 43(1
.
33g,5.0mmol)をクロロホルム(80mL)およびDMF(0.4m
L)に懸濁した。前記の懸濁液を撹拌し、オキザリルクロリド(2.7mL,3
.9g,30.7mmol)を滴加した。得られた反応混合物は室温で2日間撹
拌した。溶媒を蒸発させ、残渣は高真空下で24時間乾燥させた。得られた4−
(3−アジドプロポキシ)−ピリジン-2,6−ジカルボニルジクロリドはさら
に精製することなく次のカップリング反応に直接使用された。
N1−[((トシル)−O−アミノプロパノール−3−イル)]ジアミノエタ
ン(1.43g,5.0mmol)およびプロトンスポンジ(1.1g,5.1
mmol)のベンゼン(125mL)溶液、および4−(3−アジドプロポキシ
)−ピリジン−2,6−ジカルボニルジクロリド(5.0mmol)のアセトニ
トリル(50mL)およびベンゼン(75mL)溶液をベンゼン(350mL)
を含んでいるフラスコに撹拌しながら5時間かけて室温で同時に加えた。撹拌は
2日間続けた。生じた沈澱を濾去し、濾液は減圧下で濃縮した。残渣はシリカゲ
ルカラム(15cmx5cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製
した。酢酸エチル、酢酸エチル:メタノール(20:1および10:1,v/v
)で溶出すると0.90g(43%)の[2+2]環化生成物37および38の
異性体混合物が白色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.49;酢酸エチル:メタノール;v/v;シリカゲル。1
HNMR(CDCl3)δ 1.85−2.15(m,4H),2.35(s,
3H),3.20−3.70(m,8H),3.90−4.08(m,2H),
4.12−4.28(m,2H),7.21(d,2H,J=8.0Hz),7
.60−6.80(m,4H),8.63(bs,1H),10.87(s,1
H)。質量スペクトル(FAB),m/z1035(M+1)+。質量スペクト
ル(HRFAB),m/z1167.259(M+Cs)+(C44H54N14S2O12
Csとして1167.254)。実施例100 N1−[(3−トリフルオロアセトアミド)プロパン−1−イル]−N2−トリ フルオロアセチル−1,4−ジアミノブタン(トリフルオロアセチル塩、N1) 50;N1−[(3−トリフルオロアセトアミド)プロパン−1−イル]−N1 −t−Boc−N2−トリフルオロアセチル−1,4−ジアミノブタン 52; およびN1−[t−Boc(3−アミノプロピル)]−1,4−ジアミノブタン 54(図9)
表記化合物はM.C.O’Sullivan,D.M.Dalrymple,Tet.Lett
.1995,36,345により報告されている方法に従って
製造された。実施例101 N1−[(2−トリフルオロアセトアミド)エタン−1−イル]−N2−(トリ フルオロアセチル)−1,3−ジアミノプロパン(トリフルオロアセチル塩、N 1) 49(図9)
N−(2−アミノエチル)−1,3−プロパンジアミン(Aldrich)(
4.7g,40mmol)のアセトニトリル(25mL)溶液にトリフルオロ酢
酸エチル(16.7mL,19.89g,0.14mol,3.5当量)を加え
、続いて水(0.72g,40mmol,1当量)を加えた。得られた反応混合
物は一夜還流し、溶媒を減圧下で蒸発させた。残渣を高真空下で乾燥させると1
6.8g(99.4%)の表記化合物が白色固形物として得られた。
1H NMR(CD3OD+D2O)δ 1.88−2.05(m,2H),3
.08(t,2H,J=7.6Hz),3.23(t,2H,J=6.0Hz)
,3.40(t,2H,J=6.8Hz),3.63(t,2H,J=6.0H
z)。実施例102 N1−[(t−Boc)2−トリフルオロアセトアミドエタン−1−イル]−N 2−(トリフルオロアセチル)−1,3−ジアミノプロパン 51(図9)
N1−[(2−トリフルオロアセトアミド)エタン−1−イル]−N2−(ト
リフルオロアセチル)−1,3−ジアミノプロパン(トリフルオロアセチル塩、
N1)49(16.8g,40mmol)およびトリエチルアミン(10.9g
,108mmol,2.7当量)のTHF(140mL)溶液にジーt−ブチル
ジカーボネート(13.2g,60mmol,1.5当量)を加えた。反応混合
物は室温で一夜撹拌した。飽和塩化アンモニウム(270mL)を加え、混合物
はクロロホルムで抽出した。クロロホルム抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥して(
Na2SO4)濾過した。濾液を蒸発させ、残渣はシリカゲルカラム(17cmx
7cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。ジクロロメタン
およびジクロロメタン:メタノール(20:1,v/v)で溶出すると16.4
g(100%)の表記化合物が白色固形物として得られた。
TLC:Rf 0.37;ジクロロメタン:メタノール;50:1,v/v;
シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.49(s,9H),1.65−
1.88(m,2H),3.20−3.37(m,4H),3.40−3.55
(m,4H),7.00(bs,1H),8.10(bs,1H)。実施例103 N1−[(t−Boc)−2−アミノエチル]−1,4−ジアミノプロパン 5 3(図9)
N1−[(t−Boc)2−トリフルオロアセトアミドエタン−1−イル]−
N2−(トリフルオロアセチル)−1,3−ジアミノプロパン 51(16.4
g,40mmol)をメタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液(270m
L)で処理し、20時間還流した。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣はシリカゲル
カラム(25cmx7cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製し
た。メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液(50:1、20:1および
5:1、v/v)で溶出すると6.0g(69%)の表記化合物が無色油状物と
して得られた。
TLC:Rf 0.47;メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;1
0:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.45(s,9
H),1.56−1.72(m,2H),1.54(bs,4H,D2O中で消
失),2.68(t,2H,J=6.6Hz),2.81(t,2H,J=6.
4Hz),3.18−3.35(m,4H)。13C NMR(CDCl3)δ
28.22,31.75,38.96,40.43,44.71,49.81,
79.32,155.73。質量スペクトル(HRFAB),m/z218.1
86(M+1)+。(C10H24N3O2として218.187)。実施例104 1,12−ジカルボキシ−2,11−ジアザ−7−(t−Boc)アザ−[2. 6]ピリジノファン 55(図10)
N1−[(t−Boc)3−アミノプロポキシ]−1,4−ジアミノブタン
54(3.58g,14.6mmol)、プロトンスポンジ(3.0g,14m
mol)およびヒューニッヒ塩基(4.9mL,3.62g,28mmol)の
ベンゼン(250mL)溶液、およびピリジン−2,6−ジカルボニルジクロリ
ド(Aldrich)(2.86g,14mmol)のアセトニトリル(100
mL)およびベンゼン(150mL)溶液をベンゼン(800mL)を含んでい
るフラスコに撹拌しながら7時間かけて室温で同時に加えた。撹拌は2日間続け
た。濾液は減圧下で濃縮し、残渣はシリカゲルカラム(20cmx5cm)によ
るフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。酢酸エチル、酢酸エチル:メ
タノール(20:1,v/v)で溶出すると1.93g(37%)の表記化合物
が白色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.51;酢酸エチル:メタノール;20:1,v/v;シリ
カゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.42(s,9H),1.55−1.
70(m,2H),1.75−2.05(m,4H),3.30−3.60(m
,8H),7.88(bs,1H),8.00(t,1H,J=8.0Hz),
8.13−8.22(m,2H),8.40(bs,1H)。13C NMR(C
DCl3)δ 24.91,25.39,28.39,37.00,38.52
,45.29,48.02,80.11,123.91,124.31,139
.59,148.50,149.43,156.00,163.45。質量スペ
クトル(HRFAB),m/z509.118(M+Cs)+(C19H28N4O4
Csとして509.116)。実施例105 2,7,11−トリアザドデカン−[2.6]ピリジノファン 56(図10) 方法A
1,12−ジカルボキシ−2,11−ジアザ−7−(t−Boc)アザ−[2
.6]ピリジノファン 55(1.51g,4mmol)のTHF(60mL)
溶液に水素化ホウ素−テトラヒドロフラン複合体(1.0M,270mL)を加
え
た。得られた混合物は0℃に冷却し、撹拌しながら24時間加熱還流した。過剰
の水素化ホウ素を分解させるため水(50mL)を滴加した。溶媒を留去し、残
渣を水(150mL)および濃塩酸(260mL)の混合物に溶解した。混合物
は一夜室温で、および90℃で20分間撹拌した。混合物を約200mLの容量
まで濃縮し、水酸化ナトリウム水溶液で塩基性とし(例えば、pH13−14)
、クロロホルムで抽出した。クロロホルム抽出液は乾燥させ、減圧下で蒸発させ
た。残渣はシリカゲルカラム(18cmx3cm)によるフラッシュクロマトグ
ラフィーにより精製した。メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液(30
:1、10:1および5:1、v/v)で溶出すると0.45g(46%)の表
記化合物が淡黄色油状物として得られた。方法B
2,11−ジアザ−7−(t−Boc)アザドデカン−[2.6]ピリジノファ
ン(349mg,1.0mmol)、化合物64(図11)のクロロホルム(3
.0mL)溶液を撹拌し、0℃でトリフルオロ酢酸(8.0mL)を滴加した。
得られた反応混合物は室温で4時間撹拌した。溶媒を留去し、残渣を水に溶解し
、NaOH水溶液を加えることにより塩基性とした(pH14)。混合物をクロ
ロホルムで抽出し、抽出液を食塩水で洗浄し、乾燥後(Na2SO4)濃縮した。
残渣はシリカゲルカラム(11cmx2cm)によるフラッシュクロマトグラフ
ィーにより精製した。メタノール続いてメタノール:30%水酸化アンモニウム
水溶液(10:1,v/v)で溶出すると180mg(73%)の表記化合物が
無色油状物として得られた。
TLC:Rf 0.41:メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;5
:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.24−1.38
(m,2H),1.39−1.58(m,4H),2.10(bs,3H,D2
O中で消失),2.30−2.57(m,8H),3.64(s,2H),3.
71(s,2H),6.83(d,2H,J=7.6Hz),7.35(t,1
H,J=7.6Hz)。13C NMR(CDCl3)δ 26.76,27.2
1,29.34,48.16,48.23,48.63,48.84,53.9
9,55.20,120.47,136.32,159.04,159.75。
質量スペクトル(HRFAB),m/z249.207(M+1)+(C14H25
N4として249.207)。実施例106 ライブラリ57の製造(図10)
2,7,11−トリアザドデカン−[2.6]ピリジノファン 56(0.3
7g,1.49mmol)およびヒューニッヒ塩基(2mL,1.48g,11
.5mmol)のジクロロメタン(50mL)溶液を撹拌し、m−トルオイルク
ロリド(0.36mL,0.42g,2.7mmol)およびm−アニソイルク
ロリド(0.38mL,0.46g,2.7mmol)のジクロロメタン(20
mL)溶液を滴加した。反応混合物は一夜室温で撹拌した。ジクロロメタン溶液
は水および食塩水で洗浄した。乾燥(Na2SO4)ジクロロメタン溶液は濃縮し
、残渣はシリカゲルカラム(12cmx3cm)によるフラッシュクロマトグラ
フィーにより精製した。酢酸エチルル続いて酢酸エチル:メタノール(20:1
,v/v)で溶出すると0.89g(95%)のライブラリ57が白色あわ状物
として得られた。
TLC:Rf 0.50;酢酸エチル:メタノール;20:1,v/v;シリ
カゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.15−1.90(m,6H),1.
28−1.62(m,4.5H),2.95−3.60(m,8H),3.78
(s,4.5H),4.48−4.70(m,2H),4.80−5.05(m
,2H),6.78−7.80(m,15H)。質量スペクトル(エレクトロス
プレー),m/z603,619,635,651(M+1)+;625,64
1,657,673(M+Na)+。実施例107 N1−[N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−3−アミノプロパン−1−イ ル]−N4−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,4−ジアミノブタン 6 0(図11)
N1−[t−Boc(3−アミノプロピル)]−1,4−ジアミノブタン58
(2.45g,10mmol)およびトリエチルアミン(8mL)のジクロロメ
タン(30mL)溶液を撹拌し、0℃にて2−ニトロベンゼンスルホニルクロリ
ド(Aldrich,5.32g,24mmol,2.4当量)のジクロロメタ
ン(30mL)溶液を滴加した。得られた反応混合物は放置して室温まで温め、
さらに1時間撹拌した。混合物はクロロホルムで希釈して水および食塩水で洗浄
した。有機相を乾燥し(Na2SO4)、溶媒は減圧下で蒸発させた。残渣はシリ
カゲルカラム(20cmx3cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより
精製した。ヘキサン:酢酸エチル(2:1および1:1,v/v)で溶出すると
5.62g(91%)の表記化合物が淡黄色の粘稠な油状物として得られた。
TLC:Rf 0.57:ヘキサン:酢酸エチル;1:2,v/v;シリカゲ
ル。1H NMR(CDCl3)δ 1.36(s,9H),1.40−1.52
(m,4H),1.58−1.74(m,2H),2.98−3.25(m,8
H),5.45(bs,1H,D2O中で消失),6.31(bs,1H,D2O
中で消失),7.65−7.85(m,6H),8.00−8.11(m,2H
)。13C NMR(CDCl3)δ 25.37,26.87,28.35,4
0.81,43.45,46.39,79.92,125.18,125.33
,130.78,130.94,132.77,132.92,133.51,
133.79,148.02,156.00。質量スペクトル(HRFAB),
m/z748.075(M+Cs)+,(C24H33N5O10S2Csとして748
.072)。実施例108 N1−[N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−2−アミノエチル]−N3− (2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,3−ジアミノプロパン 61(図11 )
N1−[t−Boc(2−アミノエチル)]−1,4−ジアミノプロパン(6
.35g,29.2mmol)およびトリエチルアミン(24mL)のジクロロ
メタン(90mL)溶液を撹拌し、0℃にて2−ニトロベンゼンスルホニルクロ
リド(Aldrich,15.2g,68.2mmol,2.33当量)のジク
ロロメタン(90mL)溶液を滴加した。得られた反応混合物は放置して室温ま
で温め、さらに1時間撹拌した。混合物はクロロホルムで希釈して水および食塩
水で洗浄した。有機相を乾燥し(Na2SO4)、溶媒は減圧下で蒸発させた。残
渣はシリカゲルカラム(20cmx5cm)によるフラッシュクロマトグラフィ
ーにより精製した。ヘキサン:酢酸エチル(2:1および1:1,v/v)で溶
出すると11.5g(67%)の表記化合物が淡黄色の粘稠な油状物として得ら
れた。
TLC:Rf 0.52;ヘキサン:酢酸エチル;1:2,v/v;シリカゲ
ル。1H NMR(CDCl3)δ 1.40(s,9H),1.56−1.75
(m,2H),2.98−3.10(m,2H),3.14−3.36(m,6
H),5.60(bs,1H,D2O中で消失),6.20(bs,1H,D2O
中で消失),7.66−7.88(m,6H),8.02−8.13(m,2H
)。13C NMR(CDCl3)δ 23.25,40.68,42.43,4
4.18,45.17,46.89,80.64,125.32,130.07
,132.94,133.13,133.99,147.85,156.07。
質量スペクトル(HRFAB),m/z720.039(M+CS)+(C22H2 9
N5O10S2Csとして720.041)。実施例109 2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc) アザドデカン−[2.6]ピリジノファン 62(図11)
2,6−ビス(ブロモメチル)ピリジン(Aldrich,1.33g,5.
0mmol)、炭酸セシウム(6.52g,29mmol,4当量)およびN1
−[N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−2−アミノプロパン−1−イル]
−N4−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,4−ジアミノブタン(3.2
3g,5.0mmol,1当量)を無水DMF(160mL)に加えた混合物を
室温で24時間撹拌した。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およびクロロホル
ムの混合物に溶解した。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出した。有機抽出
物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮した。残渣はシリカゲルカラ
ム(18cmx5cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。
ヘキサン:酢酸エチル(1:1、1:2および1:4,v/v)で溶出すると2
.63g(73%)の表記化合物が白色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.48;ヘキサン:酢酸エチル;1:4,v/v;シリカゲ
ル。1H NMR(CDCl3)δ 1.15−1.30(m,4H),1.36
(s,9H),1.58−1.74(m,2H),2.98−3.10(m,4
H),3.16−3.40(m,4H),4.48(s,2H),4.62(s
,2H),7.43(d,2H,J=7.6Hz),7.61−7.78(m,
7H),7.98−8.10(m,2H)。13C NMR(CDCl3)δ 2
6.14,26.68,28.37,46.72,47.00,48.67,4
8.84,53.69,54.42,79,60,122.58,122.85
,124,27,130.77,131.83,133.77,138.06,
148.24,155.67,156.00,156.12。質量スペクトル(
HRFAB),m/z 851.118(M+Cs)+(C31H38N6O10S2C
sとして851.115)。実施例110 2,9−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−6−(t−Boc)ア ザデカン−[2.6]ピリジノファン 63(図11)
表記化合物はDMF(500mL)中、2,6−ビス(ブロモメチル)ピリジ
ン(4.93g,18.6mmol)、炭酸セシウム(24g,73.6mmo
l)およびN1−[N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−2−アミノエチル
]−N3−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,3−ジアミノプロパン(1
0.98g,18.6mmol)を用い、実施例109の方法に従って合成され
た。フラッシュクロマトグラフィーにより精製した後、10.3g(80%)の
表記化合物が白色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.50;ヘキサン:酢酸エチル;1:4,v/v;シリカゲ
ル。1H NMR(CDCl3)δ 1.40(s,9H),1.67−1.85
(m,2H),2.60−2.80(m,2H),3.04−3.15(m,2
H),3.25−3.46(m,4H),4.55(s,4H),7.48−7
.80(m,9H),7.96−8.10(m,2H)。13C NMR(CDC
l3)δ 26.98,28.34,45.36,46.40,47.07,4
9.26,55.24,55.65,79.83,123.97,124.25
,124.41,130.67,130.92,131.91,133.98,
138.64,148.13,148.36,155.06,155.67。質
量スペクトル(HRFAB),m/z823.086(M+Cs)+(C29H34
N6O10S2Csとして823.083)。実施例111 2,11−ジアザ−7−(t−Boc)アザドデカン−[2.6]ピリジノファ ン 64(図11)
2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc
)アザドデカン−[2.6]ピリジノファン(1.44g,2.0mmol)お
よび炭酸カリウム(2.21g,16mmol,8当量)をDMF(30mL)
に加えた混合物を撹拌し、チオフェノール(Aldrich,500μL,0.
53g,4.8mmol,2.4当量)を加えた。得られた青色の混合物は室温
で2時間撹拌した。黄色の反応混合物は減圧下で濃縮し、残渣を水に溶解した。
溶液は水酸化ナトリウム水溶液を加えることにより塩基性とし(pH13−14
)、クロロホルムで抽出した。有機抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥後(Na2S
O4)溶媒を蒸発させた。残渣はシリカゲルカラム(18cmx3cm)による
フラッシュクロマトグラフィーにより精製した。メタノールおよびメタノール:
30%水酸化アンモニウム水溶液(100:1および50:1,v/v)で溶出
すると0.50g(72%)の表記化合物が無色油状物として得られた。
TLC:Rf 0.44;メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;5
0:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.37(s,9
H),1.42−1.58(m,4H),1.65−1.80(m,2H),2
.22(bs,2H,D2O中で消失),2.53(t,2H,J=5.2Hz
),2.62(t,2H,J=6.2Hz),2.95−3.09(m,2H)
,3.21(t,2H,J=6.2Hz),3.85(s,4H),6.99(
t,2H,J=7.4Hz),7.50(t,1H,J=7.4Hz)。13C
NMR(CDCl3)δ 24.90,26.22,28.45,29.41,
45.00,46.16,46.50,47.35,54.10,54.46,
79.03,120.81,121.06,136.56,155.57,15
9.42。質量スペクトル(HRFAB),m/z 349.261(M+H)+
(C19H33N4O2として349.260)。
(すべての上記の方法は実在する)。実施例112 t−Boc保護ライブラリ68(図12)の製造
ベンジルブロミド(123 μL,171mg,1.0mmol)、3−フル
オロベンジルブロミド(124μL,189mg,1.0mmol)、α−ブロ
モ−m−キシレン(141μL,185mg,1.0mmol)、3−ブロモメ
チル安息香酸メチル(229mg,1.0mmol)、3−ニトロベンジルブロ
ミド(216mg,1.0mmol)、α’−ブロモ−α,α,α−トリフルオ
ロ−m−キシレン(155μL,239mg,1.0mmol)、3−(ブロモ
メチル)ベンゾニトリル(196mg,1.0mmol)、シンナミルブロミド
(148μL,197mg,1.0mmol)、3−クロロ−ベンジルブロミド
(132μL,205mg,1.0mmol)および3−ブロモベンジルブロミ
ド(250mg,1.0mmol)のアセトニトリル(40mL)溶液を、2,
11−ジアザ−7−(t−Boc)アザドデカン−[2.6]ピリジノファン(
1.05g,3.0mmol)および炭酸カリウム(6.0g,43mmol)
をアセトニトリル(100mL)を加えた撹拌混合物に加える。得られる反応混
合物は室温で一夜撹拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を水およびクロロホルム
に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する。合併したクロロホル
ム抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)する。溶媒を蒸発させ、残渣は
シリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製する。5:1
のヘキサン:酢酸エチル、続いて酢酸エチルで溶出するとt−boc保護ライブ
ラリが得られるであろう。実施例113 ライブラリ68の脱保護、ライブラリ70の製造(図12)
1.50g(2.1mmol)のライブラリ68を含むフラスコに0℃でトリ
フルオロ酢酸(TFA)(16mL)を加える。得られる溶液は室温で3時間撹
拌する。減圧下、TFAを蒸発させ、残渣をクロロホルム(30mL)に溶解す
る。溶液を飽和炭酸カリウム水溶液で3回洗浄し、乾燥させる(Na2SO4)。
溶媒を蒸発させ残渣をシリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーに
より精製する。100%メタノール続いて100:1メタノール:30%水酸化
アンモニウム水溶液で溶出すると、脱保護されたライブラリ70が得られる。実施例114 ライブラリ72(図12)の製造
ライブラリ70(0.15mmol)および炭酸カリウム(0.4g,2.8
mmol)をアセトニトリル(6mL)に加えた混合物を撹拌し、ベンジルブロ
ミド誘導体(0.25mmol)のアセトニトリル(2mL)溶液を室温で加え
る。得られる反応混合物は室温で24時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、
、残渣を水−クロロホルムに溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出
する。合併したクロロホルム抽出液は乾燥(Na2SO4)し、溶媒を蒸発させる
。残渣は40:1酢酸エチル:メタノールを展開液として用いる薄層分取クロマ
トグラフィーにより精製するとライブラリ72(図12)が得られる。実施例115 2,6,11、20、25、29−ヘキサアザ−6,25−ビス(t−Boc) [12.12](2.6)ピリジノファン74;および2,7,11、20、2 5、29−ヘキサアザ−7,25−ビス(t−Boc)[12.12](2.6 )ピリジノファン75(図13)の製造
塩化ニッケル(II)6水和物(3.52g,14.8mmol)のエタノール
−水(80mL,1:1,v/v)溶液を撹拌し、N1−[t−Boc(3−ア
ミノプロピル)]−1,4−ジアミノブタン58(3.64g,14.8mmo
l)のエタノール(15mL)溶液を加えた。ピリジン−2,6−ジカルボキサ
アルデヒド(2.0g,14.8mmol)を上記の青色の溶液に加え、続いて
氷酢酸(1.35mL)を加えた。得られた濃い青色の溶液は室温で2時間、次
に80℃で6時間撹拌した。溶液を0℃に冷却し、水素化ホウ素ナトリウム(5
.0g,0.132mmol)を少しづつ加えた。反応混合物は室温で一夜、次
に80℃で2時間撹拌した。冷却した反応混合物は減圧下で濃縮してエタノール
を除去した。反応混合物を水(40mL)で希釈し、シアン化ナトリウム(7.
0g,0.142mmol)を加えた。生じる混合物は80℃で1時間撹拌した
。冷却した反応混合物は水酸化ナトリウム水溶液でpH13−14の塩基性とし
、
クロロホルムで抽出した。クロロホルム抽出液は食塩水で洗浄し、無水硫酸ナト
リウムで乾燥した。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣をシリカゲルカラム(22c
mx3cm)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。100%メ
タノール続いてメタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液(100:1およ
び50:1,v/v)で溶出すると0.35g(6.8%)の表記化合物74お
よび75が淡黄色油状物として得られた。
TLC:Rf 0.48;メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;2
0:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.39(s,1
8H),1.40−1.55(m,8H),1.60−1.78(m,4H),
2.50−2.68(m,8H),3.05−3.25(m,8H),3.81
(s,8H),7.00−7.18(m,4H),7.47−7.60(m,2
H)。質量スペクトル(エレクトロスプレー),m/z 697(M+1)+。実施例116 2,9−ジアザ−6−(t−Boc)アザデカン[2.6]ピリジノファンの製 造
2,9−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−6−(t−Boc)
アザデカン−[2.6]ピリジノファン(4.15g,6.0mmol)および
炭酸カリウム(6.63g,48mmol,8当量)をDMF(80mL)に加
えた混合物を撹拌し、チオフェノール(Aldrich,1.5mL,1.6g
,14.5mmol,2.46当量)を加えた。得られた青色の混合物は室温で
2時間撹拌した。黄色の反応混合物は減圧下で濃縮し、残渣を水に溶解した。溶
液は水酸化ナトリウム水溶液を加えることにより塩基性とし(pH13−14)
、クロロホルムで抽出した。有機抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥後(Na2SO4
)濾過して溶媒を蒸発させた。残渣はシリカゲルカラム(20cmx3cm)に
よるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。メタノールおよびメタノー
ル:30%水酸化アンモニウム水溶液(100:1および50:1,v/v)で
溶出すると1.81g(94%)の表記化合物が無色油状物として得られた。
TLC:Rf 0.42;メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;5
0:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.35(s,9
H),1.48−1.65(m,2H),2.19(bs,2H,D2O中で消
失),2.62(t,2H,J=6.4Hz),2.78(t,2H,J=6.
2Hz),3.00(t,2H,J=6.2Hz),3.28(t,2H,J=
6.4Hz),3.90(s,4H),7.04(t,2H,J=7.0Hz)
,7.56(t,1H,J=7.0Hz)。13C NMR(CDCl3)δ 2
8.43,29.89,46.09,46.39,48.31,48.60,5
4.25,54.67,79.25,120.91,121.31,137.1
4,156.04,159.95,160.11。質量スペクトル(HRFAB
),m/z321.230(M+H)+(C17H29N4O2として321.229
)。実施例117 N1[(t−Boc)−3−((N−(o−ニトロフェニルスルホニル)O−ア ミノ)プロパノール−1−イル]−N2−(o−ニトロフェニルスルホニル)ジ アミノエタン77およびN1[(t−Boc)−3−((N−(o−ニトロフェ ニルスルホニル)O−アミノ)プロパノール−1−イル]−N2−(ビス−o− ニトロフェニルスルホニル)ジアミノエタン78(図14)
N1−[(t−Boc)−3−(O−アミノ)プロパノール−1−イル]ジア
ミノエタン(実施例12)(4.67g,29.20.0mmol)およびトリ
エチルアミン(16mL)のジクロロメタン(80mL)溶液を撹拌し、0℃に
て2−ニトロベンゼンスルホニルクロリド(Aldrich,10.64g,4
7.0mmol,2.3当量)のジクロロメタン(60mL)溶液を滴加した。
得られた反応混合物は放置して室温まで温め、さらに2時間撹拌した。混合物は
クロロホルムで希釈して水および食塩水で洗浄した。有機相を乾燥し(Na2S
O4)、溶媒は減圧下で蒸発させた。残渣はシリカゲルカラム(20cmx6c
m)によるフラッシュクロマトグラフィーにより精製した。ヘキサン:酢酸エチ
ル(2:1および1:1,v/v)で溶出すると3.95g(33%)の表記化
合物77が白色あわ状物としておよび7.13g(45%)の表記化合物78が
白色あわ状物として得られた。
化合物77:TLC:Rf 0.62;ヘキサン:酢酸エチル;1:2,v/
v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.40(s,9H),1.7
2−1.90(m,2H),3.18−3.41(m,6H),3.98−4.
11(m,2H),7.68−7.90(m,6H),8.10−8.25(m
,2H)。質量スペクトル(HRFAB),m/z736.035(M+Cs)+
(C22H29N5O11S2Csとして736.035)。
化合物78:TLC:Rf 0.49;ヘキサン:酢酸エチル;1:2,v/
v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.42(s,9H),1.7
5−1.92(m,2H),3.10−3.42(m,6H),4.10−4.
22(m,2H),7.68−7.90(m,9H),8.05−8.25(m
,3H)。質量スペクトル(エレクトロスプレー),m/z787(M−1)+
。実施例118 2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)ジアザ−7−(N−t−B oc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンドデカン−[11](2.6 )ピリジノファン 79(図14)の製造
2,6−ビス(ブロモメチル)ピリジン(Aldrich,1.66g,6.
2mmol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1[
(t−Boc)−3−((N−o−ニトロフェニルスルホニル)O−アミノ)プ
ロパノール−1−イル−]−N2−(o−ニトロフェニルスルホニル)ジアミノ
エタン(3.80g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に
加えた混合物を室温で23時間撹拌した。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水お
よびクロロホルムの混合物に溶解した。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出
した。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮した。残渣は
シリカゲルカラム(22cmx3cm)によるフラッシュクロマトグラフィーに
より精製した。ヘキサン:酢酸エチル(1:1および1:2,v/v)で溶出す
ると2.20g(50%)の表記化合物が白色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.55;ヘキサン:酢酸エチル;1:4,v/v;シリカゲ
ル。1H NMR(CDCl3)δ 1.20−1.30(m,2H),1.38
(s,9H),2.60−3.00(m,2H),3.16−3.40(m,2
H),3.78−3.95(m,2H),4.30(s,2H),4.55(s
,2H),7.50−7.78(m,9H),7.85−8.10(m,2H)
。質量スペクトル(HRFAB),m/z839.078(M+Cs)+(C29
H34N6O11S2Csとして839.078)。実施例119 7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンドデカン− [11](2.6)ピリジノファン80(図14)
2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)ジアザ−7−(N−t−
Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンドデカン−[11](2.
6)ピリジノファン(495mg,0.7mmol)および炭酸カリウム(0.
80g,5.7mmol)をDMF(10mL)に加えた混合物を撹拌し、チオ
フェノール(Aldrich,158μL,169mg,1.53mmol,2
.2当量)を加えた。得られた青色の混合物は室温で2時間撹拌した。黄色の反
応混合物は減圧下で濃縮し、残渣を水に溶解した。溶液は水酸化ナトリウム水溶
液を加えることにより塩基性とし(例えば、pH13−14)、クロロホルムで
抽出した。有機抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥後(Na2SO4)溶媒を蒸発させ
た。残渣はシリカゲルカラム(13cmx2cm)によるフラッシュクロマトグ
ラフィーにより精製した。ヘキサン:酢酸エチル(5:1および1:1,v/v
)およb100%酢酸エチルで溶出すると230mg(97%)の表記化合物が
無色油状物として得られた。
TLC:Rf 0.50;100%メタノール;シリカゲル。1H NMR(
CDCl3)δ 1.34(s,9H),1.45−65(m,2H),2.6
5(t,2H,J=6.8Hz),2.97(t,2H,J=7.2 Hz),
3.14(t,2H,J=6.8Hz),3.58(t,2H,J=6.0Hz
),3.92(s,2H),4.05(s,2H),7.09(t,2H,J=
7.2Hz),7.56(t,1H,J=7.2Hz)。13C NMR(CDC
l3)δ 27.78,28.43,43.97,45.88,47.32,5
4.39,57.11,70.57,79.27,121.72,121.87
,137.01,155.72,157.88,159.25。質量スペクト
ル(HRFAB),m/z337.224(M+H)+(C17H29N4O3として
337.224)。実施例120 ジエチル−4−ピペラジニル−2,6−ピリジンジカルボキシレート
ジエチル 4−ブロモピリジン−2,6−ジカルボキシレート(実施例44)
(3.02g,10mmol)およびピペラジン(Aldrich,4.3g,
50mmol)をジオキサン(200mL)に加えた混合物を24時間還流した
。沈澱を濾過して除き、濾液は真空下で濃縮した。残渣を酢酸エチルに溶解し、
食塩水で4回洗浄した。有機溶液は乾燥し(Na2SO4)、溶媒を蒸発させた。
残渣はシリカゲルカラム(22cmx3cm)によるフラッシュクロマトグラフ
ィーにより精製した。メタノール、続いてメタノール:30%水酸化アンモニウ
ム水溶液(100:1および50:1,v/v)で溶出すると3.05g(99
%)の表記化合物が淡黄色あわ状物として得られた。
TLC:Rf 0.35;メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液;1
00:1,v/v;シリカゲル。1H NMR(CDCl3)δ 1.45(t,
6H,J=7.2Hz),1.73(bs,1H),2.95−3.06(m,
4H),3.38−3.50(m,4H),4.44(q,4H,J=7.2H
z),7.63(s,2H)。13C NMR(CDCl3)δ 14.18,4
5.53,46.96,62.16,111.34,149.25,156.3
7,165.62。質量スペクトル(HRFAB),m/z308.162,(
m+1)+(C15H22O4N3として308.161)。実施例121 4−ピペラジニル−2,6−ビス−ヒドロキシメチルピリジン
ジエチル−4−ピペラジニル−2,6−ピリジンジカルボキシレートをTHF
に溶解し、NaBH4およびCaCl2で処理する。食塩水を加え有機層を分離す
る。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させて溶媒を蒸発させる。残
渣をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記
化合物が得られる。実施例122 4−ピペラジニル−2,6−ビス−ジブロモピリジン
4−ピペラジニル−2,6−ビス−ヒドロキシメチルピリジンを酢酸に溶解し
、過剰の三臭化リンで処理する。反応混合物は炭酸ナトリウム水溶液で中和し、
有機層を分離する。有機層を食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)させて溶媒を
蒸発させる。残渣をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーにより
精製すると表記化合物が得られる。実施例123 4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)−2,6−ビス−ジブロモピリジ ン
4−ピペラジニル−2,6−ビス−ジブロモピリジンおよびトリエチルアミン
をクロロホルムに溶解し、過剰のベンジルクロロホルメートで処理する。反応混
合物は水および食塩水で洗浄する。有機層を乾燥(Na2SO4)させて溶媒を蒸
発させる。残渣をシリカゲルカラムでのフラッシュクロマトグラフィーにより精
製すると表記化合物が得られる。実施例124 2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)−7−(N−t−Boc) −2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[11](2.6)−[4 −(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)ピリジノファン]の製造
4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)−2,6−ビス−ジブロモピリ
ジン(6.2mmol)、炭酸セシウム(25mmol,4当量)およびN1[
(t−Boc)−3−((N−o−ニトロフェニルスルホニル)O−アミノ)プ
ロパノール−1−イル]−N2−(o−ニトロフェニルスルホニル)ジアミノエ
タン(3.80g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加
えた混合物を室温で23時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およ
びクロロホルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出す
る。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシ
リカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合
物が得られる。実施例125 7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンドデカン− [11](2.6)−[4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)ピリジノ ファン]
2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)−7−(N−t−Boc
)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[11](2.6)−[
4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)ピリジノファン](0.7mmo
l)および炭酸カリウム(0.80g,5.7mmol)をDMF(10mL)
に加えた混合物を撹拌し、チオフェノール(Aldrich,158μL,16
9mg,1.53mmol,2.2当量)を加える。得られた混合物は室温で2
時間撹拌する。反応混合物は減圧下で濃縮し、残渣を水に溶解する。溶液は水酸
化ナトリウム水溶液を加えることにより塩基性とし(例えば、pH13−14)
、クロロホルムで抽出する。有機抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥後(Na2SO4
)溶媒を蒸発させる。残渣をシリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフ
ィーにより精製すると表記化合物が得られる。実施例126 7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[ 11](2.6)−[4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)ピリジノフ ァン]を用いるt−BocおよびCBZ保護ライブラリの製造、ライブラリ12 6
ベンジルブロミド(123 μL,171mg,1.0mmol)、3−フル
オロベンジルブロミド(124μL,189mg,1.0mmol)、α−ブロ
モ−m−キシレン(141μL,185mg,1.0mmol)、3−ブロモメ
チル安息香酸メチル(229mg,1.0mmol)、3−ニトロベンジルブロ
ミド(216mg,1.0mmol)、α’−ブロモ−α,α,α−トリフルオ
ロ−m−キシレン(155μL,239mg,1.0mmol)、3−(ブロモ
メチル)ベンゾニトリル(196mg,1.0mmol)およびシンナミルブロ
ミド(148μL,197mg,1.0mmol)のアセトニトリル(40mL
)溶液を、7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウン
デカン−[11](2.6)−[4−(N4−CBZ−ピペラジン−1−イル)
ピリジノファン](3.0mmol)および炭酸カリウム(6.0g,43mm
ol)をアセトニトリル(100mL)を加えた撹拌混合物に加える。得られる
反応混合物は室温で一夜撹拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を水およびクロロ
ホルムに溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する。合併したクロ
ロホルム抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)する。溶媒を蒸発させ、
残渣をシリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると
t−bocおよびCBZ保護ライブラリが得られる。実施例127 ライブラリ126の脱保護、ライブラリ127の製造
2.1mmolのライブラリ126を含むフラスコに0℃でトリフルオロ酢酸
(TFA)(16mL)を加える。得られる溶液は室温で3時間撹拌する。減圧
下、TFAを蒸発させ、残渣をクロロホルム(30mL)に溶解する。溶液を飽
和炭酸カリウム水溶液で3回洗浄し、乾燥させる(Na2SO4)。溶媒を蒸発さ
せ残渣をシリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製する
。100%メタノール続いて100:1メタノール:30%水酸化アンモニウム
水溶液で溶出すると、脱保護されたライブラリ127が得られるであろう。実施例128 ライブラリ128の製造
ベンジルブロミド(123 μL,171mg,1.0mmol)、3−フル
オロベンジルブロミド(124μL,189mg,1.0mmol)、α−ブロ
モ−m−キシレン(141μL,185mg,1.0mmol)、3−ブロモメ
チル安息香酸メチル(229mg,1.0mmol)、3−ニトロベンジルブロ
ミド(216mg,1.0mmol)、α’−ブロモ−α,α,α−トリフルオ
ロ−m−キシレン(155μL,239mg,1.0mmol)、3−(ブロモ
メチル)ベンゾニトリル(196mg,1.0mmol)およびシンナミルブロ
ミド(148μL,197mg,1.0mmol)のアセトニトリル(40mL
)溶液を、ライブラリ127(3.0mmol)および炭酸カリウム(6.0g
,43mmol)をアセトニトリル(100mL)を加えた撹拌混合物に加える
。得られる反応混合物は室温で一夜撹拌する。溶媒を蒸発させた後、残渣を水お
よびクロロホルムに溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する。合
併したクロロホルム抽出液は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)する。溶媒を
蒸発させ、残渣をシリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより
精製する。5:1ヘキサン−酢酸エチル、続いて100%酢酸エチルで溶出する
とCBZ保護ライブラリが得られるであろう。実施例129 ライブラリ126の脱保護、ライブラリ127の製造
2.lmmolのライブラリ128を含むフラスコに0℃で酢酸に溶解した臭
化水素(40%)を加える。得られる溶液は室温で3時間撹拌する。反応混合物
を水で希釈し、炭酸ナトリウム水溶液で中和してクロロホルムで抽出する。有機
抽出液を乾燥(Na2SO4)した後、溶媒を蒸発させ得られる残渣をシリカゲル
カラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製する。100%メタノー
ル続いて100:1メタノール:30%水酸化アンモニウム水溶液で溶出すると
、脱保護されたライブラリ129が得られるであろう。実施例130 ライブラリ130の製造
ライブラリ129を8つの異なったプールに分割し、各々のプールを単一の文
字で実施例128の方法に従って処理する。得られるライブラリXX1-8は各々
ピペラジン窒素上に固定された文字および各々のこれらの位置に8つの文字の一
つを持つ3つのコンビナトリアル化された位置を持っている。8つの固定された
文字はベンジルブロミド、3−フルオロベンジルブロミド、α−ブロモ−m−キ
シレン、3−ブロモメチル安息香酸メチル、3−ニトロベンジルブロミド、α’
−ブロモ−α,α,α−トリフルオロ−m−キシレン、3−(ブロモメチル)ベ
ンゾニトリルおよびシンナミルブロミドである。実施例128による後処理およ
び精製後、ライブラリ1301、2、3、4、5、6、7および8が得られる。実施例131 2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)−7−(N−t−Boc) −2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[11](2.6)−シク ロファンの製造
α,α’−ジブロモ−m−キシレン(Aldrich,1.64g,6.2m
mol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1[(t
−Boc)−3−((N−o−ニトロフェニルスルホニル)O−アミノ)プロパ
ノール−1−イル]−N2−(o−ニトロフェニルスルホニル)ジアミノエタン77
(3.80g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加
えた混合物を室温で23時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およ
びクロロホルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出す
る。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシ
リカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合
物が得られる。実施例132 7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[ 11](2.6)−シクロファンの製造
表記化合物は、実施例132の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。実施例133 2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc) アザドデカン[2.6]シクロファン
α,α’−ジブロモ−m−キシレン(Aldrich,1.64g,6.2m
mol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1−[N
−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−2−アミノエチル]−N3−(2−ニト
ロベンゼンスルホニル)−1,3−ジアミノプロパン(実施例108)(3.6
4g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加えた混合物を
室温で23時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およびクロロホル
ムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する。有機抽出
物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシリカゲルカラ
ムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合物が得られる
。実施例134 2,7,11−トリアザ−7−(t−Boc)−ドデカン[2.6]シクロファ ン
表記化合物は、実施例133の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。実施例135 2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc) アザドデカン[2.6]シクロファン
α,α’−ジブロモ−m−キシレン(Aldrich,1.64g,6.2m
mol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1−[N
−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−3−アミノプロパン−1−イル]−N4
−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,4−ジアミノブタン(実施例107
)(3.81g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加え
た混合物を室温で23時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水および
クロロホルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する
。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシリ
カゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合物
が得られる。実施例136 2,7,11−トリアザ−7−N−(t−Boc)アザドデカン[2.6]シク ロファン
表記化合物は、実施例135の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。実施例137 シス−1,2−ビス−(ブロモメチル)シクロヘキサンの製造
シス−1,2−シクロヘキサンジメタノールを0℃で2時間、CCl4に溶解
したPBr3で処理する。混合物はNaHCO3水溶液および水で洗浄し、MgS
O4で乾燥して濾過する。有機層を濃縮し、残渣はヘキサン:酢酸エチル(50
:1)を溶出液として用いるシリカゲルフラッシュカラムクロマトゲラフィーに
より精製する。標的分画を濃縮して真空下で乾燥すると、表記化合物が得られる
。実施例138 2,10−(ビス−o−ニトロフェニルスルホニル)−7−(N−t−Boc) −2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[11](2.6)−シク ロヘキサノファンの製造
シス−1,2−ビス−(ブロモメチル)シクロヘキサン(1.67g,6.2
mmol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1[(
t−Boc)−3−((N−o−ニトロフェニルスルホニル)O−アミノ)プロ
パノール−1−イル]−N2−(o−ニトロフェニルスルホニル)ジアミノエタ
ン77(3.80g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に
加えた混合物を室温で48時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水お
よびクロロホルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出
する。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣を
シリカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化
合物が得られる。実施例139 7−(N−t−Boc)−2,7,10−トリアザ−3−オキサウンデカン−[ 11](2.6)−シクロヘキサノファンの製造
表記化合物は、実施例138の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。実施例140 2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc) アザドデカン[2.6]シクロヘキサノファン
シス−1,2−ビス−(ブロモメチル)シクロヘキサン(1.67g,6.2
mmol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1−[
N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−2−アミノエチル]−N3−(2−ニ
トロベンゼンスルホニル)−1,3−ジアミノプロパン(実施例108)(3.
64g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加えた混合物
を室温で48時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およびクロロホ
ルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出する。有機抽
出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシリカゲルカ
ラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合物が得られ
る。実施例141 2,7,11−トリアザ−7−(N−t−Boc)ドデカン[2.6]シクロヘ キサノファン
表記化合物は、実施例140の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。実施例142 2,11−ビス(2−ニトロベンゼンスルホニル)ジアザ−7−(t−Boc) アザドデカン[2.6]シクロヘキサノファン
シス−1,2−ビス−(ブロモメチル)シクロヘキサン(1.67g,6.2
mmol)、炭酸セシウム(8.2g,25mmol,4当量)およびN1−[
N−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−3−アミノプロパン−1−イル]−N
4−(2−ニトロベンゼンスルホニル)−1,4−ジアミノブタン(実施例10
7)(3.81g,6.2mmol,1当量)を無水DMF(200mL)に加
えた混合物を室温で23時間撹拌する。減圧下、溶媒を蒸発させ、残渣を水およ
びクロロホルムの混合物に溶解する。層を分離し、水層をクロロホルムで抽出す
る。有機抽出物は食塩水で洗浄し、乾燥(Na2SO4)して濃縮する。残渣をシ
リカゲルカラムによるフラッシュクロマトグラフィーにより精製すると表記化合
物が得られる。実施例143 2,7,11−トリアザ−7−N−(t−Boc)アザドデカン[2.6]シク ロヘキサノファン
表記化合物は、実施例142の表記化合物を用い、実施例111の方法に従っ
て製造される。評価 方法1 抗菌アッセイ 黄色ブドウ球菌
黄色ブドウ球菌は貧困な衛生状態、軽外傷、乾癬または湿疹の結果としての局
所皮膚感染を起こすことが知られている。、それはまた呼吸系感染、肺炎、毒性
ショック症候群および敗血症も起こす。それはペニシリン、セファロスポリン、
バンコマイシンおよびナフシリンに対する薬剤耐性の急速な出現を示す。
本アッセイにおいては黄色ブドウ球菌株ATCC25923(America
n Type Culture Collection)がバイオアッセイで使
用される。アッセイに先だって細菌増殖の対数期を開始させるため、チプトカー
ゼ大豆ブロス(BBL)中、37℃で一夜増殖させた細菌試料が96ウェルマイ
クロタイタープレートの試料ウェルへの再接種に使用される。アッセイは96ウ
ェルマイクロタイタープレート中、ウェル当たり約1x106細胞を含む150
μLの容量で実施された。
マイクロタイタープレートの個々のウェル内の化合物混合物水溶液75μLヘ
チプトカーゼ大豆ブロス(75μL)に含まれる細菌を加える。化合物混合物の
最終濃度は25μM、10μMおよび1μMである。化合物混合物の各々の濃度
は3重にアッセイされた。プレートは37℃でインキュベートし、BioRad
モデル3550UVマイクロプレートリーダーを用いて595nmでの光学密度
を測定することにより24時間に渡って増殖をモニターする。化合物を含まない
ウェルに対する増殖のパーセントが決定される。各々のスクリーニングアッセイ
においてアンピシリンおよびテトラサイクリン抗生物質陽性対照が同時に試験さ
れた。方法2 抗菌機構的アッセイ 細菌DNAジャイレース
DNAジャイレースはATP加水分解に由来する自由エネルギーを利用してD
NA内へ負の超コイルを導入できる細菌酵素である。この活性はDNA複製にお
いて重大なものであり、細菌増殖の抗生物質阻害でよく特性付けられた標的であ
る。このアッセイにおいて、化合物ライブラリはDNAジャイレースの阻害でス
クリーニングされる。本アッセイは、アガロースゲル上の電気泳動的シフトとし
てDNAジャイレースによる弛緩したプラスミドの超コイル化を測定する。最初
に30μMでの阻害活性をすべてのライブラリプールについてスクリーニングし
、次に活性なサブセットについて用量応答分析を行う。DNAジャイレースのβ
サブユニットに結合する抗生物質であるノボビオシンが本アッセイでの陽性対照
として用いられる。DNAジャイレースアッセイの感度は、超コイル化アッセイ
において既知のDNAジャイレース阻害剤(ノボビオシン)の濃度を滴定するこ
とにより決定された。30μM濃度を持つライブラリにおいて同じような活性の
単一の活性種の活性を同定するのに十分であるIC50は8nMであることが決定
された。方法3 金属キレート剤およびイメージング剤を同定するためのコンビナトリアルライブ ラリの使用
この方法は紫外発色団を含む環を含むように構築された化合物のライブラリか
ら本発明の化合物を同定するのに使用される。さらに、巨大分子が重金属および
イメージング剤と配位化合物を形成できるように、化合物架橋へ結合された多様
性基はアミン、ヒドロキシルおよびカルボニル基およびその他の孤立電子対を持
つ基のような金属結合基、配位基から選択される。本方法は、産業廃水、廃棄物
溶離液、家畜動物の重金属中毒およびその他の重金属夾雑源から重金属をキレー
ト化および除去するための巨大分子を同定するため、およびテクネシウム99の
担体のようなイメージング剤の同定に使用される。
既知の濃度の所望のイオンまたはイメージング剤を含む試験溶液の一部をアッ
セイするプールの標準溶液の一部に加える。この溶液のUVスペクトルを測定し
、試験イオンまたはイメージング剤を欠く同一の溶液のUVスペクトルと比較す
る。吸光係数のシフトはアッセイされているライブラリプール中の化合物への金
属イオンまたはイメージングイオンの結合を示している。方法4 PLA2阻害剤のためのコンビナトリアルライブラリのアッセイ
化合物のコンビナトリアル化により発生させたプールのアッセイに好適な標的
はホスホリパーゼA2ファミリーである。ホスホリパーゼA2(PLA2)は膜リ
ン脂質のsn−2エステル結合を加水分解し、遊離脂肪酸およびリゾリン脂質を
放出させる一群の酵素である(Dennis,E.A.The Enzyme,
Vol16,pp.307−353,Boyer,P.D.,ed.,Acad
emic Press,New York,1983)。タイプIIPLA2レベル
の上昇は多くのヒト炎症性疾患と相関している。PLA2触媒反応は多くの前炎
症性仲介物の放出における律速段階である。sn−2位に通常結合されている脂
肪酸、アラキドン酸はロイコトリエン、プロスタグランジン、リポキシンおよび
トロンボキサンの前駆体として働いている。リゾリン脂質は血小板活性化因子の
前駆体でありえる。PLA2は前炎症性サイトカインにより制御されており、従
って、炎症性カスケードの中心的位置を占めている(Dennis、上記文献;
Glaserら、TiPs Reviews 1992,14,92;およびP
ruzanskiら、Inflammation 1992,16,451)。
すべての哺乳類組織は広くPLA2活性を示すことが評価されている。少なくと
も3つの異なった型のPLA2がヒトにおいて観察されている:膵性(タイプI
)、滑液(タイプII)および細胞質ゾル性。追加のイソ酵素の存在も示唆されて
いる。タイプIおよびタイプII(PLA2の分泌形)は蛇毒から単離されたホス
ホリパーゼと強い類似性を共有している。PLA2酵素は消化、細胞膜リモデリ
ングおよび修復、および炎症応答の仲介を含む正常の機能のために重要である。
細胞質ゾル性およびタイプII酵素は治療の標的として興味が引かれる。タイプII
PLA2のレベルの上昇は慢性関節リウマチ、骨関節炎、炎症性腸疾患および敗
血症ショックを含む種々の炎症性疾患と相関しており、この酵素の阻害は治療的
有用性を持つであろうことを示唆している。ある種の慢性炎症性疾患で観察され
た病因生理学の促進におけるPLA2の役割をさらに支持するものは、ラット足
蹄内(Vishwanathら、Inflammation 1988,12,
549)またはウサギ関節間隙内(Bomalaskiら、J.Immunol
.1991,146,3904)へのタイプIIPLA2の注射が炎症性応答を引
き起こすという観察である。蛋白質が注射前に変性された場合、炎症応答は起こ
されなかった。
滑液からのタイプIIPLA2酵素は比較的小さな酵素であり(約14kD)、
配列およびそのジスルフィド結合の型によりタイプI酵素(例えば、膵性)と区
別できる。両方の型の酵素ともその活性にカルシウムを必要とする。毒液からの
分泌PLA2酵素および膵性PLA2の結晶構造(阻害剤と、および阻害剤なしで
)が報告されている(scottら、Science 1990,250,15
41)。最近、ヒト滑液からのPLA2の結晶構造が決定された(Weryら、Nature
1991,352,79)。その構造は触媒におけるカルシウム
およびアミノ酸残基の役割を明らかにしている。カルシウムは1,2−ジアシル
グリセロリン脂質の切れやすいエステルカルボニル結合を活性化するためにルイ
ス酸として働き、脂質に結合する、およびHis−Asp側鎖2分子は水分子求
核試薬を活性化するため一般塩基触媒として作用する。このことはアシル酵素中
間体が存在しないことと一致しており、およびセリンプロテアーゼの触媒機構に
も匹敵している。触媒残基およびカルシウムイオンは酵素中の深い切れ目(約1
4A)の末端に存在している。この切れ目の壁はリン脂質の炭化水素部分と接触
し、疎水性および芳香族残基から構成されている。陽性に荷電されたアミノ末端
ヘリックスは疎水性切れ目の開口部の上に位置している。いくつかの証拠はN−
末端部分は界面結合部位であることを示唆している(Achariら、Cold Spring Harbor Symp.Quant.Biol
.1987,52
,441;Choら、J.Biol.Chem.1988,263,112
37;Yangら、Biochem.J.1989,262,855;およびN
oelら、J.Am.Chem.Soc.1990,112,3704)。
リン脂質のPLA2触媒加水分解の機構および特性に関する研究が最近多く報
告されている。インビトロアッセイにおいて、PLA2は遅滞期を示し、その間
酵素が基質二重層へ吸着され、界面活性化と称される過程が起こる。この活性化
は酵素/脂質界面の脱溶媒和または切れ目開口部付近の脂質の物理的状態の変化
が含まれているであろう。この仮説に味方する証拠は、膜プローブの蛍光変化と
同時にPLA2活性の急速な変化が起こることを明らかにした研究からきている
(Burackら、Biochemistry 1993,32,583)。こ
のことは脂質再配置が界面活性化過程の間に起こっていることを示唆している。
PLA2活性はゲルおよび液晶脂質の領域が共存する脂質の融解温度付近で最大
である。このことはPLA2活性が温度および基質の組成に敏感であることとも
一致しており、それらの両方とも境界領域により分離されている構造的に異なっ
た脂質配置を導くことができる。蛍光顕微鏡法が触媒作用の間の脂質の物理的状
態および酵素の位置を同時に同定するために使用された(Graingerら、FEBS Lett
.1989,252,73)。これらの研究はPLA2は液
体および固体相脂質の境界領域に独占的に結合していることを明らかに示してい
る。酵素により触媒される1,2−ジアシルグリセロリン脂質の二位のエステル
結合の加水分解は比較的単純であるが、機構的および動力学的な面は酵素−基質
相互作用の複雑さのためにはっきりとはしていない。PLA2の著しい特徴は、
最大触媒活性が凝集している基質(すなわち、限界ミセル濃度以上のリン脂質)
に対して観察され、一方、単量体基質には低レベルの活性しか観察されないこと
である。その結果、PLA2の競合阻害剤は、基質二重層へ結合または膜内へ分
配される前の酵素の活性部位に対して高い親和性を持つか、活性部位をリン脂質
基質と競合する。しかしながら、多くの阻害剤が生化学アッセイにおけるPLA2
の有望な阻害を示しているようであるが(Yuanら、J.Am.Chem. Soc
.1987,109,8071;Lombardoら、J.Biol.C hem
.1985,260,7234;Washburnら、J.Biol.C hem
.1991,266,5042;Campbellら、J.Chem.S oc.,Chem.Commun
.1988,1560;およびDavidso
nら、Biochem.Biophys.Res.Commun.1986,1 37
,587)、インビボ活性は制限されていることを報告は記載している(M
iyakeら、J.Pharmcol.Exp.Ther.1992,263,
1)。
一つの好適な態様において、本発明の巨大分子は酵素PLA2と相互作用する
、好適には阻害する能力で選択される。従って、本発明の化合物はアトピー性皮
膚炎および炎症性腸疾患を含む炎症性疾患の局所的および/または全身的処置に
使用できる。官能基の選択においてはPLA2が双性イオン性ベシクルよりも陰
イオン性ベシクルを好むことを利用できた。PLA2のアッセイに好適な本発明
の化合物にはPLA2酵素の切れ目への結合を容易にするために芳香族多様性基
を持つものが含まれる(Oinumaら、J.Med.Chem.1991,3 4
,2260;Markiら、Agents Actions 1993,38
,202;Tanakaら、J.Antibioics 1992,45,10
71)。ベンジルおよび4−ヘキシルベンジル基が好適な芳香族多様性基である
。PLA2に関する本発明の巨大分子化合物はさらにテトラエチレングリコール
基のような疎水性官能基を含むことができる。PLA2酵素は疎水性チャンネル
を持っているので、疎水性は酵素阻害剤の重要な特性であるべきと信じられてい
る。
前記の実施例に記載したような各々のラウンドの合成後、得られた化合物のプ
ールはヒトタイプIIPLA2酵素活性の阻害でスクリーニングされた。アッセイ
はそのラウンドの合成からの勝利を得たプールを同定するため合成の各々のラウ
ンドの結論で行われた。同時に、ライブラリはさらに阻害の機構を決定するため
に別のインビトロアッセイでもスクリーニングできる。
大環式ライブラリのプールは基質として3H−オレイン酸で標識された大腸菌
を用いるアッセイ(Fransonら、J.Lipid Res.1974,1 5
,380;Davidsonら、J.Biol.Chem.1987,262
,1698)でPLA2の阻害がスクリーニングされる。バキュロウイルス系で
発現され部分的に精製されたタイプIIPLA2(最初に滑液から単離された)が
酵素源である。各々のライブラリプールの一連の希釈は水で行う:10μlの各
々のプールを10μlのPLA2、20μlの5xPLA2緩衝液(500mMト
リス7.0−7.5、5mM CaCl2)および50μlの水と室温で5分間
インキュベートする。各々のプールの試料は二重に試験された。この時点で、1
0μlの3H大腸菌細胞を加える。この混合物は37℃で15分間インキュベー
トする。酵素反応は50μlの2M HClおよび50μlの脂肪酸を含まない
BSA(20mg/ml PBS)を加えて停止させ、5秒間ボルテックスし、
5分間高速で遠心分離する。165μlの各々の上清液を6mlのシンチレーシ
ョン剤(ScintiVerse)を含むシンチレーションバイアルに入れ、B
eckman液体シンチレーションカウンターでcpmを測定した。対照として
コンビナトリアルプールを含まない反応、巨大分子並びにPLA2酵素を含まな
いベースライン反応を相並べて実施する。cpmは各々の反応データポイントか
らベースラインを差し引くことにより補正した。
”勝利者”の確認は巨大分子が基質よりも酵素に結合することおよび選択され
た巨大分子の阻害がタイプIIPLA2に対して特異的であることを確認すること
により行われた。基質として大腸菌膜ではなく14C−ホスファチジルエタノール
アミン(14C−PE)を用いるアッセイが基質特異性よりも酵素の保証に使用さ
れる。14C−PEおよびデオキシコレートのミセルを酵素およびオリゴマーとイ
ンキュベートする。PLA2触媒加水分解の結果として放出された14C−標識ア
ラキドン酸は薄層クロマトグラフィーにより基質から分離し、放射活性生成物を
定量する。”勝利者”はその活性を確認するためにヒトタイプIIPLA2の好適
な基質であるホスファチジルエタノールアミンと比較された。他からのPLA2
(蛇毒、膵性、ミツバチ毒)およびホスホリパーゼC、ホスホリパーゼDおよび
リゾホスホリパーゼは阻害がヒトタイプIIPLA2に特異的であるかをさらに確
認するために使用できる。
実施例90の大環式化合物33および34は前記大腸菌PLA2アッセイにお
いて阻害活性を示した。化合物は100μM、50μMおよび10μM(最終濃
度)で混合物としてアッセイされた。図15はアッセイの結果をグラフで示した
ものである。2回のアッセイの値が平均され、バックグラウンド(化合物なし、
PLA2なし)が差し引かれ、および陽性対照(化合物なし)とのパーセントが
計算された。混合物のIC50は約75μMであった。方法5 生物試料中の特異的蛋白質およびmRNA検出のためのプローブ
他の細胞成分から蛋白質またはmRNAを精製する必要なく、生物試料中の多
数の種類の蛋白質またはmRNAの信頼できる、迅速な、同時定量のため、適し
た生物試料(すなわち、血液運搬ウイルス、便中の細菌性病原生成物、尿および
他の類似の生物試料)から問題とする蛋白質またはmRNAが標準微生物学的技
術を用いて同定される。本発明の大環式化合物を含むプローブは前記の実施例で
示したようなコンビナトリアル研究で同定される。mRNAプローブに好適であ
るのはmRNAの核酸配列の少なくとも一部と相補的である”核塩基”多様性基
(文字としてアデニン、グアニン、チミンおよびシトシン)を含むように合成さ
れた化合物である。蛋白質プローブに好適であるのは、水素結合供与体および受
容体、スルフヒドリル基、疎水的相互作用が可能な疎水的および親油的残基およ
びイオン性相互作用が可能な基として働く化学官能基を含むように合成された化
合物である。プローブはPon,R.T.,Protocols for Ol
igonucleotides and Analogs,Agraeal,S
.,Ed.,Humana Press,Totowa,NJ,1993,p4
65−496の方法を利用して不溶性CPG固体支持体上に固定化される。検査
している生物試料の既知量をプローブを持つ不溶性CPG支持体と、プローブへ
蛋白質またはmRNAがハイブリダイズし、それらがプローブを通して固形支持
体へ結合されるのに十分な時間インキュベートする。このことで試料中に存在す
る蛋白質またはmRNAをCPG支持体へ固定化する。他の固定化されない物質
および成分は次に生物試料に使用するのに適した洗浄媒質で洗い流す。支持体上
のmRNAはエチジウムブロミド、ビオチンまたは市販の放射性核種で標識され
、生物試料中に存在するmRNAの量を示すためにCPG支持体上に固定された
標識の量が測定される。同様に蛋白質もまた標識され定量される。方法6 ロイコトリエンB4アッセイ
ロイコトリエンB4(LTB4)は種々のヒト炎症性疾患で示唆されてきており
、その薬理学的効果は特定の細胞表面レセプターとの相互作用を経て媒介される
。ライブラリサブセットはレセプター調製試料への放射標識LTB4との拮抗阻
害でスクリーニングされる。NenquestTM薬剤発見システムキット(NE
N Research Product,Boston,MA)がモルモット脾
臓膜試料のレセプターとロイコトリエンB4(LTB4)との相互作用の阻害剤の
選択に使用される。[3H]ロイコトリエンB4試薬は5mLのリガンド希釈液(
NaCl、MgCl2、EDTAおよびバシトラシンを含むリン酸緩衝液、pH
7.2)を0.25mLの放射性リガンドに加えることにより調製される。レセ
プター調製試料は濃縮液を融解させることにより作製させ、35mLのリガンド
希釈液を加え、レセプターを均一に再懸濁させるために穏やかに渦をまかせる。
試薬は実験の間中、氷上に保ち、残った部分は−20℃で保存する。
前記実施例の一般法により製造されたライブラリサブセットはリン酸緩衝液(
1xPBS、0.1%アジドおよび0.1%BSA、pH7.2)で5μM、5
0μMおよび500μMに希釈され、各々0.5μM、5μMおよび50μMの
最終試験濃度を得る。試料は2重にアッセイされる。[3H]LTB4(25μL
)を適切に希釈された標準液(非標識LTB4)またはライブラリセット25μ
Lに加える。レセプター懸濁液(0.2mL)が各々のチューブに加えられる。
試料は4℃で2時間インキュベートする。対照には、レセプター懸濁液を含まな
い[3H]LTB4(全計数バイアル)およびライブラリ分子を含まないリガンド
およびレセプターの試料(標準)が含まれる。
インキュベーション期間後、前もって冷塩溶液で洗浄したGF/B紙を通して
試料を濾過した。各々のチューブの内容物は濾紙上で吸引することにより膜調製
試料からの非結合リガンドを除去し、チューブは冷塩溶液(2x4mL)で洗浄
する。濾紙を濾過ユニットからのぞき、円形濾紙はシンチレーション計数のため
に適したバイアルに入れる。ホタル石を加えてバイアルを振とうし、計数の前に
2から3時間室温で放置する。各々の試料で得られた計数値/分(cpm)は、
各々の試料の総cpmを決定するために全計数バイアルから得られたcpmから
差し引かれる。各々のライブラリサブセットの結合阻害の程度は標準(ライブラ
リ分子を含まないリガンドおよびレセプターの試料)と相対的なものとして決定
される。
当業者は本発明の好適な態様に多くの変更および修正ができるであろうこと、
およびそのような変更および修正が本発明の精神から離れることなくできること
を理解するであろう。従って、付随する請求の範囲はすべてのそのような均等な
変形物が本発明の真の精神および範囲内に含まれることを意図している。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(51)Int.Cl.6 識別記号 FI
A61K 31/53 ABE A61K 31/53 ABE
C07D 255/02 C07D 255/02
273/00 273/00
471/08 471/08
471/18 471/18
498/08 498/08
G01N 33/15 G01N 33/15 Z
// C07B 61/00 C07B 61/00 Z
(81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE,
DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,IT,L
U,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF
,CG,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,
SN,TD,TG),AP(KE,LS,MW,SD,S
Z,UG),UA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD
,RU,TJ,TM),AL,AM,AT,AU,AZ
,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,CZ,
DE,DK,EE,ES,FI,GB,GE,HU,I
S,JP,KE,KG,KP,KR,KZ,LK,LR
,LS,LT,LU,LV,MD,MG,MK,MN,
MW,MX,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,S
D,SE,SG,SI,SK,TJ,TM,TR,TT
,UA,UG,US,UZ,VN
(72)発明者 グイノッソ,チャールズ・ジェイ
アメリカ合衆国カリフォルニア州92083,
ヴィスタ,エンシノ・ドライヴ 313
(72)発明者 クン,ペイ−ペイ
アメリカ合衆国カリフォルニア州92024,
ルーカディア,ブルー・ヘロン・アベニュ
ー 1372
(72)発明者 フレイザー,アリスター・エス
アメリカ合衆国カリフォルニア州92069,
サン・マルコス,ハニーグレン・ドライブ
484
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1.2つの橋頭原子を有する第1の芳香族性、脂環式、または複素環式環系; 前記橋頭原子に共有結合してその間に延びる、少なくとも2つの窒素含有部分を 含む第1の架橋; 前記窒素含有部分のそれぞれに結合した化学官能基、ただし、前記化学官能基の 3個以下はp−トルエンスルホニルまたはHであり、前記窒素含有部分の少なく とも2つに異なる化学官能基が結合している、 を含むシクロファン様化合物。 2.2つの橋頭原子を有する第2の芳香族性、脂環式、または複素環式環系; 少なくとも2つの窒素含有部分を含む第2の架橋であって、前記第2の架橋は、 前記第1の環系の前記橋頭原子および前記第2の環系の前記橋頭原子に共有結合 してその間に延びており;および 前記窒素含有部分のそれぞれに結合した化学官能基、 をさらに含む、請求項1記載のシクロファン様化合物。 3.前記第1の架橋が少なくとも3つの窒素含有部分を有し、ここで前記窒素含 有部分の1つは、前記化学官能基に対する化学反応性に関して前記窒素含有部分 の他のものと異なる、請求項1記載のシクロファン様化合物。 4.前記化学官能基の少なくとも1つが他の化学官能基と異なる、請求項1記載 のシクロファン様化合物。 5.前記環系が式: −(J)t−(CH2)r−Z [式中、 ZはH、ヒドロキシル、アミノ、チオール、アシル、保護ヒドロキシル、保護ア ミノ、保護チオール、保護アシル、またはN−(T−L)2であり; rは0から約8であり; JはN、O、S、または複素環式環系であり; tは0または1であり; Tは、単結合、メチレン基または次の構造を有する基であり: -{[CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−}q- R6は、=O、=S、=NR3であり; R5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、NR3、SO2 、またはC6−C14アリールであり; それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を 有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または6から約14個の 炭素原子を有するアリールであり; mおよびnは、独立して、1から5であり; pは0または1であり; qは1から約10であり;そして Lは、H、C2−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは 置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環 式アルキル、または置換C4−C7炭素環式アルキル、アルケニルまたはアルキニ ル炭素環式、または置換アルケニルまたはアルキニル炭素環式、またはC6−C1 4 アリールまたは置換アリールであり、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ 、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオアル コキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;2 から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエーテ ル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハロ ゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキシ ル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2); グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(NR1 R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2);ニ トリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ(OC F3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル;O− アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジド( N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スルホキ シド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド(S −S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;または 水素結合しうる基から選択される] の側鎖をさらに含む、請求項1記載のシクロファン様化合物。 6.前記第1の架橋および前記第2の架橋のそれぞれが少なくとも3個の窒素含 有部分を有する、請求項2記載のシクロファン様化合物。 7.前記窒素含有部分のそれぞれが、第1アミン、第2アミン、ヒドロキシルア ミン、ヒドラジン、ヒドラジド、アミド、カルバメート、尿素、スルホンアミド 、スルフィンアミドまたはスルファンアミドである、請求項1記載のシクロファ ン様化合物。 8.前記化学官能基のそれぞれが、独立して、次の構造: −T−L [式中、Tは単結合、メチレン基または次の構造を有する基であり: -{[CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−}q- R6は=O、=S、=NR3であり; R5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、NR3、SO2 −またはC6−C14アリールであり; それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を 有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または6から約14個の 炭素原子を有するアリールであり; mおよびnは、独立して、0から5であり; pは0または1であり; qは1から約10であり;そして Lは、H、C2−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは 置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環 式アルキル、または置換C4−C7炭素環式アルキル、アルケニルまたはアルキニ ル炭素環式、または置換アルケニルまたはアルキニル炭素環式、またはC6−C1 4 アリールまたは置換アリールであり、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ 、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオア ルコキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基; 2から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエー テル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハ ロゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキ シル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2) ;グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(N R1R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2) ;ニトリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ( OCF3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル; O−アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジ ド(N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スル ホキシド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド( S−S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;また は水素結合しうる基から選択される] のものである、請求項1記載のシクロファン様化合物。 9.前記Jが複素環式環系である、請求項5記載のシクロファン様化合物。 10.前記複素環式環系が少なくとも2つの窒素原子を含む、請求項9記載のシ クロファン様化合物。 11.次の構造: [式中、 R4は、QおよびAを連結する単結合または次の式を有する基であり: それぞれのZは、独立して、H、ヒドロキシル、アミノ、チオール、またはアシ ル;保護ヒドロキシル、アミノ、チオール、またはアシルであり;またはN−( T−L)2であり; それぞれのrは、独立して、0から約8であり; それぞれのJは、独立して、N、O、S、または複素環式環系であり; それぞれのtは、独立して、0または1であり; xxは0−4であり; ここで、Tは単結合、メチレン基または次の構造を有する基であり: -{[CR1R2]m−(R5)−[CR1R2]n−[C(R6)]p−(E)−)q- R6は、=O、=S、=NR3であり; R5およびEは、独立して、単結合、CH=CH、C≡C、O、S、NR3、SO2 、またはC6−C14アリールであり; それぞれのR1、R2およびR3は、独立して、H、1から約10個の炭素原子を 有するアルキルまたはハロアルキル;2から約10個の炭素原子を有するアルケ ニル;2から約10個の炭素原子を有するアルキニル;または6から約14個の 炭素原子を有するアリールであり; mおよびnは、独立して、0から5であり; pは0または1であり; qは1から約10であり;そして Lは、H、C2−C10アルキルまたは置換アルキル、C2−C10アルケニルまたは 置換アルケニル、C2−C10アルキニルまたは置換アルキニル、C4−C7炭素環 式アルキル、または置換C4−C7炭素環式アルキル、アルケニルまたはアルキニ ル炭素環式、または置換アルケニルまたはアルキニル炭素環式、またはC6−C1 4 アリールまたは置換アリールであり、ここで置換基は、ヒドロキシル、アミノ 、アルコキシ、アルコール、ベンジル、フェニル、ニトロ、チオール、チオアル コキシ、ハロゲン、アルキル、アリール、アルケニル、またはアルキニル基;2 から10個の炭素原子および1から4個の酸素またはイオウ原子を有するエーテ ル;窒素、イオウまたは酸素含有複素環;金属配位基;コンジュゲート基;ハロ ゲン;ヒドロキシル(OH);チオール(SH);ケト(C=O);カルボキ シル(COOH);アミド(CONR1);アミジン(C(=NH)NR1R2) ;グアニジン(NHC(=NH)NR1R2);グルタミル(R3OOCCH(N R1R2)(CH2)2C(=O)−);ニトレート(ONO2);ニトロ(NO2) ;ニトリル(CN);トリフルオロメチル(CF3);トリフルオロメトキシ( OCF3);O−アルキル;S−アルキル;NH−アルキル;N−ジアルキル; O−アラルキル;S−アラルキル;NH−アラルキル;アミノ(NH2);アジ ド(N3);ヒドラジノ(NHNH2);ヒドロキシルアミノ(ONH2);スル ホキシド(SO);スルホン(SO2);スルフィド(S−);ジスルフィド( S−S);シリル;ヌクレオシド性塩基;アミノ酸側鎖;炭水化物;薬剤;また は水素結合しうる基から選択され; それぞれのQは芳香族性、脂環式、または複素環式環系であり; それぞれのAは次の構造を有する基であり: −M−(X)d−(CH2)e−[−(X)d−(CH2)ee−]z−(X)a−G− 式中、 それぞれのXは、独立して、−N(TL)−、−N(TL)−O−、−N(TL )−SO2−、−N(TL)−SO−、−N(TL)S−、−N(TL)−C( O)−、−(TL)NH−C(O)−、−N(TL)−C(O)−O−、−N( TL)−(CO)−NR−、または−N(TL)−(CH2)x−O−であり; MおよびGは、独立して、−(CH2)e−、−N(TL)−(CH2)e−、−O −(CH2)e−、−S−(CH2)e−、=N−、−N(R)−、O、S、−C( O)−であり; それぞれのeは、独立して、1から約5であり; それぞれのeeは、独立して、1から約5であり; それぞれのdは、独立して、0から約2であり; zは1から約9であり; aは0から約2であり; ただし、前記基Qのそれぞれに含まれる前記−T−L基の3個以下はp−トルエ ンスルホニルまたはHであり、前記Qのそれぞれに含まれる前記−T−L基の少 なくとも2個は異なる] の化合物。 12.xxが0である請求項11記載の化合物。 13.xxが1である請求項11記載の化合物。 14.前記基Aのそれぞれが3個の窒素含有部分および1個の酸素を含む、請求 項11記載の化合物。 15.それぞれのAがその中に含まれる前記LT基の少なくとも3つを有し、前 記−L−T基のそれぞれは前記−L−T基の他のものと異なる、請求項11記載 の化合物。 16.前記A基の2つおよび前記Z基の2つを有し、ここで前記A基のそれぞれ はその中に含まれる前記−L−T基の3つを有し、前記Z基のそれぞれはその中 に含まれる前記−L−T基の1つを有し、前記−L−T基は少なくとも4つの異 なる種類のものである、請求項11記載の化合物。 17.前記−(J)−(CH2)r−Z基の少なくとも1つを有し、前記Jは複素 環式環系であり、前記ZはN−(T−L)2である、請求項11記載の化合物。 18.前記MおよびGのそれぞれが−N(LT)−である、請求項11記載の化 合物。 19.Qが芳香族性環系を含む、請求項11記載の化合物。 20.Qがベンゼン、ナフタレン、アントラセン、シクロヘキサン、シクロペン タンまたはアダマンタンである、請求項11記載の化合物。 21.Qが窒素、酸素またはイオウ含有複素環式環系を含む、請求項11記載の 化合物。 22.Qが、フラン、ピラン、チオフェン、アジリジン、アゼチン、ピリジン、 1,3,5−トリアジン、a−トリアジン、as−トリアジン、シアヌル酸、ピ ロール、ピラゾール、1,2,3−トリアゾール、イミダゾール、ピリミジン、 プリン、ピペリジン、ピラゾール、ピロリジン、ピペラジン、ピラジン、ピリダ ジン、モルホリン、オキサゾール、イソオキサゾール、チアゾール、およびイソ チアゾールからなる群より選択される複素環式環系である、請求項11記載の化 合物。 23.前記eeが前記eと異なる、請求項11記載の化合物。 24.複数の請求項11記載のシクロファン様化合物を含む化合物のライブラリ 。 25.前記複数のシクロファン様化合物が、異なる前記−T−L基を有すること に関して、もしくは前記−T−L基を異なる位置に有することに関して互いに異 なる、請求項24記載のライブラリ。 26.それぞれが実質的に同一の大環状構造を有する複数の大環状化合物を含む 化合物のライブラリであって、前記大環状化合物は大環状構造中に少なくとも1 つの芳香族性、脂環式、または複素環式環系を含み; 前記大環状化合物のそれぞれの中に複数の窒素含有部分が存在し;そして 複数の化学官能基が、前記窒素含有部分のそれぞれが共有結合した化学官能基を 有するように前記窒素含有部分に共有結合していることを特徴とするライブラリ 。 27.実質的に同一の大環状構造を有する複数の大環状化合物を含む化合物のラ イブラリであって、前記大環状化合物は大環状構造中に少なくとも1つの芳香族 性、脂環式、または複素環式環系を含み; 少なくとも2つの異なる種類の複数の窒素含有部分が前記大環状化合物のそれぞ れの中に存在してその一部を形成しており;そして 複数の化学官能基が、前記窒素含有部分のそれぞれが共有結合した化学官能基を 有するように前記窒素含有部分に共有結合していることを特徴とするライブラリ 。 28.前記化学官能基のそれぞれの少なくとも一部が前記化学官能基の他のもの に関してユニークである、請求項27記載の化合物のライブラリ。 29.複数の大環状化合物を含む化合物のライブラリであって: 前記大環状化合物のそれぞれは、大環状構造中に少なくとも1つの芳香族性、脂 環式、または複素環式環系を含む実質的に同一の大環状構造を有し、 前記大環状化合物のそれぞれは複数の窒素含有部分を有し、前記窒素含有部分は 、化学官能基に対するそのそれぞれの窒素原子の化学反応性に関して互いに異な る少なくとも3種類のものであり;そして 前記大環状化合物のそれぞれは、前記窒素含有部分の窒素原子上に存在する共有 結合した化学官能基を含むことを特徴とするライブラリ。 30.少なくとも3つの異なる種類の前記化学官能基を含み、ここで前記種類の 化学官能基のそれぞれは、前記種類の化学官能基の他のものに関してユニークで ある少なくともその一部を含む、請求項29記載のライブラリ。 31.多様化された特性を有する化合物のライブラリを生成する方法であって、 :少なくとも1つの環系、前記環系に共有結合した少なくとも1つの架橋、およ び複数の窒素含有部分を有する大環状化合物を選択し、少なくともいくつかの前 記窒素含有部分は前記架橋中に存在し; 複数の化学官能基反応体を選択し、前記化学官能基反応体のそれぞれは、反応し て窒素と共有結合を形成しうる反応性部分を含み;そして 前記反応体を前記窒素含有部分と反応させて、前記化学官能基と前記窒素含有部 分との間に共有結合を形成して前記化学官能基を前記大環状化合物に結合させる ; ことを含む方法。 32.前記窒素含有部分のそれぞれが、アミン、ヒドロキシルアミン、アミド、 ヒドラジド、カルバメート、尿素、ヒドラジン、スルホンアミド、スルファンア ミドまたはスルフィンアミドである、請求項31記載の方法。 33.前記環系が、芳香族性、複素環式または脂環式である、請求項31記載の 方法。 34.前記環系が、アジリジン、アゼチン、ピリジン、1,3,5−トリアジン a−トリアジン、as−トリアジン、シアヌル酸、ピロール、ピラゾール、1, 2,3−トリアゾール、イミダゾール、ピリミジン、プリン、ピペリジン、ピラ ゾール、ピロリジン、ピペラジン、ピラジン、ピリダジン、モルホリン、オキサ ゾール、イソオキサゾール、チアゾール、イソチアゾール、フラン、ピラン、チ オフェン、ベンゼン、ナフタレン、アントラセン、シクロヘキサン、シクロペン タンまたはアダマンタンである、請求項31記載の方法。 35.前記化学官能基反応体のそれぞれが、アルデヒド、ケトン、酸、酸ハロゲ ン化物、ハロゲン化物、酸無水物、イソシアネート、イソチオシアネート、クロ ロホルメートまたは活性化エステルである、請求項31記載の方法。 36.前記環系が、その上に存在する少なくとも1つの窒素含有部分を有する側 鎖をさらに含むように前記大環状化合物を選択することをさらに含む、請求項3 1記載の方法。 37.前記側鎖上に存在する前記窒素含有部分が環系から離れた位置にあるよう に前記大環状化合物を選択することをさらに含む、請求項36記載の方法。 38.前記架橋のそれぞれが非対称であるように前記大環状化合物を選択するこ とをさらに含む、請求項31記載の方法。 39.前記架橋のそれぞれが、少なくとも2つの異なる種類の前記窒素含有部分 ;または前記架橋のそれぞれの中の前記窒素含有部分間の異なるスペーサー;ま たは少なくとも2つの異なる種類の前記窒素含有部分および前記架橋のそれぞれ の中の前記窒素含有部分間の異なるスペーサーの両方を含む、請求項38記載の 方法。 40.前記反応体のそれぞれを単一の反応工程において前記窒素含有部分と反応 させる、請求項31記載の方法。 41.前記反応体のそれぞれを前記窒素含有部分と繰り返し反応させる、請求項 31記載の方法。 42.前記窒素含有部分のそれぞれを前記反応体と繰り返し反応させ、そして前 記繰り返し反応のそれぞれが同時に実施される、請求項31記載の方法。 43.多様な特性を有する化合物のライブラリを生成する方法であって、 少なくとも1つの環系および複数の窒素含有部分を含む大環状化合物を選択し; 複数の化学官能基反応体を選択し、前記化学官能基反応体のそれぞれは、窒素含 有部分の窒素原子と反応してそれと共有結合を形成しうる反応性部分をその上に 含み;そして 前記反応体を前記大環状化合物と反応させて、前記化学官能基と前記窒素含有部 分との間に共有結合を形成させ、このことにより前記ライブラリを生成する; ことを含む方法。 44.前記窒素含有部分が少なくとも2つの異なる種類のものである、請求項4 3記載の方法。 45.前記窒素含有部分が、アミン、ヒドロキシルアミン、アミド、ヒドラジド 、カルバメート、尿素、ヒドラジン、スルホンアミド、スルファンアミドまたは スルフィンアミドである、請求項43記載の方法。
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