JPH08511173A - バイオリアクターのための培養培地添加物 - Google Patents

バイオリアクターのための培養培地添加物

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JPH08511173A
JPH08511173A JP7525645A JP52564595A JPH08511173A JP H08511173 A JPH08511173 A JP H08511173A JP 7525645 A JP7525645 A JP 7525645A JP 52564595 A JP52564595 A JP 52564595A JP H08511173 A JPH08511173 A JP H08511173A
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Abstract

(57)【要約】 安定化されたヘモグロビンまたは過フッ素酸化学乳濁液を含む中空繊維バイオリアクター培養培地が記載される。培養培地は酸素の需要と利用を仲介する。新規な中空繊維および撹拌タンク細胞培養システムの配置、装置および方法が可能となるようにバイオリアクターの効率が促進される。

Description

【発明の詳細な説明】 バイオリアクターのための培養培地添加物 本出願は、1994年4月1日に出願されたPCT/US94/03613の 継続出願である。 発明の分野 本発明は、改良された細胞培養培地および中空繊維バイオリアクターの操作に おけるそのような培地の使用に関する。 発明の背景 中空繊維バイオリアクターは通常ケース内に配置された中空繊維束を含む。細 胞はケース内の管腔外空間(extracapillary space)で培養される。栄養培養培 地は中空繊維の管腔を通して循環される。従来の技術は、酸素利用、バイオリア クター効率および生産物のグリコシル化レベルを同時に高めるような培養培地の 修飾に関する情報を本質的に欠いていた。 発明の概要 本発明は、酸素需要および利用の媒介に有効であり、中空繊維バイオリアクタ ーの効率を改善させる血液代替物等の酸素キャリアー添加物を含む細胞培養培地 を提供する。好ましい添加物は、1gあたり少なくとも0.001mMの遊離酸 素を培地に提供する。 本発明の一つの態様は、酸素供給器(oxygenator)における酸素の取り込みだ けでなく、バイオリアクターの管腔内循環ループにおける酸素放出および二酸化 炭素取り込みをも高めるのに有効な血液代替物を有する細胞培養培地を含む。本 発明のこの態様により、培地pHの二酸化炭素制御の必要性が制限される。この 態様の利点は、適当なコンフルエント状態に到達すると同時に、二酸化炭素−空 気混合物の使用によるpH制御が消滅し、空気または純粋な酸素が取って変わる ことができることである。この態様のさらなる利点は、管腔内空間(intracapil Iary space)を再循環している比較的低濃度の血液代替物によって、生産性が向 上し、細胞の生存率が高まることである。 本発明の第二の態様は、長時間にわたる中空繊維細胞培養操作のうちの初期段 階(接種物増大期(the inoculum expansion phase))にのみ、血液代替物を培 地添加物として使用することを内含する。本発明のこの態様は、生存している細 胞が迅速に増大して早くコンフルエント状態に到達するように剌激する。適当な コンフルエント状態に到達すると、このような添加物は培地から除去され、細胞 の複製速度が減少し、続いて代謝生産期が起こる。 本発明のこの態様の利点は、本発明の酸素キャリアー培地添加物の使用によっ て得られた蛋白質のグリコシル化レベルが高まり一定となること、そして前記グ リコシル化レベルは細胞培養物の代謝特性(即ち、低いLPR/GUR率)と相 関することである。 本発明の他の態様は、撹拌型タンクの細胞培養システムを、管腔内(即ち、管 腔の(lumenal))空間を再循環している本発明の酸素キャリアー培地添加物と 共に、中空繊維膜ベース酸素化システムを含むように適応させることである。撹 拌型タンク中の培地は、充分な撹拌と本発明の管腔内(IC)培地から供給され る酸素の均等な分布を保証する手段を伴い、中空繊維バイオリアクター中の拡張 された管腔外空間(ESC)と同等の効果をもたらす。 図面の簡単な説明 図1は、本発明の培地添加物を継続使用した場合の時間経過に伴う細胞生産率 をミリグラムデ示した曲線である。 図2は、本発明の培地添加物を短時間使用した場合の時間経過に伴う細胞生産 率をミリグラムデ示した曲線である。 図3は、実施例1の実施に使用された市販されているバイオリアクターシステ ムの概略図である。 図4は、市販用の安定化されたウシヘモグロビン(ER1)(0.1% W/ V)のグルコース取り込み率(GUR)における影響を示す。 図5は、市販用の安定化されたウシヘモグロビン(ER1)(0.1% W/ V)の、乳酸生産率(LPR)のグルコース取り込み率(GUR)に対する割合 における影響を示す。 図6は、安定化されたウシヘモグロビン(ER1)(0.1% W/V)の蓄 積IgG1生産における影響を示す。 図7は、Micro Mouse/BR110/OXY−1中の3C11ハイ ブリドーマによる抗体の生産におけるER−1濃度の影響を示す。 図8は、培養物中の3C11ハイブリドーマの代謝特性(即ち、LPR/GU R率)におけるER−1濃度の影響を示す。 図9は、3C11ハイブリドーマのIgG1生産を高めるための、(0.1% における)種々の培地添加物の相対的な能力を示す。 図10は、種々の培地添加物に対するLPR/GUR率を示す。 図11は、0.1% ER−1を細胞増大期に様々な異なる継続時間使用した 場合に抗体生産に与える効果を示す。 図12は、抗体生産におけるER−1の効果のスケールアップしたものを示す 。 図13は、大型中空繊維バイオリアクターシステムにおいてER−1の使用が 抗体生産および細胞生存率の両方に与える正の影響を示す。 図14は、通常の培地システムとER−1を含む大規模の中空繊維バイオリア クターシステムとにおけるIgG1生産率を比較したものである。 図15は、細胞をER−1から隔離する膜のIgG1生産における効果を示す 。 図16は、細胞をER−1から隔離する膜を使用した場合と使用しない場合の 細胞の代謝特性(LPR/GUR)を比較したものである。 図17は、種々の異なる濃度のウシヘモグロビン(H2625)を用いた定常 培養中の3C11細胞の生存曲線を含む。 図18は、種々の異なる濃度のER−1を用いた定常培養中の3C11細胞の 生存曲線を含む。 図19は、種々の異なる濃度のFormula−1を用いた定常培養中の3C 11細胞の生存曲線を含む。 図20は、種々の異なる濃度のPFCを用いた定常培養中の3C11細胞の生 存曲線を含む。 図21は、増長期に5日間ER−1を使用した場会のrCHO細胞によるデコ リンの累積生産を、RGDペプチドでコートしたバイオリアクター繊維の場合お よび非コートコントロールと比較して示したものである。 図22は、種々のrCHO細胞上清サンプルに関し、デコリン標準との比較グ リコシル化パターンを示したものである。 図23は、本発明を撹拌タンク細胞培養システムへの応用する態様を示す概観 図である。 本発明の詳細な説明 天然のヘモグロビンは、酸素のキャリアーであるにもかかわらず赤血球外では 不安定である。ヘモグロビンの分解産物は酸素のキャリアーとして有効でなく、 かつ腎臓に対して有害である。 本発明は、メテモグロビン(methemoglobin)等の実質的な分解産物を実質的 に含まない(例えば、10重量%以下)種々の安定化されたヘモグロビン、並び にヒト血液代替物として有用であることが知られている過フッ素酸化学乳濁液を 細胞培養栄養培地添加物として使用することを内含する。本発明で有用な安定化 されたヘモグロビンおよび過フッ素酸化学乳濁液は、以下に挙げる会社から示し た商品名または商標で購入可能である。 本発明は、0.00001から5.0%、好ましくは0.001から0.5% W /Vの安定化されたヘモグロビンまたは過フッ素酸化学乳濁液を含む細胞培養培 地を提供する。特に好ましい培養培地は、0.00001から0.1%(W/V) の範囲の安定化されたヘモグロビンまたは過フッ素酸化学乳濁液を含む。 図1および2が示すように、本発明の培地添加物は継続して、または短期間だ け、即ち接種物の増大期にのみ好ましい濃度範囲の最大濃度で使用することがで きる。継続して使用した場合、細胞、即ち生体分子とウイウス粒子の双方が比較 的多量に迅速に生産される。血液代替物の好ましい濃度範囲の最高濃度における 最適な実行を行った場合、生存期間は短いかもしれない。最適な実行を恒常的に 長時間保つためには、適用する添加物の濃度は驚くべきほど低いことがわかった (例えば、ER−1に関しては0.00001%)。 (好ましい濃度範囲の最大濃度、例えば0.1% ER−1における)本発明 の添加物を含む培地の短期間の使用は、接種物増大期中の細胞接種物の迅速な増 大を 可能にする。この後、代謝生産期にはそのような添加物が存在しなくても、長期 間最適の生体分子生産が行われる。 中空繊維バイオリアクター培養培地中における各血液代替物の最適濃度は、( i)酸素の結合および放出効率、(ii)安定化の程度、(iii)培地粘度におけ る濃度の影響、(iv)相対的細胞毒性、および(v)酸素分圧を含む種々の因子 によって影響される。 実施例1 3C11ハイブリドーマ(アメリカン タイプ カルチャー コレクション(ATCC )寄託番号HB8511)を用いた、30日間の細胞培養実験を記述する。この細胞培養 の回収において重要な生産物は、放射免疫拡散分析(RID)により定量される、 マウスのモノクローナル抗体IgG1である。 実行1は、図3にしめすような、商業的に入手可能な、UniSyn Mic ro MouseTM小型バイオリアクターシステムを、UniSyn OXY−1 酸素供給器(1.0 ft2,0.2 μm孔径のポリエチレン繊維)を備えたUniSy n(ユニシン テクノロジー(有)、14272フランクリンアベニュー、ツスチン 、カリフォルニア、92680)BR 110バイオリアクター カートリッジ(1.5ft2セ ルロース中空繊維)と共に用いた。このシステムは、一定の温度(37℃)を保つ ためオーブンのなかに設置された。バイオリリーステクノロジー(有)(Biorel ease Technologies Inc.,セーレム、ニューハンプシャー)より購入した、0.1 %(w/v)ErythrogenTM(ウシのヘモグロビンER-1の安定化型)が以 下に述べる細胞培養培地に加えられた。この培地は、バイオリアクターおよび酸 素化システムの双方のカートリッジのファイバー内腔を通して再循環され、培地 貯蔵器に戻された。培地の流路は、図3において矢印で示されている。あらかじ め混合されたCO2および空気を、約75mL(std)/分の流速で、培地再循環のルー プの流れとは逆方向に、OXY-1の管腔外空間(ECS)に流した。培地のpH、はCO2 と空気の流速を、それぞれ調節することにより、7.0から7.4の範囲に制御された 。 参照として、実行2では、UniSyn OXY−1酸素供給器を備えた同様 のUniSyn Micro MouseTM BR110小型バイオリアクターを 、細胞培養培地へのウシのヘモグロビン添加をおこなわずに使用した。実行2の システムは、一定の温度(37℃)を保つため、オーブンの中で組み立てられた。 あらかじめ混合された空気およびCO2を、OXY-1酸素供給器のECSを通して、約70m L(std)/分の流速で、培地の再循環ループの流れと逆方向に、流した。pHを7.0 から7.4の間に制御するため、CO2の空気に対する比率は、2個のガス流量計のバ ルブを用いて調節した。 実行3では、UniSyn Micro MouseTM BR110小型バイオ リアクターを、OXY−1酸素供給器の代わりに拡散による酸素の物質移動のた めのシリコン チューブと共に用いた。このバイオリアクターは、一定の温度( 37℃)を保つため、CO2インキュベーターのなかに設置された。培地の定常pH(7 .0-7.4の間)は、CO2インキュベーター内を、CO2を7%、空気を93%の比に 設定することにより確立した。 培地条件: 実行1− 管腔内空間(Intracapillary space,ICS)−5%FBS+4mM グ ルタミン+100Kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシン+ 1.03gER1をDMEM(Duibecco's Modified Eagle's高グルコース(4.5g/L )基本培地 1000mL中に加えたもの。 ECS−20% FBS+4mM グルタミン+100K ユニットペニシリン/100m g ストレプトマイシンをDMEM 1000mL中に加えたもの。 実行2及び3− ICS−5%FBS+4mMグルタミン+100k ユニットペニシリン /100mg ストレプトマイシンをDMEM 1000mL中に加えたもの。 ECS−実行1に用いたものと同一。 5×108個の3C11細胞を含む接種物(生存率89%)を、18ゲージの針をつけた、 2本の滅菌された10mLのシリンジを用いて、BR110 バイオリアクターのECSに注 入した。片方のシリンジは、5mLのECS培地と細胞を含む。他方は空で、接種中に 置換された培地を集めるのに用いられた。実行2と3は共に、4.5×108個の3C11 (生存率97%)を、上述した方法により、ECSに注入した。Micro Mous eTMバイオリアクターシステムのための、細胞培養の日常の保守に関する標準的 な操作方法が、3つの全ての実行期間中を通して行われた。 細胞培養システムの工程パラメーターは、グルコースの取り込み、乳酸の生成 、NH3の生成および、モノクローナル抗体(MAb)の生成をモニターするように、 設定された。BR 110 バイオリアクターのICSから採取された、グルコース、乳 酸とNH3は、コダック Ektchem分析器を用いて分析された。BR 110 バ イオリアクターのECSからのMAbの回収は、全実行期間を通じ、毎回10mL、週3回 の頻度で行われた。BR 110のICSに用いられた培地は、培地中のグルコース濃度 が1.5g/L以下に落ちるか、または、乳酸濃度が20mMより高くなったとき、新しい 培地と入れ換えられた。中空繊維バイオリアクター中の時間に対しての細胞の増 殖を直接予測することはできないので、グルコースの取り込み率(GUR)および 乳酸の生産率(LPR)が、物質代謝の指紋として用いることができる。この方法 は妥当なものと思われる。なぜなら、特定のGURは細胞の対数増殖期において一 般的に一定であるように見えるからである。したがって、同一操作条件下に於け る、実験(実行1)における参照実験(実行2及び3)と比較してのより高いGU Rは、細胞の成長および/または生産性の増加の表示として用いることができよ う。 図4に、三つの実験実行の全てで得られたGURをしめす。バッチ操作のため、G URは、培地の入れ替えごとに、周期的に変わるように見受けられる。実行1のGU Rは、最初の15日間において、他の二つの実行に比べ、有意に高いようである。 比較的高い溶解酸素濃度(ヘモグロビンの再循環による)が、より多くのグルコ ースを利用する機会を、細胞に与えている。計測はされなかったが、(ヘモグロ ビンにより)バイオリアクターからCO2を運び去り、酸素供給器(即ち、ガス交 換器)へ戻す事が、同時に起こっていると仮定される。 細胞培養実験を始めて15日後、実行1に於ける細胞量は、非常に大きくなり、 ECSの取り出し口から、回収することもサンプルを取ることも困難になった。 LPRのGURに対する比は、細胞培養液の相対的通気状況を反映している。図4で 、実行2及び実行3に比べ、実行1において最低の比率を示している。このデー タは、酸素の供給を改善することにより乳酸の生成が効果的に減少する事、即ち 、グルコースがより効率よくCO2と水に代謝されることを示している。 図5は、三回の実行について蓄積された抗体の生成量の差を示している。0.1% (w/v)のウシヘモグロビンをBR 110/OXY-1システムに添加することにより、ほ ぼ2倍のIgG1生成の増加が達成された(即ち、実行1と実行2の比較)。同様の 結論が、実行1と実行3の比較でも導かれる。また、図3は、15日後には、詰ま り過ぎた細胞が死に始めるため、抗体の生産性が目覚ましく低下する事を示して いる。この結論は、図3の実行1の15日から30日目のGURを調べることにより裏 づけられる。 実施例2 この実施例では、3C11ハイブリドーマ細胞の増殖が記述される。培地上清中の IgG1抗体生成物は、放射免疫拡散分析(RID)によって測定された。 OXY-1酸素化システムを備えたUniSyn Micro MouseTM BR 11 0バイオリアクターシステムは、細胞を培養するため、実施例1及び図3に記述 した様式により組み立てられた。接種に先立ち、それらのシステムを、グリセリ ンを洗い落とすため、1000mLの基本IC培地で、一晩洗浄した。洗浄後、2000mLの 新しいIC培地を貯蔵器に無菌状態で注入した。 30日間の実験を5回、前もって滅菌したER-1をさまざまな量だけIC培地に添加 し、実施した。IC培地中のER-1の濃度は、0、0.0001、0.001、0.0 1および0.1%(w/v)が用いられた。 培地条件: 実行1(参照実験): ICS:5%ウシ胎児血清(FBS)+4mMグルタミン+100Kユニ ット ペニシリン/100mgストレプトマイシンを,DMEM(Dulbecco's Modif ied Eagle's高グルコース(4.5g/L)基本培地)1000mL中に加えたもの。 ECS:20%FBS+4mMグルタミン+100Kユニット ペニシリ ン/100mgストレプトマイシンを、DMEM 1000mL中に加えたもの 。 実行2 ICS:1.03mgのER-1を、実行1で用いた培地と同じものに加えた もの。 ECS:実行1で用いた培地と同じもの。 実行3 ICS:10.3mgのER-1を、実行1で用いた培地と同じものに加えた もの。 ECS:実行1で用いた培地と同じもの。 実行4 ICS:103.0mgのER-1を、実行1で用いた培地と同じものに加え たもの。 ECS:実行1で用いた培地と同じもの。 実行5 ICS:1.03gのER-1を、実行1で用いた培地と同じものに加えたも の。 ECS:実行1で用いた培地と同じもの。 5×108個の生細胞を含む接種物(生存率90%以上)を、2本の滅菌された シリンジを用いて、実施例1に於いて記述したようにして、BR 110バイオリアク ターのECSに注入した。Micro Mouse BR110バイオリアクター/OXY-1酸 素供給器システムは、標準的な操作方法に従い操作し、サンプルは、前述したよ うに(実施例1)、採取され分析された。 BR 110バイオリアクターのECSからのMAbの回収は、最初の日から始まり、最初 の一週間は毎日取り続けられた。その後、採取は、典型的には一日置きに毎回10 mLの量で実行の残りの期間を通しておこなわれた。 図7は、ER-1の添加を行ったものと行わないものの5回の異なる実行について 、30日間に蓄積された抗体の生成の差を示す。ER-1の添加を行わなかったケース である実行1と比較し、ほぼ1.5倍のIgG1生成の増加が、0.1%(w/v)のER-1を、 BR 110/OXY-1システムに添加することにより、達成された(実行5)。驚くべき 事に、0.0001%(w/v)のER-1を、BR-110/OXY-1システムに添加したときに(実行 2)、同様のIgG1生成の増加が観察された。これは、実施例2における、最低の 添加量である。このような驚くべき結果は、ER-1をIC培地に適用したとき、参照 実験(実行1)との比較において、細胞の増殖が昂進したことによって、説明さ れる。接種物の急速な増大は最初の10日以内に起こり、15日目までには、空間の 制約から、IgG1生成の減少が生じ得る。低いER-1濃度においては(即ち0.0001% ,実行2),空間の制約は、劇的におそくなる。なぜなら、最初の接種物に対し より少ない酸素しか供給されない事により、増大がよりはっきりしなくなるから である。以上の事から、ER-1濃度がより低い場合、高い生存率を保ちながら細胞 集団への酸素の供給を適当に行うことができるので、全体としての(長期の)バ イオリアクターの性能は改善される。しかしながら、実行3及び4においては、 最初の10日間に達した細胞密度が、最適な性能を維持する為のER−1濃度の酸 素運搬能力に対し高すぎた。それゆえに、IgG1の生成は実行5と同様、最終 的には低下した。これらの結果については、表1にさらに詳細に例示されている 。 図8は、LPRのGURに対する比が、実行2−5のようにER-1の濃度が増加するに したがって、ほとんど直線的に低下することを示している。これらの結果は、ER -1濃度の増加にともない、培地が益々好気性となることを強く示唆しており、そ してそれゆえに、生物薬剤(biopharmaceuticals)に対する効率の良い、一貫し たグリコシル化パターンが望まれる。 実施例3 UniSyn Micro MouseTM BR 110小型バイオリアクターシステ ム(1.5ft2,10kDセルロース中空繊維)を、何等改変せずに用いた。ガス交換の 手段は、製造業者によってICSループに設置されたある長さを持ったシリコン管 である。6回の30日にわたる3C11細胞培養の実行が、5種類の異なった血液代替 物を0.1%(w/v)IS培地に加えてなされた。システムは、37℃の一定の温度を保 つため、CO2インキュベーター内に設置され、IC培地のpHの7.0.から7.4の範囲で の調整は、CO2インキュベーター内の空気中のCO2を、7%に設定することにより確 立した。培養システムの洗浄には、100mLの基本IC培地を一晩用いた。 培地条件: 実行1(参照実験) ICS:次のものから成る完全培地:5%ウシ胎児血清(FBS)+4m M グルタミン+100Kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシ ンを,DMEM(Dulbecco's Modified Eagle's高グルコース(4.5g/L)基本培地) 1000mL中に加えたもの。 ECS:20%FBS+4mM グルタミン+100Kユニット ペニシリ ン/100mgストレプトマイシンを、DMEM 1000mL中に加えたもの 。 実行2 ICS:完全培地+シグマより購入したウシのヘモグロビン,H2625 (BH)1.0g ECS:実行1で用いたものと同じ物。 実行3 ICS:完全培地+エンゾン社(Enzon Inc.)からサンプルとして入手し たポリエチレングリコール 6%ヘモグロビン溶液(PEG−Hb)20mL ECS:実行1で用いたものと同じ物。 実行4 ICS:完全培地十バイオピュア社(Biopure Corp.)からサンプルとし て入手したFormula OneTM(Formula−1)とよばれる11.0%( w/v)ウシのヘモグロビン 10mL ECS:実行1で用いたものと同じ物。 実行5 ICS:完全培地+ヘマゲン(HemaGen/PFC)からサンプルとして入手し た40%(v/v)オキシフルオール(Oxyf1uorTM)過フッ素酸化学乳濁液(PF C)10mL. ECS:実行1で用いたものと同じ物。 実行6 ICS:完全培地+バイオリリース テクノロジー(Biorelease Technol ogies,Inc.)から購入したエリトロゲン(ErythorogenTM)と呼ばれる10.3 %(w/v)ウシのヘモグロビン(ER−1)10mL ECS:実行1で用いたものと同じ物。 5×108個の3C11ハイブリドーマ生細胞を含む接種物(生存率90%以上)を 、2本の滅菌されたシリンジを用いて、前記実施例に於いて記述した方法で、BR 110バイオリアクターのECSに注入した。これらの実行に於ける、育成、保守、 サンプル採取およびサンプルの分析は、Micro Mouse BR110バイ オリアクターの標準的な操作方法に従った。 BR110バイオリアクターのECSからのMAbの回収は、最初の日から始まり、 最初の一週間は毎日取り続けられた。その後、回収は実行の残りの期間を通して 典型的には一日置きに、毎回10mLずつ行われた。 グリコ社(Glyco,Inc.,ノヴァト、カリフォルニア)から入手した、N-リン ク オリゴサッカライド プロファイリング キット(90000/90010)FACETMテ スト キットを用いて、選択された実行で生産されたIgG1のグリコシル化パターンを決 定した。実行1、5及び6からの蓄積された生産物は、UniSyn Avid ALTMアフィニテイークロマトグラフのゲルを用い、あらかじめ精製された。 グリコFACE技術を用いたN-リンク オリゴ糖 分析 サンプルの調製 1.500μlの各サンプルを、スピン フィルターを用いて、濃縮する。 2.スピード ヴァック内で、サンプルを乾燥する。オリゴ糖の分離 3.バッファー、SDSとβ-メルカプトエタノール45μl中に、再懸濁す る。 4.室温で、10分間インキュベートする。 5.NP−40界面活性剤および、ペプチド N-グリコシダーゼ F(酵素)を 添加する。 6.37℃で、一晩インキュベートする。 7.スピード ヴァックでサンプルを乾燥する。オリゴ糖のフルオロフォアによる標識 8.フルオロフォア(ANTS)5μlを添加する。 9.還元剤5μlを添加する。 10.37℃で一晩インキュベートする。 11.スピード ヴァックでサンプルを乾燥する。電気泳動用サンプルの調製 12.水10μlを添加する。 13.2×ロード バッファー10μlを添加する。 14.4μlのサンプルをゲルにのせる。これは、原料の100μlに相当する。電気泳動 15.N−リンク ゲルを、5℃、20maで、一時間、電気泳動する。 図9は、30日間にわたる、血液代替物を用いた、および用いなかった6回の実 行の全てに関する、蓄積された抗体生成の差を示している。0.1%(w/v)のER-1 をBR 110システムに添加することにより(実行6)、参照実験の実行1と比較し て、ほぼ2.0倍のIgG1生成増加が達成された。実行5で0.1%(v/v)のPFCを添加 することにより、参照実験(実行1)に対して、1.8倍のIgG1生成増加が、観察 された。 図10は、物質代謝の表示としてLPRのGURとの比を、6回の実行全てについて 示している。他の5回の実行と比較して、実行1でのより高い比率は、乳酸の代 謝が、バイオリアクター中の高い細胞密度により必要とされる酸素量に比較して 、酸素供給が低い事によって、増加していることを示唆している。他方、実行5 で得られたより低い比率は、0.1%のPFC添加により、酸素が適当に供給されるこ とによって、乳酸の代謝が効果的に減少していることを示している。 表2に示す精製されたIgG1産物(実行1、5及び6より)に対するグリコシル 化試験の結果は、PFCが、MAbの生産性を増大させるのみでなく、グリコシル化の 度合いおよび、潜在的には該分子の生理活性も、増大することができることを示 している。この事は、図10の、他の全ての実行と比較してより低いLPR/GUR比( 即ち、0.59)を示す物質代謝の表示と直接的に相関している。 実施例4 UniSyn Micro Mouse(商標)BR110小型スケールバイオ リアクター(1.5ft.2、10kD セルロース中空繊維)およびOXY−1 酸素供給器(1.0ft.2、0.2μm孔径のポリエチレン酸素化繊維)を含む培 養システムを、図3に示したようにIC培地流路に沿って無菌的に構築した。こ のシステムをオーブン内に配置し、実施例1で詳述したように作動させた。 3種の30日実行を、0.1%(W/V)Erythrogen(ER−1) を接種後の種々の異なる期間添加して、または添加せずに行った。 実行1(コントロール) ICS:以下のものを含む完全培地:5%ウシ血清培地(FBS)+4mM グルタミン+1000mL DMEM(ダルベッコ(Dulbecco)の修飾 イーグル高グルコース(4.5g/L)基本培地)中の100Kユニット ペニシ リン/100mg ストレプトマイシン+0.1%(W/V)ER−1をBR11 0中の細胞培養の最初の1日間加える。その後は実行の間、ER−1を完全培地 から除く。 ECS:20%FBS+4mM グルタミン+1000mL DMEM中の10 0Kユニット ペニシリン/100mgストレプトマイシン 実行2: ICS:完全培地+0.1%(W/V)ER−1をBR110中の細胞培養の 最初の3日間加える。その後は実行の間、ER−1を完全培地から除く。 ECS:実行1に用いたのと同じ。 実行3: ICS:完全培地+0.1%(W/V)ER−1をBR110中の細胞培養の 最初の5日間加える。その後は実行の間、ER−1を完全培地から除く。 ECS:実行1に用いたのと同じ。 5×108生存3C11ハイブリドーマ細胞(90%以上の生存率)を、実施 例1で既に記載したように、各BR110バイオリアクターのECSに注入した 。 細胞培養を日々保持するために、3種の実行全てについてMicro Mous e BR110バイオリアクター/OXY−1酸素供給器システムの標準操作工 程に従った。 BR110のバイオリアクターのECSからのMAbの回収を第一日目から開 始し、最初の1週間毎日回収を行った。続いて、回収は典型的には1日置きに行 い、実行の残りの期間中、1回当たり10mlの容量を取り出した。 図11は、接種後の異なる期間に加えられ、よって異なる細胞増大期を定める ER−1を添加した場合の蓄積する抗体生産の相違を示す。最初の10日間に同 様のMAb生産が観察された。ER−1を一時的に使用する期間が増加する程、 蓄積生産は減少した。これは、ER−1を(1−3日に対して)5日間使用する と非常に大きな細胞が得られることに因る。増大した酸素運搬能力をER−1を ICS培地から除くことにより一旦止めると、慣用されているバイオリアクター システムは通常の細胞より大きい細胞について生産率を同じに保つことができな かった。1−3日目の間に最大となると思われ、ICS培地に0.1%ER−1 を加えた場合も加えない場合も生産率は変化しなかった。実行1では実行3と比 較してMAb生産の1.5倍増加が観察された。長期間の生産については、0.1 % ER−1を全期間中使用した場合(実行5)よりも、1−3日間使用した場 合の方が効率がよいであろうと予想される。 実施例5 MAb生産用IC培地中に生物学的酸素キャリアーを加えた、スケールアップ した中空繊維バイオリアクターシステム中で培養した懸濁液タイプの細胞系の増 殖について記載する。細胞系はマウスハイブリドーマ3C11である。放射性免 疫拡散(RID)分析によって培養上清中のIgG1抗体生産物を測定した。 実行1ではこの研究のために、BR1910中空繊維バイオリアクター(1. 9ft2、10kD セルロース中空繊維)およびOXY−10酸素供給器(1 0ft2、平均0.2μm孔径のポリエチレン酸素化繊維)を伴うUniSynC ell Pharm(商標)2000細胞培養装置が選択された。培養システム は一般に”操作マニュアル”に記載されているように、滅菌され、組み立てら れ、付属品および制御装置に接続され、燃料を注入され(primed)、洗浄 された。 Erythrogen(商標)(ER−1)と呼ばれる0.01%(W/V) ウシヘモグロビンを用いてCell Pharm(商標)2000/BR191 0バイオリアクター中で、30日の実行を1回行った。実行の初めの15日間に IC灌流培地にER−1を添加した。 対照として、1つのUniSyn Micro Mouse(商標)小型スケ ールバイオリアクター(1.5ft2、10kD セルロース中空繊維)およびO XY−1酸素供給器(1.0ft2、0.2μmのポリエチレン酸素化繊維)を使 用した(実行2)。このシステムをオーブン中に配置し、実施例1に既述したの と同様に作動させた。IC再循環培地中にあらかじめ滅菌した0.1%(W/V )ER−1を添加して30日実行を1回行った。 培地条件: 実行/BR1910 ICS: 5%ウシ胎児血清(FBS)+4mM グルタミン+20L DM EM(ダルベッコ(Dulbecco)の修飾イーグル高グルコース(4.5g /L)基本培地)中の200mL ペニシリン/ストレプトマイシン溶液+20 mLの10.3%(W/V)ER−1を細胞培養の最初の15日間加える。その 後は実行の間、ER−1をIC培地から除く。 ECS: 20%FBS+4mM グルタミン+1000mL DMEM中の1 00Kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシン 実行/BR110 ICS:5%ウシ胎児血清(FBS)+4mM グルタミン+1000mLD MEM中の100Kユニット ペニシリン/ストレプトマイシン溶液+1.0mL の10.3%(W/V)ER−1 ECS:実行/BR1910で使用したものと同じ BR1910およびBR110バイオリアクターのECSに、22ゲージ(g uage)針を伴う2本の無菌の10mLシリンジを用い、5×108生存細胞 (生存率90%以上)を含む接種物を、これらのバイオリアクターのECSの後 に注入した。BR110のECSを洗浄するのに20mLのEC培地を使用し、 Br1910には180mLのEC培地を使用した。片方のシリンジは5mLの EC培地と細胞を含んだ。もう片方のシリンジは空であり、接種中に置き換えら れた培地を集めるのに使用された。実行に際し、培養された細胞を日々維持する ためにMicro Mouse BR110バイオリアクター/OXY−1酸素供 給器システムの標準的な操作工程に従った。培養実行の1日目にBR110バイ オリアクターのECSからMAbの回収を開始し、最初の1週間毎日回収を継続 した。その後は典型的には1日おきに回収を行い、実行の残りの期間中1回あた り10mLの容量を回収した。BR1910のECSからのMAbの回収は、実 行の間1回あたり60mLの容量を回収した。トリパンブルー排除/ヘマサイト メーター法を用いて各回収物における細胞の生存率を測定した。 グルコース取込み、乳酸生産、NH3生産およびMAb生産をモニターするた めに細胞培養システム中に工程パラメーターを設定した。Kodak Ekta chem分析機を用いてシステム外でグルコース、乳酸およびNH3分析を行う ためにBR119バイオリアクターのIC培地から定期的に試料を回収した。B R110のICS中で使用される培地は、培地中のグルコース濃度が1.5μg /Lより低くなるか、または乳酸濃度が20mMより高くなった場合に新鮮な培 地と交換した。BR1190バイオリアクターの実行中、再循環速度は400m L/分に設定した。この場合、BR1910の各繊維の管腔中のIC培地の流速 は、BR110中で使用されたのと同じであった。IC培地の灌流速度(perfus ion rate)は、接種後1.0L/日で開始された。この速度は、グルコース消費 および乳酸生産等の細胞代謝の速度に応じて徐々に上げられた。7日後に最大灌 流速度は5.0L/日到達し、実行中維持された。 図12は、中空繊維細胞培養IC培地中に使用されたER−1の規模依存性( scaleability)を示す。これは中空繊維が最初に使用されてから2 0年間で初めて、その直線的な規模依存性を示すものである。従って、主に培養 の最初の15日間を考慮した場合、繊維表面面積が1.5ft2から19ft2 に増加するに伴い、生産率が約10倍に増加した。 15日以降、実行1ではIC培地からER−1を取り除いた。図13は、回収 物中における生産率および細胞生存率の双方に対するER−1の影響を顕著に示 している。ER−1を取り除くまでは生存率は80%以上であり、他のバイオリ アクターの接種物として利用するのに適当であった。さらに、細胞培養物におけ るそのように高い生存率および高い細胞密度は、高い生産物濃度(例えば、生物 的薬剤)および生存粒子(例えば、ベクター)の高い力値という結果をもたらす こととなる。 実行1においてIC培地からのER−1の除去後、生存率は通常の中空繊維シ ステムの典型的なレベルまで急速に下がった。同様に、日々の回収物中の抗体濃 度および、従って蓄積生産率も顕著に減少した。 実施例6 2回の25日ハイブリドーマ細胞培養実験を記載する。細胞はATCC(HB 8511)から得られたマウスハイブリドーマ3C11で、これは細菌ペプチド グリカンに対するモノクローナル抗体IgG1を分泌する。細胞上清中のこのI gG1抗体生産物は、放射性免疫拡散(RID)分析によって測定する。 実行1および2ではスケールアップしたBR3510バイオリアクター(35 ft2、10kD セルロース中空繊維)およびOXY−10酸素供給器(10. 0ft2、0.2μm ポリエチレン酸素化繊維)を伴うUniSyn Cell Pharm(商標)2000システムを使用した。培養システムは一般に”操 作マニュアル”に記載されているように、滅菌され、組み立てられ、付属品およ び制御室に接続され、燃料を注入され、洗浄された。 0.01L% ER−1(W/V)濃度をIC培地に加えた。両実行において IC培地はUniSyn's Hybrid Grow(商標)(HG)基本培 地であった。実行1においてのみER−1が培地に添加された。 培地条件: 実行1: ICS: 5%ウシ胎児血清(FBS)+2mM グルタミン+20Lバッグ のHG基礎培地(高グルコース(4.5g/L))中の200mL ペニシリン/ ストレプトマイシン溶液+20mLの10.3%(W/V)ER−1 ECS: 20%FBS+2mM グルタミン+1000mL HG中の100 Kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシン 実行2: ICS:高グルコース 4.5g/L(4mMグルタミン+ペニシリン/スト レプトマイシン)を含む20LバッグのHG完全培地 ECS:20%FBS+1000mLのHG完全培地 5×108生存細胞(生存率90%以上)を含む接種物を実施例5で既述した ようにBR3510のECSに注入した(実行1)。実行2では、1×109生 存細胞(生存率90%以上)を含む接種物をECSに適用した。試料を回収し、 既に記載した方法に従って分析した。 BR3510バイオリアクターのECSからのMAbの回収は1日目に開始し 、実行1の期間中1回当たり120mLの容量の回収を毎日継続した。実行2で は典型的な回収は、1回当たり60mLの容量をウィークデー毎に(1週間につ き5回)回収することにより行った。 実行1におけるIC培地の灌流速度は、細胞接種後1.0L/日で開始し、細 胞代謝の速度に従って日々増加した。最大灌流速度は8日後に6.0L/日到達 し、実行中維持された。BR3510のICSの管腔を通るIC再循環培地は7 00mL/分に設定され、14日目に800mL/分まで上げられた。実行2に は、BR3510を通るIC再循環培地は999mL/分に設定され、灌流速度 は4日目以降5.0L/日に固定された。 図14は、35ft2バイオリアクター(実行1)においてER−1が、同様 のバイオリアクターシステム中の慣用された培地と比較して、IgG1生産に影 響を与えることを示す。表3は、イソタイプ(IgG1)特異的および非イソタ イプ特異的な、あるいは一般的な(IgG1)RIDプレートを用いてて定めら れた生産率の点における,ER−1を使用することの経済的利益を示す。典型的 には、3C11細胞から生産物について2つのタイプのRIDプレートにおいて 、 7の相違を有する因子がある。このような大きな不一致は極めて稀であるが、本 ケースの場合には再現的に生じる。異なる細胞培養法の間で比較を行う場合、典 型的には一般のIgG RIDプレートが分析に使用される。これに基づくと、 典型的な30L撹拌タンクと比較して、実験は抗体1グラム当たり実質的に低い 値段で行えることを示す。慣用された中空繊維細胞培養システムは、以前は決し て撹拌タンクに勝ることはできなかった。 実施例7 本実験の3つの実行全てにおいて、UniSyn Micro Mouse(商 標)BR110小型バイオリアクター(1.5ft2 10kD セルロース中空 繊維)を適用した。37℃の定温を維持するためにこのシステムをCO2インキ ュベーター中に配置し、CO2インキュベーター中の空気を7%CO2に設定する ことにより、IC培地のpHを7.0から7.4の範囲に制御した。 各IC培地にあらかじめ滅菌した0.1%(W/V)ER−1を添加して30 日の実行を3回行った。 培地条件 実行1: ICS: 以下のものを含有する完全培地:5%ウシ胎児血清(FBS)+4 mM グルタミン+1000mL DMEM(ダルベッコ(Dulbecco) の修飾イーグル高グルコース(4.5g/L)基本培地)中の100kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシン ECS: 20%FBS+4mM グルタミン+1000mL DMEM中の1 00Kユニット ペニシリン/100mg ストレプトマイシン 実行2: ICS: 完全培地+10mLの10.3%(W/V)ER−1 ECS: 実行/BR1910で使用したものと同じ 実行3: ICS: 完全培地 ECS: 20%FBS+4mM グルタミン+1000mL DMEM中の1 00Kユニット ペニシリン/100mgストレプトマイシン+10mLの10. 3%(W/V)ER−1 5×108の生存3C11ハイブリドーマ細胞(生存率90%以上)を含む接 種物を、実施例1で既述したようにBR110のECSに注入した。3つの実行 全てに際し、培養細胞を日々維持するためにMicro Mouse(商標)B R110バイオリアクターの標準的な操作工程に従った。 図15は、30日の実行においてER−1をBR110のICSに添加した場 合とECSに添加した場合の、蓄積抗体生産における相違を示す。0.1% E R−1をICSに添加した場合(実行2)、実行1のER−1を加えない場合と 比較してIgG1生産がほぼ2倍に増加した。しかしながら、ER−1をECS に添加した場合には(実行3)、コントロールのER−1を加えない場合(実行 1)と比較してIgG1生産は1.4倍の増加が観察された。 図16は、代謝工程の相対的評価として3つの実行全てについてLPRのGU Rに対する割合を示す。実行1における割合が他の実行と比較して高いことは、 バイオリアクター中の高い細胞密度によって、酸素化装置と比較して酸素の供給 が少ないため乳酸代謝が増加したことを示唆している。一方実行2および3で得 られたより低い値は0.1% ER−1の添加により酸素供給が増強されたこと によって、乳酸代謝が著しく減少したことを示す。対照的に、実行3では実行2 と比較して抗体濃度の有意な変動が観察された。これは試料調製の頻度に応じて 変化し、ER−1の細胞に対する細胞毒性効果は、双方がECS中にある場合回 収プロトコールによって調節し得ることを示している。従って、培地添加物が細 胞と混合された場合、低いLPR/GUR率の競合効果(i)および細胞毒性効 果(ii)が、工程の不一致ならびに細胞系から細胞系への変異という結果をもた らす可能性がある。 実施例8 定常培養実験において4種の酸素キャリアーについて生存研究を行った。標準 的な6穴細胞培養プレート中で各添加物について5つの異なる培地条件を用いた 6日間の研究によって、各添加物を評価した。これをCO2インキュベーターに いれて37℃の低温状態に保ち、CO2インキュベーター中の空気のCO2濃度を 7%にセットすることにより、培地中のpHを7.0から7.4の範囲に制御した 。培地条件は以下の通りである: 実行1 (a) 0.1% BH ネガティブコントロール: 0% ウシ胎児血清(FBS)+4mM グルタミン+48.5mL DMEM( ダルベッコの修飾イーグル高グルコース(4.5g/L)基本培地)中の5kユ ニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+シグマ社から購入した50m g ウシ ヘモグロビン(BH) (b) 0.1% BH: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+50mg BH (c) 1.0% BH: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+500mg BH (d) 10.0% BH: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+5000mg BH (e) ポジティブコントロール: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン 実行2 (a) 0.1% ER−1 ネガティブコントロール: 0%FBS+4mM グルタミン+48.0mL DMEM中の5k ユニットペ ニシリン/5mg ストレプトマイシン+Biorelease Technologies,Inc.社から 購入したErythrogen(商標)(ER−1)と呼ばれる10.3%(w /v)ウシ ヘモグロビン0.5ml (b) 0.1% ER−1: 20%FBS+4mM グルタミン+38.0mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの10.3%(W/V)E R−1 (c) 1.0% ER−1: 20%FBS+4mM グルタミン+33.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの10.3%(W/V)E R−1 (d) 2.0% ER−1: 20%FBS+4mM グルタミン+28.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+10mlの10.3%(W/V)E R−1 (e) ポジティブコントロール: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン 実行3 (a) 0.11% Formula−1 ネガティブコントロール: 0%FBS+4mM グルタミン+48.0mL DMEM中の5k ユニットペニ シリン/5mgストレプトマイシン+Biopure Co.社から購入したFormul a−One(商標)(Formula−1)と呼ばれる11.0%(w/v)ウ シ ヘモグロビン 0.5ml (b) 0.11% Formula−1: 20%FBS+4mM グルタミン+38.0mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの11.0%(W/V)F ormula−1 (c) 1.1% Formula−1: 20%FBS+4mM グルタミン+33.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの11.0%(W/V)F ormula−1 (d) 2.0% Formula−1: 20%FBS+4mM グルタミン+28.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+10mlの11.0%(W/V)F ormula−1 (e) ポジティブコントロール: 20%FBS+4mM グルタミン+38.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン 実行4 (a) 0.1% PFC ネガティブコントロール: 0%FBS+4mM グルタミン+48.0mL DMEM中の5k ユニットペ ニシリン/5mg ストレプトマイシン+HemaGen/PFC社から購入した40.0% (W/V)過フッ素化炭素乳濁液(PFC)0.5ml (b) 0.1% PFC: 20%FBS+4mM グルタミン+48.0mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの40.0%(W/V)P FC (c) 1.0% PFC: 20%FBS+4mM グルタミン+33.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+0.5mlの40.0%(W/V)P FC (d) 2.0% PFC: 20%FBS+4mM グルタミン+28.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン+10mlの40.0%(W/V)P FC (e) ポジティブコントロール: 20%FBS+4mM グルタミン+28.5mL DMEM中の5k ユニット ペニシリン/5mg ストレプトマイシン 1×105の3C11ハイブリドーマ生存細胞を含む接種物を、標準的な6穴 培養プレートの各穴に均等にピペッティングし、各穴が5mLの条件培地および 細胞を含むようにした。典型的には各実行は5つのプレートで行い、各プレート の各穴中の細胞上清から毎日サンプルを採取した。 グルコースの取り込み、乳酸生産、NH3生産およびMab生産をモニターす るために、実験において工程パラメーターを定めた。細胞培養プレートの穴から サンプルを回収し、コダックのExtachem分析器を用いてグルコース、乳 酸およびNH3のオフライン分析を行った。トリパンブルー排除/ヘマサイトメ ーターを用いてサンプル中の生存細胞および非生存細胞を数えた。 図17−20は、種々の酸素キャリアーを添加した場合および添加しない場合 の、異なる培地条件中の細胞生存曲線を示す。 データは、FBSが培地に加えられた場合(即ち、ネガティブコントロール) 添加物は細胞毒性効果を発揮することを示す。さらに、酸素キャリアーとして劇 的な細胞毒性を示したFormula−1を除き、全ての添加物は20%FBS 下でも0.1%から2%まで(およびそれ以上)増加した。FBSはこれらの添 加物の細胞毒性効果を何らかの機構により減ずると思われる。 実施例9 OXY−1(1.0ft2、0.2μm ポリプロピレン繊維)で修飾した小型( 1.5ft2、10kD MWC セルロース繊維)UniSyn MicroM ouse(商標)BR110酸素供給器を使用して、Telios Pharmaceuticals, Inc.からの足場依存性組換えチャイニーズハムスター卵巣(rCHO)細胞系を 培養した。細胞系は組換え治療用タンパク質、即ちデコリンを発現する。この生 物薬剤は腎臓繊維症の治療に使用できる。3回の実験を実行した。標準的なMi cro Mouse作動工程の後回収を行い、サンプルを実施例1において既述 したように処理した。既述した方法から特に変更した点を以下に示す。 実行1(コントロール): このシステムは、37℃の定温を保持するためのオーブンの中に配置された。 CO2と空気をあらかじめ混合したガスを、約75.0(STD)mL/分の速 度でバイオリアクターのICS中の環状に再循環する培地とは反対の方向に、酸 素供給器を通した。2つの流速計を用いてCO2と空気の流速を調整し、バイオ リアクターシステム中のpH値を制御した。このシステムを1000mLのHy brid Grow(商標)培地で一晩かけて洗浄した。洗浄の後、この使用済 基本IC培地を廃棄ビンに無菌状態で流し込み、2000mLの新鮮なIC培地 と無菌状態で交換した。 5x108の生存細胞を含む接種物を、10mLのHybrid Grow( 商標)中の10% FBS+4mM L−グルタミン+100k ユニットペニ シリン/100mgストレプトマイシン(Media Tech,VA)に再懸 濁し、既述したように(実施例1)バイオリアクターのECS中に接種した。 実行2 この実行は2つの段階からなった。第一段階は、Telios Pharmaceuticals,In c.,San Diego,CaliforniaによるPepTite(商標)2000(RGDペ プチド)P−2000のBR110バイオリアクター中の繊維上へのコーティン グである。第二段階は、細胞培養の実行である。小型のバイオリアクターBR1 10(UniSyn 1.5ft2、10kD)セルロース中空繊維)をMicr o Mouse配置(configuration)中100μg/mLのP− 2000溶液でコーティングした。P−2000溶液を100mLのPBS(M edia Tech,VA)に溶解し、外部の蠕動ポンプで一晩中ECS中を再 循環させた。PBSを含んだ通常のICS培地として別のポンプを据え付けた。 ICS再循環は1日の処理の後停止し、一方、ECS再循環はコーティングが生 じるまでさらに約3日間続けられた。 2.7×108生存rCHO細胞を含む接種物を、10%FBS+4mM L− グルタミン+100 ペニシリン/100mg ストレプトマイシンと共に5m L容量でバイオリアクターに装填した。細胞培養システム中の工程パラメーター は、既に実行1において記載したように設定した。 実行3 このシステムは、小型のバイオリアクターBR110(UniSyn、1.5 ft210kD、セルロース中空繊維)の使用を含み、Micro Mouse( 商標)のための使用者用マニュアルに従って、無菌的に設置した。このシステム の操作は、実行1の場合と全く同じに行った。この実行では、メトトレキセート (640nM)およびER−1(0.1%)の両方を、実行の最初の5日間だけ ICS培地に加えた。グリコシル化パターンについて、5日目、15日目および 30日目に回収した上清試料を分析した。 図21は、繊維をPepTite(商標)2000でコーティングすると、ま たはIC培地中にER−1を使用すると、デコリンの蓄積生産率が2倍になった ことを示す。メトトレキセートの役割は、ER−1が適用された場合に接種物が 最も迅速に増大する期間中、遺伝子の正確な複製を保証することである。rCH O細胞はP−2000中のRGDアミノ酸配列(アルギニン−グリシン−アスパ ラギン酸)に結合し、よって、実行2におけるこれらの足場依存性細胞の生長お よび生産率を、実行1と比較して高めるであろう。 驚くべきことに、ER−1の使用により可能となった酸素供給の向上は、生産 性において(実行3)P−2000コーティング(実行2)と同等の効果を生じ させる。これはおそらく、細胞増殖および接種物の代謝が高まり、細胞接着を促 進するように、細胞が培地の繊維表面の条件を迅速に整えることに因ると思われ る。実行1および2では接種後約2−3週間、有意な細胞増殖の徴候を示さなか ったのに対し、数日以内にバイオリアクターが目に見えてコンフルエントになっ たことが注目される。 図22は、実行3で生産されたデコリンのグリコシル化パターンを、治療上活 性なデコリン標準と比較して描いたものである。ウェスタンブロット分析の結果 は、低濃度にもかかわらず(上清は分析前に精製されなかった)、実行3は30 日間の実行中GAG−鎖の付加されたデコリンを生産した。従って、この物質は 治療上活性であろうと期待された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 酸素キャリアー1gあたり少なくとも0.001mMの遊離酸素を培地 に提供するのに有効な量の前記酸素キャリアーを含む、細胞培養用組成物。 2. メテモグロビンを実質的に含まない安定化されたヘモグロビンまたはパ ーフルオロケミカルエマルジョンを含む、細胞培養用組成物。 3. 0.00001から1.0% W/Vの安定化ヘモグロビンまたは過フッ 素酸化学乳濁液を含む、請求項2に記載された細胞培養用組成物。 4. 前記安定化ヘモグロビンが、実質的にメテモグロビンを含まない安定化 ウシヘモグロビンである、請求項2または3に記載の細胞培養用組成物。 5. 前記安定化されたヘモグロビンが、架橋された組換えヒトヘモグロビン である、請求項2または3に記載の細胞培養用組成物。 6. 中空繊維バイオリアクター中で細胞を培養する方法であって、細胞栄養 培地を前記バイオリアクター中の中空繊維の管腔を通して循環させる方法におい て、請求項1、2、3または4に記載された細胞培養用組成物を循環させる点が 改良されている方法。 7. バイオリアクター中で培養される細胞の接種物増大期にのみ、栄養培地 を管腔を通して循環させる、請求項6に記載の方法。 8. 培養培地が、0.00001から0.1%(W/V)の安定化ウシヘモグ ロビンを含む、請求項6または7に記載の方法。 9. 栄養培地のpHを、二酸化炭素または二酸化炭素と空気の混合物を中空 繊維の管腔に導入することによって制御する、請求項6または7に記載の方法。 10. 中空繊維バイオリアクター中で細胞を培養する方法であって、細胞栄養 培地を前記バイオリアクター中の中空繊維の管腔を通して循環させる方法におい て、前記培地のpHを、二酸化炭素または二酸化炭素と空気の混合物を中空繊維 の管腔に導入することによって制御し、その後前記二酸化炭素の導入を停止し、 空気または純粋な酸素を導入することによって培地中のpHを制御する点が改良 されている方法。 11. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の培地組成物を伴う細胞培養の 方法であって、前記培地組成物は高い細胞密度ならびに80%から100%の間 の高い細胞生存率を与え、バイオリアクターに特性を与え、適切に感染させた場 合ウイルスに高い力価を与えるのに有用である、前記方法。 12. 培地に添加した場合に、高濃度の生物薬剤ならびに高力価のベクター等 のウイルス粒子の迅速な生産を含む改善された培養状況を、あらゆる種類の細胞 に明らかにもたらすことができ、それによって、足場依存性および足場非依存性 の真核細胞および原核細胞が発酵において利益を受けられる、請求項2または3 に記載の細胞培養培地添加物。 13. 高密度で、かつ少なくとも80%の生存率を有する細胞培養生産物をも たらす、請求項6に記載の方法。 14. 細胞がウイルスの宿主細胞で、高力価のウイルス粒子を与えるものであ る、請求項13に記載の方法。 15. 中空繊維細胞培養生産物のグリコシル化を促進および制御する方法であ って、細胞を請求項6に記載の方法で培養して、LPR/GUR比が約0.85 より大きくならないように調節することを含む、前記方法。 16. 中空繊維バイオリアクターが低いパッケージング密度を有する、請求項 6に記載の方法。 17. バイオリアクターのパッケージング密度が20%から70%である、請 求項16に記載の方法。 18. 管腔外細胞培養空間中に含まれた中空繊維膜ならびに培地添加物の管腔 内空間再循環のための手段を有する、細胞培養酸素供給システム。 19. 中空繊維膜、ならびに該中空膜の管腔内空間を通して栄養培地添加物を 再循環させるための手段を有する、請求項18に記載の撹拌タンク細胞培養シス テム。
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