JPH085158B2 - 加工性、耐食性の優れた缶用ラミネート鋼板 - Google Patents
加工性、耐食性の優れた缶用ラミネート鋼板Info
- Publication number
- JPH085158B2 JPH085158B2 JP63015836A JP1583688A JPH085158B2 JP H085158 B2 JPH085158 B2 JP H085158B2 JP 63015836 A JP63015836 A JP 63015836A JP 1583688 A JP1583688 A JP 1583688A JP H085158 B2 JPH085158 B2 JP H085158B2
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- Japan
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- film
- steel sheet
- corrosion resistance
- resin
- cans
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ビール、炭酸飲料、ジュースあるいは一般
食品等を内容物として充填・保存するための金属容器
(缶)用鋼板に関するものであり、底と缶胴を一体とし
て成形される2ピース缶および蓋材として利用される。
食品等を内容物として充填・保存するための金属容器
(缶)用鋼板に関するものであり、底と缶胴を一体とし
て成形される2ピース缶および蓋材として利用される。
金属容器用鋼板としては、“ぶりき”あるいは“ティ
ンフリースチール”(電解クロム酸処理鋼板)が良く知
られており、溶接缶、接着缶あるいはDI缶(絞りとしご
き加工により成形される缶)用素材として用いられてい
る。これらの素材は、製缶加工の前または製缶加工後に
5〜10μmの厚さの有機塗装をして用いられる事が多
く、耐食性は主として有機塗装に頼っている現状にあ
る。例えば特開昭54−94585号公報や特開昭54−13268号
公報には鋼板に塗装を施した後DI加工を行うことが提案
されている。
ンフリースチール”(電解クロム酸処理鋼板)が良く知
られており、溶接缶、接着缶あるいはDI缶(絞りとしご
き加工により成形される缶)用素材として用いられてい
る。これらの素材は、製缶加工の前または製缶加工後に
5〜10μmの厚さの有機塗装をして用いられる事が多
く、耐食性は主として有機塗装に頼っている現状にあ
る。例えば特開昭54−94585号公報や特開昭54−13268号
公報には鋼板に塗装を施した後DI加工を行うことが提案
されている。
その際、有機塗装としては、一般にエポキシ、エポキ
シ−フェノール、ビニル、ポリエステル等の熱硬化性塗
料が用いられている。
シ−フェノール、ビニル、ポリエステル等の熱硬化性塗
料が用いられている。
底と缶胴を一体として成形される2ピース缶の場合、
2〜3回に及ぶ絞り加工(DRD缶)、あるいは2回の絞
り加工後2〜3段のしごき加工(DI缶)により成形され
ている。素材としては、錫めっき鋼板(ブリキ)あるい
はアルミニウム板が使用されているが、ブリキの場合、
耐食性が不十分なため成形後2回に亘り内面塗装を行な
っている状況にある。1回の塗装では、塗膜が鋼板表面
を完全に被覆できないため内容物中への鉄溶出がおこ
り、味・フレーバーの低下、更には穿孔缶の発生にいた
るという問題がある。
2〜3回に及ぶ絞り加工(DRD缶)、あるいは2回の絞
り加工後2〜3段のしごき加工(DI缶)により成形され
ている。素材としては、錫めっき鋼板(ブリキ)あるい
はアルミニウム板が使用されているが、ブリキの場合、
耐食性が不十分なため成形後2回に亘り内面塗装を行な
っている状況にある。1回の塗装では、塗膜が鋼板表面
を完全に被覆できないため内容物中への鉄溶出がおこ
り、味・フレーバーの低下、更には穿孔缶の発生にいた
るという問題がある。
本発明は、2ピース缶におけるこのような問題を解決
するため、耐食性の極めて優れた缶用鋼板を提供するも
のである。
するため、耐食性の極めて優れた缶用鋼板を提供するも
のである。
本発明は、薄鋼板の片面にSnめっき、もう一方の面に
Snめっきおよび/またはクロム皮膜を有し、その上層
に、融点が200〜240℃であり、非晶質構造を有する、10
〜100μmのポリエステル樹脂皮膜を有する事を特徴と
する。
Snめっきおよび/またはクロム皮膜を有し、その上層
に、融点が200〜240℃であり、非晶質構造を有する、10
〜100μmのポリエステル樹脂皮膜を有する事を特徴と
する。
缶外面に対しては、しごき加工時の潤滑性が重要なた
めSnめっき皮膜が必要であり、1.0〜10.0g/m2程度の付
着量が必要とされる。その際、Sn−Fe合金層は硬くて脆
いため潤滑面としての観点からは出来るだけ低く抑える
必要がある。Snめっき後の溶錫処理による光沢ある外観
を必要とする時でも合金層量は出来るだけ低く、例えば
0.6g/m2(錫として)程度以下に抑える必要がある。
めSnめっき皮膜が必要であり、1.0〜10.0g/m2程度の付
着量が必要とされる。その際、Sn−Fe合金層は硬くて脆
いため潤滑面としての観点からは出来るだけ低く抑える
必要がある。Snめっき後の溶錫処理による光沢ある外観
を必要とする時でも合金層量は出来るだけ低く、例えば
0.6g/m2(錫として)程度以下に抑える必要がある。
缶内面に対しては、耐食性の確保が最も重要である。
このために本発明では、DI加工前に10〜100μmの特定
のポリエステル樹脂皮膜を鋼板表面上に積層し、加工後
の缶内面においても被覆性の良い皮膜を得る事を目的と
する。
このために本発明では、DI加工前に10〜100μmの特定
のポリエステル樹脂皮膜を鋼板表面上に積層し、加工後
の缶内面においても被覆性の良い皮膜を得る事を目的と
する。
以下に本発明に必要なポリエステル樹脂皮膜の特性に
つき詳述する。先ず最初にポリエステル樹脂皮膜の厚さ
についてであるが、10〜100μmの範囲に限定した。10
μm未満ではDI成形後の引膜厚が3〜4μm程度にな
り、皮膜欠陥の発生が避け得ないため、耐食性の向上は
期待出来ない。
つき詳述する。先ず最初にポリエステル樹脂皮膜の厚さ
についてであるが、10〜100μmの範囲に限定した。10
μm未満ではDI成形後の引膜厚が3〜4μm程度にな
り、皮膜欠陥の発生が避け得ないため、耐食性の向上は
期待出来ない。
皮膜厚さとしては厚い方が耐食性的には有利である
が、コスト面を考慮すると余りに厚い皮膜は実用的でな
いためその上限は100μmとした。耐食性、コスト両面
より考え、より望ましい範囲は30〜60μmである。
が、コスト面を考慮すると余りに厚い皮膜は実用的でな
いためその上限は100μmとした。耐食性、コスト両面
より考え、より望ましい範囲は30〜60μmである。
次に、ポリエステル樹脂の融点を200〜240℃と特定し
た理由を説明する。DI成形の場合、絞り加工後の缶側壁
をしごき加工により大きく減少させることを特徴として
いる。例えば、市販のビール缶の場合、0.30mm→0.10mm
と約1/3になるまで加工される。この加工時に非常に大
きな熱(材料発熱+摩擦熱)が発生し、素材温度は約20
0℃程度まで上昇することを知見したものである。
た理由を説明する。DI成形の場合、絞り加工後の缶側壁
をしごき加工により大きく減少させることを特徴として
いる。例えば、市販のビール缶の場合、0.30mm→0.10mm
と約1/3になるまで加工される。この加工時に非常に大
きな熱(材料発熱+摩擦熱)が発生し、素材温度は約20
0℃程度まで上昇することを知見したものである。
積層した樹脂の融点が低い場合、DI成形の途中にて樹
脂の融解が起こり、パンチ表面への樹脂が糊着し連続成
形上の問題を生じると共に、成形缶内面における樹脂の
被覆性が極端に劣化し、耐食性の向上に寄与しない事に
なる。従って、樹脂の融点としては200℃を下限とし
た。
脂の融解が起こり、パンチ表面への樹脂が糊着し連続成
形上の問題を生じると共に、成形缶内面における樹脂の
被覆性が極端に劣化し、耐食性の向上に寄与しない事に
なる。従って、樹脂の融点としては200℃を下限とし
た。
一方、樹脂融点の上限であるが、これは本発明鋼板の
製造技術上の問題と関連するものである。本発明鋼板を
製造する場合、金属めっきを先に行ない、その後樹脂を
積層する方が合理的である。なぜなら、ポリエステル樹
脂の下には、密着性を安定させるため、少なくともクロ
ム皮膜の存在が必要であり、更に耐食性向上のためには
Snめっきをその下層に有する事が望ましい。また、缶外
面に相当するSnめっきにも軽度のクロメート処理を行な
う必要がある。
製造技術上の問題と関連するものである。本発明鋼板を
製造する場合、金属めっきを先に行ない、その後樹脂を
積層する方が合理的である。なぜなら、ポリエステル樹
脂の下には、密着性を安定させるため、少なくともクロ
ム皮膜の存在が必要であり、更に耐食性向上のためには
Snめっきをその下層に有する事が望ましい。また、缶外
面に相当するSnめっきにも軽度のクロメート処理を行な
う必要がある。
従って、脱脂・酸洗後の鋼板の片面/または両面に先
ずSnめっきを行ない、次にクロム酸中にて電解処理(ラ
ミネート面側:缶内面)および浸漬処理(非ラミネート
面側:缶外面)からなる片面電解処理を同時に行ない、
最終段階にてポリエステル樹脂を積層する。このプロセ
スが最も省工程であり、積層後に樹脂面に“傷”を入れ
たりする心配も無い。
ずSnめっきを行ない、次にクロム酸中にて電解処理(ラ
ミネート面側:缶内面)および浸漬処理(非ラミネート
面側:缶外面)からなる片面電解処理を同時に行ない、
最終段階にてポリエステル樹脂を積層する。このプロセ
スが最も省工程であり、積層後に樹脂面に“傷”を入れ
たりする心配も無い。
そこで、樹脂融点の上限規制との関連であるが、一つ
には錫の合金化の問題であり、更にもう一つには樹脂の
結晶制御の問題である。積層されたポリエステル樹脂の
結晶構造をいかにコントロールすべきかは難しい問題で
あるが、非晶質構造のポリエステル樹脂であれば、厳し
いDI成形にも十分耐えられ成形後の被覆性も極めて優れ
たものであることを知見し本発明に至った。延伸構造あ
るいはランダム配向構造(結晶構造)を有するポリエス
テル樹脂の場合、DI成形が不能であるか、成形はできた
としても成形時に多数のクラックが発生し、樹脂の被覆
性は悪く、実用的な特性を有していない。
には錫の合金化の問題であり、更にもう一つには樹脂の
結晶制御の問題である。積層されたポリエステル樹脂の
結晶構造をいかにコントロールすべきかは難しい問題で
あるが、非晶質構造のポリエステル樹脂であれば、厳し
いDI成形にも十分耐えられ成形後の被覆性も極めて優れ
たものであることを知見し本発明に至った。延伸構造あ
るいはランダム配向構造(結晶構造)を有するポリエス
テル樹脂の場合、DI成形が不能であるか、成形はできた
としても成形時に多数のクラックが発生し、樹脂の被覆
性は悪く、実用的な特性を有していない。
従って、本発明では積層されるポリエステル樹脂は、
一度融点以上に加熱され、融点以上の温度より水冷さ
れ、非晶質構造にする。従って、鋼板そのものの温度を
樹脂の融点以上に加熱することが必要になるが、その温
度が余り高い場合、既に存在しているSnめっき層に角の
合金化反応が起こり、缶外面での潤滑性の低下、あるい
は缶内面の耐食性の低下をもたらすため、鋼板の加熱温
度は250℃に制約される。この温度にて樹脂を非晶質化
するためには、その融点は約10℃程度低いことが必要で
あり、樹脂融点の上限を240℃とした。
一度融点以上に加熱され、融点以上の温度より水冷さ
れ、非晶質構造にする。従って、鋼板そのものの温度を
樹脂の融点以上に加熱することが必要になるが、その温
度が余り高い場合、既に存在しているSnめっき層に角の
合金化反応が起こり、缶外面での潤滑性の低下、あるい
は缶内面の耐食性の低下をもたらすため、鋼板の加熱温
度は250℃に制約される。この温度にて樹脂を非晶質化
するためには、その融点は約10℃程度低いことが必要で
あり、樹脂融点の上限を240℃とした。
本発明に用いられるポリエステル樹脂としては、原料
としてテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸あるい
はゼバシン酸等を含む2塩基酸成分と、エチレングリコ
ール、ブチレングリコール、ブタンジオール、その他の
ジオール成分とから構成される熱可塑性コポリエステル
あるいはコポリエステルブレンドが使用され、これらを
エステル化したものが使用される。
としてテレフタル酸、イソフタル酸、アジピン酸あるい
はゼバシン酸等を含む2塩基酸成分と、エチレングリコ
ール、ブチレングリコール、ブタンジオール、その他の
ジオール成分とから構成される熱可塑性コポリエステル
あるいはコポリエステルブレンドが使用され、これらを
エステル化したものが使用される。
このように、樹脂の融点および結晶構造を特定するこ
とにより、DI成形時における外面の潤滑性、内面の耐食
性ともに優れた表面処理鋼板を得ることが出来る。
とにより、DI成形時における外面の潤滑性、内面の耐食
性ともに優れた表面処理鋼板を得ることが出来る。
樹脂そのものを耐食性面で考えた場合、非晶質構造は
必ずしも好ましいものではないが、缶側壁のポリエステ
ル樹脂は、しごき加工時にいわゆる延伸加工に近い加工
を受けるため、少なからぬ配向性が生じる。そのため、
DI加工後の外面印刷、あるいは内面の補修塗装を行なう
場合の加熱等においても熱結晶の成長はなく、樹脂の脆
化が起こらず、その後のネックドイン〜フランジ加工に
も耐えることが出来る。
必ずしも好ましいものではないが、缶側壁のポリエステ
ル樹脂は、しごき加工時にいわゆる延伸加工に近い加工
を受けるため、少なからぬ配向性が生じる。そのため、
DI加工後の外面印刷、あるいは内面の補修塗装を行なう
場合の加熱等においても熱結晶の成長はなく、樹脂の脆
化が起こらず、その後のネックドイン〜フランジ加工に
も耐えることが出来る。
本発明に係わる鋼板を使用すれば、DI加工後の樹脂被
覆性が非常にすぐれているため、缶内面を洗浄するだけ
で無塗装にて使用することができ、DI加工後の内面塗装
工程を大幅に削減することが出来る。
覆性が非常にすぐれているため、缶内面を洗浄するだけ
で無塗装にて使用することができ、DI加工後の内面塗装
工程を大幅に削減することが出来る。
本発明の鋼板はDI缶およびDRD缶等の2ピース缶以外
の厳しい加工条件にあるすべての缶体に適用可能であ
る。
の厳しい加工条件にあるすべての缶体に適用可能であ
る。
以下に実施例を述べる。
〔実施例1〕 板厚0.50mmの鋼板を脱脂・酸洗後、その片面に通常の
フェロスタン浴中にてSnめっき(付着量6g/m2)を行な
い、次いでクロム酸を主成分とするめっき浴中にて、も
う一方の面に金属クロム(付着量68mg/m2)および水和
酸化クロム皮膜(付着量Crとして18mg/m2)を電解にて
形成させ、Snめっき面は無電解のクロメート処理を行な
った。
フェロスタン浴中にてSnめっき(付着量6g/m2)を行な
い、次いでクロム酸を主成分とするめっき浴中にて、も
う一方の面に金属クロム(付着量68mg/m2)および水和
酸化クロム皮膜(付着量Crとして18mg/m2)を電解にて
形成させ、Snめっき面は無電解のクロメート処理を行な
った。
その後、鋼板を加熱し、錫めっき皮膜を有しない面に
ポリエチレンテレフタレート/イソフタレートよりなる
融点225℃の2軸延伸ポリエステルフィルム(50μm)
を170℃にて予備接着後、更に温度を上げポリエステル
フィルムを融解することにより延伸配向を無くし、板温
が240℃になったところで水冷し、非晶質化した。
ポリエチレンテレフタレート/イソフタレートよりなる
融点225℃の2軸延伸ポリエステルフィルム(50μm)
を170℃にて予備接着後、更に温度を上げポリエステル
フィルムを融解することにより延伸配向を無くし、板温
が240℃になったところで水冷し、非晶質化した。
この際、生成したSn−Fe合金層量は、0.35g/m2と極く
少量であった。出来上がった鋼板の樹脂面が缶内面とな
るようにして、ブランク径110mmより2回の絞りおよび
3段のしごき加工により直径40mmの缶を作成した。この
時、側壁の厚さは、0.20mmでありしごき加工により0.30
mmの板厚減少した事になる。
少量であった。出来上がった鋼板の樹脂面が缶内面とな
るようにして、ブランク径110mmより2回の絞りおよび
3段のしごき加工により直径40mmの缶を作成した。この
時、側壁の厚さは、0.20mmでありしごき加工により0.30
mmの板厚減少した事になる。
成形缶を弱アルカリ性クリーナーにて脱脂後、缶内面
塗膜の健全性を評価するため、1%の食塩水を缶内に満
注後、電極を挿入し、缶体を陽極にして6Vの電圧を印加
した。流れた電流値は、0.3mAと極めて小さくDI成形後
のポリエステルフィルムの被覆性が良好なことが証明さ
れた。
塗膜の健全性を評価するため、1%の食塩水を缶内に満
注後、電極を挿入し、缶体を陽極にして6Vの電圧を印加
した。流れた電流値は、0.3mAと極めて小さくDI成形後
のポリエステルフィルムの被覆性が良好なことが証明さ
れた。
〔実施例2〕 板厚0.30mmの鋼板を脱脂・酸洗後、通常のフェロスタ
ン浴中にて表裏異なった付着量のSnめっき(付着量5.6/
2.7g/m2)を行ない、ついでクロム酸を主成分とする浴
中にて、薄Snめっき面側に金属クロム(付着量28mg/
m2)および水和酸化クロム皮膜(付着量Crとして16mg/m
2)を電解にて形成させ厚Snめっき側には浸漬処理にて3
mg/m2のクロム皮膜を形成させた。
ン浴中にて表裏異なった付着量のSnめっき(付着量5.6/
2.7g/m2)を行ない、ついでクロム酸を主成分とする浴
中にて、薄Snめっき面側に金属クロム(付着量28mg/
m2)および水和酸化クロム皮膜(付着量Crとして16mg/m
2)を電解にて形成させ厚Snめっき側には浸漬処理にて3
mg/m2のクロム皮膜を形成させた。
その後、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレン
イソフタレートおよびポリブチレンテレフタレートをブ
レンドして得られた融点215℃の2軸延伸ポリエステル
フィルム(40μm)を実施例1と同様の方法にて薄Snめ
っき面側に非晶質状態にて積層した。この際の最高到達
板温は230℃であり、Snの溶融は起こらず、めっきまま
の乳白色の外観であった。
イソフタレートおよびポリブチレンテレフタレートをブ
レンドして得られた融点215℃の2軸延伸ポリエステル
フィルム(40μm)を実施例1と同様の方法にて薄Snめ
っき面側に非晶質状態にて積層した。この際の最高到達
板温は230℃であり、Snの溶融は起こらず、めっきまま
の乳白色の外観であった。
DI成形としては、ブランク径138mmより2回の絞り成
形と3段のしごき加工により、側壁の板厚0.10mmになる
様行なった。DI成形上の問題は全くなく、極めてスムー
ズな加工を行なうことが出来た。実施例1と同様の方法
で内面皮膜の連続性を調べたところ、電流値は0.5mAと
極めて優れたものであった。
形と3段のしごき加工により、側壁の板厚0.10mmになる
様行なった。DI成形上の問題は全くなく、極めてスムー
ズな加工を行なうことが出来た。実施例1と同様の方法
で内面皮膜の連続性を調べたところ、電流値は0.5mAと
極めて優れたものであった。
〔比較例1〕 実施例1と同様の方法でめっきを行なった後、ポリエ
チレンテレフタレート/イソフタレートフィルムを積層
する際、水冷せず大気中での除冷を行ない、結晶性の構
造を有する皮膜を作成した。
チレンテレフタレート/イソフタレートフィルムを積層
する際、水冷せず大気中での除冷を行ない、結晶性の構
造を有する皮膜を作成した。
加工および評価も実施例1と同様の方法で行ない、内
面皮膜の連続性を調べたところ、電流値は80mAと大きな
値を示し、加工による皮膜欠陥の発生が多いことが判明
した。
面皮膜の連続性を調べたところ、電流値は80mAと大きな
値を示し、加工による皮膜欠陥の発生が多いことが判明
した。
〔比較例2〕 実施例1と同様の方法でめっきを行なった後、融点が
高いポリエチレンテレフタレート(融点265℃)を積層
するため、最高到達温度285℃にて積層・急冷したサン
プルを作成した。
高いポリエチレンテレフタレート(融点265℃)を積層
するため、最高到達温度285℃にて積層・急冷したサン
プルを作成した。
実施例1と同一の条件にてDI成形を試みたが外面潤滑
不良のため、数缶程度の連続成形しか出来ず実用的な成
形性は得られなかった。
不良のため、数缶程度の連続成形しか出来ず実用的な成
形性は得られなかった。
〔実施例3〕 実施例2と同様の方法でめっきを行なった後、薄めっ
き両側に熱硬化エポキシ系塗料を7μm塗布(205℃,10
min,焼き付け)後、その面を缶内面としてDI成形を行な
った。
き両側に熱硬化エポキシ系塗料を7μm塗布(205℃,10
min,焼き付け)後、その面を缶内面としてDI成形を行な
った。
DIは問題なく行なう事が出来たが、缶内面塗膜の連続
性は、電流値230mAと極めて大きく実用性のない性能で
あった。
性は、電流値230mAと極めて大きく実用性のない性能で
あった。
Claims (1)
- 【請求項1】薄鋼板の片面にSnめっき皮膜を有し、もう
一方の面にはクロム皮膜または錫めっき皮膜とその表層
にクロム皮膜を有し、さらにその上層に、融点が200〜2
40℃であり、非晶質構造を有する、10〜100μmのポリ
エステル樹脂皮膜を有する事を特徴とする加工性、耐食
性の優れた缶用ラミネート鋼板。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63015836A JPH085158B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 加工性、耐食性の優れた缶用ラミネート鋼板 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63015836A JPH085158B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 加工性、耐食性の優れた缶用ラミネート鋼板 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01192545A JPH01192545A (ja) | 1989-08-02 |
| JPH085158B2 true JPH085158B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=11899921
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63015836A Expired - Fee Related JPH085158B2 (ja) | 1988-01-28 | 1988-01-28 | 加工性、耐食性の優れた缶用ラミネート鋼板 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085158B2 (ja) |
Families Citing this family (18)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2621406B2 (ja) * | 1988-08-22 | 1997-06-18 | 東洋紡績株式会社 | 金属缶内装用ポリエステルフィルム及び金属缶 |
| US5240779A (en) * | 1989-08-30 | 1993-08-31 | Teijin Limited | Polyester film for fabrication |
| DE69017314T2 (de) * | 1989-08-30 | 1995-08-24 | Teijin Ltd | Polyesterfolie. |
| JPH06102464B2 (ja) * | 1989-09-11 | 1994-12-14 | 東洋製罐株式会社 | ラミネート材からの絞り乃至絞り―しごき缶及びその製法 |
| JP2587302B2 (ja) * | 1990-02-16 | 1997-03-05 | 東洋鋼鈑 株式会社 | 加工耐食性に優れたポリエステル樹脂フィルム積層表面処理鋼板およびその製造方法 |
| DE69103511T2 (de) * | 1990-12-28 | 1995-03-30 | Hokkai Can | Geschweisste Dosen. |
| JPH0671747A (ja) * | 1992-08-31 | 1994-03-15 | Teijin Ltd | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフイルム |
| KR100251572B1 (ko) * | 1993-05-19 | 2000-04-15 | 야스이 쇼사꾸 | 금속 라미네이트용 필름 |
| JPH07117120A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Toray Ind Inc | 金属貼り合わせ用フイルム |
| US5874163A (en) * | 1993-12-06 | 1999-02-23 | Teijin Limited | Laminated polyester film to be laminated on metal plate |
| DE69424556T2 (de) * | 1994-07-19 | 2001-02-08 | Teijin Ltd., Osaka | Polyester-verbundfilm zur beschichtung von metall |
| JP2980817B2 (ja) * | 1994-10-18 | 1999-11-22 | 帝人株式会社 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフイルム |
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-
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