JPH06320669A - 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板 - Google Patents

薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板

Info

Publication number
JPH06320669A
JPH06320669A JP2418199A JP41819990A JPH06320669A JP H06320669 A JPH06320669 A JP H06320669A JP 2418199 A JP2418199 A JP 2418199A JP 41819990 A JP41819990 A JP 41819990A JP H06320669 A JPH06320669 A JP H06320669A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
polyester resin
metal plate
resin layer
layer
coated
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2418199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2532002B2 (ja
Inventor
Atsuo Tanaka
厚夫 田中
Akihiro Hanabusa
哲広 英
Harunori Kojo
治則 古城
Tsuneo Inui
恒夫 乾
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Kohan Co Ltd
Original Assignee
Toyo Kohan Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Kohan Co Ltd filed Critical Toyo Kohan Co Ltd
Priority to JP2418199A priority Critical patent/JP2532002B2/ja
Publication of JPH06320669A publication Critical patent/JPH06320669A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2532002B2 publication Critical patent/JP2532002B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 [目的] 金属板の両面または片面に最表層と金属板と
相接するポリエステル樹脂層の面配向係数の異なるポリ
エステル樹脂層を形成することによって、薄肉化深絞り
缶用の金属板に優れた加工性および加工耐食性を付与す
る。 [構成] 金属板の両面または片面を接着剤層を介し
て、または介さずに最表層のポリエステル樹脂層の面配
向係数(n)が0.01〜0.15,金属板表面近傍
のポリエステル樹脂層の面配向係数(n)が0〜0.
10からなる共重合ポリエステル樹脂層で被覆すること
を特徴としている。特に、n≧nであるポリエステ
ル樹脂層を形成すること、または、接着剤として分子内
にエポキシ基を有する重合組成物を用いることがより好
ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉化深絞り缶用樹脂
被覆金属板に関するものであり、さらに詳しくは最表層
と金属板と相接している層の面配向係数が異なるポリエ
ステル樹脂層で被覆された薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金
属板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食缶あるいは飲料缶には、缶
胴、缶蓋、底蓋の三つの部分からなる3ピース缶と缶胴
と底蓋が一体となった缶体、缶蓋の二つの部分からなる
2ピース缶が用いられている。この3ピース缶の缶胴に
は一回あるいは数回の塗装を施したぶりき、電解クロム
酸処理鋼板(一般にティンフリースチールと呼ばれ、以
下TFSと略す)が使用され、接合にははんだ付け、ナ
イロンによる接着、あるいは抵抗溶接をする方法が使用
されている。このように塗装を施すことは、焼付工程が
煩雑であるばかりでなく、焼付けのため長時間の加熱が
必要である。また、焼付工程で塗料中の多量の溶剤成分
が排出されるため、公害面から排出溶剤を特別な焼却炉
に導き焼却しなければならないという欠点をもってい
た。また、2ピース缶には絞り缶、絞り再絞り缶(Dr
awn and redrawn can、DRD
缶)、絞りしごき缶(Drawn and Irone
d Can、DI缶)があるが、絞り缶、DRD缶のよ
うな比較的絞り比の小さい缶には上記の3ピース缶用の
材料と同様に塗装を施したぶりきまたはTFSが使用さ
れている。 そのため上記同様に工程面および環境汚染
の面から問題がある。また絞り缶、DI缶にはぶりきお
よびアルミニウムが使用されているが、DI缶の製造に
は成形時に潤滑油を用い、成形加工後、この潤滑油を洗
浄で除去し、乾燥後、缶の内外面に塗装が施される。こ
のDI缶の製造工程は公害面から潤滑油の処理、塗料焼
き付け時における塗料中から揮散される溶剤成分の処理
などに問題がある。近年、塗装を施したTFSを絞り加
工後、ストレッチ加工を施す薄肉化深絞り缶の製造技術
が開発され、その材料として塗装したTFSが検討され
てきた。しかし塗装したTFSはこのような厳しい加工
を施した時、塗膜に無数のクラックが入り、いまだに特
性良好な薄肉化深絞り缶は実用化されていない。
【0003】この薄肉化深絞り缶の製造技術はDI缶の
製造技術に比較し、例えば、製造設備がコンパクトで設
備費が安い、設備設置面積が小さい、運転人員の削減が
可能である、プレコート材の使用が可能であり、公害対
策が不要であり、ぶりきより安価なTFSの使用が可能
であるなど多くの利点をもっているが、塗料をプレコー
トしたTFSを薄肉化深絞り缶へ適用した場合、加工後
の耐食性が不十分であるため、いまだに広く普及してい
ない。一方、塗装に代わる方法として、ポリエステル樹
脂フィルムを接着剤を使用せずに金属板に積層する方法
(特公昭60−47103号)およびエポキシ樹脂とそ
の硬化剤などからなる重合組成物などを予め塗布したポ
リエステル樹脂フィルムを金属板に積層する方法(特公
昭63−13829号、特開平1−249331号、特
願平1−154523号)が開発されている。特公昭6
3−13829号の方法で得られたポリエステル樹脂被
覆鋼板はエポキシ系の重合組成物を介して二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムで鋼板表面を被覆した
鋼板であり、ポリエチレンテレフタレートフィルムの加
工性がつぎに記す共重合ポリエステル樹脂フィルムの加
工性より劣り、比較的加工程度が小さい絞り缶、DRD
缶、缶蓋用には使用可能であるが、さらに厳しい加工性
が要求される薄肉化深絞り缶用には使用できない。その
理由はこのような厳しい加工を施すと、ポリエステル樹
脂フィルムが剥離したり、フィルムに無数のクラックが
入るためであり、腐食性の強い内容物を充填することが
できない。また、特開平1−249331号の方法で得
られたポリエステル樹脂被覆金属板は積層される共重合
ポリエステル樹脂フィルムの軟化開始温度、結晶融解温
度、破断伸びを限定したものであり、また特願平1−1
54523号の方法で得られるポリエステル樹脂被覆金
属板は積層される共重合ポリエステル樹脂フィルムの面
内の屈折率および結晶融解温度を限定したものである。
これらの方法で用いられるフィルムは特公昭63−13
829号で用いられるフィルムより加工性は優れている
が、薄肉化深絞り缶用に適用した場合、積層されたフィ
ルムが金属表面より剥離することがある。これは金属表
面と相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数およ
び最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を調整され
ないため、成形加工性および金属板表面との密着性、特
に、薄肉化深絞り缶のような厳しい成形加工後の密着性
が劣ることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の製缶
技術に比較し、薄肉化深絞り缶の製造技術は多くの利点
をもっているが、この薄肉化深絞り缶に適した材料がな
い。本発明は薄肉化深絞り缶に適した優れた加工性、お
よび加工耐食性を兼ね備えた樹脂被覆金属板を開発する
ことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々検討の結
果、金属板の片面あるいは両面上に接着剤を介して、ま
たは介さずに金属板と相接しているポリエステル樹脂層
の面配向係数(n)を0以上、0.10以下、最表層
のポリエステル樹脂層の面配向係数(n)を0.01
以上、0.15以下で、好ましくは、n≧nである
ポリエステル樹脂層を金属板上に形成することによっ
て、厳しい加工性および加工耐食性が要求される薄肉化
深絞り缶用に適したポリエステル樹脂被覆金属板を得る
ことができる。
【0006】以下、本発明の内容について詳細に説明す
る。まず、本発明に用いられるポリエステル樹脂フィル
ムは、少なくともポリエステル樹脂層のなかに配向部分
があることが重要である。ポリエステル樹脂の組成とし
てはエステル反復単位の75〜95%がエチレンテレフ
タレート単位からなり、残りの5〜25%のエステル反
復単位がエチレンテレフタレート単位以外のエステル単
位からなることが好ましい。テレフタル酸以外の酸成分
としては、フタル酸、イソフタル酸、コハク酸、アゼラ
イン酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデカンジオン酸、
ジフェニルカルボン酸、2,6ナフタレンジカルボン
酸、1,4シクロヘキサンジカルボン酸、無水トリメッ
ト酸の1種あるいは2種以上の酸成分が挙げられ、エチ
レングリコール以外のアルコール成分としては、1,4
ブタンジオール、1,5ペンタンジオンジオール、1,
6ヘキサンジオール、プロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコール、トリメチレングリコール、トリ
エチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
シクロヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトールの1種あるいは2種以上の飽
和多価アルコールが挙げられる。エチレンテレフタレー
ト単位以外のエステル単位は、酸成分およびアルコール
成分の何れか一方あるいは両方がテレフタル酸以外の酸
成分およびエチレングリコール以外の多価アルコールで
あれば良く、上述した酸成分および多価アルコール成分
を用いて共重合ポリエステルを得ることができる。この
ような共重合ポリエステル樹脂は共重合成分からなるポ
リエステルをエチレンテレフタレート樹脂にブレンド
後、溶融し、分配反応により共重合化する方法により得
ることも可能である。これらの共重合ポリエステル樹脂
は公知の押出機によりフィルム成形後、縦横二方向に延
伸し、熱固定することによって製造される。また、融点
がことなる二種以上のポリエステル樹脂を共押出しする
ことによって、多層化することも可能である。フィルム
成形後、延伸を施さない未延伸フィルムは製缶工具との
摩擦係数が高くなり、極端に製缶性が低下するととも
に、内容物に対するバリヤー性も劣ってくるため、本発
明において最表層を構成するポリエステル樹脂層は配向
されていることが必須である。ある場合には、フィルム
成形時に必要に応じて、安定剤、酸化防止剤、帯電防止
剤、顔料、滑剤、腐食防止剤などのような添加剤を加え
ても本発明に支障をきたすことはない。
【0007】また、本発明において使用されるポリエス
テル樹脂フィルムの厚さは特に限定するものでないが、
5〜50μmが好ましい。厚さが5μm以下になると、
ラミネート作業性が著しく低下するとともに、十分な加
工耐食性が得られない。また、厚さが50μm以上にな
ると、製缶用材料に広く使用されているエポキシ系樹脂
塗料などと比較し経済的でない。
【0008】本発明において重要な要因であるポリエス
テル樹脂被覆鋼板の金属板と相接しているポリエステル
樹脂層および最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数
は次ぎに示す方法で求められる。すなわち、得られたポ
リエステル樹脂被覆鋼板を塩酸に浸漬し、金属板表面を
化学的に溶解させ、ポリエステル樹脂フィルムのみを剥
離し、そのフィルムの表面側および金属との接触面側の
それぞれの縦方向、横方向および厚さ方向の屈折率をア
ッベの屈折率計で測定し、次式から求める。 面配向係数−(A+B)/2−C A:縦方向のポリエステル樹脂層の屈折率 B:横方向のポリエステル樹脂層の屈折率 C:厚さ方向のポリエステル樹脂層の屈折率 この方法で求められた金属面と接しているポリエステル
樹脂層の面配向係数が0.10以上であると、薄肉化深
絞り缶に加工した時、ポリエステル樹脂層が金属板表面
から容易に剥離する。この面配向係数が0.10以下で
あれば、ポリエステル樹脂層は剥離しにくいが、より好
ましくは0.05以下が必要である。上記の方法で測定
される屈折率は樹脂層の最表層から深さ5μm程度の樹
脂層の平均的な値であり、その値より求められる金属板
と相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数は金属
板表面と本当に接している層の面配向係数が0、すなわ
ち、無配向ポリエステル層であっても、深さ方向5μm
以内に配向ポリエステル層が存在すれば、0以上とな
る。本発明において金属板表面と相接しているポリエス
テル樹脂層の面配向係数を0以上、0.10以下とした
はこのようなことを考慮した結果であり、金属板表面と
相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数が0であ
ることは、詳しくいえば、金属板表面と相接しているポ
リエステル樹脂層の5μmが0、すなわち無配向ポリエ
ステル樹脂層であることを意味している。最表層のポリ
エステル樹脂層の面配向係数が0.01以下であると、
前述したように絞り工程にいて、しわ押え工具、ポンチ
などの製缶工具との摩擦係数が高くなりすぎ、加工が均
一に行われなくなり、ポリエステル樹脂層および金属層
に著しい肌荒れを生じ好ましくない。また、ポリエステ
ル樹脂層自体の内容物に対するバリヤー性が著しく劣
り、腐食性の強い内容物を充填後、長期間保存した場
合、金属板表面が腐食されるので好ましくない。最表層
のポリエステル樹脂層の面配向係数が0.15以上であ
ると、たとえ金属板表面と相接しているポリエステル樹
脂層の面配向係数が0.10以下でも、薄肉化深絞り缶
へ加工した時、上層のポリエステル樹脂層に無数のクラ
ックが入り、缶として実用に供し得なくなる。すなわ
ち、薄肉化深絞り缶に加工する時、最表層のポリエステ
ル樹脂層は缶を製造する時の作業性および缶の特性(内
容物保存性、耐きず付き性など)を考慮した上で決定さ
れるべきで、最表層を構成するポリエステル樹脂層の面
配向係数としては0.01〜0.15の範囲にあること
が必要である。一方、厳しい絞り加工、ストレッチ加
工、ネッキング加工などを施しても、ポリエステル樹脂
層が金属板より剥離することなく追従させるためには、
金属板と相接しているポリエステル樹脂層の配向パラメ
ーターは特に重要であり、面配向係数として0以上、
0.10以下であることが必要である。最表層のポリエ
ステル樹脂層および金属板表面と相接しているポリエス
テル樹脂層の面配向係数が前述の範囲に入っていれば特
に問題ないが、このようなポリエステル樹脂被覆金属板
を安定して製造するには、最表層のポリエステル樹脂層
の面配向係数を金属板と相接するポリエステル樹脂層の
面配向係数より大にすることが好ましい。
【0009】つぎに、金属板とポリエステル樹脂層の間
に接着剤層が介在する場合について説明する。接着剤層
が介在せず、かつ本発明で限定した範囲の面配向係数の
ポリエステル樹脂層で被覆された金属板はすでに記した
ように優れた加工性、加工耐食性、耐きず付き性を有し
ているが、より腐食性の強い内容物と接触すると、ポリ
エステル樹脂層を通して金属板表面が腐食され、ポリエ
ステル樹脂層が金属板より剥離する場合がある。金属板
とポリエステル樹脂層の間に介在する接着剤層はこのよ
うな場合における金属板表面の腐食およびポリエステル
樹脂層の剥離を防止するのに効果的である。接着剤には
公知のものも使用可能であるが、エポキシ基を分子内に
有する重合組成物がより好ましく、ポリエステル樹脂フ
ィルムの金属板と接する面に塗布、乾燥しても、あるい
は金属板表面に塗布、乾燥してもよく、その塗布方法は
特に規制するものでない。
【0010】本発明のポリエステル樹脂被覆鋼板を得る
には例えば次ぎに示す方法がある。すなわち、面配向係
数0.10〜0.15の二軸延伸ポリエステル樹脂フィ
ルムをその融点前後に加熱した金属板にラミネートし、
金属表面と接触するポリエステル樹脂面の一部あるいは
全部を溶融させ、金属板と接しているポリエステル樹脂
層の面配向係数を0以上、0.10以下に調整する方
法、金属板に積層されるポリエステル樹脂フィルムのそ
れぞれの最表層が融点を190〜230℃のポリエステ
ル樹脂と融点210〜250℃で構成される少なくとも
二層以上からなるポリエステル樹脂フィルムを融点の低
いポリエステル樹脂面をその融点前後に加熱した金属板
に積層する方法などがある。一般にポリエステル樹脂フ
ィルムはその融点前後の温度に加熱された金属板に積層
されるため、積層後のポリエステル樹脂フィルムの金属
板側の面配向係数は積層前のフィルムの面配向係数より
低下する。また、金属板の加熱温度、ラミネートロール
の温度が高く、冷却までの時間が短いほど積層後のフィ
ルムの面配向係数は低下する。特に、加熱された金属板
から積層されるポリエステル樹脂フィルムに熱が伝達さ
れるため、金属板と相接しているポリエステル樹脂層の
面配向係数が最も小さく、金属板表面と離れるにしたが
って、積層されたポリエステル樹脂層の面配向係数は大
になり、最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数が最
も大になる。すなわち、積層されたポリエステル樹脂層
の面配向係数は自然に傾斜が形成されていると考えられ
る。
【0011】つぎに、本発明において用いられる金属板
としては、シート状および帯状の鋼板およびアルミニウ
ム板の表層にクロム水和酸化物皮膜を有することが積層
されるポリエステル樹脂フィルムとの優れた密着性を確
保するために有用である。特に下層が金属クロム、上層
がクロム水和酸化物の二層構造をもつTFSが好まし
く、さらに鋼板表面に錫、ニッケル、亜鉛、アルミニウ
ムなどの1種あるいは2種以上の複層めっき、合金めっ
きを施し、その上層に上記の二層構造をもつTFS皮膜
あるいはクロム水和酸化物皮膜を形成させたもの、ある
いはアルミニウムに電解クロム酸処理、浸漬クロム酸処
理を施し、表層にクロム水和酸化物皮膜を形成させたも
のなどが用いられる。表層のクロム水和酸化物皮膜の量
がクロムとして3mg/m以下あるいは50mg/m
以上であると、積層されたポリエステル樹脂層との密
着性、とくに加工後の密着性が低下する。したがって、
クロム水和酸化物皮膜の量はクロムとして3〜50mg
/mの範囲が好ましく、より好ましくは7〜25mg
/mである。金属クロム量は特に限定する必要はない
が、加工後の耐食性、ポリエステル樹脂層の密着性の観
点より、10〜200mg/mの範囲にあることがよ
り好ましい。
【0012】金属板を加熱する方法都市手は、公知の熱
風循環伝熱方式、抵抗加熱方式、誘導加熱方式、ヒート
ロール方式などがあげられ、これらの方式を単独あるい
は併用してもよい。
【0013】
【実施例】
実施例1 板厚0.17mm、テンパー度DR−10のTFS(金
属クロム量110mg/m、クロム水和酸化物皮膜中
のクロム量14mg/m)の両面に、イソフタル酸1
2モル%、テレフタル酸88モル%、エチレングリコー
ル100モル%の重合で得られた二軸配向共重合ポリエ
ステル樹脂フィルム(面配向係数0.125、厚さ20
μm、融点230℃)を235℃の温度で積層した。得
られたポリエステル樹脂被覆鋼板を詳細な説明の中で示
した方法で、鋼板と相接していたポリエステル樹脂層お
よび最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、下記に示す加工条件で薄肉化深絞り缶を得た。さら
に、常法の手段により、ドーミング、ネッキング、フラ
ンジング加工を施した。 〔成形条件〕 A.絞り工程 ブランク径:187mm 絞り比:1.50 B.再絞り工程 第1次再絞り比:1.29 第2次再絞り比:1.24 第3次再絞り比:1.20 再絞り工程のダイスのコーナー部の曲率半径:0.4m
m 再絞り工程のしわ押え荷重:6000kg C.缶胴部の平均薄肉化率 成形前のポリエステル樹脂被覆鋼板の厚さに対し−20
【0014】実施例2 実施例1に示したTFSの両面にイソフタル酸12モル
%、テレフタル酸88モル%、エチレングリコール10
0モル%の重合で得られたポリエステル樹脂とイソフタ
ル酸18モル%、テレフタル酸82モル%、エチレング
リコール100モル%の重合で得られたポリエステル樹
脂からなる二層二軸配向共重合ポリエステル樹脂フィル
ム(イソフタル酸12モル%含むポリエステル樹脂層の
厚さ15μm、融点230℃、面配向係数0.122、
イソフタル酸18モル%含むポリエステル樹脂層の厚さ
5μm、融点214℃、面配向係数0.08)をイソフ
タル酸18モル%含むポリエステル樹脂層側がTFS面
と相接するように、228℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、実
施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0015】実施例3 実施例1に示したTFSの片面に実施例1で用いた二軸
配向共重合ポリエステル樹脂フィルムを、他の片面に酸
化チタン12重量%含むイソフタル酸12モル%、テレ
フタル酸88モル%、エチレングリコール100モル%
の重合で得られた白色共重合ポリエステル樹脂フィルム
(厚さ20μm)を250℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、白
色共重合ポリエステル樹脂フィルム被覆面が缶外面とな
るように、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
ただし白色共重合ポリエステルフィルムの面配向係数は
求めることができないので省略した。
【0016】実施例4 実施例1に示したTFSの両面に予めエポキシーフェノ
ール系塗料を0.5g/m塗布し、150℃で予備乾
燥させた後、実施例1に示したポリエステル樹脂フィル
ムを245℃で積層した。得られたポリエステル樹脂被
覆鋼板のTFS面および最表層のポリエステル樹脂層の
面配向係数を求めた後、実施例1と同様な条件で成形加
工を施した。
【0017】実施例5 予めエポキシーフェノール系塗料を0.3g/mを塗
布し、120℃で乾燥させたセバチン酸15モル%、テ
レフタル酸85モル%、エチレングリコール100モル
%の重合で得られた二軸配向共重合ポリエステル樹脂フ
ィルム(厚さ15μm、融点223℃、面配向係数0.
099)を板厚0.30mmのアルミ板(Al−Mg合
金系)の片面のみに220℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆アルミ板の他の片面にはビニルオルガ
ノゾル塗料を乾燥厚さで10g/mになるように塗布
し、200℃で10分間加熱した。得られたポリエステ
ル樹脂被覆アルミ板のアルミ表面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、ポ
リエステル樹脂フィルム被覆面が缶内面となるように、
再絞り工程の成形条件を下記のように変更した以外は実
施例1と同様な条件で成形加工を施した。 〔再絞り工程の実施例1と異なる条件〕 再絞り工程のダイスのコーナー部の曲率半径:0.4m
m 再絞り工程のしわ押え荷重:2000kg
【0018】比較例1 実施例1に示したTFSの両面に二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルム(厚さ25μm、融点260
℃、面配向係数0.165)を280℃で積層した。得
られたポリエステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する
層および最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求
めた後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0019】比較例2 実施例1に示したTFSの両面に実施例1に用いたポリ
エステルもち樹脂フィルムを210℃で積層した。得ら
れたポリエステル樹脂鋼板のTFS面と相接する層およ
び最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0020】比較例3 実施例1に示したTFSの両面に実施例1に示したポリ
エステル樹脂フィルムを305℃で積層した。得られた
ポリエステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層およ
び最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0021】実施例1〜5および比較例1〜3で得られ
たポリエステル被覆鋼板およびアルミ板の成形加工工程
におけるポリエステル樹脂フィルムの割れおよび剥離状
況を肉眼で観察するとともに、得られた2ピース缶体の
特性を次に示す方法で評価した。その結果を表1および
表2に示した。 (1)缶体内面の金属表面の露出度 得られた薄肉化深絞り缶に3%食塩水を充填し、缶体に
6.5Vの直流電圧を印加し、流れる電流値で金属表面
の露出度を評価した。 (2)耐熱水性 得られた薄肉化深絞り缶をレトルト釜に入れ、125℃
の水蒸気で30分間熱水処理を施し、フランジ加工部よ
りのポリエステル樹脂フィルムの剥離状況を肉眼で評価
した。 (3)耐熱性 第3次再絞り工程を終えた絞り缶を、外面印刷の焼き付
けを想定した温度、すなわち、200℃で5分間加熱処
理を施した後、缶胴部のポリエステル樹脂フィルムの変
色、割れ、剥離状況を肉眼で評価した。 (4)耐食性 得られた薄肉化深絞り缶に3%酢酸水を充填し、50℃
で3ヶ月貯蔵後、開缶し、缶内面の腐食状況を、肉眼で
観察し、腐食なしを5点とし、4点、3点、2点、1点
になるにつれて腐食程度が大になるように5段階にわけ
て評価した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄肉化深
絞り缶用ポリエステル樹脂被覆金属板は加工性および加
工耐食性に優れた材料であり、従来の缶体に比較し、種
々の利点をもつ薄肉化深絞り缶用に用いられるだけでな
く、絞り缶、缶蓋、イージーオープン可能な缶蓋、王
冠、キャップ類など容器用材料としても、広く適用でき
る。
【手続補正書】
【提出日】平成4年10月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、薄肉化深絞り缶用樹脂
被覆金属板に関するものであり、さらに詳しくは最表層
と金属板と相接している層の面配向係数が異なるポリエ
ステル樹脂層で被覆された薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金
属板に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、食缶あるいは飲料缶には、缶
胴、缶蓋、底蓋の三つの部分からなる3ピース缶と缶胴
と底蓋が一体となった缶体、缶蓋の二つの部分からなる
2ピース缶が用いられている。この3ピース缶の缶胴に
は一回あるいは数回の塗装を施したぶりき、電解クロム
酸処理鋼板(一般にティンフリースチールと呼ばれ、以
下TFSと略す)が使用され、接合にははんだ付け、ナ
イロンによる接着、あるいは抵抗溶接をする方法が
されている。このように塗装を施すことは、焼付工程が
煩雑であるばかりでなく、焼付けのため長時間の加熱が
必要である。また、焼付工程で塗料巾の多量の溶剤成分
が排出されるため、公害面から排出溶剤を特別な焼却炉
に導き焼却しなければならないという欠点をもってい
る。また、2ピース缶には絞り缶、絞り再絞り缶(Dr
awn and edrawn an、DRD
缶)、絞りしごき缶(Drawn and Irone
d Can、DI缶)があるが、絞り缶、DRD缶のよ
うな比較的絞り比の小さい缶には上記の3ピース缶用の
材料と同様に塗装を施したぶりきまたはTFSが使用さ
れている。そのため上記同様に工程面および環境汚染の
面から問題がある。また絞り缶、DI缶にはぶりきおよ
びアルミニウムが使用されているが、DI缶の製造には
成形時に潤滑油を用い、成形加工後、この潤滑油を洗浄
で除去し、乾燥後、缶の内外面に塗装が施される。この
DI缶の製造工程は公害面から潤滑油の処理、塗料焼付
け時における塗料中から気化する溶剤成分の処理などに
問題がある。近年、塗装を施したTFSを絞り加工後、
ストレッチ加工を施す薄肉化深絞り缶の製造技術が開発
され、その材料として塗装したTFSが検討されてき
た。しかし、塗装したTFSはこのような厳しい加工を
施した時、塗膜に無数のクラックが入り、いまだに特性
良好な薄肉化深絞り缶は実用化されていない。
【0003】この薄肉化深絞り缶の製造技術はDI缶の
製造技術に比較し、例えば、製造設備がコンパクトで設
備費が安い、設備設置面積が小さい、運転人員の削減が
可能である、プレコート材の使用が可能であり、公害対
策が不要であり、ぶりきより安価なTFSの使用が可能
であるなど多くの利点をもっているが、塗料をプレコー
トしたTFSを薄肉化深絞り缶へ適用した場合、加工後
の耐食性が不十分であるため、いまだに広く普及してい
ない。一方、塗装に代わる方法として、ポリエステル樹
脂フィルムを接着剤を使用せずに金属板に積層する方法
(特公昭60−47103号)およびエポキシ樹脂とそ
の硬化剤などからなる重合組成物などを予め塗布したポ
リエステル樹脂フィルムを金属板に積層する方法(特公
昭63−13829号、特開平1−249331号、特
願平1−154523号)が開発されている。特公昭6
3−13829号の方法で得られたポリエステル樹脂被
覆鋼板はエポキシ系の重合組成物を介して二軸延伸ポリ
エチレンテレフタレートフィルムで鋼板表面を被覆した
鋼板であり、ポリエチレンテレフタレートフィルムの加
工性がつぎに記す共重合ポリエステル樹脂フイルムの加
工性より劣り、比較的加工程度が小さい絞り缶、DRD
缶、缶蓋用には使用可能であるが、さらに厳しい加工性
が要求される薄肉化深絞り缶用には使用できない。その
理由はこのような厳しい加工を施すと、ポリエステル樹
脂フィルムが剥離したり、フィルムに無数のクラックが
入るためであり、腐食性の強い内容物を充填することが
できない。また、特開平1−249331号の方法で得
られたポリエステル樹脂被覆金属板は積層される共重合
ポリエステル樹脂フィルムの軟化開始温度、結晶融解温
度、破断伸びを限定したものであり、また特願平1−1
54523号の方法で得られたポリエステル樹脂被覆金
属板は積層される共重合ポリエステル樹脂フィルムの面
内の屈折率および結晶融解温度を限定したものである。
これらの方法で用いられるフィルムは特公昭63−13
829号で用いられるフィルムより加工性は優れている
が、薄肉化深絞り缶用に適用した場合、積層されたフィ
ルムが金属表面より剥離することがある。これは金属
表面と相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数
および最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数調整
されないため、成形加工性および金属板表面との密着
性、特に、薄肉深絞り缶のような厳しい成形加工後の
密着性が劣ることによる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の製缶
技術に比較し、薄肉化深絞り缶の製造技術は多くの利点
をもっているが、この薄肉化深絞り缶に適した材料がな
い。本発明は薄肉化深絞り缶に適した優れた加工性およ
び加工耐食性を兼ね備えた樹脂被覆金属板を開発するこ
とにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、種々検討の結
果、金属板の片面あるいは両面上に接着剤を介して、ま
たは介さずに金属板と相接しているポリエステル樹脂層
の面配向係数(n)を0以上、0.10以下、最表層
のポリエステル樹脂層の面配向係数(n)を0.01
以上、0.15以下で、好ましくは、n≧nである
ポリエステル樹脂層を金属板上に形成することによっ
て、厳しい加工性および加工耐食性が要求される薄肉化
深絞り缶用に適したポリエステル樹脂被覆金属板を得る
ことができる。
【0006】以下、本発明の内容について詳細に説明す
る。まず、本発明に用いられるポリエステル樹脂フィル
ムは、少なくともポリエステル樹脂層のなかに配向部分
があることが重要である。ポリエステル樹脂の組成とし
てはエステル反復単位の75〜95%がエチレンテレフ
タレート単位からなり、残りの5〜25%のエステル反
復単位がエチレンテレフタレート単位以外のエステル単
位からなることが好ましい。テレフタル酸以外の酸成分
としては、フタル酸、イソフタル酸、コハク酸、アゼラ
イン酸、アジピン酸、セバチン酸、ドデカンジオン酸、
ジフェニルカルボン酸、2,6ナフタレンジカルボン
酸、1,4シクロヘキサンジカルボン酸、無水トリメッ
ト酸の1種あるいは2種以上の酸成分が挙げられ、エチ
レングリコール以外のアルコール成分としては、1,4
ブタンジオール、1,5ペンタンジオール、1,6ヘキ
サンジオール、プロピレングリコール、ポリテトラメチ
レングリコール、トリメチレングリコール、トリエチレ
ングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4シクロ
ヘキサンジメタノール、トリメチロールプロパン、ペン
タエリスリトールの1種あるいは2種以上の飽和多価ア
ルコールが挙げられる。エチレンテレフタレート単位以
外のエステル単位は、酸成分およびアルコール成分の何
れか一方あるいは両方がテレフタル酸以外の酸成分およ
びエチレングリコール以外の多価アルコールであれば良
く、上述した酸成分および多価アルコール成分を用いて
共重合ポリエステルを得ることができる。このような共
重合ポリエステル樹脂は共重合成分からなるポリエステ
ルをポリエチレンテレフタレート樹脂にブレンド後、溶
融し、分配反応により共重合化する方法により得ること
も可能である。これらの共重合ポリエステル樹脂は公知
の押出機によりフィルム成形後、縦横二方向に延伸し、
熱固定することによって製造される。また、融点が
る2種以上のポリエステル樹脂を共押出しすることによ
って、多層化することも可能である。フィルム成形後、
延伸を施さない未延伸フィルムは製缶工具との摩擦係数
が高くなり、極端に製缶性が低下するとともに、内容物
に対するバリヤー性も劣ってくるため、本発明において
最表層を構成するポリエステル樹脂層は配向されている
ことが必須である。ある場合には、フィルム成形時に必
要に応じて、安定剤、酸化防止剤、帯電防止剤、顔料、
滑剤、腐食防止剤などのような添加剤を加えても本発明
に支障をきたすことはない。
【0007】また、本発明において使用されるポリエス
テル樹脂フィルムの厚さは特に限定するものでないが、
5〜50μmが好ましい。厚さが5μm以下になると、
ラミネート作業性が著しく低下するとともに、十分な加
工耐食性が得られない。また、厚さが50μm以上にな
ると、製缶用材料に広く使用されているエポキシ系樹脂
塗料などと比較し経済的でない。
【0008】本発明において重要な要因であるポリエス
テル樹脂被覆金属板の金属板と相接しているポリエステ
ル樹脂層および最表層のポリエステル樹脂層の面配向係
数は次ぎに示す方法で求められる。すなわち、得られた
ポリエステル樹脂被覆金属板を塩酸に浸漬し、金属板表
面を化学的に溶解させ、ポリエステル樹脂フィルムのみ
を剥離し、そのフィルムの表面側および金属との接触
面側のそれぞれの縦方向、横方向および厚さ方向の屈折
率をアッベの屈折率計で測定し、次式から求める。 面配向係数−(A+B)/C−2 A:縦方向のポリエステル樹脂層の屈折率 B:横方向のポリエステル樹脂層の屈折率 C:厚さ方向のポリエステル樹脂層の屈折率 この方法で求められた金属板面と接しているポリエステ
ル樹脂層の面配向係数が0.10以上であると、薄肉化
深絞り缶に加工した時、ポリエステル樹脂層が金属板表
面から容易に剥離する。この面配向係数が0.10以下
であれば、ポリエステル樹脂層は剥離しにくいが、より
好ましくは0.05以下が必要である。上記の方法で測
定される屈折率は樹脂層の最表層から深さ5μm程度の
樹脂層の平均的な値であり、その値より求められる金属
板と相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数は金
属板表面と本当に接している層の面配向係数が0、すな
わち、無配向ポリエステル層であっても、深さ方向5μ
m以内に配向ポリエステル層が存在すれば、0以上とな
る。本発明において金属板表面と相接しているポリエス
テル樹脂層の面配向係数を0以上、0.10以下とした
はこのようなことを考慮した結果であり、金属板表面
と相接しているポリエステル樹脂層の面配向係数が0で
あることは、詳しくいえば、金属板表面と相接している
ポリエステル樹脂層の5μmが0、すなわち無配向ポリ
エステル樹脂層であることを意味している。最表層のポ
リエステル樹脂層の面配向係数が0.01以下である
と、前述したように絞り工程にいて、しわ押え工具、
ポンチなどの製缶工具との摩擦係数が高くなりすぎ、加
工が均一に行われなくなり、ポリエステル樹脂層および
金属層に著しい肌荒れを生じ好ましくない。また、ポリ
エステル樹脂層自体の内容物に対するバリヤー性が著し
く劣り、腐食性の強い内容物を充填後、長期間保存した
場合、金属板表面が腐食されるので好ましくない。最表
層のポリエステル樹脂層の面配向係数が0.15以上で
あると、たとえ金属板表面と相接しているポリエステル
樹脂層の面配向係数が0.10以下でも、薄肉化深絞り
缶へ加工した時、上層のポリエステル樹脂層に無数のク
ラックが入り、缶として実用に供し得なくなる。すなわ
ち、薄肉化深絞り缶に加工する時、最表層のポリエステ
ル樹脂層は缶を製造する時の作業性および缶の特性(内
容物保存性、耐きず付き性など)を考慮した上で決定さ
れるべきで、最表層を構成するポリエステル樹脂層の面
配向係数としては0.01〜0.15の範囲にあること
が必要である。一方、厳しい絞り加工、ストレッチ加
工、ネッキング加工などを施しても、ポリエステル樹脂
層が金属板より剥離することなく追従させるためには、
金属板と相接しているポリエステル樹脂層の配向パラメ
ーターは特に重要であり、面配向係数として0以上、
0.10以下であることが必要である。最表層のポリエ
ステル樹脂層および金属板表面と相接しているポリエス
テル樹脂層の面配向係数が前述の範囲に入っていれば特
に問題ないが、このようなポリエステル樹脂被覆金属板
を安定して製造するには、最表層のポリエステル樹脂層
の面配向係数を金属板と相接するポリエステル樹脂層の
面配向係数より大にすることが好ましい。
【0009】つぎに、金属板とポリエステル樹脂層の間
に接着剤層が介在する場合について説明する。接着剤層
が介在せず、かつ本発明で限定した範囲の面配向係数の
ポリエステル樹脂層で被覆された金属板はすでに記した
ように優れた加工性、加工耐食性、耐きず付き性を有し
ているが、より腐食性の強い内容物と接触すると、ポリ
エステル樹脂層を通して金属板表面が腐食され、ポリエ
ステル樹脂層が金属板より剥離する場合がある。金属板
とポリエステル樹脂層の間に介在する接着剤層はこのよ
うな場合における金属板表面の腐食およびポリエステル
樹脂層の剥離を防止するのに効果的である。接着剤には
公知のものも使用可能であるが、エポキシ基を分子内に
有する重合組成物がより好ましく、ポリエステル樹脂フ
ィルムの金属板と接する面に塗布、乾燥しても、あるい
は金属板表面に塗布、乾燥してもよく、その塗布方法は
特に規制するものでない。
【0010】本発明のポリエステル樹脂被覆金属板を得
るには例えば次ぎに示す方法がある。すなわち、面配向
係数0.10〜0.15の二軸延伸ポリエステル樹脂フ
ィルムをその融点前後に加熱した金属板にラミネート
し、金属表面と接触するポリエステル樹脂面の一部あ
るいは全部を溶融させ、金属板と接しているポリエステ
ル樹脂層の面配向係数を0以上、0.10以下に調整す
る方法、融点190〜230℃および融点210〜25
0℃の少なくとも二層以上のポリエステル樹脂層から構
成されるポリエステル樹脂フィルムを、融点の低いポリ
エステル樹脂の融点前後の温度に加熱した金属板に、融
点の低いポリエステル樹脂層面が金属板に相接するよう
に、積層する方法などがある。一般にポリエステル樹脂
フイルムはその融点前後の温度に加熱された金属板に積
層されるため、積層後のポリエステル樹脂フィルムの金
属板側の面配向係数は積層前のフィルムの面配向係数よ
り低下する。また、金属板の加熱温度、ラミネートロー
ルの温度が高く、冷却までの時間が短いほど積層後の
フィルムの面配向係数は低下する。特に、加熱された金
属板から積層されるポリエステル樹脂フィルムに熱が伝
達されるため、金属板と相接しているポリエステル樹脂
層の面配向係数が最も小さく、金属板表面と離れるにし
たがって、積層されたポリエステル樹脂層の面配向係数
は大になり、最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数
が最も大になる。すなわち、積層されたポリエステル樹
脂層の面配向係数は自然に傾斜が形成されていると考え
られる。
【0011】つぎに、本発明において用いられる金属板
としては、シート状および帯状の鋼板およびアルミニウ
ム板の表層にクロム水和酸化物皮膜を有することが積層
されるポリエステル樹脂フィルムとの優れた密着性を確
保するために有用である。特に下層が金属クロム、上層
がクロム水和酸化物の二層構造の皮膜で被覆されたTF
Sが好ましく、さらに鋼板表面に錫、ニッケル、亜鉛、
アルミニウムなどの1種あるいは2種以上の複層めっ
き、合金めっきを施し、その上層に上記の二層構造をも
つTFS皮膜あるいはクロム水和酸化物皮膜を形成させ
たもの、あるいはアルミニウムに電解クロム酸処理、浸
漬クロム酸処理を施し、表層にクロム水和酸化物皮膜を
形成させたものなどが用いられる。表層のクロム水和酸
化物皮膜の量がクロムとして3mg/m以下あるいは
50mg/m以上であると、積層されたポリエステル
樹脂層との密着性、に加工後の密着性が低下する。し
たがって、クロム水和酸化物皮膜の量はクロムとして3
〜50mg/mの範囲が好ましく、より好ましくは7
〜25mg/mである。金属クロム量は特に限定する
必要はないが、加工後の耐食性、ポリエステル樹脂層の
密着性の観点より、10〜200mg/mの範囲にあ
ることが好ましい。
【0012】金属板を加熱する方法としては、公知の熱
風循環伝熱方式、抵抗加熱方式、誘導加熱方式、ヒート
ロール方式などがあげられ、これらの方式を単独あるい
は併用してもよい。
【0013】
【実施例】 実施例1 板厚0.17mm、テンパー度DR−10のTFS(金
属クロム量110mg/m、クロム水和酸化物皮膜中
のクロム量14mg/m)の両面に、イソフタル酸1
2モル%、テレフタル酸88モル%、エチレングリコー
ル100モル%の重合で得られた二軸配向共重合ポリエ
ステル樹脂フィルム(面配向係数0.125、厚さ20
μm、融点230℃)を235℃の温度で積層した。得
られたポリエステル樹脂被覆鋼板を詳細な説明の中で示
した方法で、鋼板と相接しているポリエステル樹脂層お
よび最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、下記に示す加工条件で薄肉化深絞り缶を得た。さら
に、常法の手段により、ドーミング、ネッキング、フラ
ンジング加工を施した。 〔成形条件〕A.絞り工程 ブランク径:187mm 絞り比:1.50 B.再絞り工程 第一次再絞り比:1.29 第二次再絞り比:1.24 第三次再絞り比:1.20 再絞り工程のダイスのコーナー部の曲率半径:0.4m
m 再絞り工程のしわ押え荷重:6000kg C.缶胴部の平均薄肉化率 成形前のポリエステル樹脂被覆鋼板の厚さに対し−20
【0014】実施例2 実施例1に示したTFSの両面にイソフタル酸12モル
%、テレフタル酸88モル%、エチレングリコール10
0モル%の重合で得られたポリエステル樹脂とイソフタ
ル酸18モル%、テレフタル酸82モル%、エチレング
リコール100モル%の重合で得られたポリエステル樹
脂からなる二層二軸配向共重合ポリエステル樹脂フィル
ム(イソフタル酸12モル%含むポリエステル樹脂層の
厚さ15μm、融点230℃、面配向係数0.122、
イソフタル酸18モル%含むポリエステル樹脂層の厚さ
5μm、融点214℃、面配向係数0.08)をイソフ
タル酸18モル%含むポリエステル樹脂層側がTFS面
と相接するように、228℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、実
施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0015】実施例3 実施例1に示したTFSの片面に実施例1で用いた二軸
配向共重合ポリエステル樹脂フィルムを、他の片面に酸
化チタン12重量%含むイソフタル酸12モル%、テレ
フタル酸88モル%、エチレングリコール100モル%
の重合で得られた白色共重合ポリエステル樹脂フィルム
(厚さ20μm)を250℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、自
色共重合ポリエステル樹脂フィルム被覆面が缶外面とな
るように、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
ただし、白色共重合ポリエステル樹脂フィルムの面配向
係数は求めることができないので省略した。
【0016】実施例4 実施例1に示したTFSの両面に予めエポキシ−フェノ
ール系塗料を0.5g/m塗布し、150℃で予備乾
燥させた後、実施例1に示したポリエステル樹脂フィル
ムを245℃で積層した。得られたポリエステル樹脂被
覆鋼板のTFS面および最表層のポリエステル樹脂層の
面配向係数を求めた後、実施例1と同様な条件で成形加
工を施した。
【0017】実施例5 予めエポキシ−フェノール系塗料を0.3g/m塗布
し、120℃で乾燥させたセバチン酸15モル%、テレ
フタル酸85モル%、エチレングリコール100モル%
の重合で得られた二軸配向共重合ポリエステル樹脂フィ
ルム(厚さ15μm、融点223℃、面配向係数0.0
99)を、板厚0.30mmのアルミ板(Al−Mg合
金系)の片面のみに220℃で積層した。得られたポリ
エステル樹脂被覆アルミ板の他の片面に、ビニルオルガ
ノゾル塗料を乾燥厚さで10g/mになるように塗布
し、200℃で10分間加熱した。得られたポリエステ
ル樹脂被覆アルミ板のアルミ表面と相接する層および最
表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた後、ポ
リエステル樹脂フィルム被覆面が缶内面となるように、
再絞り工程の成形条件を下記のように変更した以外は実
施例1と同様な条件で成形加工を施した。 〔再絞り工程の実施例1と異なる条件〕 再絞り工程のダイスのコーナー部の曲率半径:0.4m
m 再絞り工程のしわ押え荷重:2000kg
【0018】比較例1 実施例1に示したTFSの両面に二軸配向ポリエチレン
テレフタレートフィルム(厚さ25μm、融点260
℃、面配向係数0.165)を280℃で積層した。得
られたポリエステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する
層および最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求
めた後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0019】比較例2 実施例1に示したTFSの両面に実施例1に用いたポリ
エステル樹脂フィルムを210℃で積層した。得られた
ポリエステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層およ
び最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0020】比較例3 実施例3に示したTFSの両面に実施例1に示したポリ
エステル樹脂フィルムを305℃で積層した。得られた
ポリエステル樹脂被覆鋼板のTFS面と相接する層およ
び最表層のポリエステル樹脂層の面配向係数を求めた
後、実施例1と同様な条件で成形加工を施した。
【0021】実施例1〜5および比較例1〜3で得られ
たポリエステル樹脂被覆鋼板およびアルミ板の成形加工
工程におけるポリエステル樹脂フィルムの割れおよび剥
離状況を肉眼で観察するとともに、得られた2ピース缶
体の特性を次に示す方法で評価した。その結果を表1お
よび表2に示した。 (1)缶体内面の金属表面の露出度 得られた薄肉化深絞り缶に3%食塩水を充填し、缶体に
6.5Vの直流電圧を印加し、流れる電流値で金属表面
の露出度を評価した。 (2)耐熱水性 得られた薄肉化深絞り缶をレトルト釜に入れ、125℃
の水蒸気で30分間熱水処理を施し、フランジ加工部よ
りのポリエステル樹脂フィルムの剥離状況を肉眼で評価
した。 (3)耐熱性 第3次再絞り工程を終えた絞り缶を、外面印刷の焼き付
けを想定した温度、すなわち、200℃で5分間熱処理
を施した後、缶胴部のポリエステル樹脂フィルムの変
色、割れ、剥離状況を肉眼で評価した。 (4)耐食性 得られた薄肉化深絞り缶に3%酢酸水を充填し、50℃
で3ヶ月貯蔵後、開缶し、缶内面の腐食状況を肉眼で観
察し、腐食なしを5点とし、4点、3点、2点、1点に
なるにつれて腐食程度が大になるように5段階にわけて
評価した。
【0022】
【表1】
【0023】
【表2】
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の薄肉化深
絞り缶用ポリエステル樹脂被覆金属板は加工性および加
工耐食性に優れた材料であり、従来の缶体に比較し、種
々の利点をもち、薄肉化深絞り缶用に用いられるだけで
なく、絞り缶、缶蓋、イージーオープン可能な缶蓋、王
冠、キャップ類など容器用としても広く適用できる。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属板の両面あるいは片面をポリエステ
    ル樹脂で被覆された金属板において、金属板と相接して
    いるポリエステル樹脂層の面配向係数をnとし、最表
    層のポリエステル樹脂層の面配向係数をnとした時、
    が0以上で、0.10以下、nが0.01以上
    で、0.15以下であることを特徴とする薄肉化深絞り
    缶用樹脂被覆金属板。
  2. 【請求項2】 n≧nであることを特徴とする請求
    項1記載の薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板。
  3. 【請求項3】 金属板と相接しているポリエステル樹脂
    層の融点が190〜230℃、最表層を構成するポリエ
    ステル樹脂層の融点が210〜250℃であることを特
    徴とする請求項1記載の薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属
    板。
  4. 【請求項4】 金属板の片面は請求項1記載のポリエス
    テル樹脂層で被覆され、他の片面は融点が190〜25
    0℃で、着色顔料を2〜20重量部含有するポリエステ
    ル樹脂層で被覆されていることを特徴とする薄肉化深絞
    り缶用樹脂被覆金属板。
  5. 【請求項5】 金属板の両面あるいは片面に、金属板と
    ポリエステル樹脂層の間に接着剤層が介在することを特
    徴とする請求項1、2、3または4記載の薄肉化深絞り
    缶用樹脂被覆金属板。
JP2418199A 1990-12-26 1990-12-26 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板 Expired - Lifetime JP2532002B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2418199A JP2532002B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2418199A JP2532002B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7337658A Division JP2934182B2 (ja) 1995-12-04 1995-12-04 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06320669A true JPH06320669A (ja) 1994-11-22
JP2532002B2 JP2532002B2 (ja) 1996-09-11

Family

ID=18526111

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2418199A Expired - Lifetime JP2532002B2 (ja) 1990-12-26 1990-12-26 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2532002B2 (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997037845A1 (fr) * 1996-04-10 1997-10-16 Toyo Kohan Co., Ltd. Plaque metallique enduite d'une resine de terephtalate de polyethylene et possedant de grandes capacites de traitement
WO2000000400A1 (fr) 1998-06-26 2000-01-06 Ishida Co., Ltd. Recipient composite
JP2002536209A (ja) * 1999-02-02 2002-10-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 熱融着可能な層および基体層を含有する高分子フィルム
US7063889B2 (en) 2001-11-27 2006-06-20 Jfe Steel Corporation Resin film and manufacturing method for the same, and resin laminated metal sheet using said resin film and manufacturing method for the same
JP2006168122A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Jfe Steel Kk 耐疵付き性、滑り性に優れたラミネート鋼板およびそれを用いた缶体
JP2007105948A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Toray Ind Inc ポリエステルフィルム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01192546A (ja) * 1988-01-28 1989-08-02 Nippon Steel Corp 2層被膜構造を有するラミネート鋼板及びその製造方法
JPH02501640A (ja) * 1987-10-15 1990-06-07 シーエムビー パッケイジング(ユーケー) リミテド 積層金属シート

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02501640A (ja) * 1987-10-15 1990-06-07 シーエムビー パッケイジング(ユーケー) リミテド 積層金属シート
JPH01192546A (ja) * 1988-01-28 1989-08-02 Nippon Steel Corp 2層被膜構造を有するラミネート鋼板及びその製造方法

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1997037845A1 (fr) * 1996-04-10 1997-10-16 Toyo Kohan Co., Ltd. Plaque metallique enduite d'une resine de terephtalate de polyethylene et possedant de grandes capacites de traitement
US6270874B1 (en) 1996-04-10 2001-08-07 Toyo Kohan Co., Ltd. Polyethylene terephthalate resin-coated metal plate of high processability
WO2000000400A1 (fr) 1998-06-26 2000-01-06 Ishida Co., Ltd. Recipient composite
JP2002536209A (ja) * 1999-02-02 2002-10-29 イー・アイ・デュポン・ドウ・ヌムール・アンド・カンパニー 熱融着可能な層および基体層を含有する高分子フィルム
US7063889B2 (en) 2001-11-27 2006-06-20 Jfe Steel Corporation Resin film and manufacturing method for the same, and resin laminated metal sheet using said resin film and manufacturing method for the same
US7273653B2 (en) 2001-11-27 2007-09-25 Jfe Steel Corporation Resin film and manufacturing method for the same, and resin laminated metal sheet using said resin film and manufacturing method for the same
JP2006168122A (ja) * 2004-12-15 2006-06-29 Jfe Steel Kk 耐疵付き性、滑り性に優れたラミネート鋼板およびそれを用いた缶体
JP2007105948A (ja) * 2005-10-12 2007-04-26 Toray Ind Inc ポリエステルフィルム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2532002B2 (ja) 1996-09-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH03101930A (ja) 絞り缶用被覆金属板及び絞り缶
JPS6122627B2 (ja)
JP2711947B2 (ja) 加工耐食性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆錫めっき鋼板の製造方法
JPH06320669A (ja) 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板
KR100897311B1 (ko) 수지 피복 강판 및 이것을 이용하여 이루어진 프레스 성형캔
JP4019751B2 (ja) プレコート鋼板から成るプレス成形缶
JP3041153B2 (ja) 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板
JP2934182B2 (ja) 薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板
JP4254112B2 (ja) プレコート鋼板を用いたプレス成形缶
JP2802355B2 (ja) 耐デンティング性に優れた薄肉化深絞り缶用樹脂被覆金属板
JPH0631362A (ja) 密着性の優れたラミネート鋼板製多段絞り缶の製造方法
JP2532002C (ja)
JP2581624B2 (ja) 耐衝撃加工性に優れた薄肉化深絞り缶用ポリエステル 樹脂被覆鋼板の製造方法
JP3282994B2 (ja) 鋼板の表面処理方法、表面処理鋼板、および表面処理鋼板を用いた熱可塑性樹脂被覆鋼板
JP3270684B2 (ja) 絞りしごき缶用樹脂被覆アルミニウム合金板
JP3056349B2 (ja) 樹脂被覆金属板およびその製造方法
JP3528240B2 (ja) 積層体及びその製造方法
JP2807482B2 (ja) 製缶用両面被覆鋼板およびその製造法
JPH06278246A (ja) ポリエステル樹脂ラミネート金属板
NL9400154A (nl) Metaalplaat bekleed met een polyesterharsfolie voor een diepgetrokken blik.
JP2001341232A (ja) 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法
JP2001341258A (ja) 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法
JP4898130B2 (ja) 内面耐食性及び外面印刷性に優れた絞りしごき缶用鋼板、缶体及びその製造方法
JPH0232052B2 (ja)
JP2001342333A (ja) 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19951003

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 19960409

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080627

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090627

Year of fee payment: 13

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100627

Year of fee payment: 14

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110627

Year of fee payment: 15