JPH0852551A - 連続鋳造設備におけるロールセグメント交換装置 - Google Patents

連続鋳造設備におけるロールセグメント交換装置

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JPH0852551A
JPH0852551A JP21062494A JP21062494A JPH0852551A JP H0852551 A JPH0852551 A JP H0852551A JP 21062494 A JP21062494 A JP 21062494A JP 21062494 A JP21062494 A JP 21062494A JP H0852551 A JPH0852551 A JP H0852551A
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portable
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carriage
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Kazuo Abe
和男 阿部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 マシン曲率の異なる2つのストランドに対
し、そのつどレベル合わせをすることなく、簡単にかつ
安全にセグメント交換を行えるセグメント交換装置を提
供する。 【構成】 マシン曲率Ra,Rbが異なるストランドを2本
並設しており、2本のストランドの間に台車レールを設
けており、その台車レールが、曲率Raが外側にくるスト
ランドに対応して設けられた固定式レール4と、曲率Rb
が内側にくるストランドに対応して設けられた可搬式レ
ール5とからなり、可搬式レール5は固定式レール4上
に固定した使用位置と、固定式レール4から取外してそ
の上方空間に吊り上げた退避位置とを任意にとれる。可
搬式レール5の吊り上げのため専用の吊上装置9を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
ロールセグメントの交換装置に関する。さらに詳しく
は、2以上のストランドを有する連続鋳造設備における
ロールセグメントの交換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、連続鋳造設備に用いられるガイ
ドロール(エプロンロールも含む)は、高温の鋳片、冷
却水、蒸気およびスケールなどの存在する苛酷な状態に
おかれているので、ロール交換が頻繁に行われている。
ところで、ロール交換はセグメント単位の交換方式によ
って行われているが、このセグメント交換方式には、セ
グメントをストランドの側方に水平方向に出し入れして
交換する方式と、セグメントをストランド弯曲中心方向
に出し入れして交換する方式の2つの方式が一般的に行
われている。
【0003】そこで従来、並設された2つのストランド
を有する連続鋳造設備において、前者の水平出し入れ交
換方式を採用したセグメント交換装置として、実公昭6
1−10840号公報に示された装置がある(従来例
I)。すなわち、図13〜14に示すように、連続鋳造設備
は、2個のモールド104 と、該2個のモールド104 に対
応して設けられた複数個のロールセグメント101 を連ね
た2本のストランド1A,1Bを備えており、各ストランド
毎に、スラブ厚み毎に上方から交換される専用体セグメ
ント105 と、各ロールセグメント101 をサポートするフ
レーム106 と、ロールセグメント101 を駆動するユニバ
ーサル接手117 および駆動装置118 とを備えている。そ
して、このような2つのストランド1A,1B間の中央に、
ロールセグメント側方に沿って台車レール109 を設置
し、かつ図示されていないウインチより導車111 を介し
て案内される牽引ロープ110 によってロールセグメント
交換台車108 を走行させるようにし、その交換台車108
にストランド側に水平方向に移動させるセグメント移載
装置を搭載している。そして、上記の1台のセグメント
交換台車によって2つのストランドに設置されたセグメ
ントが交換されるのである。
【0004】ところが、かかるセグメント交換装置で
は、2つのストランド1A,1Bについてセグメント交換装
置を共用することから、ストランド間隔を最小にでき
る、という利点があるものの、2つのストランド1A,1B
間に台車レール109 が定置されているので、2つのスト
ランド1A,1Bが共に同一または略同一のマシン曲率を持
つ必要があって、それぞれのマシン曲率が違う場合に
は、かかるセグメント交換装置は使用できない、という
問題があった。しかるに、最近2つのストランドを有す
る連続鋳造設備において、鋼種別鋳造や鋳込作業の高速
化および小ロッド生産に対応するため、2つのストラン
ド間でマシン曲率を変える場合があるが、かかる場合に
もセグメント交換装置の共用が望ましいにも拘わらず、
従来例Iのセグメント交換装置では、これを適用するこ
とができなかった。
【0005】そこで、かかる問題を解消するものとし
て、特開平4−197564号公報(従来例II)および
特開平5−161949号公報(従来例III)のセグメン
ト交換装置が提案されている。従来例IIは、マシン曲率
が異なる相対したストランドを有し、該ストランド間に
1台のセグメント交換台車をストランドに沿って昇降さ
せるための台車レールを設けた連続鋳造設備において、
複数本のレール構成体を互いに屈曲可能に連結して前記
台車レールを構成し、該台車レールの上下端部を、スト
ラクチャ上に設けたレールガイドにストランド方向に移
動可能に支持させ、かつ、該台車レールの中間部を、ス
トラクチャ上に設けられており、レール構成体の連結点
をほぼレール曲率半径方向に昇降可能なレール昇降装置
に支持させると共に、セグメント交換台車にはセグメン
ト載置台の高さ変更手段を設けたものである。従来例II
I は、マシン曲率が異なる並設した2ストランドの間
に、1台のセグメント交換台車を設け、該セグメント交
換台車をストランドに沿って設けた台車レール上を走行
するようにした連続鋳造設備において、前記セグメント
交換台車を、台車レールを走行する親台車と、該親台車
に、昇降装置を介して組込んだ子台車とで構成し、該子
台車に、セグメント載置台、および該セグメント載置台
と前記ストランドとにわたってセグメントを水平方向に
移動させるセグメント移載装置をそれぞれ設けたもので
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記従来例
IIでは、台車レールの複数のレール溝体を屈曲させて、
マシン曲率に近似させるのであるが、マシン曲率と一致
しない所は交換台車のセグメント載置台の高さをそのつ
ど変更してセグメントとの高さを合わせなければならな
い。つまり、多くのセグメントのうち大部分について、
いちいち高さ調整作業をしなければならないので、セグ
メント交換作業には相当時間がかかるという欠点があっ
た。また、従来例III でも、セグメントと台車上のセグ
メント移載装置のレベル合わせは、親台車上の子台車を
昇降させて行うため、各セグメントにつき子台車のレベ
ル調整が必要であって、やはりセグメント交換作業に相
当の時間がかかっていた。
【0007】本発明は上記の事情に鑑み、マシン曲率の
異なる2つのストランドに対し、そのつどレベル合わせ
をすることなく、簡単にかつ安全にセグメント交換を行
えるセグメント交換装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のロールセグメン
ト交換装置(請求項1)は、マシン曲率が異なるストラ
ンドを2本並設しており、該2本のストランドの間に台
車レールを設け、該台車レール上でセグメント交換台車
を各ストランドに沿って走行させるようにした連続鋳造
設備において、前記台車レールが、曲率が外側にくるス
トランドに対応して設けられた固定式レールと、曲率が
内側にくるストランドに対応して設けられた可搬式レー
ルとからなり、前記可搬式レールは前記固定式レール上
に固定した使用状態と、前記固定式レールから取外して
その上方空間に吊り上げた退避状態とを任意にとれるよ
うになっていることを特徴とする。請求項1において可
搬式レールの吊上げは任意の手段でよいが、専用の吊上
装置とすることが好ましい。請求項2の吊上装置は、前
記可搬式レールを退避位置に吊り上げる吊上装置であっ
て、可搬式レールを使用位置から、マシン曲率中心方向
への水平移動と、上方への垂直移動を組合わせて、斜め
上方の前記退避位置に吊り上げる斜め吊上げ機能を有し
ていることを特徴とする。上記吊上装置(請求項3)
は、前記台車レールの上方空間で、該台車レールの長手
方向に沿って水平に設けられたガイドレールと、該ガイ
ドレール上を走行するシーブ台車と、該シーブ台車のシ
ーブに巻き掛けられた吊上げロープの一端に連結された
吊具と、前記シーブ台車に連結された牽引ロープと、前
記吊上げロープの他端に連結された前記吊具昇降用の副
シリンダと、前記牽引ロープの他端に連結された前記シ
ーブ台車牽引用の主シリンダとからなることが好まし
い。また、上記吊上装置(請求項4)は、可搬式レール
を退避位置に吊り上げた位置における吊具を機械的にシ
ーブ台車に吊下げる安全ストッパーを備えていることが
好ましい。請求項5の発明は、前記可搬式レールが右側
レールと左側レールの対からなり、前記吊上装置の吊具
が、右側レールの長手方向における2カ所を挾持する2
カ所の二又状挾持部と、左側レールの長手方向における
2カ所を挾持する2カ所の二又状挾持部を有することを
特徴とする。請求項6のロールセグメント交換装置は、
前記台車レールが、固定式レールおよび可搬式レールの
出側に設けた傾動レールを備えており、この傾動レール
は、固定式レールの出側と可搬式レールの出側に選択的
に接続可能であることを特徴とする。前記台車レール
(請求項7)は、傾動レールがその途中をブラケットに
保持されたピンによって揺動自在に支持され、該傾動レ
ールの出側に連結した昇降手段により、該傾動レールの
出側を上下動させ、該傾動レールの入側を固定式レール
の出側と可搬式レールの出側に選択的に接続するように
したことが好ましい。請求項8のロールセグメント交換
装置は、前記台車レールの固定式レールにスプリングで
クランプし、油圧シリンダでアンクランプするクランプ
装置の本体を取付け、該クランプ装置により可搬式レー
ルを固定式レールの上面に着脱自在に取付けたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】本発明(請求項1)のセグメント交換装置で
は、固定レールを使用するときは、マシン曲率が外側に
くるストランドとレベルが一致するので、交換台車は高
さ調整することなくセグメント交換装置によってセグメ
ントの引抜き挿入を行え、前記固定レールの上に可搬式
レールを固定して可搬式レールを使用するときは、マシ
ン曲率が内側にくるストランドとレベルが一致するの
で、やはり交換台車は高さ調整することなく、台車上の
セグメント交換台車によって、セグメントの引抜き挿入
を行える。このため、セグメント交換が簡単かつ迅速に
行える。また、可搬式レールは固定式レールの上方空間
の退避位置に格納し、側方その他の場所へ格納しないの
でマシン幅を狭くできるという利点がある。請求項2の
セグメント交換装置では、専用の吊上装置により可搬式
レールを退避位置へ吊り上げたり、使用位置へ吊り降ろ
すので、可搬式レールの着脱が容易に行える。また、可
搬式レールはマシン曲率の中心方向へ水平移動し、かつ
上方へ上昇させて退避位置へ格納させるので、退避位置
の可搬式レールと固定式レールとの間には、マシン曲率
に沿った空間ができ、その空間内でセグメント交換台車
が走行することができるので、可搬式レールの移動距離
を必要最少限にしつつ、セグメント交換に必要な空間を
確保できる。請求項3の吊上装置によれば、主シリンダ
により牽引ロープを引張ると、シーブ台車を走行させな
がら、吊具を昇降させることができ、この2つの動作の
組合せで、可搬式レールを斜め上方へ吊り上げたり、そ
こから斜めに吊り降ろすことができる。したがって、可
搬式レールの退避動作がやりやすくなる。そして、ガイ
ドレール上を走行するシーブ台車は上下方向の厚みが薄
く構成できるので、可搬式レールの格納空間を十分確保
できる。また、主シリンダや副シリンダは適当なガイド
シーブで牽引ロープと吊上げロープを案内することによ
り、連続鋳造設備の邪魔にならない空間に設置できるの
で、種々の付帯設備の設置を妨げず、可搬式レールの格
納空間も確保しやすくなる。請求項4の吊上装置では、
可搬式レールを退避位置に吊り上げた状態では、吊具を
安全ストッパーによって機械的にシーブ台車から吊下げ
るので、例えば、主シリンダや副シリンダの故障、牽引
ロープや吊上ロープの切断等の事故があっても、可搬式
レールは落下しないので、安全である。請求項5の吊具
を用いると、二又状挾持部で可搬式レールを挾持するの
で横倒れを防止し、かつ、長手方向の2点を吊り上げる
ので長手方向の揺動も防止でき、可搬式レールを安定し
て吊り上げることができる。また、左右の対のレールを
一度に吊り上げることができ、吊り上げ作業が簡単とな
る。請求項6の台車レールを用いると、傾動レール上に
交換台車を退避させておけば、可搬式レールを固定式レ
ール上に着脱する作業が交換台車と干渉せずに容易に行
える。また、傾動レールを固定式レールの出側に接続す
れば、傾動レール上の交換台車を、固定式レールに円滑
に進入させ、可搬式レールの出側に接続すれば、可搬式
レールに円滑に進入させることができる。請求項7記載
の台車レールによれば、昇降手段で傾動レールの出側端
部を上下動させることで、固定式レールへ接続したり可
搬式レールへ接続したりすることができるので、その切
換え操作が容易である。請求項8のクランプ装置によれ
ば、スプリングで機械的に可搬式レールを固定式レール
上にクランプするので、信頼度が高く、かつ、油圧シリ
ンダでアンクランプするので、アンクランプが容易に行
える。
【0010】
【実施例】つぎに、本発明の実施例を図面に基づき説明
する。図1は本発明の一実施例に係わるセグメント交換
装置における可搬式レールを外した状態の説明図、図2
は同セグメント交換装置における可搬式レールの使用状
態の説明図である。
【0011】図1〜2において、10は鋳造床、2A,2Bは
2個のモールドである。この2個のモールド2A,2Bの下
方にはそれぞれ多数のロールセグメント1を連接した2
本のストランド(図13の1A,1B参照)が構築されてお
り、各ストランドをその曲率を示す線Ra,Rbで示す。3
は2本のストランドの間に設けた台車レールであり、こ
の台車レールは固定式レール4、可搬式レール5および
傾動レール6から構成されている。
【0012】固定式レール4は、曲率Raが外側に位置す
るストランドに対応させて設けたレールで鋳造設備の任
意の架構部材に固定されている。全体的な側面形状は弓
形であり、ストランドの入側から出側の手前までの長さ
を有している。また、その断面形状は図4に示すよう
に、1本の縦リブ4aに3本の横リブすなわち上面リブ4
b、中間リブ4c、下面リブ4dを組合せたもので、上面リ
ブ4bと中間リブ4cの間が、交換台車7の走行輪8が走行
するレール部を構成しており、また、上面リブ4bの上面
は前記可搬式レール5の載置面となっている。なお、固
定式レール4は右側レールと左側レールの対で構成され
ており、図4は左側レールを示している。そして、この
固定式レール4の曲率は、該固定式レール4上を走行す
る交換台車7が備えるセグメント移載装置が、外側の曲
率Raのストランドの各ロールセグメントとレベルが一致
するように設定されている。
【0013】前記可搬式レール5は、曲率Rbが内側に位
置するストランドに対応させたレールで、前記固定式レ
ール4の上面リブ4aの上面に取外し自在に載置されるも
のである。全体的な側面形状は弓形であり、固定式レー
ル4よりはやや短い長さである。この可搬式レール5が
前記固定式レール4上に載置されると、その出側端は固
定式レール4の出側端と一致する。入側端は固定式レー
ル4の方が長く、可搬式レール5に連続する延長レール
部4eを有している。可搬式レール5の断面形状は図3に
示すように、1本の縦リブ5aに4枚の横リブ、すなわち
上面リブ5b、上中間リブ5c、下中間リブ5dおよび下面リ
ブ5eを組合せたもので、上面リブ5bと上中間リブ5cの間
が、交換台車7の走行輪8が走行するレール部となって
いる。なお、可搬式レール5も右側レールと左側レール
の対で構成されており、図3は左側レールを示してい
る。そして、この可搬式レール5の曲率は、該可搬式レ
ール5上を走行する交換台車7が備えるセグメント移載
台車が、内側の曲率Rbのストランドの各ロールセグメン
トとレベルが一致するように構成されている。
【0014】図3〜4において、11はクランプ装置であ
り、装置本体12とクランパー13からなる。装置本体には
クランパー13をクランプ方向に付勢する皿バネなどのス
プリングとクランパー13をアンクランプ方向に付勢する
油圧シリンダとクランパー13を軸まわりに回転させる回
転型アクチュエータを備えている。この装置本体12は固
定式レール4の適所に固定されており、可搬式レール5
の下面リブ5eに形成された係合溝5f中に前記クランパー
13が挿入されている。したがって、図3(A),(B)
に示すように、クランパー13を係合溝5fに交差させてク
ランプすると、可搬式レール5は固定式レール4上に固
定され、クランパー13を係合溝5fに沿わせてアンクラン
プさせると、可搬式レール5を固定式レール4から取外
すことができる。
【0015】図5は傾動レール6を示している。傾動レ
ール6は断面コ形または断面エ形であり、交換台車7の
走行輪8をガイドする部材であって、これも交換台車7
の左右の走行輪8をガイドするため、右側レールと左側
レールの対から構成されている。この傾動レール6の略
中間部は、ブラケット14に保持されたピン15で支持さ
れ、揺動自在となっている。また、傾動レール6の出側
端部には特許請求の範囲にいう昇降手段を構成する昇降
シリンダ16が連結され、その昇降シリンダ16を伸縮させ
ることによって、傾動レール6の出側端部を上下動さ
せ、傾動レール6を揺動させるようになっている。この
ようにして、傾動レール6の入側を高くしたときは可搬
式レール5の出側と接続され、傾動レール6の入側を低
くしたときは固定式レール4の出側と接続される。な
お、傾動レール6の入側を高くしたときは、その下面
(固定式レール4の出側と接続される側の下面)を支持
台17で支えるようにすると、昇降シリンダ16への負荷が
小さくなるので好ましい。
【0016】図1〜2に示すように、本発明装置には可
搬式レール5を吊り上げる吊上装置9が設けられてい
る。この吊上装置9は、概ねシーブ台車20と吊具30と、
駆動シリンダ40とから構成されている。つぎに、その吊
上装置9の詳細を図6〜9に基づき説明する。図6は吊
上装置9の側面図、図7はシーブ台車20まわりの平面
図、図8は吊上装置9の背面図(A)および正面図
(B)である。図6に示すように、前記台車レール3
(図1参照)の上方空間であって、鋳造床10の下面に
は、ガイドレール21が固定されており、このガイドレー
ル21は台車レール3(図1参照)の長手方向に沿って水
平に延びている。そして、図7に示すように、このガイ
ドレール21には、左右2台のシーブ台車20が走行自在に
ガイドされている。前記シーブ台車20には、図7〜8に
示すように、牽引ロープ22が連結され、この牽引ロープ
22は、ガイドレール21の図中右端部へ軸支されたガイド
シーブ23で折り返され、モールド2A,2Bの斜め下方の構
体19(図6参照)上に軸支されたガイドシーブ24で案内
されて駆動シリンダを構成する主シリンダ41のロッド先
端に連結されている。また、前記2台のシーブ台車20に
は、それぞれ2枚のシーブ26,27が軸支されており、そ
れぞれのシーブ26,27に吊上ロープ28,29が巻き掛けら
れており、該吊上ロープ28,29の一端は吊具30の吊環33
に連結され、他端は前記構体19上のガイドシーブ31で案
内されて駆動シリンダを構成する副シリンダ42のロッド
先端に連結されている。
【0017】吊具30は図6に示すように、前記吊環33を
上面に備えた天板34を有しており、その天板34の四隅か
らは吊腕35,36が垂下している。腕の長い吊腕35は可搬
式レール5のほぼ中央における出側寄りを吊るためのも
ので、腕の短い吊腕36は可搬式レール5のほぼ中央にお
ける入側寄りを吊るためのものであり、いずれの吊腕3
5,36も右側レールと左側レール用に2本づつ設けられ
ている。図8(B)に示すように、各吊腕35,36の下端
部は二又状の挾持部37に形成され、そこにはピン38を通
すピン孔39が形成されている。この挾持部37は可搬式レ
ール5をその内部に挾み、ピン38をピン孔39と可搬式レ
ール5のピン孔5gに通して係合するものである。このよ
うに係合した場合、各可搬式レール5は左右の横倒れも
せず、長手方向においても2点吊りされているので揺動
することなく安定して吊り上げられる。
【0018】図6および図8に示すように、前記ガイド
レール21には、安全ストッパー51が揺動自在に軸支され
ており、その安全ストッパー51の下端は鉤形に形成され
ている。そして、任意の手段、例えば引張スプリングで
係合方向に引張り、シリンダで離脱方向に動かすよう構
成した揺動手段が取付けられている。また、吊具30の天
板34の上面には、前記安全ストッパー51が掛止する掛止
環52が取付けられている。上記の安全ストッパー51は可
搬式レール5を吊り上げた吊具30を機械的手段により退
避位置に吊持するために設けられており、この安全スト
ッパー51を用いたときは、仮に主シリンダ41や副シリン
ダ42が損傷したり、吊上ロープ28,29や牽引ロープ22が
切断されたような場合にも、可搬式レール5を落下させ
ないので、安全であるという利点がある。
【0019】つぎに、上記の吊上装置9の吊上げ作用を
図9の概念図に基づき説明する。まず、主シリンダ41に
よって牽引ロープ22を引くとシーブ台車20が矢印F方向
へ前進する。このとき、シーブ26,27に巻き掛けられた
吊上ロープ28,29はシーブ26,27の前進により引き上げ
られるので、吊具30は矢印Uで示す斜め上方に移動す
る。そして、主シリンダ41が牽引ロープ22を繰り出す
と、吊具30は矢印Dで示す斜め下方に移動する。したが
って、この吊上装置によれば、吊具30で吊下げた可搬式
レール5を斜め上方へ吊上げたり、斜め下方へ吊り降ろ
したりすることが容易に行えるのである。なお、上記動
作とは別に、副シリンダ42によって、直接、吊上ロープ
28,29を吊上げ、吊り降ろして、吊具30を上昇、下降さ
せることもできる。したがって、吊具30を可搬式レール
5に連結したり、外したりするとき、上下動作のみによ
って吊具30を動かし、前記ピン38を挿脱する位置決めを
容易に行うことができる。
【0020】図5に示す交換台車7は公知の構成のもの
で、L字形の台車本体には走行輪8と滑車43を備え、か
つ公知のセグメント移載装置を備えている。図1に示す
ように、固定式レール4の上端よりやや上方には、図示
しないウインチで駆動される滑車44が取付けられてお
り、この滑車44と前記交換台車7の滑車43との間には巻
取ロープ45が巻き掛けられている。この巻取ロープ45を
巻取り、繰り出すことで交換台車7を固定式レール4お
よび可搬式レール5上を入側と出側との間で走行させる
ことができる。
【0021】つぎに、図1〜2および図10〜12に基づ
き、可搬式レール5の着脱動作を説明する。まず、図2
の状態では、可搬式レール5は固定式レール4上に固定
されており、傾動レール6は可搬式レール5に接続され
ている。この状態から図10に示すように、交換台車7を
傾動レール6上に退避させ、吊具30を可搬式レール5上
に降ろし、ピン連結する。そして、クランプ装置11(図
5参照)をアンクランプする。つぎに、吊具30を斜め上
昇させる。これにより、図11に示すように、可搬式レー
ル5が退避位置の下方に移動する。その後、図12に示す
ように、安全ストッパー51を後退させ、さらに可搬式レ
ール5を上方に吊り上げる。そして、図1に示すよう
に、安全ストッパー51を吊具30の掛止環52(図6参照)
に引掛ける。これにより可搬式レール5は退避位置に保
持される。この場合、主シリンダ41や副シリンダ42が故
障したり、牽引ロープ22や吊上ロープ28,29が切断する
ような事故が生じても、安全ストッパー51で可搬式レー
ル5の落下が防止できるので安全である。なお、可搬式
レール5を固定式レール4上に固定するには上記と反対
の手順で操作すればよい。
【0022】つぎに、本発明におけるロールセグメント
の交換作業を説明する。図1は可搬式レール5を固定式
レール4から外して、その上方空間の退避位置に格納し
た状態を示している。この退避位置は、使用位置を基準
とすると各ストランドの曲率中心寄り、かつ上方であ
る。したがって、この格納状態で、空中の可搬式レール
5と固定式レール4との間には曲率半径方向でほぼ等間
隔の空間があくので、交換台車7を固定式レール4上で
走行させ、外側の曲率Raのストランドの各ロールセグメ
ント1を引き抜く動作が可搬式レール5と干渉すること
なく行える。また、固定式レール4上を走行する交換台
車7は全てのロールセグメント、例えばNo.1〜No.10 の
全てのセグメントとレベルが一致しているので、格別の
高さ調整を要することなく、直ちにセグメント1の横引
きが行える。そして、引き抜いたセグメント1は天井ク
レーンCで吊り上げて交換する。なお、最上段のNo.1セ
グメントのみはモールド2A,2Bを取り除いてできた空間
を通して天井クレーンCで吊り出して交換すればよい。
ただし、固定式レール4が上端部にさらにレールを延長
した延長レール部(図示省略)を有している場合は、他
のセグメントと同様に交換台車7を用いて横抜きするこ
とができる。
【0023】図2は、固定式レール4上に可搬式レール
5が固定された状態である。この場合、交換台車7は可
搬式レール5上を走行し、内側の曲率Rbのストランドの
各ロールセグメントを交換する。この場合も交換台車7
のセグメント移載装置のレベルは各ロールセグメント1
と一致するので、格別の高さ調整等をすることなく、直
ちに横引きが行えるので、交換作業が容易に行える。
【0024】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、固定式レール
または可搬式レール上のセグメント交換台車によって、
レベル調整することなくセグメントの引抜き挿入を行え
る。このため、セグメント交換が簡単かつ迅速に行え
る。また、可搬式レールは固定式レールの上方空間の退
避位置に格納し、側方その他の場所へ格納しないので鋳
造設備のマシン幅を狭くできる。請求項2の発明によれ
ば、可搬式レールの吊上げ、吊降ろしが容易に行え、可
搬式レールの移動距離を必要最少限にしつつ、セグメン
ト交換に必要な空間を確保できる。請求項3の発明によ
れば、可搬式レールの斜め吊上げ・斜め吊降ろしが容易
にできる。また、吊上装置の厚みを薄く、かつ駆動シリ
ンダを離して置けるので、連続鋳造設備の邪魔にならな
い空間に設置でき、種々の付帯設備の設置を妨げず、可
搬式レールの格納空間も確保しやすくなる。請求項4の
発明によれば、主シリンダや副シリンダの故障、牽引ロ
ープや吊上ロープの切断等の事故があっても、安全スト
ッパーにより可搬式レールを落下しないように保持する
ので、安全である。請求項5の発明によれば、可搬式レ
ールを挾持して横倒れを防止し、かつ長手方向の2点を
吊り上げるので長手方向の揺動も防止でき、可搬式レー
ルを安定して吊り上げることができる。また、左右の対
のレールを一度に吊り上げることができ、吊り上げ作業
が簡単となる。請求項6の発明によれば、傾動レール上
に交換台車を退避させておき、傾動レールを固定式レー
ルの出側に接続すれば、固定式レールに円滑に進入さ
せ、可搬式レールの出側に接続すれば、可搬式レールに
円滑に進入させることができ、これによって、固定式レ
ールと可搬式レールの変更を容易に行える。請求項7の
発明によれば、昇降手段を伸縮させるだけで固定式レー
ルへ接続したり可搬式レールへ接続したりすることがで
きるので、人手がかからずその切換え操作は容易であ
る。請求項8の発明によれば、スプリングで機械的に可
搬式レールを固定式レール上にクランプするので、信頼
度が高く、かつ、油圧シリンダでアンクランプするの
で、アンクランプが容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わるセグメント交換装置
における固定式レール使用状態の説明図である。
【図2】図1のセグメント交換装置における可搬式レー
ル使用状態の説明図である。
【図3】A図は固定式レール4と可搬式レール5の断面
図、B図はA図のB線矢視図である。
【図4】固定式レール4の断面図である。
【図5】傾動レール6の説明図である。
【図6】吊上装置9の側面図である。
【図7】シーブ台車20まわりの平面図である。
【図8】A図は吊上装置9の背面図、B図は吊上装置9
の正面図である。
【図9】吊上装置の概念図である。
【図10】可搬式レール5の着脱動作の説明図である。
【図11】可搬式レール5の着脱動作の説明図である。
【図12】可搬式レール5の着脱動作の説明図である。
【図13】2ストランド型連続鋳造設備の正面図であ
る。
【図14】2ストランド型連続鋳造設備の側面図であ
る。
【符号の説明】
1 ロールセグメント 2A,2B モールド 3 台車レール 4 固定式レール 5 可搬式レール 6 傾動レール 7 交換台車 11 クランプ装置 20 シーブ台車 21 ガイドレール 22 牽引ロープ 28 吊上ロープ 29 吊上ロープ 30 吊具 37 挾持部 41 主シリンダ 42 副シリンダ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マシン曲率が異なるストランドを2本並設
    しており、該2本のストランドの間に台車レールを設
    け、該台車レール上でセグメント交換台車を各ストラン
    ドに沿って走行させるようにした連続鋳造設備におい
    て、前記台車レールが、曲率が外側にくるストランドに
    対応して設けられた固定式レールと、曲率が内側にくる
    ストランドに対応して設けられた可搬式レールとからな
    り、前記可搬式レールは前記固定式レール上に固定した
    使用位置と、前記固定式レールから取外してその上方空
    間に吊り上げた退避位置とを任意にとれるようになって
    いることを特徴とする連続鋳造設備におけるロールセグ
    メント交換装置。
  2. 【請求項2】前記可搬式レールを退避位置に吊り上げる
    吊上装置が設けられており、該吊上装置は、可搬式レー
    ルを使用位置から、マシン曲率中心方向への水平移動
    と、上方への垂直移動を組合わせて、斜め上方の前記退
    避位置に吊り上げる斜め吊上げ機能を有していることを
    特徴とする請求項1記載のロールセグメント交換装置。
  3. 【請求項3】前記吊上装置が、前記台車レールの上方空
    間で、該台車レールの長手方向に沿って水平に設けられ
    たガイドレールと、該ガイドレール上を走行するシーブ
    台車と、該シーブ台車のシーブに巻き掛けられた吊上げ
    ロープの一端に連結された吊具と、前記シーブ台車に連
    結された牽引ロープと、前記吊上げロープの他端に連結
    された前記吊具昇降用の副シリンダと、前記牽引ロープ
    の他端に連結された前記シーブ台車牽引用の主シリンダ
    とからなることを特徴とする請求項2記載のロールセグ
    メント交換装置。
  4. 【請求項4】前記吊上装置が、可搬式レールを退避位置
    に吊り上げた位置における吊具を機械的にシーブ台車に
    吊下げる安全ストッパーを備えていることを特徴とする
    請求項3記載のロールセグメント交換装置。
  5. 【請求項5】前記可搬式レールが右側レールと左側レー
    ルの対からなり、前記吊上装置の吊具が、右側レールの
    長手方向における2カ所を挾持する2カ所の二又状挾持
    部と、左側レールの長手方向における2カ所を挾持する
    2カ所の二又状挾持部を有することを特徴とする請求項
    3記載のロールセグメント交換装置。
  6. 【請求項6】前記台車レールが、固定式レールおよび可
    搬式レールの出側に設けた傾動レールを備えており、こ
    の傾動レールは、固定式レールの出側と可搬式レールの
    出側に選択的に接続可能であることを特徴とする請求項
    1記載のロールセグメント交換装置。
  7. 【請求項7】前記台車レールの傾動レールが、その途中
    をブラケットに保持されたピンによって揺動自在に支持
    され、該傾動レールの出側に連結した昇降手段により、
    該傾動レールの出側を上下動させ、該傾動レールの入側
    を固定式レールの出側と可搬式レールの出側に選択的に
    接続するようにしたことを特徴とする請求項5記載のロ
    ールセグメント交換装置。
  8. 【請求項8】前記台車レールの固定式レールにスプリン
    グでクランプし、油圧シリンダでアンクランプするクラ
    ンプ装置の本体を取付け、該クランプ装置により可搬式
    レールを固定式レールの上面に着脱自在に取付けたこと
    を特徴とする請求項1記載のロールセグメント交換装
    置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007120077A (ja) * 2005-10-26 2007-05-17 Okkusu Jack Kk 高架道橋の架設方法及び装置

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