JPH0853373A - アセタール化合物の製造方法 - Google Patents
アセタール化合物の製造方法Info
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- JPH0853373A JPH0853373A JP6190597A JP19059794A JPH0853373A JP H0853373 A JPH0853373 A JP H0853373A JP 6190597 A JP6190597 A JP 6190597A JP 19059794 A JP19059794 A JP 19059794A JP H0853373 A JPH0853373 A JP H0853373A
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Pyrane Compounds (AREA)
- Plural Heterocyclic Compounds (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 多価アルコール類に、塩基及び銀塩又は銅塩
の存在下で、チオカルボニル化合物を反応させて、アセ
タール化合物を製造する方法である。 【効果】 多価アルコール類とチオカルボニル化合物と
から、簡便かつ好収率でアセタール化合物が得られる。
の存在下で、チオカルボニル化合物を反応させて、アセ
タール化合物を製造する方法である。 【効果】 多価アルコール類とチオカルボニル化合物と
から、簡便かつ好収率でアセタール化合物が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アセタール化合物の新
規な製造方法、さらに詳しくは、多価アルコール類とチ
オカルボニル化合物とから、簡便かつ好収率でアセター
ル化合物を製造する方法に関するものである。
規な製造方法、さらに詳しくは、多価アルコール類とチ
オカルボニル化合物とから、簡便かつ好収率でアセター
ル化合物を製造する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、アセタール化反応は、一般に酸の
存在下でアルデヒドや、ケトンなどのカルボニル化合物
とアルコール類とを加熱し、脱水縮合させることにより
行われていた。しかしながら、このような反応において
は、使用できるカルボニル化合物の種類が制限されるの
を免れない上、酸を必要とするため、異性化などの副反
応が起こりやすく、したがって、酸や熱に不安定な化合
物では良好な結果が得られないという欠点がある。
存在下でアルデヒドや、ケトンなどのカルボニル化合物
とアルコール類とを加熱し、脱水縮合させることにより
行われていた。しかしながら、このような反応において
は、使用できるカルボニル化合物の種類が制限されるの
を免れない上、酸を必要とするため、異性化などの副反
応が起こりやすく、したがって、酸や熱に不安定な化合
物では良好な結果が得られないという欠点がある。
【0003】他方、多価アルコール、例えば天然物由来
のポリオール類などの水酸基を保護又は修飾する手段と
して、アセタール化法が有効であることが知られてい
る。この際、異性化などの副反応や多価アルコール類の
変質などが起こらないことが重要である。
のポリオール類などの水酸基を保護又は修飾する手段と
して、アセタール化法が有効であることが知られてい
る。この際、異性化などの副反応や多価アルコール類の
変質などが起こらないことが重要である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来のアセ
タール化方法が有する欠点を克服し、異性化などの副反
応や被アセタール化物の変質などを抑制し、好収率で、
かつ簡便に多価アルコール類からアセタール化合物を製
造する新規な方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
タール化方法が有する欠点を克服し、異性化などの副反
応や被アセタール化物の変質などを抑制し、好収率で、
かつ簡便に多価アルコール類からアセタール化合物を製
造する新規な方法を提供することを目的としてなされた
ものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、アセター
ル化方法について種々研究を重ねた結果、従来のカルボ
ニル化合物による反応とは全く異なるチオカルボニル化
合物を用いる方法を開発し、これによれば従来の方法が
もつ欠点を克服しうることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
ル化方法について種々研究を重ねた結果、従来のカルボ
ニル化合物による反応とは全く異なるチオカルボニル化
合物を用いる方法を開発し、これによれば従来の方法が
もつ欠点を克服しうることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0006】すなわち、本発明は、多価アルコール類を
アセタール化するに当り、多価アルコール類に、塩基及
び銀塩又は銅塩の存在下で、チオカルボニル化合物を反
応させることを特徴とするアセタール化合物の製造方法
を提供するものである。
アセタール化するに当り、多価アルコール類に、塩基及
び銀塩又は銅塩の存在下で、チオカルボニル化合物を反
応させることを特徴とするアセタール化合物の製造方法
を提供するものである。
【0007】本発明方法において用いられる多価アルコ
ール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン、1,3‐プロパンジオー
ル、ペンタエリスリトール、シクロヘキサン‐1,2‐
ジオール、ポリフェノール類、天然物由来のポリオール
類及びこれらの誘導体などが挙げられる。
ール類としては、例えばエチレングリコール、プロピレ
ングリコール、グリセリン、1,3‐プロパンジオー
ル、ペンタエリスリトール、シクロヘキサン‐1,2‐
ジオール、ポリフェノール類、天然物由来のポリオール
類及びこれらの誘導体などが挙げられる。
【0008】本発明方法において用いられるチオカルボ
ニル化合物としては、一般式
ニル化合物としては、一般式
【化1】 で表わされる構造のものを挙げることができる。前記一
般式(I)において、R1及びR2は、それぞれチオカル
ボニル基に結合している有機基であり具体的には、フェ
ニル基、ニトロフェニル基、ジメチルアミノフェニル基
などのアリール基、イソプロピル基、t‐ブチル基など
のアルキル基、ピリジル基、チエニル基などの複素環式
基、モルホリノ基、ジメチルアミノ基、ピペリジノ基な
どのジ置換アミノ基などが挙げられる。R1及びR2は、
たがいに同一であっても異なっていてもよく、またたが
いに結合して環構造を形成していてもよい。
般式(I)において、R1及びR2は、それぞれチオカル
ボニル基に結合している有機基であり具体的には、フェ
ニル基、ニトロフェニル基、ジメチルアミノフェニル基
などのアリール基、イソプロピル基、t‐ブチル基など
のアルキル基、ピリジル基、チエニル基などの複素環式
基、モルホリノ基、ジメチルアミノ基、ピペリジノ基な
どのジ置換アミノ基などが挙げられる。R1及びR2は、
たがいに同一であっても異なっていてもよく、またたが
いに結合して環構造を形成していてもよい。
【0009】このチオカルボニル化合物としては、チオ
カルボニル基に直接芳香環又は複素環あるいはその両方
が結合しているものが好ましく、例えばビス(ジアルキ
ルアミノフェニル)チオケトン、ニトロフェニルモルホ
リノチオケトン、ピリジルモルホリノチオケトン、2,
6‐ジアルキル‐γ‐ピランチオン、キサンテンチオ
ン、チオキサンテンチオンなどが好ましく挙げられる。
カルボニル基に直接芳香環又は複素環あるいはその両方
が結合しているものが好ましく、例えばビス(ジアルキ
ルアミノフェニル)チオケトン、ニトロフェニルモルホ
リノチオケトン、ピリジルモルホリノチオケトン、2,
6‐ジアルキル‐γ‐ピランチオン、キサンテンチオ
ン、チオキサンテンチオンなどが好ましく挙げられる。
【0010】本発明方法においては、前記多価アルコー
ル類に、塩基及び銀塩又は銅塩の存在下、前記チオカル
ボニル化合物を反応させるが、この際、有機溶媒中で反
応させるのが好ましい。有機溶媒としては、例えばアセ
トニトリル、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチ
ル、N,N‐ジメチルホルムアミド、ピリジン、ジクロ
ロメタンなどが挙げられる。これらの溶媒は単独で用い
てもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
ル類に、塩基及び銀塩又は銅塩の存在下、前記チオカル
ボニル化合物を反応させるが、この際、有機溶媒中で反
応させるのが好ましい。有機溶媒としては、例えばアセ
トニトリル、テトラヒドロフラン、トルエン、酢酸エチ
ル、N,N‐ジメチルホルムアミド、ピリジン、ジクロ
ロメタンなどが挙げられる。これらの溶媒は単独で用い
てもよいし、2種以上を混合して用いてもよい。
【0011】また、塩基としては、例えばトリエチルア
ミン、4‐ジメチルアミノピリジン、ピリジン、ジイソ
プロピルエチルアミンなどの有機第三級アミン、あるい
はカリウムt‐ブトキシド、炭酸カリウムなどが挙げら
れるが、これらの中で有機第三級アミンが有機溶媒に対
する溶解性の点から好適である。また、これらの塩基
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
ミン、4‐ジメチルアミノピリジン、ピリジン、ジイソ
プロピルエチルアミンなどの有機第三級アミン、あるい
はカリウムt‐ブトキシド、炭酸カリウムなどが挙げら
れるが、これらの中で有機第三級アミンが有機溶媒に対
する溶解性の点から好適である。また、これらの塩基
は、それぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0012】一方、銀塩や銅塩としては、有機塩、無機
塩のいずれであってもよく、例えばトリフルオロ酢酸
銀、酢酸銀、過塩素酸銀、硝酸銀、酸化銀、硫酸銀、四
フッ化ホウ酸銀、トリフルオロメタンスルホン酸銀、酸
化銅、塩化銅(I)、トリフルオロ酢酸銅(II)、ト
リフルオロメタンスルホン酸銅(II)などが挙げられ
るが、これらの中で、有機溶媒に対して溶解性の高いト
リフルオロ酢酸塩及びトリフルオロメタンスルホン酸塩
が好適である。これらの銀塩や銅塩は、それぞれ単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
塩のいずれであってもよく、例えばトリフルオロ酢酸
銀、酢酸銀、過塩素酸銀、硝酸銀、酸化銀、硫酸銀、四
フッ化ホウ酸銀、トリフルオロメタンスルホン酸銀、酸
化銅、塩化銅(I)、トリフルオロ酢酸銅(II)、ト
リフルオロメタンスルホン酸銅(II)などが挙げられ
るが、これらの中で、有機溶媒に対して溶解性の高いト
リフルオロ酢酸塩及びトリフルオロメタンスルホン酸塩
が好適である。これらの銀塩や銅塩は、それぞれ単独で
用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよ
い。
【0013】次に、本発明の好適な実施態様について説
明すると、まず、適当な有機溶媒に、一般式(I)で表
わされるチオカルボニル化合物と多価アルコール類と
を、好ましくはモル比1:0.5ないし1:2、より好
ましくは1:0.8ないし1:1.2の割合で溶解した
のち、塩基を、通常チオカルボニル化合物1モルに対し
て1当量以上、好ましくは2〜5当量の割合で加えて室
温でかきまぜる。この溶液に、チオカルボニル化合物1
モルに対して、通常2〜3モル、好ましくは2〜2.5
モルの銀塩又は銅塩を直接又は溶媒に溶解して滴下し、
通常室温にてかきまぜながら反応を行う。この際、必要
に応じて加熱し、反応を促進させてもよい。反応終了
後、不溶物の硫化銀又は硫化銅をろ過や溶解などの方法
により除去したのち、溶媒などの揮発分を減圧留去す
る。このようにして生成したアセタール化合物は、必要
ならば再結晶あるいはカラムクロマトグラフィーなどに
より精製を行うことができる。
明すると、まず、適当な有機溶媒に、一般式(I)で表
わされるチオカルボニル化合物と多価アルコール類と
を、好ましくはモル比1:0.5ないし1:2、より好
ましくは1:0.8ないし1:1.2の割合で溶解した
のち、塩基を、通常チオカルボニル化合物1モルに対し
て1当量以上、好ましくは2〜5当量の割合で加えて室
温でかきまぜる。この溶液に、チオカルボニル化合物1
モルに対して、通常2〜3モル、好ましくは2〜2.5
モルの銀塩又は銅塩を直接又は溶媒に溶解して滴下し、
通常室温にてかきまぜながら反応を行う。この際、必要
に応じて加熱し、反応を促進させてもよい。反応終了
後、不溶物の硫化銀又は硫化銅をろ過や溶解などの方法
により除去したのち、溶媒などの揮発分を減圧留去す
る。このようにして生成したアセタール化合物は、必要
ならば再結晶あるいはカラムクロマトグラフィーなどに
より精製を行うことができる。
【0014】得られた化合物がアセタール化合物である
ことの確認及びその構造決定は、融点、元素分析、1H
−NMR及び13C−NMRなどの測定によって行われ
る。
ことの確認及びその構造決定は、融点、元素分析、1H
−NMR及び13C−NMRなどの測定によって行われ
る。
【0015】このようにして、一般式
【化2】 で表わされるアセタール化合物が得られる。前記一般式
(II)において、R1及びR2は前記と同じ意味をも
ち、Aは多価アルコールから2個の水酸基を除いた残基
である。この多価アルコール残基には、脂肪族基、芳香
族基、複素環式基などの置換基が導入されていてもよ
く、また、これらの置換基は、水酸基、アミノ基、アル
コキシ基、チオアルコキシ基、エステル基、アシル基な
どを含有していてもよい。さらに、前記置換基はたがい
に結合して環状構造を形成していてもよい。
(II)において、R1及びR2は前記と同じ意味をも
ち、Aは多価アルコールから2個の水酸基を除いた残基
である。この多価アルコール残基には、脂肪族基、芳香
族基、複素環式基などの置換基が導入されていてもよ
く、また、これらの置換基は、水酸基、アミノ基、アル
コキシ基、チオアルコキシ基、エステル基、アシル基な
どを含有していてもよい。さらに、前記置換基はたがい
に結合して環状構造を形成していてもよい。
【0016】本発明における反応機構については、チオ
カルボニル化合物としてビス(4‐ジメチルアミノフェ
ニル)チオケトン(チオミヒラーズケトン)を、多価ア
ルコール類としてエチレングリコールを、塩基としてト
リエチルアミンを、銀塩としてトリフルオロ酢酸銀を用
い、トリエチルアミン及びトリフルオロ酢酸銀の存在
下、エチレングリコールにチオミヒラーズケトンを反応
させた場合を例に挙げると、以下のように推定される。
カルボニル化合物としてビス(4‐ジメチルアミノフェ
ニル)チオケトン(チオミヒラーズケトン)を、多価ア
ルコール類としてエチレングリコールを、塩基としてト
リエチルアミンを、銀塩としてトリフルオロ酢酸銀を用
い、トリエチルアミン及びトリフルオロ酢酸銀の存在
下、エチレングリコールにチオミヒラーズケトンを反応
させた場合を例に挙げると、以下のように推定される。
【0017】
【化3】 次に、本発明方法により合成されたアセタール化合物の
例を構造式で示す。
例を構造式で示す。
【0018】
【化4】
【0019】
【発明の効果】本発明方法に従えば、穏和な塩基性条件
下で従来知られていない新規な反応形式で、簡便かつ好
収率で全く新しいタイプのアセタール化合物を製造する
ことができる。したがって、酸の存在下では不安定で従
来法では困難であった化合物にも本発明方法は応用で
き、天然物由来ポリオール類の水酸基を保護又は修飾す
る方法として有用である。
下で従来知られていない新規な反応形式で、簡便かつ好
収率で全く新しいタイプのアセタール化合物を製造する
ことができる。したがって、酸の存在下では不安定で従
来法では困難であった化合物にも本発明方法は応用で
き、天然物由来ポリオール類の水酸基を保護又は修飾す
る方法として有用である。
【0020】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明する。
明する。
【0021】実施例1 多価アルコール類としてエチレングリコール、グリセリ
ン、シクロヘキサン‐1,2‐ジオール、1,3‐プロ
パンジオール及びカテコールを、チオカルボニル化合物
としてビス(4‐ジメチルアミノフェニル)チオケトン
(チオミヒラーズケトン)、4‐ニトロフェニルモルホ
リノチオケトン、キサンテンチオン及びチオキサンテン
チオンを用い、多価アルコール類のアセタール化を行っ
た。
ン、シクロヘキサン‐1,2‐ジオール、1,3‐プロ
パンジオール及びカテコールを、チオカルボニル化合物
としてビス(4‐ジメチルアミノフェニル)チオケトン
(チオミヒラーズケトン)、4‐ニトロフェニルモルホ
リノチオケトン、キサンテンチオン及びチオキサンテン
チオンを用い、多価アルコール類のアセタール化を行っ
た。
【0022】チオカルボニル化合物1mmol、多価ア
ルコール類1.2mmol及びトリエチルアミン3.6
mmolをアセトニトリル3mlに溶解した。この反応
液に、トリフルオロ酢酸銀2.5mmolのアセトニト
リル溶液3mlを5分間かけて滴下したのち、室温で約
1時間かきまぜた。反応液からアセトニトリルとトリエ
チルアミンを減圧で留去し、さらに残渣に食塩水と酢酸
エチルを加えた。沈殿物をろ去して得られる有機層を分
離、水洗乾燥したのち、減圧で酢酸エチルを留去し、得
られた粗生成物を再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)して
精製した。このようにして得られた化合物(1)〜
(8)についての融点(mp)、チオカルボニル化合物
に対する収率、1H−NMR、13C−NMR、元素分析
の結果は以下のとおりである。
ルコール類1.2mmol及びトリエチルアミン3.6
mmolをアセトニトリル3mlに溶解した。この反応
液に、トリフルオロ酢酸銀2.5mmolのアセトニト
リル溶液3mlを5分間かけて滴下したのち、室温で約
1時間かきまぜた。反応液からアセトニトリルとトリエ
チルアミンを減圧で留去し、さらに残渣に食塩水と酢酸
エチルを加えた。沈殿物をろ去して得られる有機層を分
離、水洗乾燥したのち、減圧で酢酸エチルを留去し、得
られた粗生成物を再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)して
精製した。このようにして得られた化合物(1)〜
(8)についての融点(mp)、チオカルボニル化合物
に対する収率、1H−NMR、13C−NMR、元素分析
の結果は以下のとおりである。
【0023】化合物(1) mp:128〜128.5℃、収率:82%1 H−NMR:2.92(12H,s),4.02(4
H,s),6.6〜6.7(4H,m),7.3〜7.
4ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.6,64.6,110.1,11
1.8,127.4,130.1,150.2 pp
m。 元素分析:測定値(%);C,72.85;H,7.5
6;N,8.85 計算値(%);C,73.05;H,7.74;N,
8.97
H,s),6.6〜6.7(4H,m),7.3〜7.
4ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.6,64.6,110.1,11
1.8,127.4,130.1,150.2 pp
m。 元素分析:測定値(%);C,72.85;H,7.5
6;N,8.85 計算値(%);C,73.05;H,7.74;N,
8.97
【0024】化合物(2) mp:101〜102℃、収率:74%1 H−NMR:1.91(1H,t,J=6.4H
z),2.92(6H,s),2.95(6H,s),
3.6〜3.7(1H,m),3.7〜3.9(1H,
m),3.9〜4.1(2H,m),4.3〜4.4
(1H,m),6.6〜6.8(4H,m),7.2〜
7.4ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.3,63.2,65.7,76.
3,110.7,111.6,111.6,127.
2,127.3,129.4,129.8,150.
0,150.2 ppm。 元素分析:測定値(%);C,68.92;H,7.2
6;N,7.39 計算値(%);C,68.91;H,7.10;N,
7.31
z),2.92(6H,s),2.95(6H,s),
3.6〜3.7(1H,m),3.7〜3.9(1H,
m),3.9〜4.1(2H,m),4.3〜4.4
(1H,m),6.6〜6.8(4H,m),7.2〜
7.4ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.3,63.2,65.7,76.
3,110.7,111.6,111.6,127.
2,127.3,129.4,129.8,150.
0,150.2 ppm。 元素分析:測定値(%);C,68.92;H,7.2
6;N,7.39 計算値(%);C,68.91;H,7.10;N,
7.31
【0025】化合物(3) mp:138℃、収率:49%1 H−NMR:1.2〜1.3(2H,m),1.4〜
1.6(2H,m),1.7〜1.9(2H,m),
2.1〜2.2(1H,m),2.92(12H,
s),3.3〜3.5(2H,m),6.6〜6.7
(4H,m),7.3〜7.4ppm(4H,m)。13 C−NMR:23.8,28.9,40.6,80.
6,109.5,111.8,127.2,132.
3,150.1ppm。 元素分析:測定値(%);C,75.56;H,8.0
8;N,7.57 計算値(%);C,75.38;H,8.25;N,
7.64
1.6(2H,m),1.7〜1.9(2H,m),
2.1〜2.2(1H,m),2.92(12H,
s),3.3〜3.5(2H,m),6.6〜6.7
(4H,m),7.3〜7.4ppm(4H,m)。13 C−NMR:23.8,28.9,40.6,80.
6,109.5,111.8,127.2,132.
3,150.1ppm。 元素分析:測定値(%);C,75.56;H,8.0
8;N,7.57 計算値(%);C,75.38;H,8.25;N,
7.64
【0026】化合物(4) mp:143.5〜144.5℃、収率:78%1 H−NMR:1.7〜1.9(2H,m),2.90
(12H,s),4.01(4H,t,J=5.4H
z),6.6〜6.8(4H,m),7.2〜7.4p
pm(4H,m)。13 C−NMR:25.9,40.7,61.6,10
1.7,112.3,127.6,130.8,15
0.0ppm。 元素分析:測定値(%);C,73.54;H,8.1
6;N,8.61 計算値(%);C,73.59;H,8.08;N,
8.58
(12H,s),4.01(4H,t,J=5.4H
z),6.6〜6.8(4H,m),7.2〜7.4p
pm(4H,m)。13 C−NMR:25.9,40.7,61.6,10
1.7,112.3,127.6,130.8,15
0.0ppm。 元素分析:測定値(%);C,73.54;H,8.1
6;N,8.61 計算値(%);C,73.59;H,8.08;N,
8.58
【0027】化合物(5) mp:154.5〜156.5℃、収率:15%1 H−NMR:2.94(12H,s),6.4〜6.
6(4H,m),6.7〜6.9(4H,m),7.3
〜7.5ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.4,98.0,108.4,11
1.5,121.1,127.7,128.0,14
7.6,150.8ppm。
6(4H,m),6.7〜6.9(4H,m),7.3
〜7.5ppm(4H,m)。13 C−NMR:40.4,98.0,108.4,11
1.5,121.1,127.7,128.0,14
7.6,150.8ppm。
【0028】化合物(6) mp:104〜105℃、収率:71%1 H−NMR:4.34(4H,s),7.1〜7.3
(4H,m),7.3〜7.5(2H,m),7.61
ppm(2H,dd,J=7.8Hz,J=2.0H
z)。13 C−NMR:68.3,101.0,116.7,1
23.2,125.9,129.9,151.8pp
m。 元素分析:測定値(%);C,75.25;H,4.9
9 計算値(%);C,74.99;H,5.03
(4H,m),7.3〜7.5(2H,m),7.61
ppm(2H,dd,J=7.8Hz,J=2.0H
z)。13 C−NMR:68.3,101.0,116.7,1
23.2,125.9,129.9,151.8pp
m。 元素分析:測定値(%);C,75.25;H,4.9
9 計算値(%);C,74.99;H,5.03
【0029】化合物(7) mp:114〜116℃、収率:53%1 H−NMR:4.16(4H,s),7.2〜7.4
(4H,m),7.5〜7.6(2H,m),7.7〜
7.8ppm(2H,m)。13 C−NMR:65.5,104.1,124.8,1
25.9,126.6,127.9,132.8,13
4.2ppm。 元素分析:測定値(%);C,70.56;H,4.6
9;S,12.42 計算値(%);C,70.29;H,4.72;S,1
2.51
(4H,m),7.5〜7.6(2H,m),7.7〜
7.8ppm(2H,m)。13 C−NMR:65.5,104.1,124.8,1
25.9,126.6,127.9,132.8,13
4.2ppm。 元素分析:測定値(%);C,70.56;H,4.6
9;S,12.42 計算値(%);C,70.29;H,4.72;S,1
2.51
【0030】化合物(8) mp:141〜142℃、収率:77%1 H−NMR:2.5〜2.7(4H,m),3.6〜
3.7(4H,m),3.8〜4.0(2H,m),
4.0〜4.2(2H,m),7.6〜7.8(2H,
m),8.1〜8.3ppm(2H,m)。13 C−NMR:45.6,65.1,66.7,11
6.3,123.1,127.9,146.1,14
7.8ppm。 元素分析:測定値(%);C,55.68;H,5.4
9;N,9.75 計算値(%);C,55.71;H,5.75;N,
9.99
3.7(4H,m),3.8〜4.0(2H,m),
4.0〜4.2(2H,m),7.6〜7.8(2H,
m),8.1〜8.3ppm(2H,m)。13 C−NMR:45.6,65.1,66.7,11
6.3,123.1,127.9,146.1,14
7.8ppm。 元素分析:測定値(%);C,55.68;H,5.4
9;N,9.75 計算値(%);C,55.71;H,5.75;N,
9.99
【0031】実施例2 チオミヒラーズケトン又はキサンテンチオン1mmo
l、エチレングリコール1.2mmol及びトリエチル
アミン3.6mmolをピリジン5mlに溶解した。こ
の反応液に、塩化銅(I)2.5mmolを5分間かけ
て添加したのち、室温で約1時間かきまぜた。反応液か
らピリジンとトリエチルアミンを減圧で留去し、さらに
残渣に希塩酸と酢酸エチルを加えた。沈殿物をろ去して
得られる有機層を分離、水洗、乾燥したのち、減圧で酢
酸エチルを留去した。得られた粗生成物を再結晶(酢酸
エチル/ヘキサン)して精製した。このようにして化合
物(1)が21%の収率で、化合物(6)が18%の収
率でそれぞれ得られた。
l、エチレングリコール1.2mmol及びトリエチル
アミン3.6mmolをピリジン5mlに溶解した。こ
の反応液に、塩化銅(I)2.5mmolを5分間かけ
て添加したのち、室温で約1時間かきまぜた。反応液か
らピリジンとトリエチルアミンを減圧で留去し、さらに
残渣に希塩酸と酢酸エチルを加えた。沈殿物をろ去して
得られる有機層を分離、水洗、乾燥したのち、減圧で酢
酸エチルを留去した。得られた粗生成物を再結晶(酢酸
エチル/ヘキサン)して精製した。このようにして化合
物(1)が21%の収率で、化合物(6)が18%の収
率でそれぞれ得られた。
【0032】比較例1 チオミヒラーズケトン1mmol、エチレングリコール
1.2mmol及びトリエチルアミン3.6mmolを
アセトニトリル3mlに溶解し、室温で約1時間かきま
ぜた。反応液の極少量を取り出し、1H−NMRで調べ
たところ、未反応であったため、反応液をさらに1時間
加熱還流したが、未反応であった。
1.2mmol及びトリエチルアミン3.6mmolを
アセトニトリル3mlに溶解し、室温で約1時間かきま
ぜた。反応液の極少量を取り出し、1H−NMRで調べ
たところ、未反応であったため、反応液をさらに1時間
加熱還流したが、未反応であった。
【0033】比較例2 チオミヒラーズケトン1mmol、エチレングリコール
1.2mmolをアセトニトリル3mlに溶解した。こ
の反応液に、トリフルオロ酢酸銀2.5mmolのアセ
トニトリル溶液3mlを5分間かけて滴下したのち、室
温で約1時間かきまぜた。反応液からアセトニトリルを
減圧で留去し、さらに残渣に食塩水と酢酸エチルを加
え、沈殿物をろ去して得られる有機層を分離、水洗、乾
燥したのち、減圧で酢酸エチルを留去した。得られた粗
生成物を再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)して精製した
が、化合物(1)は全く得られなかった。
1.2mmolをアセトニトリル3mlに溶解した。こ
の反応液に、トリフルオロ酢酸銀2.5mmolのアセ
トニトリル溶液3mlを5分間かけて滴下したのち、室
温で約1時間かきまぜた。反応液からアセトニトリルを
減圧で留去し、さらに残渣に食塩水と酢酸エチルを加
え、沈殿物をろ去して得られる有機層を分離、水洗、乾
燥したのち、減圧で酢酸エチルを留去した。得られた粗
生成物を再結晶(酢酸エチル/ヘキサン)して精製した
が、化合物(1)は全く得られなかった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 27/25 X 31/02 102 X C07C 41/48 7419−4H C07D 311/80 335/10 413/00 // C07B 61/00 300 (72)発明者 大石 晃広 茨城県つくば市東1丁目1番 工業技術院 物質工学工業技術研究所内
Claims (5)
- 【請求項1】 多価アルコール類をアセタール化するに
当り、多価アルコール類に、塩基及び銀塩又は銅塩の存
在下で、チオカルボニル化合物を反応させることを特徴
とするアセタール化合物の製造方法。 - 【請求項2】 チオカルボニル化合物が、チオカルボニ
ル基に直接芳香環又は複素環あるいはその両方が結合し
たものである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 有機溶媒中で反応させる請求項1又は2
記載の製造方法。 - 【請求項4】 塩基として有機第三級アミンを用いる請
求項3記載の製造方法。 - 【請求項5】 銀塩又は銅塩としてトリフルオロ酢酸塩
又はトリフルオロメタンスルホン酸塩を用いる請求項3
又は4記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190597A JP2661635B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | アセタール化合物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6190597A JP2661635B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | アセタール化合物の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853373A true JPH0853373A (ja) | 1996-02-27 |
| JP2661635B2 JP2661635B2 (ja) | 1997-10-08 |
Family
ID=16260720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6190597A Expired - Lifetime JP2661635B2 (ja) | 1994-08-12 | 1994-08-12 | アセタール化合物の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2661635B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2476976A (en) * | 2010-01-18 | 2011-07-20 | Lintfield Ltd | Protected aryl ketones and their use as photoinitiators |
| US10031416B2 (en) * | 2013-08-07 | 2018-07-24 | Toyo Gosei Co., Ltd. | Reagent for enhancing generation of chemical species |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0926899A3 (en) | 1997-12-25 | 1999-12-15 | SANYO ELECTRIC Co., Ltd. | An apparatus and process for decoding motion pictures |
-
1994
- 1994-08-12 JP JP6190597A patent/JP2661635B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| GB2476976A (en) * | 2010-01-18 | 2011-07-20 | Lintfield Ltd | Protected aryl ketones and their use as photoinitiators |
| JP2016210786A (ja) * | 2010-01-18 | 2016-12-15 | リントフィールド リミテッド | 光開始反応 |
| US10221193B2 (en) | 2010-01-18 | 2019-03-05 | Lintfiled Limited | Photoinitiated reactions |
| US10919909B2 (en) | 2010-01-18 | 2021-02-16 | Lintfield Limited | Photoinitiated reactions |
| US10031416B2 (en) * | 2013-08-07 | 2018-07-24 | Toyo Gosei Co., Ltd. | Reagent for enhancing generation of chemical species |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2661635B2 (ja) | 1997-10-08 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |