JPH0853406A - 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法 - Google Patents
1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法Info
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- JPH0853406A JPH0853406A JP18762594A JP18762594A JPH0853406A JP H0853406 A JPH0853406 A JP H0853406A JP 18762594 A JP18762594 A JP 18762594A JP 18762594 A JP18762594 A JP 18762594A JP H0853406 A JPH0853406 A JP H0853406A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2
−スルホン酸塩を製造する際に、不純物の抽出に用いた
1,2−ジクロロベンゼンを、少ないエネルギーで効率
良く回収し、再使用する方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 1−アミノアントラキノン−2−スルホン酸
を臭素化して得られる1−アミノ−4−ブロムアントラ
キノン−2−スルホン酸の水溶液を1,2−ジクロロベ
ンゼンと接触させて不純物を抽出した後、アルカリで中
和して1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−ス
ルホン酸塩を析出分離する1−アミノ−4−ブロムアン
トラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法において、不
純物を抽出した1,2−ジクロロベンゼンと硫酸とを接
触させて不純物を硫酸に抽出し、精製した1,2−ジク
ロロベンゼンを不純物抽出溶媒として再使用することを
特徴とする。
−スルホン酸塩を製造する際に、不純物の抽出に用いた
1,2−ジクロロベンゼンを、少ないエネルギーで効率
良く回収し、再使用する方法を提供することを目的とす
る。 【構成】 1−アミノアントラキノン−2−スルホン酸
を臭素化して得られる1−アミノ−4−ブロムアントラ
キノン−2−スルホン酸の水溶液を1,2−ジクロロベ
ンゼンと接触させて不純物を抽出した後、アルカリで中
和して1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−ス
ルホン酸塩を析出分離する1−アミノ−4−ブロムアン
トラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法において、不
純物を抽出した1,2−ジクロロベンゼンと硫酸とを接
触させて不純物を硫酸に抽出し、精製した1,2−ジク
ロロベンゼンを不純物抽出溶媒として再使用することを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は1−アミノ−4−ブロム
アントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法に関す
る。さらに詳しくは、1−アミノ−4−ブロモアントラ
キノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、不純物の抽
出、除去に用いた1,2−ジクロロベンゼンを回収、再
使用する1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−
スルホン酸塩の製造方法に関する。1−アミノ−4−ブ
ロムアントラキノン−2−スルホン酸塩は染料中間体と
して有用である。
アントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法に関す
る。さらに詳しくは、1−アミノ−4−ブロモアントラ
キノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、不純物の抽
出、除去に用いた1,2−ジクロロベンゼンを回収、再
使用する1−アミノ−4−ブロモアントラキノン−2−
スルホン酸塩の製造方法に関する。1−アミノ−4−ブ
ロムアントラキノン−2−スルホン酸塩は染料中間体と
して有用である。
【0002】
【従来の技術】1−アミノ−4−ブロムアントラキノン
−2−スルホン酸塩は1−アミノアントラキノン−2−
スルホン酸を硫酸中で臭素化し、次いでアルカリで中和
して得られる。得られる1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸塩には、不純物として、原料
に由来する、または臭素化で副生する、1−アミノアン
トラキノン、1−アミノ−2−ブロムアントラキノン、
1−アミノ−2,4−ジブロムアントラキノン等が含ま
れる。これらを除くためにアルカリで中和する前の1−
アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸の
水溶液を1,2−ジクロロベンゼンと接触させて不純物
を抽出、除去することが知られている(特開昭49−7
6848号、特開昭54−48748号、特開昭58−
69855号)。
−2−スルホン酸塩は1−アミノアントラキノン−2−
スルホン酸を硫酸中で臭素化し、次いでアルカリで中和
して得られる。得られる1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸塩には、不純物として、原料
に由来する、または臭素化で副生する、1−アミノアン
トラキノン、1−アミノ−2−ブロムアントラキノン、
1−アミノ−2,4−ジブロムアントラキノン等が含ま
れる。これらを除くためにアルカリで中和する前の1−
アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸の
水溶液を1,2−ジクロロベンゼンと接触させて不純物
を抽出、除去することが知られている(特開昭49−7
6848号、特開昭54−48748号、特開昭58−
69855号)。
【0003】不純物の抽出に用いた1,2−ジクロロベ
ンゼンは、通常、蒸留して回収されている。1,2−ジ
クロロベンゼンの沸点は1atmで180.5℃であ
り、大気圧下、または減圧下に蒸留し、高沸成分である
1−アミノアントラキノン等の不純物を分離している。
ンゼンは、通常、蒸留して回収されている。1,2−ジ
クロロベンゼンの沸点は1atmで180.5℃であ
り、大気圧下、または減圧下に蒸留し、高沸成分である
1−アミノアントラキノン等の不純物を分離している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、蒸留に
よる回収方法は、多量のエネルギーと長い時間を必要と
する。また、1,2−ジクロロベンゼンの回収率を高く
すれば釜残の取り扱いが困難になる。水蒸気蒸留すれ
ば、回収率を上げることができるが、さらに長時間の加
熱が必要な上、1,2−ジクロロベンゼンを完全に分離
することは困難であり、有機塩素化合物を含む多量の排
水が発生し、好ましくない。
よる回収方法は、多量のエネルギーと長い時間を必要と
する。また、1,2−ジクロロベンゼンの回収率を高く
すれば釜残の取り扱いが困難になる。水蒸気蒸留すれ
ば、回収率を上げることができるが、さらに長時間の加
熱が必要な上、1,2−ジクロロベンゼンを完全に分離
することは困難であり、有機塩素化合物を含む多量の排
水が発生し、好ましくない。
【0005】本発明の目的は、1−アミノ−4−ブロム
アントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、不
純物の抽出に用いた1,2−ジクロロベンゼンを、少な
いエネルギーで効率良く回収し、再使用する1−アミノ
−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造
方法を提供することにある。
アントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、不
純物の抽出に用いた1,2−ジクロロベンゼンを、少な
いエネルギーで効率良く回収し、再使用する1−アミノ
−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造
方法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、1−アミ
ノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製
造において、不純物の抽出に用いられた1,2−ジクロ
ロベンゼンの回収について鋭意検討した結果、1,2−
ジクロロベンゼン中の不純物を硫酸で抽出することによ
り、容易に効率良く回収でき、かつ廃棄物の処理も容易
にできることを見出し、本発明を完成させるに至った。
ノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製
造において、不純物の抽出に用いられた1,2−ジクロ
ロベンゼンの回収について鋭意検討した結果、1,2−
ジクロロベンゼン中の不純物を硫酸で抽出することによ
り、容易に効率良く回収でき、かつ廃棄物の処理も容易
にできることを見出し、本発明を完成させるに至った。
【0007】すなわち本発明は、1−アミノアントラキ
ノン−2−スルホン酸を臭素化して得られる1−アミノ
−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸の水溶液
を1,2−ジクロロベンゼンと接触させて不純物を抽出
した後、アルカリで中和して1−アミノ−4−ブロムア
ントラキノン−2−スルホン酸塩を析出分離する1−ア
ミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の
製造方法において、不純物を抽出した1,2−ジクロロ
ベンゼンと硫酸とを接触させて不純物を硫酸に抽出し、
精製した1,2−ジクロロベンゼンを不純物抽出溶媒と
して再使用することを特徴とする1−アミノ−4−ブロ
ムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法であ
る。
ノン−2−スルホン酸を臭素化して得られる1−アミノ
−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸の水溶液
を1,2−ジクロロベンゼンと接触させて不純物を抽出
した後、アルカリで中和して1−アミノ−4−ブロムア
ントラキノン−2−スルホン酸塩を析出分離する1−ア
ミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の
製造方法において、不純物を抽出した1,2−ジクロロ
ベンゼンと硫酸とを接触させて不純物を硫酸に抽出し、
精製した1,2−ジクロロベンゼンを不純物抽出溶媒と
して再使用することを特徴とする1−アミノ−4−ブロ
ムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法であ
る。
【0008】1−アミノアントラキノン−2−スルホン
酸を臭素化して得られる1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸の水溶液を1,2−ジクロロ
ベンゼンと接触させて不純物を抽出した後、アルカリで
中和して1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−
スルホン酸塩を析出分離して1−アミノ−4−ブロムア
ントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際の反応条
件等は公知の方法(特公昭55−30510号、特開昭
58−69855号)で行われる。
酸を臭素化して得られる1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸の水溶液を1,2−ジクロロ
ベンゼンと接触させて不純物を抽出した後、アルカリで
中和して1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−
スルホン酸塩を析出分離して1−アミノ−4−ブロムア
ントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際の反応条
件等は公知の方法(特公昭55−30510号、特開昭
58−69855号)で行われる。
【0009】1−アミノアントラキノン−2−スルホン
酸(以下、AAQSと略す)は1,2−ジクロロベンゼ
ン(以下、ODBと略す)等の不活性溶媒中で、1−ア
ミノアントラキノン(以下、AAQと略す)にクロルス
ルホン酸または硫酸を作用させて得られる。例えば約1
0倍量のODBにAAQを溶解し、これにAAQに対し
て約1.1〜1.3等量のクロルスルホン酸を滴下し、
次いで約120〜130℃に加熱して反応を行う。この
反応液に、含まれるAAQSに対して約8〜10倍モル
の濃硫酸を加え、混合してAAQSを硫酸中へ抽出す
る。
酸(以下、AAQSと略す)は1,2−ジクロロベンゼ
ン(以下、ODBと略す)等の不活性溶媒中で、1−ア
ミノアントラキノン(以下、AAQと略す)にクロルス
ルホン酸または硫酸を作用させて得られる。例えば約1
0倍量のODBにAAQを溶解し、これにAAQに対し
て約1.1〜1.3等量のクロルスルホン酸を滴下し、
次いで約120〜130℃に加熱して反応を行う。この
反応液に、含まれるAAQSに対して約8〜10倍モル
の濃硫酸を加え、混合してAAQSを硫酸中へ抽出す
る。
【0010】次に、硫酸中のAAQSを単離することな
く、静置、分離した硫酸層に約70〜100℃で、AA
QSに対して約0.6〜0.9倍モルの臭素を滴下して
臭素化反応を行い、1−アミノ−4−ブロムアントラキ
ノン−2−スルホン酸(以下、BRSと略す)を合成す
る。臭素化反応液に窒素ガスを吹き込み及び/又は亜硫
酸ナトリウム等の還元剤を添加して、残存する臭素を除
去した後、硫酸濃度が40%程度の時にBRSの溶解度
が最低となるので、硫酸濃度を約40%に水を加えて希
釈してBRSを析出させ、濾過してBRSと硫酸を分離
し、分離したBRSを水に溶解して水溶液とする。分離
した硫酸は中和用薬剤又は濃縮して再使用される。この
BRSの水溶液にはBRSが約5〜10重量%、硫酸が
約1〜2重量%含まれる。
く、静置、分離した硫酸層に約70〜100℃で、AA
QSに対して約0.6〜0.9倍モルの臭素を滴下して
臭素化反応を行い、1−アミノ−4−ブロムアントラキ
ノン−2−スルホン酸(以下、BRSと略す)を合成す
る。臭素化反応液に窒素ガスを吹き込み及び/又は亜硫
酸ナトリウム等の還元剤を添加して、残存する臭素を除
去した後、硫酸濃度が40%程度の時にBRSの溶解度
が最低となるので、硫酸濃度を約40%に水を加えて希
釈してBRSを析出させ、濾過してBRSと硫酸を分離
し、分離したBRSを水に溶解して水溶液とする。分離
した硫酸は中和用薬剤又は濃縮して再使用される。この
BRSの水溶液にはBRSが約5〜10重量%、硫酸が
約1〜2重量%含まれる。
【0011】このBRSの水溶液には、不純物として、
原料に由来する、または臭素化で副生する、AAQ、1
−アミノ−2−ブロムアントラキノン、1−アミノ−
2,4−ジブロムアントラキノン等が希釈割合にもよる
が、約0.2〜1重量%含まれる。このBRSの水溶液
とODBを接触させて不純物を抽出する。ODBの使用
量はBRSの水溶液に対して約20〜40重量%用いら
れる。このODBを2分割して抽出操作を2回行っても
よい。
原料に由来する、または臭素化で副生する、AAQ、1
−アミノ−2−ブロムアントラキノン、1−アミノ−
2,4−ジブロムアントラキノン等が希釈割合にもよる
が、約0.2〜1重量%含まれる。このBRSの水溶液
とODBを接触させて不純物を抽出する。ODBの使用
量はBRSの水溶液に対して約20〜40重量%用いら
れる。このODBを2分割して抽出操作を2回行っても
よい。
【0012】静置してODB層を分離したBRSの水溶
液は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水溶液等のアル
カリを加えて、pH5〜7程度まで中和する。析出する
1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン
酸のナトリウム塩又はカリウム塩を濾過分離して取得す
る。
液は水酸化ナトリウム、水酸化カリウム水溶液等のアル
カリを加えて、pH5〜7程度まで中和する。析出する
1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン
酸のナトリウム塩又はカリウム塩を濾過分離して取得す
る。
【0013】不純物を抽出したODB層は硫酸と接触さ
せ、不純物を硫酸に抽出する。不純物を除いたODB
は、BRSの水溶液からの不純物の抽出溶媒として再使
用される。硫酸による不純物の抽出は、不純物を含む硫
酸を循環使用して行うことができる。不純物を含む硫酸
に一部新しい酸を加えて抽出に使用し、抽出後の硫酸の
一部を廃棄する方法である。
せ、不純物を硫酸に抽出する。不純物を除いたODB
は、BRSの水溶液からの不純物の抽出溶媒として再使
用される。硫酸による不純物の抽出は、不純物を含む硫
酸を循環使用して行うことができる。不純物を含む硫酸
に一部新しい酸を加えて抽出に使用し、抽出後の硫酸の
一部を廃棄する方法である。
【0014】不純物の分配はODBと硫酸の混合物内の
水と不純物濃度が影響する。ODBと硫酸の混合物内に
存在する水は、硫酸と水の和に対して10重量%未満、
好ましくは4重量%未満が良い。系内に多量の水が存在
するとODB層に分配される不純物が増加する。さらに
は、硫酸層の粘度が急激に上昇し、取り扱いが困難にな
る。ODBと接触させる不純物を含む硫酸は、濃度が8
0重量%以上、好ましくは85重量%以上のものが用い
られる。80重量%より硫酸濃度が低いものを用いた場
合には、不純物が硫酸に十分抽出されない。
水と不純物濃度が影響する。ODBと硫酸の混合物内に
存在する水は、硫酸と水の和に対して10重量%未満、
好ましくは4重量%未満が良い。系内に多量の水が存在
するとODB層に分配される不純物が増加する。さらに
は、硫酸層の粘度が急激に上昇し、取り扱いが困難にな
る。ODBと接触させる不純物を含む硫酸は、濃度が8
0重量%以上、好ましくは85重量%以上のものが用い
られる。80重量%より硫酸濃度が低いものを用いた場
合には、不純物が硫酸に十分抽出されない。
【0015】混合物内の水分が低くなる時には、不純物
濃度の高い硫酸を用いることができ、水分が高くなる場
合は、不純物濃度の低い硫酸を用いる必要がある。OD
B中に水分が殆ど含まれない場合に、新しい硫酸を用い
るなら、約90重量%(水:約10重量%)濃度のもの
を用いることができる。ODB中の不純物濃度にもよる
が、水が3〜4重量%、硫酸が80重量%で不純物が1
6〜17重量%の硫酸を用いることもできる。通常、水
分が4重量%未満、硫酸が85重量%以上の硫酸が用い
られる。
濃度の高い硫酸を用いることができ、水分が高くなる場
合は、不純物濃度の低い硫酸を用いる必要がある。OD
B中に水分が殆ど含まれない場合に、新しい硫酸を用い
るなら、約90重量%(水:約10重量%)濃度のもの
を用いることができる。ODB中の不純物濃度にもよる
が、水が3〜4重量%、硫酸が80重量%で不純物が1
6〜17重量%の硫酸を用いることもできる。通常、水
分が4重量%未満、硫酸が85重量%以上の硫酸が用い
られる。
【0016】ODBと接触させる硫酸の割合は、ODB
に溶解している不純物の濃度により最適値が異なるが、
一般にODBに対し15〜100容量%、好ましくは2
5〜50容量%が良い。硫酸が15容量%未満と少なす
ぎる場合には、ODBに残留するAAQ等の濃度が高く
なり、逆に、100容量%より増やしてもAAQ等の濃
度は100容量%で抽出した場合と差は無い。
に溶解している不純物の濃度により最適値が異なるが、
一般にODBに対し15〜100容量%、好ましくは2
5〜50容量%が良い。硫酸が15容量%未満と少なす
ぎる場合には、ODBに残留するAAQ等の濃度が高く
なり、逆に、100容量%より増やしてもAAQ等の濃
度は100容量%で抽出した場合と差は無い。
【0017】抽出温度は特に限定的でなく、常温以上に
熱を加える必要はない。
熱を加える必要はない。
【0018】硫酸層に分配された不純物は、水を加える
ことにより析出し、濾過して分離することができる。分
離した不純物は、通常、焼却処理され、硫酸は濃縮再使
用又は中和用薬剤等に使用される。
ことにより析出し、濾過して分離することができる。分
離した不純物は、通常、焼却処理され、硫酸は濃縮再使
用又は中和用薬剤等に使用される。
【0019】本発明の方法は、系に熱を供給することな
く、比較的短時間でODBを収率良く回収できることで
ある。すなわち、伝熱速度の制限を受けないため、OD
Bと硫酸の界面の面積が十分に大きくなるよう混合する
ことで、速やかにAAQ等を硫酸中に分配することがで
きる。ODBのロスは分液を適性に行えば、硫酸に溶解
する量のみで、硫酸をリサイクル使用することでさらに
少なくすることができる。
く、比較的短時間でODBを収率良く回収できることで
ある。すなわち、伝熱速度の制限を受けないため、OD
Bと硫酸の界面の面積が十分に大きくなるよう混合する
ことで、速やかにAAQ等を硫酸中に分配することがで
きる。ODBのロスは分液を適性に行えば、硫酸に溶解
する量のみで、硫酸をリサイクル使用することでさらに
少なくすることができる。
【0020】
【発明の効果】本発明の方法は、1−アミノ−4−ブロ
ムアントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、
不純物の抽出に用いた1,2−ジクロロベンゼンを、少
ないエネルギーで効率良く回収でき、かつ廃棄物の処理
も容易であり、効率的な1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法である。
ムアントラキノン−2−スルホン酸塩を製造する際に、
不純物の抽出に用いた1,2−ジクロロベンゼンを、少
ないエネルギーで効率良く回収でき、かつ廃棄物の処理
も容易であり、効率的な1−アミノ−4−ブロムアント
ラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法である。
【0021】
【実施例】以下、本発明を実施例で詳細に説明するが、
本発明はこれに限定されるものではない。
本発明はこれに限定されるものではない。
【0022】実施例1 AAQSの硫酸溶液に臭素を仕込み、反応させてBRS
を合成し、この反応液中の臭素を除去した後、水を加え
て希釈し、析出したBRSを濾過、分離し、次に分離し
たBRSを熱水に溶解し、BRSの水溶液(BRS:8
重量%,不純物:0.32%)を得た。このBRSの水
溶液19820gにODB5946gを加えて混合し、
BRS水溶液中の不純物を抽出した。不純物を除いたB
RSの水溶液19757gに水酸化ナトリウム溶液を加
えて中和し、1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−
2−スルホン酸ナトリウムを析出させ、これを濾過分離
した。得られた1−アミノ−4−ブロムアントラキノン
−2−スルホン酸ナトリウムは1671gであった。
を合成し、この反応液中の臭素を除去した後、水を加え
て希釈し、析出したBRSを濾過、分離し、次に分離し
たBRSを熱水に溶解し、BRSの水溶液(BRS:8
重量%,不純物:0.32%)を得た。このBRSの水
溶液19820gにODB5946gを加えて混合し、
BRS水溶液中の不純物を抽出した。不純物を除いたB
RSの水溶液19757gに水酸化ナトリウム溶液を加
えて中和し、1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−
2−スルホン酸ナトリウムを析出させ、これを濾過分離
した。得られた1−アミノ−4−ブロムアントラキノン
−2−スルホン酸ナトリウムは1671gであった。
【0023】次に不純物を抽出したODB(ODB:9
8.95重量%、不純物:1.05%)6009gに硫
酸(97%硫酸:92.1重量%、不純物:7.9重量
%)2080gを加え、混合し、不純物を硫酸中へ抽出
した。回収したODBは5942gであり、高速液体ク
ロマトグラフィーにより分析した不純物濃度は0.11
重量%であった。
8.95重量%、不純物:1.05%)6009gに硫
酸(97%硫酸:92.1重量%、不純物:7.9重量
%)2080gを加え、混合し、不純物を硫酸中へ抽出
した。回収したODBは5942gであり、高速液体ク
ロマトグラフィーにより分析した不純物濃度は0.11
重量%であった。
【0024】実施例2 実施例1と同様にして得られた不純物を抽出したODB
(不純物:0.84重量%)500mlと硫酸(不純
物:5.6重量%)125mlを容積1000mlのフ
ラスコに仕込み、内溶液の温度20℃で40分間攪拌し
て抽出した。5分間静置して分液し、ODB層を高速液
体クロマトグラフィーにより分析した。ODB中の不純
物濃度は0.036重量%で、1−アミノ−4−ブロモ
アントラキノン−2−スルホン酸塩の製造において、不
純物の抽出に用いるのに十分な純度で回収された。
(不純物:0.84重量%)500mlと硫酸(不純
物:5.6重量%)125mlを容積1000mlのフ
ラスコに仕込み、内溶液の温度20℃で40分間攪拌し
て抽出した。5分間静置して分液し、ODB層を高速液
体クロマトグラフィーにより分析した。ODB中の不純
物濃度は0.036重量%で、1−アミノ−4−ブロモ
アントラキノン−2−スルホン酸塩の製造において、不
純物の抽出に用いるのに十分な純度で回収された。
【0025】実施例3 容積1.5m3 の攪拌機付反応槽に、内溶液の温度を5
0℃に制御しながら、実施例1と同様にして得られたO
DB(不純物:0.84重量%)を1.5m3/Hr、
硫酸(不純物:5.6重量%)を0.75m3 /Hrで
供給し、連続的に抜き出した。抜き出したODBと硫酸
の混合液を容積4m3 の分液槽で分液し、ODB層を高
速液体クロマトグラフィーにより分析した。ODBの不
純物濃度は0.083重量%で、1−アミノ−4−ブロ
モアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造において、
不純物の抽出に用いるのに十分な純度で回収された。
0℃に制御しながら、実施例1と同様にして得られたO
DB(不純物:0.84重量%)を1.5m3/Hr、
硫酸(不純物:5.6重量%)を0.75m3 /Hrで
供給し、連続的に抜き出した。抜き出したODBと硫酸
の混合液を容積4m3 の分液槽で分液し、ODB層を高
速液体クロマトグラフィーにより分析した。ODBの不
純物濃度は0.083重量%で、1−アミノ−4−ブロ
モアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造において、
不純物の抽出に用いるのに十分な純度で回収された。
Claims (6)
- 【請求項1】 1−アミノアントラキノン−2−スルホ
ン酸を臭素化して得られる1−アミノ−4−ブロムアン
トラキノン−2−スルホン酸の水溶液を1,2−ジクロ
ロベンゼンと接触させて不純物を抽出した後、アルカリ
で中和して1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2
−スルホン酸塩を析出分離する1−アミノ−4−ブロム
アントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法におい
て、不純物を抽出した1,2−ジクロロベンゼンと硫酸
とを接触させて不純物を硫酸に抽出し、精製した1,2
−ジクロロベンゼンを不純物抽出溶媒として再使用する
ことを特徴とする1−アミノ−4−ブロムアントラキノ
ン−2−スルホン酸塩の製造方法。 - 【請求項2】 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン
−2−スルホン酸の溶液が1−アミノアントラキノン−
2−スルホン酸の臭素化反応液の硫酸濃度を40〜45
重量%に希釈し、析出分離した1−アミノ−4−ブロム
アントラキノン−2−スルホン酸を水に溶解した溶液で
ある請求項1記載の製造方法。 - 【請求項3】 アルカリが水酸化ナトリウムであり、1
−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸
塩が1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スル
ホン酸ナトリウムである請求項1記載の製造方法。 - 【請求項4】 1,2−ジクロロベンゼンと硫酸との混
合物内の水分が、硫酸と水の和に対して4重量%未満で
ある請求項1記載の製造方法。 - 【請求項5】 水分濃度が4重量%未満、硫酸濃度が8
5重量%以上で残りが不純物である硫酸を抽出に用いる
請求項1記載の製造方法。 - 【請求項6】 1,2−ジクロロベンゼンと接触させる
硫酸の割合が1,2−ジクロロベンゼンに対して25〜
50容量%である請求項1記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18762594A JPH0853406A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18762594A JPH0853406A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0853406A true JPH0853406A (ja) | 1996-02-27 |
Family
ID=16209390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18762594A Pending JPH0853406A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 1−アミノ−4−ブロムアントラキノン−2−スルホン酸塩の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0853406A (ja) |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP18762594A patent/JPH0853406A/ja active Pending
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