JPH0856572A - ラウリン系ハードバター - Google Patents
ラウリン系ハードバターInfo
- Publication number
- JPH0856572A JPH0856572A JP6195804A JP19580494A JPH0856572A JP H0856572 A JPH0856572 A JP H0856572A JP 6195804 A JP6195804 A JP 6195804A JP 19580494 A JP19580494 A JP 19580494A JP H0856572 A JPH0856572 A JP H0856572A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hard butter
- chocolate
- fatty acid
- added
- acid ester
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Confectionery (AREA)
- Edible Oils And Fats (AREA)
- Fats And Perfumes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ラウリン系ハードバターを使用したチョコレー
トのファットブルームを防止することを目的とした。 【構成】炭素数12の脂肪酸と重合度2〜15のポリグ
リセリンとからなるポリグリセリン脂肪酸エステルを含
有することを特徴とするラウリン系ハードバター。 【効果】本発明のラウリン系ハードバターを使用するこ
とによりブルーム耐性に優れたチョコレートを得ること
ができた。
トのファットブルームを防止することを目的とした。 【構成】炭素数12の脂肪酸と重合度2〜15のポリグ
リセリンとからなるポリグリセリン脂肪酸エステルを含
有することを特徴とするラウリン系ハードバター。 【効果】本発明のラウリン系ハードバターを使用するこ
とによりブルーム耐性に優れたチョコレートを得ること
ができた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はブルーム耐性に優れたラ
ウリン系ハードバターに関する。
ウリン系ハードバターに関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、チョコレートは原料、製造工程
における諸条件によって品質が影響されるところ大であ
り、特に製品の貯蔵中に表面が灰白色に汚損するファッ
トブルーム現象は商品価値を無くすることとなるため充
分な注意を必要とする。かかるファットブルーム現象を
防止すべく数々の研究が行われており、チョコレート油
脂成分中にソルビタン飽和脂肪酸エステルとグリセリン
飽和脂肪酸エステルを併用添加する方法(特開昭61−
67444)、特定のショ糖脂肪酸エステルを添加する
方法(特開昭64−39945、特開平2−3504
2)等が開示されているが、ブルーム防止効果はそれ程
優れるものではない。
における諸条件によって品質が影響されるところ大であ
り、特に製品の貯蔵中に表面が灰白色に汚損するファッ
トブルーム現象は商品価値を無くすることとなるため充
分な注意を必要とする。かかるファットブルーム現象を
防止すべく数々の研究が行われており、チョコレート油
脂成分中にソルビタン飽和脂肪酸エステルとグリセリン
飽和脂肪酸エステルを併用添加する方法(特開昭61−
67444)、特定のショ糖脂肪酸エステルを添加する
方法(特開昭64−39945、特開平2−3504
2)等が開示されているが、ブルーム防止効果はそれ程
優れるものではない。
【0003】また、構成脂肪酸の炭素数が12〜22で
ある特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを添加する方
法(特開昭60−130341)も開示されているが、
実施例に記載されている方法はテンパリングタイプのハ
ードバターに対し検討されたものであって、ラウリン系
ハードバターに対しては何も開示していない。
ある特定のポリグリセリン脂肪酸エステルを添加する方
法(特開昭60−130341)も開示されているが、
実施例に記載されている方法はテンパリングタイプのハ
ードバターに対し検討されたものであって、ラウリン系
ハードバターに対しては何も開示していない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明はラウリン系ハ
ードバターを使用したチョコレートのファットブルーム
を防止することを目的とした。
ードバターを使用したチョコレートのファットブルーム
を防止することを目的とした。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、界面活性
剤のラウリン系ハードバターを使用したチョコレートに
対するブルーム防止効果について鋭意研究を行った結
果、特に効果に優れる特定の界面活性剤を見出し本発明
を完成させるに至った。
剤のラウリン系ハードバターを使用したチョコレートに
対するブルーム防止効果について鋭意研究を行った結
果、特に効果に優れる特定の界面活性剤を見出し本発明
を完成させるに至った。
【0006】即ち本発明は、炭素数12の脂肪酸と重合
度2〜15のポリグリセリンとからなるポリグリセリン
脂肪酸エステルを含有することを骨子とする耐ブルーム
性に優れたラウリン系ハードバターである。
度2〜15のポリグリセリンとからなるポリグリセリン
脂肪酸エステルを含有することを骨子とする耐ブルーム
性に優れたラウリン系ハードバターである。
【0007】ポリグリセリン脂肪酸エステルは、これを
構成する脂肪酸の炭素数が12であることが重要であ
る。炭素数が13以上ではラウリン系ハードバターに対
するブルーム防止効果に乏しくなる。理由は現在のとこ
ろ明確ではないが、効果は添加されるハードバターを構
成する脂肪酸の炭素数と関係し、この炭素数とポリグリ
セリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数が近い
程優れた効果を示すことが分かった。すなわち、ラウリ
ン系ハードバターを構成する主たる脂肪酸の炭素数は1
2であるから、ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂
肪酸炭素数は12が最も好ましいことになる。逆に本発
明の抗ブルーム剤を構成脂肪酸の炭素数が16または1
8であるハードバターやココアバターに添加しても効果
は乏しい。
構成する脂肪酸の炭素数が12であることが重要であ
る。炭素数が13以上ではラウリン系ハードバターに対
するブルーム防止効果に乏しくなる。理由は現在のとこ
ろ明確ではないが、効果は添加されるハードバターを構
成する脂肪酸の炭素数と関係し、この炭素数とポリグリ
セリン脂肪酸エステルを構成する脂肪酸の炭素数が近い
程優れた効果を示すことが分かった。すなわち、ラウリ
ン系ハードバターを構成する主たる脂肪酸の炭素数は1
2であるから、ポリグリセリン脂肪酸エステルの構成脂
肪酸炭素数は12が最も好ましいことになる。逆に本発
明の抗ブルーム剤を構成脂肪酸の炭素数が16または1
8であるハードバターやココアバターに添加しても効果
は乏しい。
【0008】ポリグリセリン脂肪酸エステルを構成する
脂肪酸の炭素数が11以下では添加されるハードバター
の融点が低下し、好ましくない。
脂肪酸の炭素数が11以下では添加されるハードバター
の融点が低下し、好ましくない。
【0009】ポリグリセリン脂肪酸エステルの製造方法
は特に限定するものではないが、炭素数12の脂肪酸と
重合度が2〜15のポリグリセリンに触媒を添加し、常
法によりエステル化して得ることができる。
は特に限定するものではないが、炭素数12の脂肪酸と
重合度が2〜15のポリグリセリンに触媒を添加し、常
法によりエステル化して得ることができる。
【0010】重合度が16以上のポリグリセンは原料自
体の粘度が高すぎてエステル化反応が著しく困難となる
ため、実用的でなく、エステルの水酸基価が200以上
であるとチョコレート生地の粘度が上昇するため製造が
困難となってしまう。
体の粘度が高すぎてエステル化反応が著しく困難となる
ため、実用的でなく、エステルの水酸基価が200以上
であるとチョコレート生地の粘度が上昇するため製造が
困難となってしまう。
【0011】以上述べたポリグリセリン脂肪酸エステル
は、ラウリン系ハードバターを主体とした各種チョコレ
ートへ添加することで抗ブルーム剤としての機能を発揮
する。添加量はラウリン系ハードバター重量に対して
0.2〜3.0重量%、好ましくは1.0〜2.5重量
%添加する。0.2%未満では抗ブルーム効果に乏し
く、3.0%を超えると効果が頭打ちになるばかりかチ
ョコレートの風味に悪い影響を与える。
は、ラウリン系ハードバターを主体とした各種チョコレ
ートへ添加することで抗ブルーム剤としての機能を発揮
する。添加量はラウリン系ハードバター重量に対して
0.2〜3.0重量%、好ましくは1.0〜2.5重量
%添加する。0.2%未満では抗ブルーム効果に乏し
く、3.0%を超えると効果が頭打ちになるばかりかチ
ョコレートの風味に悪い影響を与える。
【0012】添加方法は特に限定するものではなくチョ
コレート原料へ配合したり、コンチングまでの任意のチ
ョコレート製造工程中に添加することができる。
コレート原料へ配合したり、コンチングまでの任意のチ
ョコレート製造工程中に添加することができる。
【0013】抗ブルーム剤をラウリン系ハードバターに
添加することで、耐ブルーム性に優れたラウリン系ハー
ドバターを得ることもできる。この場合も、添加量とし
てはラウリン系ハードバターに対して0.2〜3.0重
量%、好ましくは1.0〜2.5重量%添加する。
添加することで、耐ブルーム性に優れたラウリン系ハー
ドバターを得ることもできる。この場合も、添加量とし
てはラウリン系ハードバターに対して0.2〜3.0重
量%、好ましくは1.0〜2.5重量%添加する。
【0014】尚、ラウリン系ハードバターはパーム核
油、ヤシ油、ババス油等のラウリン系天然植物油脂をそ
のまま、または硬化、分別ならびにエステル交換等の処
理を行ったものが使用でき、製法その他によって限定さ
れるものではない。以下、実施例により本発明を具体的
に説明する。尚、「部」、「%」は重量基準を示す。
油、ヤシ油、ババス油等のラウリン系天然植物油脂をそ
のまま、または硬化、分別ならびにエステル交換等の処
理を行ったものが使用でき、製法その他によって限定さ
れるものではない。以下、実施例により本発明を具体的
に説明する。尚、「部」、「%」は重量基準を示す。
【0015】
〔実施例1〕表1に示す基本チョコレート配合にテトラ
グリセリンペンタラウレートを1.5%加え、常法によ
りチョコレートを作製した。このチョコレートを回転釜
でクランチキャンディーにコーティングして保存テスト
を行った。
グリセリンペンタラウレートを1.5%加え、常法によ
りチョコレートを作製した。このチョコレートを回転釜
でクランチキャンディーにコーティングして保存テスト
を行った。
【0016】
【表1】 〔表1〕基本チョコレート配合 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ココアパウダー 9.0% 脱粉 12.0% ラウリン系ハードバター 注1) 34.0% 粉糖 45.0% レシチン 0.5% バニリン 0.02% −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 注1) 分別パーム核油を使用した。
【0017】〔実施例2〕表1に示す基本チョコレート
配合にヘキサグリセリンオクタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でクラン
チキャンディーにコーティングして保存テストを行っ
た。
配合にヘキサグリセリンオクタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でクラン
チキャンディーにコーティングして保存テストを行っ
た。
【0018】〔実施例3〕表1に示す基本チョコレート
配合にテトラグリセリンペンタラウレートを2.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でアーモ
ンドにコーティングして保存テストを行った。
配合にテトラグリセリンペンタラウレートを2.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でアーモ
ンドにコーティングして保存テストを行った。
【0019】〔実施例4〕表1に示す基本チョコレート
配合にテトラグリセリンペンタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後、型抜きしたものを20℃、1週
間エージング後、保存テストを行った。
配合にテトラグリセリンペンタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後、型抜きしたものを20℃、1週
間エージング後、保存テストを行った。
【0020】〔実施例5〕表1に示す基本チョコレート
配合にヘキサグリセリンオクタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後、型抜きしたものを20℃、1週
間エージング後、保存テストを行った。
配合にヘキサグリセリンオクタラウレートを1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後、型抜きしたものを20℃、1週
間エージング後、保存テストを行った。
【0021】〔比較例1〕表1に示す基本チョコレート
配合にヘキサグリセリンペンタステアレート1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でクラン
チキャンディーにコーティングして保存テストを行っ
た。
配合にヘキサグリセリンペンタステアレート1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、回転釜でクラン
チキャンディーにコーティングして保存テストを行っ
た。
【0022】〔比較例2〕表1に示す基本チョコレート
配合にヘキサグリセリンペンタステアレート1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後型抜きしたものを20℃、1週間
エージング後保存テストを行った。
配合にヘキサグリセリンペンタステアレート1.5%加
え、常法によりチョコレートを作製し、型に流し、5℃
で30分間保持した後型抜きしたものを20℃、1週間
エージング後保存テストを行った。
【0023】〔比較例3〕表1に示す基本チョコレート
配合を使って常法によりチョコレートを作製し、回転釜
でクランチキャンディーにコーティングして保存テスト
を行った。
配合を使って常法によりチョコレートを作製し、回転釜
でクランチキャンディーにコーティングして保存テスト
を行った。
【0024】以上の結果をまとめて表2に示す。実施例
1、2と比較例1との比較及び実施例4、5と比較例2
との比較により実施例はコーティングの場合でも型流し
の場合でも明らかにブルーム発生までの日数が長いこと
がわかる。
1、2と比較例1との比較及び実施例4、5と比較例2
との比較により実施例はコーティングの場合でも型流し
の場合でも明らかにブルーム発生までの日数が長いこと
がわかる。
【0025】
【表2】
【0026】
【効果】本発明のラウリン系ハードバターを使用するこ
とによりブルーム耐性に優れたチョコレートを得ること
ができた。
とによりブルーム耐性に優れたチョコレートを得ること
ができた。
Claims (1)
- 【請求項1】炭素数12の脂肪酸と重合度2〜15のポ
リグリセリンとからなるポリグリセリン脂肪酸エステル
を含有することを特徴とするラウリン系ハードバター。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6195804A JPH0856572A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ラウリン系ハードバター |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6195804A JPH0856572A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ラウリン系ハードバター |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0856572A true JPH0856572A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16347262
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6195804A Pending JPH0856572A (ja) | 1994-08-19 | 1994-08-19 | ラウリン系ハードバター |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0856572A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023072722A (ja) * | 2021-11-15 | 2023-05-25 | 明星食品株式会社 | 油脂含有組成物 |
-
1994
- 1994-08-19 JP JP6195804A patent/JPH0856572A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2023072722A (ja) * | 2021-11-15 | 2023-05-25 | 明星食品株式会社 | 油脂含有組成物 |
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