JPH085740A - 車両用走行制御装置 - Google Patents

車両用走行制御装置

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Publication number
JPH085740A
JPH085740A JP6134518A JP13451894A JPH085740A JP H085740 A JPH085740 A JP H085740A JP 6134518 A JP6134518 A JP 6134518A JP 13451894 A JP13451894 A JP 13451894A JP H085740 A JPH085740 A JP H085740A
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JP6134518A
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Inventor
Yoshiaki Asayama
嘉明 浅山
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 レーザビームのパルス光が歩行者や前方車両
の乗員等に照射された場合の危険性を確実に防止した車
両用走行制御装置を得る。 【構成】 パルス光L1を送光するとともに反射パルス
光L2を受光して自車両から前方車両までの車間距離D
を検出するレーザレーダ装置1と、自車両の車速Vを検
出する車速検出装置6と、車間距離および車速に基づい
て適正な車間距離を保つように車速を調整する車間距離
制御装置7とを備えた車両用走行制御装置において、パ
ルス光は第1の送光出力とこれより高い第2の送光出力
とに切換えられ、選択的に操作されて車間距離制御装置
の機能を有効にするための指示スイッチ10と、指示ス
イッチの操作に応じてパルス光を第2の送光出力に設定
するとともに、指示スイッチの非操作に応じてパルス光
を第1の送光出力に設定する送光出力増減手段11とを
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、たとえば前方車両か
ら自車両までの車間距離を適性に保ちつつ走行可能な車
両用走行制御装置に関し、特に車間距離制御装置が動作
していない場合の歩行者や前方車両乗員等に対する危険
性を防止するとともに、車間距離制御装置の動作中に近
距離物体が存在したり前方車両が異常接近した場合や、
または雨天時であっても、歩行者や前方車両乗員に対す
る危険性を抑制することのできる車両用走行制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、適正な車間距離を維持するた
めに制動制御または加速制御を行う車両用走行制御装置
としては、たとえば特開平2−34439号公報または
特開平4−273600号公報に参照されるように、レ
ーザレーダ装置を用いたものが提案されている。この種
の装置は、レーザレーダ装置により前方車両との車間距
離を検知するとともに、車速センサにより自車両速度を
求め、車間距離および自車両速度に基づいて適性な車間
距離を算出し、適性な車間距離となるようにブレーキお
よびアクセルの作動を制御するものである。
【0003】この種の車両用走行制御装置に搭載される
レーザレーダ装置としては、一般にレーザダイオードが
使用されており、レーザダイオードからのレーザ光(赤
外線領域のパルス光)を前方車両に向けて送光し、その
反射光を受けることにより、送受光タイミングの伝播遅
延時間に基づいて適性な車間距離を算出するようになっ
ている。
【0004】しかしながら、車間距離制御に用いられる
パルス光は、高速道路走行時を想定して、100m程度
の前方に位置する前方車両に照射するとともに前方車両
で散乱された反射パルス光を受光する必要があるため、
比較的高い送光出力が要求される。したがって、たとえ
ば通行人の多い市街地走行時においては、このようなレ
ーザビームが人間の目に入射すると失明するおそれがあ
るなど非常に危険であるため、レーザ光の送光出力を制
御して安全性を確保する必要がある。
【0005】そこで、たとえば特開昭63−10658
7号公報(第1公報)または実開昭58−189978
号公報(第2公報)等に参照されるように、自車速また
は検知車間距離に応じてレーザ光の送光出力を制御する
ようにした安全技術が提案されている。また、たとえば
特開昭49−16463号公報(第3公報)等に参照さ
れるように、天候に応じてレーザ光の送光出力を制御す
るようにした安全技術も提案されている。
【0006】しかしながら、第1公報および第2公報の
いずれの場合も、車間距離制御の有無にかかわらず常に
レーザビームを送光しているため、前方車両の乗員や歩
行者にレーザビームが照射されるという危険性が高く、
十分な安全策とは到底言えない。また、第3公報の場合
は、明るさ等の情報に基づいて天候状態を判定している
ため天候判定の信頼性が低く、やはり十分な安全策とは
言えない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来の車両用走行制御
装置は以上のように、たとえば第1公報および第2公報
においては、車間距離制御の必要性の有無にかかわらず
常にレーザビームを送光しているため、歩行者または前
方車両の乗員にレーザビームが照射されるおそれがあ
り、危険性を完全に防止することができないという問題
点があった。
【0008】また、自車速または検知車間距離に応じて
レーザ光の送光出力を制御しているので、歩行者に接近
した場合や前方車両に異常接近した場合に、接近状態検
知前の状態においては歩行者または前方車両の乗員にレ
ーザビームが照射されるおそれがあるため、高出力のパ
ルス光の照射による危険性を完全に抑制することができ
ないという問題点があった。
【0009】また、第3公報のように天候に応じてレー
ザ光の送光出力を制御した場合は、雨天判定の信頼性が
低いために、雨天時でないにもかかわらず高い送光出力
のパルス光が照射されるおそれがあり、危険性を十分に
抑制することができないという問題点があった。特に、
雨天時において出力されるパルス光は、雨天時において
も遠方までの測距を可能にするために非常に高出力であ
り、雨天誤判定によって人間の目に入射された場合の危
険性が高くなるという問題点があった。
【0010】この発明の請求項1は上記のような問題点
を解決するためになされたもので、車間距離制御の非動
作中においてはレーザビームの送光出力を抑制し、レー
ザビームが歩行者や前方車両の乗員等に照射された場合
の危険性を防止した車両用走行制御装置を得ることを目
的とする。
【0011】また、この発明の請求項2または請求項3
は上記のような問題点を解決するためになされたもの
で、車間距離制御の非動作中においてはレーザビームの
送光出力を抑制してレーザビームが歩行者等に照射され
た場合の危険性を防止するとともに、車間距離制御の動
作中に、近距離物体を検出するかまたは前方車両に異常
接近した場合にもレーザビームの送光出力を抑制し、歩
行者や前方車両の乗員にレーザビームが照射されたとき
の危険性を抑制した車両用走行制御装置を得ることを目
的とする。
【0012】また、この発明の請求項4は上記のような
問題点を解決するためになされたもので、ワイパースイ
ッチの作動に基づいて雨天状態を確実に判定し、雨天時
のみにレーザビームの送光出力を増大させて歩行者また
は前方車両の乗員にレーザビームが照射されたときの危
険性を抑制した車両用走行制御装置を得ることを目的と
する。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る車両用走行制御装置は、パルス光を送光するとともに
反射パルス光を受光して自車両から前方車両までの車間
距離を検出するレーザレーダ装置と、自車両の車速を検
出する車速検出装置と、車間距離および車速に基づいて
適正な車間距離を保つように車速を調整する車間距離制
御装置とを備えた車両用走行制御装置において、パルス
光の送光出力は、少なくとも自車両の前方に位置する近
距離物体を検知するための比較的低い第1の送光出力
と、少なくとも車間距離の制御に用いられるための比較
的高い第2の送光出力とに切換えられるとともに、選択
的に操作されて車間距離制御装置の機能を有効にするた
めの指示スイッチと、指示スイッチの操作に応じてパル
ス光の送光出力を第2の送光出力に増大させるととも
に、指示スイッチの非操作に応じてパルス光の送光出力
を第1の送光出力に減少させる送光出力増減手段とを設
けたものである。
【0014】また、この発明の請求項2に係る車両用走
行制御装置は、請求項1において、自車両の前方に位置
する近距離物体を検知する近距離センサを設け、送光出
力増減手段は、近距離センサが近距離物体を検知したと
きに、パルス光の送光出力を第1の送光出力に減少させ
るものである。
【0015】また、この発明の請求項3に係る車両用走
行制御装置は、請求項1または請求項2において、自車
両のブレーキの動作を検知するブレーキセンサを設け、
送光出力増減手段は、ブレーキセンサがブレーキの動作
を検知したときに、パルス光の送光出力を第1の送光出
力に減少させるものである。
【0016】また、この発明の請求項4に係る車両用走
行制御装置は、パルス光を送光するとともに反射パルス
光を受光して自車両から前方車両までの車間距離を検出
するレーザレーダ装置と、自車両の車速を検出する車速
検出装置と、車間距離および車速に基づいて適正な車間
距離を保つように車速を調整する車間距離制御装置とを
備えた車両用走行制御装置において、パルス光の送光出
力は、少なくとも自車両の前方に位置する近距離物体を
検知するための比較的低い第1の送光出力と、少なくと
も車間距離の制御に用いられるための比較的高い第2の
送光出力とに切換えられるとともに、自車両のフロント
ガラスに配置されたワイパー装置を動作させるワイパー
スイッチと、ワイパースイッチの操作に応じてパルス光
の送光出力を第2の送光出力に増大させるとともに、ワ
イパースイッチの非操作に応じてパルス光の送光出力を
第1の送光出力に減少させる送光出力増減手段とを設け
たものである。
【0017】
【作用】この発明の請求項1においては、市街地走行時
等の車間距離制御装置が動作していないときにはレーザ
レーダ装置の送光出力を比較的低い第1の送光出力に設
定して、レーザビームのパルス光が歩行者等に照射され
た場合の危険性を防止する。
【0018】また、この発明の請求項2においては、歩
行者等の近距離物体を検知したときにはレーザレーダ装
置の送光出力を直ちに第1の送光出力に設定して、レー
ザビームのパルス光が歩行者等に照射された場合の危険
性を確実に抑制する。
【0019】また、この発明の請求項3においては、前
方車両の異常接近によりブレーキの動作が検知されたと
きにはレーザレーダ装置の送光出力を第1の送光出力に
設定して、レーザビームのパルス光が前方車両の乗員等
に照射された場合の危険性をさらに確実に抑制する。
【0020】また、この発明の請求項4においては、雨
天時にワイパースイッチが操作されたときのみにレーザ
レーダ装置の送光出力を第2の送光出力に設定して、レ
ーザビームのパルス光が前方車両の乗員や歩行者等に照
射された場合の危険性を確実に抑制する。
【0021】
【実施例】
実施例1.(請求項1に対応) 以下、この発明の実施例1を図について説明する。図1
はこの発明の実施例1を示すブロック図である。図にお
いて、1は自車両に搭載されたレーザレーダ装置であ
り、パルス光L1を送光するとともに反射パルス光L2
を受光して自車両から前方車両(図示せず)までの車間
距離を検出する。
【0022】レーザレーダ装置1は、パルス光L1を送
光するためのレーザダイオードからなる送光部2と、前
方車両等の障害物からの反射パルス光L2を受光する受
光部3と、パルス光L1の送光タイミングおよび反射パ
ルス光L2の受光タイミングに基づいて車間距離Dを検
出する距離検出部4とから構成されている。
【0023】レーザレーダ装置1内の送光部2は、パル
ス光L1の送光出力を、少なくとも自車両の前方に位置
する近距離物体を検知するための比較的低い第1の送光
出力と、少なくとも車間距離の制御に用いられるための
比較的高い第2の送光出力とに切換えるようになってい
る。
【0024】5はたとえばブザー等により構成された車
間距離警報装置であり、レーザレーダ装置1で検出され
た車間距離Dが所定値よりも小さくなると作動し、自車
両の前方に位置する車両が危険領域まで接近したことを
運転者に報知する。6は自車両の車速Vを検出する車速
検出装置である。
【0025】7は車間距離Dおよび車速Vに基づいて適
正な車間距離を保つように車速Vを調整する車間距離制
御装置、8は車間距離制御装置7により駆動制御されて
車速Vを加速するアクセル、9は車間距離制御装置7に
より駆動制御されて車速Vを減速するブレーキであり、
以上の構成は従来装置と同様である。
【0026】10は運転者により選択的に操作される指
示スイッチであり、操作時に車間距離制御装置7の機能
を有効にする。11は指示スイッチ10の操作に応動し
てレーザレーダ装置1内の送光部2を制御する送光出力
増減手段であり、送光部2から出力されるパルス光L1
の送光出力を切換えるようになっている。
【0027】送光出力増減手段11は、指示スイッチ1
0の操作時にパルス光L1の送光出力を第2の送光出力
に増大させるとともに、指示スイッチ10の非操作時に
パルス光L1の送光出力を第1の送光出力に減少させ
る。また、送光出力増減手段11は、たとえばパルス光
L1の送光出力が2段階に切換えられる場合には、指示
スイッチ10と連動する切換スイッチで構成され得る。
【0028】次に、図1に示したこの発明の実施例1の
動作について説明する。レーザレーダ装置1は、送光部
2から自車両の前方に向けてパルス光L1を送光し、前
方車両(障害物)からの反射パルス光L2を受光部3に
より受光する。レーザレーダ装置1内の距離検出部4
は、パルス光L1および反射パルス光L2の送受光の伝
播遅延時間に基づいて、自車両から前方車両までの車間
距離Dを検出し、車間距離情報として車間距離警報装置
5および車間距離制御装置7に入力する。
【0029】車間距離警報装置5は、車間距離Dが危険
領域の所定値(たとえば、30m程度)以下になると、
音声または表示等により警報を発生して前方車両の接近
状態を運転者に報知する。
【0030】このとき、自車両が市街地を走行中であっ
て指示スイッチ10が操作されていないものと仮定する
と、車間距離制御装置7は作動していない。また、送光
出力増減手段11の制御により、送光部2からのパルス
光L1の送光出力は、少なくとも数10m程度前方の近
距離物体の検知が可能な程度の十分に低い第1の送光出
力に設定されている。したがって、低レベルで安全なパ
ルス光L1が送光されているため、パルス光L1が人間
の目に照射されたとしても危険性は確実に抑制される。
【0031】一方、自車両が高速道路を走行中であって
運転者により指示スイッチ10が操作されると、指示ス
イッチ10からの作動指令により車間距離制御装置7が
作動し、車間距離制御装置7は、自車両から前方車両ま
での車間距離Dが安全領域の所定値(たとえば、40m
程度)を維持するように車速Vを調整する。
【0032】また、指示スイッチ10の操作と同時に、
送光出力増減手段11は、送光部2を制御してパルス光
L1の送光出力を第2の送光出力に増大させ、前方車両
および車間距離Dの検出を容易にする。このときのパル
ス光L1の送光出力は、たとえば雨天時であっても前方
車両の検出能力を確保できる程度に設定され得るが、通
行人が存在しない状態であるうえ前方車両との車間距離
Dも大きいので、特に危険性は生じない。
【0033】このように、車間距離制御装置7の非動作
時には低出力のパルス光L1が送光されるので、歩行者
や前方車両乗員に対する危険性を確実に防止することが
できる。また、送光出力が増大されたパルス光L1は、
5m程度以下の近距離において人間の目に照射されると
危険であるが、前方車両との車間距離Dが安全領域の所
定値(40m程度)に保たれているので、前方車両の乗
員に照射されても特に問題はなく安全である。
【0034】実施例2.(請求項2に対応) なお、上記実施例1では、高速道路走行時の車間距離制
御を想定し、車間距離制御装置7により40m程度の適
性な車間距離を保つようにして、指示スイッチ10の操
作に応答してパルス光L1の送光出力を増大させたが、
たとえば近距離歩行者の多い市街地で車間距離制御が行
われる場合には、高出力のパルス光L1が歩行者の目に
照射され易く危険である。そこで、近距離物体を検知し
たときには、車間距離制御時であっても、パルス光L1
の送光出力を直ちに第1の送光出力に低減させることが
望ましい。
【0035】図2は近距離物体を検出したときにパルス
光L1の送光出力を低減させるようにしたこの発明の実
施例2を示すブロック図であり、1〜11は前述と同様
のものである。12はレーザレーダ装置1とは別に自車
両の前方に設けられた近距離センサであり、レーザレー
ダ以外のたとえば超音波距離センサ等からなり、自車両
の前方に位置する近距離物体を、レーザレーダ装置1が
検知する前に検知する。
【0036】この場合、送光出力増減手段11は、近距
離センサ12が歩行者等の近距離物体を検知したとき
に、レーザレーダ装置1内の送光部2を制御してパルス
光L1の送光出力を直ちに第1の送光出力に減少させ
る。したがって、パルス光L1が近距離の歩行者等に照
射されても、パルス光L1が低出力であるため安全であ
り、歩行者や前方車両乗員に対する危険性はさらに抑制
される。
【0037】実施例3.(請求項3に対応) また、図3は前方車両への異常接近を検出したときにパ
ルス光L1の送光出力を低減させるようにしたこの発明
の実施例3を示すブロック図であり、1〜11は前述と
同様のものである。13は自車両のブレーキ9の動作を
検知するブレーキセンサであり、ブレーキセンサ13の
ブレーキ操作検出信号Bは送光出力増減手段11に入力
されている。
【0038】この場合、送光出力増減手段11は、ブレ
ーキセンサ13がブレーキ9の動作を検知したときに、
ブレーキ操作検出信号Bに応答してパルス光L1の送光
出力を減少させる。すなわち、車間距離制御運転中にお
いて車間距離制御装置7によりブレーキ9が操作された
場合、または、運転者によりブレーキ9が操作された場
合は、自車両が前方車両等に異常接近している状態なの
で、前方車両の乗員に対して高出力のパルス光L1が照
射されないようにする。なお、図3(実施例3)の構成
は、図2(実施例2)の構成と重複させることもでき
る。
【0039】実施例4.(請求項4に対応) さらに、上記各実施例では、パルス光L1の送光出力を
増大させる必要のある雨天時での危険性について特に考
慮しなかったが、雨天走行時のみにパルス光L1の送光
出力を増大させることが望ましい。図4は雨天時のみに
パルス光L1の送光出力を増大させるようにしたこの発
明の実施例4を示すブロック図であり、1〜11は前述
と同様のものである。
【0040】14は運転者により操作されるワイパース
イッチであり、自車両のフロントガラスに配置されたワ
イパー装置(図示せず)を動作させるとともに、操作信
号を送光出力増減手段11に入力する。
【0041】この場合、送光出力増減手段11は、指示
スイッチ10が操作された車間距離制御状態において、
ワイパースイッチ14の操作に応じて雨天時であること
を検知し、雨天時のみにパルス光L1の送光出力を第2
の送光出力に増大させる。このときのパルス光L1の送
光出力は、前述の実施例における第2の送光出力よりも
さらに高く設定されてもよく、雨天時でも前方車両の検
出が可能な程度に設定される。
【0042】したがって、図4のように、ワイパースイ
ッチ12および指示スイッチ10を組み合わせた場合
に、ワイパースイッチ12が非操作で指示スイッチ10
のみが操作されたときには、雨天時の第2の送光出力よ
りも低い第2の送光出力に設定し、送光出力を3段階に
切換えてもよい。
【0043】また、送光出力増減手段11は、ワイパー
スイッチ14が操作されていない場合、ならびに、ワイ
パースイッチ14が操作されても指示スイッチ10が操
作されていない場合には、パルス光L1の送光出力を第
1の送光出力に設定することになる。
【0044】これにより、高出力のパルス光L1が必要
な雨天走行時のみにパルス光L1の送光出力が増大し、
他の運転状態においてはパルス光L1の送光出力は減少
されるので、パルス光L1が人間の目に照射されること
による危険性は著しく低減される。なお、図4(実施例
4)の構成も、図2(実施例2)または図3(実施例
3)の構成と重複させることができる。
【0045】さらに、指示スイッチ10を省略して、送
光出力増減手段11がワイパースイッチ14のみに応動
し、送光出力を第1の送光出力と雨天時の第2の送光出
力との2段階に切換えるようにしてもよい。この場合
も、ワイパースイッチ14に基づいて、雨天判定の信頼
性を向上させて危険性を抑制することができ、前述と同
等の効果を奏する。
【0046】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、パルス光を送光するとともに反射パルス光を受光し
て自車両から前方車両までの車間距離を検出するレーザ
レーダ装置と、自車両の車速を検出する車速検出装置
と、車間距離および車速に基づいて適正な車間距離を保
つように車速を調整する車間距離制御装置とを備えた車
両用走行制御装置において、パルス光の送光出力は、少
なくとも自車両の前方に位置する近距離物体を検知する
ための比較的低い第1の送光出力と、少なくとも車間距
離の制御に用いられるための比較的高い第2の送光出力
とに切換えられるとともに、選択的に操作されて車間距
離制御装置の機能を有効にするための指示スイッチと、
指示スイッチの操作に応じてパルス光の送光出力を第2
の送光出力に増大させるとともに、指示スイッチの非操
作に応じてパルス光の送光出力を第1の送光出力に減少
させる送光出力増減手段とを設け、市街地走行時等の車
間距離制御装置が動作していないときにはレーザレーダ
装置の送光出力を比較的低い第1の送光出力に設定する
ようにしたので、レーザビームのパルス光が歩行者や前
方車両の乗員等に照射された場合の危険性を防止した車
両用走行制御装置が得られる効果がある。
【0047】また、この発明の請求項2によれば、請求
項1において、自車両の前方に位置する近距離物体を検
知する近距離センサを設け、送光出力増減手段は、近距
離センサが近距離物体を検知したときに、パルス光の送
光出力を直ちに第1の送光出力に減少させるようにした
ので、車間距離制御の非動作中での危険性を防止すると
ともに、車間距離制御の動作中に近距離の歩行者等にレ
ーザビームが照射されたときの危険性を確実に抑制した
車両用走行制御装置が得られる効果がある。
【0048】また、この発明の請求項3によれば、請求
項1または請求項2において、自車両のブレーキの動作
を検知するブレーキセンサを設け、送光出力増減手段
は、ブレーキセンサがブレーキの動作を検知したとき
に、パルス光の送光出力を第1の送光出力に減少させる
ようにしたので、車間距離制御の非動作中での危険性を
防止するとともに、車間距離制御の動作中に異常接近し
た前方車両の乗員等にレーザビームが照射されたときの
危険性をさらに確実に抑制した車両用走行制御装置が得
られる効果がある。
【0049】また、この発明の請求項4によれば、パル
ス光を送光するとともに反射パルス光を受光して自車両
から前方車両までの車間距離を検出するレーザレーダ装
置と、自車両の車速を検出する車速検出装置と、車間距
離および車速に基づいて適正な車間距離を保つように車
速を調整する車間距離制御装置とを備えた車両用走行制
御装置において、パルス光の送光出力は、少なくとも自
車両の前方に位置する近距離物体を検知するための比較
的低い第1の送光出力と、少なくとも車間距離の制御に
用いられるための比較的高い第2の送光出力とに切換え
られるとともに、自車両のフロントガラスに配置された
ワイパー装置を動作させるワイパースイッチと、ワイパ
ースイッチの操作に応じてパルス光の送光出力を第2の
送光出力に増大させるとともに、ワイパースイッチの非
操作に応じてパルス光の送光出力を第1の送光出力に減
少させる送光出力増減手段とを設け、雨天時にワイパー
スイッチが操作されたときのみにレーザレーダ装置の送
光出力を第2の送光出力に設定するようにしたので、雨
天を確実に判定して、歩行者または前方車両の乗員等に
レーザビームが照射されたときの危険性を確実に抑制し
た車両用走行制御装置が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施例1を示すブロック図であ
る。
【図2】 この発明の実施例2を示すブロック図であ
る。
【図3】 この発明の実施例3を示すブロック図であ
る。
【図4】 この発明の実施例4を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 レーザレーダ装置、2 送光部、3 受光部、4
距離検出部、6 車速検出装置、7 車間距離制御装
置、9 ブレーキ、10 指示スイッチ、11 送光出
力増減手段、12 近距離センサ、13 ブレーキセン
サ、14 ワイパースイッチ、B ブレーキ操作検出信
号、D 車間距離、L1 パルス光、L2 反射パルス
光、V 車速。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス光を送光するとともに反射パルス
    光を受光して自車両から前方車両までの車間距離を検出
    するレーザレーダ装置と、 前記自車両の車速を検出する車速検出装置と、 前記車間距離および前記車速に基づいて適正な車間距離
    を保つように前記車速を調整する車間距離制御装置とを
    備えた車両用走行制御装置において、 前記パルス光の送光出力は、少なくとも前記自車両の前
    方に位置する近距離物体を検知するための比較的低い第
    1の送光出力と、少なくとも前記車間距離の制御に用い
    られるための比較的高い第2の送光出力とに切換えられ
    るとともに、 選択的に操作されて前記車間距離制御装置の機能を有効
    にするための指示スイッチと、 前記指示スイッチの操作に応じて前記パルス光の送光出
    力を前記第2の送光出力に増大させるとともに、前記指
    示スイッチの非操作に応じて前記パルス光の送光出力を
    前記第1の送光出力に減少させる送光出力増減手段とを
    設けたことを特徴とする車両用走行制御装置。
  2. 【請求項2】 前記自車両の前方に位置する近距離物体
    を検知する近距離センサを設け、 前記送光出力増減手段は、前記近距離センサが前記近距
    離物体を検知したときに、前記パルス光の送光出力を前
    記第1の送光出力に設定することを特徴とする請求項1
    の車両用走行制御装置。
  3. 【請求項3】 前記自車両のブレーキの動作を検知する
    ブレーキセンサを設け、 前記送光出力増減手段は、前記ブレーキセンサが前記ブ
    レーキの動作を検知したときに、前記パルス光の送光出
    力を前記第1の送光出力に減少させることを特徴とする
    請求項1または請求項2の車両用走行制御装置。
  4. 【請求項4】 パルス光を送光するとともに反射パルス
    光を受光して自車両から前方車両までの車間距離を検出
    するレーザレーダ装置と、 前記自車両の車速を検出する車速検出装置と、 前記車間距離および前記車速に基づいて適正な車間距離
    を保つように前記車速を調整する車間距離制御装置とを
    備えた車両用走行制御装置において、 前記パルス光の送光出力は、少なくとも前記自車両の前
    方に位置する近距離物体を検知するための比較的低い第
    1の送光出力と、少なくとも前記車間距離の制御に用い
    られるための比較的高い第2の送光出力とに切換えられ
    るとともに、 前記自車両のフロントガラスに配置されたワイパー装置
    を動作させるワイパースイッチと、 前記ワイパースイッチの操作に応じて前記パルス光の送
    光出力を前記第2の送光出力に増大させるとともに、前
    記ワイパースイッチの非操作に応じて前記パルス光の送
    光出力を前記第1の送光出力に減少させる送光出力増減
    手段とを設けたことを特徴とする車両用走行制御装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4953971A (en) * 1988-10-17 1990-09-04 Highfill Robert R Interactive image projection apparatus
JPH10325865A (ja) * 1997-05-26 1998-12-08 Fujitsu Ten Ltd 車載用レーダの電磁波制御方法
JP2006330980A (ja) * 2005-05-25 2006-12-07 Nissan Motor Co Ltd 先行車検出装置
KR20190000090A (ko) * 2017-06-22 2019-01-02 (주)카네비컴 라이다 탐지장치 및 이에 있어서 사물 탐지 방법

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