JPH0857767A - 研削比の優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法 - Google Patents
研削比の優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法Info
- Publication number
- JPH0857767A JPH0857767A JP21948294A JP21948294A JPH0857767A JP H0857767 A JPH0857767 A JP H0857767A JP 21948294 A JP21948294 A JP 21948294A JP 21948294 A JP21948294 A JP 21948294A JP H0857767 A JPH0857767 A JP H0857767A
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- Japan
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- vitrified bond
- bond
- grinding
- grinding wheel
- vitrified
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法
を提供する。 【構成】 通常のビトリファイドボンド砥石に、温度:
500〜1000℃、圧力:1000〜2000kg/cm
2 の窒素雰囲気下に1〜5時間保持するHIP処理を施
す。
を提供する。 【構成】 通常のビトリファイドボンド砥石に、温度:
500〜1000℃、圧力:1000〜2000kg/cm
2 の窒素雰囲気下に1〜5時間保持するHIP処理を施
す。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、立方晶窒化硼素(以
下、cBNと記す)砥粒、ダイヤモンド砥粒などの硬質
砥粒をビトリファイドボンドで結合して得られたビトリ
ファイドボンド砥石の性能を一層向上させる方法に関す
るものである。
下、cBNと記す)砥粒、ダイヤモンド砥粒などの硬質
砥粒をビトリファイドボンドで結合して得られたビトリ
ファイドボンド砥石の性能を一層向上させる方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、ビトリファイドボンド砥石は、
cBNなどの砥粒間をガラスのボンドブリッジで結びつ
けているために、このボンドブリッジの強度が砥石の強
度に大きく影響を及ぼしていることは良く知られている
ところである。このボンドブリッジの強度を向上させて
優れたビトリファイドボンド砥石を得るために、(a)
cBN砥粒とジルコンの結晶粒を含むビトリファイド
ボンドと混合し、窒素雰囲気中、温度:950℃以下で
焼成する方法(特開昭54−39292号公報参照)、
(b) cBN砥粒と弗化リチウムを含むビトリファイ
ドボンドと混合し、窒素雰囲気中、温度:1200〜1
300℃で焼成する方法(特開昭57−54077号公
報参照)、などの製造方法が提案されている。
cBNなどの砥粒間をガラスのボンドブリッジで結びつ
けているために、このボンドブリッジの強度が砥石の強
度に大きく影響を及ぼしていることは良く知られている
ところである。このボンドブリッジの強度を向上させて
優れたビトリファイドボンド砥石を得るために、(a)
cBN砥粒とジルコンの結晶粒を含むビトリファイド
ボンドと混合し、窒素雰囲気中、温度:950℃以下で
焼成する方法(特開昭54−39292号公報参照)、
(b) cBN砥粒と弗化リチウムを含むビトリファイ
ドボンドと混合し、窒素雰囲気中、温度:1200〜1
300℃で焼成する方法(特開昭57−54077号公
報参照)、などの製造方法が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、近年、研削分
野においても高能率化が要求されているために一層苛酷
な条件での研削を強いられるようになってきており、従
来のビトリファイドボンド砥石では十分に対応すること
ができず、特に重研削に耐え得る研削比の優れた高強度
ビトリファイドボンド砥石は得られていない。
野においても高能率化が要求されているために一層苛酷
な条件での研削を強いられるようになってきており、従
来のビトリファイドボンド砥石では十分に対応すること
ができず、特に重研削に耐え得る研削比の優れた高強度
ビトリファイドボンド砥石は得られていない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
かかる苛酷な条件の重切削に耐え得る研削比の優れたビ
トリファイドボンド砥石を開発すべく研究を行った結
果、従来の方法で製造したビトリファイドボンド砥石
に、温度:500〜1000℃、圧力:1000〜20
00kg/cm2 の窒素雰囲気下に1〜5時間保持する処理
(以下、HIP処理という)を施すと、強度が向上し、
さらに研削比が大幅に向上するという知見を得たのであ
る。
かかる苛酷な条件の重切削に耐え得る研削比の優れたビ
トリファイドボンド砥石を開発すべく研究を行った結
果、従来の方法で製造したビトリファイドボンド砥石
に、温度:500〜1000℃、圧力:1000〜20
00kg/cm2 の窒素雰囲気下に1〜5時間保持する処理
(以下、HIP処理という)を施すと、強度が向上し、
さらに研削比が大幅に向上するという知見を得たのであ
る。
【0005】この発明は、かかる知見に基づいてなされ
たものであって、通常のビトリファイドボンド砥石に上
記HIP処理を施す研削比の優れたビトリファイドボン
ド砥石の製造方法に特徴を有するものである。
たものであって、通常のビトリファイドボンド砥石に上
記HIP処理を施す研削比の優れたビトリファイドボン
ド砥石の製造方法に特徴を有するものである。
【0006】この発明の上記HIP処理の条件を上記の
如く限定した理由を説明する。
如く限定した理由を説明する。
【0007】(a) 雰囲気、温度および圧力 砥粒とビトリファイドボンドを配合し混合したのち成形
し、得られた成形体を焼結して作製した通常のビトリフ
ァイドボンド砥石を温度:500〜1000℃、圧力:
1000〜2000kg/cm2 の窒素ガス雰囲気中に保持
すると、砥粒と砥粒を結合するボンドブリッジガラスの
抗折強度が向上し、砥石自身の抗折強度および研削比が
向上する。その理由として、上記高温高圧の窒素雰囲気
中にビトリファイドボンド砥石を置くと、ボンドブリッ
ジを構成する酸化物ガラスの表面が窒素を含有するオキ
シナイトガラスとなりかつボンドブリッジ中に存在する
微細な気孔が消失するために砥石の抗折強度および研削
比が向上するものと考えられる。
し、得られた成形体を焼結して作製した通常のビトリフ
ァイドボンド砥石を温度:500〜1000℃、圧力:
1000〜2000kg/cm2 の窒素ガス雰囲気中に保持
すると、砥粒と砥粒を結合するボンドブリッジガラスの
抗折強度が向上し、砥石自身の抗折強度および研削比が
向上する。その理由として、上記高温高圧の窒素雰囲気
中にビトリファイドボンド砥石を置くと、ボンドブリッ
ジを構成する酸化物ガラスの表面が窒素を含有するオキ
シナイトガラスとなりかつボンドブリッジ中に存在する
微細な気孔が消失するために砥石の抗折強度および研削
比が向上するものと考えられる。
【0008】しかし、窒素ガス雰囲気中の圧力が100
0kg/cm2 未満、温度が500℃未満では所望の強度が
得られず、一方、圧力が2000kg/cm2 を越えると装
置が大型なものを必要とするのでコストがかかり、さら
に1000℃を越えた温度に保持するとボンドが再溶融
するのでやはり強度は向上しないので好ましくない。
0kg/cm2 未満、温度が500℃未満では所望の強度が
得られず、一方、圧力が2000kg/cm2 を越えると装
置が大型なものを必要とするのでコストがかかり、さら
に1000℃を越えた温度に保持するとボンドが再溶融
するのでやはり強度は向上しないので好ましくない。
【0009】したがって、この発明のHIP処理条件
は、温度:500〜1000℃、圧力:1000〜20
00kg/cm2 の窒素雰囲気中に保持することが好まし
い。この発明のHIP処理の一層好ましい条件は、温
度:700〜900℃、圧力:1200〜1500kg/
cm2 の窒素雰囲気中に保持することである。
は、温度:500〜1000℃、圧力:1000〜20
00kg/cm2 の窒素雰囲気中に保持することが好まし
い。この発明のHIP処理の一層好ましい条件は、温
度:700〜900℃、圧力:1200〜1500kg/
cm2 の窒素雰囲気中に保持することである。
【0010】(b) 保持時間 この発明のHIP処理時間は、HIP処理される砥石の
形状、厚さ、大きさなどによって異なるが、1時間未満
では所望の強度向上効果が得られず、また5時間を越え
る長時間保持してもそれ以上の強度向上は見られず、コ
ストがかかるので好ましくない。したがって1〜5時間
保持することが適当である。
形状、厚さ、大きさなどによって異なるが、1時間未満
では所望の強度向上効果が得られず、また5時間を越え
る長時間保持してもそれ以上の強度向上は見られず、コ
ストがかかるので好ましくない。したがって1〜5時間
保持することが適当である。
【0011】
【実施例】表1に示される成分組成のビトリファイド結
合剤a〜dを用意した。
合剤a〜dを用意した。
【0012】
【表1】
【0013】さらに、いずれも平均粒径:100μmを
有するcBN砥粒、ダイヤモンド砥粒などの砥粒、並び
に成形用バインダーとしてポリビニルアルコール(以
下、PVAと記す)を用意した。
有するcBN砥粒、ダイヤモンド砥粒などの砥粒、並び
に成形用バインダーとしてポリビニルアルコール(以
下、PVAと記す)を用意した。
【0014】表1のビトリファイド結合剤a〜dおよび
上記砥粒を表2に示される割合に配合し、成形用バイン
ダーとしてPVAを1重量%混合したのち、長さ:45
mm、幅:13mm、厚さ:5mmの寸法を有し100Rの曲
率を有する扇状の成形体を成形し、それぞれの成形体に
ついて表2に示す条件で脱脂処理し、引き続いて表2に
示す条件で焼成し、従来法1〜4による表2に示される
セグメント焼結体A〜Dを得た。
上記砥粒を表2に示される割合に配合し、成形用バイン
ダーとしてPVAを1重量%混合したのち、長さ:45
mm、幅:13mm、厚さ:5mmの寸法を有し100Rの曲
率を有する扇状の成形体を成形し、それぞれの成形体に
ついて表2に示す条件で脱脂処理し、引き続いて表2に
示す条件で焼成し、従来法1〜4による表2に示される
セグメント焼結体A〜Dを得た。
【0015】
【表2】
【0016】従来法1〜4により得られた表2に示され
るセグメント焼結体A〜Dの抗折強度を測定したのち、
このセグメント焼結体A〜Dに窒素雰囲気の表3に示さ
れる条件のHIP処理を施す本発明法1〜12を実施し
たのち再び抗折強度を測定し、その結果を表3に示し
た。
るセグメント焼結体A〜Dの抗折強度を測定したのち、
このセグメント焼結体A〜Dに窒素雰囲気の表3に示さ
れる条件のHIP処理を施す本発明法1〜12を実施し
たのち再び抗折強度を測定し、その結果を表3に示し
た。
【0017】ついで、SKD−11製円筒状台金(外
径:190mm、内径:50.8mm、厚さ:13mm)を用
意し、この台金に上記HIP処理を施した本発明法1〜
12によるセグメント焼結体A〜DおよびHIP処理を
施さない従来法1〜4によるセグメント焼結体A〜Dを
接着剤を用いて接着し、ビトリファイドボンドホイール
を作製した。このビトリファイドボンドホイールを平面
研削盤に取り付け、 被研削材:SKD−11(硬さ:HRC50)製角材、 砥石周速:1500m/min.、 テーブル送り速度:5m/min.、 切込み:5μm、 研削液:JISW2種相当、 の条件で湿式平面プランジ研削を行ない、研削直後の研
削抵抗を研削盤の主軸電流値を測定することにより評価
し、さらに一般に砥石が寿命に近づくにつれて被研削面
の粗さが大きくなるところから、被研削面の表面粗さR
a(JIS規格で規定)が0.6μmに至るまでの被研
削加工量を測定し、その結果に基づいて研削比を算出
し、これらの結果も表3に示した。
径:190mm、内径:50.8mm、厚さ:13mm)を用
意し、この台金に上記HIP処理を施した本発明法1〜
12によるセグメント焼結体A〜DおよびHIP処理を
施さない従来法1〜4によるセグメント焼結体A〜Dを
接着剤を用いて接着し、ビトリファイドボンドホイール
を作製した。このビトリファイドボンドホイールを平面
研削盤に取り付け、 被研削材:SKD−11(硬さ:HRC50)製角材、 砥石周速:1500m/min.、 テーブル送り速度:5m/min.、 切込み:5μm、 研削液:JISW2種相当、 の条件で湿式平面プランジ研削を行ない、研削直後の研
削抵抗を研削盤の主軸電流値を測定することにより評価
し、さらに一般に砥石が寿命に近づくにつれて被研削面
の粗さが大きくなるところから、被研削面の表面粗さR
a(JIS規格で規定)が0.6μmに至るまでの被研
削加工量を測定し、その結果に基づいて研削比を算出
し、これらの結果も表3に示した。
【0018】
【表3】
【0019】
【発明の効果】表3に示される結果から、本発明法1〜
3のHIP処理を施したセグメント焼結体AとHIP処
理を施さない従来法1によるセグメント焼結体Aとの比
較、本発明法4〜6のHIP処理を施したセグメント焼
結体BとHIP処理を施さない従来法2によるセグメン
ト焼結体Bとの比較、本発明法7〜9のHIP処理を施
したセグメント焼結体CとHIP処理を施さない従来法
3によるセグメント焼結体Cとの比較、本発明法10〜
12のHIP処理を施したセグメント焼結体DとHIP
処理を施さない従来法4によるセグメント焼結体Dとの
比較をそれぞれ行うと、本発明法のHIP処理を施すこ
とによりセグメント焼結体の抗折強度が向上し、研削直
後の研削抵抗が小さくなり、特に研削比が大幅に向上す
ることがわかる。
3のHIP処理を施したセグメント焼結体AとHIP処
理を施さない従来法1によるセグメント焼結体Aとの比
較、本発明法4〜6のHIP処理を施したセグメント焼
結体BとHIP処理を施さない従来法2によるセグメン
ト焼結体Bとの比較、本発明法7〜9のHIP処理を施
したセグメント焼結体CとHIP処理を施さない従来法
3によるセグメント焼結体Cとの比較、本発明法10〜
12のHIP処理を施したセグメント焼結体DとHIP
処理を施さない従来法4によるセグメント焼結体Dとの
比較をそれぞれ行うと、本発明法のHIP処理を施すこ
とによりセグメント焼結体の抗折強度が向上し、研削直
後の研削抵抗が小さくなり、特に研削比が大幅に向上す
ることがわかる。
【0020】したがって、HIP処理を施すこの発明の
方法によると、従来より一層すぐれたビトリファイドボ
ンド砥石を提供することができ、産業上すぐれた効果を
奏するものである。
方法によると、従来より一層すぐれたビトリファイドボ
ンド砥石を提供することができ、産業上すぐれた効果を
奏するものである。
【手続補正書】
【提出日】平成7年1月23日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
Claims (1)
- 【請求項1】 ビトリファイドボンドと硬質砥粒を混合
し、成形し、焼結して得られた通常のビトリファイドボ
ンド砥石に、 温度:500〜100℃、圧力:1000〜2000kg
/cm2 の窒素雰囲気下に1〜5時間保持する処理を施す
ことを特徴とする研削比の優れたビトリファイドボンド
砥石の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21948294A JPH0857767A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 研削比の優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21948294A JPH0857767A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 研削比の優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0857767A true JPH0857767A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16736136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21948294A Pending JPH0857767A (ja) | 1994-08-22 | 1994-08-22 | 研削比の優れたビトリファイドボンド砥石の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0857767A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326123A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Noritake Co Ltd | 歯車用ホーニング砥石 |
| US8177871B2 (en) * | 2008-12-04 | 2012-05-15 | Jtekt Corporation | Vitrified bonded grindstone |
-
1994
- 1994-08-22 JP JP21948294A patent/JPH0857767A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002326123A (ja) * | 2001-04-27 | 2002-11-12 | Noritake Co Ltd | 歯車用ホーニング砥石 |
| US8177871B2 (en) * | 2008-12-04 | 2012-05-15 | Jtekt Corporation | Vitrified bonded grindstone |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20021119 |