JPH0858095A - インクジェットカートリッジおよびインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェットカートリッジおよびインクジェット記録装置

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JPH0858095A
JPH0858095A JP19973994A JP19973994A JPH0858095A JP H0858095 A JPH0858095 A JP H0858095A JP 19973994 A JP19973994 A JP 19973994A JP 19973994 A JP19973994 A JP 19973994A JP H0858095 A JPH0858095 A JP H0858095A
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JP
Japan
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ink
flow path
recording head
ink jet
ink flow
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Pending
Application number
JP19973994A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Ujita
敏彦 氏田
Teruo Arashima
輝雄 荒島
Yasuo Kotaki
小瀧  靖夫
Yuji Hamazaki
雄司 浜崎
Masashi Miyagawa
昌士 宮川
Masanori Takenouchi
雅典 竹之内
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Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インク貯留部とインクジェット記録ヘッドと
の間のインク流路の大きさを特定することによって、イ
ンクの少ない排出量でインク流路の気泡を確実に排除す
ることができるインクジェットカートリッジおよびイン
クジェット記録装置を提供すること。 【構成】 インク容器11とインクジェット記録ヘッド
12との間に形成されるインク流路16,17,18の
全長の90%以上の範囲に渡って、それらの断面を直径
1mm以下の円形状とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、インクジェット記録ヘ
ッドを備えたインクジェットカートリッジ、およびイン
クジェット記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】液体のインクを記録材として用い、その
インクの液滴を被記録物に向って飛翔させることによっ
て記録を行うインクジェット記録装置においては、近年
小型化に加え、多値化(例えばカラー化)が求められて
きている。
【0003】その一例としては、図1に示すような記録
装置IJRAのプリンタキャリッジHC上に、インクジ
ェットカートリッジIJCを交換可能に装着したものが
ある。そのインクジェットカートリッジIJCは、記録
手段としての複数のインクジェット記録ヘッドと、それ
らの記録ヘッドに対応して複数色のインクを貯蔵する容
器としてのインクカートリッジとを一体化した構成とな
っている。ここで、キャリッジHCは、リードスクリュ
ー5005の螺旋状溝5004に対して係合するピン
(不図示)を有し、リードスクリュー5005が駆動モ
ータ5013の正逆回転に連動すべく駆動力伝達ギア5
011,5009を介して回転されることによって、キ
ャリッジHCが矢印a,b方向に往復移動される。キャ
リッジHCにはインクジェットカートリッジIJCが装
着される。なお、その装着および記録ヘッドと装置本体
との電気信号接続のための構成の図示は省略されてい
る。5002は紙、OHP用フィルムその他の被記録媒
体P(以下単に「紙」ともいう)の押え板(紙押え板)
であり、キャリッジHCの移動方向において、紙をプラ
テン5000に対して押圧する。5007,5008は
フォトカプラであり、キャリッジHCのレバー5006
の位置を確認してモータ5013の回転方向切換等を行
うためのホームポジション検知手段を成している。50
16は、記録ヘッドの全面をキャップするためのキャッ
プ部材5022を支持する部材、5015は、このキャ
ップ部材5022の内部を吸引する吸引手段であり、こ
れらによって、キャップ部材5022内の開口5023
を介して記録ヘッドの吐出口から強制的にインクを吸引
して排出されるための吐出回復手段が構成されている。
5017はクリーニングブレード、5019は、このブ
レード5017を前後方向に移動可能にする部材であ
り、これらは本体支持板5018に支持されている。ま
た、5012は、吐出回復手段によるインク吸引動作を
開始させるためのレバーである。キャップ5022のキ
ャッピング、ブレード5017による記録ヘッドのクリ
ーニング、およびインクの吸引による吐出回復の動作
は、キャリッジHCが所定のホームポジション側領域に
位置づけられたときに、リードスクリュー5005の作
用によって順次行えるように構成されている。
【0004】また、他の例のインクジェット記録装置I
JRAとしては、図2に示すように、記録ヘッドユニッ
ト1とインクカートリッジ2とを分離できるようにし
て、インクカートリッジ2のみを交換可能に備えたもの
も提案されている。本例の記録装置IJRAは、カラー
プリンタとして構成されており、ブラック,イエロー,
マゼンタ,シアンの4色のインクを個別に貯留する計4
つのインクカートリッジ2がそれぞれ交換可能に備えら
れており、記録ヘッドユニット1には各色のインクを吐
出するため4つのインクジェット記録ヘッドが組込まれ
ている。
【0005】ところで、インクジェット記録ヘッドを使
用する場合には、インクの吐出の安定性を維持するため
に、例えば前述した図1の吐出回復手段のように、時
々、ポンプを使って記録ヘッドのインク吐出口からイン
クを強制的に排出させて、インクの供給路中に溜った空
気や泡を排出させる必要がある。このような動作を以下
では回復動作という。また、このような回復動作は、記
録ヘッドのインク吐出口側からの吸引の他、インクタン
ク側から加圧することによっても行うことができる。
【0006】このような回復動作を行う上において、前
述した図2のような各色のインク毎に対応する複数の記
録ヘッドを組込んだ記録ヘッドユニット1の場合には、
それらの記録ヘッド毎に個別にキャッピングして、それ
ぞれに対して個別に回復動作を行うことが可能となる。
【0007】しかし、このような記録ヘッドユニット1
は、図3および図4に示すように、同一サイズの記録ヘ
ッド1Aを必要な色数分、横並びにする構成上、ヘッド
ユニット1のサイズが比較的大きくなり、インクジェッ
ト記録装置の小型化に限界がある。
【0008】そこで、このような記録ヘッドユニット1
の代りに、図5に示すように、インク色毎に対応する複
数の記録ヘッドを一体的に構成したいわゆるマルチカラ
ーインクジェット記録ヘッド3が提案されている。すな
わち、記録ヘッド3には、ブラック,イエロー,マゼン
タ,シアンのインクを吐出する4組の吐出口3A,3
B,3C,3Dが同一直線上に並ぶように形成されてい
る。このような記録ヘッド3は、明らかに、前述した記
録ヘッドユニット1よりも小さく構成することができ、
インクジェット記録装置全体の小型化を容易なものとす
る。
【0009】一方、カラー記録の場合には、異なった色
のインクが紙などを被記録媒体上で組み合わせることに
より、複数の色を得るため、もしも、画像の色の境界部
分において、インクが十分に紙に浸透していなかった
り、乾いてなかったりした場合には、複数のインクが浸
透し混ざり合って画像品位を悪化させる結果となる。こ
のような問題を最小限に抑えるために、インクに対し
て、記録面に素早く浸透して素早く乾燥するような物性
が与えられていた。このような物性の中で重要なものと
して低表面張力がある。しかし、この低表面張力物性を
持ったインクは、わずかな空気の抱き込みによる微小な
泡の発生が著しく、時々不安定なインク吐出の原因とも
なる。特に、インクと空気とが混在する状況(例えば、
長期間にわたる放置や、物流中の振動などで一時的にイ
ンクの流路中に外気が侵入した状況)において回復動作
を行った場合、そのときに発生する気液の2層流ではイ
ンク流路が泡で埋まってしまうこともなり、このような
状況では、正常なインク吐出が不可能となる。
【0010】このような不安定なインク吐出の原因とな
る泡に関し、前述した記録ヘッドユニット1のように複
数の記録ヘッドのそれぞれに対して個別に吸引による回
復動作を行うことができるものにあっては、インクを多
量に吸引することによって、インクの流路や記録ヘッド
内における泡の残りを最小限に抑えていた。一方、前述
したマルチカラーインクジェット記録ヘッド3は、それ
がコンパクトであることを生かすために、インクの貯留
量も最小限の設定をすることが要求されている。したが
って、回復動作によるインクの吸引量を可能な限り少な
く設定しないと、インクのランニングコストが増大する
ことになる。また、コンパクト化のためには、1つのキ
ャップによって複数色分の吐出口から同時に吸引を行う
方式の採用が要求されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述したよ
うなマルチカラーインクジェット記録ヘッド3の場合に
は、回復動作時に多量のインクを吸引することができな
いため、インクの流路中に残留する泡を完全に排除する
ことができないという問題がある。特に、多量泡の残留
によって各色のインクの流路内にほとんどインクがない
ような状態では、少ない吸引量での回復動作が不確実に
なり、前記問題をさらに増長することになる。
【0012】本発明の目的は、インク貯留部とインクジ
ェット記録ヘッドとの間のインク流路の大きさを特定す
ることによって、インクの少ない排出量でインク流路中
の気泡を確実に排除することができるインクジェットカ
ートリッジおよびインクジェット記録装置を提供するこ
とにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
のインクジェットカートリッジは、インクを吐出可能な
インクジェット記録ヘッドと、前記インクを貯留するイ
ンク貯留部と、前記貯留部に貯留されたインクを前記記
録ヘッドに供給するインク流路とを有するインクジェッ
トカートリッジにおいて、前記インク流路の断面は、そ
の全長の90%以上の範囲が直径1mm以下の円を外接
円とする大きさであることを特徴とする。
【0014】本発明の請求項2に記載のインクジェット
カートリッジは、請求項1に記載のインクジェットカー
トリッジにおいて、前記インク流路は、前記貯留部の外
壁と、該外壁に接合される流路形成部材との間に形成さ
れていることを特徴とする。
【0015】本発明の請求項3に記載のインクジェット
カートリッジは、請求項1または2に記載のインクジェ
ットカートリッジにおいて、前記記録ヘッド、インク貯
留部、およびインク流路は、それぞれ複数色のインクに
対応して複数ずつ設けられていることを特徴とする。
【0016】本発明の請求項4に記載のインクジェット
カートリッジは、請求項3に記載のインクジェットカー
トリッジにおいて、前記複数のインク流路は、異なる長
さに設定されていることを特徴とする。
【0017】本発明の請求項5に記載のインクジェット
カートリッジは、請求項1,2,3または4に記載のイ
ンクジェットカートリッジにおいて、前記記録ヘッド
は、インクを吐出するために利用されるエネルギーとし
て前記インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発生
する電気熱変換体を有することを特徴とする。
【0018】本発明の請求項6に記載のインクジェット
記録装置は、請求項1,2,3,4または5に記載のイ
ンクジェットカートリッジと、前記記録ヘッドと被記録
媒体とを相対移動させる手段と、前記インク流路中のイ
ンクに圧力差を生じさせて前記記録ヘッドから前記イン
クを排出させる吐出回復手段とを備えたことを特徴とす
る。
【0019】本発明の請求項7に記載のインクジェット
記録装置は、請求項6に記載のインクジェット記録装置
において、前記吐出回復手段は、前記記録ヘッドのイン
ク吐出口から前記インク流路内のインクを吸引するもの
であることを特徴とする。
【0020】本発明の請求項8に記載のインクジェット
記録装置は、インクを吐出可能なインクジェット記録ヘ
ッドと、前記インクを貯留するインク貯留部と、前記イ
ンク貯留部に貯留されたインクを前記記録ヘッドに供給
するインク流路と、前記記録ヘッドと被記録媒体とを相
対移動させる手段と、前記インク流路中のインクに圧力
差を生じさせて前記記録ヘッドから前記インクを排出さ
せる吐出回復手段とを備えてなり、前記インク流路の断
面は、その全長の90%以上の範囲が直径1mm以下の
円を外接円とする大きさであることを特徴とする。
【0021】本発明の請求項9に記載のインクジェット
記録装置は、請求項8に記載のインクジェット記録装置
において、前記インク流路は、前記貯留部の外壁と、該
外壁に接合される流路形成部材との間に形成されている
ことを特徴とする。
【0022】本発明の請求項10に記載のインクジェッ
ト記録装置は、請求項8または9に記載のインクジェッ
ト記録装置において、前記吐出回復手段は、前記記録ヘ
ッドのインク吐出口から前記インク流路内のインクを吸
引するものであることを特徴とする。
【0023】本発明の請求項11に記載のインクジェッ
ト記録装置は、請求項8,9または10に記載のインク
ジェット記録装置において、前記記録ヘッド、インク貯
留部、およびインク流路は、それぞれ複数色のインクに
対応して複数ずつ設けられていることを特徴とする。
【0024】本発明の請求項12に記載のインクジェッ
ト記録装置は、請求項11に記載のインクジェット記録
装置において、前記複数のインク流路は、異なる長さに
設定されていることを特徴とする。
【0025】本発明の請求項13に記載のインクジェッ
ト記録装置は、請求項8,9,10,11または12に
記載のインクジェット記録装置において、前記記録ヘッ
ドは、インクを吐出するために利用されるエネルギーと
して前記インクに膜沸騰を生じさせる熱エネルギーを発
生する電気熱変換体を有することを特徴とする。
【0026】
【作用】本発明の請求項1に記載のインクジェットカー
トリッジは、インク流路の全長の90%以上の範囲に渡
って、そのインク流路の断面を直径1mm以下の円を外
接円とする大きさに設定することにより、回復動作によ
って少量のインクを記録ヘッドから排出するだけで、そ
の少量のインクと共にインク流路内の気泡を確実に排出
して除去する。
【0027】本発明の請求項2に記載のインクジェット
カートリッジは、インク貯留部の外壁と流路形成部材と
の接合によってインク流路を形成可能とする。
【0028】本発明の請求項3に記載のインクジェット
カートリッジは、記録ヘッド、インク貯留部、およびイ
ンク流路のそれぞれを複数色のインクに対応して複数組
設けることによって、各色インクによるカラー記録を実
現する。
【0029】本発明の請求項4に記載のインクジェット
カートリッジは、複数のインク流路の長さを異ならせる
ことにより、短い長さのインク流路から順次インクを充
填させるように回復動作を行って、結果的に全てのイン
ク流路に確実にインクを充填させる。
【0030】本発明の請求項5に記載のインクジェット
カートリッジは、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変
換体を通電することによって、記録ヘッドからのインク
の吐出を制御する。
【0031】本発明の請求項6および7に記載のインク
ジェット記録装置は、請求項1,2,3,4または5に
記載のインクジェットカートリッジを備えた上、インク
流路中に圧力差を生じさせることによって、インク吐出
の回復動作を確実に行う。
【0032】本発明の請求項8に記載のインクジェット
記録装置は、インク流路の全長の90%以上の範囲に渡
って、そのインク流路の断面を直径1mm以下の円を外
接円とする大きさに設定することにより、回復動作によ
って少量のインクを記録ヘッドから排出するだけで、そ
の少量のインクと共にインク流路内の気泡を確実に排出
して除去する。
【0033】本発明の請求項9に記載のインクジェット
記録装置は、インク貯留部の外壁と流路形成部材との接
合によってインク流路を形成可能とする。
【0034】本発明の請求項10に記載のインクジェッ
ト記録装置は、インク吐出口からの吸引力を利用して、
インク流路中に圧力差を生じさせることによって、イン
ク吐出の回復動作を確実に行う。
【0035】本発明の請求項11に記載のインクジェッ
ト記録装置は、記録ヘッド、インク貯留部、およびイン
ク流路のそれぞれを複数色のインクに対応して複数組設
けることによって、各色インクによるカラー記録を実現
する。
【0036】本発明の請求項12に記載のインクジェッ
ト記録装置は、複数のインク流路の長さを異ならせるこ
とにより、短い長さのインク流路から順次インクを充填
させるように回復動作を行って、結果的に全てのインク
流路に確実にインクを充填させる。
【0037】本発明の請求項13に記載のインクジェッ
ト記録装置は、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換
体を通電することによって、記録ヘッドからのインクの
吐出を制御する。
【0038】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0039】(第1の実施例)本発明の第1の実施例の
インクジェットカートリッジを図6および図7に示す。
【0040】本例のインクジェットカートリッジ10
は、複数の記録ヘッドを一体的に有するマルチカラーイ
ンクジェット記録ユニットとして構成されており、イン
クジェット記録ヘッド11、および記録ヘッド11へ供
給するためのインクを貯留するインク貯留部としてのイ
ンク容器12との結合によってなる。記録ヘッド11お
よびインク容器12は、例えば、ブラック,イエロー,
マゼンタ,シアンの4色のインクに対応して4組ずつ設
けられている。
【0041】図7は、1組の記録ヘッド11とインク容
器12の断面図である。インク容器12内のスポンジな
どの吸収体13に保持されたインクは、フィルタ14を
通ることにより清浄化され、インク容器11の外壁15
に形成された第1のインク流路16に導入される。その
後、インクは、インクジェット記録ヘッド11内部の第
2のインク流路17、および第3のインク流路18を経
て液室19内に入り、さらにその液室19から複数の吐
出口20へ導かれる。本例の場合、第1から第3のイン
ク流路16,17,18の断面は、一部を除き、直径1
mm以下の円を外接円とする大きさとなっている。
【0042】このように構成されたインクジェットカー
トリッジ10は、前述した図1のインクジェットカート
リッジIJCと同様にインクジェット記録装置IJRA
に交換可能に装着されて使用に供される。
【0043】図8から図10は、本実施例のインクジェ
ットカートリッジ10と、インク流路16,17,18
の断面が直径1mm以上の円を外接円とする従来のイン
クジェットカートリッジ30との回復動作時の状況を比
較するための図である。これらの図において、(a)が
本例のインクジェットカートリッジ10、(b)が比較
対象としての従来のインクジェットカートリッジ30の
回復動作時の状況を示し、それらの回復動作は、図8,
図9,図10の順に進行する。
【0044】図8(a),(b)は、長期間の放置によ
って、インク中の溶存ガスが析出、あるいはインク流路
16,17,18の壁部から外気ガスが浸透した結果、
インク流路中に気泡B0 が発生して、それが浮力によっ
てフィルタ14の下方まで上昇して成長した状況を示
す。この状況では、記録ヘッド11へのインクの流れが
閉ざされ、インクを吐出して記録動作をすることができ
ない。
【0045】図9(a),(b)は、前述したキャップ
部材5022(図1参照)を用いて、吐出口20からイ
ンクを吸引して排出する回復動作の初期の状況を示す。
同図のように、急激にインクと気泡B0 を動かした瞬
間、気泡B0 は多量の細かい泡B1 に分解される。特
に、カラーインクでは表面張力が小さいため、非常に微
小な泡B1 が発生する。このような微小な泡B1 の多く
はインク流路の内壁に付着する。この状態のインク流路
が安定すれば、泡B1 による記録動作への影響は小さい
が、時間の経過と共に泡B1 同士が合体成長する結果、
記録動作に悪影響を与えることになる。そのため、イン
ク流路内壁に付着した泡B1 は速やかに取り除く必要が
ある。
【0046】図10(a),(b)は、インク流路の内
壁に付着した泡B1 を取り除くために、さらにインクを
吸引したときの様子を示す。比較例としての従来のイン
クジェットカートリッジ30におけるインク流路は、図
11(b)に示すように、その内壁に付着した泡B1
サイズよりはるかに大きく、吸引によって生じるインク
流は泡B1 をすり抜けてしまい、その泡B1 を取り除く
ためには多くのインクを吸引して排出しなければなら
ず、泡B1 の排出効率が極めて悪い。これに対し、本実
施例のインクジェットカートリッジ10の場合は、図1
1(a)に示すように、インク流路の内径が泡B1 のサ
イズに近く、少量のインク流でも泡B1 に大きさ圧力が
加わることになり、この結果、泡B1 は容易に下流に流
れ出して、図10(a)に示すように完全に排出除去さ
れる。
【0047】ところで、泡B1 の排出効果を高めるに
は、インク流路の内径をできるだけ小さくすればよい
が、本発明者の検討によれば、インク流路の断面が円形
の場合には内径が1mm以下、その断面が非円形の場合
には直径1mm以下の円を内接円とする大きさであれば
よいことが確認できた。また、このような条件はインク
流路の全長に渡る必要はなく、流路16,17,18に
よって形成される一連のインク流路、つまり流路16の
図7中の上端から流路18の図7中の左端までの間のイ
ンク流路において、その全長の90%以上あれば十分で
あった。したがって、インク流路16,17,18を形
成する部材のつなぎ部分の構造は比較的自由に設計でき
ることになる。
【0048】下表1は、断面円形のインク流路の内径を
変更して、回復動作による泡の除去の程度および記録動
作の安定性を確認した結果を示す。
【0049】
【表1】
【0050】(第2の実施例)図12および図13は、
本発明の第2の実施例を説明するための図である。
【0051】本例の場合は、インク貯留部としてのイン
ク容器11の外壁部に、流路形成部材11Aを超音波溶
着によって接合することにより、インク容器11と記録
ヘッド12との間に、4色のインクのそれぞれに対応す
る4つのインク流路を形成する。図13は、1つのイン
ク流路Lの構成を概念的に示すものであり、そのインク
流路Lの断面は、同図(b)に示すように、直径1mm
以下の円Cを外接円とする大きさに設定されている。本
例によれば、直径1mm以下の小さなインク流路を無理
なく形成することができ、その精度の信頼性も高く、ま
たインク流路の内面を滑らかにして、泡取りの効率も向
上させることもできる。
【0052】(第3の実施例)本実施例の場合は、図1
4および図15に示すように、前述した第2の実施例と
同様に、4色のインクのそれぞれに対応する4つのイン
ク流路を形成し、さらに、それらのインク流路の長さを
異ならせている。図15では、流路形成部材11Aによ
って形成される4つの流路部分に符号L1 ,L2 ,L
3 ,L4 を付している。
【0053】図16から図19は、本実施例のインクジ
ェットカートリッジ10と、4つのインク流路が同じ長
さのインクジェットカートリッジ50との回復動作時の
状況を比較するための図である。これらの図において、
(a)が本例のインクジェットカートリッジ10、
(b)が比較例としてのインクジェットカートリッジ5
0の回復動作の状況を示し、それらの回復動作は、図1
6,図17,図18,図19の順に進行する。なお、こ
れらの図においてPは、インク容器11の内部に連通す
るポートを示し、また比較例としてのインクジェットカ
ートリッジ50において、流路形成体11Aによって形
成される4つの流路部分に符号L11,L12,L13,L14
を付している。
【0054】図16(a),(b)は、回復動作を行う
前の各インク流路に起こり得る状態であり、これらの図
のように、インクIはほとんどインク流路内に存在しな
い。このような状況としては、例えば、非常に長い時間
に渡って保存状態にあったり、インク吐出口の開口部に
おけるインクのインクメニスカスが振動などで壊れてイ
ンクがインク容器11内に戻ってしまった場合が想定で
きる。
【0055】図17(a),(b)は、このようなイン
ク流路に対して、1回目の回復動作を行ったときの状況
を示す。通常、1回目の回復動作時におけるインク吸引
量は少なめに設定されている。図17(b)の比較例に
おけるインク流路では、各色のインクIが各インク流路
へ均等に流れ、その結果、各インク流路中におけるイン
クIの流量が少なく、インクIの流れが途中で止まり、
同時に発生する泡B2は排出されない。そのため、図1
8(b)のように、1回目の回復動作が終了してインク
の吸引が止まったときに、インク流路内のインクIがポ
ートPからインク容器11内に戻ってしまうことにな
る。一方、本例のインクジェットカートリッジ10の場
合には、図17(a)に示すように、1回目の回復動作
によって、比較的短いインク流路内にインクIが完全に
充填される。そして、それらのインクIは、インク吐出
口におけるメニスカスにより保持されるため、図18
(a)のように、1回目の回復動作が終了してインクの
吸引が止まったとしてもインク容器11内に戻されるこ
とはない。
【0056】図19(a),(b)は、2回目の回復動
作を行った後の状況を示し、同図(b)の比較例のもの
の場合には、前述した図18(b)の状況とほとんど同
じであり、インクIの充填は達成されない。一方、図1
9(a)の本例のものの場合、2回目の回復動作時に
は、インクIが充填されていないインク流路の数が1回
目の回復動作時よりも少なくなっており、しかもインク
Iが充填されているインク流路中のインクの流動抵抗は
他のインク流路中の流動抵抗よりも極端に大きくなるた
め、インクが充填されていないインク流路に対して、集
中的に対応するインクが吸引されて充填されることにな
る。したがって、2回目,3回目,…と回復動作を繰り
返すことによって、全てのインク流路にインクが完全に
充填されることになる。
【0057】したがって、本実施例の場合、インク流路
の堆積は以下の関係を満足する必要がある。
【0058】
【数1】ΣV=V1 +V2 +V3 +…Vn (V1 <V2
<V3 <…Vn ) ならば ΣV/n<P かつ Vm+1 −Vm <P (m=1〜(n−1)) ただし、V1 <Pであること。
【0059】n:流路数、 Vn :n番目インク流路の体積、 P:1回の回復動作当たりの吸引量。
【0060】(その他)なお、上記各実施例は、インク
ジェット記録装置に交換可能に装填されるインクジェッ
トカートリッジとしての構成例であるが、本発明は、こ
のようなインクジェットカートリッジが装着されるイン
クジェット記録装置、およびインクジェットカートリッ
ジを構成するインク容器11と記録ヘッド12を個別に
装着したインクジェット記録装置を含むものである。
【0061】また、記録ヘッド12からインクを吐出さ
せるための手段としては、例えば、インク吐出口のそれ
ぞれに対応する電気熱変換体を用いることができる。こ
の電気熱変換体は、通電時に発生する熱エネルギーによ
ってインクを膜沸騰させ、それによって生じるインク中
の気泡によりインク吐出口からインク液滴を吐出させ
る。
【0062】さらに、回復動作は、インク吐出口からの
吸引の他、インク流路の上流側からの加圧によって、イ
ンク流路中にインクを充填することもできる。要は、圧
力差を利用して、インク流路内に残存する気泡と共にイ
ンクを記録ヘッド12のインク吐出口から排出できれば
よい。
【0063】
【発明の効果】本発明の請求項1に記載のインクジェッ
トカートリッジは、インク流路の全長の90%以上の範
囲に渡って、そのインク流路の断面を直径1mm以下の
円を外接円とする大きさに設定した構成であるから、回
復動作によって少量のインクを記録ヘッドから排出する
だけで、その少量のインクと共にインク流路内の気泡を
確実に排出して除去することができ、この結果、ランニ
ングコストを抑えた上、回復動作の信頼性を高めること
ができる。
【0064】本発明の請求項2に記載のインクジェット
カートリッジは、インク貯留部の外壁と流路形成部材と
の接合によってインク流路を形成するため、そのインク
流路を簡易にかつ高精度に形成することができ、しかも
インク流路の内面を滑らかにして気泡の除去効率を向上
させることもできる。
【0065】本発明の請求項3に記載のインクジェット
カートリッジは、記録ヘッド、インク貯留部、およびイ
ンク流路のそれぞれを複数色のインクに対応して複数組
設けることによって、各色インクによるカラー記録を実
現することができる。
【0066】本発明の請求項4に記載のインクジェット
カートリッジは、複数のインク流路の長さを異ならせる
ことにより、短い長さのインク流路から順次インクを充
填させるように回復動作を行って、結果的に全てのイン
ク流路に確実にインクを充填させることができる。
【0067】本発明の請求項5に記載のインクジェット
カートリッジは、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変
換体を通電することによって、記録ヘッドからのインク
の吐出を制御することができる。
【0068】本発明の請求項6および7に記載のインク
ジェット記録装置は、請求項1,2,3,4または5に
記載のインクジェットカートリッジを備えた上、インク
流路中に圧力差を生じさせることによって、インク吐出
の回復動作を確実に行うことができる。
【0069】本発明の請求項8に記載のインクジェット
記録装置は、インク流路の全長の90%以上の範囲に渡
って、そのインク流路の断面を直径1mm以下の円を外
接円とする大きさに設定することにより、回復動作によ
って少量のインクを記録ヘッドから排出するだけで、そ
の少量のインクと共にインク流路内の気泡を確実に排出
して除去することができ、この結果、ランニングコスト
を抑えた上、回復動作の信頼性を高めることができる。
【0070】本発明の請求項9に記載のインクジェット
記録装置は、インク貯留部の外壁と流路形成部材との接
合によってインク流路を形成するため、そのインク流路
を簡易にかつ高精度に形成することができ、しかもイン
ク流路の内面を滑らかにして気泡の除去効率を向上させ
ることもできる。
【0071】本発明の請求項10に記載のインクジェッ
ト記録装置は、インク吐出口からの吸引力を利用して、
インク流路中に圧力差を生じさせることによって、イン
ク吐出の回復動作を確実に行うことができる。
【0072】本発明の請求項11に記載のインクジェッ
ト記録装置は、記録ヘッド、インク貯留部、およびイン
ク流路のそれぞれを複数色のインクに対応して複数組設
けることによって、各色インクによるカラー記録を実現
することができる。
【0073】本発明の請求項12に記載のインクジェッ
ト記録装置は、複数のインク流路の長さを異ならせるこ
とにより、短い長さのインク流路から順次インクを充填
させるように回復動作を行って、結果的に全てのインク
流路に確実にインクを充填させることができる。
【0074】本発明の請求項13に記載のインクジェッ
ト記録装置は、インクに膜沸騰を生じさせる電気熱変換
体を通電することによって、記録ヘッドからのインクの
吐出を制御することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】インクジェット記録装置の一構成例を示す概略
斜視図である。
【図2】インクジェット記録装置の他の構成例を示す分
解斜視図である。
【図3】図2に示す記録ヘッドユニットの拡大斜視図で
ある。
【図4】図2に示す記録ヘッドユニットの分解斜視図で
ある。
【図5】マルチカラーインクジェット記録ヘッドの斜視
図である。
【図6】本発明の第1実施例のインクジェットカートリ
ッジの分解斜視図である。
【図7】図6に示すインクジェットカートリッジの要部
の拡大断面図である。
【図8】図6に示すインクジェットカートリッジとその
比較例の回復動作開始前の状況を説明するための要部の
拡大断面図である。
【図9】図6に示すインクジェットカートリッジとのそ
の比較例の回復動作開始直後の状況を説明するための要
部の拡大断面図である。
【図10】図6に示すインクジェットカートリッジとそ
の比較例の回復動作終了時点の状況を説明するための要
部の拡大断面図である。
【図11】図6に示すインクジェットカートリッジとそ
の比較例の回復動作時の状況を説明するためのインク流
路の拡大断面図である。
【図12】本発明の第2の実施例のインクジェットカー
トリッジの分解斜視図である。
【図13】図12のインクジェットカートリッジにおけ
るインク流路の1つの構成を概念的に説明するための断
面図である。
【図14】本発明の第3の実施例のインクジェットカー
トリッジの分解斜視図である。
【図15】図14に示す流路形成部材の平面図である。
【図16】図14に示すインクジェットカートリッジと
その比較例の回復動作開始前の状況を説明するための要
部の拡大断面図である。
【図17】図14に示すインクジェットカートリッジと
その比較例の1回目の回復動作時の状況を説明するため
の要部の拡大断面図である。
【図18】図14に示すインクジェットカートリッジと
その比較例の1回目の回復動作終了直後の状況を説明す
るための要部の拡大断面図である。
【図19】図14に示すインクジェットカートリッジと
その比較例の2回目の回復動作時の状況を説明するため
の要部の拡大断面図である。
【符号の説明】
10 インクジェットカートリッジ 11 インク容器(インク貯留部) 12 インクジェット記録ヘッド 16,17,18 インク流路 IJRA インクジェット記録装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B41J 2/18 2/185 B41J 3/04 102 Z 102 R (72)発明者 浜崎 雄司 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 宮川 昌士 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内 (72)発明者 竹之内 雅典 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクを吐出可能なインクジェット記録
    ヘッドと、前記インクを貯留するインク貯留部と、前記
    貯留部に貯留されたインクを前記記録ヘッドに供給する
    インク流路とを有するインクジェットカートリッジにお
    いて、 前記インク流路の断面は、その全長の90%以上の範囲
    が直径1mm以下の円を外接円とする大きさであること
    を特徴とするインクジェットカートリッジ。
  2. 【請求項2】 前記インク流路は、前記貯留部の外壁
    と、該外壁に接合される流路形成部材との間に形成され
    ていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェッ
    トカートリッジ。
  3. 【請求項3】 前記記録ヘッド、インク貯留部、および
    インク流路は、それぞれ複数色のインクに対応して複数
    ずつ設けられていることを特徴とする請求項1または2
    に記載のインクジェットカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記複数のインク流路は、異なる長さに
    設定されていることを特徴とする請求項3に記載のイン
    クジェットカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記記録ヘッドは、インクを吐出するた
    めに利用されるエネルギーとして前記インクに膜沸騰を
    生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有す
    ることを特徴とする請求項1,2,3または4に記載の
    インクジェットカートリッジ。
  6. 【請求項6】 請求項1,2,3,4または5に記載の
    インクジェットカートリッジと、 前記記録ヘッドと被記録媒体とを相対移動させる手段
    と、 前記インク流路中のインクに圧力差を生じさせて前記記
    録ヘッドから前記インクを排出させる吐出回復手段とを
    備えたことを特徴とするインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 前記吐出回復手段は、前記記録ヘッドの
    インク吐出口から前記インク流路内のインクを吸引する
    ものであることを特徴とする請求項6に記載のインクジ
    ェット記録装置。
  8. 【請求項8】 インクを吐出可能なインクジェット記録
    ヘッドと、 前記インクを貯留するインク貯留部と、 前記インク貯留部に貯留されたインクを前記記録ヘッド
    に供給するインク流路と、 前記記録ヘッドと被記録媒体とを相対移動させる手段
    と、 前記インク流路中のインクに圧力差を生じさせて前記記
    録ヘッドから前記インクを排出させる吐出回復手段とを
    備えてなり、 前記インク流路の断面は、その全長の90%以上の範囲
    が直径1mm以下の円を外接円とする大きさであること
    を特徴とするインクジェット記録装置。
  9. 【請求項9】 前記インク流路は、前記貯留部の外壁
    と、該外壁に接合される流路形成部材との間に形成され
    ていることを特徴とする請求項8に記載のインクジェッ
    ト記録装置。
  10. 【請求項10】 前記吐出回復手段は、前記記録ヘッド
    のインク吐出口から前記インク流路内のインクを吸引す
    るものであることを特徴とする請求項8または9に記載
    のインクジェット記録装置。
  11. 【請求項11】 前記記録ヘッド、インク貯留部、およ
    びインク流路は、それぞれ複数色のインクに対応して複
    数ずつ設けられていることを特徴とする請求項8,9ま
    たは10に記載のインクジェット記録装置。
  12. 【請求項12】 前記複数のインク流路は、異なる長さ
    に設定されていることを特徴とする請求項11に記載の
    インクジェット記録装置。
  13. 【請求項13】 前記記録ヘッドは、インクを吐出する
    ために利用されるエネルギーとして前記インクに膜沸騰
    を生じさせる熱エネルギーを発生する電気熱変換体を有
    することを特徴とする請求項8,9,10,11または
    12に記載のインクジェット記録装置。
JP19973994A 1994-08-24 1994-08-24 インクジェットカートリッジおよびインクジェット記録装置 Pending JPH0858095A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5969738A (en) * 1995-12-28 1999-10-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet printer and ink jet recording unit
US6715855B2 (en) 2001-05-23 2004-04-06 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet recording device and bubble removing method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5969738A (en) * 1995-12-28 1999-10-19 Fuji Xerox Co., Ltd. Ink jet printer and ink jet recording unit
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