JPH0859577A - 2−アミノ−2−アリールエタノールおよび新規中間体の製造法 - Google Patents

2−アミノ−2−アリールエタノールおよび新規中間体の製造法

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JPH0859577A
JPH0859577A JP7221021A JP22102195A JPH0859577A JP H0859577 A JPH0859577 A JP H0859577A JP 7221021 A JP7221021 A JP 7221021A JP 22102195 A JP22102195 A JP 22102195A JP H0859577 A JPH0859577 A JP H0859577A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 2−アミノ−2アリールエタノールの新規製
造法および新規中間体の提供。 【解決手段】 式(II) 【化1】 Arは、非置換または置換アリールを表す、の化合物
を、ラニーニッケルまたはラニーコバルトを用いて接触
水素化する2−アミノ−2−アリールエタノール類の製
造法および関連の新規中間体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は新規2-アミノ-2-ア
リールエタノールおよびその製造のための新規中間体の
製造法に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】2-アミ
ノ-2-アリールエタノールおよびその誘導体は、置換芳
香族アミノ酸あるいはそのエステルあるいはオキシムエ
ーテルあるいはヒドロキシオキシムを、NaBH4/BF3また
はLiAlH4のような複合金属水素化物により還元すること
により相応じて得られることが知られている(例えば欧
州特許出願公開第322982号明細書、Z.Anorg.Allg.Chemi
e. 1970,376,296-302、またはComprehensive Organic S
ynthesis 第8巻、第64ff頁に注意されたい)。しかし一
方ではこれらの金属水素化物は高価であり、そして他方
では反応にはかなり安全性に対する出費を要するので、
これらを工業的に使用する可能性には限界がある。
【0003】さらに特定のアミン類はロジウム触媒また
はパラジウム触媒のような貴金属触媒を、酢酸、硫酸ま
たは塩酸のような酸の存在または不存在下で使用して得
ることができることが知られている(例えばJ.Org.Che
m.27,2209,1962;J.Org.Chem.28,2797,1963;J.Org.Chem.
48,2520(1983)に注意されたい)。しかし、これらの方
法にはそれらを制限なしには使用できないという不利が
ある。例えば触媒としてロジウムを使用して2-インダノ
ンオキシムを対応するアミンに還元することは成功しな
い(Houben-Weyl、Methoden der Organischen Chemie[Me
thods of OrganicChemistry]ゲオルグ チーメ 出版、シ
ュトゥッツガルド(Georg Thieme Verlag,Stuttgart)、
第IV巻、1c、第251-252頁に注意されたい)。例えばハ
ロゲンはハロゲン−置換芳香族から還元的に除去される
ので、いずれのパラジウム触媒も例外なく使用できな
い。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、(1)式
(I)
【0005】
【化6】
【0006】式中、Arはそれぞれが非置換、あるいは
同一または異なりモノ置換からペンタ置換されたアリー
ルまたはヘトアリールを表し、その置換基には次のもの
を挙げることができる:ハロゲン、アルキル、ハロゲノ
アルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、非置換ま
たは置換シクロアルキルオキシまたは非置換または置換
フェニルの2-アミノ-2-アリールエタノールの製造法で
あって、式(II)
【0007】
【化7】
【0008】式中、Arは上記意味を有する、のα−ヒ
ドロキシケトオキシムをラニーニッケルまたはラニーコ
バルトを使用して希釈剤および塩基の存在下で接触水素
化することを含んで成る方法に関し、(2)式(Ia)
【0009】
【化8】
【0010】式中、Rは基
【0011】
【化9】
【0012】式中、Xはハロゲン、アルキルまたはアル
コキシを表し、Yはハロゲノアルコキシまたはハロゲン
−置換シクロアルキルオキシを表し、mは0、1または
2の数を表し、そしてnは1または2の数を表す、の新
規2-アミノ-2-アリールエタノールに関し、(3)式(I
Ia)
【0013】
【化10】
【0014】式中、Ar1はそれぞれが同一または異な
りモノ置換からペンタ置換されたアリールまたはヘトア
リールを表し、その置換基は次のものを挙げることがで
きる:ハロゲン、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロ
ゲノアルコキシ、非置換または置換シクロアルコキシあ
るいは同一または異なりモノ置換からペンタ置換された
フェニル、の新規α-ヒドロキシケトオキシムに関し、化
合物1-(4-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ−エタノン
オキシムおよび1-(5-ブロモ-2-チエニル)-2-ヒドロキシ
−エタノンオキシムを除く(Khimiya iTekhnol,Element
oorg.Poluproduktov i Polimerov,Volgograd(1984)20-
4,:from Ref Zh.,Khim,1985,Abstr.No.9Zh241;Huaxue X
uebao(1983),41(4),380-4,CODEN:HHHPA4;ISSN:0567-735
1)。ケトオキシムの接触水素化および白金触媒またはラ
ニーニッケル触媒ヒドロキシアミン類の使用ということ
になるのは周知なので、式(I)の2-アミノ-2-アリー
ルエタノールが本発明の方法(I)により極めて良好な
収量で、かつ高純度で得られることは大変驚くべきこと
である[Houben-Weyl,Methoden der Organischen Chemi
e[Methods of Organic Chemistry]、ゲオルグ チーメ
出版、シュトゥッツガルド、第IV巻、1c、第1部、第251
頁;JACS,59,715(1937)およびChem.Ber.88,38(195
5)]。本発明の上記(1)下での式(I)の2-アミノ-2
-アリールエタノールの製造法は、対照的に、広い範囲
に応用でき、すなわち本技術の価値を高めることを示
す。
【0015】本発明の方法により、好ましくは式(I) 式中Arはそれぞれの場合で同一または異なりモノ置換
からペンタ置換されたフェニル、あるいはそれぞれの場
合で同一または異なりモノ置換からトリ置換されたチエ
ニル、ピリジルまたはピリミジニルを表し、ここで各々
の場合に置換基として次のものを挙げることができる:
フッ素、塩素、臭素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロ
ゲノアルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロゲノ
アルコキシ、非置換またはハロゲンもしくはC1−C6
ルキルで置換されたC3−C6シクロアルキルオキシ、な
らびに非置換または同一もしくは異なりフッ素、塩素、
臭素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロゲノアルキル、
1−C6アルコキシ、C1−C6ハロゲノアルコキシまた
は非置換またはハロゲンもしくはC1−C6アルキルによ
り置換されたC3−C6シクロアルキルオキシによりモノ
置換からペンタ置換されたフェニル、の化合物が製造さ
れる。
【0016】本発明の方法により、特に好ましくは式
(I) 式中Arはそれぞれの場合で同一または異なりモノ置換
からトリ置換されたフェニル、チエニル、ピリジルまた
はピリミジニルを表し、ここで各々の場合に置換基とし
て次のものを挙げることができる:フッ素、塩素、臭
素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲノアルキル、C
1−C4アルコキシ、C1−C4ハロゲノアルコキシ、非置
換またはハロゲンで置換されたC3−C6シクロアルキル
オキシ、ならびに非置換または同一もしくは異なりフッ
素、塩素、臭素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲノ
アルキル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロゲノアル
コキシあるいは非置換またはハロゲンにより置換された
3−C6シクロアルキルオキシによりモノ置換からトリ
置換されたフェニル、の化合物が製造される。
【0017】本発明の方法により、さらにいっそう好ま
しくは式(I) 式中Arは同一または異なりモノ置換またはジ置換され
たフェニルを表し、ここで置換基として次のものを挙げ
ることができる:フッ素、塩素、臭素、非置換またはフ
ッ素および/もしくは塩素により置換されたC1−C4
ルキル、非置換またはフッ素および/もしくは塩素によ
り置換されたC1−C4アルコキシ、非置換またはフッ素
および/もしくは塩素によりモノまたはポリ置換された
3−C6シクロアルキルオキシ、ならびに非置換または
同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭素、非置換または
フッ素および/もしくは塩素により置換されたC1−C4
アルキル、非置換またはフッ素および/もしくは塩素に
より置換されたC1−C4アルコキシ、あるいは非置換ま
たはフッ素および/もしくは塩素によりモノまたはポリ
置換されたC3−C6シクロアルキルオキシによりモノ置
換またはジ置換されたフェニル、の化合物が製造され
る。
【0018】一般的な基の定義または上記に掲げられた
好適な範囲に特定された基の定義は、式(I)の最終生
成物および製造に必要な対応する出発物質および/また
は中間体の両方に適用される。
【0019】これらの基の定義はそれぞれの範囲および
好適範囲の間で、どのようにも一緒に組み合わせること
ができる。例えば4-ジフルオロメトキシ-ω-ヒドロキシ
-アセトフェノンが出発物質ならば、水素およびラニー
ニッケルを触媒として使用し、そして本発明の方法の反
応経路は以下の式により描くことができる:
【0020】
【化11】
【0021】本発明の(I)の下で特定される式(I)
の化合物の製造に出発物質として使用するα-ヒドロキ
シケトオキシムは、一般的に式(II)の式に定義され
る。式(II)において、Arは好ましくは、または特に
好ましくは、すでに式(I)の化合物のArの記載に関
して好ましい、または特に好ましいと特定した上記のも
のを表す。
【0022】いくつかの式(II)のα-ヒドロキシケト
オキシムは周知である(例えばJ.Chem.Technol.Biotech
nol.,54(1),19-26,1992に注意されたい)。
【0023】しかし未だに未知であり、同様に本発明の
主題であるのは上記(3)の下で、かつ式(IIa)に定
義されるα-ヒドロキシケトオキシムである。
【0024】Ar1は好ましくは同一または異なりモノ
置換からペンタ置換されたフェニル、またはそれぞれの
場合で同一または異なりモノ置換からトリ置換されたチ
エニル、ピリジルまたはピリミジニルを表し、ここで置
換基として次のものを挙げることができる:フッ素、塩
素、臭素、C2−C6アルコキシ、C1−C6ハロゲノアル
コキシ、非置換またはハロゲンもしくはC1−C6アルキ
ルで置換されたC3−C6シクロアルキルオキシ、ならび
に非置換または同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭
素、C1−C6アルキル、C1−C6アルコキシ、C1−C6
ハロゲノアルコキシあるいは非置換またはハロゲンもし
くはC1−C6アルキルにより置換されたC3−C6シクロ
アルキルオキシによりモノ置換からペンタ置換されたフ
ェニル、を表す。
【0025】Ar1は特に好ましくはそれぞれの場合で
同一または異なりモノ置換からトリ置換されたフェニ
ル、チエニル、ピリジルまたはピリミジニルを表し、こ
こで置換基として次のものを挙げることができる:フッ
素、塩素、臭素、C2−C4アルコキシ、C1−C4ハロゲ
ノアルコキシ、非置換またはハロゲンで置換されたC3
−C6シクロアルキルオキシならびに同一もしくは異な
りフッ素、塩素、臭素、C1−C4アルキル、C1−C4
ルコキシ、C1−C4ハロゲノアルコキシもしくは非置換
またはハロゲンにより置換されたC3−C6シクロアルキ
ルオキシによりモノ置換からトリ置換されたフェニル、
を表す。
【0026】Ar1はさらにいっそう好ましくは同一ま
たは異なりモノ置換またはジ置換されたフェニルを表
し、ここで置換基として次のものを挙げることができ
る:フッ素、塩素、臭素、C2−C4アルコキシ、フッ素
および/もしくは塩素により置換されたC1−C4アルコ
キシ、非置換またはフッ素および/もしくは塩素により
モノ置換またはポリ置換されたC3−C6シクロアルキル
オキシ、ならびに同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭
素、C1−C4アルキル、非置換あるいはフッ素および/
もしくは塩素により置換されたC1−C4アルコキシ、ま
たは非置換またはフッ素および/もしくは塩素によりモ
ノもしくはポリ置換されたC3−C6シクロアルキルオキ
シによりモノ置換またはジ置換されたフェニル、を表
す。
【0027】化合物1-(4-メトキシフェニル)-2-ヒドロ
キシ−エタノンオキシムおよび1-(5-ブロモ-2-チエニ
ル)-2-ヒドロキシ-エタノンオキシム(Khimiya i Tekhn
ol,Elementoorg.Poluproduktov i Polimerov,Volgograd
(1984)20-4,from:Ref Zh.,Khim,1985,Abstr.No.9Zh241;
Huaxue Xuebao(1983),41(4),380-4,CODEN:HHHPA4;ISSN:
0567-7351)はこれらの定義から除外する。 式(II)の既知の、そして新規化合物は一般的に周知の
方法により従来の様式で対応するω-ヒドロキシケトン
類およびヒドロキシアミン塩酸塩から得ることができる
(製造例に注意されたい)。
【0028】ω-ヒドロキシケトン類は例えば、対応す
るω-クロロケトン類(これは次に例えば置換ベンゼン
類を塩化アンモニウムの存在下で塩化クロロアセチルを
使用するフリーデル−クラフト アシル化により得るこ
とができる)をギ酸塩と反応させることにより得る(製
造例に注意されたい)。(1)に記載された方法はラニ
ーニッケルまたはラニーコバルトの存在下で行う。これ
らは良く知られた触媒であり、例えばHouben-Weyl,Meth
oden der Organischen Chemie[Methods of Organic Che
mistry]ゲオルグ チーメ 出版、シュトゥッツガルド、
第4/1c巻、(還元)第18ff頁に記載されている。
【0029】(1)に記載された本発明の方法は好まし
くは希釈剤の存在下で行われる。
【0030】有用な希釈剤は反応条件下で不活性なすべ
ての慣習的な有機溶媒である。これらにはメタノール、
エタノール、n-プロパノール、イソ-プロパノール、n-
ブタノールまたはイソ−ブタノールのようなアルコール
類;ベンゼン、トルエン、キシレン、ヘキサン、クロロ
ヘキサンのような炭化水素、またはジエチルエーテル、
ジイソプロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテ
ル、tert-アミルメチルエーテル、1,2-ジメトキシエタ
ン、テトラヒドロフランおよびジオキサンのようなエー
テル類が含まれる。
【0031】しかし、反応条件では水と上記の希釈剤と
の混合物を使用することも有利でありうる。
【0032】本発明の方法が(1)に記載された方法に
より行われるとき、反応温度は比較的広い範囲で可変で
ある。一般的には温度は15℃から180℃の間、好ましく
は30℃から120℃の間が使用される。
【0033】(1)に記載された本発明の方法は水素の
存在下で、かつ一般的には加圧下で行われ、その水素圧
は1から150barの間、好ましくは15から100barの間であ
る。(1)に記載された本発明の方法は塩基性の反応条
件下で、好ましくはアンモニアの存在下で行われる。こ
れは適当であるならばガスまたは液体状態で使用でき
る。
【0034】例えば1molの式(II)のα-ヒドロキシケ
トオキシムあたり、1から100当量の、好ましくは5から5
0当量のアンモニアおよび1から150重量パーセント、好
ましくは10から60重量パーセントのラニーニッケルまた
はラニーコバルトを使用する。
【0035】操作は従来法により進めることができ、例
えば結晶を濾過し、そして減圧下で溶媒を除去する。こ
のようにして得た粗生成物を再結晶またはクロマトグラ
フィーにより精製することができる。アミノアルコール
類もその塩(例えば塩酸塩)を形成することにより精製
することができる。
【0036】(2)に記載した2-アミノ-2-アリールエ
タノールは一般的に式(Ia)により定義される。この
式に関し、次のように適用する;M=2またはn=2な
らば、基XまたはYはそれぞれ同一または異なることが
できる。
【0037】式(Ia)の基Rにおいて、Xは好ましく
はフッ素、塩素、臭素、C1−C4アルキルまたはC1
4アルコキシを表し、Yは好ましくはC1−C4ハロゲ
ノアルコキシまたはハロゲン−置換C3−C6シクロアル
コキシを表しnは好ましくは1の数を表し、そしてmは
好ましくは0または1を表す。
【0038】式(Ia)の化合物で特に好ましのは、R
が基
【0039】
【化12】
【0040】式中、Yがフッ素-および/または塩素-置
換C1−C4アルコキシまたはフッ素-および/または塩
素-置換C3−C6シクロアルコキシを表し、そしてnが1
の数を表す、を表すものである。
【0041】式(Ia)の化合物でさらにいっそう好ま
しのは、Rが基
【0042】
【化13】
【0043】式中、Yが以下の基
【0044】
【化14】
【0045】を表し、そしてnが1の数を表す、を表す
ものである。
【0046】式(Ia)の2-アミノ-2-アリールエタノ
ールは新規であり、そして本発明の主題である。それら
は本発明の(1)の方法により得ることができる。
【0047】本発明により製造される式(Ia)の2-ア
ミノ-2-アリールエタノールは殺虫剤の製造用の出発物
質として使用できる(欧州特許出願公開第432661号明細
書に注意されたい)。
【0048】
【実施例】製造例 実施例1
【0049】
【化15】
【0050】9.8g(0.045mol)の2-ヒドロキシ-1-(4-ジフ
ルオロメトキシ-フェニル)-エタノンオキシム(100mlの
メタノール、25mlのアンモニア水溶液および5gのラニー
ニッケル中)を、50℃および60-70barの水素圧にてこれ
以上水素が吸収されなくなるまで水素化した。混合物を
冷却した後、この圧を解除し、濾過そして溶媒を減圧下
で除去した。ゆっくりと結晶化する暗い油状物が残っ
た。
【0051】純度が99%より高く(ガスクロマトグラフ
ィーによる)、そして融点が54-57℃である7.8g(理論値
の84.5%)の2-アミノ-2-(4-ジフルオロメトキシフェニ
ル)-エタノールを得た。
【0052】同様に、そして製造の一般的な詳述に従
い、以下の表1の式(I)の化合物を得た:
【0053】
【化16】
【0054】
【表1】
【0055】出発物質の製造 実施例(II−1)
【0056】
【化17】
【0057】5.9g(0.02mol)の4-トリフルオロメトキシ
フェニル-ω-ヒドロキシアセトフェノンを50mlのジメト
キシエタン中に入れ、5mlの水を加え、次いで2.1g(0.02
5mol)の酢酸ナトリウムおよび1.7g(0.025mol)のヒドロ
キシアミン塩酸塩を加え、そして混合物を12時間、室温
で撹拌した。混合物を氷水中に注ぎ、濾過した。
【0058】収量:5.9g(理論値の88%)融点150-157
℃(E/Z:25:75) 実施例II−1に準じ、そして製造の一般的な詳述に従
い、以下の表2の式(II)の化合物を得た:
【0059】
【化18】
【0060】
【表2】
【0061】ω-ヒドロキシアセトフェノンの製造例
【0062】
【化19】
【0063】6.75g(0.0215mol)の4-トリフルオロメトキ
シフェニル-ω-クロロアセトフェノンをエタノール/水
中に懸濁し、そして9.2g(0.1358mol)のギ酸ナトリウ
ムを加えた。混合物を12時間沸騰加熱し、エタノールを
実質的に蒸留させ、そして混合物を水で希釈し、そして
濾過した。
【0064】6.5gのベージュ色結晶(理論値の90%)が
得られ、その融点は165℃であった。
【0065】ω-クロロアセトフェノンの製造例
【0066】
【化20】
【0067】7g(0.0525mol)の塩化アンモニウムを50ml
の1,2-ジクロロエタンに入れた。5.9g(0.0525mol)の
塩化クロロアセチルを5から10℃て滴下し、そして次に1
1.9g(0.05mol)の4-トリフルオロメトキシビフェニルを
数部で、-10℃にて加えた。混合物をさらに12時間、室
温で撹拌し、反応混合物を氷水に注ぎ、そして酢酸エチ
ルで抽出した。有機相を分離し、重炭酸ナトリウム溶液
で1回、水で2回洗浄し、乾燥そして濃縮した。
【0068】シリカゲルカラム(移動相:塩化メチレン)
で精製した14.3gの粗生成物を得た。6.85gの明るいベー
ジュ色の結晶が得られ、その融点は74-76℃であった。
収量:理論値の38.5%。
【0069】本発明の特徴および主な態様は次の通りで
ある。
【0070】1.式(I)
【0071】
【化21】
【0072】式中、Arはそれぞれが非置換、あるいは
同一または異なりモノ置換からペンタ置換されたアリー
ルまたはヘトアリールを表し、その置換基には次の、ハ
ロゲン、アルキル、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハ
ロゲノアルコキシ、非置換または置換シクロアルキルオ
キシまたは非置換または置換フェニルを挙げることがで
きる:の2-アミノ-2-アリールエタノールの製造法であ
って式(II)
【0073】
【化22】
【0074】式中、Arは上記意味を有する、の化合物
をラニーニッケルまたはラニーコバルトを使用して希釈
剤および塩基の存在下で接触水素化することを含んで成
る方法。
【0075】2.Arがそれぞれの場合で同一または異
なりモノ置換からペンタ置換されたフェニル、あるいは
それぞれの場合で同一または異なりモノ置換からトリ置
換されたチエニル、ピリジルまたはピリミジニルを表
し、ここで各々の場合に置換基として次の、フッ素、塩
素、臭素、C1−C6アルキル、C1−C6ハロゲノアルキ
ル、C1−C6アルコキシ、C1−C6ハロゲノアルコキ
シ、非置換またはハロゲンもしくはC1−C6アルキルで
置換されたC3−C6シクロアルキルオキシ、ならに非置
換または同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭素、C1
−C6アルキル、C1−C6ハロゲノアルキル、C1−C6
アルコキシ、C1−C6ハロゲノアルコキシまたは非置換
またはハロゲンもしくはC1−C6アルキルにより置換さ
れたC3−C6シクロアルキルオキシによりモノ置換から
ペンタ置換されたフェニルを挙げることができる、上記
1記載の式(I)の化合物が製造法。
【0076】3.Arがそれぞれの場合で同一または異
なりモノ置換からトリ置換されたフェニル、チエニル、
ピリジルまたはピリミジニルを表し、ここで各々の場合
に置換基として以下の、フッ素、塩素、臭素、C1−C4
アルキル、C1−C4ハロゲノアルキル、C1−C4アルコ
キシ、C1−C4ハロゲノアルコキシ、非置換またはハロ
ゲンで置換されたC3−C6シクロアルキルオキシ、なら
びに非置換または同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭
素、C1−C4アルキル、C1−C4ハロゲノアルキル、C
1−C4アルコキシ、C1−C4ハロゲノアルコキシあるい
は非置換またはハロゲンにより置換されたC3−C6シク
ロアルキルオキシによりモノ置換からトリ置換されたフ
ェニルを挙げることができる、上記1記載の式(I)の
化合物が製造法。
【0077】4.Arが同一または異なりモノ置換また
はジ置換されたフェニルを表し、ここで置換基として次
の、フッ素、塩素、臭素、非置換またはフッ素および/
もしくは塩素により置換されたC1−C4アルキル、非置
換またはフッ素および/もしくは塩素により置換された
1−C4アルコキシ、非置換またはフッ素および/もし
くは塩素によりモノまたはポリ置換されたC3−C6シク
ロアルキルオキシ、ならびに非置換または同一もしくは
異なりフッ素、塩素、臭素、非置換またはフッ素および
/もしくは塩素により置換されたC1−C4アルキル、非
置換またはフッ素および/もしくは塩素により置換され
たC1−C4アルコキシ、あるいは非置換またはフッ素お
よび/もしくは塩素によりモノまたはポリ置換されたC
3−C6シクロアルキルオキシによりモノ置換またはジ置
換されたフェニルを挙げることができる、上記1記載の
式(I)の化合物が製造法。
【0078】5.式(Ia)
【0079】
【化23】
【0080】式中、Rは基
【0081】
【化24】
【0082】を表し、ここで、Xはハロゲン、アルキル
またはアルコキシを表し、Yはハロゲノアルコキシまた
はハロゲン−置換シクロアルキルオキシを表し、mは
0、1または2の数を表し、そしてnは1または2の数
を表す、の化合物。
【0083】6.Xがフッ素、塩素、臭素、C1−C4
ルキルまたはC1−C4アルコキシを表し、YがC1−C4
ハロゲノアルコキシまたはハロゲン−置換C3−C6シク
ロアルコキシを表しnが1の数を表し、そしてmが0ま
たは1を表す、上記5記載の式(Ia)の化合物。
【0084】7.Rが基
【0085】
【化25】
【0086】式中、Yがフッ素-および/または塩素-置
換C1−C4アルコキシまたはフッ素-および/または塩
素-置換C3−C6シクロアルコキシを表し、そしてnが1
の数を表す、上記5記載の式(Ia)の化合物。
【0087】8.Rが基
【0088】
【化26】
【0089】式中、Yが以下の1つの基
【0090】
【化27】
【0091】を表し、そしてnが1の数を表す、を表す
上記5記載の式(Ia)の化合物。
【0092】9.式(IIa)
【0093】
【化28】
【0094】式中、Ar1はそれぞれの場合で同一また
は異なりモノ置換からペンタ置換されたアリールまたは
ヘトアリールを表し、ここで置換基として次の、ハロゲ
ン、ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキ
シ、非置換または置換シクロアルコキシまたは同一また
は異なりモノ置換からポリ置換されたフェニルを挙げる
ことができ、化合物1-(4-メトキシフェニル)-2-ヒドロ
キシ−エタノンオキシムおよび1-(5-ブロモ-2-チエニ
ル)-2-ヒドロキシ−エタノンオキシムを除く、の化合
物。
【0095】10.Ar1が同一または異なりモノ置換
からペンタ置換されたフェニルまたはそれぞれの場合で
同一または異なりモノ置換からトリ置換されたチエニ
ル、ピリジルまたはピリミジニルを表し、ここで置換基
として次のフッ素、塩素、臭素、C2−C6アルコキシ、
1−C6ハロゲノアルコキシ、非置換またはハロゲンも
しくはC1−C6アルキルで置換されたC3−C6シクロア
ルキルオキシ、ならびに非置換または同一もしくは異な
りフッ素、塩素、臭素、C1−C6アルキル、C1−C6
ルコキシ、C1−C6ハロゲノアルコキシあるいは非置換
またはハロゲンもしくはC1−C6アルキルにより置換さ
れたC3−C6シクロアルキルオキシによりモノ置換から
ペンタ置換されたフェニルを挙げることができ、化合物
1-(5-ブロモ-2-チエニル)-2-ヒドロキシ−エタノンオ
キシムを除く、の上記9記載の式(IIa)の化合物。
【0096】11.Ar1がそれぞれの場合で同一また
は異なりモノ置換からトリ置換されたフェニル、チエニ
ル、ピリジルまたはピリミジニルを表し、ここで置換基
として次の、フッ素、塩素、臭素、C2−C4アルコキ
シ、C1−C4ハロゲノアルコキシ、非置換またはハロゲ
ンで置換されたC3−C6シクロアルキルオキシならびに
同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭素、C1−C4アル
キル、C1−C4アルコキシ、C1−C4ハロゲノアルコキ
シもしくは非置換またはハロゲンにより置換されたC3
−C6シクロアルキルオキシによりモノ置換からトリ置
換されたフェニルを挙げることができ、化合物1-(5-ブ
ロモ-2-チエニル)-2-ヒドロキシ−エタノンオキシムを
除く、の上記9記載の式(IIa)の化合物。
【0097】12.Ar1が同一または異なりモノ置換
またはジ置換されたフェニルを表し、ここで置換基とし
て次のフッ素、塩素、臭素、C2−C4アルコキシ、フッ
素および/もしくは塩素により置換されたC1−C4アル
コキシ、非置換またはフッ素および/もしくは塩素によ
りモノ置換またはポリ置換されたC3−C6シクロアルコ
キシ、ならびに同一もしくは異なりフッ素、塩素、臭
素、C1−C4アルキル、非置換あるいはフッ素および/
もしくは塩素により置換されたC1−C4アルコキシ、ま
たは非置換またはフッ素および/もしくは塩素によりモ
ノもしくはポリ置換されたC3−C6シクロアルキルオキ
シによりモノ置換またはジ置換されたフェニルをを挙げ
ることができ、化合物1-(5-ブロモ-2-チエニル)-2-ヒ
ドロキシ−エタノンオキシムを除く、の上記9記載の式
(IIa)の化合物。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07C 251/48 // C07B 61/00 300 (72)発明者 アルブレヒト・マルホールト ドイツ51373レーフエルクーゼン・カール −ドウイスベルク−シユトラーセ329

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(I) 【化1】 式中、 Arはそれぞれが非置換、あるいは同一または異なりモ
    ノ置換からペンタ置換されたアリールまたはヘトアリー
    ルを表し、その置換基には次の、ハロゲン、アルキル、
    ハロゲノアルキル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、
    非置換または置換シクロアルキルオキシまたは非置換ま
    たは置換フェニルを挙げることができるの2-アミノ-2-
    アリールエタノールの製造法であって、 式(II) 【化2】 式中、 Arは上記意味を有する、の化合物をラニーニッケルま
    たはラニーコバルトを使用して希釈剤および塩基の存在
    下で接触水素化することを含んで成る方法。
  2. 【請求項2】式(Ia) 【化3】 式中、Rは基 【化4】 を表し、 ここで、 Xはハロゲン、アルキルまたはアルコキシを表し、 Yはハロゲノアルコキシまたはハロゲン−置換シクロア
    ルキルオキシを表し、 mは0、1または2の数を表し、そしてnは1または2
    の数を表す、の化合物。
  3. 【請求項3】 式(IIa) 【化5】 式中、 Ar1はそれぞれの場合で同一または異なりモノ置換か
    らペンタ置換されたアリールまたはヘトアリールを表
    し、ここで置換基として次の、ハロゲン、ハロゲノアル
    キル、アルコキシ、ハロゲノアルコキシ、非置換または
    置換シクロアルコキシまたは同一または異なりモノ置換
    からポリ置換されたフェニルを挙げることができ、 化合物1-(4-メトキシフェニル)-2-ヒドロキシ−エタノ
    ンオキシムおよび1-(5-ブロモ-2-チエニル)-2-ヒドロ
    キシ−エタノンオキシムを除く、の化合物。
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