JPH085965B2 - ポリカーボネート粉末の製造方法 - Google Patents
ポリカーボネート粉末の製造方法Info
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- JPH085965B2 JPH085965B2 JP18604291A JP18604291A JPH085965B2 JP H085965 B2 JPH085965 B2 JP H085965B2 JP 18604291 A JP18604291 A JP 18604291A JP 18604291 A JP18604291 A JP 18604291A JP H085965 B2 JPH085965 B2 JP H085965B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポリカーボネート粉末の
製造方法に係り、特に、ポリカーボネートの有機溶媒溶
液からポリカーボネート粉末を製造する方法に関する。
製造方法に係り、特に、ポリカーボネートの有機溶媒溶
液からポリカーボネート粉末を製造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】ポリカーボネートの有機溶媒(一般に塩
化メチレン)溶液からポリカーボネート粉末を製造する
方法としては種々の方法が開発されているが、その中の
一つとして、得られた有機溶媒溶液を濃縮・乾燥してポ
リカーボネートフレークを得、このポリカーボネートフ
レークを100〜140℃のフレーク温度下で予備乾燥
した後に粉砕して粉砕物を得、この粉砕物を130〜1
40℃のフレーク温度下で乾燥することによりポリカー
ボネート粉末を製造する方法がある。この方法での上記
粉砕は、一般に、予備乾燥からそのまま、すなわちフレ
ーク温度が100〜140℃の高温のまま粉砕機により
行われている。
化メチレン)溶液からポリカーボネート粉末を製造する
方法としては種々の方法が開発されているが、その中の
一つとして、得られた有機溶媒溶液を濃縮・乾燥してポ
リカーボネートフレークを得、このポリカーボネートフ
レークを100〜140℃のフレーク温度下で予備乾燥
した後に粉砕して粉砕物を得、この粉砕物を130〜1
40℃のフレーク温度下で乾燥することによりポリカー
ボネート粉末を製造する方法がある。この方法での上記
粉砕は、一般に、予備乾燥からそのまま、すなわちフレ
ーク温度が100〜140℃の高温のまま粉砕機により
行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、予備乾
燥後のフレークの粉砕を100〜140℃という高フレ
ーク温度下で行う従来法では、生産性を重視して高効率
でフレークを粉砕すると、すなわち粉砕機の単位仕事
量、単位時間当りの処理量を多くすると、得られるポリ
カーボネート粉砕物中に占める乾燥しにくい粉砕物(粒
径が概ね14メッシュよりも大きい粉砕物)の割合が増
大して、最終的に得られるポリカーボネート粉末中の残
留有機溶媒量が増大するという難点があった。残留有機
溶媒量の多いポリカーボネート粉末を材料として用いた
製品では、残留有機溶媒量の少ないポリカーボネート粉
末を材料として用いた製品よりも色調や熱安定性が低く
なり易いという難点が生じる。製品の色調や熱安定性を
向上させるうえからは、ポリカーボネート粉砕物中に占
める乾燥しにくい粉砕物の割合をできるだけ低くする
(例えば5重量%以下にする)ことが好ましいが、従来
法において乾燥しにくい粉砕物の割合を低下させるため
には、低効率でフレークを粉砕しなければならなくなる
ため、生産性が低下するという難点があった。
燥後のフレークの粉砕を100〜140℃という高フレ
ーク温度下で行う従来法では、生産性を重視して高効率
でフレークを粉砕すると、すなわち粉砕機の単位仕事
量、単位時間当りの処理量を多くすると、得られるポリ
カーボネート粉砕物中に占める乾燥しにくい粉砕物(粒
径が概ね14メッシュよりも大きい粉砕物)の割合が増
大して、最終的に得られるポリカーボネート粉末中の残
留有機溶媒量が増大するという難点があった。残留有機
溶媒量の多いポリカーボネート粉末を材料として用いた
製品では、残留有機溶媒量の少ないポリカーボネート粉
末を材料として用いた製品よりも色調や熱安定性が低く
なり易いという難点が生じる。製品の色調や熱安定性を
向上させるうえからは、ポリカーボネート粉砕物中に占
める乾燥しにくい粉砕物の割合をできるだけ低くする
(例えば5重量%以下にする)ことが好ましいが、従来
法において乾燥しにくい粉砕物の割合を低下させるため
には、低効率でフレークを粉砕しなければならなくなる
ため、生産性が低下するという難点があった。
【0004】したがって本発明の目的は、残留有機溶媒
量の少ないポリカーボネート粉末を従来法よりも高い生
産性の下に製造することができる、ポリカーボネート粉
末の製造方法を提供することにある。
量の少ないポリカーボネート粉末を従来法よりも高い生
産性の下に製造することができる、ポリカーボネート粉
末の製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のポリカーボネート粉末の製造方法は、ポリカーボネ
ートの有機溶媒溶液を濃縮・粉末化してポリカーボネー
トフレークを得、このポリカーボネートフレークを予備
乾燥した後に粉砕し、得られた粉砕物を乾燥することに
よりポリカーボネート粉末を製造するにあたり、前記予
備乾燥した後のポリカーボネートフレークを10〜60
℃の範囲のフレーク温度下で粉砕することを特徴とする
ものである。
明のポリカーボネート粉末の製造方法は、ポリカーボネ
ートの有機溶媒溶液を濃縮・粉末化してポリカーボネー
トフレークを得、このポリカーボネートフレークを予備
乾燥した後に粉砕し、得られた粉砕物を乾燥することに
よりポリカーボネート粉末を製造するにあたり、前記予
備乾燥した後のポリカーボネートフレークを10〜60
℃の範囲のフレーク温度下で粉砕することを特徴とする
ものである。
【0006】以下、本発明を詳細に説明する。本発明の
方法において、ポリカーボネートの有機溶媒溶液の濃縮
・粉末化によりポリカーボネートフレークを得るための
手段は特に限定されるものではなく、界面重縮合プロセ
スによりポリカーボネート粉末を工業的に製造する場合
等に適用される種々の常法をそのまま適用することがで
きる。また、このポリカーボネートフレークを予備乾燥
するための手段も特に限定されるものではないが、10
0〜140℃のフレーク温度下、予備乾燥後のフレーク
中の残留有機溶媒量が0.1〜30重量%の範囲内、特
に0.1〜10重量%の範囲内となるように乾燥するの
が好ましい。予備乾燥後のフレーク中の残留有機溶媒量
が30重量%を超えると粉砕しずらくなる。このように
して得られるフレーク(予備乾燥したもの)において
は、14メッシュよりも粒径の大きいフレークが10重
量%以上、通常は35〜60重量%含まれている。
方法において、ポリカーボネートの有機溶媒溶液の濃縮
・粉末化によりポリカーボネートフレークを得るための
手段は特に限定されるものではなく、界面重縮合プロセ
スによりポリカーボネート粉末を工業的に製造する場合
等に適用される種々の常法をそのまま適用することがで
きる。また、このポリカーボネートフレークを予備乾燥
するための手段も特に限定されるものではないが、10
0〜140℃のフレーク温度下、予備乾燥後のフレーク
中の残留有機溶媒量が0.1〜30重量%の範囲内、特
に0.1〜10重量%の範囲内となるように乾燥するの
が好ましい。予備乾燥後のフレーク中の残留有機溶媒量
が30重量%を超えると粉砕しずらくなる。このように
して得られるフレーク(予備乾燥したもの)において
は、14メッシュよりも粒径の大きいフレークが10重
量%以上、通常は35〜60重量%含まれている。
【0007】本発明の方法では、このようにして得られ
たフレーク(予備乾燥したもの)を10〜60℃の範囲
内のフレーク温度下で粉砕して、粉砕物を得る。ここ
で、予備乾燥後のフレークの温度を10〜60℃にする
ための手段は特に限定されるものではないが、工業的に
は、予備乾燥から引き続いて、ジャケット付撹拌式冷却
機等により冷却速度1〜4℃/秒で強制的に冷却するこ
とが好ましい。フレーク温度を10℃未満とするために
は大掛かりな冷却設備が必要となる。またフレーク温度
が60℃を超えると、ポリカーボネート粉砕物中に占め
る乾燥しにくい粉砕物の割合を低下させるためには、粉
砕機の最大処理能力よりも極めて低いレベルでフレーク
を粉砕しなければならなくなり、生産性が低下する。粉
砕時の特に好ましいフレーク温度(粉砕物温度)は、1
0〜40℃である。
たフレーク(予備乾燥したもの)を10〜60℃の範囲
内のフレーク温度下で粉砕して、粉砕物を得る。ここ
で、予備乾燥後のフレークの温度を10〜60℃にする
ための手段は特に限定されるものではないが、工業的に
は、予備乾燥から引き続いて、ジャケット付撹拌式冷却
機等により冷却速度1〜4℃/秒で強制的に冷却するこ
とが好ましい。フレーク温度を10℃未満とするために
は大掛かりな冷却設備が必要となる。またフレーク温度
が60℃を超えると、ポリカーボネート粉砕物中に占め
る乾燥しにくい粉砕物の割合を低下させるためには、粉
砕機の最大処理能力よりも極めて低いレベルでフレーク
を粉砕しなければならなくなり、生産性が低下する。粉
砕時の特に好ましいフレーク温度(粉砕物温度)は、1
0〜40℃である。
【0008】本発明の方法における粉砕手段は湿式法以
外の手段であれば特に限定されるものではなく、従来と
同様に気流式粉砕機や衝撃式粉砕機を適用することがで
き、特に衝撃式粉砕機が好ましく用いられる。この衝撃
式粉砕機としては、自由粉砕機、パラベライザー、コロ
プレックスミル、インパクトミル、パルバクロン、パル
マンミル、マイクロパット、バーチカルミル、ミクロン
ドライヤー、スーパーミクロンミル、アトマイザー、タ
ーボミル、ミクロシクロマット等があるが、いずれの衝
撃式粉砕機も使用することができる。なお、剪断摩擦熱
等により粉砕中のフレーク温度が60℃を超えてしまう
可能性がある場合は、粉砕機としてジャケットやロータ
ー部分に冷却機構を備えたものを用いることが好まし
い。
外の手段であれば特に限定されるものではなく、従来と
同様に気流式粉砕機や衝撃式粉砕機を適用することがで
き、特に衝撃式粉砕機が好ましく用いられる。この衝撃
式粉砕機としては、自由粉砕機、パラベライザー、コロ
プレックスミル、インパクトミル、パルバクロン、パル
マンミル、マイクロパット、バーチカルミル、ミクロン
ドライヤー、スーパーミクロンミル、アトマイザー、タ
ーボミル、ミクロシクロマット等があるが、いずれの衝
撃式粉砕機も使用することができる。なお、剪断摩擦熱
等により粉砕中のフレーク温度が60℃を超えてしまう
可能性がある場合は、粉砕機としてジャケットやロータ
ー部分に冷却機構を備えたものを用いることが好まし
い。
【0009】フレーク温度以外の粉砕条件は特に限定さ
れるものではなく、目的とするポリカーボネート粉末に
要求される残留有機溶媒量や生産性等に応じて適宜選択
されが、より乾燥しやすいポリカーボネート粉砕物を得
るうえからは、この粉砕物中に占める14メッシュより
も粒径の大きい粉砕物の割合が5重量%以下となるよう
に、フレーク温度以外の粉砕時の条件を設定することが
好ましい。この場合のフレーク温度以外の粉砕時の条件
の設定は、使用する粉砕機の性能に応じて例えば粉砕機
に与える動力や粉砕時間を適宜選択することにより行わ
れる。
れるものではなく、目的とするポリカーボネート粉末に
要求される残留有機溶媒量や生産性等に応じて適宜選択
されが、より乾燥しやすいポリカーボネート粉砕物を得
るうえからは、この粉砕物中に占める14メッシュより
も粒径の大きい粉砕物の割合が5重量%以下となるよう
に、フレーク温度以外の粉砕時の条件を設定することが
好ましい。この場合のフレーク温度以外の粉砕時の条件
の設定は、使用する粉砕機の性能に応じて例えば粉砕機
に与える動力や粉砕時間を適宜選択することにより行わ
れる。
【0010】本発明の方法により得られるポリカーボネ
ート粉砕物の平均粒径は、フレーク温度以外の粉砕時の
条件が同一である場合には、従来法により得られるもの
の平均粒径よりも小さい(14メッシュよりも粒径の大
きい粉砕物の割合が低い)。また、この時の生産性(粉
砕機の処理能力)は、本発明の方法の方が従来法よりも
高い。したがって本発明によれば、乾燥しやすいポリカ
ーボネート粉砕物を高い生産性の下に得ることができ
る。また、得られる粉砕物の平均粒径が従来法で得られ
るものよりも小さいことから、従来法よりも粉砕物の取
扱が容易である。本発明の方法においては、上述のよう
にして得た粉砕物の乾燥手段は特に限定されるものでは
なく、ポリカーボネート粉末を得る際に適用される種々
の常法をそのまま適用することができる。このときの乾
燥条件は、目的とするポリカーボネート粉末に要求され
る残留有機溶媒量や生産性等に応じて適宜選択される
が、一般グレード用として熱安定性の向上やYI(Yell
ow Index:黄色度)の向上を目的とする場合や、特殊グ
レード用として食品分野(低塩化メチレン)や光ディス
ク基板等に使用するポリカーボネート粉末を製造する場
合には、残留有機溶媒量が160ppm 以下になるように
乾燥温度(粉砕物温度)、乾燥時間、雰囲気圧等の条件
を設定することが好ましい。有機溶媒が塩化メチレンで
14メッシュよりも粒径の大きい粉砕物の割合が5重量
%以下のポリカーボネート粉砕物を得た場合には、80
〜150℃で常圧〜減圧下に5分〜24時間乾燥するこ
とにより、残留塩化メチレン量が200ppm 以下のポリ
カーボネート粉末を得ることができる。
ート粉砕物の平均粒径は、フレーク温度以外の粉砕時の
条件が同一である場合には、従来法により得られるもの
の平均粒径よりも小さい(14メッシュよりも粒径の大
きい粉砕物の割合が低い)。また、この時の生産性(粉
砕機の処理能力)は、本発明の方法の方が従来法よりも
高い。したがって本発明によれば、乾燥しやすいポリカ
ーボネート粉砕物を高い生産性の下に得ることができ
る。また、得られる粉砕物の平均粒径が従来法で得られ
るものよりも小さいことから、従来法よりも粉砕物の取
扱が容易である。本発明の方法においては、上述のよう
にして得た粉砕物の乾燥手段は特に限定されるものでは
なく、ポリカーボネート粉末を得る際に適用される種々
の常法をそのまま適用することができる。このときの乾
燥条件は、目的とするポリカーボネート粉末に要求され
る残留有機溶媒量や生産性等に応じて適宜選択される
が、一般グレード用として熱安定性の向上やYI(Yell
ow Index:黄色度)の向上を目的とする場合や、特殊グ
レード用として食品分野(低塩化メチレン)や光ディス
ク基板等に使用するポリカーボネート粉末を製造する場
合には、残留有機溶媒量が160ppm 以下になるように
乾燥温度(粉砕物温度)、乾燥時間、雰囲気圧等の条件
を設定することが好ましい。有機溶媒が塩化メチレンで
14メッシュよりも粒径の大きい粉砕物の割合が5重量
%以下のポリカーボネート粉砕物を得た場合には、80
〜150℃で常圧〜減圧下に5分〜24時間乾燥するこ
とにより、残留塩化メチレン量が200ppm 以下のポリ
カーボネート粉末を得ることができる。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 実施例1 まず、ポリカーボネートの塩化メチレン溶液を常法によ
り濃縮・粉末化してポリカーボネートフレークを得た。
次いで、このポリカーボネートフレークを130℃で予
備乾燥して、残留塩化メチレン量が9.7重量%のフレ
ークを得た。予備乾燥後のフレーク中に占める14メッ
シュよりも粒径の大きいフレークの割合は、45.2重
量%であった。引き続き、予備乾燥後のフレークを横型
のパウダー冷却機により2℃/秒の冷却速度で35℃に
冷却した後、ホソカワミクロン(株)製の衝撃粉砕機M
VM−15(商品名)内容積50リットルを用いて、フ
レーク温度35℃、雰囲気圧300mmH2 O、粉砕媒体
の回転数5200rpm 、処理時間5分の条件で粉砕処理
を行って、ポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉
砕機の処理能力は31.5kg/kW/時間であった。ま
た、得られた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径
の大きい粉砕物の割合は、2.6重量%と低かった。こ
の後、得られた粉砕物を145℃、720mmHgの圧力
(絶対圧力)下で5時間乾燥してポリカーボネート粉末
を得た。得られたポリカーボネート粉末中の残留塩化メ
チレン量は150ppm であり、残留有機溶媒量の少ない
ものであった。
り濃縮・粉末化してポリカーボネートフレークを得た。
次いで、このポリカーボネートフレークを130℃で予
備乾燥して、残留塩化メチレン量が9.7重量%のフレ
ークを得た。予備乾燥後のフレーク中に占める14メッ
シュよりも粒径の大きいフレークの割合は、45.2重
量%であった。引き続き、予備乾燥後のフレークを横型
のパウダー冷却機により2℃/秒の冷却速度で35℃に
冷却した後、ホソカワミクロン(株)製の衝撃粉砕機M
VM−15(商品名)内容積50リットルを用いて、フ
レーク温度35℃、雰囲気圧300mmH2 O、粉砕媒体
の回転数5200rpm 、処理時間5分の条件で粉砕処理
を行って、ポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉
砕機の処理能力は31.5kg/kW/時間であった。ま
た、得られた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径
の大きい粉砕物の割合は、2.6重量%と低かった。こ
の後、得られた粉砕物を145℃、720mmHgの圧力
(絶対圧力)下で5時間乾燥してポリカーボネート粉末
を得た。得られたポリカーボネート粉末中の残留塩化メ
チレン量は150ppm であり、残留有機溶媒量の少ない
ものであった。
【0012】実施例2 実施例1と同様にして予備乾燥したフレークを得、この
フレークを実施例1と同条件で45℃まで冷却した後、
フレーク温度を45℃とした以外は実施例1と同条件で
粉砕してポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉砕
機の処理能力は26kg/kW/時間であった。また、得ら
れた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい
粉砕物の割合は、2.5重量%と低かった。この後、得
られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥してポリカーボ
ネート粉末を得た。得られたポリカーボネート粉末中の
残留塩化メチレン量は140ppm であり、残留有機溶媒
量の少ないものであった。
フレークを実施例1と同条件で45℃まで冷却した後、
フレーク温度を45℃とした以外は実施例1と同条件で
粉砕してポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉砕
機の処理能力は26kg/kW/時間であった。また、得ら
れた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい
粉砕物の割合は、2.5重量%と低かった。この後、得
られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥してポリカーボ
ネート粉末を得た。得られたポリカーボネート粉末中の
残留塩化メチレン量は140ppm であり、残留有機溶媒
量の少ないものであった。
【0013】実施例3 実施例1と同様にして予備乾燥したフレークを得、この
フレークを実施例1と同条件で55℃まで冷却した後、
フレーク温度を55℃とした以外は実施例1と同条件で
粉砕してポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉砕
機の処理能力は23kg/kW/時間であった。また、得ら
れた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい
粉砕物の割合は、2.6重量%と低かった。この後、得
られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥してポリカーボ
ネート粉末を得た。得られたポリカーボネート粉末中の
残留塩化メチレン量は155ppm であり、残留有機溶媒
量の少ないものであった。
フレークを実施例1と同条件で55℃まで冷却した後、
フレーク温度を55℃とした以外は実施例1と同条件で
粉砕してポリカーボネート粉砕物を得た。この時の粉砕
機の処理能力は23kg/kW/時間であった。また、得ら
れた粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい
粉砕物の割合は、2.6重量%と低かった。この後、得
られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥してポリカーボ
ネート粉末を得た。得られたポリカーボネート粉末中の
残留塩化メチレン量は155ppm であり、残留有機溶媒
量の少ないものであった。
【0014】比較例1 実施例1と同様にして予備乾燥したフレークを得、この
フレークを実施例1と同条件で100℃まで冷却した
後、フレーク温度を本発明の限定範囲外である100℃
とした以外は実施例1と同条件で粉砕してポリカーボネ
ート粉砕物を得た。得られた粉砕物中に占める14メッ
シュよりも粒径の大きい粉砕物の割合は6.3重量%と
低かったが、この時の粉砕機の処理能力は13kg/kW/
時間であり、実施例1〜実施例3に比べて低効率であっ
た。この後、得られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥
してポリカーボネート粉末を得た。得られたポリカーボ
ネート粉末中の残留塩化メチレン量は330ppm であ
り、残留有機溶媒量の比較的多いものであった。
フレークを実施例1と同条件で100℃まで冷却した
後、フレーク温度を本発明の限定範囲外である100℃
とした以外は実施例1と同条件で粉砕してポリカーボネ
ート粉砕物を得た。得られた粉砕物中に占める14メッ
シュよりも粒径の大きい粉砕物の割合は6.3重量%と
低かったが、この時の粉砕機の処理能力は13kg/kW/
時間であり、実施例1〜実施例3に比べて低効率であっ
た。この後、得られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥
してポリカーボネート粉末を得た。得られたポリカーボ
ネート粉末中の残留塩化メチレン量は330ppm であ
り、残留有機溶媒量の比較的多いものであった。
【0015】比較例2 実施例1と同様にして予備乾燥したフレークを得、この
フレークを実施例1と同条件で75℃まで冷却した後、
フレーク温度を本発明の限定範囲外である75℃とした
以外は実施例1と同条件で粉砕してポリカーボネート粉
砕物を得、得られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥し
てポリカーボネート粉末を得た。上記条件下で得られた
粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい粉砕
物の割合は3.4重量%と低く、また最終的に得られた
ポリカーボネート粉末中の残留塩化メチレン量も180
ppm と比較的少なかった。しかしながら、粉砕物を得る
際の粉砕機の処理能力は18kg/kW/時間であり、実施
例1〜実施例3に比べて低効率であった。
フレークを実施例1と同条件で75℃まで冷却した後、
フレーク温度を本発明の限定範囲外である75℃とした
以外は実施例1と同条件で粉砕してポリカーボネート粉
砕物を得、得られた粉砕物を実施例1と同条件で乾燥し
てポリカーボネート粉末を得た。上記条件下で得られた
粉砕物中に占める14メッシュよりも粒径の大きい粉砕
物の割合は3.4重量%と低く、また最終的に得られた
ポリカーボネート粉末中の残留塩化メチレン量も180
ppm と比較的少なかった。しかしながら、粉砕物を得る
際の粉砕機の処理能力は18kg/kW/時間であり、実施
例1〜実施例3に比べて低効率であった。
【0016】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の方法で
は、ポリカーボネートの有機溶媒溶液から残留有機溶媒
量の少ないポリカーボネート粉末を従来法よりも高い生
産性の下に製造することができる。したがって本発明に
よれば、製品の色調や熱安定性を向上させ得るポリカー
ボネート粉末を高い生産性の下に提供することが可能と
なる。
は、ポリカーボネートの有機溶媒溶液から残留有機溶媒
量の少ないポリカーボネート粉末を従来法よりも高い生
産性の下に製造することができる。したがって本発明に
よれば、製品の色調や熱安定性を向上させ得るポリカー
ボネート粉末を高い生産性の下に提供することが可能と
なる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ポリカーボネートの有機溶媒溶液を濃縮
・粉末化してポリカーボネートフレークを得、このポリ
カーボネートフレークを予備乾燥した後に粉砕し、得ら
れた粉砕物を乾燥することによりポリカーボネート粉末
を得るポリカーボネート粉末の製造方法において、 前記予備乾燥した後のポリカーボネートフレークを10
〜60℃の範囲のフレーク温度下で粉砕することを特徴
とする、ポリカーボネート粉末の製造方法。 - 【請求項2】 予備乾燥した後のポリカーボネートフレ
ークを10〜60℃の範囲のフレーク温度下で粉砕し
て、14メッシュよりも粒径の大きいフレークの割合が
5重量%以下の粉砕物を得る、請求項1に記載のポリカ
ーボネート粉末の製造方法。 - 【請求項3】 残留有機溶媒量が160ppm 以下になる
まで、前記粉砕物を乾燥する、請求項1または請求項2
に記載のポリカーボネート粉末の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18604291A JPH085965B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ポリカーボネート粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18604291A JPH085965B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ポリカーボネート粉末の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0525285A JPH0525285A (ja) | 1993-02-02 |
| JPH085965B2 true JPH085965B2 (ja) | 1996-01-24 |
Family
ID=16181384
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18604291A Expired - Fee Related JPH085965B2 (ja) | 1991-07-25 | 1991-07-25 | ポリカーボネート粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH085965B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115364977A (zh) * | 2022-07-22 | 2022-11-22 | 深圳市德力塑化工科技有限公司 | 一种聚碳酸酯粉料的制备方法及其应用 |
-
1991
- 1991-07-25 JP JP18604291A patent/JPH085965B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0525285A (ja) | 1993-02-02 |
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