JPH0859948A - 透明帯電防止性樹脂組成物 - Google Patents
透明帯電防止性樹脂組成物Info
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- JPH0859948A JPH0859948A JP19323894A JP19323894A JPH0859948A JP H0859948 A JPH0859948 A JP H0859948A JP 19323894 A JP19323894 A JP 19323894A JP 19323894 A JP19323894 A JP 19323894A JP H0859948 A JPH0859948 A JP H0859948A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】(A)アクリル系樹脂、(B)シアン化ビニル
と芳香族ビニルとの共重合体、(C)下記化1に示され
る6員環酸無水物単位を少なくとも3重量%以上含有す
る共重合体であり、かつ、アセトン中25℃での還元粘
度が0.01〜1dl/gである共重合体、(D)ポリ
エーテルエステルアミド、からなる樹脂組成物100重
量部に対して、(E)有機電解質及び無機電解質の中か
ら選ばれた少なくとも1種0.01〜5重量部を配合さ
せてなる帯電防止性樹脂組成物であって、しかも、
(A)+(B)+(C)の混合物の屈折率と成分(D)
の屈折率の差が0.02以下である樹脂組成物。 【効果】 強度、剛性の低下がなく、かつ、吸水による
透明性の低下の少ない透明な帯電防止性樹脂組成物であ
って、各種部品の成形材料として有用である。 【化1】
と芳香族ビニルとの共重合体、(C)下記化1に示され
る6員環酸無水物単位を少なくとも3重量%以上含有す
る共重合体であり、かつ、アセトン中25℃での還元粘
度が0.01〜1dl/gである共重合体、(D)ポリ
エーテルエステルアミド、からなる樹脂組成物100重
量部に対して、(E)有機電解質及び無機電解質の中か
ら選ばれた少なくとも1種0.01〜5重量部を配合さ
せてなる帯電防止性樹脂組成物であって、しかも、
(A)+(B)+(C)の混合物の屈折率と成分(D)
の屈折率の差が0.02以下である樹脂組成物。 【効果】 強度、剛性の低下がなく、かつ、吸水による
透明性の低下の少ない透明な帯電防止性樹脂組成物であ
って、各種部品の成形材料として有用である。 【化1】
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、優れた永久帯電防止性
能を有し、かつ透明性に優れる樹脂組成物であって、例
えば照明器具、機器銘板などを始めとして、エレクトロ
ニクス製品、家電製品、OA機器等の各種部品における
静電気の帯電を防止できる材料として好適な樹脂組成物
に関するものである。
能を有し、かつ透明性に優れる樹脂組成物であって、例
えば照明器具、機器銘板などを始めとして、エレクトロ
ニクス製品、家電製品、OA機器等の各種部品における
静電気の帯電を防止できる材料として好適な樹脂組成物
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、代表的な透明樹脂であるアクリル
樹脂、AS樹脂、PS樹脂は、優れた透明性と剛性を有
することから、例えばエレクトロニクス製品、家電製
品、OA機器等の各種部品の材料として幅広く使用され
ている。しかしながら、これらの樹脂は表面抵抗率が大
きく、摩擦などにより容易に帯電するため、ゴミ、ほこ
りが付着して外観を損ねたり、或いは電子部品などでは
静電気による障害を引き起こすなどの欠点を有してい
る。このような現状から、優れた透明性を有し、かつ帯
電防止性能を付与された材料の開発が望まれている。
樹脂、AS樹脂、PS樹脂は、優れた透明性と剛性を有
することから、例えばエレクトロニクス製品、家電製
品、OA機器等の各種部品の材料として幅広く使用され
ている。しかしながら、これらの樹脂は表面抵抗率が大
きく、摩擦などにより容易に帯電するため、ゴミ、ほこ
りが付着して外観を損ねたり、或いは電子部品などでは
静電気による障害を引き起こすなどの欠点を有してい
る。このような現状から、優れた透明性を有し、かつ帯
電防止性能を付与された材料の開発が望まれている。
【0003】アクリル系樹脂に帯電防止性能を付与する
方法としては、例えば界面活性剤を練り込んだり、表面
に塗布する方法などが知られているが、このような方法
では、表面に存在する帯電防止剤が水洗や布拭きによっ
て除去され易く、永久的な帯電防止性能を付与すること
はできない。永久的な帯電防止性能を付与する方法とし
ては、特開昭55−36237号公報、特開昭62−1
19256号公報、特開昭63−63739号公報など
が提案されている。
方法としては、例えば界面活性剤を練り込んだり、表面
に塗布する方法などが知られているが、このような方法
では、表面に存在する帯電防止剤が水洗や布拭きによっ
て除去され易く、永久的な帯電防止性能を付与すること
はできない。永久的な帯電防止性能を付与する方法とし
ては、特開昭55−36237号公報、特開昭62−1
19256号公報、特開昭63−63739号公報など
が提案されている。
【0004】また、ポリアミドイミドエラストマーとア
クリル系樹脂からなる透明永久帯電防止性組成物が、特
開平2−255753号公報に開示されている。しかし
ながら、この組成物は強度、剛性が低下する傾向があっ
た。それに対して、これらを改良する方法として特開平
5−279536号公報、特開平6−100747号公
報が提案されている。これらの方法で得られる組成物
は、強度、剛性の低下はないものの、吸水によって透明
性が大幅に低下するという問題点があり、実用上大きな
制約になっていた。
クリル系樹脂からなる透明永久帯電防止性組成物が、特
開平2−255753号公報に開示されている。しかし
ながら、この組成物は強度、剛性が低下する傾向があっ
た。それに対して、これらを改良する方法として特開平
5−279536号公報、特開平6−100747号公
報が提案されている。これらの方法で得られる組成物
は、強度、剛性の低下はないものの、吸水によって透明
性が大幅に低下するという問題点があり、実用上大きな
制約になっていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、強度、剛性
の低下のない、かつ、吸水時の透明性の低下の少ない、
透明な帯電防止性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
の低下のない、かつ、吸水時の透明性の低下の少ない、
透明な帯電防止性樹脂組成物を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、従来の透
明帯電防止樹脂の欠点を克服するために鋭意検討を重ね
た結果、アクリル系樹脂、AS樹脂、ポリエーテルエス
テルアミドからなる組成物に、下記(I)式で示される
6員環酸無水物を含有する共重合体を特定量配合するこ
とにより、強度、剛性の低下がなく、かつ、吸水による
透明性の低下の少ない、透明な帯電防止性樹脂組成物が
得られることを見出し、本発明に到った。
明帯電防止樹脂の欠点を克服するために鋭意検討を重ね
た結果、アクリル系樹脂、AS樹脂、ポリエーテルエス
テルアミドからなる組成物に、下記(I)式で示される
6員環酸無水物を含有する共重合体を特定量配合するこ
とにより、強度、剛性の低下がなく、かつ、吸水による
透明性の低下の少ない、透明な帯電防止性樹脂組成物が
得られることを見出し、本発明に到った。
【0007】即ち、本発明は、(A)アクリル系樹脂2
〜90重量%、(B)シアン化ビニルと芳香族ビニルと
の共重合体2〜90重量%、(C)下記(I)式で示さ
れる6員環酸無水物単位を少なくとも3重量%以上含有
する共重合体であり、かつ、アセトン中25℃での還元
粘度が0.01〜1デシリットル/gである共重合体5
〜50重量%、及び
〜90重量%、(B)シアン化ビニルと芳香族ビニルと
の共重合体2〜90重量%、(C)下記(I)式で示さ
れる6員環酸無水物単位を少なくとも3重量%以上含有
する共重合体であり、かつ、アセトン中25℃での還元
粘度が0.01〜1デシリットル/gである共重合体5
〜50重量%、及び
【0008】
【化2】
【0009】(D)ポリエーテルエステルアミド3〜3
0重量%、からなる樹脂組成物100重量部に対して、
(E)有機電解質及び無機電解質の中から選ばれた少な
くとも1種を0.01〜5重量部配合させてなる帯電防
止性樹脂組成物であって、しかも(A)+(B)+
(C)の混合物の屈折率と成分(D)の屈折率の差が
0.02以下であることを特徴とする透明帯電防止性樹
脂組成物である。
0重量%、からなる樹脂組成物100重量部に対して、
(E)有機電解質及び無機電解質の中から選ばれた少な
くとも1種を0.01〜5重量部配合させてなる帯電防
止性樹脂組成物であって、しかも(A)+(B)+
(C)の混合物の屈折率と成分(D)の屈折率の差が
0.02以下であることを特徴とする透明帯電防止性樹
脂組成物である。
【0010】本発明の組成物において、(A)成分とし
て使用されるアクリル系樹脂としては、例えばポリメタ
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル単位60重量%以
上と共重合可能なビニル単量体単位40重量%以下から
なる共重合体が挙げられ、これらは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせてもよい。共重合可能なビニ
ル単量体単位としては、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸t−ブチルシクロヘキシル等のアクリ
ル酸及びメタクリル酸のエステル類、芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物等が挙げられる。
て使用されるアクリル系樹脂としては、例えばポリメタ
クリル酸メチル、メタクリル酸メチル単位60重量%以
上と共重合可能なビニル単量体単位40重量%以下から
なる共重合体が挙げられ、これらは1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせてもよい。共重合可能なビニ
ル単量体単位としては、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシ
ル、メタクリル酸t−ブチルシクロヘキシル等のアクリ
ル酸及びメタクリル酸のエステル類、芳香族ビニル化合
物、シアン化ビニル化合物等が挙げられる。
【0011】本発明の組成物において、(B)成分とし
て使用されるシアン化ビニルと芳香族ビニルとの共重合
体は、シアン化ビニル単位15〜40重量%と芳香族ビ
ニル単位85〜60重量%からなる共重合体である。特
に、シアン化ビニルと芳香族ビニルの割合は、シアン化
ビニル単位が18〜25重量%であることが好ましい。
シアン化ビニル単位が15重量%未満又は40重量%を
超える場合には、(A)成分との混合時に均質な透明感
が得られ難くなる。共重合体を構成するシアン化ビニル
としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等が挙げられる。芳香族ビニルとしては、例えば、
スチレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。
て使用されるシアン化ビニルと芳香族ビニルとの共重合
体は、シアン化ビニル単位15〜40重量%と芳香族ビ
ニル単位85〜60重量%からなる共重合体である。特
に、シアン化ビニルと芳香族ビニルの割合は、シアン化
ビニル単位が18〜25重量%であることが好ましい。
シアン化ビニル単位が15重量%未満又は40重量%を
超える場合には、(A)成分との混合時に均質な透明感
が得られ難くなる。共重合体を構成するシアン化ビニル
としては、例えば、アクリロニトリル、メタクリロニト
リル等が挙げられる。芳香族ビニルとしては、例えば、
スチレン、α−メチルスチレン等が挙げられる。
【0012】本発明の組成物において、(C)成分とし
て使用される6員環酸無水物単位を含有する共重合体
は、少なくとも1種以上のエチレン性不飽和単量体単位
を含む共重合体である。エチレン性不飽和単量体単位と
しては、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸t−ブチルシクロヘキシル等の
アクリル酸及びメタクリル酸のエステル類、スチレン、
α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類のほか、メタク
リル酸、アクリル酸、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリ
ロニトリル等の通常のラジカル重合可能な単量体を使用
することができる。これらエチレン性不飽和単量体単位
の中でも、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、スチレ
ン及びα−メチルスチレンは特に好ましい。メタクリル
酸メチル単位は6員環酸無水物単位を含有する共重合体
の機械強度、耐油性等の特性を向上させる。メタクリル
酸単位は共重合体の耐熱性を向上させる。スチレン単位
はその機械的強度、耐水性等を向上させる。さらに、α
−メチルスチレン単位はその耐水性を向上させると同時
に耐熱性も向上させる。
て使用される6員環酸無水物単位を含有する共重合体
は、少なくとも1種以上のエチレン性不飽和単量体単位
を含む共重合体である。エチレン性不飽和単量体単位と
しては、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチル、アク
リル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸シクロ
ヘキシル、メタクリル酸t−ブチルシクロヘキシル等の
アクリル酸及びメタクリル酸のエステル類、スチレン、
α−メチルスチレン等の芳香族ビニル類のほか、メタク
リル酸、アクリル酸、塩化ビニル、酢酸ビニル、アクリ
ロニトリル等の通常のラジカル重合可能な単量体を使用
することができる。これらエチレン性不飽和単量体単位
の中でも、メタクリル酸メチル、メタクリル酸、スチレ
ン及びα−メチルスチレンは特に好ましい。メタクリル
酸メチル単位は6員環酸無水物単位を含有する共重合体
の機械強度、耐油性等の特性を向上させる。メタクリル
酸単位は共重合体の耐熱性を向上させる。スチレン単位
はその機械的強度、耐水性等を向上させる。さらに、α
−メチルスチレン単位はその耐水性を向上させると同時
に耐熱性も向上させる。
【0013】この共重合体の組成は、6員環酸無水物単
位3〜85重量%、メタクリル酸メチル単位13〜95
重量%、芳香族ビニル単位1〜70重量%及びメタクリ
ル酸単位1〜20重量%であることが好ましい。更に好
ましくは、6員環酸無水物単位5〜50重量%、メタク
リル酸メチル単位15〜88重量%、芳香族ビニル単位
5〜50重量%及びメタクリル酸単位2〜10重量%で
ある。
位3〜85重量%、メタクリル酸メチル単位13〜95
重量%、芳香族ビニル単位1〜70重量%及びメタクリ
ル酸単位1〜20重量%であることが好ましい。更に好
ましくは、6員環酸無水物単位5〜50重量%、メタク
リル酸メチル単位15〜88重量%、芳香族ビニル単位
5〜50重量%及びメタクリル酸単位2〜10重量%で
ある。
【0014】さらに、この共重合体は、アセトン中、2
5℃での還元粘度が0.01〜1デシリットル/g、好
ましくは0.05〜0.5デシリットル/gである。還
元粘度が0.01デシリットル/g未満の場合には、組
成物の機械的強度が不十分となり、1デシリットル/g
を超える場合には成形加工性が低下する。また、この共
重合体の含有量は5〜50重量%であることが必要であ
る。含有量が5重量%未満の場合には吸水時の透明性の
低下が大きく、50重量%を超える場合には、帯電防止
性能に劣る。好ましい含有量は、10〜40重量%であ
る。
5℃での還元粘度が0.01〜1デシリットル/g、好
ましくは0.05〜0.5デシリットル/gである。還
元粘度が0.01デシリットル/g未満の場合には、組
成物の機械的強度が不十分となり、1デシリットル/g
を超える場合には成形加工性が低下する。また、この共
重合体の含有量は5〜50重量%であることが必要であ
る。含有量が5重量%未満の場合には吸水時の透明性の
低下が大きく、50重量%を超える場合には、帯電防止
性能に劣る。好ましい含有量は、10〜40重量%であ
る。
【0015】本発明の組成物において、(D)成分とし
て使用されるポリエーテルエステルアミドは、下記に説
明する(イ)、(ロ)及び(ハ)の3成分からなる。ま
ず、(イ)成分は炭素原子数6以上のアミノカルボン
酸、ラクタム又は炭素原子数6以上のジアミンとジカル
ボン酸との塩である。この具体例としては、ω−アミノ
カプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミノカプリ
ル酸、ω−アミノベルゴン酸、11−アミノウンデカン
酸及び12−アミノドデカン酸などのアミノカルボン
酸、カプロラクタム及びエナントラクタムなどのラクタ
ム並びにヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキ
サメチレンジアミン−セバシン酸塩及びヘキサメチレン
ジアミン−イソフタル酸塩等のジアミン−ジカルボン酸
の塩が挙げられ、特にカプロラクタム、12−アミノド
デカン酸、ヘキサメチレン−アジピン酸塩が好ましく用
いられる。
て使用されるポリエーテルエステルアミドは、下記に説
明する(イ)、(ロ)及び(ハ)の3成分からなる。ま
ず、(イ)成分は炭素原子数6以上のアミノカルボン
酸、ラクタム又は炭素原子数6以上のジアミンとジカル
ボン酸との塩である。この具体例としては、ω−アミノ
カプロン酸、ω−アミノエナント酸、ω−アミノカプリ
ル酸、ω−アミノベルゴン酸、11−アミノウンデカン
酸及び12−アミノドデカン酸などのアミノカルボン
酸、カプロラクタム及びエナントラクタムなどのラクタ
ム並びにヘキサメチレンジアミン−アジピン酸塩、ヘキ
サメチレンジアミン−セバシン酸塩及びヘキサメチレン
ジアミン−イソフタル酸塩等のジアミン−ジカルボン酸
の塩が挙げられ、特にカプロラクタム、12−アミノド
デカン酸、ヘキサメチレン−アジピン酸塩が好ましく用
いられる。
【0016】炭素原子数6以上のアミノカルボン酸、ラ
クタム又は炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸
との塩は、ポリエーテルエステルアミドの構成単位で3
6〜60重量%の範囲で用いられる。この量が36重量
%未満の場合には、ポリエーテルエステルアミドの強度
が低くなり、アクリル系樹脂等と混錬したときに、機械
的物性が低くなる。一方、60重量%を超える場合に
は、樹脂との親和性が悪化したり、帯電防止効果が不足
する。
クタム又は炭素原子数6以上のジアミンとジカルボン酸
との塩は、ポリエーテルエステルアミドの構成単位で3
6〜60重量%の範囲で用いられる。この量が36重量
%未満の場合には、ポリエーテルエステルアミドの強度
が低くなり、アクリル系樹脂等と混錬したときに、機械
的物性が低くなる。一方、60重量%を超える場合に
は、樹脂との親和性が悪化したり、帯電防止効果が不足
する。
【0017】次に、(ロ)成分はポリ(アルキレンオキ
シド)グリコールであり、ポリエチレングリコール、ポ
リ(1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチ
レンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピ
レンオキシドとのブロックまたはランダム共重合体等が
用いられる。この中でも、特にポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの数平均分子量が200〜6000が好
ましく、更に好ましくは250〜4000である。数平
均分子量が200未満の場合には、得られるポリエーテ
ルエステルアミドの機械的性質が劣り、数平均分子量が
6000を超える場合には、帯電防止効果が不足する。
シド)グリコールであり、ポリエチレングリコール、ポ
リ(1,3−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ
(1,2−プロピレンオキシド)グリコール、ポリ(テ
トラメチレンオキシド)グリコール、ポリ(ヘキサメチ
レンオキシド)グリコール、エチレンオキシドとプロピ
レンオキシドとのブロックまたはランダム共重合体等が
用いられる。この中でも、特にポリ(アルキレンオキシ
ド)グリコールの数平均分子量が200〜6000が好
ましく、更に好ましくは250〜4000である。数平
均分子量が200未満の場合には、得られるポリエーテ
ルエステルアミドの機械的性質が劣り、数平均分子量が
6000を超える場合には、帯電防止効果が不足する。
【0018】さらに、(ハ)成分は炭素原子数4〜20
のジカルボン酸であり、テレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルホイソ
フタル酸ナトリウムのごとき芳香族ジカルボン酸、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸及びジシクロヘキシル
−4,4′−ジカルボン酸のごとき脂環族ジカルボン酸
並びにコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸及
びドデカンジ酸のごとき脂肪族ジカルボン酸等が挙げら
れ、特にテレフタル酸、イソフタル酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸及びド
デカンジ酸が重合性、色調及び物性の点から好ましく用
いられる。
のジカルボン酸であり、テレフタル酸、イソフタル酸、
ナフタレン−2,6−ジカルボン酸、ナフタレン−2,
7−ジカルボン酸、ジフェニル−4,4′−ジカルボン
酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、3−スルホイソ
フタル酸ナトリウムのごとき芳香族ジカルボン酸、1,
2−シクロヘキサンジカルボン酸及びジシクロヘキシル
−4,4′−ジカルボン酸のごとき脂環族ジカルボン酸
並びにコハク酸、シュウ酸、アジピン酸、セバシン酸及
びドデカンジ酸のごとき脂肪族ジカルボン酸等が挙げら
れ、特にテレフタル酸、イソフタル酸、1,4−シクロ
ヘキサンジカルボン酸、セバシン酸、アジピン酸及びド
デカンジ酸が重合性、色調及び物性の点から好ましく用
いられる。
【0019】ポリ(アルキレンオキシド)グリコールと
ジカルボン酸は反応上は1:1モル比で反応するが、使
用するジカルボン酸の種類に応じて通常仕込比を変えて
供給される。ポリエーテルエステルアミドの重合方法に
関しては、特に制限されず、例えばアミノカルボン酸ま
たはラクタムとジカルボン酸を反応させて両末端がジカ
ルボン酸基のポリアミドプレポリマーを合成し、これに
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを真空下に反応
させる方法、前記した原料の各化合物を反応槽に仕込
み、水の存在下で重合を進める方法、および前記した原
料の化合物を同時に反応槽に仕込み、溶融混合した後に
高真空下で一挙に重合を進める方法などの公知の方法を
利用することができる。
ジカルボン酸は反応上は1:1モル比で反応するが、使
用するジカルボン酸の種類に応じて通常仕込比を変えて
供給される。ポリエーテルエステルアミドの重合方法に
関しては、特に制限されず、例えばアミノカルボン酸ま
たはラクタムとジカルボン酸を反応させて両末端がジカ
ルボン酸基のポリアミドプレポリマーを合成し、これに
ポリ(アルキレンオキシド)グリコールを真空下に反応
させる方法、前記した原料の各化合物を反応槽に仕込
み、水の存在下で重合を進める方法、および前記した原
料の化合物を同時に反応槽に仕込み、溶融混合した後に
高真空下で一挙に重合を進める方法などの公知の方法を
利用することができる。
【0020】このポリエーテルエステルアミドの含有量
は、(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計重量
に基づき3〜30重量%の範囲にあることが必要であ
る。この量が3重量%未満の場合には十分な帯電防止効
果が得られない。また、30重量%を超える場合には剛
性が低下する。さらに、この(A)、(B)、(C)及
び(D)成分は、組成物が透明性を示すために下式
(1)、(2)を満足する必要がある。
は、(A)、(B)、(C)及び(D)成分の合計重量
に基づき3〜30重量%の範囲にあることが必要であ
る。この量が3重量%未満の場合には十分な帯電防止効
果が得られない。また、30重量%を超える場合には剛
性が低下する。さらに、この(A)、(B)、(C)及
び(D)成分は、組成物が透明性を示すために下式
(1)、(2)を満足する必要がある。
【0021】
【数1】
【0022】本発明の組成物において、その帯電防止性
能をさらに向上させるために(E)成分として、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ドデ
シルジフェニルエーテルジスルホン酸、ナフタリンスル
ホン酸、ナフタリンスルホン酸とホルマリンの縮合物等
の芳香族スルホン酸、ラウリルスルホン酸等のアルキル
スルホン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ポリアクリル
酸等の有機カルボン酸、亜リン酸ジフェニル、リン酸ジ
フェニル等の有機リン酸及びこれらのアルカリ金属塩や
アルカリ土類金属塩の中から選ばれた少なくとも1種を
使用することができる。これらの中でリチウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩が好適である。この量は、
(A)、(B)、(C)及び(D)成分からなる樹脂組
成物100重量部に対して0.01〜5重量部、好まし
くは0.05〜3重量部である。0.01重量部未満の
場合には帯電防止性能が低く、5重量部を超える場合に
は耐熱性が低下したり、成形時に外観不良が起こり好ま
しくない。
能をさらに向上させるために(E)成分として、ドデシ
ルベンゼンスルホン酸、p−トルエンスルホン酸、ドデ
シルジフェニルエーテルジスルホン酸、ナフタリンスル
ホン酸、ナフタリンスルホン酸とホルマリンの縮合物等
の芳香族スルホン酸、ラウリルスルホン酸等のアルキル
スルホン酸、ステアリン酸、ラウリン酸、ポリアクリル
酸等の有機カルボン酸、亜リン酸ジフェニル、リン酸ジ
フェニル等の有機リン酸及びこれらのアルカリ金属塩や
アルカリ土類金属塩の中から選ばれた少なくとも1種を
使用することができる。これらの中でリチウム塩、ナト
リウム塩、カリウム塩が好適である。この量は、
(A)、(B)、(C)及び(D)成分からなる樹脂組
成物100重量部に対して0.01〜5重量部、好まし
くは0.05〜3重量部である。0.01重量部未満の
場合には帯電防止性能が低く、5重量部を超える場合に
は耐熱性が低下したり、成形時に外観不良が起こり好ま
しくない。
【0023】本発明の組成物には透明性を損なわない範
囲で、必要に応じて、アクリル系多層構造ゴム、MB
S、等の耐衝撃性付与剤を添加することができる。ま
た、同様に、透明性を損なわない範囲で、顔料、染料、
補強剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤、滑剤、離型剤、可塑剤等を添加すること
ができる。本発明の組成物は、一般に熱可塑性樹脂の成
形に用いられる公知の方法、たとえば、射出成形、押出
成形、ブロー成形、真空成形、インフレーション成形、
フィルム成形、シート成形等の方法によって成形するこ
とができる。
囲で、必要に応じて、アクリル系多層構造ゴム、MB
S、等の耐衝撃性付与剤を添加することができる。ま
た、同様に、透明性を損なわない範囲で、顔料、染料、
補強剤、充填剤、熱安定剤、酸化防止剤、紫外線吸収
剤、光安定剤、滑剤、離型剤、可塑剤等を添加すること
ができる。本発明の組成物は、一般に熱可塑性樹脂の成
形に用いられる公知の方法、たとえば、射出成形、押出
成形、ブロー成形、真空成形、インフレーション成形、
フィルム成形、シート成形等の方法によって成形するこ
とができる。
【0024】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳細に
説明する。なお、組成物及びエラストマーの各物性は次
に示す方法に従って求めた。 (1)表面抵抗率 5cm×9cm、厚み2.5mmの平板を用い、東亜電
波工業(株)製、極超絶縁計SM−10E型により、成
形後、23℃、50%RHの条件で24時間状態調節し
た後に測定した。 (2)Haze 5cm×9cm、厚み2.5mmの平板を用い、スガ試
験機(株)製、ヘイズメーターSM−3型により、下記
の条件で測定した。 (a)初期値・・・・成形後、23℃、50%RHの条件で
24時間状態調節した後に測定した。 (b)3%吸水時・・・・成形後、23℃のイオン交換水中
に浸漬し、24時間毎に吸水率とHazeを測定し、吸
水率とHazeのグラフを作成する。このグラフから、
3%吸水時のHazeを読みとる。
説明する。なお、組成物及びエラストマーの各物性は次
に示す方法に従って求めた。 (1)表面抵抗率 5cm×9cm、厚み2.5mmの平板を用い、東亜電
波工業(株)製、極超絶縁計SM−10E型により、成
形後、23℃、50%RHの条件で24時間状態調節し
た後に測定した。 (2)Haze 5cm×9cm、厚み2.5mmの平板を用い、スガ試
験機(株)製、ヘイズメーターSM−3型により、下記
の条件で測定した。 (a)初期値・・・・成形後、23℃、50%RHの条件で
24時間状態調節した後に測定した。 (b)3%吸水時・・・・成形後、23℃のイオン交換水中
に浸漬し、24時間毎に吸水率とHazeを測定し、吸
水率とHazeのグラフを作成する。このグラフから、
3%吸水時のHazeを読みとる。
【0025】(3)ポリエーテルエステルアミドの相対
粘度 メタクレゾール中で30℃、0.5重量/容量%の条件
で測定した。 [ポリエーテルエステルアミド(D−1〜3)の製造
例] (D−1)の製造 カプロラクタム50重量部、数平均分子量1000のポ
リオキシエチレングリコール45重量部及びアジピン酸
7重量部をイルガノックス1076(酸化防止剤)0.
2重量部及び三酸化アンチモン触媒0.1重量部と共に
ヘリカルリボン撹はん翼を備えた反応容器に仕込み、窒
素置換して240℃で60分間加熱撹はんして透明な均
質溶液とした後、260℃で0.5mmHg以下の条件
下4時間重合し、粘ちょうで透明なポリマーを得た。ポ
リマーを冷却ベルト上にガット状に吐出し、ペレタイズ
することによってペレット状のポリエーテルエステルア
ミド(D−1)を得た。このエラストマーの相対粘度
は、2.04であった。 (D−2)の製造 ナイロン6,6塩(AH塩)60重量部、数平均分子量
600のポリオキシエチレングリコール33重量部及び
アジピン酸8.7重量部を用いた以外は(D−1)と同
じ方法でポリエーテルエステルアミド(D−2)を製造
した。得られたエラストマーの相対粘度は、1.96で
あった。
粘度 メタクレゾール中で30℃、0.5重量/容量%の条件
で測定した。 [ポリエーテルエステルアミド(D−1〜3)の製造
例] (D−1)の製造 カプロラクタム50重量部、数平均分子量1000のポ
リオキシエチレングリコール45重量部及びアジピン酸
7重量部をイルガノックス1076(酸化防止剤)0.
2重量部及び三酸化アンチモン触媒0.1重量部と共に
ヘリカルリボン撹はん翼を備えた反応容器に仕込み、窒
素置換して240℃で60分間加熱撹はんして透明な均
質溶液とした後、260℃で0.5mmHg以下の条件
下4時間重合し、粘ちょうで透明なポリマーを得た。ポ
リマーを冷却ベルト上にガット状に吐出し、ペレタイズ
することによってペレット状のポリエーテルエステルア
ミド(D−1)を得た。このエラストマーの相対粘度
は、2.04であった。 (D−2)の製造 ナイロン6,6塩(AH塩)60重量部、数平均分子量
600のポリオキシエチレングリコール33重量部及び
アジピン酸8.7重量部を用いた以外は(D−1)と同
じ方法でポリエーテルエステルアミド(D−2)を製造
した。得られたエラストマーの相対粘度は、1.96で
あった。
【0026】(D−3)の製造 カプロラクタム45重量部、数平均分子量600のポリ
オキシエチレングリコール45.2重量部及びテレフタ
ル酸13.0重量部をイルガノックス1076(酸化防
止剤)0.2重量部及び三酸化アンチモン触媒0.1重
量部と共にヘリカルリボン撹はん翼を備えた反応容器に
仕込み、窒素置換して260℃で60分間加熱撹はんし
て透明な均質溶液とした。次いで、テトラ−n−ブチル
ジルコネート0.09部を加えた後、260℃で0.5
mmHg以下の条件下5時間重合し、粘ちょうで透明な
ポリマーを得た。ポリマーを冷却ベルト上にガット状に
吐出し、ペレタイズすることによってペレット状のポリ
エーテルエステルアミド(D−3)を得た。このエラス
トマーの相対粘度は、2.09であった。また、このエ
ラストマーは200日間放置後も透明な状態を保持して
いた。
オキシエチレングリコール45.2重量部及びテレフタ
ル酸13.0重量部をイルガノックス1076(酸化防
止剤)0.2重量部及び三酸化アンチモン触媒0.1重
量部と共にヘリカルリボン撹はん翼を備えた反応容器に
仕込み、窒素置換して260℃で60分間加熱撹はんし
て透明な均質溶液とした。次いで、テトラ−n−ブチル
ジルコネート0.09部を加えた後、260℃で0.5
mmHg以下の条件下5時間重合し、粘ちょうで透明な
ポリマーを得た。ポリマーを冷却ベルト上にガット状に
吐出し、ペレタイズすることによってペレット状のポリ
エーテルエステルアミド(D−3)を得た。このエラス
トマーの相対粘度は、2.09であった。また、このエ
ラストマーは200日間放置後も透明な状態を保持して
いた。
【0027】[6員環酸無水物単位含有共重合体(C)
の製造]メタクリル酸メチル72.9重量%、α−メチ
ルスチレン13.5重量%、メタクリル酸3.6重量
%、エチルベンゼン10.0重量%、1,1,−ジ−t
ert−ブチルパーオキシ−3,3,5,−トリメチル
シクロヘキサノン300ppm、及び、n−オクチルメ
ルカプタン1000ppmからなる混合溶液を調製し、
この混合溶液を0.5リットル/hrの速度で連続して
内容量2リットルのジャケット付き完全混合反応機に供
給して125℃で重合を行った。さらに、重合液を26
0℃に設定した高温脱揮装置に連続供給し、未反応物の
除去及び6員環酸無水物単位の形成を行った。この共重
合体を中和滴定、赤外分光光度計及び核磁気共鳴測定装
置によって組成分析を行った結果、メタクリル酸メチル
単位85重量%、α−メチルスチレン単位8重量%、6
員環酸無水物単位4重量%、メタクリル酸単位3重量%
であった。また、この共重合体0.150gをアセトン
に溶解し50ミリリットル溶液とし、25℃で還元粘度
を測定したところ、0.15デシリットル/gであっ
た。
の製造]メタクリル酸メチル72.9重量%、α−メチ
ルスチレン13.5重量%、メタクリル酸3.6重量
%、エチルベンゼン10.0重量%、1,1,−ジ−t
ert−ブチルパーオキシ−3,3,5,−トリメチル
シクロヘキサノン300ppm、及び、n−オクチルメ
ルカプタン1000ppmからなる混合溶液を調製し、
この混合溶液を0.5リットル/hrの速度で連続して
内容量2リットルのジャケット付き完全混合反応機に供
給して125℃で重合を行った。さらに、重合液を26
0℃に設定した高温脱揮装置に連続供給し、未反応物の
除去及び6員環酸無水物単位の形成を行った。この共重
合体を中和滴定、赤外分光光度計及び核磁気共鳴測定装
置によって組成分析を行った結果、メタクリル酸メチル
単位85重量%、α−メチルスチレン単位8重量%、6
員環酸無水物単位4重量%、メタクリル酸単位3重量%
であった。また、この共重合体0.150gをアセトン
に溶解し50ミリリットル溶液とし、25℃で還元粘度
を測定したところ、0.15デシリットル/gであっ
た。
【0028】
【実施例1〜4及び比較例1〜4】アクリル樹脂(メタ
クリル酸メチルとアクリル酸メチルの共重合体)(A)
(旭化成工業(株)製 デルペット(商標名)80
N)、AS樹脂(B)(アクリルニトリル20重量%含
有、旭化成工業(株)製 スタイラック(商標名)T8
707)、6員環酸無水物単位含有共重合体(C)、ポ
リエーテルエステルアミド(D−1〜3)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム(E)、酸変性樹脂(F)
(旭化成工業(株)製 デルペット(商標名)980
N)を表1に示す割合で混合し、同方向二軸押出し機
(東芝機械(株)製 TEM−35B)を用い、シリン
ダー温度250℃、スクリュー回転数150rpmでペ
レタイズした。このペレットを90℃、3時間乾燥した
後、射出成形機(東芝機械(株)製 EPN−55)を
用い、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試験
片を作成した。得られた試験片の諸性質を先に述べた方
法に従って測定評価した。結果を表1に示す。表1から
明らかなように、6員環酸無水物単位含有共重合体
(C)を特定量配合することにより、吸水時の透明性の
低下の少ない透明な帯電防止性樹脂組成物を得ることが
できる。
クリル酸メチルとアクリル酸メチルの共重合体)(A)
(旭化成工業(株)製 デルペット(商標名)80
N)、AS樹脂(B)(アクリルニトリル20重量%含
有、旭化成工業(株)製 スタイラック(商標名)T8
707)、6員環酸無水物単位含有共重合体(C)、ポ
リエーテルエステルアミド(D−1〜3)、ドデシルベ
ンゼンスルホン酸ナトリウム(E)、酸変性樹脂(F)
(旭化成工業(株)製 デルペット(商標名)980
N)を表1に示す割合で混合し、同方向二軸押出し機
(東芝機械(株)製 TEM−35B)を用い、シリン
ダー温度250℃、スクリュー回転数150rpmでペ
レタイズした。このペレットを90℃、3時間乾燥した
後、射出成形機(東芝機械(株)製 EPN−55)を
用い、シリンダー温度250℃、金型温度60℃で試験
片を作成した。得られた試験片の諸性質を先に述べた方
法に従って測定評価した。結果を表1に示す。表1から
明らかなように、6員環酸無水物単位含有共重合体
(C)を特定量配合することにより、吸水時の透明性の
低下の少ない透明な帯電防止性樹脂組成物を得ることが
できる。
【0029】
【表1】
【0030】
【発明の効果】本発明の組成物は、アクリル系樹脂、A
S樹脂、ポリエーテルエステルアミドからなる組成物
に、6員環酸無水物単位を含有する共重合体を特定量配
合してなる組成物であって、強度、剛性の低下がなく、
かつ、吸水時の透明性の低下の少ない、透明な帯電防止
性樹脂組成物であって、医療用カセッター、書類ボック
ス、ICトレー、等の各種トレー、照明カバー、ショー
ケース、テーブルウェア、文字盤カバー、車の内外装
品、テレビ台扉、鳥かご、虫かご、冷蔵庫内野菜収納箱
等の部品、メーターの銘板、VTRカセットの窓、コン
ピューター磁気テープの容器、VTRカセットケース、
CDケース、MFDケース、MDケース、おきもの、お
盆等のような用途に好適に用いられる。
S樹脂、ポリエーテルエステルアミドからなる組成物
に、6員環酸無水物単位を含有する共重合体を特定量配
合してなる組成物であって、強度、剛性の低下がなく、
かつ、吸水時の透明性の低下の少ない、透明な帯電防止
性樹脂組成物であって、医療用カセッター、書類ボック
ス、ICトレー、等の各種トレー、照明カバー、ショー
ケース、テーブルウェア、文字盤カバー、車の内外装
品、テレビ台扉、鳥かご、虫かご、冷蔵庫内野菜収納箱
等の部品、メーターの銘板、VTRカセットの窓、コン
ピューター磁気テープの容器、VTRカセットケース、
CDケース、MFDケース、MDケース、おきもの、お
盆等のような用途に好適に用いられる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 77/12 LQS 101/06 LSY
Claims (1)
- 【請求項1】 (A)アクリル系樹脂2〜90重量%、
(B)シアン化ビニルと芳香族ビニルとの共重合体2〜
90重量%、(C)下式(I)で示される6員環酸無水
物単位を少なくとも3重量%以上含有する共重合体であ
り、かつ、アセトン中25℃での還元粘度が0.01〜
1デシリットル/gである共重合体5〜50重量%、 【化1】 (D)ポリエーテルエステルアミド3〜30重量%、か
らなる樹脂組成物100重量部に対して、(E)有機電
解質及び無機電解質の中から選ばれた少なくとも1種を
0.01〜5重量部配合させてなる帯電防止性樹脂組成
物であって、しかも、(A)+(B)+(C)の混合物
の屈折率と成分(D)の屈折率の差が0.02以下であ
ることを特徴とする透明帯電防止性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19323894A JPH0859948A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 透明帯電防止性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19323894A JPH0859948A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 透明帯電防止性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0859948A true JPH0859948A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16304635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19323894A Withdrawn JPH0859948A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 透明帯電防止性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0859948A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001018111A3 (fr) * | 1999-09-09 | 2001-10-25 | Atofina | Compositions de polymeres acryliques antistatiques |
| WO2005000967A1 (ja) | 2003-06-18 | 2005-01-06 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | 透明性樹脂組成物 |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP19323894A patent/JPH0859948A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001018111A3 (fr) * | 1999-09-09 | 2001-10-25 | Atofina | Compositions de polymeres acryliques antistatiques |
| WO2005000967A1 (ja) | 2003-06-18 | 2005-01-06 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | 透明性樹脂組成物 |
| EP1642934A4 (en) * | 2003-06-18 | 2008-01-23 | Sanyo Chemical Ind Ltd | TRANSPARENT RESIN COMPOSITION |
| US7619037B2 (en) | 2003-06-18 | 2009-11-17 | Sanyo Chemical Industries, Ltd. | Transparent resin composition |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |