JPH086000Y2 - クレーンの揚程検出用リミットスイッチ・ギヤーユニットのロック装置 - Google Patents

クレーンの揚程検出用リミットスイッチ・ギヤーユニットのロック装置

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JPH086000Y2
JPH086000Y2 JP4060192U JP4060192U JPH086000Y2 JP H086000 Y2 JPH086000 Y2 JP H086000Y2 JP 4060192 U JP4060192 U JP 4060192U JP 4060192 U JP4060192 U JP 4060192U JP H086000 Y2 JPH086000 Y2 JP H086000Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、クレーンの揚程検出用
リミットスイッチ・ギヤーユニットのロック装置に係
り、詳しくは、フックなどを吊持しているワイヤーロー
プを取り替える際、フックの上下限位置などを検出する
ための検出ギヤーを、ワイヤーロープ巻取用のウインチ
ドラムに連動して回転するピニオンから外した後に空転
しないよう拘束することができ、ワイヤーロープの取り
替え後に、フック位置とリミットスイッチ動作位置との
関係を確実に再現することができるようにした検出ギヤ
ーのロック装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】製鋼工場などに設置されたクラブ式天井
クレーンにおける主巻用ワイヤーロープは、レードルな
どを吊るためのメインフックを昇降させるために、クレ
ーンのウインチドラムに巻きつけられている。そして、
例えば二基よりなる主巻揚程検出装置の各ピニオンが、
そのピニオン軸を介してウインチドラムと同時に回転さ
れるようになっている。その間に、ピニオンに噛みあい
リミットスイッチと一体化された検出ギヤーも回転さ
れ、検出ギヤーから突設した検出軸によってリミットス
イッチを動作させ、フックの昇降停止位置を検出するよ
うにしている。そのリミットスイッチは、例えば4つの
高さ位置を検出するスイッチ部を内蔵しており、検出軸
の回転をリミットスイッチ内のウオームギヤーを介して
ウオームホイールの回動動作に変換するようにしてい
る。そのウオームホイールは360度以内の動きとなっ
ており、そのホイール軸の周囲に取りつけられたカムに
よって4つの接点のいずれかが動作し、ワイヤーロープ
の巻取限界や繰出限界、さらには、溶銑を転炉に移すた
めのレードルの上下の作業定位置などを検出して、その
都度、ウインチドラムの回転を停止させる信号を発する
ことができるように設定されている。
【0003】このようなクレーンのワイヤーロープは安
全確保の面などから定期的に交換する必要がある。製鋼
工場などに設置されるクラブ式天井クレーンにおける主
巻用ワイヤーロープは、従来から以下のようにして交換
されている。図7に示すように、クレーン30のウイン
チドラム1A,1Bを回転させ、それらに巻きつけたワ
イヤーロープ11A,11Bを繰り出し、レードル13
などを吊るためのメインフック14,14を所定高さ位
置まで降ろす。その下降に伴って、図3に示すような二
基よりなる主巻揚程検出装置20A,20Bの各ピニオ
ン2(図8参照)と一体のピニオン軸2aがウインチド
ラム1A,1Bと同時に回転され、そのピニオン2に噛
みあう検出ギヤー3も回転される。そして、検出軸3a
を支承して検出ギヤー3と一体化されたリミットスイッ
チ5に内蔵したウオームホイールも回動される。下降が
停止すると、そのウオームホイールの動きも止まり、リ
ミットスイッチ5はその状態に置かれる。次に、ピニオ
ン2および検出ギヤー3を覆うギヤーケース4の多数の
接続ボルト21,21が外され、下カバー4Bから上カ
バー4Aが取り除かれる。スイッチ台19にリミットス
イッチ5を固定している取付ボルト22,22も外し
て、スイッチ台19からリミットスイッチ5が取り外さ
れる。そして、下カバー4Bを固定している装着ボルト
23,23も取り除かれ、下カバー4Bとともに検出ギ
ヤー3およびそれと一体のリミットスイッチ5が手前へ
引き出される。この後に、その検出ギヤー3が万一回転
するとリミットスイッチ5のウオームホイールも回動さ
れることになり、以後、検出ギヤー3をピニオン2に噛
みあわせたとき、ピニオン2とウオームホイールの関係
が崩れることになる。そこで、検出ギヤー3が空転しな
いようにロープや線材などでリミットスイッチ5ととも
に縛りつけられ、ウインチドラム1A,1Bに近い床面
12a上などに保管される。古いワイヤーロープ11
A,11Bの先端に新しいワイヤーロープを繋ぎ、ウイ
ンチドラム1A,1Bを回転させて古いワイヤーロープ
を巻き取りながら新しいワイヤーロープをウインチドラ
ム1A,1Bで引き揚げる。ウインチドラム1に新しい
ワイヤーロープ11を入れ替えると、それが当初に下降
させた位置となるように、ウインチドラム1A,1Bを
回転させてワイヤーロープ11A,11Bの繰出量また
は巻取量を調整する。最後に、リミットスイッチ5とと
もに検出ギヤー3をピニオン2と噛みあうように元の位
置へ戻して、線材などによる固縛状態を解く。下カバー
4Bを装着ボルト23で固定し、取付ボルト22や接続
ボルト21でもって、リミットスイッチ5をスイッチ台
19に、上カバー4Aを下カバー4Bに取りつける。こ
のような手順をとれば、ピニオン2と検出ギヤー3とを
噛みあわせる際に、検出ギヤー3の回動姿勢を変更する
ことなくピニオン2に噛みあわせることができ、新しい
ワイヤーロープ11A,11Bに取り替えた後も、検出
ギヤー3の回転によりリミットスイッチ5の内部状態を
維持でき、ピニオン2とウオームホイールとの従前の関
係が再現され、そのスイッチ部の以後の動作に狂いの生
じるのが回避される。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、上カバー4
Aを取り外すためには8つの接続ボルト21を、リミッ
トスイッチ5およびそれと一体の検出ギヤー3ならびに
下カバー4Bを取り外すためにも、3つの取付ボルト2
2と4つの装着ボルト23とを外さなければならない。
したがって、二基の主巻揚程検出装置20における解体
作業には、例えば30本ものボルトの取外作業や取付作
業が余儀なくされ、多大の手間を要するとともに極めて
時間がかかる問題がある。また、外した検出ギヤー3が
空転しないようにロープや線材などで縛っておかなけれ
ばならず、煩雑な作業が強いられる。また、その固縛が
完全でないと検出ギヤー3が少し空転して、リミットス
イッチ5のスイッチ部にずれが生じる。これによって、
組立後の検出位置に狂いが発生し、その再調整には多大
の手間が要求されることにもなる難点がある。本考案は
上述の問題に鑑みなされたもので、その目的は、クレー
ンのワイヤーロープを交換するとき、リミットスイッチ
と検出ギヤーとよりなるスイッチ・ギヤーユニットやギ
ヤーケースの取外作業および再組立作業をなくして、ワ
イヤーロープの交換に要する手間を軽減し作業時間の短
縮を図ることができること、検出ギヤーの空転を確実に
防止して、ワイヤーロープの交換後にリミットスイッチ
がフックの正規の昇降位置を正確に検出できるように、
検出ギヤーとピニオンの噛みあい関係に変化をきたさな
いようにすること、を実現したクレーンの揚程検出用リ
ミットスイッチ・ギヤーユニットのロック装置を提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案は、クレーンのワ
イヤーロープ巻取用のウインチドラムに連動して回転す
るピニオンと、該ピニオンに噛みあう検出ギヤーと、ピ
ニオンおよび検出ギヤーを覆うギヤーケースと、検出ギ
ヤーからピニオン軸と平行に延びて突出する検出軸を支
承し、検出軸の回転をもとにワイヤーロープが所定の繰
出量もしくは巻取量に到達したことを検出するリミット
スイッチとを備えるクレーンの揚程検出装置に適用され
る。その特徴とするところは、図1を参照して、ギヤー
ケース4内に検出ギヤー3とピニオン2との噛みあいを
外して、検出ギヤー3をピニオン2から離反する方向へ
変位させることができる空間6が確保される。リミット
スイッチ5と検出ギヤー3とを一体にしたスイッチ・ギ
ヤーユニット7を変位させるために、リミットスイッチ
5のスイッチベース5Aを移動可能に支持するスイッチ
台8が設けられる。ギヤーケース4の内面4cには、ピ
ニオン2から空間6内を変位して所定距離Sに到達する
と検出ギヤー3に噛みあい、検出ギヤー3の空転を阻止
する係止体9が設けられる。スイッチ台8には、スイッ
チベース5Aより長く、かつ、スイッチベース5Aを変
位させることができるスライド溝8aが形成される。そ
して、スイッチベース5Aとスライド溝8aの端部との
間に、所定距離Sに等しい長さのスペーサ10が介在さ
れ、スイッチベース5Aとスライド溝8aの一方端8m
の間およびスイッチベース5Aとスライド溝8aの他方
端8nの間で、スペーサ10を取り替え可能に固定でき
るようにしたことである。
【0006】
【作用】クレーン30のワイヤーロープ11A,11B
を取り替える際、まず、メインフック14が工場床面か
ら例えば1mの所定高さ位置となるように降ろして停止
させる。その所定位置において、揚程検出装置20のピ
ニオン2と検出ギヤー3が噛みあっている状態で、各ス
イッチ台8のスライド溝8aの他方端8n側に介装され
ているスペーサ10を取り除く。スイッチベース5Aに
取りつけられたリミットスイッチ5を検出ギヤー3とと
もに変位させ、検出ギヤー3をピニオン2から離反させ
る。検出ギヤー3を回転させることなく所定距離Sだけ
変位させ、ギヤーケース4の内面4cに形成した係止体
9に噛みあわせる。ピニオン2との噛みあいが解かれた
検出ギヤー3は再び拘束される。それに伴い、リミット
スイッチ5内のスイッチ部の状態も、その後の変化が阻
止される。引き出されたスペーサ10を逆姿勢にして、
スライド溝8aの一方端8mとスイッチベース5Aとの
間に生じた隙間に介装し固定する(図2参照)。リミッ
トスイッチ5およびスイッチベース5Aと一体の検出ギ
ヤー3は、係止体9と噛みあった状態に保持される。古
いワイヤーロープ11A,11Bの先端に新しいワイヤ
ーロープを繋ぎ、ウインチドラム1A,1Bを回転させ
て古いワイヤーロープ11A,11Bを巻き取りながら
新しいワイヤーロープを引き揚げる。新しいワイヤーロ
ープ11を入れ替えると、メインフック14が床面上の
所定高さ位置となるように、ワイヤーロープ11の垂れ
下り長さが調整される。スライド溝8aの一方端8mに
介装されているスペーサ10を取り外し、スイッチ・ギ
ヤーユニット7およびスイッチベース5Aを元の位置へ
移動させて、検出ギヤー3をピニオン2に噛みあわせ
る。スペーサ10をスライド溝8aの他方側8nとスイ
ッチベース5Aとの間に挿入して固定する(図1参
照)。この間、リミットスイッチ5の内のスイッチ部
は、メインフック14の所定位置を検出した従前の状態
を維持している。以後、ウインチドラム1を回転させる
と、リミットスイッチ5は、メインフック14の上昇限
界位置,上限手前位置、作業定位置や下降限界位置など
を的確に検出するように、その動作を再現させることが
できる。
【0007】
【考案の効果】本考案によれば、ウインチドラムに巻き
つけられたワイヤーロープを交換するにあたり、係止体
でもって検出ギヤーの回転を拘束させることができるの
で、繰出量を検出するリミットスイッチの動作点を狂わ
せることなく確実に保持し、動作位置の再現性を高い精
度で維持させることができる。その交換作業において、
スライド溝の一端に介装されるスペーサの取外取付作業
は極めて少数のボルトを扱うだけでよく、しかも、ギヤ
ーケースの取外取付作業も省かれ、作業量を大幅に低減
でき、作業時間の著しい短縮が図られる。
【0008】
【実施例】以下に、本考案に係るクレーンの揚程検出用
リミットスイッチ・ギヤーユニットのロック装置を、図
面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本考案が適
用される揚程検出装置20は、クレーンのメインワイヤ
ーロープの主巻揚程検出装置であって、クレーンが稼働
して状態における斜視図である。これは、図7に示した
クレーン30のワイヤーロープ11を巻き取るウインチ
ドラム1に連動して回転するピニオン2と、そのピニオ
ン2に噛みあう検出ギヤー3と、ピニオン2および検出
ギヤー3を覆うギヤーケース4と、その検出ギヤー3か
らピニオン軸2aと平行に延びて突出する検出軸3aを
支承し、その検出軸3aの回転をもとにワイヤーロープ
11が所定の繰出量もしくは巻取量に到達したことを検
出するリミットスイッチ5とを備えている。図2は、ワ
イヤーロープを取り替える際に主巻揚程検出装置20が
休止している状態の斜視図であり、図3は、クレーン3
0(図7参照)におけるメインクラブ12上に設置した
二基の主巻揚程検出装置20A,20Bの配置状態を表
している。この主巻揚程検出装置20A,20Bは、二
本のワイヤーロープ11A,11Bをそれぞれ巻き取り
繰り出すウインチドラム1A,1Bの近傍において、横
行自在なメインクラブ12の床面12aに設けられ、そ
の設置位置はウインチドラム1A,1Bより少し高い位
置となっている。その各ウインチドラム1は、メインク
ラブ12に搭載した図示しないドラム駆動用モータから
の動力を減速機(図示せず)に設けた複数の出力軸のう
ちの一つを介して伝動することにより、回転されるよう
になっている。
【0009】レードル13(図7参照)などを吊り下げ
るメインフック14の上部には、二つのシーブ15A,
15Bが設けられているが、ウインチドラム1A,1B
からは同時に同一長さのワイヤーロープ11A,11B
が繰り出されることから同時に下降し、また、同一長さ
の巻き取りにより同時に上昇して、レードル13の左右
の姿勢を変えることなく昇降させることができるように
なっている。主巻揚程検出装置20は、図1に示すよう
に、検出ギヤー3などを収容するギヤーケース4と、後
述するスイッチ・ギヤーユニット7と、リミットスイッ
チ5を取りつけたスイッチベース5Aと、スライド溝8
aを形成したスイッチ台8とを備える。そして、スイッ
チ・ギヤーユニット7のロック装置として、検出ギヤー
3の空転を阻止する係止体9、および、スイッチベース
5Aとスライド溝8aの端部との間に介在されるスペー
サ10が設けられる。各主巻揚程検出装置20のそれぞ
れのギヤーケース4は、断面がコ字状となるように曲げ
て形成され、検出ギヤー3とピニオン2の周囲を取り巻
くようにU字状となっているギヤーカバー4aとピニオ
ンカバー4bとからなっている。これらのカバー4a,
4bは、相互に対面するように突きあわされ、上部板4
pと図3に示す下部板4qを介して一体化される。そし
て、ギヤーカバー4aの下部に取りつけた支持部材4
r,4rを取付部材8t,8tにボルト止めすることに
より、ギヤーケース4の全体が架台8sに固定されるよ
うになっている。なお、ギヤーケース4の側面は、スイ
ッチ・ギヤーユニット7の位置しない側において、カバ
ー板4d,4e,4fが取りつけられ、検出ギヤー3や
ピニオン2の側面を覆っている。
【0010】このようなギヤーケース4の内部には、図
1に示すように、検出ギヤー3とピニオン2との噛みあ
いを外して、検出ギヤー3をピニオン2から離反する方
向へ変位させることができる空間6が確保されている。
そして、ギヤーケース4の内面4cには、ワイヤーロー
プ11の取り替え時に、検出ギヤー3をピニオン2から
空間6内を矢印R方向へ変位させ、その変位が所定距離
Sになると検出ギヤー3と噛みあい、検出ギヤー3の空
転を阻止する係止体9が溶接などによって固定されてい
る。この係止体9は、検出ギヤー3の歯に係合して、検
出ギヤー3の回転を拘束することができるものであれば
よいが、本例においては、検出ギヤー3と同一のモジュ
ールを有する内歯歯車が採用されている。なお、その歯
数は多く必要とされることはないので、例えば5枚の歯
形からなる部分歯車のようなものとなっている。したが
って、スイッチ・ギヤーユニット7を構成する検出ギヤ
ー3が、後述するように、スイッチベース5Aとともに
所定距離Sだけ移動されると、検出ギヤー3の歯と係止
体9の歯とが噛みあわされ、検出ギヤー3の動きを拘束
し、後述するが、リミットスイッチ5の内部機構も、そ
のままの状態に保持されるようになっている。スイッチ
・ギヤーユニット7は、通常運転におけるメインフック
14の上下限位置や作業定位置、さらには、最大上下限
位置を検出する公知のリミットスイッチ5を、上述した
検出ギヤー3と一体化させたものである。そして、主巻
揚程検出装置20A,20Bのそれぞれに設けられる各
リミットスイッチ5は、両主巻揚程検出装置20A,2
0Bの対向面側に配置されている(図3参照)。
【0011】検出ギヤー3のギヤーケース4の側方から
延びる検出軸3aは、リミットスイッチ5のケーシング
に内蔵した軸受(図示せず)で支承され、その検出軸3
aをリミットスイッチ5内のウオームギヤー(図示せ
ず)の軸と接続することによって、検出ギヤー3とリミ
ットスイッチ5との一体化を図り、上記のスイッチ・ギ
ヤーユニット7が構成される。したがって、検出ギヤー
3が回転すればウオームギヤーも回転し、そのウオーム
ギヤーに噛みあうウオームホイール(図示せず)が回転
されると、ウオームホイールの軸に取りつけたカムの回
動動作で、スイッチ部の接点が断接動作するようになっ
ている。ちなみに、ドラム駆動モータの回転数を720
rpmとすれば、減速機によって1/20に減速された
回転がピニオン軸2aに伝達される。ピニオン2と検出
ギヤー3との減速比は40/85とされ、リミットスイ
ッチ5内のウオームギヤーの減速比は1/80であり、
カムの回動速度は、720×1/20×40/85×1
/80=0.21rpm程度となる。このスイッチ部の
動作によって、検出ギヤー3の回転数すなわちワイヤー
ロープ11の巻取量が分かり、昇降したメインフック1
4の上昇限界位置,作業定位置,上限手前位置や下降限
界位置を検出することができる。すなわち、リミットス
イッチ5は、ワイヤーロープ11A,11Bの巻取限界
や繰出限界、さらには必要となる中間繰出位置を検出す
る。なお、リミットスイッチ5の前面には、電力を供給
する電気配線5cおよびそれを保護する配線管が、架台
8sに沿って設けられている。
【0012】このようなスイッチ・ギヤーユニット7
を、ワイヤーロープ11の取り替え時に変位させるた
め、リミットスイッチ5は、図4に示すように、左右端
部上面に外斜面28,28が形成されて左右方向へ延び
る2本のスキッド5a,5aよりなるスイッチベース5
Aに装着される。すなわち、リミットスイッチ5の下部
の3つの張出部や中間板材5bに挿入される取付ボルト
22によって、リミットスイッチ5がスイッチベース5
Aに固定されるようになっている。図5および図6に示
すように、そのスイッチベース5Aを移動可能に支持す
るスイッチ台8が設けられる。これは、スイッチベース
5Aより長く、スイッチベース5Aを所望距離だけ変位
させることができるスライド溝8aを備え、図1などに
示す架台8sの上面に固定される。このスライド溝8a
の一方端8mおよび他方端8nには、スキッド5a,5
aの外斜面28に一致する内斜面29が形成される一
方、中央部位には、略正方形のガイド材8gが突設され
ている。その前後側面8h,8hとスキッド5a,5a
の内側面とは接触して摺動可能とされ、スイッチベース
5Aが左右方向へ変位されるときには、ガイド材8gに
よって案内されるようになっている。このスイッチ台8
のガイド材8gの左側には、固定ボルト27(図6参
照)によりスペーサ10を固定するためのねじ孔27
a,27aが設けられている。なお、右側にも、同様の
ねじ孔27a,27aが刻設され、一つのスペーサ10
を逆姿勢にして付け替えることができるようになってい
る。すなわち、図1に示すように、主巻揚程検出装置2
0Bの検出ギヤー3がピニオン2に噛みあっている状態
では、スイッチベース5Aがスライド溝8aの一方端8
mにあり、他方端8nとスイッチベース5Aとの間にス
ペーサ10が介装されることになる。図2に示すよう
に、検出ギヤー3が係止体9と噛みあっている状態で
は、スイッチベース5Aがスライド溝8aの他方端8n
にあり、一方端8mとスイッチベース5Aとの間にスペ
ーサ10が介装される。このスペーサ10は、前記した
所定距離Sに等しい長さを有しており、常に、二つの固
定ボルト27で固縛され、スイッチベース5Aをスライ
ド溝8a内の所定位置に保持しておくために使用され
る。
【0013】図5に示すように、他方端8nに位置する
スペーサ10における左方の傾斜下面10aは、スイッ
チベース5Aを構成するスキッド5a,5aの外斜面2
8,28に当接するように形成され、右方の傾斜上面1
0bは、スイッチ台8のスライド溝8aにおける内斜面
29に一致するように形成されている。このスペーサ1
0を180度回動させて左右を逆にすれば、図6に示す
ように、一方端8mにも介装させることができるように
なっている。なお、検出ギヤー3の変位する所定距離S
は略25mmもあれば十分であるので、スペーサ10の
幅も25mmとされる。ちなみに、図7に示すように、
メインクラブ12の下方には横行自在な補助クラブ24
が設けられ、図示しないモータや減速機に接続したウイ
ンチドラムから繰り出されるワイヤーロープ25には、
昇降自在な補助フック26が装着されている。そして、
例えば、メインフック14,14に吊されたレードル1
3が作業定位置に停止されたとき、補助クラブ24が横
行され、補助のワイヤーロープ25が繰り出されて補助
フック26が下降し、レードル13の底部近傍を持ち上
げて傾け、流出口13aから溶銑が転炉に注湯されるよ
うになっている。
【0014】このように構成された本考案に係るロック
装置を装着した主巻揚程検出装置20A,20Bは、ウ
インチドラム1A,1Bに巻きつけられたワイヤーロー
プ11A,11Bを取り替えるとき、スイッチベース5
Aの移動を介して、リミットスイッチ5と一体の検出ギ
ヤー3をピニオン2から離反させるとともに係止体9に
係合させ、検出ギヤー3の空転を防止して、リミットス
イッチ5の内部におけるウオームホイールの無用な回動
を阻止しておくことができる。高炉は、ある一定期間ご
とに定期補修されるが、その機会などを利用して、クレ
ーン30のワイヤーロープ11A,11Bが取り替えら
れる。その準備作業として、メインフック14が製鋼工
場の床面から例えば1mの所定高さ位置で停止される。
このとき、主巻揚程検出装置20のピニオン2と検出ギ
ヤー3とは、図1のように噛みあった状態にある。この
状態で、主巻揚程検出装置20に設けたスイッチ台8の
スライド溝8aに介装したスペーサ10を取り除く。す
なわち、スペーサ10をスイッチ台8に固定している合
計4つの固定ボルト27,27を取り外し、内斜面29
(図5参照)に傾斜上面10bを当接させているスペー
サ10を矢印M方向へ引き出す。そして、スイッチベー
ス5Aに取付ボルト22を介して固定されたリミットス
イッチ5と検出ギヤー3とを、空間6を隔てた係止体9
の方向へ変位させる。このとき、スキッド5a,5a
は、その内面をスイッチ台8の底面に形成したガイド材
8g(図5参照)の前後側面8h,8hと摺動して案内
される。その移動量が所定距離Sになると、ピニオン2
から離反した検出ギヤー3が、ギヤーケース4の内面4
cの係止体9の歯に噛みあわされる(図2参照)。引き
出されたスペーサ10を180度回転させて逆姿勢と
し、図2に示すように、スライド溝8aの一方端8mと
スイッチベース5Aとの間に生じた隙間へ矢印N方向か
ら挿入すれば、検出ギヤー3は係止体9から外れること
がない。これによって、たとえ何らかの力を受けてピニ
オン2が回転しても、検出ギヤー3に回転が伝わること
はなく、また、検出ギヤー3の拘束によって、リミット
スイッチ5内のスイッチ部の状態も維持される。
【0015】次に、古いワイヤーロープ11A,11B
を降ろしてその先端を切断し、その切断箇所に新しいワ
イヤーロープを接続する。ウインチドラム1A,1Bを
回転させて、古いワイヤーロープ11A,11Bを引き
揚げ、接続部を切り離して新しいワイヤーロープをクラ
ブ12上に預けておく。古いワイヤーロープ11A,1
1Bはウインチドラム1A,1Bを逆回転させて地上に
降ろされる。新しいワイヤーロープ11A,11Bをウ
インチドラム1A,1Bの端末に止め、再度ウインチド
ラム1A,1Bを正回転させて巻きつける。ウインチド
ラム1A,1Bに新しいワイヤーロープ11A,11B
を入れ替えて、メインフック14が床面から1m上方の
所定高さ位置となるように、ウインチドラム1A,1B
でワイヤーロープ11A,11Bの繰出量または巻取量
を調整する。図2に示したように、スライド溝8aの一
方端8mに介装されたスペーサ10を固定する固定ボル
ト27を取り外し、スペーサ10を矢印M方向へ引き出
す。スイッチ・ギヤーユニット7およびスイッチベース
5Aを元の位置へ移動させると、検出ギヤー3はピニオ
ン2に噛みあわされ、リミットスイッチ5のスイッチ部
は、ワイヤーロープ11の繰出量との関係において、メ
インフック14の所定高さ位置を検出した従前の状態を
再現する。スペーサ10を元の姿勢にして、スライド溝
8aの他方側8nとスイッチベース5Aとの間へ介装
し、スイッチベース5Aを構成するスキッド5a,5a
の外斜面28,28に傾斜下面10aを一致させた状態
で、固定ボルト27を締め込むとスイッチ台8に固定さ
れ、検出ギヤー3とピニオン2との噛みあいも再現され
る。すなわち、各リミットスイッチ5において、メイン
フック14の上昇限界位置,上限手前位置,作業定位置
や下降限界位置を従前と同じように的確に検出すること
ができる状態となる。このような作業において、ボルト
の取外作業や取付作業が最小限の操作、すなわち、合計
4本のボルト操作でもって実現される。したがって、従
来のように上カバーの取外作業や下カバーとともにリミ
ットスイッチおよび検出ギヤーをずらせるといった煩わ
しい取替作業は回避され、作業時間を大幅に短縮するこ
とができる。さらには、従来のワイヤーロープ取替作業
において必要なリミットスイッチの再調整操作なども必
要とされなくなる。なお、以上の説明では製鋼工場にお
けるクラブ式天井クレーンの主巻揚程検出用の装置を例
にして述べたが、本考案は、連鋳工場などに設置される
クレーンにおけるワイヤーロープの取替作業など、一般
的なクレーンやその補助ワイヤーロープの場合にも適用
することができるのは述べるまでもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案が適用された主巻揚程検出装置であっ
て、通常の稼働状態における斜視図。
【図2】 ワイヤーロープを取り替える際の主巻揚程検
出装置における検出ギヤーが係止体に噛みあわされてい
る状態の斜視図。
【図3】 二基よりなる主巻揚程検出装置のメインクラ
ブ上での配置状態を説明する斜視図。
【図4】 スイッチベースとリミットスイッチの斜視
図。
【図5】 スイッチ台とスペーサの斜視図。
【図6】 スペーサを付け替えたときのスイッチ台の斜
視図。
【図7】 本考案が適用されるクレーンの一例の斜視
図。
【図8】 従来の主巻揚程検出装置の斜視図。
【符号の説明】
1…ウインチドラム、2…ピニオン、2a…ピニオン
軸、3…検出ギヤー、3a…検出軸、4…ギヤーケー
ス、4c…内面、5…リミットスイッチ、5A…スイッ
チベース、6…空間、7…スイッチ・ギヤーユニット、
8…スイッチ台、8a…スライド溝、8m…一方端、8
n…他方端、9…係止体、10…スペーサ、11,11
A,11B…ワイヤーロープ、20,20A,20B…
主巻揚程検出装置、30…クレーン(クラブ式天井クレ
ーン)、S…所定距離。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーンのワイヤーロープ巻取用のウイ
    ンチドラムに連動して回転するピニオンと、該ピニオン
    に噛みあう検出ギヤーと、前記ピニオンおよび検出ギヤ
    ーを覆うギヤーケースと、該検出ギヤーからピニオン軸
    と平行に延びて突出する検出軸を支承し、該検出軸の回
    転をもとにワイヤーロープが所定の繰出量もしくは巻取
    量に到達したことを検出するリミットスイッチとを備え
    るクレーンの揚程検出装置において、 前記ギヤーケース内には、前記検出ギヤーと前記ピニオ
    ンとの噛みあいを外して、該検出ギヤーをピニオンから
    離反する方向へ変位させることができる空間が確保さ
    れ、 前記リミットスイッチと前記検出ギヤーとを一体にした
    スイッチ・ギヤーユニットを変位させるため、該リミッ
    トスイッチのスイッチベースを移動可能に支持するスイ
    ッチ台が設けられ、 前記ギヤーケースの内面には、ピニオンから前記空間内
    を変位して所定距離に到達すると検出ギヤーに噛みあ
    い、該検出ギヤーの空転を阻止する係止体が設けられ、 前記スイッチ台には、前記スイッチベースより長く、か
    つ、該スイッチベースを変位させることができるスライ
    ド溝が形成され、 前記スイッチベースとスライド溝の端部との間に、前記
    所定距離に等しい長さのスペーサを介在させ、該スイッ
    チベースとスライド溝の一方端との間およびスイッチベ
    ースとスライド溝の他方端との間で、前記スペーサを取
    り替え可能に固定できるようにしたことを特徴とするク
    レーンの揚程検出用リミットスイッチ・ギヤーユニット
    のロック装置。
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