JPH0860211A - 高炉の出銑終了時期判定方法 - Google Patents
高炉の出銑終了時期判定方法Info
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- JPH0860211A JPH0860211A JP19711794A JP19711794A JPH0860211A JP H0860211 A JPH0860211 A JP H0860211A JP 19711794 A JP19711794 A JP 19711794A JP 19711794 A JP19711794 A JP 19711794A JP H0860211 A JPH0860211 A JP H0860211A
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- Japan
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- tapping
- gas
- concentration
- blast furnace
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 高炉の出銑時に出銑口から噴出するガスの発
生条件に変動があっても、安定して精度良くかつ定量的
に出銑終了時期を判定することができる高炉の出銑終了
時期判定方法を提供する。 【構成】 高炉1の出銑時に出銑口2から噴出するガス
3の二酸化炭素濃度および酸素濃度をそれぞれ連続的に
測定し、ガス中の二酸化炭素濃度が継続して所定の濃度
以上になり、かつ酸素濃度が継続して所定の濃度以下に
なった時に、出銑終了と判断する。
生条件に変動があっても、安定して精度良くかつ定量的
に出銑終了時期を判定することができる高炉の出銑終了
時期判定方法を提供する。 【構成】 高炉1の出銑時に出銑口2から噴出するガス
3の二酸化炭素濃度および酸素濃度をそれぞれ連続的に
測定し、ガス中の二酸化炭素濃度が継続して所定の濃度
以上になり、かつ酸素濃度が継続して所定の濃度以下に
なった時に、出銑終了と判断する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、高炉の出銑終了時期を
判定する方法に関するものである。
判定する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】高炉の安定操業を行う上で、炉床部での
溶銑滓のレベル管理は極めて重要である。例えば炉内の
溶銑滓のレベルが高すぎると羽口破損や通気不良等が生
じて操業が不安定となりやすく、一方、溶銑滓が低レベ
ルになりすぎると、集塵能力を越えた炉内ガスの吹き出
しによる発塵が生じ、粉塵公害の問題を引き起こす。従
来の出銑終了時期すなわち出銑口閉塞時期の判定方法で
は、炉前作業員が出銑作業の末期に炉内から発生するガ
スを十分に出させ、炉床内に残銑滓がないことを判断確
認して出銑口の閉塞を行っていた。しかしこの方法で
は、個人差に基づく出銑終了時期のバラツキが多く高炉
操業の不安定要因の一つとなっていた。このため、これ
まで出銑終了時期を定量的に判定する方法がいくつか提
示されてきている。
溶銑滓のレベル管理は極めて重要である。例えば炉内の
溶銑滓のレベルが高すぎると羽口破損や通気不良等が生
じて操業が不安定となりやすく、一方、溶銑滓が低レベ
ルになりすぎると、集塵能力を越えた炉内ガスの吹き出
しによる発塵が生じ、粉塵公害の問題を引き起こす。従
来の出銑終了時期すなわち出銑口閉塞時期の判定方法で
は、炉前作業員が出銑作業の末期に炉内から発生するガ
スを十分に出させ、炉床内に残銑滓がないことを判断確
認して出銑口の閉塞を行っていた。しかしこの方法で
は、個人差に基づく出銑終了時期のバラツキが多く高炉
操業の不安定要因の一つとなっていた。このため、これ
まで出銑終了時期を定量的に判定する方法がいくつか提
示されてきている。
【0003】図3は例えば特開昭62−182212号
公報に開示されている従来の高炉の出銑口閉塞方法に関
する説明図である。図において1は高炉、2は出銑口、
3は炉内ガス、4は炉床、5は溶銑滓、6は羽口、12
は鋳床、13は樋カバ−、14はマッドガン、15は駆
動装置、16a、16bはガス採取管、17は前処理装
置、18aはCO2 ,SOx,NOxメーター、18b
はO2 メーター、19は演算装置、20は集塵ダンパ
ー、21は集塵装置を示す。
公報に開示されている従来の高炉の出銑口閉塞方法に関
する説明図である。図において1は高炉、2は出銑口、
3は炉内ガス、4は炉床、5は溶銑滓、6は羽口、12
は鋳床、13は樋カバ−、14はマッドガン、15は駆
動装置、16a、16bはガス採取管、17は前処理装
置、18aはCO2 ,SOx,NOxメーター、18b
はO2 メーター、19は演算装置、20は集塵ダンパ
ー、21は集塵装置を示す。
【0004】図3に示すように、出銑中は出銑された鋳
床12上の樋に樋カバー13をして封止する。さらに樋
カバー13を、別に設けられた建屋集塵装置21によっ
て吸引することにより出銑口2の発煙及び発塵を防止す
る。出銑口2のガスは、樋カバー13の一端からガス採
取管16によりフィルター17を介してガスメーター1
8a,18bに導入される。採取されたガスはそれぞれ
前処理装置のフィルター17により濾過され、CO2 ,
SOx,NOx等は、メーター18aにより、O2 はメ
ーター18bにより、濃度がそれぞれ測定される。メー
ター18aにより求められたCO2 濃度などは集塵装置
への配管に設けられたダンパー20の開度を調整するこ
とにより誤差を生ずるので、O2 換算補正を行うため演
算器19により演算補正し、真のガス濃度を検知する。
次いで、演算後のガス成分変化により出銑口2の閉塞時
期をマッドガン14の駆動装置15に発信し、自動閉塞
を行う。また演算値により異常出銑をも演算器19によ
り予知する。さらに演算後のガス成分濃度により出銑口
2の閉塞時期を集塵装置21に発信し、自動的にダンパ
ー20を制御するか、集塵ファンの風量を制御する。
床12上の樋に樋カバー13をして封止する。さらに樋
カバー13を、別に設けられた建屋集塵装置21によっ
て吸引することにより出銑口2の発煙及び発塵を防止す
る。出銑口2のガスは、樋カバー13の一端からガス採
取管16によりフィルター17を介してガスメーター1
8a,18bに導入される。採取されたガスはそれぞれ
前処理装置のフィルター17により濾過され、CO2 ,
SOx,NOx等は、メーター18aにより、O2 はメ
ーター18bにより、濃度がそれぞれ測定される。メー
ター18aにより求められたCO2 濃度などは集塵装置
への配管に設けられたダンパー20の開度を調整するこ
とにより誤差を生ずるので、O2 換算補正を行うため演
算器19により演算補正し、真のガス濃度を検知する。
次いで、演算後のガス成分変化により出銑口2の閉塞時
期をマッドガン14の駆動装置15に発信し、自動閉塞
を行う。また演算値により異常出銑をも演算器19によ
り予知する。さらに演算後のガス成分濃度により出銑口
2の閉塞時期を集塵装置21に発信し、自動的にダンパ
ー20を制御するか、集塵ファンの風量を制御する。
【0005】図4は図3の方法で得られた出銑中の出銑
口のガス成分濃度変化例を示す経時変化図である。出銑
開始から出銑終了までの間において出銑口のガス成分濃
度は変化する。特に酸素濃度及びNOx濃度は例えばD
点より変化し始め、E点及びF点において急激な変化を
示す。マッドガンの閉塞時間を考慮しD点またはE点に
おける測定値と演算装置19に入力されたO2 濃度例え
ば19%或いはNOx濃度3ppmの設定値と照合し、
演算装置19の信号により、マッドガン14の駆動装置
15を稼働せしめるか、及び/または集塵装置21のダ
ンパー20の調節を行い発塵、発煙の防止を図ってい
る。
口のガス成分濃度変化例を示す経時変化図である。出銑
開始から出銑終了までの間において出銑口のガス成分濃
度は変化する。特に酸素濃度及びNOx濃度は例えばD
点より変化し始め、E点及びF点において急激な変化を
示す。マッドガンの閉塞時間を考慮しD点またはE点に
おける測定値と演算装置19に入力されたO2 濃度例え
ば19%或いはNOx濃度3ppmの設定値と照合し、
演算装置19の信号により、マッドガン14の駆動装置
15を稼働せしめるか、及び/または集塵装置21のダ
ンパー20の調節を行い発塵、発煙の防止を図ってい
る。
【0006】また、特開昭57−134504号公報に
は上記と同様な装置を用いた高炉出銑終了時期を検知す
る方法が開示されている。この方法では図5に示すよう
に、高炉出銑口近傍における雰囲気ガス中に含まれるS
O2 ガス濃度が急激に上昇した点(図中H点)をもって
出銑止めの時刻として判断している。この時、上記のS
O2 成分に代わって、CO,CO2 ,H2 S,SOx等
の炉内ガスの中に含まれる少なくとも一種のガス成分の
濃度の急激な変化を利用しても良いとしている。
は上記と同様な装置を用いた高炉出銑終了時期を検知す
る方法が開示されている。この方法では図5に示すよう
に、高炉出銑口近傍における雰囲気ガス中に含まれるS
O2 ガス濃度が急激に上昇した点(図中H点)をもって
出銑止めの時刻として判断している。この時、上記のS
O2 成分に代わって、CO,CO2 ,H2 S,SOx等
の炉内ガスの中に含まれる少なくとも一種のガス成分の
濃度の急激な変化を利用しても良いとしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の高
炉の出銑終了時期を判定する方法では、監視するガス成
分濃度が急激に変化した時点をもって、出銑終了時期の
判定基準としていた。しかし、一般的には高炉炉内のガ
ス流れおよび炉内反応状況の不均一さのために、出銑時
に出銑口から排出されるガス成分は必ずしも一定してお
らず非定常状態になっている場合も多い。この場合、従
来の出銑終了時期を判定する方法では誤った判断基準を
与えてしまい、その結果例えば炉内に残銑がある状態で
出銑終了と判断して出銑口を閉塞してしまい、高炉の炉
況の悪化や生産性低下を引き起こすという問題点があっ
た。特に、監視するガス成分として、CO、H2 S、S
Ox、NOx等の濃度がppmオーダーの微量成分を用
いた場合には測定誤差や外乱によるバラツキがより大き
くなるので、出銑終了時期を判定する基準としては信頼
性に欠ける場合が多々あった。
炉の出銑終了時期を判定する方法では、監視するガス成
分濃度が急激に変化した時点をもって、出銑終了時期の
判定基準としていた。しかし、一般的には高炉炉内のガ
ス流れおよび炉内反応状況の不均一さのために、出銑時
に出銑口から排出されるガス成分は必ずしも一定してお
らず非定常状態になっている場合も多い。この場合、従
来の出銑終了時期を判定する方法では誤った判断基準を
与えてしまい、その結果例えば炉内に残銑がある状態で
出銑終了と判断して出銑口を閉塞してしまい、高炉の炉
況の悪化や生産性低下を引き起こすという問題点があっ
た。特に、監視するガス成分として、CO、H2 S、S
Ox、NOx等の濃度がppmオーダーの微量成分を用
いた場合には測定誤差や外乱によるバラツキがより大き
くなるので、出銑終了時期を判定する基準としては信頼
性に欠ける場合が多々あった。
【0008】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、高炉の出銑時に出銑口から噴
出するガスの発生条件に変動があっても、安定して精度
良くかつ定量的に出銑終了時期を判定することができる
高炉の出銑終了時期判定方法を得ることを目的とする。
めになされたものであり、高炉の出銑時に出銑口から噴
出するガスの発生条件に変動があっても、安定して精度
良くかつ定量的に出銑終了時期を判定することができる
高炉の出銑終了時期判定方法を得ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者は、高炉出銑時
の末期段階における炉内溶銑滓レベルと出銑口より噴出
するガスの発生量および成分との関係を詳細に調査した
ところ、以下のような新たな知見が得られ、本発明の完
成に至った。
の末期段階における炉内溶銑滓レベルと出銑口より噴出
するガスの発生量および成分との関係を詳細に調査した
ところ、以下のような新たな知見が得られ、本発明の完
成に至った。
【0010】出銑末期には炉内溶銑滓レベルの低下にと
もない、出銑口からガスの吹き出し(以下ガス吹きとい
う)が始まる。このガス吹き量は、炉内溶銑滓レベルの
低下とともに多くなっていき、ついには炉内残銑滓がほ
とんど無くなった状態では最大になる。この間のガス成
分の変化挙動を詳細に調査したところ、ガス吹きが始ま
ると同時に、ガス成分中の二酸化炭素濃度が急激に上昇
し、その後二酸化炭素濃度はほぼ一定になることが分か
った。一方、酸素濃度はガス吹きが開始すると徐々に低
下して行き、炉内残銑滓がほとんど無くなった状態で
は、酸素濃度は最低に達し以後ほぼ一定に推移すること
も判明した。以上のことは、二酸化炭素は高炉ガスの主
要構成成分の一つであるため、ガス吹きと共に採取ガス
中に直ちに検知される事と、また酸素についてはガス吹
き量の増加と共に出銑口近傍での空気の巻き込み量が徐
々に減少し、その結果採取ガス中の酸素濃度も徐々に低
下する事とで、説明できることが分かった。また、二酸
化炭素濃度及び酸素濃度は1%以上あるので測定誤差や
外乱の影響が少なく、このため判定条件として定常状態
の条件が用いることができるので、ガス発生の条件が変
動しても、出銑終了の時期を安定して精度良く定量的に
判定できる。
もない、出銑口からガスの吹き出し(以下ガス吹きとい
う)が始まる。このガス吹き量は、炉内溶銑滓レベルの
低下とともに多くなっていき、ついには炉内残銑滓がほ
とんど無くなった状態では最大になる。この間のガス成
分の変化挙動を詳細に調査したところ、ガス吹きが始ま
ると同時に、ガス成分中の二酸化炭素濃度が急激に上昇
し、その後二酸化炭素濃度はほぼ一定になることが分か
った。一方、酸素濃度はガス吹きが開始すると徐々に低
下して行き、炉内残銑滓がほとんど無くなった状態で
は、酸素濃度は最低に達し以後ほぼ一定に推移すること
も判明した。以上のことは、二酸化炭素は高炉ガスの主
要構成成分の一つであるため、ガス吹きと共に採取ガス
中に直ちに検知される事と、また酸素についてはガス吹
き量の増加と共に出銑口近傍での空気の巻き込み量が徐
々に減少し、その結果採取ガス中の酸素濃度も徐々に低
下する事とで、説明できることが分かった。また、二酸
化炭素濃度及び酸素濃度は1%以上あるので測定誤差や
外乱の影響が少なく、このため判定条件として定常状態
の条件が用いることができるので、ガス発生の条件が変
動しても、出銑終了の時期を安定して精度良く定量的に
判定できる。
【0011】以上のような結果に基づいて完成した本発
明は、高炉出銑時において、出銑口より噴出するガスの
二酸化炭素濃度および酸素濃度をそれぞれ連続的に測定
し、前記ガス成分のうち二酸化炭素濃度が継続して所定
の濃度以上になり、かつ前記酸素濃度が継続して所定の
濃度以下になった時に、高炉の出銑終了と判断して出銑
口の閉塞を行う。
明は、高炉出銑時において、出銑口より噴出するガスの
二酸化炭素濃度および酸素濃度をそれぞれ連続的に測定
し、前記ガス成分のうち二酸化炭素濃度が継続して所定
の濃度以上になり、かつ前記酸素濃度が継続して所定の
濃度以下になった時に、高炉の出銑終了と判断して出銑
口の閉塞を行う。
【0012】出銑時の二酸化炭素濃度は通常約3%で定
常的に推移しているが、ガス吹きが始まると二酸化炭素
濃度は増加する。この時のガス分析の測定誤差を考慮す
ると実質的には二酸化炭素濃度が6%以上となった時点
をもってガス吹きが始まったものとするのが妥当であ
る。一方、酸素濃度はガス吹きが始まると徐々に低減し
ていき、理論的には高炉炉内ガス中の酸素濃度レベルと
同一レベルとなるので、通常の分析方法では検知されな
くなる。しかし実質的には、酸素濃度が1%以下とな
り、かつこの状態が3分間以上継続すれば炉内に残銑が
ほとんど無いと判断しても良いことが確認されている。
なお、上記の条件の酸素濃度が得られている状態におい
ては、炉内の溶銑滓レベルは低すぎず適正領域にあるの
で、吹き出しガスに伴う発塵の発生を最小限に抑えるこ
とが可能である。
常的に推移しているが、ガス吹きが始まると二酸化炭素
濃度は増加する。この時のガス分析の測定誤差を考慮す
ると実質的には二酸化炭素濃度が6%以上となった時点
をもってガス吹きが始まったものとするのが妥当であ
る。一方、酸素濃度はガス吹きが始まると徐々に低減し
ていき、理論的には高炉炉内ガス中の酸素濃度レベルと
同一レベルとなるので、通常の分析方法では検知されな
くなる。しかし実質的には、酸素濃度が1%以下とな
り、かつこの状態が3分間以上継続すれば炉内に残銑が
ほとんど無いと判断しても良いことが確認されている。
なお、上記の条件の酸素濃度が得られている状態におい
ては、炉内の溶銑滓レベルは低すぎず適正領域にあるの
で、吹き出しガスに伴う発塵の発生を最小限に抑えるこ
とが可能である。
【0013】
【作用】本発明においては、高炉出銑時に出銑口より噴
出するガス成分を連続測定し、このガス成分値の変化に
より出銑終了時期を判断する方法において、前記ガス成
分のうち測定精度が高く外乱の影響の少ない二酸化炭素
と酸素のそれぞれの濃度を監視する。出銑中に二酸化炭
素濃度が増加し継続して所定の濃度以上になったときは
出銑口からのガス吹きの開始時期を示すこと、及び酸素
濃度が低下して継続して所定の濃度以下となったときは
高炉内の残銑量がほとんどなくなった状態を示すこと
が、噴出ガスの発生条件に変動があっても安定して得ら
れるので、高炉の出銑終了時期を精度良くかつ定量的に
判定できる。
出するガス成分を連続測定し、このガス成分値の変化に
より出銑終了時期を判断する方法において、前記ガス成
分のうち測定精度が高く外乱の影響の少ない二酸化炭素
と酸素のそれぞれの濃度を監視する。出銑中に二酸化炭
素濃度が増加し継続して所定の濃度以上になったときは
出銑口からのガス吹きの開始時期を示すこと、及び酸素
濃度が低下して継続して所定の濃度以下となったときは
高炉内の残銑量がほとんどなくなった状態を示すこと
が、噴出ガスの発生条件に変動があっても安定して得ら
れるので、高炉の出銑終了時期を精度良くかつ定量的に
判定できる。
【0014】
実施例1.図1は本発明の一実施例に係る高炉の出銑終
了時期判定方法を実施するための装置およびその関連設
備の説明図であり、1〜6は上記従来のものと同一のも
のである。7は羽口床、8はガス採取口、9はガス分析
装置、10は監視室であり、11は監視室10に設置さ
れたガス分析結果を表示するモニターである。なお、図
3に示される従来例のように、マッドガンの自動駆動装
置および集塵装置のダンパー或いは集塵ファンの自動制
御装置を備えた構成としても良い。
了時期判定方法を実施するための装置およびその関連設
備の説明図であり、1〜6は上記従来のものと同一のも
のである。7は羽口床、8はガス採取口、9はガス分析
装置、10は監視室であり、11は監視室10に設置さ
れたガス分析結果を表示するモニターである。なお、図
3に示される従来例のように、マッドガンの自動駆動装
置および集塵装置のダンパー或いは集塵ファンの自動制
御装置を備えた構成としても良い。
【0015】出銑中は、出銑口2から噴出する炉内ガス
3をガス採取口8にて常時採取しガス分析装置9にて、
ガス分析を連続的に行う。なお、ガスの採取は巻き込み
空気の影響をなくすためにできるだけ出銑口2の近傍で
ガスを採取するのが良い。炉内ガスの分析結果は連続的
に監視室10のモニター11にて表示記録され、炉前作
業員が炉内ガスの成分挙動を監視し、その結果を用いて
出銑終了時期を判定できるようになっている。
3をガス採取口8にて常時採取しガス分析装置9にて、
ガス分析を連続的に行う。なお、ガスの採取は巻き込み
空気の影響をなくすためにできるだけ出銑口2の近傍で
ガスを採取するのが良い。炉内ガスの分析結果は連続的
に監視室10のモニター11にて表示記録され、炉前作
業員が炉内ガスの成分挙動を監視し、その結果を用いて
出銑終了時期を判定できるようになっている。
【0016】図2は図1の装置を用いて得られた出銑口
から噴出するガス成分のうち、出銑処理末期時におけ
る、二酸化炭素濃度と酸素濃度の変化の一例を示す。図
2に示すように出銑処理中、二酸化炭素濃度は約3%、
酸素濃度は約15%,と、それぞれほぼ一定に推移し
た。図中のA点で、二酸化炭素濃度は急激に約8%まで
上昇しほぼ一定の値となった。この時点でガス吹きが開
始したものと判断してマッドガンによる閉塞準備を開始
した。一方、酸素濃度はA点で急激に減少し、さらにB
点で1%以下となり、この状態がC点まで3分間継続し
たので、出銑終了時期と判定してマッドガンにより出銑
口閉塞を実施した。その結果二酸化炭素濃度は1%以
下、酸素濃度は21%前後となり、ほぼ大気ガス成分と
同一になった。なおSOx濃度とNOx濃度の分析も上
記操業中に同時に行ったが、図2のA点からC点にわた
って変動が非常に大き過ぎたために、測定結果の表示記
録が出来なかった。したがってSOx濃度或いはNOx
濃度の経時変化の測定からは、出銑終了の判定ができな
いことが判明した。
から噴出するガス成分のうち、出銑処理末期時におけ
る、二酸化炭素濃度と酸素濃度の変化の一例を示す。図
2に示すように出銑処理中、二酸化炭素濃度は約3%、
酸素濃度は約15%,と、それぞれほぼ一定に推移し
た。図中のA点で、二酸化炭素濃度は急激に約8%まで
上昇しほぼ一定の値となった。この時点でガス吹きが開
始したものと判断してマッドガンによる閉塞準備を開始
した。一方、酸素濃度はA点で急激に減少し、さらにB
点で1%以下となり、この状態がC点まで3分間継続し
たので、出銑終了時期と判定してマッドガンにより出銑
口閉塞を実施した。その結果二酸化炭素濃度は1%以
下、酸素濃度は21%前後となり、ほぼ大気ガス成分と
同一になった。なおSOx濃度とNOx濃度の分析も上
記操業中に同時に行ったが、図2のA点からC点にわた
って変動が非常に大き過ぎたために、測定結果の表示記
録が出来なかった。したがってSOx濃度或いはNOx
濃度の経時変化の測定からは、出銑終了の判定ができな
いことが判明した。
【0017】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、高炉出銑
時に出銑口より噴出するガス成分のうち二酸化炭素と酸
素のそれぞれの濃度を連続的に測定し、二酸化炭素濃度
が継続して所定の濃度以上になったときは出銑口からの
ガス吹きの開始時期を示し、かつ酸素濃度が継続して所
定の濃度以下となった時には高炉内の残銑量がほとんど
なくなった状態を示すことを用いて、安定して精度良く
かつ定量的に出銑終了時期を判定できる。
時に出銑口より噴出するガス成分のうち二酸化炭素と酸
素のそれぞれの濃度を連続的に測定し、二酸化炭素濃度
が継続して所定の濃度以上になったときは出銑口からの
ガス吹きの開始時期を示し、かつ酸素濃度が継続して所
定の濃度以下となった時には高炉内の残銑量がほとんど
なくなった状態を示すことを用いて、安定して精度良く
かつ定量的に出銑終了時期を判定できる。
【図1】図1は本発明の一実施例に係る高炉の出銑終了
時期判定方法を実施するための装置およびその関連設備
の説明図である。
時期判定方法を実施するための装置およびその関連設備
の説明図である。
【図2】図2は図1において得られた出銑口より噴出す
るガス中の二酸化炭素濃度と酸素濃度の経時変化図であ
る。
るガス中の二酸化炭素濃度と酸素濃度の経時変化図であ
る。
【図3】図3は従来の高炉の出銑口閉塞方法に関する説
明図である。
明図である。
【図4】図4は出銑中の出銑口より噴出するガス成分濃
度の経時変化図である。
度の経時変化図である。
【図5】図5は出銑中の出銑口より噴出するSO2 ガス
の濃度の経時変化図である。
の濃度の経時変化図である。
1 高炉 2 出銑口 3 炉内ガス 5 溶銑滓 6 羽口 9 ガス分析装置 11 モニター
Claims (2)
- 【請求項1】 高炉の出銑時に、出銑口から噴出するガ
スの二酸化炭素濃度及び酸素濃度をそれぞれ連続的に測
定し、前記二酸化炭素濃度が継続して所定の濃度以上に
なり、かつ前記酸素濃度が継続して所定の濃度以下にな
った時に、高炉の出銑終了と判断することを特徴とする
高炉の出銑終了時期判定方法。 - 【請求項2】 二酸化炭素濃度が継続して6%以上で、
かつ酸素濃度が3分間以上1%以下になった時に、高炉
の出銑終了と判断する請求項1記載の高炉の出銑終了時
期判定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19711794A JPH0860211A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 高炉の出銑終了時期判定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19711794A JPH0860211A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 高炉の出銑終了時期判定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860211A true JPH0860211A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16369021
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19711794A Pending JPH0860211A (ja) | 1994-08-23 | 1994-08-23 | 高炉の出銑終了時期判定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0860211A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013221184A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 高炉炉底部の装入物及び残留物の昇温方法 |
| CN115044725A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-09-13 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种高炉铁口控制方法、装置、设备及存储介质 |
-
1994
- 1994-08-23 JP JP19711794A patent/JPH0860211A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2013221184A (ja) * | 2012-04-17 | 2013-10-28 | Nippon Steel & Sumitomo Metal Corp | 高炉炉底部の装入物及び残留物の昇温方法 |
| CN115044725A (zh) * | 2022-07-14 | 2022-09-13 | 广东韶钢松山股份有限公司 | 一种高炉铁口控制方法、装置、设备及存储介质 |
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