JPH0860480A - 合成繊維糸条の加熱装置 - Google Patents
合成繊維糸条の加熱装置Info
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- JPH0860480A JPH0860480A JP18922094A JP18922094A JPH0860480A JP H0860480 A JPH0860480 A JP H0860480A JP 18922094 A JP18922094 A JP 18922094A JP 18922094 A JP18922094 A JP 18922094A JP H0860480 A JPH0860480 A JP H0860480A
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- yarn
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- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、加熱溝形状の工夫により、糸条の
走行路全域で加熱温度分布を均一化させ、糸条加熱装置
の加熱効率を向上させるとともに、染斑等の糸物性の低
下を有効に防止することを目的とする。 【構成】 加熱体11に形成された加熱溝12A、12B内に
ガイド部材14A、14Bを設け、ガイド部材14A、14Bに
より合成繊維糸条1A、1Bを所定方向に走行可能に案
内するとともに、加熱体11により加熱溝12A、12B内の
糸条1A、1Bを加熱する装置において、加熱溝12A、
12Bは、糸条1A、1Bを前記所定方向と略直交する方
向に導入可能なスリット状の糸掛け用溝部21と、糸掛け
用溝部21の溝幅dより大きい溝幅Dを有しガイド部材14
A、14Bを収納する拡幅溝部22とを有している。加熱溝
12A、12Bを直線溝とし、ガイド部材14A、14Bが拡幅
溝部22内で糸条を溝幅方向両側から案内するようにする
のが好ましい。
走行路全域で加熱温度分布を均一化させ、糸条加熱装置
の加熱効率を向上させるとともに、染斑等の糸物性の低
下を有効に防止することを目的とする。 【構成】 加熱体11に形成された加熱溝12A、12B内に
ガイド部材14A、14Bを設け、ガイド部材14A、14Bに
より合成繊維糸条1A、1Bを所定方向に走行可能に案
内するとともに、加熱体11により加熱溝12A、12B内の
糸条1A、1Bを加熱する装置において、加熱溝12A、
12Bは、糸条1A、1Bを前記所定方向と略直交する方
向に導入可能なスリット状の糸掛け用溝部21と、糸掛け
用溝部21の溝幅dより大きい溝幅Dを有しガイド部材14
A、14Bを収納する拡幅溝部22とを有している。加熱溝
12A、12Bを直線溝とし、ガイド部材14A、14Bが拡幅
溝部22内で糸条を溝幅方向両側から案内するようにする
のが好ましい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、合成繊維糸条の熱処理
装置、例えば延伸仮撚機等に設けられ糸条をその所定走
行区間で加熱する合成繊維糸条の熱処理装置に関する。
装置、例えば延伸仮撚機等に設けられ糸条をその所定走
行区間で加熱する合成繊維糸条の熱処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、仮撚機や延伸仮撚機等の仮撚加工
機においては鋭意加工速度の高速化が図られており、特
に近年では、撚掛け装置より上流側の加撚区間に配設さ
れる糸条加熱装置を非接触型の加熱装置とすることで、
加工速度の飛躍的な高速化が達成されつつある。
機においては鋭意加工速度の高速化が図られており、特
に近年では、撚掛け装置より上流側の加撚区間に配設さ
れる糸条加熱装置を非接触型の加熱装置とすることで、
加工速度の飛躍的な高速化が達成されつつある。
【0003】この種の合成繊維糸条の加熱装置として
は、例えばヒータを埋め込んだヒータブロックに加熱溝
(加熱通路)を形成し、その加熱溝内に複数の糸ガイド
を装着したものがある。その糸ガイドは、加熱溝に対し
直交する方向からヒータブロックに取り付けられるとと
もに、加熱溝内にこれより溝幅の狭い略U字形のガイド
溝を形成し、これら複数の糸ガイドによって走行糸条が
高温のヒータブロックの内壁面に接触しないように案内
されつつ加熱されるようになっている。また、所謂バル
ーニングを防止するために、前記ガイド溝の溝深さが加
熱通路の出入口に近いほど深くなるよう複数の糸ガイド
の配置や形状を工夫して緩やかに湾曲した所謂弓型の走
行路を形成したり、走行路をジグザグ型にしたりしてい
る。
は、例えばヒータを埋め込んだヒータブロックに加熱溝
(加熱通路)を形成し、その加熱溝内に複数の糸ガイド
を装着したものがある。その糸ガイドは、加熱溝に対し
直交する方向からヒータブロックに取り付けられるとと
もに、加熱溝内にこれより溝幅の狭い略U字形のガイド
溝を形成し、これら複数の糸ガイドによって走行糸条が
高温のヒータブロックの内壁面に接触しないように案内
されつつ加熱されるようになっている。また、所謂バル
ーニングを防止するために、前記ガイド溝の溝深さが加
熱通路の出入口に近いほど深くなるよう複数の糸ガイド
の配置や形状を工夫して緩やかに湾曲した所謂弓型の走
行路を形成したり、走行路をジグザグ型にしたりしてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の合成繊維糸条の加熱装置にあっては、糸条の走行路
を弓型にした場合、糸条の走行路が加熱溝の糸走行方向
中央部と両端部で溝深さ方向の異なる位置に位置するこ
とになり、図4に示すように、加熱溝の溝深さの浅い領
域では加熱温度勾配が大きいために、加熱効率が低下し
ていた。また、仮撚加工中の糸条の回転に伴って糸条が
所謂糸揺れを生ずると、糸条が溝深さの浅い位置を走行
する加熱溝の走行方向中央部において、大きな加熱温度
変化(図4中のΔT1に相当する)が生じてしまい、感
熱性の高い染め斑等の糸物性に悪影響を及ぼしていた。
さらに、多数の糸ガイドによって弓型走行路を形成する
ために、糸ガイドの種類が多くなったりその取付け構造
が複雑になったりしていた。
来の合成繊維糸条の加熱装置にあっては、糸条の走行路
を弓型にした場合、糸条の走行路が加熱溝の糸走行方向
中央部と両端部で溝深さ方向の異なる位置に位置するこ
とになり、図4に示すように、加熱溝の溝深さの浅い領
域では加熱温度勾配が大きいために、加熱効率が低下し
ていた。また、仮撚加工中の糸条の回転に伴って糸条が
所謂糸揺れを生ずると、糸条が溝深さの浅い位置を走行
する加熱溝の走行方向中央部において、大きな加熱温度
変化(図4中のΔT1に相当する)が生じてしまい、感
熱性の高い染め斑等の糸物性に悪影響を及ぼしていた。
さらに、多数の糸ガイドによって弓型走行路を形成する
ために、糸ガイドの種類が多くなったりその取付け構造
が複雑になったりしていた。
【0005】一方、糸条の走行路をジグザグ型にした場
合、糸条加熱装置への初期の糸掛けが困難であるばかり
か、仮撚加工中の糸条の回転に伴って糸条が糸ガイドに
対して所謂巻上り現象を生じ易く、糸掛け後の糸条が脱
落してしまうこともあった。しかも、この場合、糸条の
走行抵抗が大きくなるから、断糸や毛羽の発生を防止す
ることがきわめて困難であった。
合、糸条加熱装置への初期の糸掛けが困難であるばかり
か、仮撚加工中の糸条の回転に伴って糸条が糸ガイドに
対して所謂巻上り現象を生じ易く、糸掛け後の糸条が脱
落してしまうこともあった。しかも、この場合、糸条の
走行抵抗が大きくなるから、断糸や毛羽の発生を防止す
ることがきわめて困難であった。
【0006】本発明は、このような従来の課題に鑑みて
成されたもので、特に糸条走行路の全域で加熱溝内の温
度分布を均一化させることにより、糸条加熱装置の加熱
効率を向上させるとともに染斑等の糸物性の低下を防止
することを第1の目的とし、更に、加熱溝深さ方向にお
ける走行糸条の位置ずれを有効に防止し得る糸ガイド方
式を実現して糸条走行路の直線化による加熱温度の更な
る均一化を図ることを第2の目的とする。
成されたもので、特に糸条走行路の全域で加熱溝内の温
度分布を均一化させることにより、糸条加熱装置の加熱
効率を向上させるとともに染斑等の糸物性の低下を防止
することを第1の目的とし、更に、加熱溝深さ方向にお
ける走行糸条の位置ずれを有効に防止し得る糸ガイド方
式を実現して糸条走行路の直線化による加熱温度の更な
る均一化を図ることを第2の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため、請
求項1記載の発明は、加熱体に形成された加熱溝内にガ
イド部材を設け、該加熱溝内でガイド部材により合成繊
維糸条を所定方向に走行可能に案内するとともに、前記
加熱体により前記加熱溝内の糸条を加熱する合成繊維糸
条の熱処理装置において、前記加熱溝が、前記糸条を前
記所定方向と略直交する方向に導入可能なスリット状の
糸掛け用溝部と、糸掛け用溝部の溝幅より大きい溝幅を
有し前記ガイド部材を収納する拡幅溝部と、を有するこ
とを特徴とするものであり、好ましくは、請求項2記載
の発明のように、前記加熱溝が直線溝であり、前記ガイ
ド部材が、加熱溝の拡幅溝部内で前記糸条を加熱溝の溝
幅方向両側から案内する複数の同一形状のガイド部材で
あることを特徴とするものである。
求項1記載の発明は、加熱体に形成された加熱溝内にガ
イド部材を設け、該加熱溝内でガイド部材により合成繊
維糸条を所定方向に走行可能に案内するとともに、前記
加熱体により前記加熱溝内の糸条を加熱する合成繊維糸
条の熱処理装置において、前記加熱溝が、前記糸条を前
記所定方向と略直交する方向に導入可能なスリット状の
糸掛け用溝部と、糸掛け用溝部の溝幅より大きい溝幅を
有し前記ガイド部材を収納する拡幅溝部と、を有するこ
とを特徴とするものであり、好ましくは、請求項2記載
の発明のように、前記加熱溝が直線溝であり、前記ガイ
ド部材が、加熱溝の拡幅溝部内で前記糸条を加熱溝の溝
幅方向両側から案内する複数の同一形状のガイド部材で
あることを特徴とするものである。
【0008】
【作用】請求項1記載の発明では、加熱体に形成される
加熱溝が、ガイド部材を収納する拡幅溝部とその拡幅溝
部に糸条を導入可能なスリット状の糸掛け用溝部とを有
するから、糸条走行路が形成される拡幅溝部内の溝深さ
方向全域で加熱温度勾配が緩やかなものとなり、加熱体
による糸条加熱温度が均一化される。
加熱溝が、ガイド部材を収納する拡幅溝部とその拡幅溝
部に糸条を導入可能なスリット状の糸掛け用溝部とを有
するから、糸条走行路が形成される拡幅溝部内の溝深さ
方向全域で加熱温度勾配が緩やかなものとなり、加熱体
による糸条加熱温度が均一化される。
【0009】請求項2記載の発明では、拡幅溝部が直線
溝として形成されるとともに、該溝内に収納される複数
のガイド部材が糸条を加熱溝の溝幅方向両側から案内す
る。したがって、弓形走行路におけるガイド溝底部やジ
グザグ走行路における糸ガイド側壁のように走行糸条に
対して常時付勢される案内面がなくなることで、仮撚加
工中の走行糸条の回転に伴う糸揺れが生じ難くなり、加
熱温度がより均一化されることになる。
溝として形成されるとともに、該溝内に収納される複数
のガイド部材が糸条を加熱溝の溝幅方向両側から案内す
る。したがって、弓形走行路におけるガイド溝底部やジ
グザグ走行路における糸ガイド側壁のように走行糸条に
対して常時付勢される案内面がなくなることで、仮撚加
工中の走行糸条の回転に伴う糸揺れが生じ難くなり、加
熱温度がより均一化されることになる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて具体
的に説明する。図1および図2は本発明に係る合成繊維
糸条の加熱装置の一実施例を示す図であり、図1はその
要部断面図、図2はその加熱体の斜視図である。本実施
例の加熱装置は、図示しない延伸仮撚機の撚り掛け装置
より上流側に設けられ、その延伸仮撚機のヤーンパスを
走行し撚りを掛けられた合成繊維糸条をその所定走行区
間(加撚区間)で加熱するようになっている。
的に説明する。図1および図2は本発明に係る合成繊維
糸条の加熱装置の一実施例を示す図であり、図1はその
要部断面図、図2はその加熱体の斜視図である。本実施
例の加熱装置は、図示しない延伸仮撚機の撚り掛け装置
より上流側に設けられ、その延伸仮撚機のヤーンパスを
走行し撚りを掛けられた合成繊維糸条をその所定走行区
間(加撚区間)で加熱するようになっている。
【0011】まず、その構成を説明すると、図1におい
て、11は加熱体としてのヒータブロックであり、ヒータ
ブロック11は前記ヤーンパス上を所定方向に走行(移
動)する2錘分の糸条1A、1B(合成繊維糸条)をそ
れぞれに取り囲むよう形成された2本の(少なくとも1
本の)加熱溝12A、12Bを有している。このヒータブロ
ック11は、耐蝕性の良い鋼材(例えばステンレス鋼、ア
ルミニウム黄銅、アルミニウム青銅)からなる本体部分
に所定の電気抵抗を有するヒータ(図示していない)を
埋設したもので、図示しない通電制御回路からの通電時
に発熱するようになっている。
て、11は加熱体としてのヒータブロックであり、ヒータ
ブロック11は前記ヤーンパス上を所定方向に走行(移
動)する2錘分の糸条1A、1B(合成繊維糸条)をそ
れぞれに取り囲むよう形成された2本の(少なくとも1
本の)加熱溝12A、12Bを有している。このヒータブロ
ック11は、耐蝕性の良い鋼材(例えばステンレス鋼、ア
ルミニウム黄銅、アルミニウム青銅)からなる本体部分
に所定の電気抵抗を有するヒータ(図示していない)を
埋設したもので、図示しない通電制御回路からの通電時
に発熱するようになっている。
【0012】2本の加熱溝12A、12Bは、それぞれ、糸
条1A、1Bを前記所定方向と略直交する方向に導入可
能なスリット状の糸掛け用溝部21と、糸掛け用溝部21の
溝幅dより大きい溝幅Dを有する略円形断面の拡幅溝部
22とを有しており、各加熱溝12A又は12Bの拡幅溝部22
内にはそれぞれセラミック等からなる複数のガイド部材
14A又は14Bが糸走行方向に所定間隔を保って収納され
ている。また、加熱溝12A、12Bは軸線が互いに平行な
2本の直線溝であり、各ガイド部材14A、14Bは加熱溝
12A、12Bの拡幅溝部22内で糸条1A又は1Bを加熱溝
12A、12Bの溝幅方向両側から案内するとともに、ガイ
ド溝部14gを直線的に配列したガイド溝列を構成してい
る。すなわち、複数のガイド部材14A、14Bは、複数の
同一形状のガイド部材である。
条1A、1Bを前記所定方向と略直交する方向に導入可
能なスリット状の糸掛け用溝部21と、糸掛け用溝部21の
溝幅dより大きい溝幅Dを有する略円形断面の拡幅溝部
22とを有しており、各加熱溝12A又は12Bの拡幅溝部22
内にはそれぞれセラミック等からなる複数のガイド部材
14A又は14Bが糸走行方向に所定間隔を保って収納され
ている。また、加熱溝12A、12Bは軸線が互いに平行な
2本の直線溝であり、各ガイド部材14A、14Bは加熱溝
12A、12Bの拡幅溝部22内で糸条1A又は1Bを加熱溝
12A、12Bの溝幅方向両側から案内するとともに、ガイ
ド溝部14gを直線的に配列したガイド溝列を構成してい
る。すなわち、複数のガイド部材14A、14Bは、複数の
同一形状のガイド部材である。
【0013】また、詳細は図示しないが、ガイド部材14
A、14Bは、例えばヒータブロック11に所定間隔で平行
に形成したスリット状の溝又は凹部に埋め込まれ、ヒー
タブロック11に対して着脱可能になっている。さらに、
ヒータブロック11は図示しない保温材(例えばケイ酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等)およ
びカバーによって取り囲まれており、これらが全体とし
て加熱溝12A、12B内を走行する2本の糸条1A、1B
をヒータブロック11に接触させることなく所定条件で加
熱するようになっている。
A、14Bは、例えばヒータブロック11に所定間隔で平行
に形成したスリット状の溝又は凹部に埋め込まれ、ヒー
タブロック11に対して着脱可能になっている。さらに、
ヒータブロック11は図示しない保温材(例えばケイ酸カ
ルシウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム等)およ
びカバーによって取り囲まれており、これらが全体とし
て加熱溝12A、12B内を走行する2本の糸条1A、1B
をヒータブロック11に接触させることなく所定条件で加
熱するようになっている。
【0014】次に、その作用を説明する。本実施例で
は、ヒータブロック11に形成される加熱溝12A、12B
が、ガイド部材14A、14Bを収納する拡幅溝部22とその
拡幅溝部22に糸条1A、1Bを導入可能なスリット状の
糸掛け用溝部21とを有することから、従来の同一幅のコ
の字形又はU形断面の加熱溝に比べると、糸条走行路が
形成される拡幅溝部22内が溝深さ方向の全域において加
熱温度勾配の非常に緩やかなものとなる。したがって、
糸条1A、1Bの走行位置が加熱溝12A、12Bの溝深さ
方向に多少変化したとしても、ヒータブロック11による
糸条加熱温度はあまり変化しないことになり、糸条加熱
温度が加熱装置内の走行路全域で均一化されることにな
る。その結果、加熱装置の加熱効率が向上するととも
に、感熱性の高い染斑等も有効に防止され、糸物性の安
定した糸条の加熱(熱処理)が可能になる。
は、ヒータブロック11に形成される加熱溝12A、12B
が、ガイド部材14A、14Bを収納する拡幅溝部22とその
拡幅溝部22に糸条1A、1Bを導入可能なスリット状の
糸掛け用溝部21とを有することから、従来の同一幅のコ
の字形又はU形断面の加熱溝に比べると、糸条走行路が
形成される拡幅溝部22内が溝深さ方向の全域において加
熱温度勾配の非常に緩やかなものとなる。したがって、
糸条1A、1Bの走行位置が加熱溝12A、12Bの溝深さ
方向に多少変化したとしても、ヒータブロック11による
糸条加熱温度はあまり変化しないことになり、糸条加熱
温度が加熱装置内の走行路全域で均一化されることにな
る。その結果、加熱装置の加熱効率が向上するととも
に、感熱性の高い染斑等も有効に防止され、糸物性の安
定した糸条の加熱(熱処理)が可能になる。
【0015】また、拡幅溝部22が直線溝として形成さ
れ、この拡幅溝部22内に収納された複数のガイド部材14
A、14Bが糸条1A、1Bを加熱溝12A、12Bの溝幅方
向両側からのみ案内することになるから、ヒータブロッ
ク11により加熱される走行糸条1A、1Bに対しては、
従来の弓形走行路におけるガイド溝底部やジグザグ走行
路における糸ガイド側壁のように常時付勢される案内面
がなくなることになる。したがって、加熱溝12A、12B
の溝幅方向両側から案内されるだけであるにも拘らず、
仮撚加工中の走行糸条1A、1Bの回転に伴う糸揺れが
生じ難くなり、しかも、糸条の走行路が直線となるか
ら、ジグザク型走行路を採用した場合に比べて断糸や毛
羽が発生し難くなる。また、拡幅溝部22の断面形状が
略円形であるから、加熱温度がきわめて良好に均一化さ
れることになる。
れ、この拡幅溝部22内に収納された複数のガイド部材14
A、14Bが糸条1A、1Bを加熱溝12A、12Bの溝幅方
向両側からのみ案内することになるから、ヒータブロッ
ク11により加熱される走行糸条1A、1Bに対しては、
従来の弓形走行路におけるガイド溝底部やジグザグ走行
路における糸ガイド側壁のように常時付勢される案内面
がなくなることになる。したがって、加熱溝12A、12B
の溝幅方向両側から案内されるだけであるにも拘らず、
仮撚加工中の走行糸条1A、1Bの回転に伴う糸揺れが
生じ難くなり、しかも、糸条の走行路が直線となるか
ら、ジグザク型走行路を採用した場合に比べて断糸や毛
羽が発生し難くなる。また、拡幅溝部22の断面形状が
略円形であるから、加熱温度がきわめて良好に均一化さ
れることになる。
【0016】さらに、本実施例では、同一形状のガイド
部材14A、14Bを同一の条件でヒータブロック11に取り
付けるだけでよく、ガイド部材14A、14Bの取付け作業
が容易にできる。なお、本実施例では、加熱溝12A、12
Bが円形断面であったが、糸掛け用溝部に対して溝幅の
広くなる拡幅部を有するものであればその断面形状は限
定されるものではなく、例えば図3に示すように、溝底
部側の溝幅Dを糸掛け用溝部41の溝幅dより拡幅した拡
幅溝部42を有する矩形断面の加熱溝32A、32Bとして形
成することもできる。
部材14A、14Bを同一の条件でヒータブロック11に取り
付けるだけでよく、ガイド部材14A、14Bの取付け作業
が容易にできる。なお、本実施例では、加熱溝12A、12
Bが円形断面であったが、糸掛け用溝部に対して溝幅の
広くなる拡幅部を有するものであればその断面形状は限
定されるものではなく、例えば図3に示すように、溝底
部側の溝幅Dを糸掛け用溝部41の溝幅dより拡幅した拡
幅溝部42を有する矩形断面の加熱溝32A、32Bとして形
成することもできる。
【0017】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、加熱体
に、ガイド部材を収納する拡幅溝部とその拡幅溝部に糸
条を導入可能なスリット状の糸掛け用溝部とを有する加
熱溝を形成したので、糸条走行路が形成される拡幅溝部
内を溝深さ方向全域で加熱温度勾配の緩やかなものにす
ることができ、加熱体による糸条加熱温度を走行路全域
で均一化することができる。その結果、糸条の走行位置
が溝深さ方向に多少変化したとしても加熱温度があまり
変化しないようにすることができ、加熱効率の向上を図
るとともに、染斑等の糸物性の悪化を有効に防止するこ
とができる。
に、ガイド部材を収納する拡幅溝部とその拡幅溝部に糸
条を導入可能なスリット状の糸掛け用溝部とを有する加
熱溝を形成したので、糸条走行路が形成される拡幅溝部
内を溝深さ方向全域で加熱温度勾配の緩やかなものにす
ることができ、加熱体による糸条加熱温度を走行路全域
で均一化することができる。その結果、糸条の走行位置
が溝深さ方向に多少変化したとしても加熱温度があまり
変化しないようにすることができ、加熱効率の向上を図
るとともに、染斑等の糸物性の悪化を有効に防止するこ
とができる。
【0018】請求項2記載の発明によれば、拡幅溝部を
直線溝として形成するとともに、該溝内に収納する複数
のガイド部材によって糸条を加熱溝の溝幅方向両側から
案内するようにしているので、糸条の走行路が直線的で
あるにも拘らず、加熱体により加熱される走行糸条がガ
イド部材の一部に常時付勢されるという状態をなくすこ
とができ、仮撚加工中の走行糸条の回転に伴う糸揺れを
生じ難くすることができる。その結果、加熱温度をより
均一化させ、高品質の糸物性を得ることができる。しか
も、同一形状のガイド部材を同一の条件で加熱体に取り
付けるだけでよいので、ガイド部材の取付け作業をも容
易にすることができる。
直線溝として形成するとともに、該溝内に収納する複数
のガイド部材によって糸条を加熱溝の溝幅方向両側から
案内するようにしているので、糸条の走行路が直線的で
あるにも拘らず、加熱体により加熱される走行糸条がガ
イド部材の一部に常時付勢されるという状態をなくすこ
とができ、仮撚加工中の走行糸条の回転に伴う糸揺れを
生じ難くすることができる。その結果、加熱温度をより
均一化させ、高品質の糸物性を得ることができる。しか
も、同一形状のガイド部材を同一の条件で加熱体に取り
付けるだけでよいので、ガイド部材の取付け作業をも容
易にすることができる。
【図1】本発明に係る合成繊維糸条の加熱装置の一実施
例を示す要部断面図である。
例を示す要部断面図である。
【図2】一実施例の加熱体の概略形状を示す斜視図であ
る。
る。
【図3】加熱溝の他の態様を示す図2と同様な加熱体の
斜視図である。
斜視図である。
【図4】従来の糸条加熱装置における課題の説明図であ
る。
る。
1A、1B 糸条(合成繊維糸条) 11 ヒータブロック(加熱体) 12A、12B 加熱溝 14A、14B ガイド部材 14g ガイド溝部 21 糸掛け用溝部 22 拡幅溝部
Claims (2)
- 【請求項1】加熱体に形成された加熱溝内にガイド部材
を設け、該加熱溝内でガイド部材により合成繊維糸条を
所定方向に走行可能に案内するとともに、前記加熱体に
より前記加熱溝内の糸条を加熱する合成繊維糸条の熱処
理装置において、 前記加熱溝が、前記糸条を前記所定方向と略直交する方
向に導入可能なスリット状の糸掛け用溝部と、糸掛け用
溝部の溝幅より大きい溝幅を有し前記ガイド部材を収納
する拡幅溝部と、を有することを特徴とする合成繊維糸
条の加熱装置。 - 【請求項2】前記加熱溝が直線溝であり、 前記ガイド部材が、加熱溝の拡幅溝部内で前記糸条を加
熱溝の溝幅方向両側から案内する複数の同一形状のガイ
ド部材であることを特徴とする請求項1記載の合成繊維
糸条の加熱装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18922094A JPH0860480A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 合成繊維糸条の加熱装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18922094A JPH0860480A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 合成繊維糸条の加熱装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0860480A true JPH0860480A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16237583
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18922094A Pending JPH0860480A (ja) | 1994-08-11 | 1994-08-11 | 合成繊維糸条の加熱装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0860480A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479799B2 (en) * | 1999-05-29 | 2002-11-12 | Barmag Ag | Yarn heating device |
-
1994
- 1994-08-11 JP JP18922094A patent/JPH0860480A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6479799B2 (en) * | 1999-05-29 | 2002-11-12 | Barmag Ag | Yarn heating device |
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