JPH0860556A - 人工皮革およびその製造方法 - Google Patents

人工皮革およびその製造方法

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JPH0860556A
JPH0860556A JP22413094A JP22413094A JPH0860556A JP H0860556 A JPH0860556 A JP H0860556A JP 22413094 A JP22413094 A JP 22413094A JP 22413094 A JP22413094 A JP 22413094A JP H0860556 A JPH0860556 A JP H0860556A
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artificial leather
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Sei Arai
聖 新井
Shunichi Oikawa
俊一 及川
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 伸びのバランスに優れ、製品に加工したとき
の製品の型崩れが少なく、更には耐久性(耐加水分解
性)にも優れる、高品質な人工皮革およびその製造方法
を提供する。 【構成】 不織布にポリウレタン樹脂溶液を含浸および
/または塗布して、ポリウレタン樹脂を湿式凝固させた
後、表面仕上げ加工して得られる人工皮革であって、不
織布は異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェッブ、
または異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェッブに
非分割型繊維を混綿したウェッブをスパンレース加工し
て得られる不織布であり、かつポリウレタン樹脂がポリ
エステル系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン
樹脂である人工皮革。ポリエステル系ポリウレタン樹脂
には、ポリエステル系ポリウレタン樹脂100重量部に
対し0.1〜3.0重量部の含フッ素ポリウレタン樹脂
を配合するのが望ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、人工皮革およびその製
造方法に関するものであり、詳しくは伸びのバランスに
優れ、製品に加工したときの製品の型崩れが少なく、更
には耐久性にも優れる高品質の人工皮革およびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人工皮革として各種のものが
提案されているが、その代表的なものとしては、 (1)海島型複合繊維を機械的ニードルパンチ加工して
繊維交絡体とし、海成分を除去して、天然皮革のコラー
ゲン繊維のフィブリルに近似させた構造の極細繊維から
なる不織布に、ポリウレタン樹脂を含浸、塗布し、表面
仕上げ加工を施した人工皮革。 (2)海島型複合繊維を機械的ニードルパンチ加工した
極細繊維からなる繊維交絡体にポリウレタン樹脂を含
浸、塗布した後、海成分を除去し、表面仕上げ加工を施
した人工皮革。 (3)熱収縮性繊維、或いは熱収縮性繊維を一部ブレン
ドした繊維集合体を機械的ニードルパンチ加工した後、
熱収縮処理をして高密度化した繊維交絡体とした不織布
に、ポリウレタン樹脂を含浸、塗布し、表面仕上げ加工
を施した人工皮革。 (4)分割型複合繊維を機械的ニードルパンチ加工して
繊維交絡体とし、溶剤、酸、アルカリ等の薬品処理によ
り分割加工した不織布に、ポリウレタン樹脂を含浸、塗
布し、表面仕上げ加工を施した人工皮革。 (5)分割型複合繊維を機械的ニードルパンチ加工した
繊維交絡体にポリウレタン樹脂を含浸、塗布した後、溶
剤、酸、アルカリ等の薬品処理により分割加工し、表面
仕上げ加工を施した人工皮革。などがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のような人
工皮革では、不織布がいずれも機械的ニードルパンチ加
工して得られたものであるため、交絡密度を充分に上げ
ることができず、機械的ニードルパンチ加工時の機械流
れ方向と、機械流れ方向に垂直な方向(幅方向)の繊維
の配列が均一でなく、その結果として幅方向に伸びやす
く、機械流れ方向に伸びにくい人工皮革となっていた。
上記の傾向は、(3)のように熱収縮処理したり、
(1)、(2)のように極細繊維を用いたとしても解消
することはできなかった。また、幅方向に伸びやすく、
機械流れ方向に伸びにくい人工皮革、即ち伸びバランス
の悪い人工皮革を加工した製品は、保型性が悪く、型崩
れし易いといった問題が生じていた。
【0004】本発明者等は、上記の課題を解決するため
に鋭意研究した結果、特定の不織布を用いることによ
り、上記問題を解決し得ることを見出し、本発明を完成
させるに至った。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の人工皮革は、不
織布にポリウレタン樹脂溶液を含浸および/または塗布
した後、ポリウレタン樹脂を湿式凝固させ、表面仕上げ
加工して得られる人工皮革であって、不織布は異繊維を
組み合わせた分割型複合繊維ウェッブ、或いは異繊維を
組み合わせた分割型複合繊維ウェッブに非分割型繊維を
混綿したウェッブをスパンレース加工して得られる不織
布であり、かつポリウレタン樹脂がポリエステル系ポリ
ウレタン樹脂を主体とするポリウレタン樹脂であること
を特徴とするものである。
【0006】また、本発明の人工皮革の製造方法は、異
繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェッブ、或いは異
繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェッブに非分割型
繊維を混綿したウェッブを水流交絡法により繊維の分割
と交絡を同時に行い不織布を得る工程、不織布にポリエ
ステル系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウレタン樹
脂からなるポリウレタン樹脂溶液を含浸および/または
塗布する工程、ポリウレタン樹脂を湿式凝固させる工
程、ポリウレタン樹脂溶液の溶媒を除去する工程、乾燥
する工程、表面仕上げ加工する工程、とからなることを
特徴とするものである。
【0007】本発明の人工皮革に使用される不織布は、
分割型複合繊維にスパンレース加工を施して得られるも
のである。即ち、ナイロン/ポリエステル、ナイロン/
ポリプロピレン、ナイロン/ポリエチレンなどの異繊維
を組み合わせた分割型複合繊維ウェッブ、あるいは上記
の分割型複合繊維ウェッブに非分割型繊維を混綿したウ
ェッブを、高圧水流により繊維を交絡させると同時に繊
維の分割加工をすることにより得られるものである。ま
た、機械的ニードルパンチ加工を施した後に、上記のス
パンレース加工を施したものであってもよい。
【0008】上記の分割型複合繊維ウェッブ、或いは分
割型複合繊維ウェッブに非分割型繊維を混綿したウェッ
ブをスパンレース加工して得られる不織布は、見掛け密
度が0.20〜0.28g/cm3 程度の比較的高密度
のものが好適である。密度が低過ぎると、機械流れ方向
及びその垂直方向の伸びが大きくなりすぎ、加工中の張
力によって得られる人工皮革の伸びのバランスが悪くな
ったり、得られる人工皮革が一体感に乏しいものとなる
という問題が生じる虞があり、また密度が高過ぎると、
得られる人工皮革が伸縮性の乏しいものとなったり、不
織布にポリウレタン樹脂が充分に含浸できないため、得
られる人工皮革が剥離強度、引裂強度などの機械的物性
に劣るものとなるといった問題が生じる虞がある。
【0009】また、本発明の異繊維を組み合わせた分割
型複合繊維ウェッブ、或いは異繊維を組み合わせた分割
型複合繊維ウェッブに非分割型繊維を混綿したウェッブ
をスパンレース加工して得られる不織布は、人工皮革製
造時の機械流れ方向の伸び(X)、および人工皮革製造
時の機械流れ方向に対して垂直となる方向の伸び(Y)
は、数1に示す条件を満足するものであるのが好まし
い。
【数1】
【0010】分割型複合繊維ウェッブ、或いは分割型複
合繊維ウェッブに非分割型繊維を混綿したウェッブをス
パンレース加工して得られる不織布の重量は、製品人工
皮革の用途によって適宜選定される。例えば、人工皮革
が靴用、鞄用の材料として使用される場合には、200
〜400g/m2 程度の不織布が用いられる。
【0011】本発明の人工皮革に使用される不織布は、
製品人工皮革の風合いを向上させる目的で、ポバール
(ポリビニルアルコール)やシリコーンなど付着させ、
繊維とその後に加工するバインダーとの相互接着力を弱
めたものであってもよい。このときのポバール、シリコ
ーンあるいはこれらの混合物などの付着量としては、ウ
ェッブ繊維に対して1〜15重量%程度である。また、
本発明の人工皮革に使用される不織布は、不織布の表面
平滑性を向上させる目的で、面平滑化加工を施したもの
であってもよい。
【0012】本発明に使用されるポリエステル系ポリウ
レタン樹脂は、ポリエステル系ポリオール成分とイソシ
アネート成分、および必要に応じて添加される低分子鎖
伸長剤を反応させて得られるものである。ポリエステル
系ポリオール成分として具体的には、ポリエチレンアジ
ペート、ポリブチレンアジペート、ポリ−ε−カプロラ
クトンなどが挙げられ、またイソシアネート成分として
具体的には、2,4−トリレンジイソシアネート、2,
6−トリレンジイソシアネート、4,4’−ジフェニル
メタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネ
ート、イソホロンジイソシアネート、キシレンジイソシ
アネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタンジイソシ
アネートなどが挙げられる。低分子鎖伸長剤として具体
的には、脂肪族ジオール類、脂環族ジオール類、脂環族
ジアミン類、ヒドラジン誘導体などが挙げられる。
【0013】上記のポリエステル系ポリウレタン樹脂
は、不織布に含浸、塗布して湿式凝固させるときの凝固
性に優れ、作業性に優れるものであるが、耐久性(耐加
水分解性)の劣り、加水分解によって製品人工皮革表面
のポリウレタン樹脂層と不織布が剥離し易くなったり、
表面に亀裂が生じる虞がある。一方、ポリエーテル系ポ
リウレタン樹脂やポリエーテル/ポリエステル系ポリウ
レタン樹脂(以下、単に「ポリエーテル系ポリウレタン
樹脂」と記す)は、耐加水分解性には優れるものの、ポ
リウレタン樹脂を含浸、塗布した後に湿式凝固させる際
の凝固性に劣り、従って製造時の作業性に著しく劣る。
従って、耐加水分解性を向上させるためには、ポリエス
テル系ポリウレタン樹脂に含フッ素ポリウレタン樹脂を
混合して用いるのが望ましい。
【0014】含フッ素ポリウレタン樹脂は、末端にイソ
シネート基を有するウレタンプレポリマーと、活性水素
基を有するパーフルオロアルキル基含有化合物とを付加
反応させて得られるものである。
【0015】上記ウレタンプレポリマーは、ポリエチレ
ンアジペート、ポリブチレンアジペート、ポリ−ε−カ
プロラクトンなどのポリエステルポリオール;ポリエチ
レングリコール、ポリプロピレングリコール、ポリテト
ラメチレングリコールなどのポリエーテルポリオールな
どのポリオール成分と、2,4−トリレンジイソシアネ
ート、2,6−トリレンジイソシアネート、4,4’−
ジフェニルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、キシレ
ンジイソシアネート、4,4’−ジシクロヘキシルメタ
ンジイソシアネートなどのイソシアネート成分を反応さ
せて得られる。
【0016】ウレタンプレポリマーと付加反応させる活
性水素基を有するパーフルオロアルキル基含有化合物と
して具体的には、化1の(A)〜(E)に示す一般式で
表されるものなどが使用できる。
【化1】 (但し、Rf はパーフオロアルキル基、Rはアルキル基
を示す)
【0017】上記一般式で表される化合物のうち、パー
フルオロアルキル基は炭素数が6〜18のものが特に好
ましい。また、含フッ素ポリウレタン樹脂中のフッ素含
有率は、12〜35重量%とするのが好ましく、そのた
めにウレタンプレポリマーおよびパーフルオロアルキル
基含有化合物の分子量、種類を選択して使用するのが望
ましい。
【0018】含フッ素ポリウレタン樹脂の配合量は、ポ
リエステル系ポリウレタン樹脂100重量部に対して
0.1〜3.0重量部、更に好ましくは0.2〜2.0
重量部である。含フッ素ポリウレタン樹脂の配合量が少
な過ぎると充分に耐久性を向上させることができず、ま
た含フッ素ポリウレタン樹脂の配合量が多過ぎると作業
性が悪化すると共に、得られる人工皮革の剥離強度等の
物性の低下や接着加工等の加工性の悪化が見られ、更に
はコストが高くなるといった問題が生じる。また、全ポ
リウレタン樹脂中の好ましいフッ素含有率としては、全
ポリウレタン樹脂中0.02〜1.6重量%、更に好ま
しくは0.07〜1.0重量%である。
【0019】上記のポリエステル系ポリウレタン樹脂
は、上記の特性を損なわない程度であれば、ポリエステ
ル系ポリウレタン樹脂以外の樹脂、例えばポリエーテル
系ポリウレタン樹脂、ポリカーボネート系ポリウレタン
樹脂、或いはポリウレタン樹脂以外の樹脂との共重合樹
脂や混合物であっても使用することができる。また、上
記のポリエステル系ポリウレタン樹脂を主体とするポリ
ウレタン樹脂組成物には、必要に応じて、酸化防止剤、
紫外線吸収剤、顔料、染料、界面活性剤、帯電防止剤、
難燃剤、粘着防止剤、充填剤、架橋剤などの各種添加剤
やコラーゲン粉末などを添加することもできる。
【0020】次に、本発明の人工皮革に製造方法につい
て説明する。
【0021】本発明の人工皮革に使用される不織布は、
ナイロン/ポリエステル、ナイロン/ポリプロピレン、
ナイロン/ポリエチレンなどの異繊維を組み合わせた分
割型複合繊維ウェッブ、あるいは上記の分割型複合繊維
ウェッブに非分割型繊維を混綿したウェッブを、スパン
レース加工、即ち、高圧水流により繊維を交絡させると
同時に繊維の分割加工をすることにより得られる。また
上記のようにして得られた不織布は、必要に応じてポバ
ール(ポリビニルアルコール)、シリコーンあるいはこ
れらの混合物などによる処理を施してもよいし、面平滑
化加工を施してもよい。更に、上記の不織布は、スパン
レース加工を施す前に、機械的ニードルパンチ加工を施
してもよい。
【0022】次いで、上記のようにして得られた不織布
に、ポリエステル系ポリウレタン樹脂を主体としたポリ
ウレタン樹脂溶液を含浸、塗布させた後、水、または、
ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、N−メ
チルピロリドン、ジメチルスルホキシド等の溶剤の水溶
液などの非溶剤中に浸漬して、塗布したポリウレタン樹
脂を湿式凝固させると共にポリウレタン樹脂溶液の溶媒
を除去する。このとき使用される非溶剤としては、0〜
20%のジメチルホルムアミド水溶液が特に好ましい。
【0023】更に、水洗、乾燥した後、従来より行なわ
れているグラビアロールコーター等にてポリウレタン樹
脂溶液、ポリアミド樹脂溶液、アクリル系樹脂溶液、ポ
リアミノ酸樹脂溶液、或いはこれらの樹脂の混合溶液な
どの表面処理剤を塗布する手段や、離型紙上にポリウレ
タン樹脂溶液を塗布して得られた表皮層を転写する手段
などによる表面仕上げ加工が施され、本発明の人工皮革
が得られる。
【0024】更にまた、上記の人工皮革には従来の人工
皮革に施されるエンボス加工や揉み加工などの加工を施
してもよい。
【0025】
【作用】本発明の人工皮革は、不織布として異繊維を組
み合わせた分割型複合繊維ウェッブ、或いは異繊維を組
み合わせた分割型複合繊維ウェッブに非分割型繊維を混
綿したウェッブをスパンレース加工して得られる不織布
を使用しているため、伸びのバランスが優れ、靴や鞄な
どの製品に加工した際、保型性に優れ、型崩れしにくい
製品が得られる。
【0026】
【実施例】以下に、具体的な実施例を挙げて本発明を更
に詳細に説明するが、本発明は以下に示す実施例に限定
されるものではない。
【0027】〔実施例1〕表1に示すウェッブを、ニー
ドルパンチ加工した後、スパンレース加工して不織布を
得た。
【表1】分割型繊維・・・ナイロン/ポリエステル(比
率50/50) 繊度・・・・・・1.0デニール(分割後) 繊維長・・・・・30〜40mm 重量・・・・・・250g/m2 見掛け密度・・・0.25g/cm3 伸びバランス・・1.1 *1 *1 人工皮革製造時の機械流れ方向に対して垂直とな
る方向の伸び/人工皮革製造時の機械流れ方向の伸び
【0028】得られた不織布を、表2に示す配合からな
る処理液に浸漬し、絞り率100%で搾液して、熱循環
式オーブンにて100〜130℃で5分間乾燥したの
ち、180℃に加熱したロールに2分間加圧圧着させて
面平滑加工を施した。
【表2】 水 100重量部 シリコーン *2 2重量部 ポバール *3 2重量部 *2 ゲラネックスSH:松本油脂社製 *3 ゴーセノール:日本合成社製
【0029】面平滑加工を施した不織布に、表3に示す
ポリウレタン樹脂溶液を含浸(目付量700g/m2
させた後、表4に示すポリウレタン樹脂を均一に塗布
(目付量900g/m2 )した。
【表3】 ポリエステル系ポリウレタン樹脂 *4 100重量部 含フッ素ウレタン樹脂 *5 1重量部 アニオン系界面活性剤 0.5重量部 ノニオン系界面活性剤 4重量部 シリコーン系整泡剤 0.5重量部 顔料 10重量部 ジメチルホルムアミド 125重量部 *4 レザミンCU4310(固形分30%):大日精化社製 *5 クリスボンFX3D(固形分60%,固形分中フッ素含有率17%) :大日本インキ社製
【表4】 ポリエステル系ポリウレタン樹脂 *4 100重量部 含フッ素ウレタン樹脂 *5 1重量部 アニオン系界面活性剤 0.5重量部 ノニオン系界面活性剤 4重量部 シリコーン系整泡剤 1重量部 顔料 10重量部 ジメチルホルムアミド 52重量部 *4 レザミンCU4310(固形分30%):大日精化社製 *5 固形分60%:大日本インキ社製
【0030】ポリウレタン樹脂を均一に塗布した後、ジ
メチルホルムアミドの10%水溶液中でポリウレタン樹
脂を湿式凝固させ、次いで50℃の温水で洗浄、脱溶媒
を行なった後、100〜130℃の熱風循環式オーブン
にて5分間乾燥を行なった。更に、表5に示すポリウレ
タン系樹脂表面処理剤を80メッシュのグラビアロール
にて4回塗布し、150℃のエンボスロールにてエンボ
ス加工を施して人工皮革を得た。得られた人工皮革は、
一体感があり、適度な腰とソフト風合いを有し、伸びバ
ランスは1.1で、伸びのバランスにも優れていた。
【表5】 ポリウレタン系表面処理剤 100重量部 シンナー 140重量部 顔料 180重量部
【0031】〔実施例2〕不織布を表6に示すウェッブ
を、ニードルパンチ加工した後、スパンレース加工して
得られたものに代える以外は実施例1と同様にして人工
皮革を得た。得られた人工皮革は、一体感があり、適度
な腰とソフト風合いを有し、伸びバランスは1.0で、
伸びのバランスにも優れていた。
【表6】分割型繊維・・・ナイロン/ポリエステル(比
率50/50) 繊度・・・・・・0.2デニール(分割後) 繊維長・・・・・30〜40mm 重量・・・・・・250g/m2 見掛け密度・・・0.25g/cm3 伸びバランス・・0.9 *1 *1 人工皮革製造時の機械流れ方向に対して垂直とな
る方向の伸び/人工皮革製造時の機械流れ方向の伸び
【0032】〔実施例3〕不織布を表7に示すウェッブ
を、ニードルパンチ加工した後、スパンレース加工して
得られたものに代える以外は実施例1と同様にして人工
皮革を得た。得られた人工皮革は、一体感があり、適度
な腰とソフト風合いを有し、伸びバランスは1.2で、
伸びのバランスにも優れていた。
【表7】分割型繊維・・・ナイロン/ポリエステル(比
率50/50) 繊度・・・・・・1.0デニール(分割後) 繊維長・・・・・30〜40mm 重量・・・・・・200g/m2 見掛け密度・・・0.23g/cm3 伸びバランス・・1.1 *1 *1 人工皮革製造時の機械流れ方向に対して垂直とな
る方向の伸び/人工皮革製造時の機械流れ方向の伸び
【0033】〔実施例4〕含フッ素ウレタン樹脂を添加
しない以外は、実施例1と同様にして人工皮革を得た。
得られた人工皮革は、一体感があり、適度な腰とソフト
風合いを有し、伸びバランスは1.1で、伸びのバラン
スにも優れていた。
【0034】〔比較例1〕不織布を表8に示すウェッブ
を、ニードルパンチ加工して得られたものに代える以外
は実施例1と同様にして人工皮革を得た。得られた人工
皮革は、伸びバランスが1.5で、伸びバランスが悪
く、靴の胛被などに使用した場合、得られた製品が型崩
れを起こし易いものであった。
【表8】繊維・・・・・・ポリエステル/ナイロン(比
率80/20) 繊度・・・・・・2.0デニール 繊維長・・・・・30〜40mm 重量・・・・・・250g/m2 見掛け密度・・・0.18g/cm3 伸びバランス・・1.4 *1 *1 人工皮革製造時の機械流れ方向に対して垂直とな
る方向の伸び/人工皮革製造時の機械流れ方向の伸び
【0035】〔比較例2〕ポリウレタン樹脂をポリエー
テル/ポリエステル系ポリウレタン樹脂(レザミンCU
7420NL;大日精化社製)に代える以外は実施例1
と同様にして人工皮革を得た。得られた人工皮革は、一
体感があり、適度な腰とソフト風合いを有し、伸びバラ
ンスは1.1で、伸びのバランスにも優れていたが、湿
式凝固の際の凝固性が悪く、作業性に劣るものであっ
た。
【0036】また、実施例1、4および比較例2で得た
人工皮革について、70℃、湿度95%の条件下で放置
し、製造直後、1週間後、2週間後、3週間後、4週間
後、5週間後の剥離強度を下記の方法で測定し、数2に
示す計算により剥離強度の保持率を求めた。結果を表9
に示す。
【数2】
【0037】〔測定方法〕片面に感熱性接着剤を塗布し
た布帛テープ(幅2cm)の接着剤塗布面側を試料表面
に当て、アイロン(温度120℃)で加圧接着させた
後、テープ端部と試料端部とをショッパー型試験機に取
り付けて、テープと試料とを剥離したときの剥離強度を
測定する。
【0038】
【表9】
【0039】
【発明の効果】本発明の人工皮革は、伸びのバランスが
優れ、靴や鞄などの製品に加工した際、保型性に優れ、
型崩れしにくい製品が得られる。また、本発明の人工皮
革は、加工時の作業性に優れ、従って短時間で製造する
ことができ、低コストで優れた品質の人工皮革を提供す
ることができる。
【0040】また、表9の結果からも明らかなように、
本発明の人工皮革に特定量の含フッ素ポリウレタン樹脂
配合したポリウレタン樹脂を用いることによって、耐久
性(耐加水分解性)を向上させ、ポリエーテル系ポリウ
レタン樹脂を用いたときと同等の耐久性を有する人工皮
革を得ることができ、従って、使用中にポリウレタン樹
脂層と不織布が剥離したり、人工皮革表面に亀裂が生じ
る虞が少ない。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不織布にポリウレタン樹脂溶液を含浸お
    よび/または塗布して、ポリウレタン樹脂を湿式凝固さ
    せた後、表面仕上げ加工して得られる人工皮革であっ
    て、不織布が異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェ
    ッブ、または異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウェ
    ッブに非分割型繊維を混綿したウェッブをスパンレース
    加工して得られる不織布であり、かつポリウレタン樹脂
    がポリエステル系ポリウレタン樹脂を主体とするポリウ
    レタン樹脂である人工皮革。
  2. 【請求項2】 ポリエステル系ポリウレタン樹脂を主体
    とするポリウレタン樹脂が、ポリエステル系ポリウレタ
    ン樹脂100重量部に対し、含フッ素ポリウレタン樹脂
    0.1〜3.0重量部配合したポリウレタン樹脂である
    請求項1記載の人工皮革。
  3. 【請求項3】 含フッ素ポリウレタン樹脂中のフッ素含
    有率が12〜35重量%である請求項2記載の人工皮
    革。
  4. 【請求項4】 異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウ
    ェッブ、或いは異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウ
    ェッブに非分割型繊維を混綿したウェッブをスパンレー
    ス加工して得られる不織布の、人工皮革製造時の機械流
    れ方向の伸び(X)、および人工皮革製造時の機械流れ
    方向に対して垂直となる方向の伸び(Y)が、数1に示
    す条件を満足する請求項1または2記載の人工皮革。 【数1】
  5. 【請求項5】 異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウ
    ェッブ、或いは異繊維を組み合わせた分割型複合繊維ウ
    ェッブに非分割型繊維を混綿したウェッブを水流交絡法
    により繊維の分割と交絡を同時に行い不織布を得る工
    程、不織布にポリエステル系ポリウレタン樹脂を主体と
    するポリウレタン樹脂からなるポリウレタン樹脂溶液を
    含浸および/または塗布する工程、ポリウレタン樹脂を
    湿式凝固させる工程、ポリウレタン樹脂溶液の溶媒を除
    去する工程、乾燥する工程、表面仕上げ加工する工程、
    とからなることを特徴とする人工皮革の製造方法。
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