JPH0861080A - 四気筒エンジン - Google Patents
四気筒エンジンInfo
- Publication number
- JPH0861080A JPH0861080A JP19954894A JP19954894A JPH0861080A JP H0861080 A JPH0861080 A JP H0861080A JP 19954894 A JP19954894 A JP 19954894A JP 19954894 A JP19954894 A JP 19954894A JP H0861080 A JPH0861080 A JP H0861080A
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- JP
- Japan
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- crankshaft
- cylinder
- cylinders
- crankpin
- cylinder engine
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- Shafts, Cranks, Connecting Bars, And Related Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は、四気筒エンジンに関し、その全長
を直列四気筒エンジンより短縮することができると共
に、各気筒により発生するクランクシャフトの長手方向
中心回りの慣性偶力を打ち消し可能とすることを目的と
する。 【構成】 クランクシャフト中心部に位置する第1クラ
ンクピンと、その両側に位置し互いに同位相の第2クラ
ンクピンとを有するクランクシャフトと、クランクシャ
フト長手方向中心Aを通る横断垂直平面上にそれぞれの
中心軸線が位置するように配置され、それぞれのコンロ
ッドを介して第1クランクピンに連結される二つの気筒
2,3と、クランクシャフト長手方向中心Aから両側に
等距離lの位置においてそれぞれの中心軸線がクランク
シャフトに垂直に同一平面上に位置するように配置さ
れ、それぞれのコンロッドを介して第2クランクピンに
連結される二つの気筒1,4、とを具備する。
を直列四気筒エンジンより短縮することができると共
に、各気筒により発生するクランクシャフトの長手方向
中心回りの慣性偶力を打ち消し可能とすることを目的と
する。 【構成】 クランクシャフト中心部に位置する第1クラ
ンクピンと、その両側に位置し互いに同位相の第2クラ
ンクピンとを有するクランクシャフトと、クランクシャ
フト長手方向中心Aを通る横断垂直平面上にそれぞれの
中心軸線が位置するように配置され、それぞれのコンロ
ッドを介して第1クランクピンに連結される二つの気筒
2,3と、クランクシャフト長手方向中心Aから両側に
等距離lの位置においてそれぞれの中心軸線がクランク
シャフトに垂直に同一平面上に位置するように配置さ
れ、それぞれのコンロッドを介して第2クランクピンに
連結される二つの気筒1,4、とを具備する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、四気筒エンジンに関す
る。
る。
【0002】
【従来の技術】近年、小型車において、縦置エンジンの
場合には、客室を広げるために、エンジンルーム長を短
くすることが、また横置エンジンの場合には、タイヤ切
れ角を増大させて小回りがきくように、車幅方向の寸法
を短くすることが望まれている。これを実現するために
は、このような小型車に搭載が意図される四気筒エンジ
ンの全長を、通常の直列気筒配置に比較して短縮するこ
とが必要である。全長の短縮にはV型気筒配置が有利で
あり、特開昭60−155032号公報には、クランク
シャフトの180°の位相差を有する二つのクランクピ
ンのそれぞれに、V型配置された一対の気筒がコンロッ
ドを介して連結されているV型四気筒エンジンが記載さ
れている。
場合には、客室を広げるために、エンジンルーム長を短
くすることが、また横置エンジンの場合には、タイヤ切
れ角を増大させて小回りがきくように、車幅方向の寸法
を短くすることが望まれている。これを実現するために
は、このような小型車に搭載が意図される四気筒エンジ
ンの全長を、通常の直列気筒配置に比較して短縮するこ
とが必要である。全長の短縮にはV型気筒配置が有利で
あり、特開昭60−155032号公報には、クランク
シャフトの180°の位相差を有する二つのクランクピ
ンのそれぞれに、V型配置された一対の気筒がコンロッ
ドを介して連結されているV型四気筒エンジンが記載さ
れている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなV型四気筒
エンジンの全長は、直列四気筒エンジンに比較して約半
分にすることができるが、一方で、一般的な直列四気筒
エンジンでは、クランクシャフトの両端に位置する同位
相の二つのクランクピンと内側に位置する同位相の二つ
のクランクピンとの間に180°の位相差が設けられて
いるために、各気筒のピストン及びコンロッドの往復運
動によってクランクシャフトの長手方向中心回りにもた
らされる慣性偶力は、両端の二つの気筒及び内側に二つ
の気筒のそれぞれにおいて反対方向となって打ち消され
るのに対して、このV型四気筒エンジンでは、全ての気
筒において前述の慣性偶力が同一方向となるために、ク
ランクシャフトが大きく振動する欠点を有している。
エンジンの全長は、直列四気筒エンジンに比較して約半
分にすることができるが、一方で、一般的な直列四気筒
エンジンでは、クランクシャフトの両端に位置する同位
相の二つのクランクピンと内側に位置する同位相の二つ
のクランクピンとの間に180°の位相差が設けられて
いるために、各気筒のピストン及びコンロッドの往復運
動によってクランクシャフトの長手方向中心回りにもた
らされる慣性偶力は、両端の二つの気筒及び内側に二つ
の気筒のそれぞれにおいて反対方向となって打ち消され
るのに対して、このV型四気筒エンジンでは、全ての気
筒において前述の慣性偶力が同一方向となるために、ク
ランクシャフトが大きく振動する欠点を有している。
【0004】従って、本発明の第1の目的は、直列四気
筒エンジンに比較して全長を短縮することができると共
に、各気筒のピストン及びコンロッドの往復運動によっ
てもたらされるクランクシャフトの長手方向中心回りの
慣性偶力を打ち消して、それによるクランクシャフトの
振動を防止することができる四気筒エンジンを提供する
ことである。
筒エンジンに比較して全長を短縮することができると共
に、各気筒のピストン及びコンロッドの往復運動によっ
てもたらされるクランクシャフトの長手方向中心回りの
慣性偶力を打ち消して、それによるクランクシャフトの
振動を防止することができる四気筒エンジンを提供する
ことである。
【0005】また、本発明の第2の目的は、前述の第1
の目的に加えて、補機を含むエンジン全体の最大幅を直
列四気筒エンジンと同程度にすることができる四気筒エ
ンジンを提供することである。
の目的に加えて、補機を含むエンジン全体の最大幅を直
列四気筒エンジンと同程度にすることができる四気筒エ
ンジンを提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の四気
筒エンジンは、クランクシャフト中心部に位置する第1
クランクピンと、その両側に位置し互いに同位相の第2
クランクピンとを有するクランクシャフトと、クランク
シャフト長手方向中心位置を通る横断垂直平面上にそれ
ぞれの中心軸線が位置するように配置され、それぞれの
コンロッドを介して前記第1クランクピンに連結される
二つの気筒と、前記クランクシャフト長手方向中心位置
から両側に等距離の位置においてそれぞれの中心軸線が
前記クランクシャフトに垂直に同一平面上に位置するよ
うに配置され、それぞれのコンロッドを介して前記第2
クランクピンに連結される二つの気筒、とを具備するこ
とを特徴とする。
筒エンジンは、クランクシャフト中心部に位置する第1
クランクピンと、その両側に位置し互いに同位相の第2
クランクピンとを有するクランクシャフトと、クランク
シャフト長手方向中心位置を通る横断垂直平面上にそれ
ぞれの中心軸線が位置するように配置され、それぞれの
コンロッドを介して前記第1クランクピンに連結される
二つの気筒と、前記クランクシャフト長手方向中心位置
から両側に等距離の位置においてそれぞれの中心軸線が
前記クランクシャフトに垂直に同一平面上に位置するよ
うに配置され、それぞれのコンロッドを介して前記第2
クランクピンに連結される二つの気筒、とを具備するこ
とを特徴とする。
【0007】また、本発明による第2の四気筒エンジン
は、前述の第1の四気筒エンジンにおいて、前記クラン
クシャフトの第1クランクピンに連結される二つの気筒
の中心上部間の距離を比較的小さくし、シリンダブロッ
クの少なくとも一方の端部の幅を直列四気筒エンジンと
同程度に形成し、その部分の側面に補機を配置すること
を特徴とする。
は、前述の第1の四気筒エンジンにおいて、前記クラン
クシャフトの第1クランクピンに連結される二つの気筒
の中心上部間の距離を比較的小さくし、シリンダブロッ
クの少なくとも一方の端部の幅を直列四気筒エンジンと
同程度に形成し、その部分の側面に補機を配置すること
を特徴とする。
【0008】
【作用】前述の第1の四気筒エンジンは、第1クランク
ピンに連結される二つの気筒がクランクシャフト長手方
向中心位置を通る横断垂直平面上にそれぞれの中心軸線
を位置させるように配置されるために、これらの気筒に
よって占められるエンジン全長の一部は一気筒分とな
り、また、これらの気筒のピストン及びコンロッドの往
復運動によってもたらされる慣性偶力は、それぞれの慣
性力がクランクシャフト長手方向中心位置に作用するた
めにゼロであり、また第2クランクピンに連結される二
つの気筒のピストン及びコンロッドの往復運動によって
もたらされる慣性偶力は、それぞれの慣性力が同一方向
でクランクシャフトに垂直にクランクシャフトの長手方
向中心から両側に等距離の位置に作用するために、互い
に反対方向となって打ち消される。
ピンに連結される二つの気筒がクランクシャフト長手方
向中心位置を通る横断垂直平面上にそれぞれの中心軸線
を位置させるように配置されるために、これらの気筒に
よって占められるエンジン全長の一部は一気筒分とな
り、また、これらの気筒のピストン及びコンロッドの往
復運動によってもたらされる慣性偶力は、それぞれの慣
性力がクランクシャフト長手方向中心位置に作用するた
めにゼロであり、また第2クランクピンに連結される二
つの気筒のピストン及びコンロッドの往復運動によって
もたらされる慣性偶力は、それぞれの慣性力が同一方向
でクランクシャフトに垂直にクランクシャフトの長手方
向中心から両側に等距離の位置に作用するために、互い
に反対方向となって打ち消される。
【0009】また、前述の第2の四気筒エンジンは、第
1の四気筒エンジンにおいて、クランクシャフトの第1
クランクピンに連結される二つの気筒の中心上部間の距
離を比較的小さくすることで、これらの気筒が位置する
部分のシリンダブロック幅はそれ程には大きくならず、
シリンダブロックの少なくとも一方の端部の幅が直列四
気筒エンジンと同程度とされ、その部分の側面に補機が
配置されるために、補機を含めたこの部分の幅がエンジ
ン全体の最大幅となり、直列四気筒のエンジンの場合と
同じである。
1の四気筒エンジンにおいて、クランクシャフトの第1
クランクピンに連結される二つの気筒の中心上部間の距
離を比較的小さくすることで、これらの気筒が位置する
部分のシリンダブロック幅はそれ程には大きくならず、
シリンダブロックの少なくとも一方の端部の幅が直列四
気筒エンジンと同程度とされ、その部分の側面に補機が
配置されるために、補機を含めたこの部分の幅がエンジ
ン全体の最大幅となり、直列四気筒のエンジンの場合と
同じである。
【0010】
【実施例】図1は、本発明による四気筒エンジンの気筒
配置を示す概略図である。同図に示すように、この四気
筒エンジンは、両端に互いに同一方向に配置された第1
気筒1及び第4気筒4と、それらの間にV型配置された
第2気筒2及び第3気筒3とを有している。
配置を示す概略図である。同図に示すように、この四気
筒エンジンは、両端に互いに同一方向に配置された第1
気筒1及び第4気筒4と、それらの間にV型配置された
第2気筒2及び第3気筒3とを有している。
【0011】図2は、この四気筒エンジンのクランクシ
ャフトの斜視図であり、このクランクシャフト5には、
その中心部に第1クランクピン5aが設置され、その両
側に等間隔で第2クランクピン5bが設置されている。
二つの第2クランクピン5bは、クランクシャフト5の
回転中心線回りの同一角度位置に、すなわち同位相に配
置され、第1クランクピン5aは、これらの第2クラン
クピン5bに対してクランクシャフトの回転中心線回り
の180°の角度位置に、すなわち180°の位相差を
持って配置されている。
ャフトの斜視図であり、このクランクシャフト5には、
その中心部に第1クランクピン5aが設置され、その両
側に等間隔で第2クランクピン5bが設置されている。
二つの第2クランクピン5bは、クランクシャフト5の
回転中心線回りの同一角度位置に、すなわち同位相に配
置され、第1クランクピン5aは、これらの第2クラン
クピン5bに対してクランクシャフトの回転中心線回り
の180°の角度位置に、すなわち180°の位相差を
持って配置されている。
【0012】図3は、第2気筒及び第3気筒用の第1及
び第2コンロッド6,7を示す斜視図である。第3気筒
用の第2コンロッド7は、一般的な形状であり、ボルト
等により二分割可能な大端部7aを有してクランクピン
に取り付け可能となっている。図示しないが第1及び第
4気筒用のコンロッドも同一形状である。
び第2コンロッド6,7を示す斜視図である。第3気筒
用の第2コンロッド7は、一般的な形状であり、ボルト
等により二分割可能な大端部7aを有してクランクピン
に取り付け可能となっている。図示しないが第1及び第
4気筒用のコンロッドも同一形状である。
【0013】一方、第2気筒用の第1コンロッド6は、
フォーク状に形成された二つの大端部6a,6bを有
し、各大端部6a,6bが第3気筒用のコンロッド7と
同様に二分割可能でクランクピンに取り付け可能となっ
ている。このように形成された第2気筒用のコンロッド
6は、第3気筒用のコンロッド7と組み合わせて使用す
ることで、第2気筒2の中心軸線2aと第3気筒3の中
心軸線3aとを同一平面上に位置させることが可能とな
る。
フォーク状に形成された二つの大端部6a,6bを有
し、各大端部6a,6bが第3気筒用のコンロッド7と
同様に二分割可能でクランクピンに取り付け可能となっ
ている。このように形成された第2気筒用のコンロッド
6は、第3気筒用のコンロッド7と組み合わせて使用す
ることで、第2気筒2の中心軸線2aと第3気筒3の中
心軸線3aとを同一平面上に位置させることが可能とな
る。
【0014】本実施例の四気筒エンジンは、このような
コンロッドを使用して、第2及び第3気筒2,3を、そ
れらの中心軸線2a,3aがクランクシャフト長手方向
中心位置Aを通る横断垂直平面B(図5参照)上に位置
するように第1クランクピン5aに連結し、また、両端
の第1及び第4気筒1,4を、クランクシャフト長手方
向中心位置Aから両側に等距離lの位置において、それ
ぞれの中心軸線1a,4aがクランクシャフトに垂直に
同一平面C(図5参照)上に位置するように対応する第
2クランクピン5bに連結するようになっている。
コンロッドを使用して、第2及び第3気筒2,3を、そ
れらの中心軸線2a,3aがクランクシャフト長手方向
中心位置Aを通る横断垂直平面B(図5参照)上に位置
するように第1クランクピン5aに連結し、また、両端
の第1及び第4気筒1,4を、クランクシャフト長手方
向中心位置Aから両側に等距離lの位置において、それ
ぞれの中心軸線1a,4aがクランクシャフトに垂直に
同一平面C(図5参照)上に位置するように対応する第
2クランクピン5bに連結するようになっている。
【0015】このように気筒配置された四気筒エンジン
において、第1、第2、第3及び第4気筒のピストン及
びコンロッドの往復運動によりクランクシャフト5に作
用する慣性力F1,F2,F3,F4は、第1及び第4
気筒1,4の一方が排気行程で他方が圧縮行程である時
に、図5に示すような関係となっている。図5(A)は
クランクシャフト5の側面図であり、図5(B)はその
正面図である。これらの慣性力は、各気筒におけるピス
トン及びコンロッドの重量がほぼ等しいために、互いに
等しい大きさである。
において、第1、第2、第3及び第4気筒のピストン及
びコンロッドの往復運動によりクランクシャフト5に作
用する慣性力F1,F2,F3,F4は、第1及び第4
気筒1,4の一方が排気行程で他方が圧縮行程である時
に、図5に示すような関係となっている。図5(A)は
クランクシャフト5の側面図であり、図5(B)はその
正面図である。これらの慣性力は、各気筒におけるピス
トン及びコンロッドの重量がほぼ等しいために、互いに
等しい大きさである。
【0016】各慣性力のクランクシャフト5への作用位
置は、前述の気筒配置によって、第2及び第3気筒のピ
ストン及びコンロッドにより発生する慣性力F2,F3
がクランクシャフト5の長手方向中心位置Aであり、ま
た第1及び第4気筒のピストン及びコンロッドにより発
生する慣性力F1,F4がクランクシャフト5の長手方
向中心位置Aから両側に等距離lの位置であり、それに
より、前述の慣性力F2及びF3によってクランクシャ
フト5の長手方向中心回りにもらたされる慣性偶力はゼ
ロであり、また、前述の慣性力F1及びF4によっても
たらされる慣性偶力は、同じ大きさで互いに反対方向で
あるために打ち消され、慣性偶力によるクランクシャフ
ト5の振動は防止される。
置は、前述の気筒配置によって、第2及び第3気筒のピ
ストン及びコンロッドにより発生する慣性力F2,F3
がクランクシャフト5の長手方向中心位置Aであり、ま
た第1及び第4気筒のピストン及びコンロッドにより発
生する慣性力F1,F4がクランクシャフト5の長手方
向中心位置Aから両側に等距離lの位置であり、それに
より、前述の慣性力F2及びF3によってクランクシャ
フト5の長手方向中心回りにもらたされる慣性偶力はゼ
ロであり、また、前述の慣性力F1及びF4によっても
たらされる慣性偶力は、同じ大きさで互いに反対方向で
あるために打ち消され、慣性偶力によるクランクシャフ
ト5の振動は防止される。
【0017】このように、本実施例の四気筒エンジン
は、直列四気筒エンジンと同様に慣性偶力によるクラン
クシャフト5の振動を防止できると共に、第2及び第3
気筒2,3の中心軸線2a,3aがクランクシャフト長
手方向中心位置Aを通る横断垂直平面B上に位置するよ
うに、第2及び第3気筒2,3が配置されているため
に、これらの気筒によって占められるエンジン全長の一
部は、一気筒分となり、直列四気筒エンジンに比較して
その全長を短縮することができる。
は、直列四気筒エンジンと同様に慣性偶力によるクラン
クシャフト5の振動を防止できると共に、第2及び第3
気筒2,3の中心軸線2a,3aがクランクシャフト長
手方向中心位置Aを通る横断垂直平面B上に位置するよ
うに、第2及び第3気筒2,3が配置されているため
に、これらの気筒によって占められるエンジン全長の一
部は、一気筒分となり、直列四気筒エンジンに比較して
その全長を短縮することができる。
【0018】本実施例の四気筒エンジンは、第1クラン
クピン5aと第2クランクピン5bとの間の位相差にか
かわらず、第2及び第3気筒2,3を、それらの中心軸
線2a,3aがクランクシャフト長手方向中心位置Aを
通る横断垂直平面B上に位置するようにすれば、それら
を水平配置としても前述の効果を得ることができるが、
V型配置としてその挟角(2α)をできる限り小さく
し、前述したようにクランクシャフト5の第1クランク
ピン5aと第2クランクピン5bとの間に180°の位
相差を設け、また、第1及び第4気筒1,4の中心軸線
1a,4aが位置する平面が第2及び第3気筒2,3の
中心軸線2a,3aの間を通過するように第2及び第3
気筒2,3をV型配置することによって、図5に示すよ
うに、第1及び第4気筒1,4における慣性力F1,F
4と、第2及び第3気筒2,3における慣性力F2,F
3とが、ほぼ逆方向となるために、クランクシャフト5
に作用する慣性力もほぼ打ち消すことができ、それによ
るクランクシャフト5の振動を防止することができる。
クピン5aと第2クランクピン5bとの間の位相差にか
かわらず、第2及び第3気筒2,3を、それらの中心軸
線2a,3aがクランクシャフト長手方向中心位置Aを
通る横断垂直平面B上に位置するようにすれば、それら
を水平配置としても前述の効果を得ることができるが、
V型配置としてその挟角(2α)をできる限り小さく
し、前述したようにクランクシャフト5の第1クランク
ピン5aと第2クランクピン5bとの間に180°の位
相差を設け、また、第1及び第4気筒1,4の中心軸線
1a,4aが位置する平面が第2及び第3気筒2,3の
中心軸線2a,3aの間を通過するように第2及び第3
気筒2,3をV型配置することによって、図5に示すよ
うに、第1及び第4気筒1,4における慣性力F1,F
4と、第2及び第3気筒2,3における慣性力F2,F
3とが、ほぼ逆方向となるために、クランクシャフト5
に作用する慣性力もほぼ打ち消すことができ、それによ
るクランクシャフト5の振動を防止することができる。
【0019】また、特に、第1及び第4気筒1,4の中
心軸線1a,4aが位置する平面が第2及び第3気筒
2,3のV型配置の挟角中心を通過するように、第2及
び第3気筒を配置し、第1気筒1、第3気筒3、第4気
筒4、第2気筒2の順序で爆発行程を迎えるようにすれ
ば、それぞれの間の爆発間隔クランク角度は、(180
+α)°,(180−α)°,(180+α)°とな
り、V型配置の挟角(2α)を小さくすることで、これ
らは、ほぼ等間隔となり、それによってもクランクシャ
フトの振動が発生しにくくなっている。
心軸線1a,4aが位置する平面が第2及び第3気筒
2,3のV型配置の挟角中心を通過するように、第2及
び第3気筒を配置し、第1気筒1、第3気筒3、第4気
筒4、第2気筒2の順序で爆発行程を迎えるようにすれ
ば、それぞれの間の爆発間隔クランク角度は、(180
+α)°,(180−α)°,(180+α)°とな
り、V型配置の挟角(2α)を小さくすることで、これ
らは、ほぼ等間隔となり、それによってもクランクシャ
フトの振動が発生しにくくなっている。
【0020】また、第2及び第3気筒2,3の配置は、
前述した水平配置及びV型配置以外にも、図4に示すよ
うに、第1及び第4気筒1,4の中心軸線1a,4aに
対して、それらの中心軸線2a,3aが互いに同一平面
上に位置する平行配置としても、クランクシャフト5に
作用する気筒毎の慣性力及びクランクシャフト5の長手
中心位置A回りに作用する気筒毎の慣性偶力を互いに打
ち消すことができる。
前述した水平配置及びV型配置以外にも、図4に示すよ
うに、第1及び第4気筒1,4の中心軸線1a,4aに
対して、それらの中心軸線2a,3aが互いに同一平面
上に位置する平行配置としても、クランクシャフト5に
作用する気筒毎の慣性力及びクランクシャフト5の長手
中心位置A回りに作用する気筒毎の慣性偶力を互いに打
ち消すことができる。
【0021】ところで、車両用エンジンには、オルタネ
ータ及びパワーステアリングポンプ等の補機が取り付け
られる。このような補機は、クランクシャフトの回転を
利用して駆動されるために、一般的にエンジンの側面に
配置される。直列四気筒エンジンの最大幅は、図6
(A)に示すように、このような補機8を含めたL1と
なる。一方、本実施例の四気筒エンジンにおいて、図6
(B)に示すように、第1気筒が位置する端部における
シリンダブロック幅は、直列四気筒エンジンのシリンダ
ブロック幅と同程度にすることができ、その側面に補機
を配置することで、この部分のエンジン幅は同様にL1
となり、比較的小さな挟角でV型配置され、又は、わず
かに離間して平行配置されるように中心上部間の距離が
比較的小さくなるように配置された第2及び第3気筒が
位置するシリンダブロック幅L2を上回るために、本実
施例の四気筒エンジンの最大幅が直列四気筒エンジンよ
り大きくなることはない。
ータ及びパワーステアリングポンプ等の補機が取り付け
られる。このような補機は、クランクシャフトの回転を
利用して駆動されるために、一般的にエンジンの側面に
配置される。直列四気筒エンジンの最大幅は、図6
(A)に示すように、このような補機8を含めたL1と
なる。一方、本実施例の四気筒エンジンにおいて、図6
(B)に示すように、第1気筒が位置する端部における
シリンダブロック幅は、直列四気筒エンジンのシリンダ
ブロック幅と同程度にすることができ、その側面に補機
を配置することで、この部分のエンジン幅は同様にL1
となり、比較的小さな挟角でV型配置され、又は、わず
かに離間して平行配置されるように中心上部間の距離が
比較的小さくなるように配置された第2及び第3気筒が
位置するシリンダブロック幅L2を上回るために、本実
施例の四気筒エンジンの最大幅が直列四気筒エンジンよ
り大きくなることはない。
【0022】
【発明の効果】このように、本発明による第1の四気筒
エンジンによれば、第1クランクピンに連結される二つ
の気筒がクランクシャフト長手方向中心位置を通る横断
垂直平面上にそれぞれの気筒中心を位置させるように配
置されるために、これらの気筒によって占められるエン
ジン全長の一部は、一気筒分となりエンジン全長が直列
四気筒エンジンに比較して短縮されると共に、これらの
気筒により発生する慣性偶力は、それぞれの慣性力がク
ランクシャフト長手方向中心位置に作用するためにゼロ
であり、また第2クランクピンに連結される二つの気筒
により発生する慣性偶力は、それぞれの慣性力が同一方
向でクランクシャフトに垂直にクランクシャフトの長手
方向中心から両側に等距離の位置に作用し、互いに反対
方向となって打ち消されるために、クランクシャフト
が、その長手方向中心回りに慣性偶力が作用することに
よって振動することは防止される。
エンジンによれば、第1クランクピンに連結される二つ
の気筒がクランクシャフト長手方向中心位置を通る横断
垂直平面上にそれぞれの気筒中心を位置させるように配
置されるために、これらの気筒によって占められるエン
ジン全長の一部は、一気筒分となりエンジン全長が直列
四気筒エンジンに比較して短縮されると共に、これらの
気筒により発生する慣性偶力は、それぞれの慣性力がク
ランクシャフト長手方向中心位置に作用するためにゼロ
であり、また第2クランクピンに連結される二つの気筒
により発生する慣性偶力は、それぞれの慣性力が同一方
向でクランクシャフトに垂直にクランクシャフトの長手
方向中心から両側に等距離の位置に作用し、互いに反対
方向となって打ち消されるために、クランクシャフト
が、その長手方向中心回りに慣性偶力が作用することに
よって振動することは防止される。
【0023】また、本発明による第2の四気筒エンジン
によれば、第1の四気筒エンジンにおいて、クランクシ
ャフトの第1クランクピンに連結される二つの気筒の中
心上部間の距離を比較的小さくすることで、これらの気
筒が位置する部分のシリンダブロック幅よりも、補機が
配置されるエンジン端部の補機を含めた幅の方が大きく
なってエンジン全体の最大幅となり、この最大幅は、直
列四気筒のエンジンの補機を含む最大幅と等しく、直列
四気筒エンジン全体に比較して全長を短縮することがで
きると共に最大幅も増加することはない。
によれば、第1の四気筒エンジンにおいて、クランクシ
ャフトの第1クランクピンに連結される二つの気筒の中
心上部間の距離を比較的小さくすることで、これらの気
筒が位置する部分のシリンダブロック幅よりも、補機が
配置されるエンジン端部の補機を含めた幅の方が大きく
なってエンジン全体の最大幅となり、この最大幅は、直
列四気筒のエンジンの補機を含む最大幅と等しく、直列
四気筒エンジン全体に比較して全長を短縮することがで
きると共に最大幅も増加することはない。
【図1】本発明による四気筒エンジンの気筒配置を示す
概略図である。
概略図である。
【図2】本発明による四気筒エンジンのクランクシャフ
トの斜視図である。
トの斜視図である。
【図3】第2及び第3気筒用のコンロッドを示す斜視図
である。
である。
【図4】本発明による四気筒エンジンの他の気筒配置を
示す概略図である。
示す概略図である。
【図5】クランクシャフトに作用する各気筒により発生
する慣性力を示す説明図であり、(A)はクランクシャ
フトの側面図、(B)はクランクシャフトの正面図であ
る。
する慣性力を示す説明図であり、(A)はクランクシャ
フトの側面図、(B)はクランクシャフトの正面図であ
る。
【図6】エンジンに補機が取り付けられた場合の平面図
であり、(A)は直列四気筒エンジンであり、(B)は
本発明による四気筒エンジンである。
であり、(A)は直列四気筒エンジンであり、(B)は
本発明による四気筒エンジンである。
1…第1気筒 2…第2気筒 3…第3気筒 4…第4気筒 5…クランクシャフト 5a…第1クランクピン 5b…第2クランクピン 6…第1コンロッド 7…第2コンロッド 8…補機 A…クランクシャフト長手方向中心位置 B…クランクシャフト長手方向中心位置を通る横断垂直
平面
平面
Claims (2)
- 【請求項1】 クランクシャフト中心部に位置する第1
クランクピンと、その両側に位置し互いに同位相の第2
クランクピンとを有するクランクシャフトと、クランク
シャフト長手方向中心位置を通る横断垂直平面上にそれ
ぞれの中心軸線が位置するように配置され、それぞれの
コンロッドを介して前記第1クランクピンに連結される
二つの気筒と、前記クランクシャフト長手方向中心位置
から両側に等距離の位置においてそれぞれの中心軸線が
前記クランクシャフトに垂直に同一平面上に位置するよ
うに配置され、それぞれのコンロッドを介して前記第2
クランクピンに連結される二つの気筒、とを具備するこ
とを特徴とする四気筒エンジン。 - 【請求項2】 前記クランクシャフトの第1クランクピ
ンに連結される二つの気筒の中心上部間の距離を比較的
小さくし、シリンダブロックの少なくとも一方の端部の
幅を直列四気筒エンジンと同程度に形成し、その部分の
側面に補機を配置することを特徴とする請求項1に記載
の四気筒エンジン。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19954894A JPH0861080A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 四気筒エンジン |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19954894A JPH0861080A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 四気筒エンジン |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861080A true JPH0861080A (ja) | 1996-03-05 |
Family
ID=16409662
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19954894A Pending JPH0861080A (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 四気筒エンジン |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0861080A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100508173B1 (ko) * | 2002-11-30 | 2005-08-17 | 현대자동차주식회사 | 직렬 4기통 이엠브이 엔진의 직렬 3기통 운전 제어장치및 그 운전 제어방법 |
| JP2016516157A (ja) * | 2013-03-28 | 2016-06-02 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフトBayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | レシプロエンジン |
-
1994
- 1994-08-24 JP JP19954894A patent/JPH0861080A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100508173B1 (ko) * | 2002-11-30 | 2005-08-17 | 현대자동차주식회사 | 직렬 4기통 이엠브이 엔진의 직렬 3기통 운전 제어장치및 그 운전 제어방법 |
| JP2016516157A (ja) * | 2013-03-28 | 2016-06-02 | バイエリッシェ モートーレン ウエルケ アクチエンゲゼルシャフトBayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | レシプロエンジン |
| US11255261B2 (en) | 2013-03-28 | 2022-02-22 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Reciprocating-piston internal combustion engine |
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