JPH0861958A - 振動ジャイロおよび振動ジャイロの検査装置 - Google Patents
振動ジャイロおよび振動ジャイロの検査装置Info
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- JPH0861958A JPH0861958A JP6199607A JP19960794A JPH0861958A JP H0861958 A JPH0861958 A JP H0861958A JP 6199607 A JP6199607 A JP 6199607A JP 19960794 A JP19960794 A JP 19960794A JP H0861958 A JPH0861958 A JP H0861958A
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- G01—MEASURING; TESTING
- G01C—MEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
- G01C19/00—Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
- G01C19/56—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces
- G01C19/5642—Turn-sensitive devices using vibrating masses, e.g. vibratory angular rate sensors based on Coriolis forces using vibrating bars or beams
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 角速度に起因する信号のS/N比を改善して
精度のよい振動ジャイロを得る。 【構成】 振動子1と、この振動子に設けられ該振動子
を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部2,3
と、この圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部
を駆動する圧電部駆動手段13と、前記圧電部の各々の
非共通電極から出力される電流を電圧に変換する複数の
電流電圧変換手段4,5と、前記圧電部駆動手段の出力
を所定の増幅率で増幅し、かつ該増幅した信号の位相を
所定角度移相するとともに前記電流電圧変換手段にそれ
ぞれ分流して供給することにより、前記圧電部の制動容
量の成分を除去する除去手段と、前記複数の電流電圧変
換手段の出力を加算するとともに該加算値を前記複数の
電流電圧変換手段にそれぞれ帰還する加算手段14と、
前記複数の電流電圧変換手段の出力の差を演算する誤差
演算手段12とを備えた。
精度のよい振動ジャイロを得る。 【構成】 振動子1と、この振動子に設けられ該振動子
を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部2,3
と、この圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部
を駆動する圧電部駆動手段13と、前記圧電部の各々の
非共通電極から出力される電流を電圧に変換する複数の
電流電圧変換手段4,5と、前記圧電部駆動手段の出力
を所定の増幅率で増幅し、かつ該増幅した信号の位相を
所定角度移相するとともに前記電流電圧変換手段にそれ
ぞれ分流して供給することにより、前記圧電部の制動容
量の成分を除去する除去手段と、前記複数の電流電圧変
換手段の出力を加算するとともに該加算値を前記複数の
電流電圧変換手段にそれぞれ帰還する加算手段14と、
前記複数の電流電圧変換手段の出力の差を演算する誤差
演算手段12とを備えた。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車等に搭載され操
舵等による角速度を検出する振動ジャイロに関するもの
であって、車両の姿勢制御システムやナビゲーションシ
ステムに用いられるものである。
舵等による角速度を検出する振動ジャイロに関するもの
であって、車両の姿勢制御システムやナビゲーションシ
ステムに用いられるものである。
【0002】
【従来の技術】図25は、先に、出願した特願平5−2
8140号に記載された振動ジャイロ用回路の構成図で
ある。図において、1は正四角状の振動子であり、エン
リバ等の恒弾性材料で構成される。2、3は振動子1を
駆動するための圧電部であって、振動子1の隣合った2
柱面に導電性接着剤等を用いて固定されている。ここで
振動子1、圧電部2および3は振動部を構成している。
4、5は電流電圧変換手段としての電流電圧変換器で、
圧電部2、3のそれぞれの非共通電極が各々接続されて
いる。6は電流電圧変換器4、5の出力を加算する加算
器、7は加算器6の出力を増幅して圧電部2、3の共通
電極を兼ねている振動子1に帰還することにより、振動
子1を自励振動させる増幅器であり、圧電部2、3を駆
動する圧電部駆動手段として機能する。なお、加算器6
の出力には加算器6の出力の振幅を検出する振幅検出手
段8と、この振幅検出手段8の出力を受けて増幅器7の
ゲインを制御する制御器9が設けられており、これらの
振幅検出器8と制御器9とは、加算器6の出力の振幅が
所定の値になるよう制御している。増幅器7の出力はK
のゲインを持つ反転増幅器10にも入力され、その出力
は容量Crのコンデンサ11a、11bを介して電流電
圧変換器4、5に入力されている。ここで、反転増幅器
10、コンデンサ11aおよび11bは、増幅器7の出
力を増幅し、かつ位相を略90゜移相して電流電圧変換
器4、5に供給することにより後述する圧電部の制動容
量の成分を除去する除去手段を構成している。12は電
流電圧変換器4、5の出力の差を演算する誤差演算手段
としての差動増幅器であって角速度に対応した信号を出
力するものである。
8140号に記載された振動ジャイロ用回路の構成図で
ある。図において、1は正四角状の振動子であり、エン
リバ等の恒弾性材料で構成される。2、3は振動子1を
駆動するための圧電部であって、振動子1の隣合った2
柱面に導電性接着剤等を用いて固定されている。ここで
振動子1、圧電部2および3は振動部を構成している。
4、5は電流電圧変換手段としての電流電圧変換器で、
圧電部2、3のそれぞれの非共通電極が各々接続されて
いる。6は電流電圧変換器4、5の出力を加算する加算
器、7は加算器6の出力を増幅して圧電部2、3の共通
電極を兼ねている振動子1に帰還することにより、振動
子1を自励振動させる増幅器であり、圧電部2、3を駆
動する圧電部駆動手段として機能する。なお、加算器6
の出力には加算器6の出力の振幅を検出する振幅検出手
段8と、この振幅検出手段8の出力を受けて増幅器7の
ゲインを制御する制御器9が設けられており、これらの
振幅検出器8と制御器9とは、加算器6の出力の振幅が
所定の値になるよう制御している。増幅器7の出力はK
のゲインを持つ反転増幅器10にも入力され、その出力
は容量Crのコンデンサ11a、11bを介して電流電
圧変換器4、5に入力されている。ここで、反転増幅器
10、コンデンサ11aおよび11bは、増幅器7の出
力を増幅し、かつ位相を略90゜移相して電流電圧変換
器4、5に供給することにより後述する圧電部の制動容
量の成分を除去する除去手段を構成している。12は電
流電圧変換器4、5の出力の差を演算する誤差演算手段
としての差動増幅器であって角速度に対応した信号を出
力するものである。
【0003】図25に示された従来の振動ジャイロの動
作について説明する。圧電部2、3の共通電極を兼ねた
振動子1には増幅器7から電圧Vが供給される。一方、
圧電部2、3の非共通電極は、それぞれ電流電圧変換器
を構成しているオペアンプ41、51の反転入力端子に
接続されており、またオペアンプ41、51の非反転入
力端子は接地されている。従って、圧電部2、3の非共
通端子はそれぞれ仮想接地された状態となっており、こ
れにより圧電部2、3は増幅器7からの電圧により振動
子1を所定の駆動軸方向に駆動する。なお、圧電部2、
3の非共通電極からの電流は図示した如くオペアンプ4
1、51の反転入力端子にそれぞれ流入している。ま
た、オペアンプ41、51の反転端子入力にはコンデン
サ11aあるいは11bからの電流も流入している。従
って、オペアンプ41、51の出力電圧は、それぞれ圧
電部2、3を流れる電流とコンデンサ11a、11bを
流れる電流とを加算した電流値と、それぞれのフィード
バック抵抗42、43の抵抗値により定まる。
作について説明する。圧電部2、3の共通電極を兼ねた
振動子1には増幅器7から電圧Vが供給される。一方、
圧電部2、3の非共通電極は、それぞれ電流電圧変換器
を構成しているオペアンプ41、51の反転入力端子に
接続されており、またオペアンプ41、51の非反転入
力端子は接地されている。従って、圧電部2、3の非共
通端子はそれぞれ仮想接地された状態となっており、こ
れにより圧電部2、3は増幅器7からの電圧により振動
子1を所定の駆動軸方向に駆動する。なお、圧電部2、
3の非共通電極からの電流は図示した如くオペアンプ4
1、51の反転入力端子にそれぞれ流入している。ま
た、オペアンプ41、51の反転端子入力にはコンデン
サ11aあるいは11bからの電流も流入している。従
って、オペアンプ41、51の出力電圧は、それぞれ圧
電部2、3を流れる電流とコンデンサ11a、11bを
流れる電流とを加算した電流値と、それぞれのフィード
バック抵抗42、43の抵抗値により定まる。
【0004】電流電圧変換器4、5の動作を図26に基
づいて説明する。圧電部2は、図示した如くL(2
1)、C(22)、R(23)、Cd(24)よりなる
等価回路で与えられる。ここでコンデンサ11aを介し
て流れる電流I3は次式で与えられる。 I3=jω×Cr×K×V ………………………………………………(1) 一方、圧電部2の制動容量であるCd(24)を流れる
電流I2は次式で与えられる。 I2=jω×Cd×V ……………………………………………………(2) ここで、K=Cd/Crであるならば、オペアンプ41
の反転入力端子に流入するI2と流出するI3とが等し
くなり、反転入力端子にはL(21)、C(22)、R
(23)からなる直列共振回路を流れる電流I1のみが
流入する。これにより電流I1と、オペアンプ41に接
続されている抵抗42に流れる電流I4とは等しくな
り、オペアンプ41の出力は直列共振回路を流れる電流
に対応する。なお、上記は圧電部2および電流電圧変換
器4について述べたが、圧電部3および電流電圧変換器
5についても同様である。
づいて説明する。圧電部2は、図示した如くL(2
1)、C(22)、R(23)、Cd(24)よりなる
等価回路で与えられる。ここでコンデンサ11aを介し
て流れる電流I3は次式で与えられる。 I3=jω×Cr×K×V ………………………………………………(1) 一方、圧電部2の制動容量であるCd(24)を流れる
電流I2は次式で与えられる。 I2=jω×Cd×V ……………………………………………………(2) ここで、K=Cd/Crであるならば、オペアンプ41
の反転入力端子に流入するI2と流出するI3とが等し
くなり、反転入力端子にはL(21)、C(22)、R
(23)からなる直列共振回路を流れる電流I1のみが
流入する。これにより電流I1と、オペアンプ41に接
続されている抵抗42に流れる電流I4とは等しくな
り、オペアンプ41の出力は直列共振回路を流れる電流
に対応する。なお、上記は圧電部2および電流電圧変換
器4について述べたが、圧電部3および電流電圧変換器
5についても同様である。
【0005】電流電圧変換器4、5の出力は、前述した
ように圧電部2、3の等価回路の直列共振成分に相当す
る信号であり、また、その直列共振成分は振動子1の機
械的な共振特性と圧電部の力係数により決定される。ま
た、加算器6は、電流電圧変換器4、5の出力を受けそ
の和を出力する。従って、加算器6の出力もまた振動子
1の機械的な共振特性と圧電部の力係数により決定され
ることとなり、このような信号を振動子1に帰還させる
と振動子1は、機械的な共振点で自励振動する。
ように圧電部2、3の等価回路の直列共振成分に相当す
る信号であり、また、その直列共振成分は振動子1の機
械的な共振特性と圧電部の力係数により決定される。ま
た、加算器6は、電流電圧変換器4、5の出力を受けそ
の和を出力する。従って、加算器6の出力もまた振動子
1の機械的な共振特性と圧電部の力係数により決定され
ることとなり、このような信号を振動子1に帰還させる
と振動子1は、機械的な共振点で自励振動する。
【0006】以上述べたように図25の振動ジャイロ
は、機械的な共振特性と圧電部の力係数とにより定まる
信号を帰還させることにより振動子1を自励振動させる
とともに、圧電部2、3の等価回路上の直列共振成分を
流れる電流の差を差動増幅器12で検出、増幅して角速
度を検出するようにしている。
は、機械的な共振特性と圧電部の力係数とにより定まる
信号を帰還させることにより振動子1を自励振動させる
とともに、圧電部2、3の等価回路上の直列共振成分を
流れる電流の差を差動増幅器12で検出、増幅して角速
度を検出するようにしている。
【0007】次に、振動ジャイロの角速度検出の原理を
説明する。図27aは、圧電部2、3をシンボルで表現
したものであり、2つの圧電部に同電位Vを印加したと
きに、それぞれIL、IRの電流が流れることを示して
いる。圧電部2、3に電圧Vが印加されると、圧電部
2、3は図27bに示したように圧電部の垂直方向にF
L(圧電部2による力)、FR(圧電部3による力)の
力を生じる。この力FL、FRは検出軸方向(横方
向)、駆動軸方向(縦方向)の単位ベクトルi、jを用
いて次式で表わされる。なお、次式においてAは圧電部
の力係数である。 FL=A×V× cos45°×i+A×V× sin45°×j …………(3) FL=−A×V× cos45°×i+A×V× sin45°×j ………(4) この2つの力FL、FRの合成により振動子1は駆動軸
方向のみに力を受け、駆動軸方向に速度vYで運動す
る。
説明する。図27aは、圧電部2、3をシンボルで表現
したものであり、2つの圧電部に同電位Vを印加したと
きに、それぞれIL、IRの電流が流れることを示して
いる。圧電部2、3に電圧Vが印加されると、圧電部
2、3は図27bに示したように圧電部の垂直方向にF
L(圧電部2による力)、FR(圧電部3による力)の
力を生じる。この力FL、FRは検出軸方向(横方
向)、駆動軸方向(縦方向)の単位ベクトルi、jを用
いて次式で表わされる。なお、次式においてAは圧電部
の力係数である。 FL=A×V× cos45°×i+A×V× sin45°×j …………(3) FL=−A×V× cos45°×i+A×V× sin45°×j ………(4) この2つの力FL、FRの合成により振動子1は駆動軸
方向のみに力を受け、駆動軸方向に速度vYで運動す
る。
【0008】ここで、図27cの如く車両の操舵等によ
り角速度Ωが振動子1に印加されたとする。このとき振
動子1にはコリオリ力FCが検出軸方向に生じる。その
大きさは振動子1の等価質量をmとすると次式で与えら
れる。 FC=2×m×Ω×vY×i ……………………………………………(5) 振動子1は、圧電部2、3が発生する力FL、FRおよ
びコリオリ力FCにより検出軸方向、駆動軸方向にそれ
ぞれvX、vYの速度で振動し、また反力FZを生じ
る。その大きさは、検出軸方向の機械インピーダンスを
ZX、駆動軸方向の機械インピーダンスをZYとすると
次式で与えられる。 FZ=−ZX×vX×i−ZY×vY×j ……………………………(6) 圧電部2、3が発生する力FL、FR、コリオリ力FC
および反力FZは釣り合うので次式が成立する。 0=FL+FR+FC+FZ ……………………………………………(7) よって、(7)式に(3)乃至(6)式を代入して、i
の項(検出軸方向)とjの項(駆動軸方向)とに分離す
ると次式が得られる。 検出軸方向 0=2×m×Ω×vY−ZX×vX ……………………(8) 駆動軸方向 0=2×A×V× sin45°−ZY×vY ……………(9) この(8)、(9)式より角速度Ωを求める。 Ω=(ZX×ZY×vX)/(4×m×A×V× sin45°)……(10)
り角速度Ωが振動子1に印加されたとする。このとき振
動子1にはコリオリ力FCが検出軸方向に生じる。その
大きさは振動子1の等価質量をmとすると次式で与えら
れる。 FC=2×m×Ω×vY×i ……………………………………………(5) 振動子1は、圧電部2、3が発生する力FL、FRおよ
びコリオリ力FCにより検出軸方向、駆動軸方向にそれ
ぞれvX、vYの速度で振動し、また反力FZを生じ
る。その大きさは、検出軸方向の機械インピーダンスを
ZX、駆動軸方向の機械インピーダンスをZYとすると
次式で与えられる。 FZ=−ZX×vX×i−ZY×vY×j ……………………………(6) 圧電部2、3が発生する力FL、FR、コリオリ力FC
および反力FZは釣り合うので次式が成立する。 0=FL+FR+FC+FZ ……………………………………………(7) よって、(7)式に(3)乃至(6)式を代入して、i
の項(検出軸方向)とjの項(駆動軸方向)とに分離す
ると次式が得られる。 検出軸方向 0=2×m×Ω×vY−ZX×vX ……………………(8) 駆動軸方向 0=2×A×V× sin45°−ZY×vY ……………(9) この(8)、(9)式より角速度Ωを求める。 Ω=(ZX×ZY×vX)/(4×m×A×V× sin45°)……(10)
【0009】一方、圧電部2、3を流れる電流IL、I
Rは、圧電部2、3の制動アドミッタンスをY、それぞ
れの垂直方向への振動速度をvL、vRとすると次式で
表わされる。 IL=A×vL+Y×V ………………………………………………(11) IR=A×vR+Y×V ………………………………………………(12) また、vL、vR、vX、vYをベクトルで考えると図
27dの関係にある。 vX=cos 45°×(vL−vR)……………………………………(13) vY=sin 45°×(vL+vR)……………………………………(14) ここで(11)式から(12)式を引いて、(13)式
により(vL−vR)を消去する。 (IL−IR)=A×(vL−vR)=A×vX/cos 45°……(15) この(15)式を用いて、(10)式のvXを消去す
る。
Rは、圧電部2、3の制動アドミッタンスをY、それぞ
れの垂直方向への振動速度をvL、vRとすると次式で
表わされる。 IL=A×vL+Y×V ………………………………………………(11) IR=A×vR+Y×V ………………………………………………(12) また、vL、vR、vX、vYをベクトルで考えると図
27dの関係にある。 vX=cos 45°×(vL−vR)……………………………………(13) vY=sin 45°×(vL+vR)……………………………………(14) ここで(11)式から(12)式を引いて、(13)式
により(vL−vR)を消去する。 (IL−IR)=A×(vL−vR)=A×vX/cos 45°……(15) この(15)式を用いて、(10)式のvXを消去す
る。
【0010】
【数1】
【0011】また、(11)、(12)式を足すと次式
となる。 (IL−IR)=A×(vL+vR)+2×Y×V =A×vY/sin 45°+2×Y×V ……………(17) (17)式に(9)式を用いてvYを消去する。 (IL+IR−2×Y×V)=2×A2 ×V/ZY ………………(18) そして、(18)式を(16)式に代入することにより
次式が得られる。
となる。 (IL−IR)=A×(vL+vR)+2×Y×V =A×vY/sin 45°+2×Y×V ……………(17) (17)式に(9)式を用いてvYを消去する。 (IL+IR−2×Y×V)=2×A2 ×V/ZY ………………(18) そして、(18)式を(16)式に代入することにより
次式が得られる。
【0012】
【数2】
【0013】即ち、(19)式によれば、圧電部2、3
に同電位を印加して振動子1を駆動したときに流れる電
流の差(IL−IR)は、角速度Ωにより決定されるこ
とが解る。即ち、電流の差(IL−IR)を検出すれ
ば、角速度Ωが解る。また、特に、電流の和からそれぞ
れの制動アドミッタンス成分を除去した量(IL+IR
−2×Y×V)を一定に保つことにより、角速度Ωに対
する電流の差のゲインは、振動子1の等価質量mと検出
軸方向の機械インピーダンスZXにより決定される。
に同電位を印加して振動子1を駆動したときに流れる電
流の差(IL−IR)は、角速度Ωにより決定されるこ
とが解る。即ち、電流の差(IL−IR)を検出すれ
ば、角速度Ωが解る。また、特に、電流の和からそれぞ
れの制動アドミッタンス成分を除去した量(IL+IR
−2×Y×V)を一定に保つことにより、角速度Ωに対
する電流の差のゲインは、振動子1の等価質量mと検出
軸方向の機械インピーダンスZXにより決定される。
【0014】さて、ここで前述した式と、図25の回路
との対応関係について述べる。圧電部2、3に同電位V
が与えられるとそれぞれ電流IL、IRが流れる。電流
電圧変換器4、5の出力は、先に説明したようにそれぞ
れ接続してある圧電部2、3に同電位Vを印加したとき
に流れる電流から圧電部の制動容量成分を増幅器10、
コンデンサ11aおよび11bにより差し引いたもので
ある。ここで、Yは制動容量Cdの逆数(アドミッタン
ス)である。 (電流電圧変換器4)IL−Y×V ……………………………… (20) (電流電圧変換器5)IR−Y×V ……………………………… (21) 電流電圧変換器4、5の出力は差動増幅器12で引算が
なされ、差動増幅器12からは(IL−IR)が出力さ
れる。これは、角速度信号である。一方、電流電圧変換
器4、5の出力は加算器6で加算され、加算器6は(I
L+IR−2×Y×V)を出力する。また、振幅検出手
段8、制御器9および増幅器7は、加算器6の出力の振
幅が所定値となるように圧電部2、3への印加電圧Vの
振幅を制御するものである。従って、(IL+IR−2
×Y×V)=CONST(一定)となる。これに基づき
(19)式を変形する。
との対応関係について述べる。圧電部2、3に同電位V
が与えられるとそれぞれ電流IL、IRが流れる。電流
電圧変換器4、5の出力は、先に説明したようにそれぞ
れ接続してある圧電部2、3に同電位Vを印加したとき
に流れる電流から圧電部の制動容量成分を増幅器10、
コンデンサ11aおよび11bにより差し引いたもので
ある。ここで、Yは制動容量Cdの逆数(アドミッタン
ス)である。 (電流電圧変換器4)IL−Y×V ……………………………… (20) (電流電圧変換器5)IR−Y×V ……………………………… (21) 電流電圧変換器4、5の出力は差動増幅器12で引算が
なされ、差動増幅器12からは(IL−IR)が出力さ
れる。これは、角速度信号である。一方、電流電圧変換
器4、5の出力は加算器6で加算され、加算器6は(I
L+IR−2×Y×V)を出力する。また、振幅検出手
段8、制御器9および増幅器7は、加算器6の出力の振
幅が所定値となるように圧電部2、3への印加電圧Vの
振幅を制御するものである。従って、(IL+IR−2
×Y×V)=CONST(一定)となる。これに基づき
(19)式を変形する。
【0015】
【数3】
【0016】これにより、圧電部2、3の力係数が消去
される。
される。
【0017】また、圧電部2、3に印加する電圧Vと加
算器6の出力(IL+IR−2×Y×V)との位相関係
は(18)式より得られる。 (IL+IR−2×Y×V)/V=2×A2 /ZY ………………(23) 従って、加算器6の出力を増幅器7を介して圧電部2、
3に帰還することにより、振動子1は駆動軸方向の機械
インピーダンスZYの共振点で自励振動する。即ち、加
算器6の出力と印加電圧Vとの位相差は0゜となる。
算器6の出力(IL+IR−2×Y×V)との位相関係
は(18)式より得られる。 (IL+IR−2×Y×V)/V=2×A2 /ZY ………………(23) 従って、加算器6の出力を増幅器7を介して圧電部2、
3に帰還することにより、振動子1は駆動軸方向の機械
インピーダンスZYの共振点で自励振動する。即ち、加
算器6の出力と印加電圧Vとの位相差は0゜となる。
【0018】また、加算器6の出力と差動増幅器12の
出力との位相関係は(19)式を変形して得られる。
出力との位相関係は(19)式を変形して得られる。
【0019】
【数4】
【0020】(24)式より、加算器6の出力と差動増
幅器12の出力との位相関係は、振動子1の検出軸方向
の機械インピーダンスの逆数1/ZXの位相で決定され
る。検出軸方向の共振周波数は駆動軸方向の共振周波数
とはずれており、通常位相差は90゜となる。
幅器12の出力との位相関係は、振動子1の検出軸方向
の機械インピーダンスの逆数1/ZXの位相で決定され
る。検出軸方向の共振周波数は駆動軸方向の共振周波数
とはずれており、通常位相差は90゜となる。
【0021】
【発明が解決しようとする課題】2つの圧電部を流れる
電流には、それぞれ角速度に起因する電流成分と振動子
の駆動に起因する電流成分とが重畳している。従来の振
動ジャイロは、前述したように2つの圧電部を流れる電
流の差を取ることにより、角速度に起因する電流成分の
み取り出している。しかしながら、角速度に起因する電
流成分は振動子の駆動に起因する電流成分に比し著しく
小さい。このため差動増幅器の同相除去比の影響を強く
受けS/N比が悪い。また環境温度(周囲温度)の変化
により差動増幅器の同相除去比が変化すると角速度出力
に影響し、特に無回転時であっても角速度が出力される
という問題点があった。
電流には、それぞれ角速度に起因する電流成分と振動子
の駆動に起因する電流成分とが重畳している。従来の振
動ジャイロは、前述したように2つの圧電部を流れる電
流の差を取ることにより、角速度に起因する電流成分の
み取り出している。しかしながら、角速度に起因する電
流成分は振動子の駆動に起因する電流成分に比し著しく
小さい。このため差動増幅器の同相除去比の影響を強く
受けS/N比が悪い。また環境温度(周囲温度)の変化
により差動増幅器の同相除去比が変化すると角速度出力
に影響し、特に無回転時であっても角速度が出力される
という問題点があった。
【0022】また、従来の振動ジャイロでは、2つの圧
電部の力係数や制動容量が全く同じもので構成されてい
るという前提であるが、現実にはそのようなことは困難
であり、仮に可能であったとしても歩留まりの悪いもの
となる。従って、2つの圧電部の性質の違いにより無回
転時であっても角速度が出力されるという問題点があっ
た。また、圧電部の性質の違い(力係数、制動容量な
ど)は、温度特性を有しており、環境温度の変化により
角速度の出力が誤差を持ったものとなってしまうという
問題点があった。
電部の力係数や制動容量が全く同じもので構成されてい
るという前提であるが、現実にはそのようなことは困難
であり、仮に可能であったとしても歩留まりの悪いもの
となる。従って、2つの圧電部の性質の違いにより無回
転時であっても角速度が出力されるという問題点があっ
た。また、圧電部の性質の違い(力係数、制動容量な
ど)は、温度特性を有しており、環境温度の変化により
角速度の出力が誤差を持ったものとなってしまうという
問題点があった。
【0023】また、圧電部の性質が全く同じものではな
いため、圧電部のレジスタンスの差に相当する信号が生
じ、角速度の出力の精度が悪いという問題点があった。
いため、圧電部のレジスタンスの差に相当する信号が生
じ、角速度の出力の精度が悪いという問題点があった。
【0024】また、印加される角速度の変化周波数が、
駆動軸方向の共振周波数と検出軸方向の共振周波数との
差あるいは和に略等しくなると振動子が検出軸方向に共
振し、実際の角速度よりも大きな信号を出力してしまう
という問題点があった。
駆動軸方向の共振周波数と検出軸方向の共振周波数との
差あるいは和に略等しくなると振動子が検出軸方向に共
振し、実際の角速度よりも大きな信号を出力してしまう
という問題点があった。
【0025】さらに、振動ジャイロに用いられる圧電部
の特性を簡単に検査することができなかった。
の特性を簡単に検査することができなかった。
【0026】この発明は前述のような問題点を解決する
ために為されたものであり、第1の目的は、角速度に起
因する電流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動
ジャイロを得ることである。
ために為されたものであり、第1の目的は、角速度に起
因する電流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動
ジャイロを得ることである。
【0027】また、第2の目的は、角速度に起因する電
流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動ジャイロ
を得るとともに、回路の簡略化を図ることである。
流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動ジャイロ
を得るとともに、回路の簡略化を図ることである。
【0028】また、第3の目的は、角速度に起因する電
流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動ジャイロ
を得るとともに、回路の簡略化を図り、かつ振動ジャイ
ロのゲイン精度を向上させることである。
流成分のS/N比を改善して、精度のよい振動ジャイロ
を得るとともに、回路の簡略化を図り、かつ振動ジャイ
ロのゲイン精度を向上させることである。
【0029】また、第4の目的は、動作の安定した振動
ジャイロを得ることである。
ジャイロを得ることである。
【0030】また、第5の目的は、圧電部の性質の違い
を補正して正確な角速度信号を得ることである。
を補正して正確な角速度信号を得ることである。
【0031】また、第6の目的は、圧電部の環境温度が
変化しても角速度の出力に影響が出ないようにすること
である。
変化しても角速度の出力に影響が出ないようにすること
である。
【0032】また、第7の目的は、圧電部のレジスタン
スの差に起因する角速度の出力の誤差をなくすることで
ある。
スの差に起因する角速度の出力の誤差をなくすることで
ある。
【0033】また、第8の目的は、圧電部のレジスタン
スの差に起因する角速度の出力の誤差をなくするととも
に、振動ジャイロの動作を安定させることを可能とする
ことである。
スの差に起因する角速度の出力の誤差をなくするととも
に、振動ジャイロの動作を安定させることを可能とする
ことである。
【0034】また、第9の目的は、圧電部のレジスタン
スの差に起因する角速度の出力の誤差をより確実になく
することである。
スの差に起因する角速度の出力の誤差をより確実になく
することである。
【0035】また、第10の目的は、振動子の共振を防
止して正確な角速度の出力を得ることである。
止して正確な角速度の出力を得ることである。
【0036】また、第11の目的は、圧電部の性質の差
を簡単に検査できる検査装置を得ることである。
を簡単に検査できる検査装置を得ることである。
【0037】また、第12の目的は、圧電部の性質の差
を簡単に検査できるとともに、該性質の差が有する温度
特性も検査することができる検査装置を得ることであ
る。
を簡単に検査できるとともに、該性質の差が有する温度
特性も検査することができる検査装置を得ることであ
る。
【0038】
【課題を解決するための手段】この発明に係る振動ジャ
イロは、複数の電流電圧変換手段の出力を加算するとと
もに該加算値を複数の電流電圧変換手段にそれぞれ帰還
する加算手段を備えたものである。
イロは、複数の電流電圧変換手段の出力を加算するとと
もに該加算値を複数の電流電圧変換手段にそれぞれ帰還
する加算手段を備えたものである。
【0039】また、この発明に係る振動ジャイロは、圧
電部駆動手段を、加算器の出力を圧電部の共通電極に帰
還する帰還手段としたものである。
電部駆動手段を、加算器の出力を圧電部の共通電極に帰
還する帰還手段としたものである。
【0040】また、この発明に係る振動ジャイロは、帰
還手段を、加算手段の出力を増幅する加算出力増幅手段
と、加算手段の出力信号の振幅が所定値となるよう加算
出力増幅手段の出力を制御する振幅制御手段とで構成し
たものである。
還手段を、加算手段の出力を増幅する加算出力増幅手段
と、加算手段の出力信号の振幅が所定値となるよう加算
出力増幅手段の出力を制御する振幅制御手段とで構成し
たものである。
【0041】また、この発明に係る振動ジャイロは、電
流電圧変換手段に低域通過フィルタを設けるとともに、
加算手段に低域通過フィルタによる位相の遅れを補償す
る位相進み補償手段を設けたものである。
流電圧変換手段に低域通過フィルタを設けるとともに、
加算手段に低域通過フィルタによる位相の遅れを補償す
る位相進み補償手段を設けたものである。
【0042】また、この発明に係る振動ジャイロは、除
去手段の分流量を調整する第1の分流量調整手段と、圧
電部駆動手段からの出力を電流電圧変換手段にそれぞれ
分流して供給するとともに該分流量を調整する第2の分
流量調整手段とを備えたものである。
去手段の分流量を調整する第1の分流量調整手段と、圧
電部駆動手段からの出力を電流電圧変換手段にそれぞれ
分流して供給するとともに該分流量を調整する第2の分
流量調整手段とを備えたものである。
【0043】また、この発明に係る振動ジャイロは、除
去手段に、環境温度を検出する温度検出手段と、温度検
出手段により増幅率が変化させられる増幅手段とを設け
たものである。
去手段に、環境温度を検出する温度検出手段と、温度検
出手段により増幅率が変化させられる増幅手段とを設け
たものである。
【0044】また、この発明に係る振動ジャイロは、圧
電部駆動手段の出力に基づき圧電部のレジスタンス成分
の誤差に起因する信号に同期した同期信号を出力する同
期抽出手段と、同期信号に基づき誤差演算手段の出力を
検波する同期検波手段とを備えたものである。
電部駆動手段の出力に基づき圧電部のレジスタンス成分
の誤差に起因する信号に同期した同期信号を出力する同
期抽出手段と、同期信号に基づき誤差演算手段の出力を
検波する同期検波手段とを備えたものである。
【0045】また、この発明に係る振動ジャイロは、圧
電部駆動手段の出力の位相を所定角度進ませる位相進み
手段と、位相進み手段の出力と基準値とを比較する比較
手段とで同期抽出手段を構成したものである。
電部駆動手段の出力の位相を所定角度進ませる位相進み
手段と、位相進み手段の出力と基準値とを比較する比較
手段とで同期抽出手段を構成したものである。
【0046】また、この発明に係る振動ジャイロは、電
流電圧変換手段の出力の位相を所定角度移送する移送手
段と、移送手段の出力と基準値とを比較する比較手段と
で同期抽出手段を構成したものである。
流電圧変換手段の出力の位相を所定角度移送する移送手
段と、移送手段の出力と基準値とを比較する比較手段と
で同期抽出手段を構成したものである。
【0047】また、この発明に係る振動ジャイロは、誤
差演算手段の出力に所定の周波数領域の出力を抑制する
フィルタ手段を設けたものであって、このフィルタ手段
の所定の周波数領域を、振動子の駆動軸方向の共振周波
数と検出軸方向の共振周波数との差あるいは和に略等し
い周波数の近傍としたものである。
差演算手段の出力に所定の周波数領域の出力を抑制する
フィルタ手段を設けたものであって、このフィルタ手段
の所定の周波数領域を、振動子の駆動軸方向の共振周波
数と検出軸方向の共振周波数との差あるいは和に略等し
い周波数の近傍としたものである。
【0048】また、この発明に係る振動ジャイロの検査
装置は、圧電部駆動手段の出力と加算手段の出力とに基
づき加算手段の伝達関数を演算する加算出力検査手段
と、圧電部駆動手段の出力と誤差演算手段の出力とに基
づき誤差演算手段の伝達関数を演算する誤差演算出力検
査手段とを備えたものである。
装置は、圧電部駆動手段の出力と加算手段の出力とに基
づき加算手段の伝達関数を演算する加算出力検査手段
と、圧電部駆動手段の出力と誤差演算手段の出力とに基
づき誤差演算手段の伝達関数を演算する誤差演算出力検
査手段とを備えたものである。
【0049】また、この発明に係る振動ジャイロの検査
装置は、振動部の環境温度を変化させる温度制御手段を
備えたものである。
装置は、振動部の環境温度を変化させる温度制御手段を
備えたものである。
【0050】
【作用】前記のように構成された振動ジャイロは、振動
子の駆動に起因する電流成分のゲインを下げ、角速度に
起因する電流成分のS/N比を改善する。
子の駆動に起因する電流成分のゲインを下げ、角速度に
起因する電流成分のS/N比を改善する。
【0051】また、加算手段は、圧電部駆動手段を兼ね
ており回路を簡略化する。
ており回路を簡略化する。
【0052】また、加算手段の出力の振幅を所定値に制
御することにより、振動ジャイロのゲインを安定させ
る。
御することにより、振動ジャイロのゲインを安定させ
る。
【0053】また、電流電圧変換手段に低域通過フィル
タを設けることにより電流電圧変換手段を安定に動作さ
せる。
タを設けることにより電流電圧変換手段を安定に動作さ
せる。
【0054】また、第1および第2の分流量調整手段に
より分流量を調整して、圧電部の特性の違いに起因する
誤差を補償する。
より分流量を調整して、圧電部の特性の違いに起因する
誤差を補償する。
【0055】また、温度検出手段の検出出力により増幅
器の増幅率を変化させることにより、圧電部の環境温度
の変化に起因する誤差を補償する。
器の増幅率を変化させることにより、圧電部の環境温度
の変化に起因する誤差を補償する。
【0056】また、レジスタンス成分の誤差に起因する
信号に基づき誤差演算手段の出力を検波することにより
圧電部のレジスタンスの差に起因する角速度の出力の誤
差をなくする。
信号に基づき誤差演算手段の出力を検波することにより
圧電部のレジスタンスの差に起因する角速度の出力の誤
差をなくする。
【0057】また、同期抽出手段は、圧電部駆動手段の
出力に基づき誤差演算手段の出力を検波する。
出力に基づき誤差演算手段の出力を検波する。
【0058】また、同期抽出手段は、電流電圧変換手段
の出力に基づき誤差演算手段の出力を検波する。
の出力に基づき誤差演算手段の出力を検波する。
【0059】また、フィルタ手段は、振動子が共振する
周波数領域における誤差演算手段の出力を抑制する。
周波数領域における誤差演算手段の出力を抑制する。
【0060】また、この発明に係る振動ジャイロの検査
装置は、振動部を着脱自在とすることにより振動部のみ
を検査するとともに、圧電部の性質の差を加算出力検査
手段および誤差演算出力検査手段により検査する。
装置は、振動部を着脱自在とすることにより振動部のみ
を検査するとともに、圧電部の性質の差を加算出力検査
手段および誤差演算出力検査手段により検査する。
【0061】また、温度制御手段は、振動部の環境温度
を変化させることにより、圧電部の性質の差が有する温
度特性も検査する。
を変化させることにより、圧電部の性質の差が有する温
度特性も検査する。
【0062】
実施例1.図3は、電流電圧変換器の出力信号を振動子
の駆動に起因する成分と角速度に起因する成分とに分離
して示したものであって、実線Aは振動子の駆動に起因
する成分、一点鎖線Bは角速度に起因する成分を示して
いる。振動ジャイロが取り出したいのは一点鎖線Bの信
号であるが、図示した如く実線Aに比し著しく小さいた
めS/N比が悪い。そこで、実施例1では振動子の駆動
に起因する成分のゲインを小さくすることにより実線A
を破線Cのごとく小さくし、これにより一点鎖線BのS
/N比を改善するようにしている。
の駆動に起因する成分と角速度に起因する成分とに分離
して示したものであって、実線Aは振動子の駆動に起因
する成分、一点鎖線Bは角速度に起因する成分を示して
いる。振動ジャイロが取り出したいのは一点鎖線Bの信
号であるが、図示した如く実線Aに比し著しく小さいた
めS/N比が悪い。そこで、実施例1では振動子の駆動
に起因する成分のゲインを小さくすることにより実線A
を破線Cのごとく小さくし、これにより一点鎖線BのS
/N比を改善するようにしている。
【0063】図1は、この発明の実施例1を示す構成図
である。図において従来と同一あるいは相当部分には従
来と同一符号を付しその説明を省略する。図において、
13は振動子1の駆動軸方向の共振周波数に等しい周波
数の電圧を発生する圧電部駆動手段としての電圧源、1
4は加算手段としての加算器である。加算器14は、入
力側が電流電圧変換器4、5の出力に接続されるととも
に、出力側が電流電圧変換器4、5の入力側にそれぞれ
接続されている。ここでは他励振動型のものを例示して
いる。
である。図において従来と同一あるいは相当部分には従
来と同一符号を付しその説明を省略する。図において、
13は振動子1の駆動軸方向の共振周波数に等しい周波
数の電圧を発生する圧電部駆動手段としての電圧源、1
4は加算手段としての加算器である。加算器14は、入
力側が電流電圧変換器4、5の出力に接続されるととも
に、出力側が電流電圧変換器4、5の入力側にそれぞれ
接続されている。ここでは他励振動型のものを例示して
いる。
【0064】図2に、図1の要部拡大図を示すととも
に、図2を用いて動作を説明する。電流電圧変換器4の
入力には、圧電部2に流れる電流ILとコンデンサ11
aからの電流(−Y×V)とが与えられている。同様に
電流電圧変換器5には圧電部3に流れる電流IRとコン
デンサ11bからの電流(−Y×V)とが与えられてい
る。さて、ここで前述したように電流電圧変換器4、5
の入力には加算器14の出力信号が抵抗43、53を介
して帰還されている。今、加算器14の出力電圧をV
f、抵抗43、53の抵抗値をRfとすると電流電圧変
換器4、5に帰還される電流Ifは次式の通りになる。 If=Vf/Rf ………………………………………………………(25) 従って、電流電圧変換抵抗である抵抗42、52にそれ
ぞれ流れる電流ILf、IRfは次式の通りとなる。 ILf=IL−Y×V+If …………………………………………(26) IRf=IR−Y×V+If …………………………………………(27) よって、抵抗42、52の抵抗値をRsとすると、電流
電圧変換器4、5の出力電圧VL、VRは次式の通りと
なる。 VL=−ILf×Rs …………………………………………………(28) VR=−IRf×Rs …………………………………………………(29)
に、図2を用いて動作を説明する。電流電圧変換器4の
入力には、圧電部2に流れる電流ILとコンデンサ11
aからの電流(−Y×V)とが与えられている。同様に
電流電圧変換器5には圧電部3に流れる電流IRとコン
デンサ11bからの電流(−Y×V)とが与えられてい
る。さて、ここで前述したように電流電圧変換器4、5
の入力には加算器14の出力信号が抵抗43、53を介
して帰還されている。今、加算器14の出力電圧をV
f、抵抗43、53の抵抗値をRfとすると電流電圧変
換器4、5に帰還される電流Ifは次式の通りになる。 If=Vf/Rf ………………………………………………………(25) 従って、電流電圧変換抵抗である抵抗42、52にそれ
ぞれ流れる電流ILf、IRfは次式の通りとなる。 ILf=IL−Y×V+If …………………………………………(26) IRf=IR−Y×V+If …………………………………………(27) よって、抵抗42、52の抵抗値をRsとすると、電流
電圧変換器4、5の出力電圧VL、VRは次式の通りと
なる。 VL=−ILf×Rs …………………………………………………(28) VR=−IRf×Rs …………………………………………………(29)
【0065】一方、加算器14は、電流電圧変換器4、
5の出力信号VL、VRを受け加算器中の抵抗142乃
至144で加算するとともに、抵抗145、146で増
幅して出力する。
5の出力信号VL、VRを受け加算器中の抵抗142乃
至144で加算するとともに、抵抗145、146で増
幅して出力する。
【0066】
【数5】
【0067】従って、(30)式の第1、第2項をGと
して(28)、(29)式を計算する。
して(28)、(29)式を計算する。
【0068】
【数6】
【0069】
【数7】
【0070】よって、差動増幅器12の出力信号VD
は、増幅率をGDとすると次式の通りとなる。 VD=GD×(VL−VR)=−GD×Rs×(IL−IR)……(33) (33)式より、差動増幅器12の出力信号VDは、圧
電部2、3を流れる電流の差に相当する電圧となること
から、従来例で示した原理に基づいて角速度を検出する
ことができることが解る。
は、増幅率をGDとすると次式の通りとなる。 VD=GD×(VL−VR)=−GD×Rs×(IL−IR)……(33) (33)式より、差動増幅器12の出力信号VDは、圧
電部2、3を流れる電流の差に相当する電圧となること
から、従来例で示した原理に基づいて角速度を検出する
ことができることが解る。
【0071】さて、このものにおいて、電流電圧変換器
4、5における駆動軸方向の成分のゲインと出力軸方向
の成分のゲインとを計算する。今、圧電部2、3に流れ
る電流の駆動軸方向の成分、即ち振動子の駆動に起因す
る電流成分について考える。これは圧電部2と3とでは
同相成分であるから、I=IL=IRとおける。この関
係と(28)乃至(32)式より、電流電圧変換器4、
5の同相成分に関する出力電圧VPは次式の通りとな
る。 VP=−Rs×(I+G×Rf×2×VP)…………………………(34) これをVPについて整理する。 VP=−Rs×I/(1+2×G×Rf×Rs)……………………(35) 従って、電流電圧変換器4、5における振動子の駆動に
起因する電流成分のゲインは、従来−Rsであったの
が、−Rs/(1+2×G×Rf×Rs)に下げられ
る。よって、振動子の駆動に起因する電流成分を図3の
破線Cの如く小さくすることができる。
4、5における駆動軸方向の成分のゲインと出力軸方向
の成分のゲインとを計算する。今、圧電部2、3に流れ
る電流の駆動軸方向の成分、即ち振動子の駆動に起因す
る電流成分について考える。これは圧電部2と3とでは
同相成分であるから、I=IL=IRとおける。この関
係と(28)乃至(32)式より、電流電圧変換器4、
5の同相成分に関する出力電圧VPは次式の通りとな
る。 VP=−Rs×(I+G×Rf×2×VP)…………………………(34) これをVPについて整理する。 VP=−Rs×I/(1+2×G×Rf×Rs)……………………(35) 従って、電流電圧変換器4、5における振動子の駆動に
起因する電流成分のゲインは、従来−Rsであったの
が、−Rs/(1+2×G×Rf×Rs)に下げられ
る。よって、振動子の駆動に起因する電流成分を図3の
破線Cの如く小さくすることができる。
【0072】一方、圧電部2、3に流れる電流の検出軸
方向の成分、即ち角速度に起因する電流成分について考
える。これは、圧電部2と3とでは逆相成分であるか
ら、I=IL=−IRとおける。この関係と(26)乃
至(29)式より次式が得られる。 VL=−Rs×(I+If)……………………………………………(36) VR=−Rs×(−I+If)…………………………………………(37) (36)式と(37)式を足す。 VL+VR=2×Rs×If……………………………………………(38) (25)式に(30)式および(38)式を代入する。 If=(G×2×Rs×If)/Rf…………………………………(39) ところで、G、RsおよびRfは定数である。よって、
(39)式を満足させる条件はIf=0しかない。これ
を(36)、(37)式に代入する。 VL=−Rs×I ………………………………………………………(40) VR=Rs×I …………………………………………………………(41)
方向の成分、即ち角速度に起因する電流成分について考
える。これは、圧電部2と3とでは逆相成分であるか
ら、I=IL=−IRとおける。この関係と(26)乃
至(29)式より次式が得られる。 VL=−Rs×(I+If)……………………………………………(36) VR=−Rs×(−I+If)…………………………………………(37) (36)式と(37)式を足す。 VL+VR=2×Rs×If……………………………………………(38) (25)式に(30)式および(38)式を代入する。 If=(G×2×Rs×If)/Rf…………………………………(39) ところで、G、RsおよびRfは定数である。よって、
(39)式を満足させる条件はIf=0しかない。これ
を(36)、(37)式に代入する。 VL=−Rs×I ………………………………………………………(40) VR=Rs×I …………………………………………………………(41)
【0073】(40)、(41)式から解るように、電
流電圧変換器における角速度に起因する電流成分のゲイ
ンは従来と同様にRsそのものであり、加算器14から
電流電圧変換器4、5への帰還の影響を受けない。従っ
て、加算器14から電流電圧変換器4、5への帰還によ
り、振動子の駆動に起因する電流成分のゲインのみを下
げることができ、これにより角速度に起因する電流成分
のS/N比を向上することができる。
流電圧変換器における角速度に起因する電流成分のゲイ
ンは従来と同様にRsそのものであり、加算器14から
電流電圧変換器4、5への帰還の影響を受けない。従っ
て、加算器14から電流電圧変換器4、5への帰還によ
り、振動子の駆動に起因する電流成分のゲインのみを下
げることができ、これにより角速度に起因する電流成分
のS/N比を向上することができる。
【0074】なお、図4に、図1とは別の構成の振動子
および圧電部を示す。101は圧電材料で作成された振
動子、102乃至104は振動子101の柱面の三箇所
に形成された圧電部である。このものにおいて、圧電部
102を共通電極とし、圧電部103、104を非共通
電極として前記実施例1あるいは以降に示す実施例に適
用してもよい。
および圧電部を示す。101は圧電材料で作成された振
動子、102乃至104は振動子101の柱面の三箇所
に形成された圧電部である。このものにおいて、圧電部
102を共通電極とし、圧電部103、104を非共通
電極として前記実施例1あるいは以降に示す実施例に適
用してもよい。
【0075】実施例2.実施例1では他励振動型の振動
ジャイロを示した。実施例2では、自励振動型の振動ジ
ャイロに実施例1を適用する場合の回路の簡略化を提供
する。図5は、実施例2を示す構成図である。図5では
図1に比し、加算器14の出力信号を振動子1に帰還す
る帰還手段である増幅器15が追加されている。ここ
で、増幅器15は、圧電部駆動手段を兼ねている。な
お、帰還手段は図示した増幅器15に限られるものでな
く、加算器14の出力信号を振動子1に帰還して供給す
るものであればよく、例えば加算器14の出力端と振動
子1とを接続する配線でもよい。
ジャイロを示した。実施例2では、自励振動型の振動ジ
ャイロに実施例1を適用する場合の回路の簡略化を提供
する。図5は、実施例2を示す構成図である。図5では
図1に比し、加算器14の出力信号を振動子1に帰還す
る帰還手段である増幅器15が追加されている。ここ
で、増幅器15は、圧電部駆動手段を兼ねている。な
お、帰還手段は図示した増幅器15に限られるものでな
く、加算器14の出力信号を振動子1に帰還して供給す
るものであればよく、例えば加算器14の出力端と振動
子1とを接続する配線でもよい。
【0076】加算器14の出力信号は前述にて説明した
ように、圧電部2、3に同電位Vを印加したときに流れ
る電流IL、IRからそれぞれの圧電部の制動容量成分
Yを流れる電流を除去した電流の和に相当する信号(I
L+IR−2×Y×V)である。従って、前述で(2
3)式を用いて説明したように加算器14の出力信号を
振動子1に帰還させると振動子1は、駆動軸方向にその
共振周波数で自励振動する。これにより、自励振動型の
振動ジャイロであっても前記実施例1を簡単に適用する
ことができる。
ように、圧電部2、3に同電位Vを印加したときに流れ
る電流IL、IRからそれぞれの圧電部の制動容量成分
Yを流れる電流を除去した電流の和に相当する信号(I
L+IR−2×Y×V)である。従って、前述で(2
3)式を用いて説明したように加算器14の出力信号を
振動子1に帰還させると振動子1は、駆動軸方向にその
共振周波数で自励振動する。これにより、自励振動型の
振動ジャイロであっても前記実施例1を簡単に適用する
ことができる。
【0077】なお、図5のものでは加算器14が、図2
5の加算器6と図1の加算器14とを兼ねている。従っ
て、加算器を1個減らすことができ回路を簡単にするこ
とができる。
5の加算器6と図1の加算器14とを兼ねている。従っ
て、加算器を1個減らすことができ回路を簡単にするこ
とができる。
【0078】実施例3.実施例3は、実施例2のゲイン
精度を向上させるものである。図6に実施例3の構成図
を示す。図6は図5に比し、振幅制御手段である振幅制
御器16が追加されている。17は加算器14の出力信
号を増幅する加算出力増幅手段である増幅器であって、
振幅制御器16によりその増幅率が変化させられる。
精度を向上させるものである。図6に実施例3の構成図
を示す。図6は図5に比し、振幅制御手段である振幅制
御器16が追加されている。17は加算器14の出力信
号を増幅する加算出力増幅手段である増幅器であって、
振幅制御器16によりその増幅率が変化させられる。
【0079】ところで、振動制御器16は、加算器14
の出力信号の振幅が所定の値になるよう増幅器17の増
幅率を調整している。従って、加算器14の出力信号
(IL+IR−2×Y×V)(但し、Y=YL=YR)
は一定となり(22)式が成立する。これにより、角速
度に対する差動増幅器12の角速度に起因する信号のゲ
インは、振動子1の等価質量と、検出軸方向の機械イン
ピーダンスにより決定される。よって、実施例2に比
し、角速度に対する差動増幅器12の出力信号のゲイン
が変化することなく安定し、ゲイン精度が向上する。
の出力信号の振幅が所定の値になるよう増幅器17の増
幅率を調整している。従って、加算器14の出力信号
(IL+IR−2×Y×V)(但し、Y=YL=YR)
は一定となり(22)式が成立する。これにより、角速
度に対する差動増幅器12の角速度に起因する信号のゲ
インは、振動子1の等価質量と、検出軸方向の機械イン
ピーダンスにより決定される。よって、実施例2に比
し、角速度に対する差動増幅器12の出力信号のゲイン
が変化することなく安定し、ゲイン精度が向上する。
【0080】実施例4.図1において、電流電圧変換器
4は、コンデンサ11aと抵抗42からなる微分回路で
あった。これは電流電圧変換器5も同様である。ところ
で微分回路は、一般的に動作が安定しにくく発振するこ
とがある。実施例4はその点に着目したものであって、
微分回路の動作の安定を図ることにより振動ジャイロの
動作を安定させるものである。
4は、コンデンサ11aと抵抗42からなる微分回路で
あった。これは電流電圧変換器5も同様である。ところ
で微分回路は、一般的に動作が安定しにくく発振するこ
とがある。実施例4はその点に着目したものであって、
微分回路の動作の安定を図ることにより振動ジャイロの
動作を安定させるものである。
【0081】実施例4の構成を図7に示す。図7は図1
に比し、コンデンサ44、54、147が追加されてい
る。実施例4の技術思想を図8により簡単に述べる。ま
ず微分回路の動作を安定させるためにはコンデンサ4
4、54を抵抗42、52と並列に接続して低域通過フ
ィルタを構成するのが効果的である。しかしながら、コ
ンデンサ44、54を接続すると電流電圧変換器4、5
の出力信号の位相が遅れてしまう。これを解消するため
に加算器14にはコンデンサ147を追加して、加算器
14の出力信号の位相を進ませている。コンデンサ14
7と抵抗144は位相進み補償手段を構成している。加
算器14の出力信号は、位相進み補償手段により低域通
過フィルタによる位相の遅れが補償されて電流電圧変換
器4、5にそれぞれ帰還される。
に比し、コンデンサ44、54、147が追加されてい
る。実施例4の技術思想を図8により簡単に述べる。ま
ず微分回路の動作を安定させるためにはコンデンサ4
4、54を抵抗42、52と並列に接続して低域通過フ
ィルタを構成するのが効果的である。しかしながら、コ
ンデンサ44、54を接続すると電流電圧変換器4、5
の出力信号の位相が遅れてしまう。これを解消するため
に加算器14にはコンデンサ147を追加して、加算器
14の出力信号の位相を進ませている。コンデンサ14
7と抵抗144は位相進み補償手段を構成している。加
算器14の出力信号は、位相進み補償手段により低域通
過フィルタによる位相の遅れが補償されて電流電圧変換
器4、5にそれぞれ帰還される。
【0082】では、実施例4について詳細に説明する。
電流電圧変換器4、5の出力信号は、入力される電流を
電圧変換し、1次遅れフィルタを介したものとなる。こ
こで、入力される電流をI、その周波数をω、抵抗4
2、52の抵抗値をRs、コンデンサ44、54の容量
をCsとして電流電圧変換器4、5の出力信号を求め
る。 VLR(jω)=VL(jω)=VR(jω) =−{1/(1+Rs×Cs×jω)}×I ……(42) 振動子1は、振動子1の駆動軸方向の共振周波数ωYで
駆動されている。よって、この周波数では圧電部2、3
を流れる電流Iと、電流電圧変換器4、5の出力電圧V
LR(=VL=VR)との位相差が次式で表わされる。 ∠VLR/I=arc tan (Rs×Cs×jωY) …………………(43)
電流電圧変換器4、5の出力信号は、入力される電流を
電圧変換し、1次遅れフィルタを介したものとなる。こ
こで、入力される電流をI、その周波数をω、抵抗4
2、52の抵抗値をRs、コンデンサ44、54の容量
をCsとして電流電圧変換器4、5の出力信号を求め
る。 VLR(jω)=VL(jω)=VR(jω) =−{1/(1+Rs×Cs×jω)}×I ……(42) 振動子1は、振動子1の駆動軸方向の共振周波数ωYで
駆動されている。よって、この周波数では圧電部2、3
を流れる電流Iと、電流電圧変換器4、5の出力電圧V
LR(=VL=VR)との位相差が次式で表わされる。 ∠VLR/I=arc tan (Rs×Cs×jωY) …………………(43)
【0083】このように電流電圧変換器4、5の出力信
号は、圧電部2、3を流れる電流に対して(43)式の
位相差を持つ。このため、差動増幅器12の角速度の出
力信号は従来例で示した角速度の出力信号に対して(4
3)式の位相差を持つ。このような信号を、実施例1で
説明したように単純に加算して電流電圧変換器4、5に
帰還したとしても、この帰還された信号は実施例1の信
号に対して(43)式の位相差を持つため、実施例1で
示したような効果は得られない。
号は、圧電部2、3を流れる電流に対して(43)式の
位相差を持つ。このため、差動増幅器12の角速度の出
力信号は従来例で示した角速度の出力信号に対して(4
3)式の位相差を持つ。このような信号を、実施例1で
説明したように単純に加算して電流電圧変換器4、5に
帰還したとしても、この帰還された信号は実施例1の信
号に対して(43)式の位相差を持つため、実施例1で
示したような効果は得られない。
【0084】そこで、実施例4では加算器14を図7の
如く構成している。抵抗142、143はそれぞれ一端
が電流電圧変換器4、5の出力端に接続されているとと
もに、他端がコンデンサ147の一端に接続されてい
る。コンデンサ147の他端は非反転増幅器141の入
力端に接続されているとともに、一端が接地されている
抵抗144の他端と接続されている。この非反転増幅器
141は、入力端子の電圧Vnを同相のまま利得Gで増
幅するものである。よって、加算器14の出力信号Vf
は次式の通りとなる。 Vf=G×Vn …………………………………………………………(44) ここで、電流電圧変換器4、5の出力信号VL、VRの
和と、非反転増幅器141の入力電圧Vnとの関係を次
式に示す。
如く構成している。抵抗142、143はそれぞれ一端
が電流電圧変換器4、5の出力端に接続されているとと
もに、他端がコンデンサ147の一端に接続されてい
る。コンデンサ147の他端は非反転増幅器141の入
力端に接続されているとともに、一端が接地されている
抵抗144の他端と接続されている。この非反転増幅器
141は、入力端子の電圧Vnを同相のまま利得Gで増
幅するものである。よって、加算器14の出力信号Vf
は次式の通りとなる。 Vf=G×Vn …………………………………………………………(44) ここで、電流電圧変換器4、5の出力信号VL、VRの
和と、非反転増幅器141の入力電圧Vnとの関係を次
式に示す。
【0085】
【数8】
【0086】(45)式より、加算器14は、電流電圧
変換器4、5の出力信号を抵抗142、143、144
およびコンデンサ147により決定される時定数の高域
通過フィルタを介して加算して増幅することが解る。
変換器4、5の出力信号を抵抗142、143、144
およびコンデンサ147により決定される時定数の高域
通過フィルタを介して加算して増幅することが解る。
【0087】また、(45)式より、振動子1の駆動軸
方向の共振周波数ωYにおける、電流電圧変換器4、5
の出力信号を加算した信号(VL+VR)と、加算器1
4の出力信号Vfとの位相差を得る。
方向の共振周波数ωYにおける、電流電圧変換器4、5
の出力信号を加算した信号(VL+VR)と、加算器1
4の出力信号Vfとの位相差を得る。
【0088】
【数9】
【0089】一方、実施例1の位相関係は次式の通りで
ある。 ∠V/I−∠ Vf/(VL+VR)=180°……………………(47) 従って、(47)式を満足するように電流電圧変換器
4、5および加算器14の定数を設定することにより、
電流電圧変換器4、5の動作を安定にすることができる
とともに、角速度に起因する電流成分のS/N比を向上
することができる。
ある。 ∠V/I−∠ Vf/(VL+VR)=180°……………………(47) 従って、(47)式を満足するように電流電圧変換器
4、5および加算器14の定数を設定することにより、
電流電圧変換器4、5の動作を安定にすることができる
とともに、角速度に起因する電流成分のS/N比を向上
することができる。
【0090】実施例5.前記実施例では、圧電部2、3
の特性が全く同一であることを前提としている。しかし
ながら、実際には圧電部2と3では力係数や制動容量が
異なっているのが普通であり、圧電部2、3に同電位V
を供給したとしてもそれぞれを流れる電流は異なってい
る。従って、圧電部2、3を流れる電流の差を差動増幅
器12を用いて検出したとしても、その出力信号には角
速度に起因する信号だけではなく圧電部2、3のリアク
タンス成分およびレジスタンス成分の差に起因する信号
が重畳している。実施例5は、前述のような圧電部2、
3の特性の差による誤差を補正して、角速度信号を正確
に検出するものである。
の特性が全く同一であることを前提としている。しかし
ながら、実際には圧電部2と3では力係数や制動容量が
異なっているのが普通であり、圧電部2、3に同電位V
を供給したとしてもそれぞれを流れる電流は異なってい
る。従って、圧電部2、3を流れる電流の差を差動増幅
器12を用いて検出したとしても、その出力信号には角
速度に起因する信号だけではなく圧電部2、3のリアク
タンス成分およびレジスタンス成分の差に起因する信号
が重畳している。実施例5は、前述のような圧電部2、
3の特性の差による誤差を補正して、角速度信号を正確
に検出するものである。
【0091】図9に実施例5の構成を示す。18は一端
が増幅器10の出力端に接続されたコンデンサで、他端
が第1の分流量調整手段である可変抵抗器19の中点に
接続されている。また、可変抵抗器19の両端は電流電
圧変換器4、5の入力端にそれぞれ接続されている。可
変抵抗器19は、コンデンサ18を介して流れる電流を
ICLとICRとに分流するとともに、その分流量を調
整する。20は第2の分流量調整手段である可変抵抗器
であって、中点が電圧源13の出力端に接続されている
とともに、両端が電流電圧変換器4、5の入力端にそれ
ぞれ接続されている。可変抵抗器20は、電圧源13か
らの電流をIRLとIRRとに分流するとともに、その
分流量を調整する。
が増幅器10の出力端に接続されたコンデンサで、他端
が第1の分流量調整手段である可変抵抗器19の中点に
接続されている。また、可変抵抗器19の両端は電流電
圧変換器4、5の入力端にそれぞれ接続されている。可
変抵抗器19は、コンデンサ18を介して流れる電流を
ICLとICRとに分流するとともに、その分流量を調
整する。20は第2の分流量調整手段である可変抵抗器
であって、中点が電圧源13の出力端に接続されている
とともに、両端が電流電圧変換器4、5の入力端にそれ
ぞれ接続されている。可変抵抗器20は、電圧源13か
らの電流をIRLとIRRとに分流するとともに、その
分流量を調整する。
【0092】圧電部2、3にはレジスタンス成分とリア
クタンス成分との差があり、それぞれのアドミッタンス
の差を△YR、リアクタンス成分のアドミッタンスの差
を△YXとする。また、圧電部2、3を流れる電流の差
を△I、圧電部に印加している電圧をVとすると、△I
は次式で得られる。 △I=V×△YR×sin(ω×t) +V×△YX×cos(ω×t)……(48) ここで、可変抵抗器20の全抵抗値をRR、中点の位置
をKRで表わすと可変抵抗器20で分流された電流IR
L、IRRは次式の通りとなる。 IRL={V/(RR×KR)}×sin(ω×t) ……………………(49) IRR=〔V/{RR×(1−KR)}〕×sin(ω×t) …………(50) (49)、(50)式から電流ILRとIRRとの差△
IRを求める。
クタンス成分との差があり、それぞれのアドミッタンス
の差を△YR、リアクタンス成分のアドミッタンスの差
を△YXとする。また、圧電部2、3を流れる電流の差
を△I、圧電部に印加している電圧をVとすると、△I
は次式で得られる。 △I=V×△YR×sin(ω×t) +V×△YX×cos(ω×t)……(48) ここで、可変抵抗器20の全抵抗値をRR、中点の位置
をKRで表わすと可変抵抗器20で分流された電流IR
L、IRRは次式の通りとなる。 IRL={V/(RR×KR)}×sin(ω×t) ……………………(49) IRR=〔V/{RR×(1−KR)}〕×sin(ω×t) …………(50) (49)、(50)式から電流ILRとIRRとの差△
IRを求める。
【0093】
【数10】
【0094】従って、可変抵抗器20の中点の位置KR
を調整すれば(48)式の第1項を消去することができ
る。
を調整すれば(48)式の第1項を消去することができ
る。
【0095】一方、増幅器10に接続されているコンデ
ンサ18と可変抵抗器19とは、高域通過フィルタを構
成している。従って、この高域通過フィルタのカットオ
フ周波数が振動子1の駆動方向の共振周波数に比して充
分高ければ、該駆動軸方向の共振周波数において該高域
通過フィルタはコンデンサとして振舞う。これをもう少
し詳しく説明する。増幅器10の増幅率をGC、コンデ
ンサ18のアドミッタンスをYX、可変抵抗器19の全
抵抗値をRC、中点の位置をKCとすると、可変抵抗器
19の中点から両端に流れる電流ICL、ICRは次式
で表わされる。 ICL=−KC×GC×YX×V×cos(ω×t) ……………………(52) ICR=−(1−KC)×GC×YX×V×cos(ω×t)…………(53) (52)、(53)式から電流ICL、ICRの差△I
Cを求める。 △IC=ICL−ICR =(1−2×KC)×GC×YX×V×cos(ω×t)………(54) 従って、可変抵抗器19の中点の位置KCを調整すれば
(48)式の第2項を消去できる。
ンサ18と可変抵抗器19とは、高域通過フィルタを構
成している。従って、この高域通過フィルタのカットオ
フ周波数が振動子1の駆動方向の共振周波数に比して充
分高ければ、該駆動軸方向の共振周波数において該高域
通過フィルタはコンデンサとして振舞う。これをもう少
し詳しく説明する。増幅器10の増幅率をGC、コンデ
ンサ18のアドミッタンスをYX、可変抵抗器19の全
抵抗値をRC、中点の位置をKCとすると、可変抵抗器
19の中点から両端に流れる電流ICL、ICRは次式
で表わされる。 ICL=−KC×GC×YX×V×cos(ω×t) ……………………(52) ICR=−(1−KC)×GC×YX×V×cos(ω×t)…………(53) (52)、(53)式から電流ICL、ICRの差△I
Cを求める。 △IC=ICL−ICR =(1−2×KC)×GC×YX×V×cos(ω×t)………(54) 従って、可変抵抗器19の中点の位置KCを調整すれば
(48)式の第2項を消去できる。
【0096】以上のように、圧電部2、3のレジスタン
ス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差
は可変抵抗器20の中点KRの位置を調整することによ
り消去することができ、また、圧電部2、3のリアクタ
ンス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤
差は可変抵抗器19の中点KCの位置を調整することに
より消去できる。
ス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差
は可変抵抗器20の中点KRの位置を調整することによ
り消去することができ、また、圧電部2、3のリアクタ
ンス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤
差は可変抵抗器19の中点KCの位置を調整することに
より消去できる。
【0097】次に可変抵抗器19、20が加算器14の
出力信号に与える影響について述べる。加算器14の出
力信号は、圧電部2、3からの電流IL、IRと前記補
償回路の出力電流との総和に相当する信号である。
出力信号に与える影響について述べる。加算器14の出
力信号は、圧電部2、3からの電流IL、IRと前記補
償回路の出力電流との総和に相当する信号である。
【0098】
【数11】
【0099】(55)式から解るように、可変抵抗器2
0の中点KRの位置は、加算器14の印加電圧Vと同相
の成分の振幅のみに寄与している。また、中点KRの位
置が同相の成分の振幅に与える影響は、可変抵抗器20
の全抵抗値RRを圧電部2、3の抵抗成分に対して充分
大きな値とすることにより無視することができる。従っ
て、可変抵抗器20の中点KRの位置を調整することに
より圧電部のレジスタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差を消去することができるととも
に、抵抗値RRを充分大きくしておくことにより可変抵
抗器20が加算器14の出力信号に与える影響を無視す
ることができる。
0の中点KRの位置は、加算器14の印加電圧Vと同相
の成分の振幅のみに寄与している。また、中点KRの位
置が同相の成分の振幅に与える影響は、可変抵抗器20
の全抵抗値RRを圧電部2、3の抵抗成分に対して充分
大きな値とすることにより無視することができる。従っ
て、可変抵抗器20の中点KRの位置を調整することに
より圧電部のレジスタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差を消去することができるととも
に、抵抗値RRを充分大きくしておくことにより可変抵
抗器20が加算器14の出力信号に与える影響を無視す
ることができる。
【0100】(55)式では可変抵抗器19の中点KC
は消去されている。従って、圧電部2、3のリアクタン
ス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差
を消去すべく中点KCを調整したとしても加算器14の
出力信号には何等影響を及ぼさない。
は消去されている。従って、圧電部2、3のリアクタン
ス成分の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差
を消去すべく中点KCを調整したとしても加算器14の
出力信号には何等影響を及ぼさない。
【0101】よって、圧電部2、3のレジスタンス成分
の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差を消去
する操作と、リアクタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差を消去する操作とは独立して行
うことができる。また、増幅器10とコンデンサ18と
は圧電部2、3の制動容量成分を除去する除去手段を構
成しているが、この制動容量成分を除去する操作も前記
レジスタンス成分あるいはリアクタンス成分の差に起因
する誤差を消去する操作とは独立して行うことができ
る。
の差に起因する差動増幅器12の出力信号の誤差を消去
する操作と、リアクタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差を消去する操作とは独立して行
うことができる。また、増幅器10とコンデンサ18と
は圧電部2、3の制動容量成分を除去する除去手段を構
成しているが、この制動容量成分を除去する操作も前記
レジスタンス成分あるいはリアクタンス成分の差に起因
する誤差を消去する操作とは独立して行うことができ
る。
【0102】(55)式において、可変抵抗器20の全
抵抗値RRが圧電部2、3の抵抗成分に比し充分大きけ
れば中点KRの位置による影響を無視できる。よって、
(55)式は次式のように見なすことができる。 (加算器出力)=IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t)……(56) 前述したように加算器の出力信号は圧電部2、3に流れ
る電流IL、IRの和から制動容量成分(2×Y×V)
を差し引いたものである。従って、(56)式は次式の
ようにおける。 IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t)=IL+IR−2×Y×V ……(57) ここで、2Y=YL+YRであるから、この関係を用い
て(57)式を整理する。 GC×YX×cos(ω×t)=YL+YR ……………………………(58) よって、増幅器10の増幅率GCを、GC×YX=YL
×YRが成立するように調整すればcos(ω×t)=
1となる。従って、(57)式は次式のように変換で
き、これにより圧電部2、3の制動容量成分を除去する
ことができることが解る。 IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t) =IL+IR−YL×YR×V×cos(ω×t) =IL+IR−YL×YR×V ………………………………………(59) このように、制動容量を除去する操作は増幅器10の増
幅率GCを調整するだけでよく、前述の誤差を消去する
操作とは無関係に行える。
抵抗値RRが圧電部2、3の抵抗成分に比し充分大きけ
れば中点KRの位置による影響を無視できる。よって、
(55)式は次式のように見なすことができる。 (加算器出力)=IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t)……(56) 前述したように加算器の出力信号は圧電部2、3に流れ
る電流IL、IRの和から制動容量成分(2×Y×V)
を差し引いたものである。従って、(56)式は次式の
ようにおける。 IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t)=IL+IR−2×Y×V ……(57) ここで、2Y=YL+YRであるから、この関係を用い
て(57)式を整理する。 GC×YX×cos(ω×t)=YL+YR ……………………………(58) よって、増幅器10の増幅率GCを、GC×YX=YL
×YRが成立するように調整すればcos(ω×t)=
1となる。従って、(57)式は次式のように変換で
き、これにより圧電部2、3の制動容量成分を除去する
ことができることが解る。 IL+IR−GC×YX×V×cos(ω×t) =IL+IR−YL×YR×V×cos(ω×t) =IL+IR−YL×YR×V ………………………………………(59) このように、制動容量を除去する操作は増幅器10の増
幅率GCを調整するだけでよく、前述の誤差を消去する
操作とは無関係に行える。
【0103】実施例6.実施例6は、圧電部2、3の特
性が環境温度の変化にともなって変化することによる誤
差を補償しようとするものである。圧電部2、3の制動
容量の温度特性は、図10に示す如く0.3%/゜Cの
温度係数を持って変化する。また、2つの圧電部の温度
係数が等しいので、その差も0.3%/゜Cの温度係数
を持って変化する。従って、所定の温度T0でのアドミ
ッタンスをY0として、任意の温度Tでの制動容量のア
ドミッタンスY(T)は次式の通りとなる。 Y(T)=Y0×{1+0.003×(T−T0)}………………(60) 従って、この制動容量成分を除去するためには加算器の
出力信号は次式のようにする必要がある。 IL+IR−2×Y(T)×V =IL+IR−2×Y0×{1+0.003×(T−T0)}×V ……………(61)
性が環境温度の変化にともなって変化することによる誤
差を補償しようとするものである。圧電部2、3の制動
容量の温度特性は、図10に示す如く0.3%/゜Cの
温度係数を持って変化する。また、2つの圧電部の温度
係数が等しいので、その差も0.3%/゜Cの温度係数
を持って変化する。従って、所定の温度T0でのアドミ
ッタンスをY0として、任意の温度Tでの制動容量のア
ドミッタンスY(T)は次式の通りとなる。 Y(T)=Y0×{1+0.003×(T−T0)}………………(60) 従って、この制動容量成分を除去するためには加算器の
出力信号は次式のようにする必要がある。 IL+IR−2×Y(T)×V =IL+IR−2×Y0×{1+0.003×(T−T0)}×V ……………(61)
【0104】実施例6の構成を図11に示す。21は増
幅手段である反転増幅器であって、211はオペアン
プ、212は例えばサーミスタのように環境温度により
抵抗値が変わる温度検出手段としての温度検出素子、2
13はオペアンプ211のフィードバック抵抗である。
幅手段である反転増幅器であって、211はオペアン
プ、212は例えばサーミスタのように環境温度により
抵抗値が変わる温度検出手段としての温度検出素子、2
13はオペアンプ211のフィードバック抵抗である。
【0105】温度検出素子212の任意の温度での抵抗
値をRT(T)、抵抗213の抵抗値をRYとして反転
増幅器21の増幅率GCを求める。 GC(T)=RY/RT(T)…………………………………………(62) (62)式を(55)式に代入する。
値をRT(T)、抵抗213の抵抗値をRYとして反転
増幅器21の増幅率GCを求める。 GC(T)=RY/RT(T)…………………………………………(62) (62)式を(55)式に代入する。
【0106】
【数12】
【0107】(63)式の第3項は、可変抵抗器20の
抵抗値RRを圧電部2、3の抵抗成分に比し充分大きく
することで無視できる。ここで(61)式と(63)式
とを比較することにより次式が得られる。 Y0={RY/RT(T0)}×YX ………………………………(64) また、温度係数0.3%/゜Cから次式を得る。 0.003=(d/dt)×GC(T)………………………………(65) よって、(64)、(65)式を満足するよう抵抗21
3の抵抗値RY、および温度検出素子212の抵抗値お
よび温度特性を設定すればよい。これは、言い換えるな
らば、反転増幅器21の増幅率GCを次式の通り設定し
たことになる。 GC(T)=GC(T0)×{1+0.003(T−T0)}……(66)
抵抗値RRを圧電部2、3の抵抗成分に比し充分大きく
することで無視できる。ここで(61)式と(63)式
とを比較することにより次式が得られる。 Y0={RY/RT(T0)}×YX ………………………………(64) また、温度係数0.3%/゜Cから次式を得る。 0.003=(d/dt)×GC(T)………………………………(65) よって、(64)、(65)式を満足するよう抵抗21
3の抵抗値RY、および温度検出素子212の抵抗値お
よび温度特性を設定すればよい。これは、言い換えるな
らば、反転増幅器21の増幅率GCを次式の通り設定し
たことになる。 GC(T)=GC(T0)×{1+0.003(T−T0)}……(66)
【0108】以上のようにして、環境温度の変化により
圧電部2、3の制動容量成分が変化したとしても、それ
に伴って加算器14の出力信号も変化するようにしたの
で加算器14の出力信号は常に電流ILと電流IRとの
和から制動容量成分を差し引いたものとなる。これによ
り、環境温度が変化したとしても常に実施例1の効果、
即ちS/N比の改善が得られる。
圧電部2、3の制動容量成分が変化したとしても、それ
に伴って加算器14の出力信号も変化するようにしたの
で加算器14の出力信号は常に電流ILと電流IRとの
和から制動容量成分を差し引いたものとなる。これによ
り、環境温度が変化したとしても常に実施例1の効果、
即ちS/N比の改善が得られる。
【0109】前述では、反転増幅器21が加算器14に
与える影響について述べた。では、次に反転増幅器21
が差動増幅器12に与える影響について述べる。前述で
は、実施例5により圧電部2、3のレジスタンス成分お
よびリアクタンス成分の差に起因する作動増幅器12の
出力信号の誤差を消去できることを説明した。しかしな
がら、制動容量のアドミッタンスは温度特性を有してい
るため、ある温度で調整しても環境温度が変化すれば、
無回転であるのにも拘らず角速度の信号が出力されてし
まうことがある。反転増幅器21は、この温度変化によ
って生じる作動増幅器12の出力信号の誤差のうち、リ
アクタンス成分の差に起因する誤差を消去するよう作用
する。以下、その作用について説明する。なお、レジス
タンス成分の差に起因する誤差を消去する手法は以降の
実施例において説明する。
与える影響について述べた。では、次に反転増幅器21
が差動増幅器12に与える影響について述べる。前述で
は、実施例5により圧電部2、3のレジスタンス成分お
よびリアクタンス成分の差に起因する作動増幅器12の
出力信号の誤差を消去できることを説明した。しかしな
がら、制動容量のアドミッタンスは温度特性を有してい
るため、ある温度で調整しても環境温度が変化すれば、
無回転であるのにも拘らず角速度の信号が出力されてし
まうことがある。反転増幅器21は、この温度変化によ
って生じる作動増幅器12の出力信号の誤差のうち、リ
アクタンス成分の差に起因する誤差を消去するよう作用
する。以下、その作用について説明する。なお、レジス
タンス成分の差に起因する誤差を消去する手法は以降の
実施例において説明する。
【0110】圧電部2、3を流れる電流の差は、角速度
が印加されていない場合は次式の通りになる。 IL(T)−IR(T)=△YX(T)×V+△YR(T)×V ……(67) この(67)式は、前出の(48)式に角速度が印加さ
れていないという条件を勘案して得たものである。この
(67)式の△YX(T)が消去される理由を以下に述
べる。
が印加されていない場合は次式の通りになる。 IL(T)−IR(T)=△YX(T)×V+△YR(T)×V ……(67) この(67)式は、前出の(48)式に角速度が印加さ
れていないという条件を勘案して得たものである。この
(67)式の△YX(T)が消去される理由を以下に述
べる。
【0111】前出の実施例5で説明したように、可変抵
抗器19は所定の環境温度T0において圧電部2、3の
リアクタンス成分の差に起因する誤差が発生しないよう
に調整されている。従って、(48)式の△YXは環境
温度T0において(54)式が成立するよう調整されて
おり、次式のように表わされる。 △YX(T0)=(1−2×KC)×GC(T0)×YX ………………(68) 一方、任意の環境温度Tにおける△YXは次式で表わさ
れる。 △YX(T)=△YX(T0)×{1+0.003×(T−T0)} ………………(69) また、前述したように反転増幅器21の増幅率は、(6
6)式が成立するように調整されている。従って、(6
6)、(68)および(69)式より次式が成立する。 △YX(T)=GC(T)×YX ……………………………………(70) よって、反転増幅器21により任意の環境温度Tで△Y
X(T)を消去することができる。即ち、圧電部2、3
のリアクタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器1
2の出力信号の誤差を除去することができる。
抗器19は所定の環境温度T0において圧電部2、3の
リアクタンス成分の差に起因する誤差が発生しないよう
に調整されている。従って、(48)式の△YXは環境
温度T0において(54)式が成立するよう調整されて
おり、次式のように表わされる。 △YX(T0)=(1−2×KC)×GC(T0)×YX ………………(68) 一方、任意の環境温度Tにおける△YXは次式で表わさ
れる。 △YX(T)=△YX(T0)×{1+0.003×(T−T0)} ………………(69) また、前述したように反転増幅器21の増幅率は、(6
6)式が成立するように調整されている。従って、(6
6)、(68)および(69)式より次式が成立する。 △YX(T)=GC(T)×YX ……………………………………(70) よって、反転増幅器21により任意の環境温度Tで△Y
X(T)を消去することができる。即ち、圧電部2、3
のリアクタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器1
2の出力信号の誤差を除去することができる。
【0112】なお、本実施例では温度検出素子として、
温度が高くなると抵抗値が減少する負の温度係数を持つ
素子としてサーミスタを例示して説明したが、温度が高
くなると抵抗値が増大する正の温度係数を持つ素子、例
えば白金測温体を使用してもよい。その場合には、抵抗
と温度検出素子とを入れ替えて図12に示すように抵抗
214と白金測温体215を接続すればよい。
温度が高くなると抵抗値が減少する負の温度係数を持つ
素子としてサーミスタを例示して説明したが、温度が高
くなると抵抗値が増大する正の温度係数を持つ素子、例
えば白金測温体を使用してもよい。その場合には、抵抗
と温度検出素子とを入れ替えて図12に示すように抵抗
214と白金測温体215を接続すればよい。
【0113】実施例7.実施例6は、環境温度が変動し
ても圧電部2、3のリアクタンス成分の差に起因する誤
差が発生しないようにしているが、前述したように圧電
部2、3のレジスタンス成分の差に起因する誤差を除去
することはできない。実施例7は、圧電部2、3のレジ
スタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器12の出
力信号の誤差を除去するものであって、環境温度の変動
のみに対応するものではなく、如何なる要因であれ、レ
ジスタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器12の
出力信号の誤差はすべて除去するものである。
ても圧電部2、3のリアクタンス成分の差に起因する誤
差が発生しないようにしているが、前述したように圧電
部2、3のレジスタンス成分の差に起因する誤差を除去
することはできない。実施例7は、圧電部2、3のレジ
スタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器12の出
力信号の誤差を除去するものであって、環境温度の変動
のみに対応するものではなく、如何なる要因であれ、レ
ジスタンス成分の差に起因して生じる差動増幅器12の
出力信号の誤差はすべて除去するものである。
【0114】まず、実施例7の技術思想を簡単に説明す
る。差動増幅器12に出力される角速度の信号は、前述
したように圧電部2、3を駆動する信号に対して位相が
90゜ずれている。一方、圧電部2、3のレジスタンス
成分の差に起因して生じる差動増幅器12の出力信号
は、圧電部2、3を駆動する信号の位相と一致してい
る。従って、レジスタンス成分の差に起因する誤差は、
この位相情報を基にして位相差が90゜である角速度の
信号と分離して除去することができる。
る。差動増幅器12に出力される角速度の信号は、前述
したように圧電部2、3を駆動する信号に対して位相が
90゜ずれている。一方、圧電部2、3のレジスタンス
成分の差に起因して生じる差動増幅器12の出力信号
は、圧電部2、3を駆動する信号の位相と一致してい
る。従って、レジスタンス成分の差に起因する誤差は、
この位相情報を基にして位相差が90゜である角速度の
信号と分離して除去することができる。
【0115】図13に実施例7の構成を示す。22は差
動増幅器12の出力に接続された同期検波手段、23は
同期検波手段22の出力に接続された低域通過フィルタ
であって同期検波手段22の出力信号の高周波成分を除
去する。24は同期検波手段22に与える同期信号を生
成する同期抽出手段であって、同期検波手段22の動作
を制御するものである。
動増幅器12の出力に接続された同期検波手段、23は
同期検波手段22の出力に接続された低域通過フィルタ
であって同期検波手段22の出力信号の高周波成分を除
去する。24は同期検波手段22に与える同期信号を生
成する同期抽出手段であって、同期検波手段22の動作
を制御するものである。
【0116】次に実施例7の動作を図13および図14
を用いて説明する。図14は実施例7の動作を示すタイ
ムチャートである。図14(a)は、差動増幅器12の
出力信号を前記位相情報に基づいて分解したものであ
る。図において実線は圧電部2、3のレジスタンス成分
の差に起因する信号(圧電部を駆動する信号との位相差
0゜)、破線は圧電部2、3のリアクタンス成分の差に
起因する信号と角速度の信号とが重畳したもの(圧電部
を駆動する信号との位相差90゜)である。同期抽出手
段24は、圧電部を駆動する信号と同相である増幅器1
7の出力信号、即ち(a)に示されるレジスタンス成分
の差に起因する信号と同相の信号に基づいて図14
(b)の如き同期信号を生成する。この同期信号は、図
示した如くレジスタンス成分の差に起因する信号のピー
ク毎に反転する2値のH/L信号で与えられる。
を用いて説明する。図14は実施例7の動作を示すタイ
ムチャートである。図14(a)は、差動増幅器12の
出力信号を前記位相情報に基づいて分解したものであ
る。図において実線は圧電部2、3のレジスタンス成分
の差に起因する信号(圧電部を駆動する信号との位相差
0゜)、破線は圧電部2、3のリアクタンス成分の差に
起因する信号と角速度の信号とが重畳したもの(圧電部
を駆動する信号との位相差90゜)である。同期抽出手
段24は、圧電部を駆動する信号と同相である増幅器1
7の出力信号、即ち(a)に示されるレジスタンス成分
の差に起因する信号と同相の信号に基づいて図14
(b)の如き同期信号を生成する。この同期信号は、図
示した如くレジスタンス成分の差に起因する信号のピー
ク毎に反転する2値のH/L信号で与えられる。
【0117】一方、同期検波手段22は、同期抽出手段
24の同期信号を受けて差動増幅器12の出力信号を検
波するものであり、具体的には同期抽出手段24の出力
信号がHレベルの信号であるときは増幅率1の反転増幅
器として動作するとともに、同期抽出手段24の出力信
号がLレベルの信号であるときは増幅率1の非反転増幅
器として動作するものである。従って、差動増幅器12
の出力信号は、同期検波手段22により図14(c)の
如き信号に検波される。このため、レジスタンス成分の
差に起因する信号は、図中ハッチング部の正負の面積が
等しいので打ち消され、出力されない。これにより、圧
電部2、3のレジスタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差をなくして振動ジャイロの精度
を向上させることができる。低域通過フィルタ23は、
図14(c)の如き同期検波手段22の出力信号を受
け、高周波成分を除去して出力する。
24の同期信号を受けて差動増幅器12の出力信号を検
波するものであり、具体的には同期抽出手段24の出力
信号がHレベルの信号であるときは増幅率1の反転増幅
器として動作するとともに、同期抽出手段24の出力信
号がLレベルの信号であるときは増幅率1の非反転増幅
器として動作するものである。従って、差動増幅器12
の出力信号は、同期検波手段22により図14(c)の
如き信号に検波される。このため、レジスタンス成分の
差に起因する信号は、図中ハッチング部の正負の面積が
等しいので打ち消され、出力されない。これにより、圧
電部2、3のレジスタンス成分の差に起因する差動増幅
器12の出力信号の誤差をなくして振動ジャイロの精度
を向上させることができる。低域通過フィルタ23は、
図14(c)の如き同期検波手段22の出力信号を受
け、高周波成分を除去して出力する。
【0118】なお、実施例7では図14(a)の破線に
重畳しているリアクタンス成分の差に起因する誤差を除
去することはできないが、これについては前出の実施例
により対応すればよい。
重畳しているリアクタンス成分の差に起因する誤差を除
去することはできないが、これについては前出の実施例
により対応すればよい。
【0119】実施例8.実施例7では、増幅器17の出
力信号と圧電部2、3を駆動する信号との位相が一致し
ているものについて説明した。しかしながら、前出の実
施例4のように両者の位相が一致しない場合がある。実
施例8は、このような場合に対応する一例を示す。
力信号と圧電部2、3を駆動する信号との位相が一致し
ているものについて説明した。しかしながら、前出の実
施例4のように両者の位相が一致しない場合がある。実
施例8は、このような場合に対応する一例を示す。
【0120】実施例8の構成を図15に示す。図15で
は同期検波手段22を詳細に示している。221はオペ
アンプで、オペアンプ221の2つの入力端子にはそれ
ぞれ抵抗222、223の一端が接続されており、抵抗
222、223の他端は差動増幅器12の出力端に接続
されている。また、オペアンプ221の反転入力端子と
出力端子との間にはフィードバック抵抗224が接続さ
れている。さらに、オペアンプ221の非反転入力端子
にはFET225のS(ソース)端子が接続されてい
る。FET225は、D(ドレイン)端子が接地されて
いるとともに、G(ゲート)端子が同期抽出手段25の
出力に接続されている。25は同期検波手段22のFE
T225に同期信号を与える同期抽出手段で、出力端が
FET225のG端子に接続されるとともに非反転端子
が接地されたオペアンプ251と、一端がオペアンプ2
51の反転入力端子に接続されるとともに他端が増幅器
17の出力端に接続されたコンデンサ252と、一端が
オペアンプ251の反転入力端子に接続され、他端が接
地された抵抗253とから構成されている。なお、オペ
アンプ251は比較手段を構成しているとともに、コン
デンサ252、抵抗253は微分回路からなる位相進み
手段を構成している。
は同期検波手段22を詳細に示している。221はオペ
アンプで、オペアンプ221の2つの入力端子にはそれ
ぞれ抵抗222、223の一端が接続されており、抵抗
222、223の他端は差動増幅器12の出力端に接続
されている。また、オペアンプ221の反転入力端子と
出力端子との間にはフィードバック抵抗224が接続さ
れている。さらに、オペアンプ221の非反転入力端子
にはFET225のS(ソース)端子が接続されてい
る。FET225は、D(ドレイン)端子が接地されて
いるとともに、G(ゲート)端子が同期抽出手段25の
出力に接続されている。25は同期検波手段22のFE
T225に同期信号を与える同期抽出手段で、出力端が
FET225のG端子に接続されるとともに非反転端子
が接地されたオペアンプ251と、一端がオペアンプ2
51の反転入力端子に接続されるとともに他端が増幅器
17の出力端に接続されたコンデンサ252と、一端が
オペアンプ251の反転入力端子に接続され、他端が接
地された抵抗253とから構成されている。なお、オペ
アンプ251は比較手段を構成しているとともに、コン
デンサ252、抵抗253は微分回路からなる位相進み
手段を構成している。
【0121】次に図15、16を用いて実施例8の動作
を説明する。図16は、実施例8の動作を示すタイムチ
ャートである。図16において(a)は圧電部2、3を
駆動する増幅器17の出力信号を示している。(b)は
差動増幅器12の出力信号を位相情報に基づき分離した
ものである。実線は実施例7で示した圧電部2、3のレ
ジスタンス成分の差に起因する信号に相当するものであ
るが、電流電圧変換器4、5に設けられたコンデンサ4
4、54により増幅器17の出力信号に対しα゜だけ遅
れている。同様に、破線は実施例7で示したリアクタン
ス成分の差に起因する信号と角速度の信号とが重畳した
ものに相当するものであって、やはり位相がα゜だけ遅
れている。
を説明する。図16は、実施例8の動作を示すタイムチ
ャートである。図16において(a)は圧電部2、3を
駆動する増幅器17の出力信号を示している。(b)は
差動増幅器12の出力信号を位相情報に基づき分離した
ものである。実線は実施例7で示した圧電部2、3のレ
ジスタンス成分の差に起因する信号に相当するものであ
るが、電流電圧変換器4、5に設けられたコンデンサ4
4、54により増幅器17の出力信号に対しα゜だけ遅
れている。同様に、破線は実施例7で示したリアクタン
ス成分の差に起因する信号と角速度の信号とが重畳した
ものに相当するものであって、やはり位相がα゜だけ遅
れている。
【0122】さて、差動増幅器12の出力信号からレジ
スタンス成分の差に起因する信号を除去するためには、
該信号に同期した同期信号を生成しなければならない。
ところで、レジスタンス成分の差に起因する信号は増幅
器17の出力信号に対しα゜だけ遅れているから、増幅
器17の出力信号に基づいて同期信号を生成しようとす
るならば、増幅器17の出力信号を(90−α)゜進
め、ゼロクロスコンパレータで比較してやればよい。電
流電圧変換器4、5による位相遅れα゜は設置したコン
デンサ44、54の容量に基づき予め計算により求める
ことができる。従って、同期抽出手段25に増幅器17
の出力信号を(90−α)゜だけ進める微分回路と、ゼ
ロクロスコンパレータとを設けてやればよい。図16
(c)はコンデンサ252、抵抗253からなる微分回
路の出力信号で、増幅器17の出力信号に対し(90−
α)゜だけ進んでいる。この信号はオペアンプ251に
より接地電位と比較され、図16(d)に示す2値のH
/L信号である同期信号として出力される。
スタンス成分の差に起因する信号を除去するためには、
該信号に同期した同期信号を生成しなければならない。
ところで、レジスタンス成分の差に起因する信号は増幅
器17の出力信号に対しα゜だけ遅れているから、増幅
器17の出力信号に基づいて同期信号を生成しようとす
るならば、増幅器17の出力信号を(90−α)゜進
め、ゼロクロスコンパレータで比較してやればよい。電
流電圧変換器4、5による位相遅れα゜は設置したコン
デンサ44、54の容量に基づき予め計算により求める
ことができる。従って、同期抽出手段25に増幅器17
の出力信号を(90−α)゜だけ進める微分回路と、ゼ
ロクロスコンパレータとを設けてやればよい。図16
(c)はコンデンサ252、抵抗253からなる微分回
路の出力信号で、増幅器17の出力信号に対し(90−
α)゜だけ進んでいる。この信号はオペアンプ251に
より接地電位と比較され、図16(d)に示す2値のH
/L信号である同期信号として出力される。
【0123】同期信号は、同期検波手段22のFET2
25のG端子に与えられFET225を導通、非導通と
することにより同期検波手段22を増幅率1の反転増幅
器あるいは非反転増幅器として動作させる。即ち、FE
T225が非導通になるとFET225には電流が流れ
ないので、オペアンプ221の非反転入力端子には差動
増幅器12の出力信号がそのまま印加される。これによ
り、同期検波手段22は、増幅率1の非反転増幅器とな
り、差動増幅器12の出力信号をそのまま出力する。逆
に、FET225が導通になるとオペアンプ221の非
反転入力端子が接地される。ここで、抵抗222、22
3の抵抗値が等しいので、このとき同期検波手段22は
増幅率1の反転増幅器となる。
25のG端子に与えられFET225を導通、非導通と
することにより同期検波手段22を増幅率1の反転増幅
器あるいは非反転増幅器として動作させる。即ち、FE
T225が非導通になるとFET225には電流が流れ
ないので、オペアンプ221の非反転入力端子には差動
増幅器12の出力信号がそのまま印加される。これによ
り、同期検波手段22は、増幅率1の非反転増幅器とな
り、差動増幅器12の出力信号をそのまま出力する。逆
に、FET225が導通になるとオペアンプ221の非
反転入力端子が接地される。ここで、抵抗222、22
3の抵抗値が等しいので、このとき同期検波手段22は
増幅率1の反転増幅器となる。
【0124】なお、同期検波手段22が反転増幅器ある
いは非反転増幅器として動作することによりレジスタン
ス成分の差に起因する信号を除去することについては実
施例7と同様なのでここでは省略する。
いは非反転増幅器として動作することによりレジスタン
ス成分の差に起因する信号を除去することについては実
施例7と同様なのでここでは省略する。
【0125】また、実施例8では、圧電部を駆動する信
号を(90−α)゜進めるようにしたが、これに限ら
ず、要は位相遅れα゜を有する信号に同期させればよ
い。
号を(90−α)゜進めるようにしたが、これに限ら
ず、要は位相遅れα゜を有する信号に同期させればよ
い。
【0126】実施例9.実施例9は、実施例8とは別の
解決方法を提供するものである。即ち、具体的には、実
施例8は圧電部駆動手段の出力信号そのものを用いて同
期信号を作成したが、実施例9では圧電部駆動手段の出
力信号に基づいた信号(圧電部駆動手段の出力信号の位
相をずらしたもの、例えば電流電圧変換器にコンデンサ
を設置した場合における電流電圧変換器の出力信号な
ど)を用いて同期信号を作成する点が異なっている。
解決方法を提供するものである。即ち、具体的には、実
施例8は圧電部駆動手段の出力信号そのものを用いて同
期信号を作成したが、実施例9では圧電部駆動手段の出
力信号に基づいた信号(圧電部駆動手段の出力信号の位
相をずらしたもの、例えば電流電圧変換器にコンデンサ
を設置した場合における電流電圧変換器の出力信号な
ど)を用いて同期信号を作成する点が異なっている。
【0127】図17に実施例9の構成を示す。図17で
は、同期抽出手段26の構成と同期抽出手段26への入
力信号が電流電圧変換器4、5の出力信号であることが
前出の実施例8とは異なっている。261は非反転入力
端子が接地されたオペアンプ、262はこのオペアンプ
261の反転入力端子と出力端子との間に接続されたコ
ンデンサ、263、264は一端がオペアンプ261の
反転入力端子に接続された抵抗で他端はそれぞれ電流電
圧変換器4、5の出力端に接続されている。ここで、オ
ペアンプ261、コンデンサ262、抵抗263および
264は移相手段である積分回路を構成している。26
5は比較手段としてのオペアンプであって、反転入力端
子がオペアンプ261の出力端子に、出力端子が同期検
波手段22にそれぞれ接続されるとともに、非反転入力
端子が接地されている。
は、同期抽出手段26の構成と同期抽出手段26への入
力信号が電流電圧変換器4、5の出力信号であることが
前出の実施例8とは異なっている。261は非反転入力
端子が接地されたオペアンプ、262はこのオペアンプ
261の反転入力端子と出力端子との間に接続されたコ
ンデンサ、263、264は一端がオペアンプ261の
反転入力端子に接続された抵抗で他端はそれぞれ電流電
圧変換器4、5の出力端に接続されている。ここで、オ
ペアンプ261、コンデンサ262、抵抗263および
264は移相手段である積分回路を構成している。26
5は比較手段としてのオペアンプであって、反転入力端
子がオペアンプ261の出力端子に、出力端子が同期検
波手段22にそれぞれ接続されるとともに、非反転入力
端子が接地されている。
【0128】実施例9における同期信号の生成について
図17、18を用いて説明する。なお、同期信号を生成
した後は前述の実施例と同様であるため説明を省略す
る。図18は、実施例9の動作を示すタイムチャートで
ある。図18(a)は差動増幅器12の出力信号を位相
情報に基づいて分離したものであって、前出のレジスタ
ンス成分あるいはリアクタンス成分の差に起因して生じ
る信号に相当するものである。同期検波手段26の積分
回路は、電流電圧変換器4、5の出力信号を加算して積
分する構成になっている。図18(b)に電流電圧変換
器4、5の出力信号を加算した信号を示す。なお、この
信号は、差動増幅器12の出力信号と同相である。さ
て、一般に積分回路は、入力された信号の位相を90゜
遅らせて出力することが知られている。従って、積分回
路の出力信号は、図18(c)に示す如く、レジスタン
ス成分の差に起因する信号に対して90゜の位相差を持
つ。オペアンプ261は、積分回路の出力信号と接地電
位とを比較することにより図18(d)の如き2値のH
/L信号からなる同期信号を生成する。
図17、18を用いて説明する。なお、同期信号を生成
した後は前述の実施例と同様であるため説明を省略す
る。図18は、実施例9の動作を示すタイムチャートで
ある。図18(a)は差動増幅器12の出力信号を位相
情報に基づいて分離したものであって、前出のレジスタ
ンス成分あるいはリアクタンス成分の差に起因して生じ
る信号に相当するものである。同期検波手段26の積分
回路は、電流電圧変換器4、5の出力信号を加算して積
分する構成になっている。図18(b)に電流電圧変換
器4、5の出力信号を加算した信号を示す。なお、この
信号は、差動増幅器12の出力信号と同相である。さ
て、一般に積分回路は、入力された信号の位相を90゜
遅らせて出力することが知られている。従って、積分回
路の出力信号は、図18(c)に示す如く、レジスタン
ス成分の差に起因する信号に対して90゜の位相差を持
つ。オペアンプ261は、積分回路の出力信号と接地電
位とを比較することにより図18(d)の如き2値のH
/L信号からなる同期信号を生成する。
【0129】なお、実施例9によれば、前出のコンデン
サ44、54が設置されているか否かに拘らず、レジス
タンス成分の差に起因する信号に同期信号を同期させる
ことができる。なぜなら、コンデンサ44、54は、電
流電圧変換器4、5の出力信号の位相を遅らせるもので
ある。これに対し、差動増幅器12の出力信号の位相
は、電流電圧変換器4、5の出力信号の位相と一致して
おり、また、積分回路の出力信号の位相は電流電圧変換
器4、5の出力信号の位相に対して90゜遅れている。
従って、両信号ともに電流電圧変換器4、5の出力信号
の位相が基準となっているため、該基準がコンデンサ4
4、54により遅らされたとしても両信号の位相関係は
変わらない。なお、移相手段による移相量は、位相遅れ
90゜に限られるものではなく、例えば位相進み90゜
でもよく、要はレジスタンス成分の差に起因する信号に
同期するよう電流電圧変換器4、5の出力を移相するこ
とに意味がある。
サ44、54が設置されているか否かに拘らず、レジス
タンス成分の差に起因する信号に同期信号を同期させる
ことができる。なぜなら、コンデンサ44、54は、電
流電圧変換器4、5の出力信号の位相を遅らせるもので
ある。これに対し、差動増幅器12の出力信号の位相
は、電流電圧変換器4、5の出力信号の位相と一致して
おり、また、積分回路の出力信号の位相は電流電圧変換
器4、5の出力信号の位相に対して90゜遅れている。
従って、両信号ともに電流電圧変換器4、5の出力信号
の位相が基準となっているため、該基準がコンデンサ4
4、54により遅らされたとしても両信号の位相関係は
変わらない。なお、移相手段による移相量は、位相遅れ
90゜に限られるものではなく、例えば位相進み90゜
でもよく、要はレジスタンス成分の差に起因する信号に
同期するよう電流電圧変換器4、5の出力を移相するこ
とに意味がある。
【0130】実施例10.実施例10は、振動ジャイロ
が共振して正しい角速度の出力を示さなくなることを防
止するものである。まず、振動ジャイロが共振する理由
について説明する。振動子1は、駆動軸方向に共振周波
数で振動している。その振動の速度vYは次式で表わさ
れる。 vY=vY×sin(ωY×t) …………………………………………(71) 今、角速度Ωが次式のように印加されたとする。 Ω=Ω×cos(ω×t)……………………………………………………(72) このときの検出軸方向の力の釣合は、(71)、(7
2)式を(8)式に代入することにより得られる。 0=2×m×Ω×vY×sin(ωY×t)×cos(ω×t)−ZX×vX ……………(73) (73)式を変形すると(74)式が得られる。
が共振して正しい角速度の出力を示さなくなることを防
止するものである。まず、振動ジャイロが共振する理由
について説明する。振動子1は、駆動軸方向に共振周波
数で振動している。その振動の速度vYは次式で表わさ
れる。 vY=vY×sin(ωY×t) …………………………………………(71) 今、角速度Ωが次式のように印加されたとする。 Ω=Ω×cos(ω×t)……………………………………………………(72) このときの検出軸方向の力の釣合は、(71)、(7
2)式を(8)式に代入することにより得られる。 0=2×m×Ω×vY×sin(ωY×t)×cos(ω×t)−ZX×vX ……………(73) (73)式を変形すると(74)式が得られる。
【0131】
【数13】
【0132】検出軸方向の振動速度vXについて(7
4)式を整理する。
4)式を整理する。
【0133】
【数14】
【0134】(75)式から解るように、振動子1の駆
動軸方向の共振周波数ωYと角速度Ωの変化周波数ωと
の和、あるいは差が振動子1の検出軸方向の共振周波数
に一致すると振動子1は角速度によるコリオリ力により
検出軸方向に共振する。
動軸方向の共振周波数ωYと角速度Ωの変化周波数ωと
の和、あるいは差が振動子1の検出軸方向の共振周波数
に一致すると振動子1は角速度によるコリオリ力により
検出軸方向に共振する。
【0135】図19に実施例10の構成を示す。図19
は、図13に比し同期検波手段22と低域通過フィルタ
23との間にフィルタ手段であるノッチフィルタ27が
設けられている。ノッチフィルタ27の特性の一例を図
20に示す。図20によるとノッチフィルタ27のノッ
チ周波数は、振動子1の駆動軸方向の共振周波数ωYと
検出軸方向の共振周波数ωXとの差に略等しい周波数に
設定されている。従って、該周波数にて振動子1が検出
軸方向に共振したとしても、その共振に起因する出力信
号はノッチフィルタ27により除去され、角速度の出力
信号には現われない。
は、図13に比し同期検波手段22と低域通過フィルタ
23との間にフィルタ手段であるノッチフィルタ27が
設けられている。ノッチフィルタ27の特性の一例を図
20に示す。図20によるとノッチフィルタ27のノッ
チ周波数は、振動子1の駆動軸方向の共振周波数ωYと
検出軸方向の共振周波数ωXとの差に略等しい周波数に
設定されている。従って、該周波数にて振動子1が検出
軸方向に共振したとしても、その共振に起因する出力信
号はノッチフィルタ27により除去され、角速度の出力
信号には現われない。
【0136】実施例11.実施例11は、振動子1と圧
電部2、3とからなる振動部の特性を検査する検査装置
に関するものであって、予め振動部の特性を検査してお
くことにより該特性を前出の実施例等により補償できる
か否かを振動ジャイロを組み立てるまでもなく知ること
ができ、これにより振動ジャイロの歩留まりをよくする
というものである。
電部2、3とからなる振動部の特性を検査する検査装置
に関するものであって、予め振動部の特性を検査してお
くことにより該特性を前出の実施例等により補償できる
か否かを振動ジャイロを組み立てるまでもなく知ること
ができ、これにより振動ジャイロの歩留まりをよくする
というものである。
【0137】図21は、実施例11の構成を示してい
る。振動子1および圧電部2、3は検査対象である振動
部であって、振動部を周辺回路と電気的に接続するとと
もに着脱自由に保持する保持手段である保持部材28に
取り付けられている。29は振動部に電力を供給する電
圧源であって、振動子1の駆動軸方向の共振周波数のみ
ならず、該周波数を含んだ任意の周波数の信号を供給す
るものである。30は誤差演算出力検査手段である差動
出力検査手段であって、電圧源29の出力から差動増幅
器12の出力までの伝達関数を演算するものである。3
1は加算出力検査手段であって、電圧源29の出力から
加算器14の出力までの伝達関数を演算するものであ
る。
る。振動子1および圧電部2、3は検査対象である振動
部であって、振動部を周辺回路と電気的に接続するとと
もに着脱自由に保持する保持手段である保持部材28に
取り付けられている。29は振動部に電力を供給する電
圧源であって、振動子1の駆動軸方向の共振周波数のみ
ならず、該周波数を含んだ任意の周波数の信号を供給す
るものである。30は誤差演算出力検査手段である差動
出力検査手段であって、電圧源29の出力から差動増幅
器12の出力までの伝達関数を演算するものである。3
1は加算出力検査手段であって、電圧源29の出力から
加算器14の出力までの伝達関数を演算するものであ
る。
【0138】図22に、電圧源29、差動出力検査手段
30および加算出力検査手段31をFFTアナライザー
32で構成した例を示している。通常FFTアナライザ
ーにはシグナルソースが付随しておりこれを電圧源29
として使用する。FFTアナライザーとは一般によく知
られているように2つの入力を有するものであって、そ
のうち1つが入力検査用有力、もう1つが出力検査用入
力でありこれら2つの入力に入力された信号よりファー
ストフーリエ変換アルゴリズムを用いて伝達関数を測定
する測定器である。
30および加算出力検査手段31をFFTアナライザー
32で構成した例を示している。通常FFTアナライザ
ーにはシグナルソースが付随しておりこれを電圧源29
として使用する。FFTアナライザーとは一般によく知
られているように2つの入力を有するものであって、そ
のうち1つが入力検査用有力、もう1つが出力検査用入
力でありこれら2つの入力に入力された信号よりファー
ストフーリエ変換アルゴリズムを用いて伝達関数を測定
する測定器である。
【0139】FFTアナライザー32のシグナルソース
は、入力検査用入力と接続されるとともに振動子1に接
続されている。一方、出力検査用入力は、一端が加算器
14の出力に接続されるとともに他端が差動増幅器12
の出力に接続された切換装置33に接続されており、切
換装置33を切り換えることにより図23(a)あるい
は(b)の検査結果を得る。
は、入力検査用入力と接続されるとともに振動子1に接
続されている。一方、出力検査用入力は、一端が加算器
14の出力に接続されるとともに他端が差動増幅器12
の出力に接続された切換装置33に接続されており、切
換装置33を切り換えることにより図23(a)あるい
は(b)の検査結果を得る。
【0140】実施例11の動作について説明する。本発
明の振動ジャイロは、振動子1の駆動軸方向の共振周波
数で自励振動させている。振動子1が駆動軸方向に共振
すると、その共振点において圧電部2、3のレジスタン
ス成分が最小となる。従って、出力検査用入力に加算器
14の出力を接続して行った測定における伝達関数の実
数部が最大値となる周波数が振動子1の駆動軸方向の共
振周波数となる。よって、出力検査用入力に差動増幅器
12の出力を接続して得られた伝達関数の該共振周波数
における値が圧電部2、3のレジスタンス成分の差ある
いはリアクタンス成分の差を反映したものとなる。即
ち、該周波数での伝達関数の振幅比をG、位相をPとす
るとレジスタンス成分の差およびリアクタンス成分の差
は次式で得られる。 レジスタンス成分の差 △R=G×sin P ……………………… (76) リアクタンス成分の差 △X=G×cos P ……………………… (77)
明の振動ジャイロは、振動子1の駆動軸方向の共振周波
数で自励振動させている。振動子1が駆動軸方向に共振
すると、その共振点において圧電部2、3のレジスタン
ス成分が最小となる。従って、出力検査用入力に加算器
14の出力を接続して行った測定における伝達関数の実
数部が最大値となる周波数が振動子1の駆動軸方向の共
振周波数となる。よって、出力検査用入力に差動増幅器
12の出力を接続して得られた伝達関数の該共振周波数
における値が圧電部2、3のレジスタンス成分の差ある
いはリアクタンス成分の差を反映したものとなる。即
ち、該周波数での伝達関数の振幅比をG、位相をPとす
るとレジスタンス成分の差およびリアクタンス成分の差
は次式で得られる。 レジスタンス成分の差 △R=G×sin P ……………………… (76) リアクタンス成分の差 △X=G×cos P ……………………… (77)
【0141】前記動作を図23を用いて具体的に説明す
る。まず、切換装置33を加算器14の出力側に切り替
える。FFTアナライザー32のシグナルソースからは
任意の周波数の電圧が出力され、この電圧に対応した加
算器14の出力が出力検査用入力に与えられ、その結
果、図23(a)のような特性図を得る。次に切換装置
33を差動増幅器12の出力側に切り換える。同様に、
FFTアナライザー32のシグナルソースからは任意の
周波数の電圧が出力され、この電圧に対応した差動増幅
器12の出力が出力検査用出力に与えられ、その結果図
23(b)のような特性図が得られる。図23(a)よ
り、振動子1の駆動方向の共振周波数が解る。また、図
23(b)により、振動子1の駆動方向の共振周波数に
おけるGとPが解り、(76)、(77)式より圧電部
2、3のレジスタンス成分の差、リアクタンス成分の差
が解る。また、電流電圧変換器4、5に低域通過フィル
タが付加されていたり、あるいは差動増幅器12に低域
通過フィルタが付加されていたりなど位相を変化させる
ように構成されている場合は、それらの位相遅れを測定
した位相を前記Pより減じて前記の計算を行うことによ
り問題なく、レジスタンス成分あるいはリアクタンス成
分の差を測定することができる。また、リアクタンス成
分の差をさらに精度よく測定する場合は、図示して説明
した検査装置に加えて前出の可変抵抗器20を追加し、
レジスタンス成分の差に起因する差動増幅器12の出力
が小さくなるように調整すればよい。
る。まず、切換装置33を加算器14の出力側に切り替
える。FFTアナライザー32のシグナルソースからは
任意の周波数の電圧が出力され、この電圧に対応した加
算器14の出力が出力検査用入力に与えられ、その結
果、図23(a)のような特性図を得る。次に切換装置
33を差動増幅器12の出力側に切り換える。同様に、
FFTアナライザー32のシグナルソースからは任意の
周波数の電圧が出力され、この電圧に対応した差動増幅
器12の出力が出力検査用出力に与えられ、その結果図
23(b)のような特性図が得られる。図23(a)よ
り、振動子1の駆動方向の共振周波数が解る。また、図
23(b)により、振動子1の駆動方向の共振周波数に
おけるGとPが解り、(76)、(77)式より圧電部
2、3のレジスタンス成分の差、リアクタンス成分の差
が解る。また、電流電圧変換器4、5に低域通過フィル
タが付加されていたり、あるいは差動増幅器12に低域
通過フィルタが付加されていたりなど位相を変化させる
ように構成されている場合は、それらの位相遅れを測定
した位相を前記Pより減じて前記の計算を行うことによ
り問題なく、レジスタンス成分あるいはリアクタンス成
分の差を測定することができる。また、リアクタンス成
分の差をさらに精度よく測定する場合は、図示して説明
した検査装置に加えて前出の可変抵抗器20を追加し、
レジスタンス成分の差に起因する差動増幅器12の出力
が小さくなるように調整すればよい。
【0142】実施例12.図24は、実施例12の構成
を示すものであって、図21の構成に比し温度制御手段
である恒温槽34が追加されている。恒温槽34は、一
般によく知られているように槽内部の温度あるいは湿度
を任意の値に設定できるものである。従って、任意の温
度における圧電部2、3のレジスタンス成分の差および
リアクタンス成分の差を測定することができる。
を示すものであって、図21の構成に比し温度制御手段
である恒温槽34が追加されている。恒温槽34は、一
般によく知られているように槽内部の温度あるいは湿度
を任意の値に設定できるものである。従って、任意の温
度における圧電部2、3のレジスタンス成分の差および
リアクタンス成分の差を測定することができる。
【0143】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
れているので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0144】加算手段の出力を複数の電流電圧変換手段
にそれぞれ帰還したので、振動子の駆動に起因する電流
成分のゲインを下げ、角速度に起因する電流成分のS/
N比を改善する。
にそれぞれ帰還したので、振動子の駆動に起因する電流
成分のゲインを下げ、角速度に起因する電流成分のS/
N比を改善する。
【0145】また、加算手段は、圧電部駆動手段を兼ね
ており回路を簡略化する。
ており回路を簡略化する。
【0146】また、加算手段の出力の振幅を所定値に制
御することにより、振動ジャイロのゲインを安定させ
る。
御することにより、振動ジャイロのゲインを安定させ
る。
【0147】また、電流電圧変換手段に低域通過フィル
タを設けることにより電流電圧変換手段を安定に動作さ
せる。
タを設けることにより電流電圧変換手段を安定に動作さ
せる。
【0148】また、第1および第2の分流量調整手段に
より分流量を調整して、圧電部の特性の違いに起因する
誤差を補償する。
より分流量を調整して、圧電部の特性の違いに起因する
誤差を補償する。
【0149】また、温度検出手段の検出出力により増幅
器の増幅率を変化させることにより、圧電部の環境温度
の変化に起因する誤差を補償する。
器の増幅率を変化させることにより、圧電部の環境温度
の変化に起因する誤差を補償する。
【0150】また、レジスタンス成分の誤差に起因する
信号に基づき誤差演算手段の出力を検波することにより
圧電部のレジスタンスの差に起因する角速度の出力の誤
差をなくする。
信号に基づき誤差演算手段の出力を検波することにより
圧電部のレジスタンスの差に起因する角速度の出力の誤
差をなくする。
【0151】また、同期抽出手段は、圧電部駆動手段の
出力を進ませる位相進み手段を有しているので、圧電部
のレジスタンス成分の差に起因する角速度の出力の誤差
をなくするとともに、振動ジャイロの動作を安定させ
る。
出力を進ませる位相進み手段を有しているので、圧電部
のレジスタンス成分の差に起因する角速度の出力の誤差
をなくするとともに、振動ジャイロの動作を安定させ
る。
【0152】また、同期抽出手段は、電流電圧変換手段
の出力に基づき誤差演算手段の出力を検波することによ
り、圧電部のレジスタンス成分に起因する角速度の出力
の誤差をより確実になくする。
の出力に基づき誤差演算手段の出力を検波することによ
り、圧電部のレジスタンス成分に起因する角速度の出力
の誤差をより確実になくする。
【0153】また、フィルタ手段は、振動子が共振する
周波数領域における誤差演算手段の出力を抑制して、振
動ジャイロが異常な信号を出力するのを防止する。
周波数領域における誤差演算手段の出力を抑制して、振
動ジャイロが異常な信号を出力するのを防止する。
【0154】また、この発明に係る振動ジャイロの検査
装置は、振動部を着脱自在とすることにより振動部のみ
を検査することができ、これにより完成品での検査を行
う必要がなく振動ジャイロの歩留まりが改善される。
装置は、振動部を着脱自在とすることにより振動部のみ
を検査することができ、これにより完成品での検査を行
う必要がなく振動ジャイロの歩留まりが改善される。
【0155】また、温度制御手段によって振動部の環境
温度を変化させることにより、圧電部の性質の差が有す
る温度特性も検査する。
温度を変化させることにより、圧電部の性質の差が有す
る温度特性も検査する。
【図1】実施例1を示す構成図である。
【図2】図1の要部拡大図である。
【図3】電流電圧変換器の出力信号の波形図である。
【図4】図1とは別の構成の振動子及び圧電部を示す構
成図である。
成図である。
【図5】実施例2を示す構成図である。
【図6】実施例3を示す構成図である。
【図7】実施例4を示す構成図である。
【図8】実施例4を説明するブロック図である。
【図9】実施例5を示す構成図である。
【図10】圧電部の制動容量の温度特性を示す特性図で
ある。
ある。
【図11】実施例6を示す構成図である。
【図12】実施例6の他の構成を示す構成図である。
【図13】実施例7を示す構成図である。
【図14】実施例7の動作を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図15】実施例8を示す構成図である。
【図16】実施例8の動作を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図17】実施例9を示す構成図である。
【図18】実施例9の動作を示すタイムチャートであ
る。
る。
【図19】実施例10を示す構成図である。
【図20】ノッチフィルタの特性の一例を示す特性図で
ある。
ある。
【図21】実施例11を示す構成図である。
【図22】実施例11にFFTアナライザーを使用した
場合の構成図である。
場合の構成図である。
【図23】FFTアナライザーにより得られる伝達関数
の特性図である。
の特性図である。
【図24】実施例12を示す構成図である。
【図25】従来の振動ジャイロを示す構成図である。
【図26】電流電圧変換器の動作を説明するための要部
拡大図である。
拡大図である。
【図27】振動ジャイロの原理を説明するためのベクト
ル図である。
ル図である。
1:振動子、 2:圧電部、 3:圧電部、 4:電流
電圧変換器、5:電流電圧変換器、 6:加算器、
7:増幅器、 8:振幅検出手段、9:制御器、 1
0:反転増幅器、 11:コンデンサ、12:差動増幅
器、13:電圧源、14:加算器、 15:増幅
器、 16:振幅制御器、17:増幅器、18:コン
デンサ、 19:可変抵抗器、20:可変抵抗器、2
1:反転増幅器、 22:同期検波手段、 23:低域
通過フィルタ、24:同期抽出手段、25:同期抽出手
段、 26:同期抽出手段、27:ノッチフィルタ、
28:保持部材、 29:電圧源、30:差動出力検査
手段、 31:加算出力検査手段、32:FFTアナラ
イザー、 33:切換装置、 34:恒温槽。
電圧変換器、5:電流電圧変換器、 6:加算器、
7:増幅器、 8:振幅検出手段、9:制御器、 1
0:反転増幅器、 11:コンデンサ、12:差動増幅
器、13:電圧源、14:加算器、 15:増幅
器、 16:振幅制御器、17:増幅器、18:コン
デンサ、 19:可変抵抗器、20:可変抵抗器、2
1:反転増幅器、 22:同期検波手段、 23:低域
通過フィルタ、24:同期抽出手段、25:同期抽出手
段、 26:同期抽出手段、27:ノッチフィルタ、
28:保持部材、 29:電圧源、30:差動出力検査
手段、 31:加算出力検査手段、32:FFTアナラ
イザー、 33:切換装置、 34:恒温槽。
Claims (12)
- 【請求項1】 振動子と、この振動子に設けられ該振動
子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部と、こ
の圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部を駆動
する圧電部駆動手段と、前記圧電部の各々の非共通電極
から出力される電流を電圧に変換する複数の電流電圧変
換手段と、前記圧電部駆動手段の出力を所定の増幅率で
増幅し、かつ該増幅した信号の位相を所定角度移相する
とともに前記電流電圧変換手段にそれぞれ分流して供給
することにより前記圧電部の制動容量の成分を除去する
除去手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力を加算
するとともに該加算値を前記複数の電流電圧変換手段に
それぞれ帰還する加算手段と、前記複数の電流電圧変換
手段の出力の差を演算する誤差演算手段とを備えたこと
を特徴とする振動ジャイロ。 - 【請求項2】 圧電部駆動手段は、加算手段の出力を圧
電部の共通電極に帰還する帰還手段であることを特徴と
する請求項1記載の振動ジャイロ。 - 【請求項3】 帰還手段は、加算手段の出力を増幅する
加算出力増幅手段と、前記加算手段の出力信号の振幅が
所定値になるよう前記加算出力増幅手段の出力を制御す
る振幅制御手段とからなることを特徴とする請求項2記
載の振動ジャイロ。 - 【請求項4】 電流電圧変換手段は低域通過フィルタを
有し、加算手段は前記低域通過フィルタによる位相の遅
れを補償する位相進み補償手段を有することを特徴とす
る請求項1記載の振動ジャイロ。 - 【請求項5】 振動子と、この振動子に設けられ該振動
子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部と、こ
の圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部を駆動
する圧電部駆動手段と、前記圧電部の各々の非共通電極
から出力される電流を電圧に変換する複数の電流電圧変
換手段と、前記圧電部駆動手段の出力を所定の増幅率で
増幅し、かつ該増幅した信号の位相を所定角度移相する
とともに前記電流電圧変換手段にそれぞれ分流して供給
することにより前記圧電部の制動容量の成分を除去する
除去手段と、該分流量を調整する第1の分流量調整手段
と、前記圧電部駆動手段の出力端に接続され該圧電部駆
動手段からの出力を前記電流電圧変換手段にそれぞれ分
流して供給するとともに該分流量を調整する第2の分流
量調整手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力の差
を演算する誤差演算手段とを備えたことを特徴とする振
動ジャイロ。 - 【請求項6】 振動子と、この振動子に設けられ該振動
子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部と、こ
の圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部を駆動
する圧電部駆動手段と、前記圧電部の各々の非共通電極
から出力される電流を電圧に変換する複数の電流電圧変
換手段と、前記圧電部駆動手段の出力を所定の増幅率で
増幅し、かつ該増幅した信号の位相を所定角度移相する
とともに前記電流電圧変換手段にそれぞれ分流して供給
することにより前記圧電部の制動容量の成分を除去する
除去手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力の差を
演算する誤差演算手段とを備え、前記除去手段は、環境
温度を検出する温度検出手段と、この温度検出手段によ
り前記増幅率が変化させられる増幅手段とを有すること
を特徴とする振動ジャイロ。 - 【請求項7】 振動子と、この振動子に設けられ該振動
子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部と、こ
の圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部を駆動
する圧電部駆動手段と、前記圧電部の各々の非共通電極
から出力される電流を電圧に変換する複数の電流電圧変
換手段と、前記圧電部駆動手段の出力を所定の増幅率で
増幅し、かつ該増幅した信号の位相を所定角度移相する
とともに前記電流電圧変換手段にそれぞれ分流して供給
することにより前記圧電部の制動容量の成分を除去する
除去手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力の差を
演算する誤差演算手段と、前記圧電部駆動手段の出力に
基づき前記圧電部のレジスタンス成分の誤差に起因する
信号に同期した同期信号を出力する同期抽出手段と、前
記誤差演算手段の出力に接続され、前記同期信号に基づ
き前記誤差演算手段の出力を検波する同期検波手段とを
備えたことを特徴とする振動ジャイロ。 - 【請求項8】 同期抽出手段は、圧電部駆動手段の出力
の位相を所定角度進ませる位相進み手段を有し、この位
相進み手段の出力と基準値とを比較する比較手段である
ことを特徴とする請求項7記載の振動ジャイロ。 - 【請求項9】 同期抽出手段は、電流電圧変換手段の出
力の位相を所定角度移送する移相手段を有し、この移相
手段の出力と基準値とを比較する比較手段であることを
特徴とする請求項7記載の振動ジャイロ。 - 【請求項10】 振動子と、この振動子に設けられ該振
動子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部と、
この圧電部の共通電極に電力を供給して前記圧電部を駆
動する圧電部駆動手段と、前記圧電部の各々の非共通電
極から出力される電流を電圧に変換する複数の電流電圧
変換手段と、前記圧電部駆動手段の出力を所定の増幅率
で増幅し、かつ該増幅した信号の位相を所定角度移相す
るとともに前記電流電圧変換手段にそれぞれ分流して供
給することにより前記圧電部の制動容量の成分を除去す
る除去手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力の差
を演算する誤差演算手段と、この誤差演算手段の出力に
設けられ所定の周波数領域の出力を抑制するフィルタ手
段とを備え、前記所定の周波数領域は、前記振動子の駆
動軸方向の共振周波数と検出軸方向の共振周波数との差
あるいは和に略等しい周波数の近傍であることを特徴と
する振動ジャイロ。 - 【請求項11】 振動子とこの振動子に設けられ該振動
子を所定の駆動軸方向に振動させる複数の圧電部とから
なる振動部を着脱自在に保持するとともに該振動部と周
辺回路とを接続する保持手段と、前記圧電部の共通電極
に電力を供給して前記圧電部を駆動する圧電部駆動手段
と、前記圧電部の各々の非共通電極から出力される電流
を電圧に変換する複数の電流電圧変換手段と、この複数
の電流電圧変換手段の出力を加算するとともに該加算値
を前記複数の電流電圧変換手段にそれぞれ帰還する加算
手段と、前記複数の電流電圧変換手段の出力の差を演算
する誤差演算手段と、前記圧電部駆動手段の出力と前記
加算手段の出力とに基づき前記加算手段の伝達関数を演
算する加算出力検査手段と、前記圧電部駆動手段の出力
と誤差演算手段の出力とに基づき前記誤差演算手段の伝
達関数を演算する誤差演算出力検査手段とを備え、前記
加算出力検査手段により得られる前記振動部の駆動軸方
向の共振周波数における前記誤差演算出力検査手段のゲ
インおよび位相差に基づき前記圧電部のレジスタンス成
分の差あるいはリアクタンス成分の差を検査することを
特徴とする振動ジャイロの検査装置。 - 【請求項12】 振動部の環境温度を変化させる温度制
御手段を有することを特徴とする請求項11記載の振動
ジャイロの検査装置。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19960794A JP3175489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの検査装置 |
| US08/352,032 US5600063A (en) | 1994-08-24 | 1994-11-30 | Oscillation gyro and an inspection apparatus therefor |
| GB9425098A GB2292611B (en) | 1994-08-24 | 1994-12-13 | A vibration gyro and an inspection apparatus therefor |
| DE4446971A DE4446971C2 (de) | 1994-08-24 | 1994-12-28 | Oszillationskreisel und zugehörige Inspektionsvorrichtung |
| US08/695,435 US5731519A (en) | 1994-08-24 | 1996-08-12 | Oscillation gyro and an inspection apparatus therefor |
| US08/953,628 US5932802A (en) | 1994-08-24 | 1997-10-17 | Oscillation gyro and an inspection apparatus therefor |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19960794A JP3175489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの検査装置 |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0861958A true JPH0861958A (ja) | 1996-03-08 |
| JP3175489B2 JP3175489B2 (ja) | 2001-06-11 |
Family
ID=16410681
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19960794A Expired - Fee Related JP3175489B2 (ja) | 1994-08-24 | 1994-08-24 | 振動ジャイロおよび振動ジャイロの検査装置 |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (3) | US5600063A (ja) |
| JP (1) | JP3175489B2 (ja) |
| DE (1) | DE4446971C2 (ja) |
| GB (1) | GB2292611B (ja) |
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