JPH086216Y2 - 保冷材 - Google Patents
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- JPH086216Y2 JPH086216Y2 JP13649289U JP13649289U JPH086216Y2 JP H086216 Y2 JPH086216 Y2 JP H086216Y2 JP 13649289 U JP13649289 U JP 13649289U JP 13649289 U JP13649289 U JP 13649289U JP H086216 Y2 JPH086216 Y2 JP H086216Y2
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は保冷材、さらに詳しくは相互に氷結融着しに
くく、かつ製造が容易で取り扱いが便利であり、殊に生
鮮食品類の小口輸送に好適に使用できる簡便な保冷材に
関する。
くく、かつ製造が容易で取り扱いが便利であり、殊に生
鮮食品類の小口輸送に好適に使用できる簡便な保冷材に
関する。
従来の技術 近年、保冷材により生ハム、肉、鮮魚などの生鮮食品
類を低温に維持しつつ消費者へ宅配する方法が普及して
きた。
類を低温に維持しつつ消費者へ宅配する方法が普及して
きた。
この方法では種々の保冷材が用いられているが、価
格、安全性および廃棄性などの点で問題を有する場合が
ある。例えば、多用されているドライアイスは比較的高
価であり、また、炭酸ガスの発生等やその低温性から取
扱いに注意を要し、完全に安全だとは言い切れない。そ
の点、水(氷)を使用すれば、安価、無毒(安全性)お
よび廃棄容易性などは満足される。しかしながら、反
面、輸送中などにおいて氷が溶けると食品を濡らしてし
まうという問題点がある。
格、安全性および廃棄性などの点で問題を有する場合が
ある。例えば、多用されているドライアイスは比較的高
価であり、また、炭酸ガスの発生等やその低温性から取
扱いに注意を要し、完全に安全だとは言い切れない。そ
の点、水(氷)を使用すれば、安価、無毒(安全性)お
よび廃棄容易性などは満足される。しかしながら、反
面、輸送中などにおいて氷が溶けると食品を濡らしてし
まうという問題点がある。
そこで、かかる問題点を解消する手段として、保水性
を有する材料に水を吸収させそれを凍らせて使用する方
法が提案されている。
を有する材料に水を吸収させそれを凍らせて使用する方
法が提案されている。
該保水性材料を用いる場合の一般な手順の流れは、以
下のごとく、吸水、水切り、冷凍、小口パック化、輸送
および開封・廃棄よりなり、各手順において種々の要求
点が存在する。すなわち、まず、吸水においては、作業
能率上、一度に多数の保冷材を水に投入し吸水させる。
ここでは、吸水時間が、例えば5〜10分とできるだけ短
いことが要求される。吸水後の水切りにおいては、金網
製容器などで掬い上げて余剰の水を垂れ流す。ここで
は、人手をかけずに水切りできることが要求される。次
に、冷凍においては、容器ごと冷凍室に入れて完全に氷
結させる。ここでは、保冷材の間に水が残存しないこと
が要求される。残存水が存在すると保冷材同士が結着し
やすくなってしまう。次の小口パック化においては、輸
送用断熱容器の中へ食品と共に1〜数個の保冷材を入れ
て密封する。ここでは、一度に多数個冷凍した保冷材が
1個ずつ容易にばらせることが要求される。これは前記
した結着がなければ実現される。次に、宅配便などで戸
別配達される。最後に、一般家庭の台所にて冷蔵庫へ入
れられるか、またはそのままで食品調理の後廃棄され
る。
下のごとく、吸水、水切り、冷凍、小口パック化、輸送
および開封・廃棄よりなり、各手順において種々の要求
点が存在する。すなわち、まず、吸水においては、作業
能率上、一度に多数の保冷材を水に投入し吸水させる。
ここでは、吸水時間が、例えば5〜10分とできるだけ短
いことが要求される。吸水後の水切りにおいては、金網
製容器などで掬い上げて余剰の水を垂れ流す。ここで
は、人手をかけずに水切りできることが要求される。次
に、冷凍においては、容器ごと冷凍室に入れて完全に氷
結させる。ここでは、保冷材の間に水が残存しないこと
が要求される。残存水が存在すると保冷材同士が結着し
やすくなってしまう。次の小口パック化においては、輸
送用断熱容器の中へ食品と共に1〜数個の保冷材を入れ
て密封する。ここでは、一度に多数個冷凍した保冷材が
1個ずつ容易にばらせることが要求される。これは前記
した結着がなければ実現される。次に、宅配便などで戸
別配達される。最後に、一般家庭の台所にて冷蔵庫へ入
れられるか、またはそのままで食品調理の後廃棄され
る。
以上述べたことから明らかなごとく、結着が最大の問
題点であり、これを解決することにより、人手の点や小
口パック化などにおける要求をも満足させることができ
る。
題点であり、これを解決することにより、人手の点や小
口パック化などにおける要求をも満足させることができ
る。
しかるに、保水性材料を用いる従来の方法では、親水
性または通水性のシート状材料により吸水性(保水性)
の材料を包みこんだ形態のものを使用して、吸水、冷凍
固化がなされているが、その外周に水が付着する場合が
多く、前記した結着の問題が存在していた。そして、か
かる対策として、吸水量を規制したり、冷凍前に一定時
間放置したり、機械的手段によって表面水を除去するこ
とが行われている。また、冷凍時の配置法に工夫を凝ら
して相互の結着を防ぐなどの手段も試みられている。し
かしながら、このような対策は何と言っても取扱いが繁
雑であるうえ、結着を基本的に解決するものではない。
性または通水性のシート状材料により吸水性(保水性)
の材料を包みこんだ形態のものを使用して、吸水、冷凍
固化がなされているが、その外周に水が付着する場合が
多く、前記した結着の問題が存在していた。そして、か
かる対策として、吸水量を規制したり、冷凍前に一定時
間放置したり、機械的手段によって表面水を除去するこ
とが行われている。また、冷凍時の配置法に工夫を凝ら
して相互の結着を防ぐなどの手段も試みられている。し
かしながら、このような対策は何と言っても取扱いが繁
雑であるうえ、結着を基本的に解決するものではない。
従って、かかる結着を基本的に解決し、それによって
取扱い上の繁雑さを解消し、大量使用に際しても相互に
結着しにくいという要求を満たす保冷材の出現が望まれ
ている。
取扱い上の繁雑さを解消し、大量使用に際しても相互に
結着しにくいという要求を満たす保冷材の出現が望まれ
ている。
かかる事情に鑑み、本考案者らは、通水孔および疎水
性の表面を有する外装材で特定の吸水体を包み、かつ該
吸水体の膨潤最大体積と外装材で形成される容器の最大
内容積との間に一定の関係をもたせることにより、意外
にも、前記結着を基本的に解消できるという知見を得、
その知見を応用した保冷材の発明を完成するに至り、既
に特許出願した(特願平01−109922号)。
性の表面を有する外装材で特定の吸水体を包み、かつ該
吸水体の膨潤最大体積と外装材で形成される容器の最大
内容積との間に一定の関係をもたせることにより、意外
にも、前記結着を基本的に解消できるという知見を得、
その知見を応用した保冷材の発明を完成するに至り、既
に特許出願した(特願平01−109922号)。
考案が解決しようとする課題 かかる保冷材は、保水性吸水体と該吸水体の上下に設
けられかつその周囲が接合されて該吸水体を包むシート
状外装材とより成り、該シート状外装材が通水孔および
疎水性の表面を有し、かつ飽和吸水状態における該吸水
体の膨潤最大体積が該吸水体を包む該シート状外装材の
最大内容積以上であるというものであった。
けられかつその周囲が接合されて該吸水体を包むシート
状外装材とより成り、該シート状外装材が通水孔および
疎水性の表面を有し、かつ飽和吸水状態における該吸水
体の膨潤最大体積が該吸水体を包む該シート状外装材の
最大内容積以上であるというものであった。
しかしながら該保冷材においては、吸水体は外装体中
に包み込まれただけであって、吸水作業時あるいは保冷
材としての使用時に吸水体が動いて、取り扱いに不便を
生じることがあり、さらに保冷材の内容積と吸水材の膨
潤容積との関係をバラツキなく調整するという点で不十
分な点があった。
に包み込まれただけであって、吸水作業時あるいは保冷
材としての使用時に吸水体が動いて、取り扱いに不便を
生じることがあり、さらに保冷材の内容積と吸水材の膨
潤容積との関係をバラツキなく調整するという点で不十
分な点があった。
課題を解決するための手段 本考案は、前記保冷材が有する問題点を解消せんとし
てなされたものであり、保水性吸水体層と該吸水体層の
上下に設けられかつ通水孔および疎水性表面を有する外
装体層とより成る層状構造を有し、該吸水体層は高吸水
性樹脂部およびその周辺の接合部より成り、該吸水体層
および該外装体層は該吸水体層の該接合部を該外装体層
の一部に接合することによって一体化され、かつ飽和吸
水状態における該高吸水性樹脂部の膨潤最大体積が該高
吸水性樹脂部を収容する該外装体層の最大内容積以上で
あることを特徴とする保冷材を提供するものである。
てなされたものであり、保水性吸水体層と該吸水体層の
上下に設けられかつ通水孔および疎水性表面を有する外
装体層とより成る層状構造を有し、該吸水体層は高吸水
性樹脂部およびその周辺の接合部より成り、該吸水体層
および該外装体層は該吸水体層の該接合部を該外装体層
の一部に接合することによって一体化され、かつ飽和吸
水状態における該高吸水性樹脂部の膨潤最大体積が該高
吸水性樹脂部を収容する該外装体層の最大内容積以上で
あることを特徴とする保冷材を提供するものである。
以下、図面を参照して本考案を説明する。
第1図は、本考案の保冷材を模式的に示す斜視図であ
る。第2図は本考案の保冷材における吸水体層を模式的
に示す斜視図である。
る。第2図は本考案の保冷材における吸水体層を模式的
に示す斜視図である。
第1図を参照し、本考案の保冷材(1)は保水性吸水
体層(2)とその上下に設けられた外装体層(5)とよ
り成る。
体層(2)とその上下に設けられた外装体層(5)とよ
り成る。
まず、第2図を参照し、吸水体層(2)から説明する
と、吸水体層(2)は高吸水性樹脂部(3)と接合部
(4)とより成る。
と、吸水体層(2)は高吸水性樹脂部(3)と接合部
(4)とより成る。
このように2種の部分より成る吸水体層は、アクリル
酸塩溶液等、重合や架橋により、高吸水性樹脂を生成す
る組成物をグラビア法やロータリースクリーン法で部分
的に基材に施し、次いで該組成物を化学的方法や電子
線、紫外線等の活性エネルギー線照射により重合、架橋
させて高吸水性樹脂化することにより得られる。この高
吸水性樹脂は、速やかに多量の水を吸収し、吸水の後に
は圧力等の多少の外部刺激が加えられても容易に液体と
しての水を放出しない。かかる高吸水性樹脂の好適な例
としては、アクリル酸系または親水性ポリマーを部分的
に架橋したものが挙げられる。
酸塩溶液等、重合や架橋により、高吸水性樹脂を生成す
る組成物をグラビア法やロータリースクリーン法で部分
的に基材に施し、次いで該組成物を化学的方法や電子
線、紫外線等の活性エネルギー線照射により重合、架橋
させて高吸水性樹脂化することにより得られる。この高
吸水性樹脂は、速やかに多量の水を吸収し、吸水の後に
は圧力等の多少の外部刺激が加えられても容易に液体と
しての水を放出しない。かかる高吸水性樹脂の好適な例
としては、アクリル酸系または親水性ポリマーを部分的
に架橋したものが挙げられる。
かく得られる吸水体層は、通常、0.1〜10mmの厚みと
する。この場合、吸水体層は一枚のシートに限られるも
のではなく、複数枚重ねて使用することも可能である。
ここに、該組成物を施さず、高吸水性樹脂が形成されな
かった部分が接合部(4)となる。この吸水体層で用い
る基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリカーボネート
などの熱可塑性原材料からなるフィルム、ネット、繊維
集合体(織布、編布、不織布)などが挙げられる。これ
らは、後記する接合が可能な材料である。
する。この場合、吸水体層は一枚のシートに限られるも
のではなく、複数枚重ねて使用することも可能である。
ここに、該組成物を施さず、高吸水性樹脂が形成されな
かった部分が接合部(4)となる。この吸水体層で用い
る基材としては、ポリエチレン、ポリプロピレン、ナイ
ロン、ポリエステル、アクリル樹脂、ポリカーボネート
などの熱可塑性原材料からなるフィルム、ネット、繊維
集合体(織布、編布、不織布)などが挙げられる。これ
らは、後記する接合が可能な材料である。
次に、該吸水体層の上下に設けるべき外装体層(5)
としては、表面が疎水性であり、かつ第1図に示すごと
く通水孔(6)を有する材料を使用する。疎水性である
ことは、できるだけ表面から水を排除するために必要で
ある(表面が疎水性であればよいのだから、外装体層と
しては表面層に疎水材を用いた多層材も、もちろん使用
できる)。かかる疎水性材料の例としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの汎用プラスチックのフイルム
およびシートが挙げられる。これらは、それ自体が水を
吸収したり、水に溶解したりしない材料であればいずれ
も好適に用いることができる。この点、たとえ疎水性で
あっても、多孔質物、不織布のごとく構造的に水を保持
するものは本考案における外装体層としては不適当であ
る。
としては、表面が疎水性であり、かつ第1図に示すごと
く通水孔(6)を有する材料を使用する。疎水性である
ことは、できるだけ表面から水を排除するために必要で
ある(表面が疎水性であればよいのだから、外装体層と
しては表面層に疎水材を用いた多層材も、もちろん使用
できる)。かかる疎水性材料の例としては、ポリエチレ
ン、ポリプロピレンなどの汎用プラスチックのフイルム
およびシートが挙げられる。これらは、それ自体が水を
吸収したり、水に溶解したりしない材料であればいずれ
も好適に用いることができる。この点、たとえ疎水性で
あっても、多孔質物、不織布のごとく構造的に水を保持
するものは本考案における外装体層としては不適当であ
る。
このような外装体層として用いるフイルム、シートの
厚さとしては、適当な柔軟性を有し、中間の吸水体層が
水で膨潤するときの妨げにならないこと、および通常の
取扱いでは容易に破壊されないことを満足するものであ
ればよく、材料にもよるが、一般に、0.01〜0.3mmの厚
みのものを用いる。なお、後記するごとく、外装体層は
中間に吸水体層を挟んだ後に周囲を何らかの手段によっ
て接合しなければならないので、常用されるヒートシー
ル法などによって接合できるものを使用する。なお、そ
のもの自体がシーラブルでなくても、適宜なシーラント
層を設けてヒートシール等が可能となるようにすること
もできる。
厚さとしては、適当な柔軟性を有し、中間の吸水体層が
水で膨潤するときの妨げにならないこと、および通常の
取扱いでは容易に破壊されないことを満足するものであ
ればよく、材料にもよるが、一般に、0.01〜0.3mmの厚
みのものを用いる。なお、後記するごとく、外装体層は
中間に吸水体層を挟んだ後に周囲を何らかの手段によっ
て接合しなければならないので、常用されるヒートシー
ル法などによって接合できるものを使用する。なお、そ
のもの自体がシーラブルでなくても、適宜なシーラント
層を設けてヒートシール等が可能となるようにすること
もできる。
また、外装体層には、全体を水に浸漬した時に中間の
吸水体層に必要十分な水が供給されるための通路を形成
する通水孔(6)を設ける。通水孔(6)の数、大きさ
等に関しては、吸水工程で要求される吸水の迅速性の観
点からは、できるだけ大きな孔を多数設けることが望ま
しい。一方、冷凍時の結着、輸送過程で氷が融解した時
の高吸水性樹脂部の内部への保持の観点からは、孔は小
さく少ないほど望ましい。具体的には、今回、本考案者
らが行った実験によると、シートの開孔率は(単位面積
中の孔の面積)は1〜10%、孔の大きさ(直径)は0.5
〜2mmのものが好適であることが判明した。また、孔の
数は1cm2当り1〜15個程度が好適であり、50個以上で
あればたとえ小さな孔であっても結着しやすい傾向にあ
った。しかしながら、高吸水性樹脂部の吸水能力その他
多くのファクターが関係するので、前記データは一応の
目安であり、孔の大きさ、数などは主として吸水の迅速
性および保水体の保持の観点より、適宜選択するのが望
ましい。かかる選択は適宜の実験により容易に行うこと
ができる。ただし、ネットのごとく開孔率が大きいもの
は不適当であり、また100μ以下のいわゆるミクロポー
ラスでは好ましくない。
吸水体層に必要十分な水が供給されるための通路を形成
する通水孔(6)を設ける。通水孔(6)の数、大きさ
等に関しては、吸水工程で要求される吸水の迅速性の観
点からは、できるだけ大きな孔を多数設けることが望ま
しい。一方、冷凍時の結着、輸送過程で氷が融解した時
の高吸水性樹脂部の内部への保持の観点からは、孔は小
さく少ないほど望ましい。具体的には、今回、本考案者
らが行った実験によると、シートの開孔率は(単位面積
中の孔の面積)は1〜10%、孔の大きさ(直径)は0.5
〜2mmのものが好適であることが判明した。また、孔の
数は1cm2当り1〜15個程度が好適であり、50個以上で
あればたとえ小さな孔であっても結着しやすい傾向にあ
った。しかしながら、高吸水性樹脂部の吸水能力その他
多くのファクターが関係するので、前記データは一応の
目安であり、孔の大きさ、数などは主として吸水の迅速
性および保水体の保持の観点より、適宜選択するのが望
ましい。かかる選択は適宜の実験により容易に行うこと
ができる。ただし、ネットのごとく開孔率が大きいもの
は不適当であり、また100μ以下のいわゆるミクロポー
ラスでは好ましくない。
なお、孔の形状は特に限定されるものではないが、加
工性の観点からは通常円形または四角形が望ましい。
工性の観点からは通常円形または四角形が望ましい。
さらに本考案においては、高吸水性樹脂部の飽和吸水
状態における膨潤最大体積と該高吸水性樹脂部を収容す
る外装体層の最大内容積との間に特定の関係を持たせ
る。すなわち、該膨潤最大体積を該最大内容積以上とす
る。
状態における膨潤最大体積と該高吸水性樹脂部を収容す
る外装体層の最大内容積との間に特定の関係を持たせ
る。すなわち、該膨潤最大体積を該最大内容積以上とす
る。
ここで、本明細書中で用いる飽和吸水状態における
「膨潤最大体積」なる語は、高吸水性樹脂部を何等拘束
することなく、過剰の水を与えて自由に膨潤させ、吸水
能力を最大限に発揮させた状態での体積をいう。また、
「外装体層の最大内容積」なる語は、吸水体を挟まず
に、挟んだ場合と同様の位置で外装体層同士を接合して
得られた(孔を有しない)容器を想定し、(例えば、水
枕に水を満杯させたときの内容積のごとく)その内部に
常圧で水を満たした時の最大量をいう。該膨潤最大体積
と該最大内容積との間にかかる関係をもたせることによ
って、吸水を行うに際し、容器内に残される水はすべて
保水材の中に保持された状態となる。そして、通常、高
吸水性樹脂は、吸水に際し自由に膨潤させれば、吸水前
の10〜1000倍の体積となるが、本考案においては外装体
層により膨潤が中途で止められ、最大吸水能力が発揮さ
れる以前の状態にとどまり、残余の吸水能力が存在する
ため、自由表面水は吸水し尽くされる。
「膨潤最大体積」なる語は、高吸水性樹脂部を何等拘束
することなく、過剰の水を与えて自由に膨潤させ、吸水
能力を最大限に発揮させた状態での体積をいう。また、
「外装体層の最大内容積」なる語は、吸水体を挟まず
に、挟んだ場合と同様の位置で外装体層同士を接合して
得られた(孔を有しない)容器を想定し、(例えば、水
枕に水を満杯させたときの内容積のごとく)その内部に
常圧で水を満たした時の最大量をいう。該膨潤最大体積
と該最大内容積との間にかかる関係をもたせることによ
って、吸水を行うに際し、容器内に残される水はすべて
保水材の中に保持された状態となる。そして、通常、高
吸水性樹脂は、吸水に際し自由に膨潤させれば、吸水前
の10〜1000倍の体積となるが、本考案においては外装体
層により膨潤が中途で止められ、最大吸水能力が発揮さ
れる以前の状態にとどまり、残余の吸水能力が存在する
ため、自由表面水は吸水し尽くされる。
本考案の保冷材(1)は、寸法を揃えた、前記したご
とき吸水体層を前記したごとき外装体層(5)で挟み、
高吸水性樹脂部の周りの接合部とその上下に位置する外
装体層の一部とを接合し一体化することによって得られ
る。かかる接合の方法としては、ヒートシール、高周波
ウエルダー、超音波ウエルダー、ミシン縫製などが挙げ
られる。
とき吸水体層を前記したごとき外装体層(5)で挟み、
高吸水性樹脂部の周りの接合部とその上下に位置する外
装体層の一部とを接合し一体化することによって得られ
る。かかる接合の方法としては、ヒートシール、高周波
ウエルダー、超音波ウエルダー、ミシン縫製などが挙げ
られる。
かくして、得られる本考案の保冷材は、水に浸漬する
だけで迅速に吸水する。そして、その状態で冷凍するこ
とによって、殊に生鮮食品類の小口輸送用に好適に使用
できる。また、その他、ケーキ、生菓子類の保冷材、携
帯用冷蔵庫の保冷材、医療用保冷湿布材、スポーツ用保
冷湿布材などにも好適に用いることができる。
だけで迅速に吸水する。そして、その状態で冷凍するこ
とによって、殊に生鮮食品類の小口輸送用に好適に使用
できる。また、その他、ケーキ、生菓子類の保冷材、携
帯用冷蔵庫の保冷材、医療用保冷湿布材、スポーツ用保
冷湿布材などにも好適に用いることができる。
考案の効果 本考案の保冷材は、吸水体層、外装体層共に同じ大き
さに切って、重ねてから接合するという方法で極めて簡
単に製造できる。そして、接合部には高吸水性樹脂が存
在しないから、切り口からの樹脂のはみ出しがなく、ト
ラブルが生じない。また、構造的には吸水体層と外装体
層とが接合固定されているので、吸水作業時、あるいは
保冷材としての使用時に吸水体が動くことがなく、極め
て取り扱い易い。さらに、そのような構造のため、袋体
としての余裕が少なく、かつ、その関係は常に一定のた
め、吸水余力を残した絞り効果により、良好な吸水状態
にし得る。
さに切って、重ねてから接合するという方法で極めて簡
単に製造できる。そして、接合部には高吸水性樹脂が存
在しないから、切り口からの樹脂のはみ出しがなく、ト
ラブルが生じない。また、構造的には吸水体層と外装体
層とが接合固定されているので、吸水作業時、あるいは
保冷材としての使用時に吸水体が動くことがなく、極め
て取り扱い易い。さらに、そのような構造のため、袋体
としての余裕が少なく、かつ、その関係は常に一定のた
め、吸水余力を残した絞り効果により、良好な吸水状態
にし得る。
【図面の簡単な説明】 第1図は、本考案の保冷材を模式的に示す斜視図であ
る。第2図は本考案の保冷材における吸水体層を模式的
に示す斜視図である。 図面中の符号は以下の意味を有する。 1:保冷材、2:保水性吸水体層、3:高吸水性樹脂部、4:接
合部、5:外装体層、6:通水孔
る。第2図は本考案の保冷材における吸水体層を模式的
に示す斜視図である。 図面中の符号は以下の意味を有する。 1:保冷材、2:保水性吸水体層、3:高吸水性樹脂部、4:接
合部、5:外装体層、6:通水孔
Claims (1)
- 【請求項1】保水性吸水体層と該吸水体層の上下に設け
られかつ通水孔および疎水性表面を有する外装体層とよ
り成る層状構造を有し、該吸水体層は高吸水性樹脂部お
よびその周辺の接合部より成り、該吸水体層および該外
装体層は該吸水体層の該接合部を該外装体層の一部に接
合することによって一体化され、かつ飽和吸水状態にお
ける該高吸水性樹脂部の膨潤最大体積が該高吸水性樹脂
部を収容する該外装体層の最大内容積以上であることを
特徴とする保冷材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13649289U JPH086216Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 保冷材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13649289U JPH086216Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 保冷材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0373882U JPH0373882U (ja) | 1991-07-25 |
| JPH086216Y2 true JPH086216Y2 (ja) | 1996-02-21 |
Family
ID=31683694
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13649289U Expired - Lifetime JPH086216Y2 (ja) | 1989-11-24 | 1989-11-24 | 保冷材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086216Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-11-24 JP JP13649289U patent/JPH086216Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0373882U (ja) | 1991-07-25 |
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