JPH0862777A - 画像記録媒体の製造方法 - Google Patents
画像記録媒体の製造方法Info
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- JPH0862777A JPH0862777A JP6194081A JP19408194A JPH0862777A JP H0862777 A JPH0862777 A JP H0862777A JP 6194081 A JP6194081 A JP 6194081A JP 19408194 A JP19408194 A JP 19408194A JP H0862777 A JPH0862777 A JP H0862777A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 地合の優れた原紙を抄造することにより、剛
直度と平滑性の優れた画像記録媒体を製造すること。 【構成】 重量平均繊維長0.55〜0.75mmの叩
解パルプを主成分とする原料を用い、抄紙に際して紙匹
の局所的な透過光量の変動係数を連続的に測定し、抄紙
機運転条件を調節することにより、該変動係数が4.5
%以下である原紙を抄造し、該原紙の両面をポリオレフ
ィン樹脂で被覆して製造することを特徴とする画像記録
媒体の製造方法。 【効果】 地合の最適化が容易になるため、剛直度が十
分で平滑性の優れた画像記録媒体を製造することができ
る。
直度と平滑性の優れた画像記録媒体を製造すること。 【構成】 重量平均繊維長0.55〜0.75mmの叩
解パルプを主成分とする原料を用い、抄紙に際して紙匹
の局所的な透過光量の変動係数を連続的に測定し、抄紙
機運転条件を調節することにより、該変動係数が4.5
%以下である原紙を抄造し、該原紙の両面をポリオレフ
ィン樹脂で被覆して製造することを特徴とする画像記録
媒体の製造方法。 【効果】 地合の最適化が容易になるため、剛直度が十
分で平滑性の優れた画像記録媒体を製造することができ
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、原紙の地合を連続的に
測定し、地合を最適化した原紙の両面をポリオレフィン
樹脂で被覆する、剛直度と平滑性が優れた画像記録媒体
の製造方法に関するものである。
測定し、地合を最適化した原紙の両面をポリオレフィン
樹脂で被覆する、剛直度と平滑性が優れた画像記録媒体
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】画像記録媒体は、最終の用途がカラープ
リント等の写真用、或いは印刷、熱転写、インクジェッ
ト記録等による高精細画像の支持体として用いられるた
め、外観や画像の解像性に対する要求が、塗工紙等のい
わゆる一般紙とは比較にならない程厳しい。このため、
非常に優れた地合と平滑性が必要とされている。一方、
画像記録機器で良好な走行性を維持するために、ある程
度以上の剛直度が必要とされている。
リント等の写真用、或いは印刷、熱転写、インクジェッ
ト記録等による高精細画像の支持体として用いられるた
め、外観や画像の解像性に対する要求が、塗工紙等のい
わゆる一般紙とは比較にならない程厳しい。このため、
非常に優れた地合と平滑性が必要とされている。一方、
画像記録機器で良好な走行性を維持するために、ある程
度以上の剛直度が必要とされている。
【0003】ポリオレフィン樹脂で被覆した画像記録媒
体の場合、該樹脂層が原紙表面の凹凸に沿って表面被覆
されるため、原紙表面の凹部を選択的に埋めることはな
い。このため、樹脂被覆後の平滑性は原紙平滑性の影響
を強く受ける。従って、原紙の平滑性を改良することが
画像記録媒体の平滑性を改良するためには必要になる。
体の場合、該樹脂層が原紙表面の凹凸に沿って表面被覆
されるため、原紙表面の凹部を選択的に埋めることはな
い。このため、樹脂被覆後の平滑性は原紙平滑性の影響
を強く受ける。従って、原紙の平滑性を改良することが
画像記録媒体の平滑性を改良するためには必要になる。
【0004】画像記録媒体の外観に関係する平滑性に
は、原紙の地合等に起因すると考えられる波長が1mm
以上の比較的大きな凹凸の寄与が大きい。このため、例
えば写真印画紙用の画像記録媒体の場合、この比較的大
きな凹凸を改良するための技術として、特開昭58−6
8037号公報、特開昭62−54252号公報等に開
示されているような、スクリーンメッシュ残留分を所定
の範囲内に調節したパルプ繊維を原紙に用いる方法や、
特公昭64−59350号公報に開示されているよう
な、叩解で繊維長と保水度を所定の範囲に調節したパル
プを用いる方法等が試みられている。また、地合改良を
目的としてジェット比、ワイヤー上での脱水条件等の抄
紙機の運転条件を最適なものとすることも試みられてい
る。
は、原紙の地合等に起因すると考えられる波長が1mm
以上の比較的大きな凹凸の寄与が大きい。このため、例
えば写真印画紙用の画像記録媒体の場合、この比較的大
きな凹凸を改良するための技術として、特開昭58−6
8037号公報、特開昭62−54252号公報等に開
示されているような、スクリーンメッシュ残留分を所定
の範囲内に調節したパルプ繊維を原紙に用いる方法や、
特公昭64−59350号公報に開示されているよう
な、叩解で繊維長と保水度を所定の範囲に調節したパル
プを用いる方法等が試みられている。また、地合改良を
目的としてジェット比、ワイヤー上での脱水条件等の抄
紙機の運転条件を最適なものとすることも試みられてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、両面を
ポリオレフィン等の樹脂で被覆した画像記録媒体の平滑
性を向上させる目的で、パルプの種類や叩解後のパルプ
の繊維長等、抄紙原料を最適なものとすることが試みら
れてきた。しかし、それらいずれの方法においても、単
独では優れた剛直度と平滑性を有する画像記録媒体を製
造することは出来なかった。また、抄造時の運転条件の
最適化も試みられているが、各抄造要因が複雑に影響し
合うため、必ずしも安定的に良好な状態を維持できると
は限らなかった。すなわち、本発明の目的は、地合の優
れた原紙を安定的に抄造することにより、剛直度と平滑
性の優れた画像記録媒体を製造することである。
ポリオレフィン等の樹脂で被覆した画像記録媒体の平滑
性を向上させる目的で、パルプの種類や叩解後のパルプ
の繊維長等、抄紙原料を最適なものとすることが試みら
れてきた。しかし、それらいずれの方法においても、単
独では優れた剛直度と平滑性を有する画像記録媒体を製
造することは出来なかった。また、抄造時の運転条件の
最適化も試みられているが、各抄造要因が複雑に影響し
合うため、必ずしも安定的に良好な状態を維持できると
は限らなかった。すなわち、本発明の目的は、地合の優
れた原紙を安定的に抄造することにより、剛直度と平滑
性の優れた画像記録媒体を製造することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
を解決するため、原料パルプの繊維長と抄紙機運転条件
の最適化について検討を試みた。その結果、原料パルプ
の重量平均繊維長は0.55〜0.75mmが良いこ
と、抄造に際し原紙の地合を連続的に測定し、運転条件
の最適化を行う必要があること、地合の測定方法として
は局所的な透過光量の変動係数を連続測定することが良
いこと、透過光量の測定対象は密度0.6〜0.8g/
cm3の紙匹が好ましいことを見い出した。このように
して地合を最適化した原紙を抄造し、該原紙の両面にポ
リオレフィン樹脂を被覆して画像記録媒体を製造するこ
とにより、良好な剛直度と高い平滑性を安定して得るこ
とが出来た。
を解決するため、原料パルプの繊維長と抄紙機運転条件
の最適化について検討を試みた。その結果、原料パルプ
の重量平均繊維長は0.55〜0.75mmが良いこ
と、抄造に際し原紙の地合を連続的に測定し、運転条件
の最適化を行う必要があること、地合の測定方法として
は局所的な透過光量の変動係数を連続測定することが良
いこと、透過光量の測定対象は密度0.6〜0.8g/
cm3の紙匹が好ましいことを見い出した。このように
して地合を最適化した原紙を抄造し、該原紙の両面にポ
リオレフィン樹脂を被覆して画像記録媒体を製造するこ
とにより、良好な剛直度と高い平滑性を安定して得るこ
とが出来た。
【0007】本発明で使用するパルプとしては、クラフ
トパルプ、サルファイトパルプ、ケミサーモメカニカル
パルプ、ケミメカニカルパルプ等を単独あるいは数種類
併用して使用することできる。また、針葉樹パルプと広
葉樹パルプの混合使用も可能である。
トパルプ、サルファイトパルプ、ケミサーモメカニカル
パルプ、ケミメカニカルパルプ等を単独あるいは数種類
併用して使用することできる。また、針葉樹パルプと広
葉樹パルプの混合使用も可能である。
【0008】本発明の重量平均繊維長は、JAPAN
TAPPI紙パルプ試験方法No.52に準拠して測定
した長さ加重平均繊維長の値である。叩解後のパルプの
重量平均繊維長を、0.55〜0.75mmになるよう
に調節することにより、平滑性の優れた画像記録媒体が
得られる。ここで、重量平均繊維長が0.55mm未満
の場合は、剛直度が低下するため好ましくない。又、
0.75mmを超える場合には、地合が悪化し、平滑性
が悪化するため好ましくない。
TAPPI紙パルプ試験方法No.52に準拠して測定
した長さ加重平均繊維長の値である。叩解後のパルプの
重量平均繊維長を、0.55〜0.75mmになるよう
に調節することにより、平滑性の優れた画像記録媒体が
得られる。ここで、重量平均繊維長が0.55mm未満
の場合は、剛直度が低下するため好ましくない。又、
0.75mmを超える場合には、地合が悪化し、平滑性
が悪化するため好ましくない。
【0009】本発明で使用する叩解機としては、ディス
クリファイナー、コニカルリファイナー、円筒型リファ
イナー等の、各種リファイナーがある。また、原紙は、
長網抄紙機、ハイブリッド抄紙機、ツインワイヤー抄紙
機等で抄造され、必要とされる平滑性に応じて、マシン
カレンダー、ソフトカレンダー、スーパーカレンダー、
熱カレンダー等により平滑化処理される。
クリファイナー、コニカルリファイナー、円筒型リファ
イナー等の、各種リファイナーがある。また、原紙は、
長網抄紙機、ハイブリッド抄紙機、ツインワイヤー抄紙
機等で抄造され、必要とされる平滑性に応じて、マシン
カレンダー、ソフトカレンダー、スーパーカレンダー、
熱カレンダー等により平滑化処理される。
【0010】本発明における、紙匹の透過光量の変動係
数を連続測定するためには、紙匹の片面に照射したレー
ザー光や白色光の透過光量を、直径1〜2mmの小面積
で連続的に10〜30秒間測定し、透過光量の標準偏差
を平均透過光量で除すことにより求められる。なお、平
均の透過光量が一定になるように光源の輝度を変化させ
ることにより標準偏差を規格化することも可能である。
数を連続測定するためには、紙匹の片面に照射したレー
ザー光や白色光の透過光量を、直径1〜2mmの小面積
で連続的に10〜30秒間測定し、透過光量の標準偏差
を平均透過光量で除すことにより求められる。なお、平
均の透過光量が一定になるように光源の輝度を変化させ
ることにより標準偏差を規格化することも可能である。
【0011】原紙の変動係数を4.5%以下に調節する
ことにより、平滑性の優れた画像記録媒体が得られる。
調節の方法には、抄紙機ヘッドボックス濃度、ジェット
とワイヤーの相対速度、脱水エレメント、抄紙温度等の
調節を単独或いは組み合わせて行うことが出来る。これ
らの微調節は、透過光量の変動係数を連続的に測定して
初めて可能になる。
ことにより、平滑性の優れた画像記録媒体が得られる。
調節の方法には、抄紙機ヘッドボックス濃度、ジェット
とワイヤーの相対速度、脱水エレメント、抄紙温度等の
調節を単独或いは組み合わせて行うことが出来る。これ
らの微調節は、透過光量の変動係数を連続的に測定して
初めて可能になる。
【0012】透過光量の変動係数を連続測定する紙匹
は、密度0.6〜0.8g/cm3の範囲が好ましい。
密度0.6g/cm3未満の場合は、透過光量の変動へ
の表面凹凸の影響が顕著になるため、透過光量が質量変
動(地合)を正確に反映しなくなる。また、密度0.8
g/cm3を超える場合は、密度変動が透過光量に及ぼ
す影響が大きくなるため、地合評価の精度が低下する。
このような密度範囲の紙匹は、抄紙機メインドライヤー
入口〜出口付近で得られる。
は、密度0.6〜0.8g/cm3の範囲が好ましい。
密度0.6g/cm3未満の場合は、透過光量の変動へ
の表面凹凸の影響が顕著になるため、透過光量が質量変
動(地合)を正確に反映しなくなる。また、密度0.8
g/cm3を超える場合は、密度変動が透過光量に及ぼ
す影響が大きくなるため、地合評価の精度が低下する。
このような密度範囲の紙匹は、抄紙機メインドライヤー
入口〜出口付近で得られる。
【0013】本発明の画像記録媒体の原紙には、カブリ
防止剤、染料、填料、サイズ剤、定着剤、乾燥紙力増強
剤、湿潤紙力増強剤等を必要に応じて含有するものであ
る。また、各種澱粉、ポリビニルアルコール、ゼラチン
等による表面処理、及びぼう硝、塩化ナトリウム、塩化
アルミニウム、有機導電剤等による帯電防止処理を必要
に応じて原紙上に行うことも可能である。
防止剤、染料、填料、サイズ剤、定着剤、乾燥紙力増強
剤、湿潤紙力増強剤等を必要に応じて含有するものであ
る。また、各種澱粉、ポリビニルアルコール、ゼラチン
等による表面処理、及びぼう硝、塩化ナトリウム、塩化
アルミニウム、有機導電剤等による帯電防止処理を必要
に応じて原紙上に行うことも可能である。
【0014】本発明のポリオレフィン樹脂としては、エ
チレン、プロピレン等のα−オレフィンのホモポリマ
ー、或は2種類以上のα−オレフィンからなる共重合体
又はα−オレフィンを主成分として、それと共重合可能
な他のモノマーとの共重合体又はそれらの混合物を用い
ることが出来る。これらの樹脂に、二酸化チタン、アル
ミナ、炭酸カルシウム等の白色顔料や着色顔料を添加す
ること、通常樹脂に混合される安定化剤、酸化防止剤、
分散剤、滑剤等を添加することも差し支えない。
チレン、プロピレン等のα−オレフィンのホモポリマ
ー、或は2種類以上のα−オレフィンからなる共重合体
又はα−オレフィンを主成分として、それと共重合可能
な他のモノマーとの共重合体又はそれらの混合物を用い
ることが出来る。これらの樹脂に、二酸化チタン、アル
ミナ、炭酸カルシウム等の白色顔料や着色顔料を添加す
ること、通常樹脂に混合される安定化剤、酸化防止剤、
分散剤、滑剤等を添加することも差し支えない。
【0015】ポリオレフィン樹脂による被覆は、走行す
る原紙上に加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる押出
し塗工法によって行われる。
る原紙上に加熱溶融した樹脂を流延する、いわゆる押出
し塗工法によって行われる。
【0016】本発明による平滑性優れた画像記録媒体
は、カラー印画紙、白黒印画紙、写植印画紙、複写印画
紙、製版用印画紙等への利用、さらに高度の平滑性が求
められる熱転写受像紙、インクジェット記録用紙、印刷
用樹脂被覆紙等への利用が可能である。
は、カラー印画紙、白黒印画紙、写植印画紙、複写印画
紙、製版用印画紙等への利用、さらに高度の平滑性が求
められる熱転写受像紙、インクジェット記録用紙、印刷
用樹脂被覆紙等への利用が可能である。
【0017】本発明の平滑性は、画像記録媒体の外観に
関係する平滑性であり、原紙の地合等に起因する波長が
1mm以上の比較的大きな凹凸の寄与が大きい。また、
測定のため表面に接触すると変形により変化する性質を
有するため、通常の平滑性測定機器で評価することは困
難である。そこで、外観に関する微妙な差を評価するた
め、標準見本に対して視覚評価を行う官能検査により平
滑性を評価するのが適当である。
関係する平滑性であり、原紙の地合等に起因する波長が
1mm以上の比較的大きな凹凸の寄与が大きい。また、
測定のため表面に接触すると変形により変化する性質を
有するため、通常の平滑性測定機器で評価することは困
難である。そこで、外観に関する微妙な差を評価するた
め、標準見本に対して視覚評価を行う官能検査により平
滑性を評価するのが適当である。
【0018】
【作用】本発明の画像記録媒体の製造方法は、所定の繊
維長範囲のパルプを用い、原紙抄造時に地合を連続的に
測定しつつ、抄紙条件を最適化して地合の良好な原紙を
抄造し、該原紙の両面にポリオレフィン樹脂を被覆する
方法であり、この製造方法により、地合の優れた原紙を
安定して製造することが出来、十分な剛直度と優れた平
滑性を有する画像記録媒体の製造が可能になる。
維長範囲のパルプを用い、原紙抄造時に地合を連続的に
測定しつつ、抄紙条件を最適化して地合の良好な原紙を
抄造し、該原紙の両面にポリオレフィン樹脂を被覆する
方法であり、この製造方法により、地合の優れた原紙を
安定して製造することが出来、十分な剛直度と優れた平
滑性を有する画像記録媒体の製造が可能になる。
【0019】
【実施例】以下では、本発明を実施例により詳細に説明
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。
する。なお、本発明は実施例に限定されるものではな
い。以下における部、%はすべて重量によるものであ
る。
【0020】実施例1 ブナ材を使用した晒しクラフトパルプを、20インチダ
ブルディスクリファイナーで3水準に異なる条件でろ水
度350mlまで叩解し、重量平均繊維長がそれぞれ
0.55、0.61、並びに0.75mmと異なるパル
プを得た。叩解パルプそれぞれ100部に対し、カチオ
ン澱粉を1.5部、アルキルケテンダイマーサイズ剤を
0.1部、ポリアミド−ポリアミン−エピクロルヒドリ
ン樹脂を0.3部添加し、ハイブリッド抄紙機(ベルボ
ンド、三菱重工社製)で坪量164g/m2の原紙を抄
速200m/分で製造した。
ブルディスクリファイナーで3水準に異なる条件でろ水
度350mlまで叩解し、重量平均繊維長がそれぞれ
0.55、0.61、並びに0.75mmと異なるパル
プを得た。叩解パルプそれぞれ100部に対し、カチオ
ン澱粉を1.5部、アルキルケテンダイマーサイズ剤を
0.1部、ポリアミド−ポリアミン−エピクロルヒドリ
ン樹脂を0.3部添加し、ハイブリッド抄紙機(ベルボ
ンド、三菱重工社製)で坪量164g/m2の原紙を抄
速200m/分で製造した。
【0021】多筒式ドライヤーで乾燥後の紙をポリビニ
ルアルコールの3%水溶液でサイズプレス処理して乾燥
後、マシンカレンダーで密度が0.95g/cm3にな
るように平滑化処理した。その後、原紙の表面には二酸
化チタン10%を含む低密度ポリエチレンを、裏面には
低密度ポリエチレンを、それぞれ32μmの厚さに、樹
脂温度320℃の条件で押出し塗工し、画像記録媒体と
した。これらの試料を、重量平均繊維長の小さいものか
ら順に、それぞれ試料1−2、1−3、並びに1−4と
する。
ルアルコールの3%水溶液でサイズプレス処理して乾燥
後、マシンカレンダーで密度が0.95g/cm3にな
るように平滑化処理した。その後、原紙の表面には二酸
化チタン10%を含む低密度ポリエチレンを、裏面には
低密度ポリエチレンを、それぞれ32μmの厚さに、樹
脂温度320℃の条件で押出し塗工し、画像記録媒体と
した。これらの試料を、重量平均繊維長の小さいものか
ら順に、それぞれ試料1−2、1−3、並びに1−4と
する。
【0022】なお、これらの原紙抄造時には、抄紙機の
メインドライヤー出口(紙匹密度0.7〜0.8g/c
m3)に設置した連続式地合計(オンラインフォーメー
ションテスター、M/Kシステム社製)により透過光量
の変動係数を測定し、変動係数が4.5%以下になるよ
うにヘッドボックス濃度とジェットとワイヤーの相対速
度を調節した。実際の透過光量の変動係数は、試料1−
2、1−3、1−4それぞれ4.2、4.3、4.3%
であった。
メインドライヤー出口(紙匹密度0.7〜0.8g/c
m3)に設置した連続式地合計(オンラインフォーメー
ションテスター、M/Kシステム社製)により透過光量
の変動係数を測定し、変動係数が4.5%以下になるよ
うにヘッドボックス濃度とジェットとワイヤーの相対速
度を調節した。実際の透過光量の変動係数は、試料1−
2、1−3、1−4それぞれ4.2、4.3、4.3%
であった。
【0023】比較例1 実施例1において、叩解条件を変化させることにより、
重量平均繊維長を0.53或いは0.76mmの2水準
に変化させる以外は、同一の方法で画像記録媒体を得
た。なお、抄造時の透過光量変動係数はそれぞれ4.3
或いは4.7%であった。これらの試料を、試料1−1
及び試料1−5とする。
重量平均繊維長を0.53或いは0.76mmの2水準
に変化させる以外は、同一の方法で画像記録媒体を得
た。なお、抄造時の透過光量変動係数はそれぞれ4.3
或いは4.7%であった。これらの試料を、試料1−1
及び試料1−5とする。
【0024】実施例2 実施例1において、叩解後のパルプの重量繊維長を0.
60mmとし、ヘッドボックス濃度とジェットとワイヤ
ーの相対速度を変化させ、透過光量の変動係数を4.0
或いは4.5%の2水準に変化させる以外は、同一の方
法で画像記録媒体を得た。これらの試料を、変動係数の
違いにより試料2−1及び2−2とする。
60mmとし、ヘッドボックス濃度とジェットとワイヤ
ーの相対速度を変化させ、透過光量の変動係数を4.0
或いは4.5%の2水準に変化させる以外は、同一の方
法で画像記録媒体を得た。これらの試料を、変動係数の
違いにより試料2−1及び2−2とする。
【0025】比較例2 実施例2において、変動係数を4.6%とする以外は同
一の方法で画像記録媒体を得た。この試料を、試料2−
3とする。
一の方法で画像記録媒体を得た。この試料を、試料2−
3とする。
【0026】実施例3 実施例2において、連続式地合計をプレスパート内(紙
匹密度0.5g/cm3)或いはマシンカレンダー後
(紙匹密度0.9g/cm3)に取付け、変動係数を
4.3%に調節する以外は同一の方法で画像記録媒体を
得た。この試料を、試料2−4及び2−5とする。上記
実施例1〜3及び比較例1〜2で作製した画像記録媒体
について、下記の評価方法により評価し、その結果をま
とめて表1に示す。
匹密度0.5g/cm3)或いはマシンカレンダー後
(紙匹密度0.9g/cm3)に取付け、変動係数を
4.3%に調節する以外は同一の方法で画像記録媒体を
得た。この試料を、試料2−4及び2−5とする。上記
実施例1〜3及び比較例1〜2で作製した画像記録媒体
について、下記の評価方法により評価し、その結果をま
とめて表1に示す。
【0027】[平均繊維長]繊維長は、叩解後のパルプ
について、カヤニ繊維長測定機(FS−100)を用い
て測定した重量平均繊維長であり、単位はmmである。
について、カヤニ繊維長測定機(FS−100)を用い
て測定した重量平均繊維長であり、単位はmmである。
【0028】[変動係数]上述の連続式地合計の透過光
量出力を20秒間デジタル変換して計算した。なお、こ
の地合計は白色光源、測定点の直径は1.5mmであ
る。
量出力を20秒間デジタル変換して計算した。なお、こ
の地合計は白色光源、測定点の直径は1.5mmであ
る。
【0029】[剛直度]画像記録媒体の抄紙(MD)方
向について、JIS P 8125に準拠して測定した
荷重曲げ方法による測定値である。種々の画像記録機器
で良好な走行性を示すためには、15.5g・cm以上
であることが必要である。
向について、JIS P 8125に準拠して測定した
荷重曲げ方法による測定値である。種々の画像記録機器
で良好な走行性を示すためには、15.5g・cm以上
であることが必要である。
【0030】[平滑性]平滑性は、ポリオレフィン樹脂
被覆後の画像記録媒体について行った標準見本に対する
視覚評価の結果である。最も平滑性の優れたものをA、
劣ったものをDとして4段階に評価した。平滑性の優れ
た画像記録媒体としては、C以上、好ましくはB以上
(A、B)が必要である。
被覆後の画像記録媒体について行った標準見本に対する
視覚評価の結果である。最も平滑性の優れたものをA、
劣ったものをDとして4段階に評価した。平滑性の優れ
た画像記録媒体としては、C以上、好ましくはB以上
(A、B)が必要である。
【0031】
【表1】
【0032】表1の試料1−2〜1−4を試料1−1、
1−5の何れか一つと比較することにより、重量平均繊
維長が0.55〜0.75mmの範囲に叩解したパルプ
を用いた原紙を、ポリオレフィン樹脂で被覆する製造方
法により、剛直度と平滑性の優れた画像記録媒体が得ら
れることが明らかである。
1−5の何れか一つと比較することにより、重量平均繊
維長が0.55〜0.75mmの範囲に叩解したパルプ
を用いた原紙を、ポリオレフィン樹脂で被覆する製造方
法により、剛直度と平滑性の優れた画像記録媒体が得ら
れることが明らかである。
【0033】試料2−1、2−2を試料2−3と比較す
ることにより、紙匹の透過光量の変動係数が4.5%以
上の原紙を使用した場合に、平滑性の優れた画像記録媒
体を製造することが可能なことが明らかである。
ることにより、紙匹の透過光量の変動係数が4.5%以
上の原紙を使用した場合に、平滑性の優れた画像記録媒
体を製造することが可能なことが明らかである。
【0034】試料1−2〜1−4と試料2−4、2−5
を比較することにより、密度0.6〜0.8g/cm3
の紙匹の透過光量の変動係数を測定し、地合を調節する
ことによりとくに平滑性の優れた画像記録媒体の得られ
ることが明らかである。
を比較することにより、密度0.6〜0.8g/cm3
の紙匹の透過光量の変動係数を測定し、地合を調節する
ことによりとくに平滑性の優れた画像記録媒体の得られ
ることが明らかである。
【0035】
【発明の効果】本発明の画像記録媒体の製造方法、すな
わち重量平均繊維長0.55〜0.75mmの叩解パル
プを主成分とする原料を用い、抄紙に際して紙匹の局所
的な透過光量の変動係数を連続的に測定し、抄紙機運転
条件を調節することにより、該変動係数が4.5%以下
である原紙を抄造し、該原紙の両面をポリオレフィン樹
脂で被覆して製造することを特徴とする画像記録媒体の
製造方法は、地合の最適化が容易になるため、剛直度が
十分で平滑性の優れた画像記録媒体を製造することがで
きる。
わち重量平均繊維長0.55〜0.75mmの叩解パル
プを主成分とする原料を用い、抄紙に際して紙匹の局所
的な透過光量の変動係数を連続的に測定し、抄紙機運転
条件を調節することにより、該変動係数が4.5%以下
である原紙を抄造し、該原紙の両面をポリオレフィン樹
脂で被覆して製造することを特徴とする画像記録媒体の
製造方法は、地合の最適化が容易になるため、剛直度が
十分で平滑性の優れた画像記録媒体を製造することがで
きる。
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D21H 19/20 27/00 G03C 1/79 D21H 5/14 Z
Claims (2)
- 【請求項1】 重量平均繊維長0.55〜0.75mm
の叩解パルプを主成分とする原料を用い、抄紙に際して
紙匹の局所的な透過光量の変動係数を連続的に測定し、
抄紙機運転条件を調節することにより、該変動係数が
4.5%以下である原紙を抄造し、該原紙の両面をポリ
オレフィン樹脂で被覆して製造することを特徴とする画
像記録媒体の製造方法。 - 【請求項2】 局所的な透過光量の変動係数を測定する
紙匹の密度が、0.6〜0.8g/cm3であることを
特徴とする請求項1記載の画像記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194081A JPH0862777A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 画像記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6194081A JPH0862777A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 画像記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0862777A true JPH0862777A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16318649
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6194081A Pending JPH0862777A (ja) | 1994-08-18 | 1994-08-18 | 画像記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0862777A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003080930A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Nippon Paper Industries, Co., Ltd. | Slipping property imparting agent for clear coating and clear coating paper having the agent applied thereon |
-
1994
- 1994-08-18 JP JP6194081A patent/JPH0862777A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2003080930A1 (en) * | 2002-03-27 | 2003-10-02 | Nippon Paper Industries, Co., Ltd. | Slipping property imparting agent for clear coating and clear coating paper having the agent applied thereon |
| US7348065B2 (en) | 2002-03-27 | 2008-03-25 | Nippon Paper Industries Co., Ltd. | Slipping property imparting agent for clear coating and clear coating paper having the agent applied thereon |
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