JPH0862863A - 電子写真感光体とその製造方法 - Google Patents

電子写真感光体とその製造方法

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JPH0862863A
JPH0862863A JP19972894A JP19972894A JPH0862863A JP H0862863 A JPH0862863 A JP H0862863A JP 19972894 A JP19972894 A JP 19972894A JP 19972894 A JP19972894 A JP 19972894A JP H0862863 A JPH0862863 A JP H0862863A
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JP
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photosensitive member
crosslinking agent
electrophotographic photosensitive
polymer
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JP19972894A
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English (en)
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Akihiko Itami
明彦 伊丹
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 機械的強度が高く、帯電電位、感度、残留電
位特性に優れた感光体を提供する。 【構成】 導電性支持体上に感光層を設けてなる感光体
において、該感光層がバインダー樹脂としてポリカーボ
ネート重合体又はその共重合体を含有し、且つ該重合体
の1〜50重量%のポリカーボネートジオールを含有し、
該ジオールは架橋剤によって架橋されて含有されている
ことを特徴とする感光体及びその製造法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真感光体、特に
有機電子写真感光体の構成に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電子写真感光体としては、帯電特性およ
び感度が良好で更に暗減衰が小さい等の電子写真特性は
勿論であるが、加えて繰り返し使用での耐刷性、耐摩耗
性、耐湿性等の物理的性質や、コロナ放電時に発生する
オゾン、露光時の紫外線等への耐性(耐環境性)におい
ても良好であることが要求される。
【0003】近年、種々の有機光導電性物質を電子写真
感光体の感光層の材料として利用する研究、開発が活発
にされている。このような有機電子写真感光体によれ
ば、感光層を塗布により形成できるので製造コストが安
く、公害や環境汚染も防止でき、また種々の形(ドラ
ム、シート状等)に容易に加工できる。
【0004】しかし、有機電子写真感光体には以下の欠
点があり、これらの欠点の解決が強く要望されている。
【0005】(A)例えば、低分子の有機化合物を高分
子有機化合物(バインダー)で結着することにより層形
成すると、機械的強度が必ずしも充分でなく、感光体の
反復使用時に、現像ブレードの摺擦等により感光体表面
に傷が生じたり、表面が摩耗したりする。
【0006】(B)感光体は主として負帯電用として用
いられ、例えば特開昭60-247647号に記載されているよ
うに支持体上に薄いキャリア発生層を設け、この上に比
較的厚いキャリア輸送層を設ける構成がとられている。
【0007】この理由は、負帯電使用の場合には、キャ
リアのうちホールの移動度が大きいことからホール輸送
性の材料を使用でき、光感度の点で有利であるのに対
し、電子輸送性の材料に優れた特性をもつものがほとん
ど無く、あるいは発ガン性、催奇性を有するので使用で
きないためである。
【0008】しかし、負のコロナ放電時、帯電器による
負帯電時に雰囲気中に発生するオゾンの量が多く、環境
条件の悪化を生じる。このためイオン性物質の感光体表
面への吸着や感光体表面の材質の劣化を招くため、繰り
返し使用時に電位低下をきたし残留電位上昇、感度低
下、画像品質の低下の原因となり感光体の寿命を低下さ
せる。
【0009】(C)電子写真感光体等の機器は種々の条
件下で長期使用されるものであるため、高温高湿下の条
件下にも置かれることが多い。従って、耐環境性の高い
感光体が要望されるが、現在開発されているものは尚充
分な水準に達していない。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、機械
的強度が高く、帯電電位特性、感度特性、残留電位特性
に優れた高温高湿環境下等でも耐久性の高い感光体を提
供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、下記構
成のいずれかを採ることによって達成される。
【0012】(1) 導電性支持体上に感光層を設けて
なる感光体において、該感光層がバインダー樹脂として
ポリカーボネート重合体又はその共重合体を含有し、且
つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネートジオール
を含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋されて含有
されていることを特徴とする電子写真感光体。
【0013】(2) 前記架橋剤がイソシアネートであ
ることを特徴とする(1)記載の電子写真感光体。
【0014】(3) 前記架橋剤が多官能性のシランカ
ップリング剤であることを特徴とする(1)記載の電子
写真感光体。
【0015】(4) 前記シランカップリング剤がフッ
素化アルキル基を有することを特徴とする(3)記載の
電子写真感光体。
【0016】(5) 前記感光層の構成成分の一つが末
端に水酸基を有するシロキサンポリマーであることを特
徴とする(1)、(2)、又は(3)記載の電子写真感
光体。
【0017】(6) 前記シロキサンポリマーがポリカ
ーボネートジオールと架橋剤によって架橋されているこ
とを特徴とする(5)記載の電子写真感光体。
【0018】(7) 前記架橋剤がイソシアネートであ
ることを特徴とする(6)記載の電子写真感光体。
【0019】(8) 導電性支持体上に少なくてもキャ
リア発生層及びキャリア輸送層とを積層してなる感光層
を設けてなる感光体において、該キャリア輸送層が複数
の構成層から成り、且つ少なくもその最表層がバインダ
ー樹脂としてポリカーボネート重合体又はその共重合体
を含有し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネ
ートジオールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架
橋されて含有していることを特徴とする電子写真感光
体。
【0020】(9) 前記架橋剤がイソシアネートであ
ることを特徴とする(8)記載の電子写真感光体。
【0021】(10) 前記架橋剤が多官能性のシランカ
ップリング剤であることを特徴とする(8)記載の電子
写真感光体。
【0022】(11) 前記架橋剤がシランカップリング
剤であり、且つシランカップリング剤がフッ素化アルキ
ル基を有すること特徴とする(8)記載の電子写真感光
体。
【0023】(12) 前記感光層の構成原料の一つが末
端に水酸基を有するシロキサンポリマーであることを特
徴とする(8)、(9)、又は(10)記載の電子写真感
光体。
【0024】(13) 前記シロキサンポリマーがポリカ
ーボネートジオールと架橋剤によって架橋されているこ
とを特徴とする(12)記載の電子写真感光体。
【0025】(14) 前記架橋剤がイソシアネートであ
ることを特徴とする(12)記載の電子写真感光体。
【0026】(15) 導電性支持体上に感光層を設けて
なる感光体の製造方法において、該感光層がバインダー
樹脂としてポリカーボネート重合体又はその共重合体を
含有し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネー
トジオールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋
されて含有されることを特徴とする電子写真感光体の製
造方法。
【0027】(16) 導電性支持体上に少なくてもキャ
リア発生層及びキャリア輸送層とを積層してなる感光層
を設けてなる感光体において、該キャリア輸送層が複数
の構成層から成り、且つ少なくも最表層がバインダー樹
脂としてポリカーボネート重合体又はその共重合体を含
有し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネート
ジオールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋さ
れて含有されることを特徴とする電子写真感光体の製造
方法。
【0028】本発明における感光層は、通常はキャリア
発生物質とキャリア輸送物質をバインダー樹脂と共に積
層したものである。
【0029】本発明に用いられるポリカーボネートジオ
ールは、末端に水酸基を有するものであり、好ましくは
下記一般式で表される。
【0030】
【化1】
【0031】〔式中、R1、R2、R3、R4、R5、R6
7及びR8は、それぞれ水素原子、ハロゲン原子又は低
級アルキル基を表し、wは2以上の整数を表し、Ra及
びRbは、それぞれ水素原子、置換基を有してもよいア
ルキル基又はアリール基を表すか、或いはRa及びRbが
一緒に結合して炭素環又は複素環を形成する基を表し、
Rc及びRdは、それぞれ置換基を有していてもよいアル
キル基又はアリール基を表す。〕 次に具体的化合物例を揚げれば下記のごときものであ
り、特に望ましいものとしてはビスフェノールZ型ポリ
カーボネートジオールがある。
【0032】
【化2】
【0033】
【化3】
【0034】数平均分子量は、500〜50,000ぐらいが望
ましく、さらに好ましくは1,000〜30,000である。
【0035】尚、主バインダー樹脂としてのポリカーボ
ネート重合体はその共重合体については、ジオールと同
一構造のものが望ましい。従って、望ましい具体的化合
物としては、前記「化2」「化3」に記載されたものを
重合させた樹脂が代表的なものである。
【0036】ポリカーボネートジオールの添加量は、バ
インダー樹脂(ポリカーボネート重合体又はその共重合
体)に対し、1〜50重量%の範囲が望ましい。1重量%
より少ないと本発明の効果、すなわち耐久性、すべり性
の向上等を期待出来ず、50重量%を越える量を加えると
塗膜の硬度が高く成り過ぎてひび割れや層間から剥離を
起こしたりするようになる。ポリカーボネートジオール
の添加量としてのより望ましい範囲は、5〜40重量%で
ある。
【0037】一方、架橋剤の添加量として望ましい範囲
は、ポリカーボネートジオールに対し10〜100モル%で
ある。
【0038】また、本発明に好ましく用いられる架橋剤
としては、イソシアネート系のもの特にいわゆる芳香族
ポリイソシアネートがよい。これらの望ましい化合物例
としては、下記のごときものがある。
【0039】
【化4】
【0040】
【化5】
【0041】
【化6】
【0042】
【化7】
【0043】
【化8】
【0044】
【化9】
【0045】本発明に好ましく用いられる架橋剤として
は、さらに多官能シランカップリング剤と言われるもの
がある。これはアルコキシル基を分子内に2個以上有す
る多官能シラン化合物が多く含まれ、代表的には下記の
ごときものがある。
【0046】
【化10】
【0047】感光体表面のすべり性能改善等のために好
ましく用いられる多官能シランカップリング化合物とし
ては、フッ素化アルキル基を有する化合物で特に炭素数
4以上のフッ素化アルキル基を有するものが良い。
【0048】
【化11】
【0049】さらに、別個の架橋剤を用いてポリカーボ
ネートジオールと結合させ感光体表面のすべり性能改善
等の改善を行うのに好ましい化合物としては、水酸基を
有するポリシロキサンポリマーがある。代表的なものと
しては下記のごとき末端がフェノール変性ポリシロキサ
ン、カルビノール変性ポリシロキサンである。
【0050】
【化12】
【0051】
【作用】即ち、これらの樹脂は機械的強度、耐傷性、耐
摩耗性、耐刷性に優れ、帯電性能も良好である。特に形
成層表面が表面強度が強く、低い動摩擦係数を有してお
り、透明性、絶縁性が良好であり、キャリア輸送物質と
の相溶性にも優れている。
【0052】「キャリア輸送層の構成層」は、2層又は
3層以上とすることが望ましい。
【0053】次に、本発明の感光体の一般式構成を図1
に例示する。
【0054】図1において、(a)の感光体は、導電性
支持体1上にキャリア発生層2を設け、キャリア発生層
2上に構成層3A、3Bからなるキャリア輸送層3を設
けたものである。(b)の感光体では基体1A上に導電
層1Bを設けることにより導電性支持体1を形成してい
る。(C)の感光体では感光体上に表面保護層5を設け
ている。(d)の感光体では(a)の感光体でキャリア
発生層2と導電性支持体1との間に中間層又は下引層6
を設けている。
【0055】最上層側のキャリア輸送層構成層((a)
〜(d)の例では構成層3B)におけるキャリア輸送物
質のバインダー物質に対する含有量比(重量比:キャリ
ア輸送物質/バインダー物質)は75重量%以下、更には
5〜75重量%とすることが望ましい。これにより成膜強
度も大きくでき、またキャリア輸送能力も阻害されな
い。
【0056】最下層側のキャリア輸送層構成層((a)
〜(d)の例では構成層3A)におけるキャリア輸送物
質のバインダー樹脂に対する含有量比は、30重量%以
上、更には30〜300重量%とすることが望ましい。これ
によりキャリア発生層からの光キャリア注入能を大きく
できる。特筆すべきことはキャリア輸送物質の含有量比
を例えば300重量%と非常に大きくできることであり、
これは感光体の表面領域側のキャリア輸送層構成層の成
膜強度を大きくしたために可能となったのである。
【0057】下側構成層3Aの厚みは5〜50μmが望ま
しく、5〜30μmとするのが更に望ましい。上側構成層
3Bの厚みは0.1〜10μmとするのが望ましく、0.5〜5
μmとするのが更に望ましい。
【0058】キャリア発生層の膜厚は0.01μm〜10μmと
するのが望ましく、0.1〜5μmとするのが更に望まし
い。保護層の膜厚は2μ以下が望ましく、1μm以下と
するのが更に望ましい。
【0059】最上層側のキャリア輸送層構成層((a)
〜(d)の例では構成層3B)より下層のキャリア輸送
層に用いられるバインダー物質はキャリア輸送層の形成
に際して、単独のバインダーでも他のバインダーを併用
してもかまわない。バインダーとして任意のものを選ぶ
ことができるが、溶剤に可溶でフィルム形成能を有する
高分子重合体が望ましい。このような重合体としては例
えば次のものをあげることができるが、これらに限定さ
れるものではない。
【0060】 ポリカーボネート樹脂 ポリカーボネートZ樹脂 アクリル樹脂 メタクリル樹脂 ポリ塩化ビニル ポリ塩化ビニリデン ポリスチレン スチレン-ブタジエン共重
合体 ポリ酢酸ビニル ポリビニルホルマール ポリビニルブチラール ポリビニルアセタール ポリビニルカルバゾール スチレン-アルキッド樹脂 シリコン樹脂 シリコン-アルキッド樹脂 シリコン-ブチラール樹脂 ポリエステル ポリウレタン ポリアミド エポキシ樹脂 フェノール樹脂 塩化ビニリデン-アクリロニトリル共重合体 塩化ビニル-酢酸ビニル共重合体 塩化ビニル-酢酸ビニル-無水マレイン酸共重合体 これらの樹脂のなかでもポリカーボネート樹脂またはポ
リカーボネートZ樹脂が最も好ましい。
【0061】本発明の電子写真感光体に用いられるキャ
リア発生物質としてはフタロシアニン化合物、具体的に
はA型、B型、Y型などの結晶型のチタニルフタロシア
ニンをはじめチタニルフタロシアニンの他のフタロシア
ニンの混晶、更にはX型、τ型などの無金属フタロシア
ニン、銅フタロシアニン等に代表される各種の金属フタ
ロシアニン、ナフタロシアニン、その他ポルフィリン誘
導体、アゾ化合物、イミダゾールペリレン、ビスイミダ
ゾピリドノペリレンなどのペリレン色素、アンサンスロ
ン、アントラキノンなどの多環キノン色素、ペリノン色
素、ピリリウム化合物及びピリリウム化合物の共晶錯
体、アズレニウム化合物、スクエアリウム化合物などが
挙げられる。
【0062】本発明に用いられるアゾ化合物の具体例と
しては例えば特開平2-20877号に記載されているごとき
下記「化13」に示す化合物が挙げられる。
【0063】
【化13】
【0064】また本発明に用いられるビスイミダゾピリ
ドノペリレンは、一般式(2)または一般式(3)で示
される。
【0065】
【化14】
【0066】但し、一般式(2)、(3)においてZは
置換、未置換の2価芳香環を形成するのに必要な原子群
を表す。Zの好ましい具体例としては、ベンゼン環、ナ
フタレン環、アンスラセン環、フェナンスレン環、ピリ
ジン環、ピリミジン環、ピラゾール環、アントラキノン
環が挙げられる。なかでも好ましいのはベンゼン環、ナ
フタレン環であり、特に好ましいのはベンゼン環であ
る。Zは置換基を有していてもいなくてもよいが、無置
換のものが特に好ましい。Zの置換基としては、アルキ
ル、アルコキシ、アリール、アリールオキシ、アシル、
アシロキシ、アミノ、カルバモイル、ハロゲン、ニト
ロ、シアノなどを挙げることができるが、好ましくはア
ルキル基である。
【0067】下記「化15」、「化16」に一般式(2)、
(3)で表される化合物の具体例を示す。
【0068】
【化15】
【0069】
【化16】
【0070】次に、本発明の電子写真感光体に用いられ
るキャリア輸送物質としては種々のものが使用できる
が、代表的なものとして例えばオキサゾール、オキサジ
アゾール、チアゾール、チアジアゾール、イミダゾール
等に代表される含窒素複素環核、及びその縮合環核を有
する化合物、ポリアリールアルカン系の化合物、ピラゾ
リン系化合物、ヒドラゾン系化合物、トリアリールアミ
ン系化合物、スチリル系化合物、ポリス(ビス)スチリル
系化合物、スチリルトリフェニルアミン系化合物、β-
フェニルスチリルトリフェニルアミン系化合物、ブタジ
エン系化合物、ヘキサトリエン系化合物、カルバゾール
系化合物、縮合多環系化合物等が挙げられる。このキャ
リア輸送物質の具体例としては例えば特開昭61-107356
号に記載のキャリア輸送物質を挙げることができるが、
特に代表的なものの構造を下記「化17」から「化22」に
示す。
【0071】
【化17】
【0072】
【化18】
【0073】
【化19】
【0074】
【化20】
【0075】
【化21】
【0076】
【化22】
【0077】キャリア発生層はキャリア発生物質(CG
M)単独により、又はこれに適当なバインダー樹脂を加
えたものにより、或いは更に特定乃至非特定の極性のキ
ャリアに対する移動度の大きい物質(即ちキャリア輸送
物質)を添加したものにより形成することができる。
【0078】具体的な形成方法としては、支持体上にC
GMを真空蒸着せしめる方法、CGMを適当な溶剤に単
独若しくは適当なバインダー樹脂とともに溶解若しくは
分散せしめたものを塗布(若しくは浸漬塗布)して乾燥
せしめる方法を挙げることができる。
【0079】この後者の方法においては、バインダー樹
脂若しくはキャリア輸送物質を添加してもよく、その場
合のキャリア発生物質:バインダー樹脂:キャリア輸送
物質の割合は重量で1:(0〜100):(0〜500)、特
に1:(0〜10):(0〜50)であることが望ましい。
【0080】またキャリア輸送層の各構成層は、キャリ
ア輸送物質とバインダー樹脂とを溶媒中に溶解、分散せ
しめた溶剤又は分散液を、キャリア発生層上又は他のキ
ャリア輸送層構成層上に塗布、乾燥して形成することが
できる。
【0081】また上側構成層3Bを塗布形成するための
溶媒に対し、下側構成層3Aを塗布形成するためのバイ
ンダー樹脂があまり溶けない(溶解度が低い)ようにす
ることもできる。この場合は、下側構成層3Aへのキャ
リア輸送物質やイソシアネートの拡散、下側構成層3A
の膨潤を防止することができる。
【0082】感光体の各層は浸漬塗布、スプレー塗布、
ブレード塗布、ロール塗布、スパイラル塗布、スライド
ホッパ塗布等の種々の塗布方法により形成できる。
【0083】また、上側構成層3Bと下側構成層3Aの
塗布形成方法を異ならせることもできる。例えば、構成
層3Aを浸漬塗布により形成し、構成層3Bをスプレー
塗布により形成すれば、下側構成層3Aの溶解、膨潤を
防止できる。
【0084】従来、有機光導電性感光体を塗布し、形成
する場合、浸漬塗布、ブレード塗布、スピン塗布、ビー
ム塗布、スパイラル塗布等種々の塗布方法が用いられて
いるが、塗布方法が手軽でかつ平滑な塗膜が容易に得ら
れることから、多量の塗布液を満たしたタンクに被塗布
体を浸漬して塗布する浸漬塗布法が最も普及している。
しかしながら前記浸漬塗布法では感光層を積層塗布する
場合、下層が溶解される。即ち、表面層の塗布時、下層
が溶解されると、塗膜が破壊されて表面層及び下層の機
能が失われ、感光体の性能が発現されない。また表面層
の塗布時、ムラ、スジ、斑点、凹凸等を発生した場合、
電子写真性能が部分的又は局所的に異なる画像ムラを生
じて画質が低下し、かつ光電的、機能的耐久性も低下
し、電子写真性能が損なわれる。また前記浸漬塗布法は
多量の塗布液を収容したタンクに被塗布体を1本づつ浸
漬して塗布を行うため塗布液の無駄が多く、塗布能率が
悪く、塗布加工の初期と後期とではタンク内の塗布液が
変化して電子写真性能にバラツキを生じさせる原因とも
なりうる。特に本発明の如くイソシアネートのような架
橋剤を添加する場合においては塗布液の経時変化が激し
い。
【0085】そこで本発明のように少なくとも上記表面
領域側の構成層に円形量規制型塗布機(例えば円形スラ
イドホッパ塗布機など)を用いれば上記問題を解決で
き、更に本発明においては、少なくとも上記表面領域側
の構成層とそれ以外の構成層で異なったキャリア輸送物
質を使用した場合でも上記表面領域側の構成層塗布液へ
の下層キャリア輸送物質の溶出による不要な混入が生じ
る問題点に対しても有効な手段となる。
【0086】円形量規制型塗布機の塗布原理・特徴につ
いては特開昭60-95440号、特願平3-90250号に開示され
ている。
【0087】本発明の塗布装置による塗布は次のように
して行われる。即ち、エンドレスに形成された連続周面
を有する基材を移動させながら塗布液を塗布する塗布装
置において、該基材周面を取り囲むように且つ塗布液が
基材に連続して接液可能な間隙を維持するようにホッパ
ー塗布面が形成されており、該ホッパー塗布面に塗布液
分配スリットを通じて塗布液を直接供給する塗布液分配
室が基材周面を取り囲むように設けられており、且つ該
塗布液分配室へ塗布液を連続的に供給する塗布液供給口
が設けられると共に、該塗布液を該塗布液分配室外へ排
出する塗布液排出口が塗布装置に設けられており、該塗
布液分配室内にポンプ等により送られた塗布液が前記塗
布液供給口より供給され、該供給口からの塗布液は基材
の円周方向に分配され、これを取り囲むように流れ、前
記塗布液分配スリットを通って、その出口である塗布液
流出口より流出する。前記流出口より押し出された塗布
液は、前記間隙に流出し、基材周面の接液部において塗
布される。
【0088】本発明に係る塗布液供給装置は、単層塗布
装置のみならず、2以上の塗布液を同時塗布する重量塗
布装置にも好適に用いることができる。
【0089】また保護層、中間層又は下引き層は、バイ
ンダー樹脂を溶媒中に溶解せしめた溶液を塗布、乾燥し
て形成することができる。
【0090】感光層の形成に使用される溶剤或いは分散
媒としては広く任意のものを用いることができる。例え
ば、n-ブチルアミン、エチレンジアミン、N,N-ジメチル
ホルムアミド、アセトン、メチルエチルケトン、メチル
イソプロピルケトン、メチルイソブチルケトン、シクロ
ヘキサノン、4-メトキシ-4-メチル-2-ペンタノン、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、酢酸エチル、酢酸n-ブチ
ル、酢酸t-ブチル、メチルセロソルブ、エチルセロソル
ブ、ブチルセロソルブ、エチレングリコールジメチルエ
ーテル、トルエン、キシレン、アセトフェノン、メタノ
ール、エタノール、プロパノール、ブタノール、シクロ
ロメタン、1,2-ジクロロエタン、トリクロロエタン、ク
ロロホルム等が挙げられる。
【0091】上記感光層には感度の向上や残留電位の減
少、或いは反復使用時の疲労の低減を目的として電子受
容性物質を含有させることができる。このような電子受
容性物質としては例えば、無水コハク酸、無水マレイン
酸、ジブロモ無水コハク酸、無水フタル酸、テトラクロ
ロ無水フタル酸、テトラブロモ無水フタル酸、3-ニトロ
無水フタル酸、4-ニトロ無水フタル酸、無水ピロメリッ
ト酸、無水メリット酸、テトラシアノエチレン、テトラ
シアノキノジメタン、o-ジニトロベンゼン、m-ジニトロベンゼ
ン、1,3,5-トリニトロベンゼン、p-ニトロベンゾニトリ
ル、ピクリルクロライド、キノンクロルイミド、クロラ
ニル、ブロマニル、ジクロロジシアシ-p-ベンゾキノ
ン、アントラキノン、ジニトロアントラキノン、9-フル
オレニリデンマロノニトリル、ポリニトロ-9-フルオレ
ニリデンマロノニトリル、ピクリン酸、o-ニトロ安息香
酸、p-ニトロ安息香酸、3,5-ジニトロ安息香酸、ペンタ
フルオロ安息香酸、5-ニトロサリチル酸、3,5-ジニトロ
サリチル酸、フタル酸、メリット酸、その他の電子新和
力の大きい化合物を挙げることができる。
【0092】電子受容性物質の添加割合はキャリア発生
物質の重量100に対して0.01〜200が望ましく、さらには
0.1〜100が好ましい。
【0093】また、上記感光層中には保存性、耐久性、
耐環境依存性を向上させる目的で酸化防止剤や光安定剤
等の劣化防止剤を含有させることができる。そのような
目的に用いられる化合物としては例えばトコフェロール
等のクロマノール誘導体及びそのエーテル化化合物もし
くはエステル化化合物、ポリアリールアルカン化合物、
ハイドロキノン誘導体及びそのモノ及びジエーテル化化
合物、ベンゾフェノン誘導体、ベンゾトリアゾール誘導
体、チオエーテル化合物、ホスホン酸エステル、亜リン
酸エステル、フェニレンジアミン誘導体、フェノール化
合物、ヒンダードフェノール化合物、直鎖アミン化合
物、環状アミン化合物、ヒンダードアミン化合物などが
有効である。特に有効な化合物の具体例としては「IRGA
NOX 1010」、「IRGANOX 565」(チバ・ガイギー社
製)、「スミライザー BHT」「スミライザー MD
P」(住友化学工業社製)等のヒンダードフェノール化
合物「サノール LS−2626」、「サノール LS−622
LD」(三共社製)等のヒンダードアミン化合物が挙げ
られる。
【0094】中間層、保護層等に用いられるバインダー
としては、上記のキャリア発生層及びキャリア輸送層用
に挙げたものを用いることができるが、そのほかにナイ
ロン樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体、エチレン-酢
酸ビニル-無水マレイン酸共重合体、エチレン-酢酸ビニ
ル−メタクリル酸共重合体等のエチレン系樹脂、ポリビ
ニルアルコール、セルロース誘導体等が有効である。ま
た、メラミン、エポキシ、イソシアネート等の熱硬化或
いは化学的硬化を利用した硬化型のバインダーを用いる
ことができる。
【0095】導電性支持体としては金属板、金属ドラム
が用いられる他、導電性ポリマーや酸化インジウム等の
導電性化合物、もしくはアルミニウム、パラジウム等の
金属の薄層を塗布、蒸着、ラミネート等の手段により紙
やプラスチックフィルムなどの基体の上に設けてなるも
のを用いることができる。
【0096】本発明の感光体は、電子写真複写機、レー
ザビームプリンタ、CRTプリンタ、電子写真式製版シ
ステム等に用いることできる。その際光源として、He-N
eレーザ、半導体レーザ(780nm、680nm等)、LED、
ハロゲンランプ等の各種光源が使用できる。
【0097】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。尚、文中
「部」とは「重量部」を示す。
【0098】実施例1 直径80mmのドラム状アルミニウム製導電性支持体(アル
ミニウムシリンダー)上に、ポリアミド樹脂からなる厚
さ約0.1μmの下引き層を設けた。次にCGM−1 30
部、ブチラール樹脂B(BX−L(積水化学社製))10
部、メチルエチルケトン1600部からなる塗布液を、上記
下引き層上に浸漬塗布により乾燥後の膜厚が1.5μmにな
るように塗布してキャリア発生層を形成した。
【0099】次いで、キャリア輸送物質CTM−1 500
部、ポリカーボネート樹脂(Z300三菱瓦斯化学社製)5
60部、ビスフェノールZ型ポリカーボネートジオール
(平均分子量2500)140部、ジフェニルメタンジイソシ
アネート「化合物例(7)」14部からなる混合物を、1,
2-ジクロロエタン3600部に溶解した液を浸漬塗布によ
り、乾燥後の膜厚が30μmとなるように塗布し、キャリ
ア輸送層を形成した。このキャリア輸送層は120℃で2
時間硬化させた。
【0100】
【化23】
【0101】実施例2 実施例1においてポリカーボネートジオールを340部用
いた他は実施例1と同様にして感光体を作製した。
【0102】実施例3 実施例1においてポリカーボネートジオールを3部用い
た他は実施例1と同様にして感光体を作製した。
【0103】実施例4 実施例1においてキャリア発生物質としてCGM−1の
代わりにブラッグ角2θの27.2°に主たる明瞭なピーク
を有するY型チタニルフタロシアニンを用いた他は実施
例1と同様にして感光体を作製した。
【0104】実施例5 実施例1においてジフェニルメタンジイソシアネートを
用いる代わりに、シラン化合物(27)を用いた他は実施
例1と同様にして感光体を作製した。
【0105】実施例6 実施例1においてジフェニルメタンジイソシアネートを
用いる代わりに、シラン架橋剤(11)を用いた他は実施
例1と同様にして感光体を作製した。
【0106】実施例7 実施例1においてキャリア輸送層中に下記「化24」のフ
ェノール変性ポリシロキサン(X−22−165B 信越化学
社製)1部に加えた他は実施例1と同様にして感光体を
作製した。
【0107】
【化24】
【0108】実施例8 実施例1においてキャリア輸送層中にカルビノール変性
ポリシロキサン(X−22−160AS 信越化学社製)1部を
加えた他は実施例1と同様にして感光体を作製した。
【0109】実施例9 実施例8においてジフェニルメタンジイソシアネートの
代わりにメラミン樹脂(ユーバン21R、三菱瓦斯化学社
製)を用いた他は実施例8と同様にして感光体を作製し
た。
【0110】比較例1 実施例1においてジフェニルメタンジイソシアネートを
用いない以外は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
【0111】実施例10 直径80mmのドラム状アルミニウム製導電性支持体(アル
ミニウムシリンダー)上に、ポリアミド樹脂からなる厚
さ約0.1μmの下引き層を設けた。次にCGM−1 30
部、ブチラール樹脂B(BX−L)10により乾燥後の膜
厚が1.5μmになるように塗布してキャリア発生層を形成
した。
【0112】次いで、キャリア輸送物質CTM−2 500
部、ポリカーボネート樹脂(Z300三菱瓦斯化学社製)5
60部を、ジクロロメタン3600部に溶解した液を浸漬塗布
により、乾燥後の膜厚が30μmとなるように塗布し、キ
ャリア輸送層を支持体側構成層を形成した。
【0113】
【化25】
【0114】更にキャリア輸送物質CTM−2 250部、
ポリカーボネート樹脂(Z300三菱瓦斯化学社製)280
部、ビスフェノールZ型ポリカーボネートジオール(平
均分子量2500)70部、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト7部からなる混合物を、1,2-ジクロロメタン 5000部
に溶解した液を浸漬塗布により、乾燥後の膜厚が5μm
となるように塗布し、表面領域側キャリア輸送層を形成
した。このキャリア輸送層は120℃で2時間硬化させ
た。
【0115】実施例11 実施例1においてポリカーボネートジオールを170部用
いた他は実施例10と同様にして感光体を作製した。
【0116】実施例12 実施例1においてポリカーボネートジオールを1.5部用
いた他は実施例11と同様にして感光体を作製した。
【0117】実施例13 実施例10において表面領域側のキャリア輸送層を形成す
る塗布液中のジフェニルメタンジイソシアネートの代わ
りにシラン化合物(27)を用いた他は実施例10と同様に
して感光体を作製した。
【0118】実施例14 実施例10において表面領域側のキャリア輸送層を形成す
る塗布液中のジフェニルメタンジイソシアネートの代わ
りにシランカップリング剤(11)を用いた他は実施例10
と同様にして感光体を作製した。
【0119】実施例15 実施例10において表面領域側キャリア輸送層中にフェノ
ール変性ポリシロキサン(X−22−165B 信越化学社
製)1部を加えた他は実施例10と同様にして感光体を作
製した。
【0120】実施例16 実施例10において表面領域側キャリア輸送層中にカルビ
ノール変性ポリシロキサン(X−22−160AS 信越化学社
製)1部を加えた他は実施例10と同様にして感光体を作
製した。
【0121】実施例17 実施例15においてジフェニルメタンジイソシアネートを
もちいる代わりにメラミン樹脂(ユーバン21R、三菱瓦
斯化学社製)を用いた他は実施例15と同様にして感光体
を作製した。
【0122】比較例2 実施例10においてジフェニルメタンジイソシアネートを
用いない以外は実施例1と同様にして感光体を作製し
た。
【0123】〈電子写真感光体の評価〉以上のようにし
て得た電子写真感光体をコニカ(株)社製複写機Konica U
-BIX4045を用いた以下のような特性評価を行った。結果
を表1、2に示した。
【0124】
【表1】
【0125】
【表2】
【0126】1.電気的特性、繰り返し特性評価 上記複写機を改造し、表面電位計を備え付けて、帯電→
露光→除電のプロセスを50,000回繰り返したときの1回
目と50,000回目の黒紙電位、白紙電位及び残留電位(ぞ
れぞれVb、Vw、Vr)を測定して評価した。なお、こ
こでいう黒紙電位とは反射濃度1.3の黒紙原稿を複写す
る際の感光体の表面電位をいう。同様に白紙電位とは反
射濃度0.0の白紙原稿を複写する際の感光体の表面電位
をいう。
【0127】2.画像評価 50,000枚コピー後の画像サンプルを見て、地カブリ、中
間調画像での白スジや黒スジ、そして濃淡ムラなどの感
光体劣化(膜厚減耗、電気的特性)による画像欠陥がで
ていないか調べた。
【0128】3.耐摩耗性評価 感光体の耐摩耗性を50,000コピーの実写試験の前後での
感光体膜厚の変化量で評価した。なお、感光体の膜厚は
Fischer社製EDDY560Cで測定した。
【0129】
【発明の効果】本発明により、機械的強度が高く、帯電
電位、感度、残留電位特性に優れた高耐久性の感光体を
提供することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる感光体の層構成図。
【符号の説明】
1 導電性支持体 2 キャリア発生層 3 キャリア輸送層 3A 下側構成層 3B 上側構成層 5 表面(保護)層 6 中間層(下引層)

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性支持体上に感光層を設けてなる感
    光体において、該感光層がバインダー樹脂としてポリカ
    ーボネート重合体又はその共重合体を含有し、且つ該重
    合体の1〜50重量%のポリカーボネートジオールを含有
    し、該ジオールは架橋剤によって架橋されて含有されて
    いることを特徴とする電子写真感光体。
  2. 【請求項2】 前記架橋剤がイソシアネートであること
    を特徴とする請求項1記載の電子写真感光体。
  3. 【請求項3】 前記架橋剤が多官能性のシランカップリ
    ング剤であることを特徴とする請求項1記載の電子写真
    感光体。
  4. 【請求項4】 前記シランカップリング剤がフッ素化ア
    ルキル基を有すること特徴とする請求項3記載の電子写
    真感光体。
  5. 【請求項5】 前記感光層の構成成分の一つが末端に水
    酸基を有するシロキサンポリマーであることを特徴とす
    る請求項1、2、又は3記載の電子写真感光体。
  6. 【請求項6】 前記シロキサンポリマーがポリカーボネ
    ートジオールと架橋剤によって架橋されていることを特
    徴とする請求項5記載の電子写真感光体。
  7. 【請求項7】 前記架橋剤がイソシアネートであること
    を特徴とする請求項6記載の電子写真感光体。
  8. 【請求項8】 導電性支持体上に少なくてもキャリア発
    生層及びキャリア輸送層とを積層してなる感光層を設け
    てなる感光体において、該キャリア輸送層が複数の構成
    層から成り、且つ少なくもその最表層がバインダー樹脂
    としてポリカーボネート重合体又はその共重合体を含有
    し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネートジ
    オールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋され
    て含有していることを特徴とする電子写真感光体。
  9. 【請求項9】 前記架橋剤がイソシアネートであること
    を特徴とする請求項8記載の電子写真感光体。
  10. 【請求項10】 前記架橋剤が多官能性のシランカップ
    リング剤であることを特徴とする請求項8記載の電子写
    真感光体。
  11. 【請求項11】 前記架橋剤がシランカップリング剤で
    あり、且つシランカップリング剤がフッ素化アルキル基
    を有すること特徴とする請求項8記載の電子写真感光
    体。
  12. 【請求項12】 前記感光層の構成原料の一つが末端に
    水酸基を有するシロキサンポリマーであることを特徴と
    する請求項8、9、又は10記載の電子写真感光体。
  13. 【請求項13】 前記シロキサンポリマーがポリカーボ
    ネートジオールと架橋剤によって架橋されていることを
    特徴とする請求項12記載の電子写真感光体。
  14. 【請求項14】 前記架橋剤がイソシアネートであるこ
    とを特徴とする請求項12記載の電子写真感光体。
  15. 【請求項15】 導電性支持体上に感光層を設けてなる
    感光体の製造方法において、該感光層がバインダー樹脂
    としてポリカーボネート重合体又はその共重合体を含有
    し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネートジ
    オールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋して
    含有されることを特徴とする電子写真感光体の製造方
    法。
  16. 【請求項16】 導電性支持体上に少なくてもキャリア
    発生層及びキャリア輸送層とを積層してなる感光層を設
    けてなる感光体において、該キャリア輸送層が複数の構
    成層から成り、且つ少なくも最表層がバインダー樹脂と
    してポリカーボネート重合体又はその共重合体を含有
    し、且つ該重合体の1〜50重量%のポリカーボネートジ
    オールを含有し、該ジオールは架橋剤によって架橋して
    含有されることを特徴とする電子写真感光体の製造方
    法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001100439A (ja) * 1999-09-28 2001-04-13 Konica Corp 電子写真感光体と、該感光体を用いた電子写真画像形成方法、電子写真画像形成装置、及びプロセスカートリッジ
US10428190B2 (en) 2014-06-20 2019-10-01 Sabic Global Technologies B.V. Processes for designing cross-linkable polycarbonates and articles formed therefrom

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