JPH0864431A - 誘導電器巻線 - Google Patents
誘導電器巻線Info
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- JPH0864431A JPH0864431A JP19335094A JP19335094A JPH0864431A JP H0864431 A JPH0864431 A JP H0864431A JP 19335094 A JP19335094 A JP 19335094A JP 19335094 A JP19335094 A JP 19335094A JP H0864431 A JPH0864431 A JP H0864431A
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- winding
- horizontal
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 冷却区域内における流入口付近の水平冷却路
の流速を増大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の
均一化を図り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を
提供する。 【構成】 内側絶縁筒1と外側絶縁筒2との間に複数段
の円板巻線3を積み重ねて配置する。各隣接する円板巻
線3間に複数の水平冷却路5を放射状に形成する。内側
絶縁筒1と円板巻線3との間および外側絶縁筒2と円板
巻線3との間に複数の水平冷却路5をそれぞれ連通する
複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9を形
成する。冷却区域21,23の水平冷却路5について
は、絶縁流体を内側から外側に向かって流す。内側垂直
冷却路8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法
SI と、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線3
との間の間隔寸法SO との関係がSI >SO となるよう
に構成する。
の流速を増大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の
均一化を図り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を
提供する。 【構成】 内側絶縁筒1と外側絶縁筒2との間に複数段
の円板巻線3を積み重ねて配置する。各隣接する円板巻
線3間に複数の水平冷却路5を放射状に形成する。内側
絶縁筒1と円板巻線3との間および外側絶縁筒2と円板
巻線3との間に複数の水平冷却路5をそれぞれ連通する
複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9を形
成する。冷却区域21,23の水平冷却路5について
は、絶縁流体を内側から外側に向かって流す。内側垂直
冷却路8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法
SI と、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線3
との間の間隔寸法SO との関係がSI >SO となるよう
に構成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、SF6 ガスなどの絶縁
流体を冷媒として冷却を行う誘導電器巻線に係り、特
に、その冷却構造の改良に関する。
流体を冷媒として冷却を行う誘導電器巻線に係り、特
に、その冷却構造の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】変圧器やリアクトルなどの誘導電器に使
用される巻線は、運転時における発熱量が大きい。その
ため、一般的に、巻線周辺に冷却路を形成し、この冷却
路に、SF6 ガス、絶縁油、パーフロロカーボンなどの
絶縁流体を冷媒として流し、巻線の冷却を行っている。
図9は、このような冷却構造を有する従来の変圧器の巻
線の一例を示す平面図、図10は、図9のY矢視断面図
である。まず、図9に示すように、同軸状に配置された
内側絶縁筒1と外側絶縁筒2との間に、素線導体を巻回
してなる円板巻線3が同軸状に配置されている。この円
板巻線3は、図10に示すように、絶縁筒1,2の軸方
向に複数段積み重ねられている。
用される巻線は、運転時における発熱量が大きい。その
ため、一般的に、巻線周辺に冷却路を形成し、この冷却
路に、SF6 ガス、絶縁油、パーフロロカーボンなどの
絶縁流体を冷媒として流し、巻線の冷却を行っている。
図9は、このような冷却構造を有する従来の変圧器の巻
線の一例を示す平面図、図10は、図9のY矢視断面図
である。まず、図9に示すように、同軸状に配置された
内側絶縁筒1と外側絶縁筒2との間に、素線導体を巻回
してなる円板巻線3が同軸状に配置されている。この円
板巻線3は、図10に示すように、絶縁筒1,2の軸方
向に複数段積み重ねられている。
【0003】また、図9に示すように、各隣接する2つ
の円板巻線3間には、複数個の水平間隔片4が放射状に
等間隔で配置されており、これによって、円板巻線3の
半径方向に向かって複数の扇状の水平冷却路5が放射状
に形成されている。さらに、内側絶縁筒1と円板巻線3
との間、および外側絶縁筒2と円板巻線3との間には、
複数個の垂直間隔片6および複数個の垂直間隔片7が、
円板巻線3の水平間隔片4の配置部分の内外周上に配置
されている。これにより、円板巻線3の内側と外側に
は、複数の円板巻線3に亘ってその軸方向に伸びる複数
の直線状の内側垂直冷却路8、および複数の直線状の外
側垂直冷却路9がそれぞれ形成されている。すなわち、
この複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9
は、複数の水平冷却路5を連通するように形成されてい
る。
の円板巻線3間には、複数個の水平間隔片4が放射状に
等間隔で配置されており、これによって、円板巻線3の
半径方向に向かって複数の扇状の水平冷却路5が放射状
に形成されている。さらに、内側絶縁筒1と円板巻線3
との間、および外側絶縁筒2と円板巻線3との間には、
複数個の垂直間隔片6および複数個の垂直間隔片7が、
円板巻線3の水平間隔片4の配置部分の内外周上に配置
されている。これにより、円板巻線3の内側と外側に
は、複数の円板巻線3に亘ってその軸方向に伸びる複数
の直線状の内側垂直冷却路8、および複数の直線状の外
側垂直冷却路9がそれぞれ形成されている。すなわち、
この複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9
は、複数の水平冷却路5を連通するように形成されてい
る。
【0004】そしてまた、図10に示すように、円板巻
線3の複数段毎に、内側垂直冷却路8を閉塞してこの内
側垂直冷却路8から水平冷却路5に亘って伸びる内側閉
塞板10、および、外側垂直冷却路9を閉塞してこの外
側垂直冷却路9から水平冷却路5に亘って伸びる外側閉
塞板11が、交互に、かつ、円板巻線3の全周に亘って
設けられている。そして、このように円板巻線3の複数
段毎に、内側閉塞板10と外側閉塞板11を交互に配置
したことにより、内側垂直冷却路8および外側垂直冷却
路9を交互に閉塞して、水平冷却路5における絶縁流体
の流入口および流出口の位置を逆転させ、水平冷却路5
内における絶縁流体の流れ方向を逆転させるように構成
されている。すなわち、内側閉塞板10と外側閉塞板1
1によって区分される冷却区域毎に、絶縁流体の流れ方
向が逆転することになる。
線3の複数段毎に、内側垂直冷却路8を閉塞してこの内
側垂直冷却路8から水平冷却路5に亘って伸びる内側閉
塞板10、および、外側垂直冷却路9を閉塞してこの外
側垂直冷却路9から水平冷却路5に亘って伸びる外側閉
塞板11が、交互に、かつ、円板巻線3の全周に亘って
設けられている。そして、このように円板巻線3の複数
段毎に、内側閉塞板10と外側閉塞板11を交互に配置
したことにより、内側垂直冷却路8および外側垂直冷却
路9を交互に閉塞して、水平冷却路5における絶縁流体
の流入口および流出口の位置を逆転させ、水平冷却路5
内における絶縁流体の流れ方向を逆転させるように構成
されている。すなわち、内側閉塞板10と外側閉塞板1
1によって区分される冷却区域毎に、絶縁流体の流れ方
向が逆転することになる。
【0005】この場合、図10においては、下から上に
向かって、4つの冷却区域21〜24が示されている
が、絶縁流体は、第1の冷却区域21では内側から外側
に向かって流れ、内側閉塞板10によって逆転し、第2
の冷却区域22では外側から内側に向かって流れる。さ
らに、絶縁流体は、外側閉塞板11によって逆転し、第
3の冷却区域23では内側から外側に向かって流れ、続
いて、内側閉塞板10によって逆転し、第4の冷却区域
24では外側から内側に向かって流れる。このように、
絶縁流体は、冷却区域21〜24毎に流れ方向を逆転
し、内側絶縁筒1と外側絶縁筒2の間をジグザグ状に流
れる形で各円板巻線3の間を流れ、巻線全体の冷却を行
うことになる。
向かって、4つの冷却区域21〜24が示されている
が、絶縁流体は、第1の冷却区域21では内側から外側
に向かって流れ、内側閉塞板10によって逆転し、第2
の冷却区域22では外側から内側に向かって流れる。さ
らに、絶縁流体は、外側閉塞板11によって逆転し、第
3の冷却区域23では内側から外側に向かって流れ、続
いて、内側閉塞板10によって逆転し、第4の冷却区域
24では外側から内側に向かって流れる。このように、
絶縁流体は、冷却区域21〜24毎に流れ方向を逆転
し、内側絶縁筒1と外側絶縁筒2の間をジグザグ状に流
れる形で各円板巻線3の間を流れ、巻線全体の冷却を行
うことになる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような構成を有する従来の変圧器の巻線には、次のよう
な問題点がある。すなわち、図10の巻線の、内側閉塞
板10と外側閉塞板11とによって形成された各冷却区
域21〜24内において、各水平冷却路5に分流する絶
縁流体の流速は、流出口付近となる上部で大きく流入口
付近となる下部で小さくなる傾向がある。
ような構成を有する従来の変圧器の巻線には、次のよう
な問題点がある。すなわち、図10の巻線の、内側閉塞
板10と外側閉塞板11とによって形成された各冷却区
域21〜24内において、各水平冷却路5に分流する絶
縁流体の流速は、流出口付近となる上部で大きく流入口
付近となる下部で小さくなる傾向がある。
【0007】特に、この傾向は、内外の垂直冷却路8,
9と水平冷却路5の断面積比に大きく依存し、垂直冷却
路5の断面積が小さいほど顕著に現れる。すなわち、絶
縁流体が円板巻線3の外側から内側に向かって流れる場
合に対して、絶縁流体が円板巻線3の内側から外側に向
かって流れる場合の方が、水平冷却路5内の流速分布が
より不均一になり易い。
9と水平冷却路5の断面積比に大きく依存し、垂直冷却
路5の断面積が小さいほど顕著に現れる。すなわち、絶
縁流体が円板巻線3の外側から内側に向かって流れる場
合に対して、絶縁流体が円板巻線3の内側から外側に向
かって流れる場合の方が、水平冷却路5内の流速分布が
より不均一になり易い。
【0008】そのため、図10の巻線の、各冷却区域2
1〜24内において、各水平冷却路5の流速分布20
は、図10中に破線の矢印で示されるような状態とな
る。この場合、破線の長さの比は、流速の大きさの比を
示している。
1〜24内において、各水平冷却路5の流速分布20
は、図10中に破線の矢印で示されるような状態とな
る。この場合、破線の長さの比は、流速の大きさの比を
示している。
【0009】したがって、各冷却区域21〜24内にお
いて、絶縁流体の流出口付近となる上部に配置される円
板巻線3に比べて、絶縁流体の流入口となる下部に配置
される円板巻線3の冷却が十分に行われないという問題
がある。特に、絶縁流体が円板巻線3の外側から内側に
向かって流れる冷却区域22,24内の流入口付近とな
る下部に配置される円板巻線3に比べて、絶縁流体が内
側から外側に向かって流れる冷却区域21,23の流入
口付近となる下部に配置される円板巻線3の冷却が十分
に行われないという問題がある。
いて、絶縁流体の流出口付近となる上部に配置される円
板巻線3に比べて、絶縁流体の流入口となる下部に配置
される円板巻線3の冷却が十分に行われないという問題
がある。特に、絶縁流体が円板巻線3の外側から内側に
向かって流れる冷却区域22,24内の流入口付近とな
る下部に配置される円板巻線3に比べて、絶縁流体が内
側から外側に向かって流れる冷却区域21,23の流入
口付近となる下部に配置される円板巻線3の冷却が十分
に行われないという問題がある。
【0010】そのため、内側閉塞板10および外側閉塞
板11を取り付けて、巻線に絶縁流体をジグザグ状に流
すように構成したにも関わらず、期待される各円板巻線
3の一様な冷却効果は得られず、巻線の温度上昇を均一
化することができず、冷却効率が低くなる。また、各冷
却区域21〜24内の流入口付近となる下部において局
部的に過度な温度上昇が発生し、巻線に使用されている
絶縁物を劣化させ、変圧器の寿命を短縮してしまうなど
の問題が生ずる。特に、絶縁流体が円板巻線3の内側か
ら外側に向かって流れる冷却区域21,23内におい
て、このような局部的な過度の温度上昇は顕著であり、
問題はより深刻である。
板11を取り付けて、巻線に絶縁流体をジグザグ状に流
すように構成したにも関わらず、期待される各円板巻線
3の一様な冷却効果は得られず、巻線の温度上昇を均一
化することができず、冷却効率が低くなる。また、各冷
却区域21〜24内の流入口付近となる下部において局
部的に過度な温度上昇が発生し、巻線に使用されている
絶縁物を劣化させ、変圧器の寿命を短縮してしまうなど
の問題が生ずる。特に、絶縁流体が円板巻線3の内側か
ら外側に向かって流れる冷却区域21,23内におい
て、このような局部的な過度の温度上昇は顕著であり、
問題はより深刻である。
【0011】このような問題の対策として、円板巻線3
を形成している素線導体の断面積を大きくして電流密度
を下げることや、絶縁流体の水平冷却路5内の最小流速
を基準とした巻線冷却設計を行うことが考えられるが、
いずれの場合も、巻線を大型化させてしまう欠点があ
る。また、内側閉塞板10および外側閉塞板11の取り
付けピッチを小さくして水平冷却路5の流速を大きくす
ることも考えられるが、この場合は、流れの抵抗が増大
するのに伴って流量が減少してしまい、巻線上部の温度
が結果的に高くなってしまう欠点がある。なお、以上の
ような問題点は、変圧器の巻線に限らず、同様の構造を
有するリアクトルなどの誘電電器の巻線一般に存在して
いる。
を形成している素線導体の断面積を大きくして電流密度
を下げることや、絶縁流体の水平冷却路5内の最小流速
を基準とした巻線冷却設計を行うことが考えられるが、
いずれの場合も、巻線を大型化させてしまう欠点があ
る。また、内側閉塞板10および外側閉塞板11の取り
付けピッチを小さくして水平冷却路5の流速を大きくす
ることも考えられるが、この場合は、流れの抵抗が増大
するのに伴って流量が減少してしまい、巻線上部の温度
が結果的に高くなってしまう欠点がある。なお、以上の
ような問題点は、変圧器の巻線に限らず、同様の構造を
有するリアクトルなどの誘電電器の巻線一般に存在して
いる。
【0012】本発明は、以上のような従来技術の問題点
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
冷却区域内における流入口付近の水平冷却路の流速を増
大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の均一化を図
り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を提供するこ
とである。
を解決するために提案されたものであり、その目的は、
冷却区域内における流入口付近の水平冷却路の流速を増
大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の均一化を図
り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を提供するこ
とである。
【0013】より具体的に、請求項1記載の発明の目的
は、絶縁流体を円板巻線の内側から外側に向かって流す
冷却区域内において、最も絶縁流体が流れにくい下部の
水平冷却路の流速を増大させることにより、複数の水平
冷却路間の流速分布を均一化することである。請求項2
記載の発明の目的は、各冷却区域内において、最も絶縁
流体が流れやすい上部の水平冷却路の流速を低減させる
とともに、最も絶縁流体が流れにくい下部の水平冷却路
の流速を増大させることにより、複数の水平冷却路間の
流速分布を均一化することである。請求項3記載の発明
の目的は、複数の冷却区域間における流れの抵抗を低減
して、巻線内を流れる絶縁流体の全流量を増大させるこ
とにより、閉塞板の取り付けピッチを小さくして水平冷
却路の最低流速を増大させ、それによって、複数の水平
冷却路間の流速分布を均一化することである。請求項4
記載の発明の目的は、閉塞板の連通部を規格化し、その
断面積を容易に設定・変更可能とすることにより、設計
の自由度を向上することである。請求項5記載の発明の
目的は、閉塞板の連通部の断面積を適切に設定すること
により、この連通部の機能をより向上することである。
は、絶縁流体を円板巻線の内側から外側に向かって流す
冷却区域内において、最も絶縁流体が流れにくい下部の
水平冷却路の流速を増大させることにより、複数の水平
冷却路間の流速分布を均一化することである。請求項2
記載の発明の目的は、各冷却区域内において、最も絶縁
流体が流れやすい上部の水平冷却路の流速を低減させる
とともに、最も絶縁流体が流れにくい下部の水平冷却路
の流速を増大させることにより、複数の水平冷却路間の
流速分布を均一化することである。請求項3記載の発明
の目的は、複数の冷却区域間における流れの抵抗を低減
して、巻線内を流れる絶縁流体の全流量を増大させるこ
とにより、閉塞板の取り付けピッチを小さくして水平冷
却路の最低流速を増大させ、それによって、複数の水平
冷却路間の流速分布を均一化することである。請求項4
記載の発明の目的は、閉塞板の連通部を規格化し、その
断面積を容易に設定・変更可能とすることにより、設計
の自由度を向上することである。請求項5記載の発明の
目的は、閉塞板の連通部の断面積を適切に設定すること
により、この連通部の機能をより向上することである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明による誘導電器巻
線は、内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に複数段の円板巻
線を積み重ねて配置すると共に、各隣接する円板巻線間
に複数個の水平間隔片を介在させて複数の水平冷却路を
放射状に形成し、内側絶縁筒と円板巻線との間および外
側絶縁筒と円板巻線との間に複数個の垂直間隔片をそれ
ぞれ介在させて複数の水平冷却路をそれぞれ連通する複
数の内側垂直冷却路と複数の外側垂直冷却路を形成した
誘導電器巻線において、その冷却路が次のように構成さ
れたことを特徴とするものである。
線は、内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に複数段の円板巻
線を積み重ねて配置すると共に、各隣接する円板巻線間
に複数個の水平間隔片を介在させて複数の水平冷却路を
放射状に形成し、内側絶縁筒と円板巻線との間および外
側絶縁筒と円板巻線との間に複数個の垂直間隔片をそれ
ぞれ介在させて複数の水平冷却路をそれぞれ連通する複
数の内側垂直冷却路と複数の外側垂直冷却路を形成した
誘導電器巻線において、その冷却路が次のように構成さ
れたことを特徴とするものである。
【0015】すなわち、まず、請求項1記載の発明は、
複数の水平冷却路の少なくとも一部の水平冷却路につい
ては、絶縁流体を円板巻線の内側から外側に向かって流
すように構成した誘導電器巻線において、内側垂直冷却
路の内側絶縁筒と円板巻線との間の間隔寸法SI と、外
側垂直冷却路の外側絶縁筒と円板巻線との間の間隔寸法
SO との関係がSI >SO となるように構成されたこと
を特徴としている。
複数の水平冷却路の少なくとも一部の水平冷却路につい
ては、絶縁流体を円板巻線の内側から外側に向かって流
すように構成した誘導電器巻線において、内側垂直冷却
路の内側絶縁筒と円板巻線との間の間隔寸法SI と、外
側垂直冷却路の外側絶縁筒と円板巻線との間の間隔寸法
SO との関係がSI >SO となるように構成されたこと
を特徴としている。
【0016】次に、請求項2および3記載の発明は、円
板巻線の複数段毎に、内側垂直冷却路を閉塞してこの内
側垂直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる内側閉塞
板、および、外側垂直冷却路を閉塞してこの外側垂直冷
却路から水平冷却路に亘って伸びる外側閉塞板を、交互
に、かつ、円板巻線の全周に亘って設けて、この内側閉
塞板と外側閉塞板によって複数の冷却区域を形成し、各
冷却区域毎に流れ方向を逆転する形で絶縁流体をジグザ
グに流すように構成した誘導電器巻線において、垂直冷
却路の断面積を絞る第2の内側閉塞板および第2の外側
閉塞板が新たに設けられるか、あるいはまた、内側閉塞
板および外側閉塞板が垂直冷却路の一部を連通するよう
に構成されたことを特徴としている。
板巻線の複数段毎に、内側垂直冷却路を閉塞してこの内
側垂直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる内側閉塞
板、および、外側垂直冷却路を閉塞してこの外側垂直冷
却路から水平冷却路に亘って伸びる外側閉塞板を、交互
に、かつ、円板巻線の全周に亘って設けて、この内側閉
塞板と外側閉塞板によって複数の冷却区域を形成し、各
冷却区域毎に流れ方向を逆転する形で絶縁流体をジグザ
グに流すように構成した誘導電器巻線において、垂直冷
却路の断面積を絞る第2の内側閉塞板および第2の外側
閉塞板が新たに設けられるか、あるいはまた、内側閉塞
板および外側閉塞板が垂直冷却路の一部を連通するよう
に構成されたことを特徴としている。
【0017】すなわち、請求項2記載の発明において
は、内側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、内側垂
直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる第2の内側閉塞
板が設けられる。この第2の内側閉塞板は、内側垂直冷
却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部以外
の部分で内側垂直冷却路を閉塞するように構成される。
そして、外側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、外
側垂直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる第2の外側
閉塞板が設けられる。この第2の外側閉塞板は、外側垂
直冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部
以外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように構成され
る。
は、内側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、内側垂
直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる第2の内側閉塞
板が設けられる。この第2の内側閉塞板は、内側垂直冷
却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部以外
の部分で内側垂直冷却路を閉塞するように構成される。
そして、外側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、外
側垂直冷却路から水平冷却路に亘って伸びる第2の外側
閉塞板が設けられる。この第2の外側閉塞板は、外側垂
直冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部
以外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように構成され
る。
【0018】また、請求項3記載の発明において、内側
閉塞板は、内側垂直冷却路の一部を連通させる連通部を
有し、この連通部以外の部分で内側垂直冷却路を閉塞す
るように構成される。そして、外側閉塞板は、外側垂直
冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部以
外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように構成され
る。
閉塞板は、内側垂直冷却路の一部を連通させる連通部を
有し、この連通部以外の部分で内側垂直冷却路を閉塞す
るように構成される。そして、外側閉塞板は、外側垂直
冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この連通部以
外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように構成され
る。
【0019】さらに、請求項4および5記載の発明にお
いては、請求項2または3記載の発明の構成において、
さらに、第2の内側閉塞板または第2の外側閉塞板の連
通部、あるいは、内側閉塞板または外側閉塞板の連通部
が次のように構成されたことを特徴としている。すなわ
ち、請求項4記載の発明において、連通部は、内側垂直
冷却路または外側垂直冷却路を横切る部分に設けられた
等価な断面積を有する複数個の孔である。また、請求項
5記載の発明において、連通部の断面積は、内側垂直冷
却路または外側垂直冷却路の断面積の10%〜50%の
範囲である。
いては、請求項2または3記載の発明の構成において、
さらに、第2の内側閉塞板または第2の外側閉塞板の連
通部、あるいは、内側閉塞板または外側閉塞板の連通部
が次のように構成されたことを特徴としている。すなわ
ち、請求項4記載の発明において、連通部は、内側垂直
冷却路または外側垂直冷却路を横切る部分に設けられた
等価な断面積を有する複数個の孔である。また、請求項
5記載の発明において、連通部の断面積は、内側垂直冷
却路または外側垂直冷却路の断面積の10%〜50%の
範囲である。
【0020】
【作用】以上のような構成を有する本発明によれば、冷
却路の構成を改良したことにより、冷却区域内における
流入口付近となる下部の水平冷却路の流速を増大させる
ことができる。すなわち、請求項1記載の発明によれ
ば、内側垂直冷却路の内側絶縁筒と円板巻線との間の間
隔寸法SI と、外側垂直冷却路の外側絶縁筒と円板巻線
との間の間隔寸法SO との関係がSI >SO となるよう
に構成することにより、円板巻線の内径と外径の差に応
じた内側垂直冷却路と外側垂直冷却路の周方向寸法の差
を補償して、内側垂直冷却路の断面積を大きくすること
ができる。したがって、絶縁流体を円板巻線の内側から
外側に向かって流す冷却区域内において、SI =SO と
した場合には最も絶縁流体が流れにくい部分となる下部
の水平冷却路の流速を、SI >SO とすることによって
増大させることができる。
却路の構成を改良したことにより、冷却区域内における
流入口付近となる下部の水平冷却路の流速を増大させる
ことができる。すなわち、請求項1記載の発明によれ
ば、内側垂直冷却路の内側絶縁筒と円板巻線との間の間
隔寸法SI と、外側垂直冷却路の外側絶縁筒と円板巻線
との間の間隔寸法SO との関係がSI >SO となるよう
に構成することにより、円板巻線の内径と外径の差に応
じた内側垂直冷却路と外側垂直冷却路の周方向寸法の差
を補償して、内側垂直冷却路の断面積を大きくすること
ができる。したがって、絶縁流体を円板巻線の内側から
外側に向かって流す冷却区域内において、SI =SO と
した場合には最も絶縁流体が流れにくい部分となる下部
の水平冷却路の流速を、SI >SO とすることによって
増大させることができる。
【0021】請求項2記載の発明によれば、第2の内側
閉塞板および第2の外側閉塞板によって、各冷却区域内
の垂直冷却路の断面積を絞ることになり、この垂直冷却
路の上部に絶縁流体が流れにくくなる。したがって、1
つの冷却区域内において、第2の閉塞板を設けない場合
には最も絶縁流体が流れやすい部分となる上部の水平冷
却路の流速を、第2の閉塞板を設けることによって低減
させることができるとともに、第2の閉塞板を設けない
場合には最も絶縁流体が流れにくい部分となる下部の水
平冷却路の流速を、第2の閉塞板を設けることによって
増大させることができる。
閉塞板および第2の外側閉塞板によって、各冷却区域内
の垂直冷却路の断面積を絞ることになり、この垂直冷却
路の上部に絶縁流体が流れにくくなる。したがって、1
つの冷却区域内において、第2の閉塞板を設けない場合
には最も絶縁流体が流れやすい部分となる上部の水平冷
却路の流速を、第2の閉塞板を設けることによって低減
させることができるとともに、第2の閉塞板を設けない
場合には最も絶縁流体が流れにくい部分となる下部の水
平冷却路の流速を、第2の閉塞板を設けることによって
増大させることができる。
【0022】請求項3記載の発明によれば、内側閉塞板
および外側閉塞板により、複数の冷却区域間における垂
直冷却路の断面積を絞ることになり、この閉塞板部分に
おいて、絶縁流体は水平冷却路に流れるが、絶縁流体の
一部は連通部を介して垂直冷却路をそのまま上昇するこ
とになる。そして、このように上昇する流量に応じて冷
却区域間における流れの抵抗が低減されるため、その結
果、巻線内を流れる絶縁流体の全流量を増大させること
ができる。したがって、巻線全体の流れの抵抗を増大さ
せることなしに、閉塞板の取り付けピッチを小さくして
水平冷却路の最低流速を増大させることができる。
および外側閉塞板により、複数の冷却区域間における垂
直冷却路の断面積を絞ることになり、この閉塞板部分に
おいて、絶縁流体は水平冷却路に流れるが、絶縁流体の
一部は連通部を介して垂直冷却路をそのまま上昇するこ
とになる。そして、このように上昇する流量に応じて冷
却区域間における流れの抵抗が低減されるため、その結
果、巻線内を流れる絶縁流体の全流量を増大させること
ができる。したがって、巻線全体の流れの抵抗を増大さ
せることなしに、閉塞板の取り付けピッチを小さくして
水平冷却路の最低流速を増大させることができる。
【0023】請求項4記載の発明によれば、閉塞板の連
通部を、等価な断面積を有する複数個の孔によって構成
したことにより、孔の断面積と数を適宜設定するだけ
で、連通部の断面積を容易に設定・変更することができ
る。また、請求項5記載の発明によれば、閉塞板の連通
部の断面積を、垂直冷却路の断面積の10%〜50%の
範囲に限定することにより、閉塞板の上部に流れる流量
と水平冷却路に流れる流量を適切に制御することができ
る。
通部を、等価な断面積を有する複数個の孔によって構成
したことにより、孔の断面積と数を適宜設定するだけ
で、連通部の断面積を容易に設定・変更することができ
る。また、請求項5記載の発明によれば、閉塞板の連通
部の断面積を、垂直冷却路の断面積の10%〜50%の
範囲に限定することにより、閉塞板の上部に流れる流量
と水平冷却路に流れる流量を適切に制御することができ
る。
【0024】
【実施例】以下には、本発明による誘導電器巻線の複数
の実施例について、図1〜図7を参照して具体的に説明
する。なお、図9および図10に示す従来例と同一部分
には、同一符号を付している。
の実施例について、図1〜図7を参照して具体的に説明
する。なお、図9および図10に示す従来例と同一部分
には、同一符号を付している。
【0025】[1]第1実施例…図1〜図3 図1および図2は、請求項1記載の発明を変圧器の巻線
に適用した第1実施例を示す図であり、図1は、図2の
X矢視断面図、図2は平面図である。まず、図2に示す
ように、同軸状に配置された内側絶縁筒1と外側絶縁筒
2との間に、素線導体を巻回してなる円板巻線3が同軸
状に配置されている。この円板巻線3は、図1に示すよ
うに、絶縁筒1,2の軸方向に複数段積み重ねられてい
る。
に適用した第1実施例を示す図であり、図1は、図2の
X矢視断面図、図2は平面図である。まず、図2に示す
ように、同軸状に配置された内側絶縁筒1と外側絶縁筒
2との間に、素線導体を巻回してなる円板巻線3が同軸
状に配置されている。この円板巻線3は、図1に示すよ
うに、絶縁筒1,2の軸方向に複数段積み重ねられてい
る。
【0026】また、図2に示すように、各隣接する2つ
の円板巻線3間には、複数個の水平間隔片4が放射状に
等間隔で配置されており、これによって、円板巻線3の
半径方向に向かって複数の扇状の水平冷却路5が放射状
に形成されている。さらに、内側絶縁筒1と円板巻線3
との間、および外側絶縁筒2と円板巻線3との間には、
複数個の垂直間隔片6および複数個の垂直間隔片7が、
円板巻線3の水平間隔片4の配置部分の内外周上に配置
されている。これにより、円板巻線3の内側と外側に
は、複数の円板巻線3に亘ってその軸方向に伸びる複数
の直線状の内側垂直冷却路8、および複数の直線状の外
側垂直冷却路9がそれぞれ形成されている。すなわち、
この複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9
は、複数の水平冷却路5を連通するように形成されてい
る。
の円板巻線3間には、複数個の水平間隔片4が放射状に
等間隔で配置されており、これによって、円板巻線3の
半径方向に向かって複数の扇状の水平冷却路5が放射状
に形成されている。さらに、内側絶縁筒1と円板巻線3
との間、および外側絶縁筒2と円板巻線3との間には、
複数個の垂直間隔片6および複数個の垂直間隔片7が、
円板巻線3の水平間隔片4の配置部分の内外周上に配置
されている。これにより、円板巻線3の内側と外側に
は、複数の円板巻線3に亘ってその軸方向に伸びる複数
の直線状の内側垂直冷却路8、および複数の直線状の外
側垂直冷却路9がそれぞれ形成されている。すなわち、
この複数の内側垂直冷却路8と複数の外側垂直冷却路9
は、複数の水平冷却路5を連通するように形成されてい
る。
【0027】そしてまた、図1に示すように、円板巻線
3の複数段毎に、内側垂直冷却路8を閉塞してこの内側
垂直冷却路8から水平冷却路5に亘って伸びる内側閉塞
板10、および、外側垂直冷却路9を閉塞してこの外側
垂直冷却路9から水平冷却路5に亘って伸びる外側閉塞
板11が、交互に、かつ、円板巻線3の全周に亘って設
けられている。そして、このように円板巻線3の複数段
毎に、内側閉塞板10と外側閉塞板11を交互に配置し
たことにより、内側垂直冷却路8および外側垂直冷却路
9を交互に閉塞して、水平冷却路5における絶縁流体の
流入口および流出口の位置を逆転させ、水平冷却路5内
における絶縁流体の流れ方向を逆転させるように構成さ
れている。すなわち、内側閉塞板10と外側閉塞板11
によって区分される冷却区域毎に、絶縁流体の流れ方向
が逆転することになる。この場合、図1においては、図
10に示した従来例と同様に、下から上に向かって、4
つの冷却区域21〜24が示されている。
3の複数段毎に、内側垂直冷却路8を閉塞してこの内側
垂直冷却路8から水平冷却路5に亘って伸びる内側閉塞
板10、および、外側垂直冷却路9を閉塞してこの外側
垂直冷却路9から水平冷却路5に亘って伸びる外側閉塞
板11が、交互に、かつ、円板巻線3の全周に亘って設
けられている。そして、このように円板巻線3の複数段
毎に、内側閉塞板10と外側閉塞板11を交互に配置し
たことにより、内側垂直冷却路8および外側垂直冷却路
9を交互に閉塞して、水平冷却路5における絶縁流体の
流入口および流出口の位置を逆転させ、水平冷却路5内
における絶縁流体の流れ方向を逆転させるように構成さ
れている。すなわち、内側閉塞板10と外側閉塞板11
によって区分される冷却区域毎に、絶縁流体の流れ方向
が逆転することになる。この場合、図1においては、図
10に示した従来例と同様に、下から上に向かって、4
つの冷却区域21〜24が示されている。
【0028】このような構成に加えて、さらに、本実施
例においては、図1に示すように、内側垂直冷却路8の
円板巻線3半径方向の寸法、すなわち、内側垂直冷却路
8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法S
I と、外側垂直冷却路9の円板巻線3半径方向の寸法、
すなわち、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線
3との間の間隔寸法SO との関係が、SI >SO となる
ように構成されている。このような間隔寸法の関係は、
内側絶縁筒1、外側絶縁筒2、および円板巻線3の径寸
法と、これらの間に配置される垂直間隔片6,8の寸法
によって与えられている。
例においては、図1に示すように、内側垂直冷却路8の
円板巻線3半径方向の寸法、すなわち、内側垂直冷却路
8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法S
I と、外側垂直冷却路9の円板巻線3半径方向の寸法、
すなわち、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線
3との間の間隔寸法SO との関係が、SI >SO となる
ように構成されている。このような間隔寸法の関係は、
内側絶縁筒1、外側絶縁筒2、および円板巻線3の径寸
法と、これらの間に配置される垂直間隔片6,8の寸法
によって与えられている。
【0029】以上のような構成を有する本実施例の作用
は次の通りである。まず、本実施例の巻線において、絶
縁流体は、基本的に、図10に示した従来例と同様に流
れる。すなわち、図1において、絶縁流体は、第1の冷
却区域21では内側から外側に向かって流れ、内側閉塞
板10によって逆転し、第2の冷却区域22では外側か
ら内側に向かって流れる。さらに、絶縁流体は、外側閉
塞板11によって逆転し、第3の冷却区域23では内側
から外側に向かって流れ、続いて、内側閉塞板10によ
って逆転し、第4の冷却区域24では外側から内側に向
かって流れる。このように、絶縁流体は、冷却区域21
〜24毎に流れ方向を逆転し、内側絶縁筒1と外側絶縁
筒2の間をジグザグ状に流れる形で各円板巻線3の間を
流れ、巻線全体の冷却を行うことになる。
は次の通りである。まず、本実施例の巻線において、絶
縁流体は、基本的に、図10に示した従来例と同様に流
れる。すなわち、図1において、絶縁流体は、第1の冷
却区域21では内側から外側に向かって流れ、内側閉塞
板10によって逆転し、第2の冷却区域22では外側か
ら内側に向かって流れる。さらに、絶縁流体は、外側閉
塞板11によって逆転し、第3の冷却区域23では内側
から外側に向かって流れ、続いて、内側閉塞板10によ
って逆転し、第4の冷却区域24では外側から内側に向
かって流れる。このように、絶縁流体は、冷却区域21
〜24毎に流れ方向を逆転し、内側絶縁筒1と外側絶縁
筒2の間をジグザグ状に流れる形で各円板巻線3の間を
流れ、巻線全体の冷却を行うことになる。
【0030】ここで、内側垂直冷却路8と外側垂直冷却
路9の周方向寸法は、円板巻線3の内径と外径の差に応
じて、外側垂直冷却路9の周方向寸法の方が格段に大き
くなっている。したがって、内側垂直冷却路8の内側絶
縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法SI と、外側垂直
冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線3との間の間隔寸法
SO との関係をSI =SO とした場合には、内側垂直冷
却路8の断面積が小さくなる。この場合には、絶縁流体
が内側から外側に向かって流れる第1、第3の冷却区域
21,23における下部の水平冷却路5の流速が小さく
なり、この冷却区域21,23内の流速分布が不均一に
なってしまう。
路9の周方向寸法は、円板巻線3の内径と外径の差に応
じて、外側垂直冷却路9の周方向寸法の方が格段に大き
くなっている。したがって、内側垂直冷却路8の内側絶
縁筒1と円板巻線3との間の間隔寸法SI と、外側垂直
冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻線3との間の間隔寸法
SO との関係をSI =SO とした場合には、内側垂直冷
却路8の断面積が小さくなる。この場合には、絶縁流体
が内側から外側に向かって流れる第1、第3の冷却区域
21,23における下部の水平冷却路5の流速が小さく
なり、この冷却区域21,23内の流速分布が不均一に
なってしまう。
【0031】これに対して、本実施例においては、内側
垂直冷却路8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔
寸法SI と、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻
線3との間の間隔寸法SO との関係をSI >SO とする
ことによって、内側垂直冷却路8の断面積を大きくして
いる。したがって、本実施例によれば、絶縁流体が内側
から外側に向かって流れる第1、第3の冷却区域21,
23において、その下部の水平冷却路5の流速を増大さ
せることができる。その結果、この第1、第3の冷却区
域21,23における複数の水平冷却路5の流速分布2
0は、図中破線の矢印で示されるようにかなり均一化さ
れる。
垂直冷却路8の内側絶縁筒1と円板巻線3との間の間隔
寸法SI と、外側垂直冷却路9の外側絶縁筒2と円板巻
線3との間の間隔寸法SO との関係をSI >SO とする
ことによって、内側垂直冷却路8の断面積を大きくして
いる。したがって、本実施例によれば、絶縁流体が内側
から外側に向かって流れる第1、第3の冷却区域21,
23において、その下部の水平冷却路5の流速を増大さ
せることができる。その結果、この第1、第3の冷却区
域21,23における複数の水平冷却路5の流速分布2
0は、図中破線の矢印で示されるようにかなり均一化さ
れる。
【0032】図3は、各冷却区域21〜24内における
複数の水平冷却路5の流速分布を示すグラフである。こ
の図から明らかなように、SI =SO の場合は、内側か
ら外側へ流れる冷却区域21,23内の流速は上部で大
きく下部で小さいが、本実施例のようにSI >SO とす
ることによって、この冷却区域21,23内の流速分布
をより均一化し、外側から内側へ流れる冷却区域22,
24内の流速分布に近づけることが可能となる。
複数の水平冷却路5の流速分布を示すグラフである。こ
の図から明らかなように、SI =SO の場合は、内側か
ら外側へ流れる冷却区域21,23内の流速は上部で大
きく下部で小さいが、本実施例のようにSI >SO とす
ることによって、この冷却区域21,23内の流速分布
をより均一化し、外側から内側へ流れる冷却区域22,
24内の流速分布に近づけることが可能となる。
【0033】以上のように、本実施例によれば、従来、
最も冷却効率が悪く、局部的な過度の温度上昇を発生し
ていたところの、絶縁流体が円板巻線3の内側から外側
に流れる冷却区域21,23において、各水平冷却路5
の流速分布20をかなり均一化して冷却効率を向上する
ことができる。したがって、冷却区域21,23内にお
ける下部の円板巻線3の温度上昇を小さく抑えることが
可能になり、従来問題となっていた局部的な過度の温度
上昇の発生を防止することができる。
最も冷却効率が悪く、局部的な過度の温度上昇を発生し
ていたところの、絶縁流体が円板巻線3の内側から外側
に流れる冷却区域21,23において、各水平冷却路5
の流速分布20をかなり均一化して冷却効率を向上する
ことができる。したがって、冷却区域21,23内にお
ける下部の円板巻線3の温度上昇を小さく抑えることが
可能になり、従来問題となっていた局部的な過度の温度
上昇の発生を防止することができる。
【0034】[2]第2実施例…図4 図4は、前記第1実施例と同様に、請求項1記載の発明
を変圧器の巻線に適用した第2実施例を示す断面図であ
る。本実施例は、前記第1実施例において円板巻線3の
複数段毎に設けられていた内側閉塞板10および外側閉
塞板11を除去したものであり、他の部分については、
前記第1実施例と全く同様に構成されている。
を変圧器の巻線に適用した第2実施例を示す断面図であ
る。本実施例は、前記第1実施例において円板巻線3の
複数段毎に設けられていた内側閉塞板10および外側閉
塞板11を除去したものであり、他の部分については、
前記第1実施例と全く同様に構成されている。
【0035】以上のように構成された本実施例の巻線に
おいては、内側閉塞板10および外側閉塞板11を設け
ていないため、絶縁流体がジグザグ状に流れることはな
く、絶縁流体は、内側垂直冷却路8内を上昇するととも
に、各水平冷却路5内に分流して内側から外側に向かっ
て流れ、外側垂直冷却路9に流入し、この外側垂直冷却
路9内を上昇する。この場合、本実施例においては、前
記第1実施例と同様、内側垂直冷却路8の内側絶縁筒1
と円板巻線3との間の間隔寸法SI と、外側垂直冷却路
9の外側絶縁筒2と円板巻線3との間の間隔寸法SO と
の関係をSI >SO とすることによって、内側垂直冷却
路8の断面積を大きくしている。したがって、本実施例
によれば、巻線の下部の水平冷却路5の流速を増大させ
ることができ、巻線内に構成された複数の水平冷却路5
の流速分布20は、図中破線の矢印で示されるようにか
なり均一化される。
おいては、内側閉塞板10および外側閉塞板11を設け
ていないため、絶縁流体がジグザグ状に流れることはな
く、絶縁流体は、内側垂直冷却路8内を上昇するととも
に、各水平冷却路5内に分流して内側から外側に向かっ
て流れ、外側垂直冷却路9に流入し、この外側垂直冷却
路9内を上昇する。この場合、本実施例においては、前
記第1実施例と同様、内側垂直冷却路8の内側絶縁筒1
と円板巻線3との間の間隔寸法SI と、外側垂直冷却路
9の外側絶縁筒2と円板巻線3との間の間隔寸法SO と
の関係をSI >SO とすることによって、内側垂直冷却
路8の断面積を大きくしている。したがって、本実施例
によれば、巻線の下部の水平冷却路5の流速を増大させ
ることができ、巻線内に構成された複数の水平冷却路5
の流速分布20は、図中破線の矢印で示されるようにか
なり均一化される。
【0036】以上のように、本実施例によれば、絶縁流
体が円板巻線3の内側から外側に流れる巻線において、
複数の水平冷却路5の流速分布20をかなり均一化して
冷却効率を向上することができる。したがって、下部の
円板巻線3の温度上昇を小さく抑えることが可能にな
り、従来問題となっていた局部的な過度の温度上昇の発
生を防止することができる。
体が円板巻線3の内側から外側に流れる巻線において、
複数の水平冷却路5の流速分布20をかなり均一化して
冷却効率を向上することができる。したがって、下部の
円板巻線3の温度上昇を小さく抑えることが可能にな
り、従来問題となっていた局部的な過度の温度上昇の発
生を防止することができる。
【0037】[3]第3実施例…図5 図5は、請求項2記載の発明を変圧器の巻線に適用した
第3実施例を示す断面図である。本実施例は、前記第1
実施例の構成に加えて、内側閉塞板10の下部に位置す
る冷却区域内21,23内の中央部に、第2の内側閉塞
板12を設けるとともに、外側閉塞板11の下部に位置
する冷却区域22,24内の中央部に第2の外側閉塞板
13を設けたものである。この場合、第2の内側閉塞板
12および第2の外側閉塞板13は、内側閉塞板10お
よび外側閉塞板11と同様に、基本的には、内側垂直冷
却路8および外側垂直冷却路9から水平冷却路5に亘っ
てそれぞれ伸びるように配置されているが、さらに次の
ような特徴を有する。すなわち、第2の内側閉塞板12
は、その内側垂直冷却路8を横切る部分の一部に、この
内側垂直冷却路8を連通させる連通部12aを有してお
り、この連通部12a以外の部分で内側垂直冷却路8を
閉塞するように構成されている。同様に、第2の外側閉
塞板13は、その外側垂直冷却路9を横切る部分の一部
に、この外側垂直冷却路9を連通させる連通部13aを
有しており、この連通部13a以外の部分で外側垂直冷
却路9を閉塞するように構成されている。より詳細に
は、これらの第2の内側閉塞板12および第2の外側閉
塞板13の連通部12a,13aは、第2の内側閉塞板
12と内側絶縁筒1との間に形成された隙間、および第
2の外側閉塞板13と外側絶縁筒2との間に形成された
隙間としてそれぞれ構成されている。なお、他の部分に
ついては、前記第1実施例と全く同様に構成されてい
る。
第3実施例を示す断面図である。本実施例は、前記第1
実施例の構成に加えて、内側閉塞板10の下部に位置す
る冷却区域内21,23内の中央部に、第2の内側閉塞
板12を設けるとともに、外側閉塞板11の下部に位置
する冷却区域22,24内の中央部に第2の外側閉塞板
13を設けたものである。この場合、第2の内側閉塞板
12および第2の外側閉塞板13は、内側閉塞板10お
よび外側閉塞板11と同様に、基本的には、内側垂直冷
却路8および外側垂直冷却路9から水平冷却路5に亘っ
てそれぞれ伸びるように配置されているが、さらに次の
ような特徴を有する。すなわち、第2の内側閉塞板12
は、その内側垂直冷却路8を横切る部分の一部に、この
内側垂直冷却路8を連通させる連通部12aを有してお
り、この連通部12a以外の部分で内側垂直冷却路8を
閉塞するように構成されている。同様に、第2の外側閉
塞板13は、その外側垂直冷却路9を横切る部分の一部
に、この外側垂直冷却路9を連通させる連通部13aを
有しており、この連通部13a以外の部分で外側垂直冷
却路9を閉塞するように構成されている。より詳細に
は、これらの第2の内側閉塞板12および第2の外側閉
塞板13の連通部12a,13aは、第2の内側閉塞板
12と内側絶縁筒1との間に形成された隙間、および第
2の外側閉塞板13と外側絶縁筒2との間に形成された
隙間としてそれぞれ構成されている。なお、他の部分に
ついては、前記第1実施例と全く同様に構成されてい
る。
【0038】以上のように構成された本実施例の巻線に
おいては、絶縁流体は、前記第1実施例と同様にジグザ
グ状に流れる。この場合、各冷却区域21〜24内にお
いては、第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞
板13により、内側垂直冷却路8あるいは外側垂直冷却
路9の断面積が絞られることになる。そのため、各冷却
区域21〜24内において、絶縁流体は、第2の内側閉
塞板12あるいは第2の外側閉塞板13から上部には流
れにくくなる。その結果、一つの冷却区域内において、
第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞板13よ
り上部に位置する水平冷却路5の流速を低減させるとと
もに、第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞板
13より下部に位置する水平冷却路5の流速を増大させ
ることができる。この場合、各冷却区域21〜24内の
複数の水平冷却路5の流速分布20は、図中破線の矢印
で示されるようにかなり均一化される。
おいては、絶縁流体は、前記第1実施例と同様にジグザ
グ状に流れる。この場合、各冷却区域21〜24内にお
いては、第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞
板13により、内側垂直冷却路8あるいは外側垂直冷却
路9の断面積が絞られることになる。そのため、各冷却
区域21〜24内において、絶縁流体は、第2の内側閉
塞板12あるいは第2の外側閉塞板13から上部には流
れにくくなる。その結果、一つの冷却区域内において、
第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞板13よ
り上部に位置する水平冷却路5の流速を低減させるとと
もに、第2の内側閉塞板12あるいは第2の外側閉塞板
13より下部に位置する水平冷却路5の流速を増大させ
ることができる。この場合、各冷却区域21〜24内の
複数の水平冷却路5の流速分布20は、図中破線の矢印
で示されるようにかなり均一化される。
【0039】以上のように、本実施例によれば、各冷却
区域21〜24内において、従来最も流れやすい部分で
あった上部の水平冷却路5の流速を低減させ、従来最も
流れにくい部分であった下部の水平冷却路5の流速を増
大させることが可能になる。その結果、各冷却区域21
〜24内における流速分布20をかなり均一化して冷却
効率を向上することができる。したがって、各冷却区域
21〜24内における下部の円板巻線3の温度上昇を小
さく抑えることが可能になり、従来問題となっていた局
部的な過度の温度上昇の発生を防止することができる。
区域21〜24内において、従来最も流れやすい部分で
あった上部の水平冷却路5の流速を低減させ、従来最も
流れにくい部分であった下部の水平冷却路5の流速を増
大させることが可能になる。その結果、各冷却区域21
〜24内における流速分布20をかなり均一化して冷却
効率を向上することができる。したがって、各冷却区域
21〜24内における下部の円板巻線3の温度上昇を小
さく抑えることが可能になり、従来問題となっていた局
部的な過度の温度上昇の発生を防止することができる。
【0040】[4]第4実施例…図6 図6は、請求項3記載の発明を変圧器の巻線に適用した
第4実施例を示す断面図である。本実施例は、前記第1
実施例の構成において、その内側閉塞板10および外側
閉塞板を、より細かいピッチで配置するとともに、その
内側閉塞板10および外側閉塞板11に、前記第3実施
例の第2の内側閉塞板12および第2の外側閉塞板13
と同様の、連通部10a,11aを設けたことを特徴と
している。すなわち、本実施例において、内側閉塞板1
0は、その内側垂直冷却路8を横切る部分の一部に、こ
の内側垂直冷却路8を連通させる連通部10aを有して
おり、この連通部10a以外の部分で内側垂直冷却路を
閉塞するように構成されている。同様に、外側閉塞板1
1は、その外側垂直冷却路9を横切る部分の一部に、こ
の外側垂直冷却路9を連通させる連通部11aを有して
おり、この連通部11a以外の部分で外側垂直冷却路9
を閉塞するように構成されている。より詳細には、これ
らの内側閉塞板10および外側閉塞板11の連通部10
a,11aは、内側閉塞板10と内側絶縁筒1との間に
形成された隙間、および外側閉塞板11と外側絶縁筒2
との間に形成された隙間としてそれぞれ構成されてい
る。なお、他の部分については、前記第1実施例と全く
同様に構成されている。また、図6においては、下から
上に向かって、6つの冷却区域21〜26が示されてい
る。
第4実施例を示す断面図である。本実施例は、前記第1
実施例の構成において、その内側閉塞板10および外側
閉塞板を、より細かいピッチで配置するとともに、その
内側閉塞板10および外側閉塞板11に、前記第3実施
例の第2の内側閉塞板12および第2の外側閉塞板13
と同様の、連通部10a,11aを設けたことを特徴と
している。すなわち、本実施例において、内側閉塞板1
0は、その内側垂直冷却路8を横切る部分の一部に、こ
の内側垂直冷却路8を連通させる連通部10aを有して
おり、この連通部10a以外の部分で内側垂直冷却路を
閉塞するように構成されている。同様に、外側閉塞板1
1は、その外側垂直冷却路9を横切る部分の一部に、こ
の外側垂直冷却路9を連通させる連通部11aを有して
おり、この連通部11a以外の部分で外側垂直冷却路9
を閉塞するように構成されている。より詳細には、これ
らの内側閉塞板10および外側閉塞板11の連通部10
a,11aは、内側閉塞板10と内側絶縁筒1との間に
形成された隙間、および外側閉塞板11と外側絶縁筒2
との間に形成された隙間としてそれぞれ構成されてい
る。なお、他の部分については、前記第1実施例と全く
同様に構成されている。また、図6においては、下から
上に向かって、6つの冷却区域21〜26が示されてい
る。
【0041】以上のように構成された本実施例の巻線に
絶縁流体を流した場合、この絶縁流体は、前記第1実施
例と同様にジグザグ状に流れるが、隣接する冷却区域間
では、内側閉塞板10あるいは外側閉塞板11により、
内側垂直冷却路8あるいは外側垂直冷却路9の断面積が
絞られることになる。そのため、各垂直冷却路8,9を
上昇する絶縁流体は、内側閉塞板10あるいは外側閉塞
板11により、水平冷却路5に流れるが、絶縁流体の一
部は内側閉塞板10あるいは外側閉塞板11の連通部1
0a,11aを介して垂直冷却路8,9をそのまま上昇
することになる。すなわち、各垂直冷却路8,9を上昇
する絶縁流体は、内側閉塞板10あるいは外側閉塞板1
1により、水平冷却路5に分流する絶縁流体とそのまま
垂直冷却路8,9を上昇する絶縁流体とに分かれること
になる。
絶縁流体を流した場合、この絶縁流体は、前記第1実施
例と同様にジグザグ状に流れるが、隣接する冷却区域間
では、内側閉塞板10あるいは外側閉塞板11により、
内側垂直冷却路8あるいは外側垂直冷却路9の断面積が
絞られることになる。そのため、各垂直冷却路8,9を
上昇する絶縁流体は、内側閉塞板10あるいは外側閉塞
板11により、水平冷却路5に流れるが、絶縁流体の一
部は内側閉塞板10あるいは外側閉塞板11の連通部1
0a,11aを介して垂直冷却路8,9をそのまま上昇
することになる。すなわち、各垂直冷却路8,9を上昇
する絶縁流体は、内側閉塞板10あるいは外側閉塞板1
1により、水平冷却路5に分流する絶縁流体とそのまま
垂直冷却路8,9を上昇する絶縁流体とに分かれること
になる。
【0042】ところで、本実施例の各冷却区域21〜2
6内において、複数の水平冷却路5の流速は、上部で大
きく下部で小さくなるが、このような流速の差は、巻線
内の全流量に対する水平冷却路5の流量割合に応じて相
似で小さくなる。したがって、下部の水平冷却路5の最
低流量を増大させるためには、内側閉塞板10および外
側閉塞板11の取り付けピッチを小さくして、水平冷却
路5の流量割合を増大させる必要が生じる。この場合、
単に、取り付けピッチを小さくした場合には、流れの抵
抗が増大するのに伴って巻線内を流れる全流量が減少し
てしまう。
6内において、複数の水平冷却路5の流速は、上部で大
きく下部で小さくなるが、このような流速の差は、巻線
内の全流量に対する水平冷却路5の流量割合に応じて相
似で小さくなる。したがって、下部の水平冷却路5の最
低流量を増大させるためには、内側閉塞板10および外
側閉塞板11の取り付けピッチを小さくして、水平冷却
路5の流量割合を増大させる必要が生じる。この場合、
単に、取り付けピッチを小さくした場合には、流れの抵
抗が増大するのに伴って巻線内を流れる全流量が減少し
てしまう。
【0043】これに対して、本実施例のように、内側閉
塞板10と外側閉塞板11に連通部10a,11aを設
けた場合には、前述したように、絶縁流体の一部がこの
連通部10a,11aを介してそのまま垂直冷却路8,
9を上昇することになる。そして、このように、水平冷
却路5を通らずにそのまま垂直冷却路8,9を上昇する
流量割合が大きいほど流れの抵抗が小さくなり、その結
果、巻線内を流れる全流量は増大することになる。した
がって、本実施例によれば、巻線全体の流れの抵抗を増
大させることなしに、内側閉塞板10と外側閉塞板11
の取り付けピッチを小さくして、水平冷却路5の最低流
速を増大させることができる。
塞板10と外側閉塞板11に連通部10a,11aを設
けた場合には、前述したように、絶縁流体の一部がこの
連通部10a,11aを介してそのまま垂直冷却路8,
9を上昇することになる。そして、このように、水平冷
却路5を通らずにそのまま垂直冷却路8,9を上昇する
流量割合が大きいほど流れの抵抗が小さくなり、その結
果、巻線内を流れる全流量は増大することになる。した
がって、本実施例によれば、巻線全体の流れの抵抗を増
大させることなしに、内側閉塞板10と外側閉塞板11
の取り付けピッチを小さくして、水平冷却路5の最低流
速を増大させることができる。
【0044】つまり、内側および外側閉塞板の、内側お
よび外側垂直冷却路に相当する位置に隙間を設け、絶縁
流体の一部を上部に逃がすようにしたことにより、巻線
全体の流れの抵抗を増やさずに、前記内側および外側閉
塞板の取り付けピッチを細かくして水平冷却路内の最低
流量を増大させることができる。この場合、各冷却区域
21〜26内の複数の水平冷却路5の流速分布20は、
図中破線の矢印で示されるようにかなり均一化される。
よび外側垂直冷却路に相当する位置に隙間を設け、絶縁
流体の一部を上部に逃がすようにしたことにより、巻線
全体の流れの抵抗を増やさずに、前記内側および外側閉
塞板の取り付けピッチを細かくして水平冷却路内の最低
流量を増大させることができる。この場合、各冷却区域
21〜26内の複数の水平冷却路5の流速分布20は、
図中破線の矢印で示されるようにかなり均一化される。
【0045】以上のように、本実施例によれば、各冷却
区域21〜26内において、従来最も流れやすい部分で
あった上部の水平冷却路5の流速を低減させ、従来最も
流れにくい部分であった下部の水平冷却路5の流速を増
大させることが可能になる。その結果、各冷却区域21
〜26内における流速分布20をかなり均一化して冷却
効率を向上することができる。したがって、各冷却区域
21〜26内における下部の円板巻線3の温度上昇を小
さく抑えることが可能になり、従来問題となっていた局
部的な過度の温度上昇の発生を防止することができる。
区域21〜26内において、従来最も流れやすい部分で
あった上部の水平冷却路5の流速を低減させ、従来最も
流れにくい部分であった下部の水平冷却路5の流速を増
大させることが可能になる。その結果、各冷却区域21
〜26内における流速分布20をかなり均一化して冷却
効率を向上することができる。したがって、各冷却区域
21〜26内における下部の円板巻線3の温度上昇を小
さく抑えることが可能になり、従来問題となっていた局
部的な過度の温度上昇の発生を防止することができる。
【0046】[5]第5実施例…図7 図7は、請求項4記載の発明を変圧器の巻線に適用した
第5実施例を示す断面斜視図である。本実施例は、前記
第3実施例の第2の外側閉塞板13、または、前記第4
実施例の外側閉塞板11として使用される外側閉塞板1
4の構成の一例である。すなわち、この外側閉塞板14
の連通部14aは、外側垂直冷却路9を横切る部分に設
けられた等価な断面積を有する複数個の孔として構成さ
れている。
第5実施例を示す断面斜視図である。本実施例は、前記
第3実施例の第2の外側閉塞板13、または、前記第4
実施例の外側閉塞板11として使用される外側閉塞板1
4の構成の一例である。すなわち、この外側閉塞板14
の連通部14aは、外側垂直冷却路9を横切る部分に設
けられた等価な断面積を有する複数個の孔として構成さ
れている。
【0047】以上のような構成を有する本実施例の外側
閉塞板14によれば、前記第3実施例の第2の外側閉塞
板13または前記第4実施例の外側閉塞板11と全く同
様の作用と効果が得られる。特に、本実施例において
は、外側閉塞板14の連通部14aを等価な断面積を有
する複数個の孔として構成したことにより、孔の断面積
と数を適宜設定するだけで、連通部14aの断面積を容
易に設定・変更することができる。したがって、外側閉
塞板14の連通部14aを規格化し、設計の自由度を向
上することができる。
閉塞板14によれば、前記第3実施例の第2の外側閉塞
板13または前記第4実施例の外側閉塞板11と全く同
様の作用と効果が得られる。特に、本実施例において
は、外側閉塞板14の連通部14aを等価な断面積を有
する複数個の孔として構成したことにより、孔の断面積
と数を適宜設定するだけで、連通部14aの断面積を容
易に設定・変更することができる。したがって、外側閉
塞板14の連通部14aを規格化し、設計の自由度を向
上することができる。
【0048】[6]他の実施例 なお、本発明は、前記各実施例に限定されるものではな
く、他にも多種多様な変形例を実施可能である。例え
ば、前記第1〜第4実施例における内側閉塞板10と外
側閉塞板11の具体的な取り付けピッチや、第3実施例
における第2の内側閉塞板12と第2の外側閉塞板13
の具体的な取り付けピッチなどは適宜選択可能である。
例えば、前記第3実施例においては、第2の内側閉塞板
12と第2の外側閉塞板13を、各冷却区域21〜24
内の中央部に設けたが、各冷却区域21〜24内の上部
側または下部側に設ける構成も可能である。また、各冷
却区域21〜24内に、このような連通部12a,13
aを有する第2の内側閉塞板12と第2の外側閉塞板1
3を複数設ける構成も可能である。
く、他にも多種多様な変形例を実施可能である。例え
ば、前記第1〜第4実施例における内側閉塞板10と外
側閉塞板11の具体的な取り付けピッチや、第3実施例
における第2の内側閉塞板12と第2の外側閉塞板13
の具体的な取り付けピッチなどは適宜選択可能である。
例えば、前記第3実施例においては、第2の内側閉塞板
12と第2の外側閉塞板13を、各冷却区域21〜24
内の中央部に設けたが、各冷却区域21〜24内の上部
側または下部側に設ける構成も可能である。また、各冷
却区域21〜24内に、このような連通部12a,13
aを有する第2の内側閉塞板12と第2の外側閉塞板1
3を複数設ける構成も可能である。
【0049】さらに、前記第5実施例においては、外側
閉塞板14の連通部14aを等価な断面積を有する複数
個の孔として構成したが、内側閉塞板の連通部を同様に
構成することも可能である。また、連通部の構成の異な
る閉塞板を組み合わせて構成することも可能である。そ
してまた、前記各実施例においては、いずれも変圧器の
巻線に適用した例を示したが、本発明は、変圧器の巻線
に限定されるものではなく、リアクトルの巻線など、同
様に円板巻線を積み重ねてなる誘導電器巻線一般に適用
可能であり、同様に優れた効果を得ることができる。
閉塞板14の連通部14aを等価な断面積を有する複数
個の孔として構成したが、内側閉塞板の連通部を同様に
構成することも可能である。また、連通部の構成の異な
る閉塞板を組み合わせて構成することも可能である。そ
してまた、前記各実施例においては、いずれも変圧器の
巻線に適用した例を示したが、本発明は、変圧器の巻線
に限定されるものではなく、リアクトルの巻線など、同
様に円板巻線を積み重ねてなる誘導電器巻線一般に適用
可能であり、同様に優れた効果を得ることができる。
【0050】一方、図8は、閉塞板の連通部の断面積と
垂直冷却路を上昇する流量の関係を示すグラフである。
この図8に示すように、前記第3実施例における第2の
内外の閉塞坂12,13、あるいは、前記第4実施例に
おける内外の閉塞坂10,11の連通部の断面積が、垂
直冷却路8,9の断面積の10%に満たない場合には、
絶縁流体が水平冷却路5に流れ過ぎてしまい、垂直冷却
路8,9の上部に流れにくくなる。逆に、閉塞板の連通
部の断面積が、垂直冷却路8,9の断面積の50%を越
えた場合には、絶縁流体が垂直冷却路5の上部に流れ過
ぎてしまい、水平冷却路5に流れにくくなる。そのた
め、いずれの場合も、垂直冷却路8,9の上部に流れる
流量と水平冷却路5に流れる流量を適切に制御すること
ができなくなる。したがって、この図8から、閉塞板の
連通部の断面積を、垂直冷却路8,9の断面積の10%
〜50%の範囲に限定することにより、閉塞板の上部に
流れる流量と水平冷却路に流れる流量を適切に制御でき
ることがわかる。
垂直冷却路を上昇する流量の関係を示すグラフである。
この図8に示すように、前記第3実施例における第2の
内外の閉塞坂12,13、あるいは、前記第4実施例に
おける内外の閉塞坂10,11の連通部の断面積が、垂
直冷却路8,9の断面積の10%に満たない場合には、
絶縁流体が水平冷却路5に流れ過ぎてしまい、垂直冷却
路8,9の上部に流れにくくなる。逆に、閉塞板の連通
部の断面積が、垂直冷却路8,9の断面積の50%を越
えた場合には、絶縁流体が垂直冷却路5の上部に流れ過
ぎてしまい、水平冷却路5に流れにくくなる。そのた
め、いずれの場合も、垂直冷却路8,9の上部に流れる
流量と水平冷却路5に流れる流量を適切に制御すること
ができなくなる。したがって、この図8から、閉塞板の
連通部の断面積を、垂直冷却路8,9の断面積の10%
〜50%の範囲に限定することにより、閉塞板の上部に
流れる流量と水平冷却路に流れる流量を適切に制御でき
ることがわかる。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
冷却区域内における流入口付近の水平冷却路の流速を増
大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の均一化を図
り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を提供するこ
とができる。
冷却区域内における流入口付近の水平冷却路の流速を増
大させて、複数の水平冷却路間の流速分布の均一化を図
り、冷却効率に優れた小型の誘導電器巻線を提供するこ
とができる。
【図1】本発明の第1実施例の変圧器の巻線を示す断面
図であり、図2のX矢視断面図。
図であり、図2のX矢視断面図。
【図2】図1の平面図。
【図3】図1の冷却区域21〜24内における複数の水
平冷却路5の流速分布を示すグラフ。
平冷却路5の流速分布を示すグラフ。
【図4】本発明の第2実施例の変圧器の巻線を示す断面
図。
図。
【図5】本発明の第3実施例の変圧器の巻線を示す断面
図。
図。
【図6】本発明の第4実施例の変圧器の巻線を示す断面
図。
図。
【図7】本発明の第5実施例の変圧器の巻線を示す断面
斜視図。
斜視図。
【図8】閉塞板の連通部の断面積と垂直冷却路を上昇す
る流量の関係を示すグラフ。
る流量の関係を示すグラフ。
【図9】従来の変圧器の巻線の一例を示す平面図。
【図10】図9のY矢視断面図。
1…内側絶縁筒 2…外側絶縁筒 3…円板巻線 4…水平間隔片 5…水平冷却路 6…内側垂直間隔片 7…外側垂直間隔片 8…内側垂直冷却路 9…外側垂直冷却路 10…内側閉塞板 10a,11a,12a,13a,14a…連通部 11,14…外側閉塞板 12…第2の内側閉塞板 13…第2の外側閉塞板 20…流速分布 21〜26…冷却区域
Claims (5)
- 【請求項1】 内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に複数段
の円板巻線を積み重ねて配置すると共に、各隣接する円
板巻線間に複数個の水平間隔片を介在させて複数の水平
冷却路を放射状に形成し、前記内側絶縁筒と前記円板巻
線との間および前記外側絶縁筒と前記円板巻線との間に
複数個の垂直間隔片をそれぞれ介在させて前記複数の水
平冷却路をそれぞれ連通する複数の内側垂直冷却路と複
数の外側垂直冷却路を形成し、前記複数の水平冷却路の
少なくとも一部の水平冷却路については、絶縁流体を前
記円板巻線の内側から外側に向かって流すように構成し
た誘導電器巻線において、 前記内側垂直冷却路の前記内側絶縁筒と前記円板巻線と
の間の間隔寸法SI と、前記外側垂直冷却路の前記外側
絶縁筒と前記円板巻線との間の間隔寸法SO との関係が
SI >SO となるように構成されたことを特徴とする誘
導電器巻線。 - 【請求項2】 内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に複数段
の円板巻線を積み重ねて配置すると共に、各隣接する円
板巻線間に複数個の水平間隔片を介在させて複数の水平
冷却路を放射状に形成し、前記内側絶縁筒と前記円板巻
線との間および前記外側絶縁筒と前記円板巻線との間に
複数個の垂直間隔片をそれぞれ介在させて前記複数の水
平冷却路をそれぞれ連通する複数の内側垂直冷却路と複
数の外側垂直冷却路を形成し、 前記円板巻線の複数段毎に、前記内側垂直冷却路を閉塞
してこの内側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸
びる内側閉塞板、および、前記外側垂直冷却路を閉塞し
てこの外側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸び
る外側閉塞板を、交互に、かつ、前記円板巻線の全周に
亘って設けて、この内側閉塞板と外側閉塞板によって複
数の冷却区域を形成し、各冷却区域毎に流れ方向を逆転
する形で絶縁流体をジグザグに流すように構成した誘導
電器巻線において、 前記内側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、前記内
側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸びる第2の
内側閉塞板が設けられ、この第2の内側閉塞板は、前記
内側垂直冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この
連通部以外の部分で内側垂直冷却路を閉塞するように構
成され、 前記外側閉塞板の下部に位置する冷却区域内に、前記外
側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸びる第2の
外側閉塞板が設けられ、この第2の外側閉塞板は、前記
外側垂直冷却路の一部を連通させる連通部を有し、この
連通部以外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように構
成されたことを特徴とする誘導電器巻線。 - 【請求項3】 内側絶縁筒と外側絶縁筒との間に複数段
の円板巻線を積み重ねて配置すると共に、各隣接する円
板巻線間に複数個の水平間隔片を介在させて複数の水平
冷却路を放射状に形成し、前記内側絶縁筒と前記円板巻
線との間および前記外側絶縁筒と前記円板巻線との間に
複数個の垂直間隔片をそれぞれ介在させて前記複数の水
平冷却路をそれぞれ連通する複数の内側垂直冷却路と複
数の外側垂直冷却路を形成し、 前記円板巻線の複数段毎に、前記内側垂直冷却路を閉塞
してこの内側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸
びる内側閉塞板、および、前記外側垂直冷却路を閉塞し
てこの外側垂直冷却路から前記水平冷却路に亘って伸び
る外側閉塞板を、交互に、かつ、前記円板巻線の全周に
亘って設けて、この内側閉塞板と外側閉塞板によって複
数の冷却区域を形成し、各冷却区域毎に流れ方向を逆転
する形で絶縁流体をジグザグに流すように構成した誘導
電器巻線において、 前記内側閉塞板は、前記内側垂直冷却路の一部を連通さ
せる連通部を有し、この連通部以外の部分で内側垂直冷
却路を閉塞するように構成され、前記外側閉塞板は、前
記外側垂直冷却路の一部を連通させる連通部を有し、こ
の連通部以外の部分で外側垂直冷却路を閉塞するように
構成されたことを特徴とする誘導電器巻線。 - 【請求項4】 前記第2の内側閉塞板または前記第2の
外側閉塞板の前記連通部、あるいは、前記内側閉塞板ま
たは前記外側閉塞板の連通部は、前記内側垂直冷却路ま
たは前記外側垂直冷却路を横切る部分に設けられた等価
な断面積を有する複数個の孔であることを特徴とする請
求項2または3記載の誘導電器巻線。 - 【請求項5】 前記第2の内側閉塞板または前記第2の
外側閉塞板の前記連通部の断面積、あるいは、前記内側
閉塞板または前記外側閉塞板の連通部の断面積は、前記
内側垂直冷却路または前記外側垂直冷却路の断面積の1
0%〜50%の範囲であることを特徴とする請求項2ま
たは3記載の誘導電器巻線。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19335094A JPH0864431A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 誘導電器巻線 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP19335094A JPH0864431A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 誘導電器巻線 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0864431A true JPH0864431A (ja) | 1996-03-08 |
Family
ID=16306445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19335094A Pending JPH0864431A (ja) | 1994-08-17 | 1994-08-17 | 誘導電器巻線 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0864431A (ja) |
-
1994
- 1994-08-17 JP JP19335094A patent/JPH0864431A/ja active Pending
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