JPH086542B2 - 吊下装置 - Google Patents

吊下装置

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JPH086542B2
JPH086542B2 JP7732893A JP7732893A JPH086542B2 JP H086542 B2 JPH086542 B2 JP H086542B2 JP 7732893 A JP7732893 A JP 7732893A JP 7732893 A JP7732893 A JP 7732893A JP H086542 B2 JPH086542 B2 JP H086542B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、はしごがほぼ垂直に吊
下されて案内レールに沿って走行する吊下式移動ばし
ご、足場が吊下されて案内レールに沿って走行する吊下
式移動足場など、要するに吊下物体がランナーに吊下さ
れて案内レールに沿って水平方向に走行するものに使用
される吊下装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の吊下装置を図7,8,9に基いて
説明する。従来の吊下装置は、ランナーが2輪式のもの
(図示略)、或いは上記各図に示すような4輪式のラン
ナー40で、ランナー40の架台41真下に支持ボルト
42を突設して、支持ボルト42にはしご、足場などの
吊下物体44が取り付けられたものであった。このラン
ナーは、建築物の側壁45に設けた下地(鉄骨)49に
取り付けた枠状の案内レール46内を走行し、案内レー
ル46の底面47に穿設した開口溝48から支持ボルト
42を突出させ、ランナー40の真下で吊下物体44を
支持して移動するものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の吊下装
置は、上記したように建築物に設けた枠状の案内レール
46の真下に吊下物体44を吊下するものであったか
ら、建築物の側壁45に吊下物体44が近ずきすぎ、窓
の清掃の場合などには作業がやりにくいなどの欠点があ
った。また、吊下物体44が4輪式のランナー40の真
下に吊下されるものであるから、その移動走行開始時に
は、吊下物体44の下方を人が押すなどして矢印Aの方
向に力を加えて移動させようとすると、図9に示すよう
に、ランナー40の一方の2個の車輪43,43が浮き
上がり、他方の2個の車輪43′,43′にだけ吊下物
体44の全荷重がかかり、均等に4個の車輪に荷重がか
からず、また、時には、案内レール46上壁にこじれる
ように当たったりして、非常に重くなり軽く走行できな
いという欠点があった。更に、2輪式のものは、荷重の
大きい(50kg以上)吊下物体を吊下することは困難
であり、また、安全性、安定性に欠けるものであり、ま
た、移動走行開始時にはランナー自体が傾き、ランナー
架台が案内レールの底壁が上壁に当ってしまうという欠
点があった。本発明は上記欠点を解決することを目的と
する。
【0004】
【課題を解決するための手段】その目的達成のため、本
発明は、ランナーに設けた縦向き車輪に吊下装置の移動
走行開始時においても常に均等に荷重がかかっていると
軽く移動走行開始ができるという技術思想に基いて、案
内レールを枠状としてその側壁に開口溝を形成し、ラン
ナーを架台両側に設けた複数個の縦向き車輪と架台上側
に設けた複数個の横向き車輪とで形成し、ランナーの架
台には、吊下物体を片持ち支持する支持軸を遊嵌して支
持軸自体がランナーの架台に対して回転(自転)自在と
なるようにしたものである。
【0005】その具体的構成は、案内レール6と、該案
内レール内を走行するランナー2と、該ランナーに設け
た吊下物体片持ち支持用の支持軸20とからなる吊下装
置において、案内レール6を、断面略四角形の枠状に形
成し、その一側壁10には、ランナーに設けた支持軸が
突出可能な開口溝11を案内レールの長さ方向に沿って
穿設し、ランナー21を、架台17と、架台両側に設け
た少くとも4個の複数個の縦向き車輪18,18′と、
架台上側に設けた少くとも2個の複数個の横向き車輪1
9とで形成し、ランナーの架台略中央部には支持軸20
を一側方向に突出して遊嵌横設した吊下装置である。
【0006】
【作用】本発明の吊下装置は、枠状の案内レールの側壁
の開口溝から突出し、かつ、ランナー架台に遊嵌してい
る支持軸に、吊下物体を片持ち支持して吊下した状態で
移動走行方向に押すと、ランナー架台に遊嵌されている
支持軸が回転(自転)するだけでランナー自体は片側が
浮き上がったりせず、各縦向き車輪には常に均等に荷重
がかかって、各縦向き車輪は案内レール底面に均等に接
輪し軽快に移動走行を開始する。
【0007】
【実施例】本発明の吊下装置の実施例を、一使用態様で
ある移動ばしごに使用する場合について、以下、図1〜
6に基いて説明する。
【0008】図5に示すように、移動ばしご1は、吊下
装置のランナー2とはしご3とからなり、はしご3はフ
レーム4と踏桟5とからなる。移動ばしご1はランナー
2に吊下されて案内レール6に沿って走行する。この場
合、人がはしご3に乗ったとき、建築物の側壁13側へ
の傾きを防ぐように、下端フレーム7の側壁側に横向き
車輪(図示略)などを設けて、下側案内レールとなるL
型フレーム8の垂直壁に接輪するように下方の案内機構
を設けると好都合である。しかし、はしご3が短い時な
どにはこの下方の案内機構を設けなくてもよい。
【0009】吊下装置9は、案内レール6とランナー2
とで構成される。案内レール6は、図3、図4に示され
るように、略断面四角形の枠状をなし、一方の側壁10
には開口溝11がその長さ方向に沿って穿設してある。
また、案内レール6には、側壁10と反対側の側壁に、
その長さ方向に沿ってボルト取り付け用開口溝12,1
2を形成し、案内レール6はこのボルト取り付け用開口
溝12,12を介して、建築物側壁13に設けた下地
(鉄骨)14に取り付けた複数個のブラケット15にボ
ルト16で取り付けられる。なお、ボルト取り付け用開
口溝12,12により、複数個のブラケット15が如何
なる位置に取り付けられていても案内レール6の取り付
けが可能である。
【0010】ランナー2は、図1,2,4に示されるよ
うに、架台17と架台片側それぞれに2個ずつ、総計4
個設けた縦向き車輪18,18,18′,18′と架台
上側に設けた2個の横向き車輪19,19′とから形成
される。このランナー2の架台17のほぼ中央部には、
はしご3吊下用の支持軸20が穴23を介して遊嵌横設
され、支持軸20は一側方向に突出していて、はしご3
を片持ち支持するようになっている。この支持軸20
は、大径部21と支持軸20に凹設した周溝に嵌合する
EリングまたはCリング22により抜けどめされて、架
台17に遊嵌され、支持軸20はフリーに回転(自転)
する。また、支持軸20には、はしご3上側に設けたブ
ラケット24により、ナット25で締め付けられて、は
しご3が取り付けられる。
【0011】なお、図1中の17′は清掃具取付け用の
嵌合溝で、この嵌合溝には案内レール6の底面6′にご
み、鳥が運んだ木の枝や草などをどける清掃具(図示
略)などが取り付けられる。この清掃具は案内レール6
の底面6′と同じ形状のプラスチック板またはブラシ状
のものである。この清掃具によりランナーが移動走行す
るごとに案内レール6の底面6′は清掃される。
【0012】以上、案内レールとランナーとからなる移
動式の吊下装置の構成について説明したが、その作用効
果について以下説明する。
【0013】移動ばしごは、通常6〜7mあり、その下
方を人が矢印B方向(図5)あるいは反対方向に押すと
案内レール6に沿って走行する。その移動走行開始時
に、例えば矢印B方向(図5、図6)に押されると、ラ
ンナー2の架台17にはフリーに回転(自転)する支持
軸20が設けられているので、図6に点線で示されてい
るように、はしご3のフレーム4が傾動するだけでラン
ナー2は水平状態を保ち、各縦向き車輪18,18,1
8′,18′に掛かるはしご3の荷重が均等化されて、
各縦向き車輪18,18,18′,18′は案内レール
6の底面6′に均等に接輪していることとなり、直ぐに
軽く移動走行を開始する。この時、支持軸は回転(自
転)自在なので、ランナー2の縦向き車輪の片方側1
8,18が浮き上って案内レールの上側壁に当たること
もない。
【0014】また、各横向き車輪19,19′は、案内
レール6の側壁10に接輪し、支持軸20によるはしご
3の片持ち支持状態での走行を円滑に行う働きをする。
【0015】更に、案内レール6の側壁10から突出状
態にある、支持軸20ではしご3を支持するので、建築
物の側壁13に過当接近するのを防止できる。
【0016】以上、本発明の一実施例を説明したが、他
の態様として、縦向き車輪を6〜8個、横向き車輪を3
〜6個などのように複数個としてもよく、また、支持軸
20にはしご3取り付け用のブラケット24をナット2
5で固着する代わりに遊嵌してフリーに回転するように
することも可能であり、また、案内レール6の取り付け
用のブラケット15を下地14に図4に示すものより側
壁13側に適宜少し接近して設けることも可能である。
【0017】また、本発明の吊下装置は、移動ばしごの
ほかに、移動足場にも使用され、この場合、例えば、案
内レール内に離間して設けた2個のランナー2に片持ち
支持 ルを屋内上方両側壁に配設して2組の吊下用フレーム間
に板状体を掛け渡して支持させ、その板状体に人が乗っ
て作業ができるようにして使用される。この移動足場
は、屋内天井の清掃、補修などの場合便利である。
【0018】
【発明の効果】本発明は、案内レールを、断面略四角形
の枠状に形成し、その側壁には、ランナーに設けた支持
軸が突出可能な開口溝を案内レールの長さ方向に沿って
穿設し、ランナーを、架台と、架台両側に設けた複数個
の縦向き車輪と、架台上側に設けた複数個の横向き車輪
とで形成したので、吊下物体をランナーに片持ち支持さ
せて案内レールに沿って移動走行させることができる。
また、ランナーの架台ほぼ中央部には支持軸を一側方向
に突出して遊嵌横設したので、荷重の大なる吊下物体を
支持軸に取り付けても、その移動走行開始時において、
吊下物体の下方側を走行方向に押した時、支持軸が回転
(自転)自在なので、ランナー架台自体が傾くことがな
く、常に各縦向き車輪に掛かる荷重を均等分化させるこ
とができ、ひいては軽く円滑に移動走行を開始させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ランナーの側面図。なお、図1〜6は本発明の
実施例の説明図である。
【図2】ランナーの正面図。
【図3】案内レールの断面図。
【図4】吊下装置を建築物側壁に取り付けた場合の断面
図。
【図5】案内レール6の開口溝のある側壁10を省略し
て示した吊下装置の取り付け状態の全体正面図。
【図6】本発明の吊下装置の作動説明図。
【図7】従来のランナーの斜視図。
【図8】従来の吊下装置の取り付け状態の断面図。
【図9】従来の吊下装置の作動説明図。
【符号の説明】
1 移動ばしご 2 ランナー 3 はしご 6 案内レール 9 吊下装置 10 側壁(案内レールの側壁) 11 開口溝 12 ボルト取り付け用開口溝 13 建築物の側壁 14 下地 15 ブラケット 17 架台 18,18′ 縦向き車輪 19,19′ 横向き車輪 20 支持軸 21 大径部 22 Eリング、Cリング 23 穴 24 ブラケット 25 ナット

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 案内レールと、該案内レール内を走行す
    るランナーと、該ランナーに設けた吊下物体片持ち支持
    用の支持軸とからなる吊下装置において、案内レール
    を、断面略四角形の枠状に形成し、その一側壁には、ラ
    ンナーに設けた支持軸が突出可能な開口溝を案内レール
    の長さ方向に沿って穿設し、ランナーを、架台と、架台
    両側に設けた少くとも4個の複数個の縦向き車輪と、架
    台上側に設けた少くとも2個の複数個の横向き車輪とで
    形成し、ランナーの架台略中央部には支持軸を一側方向
    に突出して遊嵌横設したことを特徴とする吊下装置。
  2. 【請求項2】 ランナーは、架台片側にそれぞれ2個ず
    つ設けた総計4個の縦向き車輪と架台上側に設けた2個
    の横向き車輪とを備えている請求項1記載の吊下装置。
  3. 【請求項3】 吊下物体がはしごである請求項1または
    2記載の移動ばしご用の吊下装置。
  4. 【請求項4】 吊下物体が足場支持用フレームである請
    求項1または2記載の移動足場用の吊下装置。
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