JPH0866706A - 圧延機のロール構造 - Google Patents
圧延機のロール構造Info
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- JPH0866706A JPH0866706A JP20312594A JP20312594A JPH0866706A JP H0866706 A JPH0866706 A JP H0866706A JP 20312594 A JP20312594 A JP 20312594A JP 20312594 A JP20312594 A JP 20312594A JP H0866706 A JPH0866706 A JP H0866706A
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- Reduction Rolling/Reduction Stand/Operation Of Reduction Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低速回転時でも焼付や異常摩耗を起こすこと
がない圧延機のロール構造を提供する。 【構成】 偏心軸部1aを形成した支持軸1と、支持軸
1の偏心軸部1aに嵌合したころがり軸受2と、ころが
り軸受2を内蔵するように支持軸1が差し込まれる円筒
状のスリーブ3とを備えた圧延機のバックアップロール
10において、ころがり軸受2の外輪2aの外周面に半
球状のディンプル2bを千鳥状に配列するように複数形
成してなる。
がない圧延機のロール構造を提供する。 【構成】 偏心軸部1aを形成した支持軸1と、支持軸
1の偏心軸部1aに嵌合したころがり軸受2と、ころが
り軸受2を内蔵するように支持軸1が差し込まれる円筒
状のスリーブ3とを備えた圧延機のバックアップロール
10において、ころがり軸受2の外輪2aの外周面に半
球状のディンプル2bを千鳥状に配列するように複数形
成してなる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧延機のロール構造に
関し、特に、クラウンの変更が可能なバックアップロー
ルやワークロールに関する。
関し、特に、クラウンの変更が可能なバックアップロー
ルやワークロールに関する。
【0002】
【従来の技術】鉄鋼などを圧延する圧延機のワークロー
ルが両端側からの圧延荷重などによりたわんでしまう
と、圧延された帯板の厚さが幅方向に不均一となってし
まうので、圧延機のワークロールやバックアップロール
などのロールの外周に樽状のクラウンを形成することに
より、これらロールによる帯板に対する押圧力を帯板の
幅方向に均一している。このロールのクラウンの大きさ
は、ロールのたわみ具合に応じて設定しなけばならない
ので、圧延荷重などの変更毎にロールの交換が必要とな
ってしまう。このため、ロールのクラウンを容易に変更
できるようにした分割型ロールを備えた圧延機が、例え
ば、実開平3−57404号などに示されている。
ルが両端側からの圧延荷重などによりたわんでしまう
と、圧延された帯板の厚さが幅方向に不均一となってし
まうので、圧延機のワークロールやバックアップロール
などのロールの外周に樽状のクラウンを形成することに
より、これらロールによる帯板に対する押圧力を帯板の
幅方向に均一している。このロールのクラウンの大きさ
は、ロールのたわみ具合に応じて設定しなけばならない
ので、圧延荷重などの変更毎にロールの交換が必要とな
ってしまう。このため、ロールのクラウンを容易に変更
できるようにした分割型ロールを備えた圧延機が、例え
ば、実開平3−57404号などに示されている。
【0003】この分割型ロールをバックアップロールに
備えた圧延機の一例を図9,10に示す。図9に示すよ
うに、バックアップロール30の回動可能な支持軸31
の周面には、支持軸31の軸心に対してそれぞれ別々に
偏心した偏心軸部31a〜31cが形成されている。こ
れら偏心軸部31a〜31cの周面には、ころがり軸受
32a〜32cがそれぞれ嵌合されている。これらころ
がり軸受32a〜32cは、円筒状のスリーブ33によ
り一括して包囲されている。つまり、支持軸31の偏心
軸部31a〜31cにより、ころがり軸受32a〜32
cは、クラウンを有するように配設されると共に、支持
軸31の回動により、このクラウンの大きさが変化する
のである。
備えた圧延機の一例を図9,10に示す。図9に示すよ
うに、バックアップロール30の回動可能な支持軸31
の周面には、支持軸31の軸心に対してそれぞれ別々に
偏心した偏心軸部31a〜31cが形成されている。こ
れら偏心軸部31a〜31cの周面には、ころがり軸受
32a〜32cがそれぞれ嵌合されている。これらころ
がり軸受32a〜32cは、円筒状のスリーブ33によ
り一括して包囲されている。つまり、支持軸31の偏心
軸部31a〜31cにより、ころがり軸受32a〜32
cは、クラウンを有するように配設されると共に、支持
軸31の回動により、このクラウンの大きさが変化する
のである。
【0004】また、図10に示すように、ころがり軸受
32a〜32cとスリーブ33との間は、潤滑油51で
満たされている。支持軸31には、潤滑油51を供給す
る給油溝31dと、潤滑油51を排出する排油溝31e
とが形成されている。これにより、スリーブ33は、潤
滑油51で潤滑、冷却されながら回転するのである。
32a〜32cとスリーブ33との間は、潤滑油51で
満たされている。支持軸31には、潤滑油51を供給す
る給油溝31dと、潤滑油51を排出する排油溝31e
とが形成されている。これにより、スリーブ33は、潤
滑油51で潤滑、冷却されながら回転するのである。
【0005】このような分割型ロールによるバックアッ
プロール30を備えた圧延機は、次のように用いられ
る。バックアップロール30の支持軸31を回動して偏
心軸部31a〜31cの向きを変えると、ころがり軸受
32a〜32cは、クラウンを有するように配列され、
支持軸31の回動に伴って、このクラウンの大きさが変
化する。必要とするクラウンの大きさに設定したバック
アップロール30をワークロール20に押圧すると、ス
リーブ33は、ワークロール20に均一に接触するもの
の、ころがり軸受32a〜32cがクラウンを有するよ
うに配列されているので、ワークロール20のバックア
ップロール30から受ける押圧力は、帯板50の幅方向
中央側ほど大きいものとなる。
プロール30を備えた圧延機は、次のように用いられ
る。バックアップロール30の支持軸31を回動して偏
心軸部31a〜31cの向きを変えると、ころがり軸受
32a〜32cは、クラウンを有するように配列され、
支持軸31の回動に伴って、このクラウンの大きさが変
化する。必要とするクラウンの大きさに設定したバック
アップロール30をワークロール20に押圧すると、ス
リーブ33は、ワークロール20に均一に接触するもの
の、ころがり軸受32a〜32cがクラウンを有するよ
うに配列されているので、ワークロール20のバックア
ップロール30から受ける押圧力は、帯板50の幅方向
中央側ほど大きいものとなる。
【0006】従って、帯板50を圧延すると、ワークロ
ール20のたわみは、バックアップロール30で矯正さ
れているので、圧延された帯板50は、均一な厚さとな
るのである。
ール20のたわみは、バックアップロール30で矯正さ
れているので、圧延された帯板50は、均一な厚さとな
るのである。
【0007】なお、ころがり軸受32a〜32cに代え
て、図11に示すように、支持軸31の偏心軸部31a
〜31cに摺動回転可能なリング34a〜34cを設け
て、バックアップロール35を構成したものもある。
て、図11に示すように、支持軸31の偏心軸部31a
〜31cに摺動回転可能なリング34a〜34cを設け
て、バックアップロール35を構成したものもある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】前述したようなバック
アップロール30,35を備えた圧延機では、帯板50
の圧延中、即ち、バックアップロール30,35のスリ
ーブ33が高速で回転している場合には、スリーブ33
と各ころがり軸受32a〜32c又はリング34a〜3
4cとの間に十分な厚さを有する潤滑油51の油膜が形
成される。しかしながら、帯板50の圧延の終了時な
ど、スリーブ33が低速で回転している場合には、上記
油膜が薄くなってしまうため、上記部材間に生じる摩擦
が大きくなり、焼付や異常摩耗などを起こしてしまう場
合があった。
アップロール30,35を備えた圧延機では、帯板50
の圧延中、即ち、バックアップロール30,35のスリ
ーブ33が高速で回転している場合には、スリーブ33
と各ころがり軸受32a〜32c又はリング34a〜3
4cとの間に十分な厚さを有する潤滑油51の油膜が形
成される。しかしながら、帯板50の圧延の終了時な
ど、スリーブ33が低速で回転している場合には、上記
油膜が薄くなってしまうため、上記部材間に生じる摩擦
が大きくなり、焼付や異常摩耗などを起こしてしまう場
合があった。
【0009】
【課題を解決するための手段】前述した課題を解決する
ための、第一番目の発明による圧延機のロール構造は、
支持軸と、前記支持軸の外周に嵌合した軸受と、前記軸
受を内蔵するように前記支持軸が差し込まれる円筒状の
スリーブとを備えた圧延機のロール構造において、前記
軸受の外周面及び前記スリーブの内周面の少なくとも一
方にディンプルを複数形成してなることを特徴とする。
ための、第一番目の発明による圧延機のロール構造は、
支持軸と、前記支持軸の外周に嵌合した軸受と、前記軸
受を内蔵するように前記支持軸が差し込まれる円筒状の
スリーブとを備えた圧延機のロール構造において、前記
軸受の外周面及び前記スリーブの内周面の少なくとも一
方にディンプルを複数形成してなることを特徴とする。
【0010】第二番目の発明による圧延機のロール構造
は、支持軸と、前記支持軸の外周に回転可能に嵌合した
リングと、前記リングを内蔵するように前記支持軸が差
し込まれる円筒状のスリーブとを備えた圧延機のロール
構造において、前記リングの内周面及び前記支持軸の外
周面の少なくとも一方と前記リングの外周面及び前記ス
リーブの内周面の少なくとも一方とにディンプルを複数
形成してなることを特徴とする。
は、支持軸と、前記支持軸の外周に回転可能に嵌合した
リングと、前記リングを内蔵するように前記支持軸が差
し込まれる円筒状のスリーブとを備えた圧延機のロール
構造において、前記リングの内周面及び前記支持軸の外
周面の少なくとも一方と前記リングの外周面及び前記ス
リーブの内周面の少なくとも一方とにディンプルを複数
形成してなることを特徴とする。
【0011】
【作用】前述したように構成された第一番目の発明の圧
延機のロール構造によれば、圧延に伴うスリーブの回転
が低速になると、軸受とスリーブとの間の潤滑油の油膜
が薄くなるものの、ディンプル内に入り込んでいた潤滑
油が流れ出すので、軸受スリーブとの間が潤滑される。
また、軸受とスリーブとが回転速度差を有しながら接触
しても、ディンプル部分が他方の部材と接触しないた
め、これら部材間の摩擦を生じる面積が減少すると共
に、接触部分がディンプル内の潤滑油により冷却される
ので、摩擦による発熱量が抑えられる。
延機のロール構造によれば、圧延に伴うスリーブの回転
が低速になると、軸受とスリーブとの間の潤滑油の油膜
が薄くなるものの、ディンプル内に入り込んでいた潤滑
油が流れ出すので、軸受スリーブとの間が潤滑される。
また、軸受とスリーブとが回転速度差を有しながら接触
しても、ディンプル部分が他方の部材と接触しないた
め、これら部材間の摩擦を生じる面積が減少すると共
に、接触部分がディンプル内の潤滑油により冷却される
ので、摩擦による発熱量が抑えられる。
【0012】第二番目の発明の圧延機のロール構造によ
れば、圧延に伴うスリーブの回転が低速になると、支持
軸とリングとの間及びリングとスリーブとの間の潤滑油
の油膜が薄くなるものの、ディンプル内に入り込んでい
た潤滑油が流れ出すので、支持軸とリングとの間及びリ
ングとスリーブとの間が潤滑される。また、リングとス
リーブとが回転速度差を有しながら接触しても、ディン
プル部分が他方の部材と接触しないため、これら部材間
の摩擦を生じる面積が減少すると共に、接触部分がディ
ンプル内の潤滑油により冷却されるので、摩擦による発
熱量が抑えられる。一方、支持軸とリングとの間も上述
と同様に摩擦による発熱量が抑えられる。
れば、圧延に伴うスリーブの回転が低速になると、支持
軸とリングとの間及びリングとスリーブとの間の潤滑油
の油膜が薄くなるものの、ディンプル内に入り込んでい
た潤滑油が流れ出すので、支持軸とリングとの間及びリ
ングとスリーブとの間が潤滑される。また、リングとス
リーブとが回転速度差を有しながら接触しても、ディン
プル部分が他方の部材と接触しないため、これら部材間
の摩擦を生じる面積が減少すると共に、接触部分がディ
ンプル内の潤滑油により冷却されるので、摩擦による発
熱量が抑えられる。一方、支持軸とリングとの間も上述
と同様に摩擦による発熱量が抑えられる。
【0013】
【実施例】第一番目の発明による圧延機のロール構造の
一つ目の実施例を図1〜3を用いて説明する。なお、図
1は、その概略構成を表す一部抽出破断外観図、図2
は、その要部の抽出拡大平面図、図3は、図2の矢線II
I 部の抽出拡大断面図である。
一つ目の実施例を図1〜3を用いて説明する。なお、図
1は、その概略構成を表す一部抽出破断外観図、図2
は、その要部の抽出拡大平面図、図3は、図2の矢線II
I 部の抽出拡大断面図である。
【0014】図1に示すように、バックアップロール1
0の回動可能な支持軸1の周面には、支持軸1の軸心に
対して偏心した偏心軸部1aが形成されており、図示し
ないが、前述した従来技術と同様に、支持軸1には、長
手方向に沿って、それぞれ別々に偏心した偏心軸部が複
数形成されている。偏心軸部1の周面には、ころがり軸
受2が嵌合されており、図示しないが、各偏心軸部にも
ころがり軸受がそれぞれ嵌合されている。
0の回動可能な支持軸1の周面には、支持軸1の軸心に
対して偏心した偏心軸部1aが形成されており、図示し
ないが、前述した従来技術と同様に、支持軸1には、長
手方向に沿って、それぞれ別々に偏心した偏心軸部が複
数形成されている。偏心軸部1の周面には、ころがり軸
受2が嵌合されており、図示しないが、各偏心軸部にも
ころがり軸受がそれぞれ嵌合されている。
【0015】ころがり軸受2の外輪2aの外周面には、
図1〜3に示すように、千鳥状に配列された半球状のデ
ィンプル2bが複数形成されており、上述の他のころが
り軸受にもディンプルが同様に形成されている。
図1〜3に示すように、千鳥状に配列された半球状のデ
ィンプル2bが複数形成されており、上述の他のころが
り軸受にもディンプルが同様に形成されている。
【0016】図1に示すように、ころがり軸受2の外周
には、ころがり軸受2を内蔵するように包囲する円筒状
のスリーブ3が設けられており、このスリーブ3は、図
示しないが、当該ころがり軸受2と同様に他のころがり
軸受も内蔵するように包囲している。つまり、スリーブ
3は、ころがり軸受を一括して内蔵するように包囲して
いるのである。ころがり軸受2とスリーブ3との間は、
潤滑油51で満たされており、他のころがり軸受とスリ
ーブ3との間も潤滑油51で満たされている。この潤滑
油52は、支持軸1に形成された図示しない給油穴から
供給され、各部材の摺動部分を潤滑、冷却した後に、支
持軸1に形成された図示しない排油穴から排出されるよ
うになっている。
には、ころがり軸受2を内蔵するように包囲する円筒状
のスリーブ3が設けられており、このスリーブ3は、図
示しないが、当該ころがり軸受2と同様に他のころがり
軸受も内蔵するように包囲している。つまり、スリーブ
3は、ころがり軸受を一括して内蔵するように包囲して
いるのである。ころがり軸受2とスリーブ3との間は、
潤滑油51で満たされており、他のころがり軸受とスリ
ーブ3との間も潤滑油51で満たされている。この潤滑
油52は、支持軸1に形成された図示しない給油穴から
供給され、各部材の摺動部分を潤滑、冷却した後に、支
持軸1に形成された図示しない排油穴から排出されるよ
うになっている。
【0017】このようなバックアップロール10を備え
た圧延機は、次のように用いられる。バックアップロー
ル10の支持軸1を回動して偏心軸部1a及び他の偏心
軸部の向きを変えて、ころがり軸受2及び他のころがり
軸受を、クラウンを有するように配列する。必要とする
クラウンの大きさに設定したバックアップロール10を
ワークロールに押圧することにより、ワークロールのた
わみを矯正する。このようにした後、帯板を圧延すれ
ば、帯板は均一の厚さとなる。
た圧延機は、次のように用いられる。バックアップロー
ル10の支持軸1を回動して偏心軸部1a及び他の偏心
軸部の向きを変えて、ころがり軸受2及び他のころがり
軸受を、クラウンを有するように配列する。必要とする
クラウンの大きさに設定したバックアップロール10を
ワークロールに押圧することにより、ワークロールのた
わみを矯正する。このようにした後、帯板を圧延すれ
ば、帯板は均一の厚さとなる。
【0018】この帯板の圧延中、即ち、バックアップロ
ール10のスリーブ3が高速で回転している場合には、
ころがり軸受2の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪
とスリーブ3との間に十分な厚さの潤滑油51の油膜が
形成されるため、スリーブ3は、ワークロールの回転に
伴って、滑らかに回転する。
ール10のスリーブ3が高速で回転している場合には、
ころがり軸受2の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪
とスリーブ3との間に十分な厚さの潤滑油51の油膜が
形成されるため、スリーブ3は、ワークロールの回転に
伴って、滑らかに回転する。
【0019】一方、帯板の圧延の終了に伴って、バック
アップロール10のスリーブ3の回転が減速すると、こ
ろがり軸受2の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪と
スリーブ3との間の前記油膜が薄くなってしまうが、こ
ろがり軸受2のディンプル2b及び他のころがり軸受の
ディンプル内の潤滑油が流れ出すので、ころがり軸受2
の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪とスリーブ3と
の間が潤滑され、スリーブ3は、滑らかに回転する。
アップロール10のスリーブ3の回転が減速すると、こ
ろがり軸受2の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪と
スリーブ3との間の前記油膜が薄くなってしまうが、こ
ろがり軸受2のディンプル2b及び他のころがり軸受の
ディンプル内の潤滑油が流れ出すので、ころがり軸受2
の外輪2a及び他のころがり軸受の外輪とスリーブ3と
の間が潤滑され、スリーブ3は、滑らかに回転する。
【0020】従って、ころがり軸受2の外輪2a及び他
のころがり軸受の外輪とスリーブ3との間には、スリー
ブ3の回転速度に左右されることなく十分な厚さの油膜
が形成されるので、これら部材間の焼付や異常摩耗など
の発生が大幅に低減するのである。
のころがり軸受の外輪とスリーブ3との間には、スリー
ブ3の回転速度に左右されることなく十分な厚さの油膜
が形成されるので、これら部材間の焼付や異常摩耗など
の発生が大幅に低減するのである。
【0021】また、ころがり軸受2のディンプル2b及
び他のころがり軸受のディンプルは、スリーブ3と接触
しないため、スリーブ3ところがり軸受2の外輪2a及
び他のころがり軸受の外輪との間の摩擦を生じる面積が
小さくなると共に、これら部材間の接触部分がディンプ
ル内の潤滑油により冷却されるので、これら部材の接触
による摩擦に伴う発熱が大幅に抑えられる。
び他のころがり軸受のディンプルは、スリーブ3と接触
しないため、スリーブ3ところがり軸受2の外輪2a及
び他のころがり軸受の外輪との間の摩擦を生じる面積が
小さくなると共に、これら部材間の接触部分がディンプ
ル内の潤滑油により冷却されるので、これら部材の接触
による摩擦に伴う発熱が大幅に抑えられる。
【0022】従って、ころがり軸受2の外輪2a及び他
のころがり軸受の外輪とスリーブ3とが回転速度差を有
しながら接触しても、これら部材は高温になりにくいの
で、これら部材間の焼付や異常摩耗などの発生が大幅に
低減されるのである。
のころがり軸受の外輪とスリーブ3とが回転速度差を有
しながら接触しても、これら部材は高温になりにくいの
で、これら部材間の焼付や異常摩耗などの発生が大幅に
低減されるのである。
【0023】なお、本実施例では、ころがり軸受2及び
他のころがり軸受にディンプル2bを形成したが、二つ
目の実施例の要部の破断外観を表す図4に示すように、
スリーブ3の内周面にディンプル3bを形成しても、前
述と同様な効果が得られる。また、ころがり軸受及びス
リーブの両者に上述したディンプルをそれぞれ形成すれ
ば、より高い効果が得られる。
他のころがり軸受にディンプル2bを形成したが、二つ
目の実施例の要部の破断外観を表す図4に示すように、
スリーブ3の内周面にディンプル3bを形成しても、前
述と同様な効果が得られる。また、ころがり軸受及びス
リーブの両者に上述したディンプルをそれぞれ形成すれ
ば、より高い効果が得られる。
【0024】第二番目の発明による圧延機のロール構造
の一つ目の実施例を図5を用いて説明する。なお、図5
は、その要部の破断外観図である。但し、前述した実施
例と同様な部材については、前述した実施例と同様な符
号を用い、その説明を省略する。
の一つ目の実施例を図5を用いて説明する。なお、図5
は、その要部の破断外観図である。但し、前述した実施
例と同様な部材については、前述した実施例と同様な符
号を用い、その説明を省略する。
【0025】図5に示すように、筒状のリング4の内周
面及び外周面には、ディンプル4bが形成されており、
リング4は、図示しない支持軸の偏心軸部に回転可能に
嵌合するようになっている。リング4の外周には、リン
グ4を内蔵するように包囲する円筒状のスリーブ3が設
けられている。つまり、前述した実施例のころがり軸受
に代えて、本実施例は、リング4を用いてバックアップ
ロール11を構成したのである。
面及び外周面には、ディンプル4bが形成されており、
リング4は、図示しない支持軸の偏心軸部に回転可能に
嵌合するようになっている。リング4の外周には、リン
グ4を内蔵するように包囲する円筒状のスリーブ3が設
けられている。つまり、前述した実施例のころがり軸受
に代えて、本実施例は、リング4を用いてバックアップ
ロール11を構成したのである。
【0026】このようなバックアップロール11を備え
た圧延機は、前述した実施例と同様に用いられる。上記
圧延機による帯板の圧延中、即ち、バックアップロール
11のスリーブ3が高速で回転している場合には、前記
支持軸の偏心軸部とリング4との間及びリング4とスリ
ーブ3との間に十分な厚さの潤滑油の油膜が形成される
ため、スリーブ3及びリング4は、滑らかに回転する。
た圧延機は、前述した実施例と同様に用いられる。上記
圧延機による帯板の圧延中、即ち、バックアップロール
11のスリーブ3が高速で回転している場合には、前記
支持軸の偏心軸部とリング4との間及びリング4とスリ
ーブ3との間に十分な厚さの潤滑油の油膜が形成される
ため、スリーブ3及びリング4は、滑らかに回転する。
【0027】一方、帯板の圧延の終了に伴って、バック
アップロール11のスリーブ3及びリング4の回転が減
速すると、前記支持軸の偏心軸部とリング4との間及び
リング4とスリーブ3との間の前記油膜が薄くなってし
まうが、リング4のディンプル4b内の潤滑油が流れ出
すので、前記支持軸の偏心軸部とリング4との間及びリ
ング4とスリーブ3との間が潤滑され、スリーブ3及び
リング4は、滑らかに回転する。
アップロール11のスリーブ3及びリング4の回転が減
速すると、前記支持軸の偏心軸部とリング4との間及び
リング4とスリーブ3との間の前記油膜が薄くなってし
まうが、リング4のディンプル4b内の潤滑油が流れ出
すので、前記支持軸の偏心軸部とリング4との間及びリ
ング4とスリーブ3との間が潤滑され、スリーブ3及び
リング4は、滑らかに回転する。
【0028】従って、支持軸の偏心軸部とリング4との
間及びリング4とスリーブ3との間には、スリーブ3及
びリング4の回転速度に左右されることなく十分な厚さ
の油膜が形成されるので、これら部材間の焼付や異常摩
耗などの発生が大幅に低減するのである。
間及びリング4とスリーブ3との間には、スリーブ3及
びリング4の回転速度に左右されることなく十分な厚さ
の油膜が形成されるので、これら部材間の焼付や異常摩
耗などの発生が大幅に低減するのである。
【0029】また、リング4のディンプル4bは、スリ
ーブ3及び支持軸の偏心軸部と接触しないため、リング
4とスリーブ3との間及びリング4と支持軸の偏心軸部
との間の摩擦を生じる面積が小さくなると共に、さら
に、これら部材間の接触部分がディンプル4b内の潤滑
油により冷却されるので、これら部材の接触による摩擦
に伴う発熱が大幅に抑えられる。
ーブ3及び支持軸の偏心軸部と接触しないため、リング
4とスリーブ3との間及びリング4と支持軸の偏心軸部
との間の摩擦を生じる面積が小さくなると共に、さら
に、これら部材間の接触部分がディンプル4b内の潤滑
油により冷却されるので、これら部材の接触による摩擦
に伴う発熱が大幅に抑えられる。
【0030】従って、前述した部材は高温になりにくい
ので、これら部材間の焼付や異常摩耗などの発生が大幅
に低減されるのである。
ので、これら部材間の焼付や異常摩耗などの発生が大幅
に低減されるのである。
【0031】なお、本実施例では、リング4の内周面及
び外周面にディンプル4bを形成したが、二つ目の実施
例の要部の分解斜視を表す図6に示すように、スリーブ
3の内周面と支持軸1の偏心軸部1a及び他の偏心軸部
とにディンプル3b,11bを形成しても、前述と同様
な効果が得られる。また、支持軸の偏心軸部、リングの
内外周面、スリーブの内周面にディンプルをそれぞれ形
成すれば、より高い効果が得られる。
び外周面にディンプル4bを形成したが、二つ目の実施
例の要部の分解斜視を表す図6に示すように、スリーブ
3の内周面と支持軸1の偏心軸部1a及び他の偏心軸部
とにディンプル3b,11bを形成しても、前述と同様
な効果が得られる。また、支持軸の偏心軸部、リングの
内外周面、スリーブの内周面にディンプルをそれぞれ形
成すれば、より高い効果が得られる。
【0032】前述した実施例では、半球状のディンプル
を各部材に形成したが、例えば、図7,8に示すよう
に、角形状をなすディンプル2cを形成してもよい。
を各部材に形成したが、例えば、図7,8に示すよう
に、角形状をなすディンプル2cを形成してもよい。
【0033】また、各部材に形成されるディンプルの深
さは、100μm以下が望ましい。なぜなら、各部材間
に生じる潤滑油の油膜の厚さは約100μm程度なの
で、ディプルの深さを100μm以上にすると、油膜の
発生が阻害されるからである。また、各部材に形成され
るディンプルの各部材毎の総表面積は、当該部材のディ
ンプルを形成する部分の表面積の1/2程度が望まし
い。なぜなら、1/2よりも大きすぎると、接触面の面
圧が高くなり過ぎてしまう恐れがあり、1/2よりも小
さすぎると、前述した効果が十分に発現されないからで
ある。
さは、100μm以下が望ましい。なぜなら、各部材間
に生じる潤滑油の油膜の厚さは約100μm程度なの
で、ディプルの深さを100μm以上にすると、油膜の
発生が阻害されるからである。また、各部材に形成され
るディンプルの各部材毎の総表面積は、当該部材のディ
ンプルを形成する部分の表面積の1/2程度が望まし
い。なぜなら、1/2よりも大きすぎると、接触面の面
圧が高くなり過ぎてしまう恐れがあり、1/2よりも小
さすぎると、前述した効果が十分に発現されないからで
ある。
【0034】前述した実施例では、圧延機のバックアッ
プロールに適用した場合を説明したが、ワークロールに
適用してもよい。
プロールに適用した場合を説明したが、ワークロールに
適用してもよい。
【0035】
【発明の効果】前述したように、第一番目及び第二番目
の発明による圧延機のロール構造では、圧延に伴うスリ
ーブの回転が低速になると、ディンプル内に入り込んで
いた潤滑油が流れ出すことになり、摺動部分が潤滑され
るので、スリーブの回転速度に左右されることなく摺動
部分に油膜が形成され、焼付や異常摩耗などを生じるこ
とがなくなる。また、ディンプルの形成により、摺動部
分の摩擦を生じる面積が減少すると共に、接触部分がデ
ィンプル内の潤滑油により冷却されるので、摺動部分の
接触による摩擦に伴う発熱が大幅に抑えられ、焼付や異
常摩耗などの発生が大幅に低減する。
の発明による圧延機のロール構造では、圧延に伴うスリ
ーブの回転が低速になると、ディンプル内に入り込んで
いた潤滑油が流れ出すことになり、摺動部分が潤滑され
るので、スリーブの回転速度に左右されることなく摺動
部分に油膜が形成され、焼付や異常摩耗などを生じるこ
とがなくなる。また、ディンプルの形成により、摺動部
分の摩擦を生じる面積が減少すると共に、接触部分がデ
ィンプル内の潤滑油により冷却されるので、摺動部分の
接触による摩擦に伴う発熱が大幅に抑えられ、焼付や異
常摩耗などの発生が大幅に低減する。
【0036】このため、帯板の厚さを安定して均一に加
工することができ、また、高荷重での圧延による生産性
の向上を図って、帯板の生産コストを低減することがで
きる。
工することができ、また、高荷重での圧延による生産性
の向上を図って、帯板の生産コストを低減することがで
きる。
【図1】第一番目の発明による圧延機のロール構造の一
つ目の実施例の概略構造を表す一部抽出破断外観図であ
る。
つ目の実施例の概略構造を表す一部抽出破断外観図であ
る。
【図2】その要部の抽出拡大平面図である。
【図3】図2の矢線III 部抽出断面図である。
【図4】第一番目の発明による圧延機のロール構造の二
つ目の実施例の要部の破断外観図である。
つ目の実施例の要部の破断外観図である。
【図5】第二番目の発明による圧延機のロール構造の一
つ目の実施例の要部の破断外観図である。
つ目の実施例の要部の破断外観図である。
【図6】第二番目の発明による圧延機のロール構造の二
つ目の実施例の要部の分解斜視図である。
つ目の実施例の要部の分解斜視図である。
【図7】第一番目及び第二番目の発明による圧延機のロ
ール構造の三つ目の実施例の要部の抽出拡大平面図であ
る。
ール構造の三つ目の実施例の要部の抽出拡大平面図であ
る。
【図8】図7の矢線VIII部の抽出断面図である。
【図9】分割型ロールをバックアップロールに備えた圧
延機の一例の要部の断面図である。
延機の一例の要部の断面図である。
【図10】図9のX−X線矢視断面図である。
【図11】分割型ロールをバックアップロールの備えた
圧延機の他の例の要部の断面図である。
圧延機の他の例の要部の断面図である。
1 支持軸 1a 偏心軸部 2 ころがり軸受 2a 外輪 2b ディンプル 2c ディンプル 3 スリーブ 3b ディンプル 4 リング 4b ディンプル 10 バックアップロール 11 バックアップロール 51 潤滑油
Claims (2)
- 【請求項1】 支持軸と、前記支持軸の外周に嵌合した
軸受と、前記軸受を内蔵するように前記支持軸が差し込
まれる円筒状のスリーブとを備えた圧延機のロール構造
において、 前記軸受の外周面及び前記スリーブの内周面の少なくと
も一方にディンプルを複数形成してなることを特徴とす
る圧延機のロール構造。 - 【請求項2】 支持軸と、前記支持軸の外周に回転可能
に嵌合したリングと、前記リングを内蔵するように前記
支持軸が差し込まれる円筒状のスリーブとを備えた圧延
機のロール構造において、 前記リングの内周面及び前記支持軸の外周面の少なくと
も一方と前記リングの外周面及び前記スリーブの内周面
の少なくとも一方とにディンプルを複数形成してなるこ
とを特徴とする圧延機のロール構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20312594A JPH0866706A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 圧延機のロール構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20312594A JPH0866706A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 圧延機のロール構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0866706A true JPH0866706A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16468825
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20312594A Withdrawn JPH0866706A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 圧延機のロール構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0866706A (ja) |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20312594A patent/JPH0866706A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20011106 |