JPH086671B2 - 多気筒機関の点火時期制御装置 - Google Patents
多気筒機関の点火時期制御装置Info
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- JPH086671B2 JPH086671B2 JP24040487A JP24040487A JPH086671B2 JP H086671 B2 JPH086671 B2 JP H086671B2 JP 24040487 A JP24040487 A JP 24040487A JP 24040487 A JP24040487 A JP 24040487A JP H086671 B2 JPH086671 B2 JP H086671B2
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Description
【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は多気筒機関の点火時期制御装置に関する。
(従来の技術) 燃費向上の観点よりいわゆるMBT制御を行うようにし
た装置が提案されている(特開昭61−275581号公報参
照)。これは、燃焼時の筒内圧が最大となるクランク角
(このクランク角を以下単に「筒内圧最大クランク角」
と称す。)が上死点後の一定の目標値(Θr)となるよ
うに点火時期を設定した場合に、その機関の発生トルク
が最大となることに着目し、実際に最大圧を示すときの
クランク角の検出値(Θpmax)が目標値(Θr)と一致
するように点火時期をフィードバック制御するもので、
たとえば偏差ΔΘ(=Θr−Θpmax)とゲイン(K)と
の積にて補正量(MBTCS)が演算され、このMBTCSにて運
転条件(機関負荷と回転数)の検出値に応じた基本点火
進角値(ΘBASE)が補正される。
た装置が提案されている(特開昭61−275581号公報参
照)。これは、燃焼時の筒内圧が最大となるクランク角
(このクランク角を以下単に「筒内圧最大クランク角」
と称す。)が上死点後の一定の目標値(Θr)となるよ
うに点火時期を設定した場合に、その機関の発生トルク
が最大となることに着目し、実際に最大圧を示すときの
クランク角の検出値(Θpmax)が目標値(Θr)と一致
するように点火時期をフィードバック制御するもので、
たとえば偏差ΔΘ(=Θr−Θpmax)とゲイン(K)と
の積にて補正量(MBTCS)が演算され、このMBTCSにて運
転条件(機関負荷と回転数)の検出値に応じた基本点火
進角値(ΘBASE)が補正される。
しかしながら、MBT制御では燃焼過程の不確定要素さ
らには検出誤差によるΘpmaxのばらつきがそのまま点火
時期の値にフィードバックされるため第7図に示すよう
に、本来要求点火時期が一定値に安定するはずの定常時
においても点火時期が大きく変動する。この変動を抑え
るにはフィードバックゲインを小さくすることである
が、そうすると今度は第8図に示すように過渡時の応答
性が低下するので、ゲインを小さくすることは本質的な
対策とはいえない。なお、第7図と第8図は運転条件が
過渡から定常へと落ち着いた場合のΘpmaxと点火時期の
変化を示す。
らには検出誤差によるΘpmaxのばらつきがそのまま点火
時期の値にフィードバックされるため第7図に示すよう
に、本来要求点火時期が一定値に安定するはずの定常時
においても点火時期が大きく変動する。この変動を抑え
るにはフィードバックゲインを小さくすることである
が、そうすると今度は第8図に示すように過渡時の応答
性が低下するので、ゲインを小さくすることは本質的な
対策とはいえない。なお、第7図と第8図は運転条件が
過渡から定常へと落ち着いた場合のΘpmaxと点火時期の
変化を示す。
そこで、MBT制御を気筒別に行う多気筒機関において
は、1の気筒(この気筒を以下「自気筒」と称す。)に
ついての補正量を、自気筒以外の気筒(この気筒を以下
「他気筒」と称す。)についての補正量をも用いて求め
るものが提案されている。
は、1の気筒(この気筒を以下「自気筒」と称す。)に
ついての補正量を、自気筒以外の気筒(この気筒を以下
「他気筒」と称す。)についての補正量をも用いて求め
るものが提案されている。
たとえば、n気筒(たとえば6気筒)機関においてi
(iは気筒番号で1からnまでの整数)番気筒を自気
筒、i番気筒以外の気筒を他気筒とすると、i番気筒に
ついての偏差Θr−Θpmaxi)及びi番気筒以外の気筒
の偏差の総和 と各フィードバックゲイン(K1及びK2)とを用い、i番
気筒についての補正量(MBTCSi)を下式により更新する
のである。ただし、jも1からnまでの整数である。こ
れらのiとjは以下においても同じ意味で使用する。
(iは気筒番号で1からnまでの整数)番気筒を自気
筒、i番気筒以外の気筒を他気筒とすると、i番気筒に
ついての偏差Θr−Θpmaxi)及びi番気筒以外の気筒
の偏差の総和 と各フィードバックゲイン(K1及びK2)とを用い、i番
気筒についての補正量(MBTCSi)を下式により更新する
のである。ただし、jも1からnまでの整数である。こ
れらのiとjは以下においても同じ意味で使用する。
同式において、新たに加算される量(第2項と第3
項)では、K1とK2が重みを意味し、第2項と第3項の和
は重み付き和を表す。
項)では、K1とK2が重みを意味し、第2項と第3項の和
は重み付き和を表す。
このように、他気筒についての補正量をも取り込むの
は、運転条件,燃焼特性及び要求点火時期などは気筒間
でほぼ等しいはずであるとの前提のもとに、他気筒をも
含めた値によれば、気筒別の補正量に含まれる不規則変
動分が均されることになるからである。ただし、他気筒
による寄与分が大きすぎると自気筒についての制御の応
答性が低下するので、2つの補正量の間に重み付けを行
うのである。
は、運転条件,燃焼特性及び要求点火時期などは気筒間
でほぼ等しいはずであるとの前提のもとに、他気筒をも
含めた値によれば、気筒別の補正量に含まれる不規則変
動分が均されることになるからである。ただし、他気筒
による寄与分が大きすぎると自気筒についての制御の応
答性が低下するので、2つの補正量の間に重み付けを行
うのである。
このようにして他気筒についての補正量を取り込むよ
うにしたMBT制御を他気筒反映型と称し、第7図と同じ
条件で当該制御を行った場合の例を第9図に示すと、過
渡時の応答性を低下させることなく、定常時には点火時
期の変動が小さく抑えられている。
うにしたMBT制御を他気筒反映型と称し、第7図と同じ
条件で当該制御を行った場合の例を第9図に示すと、過
渡時の応答性を低下させることなく、定常時には点火時
期の変動が小さく抑えられている。
(発明が解決しようとする問題点) ところで、他気筒反映型のMBT制御にノック制御が単
純に組み合わされただけでは、両者の不適合に起因し
て、MBT制御のほうに過渡応答性の不良、定常偏差の残
存あるいは定常時においてノッキングが発生するとノッ
キングを起こしていない気筒の点火時期が変動するなど
の問題が生ずる。
純に組み合わされただけでは、両者の不適合に起因し
て、MBT制御のほうに過渡応答性の不良、定常偏差の残
存あるいは定常時においてノッキングが発生するとノッ
キングを起こしていない気筒の点火時期が変動するなど
の問題が生ずる。
たとえば、定常時において1つの気筒にノッキングを
生じると、当該気筒ではノック制御により点火時期が大
きく遅角補正されるため、当該気筒についてのΘpmaxが
遅角側に大きく動き、当該気筒について得られる偏差が
ノッキングを検出していない場合よりも極めて大きくな
る。したがって、この大きな偏差に基づく補正量がノッ
キングを生じてない気筒の補正量のために加算される
と、ノッキングを生じていない気筒の点火時期は逆に進
角側に変動してしまう。第10図にはこの様子を示す。
生じると、当該気筒ではノック制御により点火時期が大
きく遅角補正されるため、当該気筒についてのΘpmaxが
遅角側に大きく動き、当該気筒について得られる偏差が
ノッキングを検出していない場合よりも極めて大きくな
る。したがって、この大きな偏差に基づく補正量がノッ
キングを生じてない気筒の補正量のために加算される
と、ノッキングを生じていない気筒の点火時期は逆に進
角側に変動してしまう。第10図にはこの様子を示す。
この原因は、他気筒についての補正量を取り込むよう
にした根拠が気筒間の運転条件,燃焼特性及び要求点火
時期などは互いにほぼ等しいはずであるとする点にあ
り、これを前提としてMBT制御を行うものであるのに、
ノック制御による遅角補正がなされるとこの前提が崩れ
るからである。したがって、ノック制御を組み合わせる
に当たっては不適合が生じることがないようにする配慮
が必要となるのである。
にした根拠が気筒間の運転条件,燃焼特性及び要求点火
時期などは互いにほぼ等しいはずであるとする点にあ
り、これを前提としてMBT制御を行うものであるのに、
ノック制御による遅角補正がなされるとこの前提が崩れ
るからである。したがって、ノック制御を組み合わせる
に当たっては不適合が生じることがないようにする配慮
が必要となるのである。
この発明はこのような従来の問題点に着目してなされ
たもので、ノック制御による遅角補正がなされる気筒が
ある場合には、当該気筒についての補正量をMBT制御に
関する補正量に反映させないようにした装置を提供する
ことを目的とする。
たもので、ノック制御による遅角補正がなされる気筒が
ある場合には、当該気筒についての補正量をMBT制御に
関する補正量に反映させないようにした装置を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) この発明は、第1図に示すように、気筒別にノッキン
グを検出するセンサ1と、このノッキング信号をノッキ
ング強度に応じた信号に変換する手段2と、前記ノッキ
ング強度に応じた信号とその目標値との比較にてノッキ
ングが生じたかどうかを判定する手段3と、判定結果に
基づきノック制御に関する補正量(i番気筒についてKN
KCSi)を演算する手段4と、気筒別に筒内圧最大クラン
ク角を検出する手段5と、検出された筒内圧最大クラン
ク角の検出値(i番気筒についてΘpmaxi)と圧縮上死
点後の一定の目標値(Θr)との偏差に基づいてMBT制
御に関する補正量(たとえばi番気筒についてMBTCSi)
を演算する手段6と、演算されたMBT制御に関する補正
量(MBTCSi)と前記ノック制御に関する補正量(KNKCS
i)とをフィードバック量として基本点火時期
(ΘBASE)を補正して出力すべき点火時期(i番気筒に
ついてΘADVi)を気筒別に求める手段10とを備える多気
筒機関の点火時期制御装置において、前記MBT制御に関
する補正量(MBTCSi)を演算する手段6を、自気筒と他
気筒についての補正量をそれぞれ演算する手段7及び8
と、自気筒についての補正量に他気筒についての補正量
を所定の割合で加算する手段9とから構成するととも
に、他気筒の中に前記ノック制御による遅角補正がなさ
れる気筒がある場合には当該気筒についての補正量を加
算させない手段11とを設けた。
グを検出するセンサ1と、このノッキング信号をノッキ
ング強度に応じた信号に変換する手段2と、前記ノッキ
ング強度に応じた信号とその目標値との比較にてノッキ
ングが生じたかどうかを判定する手段3と、判定結果に
基づきノック制御に関する補正量(i番気筒についてKN
KCSi)を演算する手段4と、気筒別に筒内圧最大クラン
ク角を検出する手段5と、検出された筒内圧最大クラン
ク角の検出値(i番気筒についてΘpmaxi)と圧縮上死
点後の一定の目標値(Θr)との偏差に基づいてMBT制
御に関する補正量(たとえばi番気筒についてMBTCSi)
を演算する手段6と、演算されたMBT制御に関する補正
量(MBTCSi)と前記ノック制御に関する補正量(KNKCS
i)とをフィードバック量として基本点火時期
(ΘBASE)を補正して出力すべき点火時期(i番気筒に
ついてΘADVi)を気筒別に求める手段10とを備える多気
筒機関の点火時期制御装置において、前記MBT制御に関
する補正量(MBTCSi)を演算する手段6を、自気筒と他
気筒についての補正量をそれぞれ演算する手段7及び8
と、自気筒についての補正量に他気筒についての補正量
を所定の割合で加算する手段9とから構成するととも
に、他気筒の中に前記ノック制御による遅角補正がなさ
れる気筒がある場合には当該気筒についての補正量を加
算させない手段11とを設けた。
(作用) 他気筒反映型MBT制御にノック制御が組み合わされた
場合、ノック制御による遅角補正に伴って生じた偏差を
も本来の偏差としてMBT制御が行なわれるので、ノッキ
ングの生じていない気筒までが余計な影響を受けること
になるが、本願によればノック制御に伴う大きな偏差は
MBT制御による本来の偏差と別に扱われ、MBT制御に関す
る補正量からは除かれる。
場合、ノック制御による遅角補正に伴って生じた偏差を
も本来の偏差としてMBT制御が行なわれるので、ノッキ
ングの生じていない気筒までが余計な影響を受けること
になるが、本願によればノック制御に伴う大きな偏差は
MBT制御による本来の偏差と別に扱われ、MBT制御に関す
る補正量からは除かれる。
このため、ノッキングを生じている気筒の影響を受け
てノッキングを生じていない気筒の点火時期が変動する
ということがなくなり、他気筒反映型MBT制御の本来の
機能が維持される。
てノッキングを生じていない気筒の点火時期が変動する
ということがなくなり、他気筒反映型MBT制御の本来の
機能が維持される。
(実施例) 第2図は一実施例の制御系のブロック図を示す。同図
において、21は点火プラグの座金部に装着する座金型筒
内圧センサで、センサ21の出力する信号はノッキング処
理回路22及び筒内圧検出回路23にてそれぞれノッキング
信号(S1)と筒内圧信号(S2)に波形整形され、コント
ロールユニットの入出力ポート(I/O)32に入力され
る。S2からは公知の方法でΘpmaxが求められる。
において、21は点火プラグの座金部に装着する座金型筒
内圧センサで、センサ21の出力する信号はノッキング処
理回路22及び筒内圧検出回路23にてそれぞれノッキング
信号(S1)と筒内圧信号(S2)に波形整形され、コント
ロールユニットの入出力ポート(I/O)32に入力され
る。S2からは公知の方法でΘpmaxが求められる。
24は単位クランク角毎の信号(POS信号)とクランク
角の基準位置(たとえば圧縮上死点前の所定位置)毎の
信号(REF信号)を発生するクランク角センサで、POS信
号からは回転数NEが計測され、両信号からは気筒番号の
判定がなされる。
角の基準位置(たとえば圧縮上死点前の所定位置)毎の
信号(REF信号)を発生するクランク角センサで、POS信
号からは回転数NEが計測され、両信号からは気筒番号の
判定がなされる。
26は負荷(たとえば吸入空気量Qa)を検出するセンサ
で、QaはNEとともに運転状態の主パラメータとなる。こ
れに対して負荷スイッチ(たとえばアイドルスイッチ)
25からのON−OFF信号は副パラメータである。
で、QaはNEとともに運転状態の主パラメータとなる。こ
れに対して負荷スイッチ(たとえばアイドルスイッチ)
25からのON−OFF信号は副パラメータである。
31はセンサ類からの各種の信号が入力されるコントロ
ールユニットで、I/O32,CPU33,ROM34及びRAM35からな
り、これらの間の情報の授受はバス36を介して行なわれ
る。コントロールユニット31では、運転条件信号(負荷
信号,POS信号及びREF信号)とフィードバック信号(S1
とS2)に基づき第3図と第4図に示す各制御を行って気
筒別に出力点火進角値を設定する。この点火進角値は点
火信号に変換され、パワトランジスタ38に向け出力され
る。37は出力増幅回路、39は点火コイルである。
ールユニットで、I/O32,CPU33,ROM34及びRAM35からな
り、これらの間の情報の授受はバス36を介して行なわれ
る。コントロールユニット31では、運転条件信号(負荷
信号,POS信号及びREF信号)とフィードバック信号(S1
とS2)に基づき第3図と第4図に示す各制御を行って気
筒別に出力点火進角値を設定する。この点火進角値は点
火信号に変換され、パワトランジスタ38に向け出力され
る。37は出力増幅回路、39は点火コイルである。
なお、第2図は簡素化のため単気筒機関について構成
してあるが、実際には要素21ないし23及び出力回路(37
ないし39)が気筒数分あるものとする。
してあるが、実際には要素21ないし23及び出力回路(37
ないし39)が気筒数分あるものとする。
第3図と第4図は気筒毎に実行されるノック制御と他
気筒反映型MBT制御のプログラムで、6気筒機関に適用
したものである。
気筒反映型MBT制御のプログラムで、6気筒機関に適用
したものである。
まず、所定クランク角毎に実行されるノック制御から
説明すると、ノッキングが生じているかどうかの判定
は、たとえばi番気筒の1燃焼時に得られるノッキング
強度に応じた信号の積分値と比較レベルの大小にて行な
われ、ノッキング有りと判定される場合は、前回の補正
量から所定値(D1)だけ遅角させた値(KNKCSi−D1)が
改めて今回の補正量(KNKCSi)とされる(ステップ41〜
43)。この逆にノッキング無しの場合は所定値(D2)だ
け進角させた値(KNKCSi+D2)が改めてKNKCSiとされる
(ステップ42,44)。具体的には、ノッキングが発生し
た場合には1回だけ大きく(D1)遅角され、その後はD2
ずつ徐々に進角されることになる。
説明すると、ノッキングが生じているかどうかの判定
は、たとえばi番気筒の1燃焼時に得られるノッキング
強度に応じた信号の積分値と比較レベルの大小にて行な
われ、ノッキング有りと判定される場合は、前回の補正
量から所定値(D1)だけ遅角させた値(KNKCSi−D1)が
改めて今回の補正量(KNKCSi)とされる(ステップ41〜
43)。この逆にノッキング無しの場合は所定値(D2)だ
け進角させた値(KNKCSi+D2)が改めてKNKCSiとされる
(ステップ42,44)。具体的には、ノッキングが発生し
た場合には1回だけ大きく(D1)遅角され、その後はD2
ずつ徐々に進角されることになる。
そして、KNKCSiにて基本点火進角値(ΘBASE)が補
正、すなわちΘBASEとKNKCSiの和にてi番気筒の出力点
火進角値(ΘADVi)が求められる(ステップ45)。な
お、和算方式ではなく積算方式としても構わない。Θ
BASEは全気筒に共通な値で、運転状態の主パラメータ及
び副パラメータに応じ、ROM34に保有しているマップを
参照することで求められる。
正、すなわちΘBASEとKNKCSiの和にてi番気筒の出力点
火進角値(ΘADVi)が求められる(ステップ45)。な
お、和算方式ではなく積算方式としても構わない。Θ
BASEは全気筒に共通な値で、運転状態の主パラメータ及
び副パラメータに応じ、ROM34に保有しているマップを
参照することで求められる。
一方、所定クランク角毎に実行されるMBT制御では、
ノック制御に関する補正量の代わりにMBT制御に関する
補正量が置き代えられる。たとえば、i番気筒について
の補正量(MBTCSi)がΘADViに加算される(ステップ6
0)。この結果、点火時期制御の全容は第5図のように
なり、 ΘADVi=ΘBASE+KNKCSi+MBTCSi にて最終的にΘADViが求まる。
ノック制御に関する補正量の代わりにMBT制御に関する
補正量が置き代えられる。たとえば、i番気筒について
の補正量(MBTCSi)がΘADViに加算される(ステップ6
0)。この結果、点火時期制御の全容は第5図のように
なり、 ΘADVi=ΘBASE+KNKCSi+MBTCSi にて最終的にΘADViが求まる。
ここに、他気筒反映型では、i番気筒についての補正
量にi番気筒以外の気筒についての補正量を所定の割合
で加算することで、MBTCSiが更新される。これを式で表
すと、 MBTCSi=MBTCSi−K・ΔΘi−(K/N)・SUM であり、第2項がi番気筒についての補正量、第3項が
i番気筒以外の気筒についての補正量である(ステップ
59)。ただし、同式においてKはi番気筒のゲイン(自
気筒ゲイン)、K/Nはi番気筒以外の気筒のゲイン(他
気筒反映ゲイン)で、これらを重みとする和となってい
る。
量にi番気筒以外の気筒についての補正量を所定の割合
で加算することで、MBTCSiが更新される。これを式で表
すと、 MBTCSi=MBTCSi−K・ΔΘi−(K/N)・SUM であり、第2項がi番気筒についての補正量、第3項が
i番気筒以外の気筒についての補正量である(ステップ
59)。ただし、同式においてKはi番気筒のゲイン(自
気筒ゲイン)、K/Nはi番気筒以外の気筒のゲイン(他
気筒反映ゲイン)で、これらを重みとする和となってい
る。
なお、ΔΘiはi番気筒についての偏差で、S2を単位
クランク角毎にサンプリングした値を用いて得られる前
回燃焼時のΘpmax(Θpmaxi)とΘr(機関効率が最大
となるクランク角で、圧縮上死点後15゜付近の値)との
差を採ることで計算される(ステップ51,52)。また、S
UMはi番気筒以外の気筒についての偏差の総和で、 にて計算される(ステップ53,54,56〜58)。なお、ΔΘ
jはj番気筒についての偏差(Θr−Θpmaxj)である
ことはいうまでもない。
クランク角毎にサンプリングした値を用いて得られる前
回燃焼時のΘpmax(Θpmaxi)とΘr(機関効率が最大
となるクランク角で、圧縮上死点後15゜付近の値)との
差を採ることで計算される(ステップ51,52)。また、S
UMはi番気筒以外の気筒についての偏差の総和で、 にて計算される(ステップ53,54,56〜58)。なお、ΔΘ
jはj番気筒についての偏差(Θr−Θpmaxj)である
ことはいうまでもない。
さて、こうしたMBT制御ではノック制御との不適合が
生じるので、ステップ55においてj(ただしj≠i)番
気筒にノッキングが生じているかどうか判定し、ノッキ
ングが生じている場合にはステップ56を飛ばして57に進
ませることで、当該気筒の偏差についてはSUMの計算か
ら除外する。
生じるので、ステップ55においてj(ただしj≠i)番
気筒にノッキングが生じているかどうか判定し、ノッキ
ングが生じている場合にはステップ56を飛ばして57に進
ませることで、当該気筒の偏差についてはSUMの計算か
ら除外する。
たとえば、仮にj番気筒についてノッキングが検出さ
れたとすれば、この気筒では点火時期が一気に所定量遅
角されるので(ステップ42,43)、これに応じて当該気
筒についてのΘpmax(Θpmaxj)が遅角側に移動し、そ
の偏差(ΔΘj)がノッキングを生じてない場合の偏差
よりも遅角側に大きくなる。したがって、この偏差ΔΘ
jも加算されるとすればノッキングが検出されていない
気筒がMBT点火時期に達していてもSUMは遅角側の値を示
すことになる。
れたとすれば、この気筒では点火時期が一気に所定量遅
角されるので(ステップ42,43)、これに応じて当該気
筒についてのΘpmax(Θpmaxj)が遅角側に移動し、そ
の偏差(ΔΘj)がノッキングを生じてない場合の偏差
よりも遅角側に大きくなる。したがって、この偏差ΔΘ
jも加算されるとすればノッキングが検出されていない
気筒がMBT点火時期に達していてもSUMは遅角側の値を示
すことになる。
一方、MBT制御によれば、SUMが遅角側の値を持つこと
は、それだけΘrから外れている、すなわち遅角側にず
れていることを意味するので、Θrに引き戻そうとSUM
の値の分だけノッキングを検出してない気筒が余計に進
角されることになる。
は、それだけΘrから外れている、すなわち遅角側にず
れていることを意味するので、Θrに引き戻そうとSUM
の値の分だけノッキングを検出してない気筒が余計に進
角されることになる。
しかしながら、ここでのSUMの値の変化は本来のMBT制
御によれば生ずるはずのないものであるから、本来生じ
るはずのない値に基づいてMBT制御が行なわれるという
ことは、いわば制御に誤動作を生じているのと同じ事態
である。
御によれば生ずるはずのないものであるから、本来生じ
るはずのない値に基づいてMBT制御が行なわれるという
ことは、いわば制御に誤動作を生じているのと同じ事態
である。
これに対して、この例によればノッキングを生じてい
る気筒についての偏差がSUMに加算されることはない。
このことは、制御上ノッキングを生じている気筒がノッ
キングの生じてない気筒から分離されることを意味し、
ノッキングの生じていない気筒のみを対象として他気筒
反映型のMBT制御が行われることになる。すなわち、ノ
ッキングの発生した気筒の影響を受けてノッキングを生
じていない気筒の点火時期が変動することもなく、他気
筒反映型MBT制御の本来の機能が維持されるのである。
る気筒についての偏差がSUMに加算されることはない。
このことは、制御上ノッキングを生じている気筒がノッ
キングの生じてない気筒から分離されることを意味し、
ノッキングの生じていない気筒のみを対象として他気筒
反映型のMBT制御が行われることになる。すなわち、ノ
ッキングの発生した気筒の影響を受けてノッキングを生
じていない気筒の点火時期が変動することもなく、他気
筒反映型MBT制御の本来の機能が維持されるのである。
たとえば、第10図と同じ条件で本願によるMBT制御を
行った場合の作用を第6図に示すと、ノッキングを生じ
ている気筒では遅角補正にてノッキングが速やかに回避
されるとともに、ノッキングの生じてない気筒の点火時
期はノッキングの生じた気筒の影響を受けることなくほ
ぼ直線状態の安定したものとなっている。ここに、ノッ
ク制御との適合が図られたことになるのである。
行った場合の作用を第6図に示すと、ノッキングを生じ
ている気筒では遅角補正にてノッキングが速やかに回避
されるとともに、ノッキングの生じてない気筒の点火時
期はノッキングの生じた気筒の影響を受けることなくほ
ぼ直線状態の安定したものとなっている。ここに、ノッ
ク制御との適合が図られたことになるのである。
最後に、ステップ59に示す例は比例制御の例である
が、これに限るものでないことはいうまでもない。
が、これに限るものでないことはいうまでもない。
(発明の効果) 以上説明したように、この発明では他気筒反映型MBT
制御にノック制御を組み合わせた点火時期制御装置にお
いて、MBT制御に関する補正量を、自気筒についての補
正量に他気筒についての補正量を所定の割合で加算した
ものから算出するとともに、他気筒の中にノック制御に
よる遅角補正がなされる気筒がある場合には当該気筒に
ついての補正量を加算しないように構成したので、ノッ
キングを生じている気筒の影響を受けてノッキングを生
じていない気筒の点火時期が変動することがなく、これ
にて他気筒反映型MBT制御の本来の機能がノック制御に
関係なく維持される。
制御にノック制御を組み合わせた点火時期制御装置にお
いて、MBT制御に関する補正量を、自気筒についての補
正量に他気筒についての補正量を所定の割合で加算した
ものから算出するとともに、他気筒の中にノック制御に
よる遅角補正がなされる気筒がある場合には当該気筒に
ついての補正量を加算しないように構成したので、ノッ
キングを生じている気筒の影響を受けてノッキングを生
じていない気筒の点火時期が変動することがなく、これ
にて他気筒反映型MBT制御の本来の機能がノック制御に
関係なく維持される。
第1図はこの発明のクレーム対応図、第2図はこの発明
の一実施例の制御系のブロック図、第3図〜第5図はこ
の実施例の演算内容を説明する流れ図、第6図はこの実
施例の作用を説明するための波形図である。 第7図ないし第10図は従来例の作用を説明するための波
形図である。 1……ノッキングセンサ、2……信号変換手段、3……
ノッキング判定手段、4……ノック制御に関する補正量
の演算手段、5……筒内圧最大クランク角検出手段、6
……MBT制御に関する補正量の演算手段、7……自気筒
についての補正量の演算手段、8……他気筒分について
の補正量の演算手段、9……加算手段、10……出力点火
時期演算手段、11……不加算手段、21……筒内圧セン
サ、22……ノッキング処理回路、23……筒内圧検出回
路、24……クランク角センサ、25……負荷センサ、31…
…コントロールユニット。
の一実施例の制御系のブロック図、第3図〜第5図はこ
の実施例の演算内容を説明する流れ図、第6図はこの実
施例の作用を説明するための波形図である。 第7図ないし第10図は従来例の作用を説明するための波
形図である。 1……ノッキングセンサ、2……信号変換手段、3……
ノッキング判定手段、4……ノック制御に関する補正量
の演算手段、5……筒内圧最大クランク角検出手段、6
……MBT制御に関する補正量の演算手段、7……自気筒
についての補正量の演算手段、8……他気筒分について
の補正量の演算手段、9……加算手段、10……出力点火
時期演算手段、11……不加算手段、21……筒内圧セン
サ、22……ノッキング処理回路、23……筒内圧検出回
路、24……クランク角センサ、25……負荷センサ、31…
…コントロールユニット。
Claims (1)
- 【請求項1】気筒別にノッキングを検出するセンサと、
このノッキング信号をノッキング強度に応じた信号に変
換する手段と、前記ノッキング強度に応じた信号とその
目標値との比較にてノッキングが生じたかどうかを判定
する手段と、判定結果に基づきノッキング制御に関する
補正量を演算する手段と、気筒別に筒内圧最大クランク
角を検出する手段と、検出された筒内圧最大クランク角
の検出値と圧縮上死点後の一定の目標値との偏差に基づ
いてMBT制御に関する補正量を演算する手段と、演算さ
れたMBT制御に関する補正量と前記ノック制御に関する
補正量とをフィードバック量として基本点火時期を補正
して出力すべき点火時期を気筒別に求める手段とを備え
る多気筒機関の点火時期制御装置において、前記MBT制
御に関する補正量を演算する手段を、自気筒と他気筒に
ついての補正量をそれぞれ演算する手段と、自気筒につ
いての補正量に他気筒についての補正量を所定の割合で
加算する手段とから構成するとともに、他気筒の中に前
記ノック制御による遅角補正がなされる気筒がある場合
には当該気筒についての補正量を加算させない手段とを
設けたことを特徴とする多気筒機関の点火時期制御装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24040487A JPH086671B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 多気筒機関の点火時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24040487A JPH086671B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 多気筒機関の点火時期制御装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6483858A JPS6483858A (en) | 1989-03-29 |
| JPH086671B2 true JPH086671B2 (ja) | 1996-01-29 |
Family
ID=17058962
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24040487A Expired - Lifetime JPH086671B2 (ja) | 1987-09-25 | 1987-09-25 | 多気筒機関の点火時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH086671B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100781209B1 (ko) * | 2006-11-20 | 2007-11-30 | 이대희 | 자동차 시트 조절용 원형 리클라이너의 자동 커어링조립장치 |
-
1987
- 1987-09-25 JP JP24040487A patent/JPH086671B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6483858A (en) | 1989-03-29 |
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