JPH0867073A - 昇華転写用受像シート及びそれを用いた記録方法 - Google Patents

昇華転写用受像シート及びそれを用いた記録方法

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JPH0867073A
JPH0867073A JP6247264A JP24726494A JPH0867073A JP H0867073 A JPH0867073 A JP H0867073A JP 6247264 A JP6247264 A JP 6247264A JP 24726494 A JP24726494 A JP 24726494A JP H0867073 A JPH0867073 A JP H0867073A
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dye
sheet
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JP6247264A
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Inventor
Hiroyuki Kamimura
浩之 上村
Chiharu Nogawa
千春 野川
Hidehiro Mochizuki
秀洋 望月
Hironori Kuboyama
浩紀 久保山
Yutaka Ariga
ゆたか 有賀
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 染料受容層が主として硬化性樹脂からなり、
且つ層全体に対するゲル分率が70重量%以上(好まし
くは90〜99重量%)である昇華転写用受像シート、
並びに該受像シートとインク層の最上層が低染着性樹脂
層からな昇華用転写シートとを用いる速度差モード法に
よる記録方法。 【効果】 高エネルギーで融着せず、単色で高濃度出力
が可能になり、且つ染料逆転写が防止されて混色時にも
高濃度が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は昇華転写用受像シート及
びそれを用いた速度差モード法による記録方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】近年、フルカラープリンターの需要が年
々増加し、このフルカラープリンターの記録方式として
電子写真方式、インクジェット方式、感熱転写方式等が
あるが、この中で保守が容易、騒音が無い等の理由によ
り感熱転写方式が注目されている。この感熱転写方式に
は、熱溶融性物質中に着色剤を分散したインク層を有す
る転写シートと受像シートを重ねて前記転写シートに画
像状に熱印加することによりインク層を熱溶融せしめて
受像シート上に転写記録する溶融型転写記録と、熱昇華
性染料あるいは熱移行性染料(本明細書中では単に昇華
性染料と呼ぶ、)を含有するインク層を有する転写シー
トと受像シートを重ねて前記転写シートに画像状に熱印
加することによりインク層の染料を受像シート上に昇華
又は移行せしめて記録する昇華型転写記録とがある。フ
ルカラー画像の記録としては、一般的には色調の忠実性
から見て昇華型転写記録の方が優れている。
【0003】また、この昇華型転写記録においては、多
数回印字記録を行なうために、近年昇華転写用受像シー
ト(以下単に受像シートと呼ぶことがある、)の速度
を、昇華用転写シート(以下単に転写シートと呼ぶこと
がある、)の速度のn倍(n>1)にして、両シートを
走行させた状態で繰り返し印字する速度差モード記録法
(n倍モード法)が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来昇華型転写記録で
は、受像シートとして、昇華性染料に対して強い染着性
を示す熱可塑のポリエステル樹脂等からなる染料受容層
を基体(紙、合成紙、合成樹脂フィルム等)上に形成さ
せたものが用いられてきた。しかしながら、従来の受像
シートでは転写シート表面との剥離性が充分ではなく、
特に速度差モード記録法に適用した場合、両シート間に
強い摩擦力が加わるため記録時に融着を起したり、シー
トが破損したりすることがあった。
【0005】また、速度差モード記録法において、染料
受容層の層全体に対するゲル分率が70重量%未満であ
る受像シートを用いると、融着発生のため高エネルギー
が付与できず、結果的に高濃度は得られない。逆に、受
像層の層全体に対するゲル分率が100重量%である受
像シートを用いると、融着等がなく高エネルギーの付与
が可能となるため、単色にて高濃度が得られるが、転写
された染料は受容層のゲル分率が高いため、染料が受容
層内部に拡散しにくく、転写した染料は受容層表面近傍
に位置する。そのため混色時においては受容層表面の1
次色染料が転写シートに逆転写し結果的に混色時(特に
黒)において高濃度画像が得られない。
【0006】従って、本発明は、表面剥離性の高い昇華
転写用受像シートを提供すること、及び該受像シートを
用い速度差モード記録法を適用した場合に、混色でも高
濃度が得られる記録方法を提供すること、をその目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、基体上
に直接あるいは中間層を介して染料受容層を設けた昇華
転写用受像シートにおいて、前記染料受容層は主として
硬化性樹脂からなり、且つ層全体に対するゲル分率が7
0重量%以上であることを特徴とする昇華転写用受像シ
ートが提供される。
【0008】また、本発明によれば、上記昇華転写用受
像シートとインク層の最上層が低染着性樹脂層からなる
昇華用転写シートとを用い、昇華用転写シートを受像シ
ートに対し相対速度を1/n(n>1)にして記録する
ことを特徴とする記録方法が提供される。
【0009】本発明者等は、受像シートにおいて染料受
容層の染着性樹脂を硬化せしめれば、その表面の剥離性
が高くなり、ゲル分率を70重量%以上とすることによ
り、速度差モード記録に適用しても融着あるいは破損が
生じないことを見い出し、また上記の受像シートとイン
ク層の最上層が低染着性樹脂層からなる転写シートとを
用いることにより、速度差モード記録に適用した場合、
単色で高濃度出力が可能である上に、染料逆転写が防止
され、混色時にも高濃度が得られることを見い出し、本
発明に到達したものである。
【0010】なお、本発明におけるゲル分率とは、受像
シートの50mm×100mmの小片を試料とし、これ
をメチルエチルケトン溶剤500g中に10分間浸漬し
て、受容層のうち溶剤に溶出しないものの割合と定義さ
れる。
【0011】なお、速度差モード記録法において、大き
な速度差(nが大)にしても融着及び破損を生じないよ
うにするためには、受容層のゲル分率を90重量%以上
とすることが好ましい。また、染着性樹脂を硬化せしめ
ればその表面の剥離性は高くなるが、染着性が低下する
傾向があるため、ゲル分率の上限を99重量%程度とす
ることが好ましい。
【0012】受容層を構成する硬化性樹脂は、昇華性染
料に対する染着性が良い樹脂を硬化せしめることにより
得ることができる。昇華性染料に対する染着性が良い樹
脂としては従来から公知の材料で良く、例えば塩化ビニ
ル樹脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド、ポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル樹脂、ポリエ
ステル、ポリカーボネート、ポリウレタン、エポキシ樹
脂、シリコーン樹脂、メラミン樹脂、天然ゴム、合成ゴ
ム、ポリビニルアルコール、セルロース樹脂が挙げられ
る。これらは1種あるいは2種以上を混合して用いても
良く、又はこれらの共重合体として用いるいこともでき
る。更に、これらのうち活性水素を持つ樹脂を用いるこ
とが好ましい。また、染着樹脂の中で、OH基を1分子
当たり平均して20以上含有するものが好ましい。OH
基が1分子当たり20未満の樹脂の場合には、樹脂層の
硬化は不十分で十分な耐熱性を持つことができないた
め、印字時に本来の記録画像を得ることができにくくな
る。
【0013】硬化剤としては、公知の硬化剤が使用可能
であるが、前記昇華性染料の染着可能な樹脂として活性
水素を持つ樹脂を選択した場合は、イソシアネート化合
物を用いることが適当である。イソシアネート化合物と
しては、ジ−又はトリ−イソシアネート化合物が特に有
効であり、例えば2,4−トリレンジイソシアネート、
2.6−トリレンジイソシアネート、4,4−ジフェニ
ルメタンジイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシア
ネート、キシリレンジイソシアネート、トリフェニルメ
タントリイソシアネート、イソホロンジイソシアネー
ト、ビスシアネートメチルシクロヘキサン、トリメチル
ヘキサメチレンジイソシアネートなどがある。イソシア
ネート化合物の−NCO基と活性水素を持つ樹脂の−O
H基との比を0.1:1〜1:1の割合で混合すること
が適当である。
【0014】活性水素を持つ樹脂とイソシアネート化合
物とを反応させて本発明の高ゲル分率受容層を得るため
には、受容層を塗布乾燥しただけでは得ることができ
ず、その後処理として、高温雰囲気中で長期間静置して
エージングさせることにより初めて得ることができる。
【0015】また、長期間の高温雰囲気中でのエージン
グは製造コスト上不利であるため、受容層形成液中に硬
化触媒を添加することにより、この高温エージング条件
を緩和することができる。かかる硬化触媒をしては、
酸、塩基、金属化合物などが有効であり、活性水素を持
つ樹脂とイソシアネート化合物との反応に対しては、ス
ズ系触媒を用いることが好ましい。スズ系触媒の例とし
ては、ジブチルスズオキサイド、ジオクチルスズオキサ
イド、テトラブチルスズ、四塩化スズ、ジブチルスズラ
ウレート、ジブチルスズジラウレート、ジオクチルスズ
ジラウレート、ブチルスズトリクロライド、ジブチルス
ズジアセテートなどが挙げられる。
【0016】受容層の滑性を上げるために、潤滑剤を混
合することができる。潤滑剤の例としては、流動パラフ
ィン等の石油系潤滑油、ハロゲン化水素、ジエステル
油、シリコーン油、フッ素シリコーン油、変性(エポキ
シ変性、アミノ変性、アルキル変性、ポリエーテル変性
等)シリコーン油などの合成潤滑油、ポリオキシアルキ
レングリコールなどの有機化合物とシリコーンとの共重
合体、等のシリコーン潤滑性生成物、フルオロアルキル
化合物等の各種フッ素系滑性剤、パラフィンワックス、
ポリエチレンワックス等のワックス類、高級脂肪酸、高
級脂肪族アルコール、高級脂肪酸アミド、高級脂肪酸エ
ステル、高級脂肪酸塩などが挙げられる。これらの潤滑
剤の受容層中への添加量は5重量%加えれば滑性効果が
有効に現われ、もちろん30重量%未満としなければな
らない。
【0017】更に、受容層中に界面活性剤、紫外線吸収
剤、酸化防止剤、蛍光増白剤などの公知の添加剤を添加
することもできるが、これらの添加量の総量は当然30
重量%以下としなければならない。
【0018】本発明の昇華転写用受像シートを製造する
には、紙、合成紙あるいは樹脂フィルムからなる基体上
に直接又は接着層あるいは断熱層等の公知の中間層を介
して、受容層形成液を塗布し、乾燥せしめたのち、高温
雰囲気中でのエージングあるいは加熱硬化処理すれば良
い。なお、受容層の膜厚は、一般的には1〜20μm程
度とすることが良い。
【0019】基体フィルムの中では、内部に微小な気泡
を有するフィルムを用いるのが好ましい。これにより弾
性と断熱性が付与され、速度差モード法で問題となる画
像のザラツキや感度低下を防止することが可能となる。
特に、感度、耐熱性、隠蔽性、白色度、光沢度の点か
ら、発泡タイプのポリエチレンテレフタレートフィルム
(以下PETフィルムと略記する)が好ましい。また、
カールをなくすためには、2枚以上のフィルムを貼合せ
ることが適しており、例えば、受容層の側からPET/
紙、PET/合成紙、PET/紙/PET、PET/P
ET、PET/PET/合成紙などが好ましい。更に好
ましくは、粘着剤を使用して貼合せるのが、カールを防
止する上で良い。また、気泡を有するフィルムの中で
も、特に下式(1)を満足する密度Dのフィルムが感
度、画像ザラツキの点で好ましい。 (D0−D)/D0>0.3 (1) (D0は上記基体と同一材料の気泡を含まないプラスチ
ックフィルムの密度を示す。)
【0020】本発明で使用する昇華用転写シートのイン
ク層の最上層は、低染着性樹脂から構成される。本発明
でいう低染着性樹脂層とは、次のように定義されるもの
である。即ち、基体ベースとして合成紙ユポFPG#9
5(王子油化社製)上に、樹脂固形分5〜20重量%溶
解した樹脂溶液中に樹脂固形分の30重量%の変性シリ
コーンオイルSF8417/SF8411=1/1(東
レシリコーン社製)を含む液を、乾燥膜厚10μmとな
るように1分間乾燥後、室温で1日以上乾燥する。次に
以上で形成した受容層に三菱カラービデオコピープロセ
ッサ用シートカセットCK2LB、シアン色のリボンと
重ね合わせ、解像度6ドット/mm、平均抵抗542オ
ームのサーマルヘッドKMT−85−6MPD4(京セ
ラ社製)を用い、2.00mj/ドットで記録し、この
記録濃度を反射型濃度計RD−918で評価した結果、
1.2以下、好ましくは1.0以下を示す樹脂層を低染
着性樹脂層と定義する。
【0021】この結果好ましい樹脂として、芳香族ポリ
エステル樹脂、スチレンブタジエン樹脂、ポリ酢酸ビニ
ル樹脂、ポリアミド樹脂、更には特に好ましい樹脂とし
てメタクリレート樹脂又はその共重合体、スチレン−マ
レイン酸エステル共重合体、ポリイミド樹脂、アセテー
ト樹脂、シリコーン樹脂、スチレンアクリルニトリル樹
脂、ポリサルフォン樹脂等が挙げられる。また、低染着
性樹脂層を構成する樹脂としてシリコーン樹脂は、低染
着性樹脂層に求められる上記低染着性と速度差モード法
における転写体の最上層としての融着防止能、具体的に
は耐熱性と離型性を兼ね備えているいことから、特に好
ましい。もちろん、この樹脂層は数種の樹脂の混合から
形成されても良い。
【0022】インク層に使用される昇華性染料として
は、60℃以上で昇華あるいは気化する染料であり、主
に分散染料、油溶性染料など熱転写捺染で使用させるも
のであれば良く、例えばC.I.ディスパースイエロー
の1,3,8,9,16,41,54,60,77,1
16など、C.I.ディスパースレッドの1,4,6,
11,15,17,55,59,60,73,83な
ど、C.I.ディスパースブルーの3,14,19,2
6,56,60,64,72,99,108など、C.
I.ソルベントイエロの77,116など、C.I.ソ
ルベントレッドの23,25,27など、C.I.ソル
ベントブルーの36,105などが挙げられる。これら
の染料の一種で使用可能であるが、数種混合しても使用
可能である。
【0023】インク層に使用される結着剤には熱可塑性
又は熱硬化性樹脂が用いられ、例えば、塩化ビニル樹
脂、酢酸ビニル樹脂、ポリアミド、ポリエチレン、ポリ
カーボネート、ポリスチレン、ポリプロピレン、アクリ
ル樹脂、フェノール樹脂、ポリエステル、ポリウレタ
ン、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂、フッソ樹脂、ブチ
ラール樹脂、メラミン樹脂、天然ゴム、合成ゴム、ポリ
ビニルアルコール、セルロース樹脂等が挙げられる。こ
れらの樹脂は一種で使用できるが、数種を混合するか、
更に共重合体を使用しても良い。
【0024】インク層の厚みは0.5〜20μmが好ま
しく、更には転写体の熱応答感度とマルチ能の観点か
ら、1〜10μmが特に好ましい。また、染料濃度は5
〜80%が好ましく、更には転写体の熱応答感度とマル
チ能の観点から、50〜80%が特に好ましい。
【0025】更に熱転写体のインク層構成としては、染
料の供給を長時間安定に継続し印字特性を良好に保つた
めに、少なくとも未溶解粒子状の昇華性染料を含んでい
る染料供給層を設けることが好ましい。ここで、未溶解
粒子とは、インク層形成時インク(有機結着剤+昇華性
染料+溶剤)を乾燥後、有機結着剤に溶けきれず、粒子
状として析出する染料を意味し、同一の結着剤及び染料
でも溶剤により未溶解粒子状染料の存在状況が異なる。
未溶解粒子状染料の存在の有無は染料供給層形成後、電
子顕微鏡により容易に識別できる。未溶解粒子状染料の
粒径は染料供給層厚によって異なるが、0.01μm〜
20μm、好ましくは1.0μm〜5μmである。
【0026】また、更に熱転写体のインク層構成とし
て、特開平5−64980号公報記載のような染料供給
層と低染着樹脂層間に染料転写寄与層を設けることが好
ましい。染料供給層及び染料転写寄与層は、その各処方
にて同一付着料を基体上にそれぞれ単独層として形成
し、その各々を別々の受容層と重ねあわせ、両者に同一
の熱エネルギーを印加したとき、それぞれの受容層への
染料転写量が、 染料供給層>染料転写寄与層 関係にある。
【0027】本発明者らの見地によれば、インク層中に
おける染料の拡散はフィックの法則、即ち、断面積qを
単位時間に通過した染料量dnは、拡散方向における染
料の濃度匂配をdc/dxとし、Dを熱印加されたとき
のインク層中の各部位の平均拡散係数としたとき、 dn=−D×(dc/dx)×q×dt の関係が適用される。そこで、染料供給層から転写寄与
層に昇華性染料が拡散供給されやすくするための手段と
しては、 I)染料濃度に関して、染料供給層>転写寄与層の関係
とさせること、及び/又は II)それぞれの層中における拡散係数に関して、染料供
給層>転写寄与層の関係とさせる手段がある。
【0028】次に、染料転写寄与層及び低染着性樹脂層
の厚さは、一般には0.05〜5μm、好ましくは0.
1〜2μmである。また染料供給層の厚さは、一般的に
は0.1〜20μm、好ましくは0.5〜10μmであ
る。また、本発明の転写寄与層及び染料供給層に使用さ
れる昇華性染料、結着剤等は公知のものが使用できる。
【0029】染料転写寄与層と染料供給層との間におい
てガラス転移又は軟化温度に対し差をつける場合、ガラ
ス転移温度0℃以下、又は軟化温度60℃以下の樹脂又
は天然、合成ゴムが好ましく、具体的には、ポリエチレ
ンオキサイド(アルコックスE−30,45,R−15
0,400,1000;明成化学工業社製);カプラク
トンポリオール(プラクセルH−1,4,7:ダイセル
化学工業社製)等が実用上有用であり、また先に記した
熱可塑性又は熱硬化性樹脂と上記一種又は数種と混合し
た形で用いるのが好ましい。
【0030】染料転写寄与層及び低染着樹脂層の染料濃
度は通常0〜80%、好ましくは10%〜60%程度で
ある。また、染料供給層の染料濃度については、5〜8
0%の染料濃度が好ましいがが染料転写寄与層と染料供
給層との間に染料濃度匂配をつける場合、染料転写寄与
層染料濃度に対し、1.1〜5倍、好ましくは1.5〜
3倍が望ましい。また、染料転写寄与層及び低染着性樹
脂層での染料状態は、実際に転写に寄与する単分子状で
分散していることが、転写濃ムラ発生防止や、染料供給
層と染料転写寄与層との間の染料濃度匂配を安定に保つ
ことから望ましい。また、各インク層中には公知の滑
剤、硬化剤、分散剤、酸化防止剤等の添加剤を含有して
も良い。
【0031】基体シートとしては、コンデンサーペーパ
ー、ポリエステルフィルム、ポリスチレンフルム、ポリ
サルフォンフィルム、ポリイミドフィルム、ポリアラミ
ドフィルム等のフィルムが使用され、基体シートと染料
供給層との間には必要に応じて従来の接着層などを設け
ても良く、また基体シートの裏面には必要に応じて従来
慣用の耐熱性潤滑層を設けても良い。
【0032】今まで染料層を3層に分けた例については
述べてきたが、適切な染料転写量の差を生じさせ、本発
明が意図とする機能分離ができれば、即ち濃度勾配及び
拡散係数勾配が成立するならば、染料層は2層でもよ
く、もちろん4層以上の多層にすることも可能である。
【0033】以上の説明の感熱ヘッドを用いての記録方
法により説明したが、本発明の転写媒体は記録エネルギ
ー以外の方法によって記録する記録方法、例えば、熱印
版、レーザー光、あるいは支持体等媒体中で発生するジ
ュール熱による方法に対しても用いることができる。こ
のうち、媒体中で発生するジュール熱を用いる通電感熱
転写法が最も良く知られ、例えば、米国特許第4,10
3,066号明細書、特開昭57−14060号、特開
昭57−11080号あるいは特開昭59−9096号
公報等多くの文献に記載されている。この通電感熱転写
法に用いる場合には、支持体として比較的耐熱性の良い
ポリエステル、ポリカーボネート、トリアセチルセルロ
ース、ナイロン、ポリイミド、芳香族ポリアミド等の樹
脂に、アルミニウム、銅、鉄、錫、亜鉛、ニッケル、モ
リブデン、銀等の金属粉及び/又はカーボンブラック等
の導電性粉末を分散させて抵抗値を絶縁体と良導体との
中間の調製した支持体、又はこれらの支持体に前述のよ
うな導電性金属を蒸着又はスパッタリングさせた支持体
を用いれば良い。これらの支持体の厚さはジュール熱の
伝導効率を考慮すると、2〜15ミクロン程度であるこ
とが望ましい。また、レーザー光転写法に用いる場合に
は、支持体としてレーザー光を吸収し発熱する材質を選
べば良い。例えば従来の熱転写用フィルムにカーボン等
の光吸収変換剤を含有させるか、又は吸収層を支持体の
表、裏面に形成したものが使用される。
【0034】
【実施例】以下に実施例を挙げて具体的に説明する。な
お、以下の記載における各成分の量(部)は重量部であ
る。
【0035】実施例1 〔受容層形成溶液〕 ポリエステル樹脂(バイロン200:東洋紡社製) 18部 イソシアネート化合物(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 5部 シリコーン油(SF8417:トーレシリコーン社製) 1部 シリコーン油(SF8411:トーレシリコーン社製) 1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 上記処方の液を合成紙(ユポ:王子油化合成紙社製)上
に塗布し乾燥して厚さ6μmの受容層を形成した後、こ
れを110℃で2時間の加熱処理を行なって受像シート
を調製した。
【0036】実施例2 実施例1において、受容層形成液中に、スズ触媒(TK
IL:武田薬品社製)を0.1部添加し、且つ加熱処理
をせずに60℃の環境で4日間のエージング処理を施し
た以外は、実施例1と同様にして受像シートを調製し
た。
【0037】実施例3 実施例2において、ポリエステル樹脂の代わりに塩化ビ
ニル樹脂(VAGH:ユニオンカーバイド社製)を用い
た他は、実施例2と同様にして受像シートを調製した。
【0038】実施例4 実施例1において、加熱処理をせずに80℃の環境で5
日間のエージング処理を施した以外は、実施例1と同様
にして受像シートを調製した。
【0039】比較例1 実施例1において、イソシアネート化合物を除いた他
は、実施例1と同様にして受像シートを調製した。
【0040】比較例2 実施例1において、加熱処理をせずに60℃の環境で1
0日間のエージング処理を施した以外は、実施例1と同
様にして受像シートを調製した。
【0041】(評価試験) 〔転写シート〕 ポリビニルブチラール樹脂(BX−1:積水樹脂社製) 10部 昇華性染料(カヤセットブルー714:日本化薬社製) 25部 イソシアネート化合物(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 10部 シリコーン油(SF8417:トーレシリコーン社製) 1.5部 トルエン 100部 メチルエチルケトン 100部 上記処方の液を芳香族ポリアミドフィルム基体上に、塗
布し乾燥して厚さ4.5μmの昇華染料層を有する転写
シートを作成した。
【0042】(記録条件)前述の熱昇華転写シートのイ
ンク層と受像シートの受容層とを接するようにして重ね
て、次の条件で記録評価試験を行なった。 印加電力 442mW/dot サーマルヘッド 6 dot/mm 部分グレース (受像シートの走行速度)/(転写シートの走行速度)
=7〜30 最高印加エネルギー 2.21mJ/dot
【0043】(結果)記録結果を表1に示す。
【表1】
【0044】表1中、融着性のテストは受像シートと転
写シートとの速度差を上げて行なったとき画像のスティ
ッキング、インク層への融着、シワの発生跡の有無を観
察し、融着が観察されない最大速度差を調べたものであ
り、◎は速度差が30まで、○は速度差20まで、△は
速度差20まで融着は観察されなかったが、速度差20
において走行性にムラを生じたもの、×は速度差15で
融着が観察されたもの、××は速度差7で、転写シート
が破損したものを表わす。また、表1中の画像濃度は、
階調テストパターンを記録し、その最高濃度をマクベス
濃度計で測定したものである。表1から、実施例の受像
シートは、速度差モード記録法に適用しても融着あるい
はスティッキングを生じないことが判る。
【0045】実施例5 実施例3において、塩化ビニル樹脂(1000GKT、
電気化学工業社製、1分子中の平均OH基数34)を用
いた以外は、実施例3と同様にして受像シートを作製し
た。
【0046】実施例6 実施例5において、ポリエステル樹脂(バイロン29
0、東洋紡社製、1分子中の平均OH基数2.6)を用
いた以外は、実施例5と同様にして受像シートを作製し
た。
【0047】(結果)記録結果を表2に示す。
【表2】 表2から、硬化樹脂のOH基が少ないと、十分な融着防
止能を発現できないことが判る。
【0048】実施例7 実施例3において、イソシアネート化合物(タケネート
D218、武田薬品社製、トリレンジイソシアネートト
リマー)を用いた以外は、実施例3と同様にして受像シ
ートを作製した。
【0049】実施例8 実施例7において、イソシアネート化合物(タケネート
D160N、武田薬品社製、ヘキサメチレンジイソシア
ネートのトリメチロールプロパンとのアダクト体)を用
いた以外は、実施例7と同様にして受像シートを作製し
た。
【0050】(結果)記録結果を表3に示す。
【表3】 表3から、イソシアネートに芳香族イソシアネートを用
いた方が、反応性が高く、融着防止に効果があることが
判る。
【0051】実施例9 実施例3において、基体に気泡含有PETフィルム(ク
リスパーG、東洋紡社製)を用いた以外は、実施例3と
同様にして受像シートを作製した。
【0052】実施例10 実施例9において、基体に気泡含有PETフィルム(ク
リスパーG)、白色PETフィルム(E20、東レ社
製)及び合成紙(ユポ、王子油化合成紙社製)を貼合せ
たものを用い、且つ気泡含有PETフィルムの側に受容
層を設けたこと以外は、実施例9と同様にして受像シー
トを作製した。
【0053】実施例11 実施例10において、基体の受容層側のフィルムを気泡
含有PETフィルム(E60、東レ社製)にした以外
は、実施例10と同様にして受像シートを作製した。
【0054】(結果)記録結果を表4に示す。
【表4】 印加エネルギーの異なる2点での画像濃度及び印字後の
受像シートのカールを見ると、特定の密度〔(D0
D)/D0>0.3〕での感度向上と貼合せ基体による
カール減少の効果があり、本印字方式に適した基体であ
ることが判る。
【0055】実施例12 厚さ1μmのシリコーン樹脂系耐熱層を有する厚さ6μ
mの芳香族ポリアミドフィルム上にワイヤーバーを用
い、厚さ1.0μmの中間接着層、次に染料供給層を膜
厚4.5μmになるように塗布し、更にその上に染料転
写寄与層及び低染着性樹脂層をそれぞれ膜厚0.5μ
m,0.7μmになるように塗布してインク層を形成
し、60℃、12時間熱硬化させて記録体(転写シー
ト)を作成した。
【0056】但し、実施例、比較例の中間接着層形成
液、染料供給層形成液及び染料転写寄与層液の組成は全
て同一とし、その組成を以下に示す。 〔中間接着層〕 ポリビニルブチラール樹脂(BX−1:積水化学社製) 10部 ジイソシアネート(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 5部 トルエン 95部 メチルエチルケトン 95部
【0057】 〔染料供給層〕 ポリビニルブチラール樹脂(BX−1:積水化学社製) 7部 ポリエチレンオキサイド(アルコックスR400:明成化学社製) 3部 ジイソシアネート(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 3部 昇華性染料 30部 トルエン 95部 メチルエチルケトン 95部
【0058】 〔染料転写寄与層〕 ポリビニルブチラール樹脂(BX−1:積水化学社製) 10部 ジイソシアネート(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 3部 昇華性染料 20部 トルエン 45部 メチルエチルケトン 45部 ジオキサン 100部
【0059】 〔低染着性樹脂層〕 スチレン−マレイン酸共重合体 (スプラパールAP20:BASF社製) 5部 シリコーン油(SF8417:トーレシリコーン社製) 0.75部 シリコーン油(SH8411:トーレシリコーン社製) 0.75部 トルエン 47.5部 メチルエチルケトン 47.5部
【0060】イエロー用昇華性染料(Foron Brilliant
Yellow S-6GL:サンド社製) マゼンダ用昇華性染料(HM1041/Hso147=6/4:共に三井
東圧社製) シアン用昇華性染料 (Hso271/Foron Brillant Blue S
R=9/1:前者は三井東圧社製、後者はサンド社製)
【0061】 〔受容層〕 塩化ビニル樹脂(VAGH:ユニオンカーバイト社製) 18部 ジイソシアネート(コロネートL:日本ポリウレタン社製) 5部 シリコーン油(SF8417:トーレシリコーン社製) 1部 シリコーン油(SF8411:トーレシリコーン社製) 1部 トルエン 40部 メチルエチルケトン 40部 上記処方の液を発泡PETフィルム上に塗布し乾燥して
厚さ6μmの受容層を形成した後、80℃の環境で5日
間のエージング処理を行なって受像シートを得た。
【0062】実施例13 実施例12において、受容層形成液中に、スズ触媒(T
KIL:武田薬品社製)を0.1部添加し、且つ60℃
の環境で4日間のエージング処理を施した以外は、実施
例12と同様にして受像シートを作成した。
【0063】実施例14 実施例13において、転写シートの低染着性樹脂層を以
下の処方液にて作成した以外は、実施例13と同様にし
て受像シートを作成した。 (シランカップリング剤加水分解生成物の合成)ジメチ
ルメトキシシラン15g、メチルトリメトキシシラン9
gをトルエン12g、メチルエチルケトン12gの混合
液に溶解し、3%硫酸13mlを加えて3時間加水分解
を行なった。この液をA液とする。 〔低染着性樹脂層〕 スチレン−マレイン共重合体 (スプラパールAP20:BASF社製) 5部 A液 20部 正ブタノール 20部
【0064】実施例15 実施例14において、受像シートを110℃で2時間加
熱処理を行なった以外は、実施例14と同様にして受像
シートを作成した。
【0065】比較例3 実施例12において、受像シートを加熱処理をせずに6
0℃の環境下で10日間のエージング処理を施した以外
は、実施例12と同様にして受像シートを作成した。
【0066】比較例4 実施例13において、転写シートを染料転写寄与層中に
シリコーン油(SF8417/SF8411=1/1
トーレシリコーン社製)を5部添加し、且つ低染着性樹
脂層を除いた以外は、実施例13と同様にして転写シー
トを作成した。
【0067】 以上をサーマルヘッド解像度12ドット/mm 印加エネルギー0.64mj/ドット 印加電力0.16W/ドット の条件で、記録時の送り速度(14倍速) 受像シート 8.4mm/sec 転写シート 0.6mm/sec となるように設定し、速度差モード法記録にてイエロ
ー、マゼンタ、シアンの順に記録を行ない、各色及び混
色の黒濃度を反射型マクベス濃度計RD−918(マク
ベス社製)にて測定した
【0068】表5に記録結果を示す。
【表5】 (注1)印加エネルギー0.64mj/ドットにてスティッキングが発生の ため、印加エネルギーを0.58mj/ドットにて記録した。 (注2)印加エネルギー0.64mj/ドットにてスティッキングが発生の ため、印加エネルギーを0.60mj/ドットにて記録した。 (注3)印加エネルギー0.64mj/ドットにてスティッキングが発生の ため、印加エネルギーを0.56mj/ドットにて記録した。
【0069】表5から、実施例12〜15においては、
速度差モード法記録でも高エネルギーで融着せず、単色
で高濃度出力が可能であり、しかも混色時にも高濃度が
得られることが判る。特に受容層ゲル分率が98%であ
る受像シートを用いた実施例13〜14において、その
効果が著しいことが判る。
【0070】
【発明の効果】請求項1の昇華転写用受像シートは、受
容層のゲル分率を70重量%以上であるものとしたこと
から剥離性に優れ、該受像シートを速度差モード法記録
に適用しても、融着あるいはスティッキングが生じな
い。
【0071】請求項2の昇華転写用受像シートは、受容
層のゲル分率を90〜99重量%であるものとしたこと
から、ゲル分率の極端な上昇による染着性低下を抑制で
きるという効果が加わる。
【0072】請求項3の昇華転写用受像シートは、速度
差モード法で用いることにより、融着防止と染着性が両
立した効果が顕著に現われる。
【0073】請求項4の昇華転写用受像シートは、受容
層に1分子中に平均20以上のOH基を有する樹脂とイ
ソシアネート基を有する硬化剤との硬化物を含有するこ
とにより、より耐熱性が高まり、融着防止性が向上する
効果が加わる。
【0074】請求項5の昇華転写用受像シートは、受容
層を構成する硬化性樹脂を、活性水素を含む塩化ビニル
系樹脂とイソシアネート化合物との反応生成物からなる
ものとしたことから、染着性の向上という効果が加わ
る。
【0075】請求項6の昇華転写用受像シートは、受容
層に芳香族イソシアネートによる反応生成物を含むこと
で、反応性が向上し、本発明の物性(ゲル分率)を得ら
れやすくなるという効果が加わる。
【0076】請求項7の昇華転写用受像シートは、受容
層にスズ化合物を含むことで、硬化反応の触媒作用が加
わり、硬化温度を低下させることができるという効果が
加わる。
【0077】請求項8の昇華転写用受像シートは、基体
に気泡を含有するフィルムを用いることで、速度差モー
ド法で特に問題となる印字ムラを低減させる効果が加わ
る。
【0078】請求項9の昇華転写用受像シートは、基体
に気泡を含有するフィルムと別のフィルム(又は同じフ
ィルム)を貼合せた基体を用いることで、印字ムラとカ
ール防止を両立できる効果が加わる。
【0079】請求項10の昇華転写用受像シートは、基
体に前記密度Dを有する気泡含有プラスチックフィルム
を用いることで、画像濃度、特に、低印加エネルギー部
での感度が向上するという効果が加わる。
【0080】請求項11の記録方法は、速度差モード法
記録を、前記昇華転写用受像シートと、インク層の最上
層が低染着性樹脂からなる昇華用転写シートとを用いて
実施することから、本方法によると、高エネルギーで融
着せず、単色で高濃度出力が可能になり、且つ低染着性
樹脂層のシートにより染料逆転写が防止され、混色時に
も高濃度が得られる。
【0081】請求項12の記録方法は、前記昇華転写用
受像シートのインク層の最下層が少なくとも昇華性染料
を有機結着剤中に分散させた染料供給層からなるものを
使用したことから、本方法によると、粒子状染料により
マルチに必要な単分子染料の放出、補給が実現されて、
良好なマルチ能が得られ、速度差モード法記録におい
て、N数が増加しても高濃度が得られる。
【0083】請求項13の記録方法は、前記昇華転写用
受像シートのインク層最上層の低染着性樹脂層が少なく
ともシリコーン樹脂を含有するものを使用したことか
ら、本方法によると該シートの高耐熱性、離型性、低染
着性能により、高エネルギーで融着せず、逆転写も防止
され高濃度が得られる。
【0084】請求項14の記録方法は、ブラックを(ブ
ラック単独でなく)イエロー、マゼンタ、シアンの減色
混合によって出力することから、シートはイエロー、マ
ゼンタ、シアンのみですんでランニングコストが安価に
なる上に、高濃度出力が可能となる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 久保山 浩紀 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内 (72)発明者 有賀 ゆたか 東京都大田区中馬込1丁目3番6号 株式 会社リコー内

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基体上に直接あるいは中間層を介して染
    料受容層を設けた昇華転写用受像シートにおいて、前記
    染料受容層は主として硬化性樹脂からなり、且つ層全体
    に対するゲル分率が70重量%以上であることを特徴と
    する昇華転写用受像シート。
  2. 【請求項2】 前記受容層のゲル分率が90〜99重量
    %である請求項1に記載の昇華転写用受像シート。
  3. 【請求項3】 昇華用転写シートを受像シートに対し、
    相対速度を1/n(n>1)にして記録する速度差モー
    ド記録に用いる請求項1又は2に記載の昇華転写用受像
    シート。
  4. 【請求項4】 前記受容層に1分子当り平均20以上の
    OH基を有する染着性樹脂とイソシアネート基を有する
    硬化剤との硬化物を含有することを特徴とする請求項1
    〜3のいずれか1項に記載の昇華転写用受像シート。
  5. 【請求項5】 前記硬化性樹脂が、活性水素を含む塩化
    ビニル系樹脂とイソシアネート化合物との反応生成物で
    ある請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇華転写用受
    像シート。
  6. 【請求項6】 前記イソシアネートが芳香族イソシアネ
    ートである請求項4又は5に記載の昇華転写用受像シー
    ト。
  7. 【請求項7】 前記受容層にスズ化合物を含有する請求
    項5に記載の昇華転写用受像シート。
  8. 【請求項8】 前記基体が微小な気泡を有するフィルム
    であり、直接又は中間層を介して染料受容層を形成した
    請求項1〜3のいずれか1項に記載の昇華転写用受像シ
    ート。
  9. 【請求項9】 前記基体が2枚以上のフィルムを粘着剤
    で貼合せたものである請求項8に記載の昇華転写用受像
    シート。
  10. 【請求項10】 前記基体が下記式(1)を満足する密
    度Dを有する気泡含有プラスチックフィルムからなるこ
    とを特徴とする請求項8又は9に記載の昇華転写用受像
    シート。 (D0−D)/D0>0.3 (1) (上式中、D0は上記基体と同一材料の気泡を含まない
    プラスチックフィルムの密度を示す。)
  11. 【請求項11】 請求項1〜10のいずれか1項に記載
    の昇華転写用受像シートとインク層の最上層が低染着性
    樹脂層からなる昇華用転写シートとを用い、昇華用転写
    シートを受像シートに対し相対速度を1/n(n>1)
    にして記録することを特徴とする記録方法。
  12. 【請求項12】 前記昇華用転写シートにおいて、イン
    ク層の最下層が少なくとも昇華性染料を有機結着剤中に
    分散させた染料供給層からなることを特徴とする請求項
    11に記載の記録方法。
  13. 【請求項13】 前記昇華用転写シートにおいて、イン
    ク層最上層の低染着性樹脂層が少なくともシリコーン樹
    脂を含有する層からなることを特徴とする請求項11又
    は12に記載の記録方法。
  14. 【請求項14】 前記記録方法において、ブラックをイ
    エロー、マゼンタ、シアンの減色混合によって得ること
    を特徴とする請求項11〜13のいずれか1項に記載の
    記録方法。
JP6247264A 1993-09-21 1994-09-14 昇華転写用受像シート及びそれを用いた記録方法 Pending JPH0867073A (ja)

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JP5-235068 1993-09-21
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JP6-166329 1994-06-24
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016068450A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 大日本印刷株式会社 昇華型熱転写シート
JP2018161742A (ja) * 2017-03-24 2018-10-18 株式会社巴川製紙所 熱転写受像シート

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