JPH086732Y2 - 食品容器 - Google Patents

食品容器

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JPH086732Y2
JPH086732Y2 JP1992088937U JP8893792U JPH086732Y2 JP H086732 Y2 JPH086732 Y2 JP H086732Y2 JP 1992088937 U JP1992088937 U JP 1992088937U JP 8893792 U JP8893792 U JP 8893792U JP H086732 Y2 JPH086732 Y2 JP H086732Y2
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food container
outer peripheral
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JP1992088937U
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JPH0653416U (ja
Inventor
▲敬▼ 田端
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田端製▲樽▼株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば梅干しや金山寺
味噌などの食品を収容する成形樽などのように、金型に
て成形され底板部及び該底板部の周縁に立設された周板
部を有してなる合成樹脂製の食品収容部と、前記周板部
の外周面に挿嵌される装飾輪とを具備する食品容器に係
り、特に、簡素な構成により、前記装飾輪を食品収容部
の周板部外周面に確実に係止し得る食品容器に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、森林破壊につながるとされる木材
の使用が控えられる傾向にある。そこで、木材や竹など
の天然物を用いた樽などの食品容器に代えて、これらに
模した形状の成形品が代用されている。従来、前記した
ような代用品としては、例えばそれぞれ木製の周板及び
底板に代替される周板部及び底板部が一体に成形された
食品収容器と、前記食品収容器とは別個に細竹編の模様
及び色彩を模して成形された装飾輪とを備えた成形樽が
挙げられる。前記成形樽では、一般に上面開口が底面よ
りも広いテーパ状に形成されている。そして、このよう
な成形品の材料としては、安価で成形しやすい合成樹脂
が使用される場合が多い。特に、成形性や耐久性の優れ
た、例えばポリプロピレン樹脂が多用されている。一般
に、ポリプロピレン樹脂製の互いに接する物品どうしは
滑りやすい。従って、このような食品収容器では、容器
内に食品を入れて蓋をした後、包装時に紐を用いて上下
方向に巻き回し縛りつけて蓋を固定すると、周板部の上
端部に嵌着されていた装飾輪が下方にずれ、商品として
の見栄えが悪くなることがある。そこで、周板部の外周
面に当該周方向に沿って溝を刻設し、この溝に装飾輪を
係止させるようにしたものもあった。しかしながら、前
記従来の成形樽は、1次加工たる成形工程に加えて、2
次加工として比較的複雑な溝刻設工程を必要とし、生産
の連続性や迅速性が要求される前記成形樽の大量生産に
そぐわなかった。
【0003】そこで、上記したような問題を解決するも
のとして、実開昭48−112771号公報に開示され
た合成樹脂製の成形樽が知られている。この成形樽は、
食品を収容する食品収容部と、竹編み風の外観を呈する
装飾輪とを備えてなり、装飾輪は食品収容部外周面に嵌
着され食品収容部の外周突起で係止されるようになって
いる。また、実開昭50−9370号公報に開示の成形
樽では、装飾輪を係止する外周突起に加え、食品収容部
の下部に複数の脚部突起が形成されている。これらの脚
部突起間に形成された半円状の凹部には、例えば包装用
の紐がかけられる。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】ところで、外周突起を
備えた成形樽を成形する場合、金型の軸心方向へ成形品
を引き抜く所謂「抜き型」では、外周突起の存在によっ
て成形品の抜き出しが阻害される。また、成形品が脚部
突起などを有する複雑な形状であると、成形品を雌型か
らより一層抜き出しにくくなるといった不具合もある。
そのため、一般にこのような場合は、成形品の抜き出し
時に周方向に複数に分割される所謂「割り型」が用いら
れている。しかしながら、前記割り型は、割り型の継ぎ
目の形状が成形品に残って見栄えを損なうという欠点
や、特に複数の割り型片に分割されること、および個々
の割り型片を駆動する駆動機構も必要であるといったよ
うに構造が複雑であるため、比較的高価であるといった
欠点を有している。以上述べたような理由で、装飾輪係
止用の外周突起を備えた成形樽は、従来より、抜き型に
よっては製造されていなかった。
【0005】従って、本考案は、装飾輪係止用の外周突
起を備えた食品収容部を、低コストでしかも大量生産向
きに簡易に製造し得る食品容器の提供を目的とするもの
である。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案に係る食品容器は、雄型と雌型との間の成形
空間にて成形され底板部及び該底板部の周縁に立設され
る周板部を有してなる食品収容部と、前記周板部の外周
面に挿嵌される装飾輪と、前記周板部の外周面に形成さ
れて前記装飾輪を係止する外周突起とを具備する食品容
器において、前記周板部の内周面に前記食品収容部を前
記雄型に係止する内周突起を設け、前記内周突起は、型
抜き時の雌型に対する前記外周突起の係合力よりも前記
内周突起が前記雄型に対して強く係合するように形成し
たものとして構成されている。
【0007】また、前記した食品容器の構成における底
板部は、その周縁近傍に当該周縁に沿って下向きの脚部
突起を複数突設し、これらの脚部突起間に角溝状の凹部
を形成してなるものである。
【0008】
【作用】本考案に係る食品容器においては、成形された
食品収容部が型抜きされる際に、雄型が雌型から引き離
されると、雌型に対する外周突起の係合力よりも雄型に
対する内周突起の係合力のほうが強くされているので、
食品収容部はその内周突起が雄型に係止された状態で雌
型から抜き出される。すなわち、食品収容部は、前記し
た如くの外周突起を有しているにも関わらず、内周突起
の存在により、例えば構造が簡素で安価な「抜き型」に
より生産されるのである。
【0009】
【実施例】以下、添付図面を参照しつつ本考案を具体化
した実施例について説明する。図1は本考案の一実施例
による樽に用いられる食品収容器の斜視図であり、図2
は前記食品収容器の図1におけるA−A矢視断面図であ
って、図3は前記食品収容器の底面図である。前記各図
において、2は食品容器の一例である樽1(図4参照)
を構成し上面が開口して形成された食品収容器(本考案
の食品収容部の一例)である。前記食品収容器2におい
て、それぞれ、3は平面視円形状の底板部、4は底板部
3の周縁に当該周方向に沿って一体に立設された周板
部、5は周板部4の外周面の上部に当該周方向に連続し
て外向きに突設された外周突起、6は周板部4の外周面
の下端部近傍に当該周方向に連続して外向きに突設され
た外周突起、7は底板部3近傍であって周板部4の内周
面に当該周方向に連続して内向きに突設された内周突
起、10は周板部4の下端に当該周方向に所定の間隔を
隔てて下向きに突設された例えば12個の脚部突起であ
る。すなわち、脚部突起10,10間には、上向きに陥
入した角溝状の凹部Cがそれぞれ形成されている。尚、
周板部4の外周面は上向きに拡開したテーパ状に形成さ
れている。
【0010】図4は樽1の斜視図である。前記樽1は、
同図及び図2に示すように、前記の如く構成された食品
収容器2の所定位置に、例えば市販の装飾輪8及び装飾
輪9を装着されている。先ず、上部の装飾輪8が食品収
容器2の下端から挿嵌されて外周突起5上に係止され
る。引続き、下部の装飾輪9が挿嵌されて外周突起6上
に係止される。従って、食品収容器2、装飾輪8及び装
飾輪9のいずれもが例えばポリプロピレン樹脂等のよう
に相互に滑りやすい材質からなるものであり、且つ周板
部4が前記のようなテーパ状のものであるとしても、装
飾輪8及び装飾輪9はいずれも外周突起5及び外周突起
6により周板部4の外周面に確実に係止される。そし
て、前記したような脚部突起10が設けられていること
により、脚部突起10間の凹部Cに紐を係止することが
できる。従って、紐が樽1の上下方向に巻き回しされ強
固に縛りつけられると、この紐は凹部C内の角隅部に確
りと係止されるので、周方向にずれたりせず凹部Cから
抜脱しない。
【0011】一方、脚部突起10間の凹部Cが周方向に
一定の間隔で12個設けられていることにより、図3に
示すように、一点鎖線で示した紐R3 のように所謂「三
方掛け樽縛り」、或いは二点鎖線で示した紐R4 のよう
に所謂「四方掛け樽縛り」を見栄え良く行うことができ
る。しかも、これらの紐R3 、R4 の縛り形状は大きく
崩れない。尚、前記底板部3の周縁の近傍(この例では
周板部4の下端部)に設けられる脚部突起10の個数
は、12個に限定されるものではなく、紐の平面視縛り
掛け方向の数に応じて適宜の個数に設定すればよい。
【0012】引続き、前記食品収容器2の成形動作につ
き、図5及び図2を参照しつつ以下に説明する。図5に
おいて、20は射出成形機(不図示)に用いられる成形
金型である。この成形金型20では、射出成形機に対し
固定側となる取り付け板21に一体に設けられた雌型2
3及び雌型24と、成形品の取り出し時にB−B矢示面
を境に矢印D方向に雌型24から開かれる可動部27に
一体に設けられた雄型25及び雄型26との間に、成形
空間30が形成されている。
【0013】そして、雌型24の内周面には、前記食品
収容器2の外周突起5を形成するための周溝35と、外
周突起6を形成するための周溝36とが刻設されてい
る。周溝35の溝幅及び深さは、図2に示した外周突起
5が幅W1 及び外向き突出長L1 となるように設定され
ている。また、周溝36の溝幅及び深さも、外周突起6
が幅W2 及び外向き突出長L2 となるように設定されて
いる。更に、雄型25の外周面には、内周突起7を形成
するための周溝37が刻設されている。周溝37の溝幅
及び深さは、同じく図2に示した内周突起7が幅W3
び内向き突出長L3 となるように設定されている。
【0014】そこで、成形金型20が図5のごとく組み
立てられている状態で、射出成形機からの熱溶融状のポ
リプロピレン樹脂が注入口33より注入され連通空間3
1を通って成形空間30内に満たされる。成形空間30
内のポリプロピレン樹脂は、例えば雌型24の冷却によ
り固化し、食品収容器2となる。尚、11は前記連通空
間31にて固化したポリプロピレン樹脂が切断されて残
った突起である。次に、可動部27が矢印D方向に駆動
されてB−B矢示面を境に雌型24から開かれる。この
場合、雌型24に対する外周突起5および外周突起6の
係合力よりも雄型25に対する内周突起7の係合力のほ
うが強くなるように形成されているので、内周突起7が
雄型25の周溝37に係止された状態で、食品収容器2
は雄型25に随伴し、雌型23及び雌型24から自動的
に抜き出される。
【0015】このとき、外周突起5と外周突起6は、そ
れぞれ周溝35と周溝36の溝壁に押しつけられて食品
収容器2の軸心方向内向きに弾性変形し、これによって
周溝35と周溝36から抜脱される。即ち、外周突起5
の外向き突出長L1 と外周突起6の外向き突出長L2
は、本考案者によりなされた数多くの実験結果に基づい
て案出されたものであって、雄型25に対する内周突起
7の係合力との関係も考慮し、かつ、前記雌型24から
の抜き出し時に前記外周突起5及び外周突起6が損傷し
ないように、そのときの内向き最大弾性変形量よりも小
さな長さにそれぞれ設定されている。また、脚部突起1
0を複数有しているにもかかわらず、内周突起7の存在
により、食品収容器2は雄型25から離脱することな
く、雌型23,24から円滑に抜き取られる。
【0016】引続き、可動部27に随伴して抜き出され
た食品収容器2は、雄型25と雄型26との相対的な変
位動作により雄型25から反矢印D方向に自動的に抜き
取られる。このとき、内周突起7は、周溝37の溝壁に
押しつけられて食品収容器2の軸心方向外向きに弾性変
形し、これによって内周溝37から抜脱される。即ち、
内周突起7の内向き突出長L3 は、同じく本考案者によ
りなされた数多くの実験結果に基づいて案出されたもの
であって、前記雄型25の抜き出し時に前記内周突起7
が損傷しないように、そのときの外向き最大弾性変形量
よりも小さな長さに設定されている。
【0017】前記したように、本実施例の樽1の食品収
容器2によれば、成形金型20を用いて周板部4の外周
面に簡素に設けられた外周突起5と外周突起6とによっ
て、装飾輪8と装飾輪9とをそれぞれ確実に係止できる
のは無論のこと、本実施例は、前記のような外周突起5
と外周突起6とを有する構成の食品収容器2であるにも
かかわらず、この食品収容器2を比較的簡素で安価な
「抜き型」タイプの成形金型20を用いて簡易に製造す
ることができ、大量生産に好適である。従って、「割り
型」タイプの成形金型を用いて製造する場合と比べて、
食品収容器2を低コストで生産することができる。加え
て、「割り型」を用いた場合のような継目跡が表面に現
れないので、見栄えのよい食品収容器2が得られる。
【0018】尚、前記実施例では、外周突起5、外周突
起6及び内周突起7を、周板部4の周面に当該周方向に
沿って円周状に連続して形成したが、この例に限定され
るものではなく、当該周方向に沿って適宜の間隔で複数
に形成された、例えばドット状のものであってもよい。
【0019】
【考案の効果】本考案は、前記したように構成されたの
で、装飾輪係止用の外周突起を備えた食品収容部を、例
えば比較的簡素で安価な抜き型を用いて生産することが
できる。すなわち、前記食品収容部を、その内周突起が
雄型に係止された状態で雌型から簡易に抜き出して生産
できるのである。
【0020】また、食品容器に巻き回しされた紐は角溝
状の凹部に確りと係止されるので、周方向への紐の位置
ずれや、抜け落ちを防止できる。しかも、このように紐
の位置ずれ防止機能を持つ凹部と脚部突起を有する場合
でも、内周突起を備えていることにより、抜き型の雌型
から食品収容部を円滑に抜き出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例による樽に用いられる食品収
容器の斜視図である。
【図2】前記食品収容器の図1におけるA−A矢視断面
図である。
【図3】前記食品収容器の底面図である。
【図4】前記樽の斜視図である。
【図5】前記食品収容器を成形する射出成形機に用いら
れる成形金型の要部断面図である。
【符号の説明】
1 樽 2 食品収容器 3 底板部 4 周板部 5 外周突起 6 外周突起 7 内周突起 8 装飾輪 9 装飾輪 10 脚部突起 20 成形金型 23 雌型 24 雌型 25 雄型 26 雄型 30 成形空間 C 凹部

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 雄型と雌型との間の成形空間にて成形さ
    れ底板部及び該底板部の周縁に立設される周板部を有し
    てなる食品収容部と、前記周板部の外周面に挿嵌される
    装飾輪と、前記周板部の外周面に形成されて前記装飾輪
    を係止する外周突起とを具備する食品容器において、 前記周板部の内周面に前記食品収容部を前記雄型に係止
    する内周突起を設け、前記内周突起は、型抜き時の雌型
    に対する前記外周突起の係合力よりも前記内周突起が前
    記雄型に対して強く係合するように形成したことを特徴
    とする食品容器。
  2. 【請求項2】 底板部は、その周縁近傍に当該周縁に沿
    って下向きの脚部突起を複数突設し、これらの脚部突起
    間に角溝状の凹部を形成してなる請求項1記載の食品容
    器。
JP1992088937U 1992-12-25 1992-12-25 食品容器 Expired - Lifetime JPH086732Y2 (ja)

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JP1992088937U JPH086732Y2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 食品容器

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992088937U JPH086732Y2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 食品容器

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Publication Number Publication Date
JPH0653416U JPH0653416U (ja) 1994-07-22
JPH086732Y2 true JPH086732Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=13956807

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992088937U Expired - Lifetime JPH086732Y2 (ja) 1992-12-25 1992-12-25 食品容器

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Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4861375A (ja) * 1971-12-02 1973-08-28

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JPH0653416U (ja) 1994-07-22

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