JPH0867774A - 農業用合成樹脂被覆材 - Google Patents
農業用合成樹脂被覆材Info
- Publication number
- JPH0867774A JPH0867774A JP20320694A JP20320694A JPH0867774A JP H0867774 A JPH0867774 A JP H0867774A JP 20320694 A JP20320694 A JP 20320694A JP 20320694 A JP20320694 A JP 20320694A JP H0867774 A JPH0867774 A JP H0867774A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- weight
- synthetic resin
- parts
- film
- zirconium phosphate
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Protection Of Plants (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 合成樹脂100重量部に対し、防曇剤1〜4
重量部、フッ素系界面活性剤又はシリコーン系界面活性
剤あるいはその両方0.01〜1.0重量部及びH型リ
ン酸ジルコニウム1〜20重量部を配合して成る農業用
合成樹脂被覆材である。 【効果】 防曇性、防霧性の持続性を向上させ、長期間
にわたってブリードアウトがなく、透明性が良好である
ので、ハウス用やトンネル栽培用などに好適。
重量部、フッ素系界面活性剤又はシリコーン系界面活性
剤あるいはその両方0.01〜1.0重量部及びH型リ
ン酸ジルコニウム1〜20重量部を配合して成る農業用
合成樹脂被覆材である。 【効果】 防曇性、防霧性の持続性を向上させ、長期間
にわたってブリードアウトがなく、透明性が良好である
ので、ハウス用やトンネル栽培用などに好適。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規な農業用合成樹脂被
覆材、さらに詳しくは、ハウス用やトンネル栽培用など
に用いて好適な、防曇性、防霧性の持続性を向上させ、
長期間にわたってブリードアウトがなく、透明性が良好
である農業用合成樹脂被覆材に関するものである。
覆材、さらに詳しくは、ハウス用やトンネル栽培用など
に用いて好適な、防曇性、防霧性の持続性を向上させ、
長期間にわたってブリードアウトがなく、透明性が良好
である農業用合成樹脂被覆材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】農業用合成樹脂被覆材においては、ハウ
スなどに展張して使用する際の内面の曇りを防止し、日
光の透過性を高めるために、種々の防曇剤が配合されて
いる。さらに、これに加えて朝夕などに発生する霧を防
止するためにシリコーン系などの防霧剤が配合されてい
る。しかしながら、これらの配合剤の効果は1シーズン
位しかなく、効果がより長期間にわたって持続しうる被
覆材が強く要望されている。また、これらの配合剤を多
量に配合する試みもなされているが、これは保管中にブ
リードアウトし透明性がそこなわれやすいという欠点が
ある。
スなどに展張して使用する際の内面の曇りを防止し、日
光の透過性を高めるために、種々の防曇剤が配合されて
いる。さらに、これに加えて朝夕などに発生する霧を防
止するためにシリコーン系などの防霧剤が配合されてい
る。しかしながら、これらの配合剤の効果は1シーズン
位しかなく、効果がより長期間にわたって持続しうる被
覆材が強く要望されている。また、これらの配合剤を多
量に配合する試みもなされているが、これは保管中にブ
リードアウトし透明性がそこなわれやすいという欠点が
ある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の農業用合成樹脂被覆材のもつ欠点を克服し、防曇
性、防霧性の持続性を向上させ、長期間にわたってブリ
ードアウトがなく、透明性が良好である新規な農業用合
成樹脂被覆材を提供することを目的としてなされたもの
である。
従来の農業用合成樹脂被覆材のもつ欠点を克服し、防曇
性、防霧性の持続性を向上させ、長期間にわたってブリ
ードアウトがなく、透明性が良好である新規な農業用合
成樹脂被覆材を提供することを目的としてなされたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記の好
ましい性質を有する農業用合成樹脂被覆材を開発すべく
鋭意研究を重ねた結果、合成樹脂に、所定量の防曇剤と
特定の界面活性剤とH型リン酸ジルコニウムを配合する
ことにより、その目的を達成しうることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
ましい性質を有する農業用合成樹脂被覆材を開発すべく
鋭意研究を重ねた結果、合成樹脂に、所定量の防曇剤と
特定の界面活性剤とH型リン酸ジルコニウムを配合する
ことにより、その目的を達成しうることを見出し、この
知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0005】すなわち、本発明は、合成樹脂100重量
部に対し、(A)防曇剤1〜4重量部、(B)フッ素系
界面活性剤又はシリコーン系界面活性剤あるいはその両
方0.01〜1.0重量部及び(C)H型リン酸ジルコ
ニウム1〜20重量部を配合したことを特徴とする農業
用合成樹脂被覆材を提供するものである。
部に対し、(A)防曇剤1〜4重量部、(B)フッ素系
界面活性剤又はシリコーン系界面活性剤あるいはその両
方0.01〜1.0重量部及び(C)H型リン酸ジルコ
ニウム1〜20重量部を配合したことを特徴とする農業
用合成樹脂被覆材を提供するものである。
【0006】本発明の被覆材において基材として用いら
れる合成樹脂については特に制限はなく、従来農業用被
覆材に慣用されているものの中から任意のものを選択し
て用いることができるが、フィルム形成性の熱可塑性樹
脂が好ましい。このような合成樹脂は、塊状重合法、乳
化重合法、懸濁重合法、溶液重合法など常用のいかなる
製造法によって得られたものでもよい。
れる合成樹脂については特に制限はなく、従来農業用被
覆材に慣用されているものの中から任意のものを選択し
て用いることができるが、フィルム形成性の熱可塑性樹
脂が好ましい。このような合成樹脂は、塊状重合法、乳
化重合法、懸濁重合法、溶液重合法など常用のいかなる
製造法によって得られたものでもよい。
【0007】前記熱可塑性樹脂としては、例えば塩化ビ
ニル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルなどの単量体の単独重合体又はこれ
らの相互の共重合体あるいはこれらの単量体の少なくと
も1種と他の共重合可能な単量体(例:酢酸ビニル、塩
化ビニリデンなど)との共重合体、あるいはこれらの重
合体のブレンド物などが挙げられる。これらの中では、
耐候性、光透過性、経済性、強度などの観点から塩化ビ
ニル系樹脂およびオレフィン系樹脂が好適である。
ニル、エチレン、プロピレン、アクリル酸エステル、メ
タクリル酸エステルなどの単量体の単独重合体又はこれ
らの相互の共重合体あるいはこれらの単量体の少なくと
も1種と他の共重合可能な単量体(例:酢酸ビニル、塩
化ビニリデンなど)との共重合体、あるいはこれらの重
合体のブレンド物などが挙げられる。これらの中では、
耐候性、光透過性、経済性、強度などの観点から塩化ビ
ニル系樹脂およびオレフィン系樹脂が好適である。
【0008】この塩化ビニル系樹脂としては、数平均重
合度が約800〜約2500、好ましくは約1000〜
約1800のポリ塩化ビニル又は塩化ビニルを主体とす
る共重合体(例:エチレン‐塩化ビニル共重合体、酢酸
ビニル‐塩化ビニル共重合体)、あるいはこれらポリ塩
化ビニル又は塩化ビニルを主体とする共重合体と他の相
容性の樹脂(例:ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン樹脂、アクリ
ロニトリル‐スチレン‐ブタジエン共重合体樹脂、部分
ケン化ポリビニルアルコールなど)とのブレンド物など
を挙げることができる。
合度が約800〜約2500、好ましくは約1000〜
約1800のポリ塩化ビニル又は塩化ビニルを主体とす
る共重合体(例:エチレン‐塩化ビニル共重合体、酢酸
ビニル‐塩化ビニル共重合体)、あるいはこれらポリ塩
化ビニル又は塩化ビニルを主体とする共重合体と他の相
容性の樹脂(例:ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ア
クリル樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ウレタン樹脂、アクリ
ロニトリル‐スチレン‐ブタジエン共重合体樹脂、部分
ケン化ポリビニルアルコールなど)とのブレンド物など
を挙げることができる。
【0009】また、オレフィン系樹脂としては、α‐オ
レフィンの単独重合体、α‐オレフィンを主体とする異
種単量体との共重合体であり、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン‐プロピレン共重合体、エチ
レン‐ブテン共重合体、エチレン‐酢酸ビニル共重合
体、エチレン‐アクリル酸共重合体及びアイオノマー樹
脂などが挙げられる。これらの中で、低密度ポリエチレ
ン、リニア低密度ポリエチレン、酢酸ビニル単位含有量
が30重量%以下のエチレン‐酢酸ビニル共重合体が好
ましい。
レフィンの単独重合体、α‐オレフィンを主体とする異
種単量体との共重合体であり、例えば、ポリエチレン、
ポリプロピレン、エチレン‐プロピレン共重合体、エチ
レン‐ブテン共重合体、エチレン‐酢酸ビニル共重合
体、エチレン‐アクリル酸共重合体及びアイオノマー樹
脂などが挙げられる。これらの中で、低密度ポリエチレ
ン、リニア低密度ポリエチレン、酢酸ビニル単位含有量
が30重量%以下のエチレン‐酢酸ビニル共重合体が好
ましい。
【0010】本発明の被覆材においては、前記合成樹脂
に対し、(A)成分として防曇剤が、(B)成分として
フッ素系界面活性剤又はシリコーン系界面活性剤あるい
はその両方が、(C)成分としてH型リン酸ジルコニウ
ムがそれぞれ配合される。
に対し、(A)成分として防曇剤が、(B)成分として
フッ素系界面活性剤又はシリコーン系界面活性剤あるい
はその両方が、(C)成分としてH型リン酸ジルコニウ
ムがそれぞれ配合される。
【0011】前記(A)成分の防曇剤については特に制
限はないが、多価アルコールと高級脂肪酸類とから成る
多価アルコール部分エステル系のものが好適である。こ
のような防曇剤の具体例としては、非イオン性界面活性
剤、例えばソルビタンモノステアレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノベヘネート、ソルビタ
ンとアルキレングリコールの縮合物と脂肪酸とのエステ
ルなどのソルビタン系界面活性剤やグリセリンモノパル
ミテート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモ
ノラウレート、ジグリセリンモノパルミテートなどのグ
リセリン系界面活性剤やポリエチレングリコールモノス
テアレート、ポリエチレングリコールモノパルミテー
ト、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル
などのポリエチレングリコール系界面活性剤やその他ト
リメチロールプロパンモノステアレートなどのトリメチ
ロールプロパン系界面活性剤やペンタエリスリトールモ
ノパルミテート、ペンタエリスリトールモノステアレー
トなどのペンタエリスリトール系界面活性剤やそれらの
異性体を含むものなどを挙げることができる。これらの
防曇剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
限はないが、多価アルコールと高級脂肪酸類とから成る
多価アルコール部分エステル系のものが好適である。こ
のような防曇剤の具体例としては、非イオン性界面活性
剤、例えばソルビタンモノステアレート、ソルビタンモ
ノパルミテート、ソルビタンモノベヘネート、ソルビタ
ンとアルキレングリコールの縮合物と脂肪酸とのエステ
ルなどのソルビタン系界面活性剤やグリセリンモノパル
ミテート、グリセリンモノステアレート、グリセリンモ
ノラウレート、ジグリセリンモノパルミテートなどのグ
リセリン系界面活性剤やポリエチレングリコールモノス
テアレート、ポリエチレングリコールモノパルミテー
ト、ポリエチレングリコールアルキルフェニルエーテル
などのポリエチレングリコール系界面活性剤やその他ト
リメチロールプロパンモノステアレートなどのトリメチ
ロールプロパン系界面活性剤やペンタエリスリトールモ
ノパルミテート、ペンタエリスリトールモノステアレー
トなどのペンタエリスリトール系界面活性剤やそれらの
異性体を含むものなどを挙げることができる。これらの
防曇剤はそれぞれ単独で用いてもよいし、2種以上を組
み合わせて用いてもよい。
【0012】前記(B)成分のフッ素系界面活性剤及び
シリコーン系界面活性剤は、防霧剤として作用するもの
であって、フッ素系界面活性剤としては、例えばパーフ
ロロアルキル基又はパーフロロアルケニル基を含有する
高分子、あるいは低分子の界面活性剤などが挙げられ、
一般に、少なくとも0.001重量%、好ましくは少な
くとも0.01重量%の水中溶解度を有し、25℃にお
いて水の表面張力を35dyn/cm以下、好ましくは
30dyn/cm以下に低下させる能力を有するものが
好ましい。また、パーフロロアルキル基は、その炭素鎖
中に酸素原子が介在してもよい。市販のフッ素系界面活
性剤としては、例えばユニダインDS‐401、ユニダ
インDS‐403、ユニダインDS‐451(以上、ダ
イキン工業社製)、メガファックF‐142D、メガフ
ァックF‐177(以上、大日本インキ化学工業社
製)、フロラードFC‐170、フロラードFC‐17
6、フロラードFC‐430(以上、住友スリーエム社
製)、サーフロンS‐141、サーフロンS‐145、
サーフロンS‐381、サーフロンS‐382、サーフ
ロンS‐393(以上、旭硝子社製)などが挙げられ
る。
シリコーン系界面活性剤は、防霧剤として作用するもの
であって、フッ素系界面活性剤としては、例えばパーフ
ロロアルキル基又はパーフロロアルケニル基を含有する
高分子、あるいは低分子の界面活性剤などが挙げられ、
一般に、少なくとも0.001重量%、好ましくは少な
くとも0.01重量%の水中溶解度を有し、25℃にお
いて水の表面張力を35dyn/cm以下、好ましくは
30dyn/cm以下に低下させる能力を有するものが
好ましい。また、パーフロロアルキル基は、その炭素鎖
中に酸素原子が介在してもよい。市販のフッ素系界面活
性剤としては、例えばユニダインDS‐401、ユニダ
インDS‐403、ユニダインDS‐451(以上、ダ
イキン工業社製)、メガファックF‐142D、メガフ
ァックF‐177(以上、大日本インキ化学工業社
製)、フロラードFC‐170、フロラードFC‐17
6、フロラードFC‐430(以上、住友スリーエム社
製)、サーフロンS‐141、サーフロンS‐145、
サーフロンS‐381、サーフロンS‐382、サーフ
ロンS‐393(以上、旭硝子社製)などが挙げられ
る。
【0013】また、シリコーン系界面活性剤としては、
例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル、カルボキ
シル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコー
ンオイル、アミノ変性シリコーンオイルなどが挙げら
れ、一般に、少なくとも0.01重量%、好ましくは少
なくとも0.1重量%の水中溶解度を有し、25℃にお
いて水の表面張力を35dyn/cm以下、好ましくは
30dyn/cm以下に低下させる能力を有するものが
好ましい。市販のシリコーン系界面活性剤としては、例
えばKF‐354(信越化学社製)、SH‐3746
(東レ・ダウコーニング社製)、TSF‐4445(東
芝シリコーン社製)などが挙げられる。
例えば、ポリエーテル変性シリコーンオイル、カルボキ
シル変性シリコーンオイル、カルビノール変性シリコー
ンオイル、アミノ変性シリコーンオイルなどが挙げら
れ、一般に、少なくとも0.01重量%、好ましくは少
なくとも0.1重量%の水中溶解度を有し、25℃にお
いて水の表面張力を35dyn/cm以下、好ましくは
30dyn/cm以下に低下させる能力を有するものが
好ましい。市販のシリコーン系界面活性剤としては、例
えばKF‐354(信越化学社製)、SH‐3746
(東レ・ダウコーニング社製)、TSF‐4445(東
芝シリコーン社製)などが挙げられる。
【0014】本発明においては、この(B)成分とし
て、フッ素系界面活性剤を単独で用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよく、またシリコーン系界
面活性剤を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。あるいはフッ素系界面活性剤1種以
上とシリコーン系界面活性剤1種以上とを併用してもよ
い。
て、フッ素系界面活性剤を単独で用いてもよいし、2種
以上を組み合わせて用いてもよく、またシリコーン系界
面活性剤を単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わ
せて用いてもよい。あるいはフッ素系界面活性剤1種以
上とシリコーン系界面活性剤1種以上とを併用してもよ
い。
【0015】本発明の被覆材において、(C)成分とし
て用いられるH型リン酸ジルコニウムは、水素イオン型
のリン酸ジルコニウムであって、ジルコニウムとリン原
子の高い原子価のために、組合せにより種々の化合物が
あり、例えば非晶質リン酸ジルコニウム、非晶質ケイリ
ン酸ジルコニウム、非晶質ポリリン酸ジルコニウム、結
晶質リン酸ジルコニウムなどがある。これらのH型リン
酸ジルコニウムは層状構造や多孔質構造を有しており、
本発明においてはいずれのものも用いることができる。
て用いられるH型リン酸ジルコニウムは、水素イオン型
のリン酸ジルコニウムであって、ジルコニウムとリン原
子の高い原子価のために、組合せにより種々の化合物が
あり、例えば非晶質リン酸ジルコニウム、非晶質ケイリ
ン酸ジルコニウム、非晶質ポリリン酸ジルコニウム、結
晶質リン酸ジルコニウムなどがある。これらのH型リン
酸ジルコニウムは層状構造や多孔質構造を有しており、
本発明においてはいずれのものも用いることができる。
【0016】前記非晶質リン酸ジルコニウムは、例えば
ジルコン鉱石を水酸化ナトリウムで溶融分解して得られ
たケイジルコン酸ナトリウムに塩酸などの鉱酸を加えて
ケイ酸を分離し、塩化ジルコニウム溶液を調製したの
ち、これにリン酸溶液を加えて生成したゲルをろ過、水
洗、乾燥することにより、製造することができる。この
非晶質リン酸ジルコニウムはP/Zrのモル比が、通常
1.0〜2.0で、多孔質構造を有している。
ジルコン鉱石を水酸化ナトリウムで溶融分解して得られ
たケイジルコン酸ナトリウムに塩酸などの鉱酸を加えて
ケイ酸を分離し、塩化ジルコニウム溶液を調製したの
ち、これにリン酸溶液を加えて生成したゲルをろ過、水
洗、乾燥することにより、製造することができる。この
非晶質リン酸ジルコニウムはP/Zrのモル比が、通常
1.0〜2.0で、多孔質構造を有している。
【0017】非晶質ケイリン酸ジルコニウムは、例えば
前記のようにして得られた塩化ジルコニウム溶液に、ケ
イ酸ナトリウム、リン酸のそれぞれの溶液を混合し、ゲ
ルを生成させ、ろ過、水洗、乾燥させることにより、製
造することができる。この非晶質ケイリン酸ジルコニウ
ムは、ミクロな細孔でかなり方向性をもった層状構造に
近いゲルである。
前記のようにして得られた塩化ジルコニウム溶液に、ケ
イ酸ナトリウム、リン酸のそれぞれの溶液を混合し、ゲ
ルを生成させ、ろ過、水洗、乾燥させることにより、製
造することができる。この非晶質ケイリン酸ジルコニウ
ムは、ミクロな細孔でかなり方向性をもった層状構造に
近いゲルである。
【0018】非晶質ポリリン酸ジルコニウムは、非晶質
リン酸ジルコニウムの場合と同様にして、塩化ジルコニ
ウム溶液を調製したのち、これにトリポリリン酸やヘキ
サメタリン酸などのポリリン酸溶液を加えることによ
り、製造することができる。この非晶質ポリリン酸ジル
コニウムは、P/Zrモル比が2.0以上の細孔径の大
きな層状構造に近いゲルである。
リン酸ジルコニウムの場合と同様にして、塩化ジルコニ
ウム溶液を調製したのち、これにトリポリリン酸やヘキ
サメタリン酸などのポリリン酸溶液を加えることによ
り、製造することができる。この非晶質ポリリン酸ジル
コニウムは、P/Zrモル比が2.0以上の細孔径の大
きな層状構造に近いゲルである。
【0019】一方、結晶質リン酸ジルコニウムは、ジル
コニウム化合物の水溶液にリン酸溶液を加え、その混合
液を加圧することにより、製造することができる。この
結晶質リン酸ジルコニウムはα形、β形、γ形などの種
々のものがあり、板状の高分子がたがいに積み重なって
層状構造を形成している。
コニウム化合物の水溶液にリン酸溶液を加え、その混合
液を加圧することにより、製造することができる。この
結晶質リン酸ジルコニウムはα形、β形、γ形などの種
々のものがあり、板状の高分子がたがいに積み重なって
層状構造を形成している。
【0020】本発明においては、これらのH型リン酸ジ
ルコニウムは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
ルコニウムは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合
わせて用いてもよい。
【0021】本発明の被覆材においては、各配合成分の
使用割合は、その種類や、併用される他成分の種類や、
合成樹脂の種類などに応じて変えることができるが、合
成樹脂100重量部に対し、(A)成分は1〜4重量
部、好ましくは1.5〜2重量部、(B)成分は0.0
1〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.3重量
部、(C)成分は1〜20重量部、好ましくは5〜10
重量部の範囲でそれぞれ選ばれる。(A)成分の割合が
少なすぎると防曇性の十分な持続が得られないし、また
多すぎても透明性をそこなう。また、(B)成分の割合
が少なすぎると防霧効果が十分でないし、また多すぎて
も高周波接着性やヒートシール性が良好でなくなる。ま
た、(C)成分の割合が少なすぎると防曇、防霧の持続
効果が不足するし、また多すぎてもフィルムの引張強
度、引裂強度が低下する。
使用割合は、その種類や、併用される他成分の種類や、
合成樹脂の種類などに応じて変えることができるが、合
成樹脂100重量部に対し、(A)成分は1〜4重量
部、好ましくは1.5〜2重量部、(B)成分は0.0
1〜1.0重量部、好ましくは0.05〜0.3重量
部、(C)成分は1〜20重量部、好ましくは5〜10
重量部の範囲でそれぞれ選ばれる。(A)成分の割合が
少なすぎると防曇性の十分な持続が得られないし、また
多すぎても透明性をそこなう。また、(B)成分の割合
が少なすぎると防霧効果が十分でないし、また多すぎて
も高周波接着性やヒートシール性が良好でなくなる。ま
た、(C)成分の割合が少なすぎると防曇、防霧の持続
効果が不足するし、また多すぎてもフィルムの引張強
度、引裂強度が低下する。
【0022】本発明の被覆材には、必要に応じ、合成樹
脂に通常用いられる可塑剤、充てん剤、安定剤などの添
加成分を配合することができる。この可塑剤としては、
例えばジブチルフタレート、ジ‐n‐オクチルフタレー
ト、ジ‐2‐エチルヘキシルフタレート、ジイソデシル
フタレート、ジイソノニルフタレート、ジウンデシルフ
タレート、トリオクチルトリメリテート、トリイソオク
チルトリメリテートなどの芳香族多塩基酸のアルキルエ
ステル、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、
ジイソノニルアジペート、ジブチルアゼレート、ジオク
チルアゼレート、ジイソノニルアゼレートなどの脂肪族
多塩基酸のアルキルエステル、トリクレジルホスフェー
ト、トリキシレニルホスフェートなどのリン酸エステ
ル、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸
などの多価カルボン酸とエチレングリコール、1,2‐
プロピレングリコール、1,2‐ブチレングリコール、
1,3‐ブチレングリコール、1,4‐ブチレングリコ
ールなどの多価アルコールとの分子量600〜8000
程度の重縮合体の末端を、一価アルコール又は一価カル
ボン酸で封鎖したものなどのポリエステル系可塑剤、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化トー
ル油脂肪酸‐2‐エチルヘキシルなどのエポキシ系可塑
剤、塩素化パラフィンなどが挙げられる。これらの中で
ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、エポキ
シ化大豆油が好適である。
脂に通常用いられる可塑剤、充てん剤、安定剤などの添
加成分を配合することができる。この可塑剤としては、
例えばジブチルフタレート、ジ‐n‐オクチルフタレー
ト、ジ‐2‐エチルヘキシルフタレート、ジイソデシル
フタレート、ジイソノニルフタレート、ジウンデシルフ
タレート、トリオクチルトリメリテート、トリイソオク
チルトリメリテートなどの芳香族多塩基酸のアルキルエ
ステル、ジブチルアジペート、ジオクチルアジペート、
ジイソノニルアジペート、ジブチルアゼレート、ジオク
チルアゼレート、ジイソノニルアゼレートなどの脂肪族
多塩基酸のアルキルエステル、トリクレジルホスフェー
ト、トリキシレニルホスフェートなどのリン酸エステ
ル、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン酸、フタル酸
などの多価カルボン酸とエチレングリコール、1,2‐
プロピレングリコール、1,2‐ブチレングリコール、
1,3‐ブチレングリコール、1,4‐ブチレングリコ
ールなどの多価アルコールとの分子量600〜8000
程度の重縮合体の末端を、一価アルコール又は一価カル
ボン酸で封鎖したものなどのポリエステル系可塑剤、エ
ポキシ化大豆油、エポキシ化アマニ油、エポキシ化トー
ル油脂肪酸‐2‐エチルヘキシルなどのエポキシ系可塑
剤、塩素化パラフィンなどが挙げられる。これらの中で
ジオクチルフタレート、ジオクチルアジペート、エポキ
シ化大豆油が好適である。
【0023】これらの可塑剤はそれぞれ単独で用いても
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、またそ
の配合量は、例えば塩化ビニル系樹脂の場合、その10
0重量部に対し、通常30〜70重量部、好ましくは4
0〜60重量部の範囲で選ばれ、配合量が30重量部未
満では可塑剤効果が十分に発揮されないし、70重量部
を超えるとフィルムの機械的性質が低下するとともに成
形しにくくなる傾向がみられる。
よいし、2種以上を組み合わせて用いてもよく、またそ
の配合量は、例えば塩化ビニル系樹脂の場合、その10
0重量部に対し、通常30〜70重量部、好ましくは4
0〜60重量部の範囲で選ばれ、配合量が30重量部未
満では可塑剤効果が十分に発揮されないし、70重量部
を超えるとフィルムの機械的性質が低下するとともに成
形しにくくなる傾向がみられる。
【0024】また、充てん剤としては、フィルムのベタ
ツキを抑制するために、あるいは保温性をさらに高める
ために、例えばシリカ、タルク、水酸化アルミニウム、
ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、カオリン
クレー、マイカ、アルミナ、炭酸マグネシウム、アルミ
ン酸ナトリウム、導電性酸化亜鉛、リン酸リチウムなど
が用いられる。これらの充てん剤は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
ツキを抑制するために、あるいは保温性をさらに高める
ために、例えばシリカ、タルク、水酸化アルミニウム、
ハイドロタルサイト、硫酸カルシウム、ケイ酸カルシウ
ム、水酸化カルシウム、水酸化マグネシウム、カオリン
クレー、マイカ、アルミナ、炭酸マグネシウム、アルミ
ン酸ナトリウム、導電性酸化亜鉛、リン酸リチウムなど
が用いられる。これらの充てん剤は1種用いてもよい
し、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
【0025】その他添加成分としては、一般に滑剤、熱
安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、粘着防止剤、帯電
防止剤、着色剤などが挙げられる。滑剤又は熱安定剤と
しては、例えば金属石ケン系、鉛系、Ba‐Zn系、C
a‐Zn系、Ca‐Zn‐Ba系、Ba‐Mg‐Al系
のもの、ポリエチレンワックス、ステアリン酸、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カル
シウム、リシノール酸バリウム、有機亜リン酸エステル
のようなキレーター、エポキシ樹脂、ステアリン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレン
ビスステアロアミドなどの脂肪酸アミドや、固体状の高
級アルコール、グリセリン脂肪酸エステルなどが挙げら
れる。
安定剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、粘着防止剤、帯電
防止剤、着色剤などが挙げられる。滑剤又は熱安定剤と
しては、例えば金属石ケン系、鉛系、Ba‐Zn系、C
a‐Zn系、Ca‐Zn‐Ba系、Ba‐Mg‐Al系
のもの、ポリエチレンワックス、ステアリン酸、ステア
リン酸亜鉛、ステアリン酸バリウム、ステアリン酸カル
シウム、リシノール酸バリウム、有機亜リン酸エステル
のようなキレーター、エポキシ樹脂、ステアリン酸アミ
ド、パルミチン酸アミド、オレイン酸アミド、エチレン
ビスステアロアミドなどの脂肪酸アミドや、固体状の高
級アルコール、グリセリン脂肪酸エステルなどが挙げら
れる。
【0026】紫外線吸収剤としては、例えばベンゾトリ
アゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系のものな
どが用いられる。ベンゾトリアゾール系のものとして
は、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′,5′‐ジ‐ter
t‐ブチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾー
ル、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐tert‐ブチル
‐5′‐メチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾ
ール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐tert‐アミ
ル‐5′‐イソブチルフェニル)‐5‐クロロベンゾト
リアゾール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐イソブチ
ル‐5′‐メチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリア
ゾール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐イソブチル‐
5′‐プロピルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾ
ール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′,5′‐ジ‐te
rt‐ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2‐
(2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2‐[2′‐ヒドロキシ‐5′‐(1,
1,3,3‐テトラメチル)フェニル]ベンゾトリアゾ
ールなどが挙げられる。
アゾール系、ベンゾフェノン系、サリチル酸系のものな
どが用いられる。ベンゾトリアゾール系のものとして
は、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′,5′‐ジ‐ter
t‐ブチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾー
ル、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐tert‐ブチル
‐5′‐メチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾ
ール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐tert‐アミ
ル‐5′‐イソブチルフェニル)‐5‐クロロベンゾト
リアゾール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐イソブチ
ル‐5′‐メチルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリア
ゾール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′‐イソブチル‐
5′‐プロピルフェニル)‐5‐クロロベンゾトリアゾ
ール、2‐(2′‐ヒドロキシ‐3′,5′‐ジ‐te
rt‐ブチルフェニル)ベンゾトリアゾール、2‐
(2′‐ヒドロキシ‐5′‐メチルフェニル)ベンゾト
リアゾール、2‐[2′‐ヒドロキシ‐5′‐(1,
1,3,3‐テトラメチル)フェニル]ベンゾトリアゾ
ールなどが挙げられる。
【0027】また、ベンゾフェノン系のものとしては、
2,2′‐ジヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾフェノ
ン、2,2′‐ジヒドロキシ‐4,4′‐ジメトキシベ
ンゾフェノン、2,2′,4,4′‐テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン、2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾ
フェノン、2,4‐ジヒドロキシベンゾフェノン、2‐
ヒドロキシ‐4‐オクトキシベンゾフェノンなどが挙げ
られる。また、サリチル酸系のものとしては、フェニル
サリチレート、パラオクチルフェニルサリチレートなど
が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は単独で又は2種
以上を組み合わせて使用することができるが、特にベン
ゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系のものが好まし
い。
2,2′‐ジヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾフェノ
ン、2,2′‐ジヒドロキシ‐4,4′‐ジメトキシベ
ンゾフェノン、2,2′,4,4′‐テトラヒドロキシ
ベンゾフェノン、2‐ヒドロキシ‐4‐メトキシベンゾ
フェノン、2,4‐ジヒドロキシベンゾフェノン、2‐
ヒドロキシ‐4‐オクトキシベンゾフェノンなどが挙げ
られる。また、サリチル酸系のものとしては、フェニル
サリチレート、パラオクチルフェニルサリチレートなど
が挙げられる。これらの紫外線吸収剤は単独で又は2種
以上を組み合わせて使用することができるが、特にベン
ゾトリアゾール系、ベンゾフェノン系のものが好まし
い。
【0028】本発明の農業用被覆材は、合成樹脂成分と
各種配合成分とをそれぞれ所定の割合で用い、リボンブ
レンダー、バンバリミキサー、ヘンシェルミキサー、ス
ーパーミキサー、単軸又は二軸押出機、ロールなどの配
合機や混練機を用いて均質に配合し、樹脂配合物を調製
したのち、公知の方法、例えばカレンダー法、押出成形
法、溶液流延法などによりフィルム状などに成形するこ
とにより、作成することができる。
各種配合成分とをそれぞれ所定の割合で用い、リボンブ
レンダー、バンバリミキサー、ヘンシェルミキサー、ス
ーパーミキサー、単軸又は二軸押出機、ロールなどの配
合機や混練機を用いて均質に配合し、樹脂配合物を調製
したのち、公知の方法、例えばカレンダー法、押出成形
法、溶液流延法などによりフィルム状などに成形するこ
とにより、作成することができる。
【0029】フィルムとした場合、その厚さは、あまり
薄いと強度が不十分となるので好ましくなく、逆に厚す
ぎるとフィルム化作業その他に不便をきたすので、一般
には0.03〜0.3mm、好ましくは0.05〜0.
2mmの範囲とするのが適当である。
薄いと強度が不十分となるので好ましくなく、逆に厚す
ぎるとフィルム化作業その他に不便をきたすので、一般
には0.03〜0.3mm、好ましくは0.05〜0.
2mmの範囲とするのが適当である。
【0030】本発明の被覆材は、その外表面側に防塵塗
料からなる防塵層を設けたり、内表面側に防曇塗料から
なる防曇層を設けることができる。また、本発明の農業
用被覆材は、2層或いは3層からなる積層フィルムであ
ってもよく、特に3層の積層フィルムでは、中間層のみ
に(C)成分を配合した合成樹脂組成物を用いるのが好
ましい。
料からなる防塵層を設けたり、内表面側に防曇塗料から
なる防曇層を設けることができる。また、本発明の農業
用被覆材は、2層或いは3層からなる積層フィルムであ
ってもよく、特に3層の積層フィルムでは、中間層のみ
に(C)成分を配合した合成樹脂組成物を用いるのが好
ましい。
【0031】
【発明の効果】本発明の農業用樹脂被覆材は、防曇性、
防霧性の持続性を向上させ、長期間にわたってブリード
アウトがなく、透明性が良好であるので、ハウス用やト
ンネル栽培用などに好適に用いられる。
防霧性の持続性を向上させ、長期間にわたってブリード
アウトがなく、透明性が良好であるので、ハウス用やト
ンネル栽培用などに好適に用いられる。
【0032】
【実施例】次に、実施例により本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各フィルム試料の特性を次の試
験方法あるいは評価基準で判定した。
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。なお、各フィルム試料の特性を次の試
験方法あるいは評価基準で判定した。
【0033】(1)防曇性及び防霧性 埼玉県上尾市のばく露場において、平成5年 月にフ
ィルム試料を床面積50cm×300cm、高さ70c
m、天井が斜面のミニハウスに展張し、平成6年 月
までばく露し、フィルム試料の防曇性はフィルムに水滴
が付着する有滴化部分の面積を、防霧性は朝夕フィルム
の内面から発生する霧の程度を目視観察し、次の基準で
評価した。 (イ)防曇性 ◎:有滴化した箇所がない ○:全体の10%を超えない範囲で有滴化している △:全体の10〜50%の範囲で有滴化している ×:全体の50%を超える範囲で有滴化している (ロ)防霧性 −:霧発生が認められない +:わずかに霧が発生している ++:やや霧が発生している +++:かなり霧が発生している
ィルム試料を床面積50cm×300cm、高さ70c
m、天井が斜面のミニハウスに展張し、平成6年 月
までばく露し、フィルム試料の防曇性はフィルムに水滴
が付着する有滴化部分の面積を、防霧性は朝夕フィルム
の内面から発生する霧の程度を目視観察し、次の基準で
評価した。 (イ)防曇性 ◎:有滴化した箇所がない ○:全体の10%を超えない範囲で有滴化している △:全体の10〜50%の範囲で有滴化している ×:全体の50%を超える範囲で有滴化している (ロ)防霧性 −:霧発生が認められない +:わずかに霧が発生している ++:やや霧が発生している +++:かなり霧が発生している
【0034】(2)ブリードアウト性 23℃の恒温室にフィルム試料を保管し、ヘーズメータ
ーでヘイズ値を求め、次の基準で評価した。 ○:ヘイズ値15%未満 △:ヘイズ値15〜30% ×:ヘイズ値30%超
ーでヘイズ値を求め、次の基準で評価した。 ○:ヘイズ値15%未満 △:ヘイズ値15〜30% ×:ヘイズ値30%超
【0035】実施例1 酢酸ビニル含有量15重量%、MI1.5g/10分の
エチレン‐酢酸ビニル共重合体(日本ユニカー社製)1
00重量部に、Irganox 1010(商品名、チ
バガイギー社製抗酸化剤)0.1重量部、Seesor
b 102(商品名、シプロ化成社製紫外線吸収剤)
0.1重量部、Chibasorb 944(商品名、
チバガイギー社製光安定剤)0.1重量部、PA‐55
26(商品名、丸菱油化社製防曇剤)1.5重量部、D
S‐403(商品名、ダイキン社製フッ素系界面活性
剤)0.1重量部及びZSP‐300(商品名、第一稀
元素社製リン酸ジルコニウム)5.0重量部を配合した
のち、ヘンシェルミキサーで撹拌混練し、得られた混練
物を2軸押出機に供給して加工温度150℃でペレット
を作成した。このペレットをインフレーション成形を行
って、幅500mm、厚さ0.1mmのフィルムを得た
(ダイス75mmφ、押出し温度160℃)。
エチレン‐酢酸ビニル共重合体(日本ユニカー社製)1
00重量部に、Irganox 1010(商品名、チ
バガイギー社製抗酸化剤)0.1重量部、Seesor
b 102(商品名、シプロ化成社製紫外線吸収剤)
0.1重量部、Chibasorb 944(商品名、
チバガイギー社製光安定剤)0.1重量部、PA‐55
26(商品名、丸菱油化社製防曇剤)1.5重量部、D
S‐403(商品名、ダイキン社製フッ素系界面活性
剤)0.1重量部及びZSP‐300(商品名、第一稀
元素社製リン酸ジルコニウム)5.0重量部を配合した
のち、ヘンシェルミキサーで撹拌混練し、得られた混練
物を2軸押出機に供給して加工温度150℃でペレット
を作成した。このペレットをインフレーション成形を行
って、幅500mm、厚さ0.1mmのフィルムを得た
(ダイス75mmφ、押出し温度160℃)。
【0036】実施例2 実施例1において、ZSP‐300の代わりに、ZSP
‐310(商品名、第一稀元素社製リン酸ジルコニウ
ム)を用いた以外は、実施例1と同様にして同サイズの
フィルムを得た。
‐310(商品名、第一稀元素社製リン酸ジルコニウ
ム)を用いた以外は、実施例1と同様にして同サイズの
フィルムを得た。
【0037】比較例1 実施例1において、ZSP‐300を用いなかったこと
以外は、実施例1と同様にして同サイズのフィルムを得
た。
以外は、実施例1と同様にして同サイズのフィルムを得
た。
【0038】実施例3 MI=2.5g/10分の低密度ポリエチレン(日本ユ
ニカー社製)100重量部に対し、Irganox 1
010(商品名、チバガイギー社製抗酸化剤)0.1重
量部、Visorb 510(商品名、共同薬品社製紫
外線吸収剤)0.1重量部、Mark LA‐63(商
品名、旭電化社製光安定剤)0.1重量部、リケマール
AF‐82(商品名、理研ビタミン社製防曇剤)1.
5重量部、KF‐354(商品名、信越化学社製シリコ
ーン系界面活性剤)0.3重量部及びZSP‐300
(商品名、第一稀元素社製リン酸ジルコニウム)1.0
重量部を配合し、実施例1と同様にして幅500mm、
厚さ0.1mmのフィルムを得た。
ニカー社製)100重量部に対し、Irganox 1
010(商品名、チバガイギー社製抗酸化剤)0.1重
量部、Visorb 510(商品名、共同薬品社製紫
外線吸収剤)0.1重量部、Mark LA‐63(商
品名、旭電化社製光安定剤)0.1重量部、リケマール
AF‐82(商品名、理研ビタミン社製防曇剤)1.
5重量部、KF‐354(商品名、信越化学社製シリコ
ーン系界面活性剤)0.3重量部及びZSP‐300
(商品名、第一稀元素社製リン酸ジルコニウム)1.0
重量部を配合し、実施例1と同様にして幅500mm、
厚さ0.1mmのフィルムを得た。
【0039】実施例4 実施例3において、ZSP‐300 1.0gの変わり
にZSP‐300 10gを用いた以外は、実施例3と
同様にして同サイズのフィルムを得た。
にZSP‐300 10gを用いた以外は、実施例3と
同様にして同サイズのフィルムを得た。
【0040】比較例2 実施例3において、ZSP‐300を用いなかったこと
以外は、実施例3と同様にして同サイズのフィルムを得
た。
以外は、実施例3と同様にして同サイズのフィルムを得
た。
【0041】実施例5 平均重合度1300のポリ塩化ビニル(日本ゼオン社製
Geon 102EP)100重量部に対し、ジオクチ
ルフタレート45重量部、トリクレジルホスフェート5
重量部、Ba/Zn系安定剤2.0重量部、Seeso
rb 102(商品名、シプロ化成社製紫外線吸収剤)
0.2重量部、エチレンビスステアロアミド0.3重量
部、ソルビタンモノパルミテート(防曇剤)1.7重量
部、DS‐401(商品名、ダイキン社製フッ素系界面
活性剤)0.1重量部及びZSP‐310(商品名、第
一稀元素社製リン酸ジルコニウム)5.0重量部を配合
し、ヘンシェルミキサーで撹拌混練したのち、得られた
混練物を8インチ径の2本ロールに供給し、加工温度1
80℃で、幅20mm、厚さ0.1mmのフィルムを得
た。
Geon 102EP)100重量部に対し、ジオクチ
ルフタレート45重量部、トリクレジルホスフェート5
重量部、Ba/Zn系安定剤2.0重量部、Seeso
rb 102(商品名、シプロ化成社製紫外線吸収剤)
0.2重量部、エチレンビスステアロアミド0.3重量
部、ソルビタンモノパルミテート(防曇剤)1.7重量
部、DS‐401(商品名、ダイキン社製フッ素系界面
活性剤)0.1重量部及びZSP‐310(商品名、第
一稀元素社製リン酸ジルコニウム)5.0重量部を配合
し、ヘンシェルミキサーで撹拌混練したのち、得られた
混練物を8インチ径の2本ロールに供給し、加工温度1
80℃で、幅20mm、厚さ0.1mmのフィルムを得
た。
【0042】比較例3 実施例5において、ZSP‐310を用いなかったこと
以外は、実施例5と同様にして同サイズのフィルムを得
た。各実施例及び比較例のフィルム試料について物性を
評価した。その結果を表1に示す。
以外は、実施例5と同様にして同サイズのフィルムを得
た。各実施例及び比較例のフィルム試料について物性を
評価した。その結果を表1に示す。
【0043】
【表1】
【0044】これより、比較例のフィルム試料について
は、早いもので展張してから2か月経過すると有滴化が
起こり、3か月経過するとわずかに霧が生じ、ヘイズ値
も上がってくるし、良好なものでも4か月経過すると有
滴化が起こり、6か月経過すると霧が生じてヘイズ値も
上がってくるのに対し、本発明のフィルムはいずれもす
べての特性において優れていることが分る。
は、早いもので展張してから2か月経過すると有滴化が
起こり、3か月経過するとわずかに霧が生じ、ヘイズ値
も上がってくるし、良好なものでも4か月経過すると有
滴化が起こり、6か月経過すると霧が生じてヘイズ値も
上がってくるのに対し、本発明のフィルムはいずれもす
べての特性において優れていることが分る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // B32B 27/18 C 9349−4F Z 9349−4F
Claims (3)
- 【請求項1】 合成樹脂100重量部に対し、(A)防
曇剤1〜4重量部、(B)フッ素系界面活性剤又はシリ
コーン系界面活性剤あるいはその両方0.01〜1.0
重量部及び(C)H型リン酸ジルコニウム1〜20重量
部を配合したことを特徴とする農業用合成樹脂被覆材。 - 【請求項2】 (C)成分のH型リン酸ジルコニウムが
層状構造を有するものである請求項1記載の農業用合成
樹脂被覆材。 - 【請求項3】 (C)成分のH型リン酸ジルコニウムが
多孔質構造を有するものである請求項1記載の農業用合
成樹脂被覆材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20320694A JPH0867774A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 農業用合成樹脂被覆材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20320694A JPH0867774A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 農業用合成樹脂被覆材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0867774A true JPH0867774A (ja) | 1996-03-12 |
Family
ID=16470229
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20320694A Pending JPH0867774A (ja) | 1994-08-29 | 1994-08-29 | 農業用合成樹脂被覆材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0867774A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990082936A (ko) * | 1998-04-07 | 1999-11-25 | 이치노미야 가쓰히로 | 농업용 피복 필름 |
| WO2018061859A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 日本ゼオン株式会社 | 塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、及び積層体 |
| CN115926295A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-04-07 | 深圳南科新材科技有限公司 | 一种防雾清洁热缩膜及其制备方法和应用 |
-
1994
- 1994-08-29 JP JP20320694A patent/JPH0867774A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR19990082936A (ko) * | 1998-04-07 | 1999-11-25 | 이치노미야 가쓰히로 | 농업용 피복 필름 |
| WO2018061859A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2018-04-05 | 日本ゼオン株式会社 | 塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、及び積層体 |
| JPWO2018061859A1 (ja) * | 2016-09-28 | 2019-07-04 | 日本ゼオン株式会社 | 塩化ビニル樹脂組成物、塩化ビニル樹脂成形体、及び積層体 |
| US11008450B2 (en) | 2016-09-28 | 2021-05-18 | Zeon Corporation | Vinyl chloride resin composition, vinyl chloride resin molded product, and laminate |
| CN115926295A (zh) * | 2022-12-30 | 2023-04-07 | 深圳南科新材科技有限公司 | 一种防雾清洁热缩膜及其制备方法和应用 |
| CN115926295B (zh) * | 2022-12-30 | 2025-01-14 | 深圳南科新材科技有限公司 | 一种防雾清洁热缩膜及其制备方法和应用 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JPH0890732A (ja) | 農業用ポリオレフィン系樹脂フィルム | |
| JP2003064233A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム及び塩化ビニル系樹脂組成物 | |
| JPH0867774A (ja) | 農業用合成樹脂被覆材 | |
| US5077331A (en) | Polyvinyl chloride lubricant | |
| JP3463762B2 (ja) | 農業用合成樹脂被覆材 | |
| JPH02263854A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂被覆材 | |
| JPH02263855A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂被覆材 | |
| JP3184766B2 (ja) | 農業用オレフィン系樹脂フイルム | |
| JPS6253543B2 (ja) | ||
| JP3473986B2 (ja) | 農業用オレフィン系樹脂フィルム | |
| JPH1033A (ja) | オレフィン系樹脂被覆資材 | |
| JP2006124502A (ja) | ハロゲン含有樹脂用安定化剤及びハロゲン含有樹脂組成物 | |
| JPH05320412A (ja) | 塩化ビニル系樹脂用改質剤 | |
| JPH09233954A (ja) | 農業用合成樹脂被覆材 | |
| JP2003061485A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム | |
| JP3676500B2 (ja) | 農業用オレフィン系樹脂積層フイルム | |
| JP4053458B2 (ja) | 農業用塩化ビニル樹脂フィルム | |
| JP2659995B2 (ja) | 防曇性塩化ビニル系樹脂フイルム | |
| JPH0912814A (ja) | 塩化ビニル系樹脂組成物 | |
| JP3385578B2 (ja) | 塩化ビニル系樹脂製フィルム | |
| JP2005139216A (ja) | 農業用ビニルフィルムの押出成形用樹脂組成物 | |
| JPH0436124A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂被覆材 | |
| JP3736661B2 (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂フィルム | |
| JP2659995C (ja) | ||
| JPH05320452A (ja) | 農業用塩化ビニル系樹脂フイルム |